JP3639695B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を利用して、画像を記録材上に形成してハードコピーを得る複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の画像形成部を備え、各画像形成部でそれぞれ色の異なったトナー像を形成し、そのトナー像を同一記録材上に順次重ね合わせて転写してカラー画像を形成する画像形成装置が種々提案されている。
【0003】
このような状況のなかで、無端状の記録材担持体を用いた多色電子写真方式のカラー複写機が高速記録に用いられている。
【0004】
カラー電子写真画像形成装置の一例を図1に基づいて説明する。装置内には第1、第2、第3、第4の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが並設され、各々異なった色のトナー像が潜像、現像、転写のプロセスを経て形成される。
【0005】
第1〜第4の画像形成部Pa〜Pdは、それぞれ専用の像担持体、本例では電子写真感光ドラム3a、3b、3c、3dを具備し、各感光ドラム3a〜3d上に各色のトナー像が形成される。
【0006】
各感光ドラム3a〜3dに隣接して記録材担持体(以下、転写ベルトという)130が設置され、感光ドラム3a〜3d上に形成された各色のトナー像が、転写ベルト130上に担持し搬送される記録材p上に転写される。さらに各色のトナー像が転写された記録材pは、定着部9で加熱及び加圧によりトナー像を定着した後、記録画像として装置外の排紙トレイ63に排出される。
【0007】
感光ドラム3a〜3dの外周には、それぞれ露光ランプ111a、111b、111c、111d、ドラム帯電器2a、2b、2c、2d、電位センサー113a、113b、113c、113d、現像器1a、1b、1c、1d、転写帯電器24a、24b、24c、24d、及びクリーナー4a、4b、4c、4dが設けられ、装置の上方部にはさらに図示しない光源装置およびポリゴンミラー117が設置されている。
【0008】
光源装置から発せられたレーザー光をポリゴンミラー117を回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズにより感光ドラム3a〜3dの母線上に集光して露光することにより、感光ドラム3a〜3d上に画像信号に応じた潜像が形成される。
【0009】
現像器1a〜1dには、現像剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナーが、図示しない供給装置により所定量充填されている。現像器1a〜1dは、それぞれ感光ドラム3a〜3d上の潜像を現像して、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロートナー像、及びブラックトナー像として可視化する。
【0010】
記録材pは記録材カセット10に収容され、そこから複数の搬送ローラ11及びレジストローラ12を経て転写ベルト130上に供給され、転写ベルト130による搬送で感光ドラム3a〜3dと対向した転写部に順次送られる。
【0011】
転写ベルト130は、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(PET樹脂)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなどの誘電体樹脂のシートからなっており、その両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。
【0012】
さて、駆動ローラ13及び支持ローラ14、15によりこの転写ベルト130が回転し、所定の位置にあることが確認されると、記録材pがレジストローラ12から転写ベルト130に送り出され、記録材pが第1画像形成部Paの転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がオンとなり、それを基準としてあるタイミングで第1画像形成部Paの感光ドラム3aに対し画像形成を行なう。
【0013】
そして感光ドラム3aの下側の転写部で転写帯電器24aが電界または電荷を付与することにより、感光ドラム3a上に形成された第1色目のトナー像が記録材p上に転写される。この転写により記録材pは転写ベルト130上に静電吸着力でしっかりと保持され、第2画像形成部Pb以降に搬送される。
【0014】
転写帯電器24a〜24dでは、コロナ放電のような非接触帯電器、またはブレード、ローラー、ブラシのような転写帯電部材を用いた接触帯電器を用いる。非接触帯電器では、オゾンが発生してしまうこと、空気を介して帯電するため大気の温湿度環境変動に弱く画像が安定的に形成されない等の問題点がある。一方、接触帯電器では、オゾンレス、温湿度環境変動に強い、高画質等のメリットがある。
【0015】
第2〜第4画像形成部Pb〜Pdでの画像形成、転写も第1画像形成部Paと同様に行なわれる。次いで4色のトナー像を転写された記録材pは、転写ベルト130の搬送方向下流部で分離帯電器32により除電して静電吸着力を減衰させることによって、転写ベルト130の末端から離脱する。通常駆動ローラー13は、安定な分離を行なうため接地されている。また分離帯電器32は、トナー像未定着の状態で記録材pに帯電するため、非接触帯電器が用いられる。
【0016】
転写ベルト130から離脱した記録材pは、中継部材64を介して搬送部62により定着装置9へ搬送される。
【0017】
定着装置9は、定着ローラ51、加圧ローラ52と、その各々をクリーニングする耐熱性クリーニング部材54、55とローラ51、52内に設置されたローラ加熱ヒータ56、57と、定着ローラ51にジメチルシリコーンオイル等の離型剤オイルを塗布する塗布ローラ50と、そのオイルの溜め53と、加圧ローラ52の表面の温度を検知して定着温度を制御するサーミスタ58とから構成されている。
【0018】
4色のトナー像を転写された記録材pは、定着によりトナー像の混色及び記録材pへの固定が行なわれ、フルカラーのコピー画像に形成され、排紙トレイ63に排出される。
【0019】
転写が終了した感光ドラム3a〜3dは、それぞれのクリーナ4a〜4dにより転写残トナーをクリーニング、除去され、引き続き次の潜像形成以下の工程に備えられる。転写ベルト130上に残留したトナー及びその他の異物は、転写ベルト130の表面にクリーニングウェブ(不織布)19を当接して、拭い取るようにしている。尚、クリーニングウェブ19は巻き出しローラ17、巻き込みローラ18、テンションローラ22、及びテンションローラ22のバックアップローラ21により転写ベルト130への当接を制御される。
【0020】
以上のような構成の画像形成装置において用いられる転写ベルトは前述のようにPETシートやポリフッ化ビニリデンシート、ポリウレタンシート等の誘電体シートであり、これらの体積抵抗は1013〜1018Ωcmのものが一般的である。
【0021】
また、転写帯電手段の転写に寄与する電流を適正電流で一定にすると画像が安定することが知られている。そこで、記録材の種類(厚さ、材質等)や吸湿条件等により、体積抵抗値が変化した場合にも一定電流が得られるように定電流制御を行なうことが一般的であり、この場合、転写電圧は数kV〜十数kVである。
【0022】
多重転写を行なう画像形成装置では、各転写段階で前の転写時よりも大きな電圧が必要になり、特に最後の転写時は、最初の転写時と比べかなり高い転写で電圧になる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成で、例えば高湿環境に放置することで低抵抗化した記録材pに画像形成を行なう際、分離帯電器32の対向電極として接地された上記導電性部材としての駆動ローラー(前記分離部)13と、転写部との間を、該記録材pが短絡したとき、感光ドラム3上に現像されたトナー像が記録材pに良好に転写されないという現象(以後現象1と称する)、或いは、一度記録材pへ転写されたトナー像が下流の画像形成部のドラムに再度転写するという現象(以後現象2と称する)といった著しい転写不良(画像不良)が発生する。一般的に、記録材の体積抵抗は、種類や吸湿条件によって約107 〜1011[Ωcm]まで変化する。
【0024】
この現象について、図2に基づいて説明する。画像形成中、記録材pが第4画像形成部Pdの感光ドラム3dと駆動ローラ13とを短絡すると、転写ベルト130のうち記録材pと駆動ローラー13に同時に接している部分(図2中斜線E部)に充電されている電荷対の一部が、裏面の正電荷は接地された駆動ローラー13へ、表面の負電荷は記録材pを通って転写帯電部へ流れ、結果的に除電される。このとき、転写帯電器から対向電極である感光ドラム3dへ流れるべき転写電流(図2矢印A、B方向)が、より抵抗の低い記録紙を通って転写ベルトE部に供給されてしまい(図2矢印A、D)、十分な転写電流が得られず現象1が発生する。
【0025】
さらに、記録材が低抵抗化すると、転写ベルトE部は、転写電流を全て奪うだけでなく、感光ドラム側からも正電荷を供給しようとし、電流はA、D方向に流れた後、C、D方向に流れる。この電流方向Cは、正常な画像形成時の転写電流の方向Bとは逆方向であり、この逆方向Cの電流が流れることによって現象2が発生する。
【0026】
ここで、記録材pによって短絡される部材は、駆動ローラー13と転写部に限らず、転写部と、吸着帯電部、または記録材担持体支持部、または定着部、またはガイド部、またはレジスト部、または除電針であってもよい。この場合現象1のみが生じる。
【0027】
また、記録材pによって短絡される部材は、上記に限らず、駆動ローラー13または除電針と、吸着帯電部、またはガイド部、またはレジスト部であってもよい。この場合現象2のみ生じる。
【0028】
また、駆動ローラー13は、駆動を伝達しない記録材担持体支持部であってもよい。
【0029】
従って、本発明の目的は、低抵抗化した記録材を用いたとしても、転写不良及び画像欠陥の発生を防止し、良好な画像を得ることのできる画像形成装置を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体と、記録材を担持搬送する記録材担持体と、像担持体に形成された画像を記録材担持体上の記録材に転写する転写帯電部材と、記録材もしくは記録材担持体と接触自在な導電性部材と、を有し、記録材が導電性部材と接触もしくは記録材担持体を介して接触することに伴い転写電荷が不足するのを抑制するため導電性部材に電圧を印加する構成とする画像形成装置において、
温湿度に応じて前記導電性部材に印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置である。
【0031】
本発明の他の態様によると、像担持体と、記録材を担持搬送する記録材担持体と、像担持体に形成された画像を記録材担持体上の記録材に転写する転写帯電部材と、記録材もしくは記録材担持体と接触自在な導電性部材と、を有し、記録材が導電性部材と接触もしくは記録材担持体を介して接触することに伴い転写電荷が不足するのを抑制するため導電性部材に電圧を印加する構成とする画像形成装置において、記録材の種類に応じて前記導電性部材に印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置が提供される
【0032】
本発明の実施態様によると、導電性部材は記録材担持体から記録材を分離する位置にて記録材担持体裏面に接触するよう配置されている。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。尚、下記の実施例の説明においては、本発明は、前出の図1に示したフルカラー画像形成装置に具現化されるものとする。従って、フルカラー画像形成装置の全体的構成、及び機能についての説明は省略し、本発明の特徴部分について説明する。
【0034】
実施例1
本発明に係る画像形成装置の実施例1について説明する。
【0035】
転写ベルト130用の誘電体シート素材としては、PET、ポリアセタール、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエーテルケトン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリメチルペンテン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニリンスルフィド、ポリウレタン、シリコン樹脂、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルスルホン、ポリサルフォン、芳香族ポリエステル、ポリエーテルイミド、芳香族ポイミド等、エンジニアプラスチックのフィルム形状シートが一般的に用いられる。本実施例では、機械特性、電気的特性、及び難燃性等の点から、ポリイミド樹脂を使用した。体積抵抗は1016Ωcm、厚みは10μmでシームレスタイプのものを用いた。
【0036】
プロセススピードは100mm/sである。
【0037】
転写帯電器24a、24b、24c、24dは、記録材搬送方向に対して直交する方向(以下スラスト方向と称する)に伸びる長方形の板状導電性ゴムからなる。板状導電性ゴムは転写ベルト130を介して感光ドラム3a、3b、3c、3dと接触するように押圧されている。この転写帯電器24a〜24dにより、転写部に搬送された記録材pの裏面側からトナーと逆極性(本例はプラス)の帯電がなされることにより、感光ドラム3a〜3d面側のトナー画像が記録材pの表面に静電転写される。本実施例では、定電流制御を行ない、転写電流は10μAとした。
【0038】
分離帯電器32は、転写ベルト130の最下流上方、すなわち、転写ベルト130の駆動ローラ13の上方に配置され、放電ワイヤーを備えている。放電ワイヤーはスラスト方向に張設されており、放電ワイヤーの片側端部にスプリングを設けることで張力を保っている。放電ワイヤーへの給電は本体側コネクターより不図示の給電端子、給電ピン、スプリングを介して行なわれる。また、駆動ローラ13は、本体アースに接続され放電ワイヤーの対向電極の機能を兼ねている。本実施例では、転写帯電器24dと分離帯電部32との距離が50mmであり、分離帯電部に10kVppのAC電圧を印加した。
【0039】
さて、高湿環境(80%/RH)において完全調湿された記録材pは、材質等により差異はあるものの、体積抵抗値で1010[Ωcm]以下と非常に低くなる。このため、本実施例の構成で、高湿高温環境(室温30℃、相対湿度80%)において、上記記録材pに画像形成を行なうと、記録材pが分離帯電器32に対向して接地された上記導電性部材としての駆動ローラー13と転写部とを短絡し、感光ドラム3上に現像されたトナー像が記録材pに良好に転写されない、或いは一度記録材pへ転写されたトナー像が下流ドラムに逆に再転写する等といった著しい転写不良が発生する。これは、転写ベルト130のうち記録材pと駆動ローラー13に同時に接している部分が除電され、転写部へ負電荷を供給してしまうことが原因である。
【0040】
そこで、本実施例においては、駆動ローラー13に数kVの正電圧バイアスを印加することで駆動ローラー13自体の電位を高くし、負電荷が転写部へ流入しないようにした。その結果、負電荷が転写部へ流れ込むことはなくなり、前記発生したような著しい転写不良、画像欠陥を防ぐことができた。
【0041】
実施例2
次に本発明に係る実施例2について説明する。本実施例は、大気の環境湿度に応じて駆動ローラ13に印加する正電圧バイアスを可変とするものである。
【0042】
低湿環境において調質された記録材pと、高湿環境において調湿された記録材pとでは、体積抵抗値が最大で4桁程度変化する。このため、負電荷の流入量も環境により大きく変化すると考えられる。このため、本実施例では、前記印加電圧を、低湿環境では低くし、高湿環境では高くすることで、負電荷の転写部への流入量を制御しようというものである。
【0043】
前述したように、低湿環境では、記録材pの体積抵抗値は1012[Ωcm]以上と高く、このため負電荷の転写部への流入量は減少する。従って、駆動ローラー13に印加する正電圧も小さくした方がよい。
【0044】
一方、高湿環境では、記録材pの体積抵抗値は1010[Ωcm]以下と低く、このため前記負電荷の転写部への流入量は増える。従って、駆動ローラー13に印加する正電圧も大きくした方がよい。
【0045】
環境A 絶対水分量20g/kg以上 :7kV
環境B 絶対水分量1.5g/kg以上20g/kg未満:4kV
環境C 絶対水分量1.5g/kg未満 :1kV
環境A、B、Cで記録材pの体積抵抗値は、大まかに、1010、1011、1015[Ωcm]と変化した。
【0046】
このような構成をとることで、環境に左右されることなく前記転写不良が発生しない画像形成装置を得ることができた。
【0047】
また、大気湿度の検知は、画像形成装置本体に湿度検知センサーを設けて自動的に検知し、前記インピーダンスを制御してもよいし、操作者またはサービスマンが操作部等から湿度を入力してもよい。
【0048】
実施例3
次に、本発明に係る実施例3について説明する。本実施例では、記録材の種類に応じて駆動ローラー13に印加する正電圧バイアスを変化させるものである。
【0049】
通常画像形成装置に使用される記録材の秤量は、おおよそ50g/m2 〜200g/m2 までと幅広くあり、これにより各々の記録材pの抵抗も大きく異なることから、画像形成時における前記負電荷の転写部への流入量は、記録材pの特性に左右されることはない。
【0050】
秤量の大きな記録材pでは、記録材厚が厚いので表裏間の抵抗は大きくなり、転写帯電部と駆動ローラー13間の抵抗は小さくなる。このような記録材pに画像形成を行なうと、前記負電荷の転写部への流入量は増加し、前記転写不良がしやすい状況となる。一方、秤量の小さい記録材pでは、記録材厚が薄いため、この逆になる。このため、厚紙等の厚い記録材に画像形成するときに、駆動ローラー13に印加する正電圧を上げることで前記負電荷の転写部への流入量を減らし、前記転写不良が発生しない画像形成装置を得ることができる。
【0051】
また、記録材の種類の検知は機械式あるいは光学式のセンサーを用いて自動的に判別するか、操作者が操作部等から指定してもよい。
【0052】
転写帯電器は、コロナ帯電器または導電性弾性ローラ、ブラシ等を転写帯電部材としてもよく、前記同等の効果が得られた。また、転写ベルトのみならず、転写ドラムの構成であってもよい。
【0053】
また導電性部材は駆動ローラに限らず、像担持体、又は記録材担持体支持部、又は転写帯電部、又は吸着帯電部、又は定着部、又は記録材のガイド部、又は記録材のレジスト部、又は除電針であってもよい。
【0054】
また、記録材が導電性部材と接触していなくても、十分接近している場合には空気層が誘電体としてみなされる。
【0055】
被帯電体としての像担持体は電子写真感光体に限らず、静電記録における誘電体であってもよい。
【0056】
また、像担持体は中間転写方式における中間転写体であっても良い。
【0057】
像担持体3a〜3d上の静電潜像の現像手段1a〜1dとしては、一般的に、非磁性トナーについてはブレード等でスリーブ上にコーティングし、磁性トナーは磁気力によってコーティングして搬送し、像担持体に対して非接触状態で現像する1成分非接触現像方法と、像担持体に対して接触状態で現像する1成分接触現像方法と、トナー粒子に対して磁性のキャリアを混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬送し像担持体に対して接触状態で現像する2成分接触現像方法と、上記2成分現像剤を非接触状態にして現像する2成分非接触現像方法との、4種類に大別される。本発明において現像手段はそれらのいずれでもよい。画像の高画質化や高安定性の面から、2成分接触現像方式が多く用いられる。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、像担持体と、記録材を担持搬送する記録材担持体と、像担持体に形成された画像を記録材担持体上の記録材に転写する転写帯電部材と、記録材もしくは記録材担持体と接触自在な導電性部材と、を有し、記録材が導電性部材と接触もしくは記録材担持体を介して接触することに伴い転写電荷が不足するのを抑制するため導電性部材に電圧を印加する構成とする画像形成装置において、
(A)温湿度に応じて前記導電性部材に印加する電圧を制御するか、又は、
(B)記録材の種類に応じて前記導電性部材に印加する電圧を制御する、
構成とされるので、低抵抗化した記録材を用いたとしても、転写不良及び画像欠陥の発生を防止し、良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜3に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】転写部へ流入する負電荷の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
3a、3b、3c、3d 感光ドラム(像担持体)
5 吸着帯電器
9 熱定着装置
12 レジストローラ
13 駆動ローラ
14、15 支持ローラ
24a、24b、24c、24d 転写帯電器
32 分離帯電器
130 転写ベルト(記録材担持体)

Claims (3)

  1. 像担持体と、記録材を担持搬送する記録材担持体と、像担持体に形成された画像を記録材担持体上の記録材に転写する転写帯電部材と、記録材もしくは記録材担持体と接触自在な導電性部材と、を有し、記録材が導電性部材と接触もしくは記録材担持体を介して接触することに伴い転写電荷が不足するのを抑制するため導電性部材に電圧を印加する構成とする画像形成装置において、
    温湿度に応じて前記導電性部材に印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、記録材を担持搬送する記録材担持体と、像担持体に形成された画像を記録材担持体上の記録材に転写する転写帯電部材と、記録材もしくは記録材担持体と接触自在な導電性部材と、を有し、記録材が導電性部材と接触もしくは記録材担持体を介して接触することに伴い転写電荷が不足するのを抑制するため導電性部材に電圧を印加する構成とする画像形成装置において、
    記録材の種類に応じて前記導電性部材に印加する電圧を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 導電性部材は記録材担持体から記録材を分離する位置にて記録材担持体裏面に接触するよう配置されていることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
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