JP2009116260A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写手段の記録体搬送速度と、定着手段の記録体搬送速度とを異ならせたとしても、転写位置から定着位置までの間の搬送経路で紙詰まりやスキューを抑制することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成動作を開始したら、制御部198は、搬送ユニット39の搬送ベルト40を標準速度で回転させる。次に、定着速度を標準速度よりも遅い速度に設定している場合、制御部198は、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けたら、搬送ベルト40の移動速度を標準速度から定着速度に切替えて、記録紙を搬送する。
【選択図】図10
【解決手段】画像形成動作を開始したら、制御部198は、搬送ユニット39の搬送ベルト40を標準速度で回転させる。次に、定着速度を標準速度よりも遅い速度に設定している場合、制御部198は、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けたら、搬送ベルト40の移動速度を標準速度から定着速度に切替えて、記録紙を搬送する。
【選択図】図10
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置は、回転駆動する転写ローラを像担持体の表面に当接させて、像担持体と転写ローラとの間に記録紙を挟持した状態で像担持体上のトナー像を記録紙へ転写するとともに、定着装置へ搬送する転写装置を備えている。定着装置は、内部にヒータが組み込まれ、回転駆動する定着ローラと、定着ローラの表面に所定の圧力をもって接触して回転可能に構成された加圧ローラとからなり、定着ローラと加圧ローラとで形成するニップ部で記録紙を排紙部へ搬送するとともに、熱及び圧力により記録紙上のトナー像を記録紙に定着させる。
また、記録紙の種類、例えば紙厚などの定着時間を要する記録紙の場合は、記録紙の搬送速度を低速にして、画像形成を行うものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
この場合は、転写装置の記録紙搬送速度(以下、転写速度という)も低速に変更することになる。転写速度がある程度速い場合は、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などによる最適な転写条件にあまり違いがないため、所定の転写電流で良好な転写を行うことができるが、転写速度を低速にしてしまうと、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などによって、最適な転写条件が大きく異なってしまう。このため、所定の転写電流では、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などによっては、転写不良が生じるという問題が発生する。従って、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などの条件毎に、転写電流を設定することも考えられるが、各条件を検知する検知手段や、転写電流の設定を切替える切替手段などを備える必要が生じ、装置のコストアップ、装置の複雑化を招いてしまう。
この場合は、転写装置の記録紙搬送速度(以下、転写速度という)も低速に変更することになる。転写速度がある程度速い場合は、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などによる最適な転写条件にあまり違いがないため、所定の転写電流で良好な転写を行うことができるが、転写速度を低速にしてしまうと、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などによって、最適な転写条件が大きく異なってしまう。このため、所定の転写電流では、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などによっては、転写不良が生じるという問題が発生する。従って、記録紙の紙幅、環境条件、紙の種類などの条件毎に、転写電流を設定することも考えられるが、各条件を検知する検知手段や、転写電流の設定を切替える切替手段などを備える必要が生じ、装置のコストアップ、装置の複雑化を招いてしまう。
特許文献3には、転写ローラから定着ローラまでの長さを、装置が通紙可能な記録紙のうち、搬送方向に最も長い記録紙の搬送方向長さよりも長くすることで、転写速度と定着装置の記録紙搬送速度(以下、定着速度という)とを独立に設定する点が記載されている。このように構成することで、転写速度と定着速度とが異なっていても、速度差による画像ブレなどの不具合を抑制できるので、転写速度を低速に落とさずに、転写を行うことができる。
上記特許文献3に記載の画像形成装置においては、転写位置を通過した記録紙は、搬送ベルト上に保持されて、搬送ベルトによって定着位置まで搬送される。
しかしながら、搬送ベルトの表面移動速度を転写速度と同じにして、転写位置から定着位置まで、記録紙を転写速度で搬送すると、転写ローラから定着ローラまでの記録紙の搬送速度が、定着速度よりも速くなる。そのため、記録紙の先端が定着ニップに到達したとき、記録紙が転写ローラから定着ローラまでの間の搬送経路で撓んで、紙詰まりが生じたり、記録紙がスキューして画像を乱したりする問題があった。また、搬送ベルトの表面移動速度を定着速度と同じにして、転写位置から定着位置まで、記録紙を定着速度で搬送すると、転写ローラから定着ローラまでの記録紙の搬送速度が、転写速度よりも遅くなる。よって、同様に記録紙が転写ローラから定着ローラまでの間の搬送経路で撓んで、紙詰まりが生じたり、記録紙がスキューして、画像を乱したりする問題が生じる。
しかしながら、搬送ベルトの表面移動速度を転写速度と同じにして、転写位置から定着位置まで、記録紙を転写速度で搬送すると、転写ローラから定着ローラまでの記録紙の搬送速度が、定着速度よりも速くなる。そのため、記録紙の先端が定着ニップに到達したとき、記録紙が転写ローラから定着ローラまでの間の搬送経路で撓んで、紙詰まりが生じたり、記録紙がスキューして画像を乱したりする問題があった。また、搬送ベルトの表面移動速度を定着速度と同じにして、転写位置から定着位置まで、記録紙を定着速度で搬送すると、転写ローラから定着ローラまでの記録紙の搬送速度が、転写速度よりも遅くなる。よって、同様に記録紙が転写ローラから定着ローラまでの間の搬送経路で撓んで、紙詰まりが生じたり、記録紙がスキューして、画像を乱したりする問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、転写手段の記録体搬送速度と、定着手段の記録体搬送速度とを異ならせたとしても、転写位置から定着位置までの間の搬送経路で紙詰まりやスキューを抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、像担持体と、記録体を搬送しながら前記像担持体上のトナー像を前記記録体へ転写する転写手段と、前記記録体を搬送しながら前記記録体上のトナー像を記録体に定着させる定着手段と、前記転写手段と前記定着手段との間に設けられて、前記記録体を搬送する搬送手段とを備えた画像形成装置において、転写手段の記録体搬送速度と、前記定着手段の記録体搬送速度とを異ならせたとき、前記記録体の後端が前記転写手段を抜けてから、前記記録体の先端が前記定着手段へ到達するまでの間で、前記記録体の搬送速度を、前記転写手段の記録体搬送速度から前記定着手段の記録体搬送速度へ切り替えるよう前記搬送手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記定着手段の記録体搬送速度を、前記転写手段の記録体搬送速度に対応した速度とこれより低速の記録体搬送速度とに切り替える定着速度切替手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、前記記録体の種類に基づいて、前記定着手段の記録体搬送速度を切り替えるよう定着速度切替手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、前記記録体の厚みに基づいて、前記記録体を種類分けしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、記録体搬送ベルト上に前記記録体を担持して、前記記録体を前記定着手段まで搬送するよう前記搬送手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、複数の搬送ローラで前記記録体を担持して、前記記録体を前記定着手段まで搬送するよう前記搬送手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの画像形成装置において、前記転写手段の転写位置から前記定着手段の定着位置までの記録体搬送距離を、装置が通紙可能な記録体のうち、搬送方向に最も長い記録体の搬送方向長さよりも長くしたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかの画像形成装置において、前記像担持体が、中間転写体であり、前記転写手段は、中間転写体上に重ね合わせられた複数の色のトナー像を、前記記録紙に転写するものであることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、前記中間転写体は、複数の潜像担持体上に形成されたトナー像が順次転写されることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記定着手段の記録体搬送速度を、前記転写手段の記録体搬送速度に対応した速度とこれより低速の記録体搬送速度とに切り替える定着速度切替手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、前記記録体の種類に基づいて、前記定着手段の記録体搬送速度を切り替えるよう定着速度切替手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、前記記録体の厚みに基づいて、前記記録体を種類分けしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、記録体搬送ベルト上に前記記録体を担持して、前記記録体を前記定着手段まで搬送するよう前記搬送手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、複数の搬送ローラで前記記録体を担持して、前記記録体を前記定着手段まで搬送するよう前記搬送手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの画像形成装置において、前記転写手段の転写位置から前記定着手段の定着位置までの記録体搬送距離を、装置が通紙可能な記録体のうち、搬送方向に最も長い記録体の搬送方向長さよりも長くしたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかの画像形成装置において、前記像担持体が、中間転写体であり、前記転写手段は、中間転写体上に重ね合わせられた複数の色のトナー像を、前記記録紙に転写するものであることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、前記中間転写体は、複数の潜像担持体上に形成されたトナー像が順次転写されることを特徴とするものである。
請求項1乃至9の発明によれば、記録体の後端が転写手段を抜けるまでは、記録体を転写手段の記録体搬送速度で搬送するので、転写手段から定着手段までの間の記録体搬送経路で記録体が撓むことが抑制される。よって、転写手段から定着手段までの間の記録体搬送経路で紙詰まりやスキューを抑制することができる。また、記録体の後端が転写手段を抜けてから、記録体の先端が定着手段へ到達するまでの間に、記録体の搬送速度を、転写手段の記録体搬送速度から定着手段の記録体搬送速度へ切り替えるので、記録体の先端が定着手段へ到達するときは、記録体を定着手段の記録体搬送速度で搬送することができる。よって、転写手段から定着手段までの間の記録体搬送経路で、記録体が撓むことが抑制され、転写手段から定着手段までの間の記録体搬送経路で紙詰まりやスキューを抑制することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式によって画像を形成する複写機の実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、プリンタ部1と、白紙供給装置100と、原稿搬送読取ユニット150とを備えている。原稿搬送読取ユニット150は、プリンタ部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ160と、これに支持される原稿搬送装置たるADF170とを有している。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、プリンタ部1と、白紙供給装置100と、原稿搬送読取ユニット150とを備えている。原稿搬送読取ユニット150は、プリンタ部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ160と、これに支持される原稿搬送装置たるADF170とを有している。
白紙供給装置100は、ペーパーバンク101内に多段に配設された2つの給紙カセット102,103、2組の分離ローラ対104,105、給紙路106、複数の搬送ローラ対107等を有している。2つの給紙カセット102,103は、それぞれ、図示しない記録紙を複数枚重ねた紙束の状態で内部に収容している。そして、プリンタ部1からの制御信号に基づいて、送出ローラ102a,103aを回転駆動させて、紙束における一番上の記録紙を給紙路106に向けて送り出す。送り出された記録紙は、分離ローラ対104,105によって1枚に分離されてから、給紙路106内に至る。そして、給紙路106内に設けられた複数の搬送ローラ対107の搬送ニップを経由して、プリンタ部1の第1受入分岐路30に送られる。
プリンタ部1は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを備えている。また、第1受入分岐路30、受入搬送ローラ対31、手差しトレイ32、手差し分離ローラ対33、第2受入分岐路34、手差し搬送ローラ対35、転写前搬送路36、レジストローラ対37、搬送ユニット39、定着ユニット43、スイッチバック装置46、排紙ローラ対47、排紙トレイ48、切換爪49、光書込ユニット50、転写ユニット60等も備えている。なお、プロセスユニット2Y,M,C,Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体3Y,M,C,Kを有している。
後述する2次転写ニップの直前で記録紙を搬送するための転写前搬送路36は、紙搬送方向の上流側で第1受入分岐路30と第2受入分岐路34とに分岐している。白紙供給装置100の給紙路106から送り出された記録紙は、第1受入分岐路30に受け入れられた後、第1受入分岐路30内に配設された受入搬送ローラ対31の搬送ニップを経由して転写前搬送路36に送られる。
プリンタ部1の筺体における側面には、手差しトレイ32が筺体に対して開閉可能に配設されており、筺体に対して開いた状態でトレイ上面に紙束が手差しされる。手差しされた紙束における一番上の記録紙は、手差しトレイ32の送出ローラ32aによって第2受入分岐路34に向けて送り出される。そして、手差し分離ローラ対33によって1枚に分離されてから第2受入分岐路34に送られた後、第2受入分岐路34内に配設された手差し搬送ローラ対35の搬送ニップを経由して、転写前搬送路36に送られる。
光書込ユニット50は、図示しないレーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズなどを有しており、後述するスキャナ160によって読み取られた画像情報や、外部のパーソナルコンピュータから送られている画像情報に基づいて、レーザーダイオードを駆動する。そして、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kを光走査する。具体的には、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kは、図示しない駆動手段によってそれぞれ図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる。光書込ユニット50は、駆動中の感光体3Y,M,C,Kに対して、レーザー光をそれぞれ回転軸線方向に偏向せしめながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、感光体3Y,M,C,Kには、Y,M,C,K画像情報に基づいた静電潜像が形成される。
図2は、プリンタ部1の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。各色のプロセスユニット3K,Y,M,Cは、それぞれ、潜像担持体たる感光体と、その周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ部本体に対して着脱可能になっている。そして、互いに使用するトナーの色が異なる点の他が同様の構成になっている。Y用のプロセスユニット2Yを例にすると、これは、感光体3Yの他、これの表面に形成された静電潜像をYトナー像に現像するための現像装置4Yを有している。また、後述するY用の1次転写ニップを通過した後の感光体3Y表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置18Yなども有している。本複写機では、4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを、後述する中間転写ベルト61に対してその無端移動方向に沿って並べたいわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、Y用のプロセスユニット2Yを示す拡大構成図である。同図に示すように、プロセスユニット2Yは、感光体3Yの周りに、現像装置4Y、ドラムクリーニング装置18Y、除電ランプ17Y、帯電ローラ16Y等を有している。
感光体3Yとしては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置4Yは、図示しない磁性キャリアと非磁性のYトナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いて潜像を現像するようになっている。そして、内部に収容している現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌部5Yと、感光体3Y上の静電潜像を現像する現像部9Yとを有している。なお、現像装置4Yとして、二成分現像剤の代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤によって現像を行うタイプのものを使用していもよい。
攪拌部5Yは、現像部9Yよりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された第1搬送スクリュウ6Y及び第2搬送スクリュウ7Y、これらスクリュウの間に設けられた仕切り板、ケーシングの底面に設けられたトナー濃度センサ8Yなどを有している。
現像部9Yは、ケーシングの開口を通して感光体3Yに対向する現像ロール10Y、これに対して自らの先端を近接させるドクターブレード13Yなどを備えている。そして、現像ロール10Yは、非磁性材料からなる筒状の現像スリーブ11Yと、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ12Yとを有している。このマグネットローラ12Yは、周方向に並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部5Yから送られてくる現像剤を現像スリーブ11Y表面に引き寄せて担持させるとともに、磁力線に沿った磁気ブラシをスリーブ表面上に形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ11Yの回転に伴ってドクターブレード13Yとの対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体3Yに対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ11Yに印加される現像バイアスと、感光体3Yの静電潜像との電位差によってYトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ11Yの回転に伴って再び現像部9Y内に戻り、マグネットローラ12Yの磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部5Y内に戻される。攪拌部5Y内には、トナー濃度センサ8Yによる検知結果に基づいて、現像剤に適量のトナーが補給される。
ドラムクリーニング装置18Yとしては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード20Yを感光体3Yに押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本複写機では、外周面を感光体3Yに接触させるファーブラシ19Yを、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ19Yは、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体3Y表面に塗布する役割も兼ねている。
ファーブラシ19Yに付着したトナーは、ファーブラシ19Yに対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ21Yに転位する。そして、スクレーパ22Yによって電界ローラ21Yから掻き取られた後、回収スクリュウ23Y上に落下する。
回収スクリュウ23Yは、回収トナーをドラムクリーニング装置18Yにおける図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置に受け渡す。図示しないリサイクル搬送装置は、受け渡されたトナーを現像装置4Yに送ってリサイクルする。
除電ランプ17Yは、光照射によって感光体3Yを除電する。除電された感光体3Yの表面は、帯電ローラ16Yによって一様に帯電せしめられた後、上述した光書込ユニットによる光走査が施される。なお、帯電ローラ16Yは、図示しない電源から帯電バイアスの供給を受けながら回転駆動するものである。かかる帯電ローラ16Yを用いる帯電方式に代えて、感光体3Yに対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ方式を採用してもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kの表面には、これまで説明してきたプロセスによってY,M,C,Kトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kの下方には、転写ユニット60が配設されている。この転写ユニット60は、複数のローラによって張架した像担持体たる中間転写ベルトを、感光体3Y,M,C,Kに当接させながら、何れか1つのローラの回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体3Y,M,C,Kと中間転写ベルト61とが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
Y,M,C,K用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ62Y,M,C,Kによって中間転写ベルト61を感光体3YY,M,C,Kに向けて押圧している。これら1次転写ローラ62Y,M,C,Kには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、Y,M,C,K用の1次転写ニップには、感光体3Y,M,C,K上のトナー像を中間転写ベルト61に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。
図中時計回り方向の無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト61のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト61のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト61の図中下方には、転写手段たる2次転写ローラ72が配設されており、これは中間転写ベルト61における2次転写バックアップローラ68に対する掛け回し箇所にベルトおもて面から当接して2次転写ニップを形成している。これにより、中間転写ベルト61のおもて面と、2次転写ローラ72とが当接する2次転写ニップが形成されている。
2次転写ローラ72には図示しない電源によって2次転写バイアスが印加されている。一方、ベルトループ内の2次転写バックアップローラ68は接地されている。これにより、2次転写ニップ内に2次転写電界が形成されている。
2次転写ニップの図中右側方には、レジストローラ対(図1の37)が配設されており、ローラ間に挟み込んだ記録紙を中間転写ベルト61上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト61上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって記録紙に一括2次転写され、記録紙の白色と相まってフルカラー画像となる。
レジストローラ対の各ローラについては、電気的に接地することが一般的であるが、転写体としての記録紙の紙粉除去を除去する目的で、バイアスを印加することも可能である。例えば、レジストローラ対のローラとして、導電性ゴムローラからなるものを使用してこれにバイアスを印加すればよい。ローラの直径としては18[mm]程度で、表面を1[mm]厚みの導電性NBRゴム層で被覆したものである。導電性NBRの電気抵抗としては、体積抵抗で109[Ω・cm]程度が好ましく、バイアスとしては、記録紙の転写面側に接触する方のローラには−800V程度のものを印加し、もう一方のローラには+200V程度を印加すればよい。また、バイアスとして、記録紙をより均一に帯電させる目的から、DCバイアスに代えて、DCバイアスにACバイアスを重畳したものを採用してもよい。かかるバイアスを印加したレジストローラ対を通過した後の記録紙は,若干マイナス側に帯電している。よって、中間転写ベルト61から記録紙へのトナー像の2次転写では、レジストローラに電圧を印加しない構成とは転写条件を異ならせることが望ましい。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト61のおもて面には、2次転写ニップで記録紙に転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト61に当接するベルトクリーニング装置75によってクリーニングされる。
先に示した図1において、2次転写ニップを通過した記録紙は、中間転写ベルト61から離間して、搬送手段たる搬送ユニット39に受け渡される。この搬送ユニット39は、無端状の搬送ベルト40を駆動ローラ41と従動ローラ42とによって張架しながら、駆動ローラ41の回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめる。そして、2次転写ニップから受け渡された記録紙をベルト上部張架面に保持しながら、ベルトの無端移動に伴って搬送して定着ユニット43に受け渡す。
定着手段たる定着ユニット43は、駆動ローラと、発熱源を内包する加熱ローラとによって張架した定着ベルトを駆動ローラの回転駆動に伴って図中時計回り方向に無端移動せしめている。そして、定着ベルトの下方に配設された加圧ローラ45を定着ベルトの下部張架面に当接させて定着ニップを形成している。定着ユニット43に受け入れられた記録紙は、この定着ニップ内で加圧されたり加熱されたりすることで、表面上のフルカラー画像が定着せしめられる。そして、定着ユニット43内から切換爪49に向けて送り出される。
切換爪49は、図示しないソレノイドによって揺動するようになっており、その揺動に伴って、記録紙の搬送路を排紙路と反転路とで切り換える。切換爪49によって排紙路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された記録紙は、排紙路と排紙ローラ対47とを経由した後、機外に排出されて排紙トレイ48上にスタックされる。
定着ユニット43や搬送ユニット39の下方には、スイッチバック装置46が配設されている。切換爪49によってスイッチバック路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された記録紙は、反転路を経由して上下反転せしめられた後、スイッチバック装置46に送られる。そして、再び2次転写転写ニップに進入して、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施される。
プリンタ部1の上に固定されたスキャナ160は、図示しない原稿の画像を読み取るための読取手段として、固定読取部161と、移動読取部162とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する固定読取部161は、原稿に接触するようにスキャナ160のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、ADF170によって搬送される原稿が第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿を走査する。
一方、移動読取部162は、原稿に接触するようにスキャナ160のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサで受光する。これにより、光学系を移動させながら、原稿を走査する。
図4は、本実施形態の複写機における制御ブロック図である。
同図において制御部198は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、不揮発性メモリたるRAM(Random Access Memory)、一時記憶手段たるROM(Read Only Memory)等を有している。制御部198は、装置全体の制御を司るものであり、様々な機器やセンサが接続されているが、同図では、本複写機100の特徴点に関連する機器やセンサだけを示している。制御部198は、RAMやROM内に記憶している制御プログラムに基づいて、各手段の機能を実現している。具体的には、制御部198は、手動入力手段たる操作パネル194から入力された給紙カセット102,103や手差しトレイ32にセットされた紙厚の情報に基づいて、定着ユニット43の駆動ローラの回転速度を切替えて、定着ユニット43による記録紙搬送速度(以下、定着速度という)を切替える定着速度切替手段として機能する。また、制御部198と操作パネル194とで、記録紙の紙厚を検知する紙厚検知手段として機能している。また、転写前搬送路36に透過型の光センサを設けて、光センサの出力値に基づいて、記録紙の紙厚を検知してもよい。
同図において制御部198は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、不揮発性メモリたるRAM(Random Access Memory)、一時記憶手段たるROM(Read Only Memory)等を有している。制御部198は、装置全体の制御を司るものであり、様々な機器やセンサが接続されているが、同図では、本複写機100の特徴点に関連する機器やセンサだけを示している。制御部198は、RAMやROM内に記憶している制御プログラムに基づいて、各手段の機能を実現している。具体的には、制御部198は、手動入力手段たる操作パネル194から入力された給紙カセット102,103や手差しトレイ32にセットされた紙厚の情報に基づいて、定着ユニット43の駆動ローラの回転速度を切替えて、定着ユニット43による記録紙搬送速度(以下、定着速度という)を切替える定着速度切替手段として機能する。また、制御部198と操作パネル194とで、記録紙の紙厚を検知する紙厚検知手段として機能している。また、転写前搬送路36に透過型の光センサを設けて、光センサの出力値に基づいて、記録紙の紙厚を検知してもよい。
本複写機においては、坪量101[g]未満の記録紙のときは、制御部198は、定着速度を、2次転写ローラ72が記録紙を搬送する搬送速度(以下、転写速度という)で搬送する速度と同じ標準速度(300[mm/秒])に設定する。また、記録紙の坪量が101[g]以上、127.5[g]未満のときは、制御部198は、定着速度を、標準速度に対して(2/3)速度に切替える。また、記録紙の坪量が127.5[g]以上、164[g]未満のときは、制御部198は、定着速度を、標準速度に対して(1/2)速度に切替える。また、記録紙の坪量が164[g]以上のときは、制御部198は、定着速度を、標準速度に対して(1/3)速度に切替える。なお、上述の紙厚と定着速度との関係は、一例であり、装置の構成、トナーの種類などによって適宜設定すればよい。
また、本複写機においては、転写手段たる2次転写ローラ72に印加する転写バイアスを定電流制御している。定電流制御することで、2次転写ローラ72の電気抵抗が通電や温湿度環境で変動しても、それに従って印加電圧が変化するため、転写電界としては安定し、安定した転写性能を得ることができる。しかし、転写速度が遅くなると、紙サイズや紙の抵抗などの影響で、電流値による転写効率が全く異なってくる。このため、定着速度と同じ速度とするために、紙厚に応じて転写速度を低下させた場合、紙サイズや紙の抵抗などの影響で、転写効率が低下し、転写不良が生じる場合がある。以下に、具体的に説明する。
図5は、各転写速度(標準速の300[mm/秒]、(2/3)速の[200mm/秒]、(1/2)速の150[mm/秒]、1/3速の100[mm/秒])で、二次転写電流を振ったときのA4横サイズ(幅方向297(mm])の記録紙への二次転写効率を調べたグラフである。
図6は、各転写速度(標準速の300[mm/秒]、(2/3)速の[200mm/秒]、(1/2)速の150[mm/秒]、1/3速の100[mm/秒])で、二次転写電流を振ったときのA6縦サイズ(幅方向105[mm])の記録紙への二次転写効率を調べたグラフである。
図7は、A4横サイズの記録紙の各転写速度における最適電流値と、A6縦サイズの記録紙の各転写速度における最適電流値とを示した図である。
図6、図7からわかるように、紙幅サイズの小さいA6縦サイズは、転写速度による最適な転写電流が大幅に異なることがないが、図5、図7に示すように、紙幅サイズが大きくなると、転写速度によって最適な転写電流が大きく異なってくることがわかる。この理由について、詳しく述べると、トナー像が中間転写ベルト61から紙に転移することで紙に電荷が移動するため、流れる電流量は転写速度に応じて変化する、すなわち、速度が遅いと単位時間あたりに移動する電荷量は減るので小さな電流で効率よく転写が可能となる。一方、記録紙以外の電流が流れる部分は、速度が変わっても抵抗は変わらないので流れる電流は一定である。このため、幅方向長さが長いサイズの記録紙は、記録紙以外の電流が流れる部分が少ないため、転写速度によって、最適な転写電流の値が大きく異なってしまう。一方、幅方向長さが短いサイズの記録紙は、記録紙以外の電流が流れる部分(速度によって影響を受けない部分)が多いため、転写速度によって、転写電流が大きく変動しないのである。
図6は、各転写速度(標準速の300[mm/秒]、(2/3)速の[200mm/秒]、(1/2)速の150[mm/秒]、1/3速の100[mm/秒])で、二次転写電流を振ったときのA6縦サイズ(幅方向105[mm])の記録紙への二次転写効率を調べたグラフである。
図7は、A4横サイズの記録紙の各転写速度における最適電流値と、A6縦サイズの記録紙の各転写速度における最適電流値とを示した図である。
図6、図7からわかるように、紙幅サイズの小さいA6縦サイズは、転写速度による最適な転写電流が大幅に異なることがないが、図5、図7に示すように、紙幅サイズが大きくなると、転写速度によって最適な転写電流が大きく異なってくることがわかる。この理由について、詳しく述べると、トナー像が中間転写ベルト61から紙に転移することで紙に電荷が移動するため、流れる電流量は転写速度に応じて変化する、すなわち、速度が遅いと単位時間あたりに移動する電荷量は減るので小さな電流で効率よく転写が可能となる。一方、記録紙以外の電流が流れる部分は、速度が変わっても抵抗は変わらないので流れる電流は一定である。このため、幅方向長さが長いサイズの記録紙は、記録紙以外の電流が流れる部分が少ないため、転写速度によって、最適な転写電流の値が大きく異なってしまう。一方、幅方向長さが短いサイズの記録紙は、記録紙以外の電流が流れる部分(速度によって影響を受けない部分)が多いため、転写速度によって、転写電流が大きく変動しないのである。
このように、幅サイズが小さい記録紙を通紙する場合のときは、転写速度が異なっても、最適な電流値が大きく異なることがないので、問題が生じにくい。このため、幅サイズの大きい、A4横通しの場合は転写速度を変えずに定着速度のみを変えるように設定すればよいため、二次転写ローラと定着ユニットとの距離が、A3縦長さより短くても、二次転写ローラと定着ユニットとの距離がA4横長さより長ければ、良いと考えられる。しかしながら、幅サイズの小さい記録紙は、以下に示すように、流れる電流に対する転写電流の比率が小さいため、記録紙の抵抗、2次転写ローラの抵抗、温湿度環境による抵抗変化によって、転写効率が大きく影響を受けてしまう。
図8は、転写速度を300[mm/秒]とした場合に、二次転写電流を振ったときのA6縦サイズの用紙への二次転写効率を、3種類の紙種(厚みは同じ。抵抗が異なる紙)で調べた結果である。
図9は、転写速度を100[mm/秒]とした場合に同じ評価をした結果である。なお、紙種1の体積抵抗率は3×1011[Ω・cm]、紙種2の体積抵抗率は5×1010[Ω・cm]、紙種3の体積抵抗率は2×1012[Ω・cm]であった。
図8に示すように、転写速度が速い場合は、紙の抵抗によって転写電流と転写効率との関係は少しの変化で済み、点線で示す設定電流において大きな転写効率の低下は発生しないのがわかる。一方、図9に示すように、転写速度を遅くすると、紙の抵抗によって転写電流と転写効率との関係が大きく異なり、点線で示す設定電流において紙の抵抗によっては転写効率の低下が発生する。温湿度環境による抵抗変化や2次転写ローラの抵抗変化によっても、同様な結果が得られる。これは、速度が速い場合は、記録紙に電流が流れやすいので、抵抗が変化しても最適転写電流が大きく変動しない。一方、速度が遅い場合は、記録紙に電流が流れにくくなるため、抵抗の影響を受けやすくなり、紙など抵抗の変動により、最適な転写電流値が大きく異なったと考えられる。
図9は、転写速度を100[mm/秒]とした場合に同じ評価をした結果である。なお、紙種1の体積抵抗率は3×1011[Ω・cm]、紙種2の体積抵抗率は5×1010[Ω・cm]、紙種3の体積抵抗率は2×1012[Ω・cm]であった。
図8に示すように、転写速度が速い場合は、紙の抵抗によって転写電流と転写効率との関係は少しの変化で済み、点線で示す設定電流において大きな転写効率の低下は発生しないのがわかる。一方、図9に示すように、転写速度を遅くすると、紙の抵抗によって転写電流と転写効率との関係が大きく異なり、点線で示す設定電流において紙の抵抗によっては転写効率の低下が発生する。温湿度環境による抵抗変化や2次転写ローラの抵抗変化によっても、同様な結果が得られる。これは、速度が速い場合は、記録紙に電流が流れやすいので、抵抗が変化しても最適転写電流が大きく変動しない。一方、速度が遅い場合は、記録紙に電流が流れにくくなるため、抵抗の影響を受けやすくなり、紙など抵抗の変動により、最適な転写電流値が大きく異なったと考えられる。
以上より、転写速度が遅いほど、転写装置の抵抗、紙の抵抗、温湿度環境などの転写条件や、記録紙のサイズ幅が変化したときに転写効率が低下しやすいことがわかる。よって、定着速度と同じ速度とするために、紙厚に応じて転写速度を低下させた場合、転写電流を変更しないと、転写効率が低下して転写不良が生じるおそれがある。しかし、転写速度を落としたときに、2次転写ローラの抵抗、紙の抵抗、温湿度環境などの転写条件や、記録紙のサイズ幅をそれぞれ検知して、最適な転写電流値に変更するようにした場合は、2次転写ローラの抵抗、紙の抵抗、温湿度環境、紙幅サイズを検知する手段などを設ける必要があり、装置のコストアップ、装置の複雑化を招いてしまう。
そこで、本複写機においては、転写手段の転写位置である2次転写ニップから、定着ニップまでの距離を、本複写機が通紙可能な記録紙のサイズのうち、記録紙搬送方向に最も長い記録紙の搬送方向長さよりも長くして、転写速度は低下させずに、定着速度のみ紙厚に応じて速度を遅くなるように切替えるようにした。
しかし、定着速度のみを落とし、搬送手段たる搬送ユニット39は、標準速度で記録紙を搬送した場合、記録紙の先端が定着ニップに到達して、記録紙の先端部が、定着ニップに挟まれて搬送された場合は、記録紙の先端部の搬送速度は、後端部の搬送速度よりも遅くなる。このため、搬送ベルト40上の記録紙が撓んでしまい、紙詰まりやスキューなどが生じてしまうという不具合が発生する。このため、本複写機では、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けて、記録紙の先端が定着ニップに到達するまでの間に、搬送ベルトの表面移動速度を、標準速度から速度を落として定着速度に切替えるように制御している。
しかし、定着速度のみを落とし、搬送手段たる搬送ユニット39は、標準速度で記録紙を搬送した場合、記録紙の先端が定着ニップに到達して、記録紙の先端部が、定着ニップに挟まれて搬送された場合は、記録紙の先端部の搬送速度は、後端部の搬送速度よりも遅くなる。このため、搬送ベルト40上の記録紙が撓んでしまい、紙詰まりやスキューなどが生じてしまうという不具合が発生する。このため、本複写機では、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けて、記録紙の先端が定着ニップに到達するまでの間に、搬送ベルトの表面移動速度を、標準速度から速度を落として定着速度に切替えるように制御している。
図10は、搬送ユニット39の制御フローである。
まず、ユーザーが操作パネル194を操作するなどして、画像形成動作を開始したら、制御部198は、搬送ユニット39の搬送ベルト40を標準速度で回転させる(S1)。次に、制御部198は、搬送される記録紙が厚紙であり、定着速度を、標準速度よりも遅い速度に設定しているか否かをチェックする(S2)。定着速度を標準速度に設定している場合(S2のYES)は、そのまま、標準速度で搬送ベルト40を回転させて、2次転写後の記録紙を標準速度で、定着ニップまで搬送する。
一方、定着速度を、標準速度よりも遅い速度に設定している場合(S2のNO)は、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けたか否かをチェックする。具体的には、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けるときに、2次転写ローラ72の回転の抵抗が一瞬なくなり、トルクが低下する。よって、2次転写ローラ72の駆動モータのトルクを検知することで、記録紙の後端が抜けたか否かをチェックすることができる。また、2次転写ニップの出口に紙検知センサを設けて、紙検知センサに基づいて、記録紙の後端が抜けたか否かをチェックするようにしてもよい。
記録紙の後端が2次転写ニップを抜けたら、制御部198は、搬送ベルト40の移動速度を標準速度から定着速度に切替えて、記録紙を搬送する。
まず、ユーザーが操作パネル194を操作するなどして、画像形成動作を開始したら、制御部198は、搬送ユニット39の搬送ベルト40を標準速度で回転させる(S1)。次に、制御部198は、搬送される記録紙が厚紙であり、定着速度を、標準速度よりも遅い速度に設定しているか否かをチェックする(S2)。定着速度を標準速度に設定している場合(S2のYES)は、そのまま、標準速度で搬送ベルト40を回転させて、2次転写後の記録紙を標準速度で、定着ニップまで搬送する。
一方、定着速度を、標準速度よりも遅い速度に設定している場合(S2のNO)は、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けたか否かをチェックする。具体的には、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けるときに、2次転写ローラ72の回転の抵抗が一瞬なくなり、トルクが低下する。よって、2次転写ローラ72の駆動モータのトルクを検知することで、記録紙の後端が抜けたか否かをチェックすることができる。また、2次転写ニップの出口に紙検知センサを設けて、紙検知センサに基づいて、記録紙の後端が抜けたか否かをチェックするようにしてもよい。
記録紙の後端が2次転写ニップを抜けたら、制御部198は、搬送ベルト40の移動速度を標準速度から定着速度に切替えて、記録紙を搬送する。
このように、搬送ユニット39を制御することによって、記録紙の先端が、定着ニップに到達したときは、記録紙は、定着速度で搬送されているため、記録紙が撓んで、紙詰まりやスキューが生じることがない。また、転写速度を切替えないので、感光体3に潜像を形成するタイミングや、中間転写ベルト61、感光体3の回転速度などを切り替える必要がなくなり、装置を単純化することができる。
[変形例]
次に、変形例について、説明する。
図11は、変形例を示す概略構成図である。
図に示すように、搬送ユニット400を複数の搬送ローラ401a〜401eで構成し、搬送ローラ401a〜401eで記録紙を転写ニップから定着ニップまで搬送するようにしたものである。なお、この変形例においては5つの搬送ローラ401で記録紙を搬送しているが、搬送ローラ401の個数は、装置の構成によって、適宜設定すればよく、これに限定されるものではない。
次に、変形例について、説明する。
図11は、変形例を示す概略構成図である。
図に示すように、搬送ユニット400を複数の搬送ローラ401a〜401eで構成し、搬送ローラ401a〜401eで記録紙を転写ニップから定着ニップまで搬送するようにしたものである。なお、この変形例においては5つの搬送ローラ401で記録紙を搬送しているが、搬送ローラ401の個数は、装置の構成によって、適宜設定すればよく、これに限定されるものではない。
記録紙の坪量が、101[g]未満で、定着速度が標準速度のときは、各搬送ローラ401a〜401eの回転速度を標準速度に設定して、2次転写ニップ通過後の記録紙を定着ニップまで、標準速度で搬送する。一方、記録紙の坪量が、101[g]以上で、定着速度を標準速度よりも遅く設定した場合は、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けたタイミングで各搬送ローラ401a〜401eの回転速度を標準速度から定着速度に切替えて、搬送する。そして、記録紙の後端が搬送ローラを抜けたタイミングで、搬送ローラの速度を定着速度から標準速度に切替える。
搬送ベルトで、記録紙を2次転写ローラから定着ユニットまで搬送する場合は、搬送ベルト上の記録紙の後端を定着ユニットへ渡して、搬送ベルトの速度を定着速度から標準速度に戻すまでは、次の記録紙を搬送ベルトへ搬送させることができないため、連続プリントに時間がかかってしまう。しかし、複数の搬送ローラを用いて、記録紙を2次転写ローラから定着ユニットまで搬送する場合は、記録紙の後端が、まだ搬送ローラ401c上にあっても、搬送ローラ401a、401bは、標準速度に戻っているので、次の記録紙の先端が2次転写ニップを抜けて、搬送されてきても、記録紙が撓むことなく、搬送することができる。これにより、連続プリントを短時間で行うことが可能となる。
また、定着ユニットから2次転写ローラまでの搬送距離が、記録紙の搬送方向長さよりも十分に長く、例えば、図に示すように、記録紙が2個の搬送ローラで搬送されるような場合は、各搬送ローラ401a〜401eの回転速度を、転写速度(標準速度)=401a>401b>401c>401d>401e=定着速度となるように設定してもよい。このように構成することで、記録紙の後端を抜けてから、記録紙の先端が定着ニップへ到達するまでの間に、記録紙は、標準速度から定着速度へ徐々に速度が落とされる。また、隣あうローラとの間の速度差は、僅かであるので、スキューや紙詰まりを起こすほど、記録紙が大きく撓むことがない。
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、像担持体たる中間転写ベルトと、記録体たる記録紙を搬送しながら中間転写ベルトのトナー像を記録紙へ転写する転写手段たる2次転写ローラと、記録紙を搬送しながら記録紙上のトナー像を記録体に定着させる定着手段たる定着ユニットと、転写位置たる2次転写ニップを通過した記録紙を、定着位置たる定着ニップへ搬送する搬送手段たる搬送ユニットとを備えている。また、2次転写ローラの記録紙搬送速度たる転写速度と、定着ユニットの記録紙搬送速度たる定着速度とを異ならせたとき、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けてから、記録紙の先端が定着ニップへ到達するまでの間で、記録紙の搬送速度を、転写速度から定着速度へ切り替えるよう搬送ユニットを構成した。このように構成することで、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けるまでは、記録紙を転写速度で搬送するので、2次転写ニップから定着ニップまでの間の記録紙搬送経路で記録紙が撓むことが抑制される。よって、2次転写ニップから定着ニップまでの間の記録紙搬送経路で紙詰まりやスキューを抑制することができる。また、記録紙の後端が2次転写ニップを抜けてから、記録紙の先端が定着ニップへ到達するまでの間に、記録紙の搬送速度を、転写速度から定着速度へ切り替えるので、記録紙の先端が定着ニップへ到達するときは、記録紙を定着速度で搬送することができる。よって、2次転写ニップから定着ニップまでの間の記録紙搬送経路で、記録紙が撓むことが抑制され、2次転写ニップから定着ニップまでの間の記録紙搬送経路で紙詰まりやスキューを抑制することができる。
また、制御部を、定着速度を、転写速度に対応した速度とこれより低速の定着速度とに切り替える定着速度切替手段として機能させることで、定着時間がかかるときは、定着速度を低速するとすることで、定着不良を抑制し、良好な画像を得ることができる。
また、記録紙の種類に基づいて、定着速度を切り替えるように構成することで、記録紙の種類が違っていても、良好な画像を得ることができる。
また、記録紙の厚みに基づいて、記録紙を種類分けすることで、記録紙の厚みに応じて、最適な定着を行うことができる。
また、搬送ベルト上に記録紙を担持して、記録紙を定着ユニットまで搬送するよう搬送ユニットを構成することで、搬送距離が長くなった場合でも、張架ローラと、駆動ローラ、駆動モータと、搬送ベルトとで、搬送ユニットを構成することができ、変形例のように搬送距離が長くなっても搬送ローラの数が増加することがなく、部品点数が削減でき、装置を安価にすることが可能となる。また、記録紙との接触面積が大きくとれるので、搬送ベルトとしてゴムなどの摩擦抵抗の高い材料を使用すれば、記録紙が滑ることなく、確実に搬送することができる。
また、搬送ユニットを複数の搬送ローラで構成し、複数の搬送ローラで記録紙を担持して、記録紙を定着ユニットまで搬送してもよい。各搬送ローラを制御することで、記録紙の搬送速度を転写速度から定着速度へ切替えることができるので、2次転写ローラから定着ユニットまでの間の記録紙搬送経路で紙詰まりやスキューを抑制することができる。また、搬送経路上の各位置で搬送速度を切替えることができるので、先行の記録紙の後端がまだ、定着ニップを通過しておらず、2次転写ローラと定着ローラとの間にあって、先行の記録紙が定着速度で搬送された状態で、次の記録紙を、2次転写ローラと定着ローラとの間の搬送経路へ搬送して、次の記録紙を標準速度で搬送することができる。これにより、連続プリント時の紙間を搬送ベルトを用いた場合に比べて短くでき、連続プリントの時間を短くできる。
また、2次転写ニップから定着ニップまでの記録体搬送距離を、装置が通紙可能な記録紙のうち、搬送方向に最も長い記録紙の搬送方向長さよりも長くすることで、装置が通紙可能な全ての記録紙に対して、定着速度と転写速度とを異ならせて、記録紙の後端が2次転写ローラを抜けてから、記録紙の先端が定着ユニットへ到達するまでの間で、記録紙の搬送速度を、転写速度から定着速度へ切替えることができる。
像担持体が、中間転写体たる中間転写ベルトであり、中間転写ベルト上に重ね合わせられた複数の色のトナー像を記録紙に転写する装置に適用することで、転写速度を落とさずに、定着速度のみを落として中間転写ベルト上の画像を記録紙に転写することができる。これにより、転写速度が低速のときの転写効率が記録紙の幅などで変化しやすい画像である、単色の部分と複数のトナー色が重なった部分とが存在するトナー像を記録紙に転写しても、転写不良などが生じることない。
また、中間転写ベルトに、複数の潜像担持体たる感光体上に形成されたトナー像が順次転写されるよう構成したにので、装置の高速化が可能となる。
2Y,M,C,K:プロセスユニット
39:搬送ユニット
40:搬送ベルト
43:定着ユニット
50:光書込ユニット
60:転写ユニット
61:中間転写ベルト
72:2次転写ローラ
39:搬送ユニット
40:搬送ベルト
43:定着ユニット
50:光書込ユニット
60:転写ユニット
61:中間転写ベルト
72:2次転写ローラ
Claims (9)
- 像担持体と、
記録体を搬送しながら前記像担持体上のトナー像を前記記録体へ転写する転写手段と、
前記記録体を搬送しながら前記記録体上のトナー像を記録体に定着させる定着手段と、
前記転写手段と前記定着手段との間に設けられて、前記記録体を搬送する搬送手段とを備えた画像形成装置において、
転写手段の記録体搬送速度と、前記定着手段の記録体搬送速度とを異ならせたとき、前記記録体の後端が前記転写手段を抜けてから、前記記録体の先端が前記定着手段へ到達するまでの間で、前記記録体の搬送速度を、前記転写手段の記録体搬送速度から前記定着手段の記録体搬送速度へ切り替えるよう前記搬送手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
前記定着手段の記録体搬送速度を、前記転写手段の記録体搬送速度に対応した速度とこれより低速の記録体搬送速度とに切り替える定着速度切替手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2の画像形成装置において、
前記記録体の種類に基づいて、前記定着手段の記録体搬送速度を切り替えるよう定着速度切替手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
前記記録体の厚みに基づいて、前記記録体を種類分けしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、
記録体搬送ベルト上に前記記録体を担持して、前記記録体を前記定着手段まで搬送するよう前記搬送手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、
複数の搬送ローラで前記記録体を担持して、前記記録体を前記定着手段まで搬送するよう前記搬送手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至6いずれかの画像形成装置において、
前記転写手段の転写位置から前記定着手段の定着位置までの記録体搬送距離を、装置が通紙可能な記録体のうち、搬送方向に最も長い記録体の搬送方向長さよりも長くしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至7いずれかの画像形成装置において、
前記像担持体が、中間転写体であり、前記転写手段は、中間転写体上に重ね合わせられた複数の色のトナー像を、前記記録紙に転写するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8の画像形成装置において、
前記中間転写体は、複数の潜像担持体上に形成されたトナー像が順次転写されることを特徴とする画像形成装置。
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JP (1) | JP2009116260A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017076079A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社リコー | 転写装置及び画像形成装置 |
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2007
- 2007-11-09 JP JP2007292180A patent/JP2009116260A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017076079A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社リコー | 転写装置及び画像形成装置 |
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