JP2002091181A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002091181A
JP2002091181A JP2000285045A JP2000285045A JP2002091181A JP 2002091181 A JP2002091181 A JP 2002091181A JP 2000285045 A JP2000285045 A JP 2000285045A JP 2000285045 A JP2000285045 A JP 2000285045A JP 2002091181 A JP2002091181 A JP 2002091181A
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JP2000285045A
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Mikihiko Takada
幹彦 高田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルトのクリーニング性能がよく、且つ
耐久性に優れた画像形成装置を提供。 【解決手段】 2本以上のローラに懸架され、且つ像担
持体と接触して転写ニップを形成する無端状の転写ベル
トを有し、転写ベルトにバイアスを印加して像担持体上
のトナー像を静電的に転写材に転写する転写手段と、転
写ベルトにブレードを圧着解除可能にして、ブレードの
圧着時に転写ベルトに付着したトナーを剥ぎ取る第1ク
リーニング手段と、転写ベルトに付着したトナーを静電
ローラにより除去または転写ベルトに付着したトナーを
ファーブラシにより除去する第2クリーニング手段とを
備え、第2クリーニング手段は常時作用させ、所定シー
ケンスのみ第1クリーニング手段も作用させることを特
徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に、転写ベルトにバイアスを印加して像担持体上
のトナー像を静電的に転写材に転写する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術1として、像担持体上にトナ
ー像を形成し、前記トナー像を転写材に転写し、転写さ
れたトナー像を転写材に熱定着する画像形成装置におい
て、2本以上のローラに懸架され、且つ像担持体と接触
して転写ニップを形成する無端状の転写ベルトを有し、
転写ベルトにバイアスを印加して像担持体上のトナー像
を静電的に転写材に転写する画像形成装置が知られてい
る。上記形式の画像形成装置によれば、転写ベルト上に
付着したトナーをクリーニングする必要があり、クリー
ニングを行わないと、転写材の裏面に汚れ等が発生す
る。この転写ベルトのクリーニング手段として、ブレー
ドにより転写ベルト上に付着したトナーを機械的にかぎ
とるブレード方式、ローラにバイアスを印可して転写ベ
ルト上に付着したトナーを静電吸着して除去する静電ロ
ーラ方式、さらに、ローラにブラシを設けたファーブラ
シ方式等のいずれかを用いたものが知られている。
【0003】また、従来の技術2として、転写ベルト方
式では、転写ベルトに転写バイアスを印加して転写材に
トナー像を転写し、転写材を転写ベルトにより静電吸着
して搬送した後に、さらに、転写材が転写ベルトから曲
率分離され、転写ベルトに近接して設けられた出口のガ
イド板を通り、定着に進入する。出口のガイド板は従来
は、板金、またはリブ付き樹脂材を使用している。
【0004】さらに、前述の従来の技術3として、転写
ベルトを使用する画像形成装置において、定着速度を転
写ベルトの搬送速度より遅くして、転写材を弛ませて搬
送している画像形成装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術1の課題として、ブレード方式は初期段階で
剥ぎ取り力に優れているが摩耗のため耐久性に乏しく、
また、静電ローラ方式、およびファーブラシ方式では逆
に耐久性に優れるが多量のトナーが転写ベルトに付着し
た場合に十分にトナー等を除去することが難しいという
問題がある。このため、通常コピー動作中は感光体ドラ
ムのトナー像が直接接触することはなく、飛散トナー等
が転写ベルトに少量付着するだけなので、静電ローラ方
式で十分であるが、転写材のジャムでトナー像が転写ベ
ルトに直接転写されてしまったり、画像濃度調整用に感
光体ドラム上の非画像部に形成されたトナーパッチが転
写ベルトに直接接触することにより、転写ベルトに付着
したトナーは静電ローラでは充分に掻き取れず、転写材
の裏面に汚れが生じる。
【0006】第1の発明は上記の課題に鑑みなされたも
ので、第1の発明の目的は、転写ベルトのクリーニング
性能がよく、且つクリーニングの耐久性に優れた画像形
成装置を提供することにある。
【0007】また、前述の従来の技術2の課題として、
静電コロナ方式と異なり転写ベルト方式は、除電極(分
離極)を持たず、転写材の電荷は除電されない。そのた
め、定着進入時に、定着ローラと転写材との間の電位差
によりトナー像にチリが発生する。また、ガイド板が金
属であると転写材との間で放電が生じ、やはりチリが発
生する。そこで、ガイドを樹脂化し、かつ除電極を設け
て定着前に、転写材を除電することがよく行われる。除
電極にはワイヤー電極をAC放電させるもの、除電針を
AC放電させるもの等がある。しかし、AC放電させる
には電源が必要となりコスト高となり、また、ワイヤー
電極はワイヤー付着物により耐久性に乏しく、除電針で
は安定して均一に除電することが困難であるという問題
がある。
【0008】第2の発明は上記の課題に鑑みなされたも
ので、第2の発明の目的は、未定着のトナー像のトナー
チリ等による画質低下の少ない画像形成装置を提供する
ことにある。
【0009】さらに、従来の技術3の課題として、転写
材が転写工程から定着工程の間で弛んでループ状にな
り、転写材が画像形成装置に対して上方に弛むと上部に
配置された内部部材と接触してこすれが発生する場合が
あり、また、転写材が定着側ベルト懸架ローラの手前で
転写ベルトより離れるとトナーのチリ等により画質が低
下しやすいという問題がある。
【0010】第3の発明は上記の課題に鑑みなされたも
ので、第3の発明の目的は、転写材が弛んでループ状に
なっても、トナーのこすれ、トナーのチリ等が少ない画
質が得られる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の第1の発明の目的
は下記の手段により達成できる。
【0012】像担持体上にトナー像を形成し、前記トナ
ー像を転写材に転写し、転写されたトナー像を転写材に
熱定着する画像形成装置において、2本以上のローラに
懸架され、且つ前記像担持体と接触して転写ニップを形
成する無端状の転写ベルトを有し、前記転写ベルトにバ
イアスを印加して前記像担持体上のトナー像を静電的に
転写材に転写する転写手段と、前記転写ベルトにブレー
ドを圧着解除可能にして、前記ブレードの圧着時に前記
転写ベルトに付着したトナーを剥ぎ取る第1クリーニン
グ手段と、前記転写ベルトに付着したトナーを静電ロー
ラにより除去または前記転写ベルトに付着したトナーを
ファーブラシにより除去する第2クリーニング手段と、
を備え、前記第2クリーニング手段は常時作用させ、あ
らかじめ定めた所定シーケンスのみ前記第1クリーニン
グ手段も作用させることを特徴とする画像形成装置。
【0013】上記の第2の発明の目的は下記の手段によ
り達成できる。像担持体上にトナー像を形成し、前記ト
ナー像を転写材に転写し、転写されたトナー像を転写材
に熱定着する画像形成装置において、2本以上のローラ
に懸架され、且つ前記像担持体と接触して転写ニップを
形成する無端状の転写ベルトを有し、前記転写ベルトに
バイアスを印加して前記像担持体上のトナー像を静電的
に転写材に転写する転写手段と、転写された未定着のト
ナー像を転写材に熱定着する定着手段と、前記転写手段
と前記定着手段の間に配置され、表面の半導電性部材に
より転写材を除電し、且つ転写材をガイドするガイド部
と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0014】上記の第3の発明の目的は下記の手段によ
り達成できる。像担持体上にトナー像を形成し、前記ト
ナー像を転写材に転写し、転写されたトナー像を転写材
に熱定着する画像形成装置において、2本以上のローラ
に懸架され、且つ前記像担持体と接触して転写ニップを
形成する無端状の転写ベルトを有し、前記転写ベルトに
バイアスを印加して前記像担持体上のトナー像を静電的
に転写材に転写する転写手段と、転写された未定着のト
ナー像を転写材に熱定着する定着手段と、を備え、前記
転写ベルトの転写材を搬送する搬送路の延長線と、前記
定着手段のニップ部の進入側の接線とのなす前記転写ベ
ルトと反対側での角度が、180°より小さいことを特
徴とする画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。なお、以下の実施の形態の説明に
おいて、転写ベルトにより支持搬送される転写材の、像
担持体に対向する側の面を表面、他方の面すなわち転写
ベルトに対向する側の面を裏面という。
【0016】先ず、各発明に共通する画像形成装置の実
施の形態の画像形成プロセス、各機構について説明す
る。図1は、画像形成装置の実施の形態を示す構成断面
図である。
【0017】図1に示すように、画像形成装置本体A
は、回転する像担持体(以下、感光体ドラム、ドラムと
もいう)1の周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像
手段4、転写手段30、分離爪6B、及び、感光体ドラ
ムクリーニング手段7を配置し、帯電手段2によって感
光体ドラム1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手
段3のレーザによって原稿から読み取られた画像データ
に基づくビーム光走査を行うことによって静電潜像を形
成し、該静電潜像を現像手段4により反転現像して感光
体ドラム1の表面にトナー像を形成する。
【0018】一方、転写材収納手段8Aから給紙された
転写材Pは転写位置へと送られる。転写位置において転
写手段30により前記トナー像が転写材P上に転写され
る。その後に、感光体ドラム1から分離され、搬送さ
れ、引き続き定着手段である定着装置9により加熱定着
され、排紙手段8Cにより排紙皿8Dに排出される。
【0019】転写材の両面に画像形成を行う場合には、
定着装置9により加熱定着された転写材Pを、搬送路切
り替え板8Eにより通常の排紙通路から分岐する。その
後、反転搬送8Fにおいてスイッチバックして表裏反転
した後、転写材Pは再度、転写位置へと送られる。転写
位置において転写手段30によりトナー像が転写材P上
に転写される。その後に、感光体ドラム1から分離さ
れ、搬送され、引き続き定着装置9により加熱定着さ
れ、排紙手段8Cにより排紙皿8Dに排出される。
【0020】一方、感光体ドラム1の画像処理後の表面
は、分離爪6Bの下流において感光体ドラムクリーニン
グ手段7により表面に残留している現像剤が除去され、
次の画像形成に備える。
【0021】画像形成装置本体Aの上部には、シートス
ルー読み取り方式の自動原稿送り装置ADFが開閉可能
に支持されている。
【0022】自動原稿送り装置ADFにおいて、20は
原稿給紙台、21は給紙ローラ、22は分離ローラ、2
3は搬送ドラム、24A、24Bはピンチローラ、25
は原稿案内部材、26A、26Bは搬送路切り替え板、
27A、27Bは排紙ローラ、28A、28Bは排紙皿
である。自動原稿送り装置ADFは、片面原稿読み取り
機能と両面原稿読み取り機能とを有する。
【0023】原稿給紙台20上に画像面を上向きに載置
された原稿d1は、給紙ローラ21、分離ローラ22に
より給送され、回転する搬送ドラム23とピンチローラ
24A、24Bに挟持され、原稿案内部材25に案内さ
れて、スリット露光用ガラス13上を通過する。
【0024】スリット露光用ガラス13の下方の初期位
置(ホームポジション)に停止した後述の露光ユニット
14は、スリット露光用ガラス13の表面上を通過する
原稿d1に照射露光して、光学系により原稿画像を読み
取る。
【0025】片面原稿の読み取り時には、スリット露光
用ガラス13上で露光処理された大サイズの原稿d1
は、排紙ローラ27Aに挟持されて排紙皿28A上に排
出される。小サイズの原稿d1は、排紙ローラ27Bに
挟持されて排紙皿28B上に排出される両面原稿の読み
取り時には、片面読み取り処理後の原稿d1を、先ず、
排紙ローラ27Bにより挟持したまま排紙皿28B上に
排出する。その後、排紙ローラ27Bを逆回転させ、原
稿d1をスイッチバックさせて表裏反転して、回転する
搬送ドラム23とピンチローラ24A、24Bにより再
び挟持し、原稿案内部材25に案内して、スリット露光
用ガラス13上を通過させる。スリット露光用ガラス1
3上の通過時に、露光ユニット14は原稿d1の裏面を
照射露光して、光学系が原稿d1の裏面画像を読み取
る。
【0026】裏面画像の読み取りを終了した両面原稿
は、片面原稿と同様に、排紙皿28A又は排紙皿28B
上に排出される。搬送ドラム23の外周近傍に配置され
た搬送路切り替え板26A、26Bは、原稿d1の排
紙、反転経路を切り替える。
【0027】自動原稿送り装置ADFによる原稿読み取
りは、スリット露光用ガラス上を移動する原稿を読み取
る上記のシートスルー読み取り機能と、原稿台ガラス1
1上に載置された原稿に対して、露光ユニット14、及
び、Vミラーユニット15を走査させながら行う原稿停
止、光学系移動露光機能とがある。
【0028】画像読み取り装置Bの光学系は、光源14
1と第1ミラー142を備える露光ユニット14、第2
ミラー151と第3ミラー152から成るVミラーユニ
ット15、レンズ16、CCDイメージセンサ17によ
り構成されている。
【0029】画像読み取り装置Bは、スリット露光用ガ
ラス13の表面上を移動する原稿d1を読み取る原稿移
動露光モードと、原稿台ガラス11上に載置された原稿
を露光ユニットを走査させることにより読み取る光学系
走査露光モードとの2モードを有し、1つの露光ユニッ
トによる露光処理が可能である。
【0030】自動原稿送り装置ADFによる原稿d1の
読み取りは、露光ユニット14がスリット露光用ガラス
13の下方の初期位置(ホームポジション)に停止した
位置において行われる。原稿台ガラス11上の原稿の読
み取りは、露光ユニット14とVミラーユニット15と
から成る光学系ユニットを移動させながら行われる。
【0031】転写手段30は感光体ドラム1上のトナー
像を転写材に転写する。詳しくは、後述する各実施の形
態で説明する。
【0032】ガイド部40は転写工程と定着工程の間で
転写材Pをガイドする。詳しくは、後述する各実施の形
態で説明する。
【0033】定着手段である定着装置9は、内部にヒー
タを有する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの2本の
ローラ状の定着部材で構成され、加熱ローラ9aと加圧
ローラ9bとの間のニップ部で転写材Pを挟持搬送しな
がら熱と圧力とを加えることにより、転写材P上のトナ
ー像を定着する。
【0034】感光体ドラムクリーニング手段7は、感光
体ドラム1の回転方向、転写手段30の転写域(符号な
し)の下流に設けられ、感光体ドラム1に当接するゴム
材から成るブレード7aによって、転写後の感光体ドラ
ム1の周面上に残った転写残トナーをクリーニングす
る。ブレード7aによりクリーニングされたトナーは、
図示しない排トナー容器に回収される。
【0035】次に画像形成プロセスを説明すると、画像
記録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動
により感光体ドラム1が図1で時計方向へ回転され、同
時にスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体ド
ラム1に電位の付与が開始される。
【0036】感光体ドラム1は電位を付与されたあと、
像露光手段3によって画像データに対応する電気信号に
よる画像書込が開始され、感光体ドラム1の表面に原稿
画像の画像に対応する静電潜像が形成される。潜像は現
像器4により反転現像され、感光体ドラム1上にトナー
像が形成される。像露光手段3による感光体ドラム1の
感光層に対する画像書込が行われる。
【0037】転写後の感光体ドラム1の周面上に残った
トナーは、図示しない感光体ドラムAC除電器により除
電を受けた後、感光体ドラムクリーニング装置7にいた
り、感光体ドラム1に当接したブレード7aによってク
リーニングされる。
【0038】感光体ドラム1上への表面画像形成にとも
なって転写材Pが給紙カセット15より、送り出しロー
ラ8Hにより送り出され、タイミングローラ8Gへ搬送
され、タイミングローラ8Gの駆動によって給送され
る。この際、給送される転写材Pは、転写手段30の後
述する転写ベルトに吸着されて搬送される。
【0039】また、転写後の感光体ドラム1の周面上に
残ったトナーは、感光体ドラムクリーニング装置7によ
りクリーニングされ、次の画像形成サイクルに入る。
【0040】(第1の実施の形態)次に、第1の発明の
画像形成装置にかかわる実施の形態について説明する。
第1の実施の形態は前述の画像形成装置に示す転写手段
30、ガイド部40を後述する図2としたものである。
図2は第1の実施の形態の画像形成装置における転写手
段、およびガイド部の構成を示す図である。図3は他の
転写手段の構成を示す図である。
【0041】図2に示すように、転写手段は転写ベルト
30a、転写バイアスローラ30d等で構成され感光体
ドラム1上のトナー像を転写材に転写する。転写ベルト
30aは、アースされたローラ30cとアースされたロ
ーラ30bとに懸架されて図2の矢印で示す方向に移動
し、感光体ドラム1と接触して転写ニップを形成する。
転写ベルト30aは、好ましくは体積抵抗率が109Ω
・cm以上、1012Ω・cm以下である。また、転写ベ
ルト30aは基体がCRゴムで、表面がフッ素コーティ
ングを行った2層構成のベルトである。なお、転写ベル
ト30aの基体としては、この他に、ポリウレタンゴ
ム、EPDMゴム等を使用することもできる。
【0042】感光体ドラム1上のトナー像を転写材Pの
表面に転写する転写バイアスローラ30dは、転写ベル
ト30aを挟んで感光体ドラム1に対向し、転写ベルト
30aに当接して設けられ、転写ベルト30aと感光体
ドラム1との間に転写域(符号なし)を形成する。ま
た、転写バイアスローラ30dにはトナーと反対極性
(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加
装置VTaより印加され、感光体ドラム1上のトナー像
を転写材Pの表面に転写する。なお、転写バイアスロー
ラ30dの材質はポリウレタン、EPDMのゴム、また
スポンジタイプがある。
【0043】第1クリーニング手段である転写ベルトク
リーニング装置51は、転写ベルト30aを挟んでロー
ラ30bと対向して設けられ、転写ベルト30aに当接
及び当接解除可能なブレード51aによって、転写後の
転写ベルト30aの周面上に残った転写残トナーをクリ
ーニングする。ブレード51aによりクリーニングされ
たトナーは、スクリュウ51bによって不図示の排トナ
ー容器に回収される。ブレード51aの材質は例えばポ
リウレタンゴムがある。ブレード51aは転写ベルト3
0aに多量のトナーが付着する所定シーケンスのみ転写
ベルトに圧着し、通常は転写ベルト30aより解除され
ている。所定シーケンスとしては、例えば、転写材のジ
ャミングにより転写時に転写材Pが転写ニップにこなか
った場合、また、転写材の間で非画像部で濃度補正のた
めのテストトナー像を転写ベルト30aに転写する場合
等がある。
【0044】次に、第2クリーニング手段である静電ロ
ーラクリーニング装置について説明する。静電ローラク
リーニング装置65は静電ローラ66,ブレード67等
より構成されている。静電ローラ66はローラ30cに
対向して設けらている。また、静電ローラ66は印加装
置VTbにより印加され転写ベルト30aに付着したト
ナーを静電吸着する。静電ローラ66の材質は、例え
ば、金属材料であるSUS材がある。また、ブレード6
7は静電ローラ66に付着したトナーを剥ぎおとすよう
になっている。なお、68は除去したトナーを収納する
容器である。この静電ローラクリーニング装置65は常
時転写ベルトに圧着し、作用している。
【0045】ガイド部40は転写材Pを定着装置9にガ
イドする。ガイド部40であるガイド板41は、転写ベ
ルト30aの定着装置9側の端部の曲率部と定着装置9
との間に設けられている。
【0046】定着装置9は加熱ローラ9a、加圧ローラ
9bにより、トナー像を転写材Pに定着する。
【0047】ここで、画像形成装置の作用を説明する。
最初に、所定のシーケンスの場合、 1)ジャムリカバリーシーケンス 転写材Pのジャム処理後に機械を立ち上げると、不図示
の感光体駆動モータよりの駆動をうけてローラ30cが
回転され、転写ベルト30aが回転する。転写ベルトク
リーニング装置51のブレード51aを転写ベルト30
aに圧着し、転写ベルト30aの1回転から3回転中に
トナーを除去した後にブレード51aを解除する。
【0048】2)濃度補正シーケンス1(紙間感光体ド
ラム上トナーパッチ) 通常コピー動作中の紙間(転写材の間)にて、感光体ド
ラム1上にトナーパッチを作成し、濃度を検知し、補正
動作する。転写ベルトクリーニング装置51のブレード
51aを転写ベルト30aに圧着し、転写ベルト30a
に付いたトナーパッチ付着部を1回から3回クリーニン
グする。
【0049】3)濃度補正シーケンス2(転写ベルト上
トナーパッチ転写) 転写ベルト30a上にトナーパッチを直接転写し、濃度
を検知し、補正動作する。転写ベルトクリーニング装置
51のブレード51aを転写ベルト30aに圧着し、転
写ベルト30aに付いたトナーパッチ付着部を1回から
3回クリーニングする。
【0050】次に、通常コピー動作中では、除電ローラ
クリーニング装置65の静電ローラ66による転写ベル
ト30aのクリーニングのみ行う。
【0051】ここで、第2クリーニング手段の他の実施
の形態について説明する。図3に示すように、60は第
2クリーニング手段であるファーブラシクリーニング装
置である。ファーブラシクリーニング装置60はファー
ブラシローラ61、ピン62等で構成されている。ファ
ーブラシローラ61は、転写ベルト30aを挟んでロー
ラ30cに対向して設けられている。ファーブラシロー
ラ61は印加装置VTbにより印加され転写ベルト30
aに付着したトナーを静電吸着する。ファーブラシロー
ラ61は、例えば、SUS材のローラに放射状にブラシ
が形成されている。ピン62はファーブラシローラ61
に付着したトナーをたたき落とすようになっている。な
お、63は除去したトナーを収納する容器である。
【0052】以上により、所定シーケンスでは、はぎと
り力に優れたブレード方式を併用し、通常のシーケンス
では、静電ローラ方式、または、ファーブラシ方式のみ
で行うので、転写ベルトのクリーニング性能がよく、且
つ耐久性に優れた画像形成装置となる。
【0053】(第2の実施の形態)次に、第2の発明の
画像形成装置にかかわる実施の形態の画像形成装置につ
いて説明する。第2の実施の形態は前述の画像形成装置
(図1)に示す転写手段30、ガイド部40を後述する
図4としたものである。図4は第2の実施の形態の画像
形成装置における転写手段およびガイド部の構成を示す
図である。なお、第1の実施の形態と機構的に同じ部分
は同一符号を付け説明を一部省略する。
【0054】図4に示すように、転写手段30は感光体
ドラム1上のトナー像を転写材Pに転写する。転写ベル
トクリーニング装置52は、転写ベルト30aを挟んで
ローラ30cと対向して設けられ、転写ベルト30aに
当接するブレード52aによって、転写後の転写ベルト
30aの周面上に残った転写残トナーをクリーニングす
る。ブレード52aによりクリーニングされたトナー
は、スクリュウ52bによって不図示の排トナー容器に
回収される。
【0055】ガイド部40を構成するガイド板42は、
導電性部材42bと、転写材Pに接する表面の半導電性
部材42aで形成されている。転写材Pの裏面にプラス
帯電した電荷が半導電性部材42aから導電性部材42
bを介してアースされるようになっている。ガイド板4
2の半導電性部材42aは抵抗が低すぎると、転写材P
の電荷の急激なリークにより異常画質が発生し、逆に、
高すぎると転写材Pの電荷が十分に除電されず、転写材
Pと定着ローラ間の電界が強くなり、定着進入時にトナ
ーチリが発生しやすい。逆に、転写材Pを除電しすぎる
とトナーへの転写材への拘束力がなくなってトナーチリ
が発生しやすい。従ってガイド板42を形成する半導電
性部材42a(転写材Pと接するガイド面を形成する部
材)の体積抵抗値は104Ωcm以上、1010Ωcm以
下が好ましい。
【0056】ここで、未定着のトナー像を有する転写材
の除電を中心に作用を説明すると、感光体ドラム1上に
トナー像を形成し、トナー像を転写材Pに転写する。次
に、転写材Pが転写ベルト30aによりガイド板42の
方向に搬送する。未定着のトナー像が形成された転写材
Pはガイド板42により転写材のプラス電荷が除電され
転写材Pは画質が低下することなく搬送される。さら
に、転写材Pは定着装置9の加熱ローラ9aと加圧ロー
ラ9bにより熱定着される。
【0057】以上により、本発明によれば、転写材Pの
帯電した電荷が半導電性部材42aより適性に除電され
るので、未定着トナー像のトナーチリ発生を防止する。
【0058】(第3の実施の形態)次に、第3の発明の
画像形成装置にかかわる実施の形態の画像形成装置につ
いて説明する。第3の実施の形態は前述の画像形成装置
(図1)に示す転写手段30、ガイド部40を後述する
図5としたものである。図5は第3の実施の形態の画像
形成装置における転写手段およびガイド部の構成を示す
図である。なお、第1の実施の形態と機構的に同じ部分
は同一符号を付け説明を一部省略する。
【0059】図5に示すように、転写手段30は感光体
ドラム1上のトナー像を転写材Pに転写する。転写ベル
ト30aは第1の実施の形態と機構的に同じで、ローラ
30b、ローラ30cに懸架され、感光体ドラム1と接
触して転写ニップを形成する。
【0060】転写バイアスローラ30d、転写ベルトク
リーニング装置52は第2の実施の形態と機構的に同じ
である。
【0061】転写ベルト30aの転写材Pを搬送する搬
送路の延長線をL1とし、定着ローラのニップ部の進入
側の接線をL2としたとき、L1とL2のなす角度θが
180度より小さくなっている。なお、LPは転写ベル
ト搬送路延長線L1と定着ニップ進入側の接線L2の交
点を示す。
【0062】ガイド部40であるガイド板43は、ほぼ
中央より折れ曲がった形状をして前記転写材Pをガイド
する。なお、前記ガイド板43は、定着入口ガイドと転
写ベルト出口ガイドとを別体としてもよい。
【0063】ここで、主に未定着のトナー像を有する転
写材Pの搬送作用を説明すると、感光体ドラム1上にト
ナー像を形成し、トナー像を転写材Pに転写する。次
に、転写材Pが転写ベルト30aによりガイド板43の
方向に搬送される。転写材Pは転写ベルト30aから分
離し、定着へ進入し、加熱定着される。通常、定着と転
写の搬送速度は全く同じではなく、本実施の形態では、
搬送速度の関係が転写>定着となっているため、転写材
Pは定着から転写ベルト30a間で徐々にたわんでく
る。この場合、延長線L1と接線L2とのなす角度θを
180°より小さくすることによって、転写材Pは下側
にたわむ。
【0064】従来は、転写材が、転写工程から定着工程
の間で弛んでループ状になり、転写材Pが画像形成装置
に対して上方に弛むと上部に配置された内部部材と接触
してこすれが発生するおそれがあり、また、転写材Pが
ローラ30cより手前で転写ベルト30aより離れると
トナーのチリ等により画質が低下しやすいが、本発明に
よれば、転写材Pの表面(トナー像側)が凹形状に弛み
トナーのこすれ、トナーのチリ等のない画質が得られ
る。
【0065】
【発明の効果】以上のように構成したので、下記のよう
な効果を奏する。
【0066】請求項1に記載の発明によれば、転写ベル
トのクリーニング性能がよく、且つ耐久性に優れた画像
形成装置を提供できる。
【0067】請求項3に記載の発明によれば、転写材へ
のトナーチリ等による画質低下の少ない画像形成装置を
提供できる。
【0068】請求項5に記載の発明によれば、トナーの
こすれ、トナーのチリ等が少ない画質が安定して得られ
る画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の実施の形態を示す構成断面図で
ある。
【図2】第1の実施の形態の画像形成装置における転写
手段およびガイド部の構成を示す図である。
【図3】他の転写手段の構成を示す図である。
【図4】第2の実施の形態の画像形成装置における転写
手段およびガイド部の構成を示す図である。
【図5】第3の実施の形態の画像形成装置における転写
手段およびガイド部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像担持体) 30 転写手段 30a 転写ベルト 30d 転写バイアスローラ 40 ガイド部 41、42、43 ガイド板 42a 半導電性部材 42b 導電性部材 51 転写ベルトクリーニング装置 60 ファーブラシクリーニング装置 65 静電ローラクリーニング装置 P 転写材 L1 延長線(転写ベルト搬送路延長線) L2 接線(定着ニップ進入側接線)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材に転写し、転写されたトナー像を転写材
    に熱定着する画像形成装置において、2本以上のローラ
    に懸架され、且つ前記像担持体と接触して転写ニップを
    形成する無端状の転写ベルトを有し、前記転写ベルトに
    バイアスを印加して前記像担持体上のトナー像を静電的
    に転写材に転写する転写手段と、前記転写ベルトにブレ
    ードを圧着解除可能にして、前記ブレードの圧着時に前
    記転写ベルトに付着したトナーを剥ぎ取る第1クリーニ
    ング手段と、前記転写ベルトに付着したトナーを静電ロ
    ーラにより除去または前記転写ベルトに付着したトナー
    をファーブラシにより除去する第2クリーニング手段
    と、を備え、前記第2クリーニング手段は常時作用さ
    せ、あらかじめ定めた所定シーケンスのみ前記第1クリ
    ーニング手段も作用させることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定シーケンスは、少なくとも転写
    材のジャミングにより転写ベルトにトナーが付着する場
    合、または像担持体上のテストトナー像が転写ベルトに
    付着する場合を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材に転写し、転写されたトナー像を転写材
    に熱定着する画像形成装置において、2本以上のローラ
    に懸架され、且つ前記像担持体と接触して転写ニップを
    形成する無端状の転写ベルトを有し、前記転写ベルトに
    バイアスを印加して前記像担持体上のトナー像を静電的
    に転写材に転写する転写手段と、転写された未定着のト
    ナー像を転写材に熱定着する定着手段と、前記転写手段
    と前記定着手段の間に配置され、表面の半導電性部材に
    より転写材を除電し、且つ転写材をガイドするガイド部
    と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記半導電性部材の体積抵抗値が104
    Ωcm以上、1010Ωcm以下であることを特徴とする
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上にトナー像を形成し、前記ト
    ナー像を転写材に転写し、転写されたトナー像を転写材
    に熱定着する画像形成装置において、2本以上のローラ
    に懸架され、且つ前記像担持体と接触して転写ニップを
    形成する無端状の転写ベルトを有し、前記転写ベルトに
    バイアスを印加して前記像担持体上のトナー像を静電的
    に転写材に転写する転写手段と、転写された未定着のト
    ナー像を転写材に熱定着する定着手段と、を備え、前記
    転写ベルトの転写材を搬送する搬送路の延長線と、前記
    定着手段のニップ部の進入側の接線とのなす前記転写ベ
    ルトと反対側での角度が、180°より小さいことを特
    徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7379686B2 (en) * 2005-09-09 2008-05-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus featuring first and second developer agent removing members
JP2018087905A (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 転写ユニット及びそれを備えた画像形成装置

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