JP3453540B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3453540B2
JP3453540B2 JP35934799A JP35934799A JP3453540B2 JP 3453540 B2 JP3453540 B2 JP 3453540B2 JP 35934799 A JP35934799 A JP 35934799A JP 35934799 A JP35934799 A JP 35934799A JP 3453540 B2 JP3453540 B2 JP 3453540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いて記録材上に像を形成する画像形成装置、たとえば複
写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式を用いた種々の
画像形成が提案されまたは実施されてきている。たとえ
ば、感光ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ドラ
ムまたは中間転写ベルトに順次重ね合わせて1次転写
し、中間転写ドラムまたは中間転写ベルト上のトナー像
を記録材に2次転写する方式のものがある。
【0003】中間転写ベルトを用いた画像形成装置の画
像形成プロセスを簡単に説明すると、感光ドラムが所定
の周速度をもって回転駆動され、その感光ドラムの表面
を帯電器により一様に帯電し、露光装置によりレーザー
ビームを走査露光して、感光ドラム上に1色目の静電潜
像が形成され、その潜像が現像装置により現像される。
現像装置には、イエロートナー、マゼンタトナー、シア
ントナーおよびブラックトナーをそれぞれ収容した4個
の現像器が設置されている。感光ドラム上の1色目の静
電潜像は、イエロー用の現像器により現像して、イエロ
ートナー像として可視化される。
【0004】形成されたイエロートナー像は、中間転写
ドラムと感光ドラムとが接触する1次転写部において、
中間転写ドラムに静電転写される(1次転写)。1次転
写が終了した感光ドラムは、その表面に残存するトナー
をクリーナにより除去した後、つぎの色の画像形成に供
される。
【0005】同様に、感光ドラムに対し、帯電器による
帯電、レーザービームの露光を行って2色目の静電潜像
を形成し、その感光ドラム上の潜像をマゼンタ用の現像
器により現像して、感光ドラム上にマゼンタトナー像を
形成する。そのマゼンタトナー像は、中間転写ドラム上
にイエロートナー像の上から重ねて転写される。
【0006】上記の工程をシアン、ブラックについても
繰り返し、中間転写ドラム上へ順次重ね合わせて転写さ
れる。これにより、中間転写ドラム上にイエロー、マゼ
ンタ、シアンおよびブラックの4色のトナー像を積層し
たカラー画像が形成される。
【0007】その後、離間状態にあった2次転写帯電器
が中間転写ドラム表面に当接され、中間転写ドラムと2
次転写帯電器とが接触する2次転写部において、そこに
所定のタイミングで搬送されてくる転写材の表面に、中
間転写ドラム上の4色のトナー像が一括して転写される
(2次転写)。
【0008】4色のトナー像が転写された転写材は、中
間転写ドラムから定着器へ搬送され、そこで熱ローラな
どによる定着を受けてフルカラーの永久画像とされた
後、画像形成装置の機外に排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録材
の幅が最大サイズのものよりも小さいサイズのはがきや
封筒といった記録材に画像形成を行う際、以下に示すよ
うな1次転写、2次転写での問題があった。
【0010】まず、1次転写での問題について述べる。
図8に1次転写部の概略図を示す。図8において、23
0は中間転写ベルトで、中間転写ベルト230はトナー
像を担持した感光ドラム3に接触し、中間転写ベルト1
30の感光ドラムとは反対側の裏面に1次転写帯電器2
4が当接している。
【0011】一般に、1次転写において、トナー自体が
高抵抗であるため(1015Ωcm程度)、画像部の方が
非画像部よりもインピーダンスが高くなる。従って定電
流制御の場合、画像比率(画像部のスラスト方向長さを
y、最大サイズ記録幅をgとすると、画像比率(%)=
y/g×100、0≦y≦g)が下がるにつれて、図9
に示すように、画像部(トナー部)へ流れる転写電流の
割合が減少し、非画像部へ流れ込む転写電流の割合が増
加する。このため、1次転写効率が落ちるという問題が
生じる。これは、特にはがき、封筒などといった最大サ
イズ記録幅よりも小さいサイズの記録材への画像形成の
際に顕著に発生する。
【0012】図10に、小サイズ紙への画像形成の際の
1次転写部の様子を示す。図10において、画像部のス
ラスト方向の長さをy、最大サイズ記録幅をg、小サイ
ズ紙幅をaとすると、0≦y≦a<gであるから、画像
比率(y/g×100)は、常時低い。すなわち、小サ
イズ紙に画像形成をする場合は、1次転写部において非
通紙部に相当する部分(g−a)に画像形成を行うこと
がないため、常時画像比率が低く、常に転写電流不足に
なってしまう。
【0013】さらに、中間転写ベルトの非通紙部に相当
する感光ドラムの表面電位は、通常、現像時にトナーの
付着を防止するために、図11に示すように、高電位部
である非画像部と同じ電位(Vd)となっている。そう
すると、定電流方式の場合、1次転写時に電位差の大き
い非通紙部および非画像部に多くの電流が流れ、画像部
に流れる電流が不足して転写不良を生じる。
【0014】そこで、逆に小サイズ紙の画像形成時に、
十分な電流が画像部に流れるように1次転写バイアスを
設定すると、今度は、最大幅の記録材に画像形成する際
に、1次転写部において過剰な電流が流れ、トナーが逆
帯電してしまい、1次転写不良となる。また1次転写バ
イアスを定電圧制御した場合、画像部に必要十分な転写
電流を送るために、非常に高い転写電圧が必要となり、
また非画像部に流入する電流が著しく増加するために、
感光ドラムにメモリー現象が生じてしまうといった弊害
がある。
【0015】2次転写での問題について述べる。2次転
写部では、上述の通り、定電流方式が一般的である。し
かし、定電流方式には、つぎのような問題がある。
【0016】一般にこの種の装置では、使用可能な最大
サイズよりも小さいサイズの記録材も使用できるように
なっているのが普通である。また、記録材の体積抵抗率
は、種類や吸湿条件によって約2×107〜1014Ωc
mまで変化する。
【0017】図12に示すように、中間転写ベルト23
0により使用最大サイズの記録材Pを通紙して2次転写
した場合、転写帯電器250からの転写電流をItr[μ
A]、記録材の幅(中間転写ベルト230の移動方向と
直角方向のスラスト方向の長さ)をχ[cm]、感光ド
ラム3の回転速度、つまりプロセススピードをv[cm
/s]とすると、図13に示すように、Δt秒間に流れ
る転写電流はItr×Δt、そのときの記録材の対象面積
はv×Δt×χであるから、記録材上の面電荷密度は、 Itr×Δt/(χ×Δt×v)=Itr/(χ・v)[μ
C/cm2] となる。
【0018】記録材は、常温低湿環境(たとえば23
℃、5%RH)では、非常に高い体積抵抗率となるが、
そのような場合でも定電流方式では最大サイズの記録材
上の面電荷密度は変化しない。
【0019】一方、小サイズの記録材を通紙した場合、
図14に示すように、記録材Pの部分に流れる電流をI
χ、記録材の両側の非通紙部に流れる電流をそれぞれに
Iw、Izとし、記録材幅をχ、非通紙部の幅をそれぞ
れw、zとすると、本来ならば記録材上および非通紙部
の面電荷密度は、最大サイズの記録材を通紙した場合と
同じでなければならない(すなわち、Iw/(w・v)
=Iχ/(χ・v)=Iz/(z・v))のが、通紙部
は記録材自体の抵抗が存在するので、非通紙部に比べて
インピーダンスが高く、そのため通紙部に流れる単位面
積あたりの電流も非通紙部に比べて小さく、記録材上の
面電荷密度も非通紙部に比べて小さくなる。
【0020】このため定電流方式では、記録材上の面電
荷密度は必要十分に達せず(すなわち、Iw/(w・
v)=Iz/(z・v)>Iχ/(χ・v))、転写不
良を引き起こしてしまう。
【0021】これは、たとえば乾燥して高抵抗になった
記録材などに転写する場合、あるいは高温高湿環境(た
とえば30℃、80%RH)下において中間転写ベルト
が吸湿し、低抵抗化した場合などに顕著に発生する。
【0022】本発明の目的は、像担持体から中間転写体
に像を転写する際に、転写不良が発生するのを防止する
ことができる画像形成装置を提供することである。
【0023】本発明の目的は、中間転写体から記録材に
像を転写する際に、転写不良が発生するのを防止するこ
とができる画像形成装置を提供することである。
【0024】本発明の他の目的は、以下の詳細な説明を
読むことにより明らかになるであろう。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像を担持する像担持体と、中間転写体と、前記像担持体
上の像を前記中間転写体に静電的に転写するために、前
記中間転写体の像が転写される側とは反対側に所定の極
性の電荷を付与する第1の電荷付与手段と、前記第1の
電荷付与手段により前記像担持体から前記中間転写体に
像を転写する前に、前記中間転写体の像が転写される側
とは反対側に電荷を付与する第2の電荷付与手段とを有
し、前記中間転写体上の像は記録材に転写される画像形
成装置であって、前記中間転写体の移動方向と実質的に
直交する方向において、前記中間転写体の前記第1の電
荷付与手段により電荷が付与される領域のうち、前記中
間転写体の像が転写される第1の領域よりも外側の第2
の領域の電荷量が、前記第1の領域の電荷量に比べて前
記所定の極性寄りに大きくなるように前記第2の電荷付
与手段は前記中間転写体に電荷を付与することを特徴と
する画像形成装置である。
【0026】本発明によれば、前記中間転写体の移動方
向と実質的に直交する方向における前記第2の領域の長
さは、記録材の搬送方向と実質的に直交する方向の長さ
に応じて可変である。前記中間転写体の移動方向と実質
的に直交する方向において、前記第2の領域の長さは、
前記中間転写体に転写されるべき像の長さに応じて可変
である。前記第2の電荷付与手段は前記中間転写体の前
記第2の領域にのみ電荷を付与する。前記中間転写体の
前記第1の領域に前記第2の電荷付与手段により付与さ
れる電荷量はゼロである。
【0027】前記第2の電荷付与手段により前記中間転
写体の前記第1の領域に付与される電荷の極性は、前記
第1の電荷付与手段により前記中間転写体に付与される
電荷の極性とは逆極性である。前記第2の電荷付与手段
により前記中間転写体の前記第2の領域に付与される電
荷の極性は、前記第1の電荷付与手段により前記中間転
写体に付与される電荷の極性とは逆極性である。前記第
2の電荷付与手段により前記中間転写体の前記第2の領
域に付与される電荷量の絶対値は、前記第2の電荷付与
手段により前記中間転写体の前記第1の領域に付与され
る電荷量の絶対値よりも小さい。
【0028】前記第2の電荷付与手段により前記中間転
写体の前記第1の領域に付与される電荷の極性は、前記
第1の電荷付与手段により前記中間転写体に付与される
電荷の極性と同極性である。前記第2の電荷付与手段に
より前記中間転写体の前記第2の領域に付与される電荷
の極性は、前記第1の電荷付与手段により前記中間転写
体に付与される電荷の極性と同極性である。前記第2の
電荷付与手段により前記中間転写体の前記第2の領域に
付与される電荷量の絶対値は、前記第2の電荷付与手段
により前記中間転写体の前記第1の領域に付与される電
荷量の絶対値よりも大きい。前記第2の電荷付与手段に
より前記中間転写体の前記第2の領域に付与される電荷
の極性は、前記第1の電荷付与手段により前記中間転写
体に付与される電荷の極性とは逆極性である。
【0029】前記第2の電荷付与手段は、前記中間転写
体の像が転写される側に電荷を付与する第1の電荷付与
部材と、前記中間転写体を介して前記第1の電荷付与部
材に対向するように設けられ、前記中間転写体の像が転
写される側とは反対側に電荷を付与する第2の電荷付与
部材とを備える。前記中間転写体の体積抵抗率は10 13
〜1017Ωcmである。前記中間転写体に複数色の像が
順次重ねて転写され、前記中間転写体上の複数色の像は
記録材に転写される。前記像担持体は複数色の像をそれ
ぞれ担持するために複数設けられ、前記複数の像担持体
から前記中間転写体に複数色の像が順次重ねて転写さ
れ、前記中間転写体上の複数色の像は記録材に転写され
る。前記像担持体の帯電極性は前記所定の極性とは逆極
性である。
【0030】また、本発明は、像担持体と、前記像担持
体上の像が転写される中間転写体と、前記像担持体から
転写された前記中間転写体の像を記録材に転写するため
に、前記中間転写体の像が転写される側から記録材およ
び前記中間転写体に所定の極性の電荷を付与する第1の
電荷付与手段と、前記像担持体から前記中間転写体に像
が転写された後であって、前記第1の電荷付与手段によ
り前記中間転写体から記録材に像が転写される前に、前
記中間転写体の像が転写される側に電荷を付与する第2
の電荷付与手段とを有する画像形成装置であって、前記
第2の電荷付与手段は、前記中間転写体の移動方向と実
質的に直交する方向において、前記中間転写体の前記第
1の電荷付与手段により電荷が付与される領域のうち、
前記中間転写体の像が転写された第1の領域よりも外側
の第2の領域に前記所定の極性の電荷を付与することを
特徴とする画像形成装置である。
【0031】本発明によれば、記録材の種類に応じて、
前記第2の電荷付与手段に印加する電圧を制御する制御
手段を有する。記録材の種類を検知する記録材検知手段
を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段による検
知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する電圧
を制御する。記録材の種類に応じて、前記第2の電荷付
与手段により前記中間転写体に付与される電荷量を制御
する制御手段を有する。記録材の種類を検知する記録材
検知手段を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段
による検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段により
前記中間転写体に付与される電荷量を制御する。
【0032】湿度に応じて、前記第2の電荷付与手段に
印加する電圧を制御する制御手段を有する。湿度を検知
する湿度検知手段を有し、前記制御手段は、前記湿度検
知手段による検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段
に印加する電圧を制御する。温度および湿度に応じて、
前記第2の電荷付与手段に印加する電圧を制御する制御
手段を有する。温度および湿度を検知する温湿度検知手
段を有し、前記制御手段は、前記温湿度検知手段による
検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する電
圧を制御する。
【0033】湿度に応じて、前記第2の電荷付与手段に
より前記中間転写体に付与される電荷量を制御する制御
手段を有する。湿度を検知する湿度検知手段を有し、前
記制御手段は、前記湿度検知手段による検知結果に応じ
て前記第2の電荷付与手段により前記中間転写体に付与
される電荷量を制御する。温度および湿度に応じて、前
記第2の電荷付与手段により前記中間転写体に付与され
る電荷量を制御する制御手段を有する。温度および湿度
を検知する温湿度検知手段を有し、前記制御手段は、前
記温湿度検知手段による検知結果に応じて前記第2の電
荷付与手段により前記中間転写体に付与される電荷量を
制御する。
【0034】前記中間転写体の前記第1の領域に前記第
2の電荷付与手段により付与される電荷量はゼロであ
る。前記第2の電荷付与手段は、前記中間転写体の像が
転写される側に電荷を付与する第1の電荷付与部材と、
前記中間転写体を介して前記第1の電荷付与部材に対向
するように設けられ、前記中間転写体の像が転写される
側とは反対側に電荷を付与する第2の電荷付与部材とを
備える。前記第2の領域の長さは、記録材の搬送方向と
実質的に直交する方向の長さに応じて可変である。前記
第2の電荷付与手段は前記第2の領域にのみ電荷を付与
する。前記像担持体の帯電極性は前記所定の極性とは逆
極性である。前記中間転写体の体積抵抗率は1013〜1
17Ωcmである。
【0035】前記像担持体上の像を前記中間転写体に転
写するために、前記中間転写体の像が転写される側とは
反対側に電荷を付与する第3の電荷付与手段と、前記第
3の電荷付与手段により前記像担持体から前記中間転写
体に像を転写する前に、前記中間転写体の像が転写され
る側とは反対側に電荷を付与する第4の電荷付与手段と
を有し、前記中間転写体の移動方向と実質的に直交する
方向において、前記中間転写体の前記第3の電荷付与手
段により電荷が付与される領域のうち、前記中間転写体
の像が転写される第3の領域よりも外側の第4の領域の
電荷量が、前記第3の領域の電荷量に比べて前記所定の
極性寄りに大きくなるように、前記第4の電荷付与手段
は前記中間転写体に電荷を付与する。前記中間転写体に
複数色の像が順次重ねて転写され、前記中間転写体上の
複数色の像は記録材に転写される。前記像担持体は複数
色の像をそれぞれ担持するために複数設けられ、前記複
数の像担持体から前記中間転写体に複数色の像が順次重
ねて転写され、前記中間転写体上の複数色の像は記録材
に転写される。
【0036】さらに、本発明は、像を担持する像担持体
と、前記像担持体上の像が転写される中間転写体と、前
記像担持体から転写された前記中間転写体の像を記録材
に転写するために、前記中間転写体の像が転写される側
とは反対側に所定の極性の電荷を付与する第1の電荷付
与手段と、前記像担持体から前記中間転写体に像が転写
された後であって、前記第1の電荷付与手段により前記
中間転写体から記録材に像が転写される前に、前記中間
転写体の像が転写される側とは反対側に電荷を付与する
第2の電荷付与手段とを有する画像形成装置であって、
前記第2の電荷付与手段は、前記中間転写体の移動方向
と実質的に直交する方向において、前記中間転写体の前
記第1の電荷付与手段により電荷が付与される領域のう
ち、前記中間転写体の像が転写された第1の領域よりも
外側の第2の領域に前記所定の極性の電荷を付与するこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0037】本発明によれば、記録材の種類に応じて、
前記第2の電荷付与手段に印加する電圧を制御する制御
手段を有する。記録材の種類を検知する記録材検知手段
を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段による検
知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する電圧
を制御する。記録材の種類に応じて、前記第2の電荷付
与手段により前記中間転写体に付与される電荷量を制御
する制御手段を有する。記録材の種類を検知する記録材
検知手段を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段
による検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段により
前記中間転写体に付与される電荷量を制御する。
【0038】湿度に応じて、前記第2の電荷付与手段に
印加する電圧を制御する制御手段を有する。湿度を検知
する湿度検知手段を有し、前記制御手段は、前記湿度検
知手段による検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段
に印加する電圧を制御する。温度および湿度に応じて、
前記第2の電荷付与手段に印加する電圧を制御する制御
手段を有する。温度および湿度を検知する温湿度検知手
段を有し、前記制御手段は、前記温湿度検知手段による
検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する電
圧を制御する。
【0039】湿度に応じて、前記第2の電荷付与手段に
より前記中間転写体に付与される電荷量を制御する制御
手段を有する。湿度を検知する湿度検知手段を有し、前
記制御手段は、前記湿度検知手段による検知結果に応じ
て前記第2の電荷付与手段により前記中間転写体に付与
される電荷量を制御する。温度および湿度に応じて、前
記第2の電荷付与手段により前記中間転写体に付与され
る電荷量を制御する制御手段を有する。温度および湿度
を検知する温湿度検知手段を有し、前記制御手段は、前
記温湿度検知手段による検知結果に応じて前記第2の電
荷付与手段により前記中間転写体に付与される電荷量を
制御する。
【0040】前記第2の電荷付与手段により前記第1の
領域に付与される電荷量はゼロである。前記第2の電荷
付与手段は、前記中間転写体の像が転写される側に電荷
を付与する第1の電荷付与部材と、前記中間転写体を介
して前記第1の電荷付与部材に対向するように設けら
れ、前記中間転写体の像が転写される側とは反対側に電
荷を付与する第2の電荷付与部材とを備える。前記第2
の領域の長さは、記録材の搬送方向と実質的に直交する
方向の長さに応じて可変である。前記第2の電荷付与手
段は前記第2の領域にのみ電荷を付与する。前記像担持
体の帯電極性は前記所定の極性とは逆極性である。前記
中間転写体の体積抵抗率は1013〜1017Ωcmであ
る。
【0041】前記像担持体上の像を前記中間転写体に転
写するために、前記中間転写体の像が転写される側とは
反対側に電荷を付与する第3の電荷付与手段と、前記第
3の電荷付与手段により前記像担持体から前記中間転写
体に像を転写する前に、前記中間転写体の像が転写され
る側とは反対側に電荷を付与する第4の電荷付与手段と
を有し、前記中間転写体の移動方向と実質的に直交する
方向において、前記中間転写体の前記第3の電荷付与手
段により電荷が付与される領域のうち、前記中間転写体
の像が転写される第3の領域よりも外側の第4の領域の
電荷量が、前記第3の領域の電荷量に比べて前記所定の
極性寄りに大きくなるように、前記第4の電荷付与手段
は前記中間転写体に電荷を付与する。前記中間転写体に
複数色の像が順次重ねて転写され、前記中間転写体上の
複数色の像は記録材に転写される。前記像担持体は複数
色の像をそれぞれ担持するために複数設けられ、前記複
数の像担持体から前記中間転写体に複数色の像が順次重
ねて転写され、前記中間転写体上の複数色の像は記録材
に転写される。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0043】実施例1 図1は、本発明が適用可能な画像形成装置を示す構成図
である。
【0044】図1に示すように、装置内には、第1、第
2、第3、第4の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが
並設され、各画像形成部Pa〜Pdで、潜像形成、現
像、1次転写のプロセスを経て、中間転写体に複数色の
トナー像が重ね合わせて形成される。
【0045】画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、そ
れぞれ専用の像担持体、本例では電子写真感光ドラム3
a、3b、3c、3dを具備し、各感光ドラム3a、3
b、3c、3d上に各色のトナー像が形成される。各感
光ドラム3a、3b、3c、3dに隣接して、中間転写
体として中間転写ベルト230が設置されており、この
中間転写ベルト230は、駆動ローラ210、支持ロー
ラ220および背面ローラ240に掛け回されて、駆動
ローラ210による駆動で矢印の向きに回動される。感
光ドラム3a、3b、3c、3d上に形成された各色の
トナー像は、中間転写ベルト230上に重ね合わせて1
次転写され、中間転写ベルト230上に4色のトナー像
が重ね合わせて形成される。
【0046】ついで、中間転写ベルト230上の4色の
トナー像は、2次転写ローラ250と中間転写ベルト2
30とによって挟持して搬送される記録材Pに一括して
2次転写される。各色のトナー像が転写された記録材P
は、定着装置9で加熱および加圧してトナー像を定着し
た後、カラーの記録画像として装置外に排出される。
【0047】各感光ドラム3a、3b、3c、3dの外
周には、それぞれドラム帯電器2a、2b、2c、2
d、電位センサー260a、260b、260c、26
0d、現像器1a、1b、1c、1d、転写帯電器24
a、24b、24c、24d、およびクリーナ4a、4
b、4c、4dが設けられ、装置の上方にはさらに図示
しない光源装置およびポリゴンミラーが設置されてい
る。
【0048】光源装置から発せられたレーザー光をポリ
ゴンミラーで回転して走査し、その走査光の光束を反射
ミラーによって偏向し、fθレンズにより各感光ドラム
3a、3b、3c、3dの母線方向に集光して露光する
ことにより、各感光ドラム3a、3b、3c、3d上に
画像信号に応じた静電潜像が形成される。
【0049】現像器1a、1b、1c、1dには、現像
剤としてそれぞれ正規の帯電極性が負極性のシアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックのトナーが、図示しない供
給装置により所定量充填されている。現像器1a、1
b、1c、1dは、それぞれ感光ドラム3a、3b、3
c、3d上の潜像を現像して、シアントナー像、マゼン
タトナー像、イエロートナー像、ブラックトナー像とし
て可視化する。
【0050】記録材Pは、図示しない記録材カセットに
収容されている。記録材Pはそこから複数の搬送ローラ
およびレジストローラを経て、中間転写ベルト230の
2次転写部へ供給される。
【0051】中間転写ベルト230は、体積抵抗率が1
11〜1016Ωcm程度のポリフッ化ビニリデン(PV
dF)や、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリウレタンなどの誘電体樹脂のシートからな
っており、その両端部を互いに重ね合わせて接合し、エ
ンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有しない
(シームレス)ベルトが用いられている。
【0052】さて、駆動ローラ210によりこの中間転
写ベルト230が回転し、所定の位置にあることが確認
されると、あるタイミングで第1画像形成部Paの感光
ドラム3aに対し画像形成を行う。そして感光ドラム3
aの下側の転写部で、転写帯電器24aにトナーの正規
の帯電極性とは逆極性の電圧を印加することにより、感
光ドラム3a上に形成された第1色目のトナー像が中間
転写ベルト230上に1次転写される。
【0053】転写帯電器24(24a〜24d)には、
コロナ放電のような非接触帯電器、または導電性のブレ
ード、ローラ、ブラシのような転写部材を用いた接触帯
電器を用いる。非接触帯電器では、オゾンが発生するこ
とや、空気を介して帯電するため大気の温湿度環境変動
に弱く、画像が安定して形成されない等の問題がある。
接触帯電器にはこのような問題がなく、オゾンレス、温
湿度環境変動に強い、高画質等のメリットがある。本例
では、転写帯電器24に接触式の帯電器を用いている。
【0054】第2〜第4画像形成部Pb〜Pdでの画像
形成、転写も、第1画像形成部Paと同様に行われる。
ついで4色のトナー像を転写された中間転写ベルト23
0は、2次転写ローラ250、背面ローラ240などで
構成された2次転写手段によって、記録材へのトナー像
の2次転写を受ける。
【0055】2次転写は、中間転写ベルト230の内側
に、接地または適当なバイアスを印加した低抵抗の背面
ローラ240を対向電極として配置し、これと外側に配
置した低抵抗の2次転写ローラ250とで中間転写ベル
ト230を挟み込んで2次転写ニップを構成し、2次転
写ローラ250に対してトナーの正規の帯電極性とは逆
極性の電圧(正極性)を印加し、この2次転写ローラ2
50を記録材Pの裏面側から当接させることにより行わ
れる。
【0056】2次転写後の記録材Pは、適当な搬送路を
通って図示しない定着装置へ送られる。定着装置は、定
着ローラ、加圧ローラと、その各々をクリーニングする
耐熱性クリーニング部材と、定着ローラ、加圧ローラ内
に設置された加熱ヒータと、定着ローラにジメチルシリ
コーンオイル等の離型剤オイルを塗布する塗布ローラ
と、そのオイル溜めと、加圧ローラの表面の温度を検知
して定着温度を制御するサーミスタとから構成されてい
る。
【0057】4色のトナー像を2次転写された記録材P
は、定着によりトナー像の混色および記録材Pへの固定
が行われ、フルカラーのコピー画像に形成され、図示し
ない排紙トレイに排出される。
【0058】転写が終了した感光ドラム3a、3b、3
c、3dは、それぞのクリーナ4a、4b、4c、4d
により転写残りトナーをクリーニング、除去され、引き
続きつぎの潜像の形成以下に備えられる。中間転写ベル
ト230上に残留したトナーおよびその他の異物は、中
間転写ベルト230の表面に図示しないクリーニングウ
エブ(不織布)を当接して、拭い取るようにしている。
【0059】以上のような構成の画像形成装置で用いら
れている中間転写ベルト230は、前述のように、PE
Tシートやポリフッ化ビニリデンシート、ポリウレタン
シート等の誘電体シートであり、これらの体積抵抗率は
1013〜1016Ωcmのものが一般的である。
【0060】また2次転写については、記録材の種類
(厚さ、材質等)や吸湿条件等により、記録材の体積抵
抗が変化した場合にも、一定電流が得られるように定電
流電源により定電流制御をすることが好ましく、この場
合、転写電圧は数kVである。1次転写についても、定
電流制御を行うのが好ましい。
【0061】なお、中間転写体としては、上述した中間
転写ベルト230ではなく、中間転写ドラム(ローラ)
でもよい。中間転写ベルトは、中間転写ドラムに比べ
て、配置の自由度の高さ、2次転写後の記録材の分離性
の良さ(曲率分離が可能)という点において優れてい
る。
【0062】中間転写ベルト230の誘電体シート素材
としては、上述した他に、ポリアセタール、ポリアミ
ド、ポリビニルアルコール、ポリエーテルケトン、ポリ
スチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルペ
ンテン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレ
ンスルフィド、シリコーン樹脂、ポリアミドイミド、ポ
リカーボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテ
ルスルホン、ポリサルフォン、芳香族ポリエステル、ポ
リエーテルイミド、芳香族ポリイミドなど、エンジニア
リングプラスチックのフィルム形状シートでもよい。
【0063】本実施例では、中間転写ベルト230の素
材として、機械特性、電気的特性および難燃性等の点か
ら、ポリイミド樹脂を使用した。その体積抵抗率は10
16Ωcm、厚さは100μmで、シームレスタイプであ
る。プロセススピード(中間転写ベルトの移動速度)は
100mm/秒である。
【0064】1次転写帯電器、つまり接触式の転写帯電
器24(24a〜24d)は、中間転写ベルト230の
駆動方向に対して直交する方向(スラスト方向)に延び
る板状導電性ゴム(ブレード)の転写部材を有し、この
転写部材は、中間転写ベルト230を介して感光ドラム
3(3a〜3d)と接触するように押圧されている。こ
の転写帯電器24により、中間転写ベルト230の裏面
側はトナーと逆極性(本例ではプラス)の帯電がなさ
れ、感光ドラム3上のトナー像が記録材Pの表面に静電
転写される。本実施例では、この1次転写を定電流制御
で行い、転写電流を10μAとした。
【0065】2次転写帯電器、すなわち接触式の2次転
写ローラ250は、記録材搬送方向に対して直交する方
向に延びる導電性ローラからなる。2次転写ローラ25
0は、背面ローラ240とで中間転写ベルト230およ
び記録材Pを挟み込んで2次転写ニップを形成し、2次
転写ローラ250に対してトナーと逆極性(本例ではプ
ラス)の帯電を施すことにより、中間転写ベルト230
上のトナー像が記録材P上に静電転写される。本実施例
では、この2次転写を定電流制御で行い、転写電流を2
0μAとした。
【0066】本発明の特徴は、最大サイズの記録材より
も小さい幅の記録材に画像形成するに際し、中間転写ベ
ルト230上の非通紙部となる領域に、1次転写前にト
ナーと同極性の電荷を予め蓄積しておくことにより、1
次転写における画像部の転写電流低下を減少させ、さら
にその非通紙部に2次転写前に、上記とは逆の電荷を蓄
積することより、2次転写における紙上面電荷密度の不
足を解消することである。以下、これについて詳述す
る。
【0067】中間転写ベルト230は誘電体により形成
されているために、たとえば図2のような実験室的な電
荷供給装置30を用い、その1対の電極31a、31b
で中間転写ベルト230の非通紙部を挟んで、一方の電
極31aを取り付けた高圧電源32により電圧を印加し
て、非通紙部に電荷を供給すると、電流計33でモニタ
ーした分極電流Iと定電圧Vの印加時間tとの関係は、
図3に示すようになり、ベルト230の表裏面に蓄積さ
れた電荷が多いほど、ベルトのインピーダンスは増大す
る。
【0068】そこで、本実施例では、この現象を利用し
て、中間転写ベルト230が1次転写部に突入する前
に、図1に示した帯電ローラ260により、中間転写ベ
ルトの非通紙部を接地された支持ローラ220との間で
挟み込み、帯電ローラ260に高圧電源E1からトナー
の正規の帯電極性と同極性の電圧(本例では負電圧)を
印加して、図4に示すように、中間転写ベルト230の
通紙部となる像が担持される領域Cに隣り合った非通紙
部となる領域Dの裏面の領域に、1次転写時と同極性の
電荷(プラス)(非通紙部の表面には1次転写時と逆極
性(トナーと同極性)の電荷(マイナス))を供給す
る。これにより、中間転写ベルトの非通紙部の1次転写
におけるインピーダンスが増加するため、上述のような
画像比率が低いことによる1次転写での画像部の転写電
流低下を減少することができる。
【0069】さらに4色の1次転写が終了した時点で、
図1に示した帯電ローラ270により、中間転写ベルト
230の非通紙部を接地された駆動ローラ210との間
で挟み込み、帯電ローラ270にトナーの正規の帯電極
性とは逆極性の電圧(正電圧)を印加して、図5に示す
ように、中間転写ベルト230の通紙部となる像が担持
された領域E(図4の領域Cに同じ)に隣り合った非通
紙部となる領域F(図4の領域Dに同じ)の裏面に、2
次転写時と逆極性の電荷(マイナス)(非通紙部の表面
には2次転写時と同極性(トナーと逆極性)の電荷(プ
ラス))を供給する。これにより、中間転写ベルトの非
通紙部の2次転写におけるインピーダンスが増加し、2
次転写における紙上面電荷密度不足を解消することがで
きる。
【0070】中間転写ベルト230に対する電荷供給を
様々な幅の記録材に対応して実施できるように、帯電ロ
ーラ260、270をたとえば図6に示すようなローラ
300とすることができる。本ローラ300は、導電性
の円筒をスラスト方向に切り欠き量が多くなるように切
り欠いて、ローラ300のスラスト方向の長さを周方向
で連続的に変化するようにしている。
【0071】このローラ300は、その中心軸301を
図示しない取り付け部に枢着することにより、周方向に
回転可能とされ、中心軸301の一端に取り付けたギヤ
302と、これに歯合した駆動装置304側のギヤ30
3を介して、駆動装置304の正逆転モータにより回転
される。その回転量はCPU305に制御される。
【0072】手差し給紙部あるいはカセット給紙部にお
いて、常時記録材Pの紙幅が検知され、その紙幅情報が
CPU305へ受け渡され、CPU305は、紙幅情報
に従って駆動装置304のモータの回転角を制御し、駆
動装置304のモータが回転してローラ300を所定角
度だけ回転し、中間転写ベルト230の非通紙部の幅に
合った長さのローラ300の周面が中間転写ベルト23
0に向けられ、中間転写ベルトの非通紙部に当接され
る。
【0073】このローラ300は、小サイズ記録材への
画像形成時のみ中間転写ベルト230に当接し、それ以
外のときは中間転写ベルトから離間しておかなければな
らい。
【0074】中間転写ベルト230に予め蓄積した電荷
は、中間転写ベルト自体が除電工程に至るまで消滅しな
いことが望ましく、そのためには帯電緩和時間の長い材
料を選定することが好ましい。従って、体積固有抵抗値
の高い材料、具体的には1.0×1013〜1.0×10
17Ωcmの材料が好適である。
【0075】本実施例では、記録材が搬送方向に対して
中間転写ベルトの端に規制されて搬送される場合を想定
しているが、記録材が中間転写ベルトの中央に規制され
て搬送される場合でもよい。
【0076】記録材の幅(スラスト方向長さχ)の検知
は、機械式センサーや光学式センサーを用いて自動的に
判別するほか、操作者が操作部等から紙幅を入力するこ
とにより検知に代えてもよい。
【0077】また、以上では中間転写体として中間転写
ベルトを用いたが、中間転写ドラムであってもよい。像
担持体は、感光ドラムなどの電子写真感光体に限らず、
静電記録における誘電体であってもよい。また1つの感
光ドラム上に順次複数のトナー像を形成して、そのトナ
ー像を中間転写体上に順次一次転写した後、記録材に一
括して二次転写する中間転写方式であってもよい。さら
に単色であってもよい。
【0078】現像器1(1a〜1d)としては、いずれ
の方式の現像方法であってもよい。
【0079】一般に、現像方法は一成分現像法と二成分
現像法に大別され、一成分現像法は、非磁性トナーにつ
いてはブレード等で現像スリーブ上にコーティングし、
磁性トナーについては磁気力によって現像スリーブ上に
コーティングし、現像スリーブの回転により像担持体と
対向した現像部に搬送し、トナーを像担持体と非接触状
態で現像する一成分非接触現像法、像担持体と接触状態
で現像する一成分接触現像法があり、二成分現像法は、
トナー粒子と磁性キャリアを混合した二成分現像剤を使
用し、これを磁気力で現像スリーブ上にコーティング
し、現像スリーブにより現像部に搬送して、現像剤を像
担持体と非接触状態で現像する二成分非接触現像法と、
像担持体と接触状態で現像する二成分接触現像法とがあ
る。画像の高画質化や高安定性の面から、二成分接触現
像法が多く用いられる。
【0080】本実施例では、必要な紙上面密度の値を2
4pC/cm2としたが、必要な紙上面密度は、たとえ
ばトナーの持つ摩擦帯電電荷量(トリボ)やトナーの種
類、あるいは画像形成装置の設置環境等によって変化す
るため、これに対応させるのが望ましい。
【0081】また、本実施例では、1次転写前に帯電す
る領域および2次転写前に帯電する領域を、中間転写ベ
ルト230の非通紙部としたが、上述のように、転写不
良が発生しないように帯電するのであれば、帯電領域は
この限りでない。この場合、通紙部よりも非通紙部に付
着する電荷量を多くする。
【0082】1次転写帯電器、2次転写帯電器に定電圧
電源を接続して、1次転写帯電器、2次転写帯電器に印
加する電圧を定電圧制御する場合においても、本発明を
適用することができる。
【0083】また、2次転写帯電器として、ローラ25
0に転写電圧を印加する例について説明してきたが、こ
れに限らず、ローラ240に転写電圧を印加し、対向電
極としてローラ250を接地する構成としてもよい。こ
の場合、ローラ240に印加する電圧の極性を、転写不
良が発生しないように適宜対応させればよい。
【0084】また、1つの感光ドラムを設置し、感光ド
ラム上にトナー像(たとえばブラックトナー像)を形成
し、感光ドラムからトナー像を中間転写体に1次転写
し、中間転写体上のトナー像を記録材に2次転写する画
像形成装置(たとえば白黒画像形成装置)にも、本発明
は適用できる。
【0085】実施例2 本実施例の構成は、実施例1とほぼ同様であるが、記録
材の種類および/または装置内の湿度(および温度)に
応じて、2次転写前に中間転写ベルト230を予め帯電
する帯電量を制御する点が異なる。
【0086】記録材としてOHT(オーバーヘッドプロ
ジェクター用透明樹脂シート)を用いる場合と、普通紙
を用いる場合とでは、同一環境(温湿度)であれば、2
次転写時、非通紙部へ流れる電流は異なり、相対的に体
積抵抗率の高い記録材(OHT)を用いる場合、転写不
良が発生してしまうことがあった。
【0087】そこで、本実施例においては、ローラ27
0に印加する電圧を記録材の種類に応じて、制御手段と
してのCPUにより制御することで、上記転写不良を防
止することができた。具体的には、記録材としてOHT
を用いる場合の方を、記録材として普通紙を用いる場合
よりも、ローラ270に印加する電圧を大きくして、中
間転写ベルト230の非通紙部の帯電量を大きくした。
【0088】また、同種の記録材であっても、環境によ
り記録材の体積抵抗率が相対的に高くなり(低湿環境で
顕著)、転写不良が発生してしまうことがあった。
【0089】そこで、本実施例においては、上記記録材
の種類に応じた制御の他に、装置内の湿度(および温
度)に応じて、ローラ270に印加する電圧をCPUに
より制御することで、上記転写不良を防止することがで
きた。
【0090】以上の実施例1、2においては、1次転写
前に中間転写ベルトの非通紙部のみにプラスの電荷を与
えていたが、これに限られない。たとえば、図7
(a)、(b)、(c)のように、中間転写ベルト23
0を帯電させて転写不良を防止してもよい。
【0091】図7においても、1次転写帯電器に印加さ
れる電圧の極性はプラス、すなわち転写帯電器から中間
転写ベルトに付与される電荷の極性はプラスである。つ
まり、非通紙部(非画像領域)に付与する電荷量を、通
紙部(像転写領域)に付与する電荷量よりも、プラスの
方向(転写帯電器から付与される電荷の極性)に大きく
すればよい。
【0092】中間転写ベルト上の電荷量分布の求め方と
しては、TDK(株)製の表面電位センサ(EFS−2
2D、EFS−31D)を用いて、中間転写ベルトの電
位Vをスラスト方向の各ポイントで測定し、予め分かっ
ている中間転写ベルトの静電容量Cから、各ポイントの
電荷量が求まる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写体の回動方向に関し、像担持体からのトナー像
の中間転写体への1次転写部の上流側の位置に、第1の
電荷付与手段を設置して、中間転写体の非通紙部の裏面
に1次転写時に供給される電荷と同極性の電荷を予め付
与し、中間転写体の1次転写部の下流側であって、中間
転写体からのトナー像の記録材への2次転写部の上流側
の位置に、第2の電荷付与手段を設置して、中間転写体
の非通紙部の裏面に2次転写時に供給される電荷と逆極
性の電荷を予め付与するようにしたので、記録材のサイ
ズに関係なく、接触式の1次転写帯電手段により、画像
部の転写電流不足を軽減して1次転写でき、また接触式
の2次転写手段により中間転写体の非通紙部の転写電流
不足を軽減して2次転写でき、転写不良のない高品質な
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な画像形成装置を示す構成図
である。
【図2】本発明で行う転写前の非通紙部への電荷供給に
使用した実験室的な電荷供給装置を示す概念図である。
【図3】転写ベルトへの定電圧印加時間と電流との関係
を示す図である。
【図4】本発明で1次転写前に行う中間転写ベルトの非
通紙部への1次転写時と同極性の電荷の供給を示す説明
図である。
【図5】本発明で2次転写前に行う中間転写ベルトの非
通紙部への2次転写時と逆極性の電荷の供給を示す説明
図である。
【図6】本発明による電荷供給に使用するローラの好ま
しい変形例を示す斜視図である。
【図7】本発明の変形例を示す図である。
【図8】画像形成装置における1次転写部を示す断面図
である。
【図9】1次転写における画像比率と画像部に流れる転
写電流との関係を示す図である。
【図10】小サイズ紙転写時の1次転写部を示す断面図
である。
【図11】感光ドラムの表面電位を示す図である。
【図12】2次転写部を示す断面図である。
【図13】図12の転写部による時間Δt秒間での転写
の記録材の対象面積を示す斜視図である。
【図14】小サイズ紙2次転写時の中間転写ベルトと2
次転写手段との間を流れる電流の様子を示す図である。
【符号の説明】
3、3a〜3d 感光ドラム 24、24a〜24d 転写帯電器 210 駆動ローラ 220 支持ローラ 240 背面ローラ 250 2次転写ローラ 260 帯電ローラ 270 帯電ローラ 230 中間転写ベルト 300 ローラ P 記録材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114

Claims (61)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像を担持する像担持体と、中間転写体
    と、前記像担持体上の像を前記中間転写体に静電的に転
    写するために、前記中間転写体の像が転写される側とは
    反対側に所定の極性の電荷を付与する第1の電荷付与手
    段と、前記第1の電荷付与手段により前記像担持体から
    前記中間転写体に像を転写する前に、前記中間転写体の
    像が転写される側とは反対側に電荷を付与する第2の電
    荷付与手段とを有し、前記中間転写体上の像は記録材に
    転写される画像形成装置であって、 前記中間転写体の移動方向と実質的に直交する方向にお
    いて、前記中間転写体の前記第1の電荷付与手段により
    電荷が付与される領域のうち、前記中間転写体の像が転
    写される第1の領域よりも外側の第2の領域の電荷量
    が、前記第1の領域の電荷量に比べて前記所定の極性寄
    りに大きくなるように前記第2の電荷付与手段は前記中
    間転写体に電荷を付与することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体の移動方向と実質的に直
    交する方向における前記第2の領域の長さは、記録材の
    搬送方向と実質的に直交する方向の長さに応じて可変で
    ある請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写体の移動方向と実質的に直
    交する方向において、前記第2の領域の長さは、前記中
    間転写体に転写されるべき像の長さに応じて可変である
    請求項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の電荷付与手段は前記中間転写
    体の前記第2の領域にのみ電荷を付与する請求項2また
    は3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写体の前記第1の領域に前記
    第2の電荷付与手段により付与される電荷量はゼロであ
    る請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の電荷付与手段により前記中間
    転写体の前記第1の領域に付与される電荷の極性は、前
    記第1の電荷付与手段により前記中間転写体に付与され
    る電荷の極性とは逆極性である請求項1の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第2の電荷付与手段により前記中間
    転写体の前記第2の領域に付与される電荷の極性は、前
    記第1の電荷付与手段により前記中間転写体に付与され
    る電荷の極性とは逆極性である請求項6の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2の電荷付与手段により前記中間
    転写体の前記第2の領域に付与される電荷量の絶対値
    は、前記第2の電荷付与手段により前記中間転写体の前
    記第1の領域に付与される電荷量の絶対値よりも小さい
    請求項7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の電荷付与手段により前記中間
    転写体の前記第1の領域に付与される電荷の極性は、前
    記第1の電荷付与手段により前記中間転写体に付与され
    る電荷の極性と同極性である請求項1の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の電荷付与手段により前記中
    間転写体の前記第2の領域に付与される電荷の極性は、
    前記第1の電荷付与手段により前記中間転写体に付与さ
    れる電荷の極性と同極性である請求項9の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記第2の電荷付与手段により前記中
    間転写体の前記第2の領域に付与される電荷量の絶対値
    は、前記第2の電荷付与手段により前記中間転写体の前
    記第1の領域に付与される電荷量の絶対値よりも大きい
    請求項10の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の電荷付与手段により前記中
    間転写体の前記第2の領域に付与される電荷の極性は、
    前記第1の電荷付与手段により前記中間転写体に付与さ
    れる電荷の極性とは逆極性である請求項9の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第2の電荷付与手段は、前記中間
    転写体の像が転写される側に電荷を付与する第1の電荷
    付与部材と、前記中間転写体を介して前記第1の電荷付
    与部材に対向するように設けられ、前記中間転写体の像
    が転写される側とは反対側に電荷を付与する第2の電荷
    付与部材とを備える請求項1の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記中間転写体の体積抵抗率は1013
    〜1017Ωcmである請求項1の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記中間転写体に複数色の像が順次重
    ねて転写され、前記中間転写体上の複数色の像は記録材
    に転写される請求項1の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記像担持体は複数色の像をそれぞれ
    担持するために複数設けられ、前記複数の像担持体から
    前記中間転写体に複数色の像が順次重ねて転写され、前
    記中間転写体上の複数色の像は記録材に転写される請求
    項14の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記像担持体の帯電極性は前記所定の
    極性とは逆極性である請求項1の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 像を担持する像担持体と、前記像担持
    体上の像が転写される中間転写体と、前記像担持体から
    転写された前記中間転写体の像を記録材に転写するため
    に、前記中間転写体の像が転写される側から記録材およ
    び前記中間転写体に所定の極性の電荷を付与する第1の
    電荷付与手段と、前記像担持体から前記中間転写体に像
    が転写された後であって、前記第1の電荷付与手段によ
    り前記中間転写体から記録材に像が転写される前に、前
    記中間転写体の像が転写される側に電荷を付与する第2
    の電荷付与手段とを有する画像形成装置であって、 前記第2の電荷付与手段は、前記中間転写体の移動方向
    と実質的に直交する方向において、前記中間転写体の前
    記第1の電荷付与手段により電荷が付与される領域のう
    ち、前記中間転写体の像が転写された第1の領域よりも
    外側の第2の領域に前記所定の極性の電荷を付与するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 記録材の種類に応じて、前記第2の電
    荷付与手段に印加する電圧を制御する制御手段を有する
    請求項18の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 記録材の種類を検知する記録材検知手
    段を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段による
    検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する電
    圧を制御する請求項19の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 記録材の種類に応じて、前記第2の電
    荷付与手段により前記中間転写体に付与される電荷量を
    制御する制御手段を有する請求項18の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 記録材の種類を検知する記録材検知手
    段を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段による
    検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段により前記中
    間転写体に付与される電荷量を制御する請求項21の画
    像形成装置。
  23. 【請求項23】 湿度に応じて、前記第2の電荷付与手
    段に印加する電圧を制御する制御手段を有する請求項1
    8の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 湿度を検知する湿度検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記湿度検知手段による検知結果に応
    じて前記第2の電荷付与手段に印加する電圧を制御する
    請求項23の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 温度および湿度に応じて、前記第2の
    電荷付与手段に印加する電圧を制御する制御手段を有す
    る請求項18の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 温度および湿度を検知する温湿度検知
    手段を有し、前記制御手段は、前記温湿度検知手段によ
    る検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する
    電圧を制御する請求項25の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 湿度に応じて、前記第2の電荷付与手
    段により前記中間転写体に付与される電荷量を制御する
    制御手段を有する請求項18の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 湿度を検知する湿度検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記湿度検知手段による検知結果に応
    じて前記第2の電荷付与手段により前記中間転写体に付
    与される電荷量を制御する請求項27の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 温度および湿度に応じて、前記第2の
    電荷付与手段により前記中間転写体に付与される電荷量
    を制御する制御手段を有する請求項18の画像形成装
    置。
  30. 【請求項30】 温度および湿度を検知する温湿度検知
    手段を有し、前記制御手段は、前記温湿度検知手段によ
    る検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段により前記
    中間転写体に付与される電荷量を制御する請求項29の
    画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記中間転写体の前記第1の領域に前
    記第2の電荷付与手段により付与される電荷量はゼロで
    ある請求項18の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 前記第2の電荷付与手段は、前記中間
    転写体の像が転写される側に電荷を付与する第1の電荷
    付与部材と、前記中間転写体を介して前記第1の電荷付
    与部材に対向するように設けられ、前記中間転写体の像
    が転写される側とは反対側に電荷を付与する第2の電荷
    付与部材とを備える請求項18の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記第2の領域の長さは、記録材の搬
    送方向と実質的に直交する方向の長さに応じて可変であ
    る請求項18の画像形成装置。
  34. 【請求項34】 前記第2の電荷付与手段は前記第2の
    領域にのみ電荷を付与する請求項33の画像形成装置。
  35. 【請求項35】 前記像担持体の帯電極性は前記所定の
    極性とは逆極性である請求項18の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記中間転写体の体積抵抗率は1013
    〜1017Ωcmである請求項18の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 前記像担持体上の像を前記中間転写体
    に転写するために、前記中間転写体の像が転写される側
    とは反対側に電荷を付与する第3の電荷付与手段と、前
    記第3の電荷付与手段により前記像担持体から前記中間
    転写体に像を転写する前に、前記中間転写体の像が転写
    される側とは反対側に電荷を付与する第4の電荷付与手
    段とを有し、前記中間転写体の移動方向と実質的に直交
    する方向において、前記中間転写体の前記第3の電荷付
    与手段により電荷が付与される領域のうち、前記中間転
    写体の像が転写される第3の領域よりも外側の第4の領
    域の電荷量が、前記第3の領域の電荷量に比べて前記所
    定の極性寄りに大きくなるように、前記第4の電荷付与
    手段は前記中間転写体に電荷を付与する請求項18の画
    像形成装置。
  38. 【請求項38】 前記中間転写体に複数色の像が順次重
    ねて転写され、前記中間転写体上の複数色の像は記録材
    に転写される請求項18の画像形成装置。
  39. 【請求項39】 前記像担持体は複数色の像をそれぞれ
    担持するために複数設けられ、前記複数の像担持体から
    前記中間転写体に複数色の像が順次重ねて転写され、前
    記中間転写体上の複数色の像は記録材に転写される請求
    項38の画像形成装置。
  40. 【請求項40】 像を担持する像担持体と、前記像担持
    体上の像が転写される中間転写体と、前記像担持体から
    転写された前記中間転写体の像を記録材に転写するため
    に、前記中間転写体の像が転写される側とは反対側に所
    定の極性の電荷を付与する第1の電荷付与手段と、前記
    像担持体から前記中間転写体に像が転写された後であっ
    て、前記第1の電荷付与手段により前記中間転写体から
    記録材に像が転写される前に、前記中間転写体の像が転
    写される側とは反対側に電荷を付与する第2の電荷付与
    手段とを有する画像形成装置であって、 前記第2の電荷付与手段は、前記中間転写体の移動方向
    と実質的に直交する方向において、前記中間転写体の前
    記第1の電荷付与手段により電荷が付与される領域のう
    ち、前記中間転写体の像が転写された第1の領域よりも
    外側の第2の領域に前記所定の極性の電荷を付与するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  41. 【請求項41】 記録材の種類に応じて、前記第2の電
    荷付与手段に印加する電圧を制御する制御手段を有する
    請求項40の画像形成装置。
  42. 【請求項42】 記録材の種類を検知する記録材検知手
    段を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段による
    検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する電
    圧を制御する請求項41の画像形成装置。
  43. 【請求項43】 記録材の種類に応じて、前記第2の電
    荷付与手段により前記中間転写体に付与される電荷量を
    制御する制御手段を有する請求項40の画像形成装置。
  44. 【請求項44】 記録材の種類を検知する記録材検知手
    段を有し、前記制御手段は、前記記録材検知手段による
    検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段により前記中
    間転写体に付与される電荷量を制御する請求項43の画
    像形成装置。
  45. 【請求項45】 湿度に応じて、前記第2の電荷付与手
    段に印加する電圧を制御する制御手段を有する請求項4
    0の画像形成装置。
  46. 【請求項46】 湿度を検知する湿度検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記湿度検知手段による検知結果に応
    じて前記第2の電荷付与手段に印加する電圧を制御する
    請求項45の画像形成装置。
  47. 【請求項47】 温度および湿度に応じて、前記第2の
    電荷付与手段に印加する電圧を制御する制御手段を有す
    る請求項40の画像形成装置。
  48. 【請求項48】 温度および湿度を検知する温湿度検知
    手段を有し、前記制御手段は、前記温湿度検知手段によ
    る検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段に印加する
    電圧を制御する請求項47の画像形成装置。
  49. 【請求項49】 湿度に応じて、前記第2の電荷付与手
    段により前記中間転写体に付与される電荷量を制御する
    制御手段を有する請求項40の画像形成装置。
  50. 【請求項50】 湿度を検知する湿度検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記湿度検知手段による検知結果に応
    じて前記第2の電荷付与手段により前記中間転写体に付
    与される電荷量を制御する請求項49の画像形成装置。
  51. 【請求項51】 温度および湿度に応じて、前記第2の
    電荷付与手段により前記中間転写体に付与される電荷量
    を制御する制御手段を有する請求項40の画像形成装
    置。
  52. 【請求項52】 温度および湿度を検知する温湿度検知
    手段を有し、前記制御手段は、前記温湿度検知手段によ
    る検知結果に応じて前記第2の電荷付与手段により前記
    中間転写体に付与される電荷量を制御する請求項51の
    画像形成装置。
  53. 【請求項53】 前記第2の電荷付与手段により前記第
    1の領域に付与される電荷量はゼロである請求項40の
    画像形成装置。
  54. 【請求項54】 前記第2の電荷付与手段は、前記中間
    転写体の像が転写される側に電荷を付与する第1の電荷
    付与部材と、前記中間転写体を介して前記第1の電荷付
    与部材に対向するように設けられ、前記中間転写体の像
    が転写される側とは反対側に電荷を付与する第2の電荷
    付与部材とを備える請求項40の画像形成装置。
  55. 【請求項55】 前記第2の領域の長さは、記録材の搬
    送方向と実質的に直交する方向の長さに応じて可変であ
    る請求項40の画像形成装置。
  56. 【請求項56】 前記第2の電荷付与手段は前記第2の
    領域にのみ電荷を付与する請求項55の画像形成装置。
  57. 【請求項57】 前記像担持体の帯電極性は前記所定の
    極性とは逆極性である請求項40の画像形成装置。
  58. 【請求項58】 前記中間転写体の体積抵抗率は1013
    〜1017Ωcmである請求項40の画像形成装置。
  59. 【請求項59】 前記像担持体上の像を前記中間転写体
    に転写するために、前記中間転写体の像が転写される側
    とは反対側に電荷を付与する第3の電荷付与手段と、前
    記第3の電荷付与手段により前記像担持体から前記中間
    転写体に像を転写する前に、前記中間転写体の像が転写
    される側とは反対側に電荷を付与する第4の電荷付与手
    段とを有し、前記中間転写体の移動方向と実質的に直交
    する方向において、前記中間転写体の前記第3の電荷付
    与手段により電荷が付与される領域のうち、前記中間転
    写体の像が転写される第3の領域よりも外側の第4の領
    域の電荷量が、前記第3の領域の電荷量に比べて前記所
    定の極性寄りに大きくなるように、前記第4の電荷付与
    手段は前記中間転写体に電荷を付与する請求項40の画
    像形成装置。
  60. 【請求項60】 前記中間転写体に複数色の像が順次重
    ねて転写され、前記中間転写体上の複数色の像は記録材
    に転写される請求項40の画像形成装置。
  61. 【請求項61】 前記像担持体は複数色の像をそれぞれ
    担持するために複数設けられ、前記複数の像担持体から
    前記中間転写体に複数色の像が順次重ねて転写され、前
    記中間転写体上の複数色の像は記録材に転写される請求
    項60の画像形成装置。
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