JP2001154449A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JP2001154449A
JP2001154449A JP34079999A JP34079999A JP2001154449A JP 2001154449 A JP2001154449 A JP 2001154449A JP 34079999 A JP34079999 A JP 34079999A JP 34079999 A JP34079999 A JP 34079999A JP 2001154449 A JP2001154449 A JP 2001154449A
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charging wire
wire
auxiliary
photosensitive drum
auxiliary charging
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JP34079999A
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Takashi Watanabe
剛史 渡邉
Nobuki Miyaji
信希 宮地
Tsutomu Ishihara
力 石原
Takateru Kamei
隆輝 亀井
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Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Mita Corp
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ワイヤへの放電生成物の付着を低減して
清掃作業の手間を低減すると共に帯電ワイヤの寿命を延
長する。 【解決手段】 補助帯電ワイヤ321bを設け、この補
助帯電ワイヤ321bを帯電ワイヤ321aよりも感光
体ドラム31の表面から離間した位置に配設し、補助帯
電ワイヤ321bに流す電流値を帯電ワイヤ321aに
流す電流値よりも大きく設定するようにしたため、補助
帯電ワイヤ321b側に、装置内を浮遊しているシリカ
やトナーなどが放電生成物として優先して付着して、帯
電ワイヤ321aへの放電生成物の付着を低減すること
ができる。これによって、帯電むらを低減して画像縦む
らなどの画像不具合を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いた複写機、ファクシミリおよびプリンタ等の画像
形成装置に用いられ、感光体上を所定電位に帯電させる
帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としての複写機1
00は、図3に示すように、光導電性を有する感光体ド
ラム101の周囲に、この感光体ドラム101の回転方
向に沿って順に、コロナ放電によって感光体ドラム10
1の表面に所定電位を与える帯電器102、所望の画像
に対応する光を照射することにより感光体ドラム101
の表面電位を選択的に減衰させて静電潜像を形成する露
光器103、感光体ドラム101の表面に形成された静
電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像
器104、感光体ドラム101上に形成されたトナー像
を転写用紙上に転写する転写ローラ105、感光体ドラ
ム101の表面に残留したトナーを除去するクリーニン
グブレード106および、感光体ドラム101の表面電
荷をランプ光によって除電する除電器107が配置され
ている。この転写ローラ105でトナー像が転写された
用紙は、熱ローラ108と加圧ローラ109(定着部)
で熱と圧力が加えられてトナー像が定着された後に、排
紙ローラ110によって排紙トレー111上に胴内排出
されるようになっている。
【0003】このような画像形成装置の帯電器102
は、図4に示すように、帯電ワイヤ112と、シールド
部材113と、グリッド114とを有しており、帯電器
102は、帯電ワイヤ112からのプラスコロナ放電に
よってグリッド114を介して感光体ドラム31の表面
層を所定の+電位に帯電させるようになっている。帯電
ワイヤ112は、感光体ドラム101の幅方向に亘って
配設され、高電圧が印加される。シールド部材113
は、感光体ドラム101の表面側に開口する箱体状に構
成されると共に、その箱体内側に帯電ワイヤ112を収
容するものである。グリッド114は、シールド部材1
13の開口部に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような帯
電器102では、帯電ワイヤ112に電流を流してコロ
ナ放電を繰り返すうちに、帯電ワイヤ112の表面に、
装置内を浮遊しているシリカ(SiO2)やトナーなど
が放電生成物として付着してしまう。これによって、帯
電ワイヤ112からのコロナ放電にむらが生じ、感光体
ドラム101の表面を均一に帯電させることができなく
なる。そのことが、画像形成時に濃度むらとなり、さら
に用紙への画像転写時に画像縦むら(グレー画像黒筋)
などの画像不具合となって現れてしまう。
【0005】このため、定期的に、または画像縦むらな
どの画像不具合が発生したときに、ユーザやサービスマ
ンが、あるいは、装置が備える自動清掃機構によって帯
電ワイヤ112に付着した放電生成物を拭取る清掃作業
を行わなければならなかった。また、清掃作業によって
放電生成物を除去し得ない場合には、帯電ワイヤ112
または帯電器102を交換しなければならず、多大な手
間と工数を要していた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、帯電ワイヤへの放電生成物の付着を低減して清掃作
業の手間を低減すると共に帯電ワイヤの寿命を延長する
ことができる帯電装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電装置は、感
光体の幅方向に配設された主帯電ワイヤに高電圧を印加
してコロナ放電を発生させることにより感光体表面を所
定電位に帯電させる帯電装置において、主帯電ワイヤと
は別に、所定の高電圧が印加されコロナ放電を発生する
補助帯電ワイヤを配設し、補助帯電ワイヤは、感光体表
面側から主帯電ワイヤまでの距離よりも、感光体表面か
ら離間した位置に配設したことを特徴とするものであ
る。
【0008】この構成により、補助帯電ワイヤ側にも、
装置内を浮遊しているシリカやトナーなどが放電生成物
として付着するので、メンテナンスフリーで主帯電ワイ
ヤへの放電生成物の付着が抑制されて、帯電むら、さら
には画像縦むらなどの画像不具合が抑制される。これに
よって、清掃作業の手間が低減されると共に、主帯電ワ
イヤの寿命、ひいては帯電器の寿命を延ばすことが可能
となる。また、感光体表面側から主帯電ワイヤの距離よ
りも、感光体表面側から補助帯電ワイヤの距離の方が遠
いので、補助帯電ワイヤによる帯電への悪影響が少なく
なる。
【0009】また、好ましくは、本発明の帯電装置にお
いて、補助帯電ワイヤ側から主帯電ワイヤ側に空気を吹
き付ける気流吹付手段を備えている。
【0010】この構成により、吹付け空気流の上流側に
補助帯電ワイヤ、下流側に主帯電ワイヤが配設されてい
るので、主帯電ワイヤよりも補助帯電ワイヤ側に先に放
電生成物が付着することから、主帯電ワイヤへの放電生
成物の付着が大幅に低減され得る。
【0011】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、補助帯電ワイヤに流す電流値は、主帯電ワイヤ
に流す電流値よりも大きく設定している。
【0012】この構成により、主帯電ワイヤよりも補助
帯電ワイヤ側に大きい電流を流すと、主帯電ワイヤより
も補助帯電ワイヤ側への放電生成物の付着が多くなっ
て、主帯電ワイヤへの放電生成物の付着が低減される。
【0013】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、補助帯電ワイヤに流す電流値は、主帯電ワイヤ
に流す電流値よりも少なくとも100μA大きく設定し
ている。
【0014】この構成により、主帯電ワイヤよりも補助
帯電ワイヤ側に100μA以上の大きい電流を流すと、
主帯電ワイヤへの放電生成物付着の低減が確実なものと
なる。
【0015】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、補助帯電ワイヤと主帯電ワイヤとの間隔は、両
ワイヤ間にリークが発生しない距離に設定している。
【0016】この構成により、補助帯電ワイヤと主帯電
ワイヤとの距離を、少なくともワイヤ間リークを起こさ
ない程度の距離だけ離間することで、補助帯電ワイヤに
よる感光体表面の帯電へのワイヤ間リークによる悪影響
が防止される。
【0017】さらに、好ましくは、本発明の帯電装置に
おいて、補助帯電ワイヤと主帯電ワイヤとの間隔は、両
ワイヤに印加される電圧差が1KVにつき、所定距離に
1mm以上の距離を加えた距離に設定している。
【0018】この構成により、各ワイヤ間の印加電圧差
が1KVにつき、所定距離に1mm以上の距離づつ離し
た距離だけ各ワイヤ間を離間すれば、補助帯電ワイヤに
よる感光体表面の帯電へのワイヤ間リークによる悪影響
の防止が確実なものとなる。なお、主帯電ワイヤと補助
帯電ワイヤのうち何れが他方よりも高電圧であってもよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下においては、まず、本発明に
かかる画像形成装置を複写機に適用した一実施形態の全
体的な構成について説明した後、本発明の特徴部分にか
かる構成、すなわち帯電装置について説明する。
【0020】図1は、本発明にかかる画像形成装置を複
写機に適用した一実施形態の全体断面図である。図1に
おいて、複写機1は、装置本体2と、装置本体2の上部
に開閉自在に装着された原稿押え3とを有している。こ
の装置本体2には、下部に配設された給紙部10と、こ
の給紙部10の上方に配設された用紙搬送部20と、こ
の用紙搬送部20の上方に配設された画像形成部30
と、この画像形成部30よりも用紙搬送下流側に配設さ
れた定着部40と、これらの画像形成部30および定着
部40の上方に配設された光学系部材などからなる画像
読取部50とを備えている。
【0021】給紙部10は、給紙カセット11または1
2に積層載置された転写用紙13を、円弧外周部(略半
円形状)を有する給紙ローラ14の回転動作によって給
紙カセット11または12の出口側(図1の左側)に送
り出すとともに、給紙カセット11,12の幅方向両端
上部にそれぞれ設けられたさばき爪(図示せず)によっ
てさばくことにより、最上位置の転写用紙13を1枚ず
つ用紙搬送部20側に給紙するようになっている。
【0022】用紙搬送部20は、給紙部10から給紙さ
れた転写用紙13を搬送ローラ対21およびレジストロ
ーラ対22などによって画像形成部30に向けて搬送す
るようになっている。また、用紙搬送部20は、画像形
成部30で画像形成がなされた転写用紙13を定着部4
0から分岐爪23によって排出ローラ対24側に案内
し、さらに、転写用紙13を排出ローラ対24によって
排出トレイ25上に排出するようになっている。なお、
本実施形態にかかる複写機では、用紙両面への画像形成
の場合には、片面側への画像形成を終えた転写用紙13
を排出ローラ対24側に一旦導き、排出ローラ対24を
反転させてその搬送方向をスイッチバックしてから分岐
爪28、両面搬送路29を介して再び画像形成部30に
搬送することによって転写用紙13の両面に画像形成を
行うことができるようになっている。
【0023】画像形成部30は、電子写真プロセスによ
って感光体ドラム31上に所定のトナー像を形成し、そ
れを転写用紙13上に転写するものである。画像形成部
30の構成は、回転可能に軸支された光導電性を有する
感光体ドラム31と、この感光体ドラム31の周囲にそ
の回転方向に沿って、帯電器32、露光器33、現像器
34、転写器35、クリーニング装置36および除電ラ
ンプ37とを備えている。
【0024】露光器33は、後述する画像読取部50に
よって読み取られた原稿の画像データに応じて強弱が付
けられたレーザ光Rを、レーザ発光器331から出力し
てポリゴンミラー332および反射鏡333を介して感
光体ドラム31上に照射するようになっている。この照
射されたレーザ光Rにより、感光体ドラム31の表面電
位を選択的に減衰させて、この感光体ドラム31の表面
に、原稿画像データに応じた静電潜像を形成させるもの
である。この光照射は、ポリゴンミラー332によっ
て、帯電器32と現像器34の間の、回転する感光体ド
ラム31の幅方向に繰り返して走査される。
【0025】現像器34は、レーザ光Rにより感光体ド
ラム31上の+電荷の失われた静電潜像の部分に、プラ
ス帯電したトナーを静電気的に付着させるようになって
いる。これによって、感光体ドラム31上に形成されて
いた静電潜像がトナーにより現像されて、感光体ドラム
31の表面に可視像としてトナー像が形成されるもので
ある。
【0026】転写部35は、感光体ドラム31に非接触
状態にて対向配置された転写ローラ351によって、転
写用紙13の裏面からマイナスコロナ放電を行って、感
光体ドラム31上に形成されているトナー像を静電的に
転写用紙13上に転写させるようになっている。
【0027】クリーニング装置36は、転写後の感光体
ドラム31の表面に付着している残留トナーを回収する
ものである。
【0028】除電ランプ37は、感光体ドラム31の長
手方向(幅方向)に亘って複数個のLEDランプが1列
または複数列に並んたアレイ状に構成されている。この
除電ランプ37は、ランプ光を感光体ドラム31の表面
上に照射して、感光体ドラム31の表面の残留電荷を除
去するものである。
【0029】定着部40は、この画像形成部30の用紙
搬送方向の下流側に配置され、画像形成部30において
トナー像が転写された転写用紙13を、加熱ローラ41
と、この加熱ローラ41に押し付けられる加圧ローラ4
2とで挟んで熱加圧し、転写用紙13上にトナー像を溶
着させて定着させるものである。
【0030】画像読取部50は、コンタクトガラス51
上に載置された原稿に、露光ランプ52から光を照射
し、その反射光を反射鏡53,54,55、さらにレン
ズ56を介してCCDラインセンサ等からなる光電変換
部57に導くことにより、原稿の画像情報を読み取るも
のである。なお、露光ランプ52および反射鏡53は走
査動作部を構成しており、この走査動作部が、所定の速
度で図1の左右方向に移動することにより、コンタクト
ガラス51上に載置された原稿の全面を走査し、原稿全
面の画像情報を読み取ることができるようになってい
る。
【0031】ここで、本発明の特徴部分にかかる帯電器
32の構成について説明する。帯電器32は、図2に示
すように、コロナ放電用の主帯電用の帯電ワイヤ321
a(以下単に帯電ワイヤ321aという)および放電生
成物付着用の補助帯電ワイヤ321bと、グリッド32
2と、感光体ドラム31の表面に対向した開口部側にグ
リッド322を配設したシールド部材323とを備え、
帯電ワイヤ321aからのプラスコロナ放電によって、
感光体ドラム31の表面に対向したグリッド322を介
して感光体ドラム31の表面層(OPC層)を所定の+
電位に帯電させるものである。
【0032】帯電ワイヤ321aは、感光体ドラム31
の長手方向(幅方向)に亘って配設され、高電圧(4〜
6KV)が印加されてプラスコロナ放電を発生させて感
光体ドラム31の表面への帯電に寄与するものである。
帯電ワイヤ321aへの給電は、ワイヤの一側端部分に
端子部を設け、この端子部に押接する板ばね状の接触片
(図示せず)から行なわれるようになっている。
【0033】補助帯電ワイヤ321bは、帯電ワイヤ3
21aと同様に、感光体ドラム31の長手方向(幅方
向)に亘って配設され、高電圧(4〜8KV)が印加さ
れてプラスコロナ放電を発生することにより、多くの放
電生成物を付着して帯電ワイヤ321aへの放電生成物
の付着量を低減するものである。この補助帯電ワイヤ3
21bへの給電もまた、ワイヤの一側端部分に端子部を
設け、この端子部に押接する板ばね状の接触片(図示せ
ず)から行なわれるようになっている。
【0034】補助帯電ワイヤ321bは、図2に示すよ
うに、感光体ドラム31の表面側から帯電ワイヤ321
aまでの距離よりも、感光体ドラム31の表面から離間
した位置に配設している。感光体ドラム31の表面側か
ら見て補助帯電ワイヤ321bを帯電ワイヤ321aよ
りも径方向外側であって、感光体ドラム31の中心位置
から、帯電ワイヤ321a、補助帯電ワイヤ321bが
直線上に並ぶように配設している。
【0035】また、補助帯電ワイヤ321bと帯電ワイ
ヤ321aとの間隔は、補助帯電ワイヤ321bと帯電
ワイヤ321aとの間に少なくともリークが発生しない
距離に設定しており、リーク発生による帯電への悪影響
を防止するようにしている。具体的には、補助帯電ワイ
ヤ321bと帯電ワイヤ321aとの間隔は、好ましく
は最低5mmの間隔を空け、補助帯電ワイヤ321bと
帯電ワイヤ321aとに印加されるプラス電圧差が1K
Vにつき、5mmの間隔から1mm以上の距離づつ離す
ように設定している。本実施形態では、補助帯電ワイヤ
321bの方が帯電ワイヤ321aよりも高電圧に設定
されている。その一例を示すと、帯電ワイヤ321aに
例えば5KVを印加し、補助帯電ワイヤ321bに例え
ば8KVを印加すると、それらのワイヤ間の印加電圧差
は3KVとなって、ワイヤ間の間隔は、所定距離の5m
mに3mmを加えた8mm以上に設定することになる。
【0036】さらに、補助帯電ワイヤ321bに流す電
流値は、帯電ワイヤ321aに流す電流値よりも大きく
設定している。具体的には、補助帯電ワイヤ321bに
流す電流値は、帯電ワイヤ321aに流す電流値よりも
少なくとも100μA大きく設定している。本実施形態
では、帯電ワイヤ321aよりも補助帯電ワイヤ321
b側に放電生成物をより多く付着させるために、補助帯
電ワイヤ321bに流す電流値を例えばIdc=500
μAとし、帯電ワイヤ321aに流す電流値を例えばI
cc=300μAとしている。
【0037】シールド部材323は感光体ドラム31の
表面側が開放された箱型状にシールド構成され、内部に
帯電ワイヤ321aおよび補助帯電ワイヤ321bが収
容されている。シールド部材323の内面は金属材料で
構成され、その外面は絶縁材料の樹脂材料で構成されて
いる。なお、シールド部材323およびグリッド322
には所定電圧(例えば800V)が印加されて同電位に
為されている。
【0038】また、帯電器32は空気吹付タイプであ
る。シールド部材323のグリッド322との対向面3
23aには、その長手方向に長孔323bが形成されて
いる。ファンを有した気流発生装置324(気流吹付手
段)がこの長孔323bに対向するように配設されてい
る。気流発生装置324からの空気流によって、長孔3
23bを介してシールド部材323内の補助帯電ワイヤ
321b側から帯電ワイヤ321a側に、空気流を吹き
付けることによって内部のオゾンを外部に除去するよう
にしている。
【0039】上記構成により、まず、原稿押え3を開け
てコンタクトガラス51上に原稿面を下にして原稿を載
置する。スタートスイッチ(図示せず)をオンすると、
原稿面に光が照射され、その反射光を光電変換部57に
導いて原稿画像情報を読み取る一方、給紙部10から給
紙された転写用紙13は、レジストローラ対22により
所定のタイミングで転写部35に向けて搬送される。
【0040】また、画像形成部30において、帯電器3
2で感光体ドラム31の表面層を所定電位に帯電させ、
画像読取部50によって読み取られた原稿画像データに
応じた強弱のレーザ光Rを、帯電した感光体ドラム31
上に照射して静電潜像を形成させ、その静電潜像をトナ
ーにより現像したトナー像を、レジストローラ対22に
より所定のタイミングで搬送されてきた転写用紙13上
に転写ローラ351にて転写させる。
【0041】次に、転写用紙13は、加熱ローラ41お
よび加圧ローラ42によって熱加圧されてトナー像を定
着させた後に、分岐爪23から排出ローラ対24によっ
て排出トレイ25上に排出される。
【0042】このトナー像の転写用紙13上への転写後
に、画像形成部30において、感光体ドラム31の表面
に付着している残留トナーをクリーニング装置36で回
収し、さらに、除電ランプ37からのランプ光によって
感光体ドラム31の表面上の残留電荷が除電される。そ
の後、次のサイクルの帯電器32による帯電動作に移行
する。
【0043】このとき、補助帯電ワイヤ321bを設け
たため、補助帯電ワイヤ321b側にも、装置内を浮遊
しているシリカやトナーなどが付着することで、帯電ワ
イヤ321aへの放電生成物の付着が抑制される。これ
によって、清掃作業の手間が低減されると共に、帯電ワ
イヤの寿命を延ばすことができる。
【0044】また、感光体ドラム31の表面側から帯電
ワイヤ321aの距離よりも、感光体ドラム31の表面
側から補助帯電ワイヤ321bの距離の方が遠いため、
補助帯電ワイヤ321bによる帯電への悪影響が少なく
なる。気流吹付装置324が補助帯電ワイヤ321b側
から帯電ワイヤ321a側に空気を吹き付けることによ
り、帯電ワイヤ321aよりも補助帯電ワイヤ321b
側に先に放電生成物が付着し易い。これによって、帯電
ワイヤ321aへの放電生成物の付着が大幅に低減され
る。
【0045】さらに、帯電ワイヤ321aよりも補助帯
電ワイヤ321b側に大きい電流を流しているため、帯
電ワイヤ321aよりも補助帯電ワイヤ321b側への
放電生成物の付着が多くなる。これによっても、帯電ワ
イヤ321aへの放電生成物の付着が低減される。ま
た、帯電ワイヤ321aよりも補助帯電ワイヤ321b
側に100μA以上の大きい電流を流しているため、補
助帯電ワイヤ321bへの放電生成物の付着が顕著にな
って、帯電ワイヤ321aに対する放電生成物の付着の
低減が確実なものとなる。
【0046】さらに、補助帯電ワイヤ321bと帯電ワ
イヤ321aとの距離を、少なくともワイヤ間リークを
起こさない程度の距離だけ離間するため、補助帯電ワイ
ヤ321bによる感光体ドラム31の表面の帯電へのワ
イヤ間リークによる悪影響が防止される。また、各ワイ
ヤ間の印加電圧差が1KVにつき1mm以上の距離だけ
各ワイヤ間を離間しているため、補助帯電ワイヤ321
bによる感光体ドラム31の表面の帯電へのワイヤ間リ
ークによる悪影響の防止が確実なものとなる。
【0047】なお、本実施形態では、感光体ドラム31
の回転中心、帯電ワイヤ321a、補助帯電ワイヤ32
1bを径方向外側に向けて直線上に配設したが、これに
限らず、感光体ドラム31の表面側から見て、補助帯電
ワイヤ321bを帯電ワイヤ321aよりも斜め外側に
配設してもよい。また、本実施形態では、主帯電用の帯
電ワイヤ321aや補助帯電ワイヤ321bをそれぞれ
1本としたが、それぞれ複数本あってもよい。この場合
に、感光体ドラム31の表面側から見て、補助帯電ワイ
ヤ321bを帯電ワイヤ321aよりも上記直線上およ
び斜め外側に帯電ワイヤ321aを囲むように配設する
こともできる。
【0048】また、本実施形態では、補助帯電ワイヤ3
21bの電流値を帯電ワイヤ321aの電流値よりも大
きく設定したが、補助帯電ワイヤ321bの電流値と帯
電ワイヤ321aの電流値とを同等、あるいは、補助帯
電ワイヤ321bの電流値を帯電ワイヤ321aの電流
値よりも小さく設定してもよい。このように設定して
も、帯電ワイヤ321aとは別に放電生成物を付着する
補助帯電ワイヤ321bを備えていれば、帯電ワイヤ3
21aに対する本発明の放電生成物の付着低減効果を奏
するものである。
【0049】さらに、本実施形態では、帯電器32を空
気吹付タイプの帯電器としたが、本実施形態と同様にオ
ゾンを除去する空気吸引タイプの帯電器としてもよく、
これに本発明を適応させることができる。空気吸引タイ
プの帯電器において、吸引空気流の上流側に帯電ワイヤ
321a、下流側に補助帯電ワイヤ321bを配設した
場合にも、帯電ワイヤ321aよりも補助帯電ワイヤ3
21bへの電流値を少なくとも100μA大きくすれ
ば、下流側の補助帯電ワイヤ321bへの放電生成物の
付着が顕著に増えることによって、帯電ワイヤ321a
側への放電生成物の付着を低減することができるもので
ある。
【0050】さらに、本実施形態では、空気吹付タイプ
の帯電器32に本発明を適応させて説明したが、積極的
に空気流を吹き付けたり吸引したりしないタイプの帯電
器にも本発明を適応させることができる。この場合に
も、シールド部材323内に帯電ワイヤ321aとは別
に補助帯電ワイヤ321bを配設すれば、帯電ワイヤ3
21aへの放電生成物の付着が低減できる。特に、帯電
ワイヤ321aよりも補助帯電ワイヤ321bへの電流
値を少なくとも100μAだけ大きくすれば、帯電ワイ
ヤ321aへの放電生成物の付着を確実に低減できるも
のである。
【0051】さらに、本実施形態では、各ワイヤ321
a,321b間の印加電圧差が1KVにつき1mm以上
のワイヤ間距離とすることで、各ワイヤ321a,32
1b間にリーク発生を防止するようにしたが、より好ま
しくは、各ワイヤ321a,321b間の印加電圧差が
0.8KVにつき1mm以上のワイヤ間距離とすればリ
ークに対してより安全である。この場合には、各ワイヤ
321a,321b間の印加電圧差が1KVで1.25
mm以上のワイヤ間距離となる。
【0052】さらに、本実施形態では、本発明を複写機
1に適応させた場合について説明したが、ファクシミリ
およびプリンタ等の他の画像形成装置にも適応させるこ
とができる。また、本実施形態では、感光体ドラム31
としたが、これに限らず、平面状の感光体であってもよ
い。
【0053】さらに、本実施形態では、複写機は縦型搬
送レイアウト構成としたが、これに限らず、複写機は横
型搬送レイアウト構成であってもよい。横型搬送レイア
ウト構成は、転写ローラを感光体ドラムの略真下に配設
すると共に、感光体ドラムの水平方向位置から反対側の
水平方向位置まで感光体ドラムの回転方向に、クリーニ
ングブレード、除電器、帯電器、露光器および現像器を
順に配設するものである。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1によれば、補助
帯電ワイヤ側にも、装置内を浮遊しているシリカやトナ
ーなどが放電生成物として付着するため、主帯電ワイヤ
への放電生成物の付着を抑制できて、帯電むら、さらに
は画像縦むらなどの画像不具合を抑制することができ
る。これによって、清掃作業の手間を低減できると共
に、主帯電ワイヤの寿命、ひいては帯電器の寿命を延ば
すことができる。また、感光体表面側から主帯電ワイヤ
の距離よりも、感光体表面側から補助帯電ワイヤの距離
の方が遠いため、補助帯電ワイヤによる帯電への悪影響
を低減することができる。
【0055】さらに、請求項2によれば、空気吹付けタ
イプの帯電装置においては、吹付け空気流の上流側に補
助帯電ワイヤ、下流側に主帯電ワイヤが配設されている
ため、主帯電ワイヤよりも補助帯電ワイヤ側に先に放電
生成物が付着する確率が高い。このため、主帯電ワイヤ
への放電生成物の付着を大幅に低減することができる。
【0056】さらに、請求項3によれば、主帯電ワイヤ
よりも補助帯電ワイヤ側に大きい電流を流すと、主帯電
ワイヤよりも補助帯電ワイヤ側への放電生成物の付着が
多くなって、主帯電ワイヤへの放電生成物の付着を低減
することができる。
【0057】さらに、請求項4によれば、主帯電ワイヤ
よりも補助帯電ワイヤ側に100μA以上の大きい電流
を流すと、主帯電ワイヤへの放電生成物付着の低減を確
実なものとすることができる。
【0058】さらに、請求項5によれば、補助帯電ワイ
ヤと主帯電ワイヤとの距離を、少なくともワイヤ間リー
クを起こさない程度の距離だけ離間することで、補助帯
電ワイヤによる感光体表面の帯電へのワイヤ間リークに
よる悪影響を防止することができる。
【0059】さらに、請求項6によれば、各ワイヤ間の
印加電圧差が1KVにつき1mm以上の距離だけ各ワイ
ヤ間を離間すれば、補助帯電ワイヤによる感光体表面の
帯電へのワイヤ間リークによる悪影響の防止を確実なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置を複写機に適用し
た一実施形態の全体断面図である。
【図2】図1の帯電器の断面構成を模式的に示す拡大図
である。
【図3】従来の複写機の要部縦断面構成を示す模式図で
ある。
【図4】図3の帯電器の断面構成を模式的に示す拡大図
である。
【符号の説明】
1 複写機 2 装置本体 13 転写用紙 30 画像形成部 31 感光体ドラム 32 帯電器 321a 帯電ワイヤ(主帯電ワイヤ) 321b 補助帯電ワイヤ 322 グリッド 323 シールド部材 323a グリッド対向面 323b 長孔 324 気流発生装置
フロントページの続き (72)発明者 石原 力 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 亀井 隆輝 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC01 EE01 EE08 EE11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の幅方向に配設された主帯電ワイ
    ヤに高電圧を印加してコロナ放電を発生させることによ
    り前記感光体表面を所定電位に帯電させる帯電装置にお
    いて、前記主帯電ワイヤとは別に、所定の高電圧が印加
    されコロナ放電を発生する補助帯電ワイヤを配設し、前
    記補助帯電ワイヤは、前記感光体表面側から前記主帯電
    ワイヤまでの距離よりも、前記感光体表面から離間した
    位置に配設したことを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記補助帯電ワイヤ側から前記主帯電ワ
    イヤ側に空気を吹き付ける気流吹付手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記補助帯電ワイヤに流す電流値は、前
    記主帯電ワイヤに流す電流値よりも大きく設定したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記補助帯電ワイヤに流す電流値は、前
    記主帯電ワイヤに流す電流値よりも少なくとも100μ
    A大きく設定したことを特徴とする請求項3記載の帯電
    装置。
  5. 【請求項5】 前記補助帯電ワイヤと前記主帯電ワイヤ
    との間隔は、両ワイヤ間にリークが発生しない距離に設
    定したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の
    帯電装置。
  6. 【請求項6】 前記補助帯電ワイヤと前記主帯電ワイヤ
    との間隔は、両ワイヤに印加されるプラス電圧差が1K
    Vにつき、所定距離に1mm以上の距離を加えた距離に
    設定したことを特徴とする請求項5記載の帯電装置。
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