JPH11352806A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11352806A
JPH11352806A JP16193298A JP16193298A JPH11352806A JP H11352806 A JPH11352806 A JP H11352806A JP 16193298 A JP16193298 A JP 16193298A JP 16193298 A JP16193298 A JP 16193298A JP H11352806 A JPH11352806 A JP H11352806A
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Yoshikuni Ito
善邦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電域を記録材のサイズに合わせることによ
って種々のサイズの記録材に対して適正な転写を行うこ
とができる画像形成装置を提供すること。 【構成】 可視像が形成される感光ドラム(像担持体)
3と、該感光ドラム3に形成された可視画像を記録材P
に転写するための転写帯電器24を備えた画像形成装置
において、前記転写帯電器24と前記感光ドラム3との
間を部分的に遮蔽する遮蔽部材27を設け、該遮蔽部材
27による遮蔽範囲を記録材Pのサイズに応じて可変と
する。本発明によれば、遮蔽部材27による遮蔽範囲を
記録材Pのサイズに応じて可変としたため、最大サイズ
幅以下の種々の幅の記録材Pに適切な電荷量を安定的に
供給して良好な転写を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用して画像を記録材上に形成することによってハードコ
ピーを得る複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備え、各画像
形成部でそれぞれ色の異なったトナー像を形成し、その
トナー像を同一記録材上に順次重ね合わせて転写してカ
ラー画像を形成する画像形成装置が種々提案されてい
る。このような状況の中で、無端状の記録材担持部材を
用いた多色電子写真方式を採用するカラー複写機が高速
記録に用いられている。
【0003】ここで、カラー電子写真記録装置の一例を
図8に基づいて簡単に説明する。
【0004】即ち、図8は従来のカラー電子写真記録装
置の断面図であり、該記録装置内には第1、第2、第
3、第4の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが並設さ
れており、これらの画像形成部Pa,Pb,Pc,Pd
においては各々異なった色のトナー像が潜像、現像及び
転写のプロセスを経て形成される。
【0005】各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdはそ
れぞれ専用の像担持体である電子写真感光ドラム3a,
3b,3c,3dを具備しており、これらの各感光ドラ
ム3a,3b,3c,3d上には各色のトナー像が形成
される。各感光ドラム3a,3b,3c,3dに隣接し
て記録材担持体である転写ベルト130が設置されてお
り、感光ドラム3a,3b,3c,3d上に形成された
各色のトナー像が転写ベルト130上に担持されて搬送
される記録材P上に転写される。そして、各色のトナー
像が転写された記録材Pは、定着部9において加熱及び
加圧されてトナー像の定着を受けた後、記録画像として
装置外に排出される。
【0006】感光ドラム3a,3b,3c,3dの外周
には、それぞれ露光ランプ111a,111b,111
c,111d、ドラム帯電器2a,2b,2c,2d、
電位センサー113a,113b,113c,113
d、現像器1a,1b,1c,1d、転写帯電器24
a,24b,24c,24d及びクリーナ4a,4b,
4c,4dが設けられており、装置の上方部には更に不
図示の光源装置及びポリゴンミラー17が設置されてい
る。
【0007】而して、光源装置から発せられたレーザー
光をポリゴンミラー117を回転させて走査し、その走
査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズに
より感光ドラム3a,3b,3c,3dの母線上に集光
して露光することによって感光ドラム3a,3b,3
c,3d上に画像信号に応じた潜像が形成される。
【0008】ところで、現像器1a,1b,1c,1d
には現像剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー
及びブラックの所定量のトナーが不図示の供給装置によ
って充填されている。そして、これらの現像器1a,1
b,1c,1dはそれぞれ感光ドラム3a,3b,3
c,3d上の潜像を現像してシアントナー像、マゼンタ
トナー像、イエロートナー像及びブラックトナー像とし
て可視化する。
【0009】一方、記録材Pは記録材カセット10に収
容され、そこから複数の搬送ローラ及びレジストローラ
12を経て転写ベルト130上に供給され、転写ベルト
130によって搬送されて感光ドラム3a,3b,3
c,3dと対向した転写部に順次送られる。
【0010】尚、転写ベルト130は、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂シート(PET樹脂シート)やポリフ
ッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シート等
の誘電体樹脂シートで構成されており、その両端部を互
いに重ね合わせて接合することによってエンドレス形状
にしたもの或は継ぎ目を有しない(シームレス)ベルト
が用いられている。
【0011】ところで、駆動ローラ13によって転写ベ
ルト130が回転し、これが所定の位置にあることが確
認されると、記録材Pがレジストローラ12から転写ベ
ルト130に送り出されて第1画像形成部Paの転写部
へ向けて搬送される。これと同時に、画像書き出し信号
がONとなり、それを基準として所定のタイミングで第
1画像形成部Paの感光ドラム3aに対して画像形成が
行われる。そして、感光ドラム3aの下側の転写部で転
写帯電器24aが電界又は電荷を付与することにより、
感光ドラム3aの上に形成された第1色目のトナー像が
記録材P上に転写される。この転写によって記録材Pは
転写ベルト130上に静電吸着力でしっかりと担持さ
れ、第2画像形成部Pb以降に搬送される。
【0012】ここで、転写帯電器24a,24b,24
c,24dとしてはコロナ放電器等の非接触帯電器又は
ブレード、ローラ、ブラシ等の転写帯電部材を用いた接
触帯電器が用いられる。非接触帯電器はオゾンを発生
し、空気を介して帯電するために大気の温湿度環境変動
に弱く、画像を安定的に形成することができない等の問
題を有している。これに対して、接触帯電器はオゾンレ
スで温湿度環境変動に強く、高画質の画像を得ることが
できる等のメリットを有している。
【0013】而して、第2〜第4画像形成部Pb〜Pd
での画像形成及び転写も第1画像形成部Paと同様に行
われる。
【0014】次いで、4色のトナー像を転写された記録
材Pは、転写ベルト130の搬送方向下流部において分
離帯電器32によって除電されて除電吸着力を減衰せし
められて転写ベルト130の末端から離脱する。尚、通
常、駆動ローラ13は記録材Pの安定的な分離を行うた
めに接地されている。又、分離帯電器32はトナー像未
定着の状態で記録材Pを帯電するため、これには非接触
帯電器が用いられる。
【0015】そして、転写ベルト130から離脱した記
録材Pは搬送部62によって定着装置9へと搬送され
る。
【0016】上記定着装置9は、定着ローラ51と、加
圧ローラ52と、これらの定着ローラ51と加圧ローラ
52の各々をクリーニングする耐熱性クリーニング部材
54,55と、定着ローラ51と加圧ローラ52内にそ
れぞれ設置されたローラ加熱ヒータ56,57と、定着
ローラ51にジメチルシリコーンオイル等の離型剤オイ
ルを塗布する塗布ローラ50と、オイルの溜め53と、
加圧ローラ52の表面の温度を検知して定着温度を制御
するサーミスタ58とで構成されている。
【0017】而して、4色のトナー像を転写された記録
材Pは、定着装置9における定着によってトナー像の混
色及び記録材Pへの固定が行われ、フルカラーのコピー
画像に形成されて排紙トレイ63に排出される。
【0018】尚、転写が終了した感光ドラム3a,3
b,3c,3dは、それぞれのクリーナ4a,4b,4
c,4dによって転写残トナーが除去されてクリーニン
グされ、引き続き次の潜像形成に備えられる。又、転写
ベルト130上に残留したトナー及びその他の異物は、
転写ベルト130の表面にクリーニングウェブ(不織
布)19を当接することによって拭い取られる。
【0019】従来、転写帯電器24a〜24dは転写時
に寄与する電流を適正電流で一定にすると画像が安定す
ることが知られている。そこで、記録材の種類(厚さ、
材質等)や吸湿条件等によって体積抵抗率が変化した場
合にも一定電流が得られるように定電流制御を行うこと
が一般的である。
【0020】図9に示すように、転写部で転写電流をI
[μA]、記録材P幅をp[cm]、プロセススピード
をv[cm/sec]とすると、記録材P上の面電荷密
度ρ[μC/cm2 ]は、 ρ=I/(p×v) となる。このように、記録材P上に一定の面電荷密度を
もって電荷を付与することによって転写が安定的に行わ
れる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】一般にこの種の画像形
成装置においては、様々なサイズの記録材が使用可能と
なっている。
【0022】小サイズの記録材を通紙した場合も適正に
転写を行うためには、記録材上の面電荷密度は最大サイ
ズ記録材を通紙した場合と同じでなければならない。つ
まり、図10に示すように、通紙部に流れる電流をIp
[μA]、非通紙部に流れる電流をIq[μA]とし、
記録材Pの幅をp[cm]、非通紙部の幅をq[c
m]、転写帯電器の幅をt[cm]とすると、 ρ=Ip/(p×v)=I/(t×v) を満たさなければならない。但し、p≒tとしている。
【0023】しかし、通紙部は、記録材自体の抵抗が存
在するため、非通紙部に比べてインピーダンスが高くな
る。そのため、通紙部に流れる単位面積当たりの電流も
非通紙部に比べて小さくなる。つまり、記録材上の面電
荷密度も非通紙部に比べて小さくなる。このため、記録
材上の面電荷密度は不十分となって転写効率が下がって
しまい、十分な画像濃度を得ることができなくなってし
まう。
【0024】つまり、実際は、 Iq/(q×v)>I/(t×v)>Ip/(p×v) となり、通紙部は電荷密度不足、非通紙部は電荷密度過
剰となる。
【0025】上記現象は特に低湿環境下(例えば、温度
23℃、湿度5%RH)で乾燥して高抵抗になった記録
材に転写する場合に発生し易い。一般に、記録材の体積
抵抗率は種類や温湿度条件によって約1×107 〜1×
1014Ωcm程度まで変化する。
【0026】しかし、転写ベルトは誘電体樹脂シートで
構成され、その体積抵抗は温湿度条件によっても1〜3
桁程度しか変化しない。又、添加剤により抵抗調整され
た体積抵抗の低いタイプの転写ベルトでは前記現象が更
に発生し易くなる。
【0027】このように、小サイズ紙を通過させると抵
抗の小さい非通紙部に多くの電流が流れ、通紙部に流れ
る電流が不足して転写不良を生じる。この非通紙部に流
れる過電流は感光ドラムに流れるため、感光ドラムに転
写メモリが残り、画像上に地カブリが発生することがあ
る。
【0028】又、高温高湿環境下で過電流が流れると電
荷が転写材を貫通し、感光ドラム表面のネガトナー逆極
性に帯電させて転写不良を起こし、画像濃度が薄くなる
現象が発生する。
【0029】低湿環境下で記録材は非常に高い体積抵抗
率となるが、そのような場合でも最大サイズの記録材上
の面電荷密度と同じにしなければ前記転写不良が発生し
てしまう。
【0030】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、帯電域を記録材のサイズに合
わせることによって種々のサイズの記録材に対して適正
な転写を行うことができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、可視像が形成される像担持
体と、該像担持体に形成された可視画像を記録材に転写
するための転写帯電器を備えた画像形成装置において、
前記転写帯電器と前記像担持体との間を部分的に遮蔽す
る遮蔽部材を設け、該遮蔽部材による遮蔽範囲を記録材
のサイズに応じて可変とすることを特徴とする。
【0032】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、記録材の幅を検知する記録材幅検知手段を
設けたことを特徴とする。
【0033】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記転写帯電器としてコロナ帯電器
を用いたことを特徴とする。
【0034】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記転写帯電器に導電性ブレードを
用いたことを特徴とする。
【0035】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記転写帯電器に導電性ローラを用
いたことを特徴とする。
【0036】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記転写帯電器に導電性ブラシを用
いたことを特徴とする。
【0037】従って、本発明によれば、転写帯電器と像
担持体との間を部分的に遮蔽する遮蔽部材を設け、該遮
蔽部材による遮蔽範囲を記録材のサイズに応じて可変と
したため、最大サイズ幅以下の種々の幅の記録材に適切
な電荷量を安定的に供給して良好な転写を行うことがで
きる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0039】<実施の形態1>図1は本実施の形態に係
る画像形成装置の転写部の小サイズ記録材通紙時の断面
図、図2は転写帯電器の小サイズ記録材通紙時の斜視
図、図3は転写部の大サイズ記録材通紙時の断面図、図
4は転写帯電器の大サイズ記録材通紙時の斜視図であ
り、これらの図においては図8〜図9において示したと
同一要素には同一符号を付しており、以下、それらにつ
いての説明は省略する。
【0040】転写ベルト130用の誘電体シート素材と
しては、PET、ポリアセタール、ポリアミド、ポリビ
ニルアルコール、ポリエーテルケトン、ポリスチレン、
ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルペンテン、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニリンスルフィ
ド、ポリウレタン、シリコン樹脂、ポリアミドイミド、
ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリエー
テルスルホン、ポリサルフォン、芳香族ポリエステル、
ポリエーテルイミド、芳香族ポリイミド等のエンジニア
プラスチックのフィルム形状シートが一般的に用いられ
る。本実施の形態では、機械特性、電気的特性及び難燃
性等の点からポリイミド樹脂製の体積抵抗1016Ωc
m、厚み100μmのシームレスタイプのものを用い
た。
【0041】而して、本実施の形態に係る転写帯電器2
4は、記録材搬送方向に対して直交する方向(以下、ス
ラスト方向と称する)に延びる板状導電性ゴム25と、
該板状導電性ゴム25を支持してこれを転写ベルト13
0を介して感光ドラム3に接離可能にするために記録材
搬送方向に揺動する支持揺動部26と、板状導電性ゴム
25と転写ベルト130を遮蔽する遮蔽部材27と、該
遮蔽部材27をスライドさせる駆動部28とで構成され
ている。
【0042】そして、上記板状導電性ゴム25は不図示
の給電部から電源へ接続され、その上端は転写ベルト1
30を介して感光ドラム3に接触するように支持揺動部
26によって押圧されている。
【0043】ところで、転写帯電器24のスラスト方向
の長さは、通紙スラスト位置のばらつきも考慮して通常
は最大サイズの記録材をカバーできるよう、最大サイズ
記録材の幅よりも若干長めに設定されている。この転写
帯電器24により、転写部に搬送された記録材Pの裏面
側からトナーと逆極性(本実施の形態では、プラス)の
帯電がなされることにより、感光ドラム3面側のトナー
画像が記録材Pの表面に静電転写される。尚、本実施の
形態では、プロセススピードを100mm/secと
し、転写電流は10μAの定電流制御とした。
【0044】前記支持揺動部26は、板状導電性ゴム2
5を転写ベルト130を介して感光ドラム3に接離可能
にするために設けられ、これは図2に示す揺動軸Xを中
心軸として板状導電性ゴム25を揺動させる。この支持
揺動部26は、画像形成中は板状導電性ゴム25を転写
ベルト130を介して感光ドラム3に接触するよう押圧
し、非画像形成時や紙詰まり時には非接触となるよう圧
力を解除する。
【0045】又、前記遮蔽部材27は高抵抗部材で構成
され、図2に示すように、長方形の板の一角から台形を
切り取ったような形状を有している。この遮蔽部材27
の斜めカット部分は画像形成装置に通紙可能な最小サイ
ズ幅と最大サイズ幅より2番目に小さいサイズ幅によっ
て一義的に決まる。又、遮蔽部材27の電気抵抗は小サ
イズで高抵抗の記録材(例えば、はがき)よりも大きい
必要があり、数桁大きい方が好ましい。
【0046】而して、上記遮蔽部材27は板状導電性ゴ
ム25と略平行に配置され、図2の矢印方向に往復可能
であって、記録材Pのサイズが最大幅のときには図3及
び図4に示すように遮蔽部材27は下方向にスライド
し、この結果、板状導電性ゴム25は転写ベルト130
に全幅接触して記録材Pの全域に転写電流を流すことが
できる。
【0047】一方、記録材Pが小サイズのときには、図
1及び図2に示すように、遮蔽部材27は非通紙部q部
分で板状導電性ゴム25と転写ベルト130を遮蔽する
位置まで上方向にスライドする。このため、板状導電性
ゴム25は転写ベルト130に通紙部p部分のみに接触
し、記録材幅pの領域のみに転写電流を流すことができ
る。
【0048】ところで、駆動部28は板状導電性ゴム2
5と転写ベルト130を遮蔽するために遮蔽部材27を
往復運動させる。遮蔽部材27のホームポジションは図
3及び図4に示すように板状導電性ゴム25と転写ベル
ト130を遮蔽しない位置となる。画像形成時において
記録材Pが小サイズである場合のみ、駆動部28は非通
紙部で板状導電性ゴム25と転写ベルト130を遮蔽す
る位置まで遮蔽部材27をスライドさせてから画像形成
を行う。
【0049】以上説明したように、本実施の形態では、
通紙する記録材Pの幅に応じて転写帯電器24の帯電有
効域をスラスト方向に可変としたため、画像形成装置の
設置環境等や記録材Pの放置環境等によって常に変化す
る感光ドラム3、転写ベルト130、記録材P等の物性
値に左右されることなく、最大サイズ幅以下の幅の記録
材Pに画像形成の際に適切な電荷量を安定的に供給して
良好な転写を行うことができる。
【0050】尚、本実施の形態では板状導電性ゴム25
を揺動可能に構成したが、画像形成装置の構成によって
は揺動不要の場合もある。
【0051】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図5に基づいて説明する。尚、図5は本発明の実
施の形態2に係る画像形成装置の転写帯電器の斜視図で
あり、本図においては図1〜図4に示したと同一要素に
は同一符号を付している。
【0052】前記実施の形態1では、転写帯電器24に
板状導電性ゴム25を使用したが、本実施の形態では導
電性ローラ29を用いた。
【0053】導電性ローラ29は、実施の形態1と同様
に不図示の電源に接続され、支持揺動部26によって支
持されて揺動される。この導電性ローラ29の揺動は板
状度電性ゴムと同様に転写ベルトを介して感光ドラムに
接離可能とするために行われる。尚、導電性ローラ29
は画像形成装置の構成によっては揺動不要の場合もあ
る。本実施の形態では、プロセススピードを100mm
/secとし、転写電流は10μAの定電流制御とし
た。
【0054】而して、本実施の形態においても、転写帯
電器24と転写ベルトを遮蔽部材27により遮蔽してい
る領域では転写電流は流れず、遮蔽していない領域にの
み転写電流が流れる。
【0055】以上説明したように、本実施の形態では、
通紙する記録材の幅に応じて転写帯電器24の帯電有効
域をスラスト方向に可変としたため、画像形成装置の設
置環境等や記録材の放置環境等によって常に変化する感
光ドラム、転写ベルト、記録材等の物性値に左右される
ことなく、最大サイズ幅以下の記録材に画像形成の際に
適切な電荷量を安定的に供給して良好な転写を行うこと
ができる。
【0056】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図6に基づいて説明する。尚、図6は本発明の実
施の形態3に係る画像形成装置の転写帯電器の斜視図で
あり、本図においても図1〜図4に示したと同一要素に
は同一符号を付している。
【0057】前記実施の形態2では、転写帯電器24に
導電性ローラ29を使用したが、本実施の形態では導電
性ブラシ30を用いた。
【0058】上記導電性ブラシ30は、実施の形態1と
同様に不図示の電源に接続され、支持揺動部26によっ
て支持されて揺動される。この導電性ブラシ30の揺動
は板状度電性ゴムと同様に転写ベルトを介して感光ドラ
ムに接離可能とするために行われる。尚、導電性ブラシ
30は画像形成装置の構成によっては揺動不要の場合も
ある。又、本実施の形態では、プロセススピードを10
0mm/secとし、転写電流は10μAの定電流制御
とした。
【0059】而して、本実施の形態においては、転写帯
電器24と転写ベルトを遮蔽部材27によって遮蔽して
いる領域には転写電流は流れず、遮蔽していない領域に
のみ転写電流は流れる。
【0060】従って、本実施の形態によれば、通紙する
記録材の幅に応じて転写帯電器24の帯電有効域をスラ
スト方向に可変としたため、画像形成装置の設置環境等
や記録材の放置環境等によって常に変化する感光ドラ
ム、転写ベルト、記録材等の物性値に左右されることな
く、最大サイズ幅以下の記録材に画像形成の際に適切な
電荷量を安定的に供給して良好な転写を行うことができ
る。
【0061】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図7に基づいて説明する。尚、図7は本発明の実
施の形態4に係る画像形成装置の転写帯電器の斜視図で
あり、本図においても図1〜図4に示したと同一要素に
は同一符号を付している。
【0062】前記実施の形態3では転写帯電器24に導
電性ブラシ30を使用したが、本実施の形態では転写帯
電器24をコロナ帯電器で構成した。
【0063】コロナ帯電器24は不図示の電源に接続さ
れ、金属のシールド板32内に放電ワイヤー31を備え
ている。
【0064】上記放電ワイヤー31はスラスト方向に張
設されており、その片側端部に不図示のスプリングを設
けることによって所定の張力を保っている。そして、こ
の放電ワイヤー31への給電は本体側コネクタによって
不図示の給電端子、給電ピン及びスプリングを介して行
われる。又、感光ドラムの基体は本体アースに接続さ
れ、放電ワイヤー31の対向電極の機能を兼ねている。
尚、本実施の形態では、コロナ帯電器24と転写ベルト
との距離は10mmに設定されており、シールド板32
へ流れ込む電流をフィードバックし、対向電極へ流れる
電流を10μAの差電流制御とした。
【0065】而して、本実施の形態においては、コロナ
帯電器24と転写ベルトを遮蔽部材27によって遮蔽し
ている領域には転写電流が流れず、遮蔽していない領域
にのみ転写電流が流れる。
【0066】従って、本実施の形態によれば、通紙する
記録材の幅に応じてコロナ帯電器24の帯電有効域をス
ラスト方向に可変としたため、画像形成装置の設置環境
等や記録材の放置環境等によって常に変化する感光ドラ
ム、転写ベルト、記録材等の物性値に左右されることな
く、最大サイズ幅以下の記録材に画像形成の際に適切な
電荷量を安定的に供給して良好な転写を行うことができ
る。
【0067】以上、実施の形態1〜4では、遮蔽部材の
形状を長方形から台形を切り取ったようなものとした
が、これに限らず、例えば長方形から円弧を切り取った
ような形状であっても良く、転写帯電器と転写ベルトを
介して非通紙部を遮蔽することができるような形状であ
れば良い。
【0068】又、記録材位置は端部突き当てとしたが、
スラスト中央としても良く、この場合、遮蔽部材はスラ
スト中央部をカットした形状となる。
【0069】記録材幅は操作者が画像形成装置本体の操
作部やホストコンピューター等から値を入力しても良
く、機械式センサーや光学式センサーを用いて自動的に
判別しても良い。
【0070】被帯電体としての像担持体は電子写真感光
体に限らず、静電記録における誘電体であっても良い。
【0071】転写ベルトは誘電体に限らず、低抵抗又は
中抵抗に抵抗調整を施したものであっても良く、或は転
写ベルトのみならず転写ドラムでも良く、転写ベルトを
使用しないタイプでも良い。又、中間転写体の二次転写
部であっても良く、この場合は感光ドラムを中間転写体
に置き換えて考えれば良い。
【0072】像担持体上の静電潜像の現像方式として
は、一般的に非磁性トナーについてはブレード等でスリ
ーブ上にコーティングし、磁性トナーは磁気力によって
コーティングして搬送して像担持体に対して非接触状態
で現像する1成分非接触現像方式と、像担持体に対して
接触状態で現像する1成分接触現像方式と、トナー粒子
に対して磁性キャリアを混合したものを現像剤として用
いてこれを磁気力によって搬送し、像担持体に対して接
触状態で現像する2成分接触現像方式及び2成分現像剤
を非接触状態にして現像する2成分非接触方式の4種類
に大別される。本発明においては現像手段はそれらの何
れであっても良いが、画像の高画質化や高安定性の面か
ら2成分接触現像方式が多く用いられている。
【0073】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、転写帯電器と像担持体との間を部分的に遮蔽す
る遮蔽部材を設け、該遮蔽部材による遮蔽範囲を記録材
のサイズに応じて可変としたため、最大サイズ幅以下の
種々の幅の記録材に適切な電荷量を安定的に供給して良
好な転写を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写部の小サイズ記録材通紙時の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写帯電器の小サイズ記録材通紙時の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写部の大サイズ記録材通紙時の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の転
写帯電器の大サイズ記録材通紙時の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の転
写帯電器の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の転
写帯電器の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置の転
写帯電器の斜視図である。
【図8】画像形成装置(カラー電子写真記録装置)の断
面図である。
【図9】画像形成装置の転写部の大サイズ記録材通紙時
の断面図である。
【図10】画像形成装置の転写部の小サイズ記録材通紙
時の断面図である
【符号の説明】
3 感光ドラム(像担持体) 24 転写帯電器 25 板状導電性ゴム(導電性ブレード) 26 支持揺動部 27 遮蔽部材 28 駆動部 29 導電性ローラ 30 導電性ブラシ 31 放電ワイヤー 32 シールド板 130 転写ベルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視像が形成される像担持体と、該像担
    持体に形成された可視画像を記録材に転写するための転
    写帯電器を備えた画像形成装置において、 前記転写帯電器と前記像担持体との間を部分的に遮蔽す
    る遮蔽部材を設け、該遮蔽部材による遮蔽範囲を記録材
    のサイズに応じて可変とすることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 記録材の幅を検知する記録材幅検知手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記転写帯電器としてコロナ帯電器を用
    いたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記転写帯電器に導電性ブレードを用い
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記転写帯電器に導電性ローラを用いた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写帯電器に導電性ブラシを用いた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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