JP2001154552A - 画像形成装置のクリーナー - Google Patents

画像形成装置のクリーナー

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JP2001154552A
JP2001154552A JP33424099A JP33424099A JP2001154552A JP 2001154552 A JP2001154552 A JP 2001154552A JP 33424099 A JP33424099 A JP 33424099A JP 33424099 A JP33424099 A JP 33424099A JP 2001154552 A JP2001154552 A JP 2001154552A
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JP
Japan
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lamp
cleaning member
photosensitive drum
toner
cleaner
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JP33424099A
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English (en)
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Nobuki Miyaji
信希 宮地
Takashi Watanabe
剛史 渡邉
Tsutomu Ishihara
力 石原
Takateru Kamei
隆輝 亀井
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Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Mita Corp
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムが小径の場合にも除電部と帯電
部の距離を確保できて帯電安定性を維持する。 【解決手段】クリーニングブレード362の感光体ドラ
ム31の径方向外側に除電ランプ363を設けたため、
感光体ドラム31の周りにクリーニングブレード362
およびランプ363を順に並べて設けた場合に比べて、
クリーニングブレード362およびランプ363の何れ
かの配設スペース分を省スペース化することができる。
このため、感光体ドラム31が小径の場合であっても、
除電ランプ363と帯電器32との距離を十分に保つこ
とができて帯電安定性を確保することができ、帯電不安
定性が原因の画像ムラなどを解消することができる。ま
た、除電ランプ363と帯電器32との距離が十分ある
と、除電ランプ363からの漏れ光による帯電器32へ
の悪影響も解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いた複写機、ファクシミリおよびプリンタ等の画像
形成装置に用いられ、トナー像を用紙上に転写した後の
残留トナーおよび残留電荷を取り除くクリーナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としての複写機1
00は、図4に示すように、光導電性を有する感光体ド
ラム101の周囲に、この感光体ドラム101の回転方
向に沿って順に、コロナ放電によって感光体ドラム10
1の表面に所定電位を与える帯電器102、所望の画像
に対応する光を照射することにより感光体ドラム101
の表面電位を選択的に減衰させて静電潜像を形成する露
光器103、感光体ドラム101の表面に形成された静
電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像
器104、感光体ドラム101上に形成されたトナー像
を転写用紙上に転写する転写ローラ105、感光体ドラ
ム101の表面に残留したトナーを除去するクリーニン
グブレード106および、感光体ドラム101の表面電
荷をランプ光によって除電する除電器107が配置され
ている。
【0003】近年、画像形成装置100は、排紙トレー
分の省スペース化のために、胴内排出が主流となりつつ
あり、この胴内排出を実現するレイアウトとして、図4
に示すように転写ローラ105を感光体ドラム101に
対して水平位置に配設すると共に、感光体ドラム101
の真上から真下までに、クリーニングブレード106、
除電器107、帯電器102、露光器103および現像
器104を順に配設した縦型搬送レイアウトが一般的に
なっている。この転写ローラ105でトナー像が転写さ
れた用紙は、熱ローラ108と加圧ローラ109(定着
部)で熱と圧力が加えられてトナー像が定着された後
に、排紙ローラ110によって排紙トレー111上に胴
内排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の縦型搬送レ
イアウトではクリーニングブレード106、除電器10
7、帯電器102、露光器103および現像器104の
配置が非常に密集したものとなっている。特に、低速か
ら中速機においては感光体ドラム101自体が小径であ
るために、その密集度は顕著である。したがって、除電
器107と帯電部102の距離が接近してしまう。
【0005】一方、除電器107からのランプ光照射に
よる除電の際に、図5に示すように、回転する感光体ド
ラム101の表面層101a内に+−の電荷が発生す
る。この発生電荷は、除電器107と帯電器102の距
離が十分ある場合には自然に消滅するが、除電器107
と帯電器102の距離が接近すると、+−の発生電荷が
感光体ドラム101に残留した状態で、帯電器102に
よって+帯電されることとなる。残留した+−の発生電
荷は、その+帯電の際の電界によって+電荷と−電荷に
引き離され、その一方の−電荷のために帯電用の+電荷
が感光体ドラム101上にのり難く、帯電安定性が悪く
なって画像ムラなどの原因になるという問題を有してい
た。また、除電器107と帯電器102の距離が接近す
ると、除電器107からの漏れ光の除電効果による帯電
器102への悪影響の虞もあるという問題を有してい
た。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、感光体ドラムが小径の場合にも除電器と帯電器の距
離を保って帯電安定性を良好にすることができる画像形
成装置のクリーナーを提供することを目的とする。すな
わち、除電器を帯電器近傍ではなく、クリーニング部材
近傍に設けるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置の
クリーナーは、感光体上のトナー像を用紙上に転写した
後の残留トナーを感光体上から取り除く画像形成装置の
クリーナーにおいて、先端部が感光体表面に幅方向に亘
って押接する透明なクリーニング部材と、感光体側から
見てクリーニング部材の背面側に配設された発光部とを
備え、発光部は、クリーニング部材を透過する除電光を
発光体に照射するように構成したことを特徴とするもの
である。透明なクリーニング部材とは透明または半透明
なブレードで構成されている。
【0008】この構成により、感光体側から見てクリー
ニング部材の背面側に除電部を設けたので、感光体周り
にクリーニング部材および除電部を順に並べて設けた場
合に比べて、クリーニング部材または除電部の配設スペ
ース分が省スペース化される。このため、感光体ドラム
が小径の場合であっても、除電器と帯電器の距離を保つ
ことが可能となって帯電安定性をより確保することが可
能となり、帯電不安定性が原因の画像ムラなどが解消さ
れる。また、除電器と帯電器の距離が十分あると、除電
器からの漏れ光による帯電器への悪影響もなくなる。さ
らに、クリーニング部材の透明度がよいほど、感光体上
への除電効果がより良好なものとなる。
【0009】また、好ましくは、本発明の画像形成装置
のクリーナーにおいて、感光体側に開口部を有すると共
に発光部を収容するランプ室を備え、クリーニング部材
はその後部がランプ室の開口部を覆うように配設される
と共に、ランプ室の感光体動作方向下流側の壁はクリー
ニング部材の後端部に固定され、ランプ室の感光体動作
方向上流側の壁は、クリーニング部材の中間部に当接す
るように構成されている。
【0010】この構成により、ランプ室はクリーニング
部材の後部で覆われて密閉状態にあるので、ランプ室内
にトナーが進入せず、クリーニング部材の透明度が維持
されて感光体上への除電効果がより良好なものとなる。
【0011】さらに、好ましくは、本発明の画像形成装
置のクリーナーにおいて、感光体側に開口部を有するト
ナー排出室を備え、クリーニング部材はその先端部がト
ナー排出室の開口部位置するように配設され、トナー排
出室の感光体動作方向下流側の壁はクリーニング部材の
中間部に当接するように構成されている。
【0012】この構成により、トナー排出室の感光体動
作方向下流側の壁はクリーニング部材の中間部に当接す
るので、トナー排出室の感光体動作方向下流側にはトナ
ーの進入がなく、クリーニング部材の透明度が維持され
て感光体上への除電効果がより良好なものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下においては、まず、本発明に
かかる画像形成装置を複写機に適用した一実施形態の全
体的な構成について説明した後、本発明の特徴部分にか
かる構成、すなわちクリーナーについて説明する。
【0014】図1は、本発明にかかる画像形成装置を複
写機に適用した一実施形態の全体断面図である。図1に
おいて、複写機1は、装置本体2と、装置本体2の上部
に開閉自在に装着された原稿押え3とを有している。こ
の装置本体2には、下部に配設された給紙部10と、こ
の給紙部10の上方に配設された用紙搬送部20と、こ
の用紙搬送部20の上方に配設された画像形成部30
と、この画像形成部30よりも用紙搬送下流側に配設さ
れた定着部40と、これらの画像形成部30および定着
部40の上方に配設された光学系部材などからなる画像
読取部50とを備えている。
【0015】給紙部10は、給紙カセット11または1
2に積層載置された転写用紙13の束の何れかを、円弧
外周部(略半円形状)を有する給紙ローラ14の回転動
作によって給紙カセット11または12の出口側(図1
の左側)に送り出すとともに、給紙カセット11,12
の幅方向両端上部にそれぞれ設けられたさばき爪(図示
せず)によってさばくことにより、最上位置の転写用紙
13を1枚ずつ用紙搬送部20側に給紙するようになっ
ている。
【0016】用紙搬送部20は、給紙部10から給紙さ
れた転写用紙13を搬送ローラ対21およびレジストロ
ーラ対22などによって画像形成部30に向けて搬送す
るようになっている。また、用紙搬送部20は、画像形
成部30で画像形成がなされた転写用紙13を定着部4
0から分岐爪23によって排出ローラ対24側に案内
し、さらに、転写用紙13を排出ローラ対24によって
排出トレイ25上に排出するようになっている。なお、
本実施形態にかかる複写機では、用紙両面への画像形成
の場合には、片面側への画像形成を終えた転写用紙13
を排出ローラ対24側に一時導き、排出ローラ対24を
反転させてその搬送方向をスイッチバックしてから分岐
爪28、両面搬送路29を介して再び画像形成部30に
搬送することによって転写用紙13の両面に画像形成を
行うことができるようになっている。その後、分岐爪2
3によって分岐爪26、排出ローラ対27側に案内す
る。この場合については、ここでは、本発明と直接関係
がないので、その詳細な説明を省略する。
【0017】画像形成部30は、電子写真プロセスによ
って感光体ドラム31上に所定のトナー像を形成し、そ
れを転写用紙13上に転写するものである。画像形成部
30の構成は、回転可能に軸支された光導電性を有する
感光体ドラム31と、この感光体ドラム31の周囲にそ
の回転方向に沿って、帯電器32、露光器33、現像器
34、転写器35およびクリーナー36とを備えてい
る。
【0018】帯電器32は、高電圧が印加される帯電ワ
イヤ(図示省略)を備え、この帯電ワイヤからのプラス
コロナ放電によって感光体ドラム31の表面層(OPC
層)を所定の+電位に帯電させるものである。
【0019】露光器33は、後述する画像読取部50に
よって読み取られた原稿の画像データに応じて強弱が付
けられたレーザ光Rを、レーザ発光器331から出力し
てポリゴンミラー332および反射鏡333を介して感
光体ドラム31上に照射するようになっている。この照
射されたレーザ光Rにより、感光体ドラム31の表面電
位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム31の表面
に、原稿画像データに応じた静電潜像を形成させるもの
である。この光照射は、ポリゴンミラー332によっ
て、帯電器32と現像器34の間の、回転する感光体ド
ラム31の幅方向に繰り返して走査される。
【0020】現像器34は、レーザ光Rにより感光体ド
ラム31上の+電荷の失われた静電潜像の部分に、プラ
ス帯電したトナーを静電気的に付着させるようになって
いる。これによって、感光体ドラム31上に形成されて
いた静電潜像がトナーにより現像されて、感光体ドラム
31の表面に可視像としてトナー像が形成されるもので
ある。
【0021】転写部35は、感光体ドラム31に非接触
状態にて対向配置された転写ローラ351によって、転
写用紙13の裏面からマイナスコロナ放電を行って、感
光体ドラム31上に形成されているトナー像を静電的に
転写用紙13上に転写させるようになっている。
【0022】定着部40は、この画像形成部30の用紙
搬送方向の下流側に配置され、画像形成部30において
トナー像が転写された転写用紙13を、加熱ローラ41
と、この加熱ローラ41に押し付けられる加圧ローラ4
2とで挟んで熱加圧し、転写用紙13上にトナー像を溶
着させて定着させるものである。
【0023】画像読取部50は、コンタクトガラス51
上に載置された原稿に、露光ランプ52から光を照射
し、その反射光を反射鏡53,54,55、さらにレン
ズ56を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換
部57に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るも
のである。なお、露光ランプ52および反射鏡53は走
査動作部を構成しており、この走査動作部が、所定の速
度で図1の左右方向に移動することにより、コンタクト
ガラス51上に載置された原稿の全面を走査し、原稿全
面の画像情報を読み取ることができるようになってい
る。
【0024】ここで、本発明の特徴部分にかかるクリー
ナー36の構成について説明する。クリーナー36は、
図2に示すように、箱体のクリーニングユニット361
と、感光体ドラム31の表面に付着している残留トナー
を取り除くクリーニング部材としてのクリーニングブレ
ード362と、ランプ光によって感光体ドラム31の表
面の残留電荷を取り除く除電器を構成する発光部である
除電ランプ363と、取り除かれたトナーを外部に排出
するトナー排出部材364と、シール部材365とを備
えている。
【0025】クリーニングユニット361は樹脂材料の
ハウジングで構成されており、このハウジング内に仕切
壁L3で仕切られたトナー排出室L1とランプ室L2が
感光体ドラム31の回転方向に並んで配設されている。
これらトナー排出室L1とランプ室L2は感光体ドラム
31の長手方向(幅方向)に亘って平行に形成され、そ
れぞれ感光体ドラム31側に開口部を有している。
【0026】クリーニングブレード362は透明ゴム材
料で構成され、転写後の感光体ドラム31の表面に付着
している残留トナーをその先端部で掻き取るものであ
る。このクリーニングブレード362は感光体ドラム3
1の幅方向に亘って配設されており、その幅方向に直交
する方向の先端部がトナー排出室L1の開口部位置で感
光体ドラム31の表面上を押圧すると共に、他端部がラ
ンプ室L2の開口部を覆うように感光体ドラム31の回
転方向最下流側の開口縁部(仕切壁L3と平行な外周壁
L4の下端縁部)に接着剤で固定されている。
【0027】このクリーニングブレード362の感光体
ドラム31の表面への押圧は、押圧用の付勢手段により
クリーニングブレード362を感光体ドラム31の表面
側に一定の付勢力で付勢するようになっている。クリー
ニングブレード362自体の弾性力を得るためには、ク
リーニングブレード362の長さ(感光体ドラム31の
幅方向に直交する方向の長さ)がある程度必要となる。
これに加えて必要ならば、付勢手段としてばね部材など
の弾性部材を用いてもよい。また、クリーニングブレー
ド362を透明材料としているのは、後述する除電ラン
プ363からの光がクリーニングブレード362を通し
て感光体ドラム31の表面上に照射されるようにするた
めである。したがって、クリーニングブレード362は
半透明な樹脂材料やゴム材料であってもよいが、本実際
形態ではランプ効率をよくするために透明度のよいゴム
材料を採用している。また、クリーニングブレード36
2をゴム材料としているのは、感光体ドラム31の表面
に損傷を与えず、かつ感光体にすきまなく密接させるた
めである。なお、感光体ドラム31の表面に損傷を与え
ず、かつ感光体にすきまなく密接させることができる材
料であればゴム材料以外の他の材料であっても良い。
【0028】除電ランプ363は、感光体ドラム31の
長手方向(幅方向)に亘って複数個のLEDランプが1
列または複数列に並んだアレイ状に構成されている。こ
の除電ランプ363は、感光体ドラム31の回転方向下
流側のランプ室L2内に配設されている。除電ランプ3
63は、感光体ドラム31側から見てクリーニングブレ
ード362の背面側、即ち、除電ランプ363がクリー
ニングブレード362に対して感光体ドラム31の径方
向外側に配設されている。除電ランプ363は、クリー
ニングブレード362を通してランプ光を感光体ドラム
31の表面上に照射し、これによって、感光体ドラム3
1の表面の残留電荷を除去するものである。
【0029】トナー排出部材364は、図3に示すよう
に、感光体ドラム31の回転方向上流側のトナー排出室
L1内に収容され、クリーニングブレード362で掻き
取ったトナーを感光体ドラム31の幅方向一方端部側に
移動させるための螺旋状部材366と、それを回転駆動
するモータ367と、その一方端部に移動してきたトナ
ーを回収する容器368とで構成されている。
【0030】シール部材365はきめの細かいスポンジ
部材で構成され、クリーニングユニット361の仕切壁
L3の下端部に感光体ドラム31の幅方向に亘って接着
剤などで取り付けられていると共に、シール部材365
の下端部が感光体ドラム31の幅方向に亘ってクリーニ
ングブレード362の上面に接着剤などで取り付けられ
ている。このシール部材365によってランプ室L2内
を密閉し、クリーニングブレード362で掻き取ったト
ナーがランプ室L2内に入らないようにしている。シー
ル部材365の材質は何でもよい。なお、付勢手段とし
ては、クリーニングブレード362を撓ませてそれ自体
の弾性力を用いていると共に、シール部材365の弾性
力をも用いている。
【0031】上記構成により、まず、原稿押え3を開け
てコンタクトガラス51上に原稿面を下にして原稿を載
置する。スタートスイッチ(図示せず)をオンすると、
原稿面に光が照射され、その反射光を光電変換部57に
導いて原稿画像情報を読み取る一方、給紙部10から給
紙された転写用紙13は、レジストローラ対22により
所定のタイミングで転写部35に向けて搬送される。
【0032】また、画像形成部30において、帯電器3
2で感光体ドラム31の表面層を所定電位に帯電させ、
画像読取部50によって読み取られた原稿画像データに
応じた強弱のレーザ光Rを、帯電した感光体ドラム31
上に照射して静電潜像を形成させ、その静電潜像をトナ
ーにより現像したトナー像を、所定タイミングで搬送さ
れてきた転写用紙13上に転写ローラ351にて転写さ
せる。
【0033】次に、転写用紙13は、加熱ローラ41お
よび加圧ローラ42によって熱加圧されてトナー像を定
着させた後に、分岐爪23から排出ローラ対24によっ
て排出トレイ25上に排出される。
【0034】このトナー像の転写用紙13上への転写後
に、画像形成部30において、感光体ドラム31の表面
に付着している残留トナーを、クリーニングブレード3
62の先端で掻き取り、さらに、除電ランプ363から
のランプ光が透明なクリーニングブレード362を通し
て感光体ドラム31の表面上に照射される。その結果、
感光体ドラム31の表面上の残留電荷が取り除かれる。
その後、次のサイクルの帯電器32による帯電動作に移
行する。
【0035】以上により、クリーニングブレード362
の感光体ドラム31の径方向外側に除電ランプ363を
設けたため、感光体ドラム31の周りにクリーニングブ
レード362およびランプ363を順に並べて設けた場
合に比べて、クリーニングブレード362およびランプ
363の何れかの配設スペース分を省スペース化するこ
とができる。このため、感光体ドラム31が小径の場合
であっても、除電ランプ363と帯電器32との距離を
十分に保つことができて帯電安定性を確保することがで
き、帯電不安定性が原因の画像ムラなどを解消すること
ができる。また、除電ランプ363と帯電器32との距
離が十分あると、除電ランプ363からの漏れ光による
帯電器32への悪影響も解消することができる。
【0036】なお、本実施形態では、本発明を複写機に
適応した場合について説明したが、ファクシミリおよび
プリンタ等の他の画像形成装置に本発明を適応させるこ
とができる。
【0037】また、本実施形態では、本発明の画像形成
装置のクリーナーにおいて、仕切壁L3および外周壁L
4で囲まれ感光体側にのみ開放された2つの凹部(トナ
ー排出室L1とランプ室L2)が、感光体ドラム31の
幅方向に平行に形成されたクリーニングユニット361
と、2つの凹部の一方内に発光部(除電ランプ363)
が設けられ、この発光部が設けられた凹部の開口縁部で
あって仕切壁L3と平行な外周壁に他端部が固定された
クリーニングブレード362と仕切壁L3の間に設けら
れたシール部材365とを有している。この構成によ
り、発光部が設けられた凹部(ランプ室L2)内がクリ
ーニングブレード362とシール部材365によって密
閉状態にあるので、その凹部内にトナーが進入せず、ク
リーニングブレード362の透明度が維持されて感光体
ドラム31上への除電効果がより良好なものとなる。こ
れに限らず、トナー排出室L1およびランプ室L2の何
れか一つの室でクリーニングユニットがハウジング構成
されていてもよい。何れの場合にも、クリーニングブレ
ード362の透明度が維持されて感光体ドラム31上へ
の除電効果をより良好なものとすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、感光体
側から見てクリーニング部材の背面側に除電部を設けた
ため、感光体周りにクリーニング部材および除電部を順
に並べて設けた場合に比べて、クリーニング部材または
除電部の配設スペース分を省スペース化することができ
る。このため、感光体ドラムが小径の場合であっても、
除電器と帯電器の距離を保つことが可能となって帯電安
定性をより確保することができ、帯電不安定性が原因の
画像ムラなどを解消することができる。また、除電器と
帯電器の距離が十分あると、除電器からの漏れ光による
帯電器への悪影響も無くすことができる。さらに、クリ
ーニング部材の透明度がよいほど、感光体上への除電効
果をより良好なものとすることができる。
【0039】さらに、請求項2によれば、ランプ室はク
リーニング部材の後部で覆われて密閉状態にあるため、
ランプ室内にトナーが進入せず、クリーニング部材の透
明度が維持されて感光体上への除電効果をより良好なも
のとすることができる。
【0040】さらに、請求項3によれば、トナー排出室
の感光体動作方向下流側の壁はクリーニング部材の中間
部に当接しているため、トナー排出室の感光体動作方向
下流側にはトナーの進入がなく、クリーニング部材の透
明度が維持されて感光体上への除電効果をより良好なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置を複写機に適用し
た一実施形態の全体断面図である。
【図2】図1の画像形成部の拡大図である。
【図3】図2のクリーナーのAA線断面構成を示す模式
図である。
【図4】従来の複写機の要部縦断面構成を示す模式図で
ある。
【図5】図4の感光体ドラムの表面層における除電およ
び帯電時の電荷の挙動を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 複写機 2 装置本体 13 転写用紙 30 画像形成部 31 感光体ドラム 32 帯電器 33 露光器 34 現像器 35 転写器 36 クリーナー 361 クリーニングユニット 362 クリーニングブレード 363 除電ランプ 364 トナー排出部材 365 シール部材 L1 トナー排出室 L2 ランプ室 L3 仕切壁 L4 外周壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 力 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 亀井 隆輝 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H034 BF01 BF03 CA02 2H035 AA11 AA24 AB03 AB06 AZ07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上のトナー像を用紙上に転写した
    後の残留トナーを前記感光体上から取り除く画像形成装
    置のクリーナーにおいて、 先端部が前記感光体表面に幅方向に亘って押接する透明
    なクリーニング部材と、前記感光体側から見て前記クリ
    ーニング部材の背面側に配設された発光部とを備え、 前記発光部は、前記クリーニング部材を透過する除電光
    を前記発光体に照射するように構成したことを特徴とす
    る画像形成装置のクリーナー。
  2. 【請求項2】 前記感光体側に開口部を有すると共に前
    記発光部を収容するランプ室を備え、前記クリーニング
    部材はその後部が前記ランプ室の開口部を覆うように配
    設されると共に、前記ランプ室の前記感光体動作方向下
    流側の壁は、前記クリーニング部材の後端部に固定さ
    れ、前記ランプ室の前記感光体動作方向上流側の壁は、
    前記クリーニング部材の中間部に当接するように構成さ
    れた請求項1記載の画像形成装置のクリーナー。
  3. 【請求項3】 前記感光体側に開口部を有するトナー排
    出室を備え、前記クリーニング部材はその先端部が前記
    トナー排出室の開口部側に位置するように配設され、前
    記トナー排出室の前記感光体動作方向下流側の壁は、前
    記クリーニング部材の中間部に当接するように構成され
    た請求項1または2記載の画像形成装置のクリーナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7522862B2 (en) 2006-05-02 2009-04-21 Fuji Xerox Co., Ltd. Neutralization device and image forming unit for use in image forming apparatus, and the image forming apparatus
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