JP2011085673A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電器内に存在するオゾン、窒素酸化物等の不純物を迅速に排除できるようにする。
【解決手段】帯電器5の長手方向の一側に、第1ファン53が設けられ、他側に第2ファン54が設けられる。放電時には、第1ファン53の送風方向が第2ファン54の送風方向と同じになるように、第1、2ファン53、54が駆動される。帯電器5内に一側から他側に向かう気流が発生し、放電によって生じた不純物が排除される。放電終了後、第1ファン53の送風方向が放電時の送風方向とは逆にされる。帯電器5内に長手方向の両側に向かう気流が発生し、不純物が長手方向の両側から同時に排除される。
【選択図】図5

Description

本発明は、放電により感光体の表面を帯電させる帯電器を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置は、コピー、プリント、ファクシミリ受信などの処理を実行して、画像を用紙に印刷する。電子写真方式の画像形成装置では、トナー像を担持する感光体を帯電する帯電器を備えている。帯電器は、コロナ放電によって感光体の表面を帯電する。
帯電器において、放電によりオゾンや窒素酸化物といった放電生成物が発生する。また、帯電器の内部や近傍には、トナーや紙粉などが浮遊している。このような不純物が存在していると、オゾンにより感光体が劣化し、画像不良が生じる。さらに、帯電器の電極に不純物が付着すると、放電が阻害されたり、帯電むらが発生して、画像不良が生じる。
そこで、不純物を排除するために、特許文献1には、帯電器を有するドラムユニット内に、発生したオゾンを含む空気を排気する排気ダクトと、新鮮な空気を取り入れる吸気ダクトとを設けることが記載されている。これにより、帯電器内で発生したオゾンを含む空気がドラムユニット側に漏れることがなく、この空気を外部に確実に排出することができる。
特許文献2には、帯電器内に気体を導く吸気ダクト、吸気ダクトに外部からの気体を送り込む吸気ファン、帯電器内から気体を排気するための排気ダクト、排気ダクトから気体を外部に送り出す吸気ファンを備え、吸気ファンの作動により生じる吸気ダクト内の風速が排気ファンの作動により生じる排気ダクト内の風速よりも大きいことが記載されている。これにより、帯電器内に気流が発生し、オゾン、窒素酸化物、トナー、紙粉等の不純物を帯電器内から除去できる。
特開2006−23391号公報 特開2008−76777号公報
上記の先行技術では、オゾンを含む空気の流れ方向は、帯電器の長手方向に沿った一方向となるので、帯電器内からオゾン等を排出するのに時間がかかる。そのため、放電生成物等の不純物が長時間にわたって帯電器内に滞留することになり、感光体に悪影響を及ぼすことになる。
本発明は、上記に鑑み、帯電器内に存在するオゾン等の不純物を迅速に排除できる画像形成装置の提供を目的とする。
本発明は、放電によって感光体を帯電する帯電器と、帯電器内に気流を発生させる第1ファンおよび第2ファンを備えたものである。放電時に、第1ファンは、帯電器内に外部の空気を送り込み、第2ファンは、帯電器内の空気を排出し、放電終了後に、第1ファンおよび第2ファンは、帯電器内の空気を排出する。
放電終了後には、2つのファンによって帯電器内が排気される。放電によって生じたオゾン等の不純物は、帯電器内に滞留するが、2つのファンを用いることにより、迅速に不純物を帯電器内から除去できる。
帯電器の長手方向の一側に第1ファンが設けられ、帯電器の長手方向の他側に第2ファンが設けられる。放電時には、長手方向の一側から他側に向かう一方向の気流が発生し、帯電器内の不純物は、他側から排出される。放電終了後には、帯電器内には、長手方向の両側に向かうように二方向の気流が発生する。不純物は、長手方向の両側から排出され、排除に要する時間を短縮できる。
第1ファンの送風方向は切替可能とされ、放電終了後に、第1ファンの送風方向が放電時の送風方向とは逆にされる。第1ファンの送風方向の切り替えは、例えば第1ファンの回転方向を切り替えることにより実現できる。放電時の第1ファンの回転方向と放電終了時の第1ファンの回転方向とは逆方向とされる。また、第1ファンの回転方向は変えずに、第1ファンと帯電器の一側とをつなぐ送風流路を切り替えてもよい。
帯電器の長手方向の両側に、通気口が形成され、第1ファンおよび第2ファンは、それぞれ各通気口に対向して、同軸上に配置される。第1、第2ファンが同軸上にあるので、スムーズな気流が発生し、不純物を効率よく排除できる。
複数の感光体に対して、複数の帯電器が設けられ、第1ファンおよび第2ファンは、放電時および放電終了後に各帯電器内に気流を発生するように制御される。各帯電器に対して、第1、第2ファンがそれぞれ設けられる、あるいは複数の帯電器に対して、一対の第1、第2ファンが設けられる。
第1ファンおよび第2ファンの駆動を制御する制御部が設けられ、制御部は、帯電器による放電が終了したかを判断して、各ファンの駆動を制御する。制御部は、放電しているか、放電が終了したかを判断して、第1ファンの送風方向を切り替えるように、第1ファンを制御する。制御部は、第2ファンに対して、放電の有無に関係なく常に駆動するよう制御する。
本発明によると、放電終了後には2つのファンを利用して、長手方向の両側から帯電器を排気することにより、一側から排気する場合に比べて、迅速に帯電器内の不純物を排除できる。これによって、帯電器内の不純物が感光体に触れる機会を低減でき、不純物による感光体のダメージを抑制することができる。
本発明の画像形成装置の全体構成図 画像形成装置の主要部のブロック図 帯電器に対する第1、第2ファンを示す図 ファンの動作制御のフローチャート (a)放電時の送風方向を示す図、(b)放電終了時の送風方向を示す図
本実施形態の画像形成装置を図1に示す。画像形成装置100は、コピー、プリント、ファクシミリ通信のように、外部から入力された画像データに応じて、所定の用紙に対して多色及び単色の画像を形成する複合機である。画像形成装置100は、キャビネット110と、自動原稿送り装置120とから構成されている。キャビネット110は、露光部1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナ部4、帯電器5、中間転写ベルト部6、定着部7からなる画像形成部を内装している。
キャビネット110の上部には、原稿を載置する透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられ、原稿載置台92の上側に自動原稿送り装置120が取り付けられている。自動原稿送り装置120は、原稿載置台92上に自動的に原稿を搬送する。また、自動原稿送り装置120は矢印M方向に回動自在とされ、自動原稿送り装置120を開くことにより、原稿載置台92の上に原稿を手置きすることができる。
原稿載置台92の下方に、読取部90が配置される。読取部90は、光源、ミラー、レンズ、CCD等から構成される。読取部90は、原稿載置台90上の原稿の画像を読み取り、画像データを入力する。
本画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ部4は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電する。露光部1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニング部(LSU)とされる。すなわち、露光部1は、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素を有する。なお、露光部1として、EL素子、LED等の発光素子をアレイ状に並べた書込ヘッドを用いてもよい。
露光部1は、入力された画像データに応じて、帯電された感光体ドラム3を露光する。感光体ドラム3の表面に、画像データに応じた静電潜像が形成される。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化する。また、クリーナ部4は、現像、画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去、回収する。
感光体ドラム3の上方に配置される中間転写ベルト部6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニング部65を備えている。上記中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて、無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)製の軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラを使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
各感光体ドラム3上で各色に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61上に積層される。このように、積層された画像は、中間転写ベルト61の回転によって、中間転写ベルト61に対向する転写ローラ10の位置に搬送される。中間転写ベルト61と転写ローラ10との接触位置に用紙が搬送されると、転写ローラ10によって用紙上にトナー像が転写される。
中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10には、トナーを用紙に転写させるための電圧、すなわちトナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧が印加される。さらに、上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方が硬質材料(金属等)とされ、他方が弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)とされる。
感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるので、中間転写ベルトクリーニング部65によって除去、回収される。中間転写ベルトクリーニング部65は、中間転写ベルト61に接触する、例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードを備えている。クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する用紙を収容するためのトレイであり、キャビネット110の露光部1の下側に設けられている。手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙を置くことができる。排紙トレイ91が、キャビネット110の上部に設けられる。排紙トレイ91は、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するためのトレイである。フェイスダウンの場合、片面印刷された用紙の印刷面が下向きになるように、用紙が排出される。
キャビネット110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82の用紙を転写ローラ10や定着部7を経由させて排紙トレイ91に送るための用紙搬送路Sが形成されている。給紙カセット81および手差し給紙カセット82から排紙トレイ91に至る用紙搬送路Sは、キャビネット110内を略鉛直方向に形成され、用紙搬送路Sに沿って、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着部7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、用紙の搬送を促進、補助するための小型の一対のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に配され、給紙カセット81から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。同様に手差し用のピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に配され、手差し給紙カセット82から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されている用紙を一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端と用紙の先端を合わせるタイミングで用紙を転写ローラ10に搬送する。
定着部7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、用紙を挟んで回転する。ヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されている。用紙が定着部7を通過するとき、用紙上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、用紙に転写された多色トナー像が熱定着される。また、ヒートローラ71を外部から定着するための外部定着ベルト73が設けられている。
本画像形成装置100では、用紙の表面に画像を形成する片面印刷と用紙の表面および裏面に画像を形成する両面印刷とが行われる。片面印刷の場合、用紙は、給紙カセット81あるいは手差し給紙カセット82から1枚ずつ用紙搬送路Sに導かれる。用紙は、搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送される。用紙は、用紙の先端と中間転写ベルト61上の画像の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、用紙が定着部7を通過することによって、用紙上のトナー像が定着される。表面に画像が印刷された用紙は、搬送ローラ12bによって排紙トレイ91に排出される。なお、これ以降、搬送ローラ12bを排紙ローラ12bと称する。
両面印刷を行うためには、表面に印刷された用紙を反転させて、この用紙の裏面を中間転写ベルト61に対向させる。そのため、用紙を反転させるための反転搬送路Tが形成される。反転搬送路Tは、定着部7の下流側とレジストローラ13の上流側とをつなぐ。用紙搬送路Sにおいて、定着部7と排紙ローラ12bとの間に、反転搬送路Tへの分岐部が設けられる。そして、反転搬送路Tは、レジストローラ13と搬送ローラ12aとの間において、用紙搬送路Sに合流する。表面に画像が印刷された用紙は、反転搬送路Tを通って再び用紙搬送路Sに導かれ、用紙の裏面に画像が印刷される。両面印刷された用紙は、排紙トレイ91に排出される。
上記の画像形成装置100では、コピー、プリント、ファクシミリ通信といった各種の処理を実行する。図2に示すように、画像形成装置100は、これらの処理を実行するために、制御部501、記憶部502、表示部503、入力部504、通信I/F505、演算部506、読取部507、画像処理部508、画像形成部509、定着部510、サブ制御部511を備えている。
キャビネット110の上面に、操作パネルが設けられ、操作パネルは、タッチパネル式の表示部503および入力部504を有する。通信I/F505は、LAN等のネットワークに接続され、外部機器と通信を行う。外部機器は、パソコン、他の画像形成装置である。また、通信I/F505は、USBも含み、メモリ、デジタルカメラ等の外部機器とデータ通信を行う。画像形成装置100は、モデムを通じて電話回線に接続され、他の画像形成装置やファクシミリ機とファクシミリ通信を行う。
記憶部502としては、ROM、RAM、HDD、SSDなどが用いられる。記憶部502は、操作パネルから入力された操作指令、画像形成装置内の各所に配置された図示しない各種センサからの検知情報、通信I/Fを通じて入力された外部機器からの画像情報、画像形成装置100の各部の動作を制御するための各種設定値およびデータテーブル、各処理を実行するためのプログラムなどを記憶する。
制御部501および演算部506は、CPUを有するマイクロコンピュータあるいはマイクロプロセッサからなる。演算部506は、記憶部502に記憶されたデータ、情報やプログラムを読み出し、各種の検知や判定を行う。制御部501は、演算部506における検知結果、判定結果、演算結果などに基づいて関係する各部に制御信号を出力し、動作制御を行う。
読取部507は、原稿の画像を読み取る。画像処理部508は、読み取られた原稿画像を適正な電気信号に変換して、画像データを生成する。画像形成部509は、生成された画像データをトナーにより顕像化して、用紙に画像を形成する。定着部510は、用紙に形成された画像を加熱定着する。
また、画像形成装置100は、周辺機器を備えている。周辺機器として、例えばフィニッシャー、ソータ、パンチユニットといった後処理装置が搭載される。サブ制御部511は、制御部501からの指令に基づいて周辺機器を制御する。
本画像形成装置100では、放電によって発生したオゾンや窒素酸化物等の放電生成物、トナー、紙粉といった不純物を帯電器5内から排除するために、帯電器5内に気流を発生させるファンが設けられている。帯電器5は、スコロトロン帯電器とされ、鋸歯電極(放電電極)と制御グリッド51を備えている。図3に示すように、鋸歯電極(図示せず)は直方体状のケース52に内装され、ケース52の感光体ドラム3に対向する開口に、制御グリッド51が装着される。
鋸歯電極には、高電圧電源が接続され、数kVの高電圧が印加される。制御グリッド51には、高電圧電源と低電圧電源とが接続される。高電圧電源は高電圧用トランスを備え、定電圧電源である低電圧電源は低電圧用トランスを備え、制御グリッド51への電源供給を切り替える切替スイッチが設けられ、制御部501は、切替スイッチの切替動作を制御する。低電圧電源の出力電圧は約250Vとされ、高電圧電源の出力電圧は約650Vとされる。ただし、電圧の極性はいずれの電源でもマイナスである。
帯電器5に対して、第1ファン53および第2ファン54が設けられる。第1ファン53は、帯電器5の長手方向の一側に配され、第2ファン54は、長手方向の他側に配さる。両ファン53、54は、帯電器5を挟んで対向し、各ファン53、54の回転軸は同軸上に位置する。なお、画像形成装置100には、4つの帯電器5があるが、それぞれの帯電器5に第1ファン53および第2ファン54が設けられる。
帯電器5のケース52の長手方向の両側に、通気口55が形成される。一側の通気口55と第1ファン53とがダクトによって連通され、他側の通気口55と第2ファン54とがダクトによって連通される。第1ファン53は、正逆回転可能とされる。第1ファン53は、反時計回りに回転すると、帯電器5に向かって外部の空気を送り込む。第1ファン53が、時計回りに回転すると、帯電器5内の空気を排出する。このように回転方向を変えることによって、第1ファン53の送風方向が切替可能とされる。第2ファン54は、常に反時計回りに回転し、帯電器5内の空気を排出する。第2ファン54の送風方向は一定とされる。
制御部501は、帯電器5が放電を行っているか否かに応じて第1ファン53および第2ファン54を駆動制御する。放電時には、制御部501は、第1ファン53および第2ファン54を同じ方向に回転するように制御する。放電終了後に、制御部501は、第1ファン53の回転方向が放電中とは逆方向になるように、第1ファン53を制御する。第2ファン54は、放電時の回転方向と同じ回転方向のままとされる。
画像形成装置100がコピー、プリント、ファクシミリ受信といった処理を実行すると、制御部501は、画像を用紙に印刷するように各部を制御する。この処理が行われるとき、図4に示すように、制御部501は、帯電器5が放電を行うか否かを確認する(S1)。なお、画像形成装置100における処理は一連のシーケンスにしたがって実行されるので、このシーケンスを確認することにより、現在の動作状態がわかる。制御部501は、この動作状態から放電時か放電終了かを判断する。あるいは高電圧電源の動作を検知して、放電中か放電終了かを判断してもよい。
制御部501は、放電が開始されたことを検知すると、長手方向の一側から他側に向かう送風方向になるように、第1ファン53を反時計回りに回転するよう制御するとともに、第2ファン54を回転させる(S2)。なお、制御部501は、複数の帯電器5のうち、放電を行う帯電器5に対する各ファン53、54を駆動する。放電を行っていない帯電器5に対するファン53、54は駆動されない。例えば、フルカラーのカラー画像を印刷する場合、4つの放電器5において放電が行われるので、全ての第1、第2ファン53、54が駆動される。白黒画像を印刷する場合、ブラックに対応する帯電器5に対する第1、第2ファン53、54だけが駆動される。
放電中、図5(a)に示すように、第1ファン53の回転により、第1ファン53から帯電器5の一側の通気口55に向かう吸気流が発生する。また、第2ファン54の回転により、帯電器5の他側の通気口55から第2ファン54に向かう排気流が発生する。帯電器5内では、長手方向の一側から他側に向かうように、一方向の気流が発生する。ここで、第1ファン53と第2ファン54とは同軸上に配置されているので、長手方向の一側から他側に向かって真っ直ぐな気流が発生する。そのため、効率よく他側から帯電器5内の空気を排出することができ、不純物の排除がスムーズに行われる。
放電時には、コロナ放電によってイオン流が感光体ドラム3に降り注がれ、窒素酸化物等の放電生成物が生成する。またシリコン酸化物が析出し、鋸歯電極の先端に付着する。このとき、第1ファン53により、窒素酸化物等を含まない新鮮な空気が帯電器5内に送り込まれ、第2ファン54により、帯電器5内が排気される。このようにして、帯電器5内に発生した気流により、放電によって発生した放電生成物を含む空気が帯電器5内から排出される。したがって、放電生成物が鋸歯電極に付着するのを防止でき、放電生成物により感光体ドラム3がダメージを受けることを防止できる。
放電が終了する(S3)と、制御部501は、連続して放電されるのかを確認する(S4)。すなわち、制御部501は、次の印刷指示信号の入力の有無を検知し、印刷指示信号の入力を確認すると、連続して放電されると判断する。この間、制御部501は、第1ファン53および第2ファン54を同じ回転方向に回転するように駆動し、判断後もそのまま各ファン53、54の駆動を継続する。
印刷指示信号の入力がないとき、制御部501は、次の放電がないと判断する。このような放電終了後に、制御部501は、第1ファン53を排気用に使用できるように、第1ファン53の回転方向を放電時とは逆の時計回りに回転するよう制御するとともに、第2ファン54の回転をそのまま継続させる(S5)。放電終了後、所定時間経過すると、制御部501は、第1ファン53および第2ファン54の回転を停止する。
図5(b)に示すように、放電終了後には、第1ファン53の逆方向への回転により、第1ファン53の送風方向が切り替わり、帯電器5の一側の通気口55から第1ファン53に向かう排気流が発生する。また、第2ファン54の回転により、帯電器5の他側の通気口55から第2ファン54に向かう排気流が発生する。帯電器5内では、長手方向の両側に向かうように、互いに反対向きの二方向に気流が発生する。帯電器5内の不純物は、長手方向の両側から同時に排除され、排除に要する時間を短縮できる。このように、2つのファン53、54によって帯電器5内から排気が行われるので、一方向に流れる気流によって排気する場合に比べて、効率よく帯電器5内の放電生成物等の不純物を排除できる。したがって、不純物の排除を迅速に行えるので、放電生成物による感光体のダメージを抑制でき、長期に渡り高品位の画像を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記では、放電しているか否かに応じて、複数の帯電器に対する第1、第2ファンを個別に制御しているが、いずれかの帯電器が放電するとき、全てのファンを駆動してもよい。これにより、各帯電器は近接して配置されているので、他の帯電器の放電に伴って生じた不純物が侵入して、悪影響を及ぼすおそれがあるが、この悪影響を排除できる。
複数の帯電器に対して、1つの第1ファンと1つの第2ファンを設けてもよい。第1ファンと複数の帯電器の一側の通気口とをダクトによって連通し、第2ファンと複数の帯電器の他側の通気口とをダクトによって連通する。この場合、カラー印刷や白黒印刷に関係なく、全ての帯電器から不純物を除去することができる。
第1ファンの送風方向の切替として、第1ファンの回転方向を切り替える代わりに、第1ファン自体を180度回転させてもよい。第1ファンの回転方向は変わらない。あるいは、第1ファンの回転方向は変えずに、第1ファンと一側の通気口とを連通するダクトを切り替える。すなわち、第1ファンの他側と帯電器の一側の通気口とを連通する第1ダクトと、第1ファンの一側と帯電器の一側の通気口とを連通する第2ダクトを設ける。第1ファンの送風方向は一側から他側に向かう方向である。放電時には、第1ダクトが用いられ、放電終了後には、第2ダクトが用いられる。なお、ダクトの切り替えは、複数の開閉弁を用いて、ダクトの送風流路を変えるようにすればよい。
3 感光体
5 帯電器
52 ケース
53 第1ファン
54 第2ファン
55 通気口
501 制御部

Claims (8)

  1. 放電によって感光体を帯電する帯電器と、帯電器内に気流を発生させる第1ファンおよび第2ファンを備え、放電時に、第1ファンは、帯電器内に外部の空気を送り込み、第2ファンは、帯電器内の空気を排出し、放電終了後に、第1ファンおよび第2ファンは、帯電器内の空気を排出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 帯電器の長手方向の一側に第1ファンが設けられ、帯電器の長手方向の他側に第2ファンが設けられたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 第1ファンの送風方向は切替可能とされ、放電終了後に、第1ファンの送風方向が放電時の送風方向とは逆にされることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 帯電器の長手方向の両側に、通気口が形成され、第1ファンおよび第2ファンは、それぞれ各通気口に対向して、同軸上に配置されたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 複数の感光体に対して、複数の帯電器が設けられ、第1ファンおよび第2ファンは、放電時および放電終了後に各帯電器内に気流を発生するように制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 第1ファンおよび第2ファンの駆動を制御する制御部が設けられ、制御部は、帯電器による放電が終了したかを判断して、各ファンの駆動を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 放電によって感光体を帯電する帯電器と、帯電器内に気流を発生させる第1ファンおよび第2ファンを備えた画像形成装置であって、放電時に、第1ファンは、帯電器内に外部の空気を送り込み、第2ファンは、帯電器内の空気を排出し、放電終了後に、第1ファンおよび第2ファンは、帯電器内の空気を排出することを特徴とする画像形成方法。
  8. 放電時に、帯電器内を一方向に向かう気流が発生するように、第1ファンおよび第2ファンを駆動し、放電終了後に、帯電器内部から外部に向かう二方向の気流が発生するように、第2ファンの送風方向を変えずに、第1ファンの送風方向を変えることを特徴とする請求項7記載の画像形成方法。
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