JP2010107567A - 転写装置、およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
転写装置、およびこれを備えた画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010107567A JP2010107567A JP2008276850A JP2008276850A JP2010107567A JP 2010107567 A JP2010107567 A JP 2010107567A JP 2008276850 A JP2008276850 A JP 2008276850A JP 2008276850 A JP2008276850 A JP 2008276850A JP 2010107567 A JP2010107567 A JP 2010107567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer belt
- electric field
- image carrier
- power supply
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】転写領域を通過した用紙後端の揺動を抑制することができる転写装置、およびこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】2次転写ユニット200は、2次転写ベルト201、中間転写ベルトクリーニングユニット65、電源スイッチ50、制御部60を備える。2次転写ベルト201は中間転写ベルト61との間で用紙を挟み込むニップ領域で中間転写ベルト61と同方向に移動する。中間転写ベルトクリーニングユニット65は中間転写ベルト61に付着したトナーを回収する。電源スイッチ50はトナーを中間転写ベルト61から2次転写ベルト201に向かわせる第1電界またはトナーを2次転写ベルト201から中間転写ベルト61に向かわせる第2電界をニップ領域に形成する。制御部60は転写処理時に第1電界を形成させ第2電界形成時に2次転写ベルト201上を用紙が通過してから第2電界を形成させる。
【選択図】図2
【解決手段】2次転写ユニット200は、2次転写ベルト201、中間転写ベルトクリーニングユニット65、電源スイッチ50、制御部60を備える。2次転写ベルト201は中間転写ベルト61との間で用紙を挟み込むニップ領域で中間転写ベルト61と同方向に移動する。中間転写ベルトクリーニングユニット65は中間転写ベルト61に付着したトナーを回収する。電源スイッチ50はトナーを中間転写ベルト61から2次転写ベルト201に向かわせる第1電界またはトナーを2次転写ベルト201から中間転写ベルト61に向かわせる第2電界をニップ領域に形成する。制御部60は転写処理時に第1電界を形成させ第2電界形成時に2次転写ベルト201上を用紙が通過してから第2電界を形成させる。
【選択図】図2
Description
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関するものである。特に、中間転写ベルトを備えた画像形成装置の転写装置に関する。
従来、複写機等の画像形成装置では、トナー像を中間転写ベルトに転写し、中間転写ベルトと2次転写ベルトとの間に挟み込まれた用紙にトナー像を転写する2次転写方式の転写装置を備えたものがある。
このような2次転写方式の転写装置の中には、2次転写ベルトに付着している残留トナーを中間転写ベルトに逆転写させて、2次転写ベルトに付着している残留トナーのクリーニングを行なうものもある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−58458号公報
しかし、上記特許文献1に示す転写装置では、2次転写ベルトの残留トナーを中間転写ベルトに逆転写するときに、2次転写ベルトが中間転写ベルト側に引き寄せられて撓み転写領域を通過した用紙後端が2次転写ベルトの撓みによって揺動する。用紙後端が揺動すると、ベルトに付着している残留トナーが用紙に付着するおそれがあり問題であった。
そこで、本発明では、転写領域を通過した用紙後端の揺動を抑制することができる転写装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明の転写装置は、無端ベルト、クリーニング手段、電源手段、制御部を備えている。無端ベルトは、周面にトナー像を担持し所定方向に回転する像担持体との間で用紙を挟み込んで圧接する圧接領域で、像担持体の移動方向と同方向に移動して用紙を搬送する。無端ベルトは、複数のローラによってループ状に張架されている。クリーニング手段は、像担持体に付着したトナーを回収する。電源手段は、トナーを像担持体から無端ベルトに向かわせる第1電界またはトナーを無端ベルトから像担持体に向かわせる第2電界を圧接領域に形成する。制御部は、電源手段の電圧を制御する。制御部は、像担持体が担持したトナー像を用紙へ転写する転写処理時に電源手段に第1電界を形成させる。制御部は、電源手段が第2電界を形成したときに無端ベルト上から用紙が通過してから電源手段に第2電界を形成させる。
この構成では、制御部は、第2電界を形成したときに無端ベルト上から用紙が通過してから電源手段に第2電界を形成させる。このため、第2電界を形成したときに生じる像担持体側への無端ベルトの撓みで用紙後端が揺動するのを抑制することができる。
この発明によれば、無端ベルトに付着したトナーを像担持体に逆転写するときに、用紙後端が揺動するのを抑制し、ベルトに付着している残留トナーが用紙後端に付着するのを防止することができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置100について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、画像形成装置100の全体構成を模式的に示す図である。
画像形成装置100は、主として、画像形成部110と、自動原稿搬送装置120と、を備え、画像データに応じて用紙Pに多色及び単色の印刷処理を行なう複合機である。
自動原稿搬送装置120は、画像形成部110の上部に配置された読取部90を有し、原稿を自動搬送しながら原稿画像の読取りを行なう。
読取部90は、上面に透明ガラスからなる原稿台92を有し、逐次搬送される原稿が原稿台92の読取領域Zを通過するときに原稿を読取る。
画像形成部110は、露光ユニット1、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、画像形成ステーション20K、20C、20M、20Y、給紙カセット81、手差しトレイ82、排紙トレイ91、制御部60、2次転写ユニット(転写装置)200を有している。画像形成部110は、用紙Pに画像形成処理を行なう。画像形成ステーション20K、20C、20M、20Yは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のカラー画像に応じて配置され、ほぼ同一の構成を備えている。各ステーション20K〜20Yでは、各色に応じた4種類の潜像を形成する。ここでは、画像形成ステーション20Kを例に挙げて説明する。なお、画像形成ステーション20K、20C、20M、20Yと表記すべき箇所は、画像形成ステーション20K〜20Yと適宜省略して表記する。
画像形成ステーション20Kは、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4を有し、ブラック(K)のカラー画像に応じた潜像を形成する。なお、画像形成ステーション20K〜20Yを備える例を挙げて説明しているが、画像形成装置100の仕様に応じたカラーの潜像を形成する画像ステーションを備えるものとすれば良い。
現像器2は、感光体ドラム3にブラック(K)のトナーを供給し、感光体ドラム3上に形成された静電潜像にトナーを吸着されて顕像化する。
クリーナユニット4は、感光体ドラム3周面に残留したトナーを回収し、導管4Aを経由して排出する。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるチャージャ型の帯電器である。
露光ユニット1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化する。
中間転写ベルトユニット6は、感光体ドラム3の上方に配置され、中間転写ベルト(像担持体)61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット(クリーニング手段)65、駆動ローラ66、プレ転写チャージャ66Aを有している。
中間転写ベルト61は、各画像ステーション20K〜20Y、中間転写ベルト駆動ローラ62をこの順に経由する方向へ回転する。
中間転写ローラ64は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。各中間転写ローラ64には、それぞれ約数百ボルト程度のプラス極性の転写バイアスが印加されている。一方、感光体ドラム3に担持されるトナー像は、マイナス極性に帯電している。これにより、中間転写ベルト61にトナー像を担持させている。
プレ転写チャージャ66Aは、中間転写ベルト駆動ローラ62の直上流側に配置されている。プレ転写チャージャ66Aは、4本の中間転写ベルト61に担持されているトナー像の帯電量を均一に均す帯電器である。これにより、各中間転写ベルト61に担持されているトナー像の帯電量のバラツキを低減することができる。
中間転写ベルトクリーニングユニット65は、残留トナーを拭き取るクリーニングブレードを有し、各中間転写ベルト61に付着している残留トナーを回収する。これにより、中間転写ベルト61に付着している残留トナーを回収することができる。
給紙カセット81は、印刷処理に使用する用紙Pが積層されており、画像形成部110の露光ユニット1の下側に設けられている。手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙Pを置くことができる。画像形成部110の上方に設けられている排紙トレイ91は、画像形成部110で画像形成処理を行なった用紙Pを集積するためのトレイである。
画像形成部110には、給紙カセット81または手差し給紙カセット82の用紙Pを2次転写ユニット200や定着ユニット7を経由して排紙トレイ91に送る用紙搬送路Qが設けられている。用紙搬送路Qは、給紙カセット81乃至手差し給紙カセット82から排紙トレイ91に至る搬送路である。用紙搬送路Qは、ピックアップローラ11A、11B、搬送ローラ対12A、レジストローラ対(搬送手段)13、2次転写ユニット200、定着ユニット7,搬送ローラ対12Bが上流側から下流側に向かって、この順に配置されている。
ピックアップローラ11Aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81から用紙Pを1枚ずつ繰り出して用紙搬送路Qに供給する。ピックアップローラ11Bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82から用紙Pを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Qに供給する。
レジストローラ対13は、用紙搬送路Qに沿って搬送されている用紙Pを一旦保持するものである。そして、中間転写ベルト61に担持されているトナー像を用紙Pの印刷位置を合わせるタイミングで用紙Pを上流側の中間転写ベルト61および2次転写ユニット200との間に搬送する。
図2は、中間転写ベルト61および2次転写ユニット200のニップ領域周辺における構成を示す概略図である。
2次転写ユニット200は、転写ローラ10、ペーパガイド206、2次転写ベルト(無端ベルト)201、保持ローラ202、アイドルローラ203、204を有している。
2次転写ベルト201は、保持ローラ202、アイドルローラ203、アイドルローラ204に搬送経路Qに沿う方向に移動可能に張架されている。
ペーパガイド206は、レジストローラ対13から送り出される用紙Pを案内するガイド部材である。これにより、2次転写ベルト201へ用紙Pをスムーズに搬送することができる。
中間転写ベルト駆動ローラ62および転写ローラ10から成るローラ対は、用紙Pを狭持搬送して中間転写ベルト61上に担持されているトナー像を用紙Pの印刷面に転写するローラ対である。
中間転写ベルト駆動ローラ62は、金属から成る硬質のローラである。一方、転写ローラ10は、樹脂材から成る軟質のローラである。なお、中間転写ベルト駆動ローラ62を樹脂材から成る軟質のローラとし、転写ローラ10を金属から成る硬質のローラとしても良い。
中間転写ベルト駆動ローラ62は、転写ローラ10との間に中間転写ベルト61および2次転写ベルト201を圧接して所定のニップ領域(以下、簡単のためニップ領域と表記)を形成する。なお、ニップ領域は、本発明の圧接領域に相当する。中間転写ベルト駆動ローラ62の回転に伴って、中間転写ベルト61および2次転写ベルト201は用紙搬送経路Qに沿う方向へ回転移動する。レジストローラ対13から送り出される用紙Pは、用紙搬送経路Qに沿ってニップ領域を経由して定着ユニット7へ搬送される。
電源スイッチ50は、転写ローラ10に接続されており転写ローラ10に印加する電圧極性を切り替える。これにより、トナーを転写ローラ10側に吸着する第1電界と中間転写ベルト駆動ローラ62側に吸着する第2電界とに転写ローラ10近傍の電界を選択的に切り替えることができる。電源スイッチ50は、第1電界を形成するときには、転写ローラ10にプラス極性の電圧を印加する。電源スイッチ50は、第2電界を形成するときには、転写ローラ10にマイナス極性の電圧を印加する。
定着ユニット7は、転写ローラ10の直上方に配置されており、ヒートローラ71および加圧ローラ72から成るローラ対を有し、トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧して用紙P表面にトナー像を定着させる。
制御部60は、ピックアップローラ11A、11B、搬送ローラ対12A、レジストローラ対13、2次転写ユニット200、定着ユニット7,搬送ローラ対12B等の駆動を制御する。制御部60は、電源スイッチ50の電圧を制御する。
制御部60は、転写処理を実行するときには、転写ローラ10にだけ電源スイッチ50を介してプラス極性の電圧を印加し第1電界を形成する。本実施形態では、電源スイッチ50は、一例として、+2kVの電圧を転写ローラ10に印加する。制御部60は、トナー像がニップ領域に到達するタイミングと、用紙Pがニップ領域に到達するタイミングとが揃うように、中間転写ベルト駆動ローラ62およびレジストローラ対13を駆動する。これにより、ニップ領域でトナー像を2次転写ベルト201側へ吸着しつつ、転写ローラ10および中間転写ベルト駆動ローラ62との間に用紙Pが圧接されて転写処理が実行される。なお、転写ローラ10に印加する電圧は、ニップ領域における用紙への転写処理が適切に実行される電圧であれば良い。
制御部60は、電源スイッチ50が2次転写ベルト201に印加する電圧の極性を切り替えて2次転写ベルト201に付着した残留トナーを中間転写ベルト61に逆転写させる。これにより、2次転写ベルト201に付着している残留トナーを中間転写ベルト61に移転させて中間転写ベルトクリーニングユニット65で回収することができる。
図3は、電源スイッチ50が転写ローラ10にプラス極性の電圧を印加して第1電界を形成しているときのニップ領域周辺の構成を示す図である。図4は電源スイッチ50が転写ローラ10にマイナス極性の電圧を印加して第2電界を形成しているときのベルトの撓みCAが発生している状態を示す図である。なお、図3、4では、白丸は電荷を示し、白丸内に示す「+」はプラス極性を示し、「−」はマイナス極性示している。黒丸は、トナーを模式的に示すものである。黒丸内に示す白抜きの「−」は、トナーの極性を示している。
2次転写ベルト201は、第1電界が形成されているときには、中間転写ベルト61と同じ極性であるプラス極性に帯電する。このため、2次転写ベルト201は、中間転写ベルト61側に引き寄せられることは無く、ニップ領域を通過した用紙Pは用紙搬送路Qに沿って搬送される。一方、2次転写ベルト201は、第2電界が形成されているときには、中間転写ベルト61と異なる極性であるマイナス極性に帯電する。このため、2次転写ベルト201は、ニップ領域の直上方を通過するときに中間転写ベルト61に吸着し、図4に1点鎖線で示す接触範囲CAを発生させる。
図5は、制御部60による電源スイッチ50の電圧制御の流れを示すフローチャートである。
制御部60は、用紙Pへの転写処理の開始指示を受け付けると(S1)、転写ローラ10にプラス極性の転写バイアスを印加して第1電界を形成し(S2)、中間転写ベルト61に担持されているトナー像を用紙Pにニップ領域で転写させる。
制御部60は、中間転写ベルト61に担持されたトナー像の用紙Pへの転写処理が完了すると、電源スイッチ50が転写ローラ10に印加する電圧を0Vに切り替える(S3、S4)。
制御部60は、用紙Pが2次転写ベルト201上を通過したタイミングで(S5)、転写ローラ10に電源スイッチ50を介してマイナス極性の電圧を印加させる(S6)。これにより、用紙Pが2次転写ベルト201の中間転写ベルト61側への湾曲によって跳ね上げられるのを防止しつつ、2次転写ベルト201に付着している残留トナーを中間転写ベルト61に逆転写させることができる。
図6は、制御部60が電源スイッチ50に印加する電圧の時間変化を示す図である。
制御部60は、ステップS1で用紙Pへの転写処理を開始する転写処理開始タイミングT1からステップS3の転写処理完了タイミングT2までの間、電源スイッチ50を介して転写ローラ10に+2kVの電圧を印加する。これにより、第1電界が形成される。
制御部60は、転写処理完了タイミングT2から2次転写ベルト201上を用紙Pの後端が通過する通過完了タイミングT3までの間、電源スイッチ50を介して転写ローラ10に印加する電圧を0Vに切り替える。このため、用紙Pの後端が2次転写ベルト201を通過するまでの間に2次転写ベルト201が中間転写ベルト61に引き寄せられるのを防止することができる。これにより、用紙Pの後端がニップ領域の直下流側を通過するときに接触範囲CAで揺動するのを防止することができる。この結果、例えば、中間転写ベルト61や、2次転写ベルト201に付着している残留トナーが用紙Pに付着するのを防止することができる。また、電源スイッチ50を介して印加する電圧を0Vとすることで、制御部60による電圧制御を容易なものとする効果を得ることもできる。
制御部60は、通過完了タイミングT3からクリーニング完了タイミングT4までの間は、電源スイッチ50を介して転写ローラ10に一例として、−800Vの電圧を印加させる。クリーニング完了タイミングT4は、ステップS6において2次転写ベルト201に付着している残留トナーを中間転写ベルト61に逆転写させるクリーニング処理が完了するタイミングである。なお、通過完了タイミングT3からクリーニング完了タイミングT4までの時間の長さは、2次転写ベルト201に付着している残留トナーを中間転写ベルト61に転写させることができる時間に適宜設定すれば良い。また、上記クリーニング処理を行なう頻度も適宜勘案して設定するものとしても良い、
なお、上記実施形態では、転写処理完了タイミングT2から通過完了タイミングT3までの間、制御部60は電源スイッチ50を介して0kVを印加する例を挙げている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御部60は、転写処理完了タイミングT2から通過完了タイミングT3までの間、電源スイッチ50を介して転写ローラ10に電圧を印加させ、第1電界を形成するものとしても良い。より具体的には、図7に示すように、制御部60は、転写処理完了タイミングT2から通過完了タイミングT3までの間、+2kVの電圧を電源スイッチ50を介して転写ローラ10に印加するものとしても良い。なお、第3電界として電源スイッチ50を介して転写ローラ10に印加する電圧は、+2kVに限定されるものではない。電源スイッチ50が印加する電圧は、接触範囲CAが2次転写ベルト201に形成されないのであれば、マイナス極性の電圧を転写ローラ10に印加して第3電界を形成するものとしても良い。
なお、上記実施形態では、転写処理完了タイミングT2から通過完了タイミングT3までの間、制御部60は電源スイッチ50を介して0kVを印加する例を挙げている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御部60は、転写処理完了タイミングT2から通過完了タイミングT3までの間、電源スイッチ50を介して転写ローラ10に電圧を印加させ、第1電界を形成するものとしても良い。より具体的には、図7に示すように、制御部60は、転写処理完了タイミングT2から通過完了タイミングT3までの間、+2kVの電圧を電源スイッチ50を介して転写ローラ10に印加するものとしても良い。なお、第3電界として電源スイッチ50を介して転写ローラ10に印加する電圧は、+2kVに限定されるものではない。電源スイッチ50が印加する電圧は、接触範囲CAが2次転写ベルト201に形成されないのであれば、マイナス極性の電圧を転写ローラ10に印加して第3電界を形成するものとしても良い。
上記実施形態では、画像形成装置100は、自動原稿搬送装置120を備えている例を挙げているが、画像形成装置100は自動原稿搬送装置120を備えなくとも良い。
図1〜7において、断面表記は適宜省略して示している。
なお、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図されている。
6 中間転写ベルトユニット(転写装置)
10 転写ローラ
50 電源スイッチ(電源手段)
60 制御部
61 中間転写ベルト(像担持体)
65 中間転写ベルトクリーニングユニット(クリーニング手段)
100 画像形成装置
200 2次転写ユニット(転写装置)
201 2次転写ベルト(無端ベルト)
202 保持ローラ
204、203 アイドルローラ
10 転写ローラ
50 電源スイッチ(電源手段)
60 制御部
61 中間転写ベルト(像担持体)
65 中間転写ベルトクリーニングユニット(クリーニング手段)
100 画像形成装置
200 2次転写ユニット(転写装置)
201 2次転写ベルト(無端ベルト)
202 保持ローラ
204、203 アイドルローラ
Claims (5)
- 周面にトナー像を担持し所定方向に回転する像担持体との間で用紙を挟んで圧接する圧接領域で、前記像担持体の移動方向と同方向に移動して用紙を搬送する複数のローラによってループ状に張架された無端ベルトと、
前記像担持体に付着したトナーを回収するクリーニング手段と、
トナーを前記像担持体から前記無端ベルトに向かわせる第1電界またはトナーを前記無端ベルトから前記像担持体に向かわせる第2電界を前記圧接領域に形成する電源手段と、
前記電源手段の電圧を制御し、前記像担持体が担持したトナー像を用紙へ転写する転写処理時に前記電源手段に前記第1電界を形成させ、前記電源手段が前記第2電界を形成したときに前記無端ベルトが前記像担持体に接触する接触範囲を用紙が通過してから前記電源手段に前記第2電界を形成させる制御部と、
を備えている転写装置。 - 前記電源手段は、トナーを前記無端ベルトから前記像担持体に向かわせる引力が前記第2電界よりも小さい第3電界をさらに形成し、
前記制御部は、前記転写処理が完了してから前記無端ベルト上を用紙が通過するまで前記第3電界を前記電源手段に形成させる、
請求項1に記載の転写装置。 - 前記電源手段が前記第3電界を形成するときの印加電圧は0Vである、
請求項2に記載の転写装置。 - 周面にトナー像を担持し所定方向に回転する像担持体と、
前記像担持体との間の圧接領域に用紙を挟み込む請求項1から3のいずれかに記載の転写装置と、
前記圧接領域へ用紙を搬送する搬送手段と、
を備えた画像形成装置。 - 前記像担持体は、複数のローラによってループ状に張架された中間転写ベルトである、
請求項4に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008276850A JP2010107567A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 転写装置、およびこれを備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008276850A JP2010107567A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 転写装置、およびこれを備えた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010107567A true JP2010107567A (ja) | 2010-05-13 |
Family
ID=42297099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008276850A Pending JP2010107567A (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 転写装置、およびこれを備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010107567A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014153376A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Sharp Corp | 転写装置、及び画像形成装置 |
CN104885020A (zh) * | 2013-10-31 | 2015-09-02 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
-
2008
- 2008-10-28 JP JP2008276850A patent/JP2010107567A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014153376A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Sharp Corp | 転写装置、及び画像形成装置 |
CN104885020A (zh) * | 2013-10-31 | 2015-09-02 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
CN104885020B (zh) * | 2013-10-31 | 2017-09-19 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 图像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5983686B2 (ja) | 用紙搬送装置及び画像形成装置 | |
JP2013156402A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5726143B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011128398A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010107567A (ja) | 転写装置、およびこれを備えた画像形成装置 | |
JP5171171B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010091754A (ja) | 転写装置 | |
JP6524805B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成システム | |
JP2014145811A (ja) | 画像形成装置 | |
EP3299901A1 (en) | Image formation device | |
JP5173904B2 (ja) | 転写装置、および、これを備えた画像形成装置。 | |
JP2013200336A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011020801A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5849461B2 (ja) | 画像形成装置及びクリーニング装置 | |
JP2007024999A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4903638B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006011044A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2017156626A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4553807B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2016037394A (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP2006259400A (ja) | 転写装置、画像形成装置 | |
JP2008180781A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5861372B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5659140B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2021157023A (ja) | 画像形成装置 |