JP2010066483A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルトに転写されたトナー像の帯電量を増加させるプレ帯電器を備えた画像形成装置において、印刷終了後に発生する硝酸系異物による中間転写ベルトの劣化を防止すること。
【解決手段】本発明に係わる画像形成装置は、印刷処理が終了すると、感光体ドラム(2a)にカバートナー像T’を形成し、当該カバートナー像T’を中間転写ベルト60に転写し、カバートナー像T’が転写された中間転写ベルト60を回転させて当該カバートナー像T’をプレ帯電器20と対向する位置まで移動し停止させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、中間転写ベルトに転写されたトナー像の帯電量を増加させるプレ帯電器を備えた画像形成装置に係わり、特に、中間転写ベルトの劣化を防ぐ機能を備えた画像形成装置に関する。
近年、文書のカラー化に伴い、カラー複写機、カラープリンター等、カラー画像形成を可能とした電子写真方式のカラー画像形成装置(以下、画像形成装置と記す)が開発されている。画像形成装置は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分の画像形成ユニットでそれぞれトナー画像(以下、トナー像と記す)を形成し、各トナー像を印刷用紙などの記録媒体(転写体)に重ね合わせて転写することによってカラー画像を形成する。
トナー像を記録媒体に転写する場合、色ずれを抑えやすいことから、一旦、中間転写ベルト(中間転写体)に各色トナー像を重ね合わせてからカラー画像を形成したのち、記録媒体に一度に転写する2次転写方式が採用される場合が多い。
しかしながら、画像形成装置周囲の環境条件などによっては、中間転写ベルトに転写されたトナー像の帯電量が低下してしまい、転写不良が発生することがある。特に、画像形成装置周囲の湿度が高い場合に、転写不良が発生しやすくなる。
そこで、中間転写ベルト上のトナー像に対して、プレ帯電器を用いて帯電量を増加させる画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−274892号公報
ところが、プレ帯電器は、トナー帯電量を増加させる点で優れているが、逆にプレ帯電器を用いることによる弊害も現れてくる。
例えば、画像形成動作終了後、中間転写ベルトを停止放置中に、プレ帯電器に対向する部分の中間転写ベルトの特性が劣化し、転写抜けによる印刷不良が発生するようになる。
図8は、上記の転写抜けによる印刷不良の発生を説明するための図であり、画像形成装置の中間転写ベルトユニット6及び2次転写装置7を示した図である。なお、画像形成装置の全体図については、後述の図1で説明する。
60は、中間転写ベルトで、各色用の感光体ドラム(図示しない)に形成されたトナー像が当該ベルトに順次重ねて転写される。
61は、中間転写ベルト60を駆動する中間転写ベルト駆動ローラである。
71は、2次転写ローラで、中間転写ベルト60上に形成されたトナー像を、2次転写ベルト72上の記録媒体(転写体)Pに転写する。
2次転写ベルト72は、図面下方から搬送される記録媒体Pを吸着・保持し、図面矢印R方向に搬送する。
20は、中間転写ベルト60に転写されたトナー像にマイナス電荷を付加するためのプレ帯電器で、マイナス電荷を発生させる放電部21と、当該放電部21に電圧を印可(本例ではマイナストナーとしているので、マイナス帯電)する電源電圧22とから構成される。
このような、画像形成装置において、画像形成処理(印刷処理)が終了すると、プレ帯電器20に対する電圧印可を停止する。同時に、中間転写ベルト60の回転も停止する。
すると、プレ帯電器20の放電部21における残存放電によって、空気中の窒素(N)と酸素(O)、オゾン(O)とが化学反応することによって生成された窒素酸化物(NO)と、空気中の水分とが結合することによって硝酸系異物Sが発生する。そして、当該硝酸系異物Sが中間転写ベルト60表面に付着する。
その結果、前述のように、硝酸系異物Sが付着した中間転写ベルト60の部分の特性が劣化することにより転写効率が低下し、転写抜けによる印刷不良が発生するようになる。
特に、画像形成装置が小型化されて、空気の対流が起こりにくい状況下では、上記印刷不良が発生しやすくなる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、中間転写ベルトに転写されたトナー像の帯電量を増加させるプレ帯電器を備えた画像形成装置において、印刷終了後に発生する硝酸系異物による中間転写ベルトの劣化を防止することを目的とする。
第1の技術手段は、感光体ドラムに形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写し、当該転写されたトナー像を更に転写体に転写することにより画像形成を行う中間転写方式の画像形成装置において、中間転写ベルトと対向させて、当該中間転写ベルトに転写されたトナー像を帯電するプレ帯電器を設け、画像形成処理が終了すると、感光体ドラムにカバートナー像を形成し、当該カバートナー像を中間転写ベルトに転写し、前記カバートナー像が転写された中間転写ベルトを回転させて当該カバートナー像を前記プレ帯電器と対向する位置まで移動し停止させることを特徴とする画像形成装置である。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、画像形成装置内部の湿度を計測する湿度センサを備え、計測された湿度が大きくなるにしたがい、前記中間転写ベルトに転写されるカバートナー像の面積を大きくすることを特徴とする。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、総印刷枚数を計測するカウンタを備え、計測された総印刷枚数が大きくなるにしたがい、前記中間転写ベルトに転写されるカバートナー像の面積を大きくすることを特徴とする。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれかの技術手段において、前記カバートナー像を構成するトナー量を0.1〜3.0mg/cmにすることを特徴とする。
本発明により、印刷終了後に発生する硝酸系異物による中間転写ベルトの特性劣化を防止することができるので、当該特性劣化による印刷不良の発生を極力抑えることができる。その結果、常にきれいな転写画質を維持することができる。
図1は、本発明に係わる画像形成装置100の内部構成を示す模式図である。
画像形成装置100は、感光体ドラムに形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写し、当該転写されたトナー像を更に転写体(記録媒体)に転写することにより画像形成を行う中間転写方式の画像形成装置で、このようにして、図示しない情報処理装置などが出力した印刷ジョブ(画像データ)などに応じて、記録媒体に対して多色又は単色の画像を形成する。
1は、画像形成装置100の下部に設けられた露光ユニットで、LD(図示しない)が出射したレーザビームLにより、帯電された感光体ドラム2を光走査することで、入力された画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム2上に形成する。
3は、感光体ドラム2の近傍に設けられた現像装置で、感光体ドラム2上に形成された静電潜像をK、C、M、Yのトナーにより顕像化する。
4は、感光体ドラム2の近傍に設けられたクリーナユニットで、現像・画像転写後における感光体ドラム2上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
5は、感光体ドラム2の近傍に設けられた帯電器で、感光体ドラム2の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
なお、画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、感光体ドラム2(2a、2b、2c、2d)、現像装置3(3a、3b、3c、3d)、クリーナユニット4(4a、4b、4c、4d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)は、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれ4個ずつ設けられている。そして、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応し、4つの画像形成ステーションが構成されている。
露光ユニット1のレーザビームLは、原稿を読み取って生成され、あるいは外部のコンピュータで生成された画像データに応じて変調されたものである。
感光体ドラム2の上方に配設されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト60、中間転写ベルト駆動ローラ61、中間転写ベルト従動ローラ62、中間転写ベルトテンション機構63、中間転写ローラ64(64a、64b、64c、64d)、及び、中間転写ベルトクリーニングユニット65から構成される。中間転写ベルト駆動ローラ61、中間転写ベルト従動ローラ62、中間転写ベルトテンション機構63、中間転写ローラ64は、中間転写ベルト60を張架し、矢印B方向に回転駆動させるものである。
中間転写ベルト60は、感光体ドラム2に接触するように設けられ、感光体ドラム2に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト60に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト60上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。
感光体ドラム2から中間転写ベルト60へのトナー像の転写は、中間転写ベルト60の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64は、感光体ドラム2のトナー像を、中間転写ベルト60上に転写するための転写バイアスを与えるものである。
このようにして、形成されたトナー像は、記録媒体(シート)と中間転写ベルト60の接触位置に配設される、2次転写装置7の2次転写ローラ71によって記録媒体上に転写される。通常、2次転写ローラ71には、トナー像を後述する記録媒体に転写させるための転写バイアス電圧が印加されている(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。もしくは、逆に中間転写ベルト駆動ローラ61から2次転写ローラ71に向けて数百ボルト程度の電圧の転写バイアス電圧(トナーの帯電極性(−)と同極性(−)の電圧)を印加してもよい。
また、感光体ドラム2との接触により中間転写ベルト60に付着したトナー、もしくは、転写ローラ71によって記録媒体上に転写が行われず中間転写ベルト60上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるので、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト60に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト60は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ62で支持されている。
8は、レジストローラで、用紙搬送路Cによって搬送される記録媒体(シート)を一旦所定位置に停止させる。そして、中間転写ベルト6上のトナー像の先端と記録媒体の先端を同期させるタイミングで記録媒体を2次転写装置7へ搬送する。
9は、定着ユニットで、加圧ローラ9aと共に記録媒体を熱圧着することにより、記録媒体に転写されたトナー像を溶融・混合・圧接し、記録媒体に対して熱定着させる機能を有するヒートローラ9b等を備えており、加圧ローラ9a及びヒートローラ9bは、記録媒体を挟んで回転するようになっている。
10は、露光ユニット1の下側に設けられ、画像形成に使用する記録媒体を蓄積する給紙トレイである。
略垂直形状の用紙搬送路Cの近傍には、レジストローラ8、加圧ローラ9a、ヒートローラ9b、ピックアップローラ11、搬送ローラ(12−1〜12−8)等が設けられている。なお、13は、画像形成装置100の上部に設けられ、印字済みの記録媒体をフェイスダウンで載置する排紙トレイである。
ピックアップローラ11は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、記録媒体を1枚毎に用紙搬送路Cに供給する呼び込みローラである。
搬送ローラ12は、記録媒体の搬送を促進・補助するための小型ローラであり、用紙搬送路Cに沿って複数設けられている。
なお、トナー像の定着後の記録媒体は、搬送ローラ12−5、12−6によって用紙搬送路Cの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ13上に排出されるようになっている。
14は、制御用マイクロコンピュータ、メモリ等が搭載される制御基板である。
図2は、図1に示した、中間転写ベルト駆動ローラ61、2次転写装置7付近の拡大図である。
前述したように、中間転写ベルト60は、中間転写ベルト駆動ローラ61によって駆動される。
73は、2次転写ベルト72の中に配設され回転駆動する駆動ローラ、74は、当該駆動ローラに従動する従動ローラ、75は、テンションローラである。これらのローラによって、2次転写ベルト72は、矢印R方向に回転移動する。
プレ帯電器20は、中間転写ベルトと対向するように配設され、中間転写ベルト60に転写されたトナー像(トナー)Tにマイナス電荷を付加するためのプレ帯電器で、板状形状の放電部21と電源電圧22とから構成される。
図3(A)は、図2に示した放電部21の拡大図、図3(B)は、放電部21の断面平面図(X−X’)である。
211は、誘電体で、誘電体211の表面に形成された放電電極212と、誘電体211に埋設された誘電電極213とが対向している。
放電電極212は、櫛歯状に形成され、突起部212aが誘電電極213と重畳して対向している。このようにすることで、両電極間に高電圧、例えば交番電圧を印可すると、突起部212aに電界が集中し、放電によりマイナス電荷が発生する。
放電電極212は、誘電体211の上面に、櫛歯状にタングステンをスクリーン印刷し一体成形されている。
誘電電極213は、前述のように、放電電極212と対向するように誘電体211に埋設されている。
なお、この構成の放電部21は、例えば、特開2004−105517号公報などに記載されているイオン発生素子を用いることができる。
電源電圧22は、放電電極212と誘電電極213に交流高電圧を印可する。印加電圧はVpp:2.5〜4.5kV、オフセットバイアスは−1〜−2kV、周波数は800〜2kHzのパルス波が用いられる。パルス波のDutyは高圧側時間が10〜50%となるようにしている。なお、波形は正弦波でも構わないが、放電の効率、特に高湿条件での放電性能を考慮すると、パルス波の方が良好である。
放電電極212と誘電電極213との間に交流高電圧が印加されると、放電電極212と誘電電極213との間の電位差により、放電電極212の突起部212a等電界の集中する部分においてコロナ放電が起こる。これにより、放電電極212の周囲の空気をイオン化することでマイナスイオンを発生させ、トナー像Tにマイナス電荷を付与し所定レベルに帯電させる。その結果、トナー像Tのトナー帯電量が5〜10μC/g程度高くなる。なお、放電部21とトナー像Tとの距離は約5mmである。
その後、中間転写ベルト60に転写されたトナー像Tは、2次転写ローラ71に印加される2次転写電圧によって、搬送されてくる記録媒体P上に転写される。
図4は、本発明に係わる画像形成装置100において、画像形成処理(印刷処理)終了後の中間転写ベルト駆動ローラ61、2次転写装置7付近の拡大図である。
図示のように、プレ帯電器20(放電部21)の真上に相当する中間転写ベルト60の領域に、図面奥方向に帯状のカバートナー像T’が形成されている。
すなわち、画像形成装置100は、画像形成処理が終了すると、感光体ドラム2a、現像装置3a等から構成される黒用画像形成ステーションによってトナー像(カバートナー像T’)を形成し、当該トナー像を中間転写ベルト60に転写する。
そして、前記カバートナー像T’が転写された中間転写ベルト60の部位が、プレ帯電器20と対向する位置まで移動するように、中間転写ベルト駆動ローラ61を駆動する。
その後、画像形成装置100は、中間転写ベルト駆動ローラ61や2次転写装置7の駆動ローラ73の動作を停止させる。
このようにすることで、プレ帯電器20の放電部21に対向する領域において、プレ帯電器20の放電に起因する窒素酸化物(NO)と空気中の水分とが結合して窒素酸化物が発生しても、カバートナー像T’により、中間転写ベルト60の表面に付着することが防止される。
カバートナー像T’の幅Lについては、窒素酸化物が放置時間とともに横方向に拡散していくことを考慮すると、放電部21の電極幅(本実施例では10mm)より大きめにすることが好ましい。
また、画像形成装置内の湿度の上昇に合わせて、カバートナー像T’の幅L(面積)を大きくすることが好ましい。
これは、高湿度の場合には、帯電に起因する窒素酸化物が中間転写ベルト60に付着しやすくなるので、カバートナー像T’の幅Lを大きくして、窒素酸化物の付着を防止する必要があるからである。
ここで、カバートナー像T’の幅L(面積)について説明する。
図5は、印刷枚数とプレ帯電器の出力電圧及びトナー像幅Lとの関係を示すテーブルである。
本発明に係わる画像形成装置100においては、印刷枚数の増加に従って、中間転写ベルト60に転写されたトナー像の帯電性能が低下するため、図5に示すように、プレ帯電器20の出力電圧を上げている。その結果、オゾン等による窒素酸化物も形成されやすくなり、中間転写ベルト60の広範囲に当該窒素酸化物が付着してしまう。
そこで、図5に示すように、総印刷枚数に応じて、カバートナー像T’の幅L(面積)を徐々に広げていく(大きくする)ことで、窒素酸化物の付着を防止する。
次に、カバートナー像T’の厚み(トナー付着量)について説明する。
図6は、トナー付着量と異物付着防止効果及びトナー飛散/トナー落下状況との関係を示すテーブルである。
図6に示すように、トナー付着量が、0.1mg/cm未満では、カバートナー像T’が薄すぎて異物付着防止効果が得られない。逆に、3.0mg/cm以上ではカバートナー像T’が厚すぎるため、放電部21へのトナー落ちが発生し、またトナーも多く必要となる。
以上より、カバートナー像T’を構成するトナー量を0.1mg/cm〜3.0mg/cmの範囲にすることが好ましい。
なお、図6における、異物付着防止効果の測定は、35℃、80%の高湿環境下において、本発明に係わる画像形成装置100による印刷が終了してから5時間放置した後、ハーフトーン画像を印刷し、印刷物を目視確認することによって行った。また、図6における、トナー飛散/トナー落下性の測定は、25℃、60%の環境下において、本発明に係わる画像形成装置100によりA4サイズ原稿で1000枚連続印刷したあとで、画像形成装置100内のトナーによる汚れを目視確認することによって行った。
このように、カバートナー像T’の幅(面積)、厚さを適切に設定することで、中間転写ベルト60の変質・劣化を防止し、常に、高画質な印刷画像を得ることができる。
次に、図7に示す、前記カバートナー像T’を形成する、本発明に係わる画像形成装置100の機能ブロック図について説明する。
101は、ネットワークI/Fで、ネットワークNに対するインターフェイス機能を提供し、当該ネットワークNに接続しているPC(図示しない)等とデータ送受信を実行する。
102は、画像形成装置100を操作するための操作パネルで、タッチパネル、テンキー等から構成されている。
103は、画像形成機能を備えた画像形成部で、感光体ドラム2、現像装置3、中間転写ベルトユニット6、2次転写装置7、放電部21及び電源電圧22から構成されるプレ帯電器20等から構成される。
104は、各種制御情報などを記憶するメモリ、105は、PC等が送信した電子データを記録するためのHDDである。
106は、各機能ブロックを制御する制御部で、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって構成される制御回路である。
107は、カバートナー像作成制御部で、カバートナー像T’の作成処理を制御する。なお、詳細については後述する。
108は、画像形成装置内部の湿度を計測する湿度センサ、109は、総印刷枚数を計測するカウンタである。
なお、メモリ104、制御部106、カバートナー像作成制御部107等は、図1の制御基板14に搭載される。
<カバートナー像T’の作成処理>
カバートナー像T’の作成処理について説明する。まず、画像形成処理が終了すると、制御部106は、中間転写ベルト駆動ローラ61や2次転写装置7の駆動ローラ73の動作を一時的に停止させる。
カバートナー像作成制御部107は、画像形成処理が終了すると、感光体ドラム2a、現像装置3a等から構成される黒用画像形成ステーションに対し、所定の面積及び濃度(トナー量)のカバートナー像T’を形成し、中間転写ベルト60に転写するように指示する。
前記指示を受けた黒用画像形成ステーションは、前記トナー像を形成し、中間転写ベルト60に転写する。
そして、同制御部107は、前記トナー像が転写された中間転写ベルト60の部位(カバートナー像T’)がプレ帯電器20と対向する位置で停止されるように、中間転写ベルト駆動ローラ61を駆動し、その位置で停止する(図4参照)。
ある時間経過後、画像形成装置の制御部106が処理信号を受付けると、画像形成動作の前処理動作に入るが、中間転写ベルト60のカバートナー像T’が転写された部位が、中間転写ベルトクリーニングユニット65の位置まで移動することで、カバートナー像T’をクリーニングブレード65aにてクリーニングする(図9参照)。
以降は、通常の画像形成処理が行われる。
なお、前述のように、カバートナー像T’は、厚み(トナー量)が0.1mg/cm〜3.0mg/cmとなるように形成される。
また、カバートナー像作成制御部107は、前記黒用画像形成ステーションに対し、前述のように、湿度センサ108によって計測された湿度が大きくなるにしたがい、作成するカバートナー像T’の面積(トナー像の幅L)が大きくなるように指示する。
同じく、カバートナー像作成制御部107は、前記黒用画像形成ステーションに対し、前述のように、カウンタ109によって計測された総印刷枚数が大きくなるにしたがい、図5に示したように、作成するカバートナー像T’の面積(トナー像の幅L)が大きくなるように指示する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
本発明に係わる画像形成装置の内部構成を示す模式図である。 中間転写ベルト駆動ローラ、2次転写装置付近の拡大図である。 プレ帯電器を説明するための図である。 画像形成処理終了後の中間転写ベルト駆動ローラ、2次転写装置付近の拡大図である。 印刷枚数とプレ帯電器の出力電圧及びトナー像幅Lとの関係を示すテーブルである。 トナー付着量と異物付着防止効果及びトナー飛散/トナー落下状況との関係を示すテーブルである。 本発明に係わる画像形成装置の機能ブロック図である。 転写抜けによる印刷不良の発生を説明するための図である。 カバートナー像T’がクリーニングされる様子を示す拡大図である。
符号の説明
100…画像形成装置、1…露光ユニット、2…感光体ドラム、3…現像装置、4…クリーナユニット、5…帯電器、6…中間転写ベルトユニット、60…中間転写ベルト、61…中間転写ベルト駆動ローラ、62…中間転写ベルト従動ローラ、63…中間転写ベルトテンション機構、64…中間転写ローラ、65…中間転写ベルトクリーニングユニット、7…2次転写装置、71…2次転写ローラ、72…2次転写ベルト、73…駆動ローラ、8…レジストローラ、9…定着ユニット、9a…加圧ローラ、9b…ヒートローラ、10…給紙トレイ、11…ピックアップローラ、12…搬送ローラ、13…排紙トレイ、14…制御基板、20…プレ帯電器、21…放電部、211…誘電体、212…放電電極、212a…突起部、213…誘電電極、22…電源電圧、101…ネットワークI/F、102…操作パネル、103…画像形成部、104…メモリ、105…HDD、106…制御部、107…カバートナー像作成制御部、108…湿度センサ、109…カウンタ。

Claims (4)

  1. 感光体ドラムに形成されたトナー像を中間転写ベルトに転写し、当該転写されたトナー像を更に転写体に転写することにより画像形成を行う中間転写方式の画像形成装置において、
    中間転写ベルトと対向させて、当該中間転写ベルトに転写されたトナー像を帯電するプレ帯電器を設け、
    画像形成処理が終了すると、感光体ドラムにカバートナー像を形成し、当該カバートナー像を中間転写ベルトに転写し、
    前記カバートナー像が転写された中間転写ベルトを回転させて当該カバートナー像を前記プレ帯電器と対向する位置まで移動し停止させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置内部の湿度を計測する湿度センサを備え、
    計測された湿度が大きくなるにしたがい、前記中間転写ベルトに転写されるカバートナー像の面積を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 総印刷枚数を計測するカウンタを備え、
    計測された総印刷枚数が大きくなるにしたがい、前記中間転写ベルトに転写されるカバートナー像の面積を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記カバートナー像を構成するトナー量を0.1〜3.0mg/cmにすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011145394A1 (ja) * 2010-05-17 2011-11-24 シャープ株式会社 転写装置
JP2015206864A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 キヤノン株式会社 画像形成装置、及び転写ベルトユニット

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WO2011145394A1 (ja) * 2010-05-17 2011-11-24 シャープ株式会社 転写装置
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