JP2000330442A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000330442A
JP2000330442A JP11139637A JP13963799A JP2000330442A JP 2000330442 A JP2000330442 A JP 2000330442A JP 11139637 A JP11139637 A JP 11139637A JP 13963799 A JP13963799 A JP 13963799A JP 2000330442 A JP2000330442 A JP 2000330442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
image forming
cleaning
image
cleaning member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11139637A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Komata
小俣  晴彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11139637A priority Critical patent/JP2000330442A/ja
Publication of JP2000330442A publication Critical patent/JP2000330442A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録材担持体に付着したトナー、その他の異
物を良好にクリーニングして付着物による転写不良や画
像不良がない高品質な画像を得ることができ、且つ、記
録材担持体とクリーニング部材の寿命延長を図ることが
できる画像形成装置を提供すること。 【構成】 記録材を表面に担持して搬送する転写ベルト
(記録材担持体)130と、該転写ベルト130上の前
記記録材に画像を形成する画像形成部(画像形成手段)
Pa〜Pdと、かぶりトナー量を検出する濃度センサー
(検出手段)26a〜26dと、前記転写ベルト130
表面に接触して該転写ベルト130表面の汚れを払拭す
るウェブ状のクリーニングウェブ(クリーニング部材)
19とを有する画像形成装置において、前記濃度センサ
ー26a〜26dの検出結果と記録材サイズの情報に基
づいて前記クリーニングウェブ19の清掃能力を可変さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材を担持して
搬送する記録材担持体の表面をウェブ状のクリーニング
部材によって清掃する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成部を備え、各画像
形成部でそれぞれ色の異なったトナー像を形成し、その
トナー像を同一記録材上に順次重ね合わせて転写してカ
ラー画像を形成する画像形成装置が種々提案されてい
る。
【0003】このような状況の中で、無端状の記録材担
持部材を用いた多色電子写真方式を採用するカラー複写
機が高速記録に用いられている。
【0004】ここで、カラー電子写真記録装置の一例を
図6に基づいて簡単に説明する。
【0005】図6は従来のカラー複写機の断面図であ
り、該カラー複写機の本体内には第1、第2、第3及び
第4の画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが並設され、
各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdでは各々異なった
色のトナー像が潜像・現像・転写の各プロセスを経て形
成される。
【0006】画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdは、そ
れぞれ専用の像担持体として電子写真感光ドラム3a,
3b,3c,3dを具備し、これらの感光ドラム3a,
3b,3c,3d上には各色のトナー像が形成される。
そして、各感光ドラム3a,3b,3c,3dに隣接し
て記録材担持体である転写ベルト130が設置されてお
り、各感光ドラム3a,3b,3c,3d上に形成され
た各色のトナー像は、転写ベルト130上に担持されて
搬送される記録材P上に転写される。そして、各色のト
ナー像が転写された記録材Pは、定着装置9で加熱及び
加圧されてトナー像の定着を受けた後に記録画像として
装置外に排出される。
【0007】他方、感光ドラム3a,3b,3c,3d
の外周には、ドラム帯電器2a,2b,2c,2d、電
位センサー113a,113b,113c,113d、
現像器1a,1b,1c,1d、転写帯電器24a,2
4b,24c,24d及びクリーナー4a,4b,4
c,4dがそれぞれ設けられ、装置上方部には不図示の
光源装置及びポリゴンミラー117が設置されている。
【0008】而して、光源装置から発せられたレーザー
光をポリゴンミラー117を回転させて走査し、その走
査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズに
より感光ドラム3a,3b,3c,3dの母線上に集光
して露光することによって感光ドラム3a,3b,3
c,3d上に画像信号に応じた潜像を形成する。
【0009】ところで、現像器1a,1b,1c,1d
には、現像剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロ
ー及びブラックの各トナーが不図示の供給装置により所
定量充填されており、各現像器1a,1b,1c,1d
は、それぞれ感光ドラム3a,3b,3c,3d上の潜
像を現像してこれをシアントナー像、マゼンタトナー
像、イエロートナー像及びブラックトナー像として可視
化する。
【0010】又、記録材Pは記録材カセット10に収容
され、該記録材カセット10から複数の搬送ローラ及び
レジストローラ12を経て転写ベルト130上に供給さ
れ、転写ベルト130による搬送によって感光ドラム3
a,3b,3c,3dと対向する転写部に順次送られ
る。
【0011】ここで、転写ベルト130は、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂シート、ポリフッ化ビ
ニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シート等の誘電
体樹脂シートで構成されており、その両端部を互いに重
ね合わせて接合してエンドレス形状に成形したベルト又
は継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられて
いる。
【0012】而して、駆動ローラ13によって転写ベル
ト130が回転してこれが所定の位置にあることが確認
されると、記録材Pがレジストローラ12から転写ベル
ト130に送り出され、記録材Pが第1画像形成部Pa
の転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出
し信号がONとなり、それを基準として或るタイミング
で第1画像形成部Paの感光ドラム3aに対して画像形
成を行う。そして、感光ドラム3aの下側の転写部で転
写帯電器24aに電界又は電荷を付与することにより、
感光ドラム3a上に形成された第1色目のトナー像が記
録材P上に転写される。
【0013】ここで、転写帯電器24としてはブレー
ド、ローラ、ブラシ等の転写帯電部材を用いた接触帯電
器が用いられる。尚、接触帯電器は、従来より用いられ
ていたコロナ転写方式と比較してオゾン発生量が少な
い、温湿度環境変動に強い、装置の小型化及び低コスト
化が容易である等のメリットを有している。
【0014】又、転写性安定のために除電針7a〜7d
が設けられており、これらの除電針7a〜7dは転写ベ
ルト130には非接触であるが、転写電流の一部を放電
して逃がす役割を果たし、感光ドラム3a,3b,3
c,3dと記録材Pが剥離した後の帯電ムラによる放電
を防ぐ。
【0015】第2〜第4画像形成部Pb〜Pdで画像形
成及び転写も第1画像形成部Paと同様に行われる。
【0016】而して、4色のトナー像の転写を受けた記
録材Pは、転写ベルト130の搬送方向下流部で分離帯
電器32によって除電されて静電吸着力が減衰されるこ
とによって転写ベルト130の末端から離脱する。特
に、低湿環境では記録材Pが乾燥してその電気抵抗が高
くなるため、転写ベルト130との静電吸着力が大きく
なり、分離帯電器32の効果は大きくなる。通常、分離
帯電器32はトナー像未定着の状態で記録材Pを帯電す
るため、これには非接触帯電器が用いられる。
【0017】そして、転写ベルト130から離脱した記
録材Pは、搬送部62によって定着装置9へと搬送され
るが、このとき分離ガイド64は記録材Pの先端挙動を
安定させる。
【0018】上記定着装置9は、定着ローラ51及び加
圧ローラ52と、これらの各々をクリーニングする耐熱
性クリーニング部材54,55と、定着ローラ51と加
圧ローラ52内に設置されたローラ加熱ヒータ56,5
7と、定着ローラ51にジメチルシリコーンオイル等の
離型剤オイルを塗布する塗布ローラ50と、オイル溜め
53と、加圧ローラ52の表面の温度を検知して定着温
度を制御するサーミスタ58とで構成されている。
【0019】而して、4色のトナー像を転写された記録
材Pは、定着によりトナー像の混色及び固定が行われて
フルカラーのコピー画像として排紙トレイ63に排出さ
れる。尚、転写が終了した感光ドラム3a,3b,3
c,3dは、それぞれのクリーナー4a,4b,4c,
4dにより転写残トナーが除去されてクリーニングさ
れ、引き続き次の潜像の形成に備えられる。又、転写ベ
ルト130上に残留したトナー及びその他の異物は、転
写ベルト130の表面に当接するクリーニングブレード
20とクリーニングウェブ(不織布)19によって拭い
取られる。
【0020】又、記録材Pが分離した後に残った転写ベ
ルト130の電荷は除電ローラ21によって除電され
る。従って、除電ローラ21と押圧ローラ22は接地さ
れている。尚、除電ローラ21に2〜4kV程度の高圧
を印加し、転写ベルト130を除電するだけでなく、逆
電位に帯電させて転写終了時の転写ベルト電位が小さく
なるように構成しても良い。
【0021】更に、本カラー複写機には連続の画像形成
や耐久時の画像の濃度変動を抑えるために画像濃度を制
御する構成が採用されている。即ち、感光ドラム3a〜
3d上の非画像形成領域にトナー濃度検出用パターンを
形成し、そのパターンに光を照射し、その反射光を検知
して画像濃度の濃淡を検出して各現像器1a〜1d内の
現像剤へのトナー補給を制御する手段が設けられてい
る。
【0022】ここで、前記クリーニングウェブ19によ
る転写ベルト130のクリーニングについて説明する。
【0023】従来、駆動手段によって芯棒を回転させて
クリーニングウェブ19を巻き取りながら新しいクリー
ニング面で転写ベルト130表面の汚れを拭き取る構成
が提案されている(特開平7−49646号公報参
照)。このときのクリーニングウェブ19の送り制御
は、画像形成装置の運転と同時にクリーニングウェブ1
9を送り始め、一定の送りを行って転写ベルト130上
の汚れ(一部、紙粉等も含むが主として残留トナーであ
り、下地における「かぶり」と呼ばれる汚れ)を除去す
るようになされる。
【0024】かぶりトナーは、記録材P上だけでなく記
録材Pと記録材Pとの間にも付着して転写ベルト130
上の汚れとなっている。従って、図7に示すように、フ
ルサイズの記録材PL に連続画像形成を行う際には、記
録材間となる同図の斜線部Bにかぶりトナーが乗り易
い。又、小サイズの記録材PS の連続画像形成を行う場
合、記録材PS の左右両端縁P1 ,P1 の両外側に記録
材PL の搬送方向(矢印K1方向)に沿った部分にも
「かぶり」が発生し、全体として同図の点線斜線部Aが
かぶり領域となる。これから明らかなように、記録材P
が小さいとかぶり領域が広くなる。
【0025】ここで、クリーニングウェブ19の送りを
一定にする場合、上述の小サイズの記録材PS のトナー
かぶり量に合わせた送り量に設定する必要があるが、こ
の場合には、フルサイズの記録材PL に対しては記録材
間の斜線部Bの「かぶり」のみに合わせた送り量で済む
にも拘らず小サイズのときと同じ送り量では過剰送りと
なってしまい、クリーニングウェブ19の寿命を下げ、
ランニングコストを引き上げていた。
【0026】そこで、クリーニングウェブ19の単位面
積当たりの最大トナー保持量はほぼ決まっているため、
その最大トナー保持量ぎりぎりになるようにクリーニン
グウェブ19の送り速度を設定することによって消耗品
であるクリーニングウェブ19の寿命が延び、ランニン
グコストを安くすることが可能となった。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の検討によって、かぶりトナー量は現像器の現像状
態によって大きく変化することが解明された。
【0028】又、クリーニングウェブの単位面積当たり
の最大トナー保持量はウェブ当接圧とニップ幅を固定し
た場合にはほぼ一定であるが、クリーニングウェブの当
接圧又はニップ幅によって最大トナー保持量が変化する
ことが解明された。
【0029】しかしながら、クリーニングウェブの当接
圧及びニップ幅を変化させると単位面積当たりの最大ト
ナー保持量は増えるが、クリーニングウェブとの摩擦に
より記録材担持体が摩擦してその耐久性が低下するとい
う問題が新たに発生することも分かった。
【0030】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、記録材担持体に付着したトナ
ー、その他の異物を良好にクリーニングして付着物によ
る転写不良や画像不良がない高品質な画像を得ることが
でき、且つ、記録材担持体とクリーニング部材の寿命延
長を図ることができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録材を表面に担持して搬
送する記録材担持体と、該記録材担持体上の前記記録材
に画像を形成する画像形成手段と、かぶりトナー量を検
出する検出手段と、前記記録材担持体表面に接触して該
記録材担持体表面の汚れを払拭するウェブ状のクリーニ
ング部材とを有する画像形成装置において、前記かぶり
トナー量の検出手段の検出結果と記録材サイズの情報に
基づいて前記クリーニング部材の清掃能力を可変させる
ことを特徴とする。
【0032】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記かぶりトナー量の検出手段を、前記画
像形成手段の像担持体の画像形成領域外に露光現像によ
って形成した濃度検出パターンに光を照射し、その反射
光を検出するトナー濃度検出手段で構成したことを特徴
とする。
【0033】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記クリーニング部材を巻き取る時
間を変化させることによって該クリーニング部材の清掃
能力を可変させることを特徴とする。
【0034】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記クリーニング部材の記録材担持
体への当接圧を変化させることによって該クリーニング
部材の清掃能力を可変させることを特徴とする。
【0035】請求項5記載の発明は、記録材を表面に担
持して搬送する記録材担持体と、該記録材担持体上の前
記記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記記録材
担持体表面に接触して該記録材担持体表面の汚れを払拭
するウェブ状のクリーニング部材と、該クリーニング部
材に光を照射してその反射光を検出することによってク
リーニング部材の汚れ量を検出する検出手段とを有する
画像形成装置において、前記クリーニング部材の汚れ量
の検出結果に基づいて該クリーニング部材を巻き取る時
間を変化させることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0037】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る画像形成装置の概略構成図であって、その基
本動作は図6に示した従来の画像形成装置(カラー複写
機)のそれと同様である。従って、図1においては図6
に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、
それらについての説明は省略する。
【0038】本実施の形態では、複写機の装置本体内に
4個の画像形成部、即ち第1の画像形成部Pa、第2の
画像形成部Pb、第3の画像形成部Pc及び第4の画像
形成部Pdが設けられているが、本発明は1個或は2個
以上の任意数の画像形成部を含む画像形成装置に適用可
能である。
【0039】先ず、現像状態と単位面積当たりのかぶり
トナー量について説明する。
【0040】前述のように、連続時又はコピーシーケン
ス毎の画像濃度の変動を抑えるために感光ドラム3a〜
3d上に濃度検出パターンを画像形成し、そのパターン
の濃度を濃度センサー26a〜26dによって読み取る
ことによって現像状態を判断してトナー補給を行ってい
る。この制御は濃度の濃い部分の変動を抑えるために行
うものであるが、かぶりトナーの量が濃度センサー26
a〜26dの出力値と関係があることが発明者等の検討
によって明らかとなった。
【0041】図2に感光ドラム上の濃度センサー出力と
単位面積当たりのかぶりトナー量との関係を示すが、こ
の図2より濃度センサー出力が増えるとかぶりトナー量
も増えることが分かる。つまり、現像器内の状態によっ
て単位面積当たりのかぶりトナー量が変化する。
【0042】従って、この関係から、一定時間に転写ベ
ルト上に付着するトナー量を計算することができる。
【0043】このように、センサー出力が増えるとかぶ
りトナー量も増える原因として、かぶりトナーが乗って
いる部分でも転写ベルトが当接していることが挙げられ
る。つまり、紙間で転写ベルトが感光ドラムから離間す
るような構成を用いるとクリーニングウェブ上のかぶり
トナー量は極端に減少する。
【0044】しかしながら、4色同時に画像形成を行っ
ているため、1つの色が紙間になったときでも、殆どの
場合において他の色は画像形成中である。従って、紙間
で転写ベルトが離間することはできない。
【0045】又、転写ブレードが離間することによって
もクリーニングウェブ上のかぶりトナー量は減少する。
【0046】しかしながら、同様の理由から4色同時に
画像形成を行っているため、1つの色が紙間になったと
きでも、殆どの場合において他の色は画像形成中であ
る。
【0047】ところで、転写ブレードは、転写ベルトと
違って、それぞれの色毎に当接離間できる構成となって
いるが、1つの色の転写ブレードの離間や当接の動作時
のショックによって画像形成中の色で転写不良を起して
しまうという問題がある。
【0048】本実施の形態では、ブラック(Bk)の感
光ドラム上の出力結果から制御を行っているが、他の色
についても同様の関係があることが分かっており、他の
色のセンサー出力を用いても何ら問題はない。又、全て
の色のセンサー出力とかぶりトナー量との相関を測定し
て制御を行うことがより望ましいことは言うまでもな
い。
【0049】次に、本発明の特徴であるクリーニングユ
ニットとその動作について説明する。
【0050】本実施の形態においては、転写ベルト13
0を清掃するためにクリーニング手段18が配設されて
いる。このクリーニング手段18は、転写ベルト130
の下方(つまり、転写ベルト130のリターン側の表
面)に接触するように配置されており、不織布をロール
状に巻いたクリーニングウェブ19と、クリーニングウ
ェブ19を巻き取る芯棒40と、ばね部材41を介して
クリーニングウェブ19を転写ベルト130に押圧する
押圧ローラ22とを備えている。
【0051】上記クリーニングウェブ19はポリエステ
ルやレーヨン、アクリル等の材質の繊維がベースとなる
不織布で構成されており、又、押圧ローラ22はスポン
ジやゴム等の弾性に富む材質によって構成されている。
このため、押圧ローラ22によって転写ベルト130に
押圧されたクリーニングウェブ19は、転写ベルト13
0との間に所定幅(ニップ幅)のニップ部を形成する。
クリーニングウェブ19は、芯棒40を不図示のアクチ
ュエータ(駆動手段)で間欠的に回転駆動することによ
って間欠的に巻き取られる。このときのニップ部におけ
るクリーニングウェブ19の1回当たりの送り量は前記
ニップ幅に等しく設定されている。
【0052】更に、クリーニング手段18にはクリーニ
ングブレード20が配置されており、このクリーニング
ブレード20は通常のシーケンスでは動作せず、ジャム
等によって転写ベルト130上に直接画像形成が行われ
たとき等の異常時に動作する。
【0053】次に、クリーニングウェブ19の送りシー
ケンスについて説明する。
【0054】前述のように、クリーニングウェブ19の
単位面積当たりの最大トナー保持量に対してその性能を
最大限発揮させることが目的であるため、かぶりトナー
量に応じてクリーニングウェブ19の送り量を変えるこ
とが必要である。
【0055】即ち、濃度検出パターンのセンサー出力と
記録材のサイズから決められる単位時間当たりのかぶり
トナー量がクリーニングウェブ19の単位面積当たりの
最大トナー保持量に達した時にクリーニングウェブ19
を送るようにしている。
【0056】具体的には、下記のような関係に基づいて
クリーニングウェブ19を送るように制御する。
【0057】M(V)×S(C)=K ここに、V:濃度検出パターンのセンサー出力 M(V):単位面積当たりのかぶりトナー量 C:コピー枚数 S:指定した紙サイズのときの紙間の面積 K:単位面積当たりのクリーニングウェブ最大トナー保
持量 例えば、濃度検出パターンのセンサー出力が2.5Vの
とき、単位面積当たりのかぶりトナー量M(2.5)は
0.02mg/cm2 である。又、A4サイズの紙、2
枚の場合の紙間S(2)は1500cm2 であるため、
このときのかぶりトナー量は30mgとなる。本実施の
形態に係る装置の単位面積当たりのクリーニングウェブ
最大トナー保持量Kは3gであるため、連続101枚コ
ピーしたときにクリーニングウェブ最大トナー保持量に
達する。従って、連続101枚毎にクリーニングウェブ
19を送るようにする。
【0058】又、濃度検出パターンのセンサー出力が1
Vのとき、M(1)=0.005mg/cm2 、A4サ
イズの紙のS(2)=1500cm2 、かぶりトナー量
=7.5mgとなる。従って、連続401枚毎にクリー
ニングウェブ19を送るようにする。
【0059】以上のように制御することによって、クリ
ーニング能力が十分であるにも拘らずその面を無理に更
新させなくて済み、クリーニングウェブ19の寿命を大
幅に向上させることができた。
【0060】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3に基づいて説明する。尚、図3は本実施の形
態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図であり、
本図においては図1に示したと同一要素には同一符号を
付しており、以下、それらについての説明は省略する。
【0061】本実施の形態では、クリーニングウェブ1
9の巻き取り時間は一定として、濃度センサー26a〜
26dの出力に応じて押圧ローラ22の当接圧を可変と
した構成を採用しており、押圧ローラ22の当接圧はカ
ム43の角度を適正な値に設定することによって可変さ
れる。
【0062】図4にクリーニングウェブ19の単位面積
当たりの最大トナー保持量と押圧ローラ22の当接圧と
の関係を示すが、本図より押圧ローラ22の当接圧が増
えると最大トナー保持量も増えることが分かる。
【0063】しかしながら、当接圧が増えると転写ベル
ト130の摩耗が増えて該転写ベルト130の寿命が低
下するという弊害も発生する。従って、かぶりトナー量
が少ないときは必要以上に当接圧を上げないでクリーニ
ングを行うことが望ましい。
【0064】以上のような関係と記録材のサイズの違い
によって予め設定されている単位時間当たりのかぶりト
ナーが乗っている面積から、一定のクリーニングウェブ
19の送り時間にクリーニングウェブ19上に溜るかぶ
りトナー量から押圧ローラ22の当接圧を決定して可変
する。
【0065】つまり、下記のような関係に基づいて押圧
ローラ22の当接圧を制御する。
【0066】M(V)×S=K(P) ここに、M(V):単位面積当たりのかぶりトナー量 V:濃度検出パターンのセンサー出力 S:指定した紙サイズのとき、単位時間にクリーニング
ウェブを通過するかぶりトナーが乗っている面積 K(P):当接圧Pのときの単位面積当たりのクリーニ
ングウェブ最大トナー保持量 本実施の形態では400毎にクリーニングウェブ19を
送るようにした。又、押圧ローラ22の当接圧の可変は
100枚毎に行う。
【0067】例えば、濃度検出パターンのセンサー出力
が2.5Vのとき、A4サイズの紙のときは1〜100
枚は当接圧100g、100〜200枚は当接圧150
g、200〜300枚は当接圧200g、300〜40
0枚は当接圧250gといったように制御する。
【0068】以上のように制御することによって、クリ
ーニング能力が十分であるにも拘らずその面を無理に更
新させなくて済み、更に、転写ベルト130の摩耗を小
さく抑えることができ、クリーニングウェブ19と転写
ベルト130の寿命を向上させることができた。
【0069】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図5に基づいて説明する。尚、図5は本実施の形
態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図であり、
本図においても図1に示したと同一要素には同一符号を
付しており、以下、それらについての説明は省略する。
【0070】本実施の形態は、クリーニングウェブ19
の芯棒40が当接/離間する構成を採用している。通常
はクリーニングウェブ19は当接しており、コピーシー
ケンス終了後に離間する。この間に、濃度センサー44
によってクリーニングウェブ19が離間したときのクリ
ーニングウェブ19上の汚れが検知できる構成となって
いる。コピーシーケンス終了後にクリーニングウェブが
離間し、濃度センサー44によって読み取った値が決め
られた値になったときにクリーニングウェブ19を送る
ように制御する。
【0071】以上のように制御することによって、クリ
ーニング能力が十分であるるにも拘らずその面を無理に
更新させなくて済み、クリーニングウェブ19の寿命を
向上させることができた。
【0072】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、記録材を表面に担持して搬送する記録材担持体
と、該記録材担持体上の前記記録材に画像を形成する画
像形成手段と、かぶりトナー量を検出する検出手段と、
前記記録材担持体表面に接触して該記録材担持体表面の
汚れを払拭するウェブ状のクリーニング部材とを有する
画像形成装置において、前記かぶりトナー量の検出手段
の検出結果と記録材サイズの情報に基づいて前記クリー
ニング部材の清掃能力を可変させるようにしたため、記
録材担持体に付着したトナー、その他の異物を良好にク
リーニングして付着物による転写不良や画像不良がない
高品質な画像を得ることができ、且つ、記録材担持体と
クリーニング部材の寿命延長を図ることができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】濃度センサー出力と単位面積当たりのかぶりト
ナー量との関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図4】クリーニングウェブの単位面積当たりの最大ト
ナー保持量と押圧ローラの当接圧との関係を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図6】従来の画像形成装置(カラー複写機)の断面図
である。
【図7】転写ベルトに記録材が載置された状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
3a〜3d 感光ドラム(像担持体) 18 クリーニング手段 19 クリーニングウェブ(クリーニング部
材) 22 押圧ローラ 26a〜26d 濃度センサー(トナー濃度検出手段) 44 濃度センサー(検出手段) 130 転写ベルト(記録材担持体) Pa〜Pd 画像形成部(画像形成手段) P 記録材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材を表面に担持して搬送する記録材
    担持体と、該記録材担持体上の前記記録材に画像を形成
    する画像形成手段と、かぶりトナー量を検出する検出手
    段と、前記記録材担持体表面に接触して該記録材担持体
    表面の汚れを払拭するウェブ状のクリーニング部材とを
    有する画像形成装置において、 前記かぶりトナー量の検出手段の検出結果と記録材サイ
    ズの情報に基づいて前記クリーニング部材の清掃能力を
    可変させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記かぶりトナー量の検出手段は、前記
    画像形成手段の像担持体の画像形成領域外に露光現像に
    よって形成した濃度検出パターンに光を照射し、その反
    射光を検出するトナー濃度検出手段で構成されることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材を巻き取る時間を
    変化させることによって該クリーニング部材の清掃能力
    を可変させることを特徴とする請求項1又は2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材の記録材担持体へ
    の当接圧を変化させることによって該クリーニング部材
    の清掃能力を可変させることを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 記録材を表面に担持して搬送する記録材
    担持体と、該記録材担持体上の前記記録材に画像を形成
    する画像形成手段と、前記記録材担持体表面に接触して
    該記録材担持体表面の汚れを払拭するウェブ状のクリー
    ニング部材と、該クリーニング部材に光を照射してその
    反射光を検出することによってクリーニング部材の汚れ
    量を検出する検出手段とを有する画像形成装置におい
    て、 前記クリーニング部材の汚れ量の検出結果に基づいて該
    クリーニング部材を巻き取る時間を変化させることを特
    徴とする画像形成装置。
JP11139637A 1999-05-20 1999-05-20 画像形成装置 Withdrawn JP2000330442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11139637A JP2000330442A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11139637A JP2000330442A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000330442A true JP2000330442A (ja) 2000-11-30

Family

ID=15249927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11139637A Withdrawn JP2000330442A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000330442A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134141A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2011242776A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Xerox Corp 印刷装置内の光受容体を清掃する装置および方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134141A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2011242776A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Xerox Corp 印刷装置内の光受容体を清掃する装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3676932B2 (ja) 転写方法及び画像形成装置
JP3870204B2 (ja) 画像形成装置
JP2010015136A (ja) 画像形成装置
JP3772032B2 (ja) 画像形成装置
JP5414414B2 (ja) 画像形成装置
JP4124987B2 (ja) 画像形成装置
US5983050A (en) Image forming apparatus with variable capacity cleaning means
JP4292753B2 (ja) 画像形成装置
JP5388483B2 (ja) 画像形成装置
JP4059012B2 (ja) 画像形成装置
JP2000330442A (ja) 画像形成装置
JP2000075762A (ja) 画像形成装置
JP2002244386A (ja) 画像形成装置
JP3576761B2 (ja) 画像形成装置
JP3877258B2 (ja) 画像形成装置
JP2007108562A (ja) 画像形成装置
JP3225486B2 (ja) 画像形成装置
JP4461867B2 (ja) 画像形成装置
JP3086518B2 (ja) 画像形成装置
JP4096530B2 (ja) 画像形成装置
JP3652070B2 (ja) 画像形成装置
JP3639695B2 (ja) 画像形成装置
JP3581594B2 (ja) 画像形成装置
JP2021192078A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4461768B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060201

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801