JP4096530B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式等を利用したプリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等に代表される画像形成装置に係り、特に、その非画像形成時に帯電ロールを帯電ロールクリーニング部材でクリーニングする帯電ロールクリーニングサイクルを実行する画像形成装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置においては、図5に例示するように、電位の差による静電潜像が形成される感光体等の像担持体110を所定の帯電電位に帯電させる帯電手段として、オゾンの発生を防止する目的から、その像担持体に当接させた状態で帯電を行う接触型の帯電ロール120が使用される傾向にある。
【0003】
その一方で、このような帯電ロール120を使用する場合には、像担持体110上に付着する付着物(現像剤(トナー)に外添される外添剤、現像剤、紙粉など)が像担持体110上の付着物を除去するクリーニング装置160により完全に除去されず、その付着物の一部(主に外添剤)が帯電ロール120との当接位置まで達し、その帯電ロール表面に付着することがあり、これにより帯電ロール120の汚れが発生してしまうことがある。図5中において、符号130は像担持体110に所定の潜像電位からなる静電潜像を形成する潜像形成装置、140は像担持体110上の静電潜像を、現像バイアス電圧が印加される現像剤担持体145にて搬送される現像剤により現像してトナー像とする現像装置、150は像担持体110上のトナー像を、転写用電圧の印加した状態下で記録媒体P又は中間転写体200に転写させる一次転写装置、170は像担持体110をその表面電位が0(ゼロ)Vとなるように除電する除電装置である。
【0004】
そして、このように帯電ロールが汚れた場合には、像担持体を所定の帯電電位に帯電させることができなくなるという帯電不良が発生し、ひいては画質の低下を招くようになる。特に、同一の画像を連続して形成した後に全面ハーフトーンの画像を形成した場合には、像担持体上における同一画像に相当する画像部よりもそれ以外の非画像部に付着する付着物の量が多くなり、これに伴って帯電ロールの当該非画像部に相当する部分がその付着物で汚れてしまい、この結果、その帯電ロールの部分的な汚れによって像担持体の帯電むら(帯電不足)が発生し、最終的に画像の濃度差となって現れてしまう(即ち、全面ハーフトーン画像のうち同一画像以外の部分に相当する画像領域の濃度が低下する一方で、同一画像部分に相当する画像領域の濃度が相対的に高くなる)。
【0005】
そこで、このような帯電ロールの汚れを防止するため、一般に、帯電ロール120に画像形成時とは逆極性の帯電用電圧を印加して帯電ロール上の付着物を静電的に像担持体110側に戻して除去するクリーニング手段を採用するか(例えば特開幣−181351号公報)、あるいは、帯電ロール120にクリーニング用の弾性ブレードを当接させて帯電ロール上の付着物を機械的に除去するクリーニング手段を採用している(例えば特開平6−342237号公報、特開平10−123800号公報)。なお、前者の静電的なクリーニング手段は、帯電ロール110上の付着物が像担持体110を通過する際に加圧されて帯電ロール表面に固着してしまい、像担持体110側に静電的に移行されにくくなって除去されないおそれがあることから、後者の機械的なクリーニング手段180の方が有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる帯電ロール110のクリーニング手段180を採用した従来の画像形成装置にあっては、その帯電ロール120の汚れをクリーニング手段180により全面的に十分に除去することができず、結果的に帯電ロール120の汚れむらが発生することがあり、このため以下のような課題がある。
【0007】
すなわち、特に、現像装置140が像担持体110と対向して現像位置にある状態下で、帯電ロール120をクリーニング手段180により清掃するクリーニングサイクルを実行する画像形成装置では、その帯電ロール120の汚れむらにより、帯電ロールの汚れた部分に対応する像担持体の帯電が良好に行われず、最悪の場合にはほとんど帯電されなくなり、この結果、次のような新たな帯電ロールの汚れを誘発してしまう。
【0008】
つまり、図6に例示するように、そのクリーニングサイクル時において、まず、その汚れむらの帯電ロール120によりほとんど帯電されない像担持体110の帯電不良領域(最悪の場合には、除電装置170で除電されたままで像担持体の表面電位がOVの領域)が発生する。そして、かかる帯電不良領域が現像装置140を通過すると、その現像バイアス電位VDBと帯電不良電位VEとの電位差(VNG)が画像形成時の現像バイアス電位VDBと潜像電位VLの電位差(VDEVE)よりも電位差が大きい関係にあるため、その像担持体110の帯電不良領域には、画像形成時における現像量よりも多い現像剤(トナー)が過剰に付着することになる。図中のVCLNは、帯電電位VHと現像バイアス電位VDBとの電位差を示す。
【0009】
これにより、その像担持体110上に過剰に付着した現像剤は、一次転写装置150に画像形成時の転写用電圧を印加した場合でも、記録媒体P又は中間転写体200に転写しきれなくなり、像担持体110に残留トナーとして多く残ることになる。このように画像形成時よりも多く残ったトナー(外添剤を含む)は、像担持体110のクリーニング装置160で十分に除去されずクリーニング不良となることがあり、かかるクリーニング不良でクリーニング装置160を通過したトナーや外添剤が最終的に帯電ロール120に付着してしまうのである。
【0010】
また、このような帯電ロール110の汚れむらの発生やその汚れむらに伴う新たな帯電ロールの汚れ発生は、現像剤として粉砕トナーではなく球形状のトナーを使用した場合に、より顕著となる傾向にある。これは、球形状のトナーが、像担持体110のクリーニング装置160による弾性ブレードをすり抜けてしまうことがあり、そのトナー自体が帯電ロール120に付着して汚すようになるからである。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、非画像形成時に、現像装置が像担持体と対向して現像位置にある状態下で帯電ロールのクリーニングサイクルを実行した場合であっても、帯電ロールの汚れむらに伴う帯電不良により発生する過剰な現像に起因した新たな帯電ロール汚れの発生を低減することができる画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成し得る本発明(第1発明)の画像形成装置は、電位の差による静電潜像が形成される像担持体と、この像担持体を、帯電用電圧が印加されて所定の帯電電位に帯電させる帯電ロールと、この帯電ロールにて帯電された前記像担持体に所定の潜像電位からなる静電潜像を形成する潜像形成装置と、この静電潜像形成装置にて形成された前記像担持体上の静電潜像を、現像バイアス電圧が印加される現像剤担持体にて搬送される現像剤により現像してトナー像とする現像装置と、この現像装置にて現像形成された前記像担持体上のトナー像を、転写用電圧が印加されて記録媒体又は中間転写体に転写させる一次転写装置と、前記帯電ロールに付着する付着物をその帯電ロール表面に当接して除去する帯電ロールクリーニング部材と、前記像担持体に付着している付着物を除去する像担持体クリーニング装置とを備え、非画像形成時に、前記現像装置が前記像担持体と対向して現像位置にある状態下で、前記帯電ロールを前記帯電ロールクリーニング部材により清掃する帯電ロールクリーニングサイクルを実行する画像形成装置において、前記帯電ロールクリーニングサイクル時に、前記帯電ロール及び像担持体クリーニング装置を動作させるとともに、前記一次転写装置に印加する前記転写用電圧を制御し、前記帯電用電圧及び現像バイアス電圧を、当該クリーニングサイクル時における前記帯電電位と前記現像バイアス電位の電位差及びその現像バイアス電位と0Vの電位差がいずれも画像形成時における前記帯電電位と前記現像バイアス電位の電位差及びその現像バイアス電位と最大の前記潜像電位の電位差と−50V〜+50Vの違いの範囲内に収まるように制御する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
このような第1発明の画像形成装置によれば、帯電ロールクリーニングサイクル時になると、制御手段により、像担持体の表面電位が0V以上であってかつ画像形成時の潜像電位よりも小さい値となるように帯電用電圧及び現像バイアス電圧が制御されるが、そのときの帯電電位と現像バイアス電位の電位差及び現像バイアス電位と0Vの電位差はいずれも画像形成時の各電位差と同程度に保持されたままとなる。これにより、帯電ロールの汚れむらに伴って帯電不良が発生しても、特に現像バイアス電位と0Vとの電位差が画像形成時の現像バイアス電位と潜像電位の電位差と同程度に保持されていることから、その帯電不良部分(帯電不良で0V又はそれに近い表面電位の状態にある像担持体部分)に対する現像量も画像形成時における現像量とほぼ同じレベルとなる。この結果、その帯電不良部分に付着した現像剤は、異常に多いものではないため、像担持体のクリーニング装置により十分に除去されるようになり、かかる現像剤(外添剤のみを含む)が帯電ロール側に達することは殆んどなくなる。なお、画像形成時の潜像電位とは、その最大の電位をいう。また、上記制御は像担持体の表面電位ができる限り0Vとなるように行うことが望ましい。
【0014】
また、この第1発明の画像形成装置では、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する場合、前記制御手段は、帯電ロールクリーニングサイクル実行時に、一次転写装置に画像形成時の転写用電圧を印加するように構成するとよい。
【0015】
この場合には、帯電不良部分に付着した現像剤が像担持体のクリーニング装置により十分に除去されないことがあっても、かかる現像剤が一次転写装置により中間転写体に一次転写されて除去されることとなり、この結果、かかる現像剤が帯電ロール側に達することを阻止することができるようになる。この際、中間転写体に転写された現像剤は、通常、その中間転写体に付着する付着物を除去する中間転写体クリーニング装置により除去すればよいが、必要に応じて、中間転写体から更に記録用紙、OHPシート、厚紙等の記録媒体に二次転写して除去するように構成しても構わない。
【0016】
なお、像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する場合であっても、帯電ロールクリーニングサイクル実行時に、制御手段が一次転写装置に画像形成時の転写用電圧を印加するように構成することも可能である。この場合には、記録媒体を一次転写位置に供給して、その記録媒体に対して像担持体上のトナー像を転写させように構成すればよい。
【0017】
一方、上記の目的を達成し得る本発明(第2発明)の画像形成装置は、電位の差による静電潜像が形成される像担持体と、この像担持体を、帯電用電圧が印加されて所定の帯電電位に帯電させる帯電ロールと、この帯電ロールにて帯電された前記像担持体に所定の潜像電位からなる静電潜像を形成する潜像形成装置と、この静電潜像形成装置にて形成された前記像担持体上の静電潜像を、現像バイアス電圧が印加される現像剤担持体にて搬送される現像剤により現像してトナー像とする現像装置と、この現像装置にて現像形成された前記像担持体上のトナー像を、転写用電圧が印加されて中間転写体に転写させる一次転写装置と、前記帯電ロールに付着する付着物をその帯電ロール表面に当接して除去する帯電ロールクリーニング部材と、前記中間転写体に付着する付着物を除去する中間転写体クリーニング装置とを備え、非画像形成時に、前記現像装置が前記像担持体と対向して現像位置にある状態下で、前記帯電ロールを前記帯電ロールクリーニング部材により清掃する帯電ロールクリーニングサイクルを実行する画像形成装置において、前記帯電ロールクリーニングサイクル時に、前記帯電ロール、一次転写装置及び像担持体クリーニング装置を動作させるとともに、前記帯電ロール及び前記現像材担持体に画像形成時の帯電用電圧及び現像バイアス電圧と同じ電圧をそれぞれ印加し、前記一次転写装置に画像形成時の転写用電圧よりも大きい電圧を印加するように制御する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0018】
このような第2発明の画像形成装置によれば、帯電ロールクリーニングサイクル時になると、制御手段により、一次転写装置に画像形成時の転写用電圧よりも大きい電圧が印加される。これにより、帯電ロールの汚れむらに伴って帯電不良が発生しても、かかる帯電不良部分に対して過剰に付着した現像剤は、一次転写装置により形成される画像形成時よりも強力な転写電界によって中間転写体により殆んど中間転写体に転写される。この結果、一次転写後に像担持体上に残る現像剤の量が画像形成時とほぼ同等以下の量となるため、かかる現像剤(外添剤のみを含む)は像担持体のクリーニング装置により十分に除去されるようになり、帯電ロール側に達することが殆んどなくなる。
【0019】
この際、中間転写体に転写された現像剤は、通常、前記したような中間転写体クリーニング装置により除去すればよいが、必要に応じて、中間転写体から更に記録用紙等の記録媒体に二次転写して除去するように構成しても構わない。また、この場合、一次転写装置に印加する転写用電圧については適宜設定することができるが、画像形成時の転写用電圧の1.1〜1.5倍程度の電圧に設定するとよい。
【0020】
第1及び第2の画像形成装置における帯電ロールクリーニング部材としては、ブラシ体であるとともにそのブラシ部の抵抗値が1×1010Ω・cm以下であることが好ましい。ブラシ体は、固定して設置される固定型のブラシ(固定ブラシ)であっても、あるいは、回転可能に設置される回転型のブラシ(回転ブラシ)であってもよい。ただし、回転ブラシの場合は帯電ロールと周速差をもって回転するように設置することが好ましい。
【0021】
このようなブラシ体の帯電ロールクリーニング部材を使用した場合には、弾性ブレードを適用した場合において発生しやすい帯電ロール表面の傷や磨耗を大幅に低減することができ、また、絶縁性のブラシ体を適用した場合において発生するチャージアップによる当該ブラシ体と帯電ロール間の異常放電を防止することができる。これにより、余分な不具合を誘発させることなく帯電ロールの良好な清掃を行うことが可能になる。なお、帯電ロールクリーニング部材として弾性ブレードを使用する場合、その弾性ブレードの抵抗値が1×1010Ω・cm以下となるように設定することが好ましい。
【0022】
また、第1及び第2の画像形成装置における現像剤は、そのトナー粒子の次式で示す形状係数SFの平均値が135以下、より好ましくは130以下であるものを使用することができる。
SF=(M2/A)×(π/4)×100、
式中のMはトナー粒径の絶対最大値、Aはトナー粒子の投影面積である。
【0023】
このように球形状のトナーを使用して前述しような帯電ロールの汚れを助長する可能性がある場合でも、帯電ロールのクリーニングサイクル時に前記各制御手段による制御が行われることにより、帯電ロールの汚れむらに起因した新たな帯電ロール汚れの発生が低減されるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概要図である。
【0025】
この画像形成装置は、画像情報に基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色成分のトナー像を4つの作像ユニット10Y,10M,10C,10Kにおいて個別に形成し、中間転写体としての中間転写ベルト20に順次重ねるように一次転写した後、給紙装置30から供給される記録媒体としての記録用紙Pに一括して二次転写し、最後に定着装置40において記録用紙P上のトナー像の定着処理をすることにより、記録用紙P上にフルカラー画像を形成し得るカラープリンタである。図中における矢付き実線は各回転部品の回転方向、一点鎖線は記録用紙Pの搬送経路をそれぞれ示す。
【0026】
上記作像ユニット10Y、10M、10C、10Kはいずれも、外部接続機器や原稿読取装置等から入力される画像情報を画像処理して上記各色成分に色分解したトナー像を電子写真プロセスにより個別に形成するものである。そして、この各作像ユニット10はいずれも、図2に示すように、像担持体としての感光ドラム11と、この感光ドラム11の表面を接触して帯電させる帯電ロール12と、感光ドラム11の帯電された表面に各色成分の画像信号に応じたビーム光(点線矢印)を露光して静電潜像を形成する潜像形成装置としての露光装置13と、感光ドラム11上の静電潜像を現像ロール14aにより供給する所定色の現像剤(トナー)にて現像してトナー像とする現像装置14と、感光ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト20に転写する転写ロール式の一次転写装置15と、一次転写後に感光ドラム11上に残留するトナー等の付着物をクリーニングブレード16a等で除去するドラム用クリーニング装置16と、感光ドラム11の表面を0Vとなるように除電する除電装置17とを同様に備えたものである。
【0027】
感光ドラム11は、接地されたドラム状の導電性支持体の表面に有機感光層が形成されている。帯電ロール12は、給電用の金属シャフトにエピクロルヒドリンのソリッドゴム等からなる弾性層を形成するとともにその弾性層にフッ素コートを施したロール構造からなるものであり、そのロール芯材に対してトナーの帯電極性とは逆極性の帯電用電圧を印加する帯電用電源12bが接続されている。この帯電ロール12は、感光ドラム11の表面(有機感光層)を所定の帯電電位(表面電位)VHに帯電させるようになっている。露光装置13は、帯電した感光ドラム11の表面に、半導体レーザ、発光ダイオード等の光源からビーム光を照射して所定の潜像電位VLからなる静電潜像を形成するようになっている。
【0028】
現像装置14は、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を使用する二成分現像装置であり、負極性に帯電される負帯電トナーを使用するとともに、転写効率のよい球形状の球形トナーを使用している。また、現像装置14では、その現像ロール14aに所定の現像バイアス電圧VDBを印加する現像用電源14bが接続されており、その現像ロール14aに二成分現像剤を担持して感光ドラム11と近接対向する現像領域に搬送するようになっている。さらに、この現像装置14は、常時、その現像ロール14aが感光ドラム11と対向する現像位置に固定された状態に置かれている。一次転写装置15は、導電性のロール芯材に発泡ウレタンゴム等の弾性層を形成した転写ロール15aと、この転写ロール15aにトナーの帯電極性とは逆極性の転写用電圧を印加する転写用電源15bにて構成されている。
【0029】
中間転写ベルト20は、駆動ロール21、テンションロール22、二次転写装置の一部を構成するバックアップロール23等に張架されて各作像ユニット10における感光ドラム11の一次転写位置を通過するような状態で配設されており、駆動ロール21によって矢印方向に回転するようになっている。上記中間転写ベルと20としては、ポリイミド、ポリアミド等の合成樹脂にカーボンブラック等の導電化剤を適用含有させたものを用いて、厚みが0.1mm程度の無端状ベルト形状に成形したものが使用される。
【0030】
また、中間転写ベルト20の周囲には、中間転写ベルト20をバックアップロール23に押し付けながら回転する二次転写ロール25や、二次転写後の中間転写ベルト20上に残留付着するトナー等の付着物をクリーニングブレード26a等で除去するベルト用クリーニング装置26や、中間転写ベルト20に形成されている基準位置マークを検知する位置検知センサ27が配設されている。二次転写ロール25としては、体積抵抗率が10Ω・cm以下の低抵抗となるように調整されたロールを接地した状態で使用している。図中における符号24は、バックアップロールにトナーの帯電極性と同極性の二次転写用電圧を供給する給電ロール、28は二次転写ロール25に付着するトナー等の付着物をクリーニングブレード等で除去する転写ロール用クリーナである。
【0031】
給紙装置30は、多数枚の記録用紙Pを積み重ねて収容する給紙トレイ31と、この給紙トレイ31から記録用紙Pを1枚ずつ送り出す送出装置32と、この送出装置32により送り出される記録用紙Pを二次転写位置にむけて搬送する複数の用紙搬送ロール対33と用紙搬送ガイドからなる給紙路と、記録用紙Pを一端止めて所定のタイミングで二次転写位置に送り込むレジストロール34等にて構成されている。図中の符号29は用紙搬送ガイド部材である。定着装置40は、加熱源42を有する加熱ロール41と、この加熱ロール41に圧接して回転する加圧ロール43とを備えたものであり、この加熱ロール41及び加圧ロール43の圧接部(ニップ部)に転写後の記録用紙Pを導入して通過させることにより定着処理を行うようになっている。
【0032】
そして、このカラープリンタにおいては、帯電ロール12に当接してそのロールに付着するトナー、外添剤等の付着物を除去する帯電ロールクリーニング部材としてのブラシ体18を設けている。このブラシ体18は、帯電ロール12の軸方向にそって細長い基板上に導電性のブラシ毛を多数本配設したものであり、図示しないリトラクト手段(偏心カム機構など)にて帯電ロール12に対して接離可能に設置されている。そのブラシ毛としては、抵抗値が1×1010Ω・cm以下である導電性のPET、ナイロン、ポリエステル等からなるブラシ毛(太さ40デニール/12F、長さ3.5mm)を使用している。また、このブラシ毛は4000本/cm2の密度となるように基布に植毛させて基板上に取り付けた。
【0033】
また、非プリント時(例えば、所定枚数のプリント動作を行った後の時期、プリント動作終了後の時期、プリント動作開始前の時期など)において、ブラシ体18を帯電ロール12に当接させることにより、帯電ロール12を清掃する帯電ロールのクリーニングサイクルを所定時間だけ実行するようになっている。
【0034】
このクリーニングサイクル時には、現像装置14が現像位置に対向した状態にあることに加え、帯電ロール12、一次転写装置15、ドラム用クリーナ16、除電装置17等も動作した状態にある。また、中間転写ベルト20をはじめ、二次転写ロール25、ベルト用クリーナ26等も動作した状態に置かれる。この実施の形態では、10000枚分のプリント動作が累積して行われた時期ごとに、帯電ロールクリーニングサイクルが実行されるように設定されている。なお、帯電ロール12をより確実に清掃する観点からは、2500枚のプリント動作が累積して行われた時期ごとに、帯電ロールクリーニングサイクルが実行されるように設定することが好ましい。
【0035】
図3は、この帯電ロール12のクリーニングサイクル時における制御を行う制御系の構成を示すブロック図である。図中の50は、そのクリーニングサイクル時における各動作を総括的に制御する、マイクロコンピュータ等から構成される主制御部である。この主制御部50には、中間転写ベルト20の位置検知センサ27が接続されており、そのセンサ27から入力される検知信号を各駆動系の基準タイミング信号として使用している。また、主制御部50には、帯電ロール12のリトラクト手段の駆動を制御する制御部51や、帯電用電源12bにおける帯電用電圧を調整する制御部52や、現像用電源14bにおける現像バイアス電圧を調整する制御部52や、一次転写用電源15bにおける一次転写用電圧を調整する制御部53が接続されている。
【0036】
そして、この主制御部50は、上記帯電ロール12のクリーニングサイクル時に、その記憶部に予め格納された帯電ロールクリーニングサイクル用の制御プログラムに従って後述するような所定の制御動作を実行するようになっている。ちなみに、この実施の形態では、一定の条件下で、感光ドラムの表面電位がほぼ0Vになるように(換言すれば、現像バイアス電圧と0Vとの電位差及び当該現像バイアス電圧と帯電電位との電位差が、画像形成時における現像バイアス電圧と潜像電位との電位差(VDEVE)及び現像バイアス電圧と帯電電位(VCLN)との電位差とそれぞれ同程度になるように)前記した帯電用電圧及び現像バイアス電圧を制御するようになっている(図4)。
【0037】
また、このカラープリンタでは、現像剤として非磁性の球形トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤を使用した。トナーとしては、その粒子の形状係数SFが135以下のものを使用した。このときの形状係数SFは、光学顕微鏡(ニコン製:ミクロフォトFXA)で得たトナー粒子の拡大写真をイメージアナライザー(NIRECO社製:Luzex3)により画像解析を行って前記した式により算出し、これを100個のトナー粒子について同様に算出したときの平均値として求めたものである。
【0038】
また、このトナーは、前記4色(Y,M,C,K)の各トナーのいずれも乳化重合法により作成し、その体積平均粒径及び粒度分布についてもほぼ同じものとした。その体積平均粒径はコールカウンター(コールター社製)で測定したときに3〜7μmであり、粒度分布指標(GSD)は1.23であった。さらに、このトナーには、平均粒径が10〜150nmのシリカ、チタニア等の無機微粒子を外添剤として適宜量外添した。一方、キャリアとしては、平均粒径が35μmのフェライトビーズを使用した。
【0039】
次に、このカラープリンタの動作について説明する。
【0040】
はじめに、フルカラー画像のプリント開始信号が発せられると、以下のようなプリント動作が実行される。
【0041】
まず、位置検知センサ27から基準位置信号が得られて所定時間が経過すると、作像ユニット10Y、10M、10C、10Kにおいて、矢印方向に回転駆動する感光ドラム11の表面が帯電ロール12により所定の帯電電位VHに帯電された後、各露光装置13から各色成分のビーム光が照射されて所定の潜像電位VLからなる静電潜像が形成される。続いて、その各感光ドラム11上の静電潜像が各現像装置14により所定の色の現像剤(トナー)により現像され、これにより各感光ドラム11上に前記4色のトナー像が個別に形成される。
【0042】
この各作像ユニット10の感光ドラム11上に形成された4色のトナー像は、一次転写装置15と対向する一次転写位置で矢印方向に回転移動する中間転写ベルト20に順次重ねられるような状態で一次転写される。この一次転写は、転写用電源15bから一次転写ロール15aに印加される一次転写用電圧にて転写ロール15aと感光ドラム11との間に形成される転写電界により、トナー像が静電的に中間転写ベルト20側に移行されることにより行われる。この一次転写後の感光ドラム11は、ドラム用クリーナ17により未転写トナー等が除去されて清掃された後、除電装置18により0Vに除電される。
【0043】
一方、このトナー像の形成動作に合わせて記録用紙Pが給紙装置30の給紙トレイ31から給紙路を通して送り出された後、レジストロール34により二次転写タイミングに合わせて中間転写ベルト20と二次転写ロール25の間となる二次転写位置に送り込まれる。これにより、中間転写ベルト20に一次転写された4色の多重トナー像が記録用紙Pに一括して二次転写される。この二次転写は、給電ロール24を介してバックアップロール23に印加される二次転写用電圧にて二次転写ロール26と間に形成される転写電界により、トナー像が静電的に記録用紙P側に移行されることにより行われる。この二次転写後の中間転写ベルト20は、ベルト用クリーナ26により未転写トナー等が除去されて清掃される。また、二次転写後の二次転写ロール25は、転写ロール用クリーナ28によりトナー等の付着物が除去されて清掃される。
【0044】
次いで、二次転写後の記録用紙Pは、中間転写ベルト20から剥離した後、定着装置30に送り込まれ、その加熱ロール41と加圧ロール43のニップ部を通過して加熱加圧されてトナー像が記録用紙Pに定着される。以上のようにして、記録用紙Pの片面にフルカラー画像が形成される。
【0045】
そして、帯電ロール12のクリーニングサイクル時になると、以下のようなクリーニング動作が実行される。
【0046】
まず、この実施の形態では、前記主制御部50の制御動作により、帯電ロール12のクリーニング部材であるブラシ体18が帯電ロール12に当接させられるとともに、後述するように帯電用電圧及び現像バイアス電圧の調整が行われる。そして、プリンタは、基本的に、露光装置13による静電潜像の形成と記録用紙Pの供給を行わない以外はプリント時(画像形成時)と同様の条件で動作する。すなわち、各作像ユニット10や中間転写ベルト20は稼動する。
【0047】
主制御部50は、図4に示すように、プリント時における最大の潜像電位VL(=300V)をほぼ0Vにする目的で、例えば、帯電電位VHがプリント時の−720Vから「−420V」になるように帯電用電源12bから印加する帯電用電圧を制御部52を介して変更するとともに、現像バイアス電位VDBがプリント時の−600Vから「−300V」になるように現像用電源14bから印加する現像バイアス電圧を制御部53を介して変更する。なお、一次転写用電圧については、プリント時と同じ転写用電圧が転写用電源15bから印加されるように制御される。
【0048】
これにより、帯電ロール12は、基本的に、除電された感光ドラム11の表面を帯電する一方で、クリーニング部材であるブラシ体18により付着物が除去されて清掃される。
【0049】
この際、クリーニング部材がブラシ体18であることから、ブラシ体18の当接により帯電ロール12の表面に傷や磨耗が発生することがほとんどない。また、そのブラシ体18のブラシ部の抵抗が1×1010Ω・cm以下の半導電性又は導電性であるため、チャージアップして帯電ロール12との間で異常放電が発生することもない。
【0050】
また、仮に、帯電ロール12の一部に球形トナーの外添剤やその球形トナー自体等の付着物が付着し、そのロールの汚れむらにより感光ドラム11に帯電不良箇所が発生した場合であっても、上記したような帯電用電圧及び現像バイアス電圧の調整が行われる結果、図4に示すように、このクリーニングサイクル時の上記現像バイアス電圧VDB´と0Vとの電位差(V1)がプリント時における現像バイアス電圧VDBと潜像電位VLとの電位差VDEVEと同程度となり、しかも、クリーニングサイクル時の上記現像バイアス電圧VDB´と帯電電位VH´との電位差(V2)が、プリント時における現像バイアス電圧VDBと帯電電位VHとの電位差VCLNと同程度になる。
【0051】
このため、感光ドラム11の帯電不良部分が現像装置14を通過して現像が行われることがあっても、その帯電不良部分における現像バイアス電圧VDB´と0Vとの電位差(V1)がプリント時における電位差VDEVEとほぼ同じ状態にされているので、かかる帯電不良部分に付着する現像剤(トナー)量は平常のプリント時とほぼ同様の量となる。
【0052】
そして、この帯電不良部分に付着した感光ドラム11上のトナー(その外添剤も含む)は、まず、一次転写ロール15aにはプリント時と同じ転写用電圧が印加された状態にあるため、中間転写ベルト20に一次転写される。この際、中間転写ベルト20に転写されたトナーは、原則として、ベルトクリーナ26によって除去される。また、このときに中間転写ベルト20側に一次転写されず残った感光ドラム11上のトナーは、その後、ドラム用クリーナ16によって除去される。ここで、二次転写ロール25が中間転写ベルト20に常に圧接させる構成である場合には、中間転写ベルト20に転写されたトナーがベルトクリーナ26に達する前にその二次転写ロール25に接触して通過することになる。しかし、かかるトナーがその通過時に二次転写ロール25に付着することを回避する観点からは、このクリーニングサイクル時には、二次転写ロール25に通常の二次転写電圧とは逆極性の電圧を印加するように構成することが望ましい。
【0053】
このように帯電不良部分に付着した感光ドラム11上のトナーは、一次転写位置で中間転写ベルト20に転移して除去された後にドラム用クリーナ16によって除去されるため、感光ドラム11からほぼ除去されることとなり、この結果、かかるトナーが帯電ロール12に到達することはない。したがって、この帯電ロールクリーニングサイクル時においては、帯電ロール12に汚れむらがあって帯電不良部分が発生した場合であっても、その帯電不良部分に付着するトナーが帯電ロール12に新たに付着してしまうことが回避されることとなる。すなわち、帯電ロール12の汚れむらに起因した新たな帯電ロール12の汚れの発生が低減されることとなる。
【0054】
なお、実施の形態1においては、帯電ロールクリーニングサイクル時に、主制御部50がプリント時と同じ転写用電圧を一次転写ロール15aに印加するように制御する場合について例示したが、その一次転写ロール15aに転写用電圧をまったく印加しないように制御するように構成しても構わない。この場合には、帯電不良部分に付着した感光ドラム11上のトナーが、その感光ドラム11に接触する中間転写ベルト20に物理的に転移して付着することがあるが、その殆どのものがドラム用クリーナ16によって除去されることとなる。
【0055】
また、この他にも、主制御部50がプリント時よりも大きい転写用電圧を印加するように制御する構成にしても構わない。この場合には、帯電不良部分に付着した感光ドラム11上のトナーが中間転写ベルト20に一層多く転写されて除去されるようになり、ドラム用クリーナ16によって除去すべきトナー量を少なくすることができ、ひいては帯電ロール12へ到達するトナー量を皆無にすることが可能となる。
【0056】
さらに、実施の形態1では、帯電ロールクリーニングサイクル時に、主制御部50が、クリーニングサイクル時の現像バイアス電圧VDB´と帯電電位VH´との電位差(V2)が、プリント時における現像バイアス電圧VDBと帯電電位VHとの電位差VCLNと同程度(約120V)になるように制御する場合について例示したが、かかる電位差(V2)がプリント時における電位差VCLNに対して±50Vの範囲内に収まる程度に制御する構成にしてもよい。この場合、電位差(V2)をプリント時における電位差VCLNに対して+50Vよりも大きな電位差にすると、感光ドラム11上の非画像形成部(バックグランド部)にキャリヤが現像されてしまうようになる。反対に、電位差(V2)をプリント時における電位差VCLNに対して−50Vよりも小さな電位差にすると、感光ドラム11上の非画像形成部トナーが付着してかぶってしまう。
【0057】
[実施の形態2]
この実施の形態2は、実施の形態1に係るカラープリンタ(図1〜図3)において、主制御部50が、帯電ロールクリーニングサイクル時に、前述したような帯電用電圧及び現像バイアス電圧の調整を行う代わりに、一次転写ロール15aにプリント時の転写用電圧よりも大きな転写用電圧を印加するように制御部54を介して制御するように構成したものである。これ以外の構成については、実施の形態1の場合と同様の構成としている。
【0058】
この実施の形態2では、一次転写ロール15aにプリント時の転写用電圧に対して1.1倍程度の転写用電圧を印加するようにした。なお、このときの転写用電圧はプリント時の転写用電圧の1.5倍以下に設定することが好ましい。この転写用電圧をこれ以上大きな値にした場合には、感光ドラム11に当該転写用電圧による帯電メモリが残存してしまうおそれがあり適切ではない。
【0059】
そして、このように構成したプリンタでは、その帯電ロールクリーニングサイクルの実行時期になると、プリント時と同じ帯電用電圧及び現像バイアス電圧が帯電ロール12及び現像ロール14aに印加されるとともに、一次転写ロール15aにプリント時の転写用電圧よりも大きな転写用電圧が印加される他は、実施の形態1の場合と同様のクリーニングサイクルが実行される。
【0060】
これにより、仮に帯電ロール12の一部に球形トナーの外添剤やその球形トナー自体等の付着物が付着し、そのロールの汚れむらにより感光ドラム11に帯電不良箇所が発生した場合には、かかる帯電不良部分にプリント時よりも多いトナー(プリント時の潜像電位VLと帯電不良部分の表面電位との電位差に対して余分に付着するトナー量分)が付着することになるが、かかるトナーは一次転写位置において、プリント時よりも強力な転写電界により中間転写ベルト20側にほとんど転移して除去される。なお、この中間転写ベルト20に転移したトナーは、実施の形態1で説明したように、二次転写ロール26のクリーナ28とベルト用クリーナ26によって除去される。また、このときに中間転写ベルト20側に転写されず残った感光ドラム11上のトナーは、その後ドラム用クリーナ16によって除去される。
【0061】
このように帯電不良部分に多量に付着した感光ドラム11上のトナーは、一次転写位置で中間転写ベルト20に転移してほぼ除去されるほか、必要によりドラム用クリーナ16によっても除去されるため、感光ドラム11からほぼ完全に除去されることとなり、この結果、かかるトナーが帯電ロール12に到達することはない。したがって、この帯電ロールクリーニングサイクル時においては、帯電ロール12に汚れむらがあって帯電不良部分が発生した場合であっても、その帯電不良部分に付着するトナーが帯電ロール12に新たに付着してしまうことが回避されることとなる。
【0062】
[他の実施の形態]
実施の形態1、2では、中間転写ベルト20を用いる中間転写方式を採用した画像形成装置を例示したが、本発明は中間転写方式を採用しない画像形成装置に対しても同様に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、前記した各制御手段を設けたことにより、現像装置が像担持体と対向して現像位置にある状態下で帯電ロールのクリーニングサイクルを実行した場合であっても、帯電ロールの汚れむらに伴う帯電不良により発生する過剰な現像に起因した新たな帯電ロール汚れの発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1(2)に係る画像形成装置を示す概要図。
【図2】 図1の画像形成装置における作像ユニットの構成を示す要部拡大図。
【図3】 帯電ロールクリーニングサイクルに係る制御系の構成を示すブロック図。
【図4】 プリント時および帯電ロールクリーニングサイクル時の各電位状態を示す説明図。
【図5】 従来の画像形成装置の要部を示す概念図。
【図6】 従来の画像形成装置における帯電ロールクリーニングサイクル時および画像形成時の各電位状態を示す説明図。
【符号の説明】
11…感光ドラム(像担持体)、12…帯電ロール、14…現像装置、14a…現像ロール(現像剤担持体)、15…一次転写装置、18…ブラシ体(帯電ロールクリーニング部材)、20…中間転写ベルト(中間転写体)、50…主制御部(制御手段)、P…記録用紙(記録媒体)。

Claims (5)

  1. 電位の差による静電潜像が形成される像担持体と、この像担持体を、帯電用電圧が印加されて所定の帯電電位に帯電させる帯電ロールと、この帯電ロールにて帯電された前記像担持体に所定の潜像電位からなる静電潜像を形成する潜像形成装置と、この静電潜像形成装置にて形成された前記像担持体上の静電潜像を、現像バイアス電圧が印加される現像剤担持体にて搬送される現像剤により現像してトナー像とする現像装置と、この現像装置にて現像形成された前記像担持体上のトナー像を、転写用電圧が印加されて記録媒体又は中間転写体に転写させる一次転写装置と、前記帯電ロールに付着する付着物をその帯電ロール表面に当接して除去する帯電ロールクリーニング部材と、前記像担持体に付着している付着物を除去する像担持体クリーニング装置とを備え、
    非画像形成時に、前記現像装置が前記像担持体と対向して現像位置にある状態下で、前記帯電ロールを前記帯電ロールクリーニング部材により清掃する帯電ロールクリーニングサイクルを実行する画像形成装置において、
    前記帯電ロールクリーニングサイクル時に、
    前記帯電ロール及び像担持体クリーニング装置を動作させるとともに、
    前記一次転写装置に印加する前記転写用電圧を制御し、前記帯電用電圧及び現像バイアス電圧を、当該クリーニングサイクル時における前記帯電電位と前記現像バイアス電位の電位差及びその現像バイアス電位と0Vの電位差がいずれも画像形成時における前記帯電電位と前記現像バイアス電位の電位差及びその現像バイアス電位と最大の前記潜像電位の電位差と−50V〜+50Vの違いの範囲内に収まるように制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体上のトナー像を中間転写体に転写する場合、前記制御手段は、前記帯電ロールクリーニングサイクル実行時に、前記一次転写装置に画像形成時の転写用電圧を印加する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 電位の差による静電潜像が形成される像担持体と、この像担持体を、帯電用電圧が印加されて所定の帯電電位に帯電させる帯電ロールと、この帯電ロールにて帯電された前記像担持体に所定の潜像電位からなる静電潜像を形成する潜像形成装置と、この静電潜像形成装置にて形成された前記像担持体上の静電潜像を、現像バイアス電圧が印加される現像剤担持体にて搬送される現像剤により現像してトナー像とする現像装置と、この現像装置にて現像形成された前記像担持体上のトナー像を、転写用電圧が印加されて中間転写体に転写させる一次転写装置と、前記帯電ロールに付着する付着物をその帯電ロール表面に当接して除去する帯電ロールクリーニング部材と、前記中間転写体に付着する付着物を除去する中間転写体クリーニング装置とを備え、
    非画像形成時に、前記現像装置が前記像担持体と対向して現像位置にある状態下で、前記帯電ロールを前記帯電ロールクリーニング部材により清掃する帯電ロールクリーニングサイクルを実行する画像形成装置において、
    前記帯電ロールクリーニングサイクル時に、
    前記帯電ロール、一次転写装置及び像担持体クリーニング装置を動作させるとともに、
    前記帯電ロール及び前記現像材担持体に画像形成時の帯電用電圧及び現像バイアス電圧と同じ電圧をそれぞれ印加し、前記一次転写装置に画像形成時の転写用電圧よりも大きい電圧を印加するように制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記帯電ロールクリーニング部材は、ブラシ体であるとともにそのブラシ部の抵抗値が1×1010Ω・cm以下である請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤は、そのトナー粒子の形状係数SF{=(M2/A)×(π/4)×100[式中のMはトナー粒径の絶対最大値、Aはトナー粒子の投影面積である]}の平均値が135以下である請求項1又は3に記載の画像形成装置。
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