JP2009198598A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚紙の先端を2次転写ニップに進入させるときや厚紙の後端を2次転写ニップから抜け出させる際の急激な負荷変動による線状の濃度ムラの発生を抑えるとともに、2次転写ニップ圧の誤差による記録シートのスキューの発生を抑える。
【解決手段】フロントカムモータ79Fの駆動により、中間転写ベルト61の幅方向の一端側における中間転写ベルト61表面と2次転写ローラ72の回転軸との距離である第1距離を調整する一方で、リアカムモータ79Rの駆動により、中間転写ベルト61の幅方向の他端側における中間転写ベルト61表面と2次転写ローラ72の回転軸との距離である第2距離を調整するようにし、且つ、それらカムモータとして、互いに独立して駆動可能なものを用いた。
【選択図】図5

Description

本発明は、像担持体の表面に担持された可視像を、像担持体とこれに当接可能な当接部材との間に挟み込んだ記録シートに転写する転写装置、及びこれを用いる画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として、像担持体と当接部材とを当接させて得た転写ニップに記録シートを挟み込んで、像担持体上の可視像たるトナー像を記録シートに転写するものが知られている。かかる構成において、記録シートとして、厚紙を用いると、厚紙の先端を転写ニップに進入させる際や、厚紙の後端を転写ニップから抜け出させる際の急激な負荷変動により、像担持体や当接部材の表面移動速度を一瞬だけ変化させることがある。このような表面移動速度の変化が起こると、画像に線状の濃度ムラを引き起こしてしまう。
一方、特許文献1に記載の画像形成装置においては、記録シートとして厚紙を用いる場合に、像担持体と当接部材との相対距離を通常よりも大きくする画像形成装置が記載されている。具体的には、この画像形成装置は、像担持体たる無端状の中間転写ベルトにおけるバックアップローラに対する掛け回し箇所と、当接部材たる無端状の搬送ベルトにおける駆動ローラに対する掛け回し箇所とを当接させて転写ニップを形成している。搬送ベルトを掛け回している駆動ローラは、その回転軸部材の一端側が第1フレームによって回転自在に支持されているとともに、他端側が第2フレームによって回転自在に支持されている。第1フレームは、バネによって中間転写ベルトに向けて付勢されながら、第1偏心カムに突き当たっている。また、第2フレームは、バネによって中間転写ベルトに向けて付勢されながら、第2偏心カムに突き当たっている。これら第1偏心カム及び第2偏心カムは、互いのカム位相を同期させた姿勢で揺動するように、同一の揺動軸に固定されている。記録シートとして、普通紙が用いられる場合には、それら偏心カムがそれぞれ短径箇所をフレームに突き当てる位置で揺動を停止している。これに対し、厚紙が用いられる場合には、それら偏心カムがそれぞれ長径箇所をフレームに突き当てる位置で揺動を停止することで、フレームを中間転写ベルトから少し遠ざける。これにより、中間転写ベルトを掛け回しているバックアップローラの回転軸と、搬送ベルトを掛け回している駆動ローラの回転軸との距離をより大きくして、ニップ圧を低減するか、あるいは搬送ベルトを中間転写ベルトから僅かに離間させるかする。このように、厚紙使用時には、ニップ圧を低減するか、あるいは搬送ベルトを中間転写ベルトから僅かに離間させるかすることで、厚紙先端のニップ進入時や厚紙後端のニップ抜け出し時の急激な負荷変動を低減して、線状の濃度ムラの発生を抑えることができる。
特開2005−316320号公報
しかしながら、この画像形成装置においては、ローラ軸線方向の一端側と他端側とで転写ニップ圧に誤差を発生させて、記録シートを本来の搬送方向から傾いた姿勢にしたり(記録シートのスキュー)、これによって画像を傾けたりするおそれがあった。具体的には、中間転写ベルトを掛け回しているバックアップローラは、部品の寸法誤差や組み付け誤差などにより、正規の姿勢から僅かに傾いていることがある。このような場合であっても、搬送ベルトを掛け回している駆動ローラを、バックアップローラに追従させて僅かに傾けた姿勢で中間転写ベルトに向けて押圧すれば、転写ニップ圧を概ね均一にすることができる。ところが、特許文献1に記載の画像形成装置では、互いのカム位相を同期させる姿勢の第1偏心カム及び第2偏心カムを固定した揺動軸に対して、それらカムの揺動によって駆動ローラを並行な姿勢で近づけたり遠ざけたりする構成になっている。かかる構成では、駆動ローラをバックアップローラの傾きに追従させた姿勢で中間転写ベルトに向けて押圧することができず、ローラ軸線方向の一端側と他端側とにおけるニップ圧の誤差による記録シートのスキューを引き起こすおそれがあった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、次のような転写装置及びこれを備える画像形成装置を提供することである。即ち、厚紙の先端を転写ニップに進入させるときや厚紙の後端を転写ニップから抜け出させる際の急激な負荷変動による線状の濃度ムラの発生を抑えるとともに、転写ニップ圧の誤差による記録シートのスキューの発生を抑えることができる転写装置等である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、可視像を担持する像担持体と、該像担持体に当接して転写ニップを形成することが可能な当接部材と、記録シートの厚み情報を取得する厚み情報取得手段とを有するとともに、回転可能な像担持体の回転軸、あるいは、ベルト状の像担持体の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体の回転軸と、回転可能な当接部材、あるいは、ベルト状の当接部材の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体の回転軸との距離を、該厚み情報に基づいて調整する距離調整手段を有する転写装置において、第1駆動源の駆動により、上記像担持体の表面の移動方向と直交する方向の一端側における上記距離である第1距離を調整する一方で、第2駆動源の駆動により、該移動方向と直交する方向の他端側における上記距離である第2距離を調整するように、上記距離調整手段を構成し、且つ、該第1駆動源及び第2駆動源として、互いに独立して駆動可能なものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の転写装置において、上記第1距離を検知する第1距離検知手段と、上記第2距離を検知する第2距離検知手段とを設けるとともに、該第1距離検知手段による検知結果に基づいて上記第1距離を調整する一方で、該第2距離検知手段による検知結果に基づいて上記第2距離を調整するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の転写装置において、回転可能な上記当接部材、あるいは、ベルト上の当接部材の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体、を保持しながら上記像担持体に対して近づいたり遠ざかったりするように移動可能な保持体と、該保持体を該像担持体に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段によって付勢される保持体に対して上記一端側で突き当たる第1突き当たり部材と、該付勢手段によって付勢される保持体に対して上記他端側で突き当たる第2突き当たり部材とを設け、上記第1駆動源の駆動によって該第1突き当たり部材を移動させることで上記第1距離を調整する一方で、上記第2駆動源の駆動によって該第2突き当たり部材を移動させることで上記第2距離を調整するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の転写装置において、回転可能な上記当接部材、あるいは、ベルト上の当接部材の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体、について、上記第1突き当たり部材を上記保持体に突き当てていない状態で得られる、上記第1距離検知手段による整数回転あたりの検知結果に基づいて上記第1距離の基準値である第1基準値を把握し、該第1基準値に基づいて、上記厚み情報が上記所定値を上回る場合における上記第1距離を決定する一方で、上記第2突き当たり部材を上記保持体に突き当てていない状態で得られる、上記第2距離検知手段による整数回転あたりの検知結果に基づいて上記第2距離の基準値である第2基準値を把握し、該第2基準値に基づいて、上記厚み情報が上記所定値を上回る場合における上記第2距離を決定するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の転写装置において、上記転写ニップを通過した後の記録シートの先端における上記一端側と上記他端側とのシート搬送方向のずれを検知する先端ずれ検知手段を設け、該先端ずれ検知手段による検知結果に基づいて、上記第1距離と上記第2距離とのうちの少なくとも一方を補正するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5の転写装置において、上記第1基準値や上記第2基準値に対してそれぞれ上記厚み情報に対応する値を加算することで上記第1距離や上記第2距離を決定し、且つ、該値として、記録シート厚みの50〜100[%]の値を用いるように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、像担持体の表面に可視像を形成する可視像形成手段と、該表面上の可視像を記録シートに転写する転写手段とを備える画像形成装置において、上記転写手段として、請求項1乃至6の何れかの転写装置を用いたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、厚み情報が所定値を上回る場合、即ち、記録シートとして厚紙が用いられる場合に、距離調整手段が、回転可能な像担持体の回転軸、あるいはベルト状の像担持体を掛け回している回転体の回転軸と、回転可能な回転体の回転軸、あるいはベルト状の当接部材を掛け回している回転体の回転軸との距離(以下、軸間距離という)を、普通紙の場合に比べて大きくすることで、厚紙の先端を転写ニップに進入させるときや厚紙の後端を転写ニップから抜け出させる際の急激な負荷変動の発生を抑える。これにより、急激な負荷変動による線状の濃度ムラの発生を抑えることができる。
また、これらの発明においては、回転可能な像担持体、あるいはベルト状の像担持体を掛け回している回転体、の姿勢が正規の姿勢から傾いていたとしても、その傾きに応じて上記軸間距離を前記直交方向の一端側と他端側とでそれぞれ個別に調整することで、転写ニップ圧の均一化を図る。これにより、一端側と他端側とで転写ニップ圧の誤差が生ずることによる記録シートのスキューの発生を抑えることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式によって画像を形成する複写機の実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。この複写機は、プリンタ部1と、白紙供給装置100と、原稿搬送読取ユニット150とを備えている。原稿搬送読取ユニット150は、プリンタ部1の上に固定された原稿読取装置たるスキャナ160と、これに支持される原稿搬送装置たるADF170とを有している。
白紙供給装置100は、ペーパーバンク101内に多段に配設された2つの給紙カセット102,103、2組の分離ローラ対104,105、給紙路106、複数の搬送ローラ対107等を有している。2つの給紙カセット102,103は、それぞれ、図示しない記録シートを複数枚重ねた紙束の状態で内部に収容している。そして、プリンタ部1からの制御信号に基づいて、送出ローラ102a,103aを回転駆動させて、紙束における一番上の記録シートを給紙路106に向けて送り出す。送り出された記録シートは、分離ローラ対104,105によって1枚に分離されてから、給紙路106内に至る。そして、給紙路106内に設けられた複数の搬送ローラ対107の搬送ニップを経由して、プリンタ部1の第1受入分岐路30に送られる。
プリンタ部1は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを備えている。また、第1受入分岐路30、受入搬送ローラ対31、手差しトレイ32、手差し分離ローラ対33、第2受入分岐路34、手差し搬送ローラ対35、転写前搬送路36、レジストローラ対37、搬送ベルトユニット39、定着ユニット43、スイッチバック装置46、排紙ローラ対47、排紙トレイ48、切換爪49、光書込ユニット50、転写ユニット60等も備えている。なお、プロセスユニット2Y,M,C,Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体3Y,M,C,Kを有している。
後述する2次転写ニップの直前で記録シートを搬送するための転写前搬送路36は、紙搬送方向の上流側で第1受入分岐路30と第2受入分岐路34とに分岐している。白紙供給装置100の給紙路106から送り出された記録シートは、第1受入分岐路30に受け入れられた後、第1受入分岐路30内に配設された受入搬送ローラ対31の搬送ニップを経由して転写前搬送路36に送られる。
プリンタ部1の筺体における側面には、手差しトレイ32が筺体に対して開閉可能に配設されており、筺体に対して開いた状態でトレイ上面に紙束が手差しされる。手差しされた紙束における一番上の記録シートは、手差しトレイ32の送出ローラ32aによって第2受入分岐路34に向けて送り出される。そして、手差し分離ローラ対33によって1枚に分離されてから第2受入分岐路34に送られた後、第2受入分岐路34内に配設された手差し搬送ローラ対35の搬送ニップを経由して、転写前搬送路36に送られる。
光書込ユニット50は、図示しないレーザーダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズなどを有しており、後述するスキャナ160によって読み取られた画像情報や、外部のパーソナルコンピュータから送られている画像情報に基づいて、レーザーダイオードを駆動する。そして、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kを光走査する。具体的には、プロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kは、図示しない駆動手段によってそれぞれ図中反時計回り方向に回転駆動せしめられる。光書込ユニット50は、駆動中の感光体3Y,M,C,Kに対して、レーザー光(後述する図2のL)をそれぞれ回転軸線方向に偏向せしめながら照射することで、光走査処理を行う。これにより、感光体3Y,M,C,Kには、Y,M,C,K画像情報に基づいた静電潜像が形成される。
図2は、プリンタ部1の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図である。各色のプロセスユニット2Y,M,C,Kは、それぞれ、潜像担持体たる感光体と、その周囲に配設される各種装置とを1つのユニットとして共通の支持体に支持するものであり、プリンタ部本体に対して着脱可能になっている。そして、互いに使用するトナーの色が異なる点の他が同様の構成になっている。Y用のプロセスユニット2Yを例にすると、これは、感光体3Yの他、これの表面に形成された静電潜像をYトナー像に現像するための現像装置4Yを有している。本複写機では、4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kを、後述する中間転写ベルト61に対してその無端移動方向に沿って並べたいわゆるタンデム型の構成になっている。
図3は、Y用のプロセスユニット2Yを示す拡大構成図である。同図に示すように、プロセスユニット2Yは、感光体3Yの周りに、現像装置4Y、ドラムクリーニング装置18Y、除電ランプ17Y、帯電ローラ16Y等を有している。
感光体3Yとしては、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材の塗布による感光層を形成したドラム状のものを用いている。但し、無端ベルト状のものを用いても良い。
現像装置4Yは、図示しない磁性キャリアと非磁性のYトナーとを含有する二成分現像剤(以下、単に現像剤という)を用いて潜像を現像するようになっている。そして、内部に収容している現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌部5Yと、感光体3Y上の静電潜像を現像する現像部9Yとを有している。なお、現像装置4Yとして、二成分現像剤の代わりに、磁性キャリアを含まない一成分現像剤によって現像を行うタイプのものを使用していもよい。
攪拌部5Yは、現像部9Yよりも低い位置に設けられており、互いに平行配設された第1搬送スクリュウ6Y及び第2搬送スクリュウ7Y、これらスクリュウの間に設けられた仕切り板、ケーシングの底面に設けられたトナー濃度センサ8Yなどを有している。
現像部9Yは、ケーシングの開口を通して感光体3Yに対向する現像ロール10Y、これに対して自らの先端を近接させるドクターブレード13Yなどを備えている。そして、現像ロール10Yは、非磁性材料からなる筒状の現像スリーブ11Yと、これの内部に回転不能に設けられたマグネットローラ12Yとを有している。このマグネットローラ12Yは、周方向に並ぶ複数の磁極を有している。これら磁極は、それぞれスリーブ上の現像剤に対して回転方向の所定位置で磁力を作用させる。これにより、攪拌部5Yから送られてくる現像剤を現像スリーブ11Y表面に引き寄せて担持させるとともに、磁力線に沿った磁気ブラシをスリーブ表面上に形成する。
磁気ブラシは、現像スリーブ11Yの回転に伴ってドクターブレード13Yとの対向位置を通過する際に適正な層厚に規制されてから、感光体3Yに対向する現像領域に搬送される。そして、現像スリーブ11Yに印加される現像バイアスと、感光体3Yの静電潜像との電位差によってYトナーを静電潜像上に転移させて現像に寄与する。更に、現像スリーブ11Yの回転に伴って再び現像部9Y内に戻り、マグネットローラ12Yの磁極間に形成される反発磁界の影響によってスリーブ表面から離脱した後、攪拌部5Y内に戻される。攪拌部5Y内には、トナー濃度センサ8Yによる検知結果に基づいて、現像剤に適量のトナーが補給される。
ドラムクリーニング装置18Yとしては、ポリウレタンゴム製のクリーニングブレード20Yを感光体3Yに押し当てる方式のものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。クリーニング性を高める目的で、本複写機では、外周面を感光体3Yに接触させるファーブラシ19Yを、図中矢印方向に回転自在に有する方式のものを採用している。このファーブラシ19Yは、図示しない固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って微粉末にしながら感光体3Y表面に塗布する役割も兼ねている。
ファーブラシ19Yに付着したトナーは、ファーブラシ19Yに対してカウンタ方向に接触して回転しながらバイアスが印加される電界ローラ21Yに転位する。そして、スクレーパ22Yによって電界ローラ21Yから掻き取られた後、回収スクリュウ23Y上に落下する。
回収スクリュウ23Yは、回収トナーをドラムクリーニング装置18Yにおける図紙面と直交する方向の端部に向けて搬送して、外部のリサイクル搬送装置に受け渡す。図示しないリサイクル搬送装置は、受け渡されたトナーを現像装置4Yに送ってリサイクルする。
除電ランプ17Yは、光照射によって感光体3Yを除電する。除電された感光体3Yの表面は、帯電ローラ16Yによって一様に帯電せしめられた後、上述した光書込ユニットによる光走査が施される。なお、帯電ローラ16Yは、図示しない電源から帯電バイアスの供給を受けながら回転駆動するものである。かかる帯電ローラ16Yを用いる帯電方式に代えて、感光体3Yに対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ方式を採用してもよい。
先に示した図2において、4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kの感光体3Y,M,C,Kの表面には、これまで説明してきたプロセスによってY,M,C,Kトナー像が形成される。
4つのプロセスユニット2Y,M,C,Kの下方には、転写ユニット60が配設されている。この転写ユニット60は、複数のローラによって張架した像担持体たる中間転写ベルトを、感光体3Y,M,C,Kに当接させながら、駆動ローラ67の回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動させる。これにより、感光体3Y,M,C,Kと中間転写ベルト61とが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
Y,M,C,K用の1次転写ニップの近傍では、ベルトループ内側に配設された1次転写ローラ62Y,M,C,Kによって中間転写ベルト61を感光体3YY,M,C,Kに向けて押圧している。これら1次転写ローラ62Y,M,C,Kには、それぞれ図示しない電源によって1次転写バイアスが印加されている。これにより、Y,M,C,K用の1次転写ニップには、感光体3Y,M,C,K上のトナー像を中間転写ベルト61に向けて静電移動させる1次転写電界が形成されている。
図中時計回り方向の無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく中間転写ベルト61のおもて面には、各1次転写ニップでトナー像が順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト61のおもて面には4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト61の図中下方には、回転体たる2次転写ローラ72が配設されており、これは中間転写ベルト61における転写対向ローラ68に対する掛け回し箇所にベルトおもて面から当接して2次転写ニップを形成している。これにより、中間転写ベルト61のおもて面と、2次転写ローラ72とが当接する2次転写ニップが形成されている。
ベルトループ内の転写対向ローラ68には、図示しない電源によってトナーと同極性の2次転写バイアスが印加されている。一方、ベルトループ外の2次転写ローラ72は接地されている。これにより、2次転写ニップ内に2次転写電界が形成されている。
2次転写ニップの図中右側方には、図示しない上述のレジストローラ対が配設されており、ローラ間に挟み込んだ記録シートを中間転写ベルト61上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで2次転写ニップに送り出す。2次転写ニップ内では、中間転写ベルト61上の4色トナー像が2次転写電界やニップ圧の影響によって記録シートに一括2次転写され、記録シートの白色と相まってフルカラー画像となる。
2次転写ニップを通過した中間転写ベルト61のおもて面には、2次転写ニップで記録シートに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト61に当接するベルトクリーニング装置73によってクリーニングされる。
先に示した図1において、2次転写ニップを通過した記録シートは、中間転写ベルト61から離間して、搬送ベルトユニット39に受け渡される。この搬送ベルトユニット39は、無端状の搬送ベルト40を駆動ローラ41と従動ローラ42とによって張架しながら、駆動ローラ41の回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめる。そして、2次転写ニップから受け渡された記録シートをベルト上部張架面に保持しながら、ベルトの無端移動に伴って搬送して定着ユニット43に受け渡す。
定着ユニット43は、駆動ローラと、発熱源を内包する加熱ローラとによって張架した定着ベルトを駆動ローラの回転駆動に伴って図中時計回り方向に無端移動せしめている。そして、定着ベルトの下方に配設された加圧ローラ45を定着ベルトの下部張架面に当接させて定着ニップを形成している。定着ユニット43に受け入れられた記録シートは、この定着ニップ内で加圧されたり加熱されたりすることで、表面上のフルカラー画像が定着せしめられる。そして、定着ユニット43内から切換爪49に向けて送り出される。
切換爪49は、図示しないソレノイドによって揺動するようになっており、その揺動に伴って、記録シートの搬送路を排紙路と反転路とで切り換える。切換爪49によって排紙路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された記録シートは、排紙路と排紙ローラ対47とを経由した後、機外に排出されて排紙トレイ48上にスタックされる。
定着ユニット43や搬送ベルトユニット39の下方には、スイッチバック装置46が配設されている。切換爪49によってスイッチバック路が選択されていると、定着ユニット43内から送り出された記録シートは、反転路を経由して上下反転せしめられた後、スイッチバック装置46に送られる。そして、再び2次転写ニップに進入して、もう片面にも画像の2次転写処理と定着処理とが施される。
プリンタ部1の上に固定されたスキャナ160は、図示しない原稿の画像を読み取るための読取手段として、固定読取部161と、移動読取部162とを有している。光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサなどを有する固定読取部161は、原稿に接触するようにスキャナ160のケーシング上壁に固定された図示しない第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、ADF170によって搬送される原稿が第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿を走査する。
一方、移動読取部162は、原稿に接触するようにスキャナ160のケーシング上壁に固定された図示しない第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された図示しない原稿で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサで受光する。これにより、光学系を移動させながら、原稿を走査する。
以上の基本的な構成を備える本複写機においては、4つのプロセスユニット2Y,M,C,K、光書込ユニット50、転写ユニット60等により、像担持体たる中間転写ベルト61の表面に可視像たるトナー像を形成する可視像形成手段が構成されている。また、転写ユニット60が中間転写ベルト61の表面上のトナー像を記録シートに転写する転写手段として機能している。
次に、本複写機の特徴的な構成について説明する。
図4は、転写ユニット60とその周囲構成とを示す構成図である。また、図5は、2次転写ニップとその周囲構成とを示す斜視図である。これらの図において、中間転写ベルト61を張架しながら無端移動せしめる駆動ローラ67の回転軸部材67aには、駆動受入ギヤ74が固定されている。そして、この駆動受入ギヤ74は、ベルト駆動モータ75の回転軸に固定された出力ギヤ75aに噛み合っている。ベルト駆動モータ75の出力ギヤ75aの回転駆動力が、駆動受入ギヤ74と駆動ローラ67とを介して、中間転写ベルト61に伝達される仕組みである。
当接部材としての2次転写ローラ72は、中間転写ベルト61における転写対向ローラ68に対する掛け回し箇所に当接して2次転写ニップを形成している。この2次転写ローラ72は、保持体としてのフロント揺動アーム76Fに固定されたフロント軸受け77Fにより、回転軸線方向の一端側が回転自在に受けられている。また、保持体としてのリア揺動アーム76Rに固定されたリア軸受け77Rにより、回転軸線方向の他端側が回転自在に受けられている。なお、2次転写ローラ72や転写対向ローラ68は、それぞれ、軸線方向を複写機の前後方向に沿わせる姿勢で配設されている。
複写機のプリンタ部は、複写機の前後方向(ローラの軸線方向)に互いに所定の距離をおいて対向するフロント支持側板56と、リア支持側板57とを有しており、フロント揺動アーム76Fやリア揺動アーム76Rは、これら支持側板の間に位置している。そして、フロント揺動アーム76Fは、フロント支持側板56と自らとを貫くようにして設けられたフロント揺動軸84により、フロント揺動軸84を中心にして揺動するように支持されている。また、リア揺動アーム76Rは、リア支持側板57と自らとを貫くようにして設けられたリア揺動軸85により、リア揺動軸85を中心にして揺動するように支持されている。
フロント支持側板56、リア支持側板57には、付勢手段としてのフロント付勢コイルバネ78F、リア付勢コイルバネ78Rの一端側が固定されている。フロント付勢コイルバネ78Fの他端側は、フロント揺動アーム76Fの下面に固定されている。また、リア付勢コイルバネ78Rの他端側は、リア揺動アーム76Rの下面に固定されている。これらにより、フロント揺動アーム76F、リア揺動アーム76Rは、フロント揺動軸84、リア揺動軸85を中心にして図中反時計回り方向に回転する力が付与される。
揺動アーム(76F、76R)に保持される2次転写ローラ72には、中間転写ベルト61における転写対向ローラ68に対する掛け回し箇所が対向している。揺動アーム(76F、76R)やこれに保持される2次転写ローラ72は、付勢コイルバネ(78F、78R)によって像担持体たる中間転写ベルト61に向けて付勢されている。この付勢により、2次転写ローラ72が中間転写ベルト61における転写対向ローラ68に対する掛け回し箇所に当接して2次転写ニップを形成している。
フロント揺動アーム76F、リア揺動アーム76Rは、それぞれ上述したように揺動軸を中心にして揺動するため、それら揺動アームに保持される2次転写ローラ72は、揺動軸を中心にして所定の揺動半径(以下、ローラ揺動半径という)で揺動する。フロント揺動アーム76Fにおいて、ローラ揺動半径よりも大きな揺動半径で揺動する箇所には、フロントカムモータ79Fによって回転駆動されるフロント偏心カム80Fが対向している。また、リア揺動アーム76Rにおいて、ローラ揺動半径よりも大きな揺動半径で揺動する箇所には、リアカムモータ79Rによって回転駆動されるリア偏心カム80Rが対向している。
図示の状態では、フロントカムモータ79Fの回転軸、リアカムモータの回転軸が、それぞれ、フロント偏心カム80F、リア偏心カム80Rを図中9時方向に延在させる回転角度で停止している。この状態から、フロントカムモータ79Fの駆動によって回転軸が図中反時計回り方向に回転を始めると、図6に示すように、フロント偏心カム80Fがフロント揺動アーム76Fに突き当たり始めて、フロント揺動アーム76Fをフロント付勢コイルバネ78Fの付勢力に反して押し下げ始める。リア側においても、リアカムモータ79Rの回転駆動によって同様の現象が生ずる。
2次転写ニップの図中右側方には、記録シートPを2次転写ニップに向けて送り込むためのレジストローラ対37が配設されている。そして、このレジストローラ対37の近傍には、レジストセンサ35や、厚み情報取得手段としての厚みセンサ38が配設されている。
厚みセンサ38は、レジストローラ対37に送り込まれる記録シートPの厚みを検知して、検知結果を制御手段としての制御部82に出力するものである。また、制御部82は、図9に示すように、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、データ記憶手段たるRAM(Random Access Memory)、データ記憶手段たるROM(Read Only Memory)などを有し、複写機の各種機器における駆動を制御したり、動作条件を設定したりするものである。
厚みセンサ38としては、記録シートPがレジストローラ対37のローラ間に挟み込まれた際のローラの変位量に基づいて記録シートPの厚みを検知するものや、自らと記録シートPの表面との距離に基づいて記録シートPの厚みを検知するもの、などを用いることが可能である。
レジストセンサ55は、反射型フォトセンサ等からなり、レジストローラ対37のローラ間を通過した記録シートPの先端を検知して、検知信号を制御部82に出力するものである。制御部82は、この検知信号に基づいてレジストローラ対37の駆動を一時停止させることで、記録シートPをレジストローラ対37の位置で待機させる。
本複写機においては、2次転写ローラ72や転写対向ローラ68として、それぞれローラ部の表面が弾性体からなるものを用いている。
また、本複写機においては、記録シートPに画像を形成するための画像形成動作モードとして、普通紙モード及び厚紙モードの2つが用意されている。普通紙モードは、記録シートPとして、厚み200[μm]以下のものが用いられる場合の画像形成動作モードである。
厚紙モードは、記録シートPとして、厚み200[μm]を超えるものが用いられる場合の画像形成動作モードである。この厚紙モードでは、転写対向ローラ68の2次転写ローラ72に対する食い込み量を、記録シートの厚みに応じて普通紙モードよりも小さくする。記録シートの厚みによっては、中間転写ベルト61から2次転写ローラ72を離間させるまで、2次転写ローラ72を中間転写ベルト61から遠ざける場合もある。
先に図5に示したように、フロント揺動アーム76Fの下方において、フロント揺動アーム76Fを介してフロント偏心カム80Fに対向する位置には、第1距離検知手段としての第1距離センサ81Fが配設されている。この第1距離センサ81は、超音波、赤外線、磁気などを発しながら自らと被検対象との距離を検知し、検知結果を制御部82に出力するものである。制御部82は、第1距離センサ81Fによる検知結果に基づいて、フロント側における転写対向ローラ68の回転軸と2次転写ローラ72の回転軸との距離である第1距離を把握する。
図示のように、第1距離センサ81Fは、フロント揺動アーム76Fにおけるフロント偏心カム80Fによる被押し下げ箇所を被検対象にしている。この被押し下げ箇所は、フロント揺動軸84を中心にした揺動半径が、2次転写ローラ72よりも大きくなる箇所である。よって、フロント偏心カム80Fによるフロント揺動アーム76Fの押し下げによって2次転写ローラ72が距離Laだけ移動した場合、フロント距離センサ81Fの被検対象となる上記被押し下げ箇所は、距離Laよりも大きい距離La’になる。この距離Laと距離La’との比率は、一定であるため、制御部82は、第1距離センサ81Fの検知結果に基づく距離La’により、距離Laを把握することが可能である。距離Laを、より大きい距離La’に増幅して検出していることになるので、距離Laをそのまま検出したり、距離Laを減縮して検出したりする場合に比べて、第1距離を高精度に検出することができる。
リア側においても、フロント側と同様の構成になっており、第2距離検知手段としての第2距離センサ81Rによる検知結果に基づいて、リア側における転写対向ローラ68の回転軸と2次転写ローラ72の回転軸との距離である第2距離が高精度に検出される。
図7は、第1距離センサ81Fや第2距離センサ81Rからの出力電圧と、第1距離や第2距離との関係を示すグラフである。制御部82は、このグラフ、グラフに対応するアルゴリズム、あるいはグラフに対応するデータテーブルを、図示しないROM内に予め記憶している。
本複写機では、第1距離センサ81Fや第2距離センサ81Rとして、被検対象(上記被押し下げ箇所)と自らとの距離が小さくなるほど、出力電圧を大きくするものを用いている。フロント側を例にすると、フロント偏心カム80Fによるフロント揺動アーム76Fの押し下げによって2次転写ローラ72のフロント側が中間転写ベルト61から遠ざかると、第1距離がより大きくなって、フロント側における2次転写ニップ圧がより小さくなる。このとき、第1距離センサ81Fと、上記被押し下げ箇所との距離はより小さくなるため、第1距離センサ81Fの出力電圧が増加する。即ち、本複写機においては、フロント偏心カム80Fによってフロント揺動アーム76Fが押し下げられると(第1距離が大きくなると)、その押し下げ量に応じて第1距離センサ81Fの出力電圧が増加するようになっている。リア側も同様である。
図8は、普通紙モードの非通紙時(記録シートをニップに送り込んでいないとき)におけるフロント距離センサ81Fの出力電圧の変動を示すグラフである。普通紙モードでは、基本的には、フロント偏心カム80Fをフロント揺動アーム76Fに突き当てない。このため、フロント揺動アーム76Fの被押し下げ箇所は、フロント付勢コイルバネ78Fによる付勢力で2次転写ローラ72を自由に中間転写ベルト61に当接せしめた条件下で、そのときの2次転写ローラ72における径にて所定の転写ニップ圧が得られる位置に落ち着く。出力電圧と時間との関係が、図示のようにサインカーブ状の特性になるのは、2次転写ローラ72のフロント側における偏心に起因して2次転写ローラ72の回転角度によって第1距離が変化するからである。
2次転写ローラ72の真円度が非常に高く、且つ、2次転写ローラ72のフロント側に若干の偏心がある場合であれば、次のようになる。即ち、図8に示したような綺麗なサインカーブが得られ、そのサインカーブの中心値がフロント偏心カム80Fをフロント揺動アーム76Fに突き当てていない状態における転写対向ローラ68の回転軸と、2次転写ローラ72の回転軸との距離の平均値を示している。
2次転写ローラ72の径が温度変化に伴って変化すると、それに伴ってサインカーブの中心値が上下にシフトする。そのシフト後の中心値に相当する第1距離センサ81Fからの出力電圧値を基準電圧値とし、その基準電圧値に対し、厚紙の厚みに応じた値を加算した数値が、厚紙モードにおけるベルト−軸間距離の適正値となる。
そこで、制御部82は、所定時間経過毎などといった定期的なタイミングで、以下のような処理を行うようになっている。即ち、まず、フロント偏心カム80Fを図中9時方向に延在させるホームポジションに位置させている状態で、2次転写ローラ72を1回転以上させながら、2次転写ローラ72の整数回転あたりにおけるフロント距離センサ81Fからの出力電圧値を20[msec]などといった所定時間間隔でサンプリングしてRAM内に記憶していく。これにより、2次転写ローラ72の整数回転あたりにおける、中間転写ベルト61の表面と2次転写ローラ72の回転軸(基準位置)との距離である第1距離の変動を解析する。即ち、第1距離を解析する第1解析処理を実施する。この解析により、2次転写ローラ72が偏心していても、フロント側における普通紙モードの第1距離の適正値を正確に求めることができる。
次いで、周知の解析法により、サインカーブの面積を2分する中心値を求め、その中心値に相当するフロント距離センサ81Fからの出力電圧を、第1距離の基準値である第1基準値とする。そして、その第1基準値に対して、厚紙の厚みに対応する値を加算したものを、厚紙モードにおける第1距離として求める。その後、厚紙モードを実行する場合には、厚紙モードにおける第1距離に対応する位置までフロント偏心カム80Fによってフロント揺動アーム76Fを押し下げる。
リア側においても、同様にして、リア側における転写対向ローラ68の回転軸と、2次転写ローラ72の回転軸との距離について、第2基準値や、厚紙モードにおける第2距離を求める。そして、厚紙モードを実行する場合には、厚紙モードにおける第2距離に対応する位置までリア偏心カム80Rによってリア揺動アーム76Rを押し下げる。
フロントカムモータ79Fやリアカムモータ79Rとしては、ロータリーコンコーダ搭載型のものを用いており、制御部82は、ロータリーエンコーダから送られてくる信号に基づいて、フロントカムモータ79Fやリアカムモータ79Rの回転軸の回転角度を正確に把握することができる。カムモータの回転軸の回転角度と、揺動アームの押し下げ位置とは良好な相関関係を示す。制御部82は、同回転角度と、揺動アームの押し下げ位置(図7の出力電圧値)との関係を示すデータテーブルをROMに記憶している。そして、このデータテーブルから、厚紙モードにおける出力電圧の適正値に対応する回転角度を特定し、特定結果と同じ回転角度位置までカムモータ79を回転させることで、フロント揺動アーム76Fやリア揺動アーム79Rを目標の位置まで押し下げる。
図10は、普通紙モードにおける2次転写ニップ及びその周囲構成をフロント側から示す拡大構成図である。同図において、符号aは、フロント側における第1基準値となる普通紙モードでのフロント側における第1距離を示している。リア側においても、同様に、普通紙モードでの第1距離が第1基準値となる。フロント側、リア側それぞれにおいて、揺動アームを偏心カムに突き当てずに、それぞれバネの力によって2次転写ローラ72を中間転写ベルトに押し当てている。これにより、たとえ転写対向ローラ68が傾いていたとしても、2次転写ローラ72はその傾きに追従した姿勢をとるので、フロント側とリア側とにおけるニップ圧の誤差はほとんど発生しない。
制御部82は、厚みセンサ38によって200[μm]を超える厚みが検知された場合には、上述したように、厚紙モードを実行する。この厚紙モードでは、フロント偏心カムによるフロント揺動アームの押し下げで、図11に示すように、第1距離bが図10の第1基準値aよりも広げられる。この状態で、図12に示すように、記録シートPとして厚紙が2次転写ニップに進入すると、その厚みに応じてフロント揺動アームが更に押し下げられて、軸間距離cが第1距離bよりも更に広げられる。リア側においても、同様のことが起きる。
厚紙モードにおける揺動アームの押し下げは次のように行われる。即ち、制御部82は、上述のようにして第1基準値や第2基準値を測定するが、これらは2次転写ニップに記録シートPを通さず且つ揺動アームを押し下げていない状態で得られたものである。このような第1基準値や第2基準値に対して、厚みセンサ38によって検知された厚みに応じた距離をそれぞれ加算することで、厚紙モードについて、2次転写ニップに記録シートPを通していない状態のときの第1距離、第2距離を決定する。具体的には、先に図7に示したように、距離センサ(81F、81R)からの出力電圧値と、第1距離や第2距離とは比例関係にあることから、記録シートの厚みに対応するセンサの出力電圧の増加分を、容易に算出することができる。制御部82は、この増加分を算出した後、上記第1基準値に対応する出力電圧値、上記第2基準値に対応する出力電圧値、にそれぞれ増加分の値を加算して、厚紙モードにおける第1距離、第2距離を求める。つまり、厚紙モードにおける第1距離、第2距離として、第1基準値、第2基準値にそれぞれシート厚みを加算した値を決定するのである。なお、シート厚みの50〜99[%]の値を加算して、それを厚紙モードにおける第1距離、第2距離としてもよい。
このように、厚紙モードでは、普通紙モードにおける非通紙状態でのフロント側の軸間距離の基準値である第1基準値に基づいて第1距離を調整する一方で、普通紙モードにおける非通紙状態でのリア側の軸間距離の基準値である第2基準値に基づいて第2距離を調整している。これにより、厚紙モードにおける第1距離、第2距離をそれぞれ普通紙モードにおける非通紙状態での第1距離、第2距離に対してそれぞれ厚紙の厚みに相当する距離を加算したものとしているため、厚紙モードにおいても、フロント側とリア側とにおけるニップ圧の誤差を僅かなものとすることができる。
但し、カムの摩耗に起因する軸間距離の調整不良などの理由により、厚紙モードにおいて、第1距離と第2距離とをそれぞれ個別に調整しているにもかかわらず、記録シートのスキューが発生してしまうこともあり得る。
そこで、本複写機では、先に図4に示したように、2次転写ニップよりも下流側の記録シート搬送路に、スキュー検知センサユニット58を設けている。このスキュー検知センサユニット58は、シート搬送方向に直交する方向に並ぶ複数の反射型フォトセンサを有しており、それぞれの反射型フォトセンサによって記録シートの先端を検知する。そして、各反射型フォトセンサ間におけるシート先端の検知タイミングの差に基づいて、スキューの有無やスキュー量を検知する。
制御部82は、厚紙モードにおいて、スキューが検知された場合には、それ以降における厚紙モードでの第1距離又は第2距離をスキュー量に応じて補正することで、記録シートのスキュー量を小さくする。
これまで、像担持体たる中間転写ベルト61と、当接部材たる2次転写ローラ72との間に挟み込んだ記録シートPにベルト上のトナー像を転写する構成の複写機について説明したが、2次転写ローラと、ドラム状の像担持体との間に挟み込んだ記録シートPに像担持体上の可視像を転写する構成にも、本発明の適用が可能である。また、ローラ部材によってベルト部材を張架しながら、そのローラに対するベルト掛け回し箇所と、像担持体との間に挟み込んだ記録シートに像担持体上の可視像を転写する構成にも、本発明の適用が可能である。
また、厚み情報取得手段として、厚みセンサ38を用いた例について説明したが、操作者による厚み情報の入力操作を受け付けるテンキー等の入力手段を厚み情報取得手段として用い、入力結果に基づいて画像形成動作モードを切り替えるようにしてもよい。
以上、実施形態に係る複写機においては、第1距離を検知する第1距離検知手段たる第1距離センサ81Fと、第2距離を検知する第2距離検知手段たる第2距離センサ81Rとを設けるとともに、第1距離センサ81Fによる検知結果に基づいて第1距離を調整する一方で、第2距離センサ81Rによる検知結果に基づいて第2距離を調整するように、制御部82、揺動アーム、偏心カム、カムモータ等からなる距離調整手段を構成している。かかる構成では、第1距離、第2距離をそれぞれ実際にセンサによって検知しながら調整することで、検知しない場合に比べて、それら距離を高精度に調整することができる。
また、実施形態に係る複写機においては、2次転写ローラ72を回転可能に保持しながら中間転写ベルト61に対して近づいたり遠ざかったりするように移動可能な保持体としてのフロント揺動アーム76F及びリア揺動アーム76Rと、これら揺動アームを付勢する付勢手段たるフロント付勢コイルバネ78F及びリア付勢コイルバネ78Rと、フロント付勢コイルバネ78Fによって付勢されるフロント揺動アーム76Fに対して突き当たる第1突き当たり部材たるフロント偏心カム80Fと、リア付勢コイルバネ78Rによって付勢されるリア揺動アーム76Rに対して突き当たる第2突き当たり部材たるリア偏心カム80Rとを設け、第1駆動源たるフロントカムモータ79Fの駆動によってフロント偏心カム80Fを回転移動させることで第1距離を調整する一方で、第2駆動源たるリアカムモータ79Rの駆動によってリア偏心カム80Rを回転移動させることで第2距離を調整するように、距離調整手段を構成している。かかる構成では、偏心カムの回転という簡単な制御により、第1距離や第2距離を調整することができる。
また、実施形態に係る複写機においては、フロント偏心カム80Fをフロント揺動アーム76Fに突き当てていない状態で得られる、第1距離センサ81Fによる2次転写ローラ72の整数回転あたりの検知結果に基づいて第1距離の基準値である第1基準値を把握し、この第1基準値に基づいて厚紙モードにおける第1距離を決定する一方で、リア偏心カム80Rをリア揺動アーム76Rに突き当てていない状態で得られる、第2距離センサ81Rによる2次転写ローラ72の整数回転あたりの検知結果に基づいて、第2距離の基準値である第2基準値を把握し、この第2基準値に基づいて厚紙モードにおける第2距離を決定するように、距離調整手段を構成している。かかる構成では、既に説明したように、2次転写ローラ72の偏心、凹み癖、低真円度などに起因して、第1距離や第2距離が2次転写ローラ72の回転に伴って微妙に変動する場合でも、第1距離や第2距離の適正値を適切に求めることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、2次転写ニップを通過した後の記録シートの先端におけるフロント側とリア側とのシート搬送方向のずれを検知する先端ずれ検知手段たるスキュー検知センサユニット58を設け、これによるスキュー量の検知結果に基づいて、厚紙モードにおける上記第1距離と上記第2距離とのうちの少なくとも一方を補正するように、距離調整手段たる制御部82を構成している。かかる構成では、既に述べたように、偏心カムの摩耗による軸間距離調整不良などによって厚紙モードで記録シートのスキューが生じてしまった場合でも、そのスキューに応じて第1距離や第2距離を補正することで、スキューの発生を抑えることができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機におけるプリンタ部の内部構成の一部を拡大して示す部分拡大構成図。 同プリンタ部のY用のプロセスユニットを示す拡大構成図。 同複写機における転写ユニットとその周囲構成とを示す構成図。 同複写機における2次転写ニップとその周囲構成とを示す斜視図。 同2次転写ニップと、偏心カムによって揺動アームを押し下げている状態の同周囲構成とを示す構成図。 同複写機における第1距離センサや第2距離センサからの出力電圧と、第1距離や第2距離との関係を示すグラフ。 普通紙モードの非通紙時における同第1距離センサからの出力電圧の変動曲線を示すグラフ。 実施形態に係る複写機の電気回路の一部を示すブロック図。 普通紙モードにおける2次転写ニップ及びその周囲構成をフロント側から示す拡大構成図。 厚紙モードで記録シートが進入する直前の2次転写ニップ及びその周囲構成をフロント側から示す拡大構成図。 厚紙モードで記録シートが進入している時の2次転写ニップ及びその周囲構成をフロント側から示す拡大構成図。
符号の説明
2Y,M,C,K:プロセスユニット(可視像形成手段の一部)
38:厚みセンサ(厚み情報取得手段)
50:光書込ユニット(可視像形成手段の一部)
60:転写ユニット(転写手段、可視像形成手段の一部)
61:中間転写ベルト(像担持体)
72:2次転写ローラ(当接部材)
78F:フロント付勢コイルバネ(第1付勢手段)
78R:リア付勢コイルバネ(第2付勢手段)
79F:フロントカムモータ(第1駆動源)
79R:リアカムモータ(第2駆動源)
80F:フロント偏心カム(第1突き当たり部材)
80R:リア偏心カム(第2突き当たり部材)
82:制御部(距離調整手段の一部)
P:記録シート

Claims (7)

  1. 可視像を担持する像担持体と、該像担持体に当接して転写ニップを形成することが可能な当接部材と、記録シートの厚み情報を取得する厚み情報取得手段とを有するとともに、
    回転可能な像担持体の回転軸、あるいは、ベルト状の像担持体の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体の回転軸と、回転可能な当接部材、あるいは、ベルト状の当接部材の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体の回転軸との距離を、該厚み情報に基づいて調整する距離調整手段を有する転写装置において、
    第1駆動源の駆動により、上記像担持体の表面の移動方向と直交する方向の一端側における上記距離である第1距離を調整する一方で、第2駆動源の駆動により、該移動方向と直交する方向の他端側における上記距離である第2距離を調整するように、上記距離調整手段を構成し、
    且つ、該第1駆動源及び第2駆動源として、互いに独立して駆動可能なものを用いたことを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1の転写装置において、
    上記第1距離を検知する第1距離検知手段と、上記第2距離を検知する第2距離検知手段とを設けるとともに、該第1距離検知手段による検知結果に基づいて上記第1距離を調整する一方で、該第2距離検知手段による検知結果に基づいて上記第2距離を調整するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とする転写装置。
  3. 請求項2の転写装置において、
    回転可能な上記当接部材、あるいは、ベルト上の当接部材の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体、を保持しながら上記像担持体に対して近づいたり遠ざかったりするように移動可能な保持体と、該保持体を該像担持体に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段によって付勢される保持体に対して上記一端側で突き当たる第1突き当たり部材と、該付勢手段によって付勢される保持体に対して上記他端側で突き当たる第2突き当たり部材とを設け、上記第1駆動源の駆動によって該第1突き当たり部材を移動させることで上記第1距離を調整する一方で、上記第2駆動源の駆動によって該第2突き当たり部材を移動させることで上記第2距離を調整するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とする転写装置。
  4. 請求項3の転写装置において、
    回転可能な上記当接部材、あるいは、ベルト上の当接部材の転写ニップ形成箇所が掛け回される回転可能な回転体、について、上記第1突き当たり部材を上記保持体に突き当てていない状態で得られる、上記第1距離検知手段による整数回転あたりの検知結果に基づいて上記第1距離の基準値である第1基準値を把握し、該第1基準値に基づいて、上記厚み情報が上記所定値を上回る場合における上記第1距離を決定する一方で、上記第2突き当たり部材を上記保持体に突き当てていない状態で得られる、上記第2距離検知手段による整数回転あたりの検知結果に基づいて上記第2距離の基準値である第2基準値を把握し、該第2基準値に基づいて、上記厚み情報が上記所定値を上回る場合における上記第2距離を決定するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とする転写装置。
  5. 請求項4の転写装置において、
    上記転写ニップを通過した後の記録シートの先端における上記一端側と上記他端側とのシート搬送方向のずれを検知する先端ずれ検知手段を設け、該先端ずれ検知手段による検知結果に基づいて、上記第1距離と上記第2距離とのうちの少なくとも一方を補正するように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とする転写装置。
  6. 請求項4又は5の転写装置において、
    上記第1基準値や上記第2基準値に対してそれぞれ上記厚み情報に対応する値を加算することで上記第1距離や上記第2距離を決定し、且つ、該値として、記録シート厚みの50〜100[%]の値を用いるように、上記距離調整手段を構成したことを特徴とする転写装置。
  7. 像担持体の表面に可視像を形成する可視像形成手段と、該表面上の可視像を記録シートに転写する転写手段とを備える画像形成装置において、
    上記転写手段として、請求項1乃至6の何れかの転写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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