JPH11119559A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11119559A
JPH11119559A JP9279002A JP27900297A JPH11119559A JP H11119559 A JPH11119559 A JP H11119559A JP 9279002 A JP9279002 A JP 9279002A JP 27900297 A JP27900297 A JP 27900297A JP H11119559 A JPH11119559 A JP H11119559A
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toner
transfer belt
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cleaning blade
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写搬送装置を備えた画像形成装置において、
転写ベルトを清掃するクリーニングブレードのブレード
めくれを防止し、クリーニング不良や転写ベルトの損傷
等の問題を解消すると共に、ブレードめくれ防止用のト
ナー供給用ラインを転写ベルト上に形成した際にも、通
常のクリーニング時の比較的低い当接圧でベルト上のト
ナーを良好に除去できるようにする。 【解決手段】本発明は、転写搬送装置を備えた画像形成
装置において、転写搬送装置のクリーニングブレードの
めくれ防止用に、像担持体の紙間にトナー供給用のライ
ンを形成し、該ラインを転写ベルト17aに転写する手
段を設け、前記トナー供給用のラインが、転写ベルト1
7a上で各紙間で分割されたライン、あるいは各紙間で
分割された斜めライン、あるいは各紙間で分割され太さ
が異なるライン、あるいは各紙間で分割され濃度が異な
るラインとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置に関
し、特に、ベルト走行体(以下、転写ベルト)で転写材
を保持・搬送して像担持体上のトナー像を転写材に転写
させる転写搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンター等の
電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体であ
る感光体を帯電した後、露光装置により原稿像を直接露
光するか、あるいはレーザー走査光学系やLED光書込
光学系等により画像信号に応じた光書込を行い、感光体
上に静電潜像を形成し、該潜像を現像装置のトナーによ
り現像して顕像化し、このトナー像を転写紙やフィルム
等の転写材に転写する。そして転写後の転写材を定着装
置に搬送し、定着装置でトナー像を転写材に定着して画
像を得ている。このような画像形成装置において、トナ
ー像を転写材に転写させ、且つ転写後の転写材を感光体
から分離し、定着装置に搬送する装置として、転写ベル
トを用いた転写搬送装置が知られている。
【0003】転写搬送装置の転写ベルトは、ゴム系材料
等の弾性部材からなる無端状で中抵抗のベルト走行体で
あり、駆動ローラ、従動ローラ等の複数のローラに張架
されて感光体に対向配置され、転写時には転写材を保持
した転写ベルトが感光体に当接され、感光体とのニップ
部で転写材を挾持搬送すると共に、転写ベルトの裏面側
に配設されたバイアス印加ローラへの高電圧印加により
感光体上のトナー像を転写材へ転写させ、転写後の転写
材を感光体から分離して定着部に向けて搬送するように
なっている。また、転写搬送装置には、転写材分離後の
転写ベルト表面に残留したトナーを除去するために、ク
リーニングブレードが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】転写搬送装置を備えた
複写機等においては、画像面積の少ないコピーを多数枚
とったり、あるいは誤って白紙コピーを多数枚とると、
転写ベルト上に残留トナーが無い状態となり、転写ベル
トに接触しているクリーニングブレードのエッジのトナ
ーも無くなる。このため、転写ベルトとクリーニングブ
レードとの摩擦係数が上がり、摺擦抵抗が増大してクリ
ーニングブレードのエッジがベルト表面に引っかかり、
クリーニングブレードのエッジ部にめくれが発生するこ
とがある。そしてブレードめくれが発生すると、クリー
ニング不良の発生やそれによる転写材の裏汚れ、トナー
飛散の原因となり、また、転写ベルトを損傷する原因と
もなる。
【0005】そこで、上記問題を解消する手段として、
感光体の紙間にトナー供給用のラインを形成し、このラ
インを転写ベルトに転写してクリーニングブレードのエ
ッジ部にトナーを供給し、トナー切れにより転写ベルト
とクリーニングブレードとの摩擦係数が上がることを防
止して、クリーニングブレードのめくれの発生を防止す
ることが考えられる。
【0006】ここで、上記トナー供給用のラインは、例
えば、複数枚のコピーに1回の割合で形成され、感光体
の紙間の画像幅いっぱいに書き込まれ、転写ベルトに転
写されるが、このトナー供給用ラインは、通常の転写材
に転写した際に付着する残留トナーに比べてトナー量が
多いので、転写ベルト上のトナー供給用ラインがクリー
ニングブレードと平行な直線の場合、クリーニングブレ
ードの全幅に同時にトナーが入力されることになり、ト
ナーの供給過多となりクリーニングしきれない場合があ
る。また、これをクリーニングできるようなブレード条
件、例えば、転写ベルトへのクリーニングブレードの当
接圧を高く設定する等の条件にすると、通常のクリーニ
ング時にはクリーニング性過剰となり、副作用であるブ
レードの劣化が早期に起こってしまう。
【0007】また、ベルト状感光体用のクリーニング装
置で、クリーニングブレードの当接圧が比較的低い状態
でクリーニング性を向上する方法として、クリーニング
ブレードを、ベルト状感光体の駆動方向との垂直方向に
対して傾斜角を持つように圧接する方法が知られており
(特開昭60−107686号公報等)、この方式を転
写ベルトのクリーニング装置に採用すれば、上記トナー
供給用ラインを形成した際にも、通常のクリーニング条
件でトナーを除去することが可能となるが、クリーニン
グブレードに傾斜角を持たせると、クリーニングブレー
ドの設置スペースが大きく必要になったり、転写ベルト
の被クリーニング面が平面の部分にクリーニングブレー
ドを設置しなくてはならなくなる。すなわち、転写ベル
トを支持するローラ部ではベルト面が円弧状の曲面とな
るため、この曲面部分にブレードを傾斜角をつけて当接
すると均一にブレード圧がかからなくなり、クリーニン
グ不良を起こす原因となる。したがって、クリーニング
ブレードに傾斜角を持たせて設置することは、設置スペ
ースが大きくなることや、設置位置に制約を受ける点か
ら好ましくない。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、転写搬送装置を備えた画像形成装置において、ト
ナー供給用ラインを転写ベルト上に形成する手段を設け
て、転写ベルトを清掃するクリーニングブレードのブレ
ードめくれを防止し、クリーニング不良や転写ベルトの
損傷等の問題を解消すると共に、ブレードめくれ防止用
のトナー供給用ラインを転写ベルト上に形成した際に
も、通常のクリーニング時の比較的低い当接圧でベルト
上のトナーを良好に除去できるようにすることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体と対向して配置さ
れた無端状で中抵抗の転写ベルトと、その転写ベルトの
裏面側に配設されたバイアス印加ローラと、前記転写ベ
ルト表面を清掃するクリーニングブレードを有し、転写
材を保持した転写ベルトを回動する像担持体に当接させ
てバイアス印加ローラへの高電圧印加により像担持体上
のトナー像を転写材へ転写させ、転写後の転写材を定着
部に向けて搬送し、転写材分離後の転写ベルト表面に残
留したトナーを前記クリーニングブレードで清掃する構
成の転写搬送装置を備えた画像形成装置において、前記
転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止用
に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形成
し、該ラインを前記転写ベルトに転写する手段を備え、
前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割されたライ
ンであることを特徴としている。
【0010】すなわち、請求項1記載の画像形成装置で
は、転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
用に、像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形成
し、該ラインを転写ベルトに転写するようにしたことに
より、クリーニングブレードのエッジ部にトナーが供給
され、トナー切れによる転写ベルトとクリーニングブレ
ードとの摩擦係数が上がることが防止され、クリーニン
グブレードのめくれの発生が防止される。そして、転写
ベルト上のトナー供給用のラインが、各紙間で分割され
たラインとしているので、クリーニングブレードが転写
ベルトの駆動方向に対して垂直に当接するように設置さ
れていても、クリーニングブレードの全幅にトナーが同
時に入力されることがなくなり、通常のクリーニング時
と同じ条件の比較的低い当接圧でも転写ベルト上のトナ
ーを良好に除去することが可能となる。
【0011】請求項2記載の発明は、像担持体と対向し
て配置された無端状で中抵抗の転写ベルトと、その転写
ベルトの裏面側に配設されたバイアス印加ローラと、前
記転写ベルト表面を清掃するクリーニングブレードを有
し、転写材を保持した転写ベルトを回動する像担持体に
当接させてバイアス印加ローラへの高電圧印加により像
担持体上のトナー像を転写材へ転写させ、転写後の転写
材を定着部に向けて搬送し、転写材分離後の転写ベルト
表面に残留したトナーを前記クリーニングブレードで清
掃する構成の転写搬送装置を備えた画像形成装置におい
て、前記転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ
防止用に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のライン
を形成し、該ラインを前記転写ベルトに転写する手段を
備え、前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割され
たラインであり、かつラインの太さが異なることを特徴
としている。
【0012】すなわち、請求項2記載の画像形成装置で
は、転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
用に、像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形成
し、該ラインを転写ベルトに転写するようにしたことに
より、クリーニングブレードのエッジ部にトナーが供給
され、トナー切れによる転写ベルトとクリーニングブレ
ードとの摩擦係数が上がることが防止され、クリーニン
グブレードのめくれの発生が防止される。そして、転写
ベルト上のトナー供給用ラインが、各紙間で分割された
ラインであり、かつラインの太さが異なる(例えば、転
写ベルト両端側の画像域外の部分では太く、転写ベルト
中央側の画像域内の部分では細くなっている)ので、ク
リーニングブレードが転写ベルトの駆動方向に対して垂
直に当接するように設置されていても、クリーニングブ
レードの全幅にトナーが同時に大量に入力されることが
なくなり、通常のクリーニング時と同じ条件の比較的低
い当接圧でも転写ベルト上のトナーを良好に除去するこ
とが可能となる。
【0013】請求項3記載の発明は、像担持体と対向し
て配置された無端状で中抵抗の転写ベルトと、その転写
ベルトの裏面側に配設されたバイアス印加ローラと、前
記転写ベルト表面を清掃するクリーニングブレードを有
し、転写材を保持した転写ベルトを回動する像担持体に
当接させてバイアス印加ローラへの高電圧印加により像
担持体上のトナー像を転写材へ転写させ、転写後の転写
材を定着部に向けて搬送し、転写材分離後の転写ベルト
表面に残留したトナーを前記クリーニングブレードで清
掃する構成の転写搬送装置を備えた画像形成装置におい
て、前記転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ
防止用に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のライン
を形成し、該ラインを前記転写ベルトに転写する手段を
備え、前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割され
た斜めラインであることを特徴としている。
【0014】すなわち、請求項3記載の画像形成装置で
は、転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
用に、像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形成
し、該ラインを転写ベルトに転写するようにしたことに
より、クリーニングブレードのエッジ部にトナーが供給
され、トナー切れによる転写ベルトとクリーニングブレ
ードとの摩擦係数が上がることが防止され、クリーニン
グブレードのめくれの発生が防止される。そして、転写
ベルト上のトナー供給用のラインが、各紙間で分割され
た斜めラインとしているので、クリーニングブレードが
転写ベルトの駆動方向に対して垂直に当接するように設
置されていても、クリーニングブレードの全幅にトナー
が同時に入力されることがなくなり、通常のクリーニン
グ時と同じ条件の比較的低い当接圧でも転写ベルト上の
トナーを良好に除去することが可能となる。
【0015】請求項4記載の発明は、像担持体と対向し
て配置された無端状で中抵抗の転写ベルトと、その転写
ベルトの裏面側に配設されたバイアス印加ローラと、前
記転写ベルト表面を清掃するクリーニングブレードを有
し、転写材を保持した転写ベルトを回動する像担持体に
当接させてバイアス印加ローラへの高電圧印加により像
担持体上のトナー像を転写材へ転写させ、転写後の転写
材を定着部に向けて搬送し、転写材分離後の転写ベルト
表面に残留したトナーを前記クリーニングブレードで清
掃する構成の転写搬送装置を備えた画像形成装置におい
て、前記転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ
防止用に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のライン
を形成し、該ラインを前記転写ベルトに転写する手段を
備え、前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割され
たラインであり、かつラインの濃度が異なることを特徴
としている。
【0016】すなわち、請求項4記載の画像形成装置で
は、転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
用に、像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形成
し、該ラインを転写ベルトに転写するようにしたことに
より、クリーニングブレードのエッジ部にトナーが供給
され、トナー切れによる転写ベルトとクリーニングブレ
ードとの摩擦係数が上がることが防止され、クリーニン
グブレードのめくれの発生が防止される。そして、転写
ベルト上のトナー供給用ラインが、各紙間で分割された
ラインであり、かつラインの濃度が異なる(例えば、転
写ベルト両端側の画像域外の部分では濃度が濃く、転写
ベルト中央側の画像域内の部分では濃度が薄くなってい
る)ので、クリーニングブレードが転写ベルトの駆動方
向に対して垂直に当接するように設置されていても、ク
リーニングブレードの全幅にトナーが同時に大量に入力
されることがなくなり、通常のクリーニング時と同じ条
件の比較的低い当接圧でも転写ベルト上のトナーを良好
に除去することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明に関わる転写搬送装置を具備
する画像形成装置の構成例を示す全体構成図である。図
1に示す画像形成装置はプリンターとしても用いること
ができるデジタル複写機の例であり、電子写真プロセス
により画像形成を行う画像形成部(プリンター)1、原
稿像を読み取る原稿読取部(スキャナー)2、原稿を自
動給紙する自動原稿給紙部(ADF)3、複数の給紙ト
レイ4a〜4dを備え各種サイズの転写紙を給紙する給
紙部4、両面コピー時に片面コピー済み転写紙を一時的
に収納し再給紙する両面用トレイ5、コピーやプリント
の排紙部(ソーター)6等から構成されている。
【0019】自動原稿給紙部(ADF)3は後端側を支
点に開閉できるように原稿読取部2のコンタクトガラス
2a上に設置されており、自動原稿給紙時には閉じた状
態で使用され、原稿テーブル3aに載置された原稿を給
紙ローラを介して搬送ベルト3bでコンタクトガラス2
a上に給紙し、原稿読取部2による原稿像の読み取り後
に、原稿を排紙部3cに排紙する。また、自動原稿給紙
部3を開放して手差しにより原稿をコンタクトガラス2
a上にセットすることもできる。
【0020】原稿読取部(スキャナー)2は、コンタク
トガラス2a上の原稿に光を照射する光源2bと、原稿
像を読み取るための撮像素子からなる読取部2gと、原
稿像を読取部2gに導くミラー群2c,2d,2e及び
結像レンズ2fからなる光学系により構成されており、
光源2b及びミラー群が移動しながら原稿面を走査し、
読取部2gで原稿像を順次読み取って画像信号に変換
し、図示しない画像処理部に送信する。尚、図1に示す
構成の複写機は黒用の現像装置の他に、赤や青等の1色
のカラー用の現像装置を備えているので、読取部2gの
撮像素子にはカラー画像を色分解して読み取りが可能な
カラーCCD等が用いられ、画像処理部で各色に対応し
た画像信号に変換される。
【0021】画像形成部(プリンター)1は、像担持体
であるドラム状の感光体10と、その周囲に配設された
第1帯電装置11、第1光書込装置7、第1現像装置1
2、第2帯電装置13、第2光書込装置14、第2現像
装置15、レジストローラ16、転写搬送装置17、ク
リーニング装置18等を備え、さらに転写搬送装置17
の転写紙搬送方向下流側に定着装置19を備えている。
【0022】第1帯電装置11、第1光書込装置7、第
1現像装置12は黒画像形成用であり、第1光書込装置
7は、レーザーダイオード9aと、回転多面鏡等の光偏
向器8と、fθレンズ等の走査結像用レンズ9b、及び
ミラー9cから構成され、図示しない画像処理部からの
黒画像信号に対応してレーザーダイオード9aが発光
し、第1帯電装置11により帯電されている感光体10
上に黒画像の潜像を書き込み、その黒画像の潜像が第1
現像装置12の黒トナーで現像される。また、第2帯電
装置13、第2光書込装置14、第2現像装置15は赤
や青等の1色のカラー画像形成用であり、第2帯電装置
13は黒画像形成後の感光体10を帯電し、第2光書込
装置14はLEDアレイとレンズアレイから構成され、
図示しない画像処理部からの赤や青等のカラー画像信号
に対応してLEDアレイが発光し、感光体10上に赤や
青等のカラー画像の潜像を書き込み、そのカラー画像の
潜像が第2現像装置15の赤や青等のカラートナーで現
像される。
【0023】感光体10上に形成された黒及びカラーの
トナー像は、給紙部4の複数の給紙トレイ4a〜4dあ
るいは手差しテーブル4fの何れかから給紙され、レジ
ストローラ16を介して転写搬送装置17の転写ベルト
17aと感光体10とのニップ部に搬送された転写紙に
転写される。そして、画像転写後の転写紙は感光体10
から分離され、転写ベルト17aで定着装置19に搬送
され、定着装置19の加熱ローラ19a及び加圧ローラ
19bでトナー像が転写紙に定着される。定着後の転写
紙は、片面コピー時には排紙ローラ20,21を介して
排紙部6の排紙トレイ6aあるいは多段排紙トレイ6b
に排紙され、両面コピー時には両面搬送路22を介して
両面用トレイ5に搬送される。また、トナー像転写後の
感光体10はクリーニング装置18で残留トナーを除去
され、図示しない除電装置で除電される。尚、クリーニ
ング装置18で回収された残留トナーは、図示しない搬
送機構により廃トナータンク24に送られる。
【0024】以上、本発明に関わる転写搬送装置を具備
した画像形成装置の構成例について簡単に説明したが、
本発明が対象とする画像形成装置は図示の構成に限ら
ず、転写搬送装置を具備するものであれば、原稿像を感
光体に直接露光するアナログ方式の複写機や、プリンタ
ーのみの構成のものでも良く、また、光書込装置や現像
装置が一つだけのモノカラー画像形成装置や、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエロー等の異なる色の複数の
現像装置を備えフルカラー画像の形成が可能なカラー画
像形成装置でも良い。
【0025】次に、本発明に関わる転写搬送装置の構成
・動作について詳細に説明する。図2は転写搬送装置の
概略構成を示す正面図である。図2において、転写搬送
装置17は、感光体10と対向して配置された無端状で
中抵抗の転写ベルト17aと、転写ベルト17aを支持
する駆動ローラ17b及び従動ローラ17cと、転写ベ
ルト17aの裏面側に配設され転写バイアスを印加する
ためのバイアス印加ローラ17d、及び転写ベルト17
aの表面を清掃するためのクリーニングブレード17e
を備え、さらには、転写ベルト17aを感光体10に対
して接離する接離機構(17g,17h)や、転写搬送
ユニットの解除機構(解除レバー17f)を備えた構成
となっている。
【0026】転写搬送ユニットの解除機構は、解除レバ
ー17fを図中の矢印方向に倒すことにより、転写搬送
ユニットが駆動ローラ17bを中心に時計方向に回動し
解除される。この機構は、ジャム時のジャム紙の取り出
し易さ、メンテナンス時の転写搬送ユニット及び感光体
ドラムユニットの脱着性の確保などのためにある。
【0027】図3は転写ベルトの接離機構の説明図であ
って、転写ベルト17aの接離機構は、カム付の電磁ス
プリングクラッチ17g、接離レバー17h、接離アー
ム17i、スプリング17j等によって構成されてい
る。接離アーム17iは接離レバー17hの軸に固定さ
れており、接離アーム17iの先端下部側と転写搬送ユ
ニットの基部との間には押圧用のスプリング17jが挿
入されている。また、接離アーム17iの先端上部側は
転写ベルト17aの支持体17kに当接して転写ベルト
を支持している。
【0028】図3(A)に示す状態は、電磁スプリング
クラッチ17gのカムにより接離レバー17hがスプリ
ング17jの押圧力に抗して押し下げられた状態であ
り、転写ベルト17aは感光体10から離間された状態
となる。画像形成動作時以外は転写ベルト17aは図3
(A)のように感光体10から離間された状態である
が、画像形成動作が開始され、レジストローラ16まで
送られた転写紙Sが感光体10上の画像先端とタイミン
グを合わせてレジストローラ16より送りだされ、転写
紙Sの先端が感光体10と転写ベルト17aとの当接部
近くまでくると、電磁スプリングクラッチ17gがON
となりカムが半回転し、図3(B)に示すように、接離
レバー17hが上方に上がり、スプリング17jの押圧
力によって接離アーム17iが上方に上がり支持体17
kを押し上げる。これにより転写ベルト17aが感光体
10に当接してニップ部Wが形成され、該ニップ部で転
写紙Sにトナー画像が転写される。そして、転写終了後
は、電磁スプリングクラッチ17gがOFFとなり、カ
ムが図3(A)の状態に戻り、接離レバー17hが下方
に押されて接離アーム17iが下がることにより、転写
ベルト17aが感光体17aから離間される。
【0029】この転写ベルトの接離機構は、転写ベルト
材質中の物質や油成分が長時間の接触により感光体に付
着するのを防止するためや、Pセンサにて感光体上のパ
ターン濃度を検出する際、転写ベルトにトナー像を転写
させないようにする等のために設けられている。
【0030】次に図4乃至図6を参照して転写搬送装置
の基本的な構成・動作について説明する。図4は転写搬
送装置の電装系を含めた構成・動作の説明図であり、
(A)は転写ベルト17aが感光体10から離間した状
態、(B)は転写ベルト17aが感光体10に当接した
状態を示している。また、図5は転写ベルトの断面図、
図6は転写搬送装置による転写工程の説明図である。
【0031】図5に示すように、転写ベルト17aは2
層構造で構成されており、JISK6911に準拠した
測定による電気抵抗が、DC100V印加時において、
表面層170aはベルト表面の表面抵抗率が1×109
Ω〜1×1012Ω、内側層170bの表面抵抗率が1×
107Ω〜1×109Ωに、そして、その体積抵抗率が5
×108Ω・cm〜5×1010Ω・cmに設定されているも
のである。
【0032】図4において、転写バイアスを印加するた
めのバイアス印加ローラ17dは、転写ベルト17aの
移動方向において従動ローラ17cの下流側で、転写ベ
ルト17aの裏面側に接触するように設けられており、
転写ベルト17aに対して感光体10上のトナーの帯電
極性と逆極性の電荷を付与するための接触電極を構成し
ており、高圧電源25に接続されている。
【0033】駆動ローラ17b及び従動ローラ17c
は、転写ベルト17a上に流れる電流を帰還電流として
検出するためのものであり、この電流の検出によってバ
イアス印加ローラ17dからの供給電流が制御される。
このため、各ローラ17b,17cには、検出電流に応
じてバイアス印加ローラ17dへの供給電流を設定する
ための転写制御板26が接続されており、この転写制御
板26は、高圧電源25に接続されている。
【0034】このような転写搬送装置17においては、
レジストローラ16から転写紙Sが繰り出されるのに合
わせて、図3に示した接離機構により転写ベルト17a
の支持体17kが転写ベルト17aを感光体10に当接
させる態位を設定され、図4(A)の離間状態から
(B)の当接状態に転写ベルト17aの位置が変わり、
感光体10との対向位置で転写紙Sを感光体10に接触
させながら搬送することができる幅(例えば12mm程
度)のニップ部Wが形成される。一方、感光体10は、
その表面が例えば−800Vに帯電した状態とされ、図
6に示すように、この表面にプラス帯電のトナーを静電
的に吸着した状態でニップ部に移動する。
【0035】図4(B)に示すニップ部Wにおいて、感
光体10上のトナーは、転写ベルト17aの裏面側に位
置するバイアス印加ローラ17dからの転写バイアスに
よって図6に示すように転写紙S上に転移する。この転
写バイアスは−1.5kV〜−6.5kVの範囲で高圧
電源12から印加されるが、これは以下のような定電流
制御の結果、転写バイアスが可変設定される。すなわ
ち、図4(A),(B)において、高圧電源12から出
力された電流値をI1とし、転写ベルト17aを介して
各ローラ17b,17cから接地側に流れる帰還電流値
を検出した際の値をI2とした場合、これら両者間で、
1−I2=IOUT (但し、IOUT:一定)の関係が得ら
れるようにI1の値を制御する。これは、温度、湿度等
の環境条件の変化や転写ベルト17aの製造品質に生じ
るバラツキに拘らず、転写紙S上での表面電位VPを安
定させることによって転写効率の変化を無くすようにす
るためである。
【0036】つまり、転写ベルト17a及び転写紙Sを
通して感光体10側に流れる電流をIOUTとして見立て
ることによって、転写紙S上での表面抵抗VPの低抵抗
化あるいは高抵抗化による転写ベルト17aへの電流の
流れ易さの変化が転写紙Sの分離性能や転写性能に影響
してしまうのを防止するようになっている。尚、本実施
例の場合、IOUTは、搬送速度330mm/sec、有効バイ
アス印加ローラ長310mmにおいて、IOUT=−35μ
A±5μAに設定した場合に良好な転写が得られた。
【0037】ところで、感光体10からの画像転写が行
われると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従って、
転写ベルト17aの真電荷と転写紙S側に発生する分極
電荷との関係により、転写紙Sを転写ベルト17a上に
静電的に吸着して感光体10からの転写紙の分離が行え
る。そして、感光体10の曲率分離を利用した転写紙S
自らの腰の強さによる剥離動作によって転写紙Sの分離
が助長される。
【0038】しかし、このような静電吸着は、環境条件
の変化により、高湿度の場合には、転写紙Sに電流が流
れやすくなるので転写紙の分離がうまくいかなくなる。
このため、図5に示した転写ベルト17aの表面層17
0aでの抵抗値が若干高めに設定してあることから、ニ
ップ部Wでの転写紙Sへの真電荷の移行を遅らせ、さら
には、バイアス印加ローラ17dをニップ部Wよりも転
写紙搬送方向で下流側に位置させている。これにより、
転写ベルト17aから転写紙Sへの真電荷の移行を遅ら
せて、転写紙Sと感光体10との間での静電的な吸着関
係を回避するようになっている。
【0039】この場合に用いる真電荷の移行を遅らせる
とは、転写紙Sが感光体19側のニップ部に至るまでの
上流側で転写紙Sへの電荷が発生しないことを意味して
いる。このことから、転写紙Sの感光体10への巻き付
きが防止され、また、感光体10からの転写紙Sの分離
不良も防止されることになる。
【0040】さらに、転写ベルト17a側でも、環境変
化による抵抗変化が少ないものが選択される方がよく、
抵抗を制御する導電材料としては、カーボン、酸化亜鉛
などを適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルトを用
いた場合には、クロロプレーンゴム、EPDMゴム、シ
リコーンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどの吸湿性が
少なく、抵抗値が安定した材質を選択することが望まれ
る。
【0041】尚、この感光体10側へ流れる電流IOUT
の値は、一義的なものではなく、搬送速度が遅い場合に
は減らすことができ、反対に搬送速度が早い時には増や
すことになる。
【0042】一方、ニップ部Wを通過した転写紙Sは、
転写ベルト17aの移動に合わせて静電吸着搬送され、
駆動側のローラ17bでの曲率分離が行われる。このた
め、駆動ローラ17bの直径は18mm以下に設定されて
いる。さらに、このような駆動ローラ17bを用いた場
合には、上質45K紙(剛度:横21[cm3/100])の
分離が可能であるという実験結果が得られている。
【0043】また、駆動ローラ17bで転写ベルト17
aから分離された転写紙Sは、ガイド板で案内されて定
着装置19を構成する加熱ローラ19aと加圧ローラ1
7bの間に搬送される。定着装置19では、転写紙S上
のトナーを加熱溶解して転写紙Sに圧着してトナーを転
写紙S上に定着させる。
【0044】転写紙Sへの画像転写及び分離が完了した
転写ベルト17aは、図3に示した接離機構により支持
体17kが下降し、感光体10から離間される。そし
て、クリーニングユニット23によりベルト表面を清掃
される。クリーニングユニット23は、クリーニングブ
レード17eを備えており、転写ベルト17aを摺擦す
ることにより、感光体10の表面から転移したトナーや
転写されないで転写ベルト17aの周辺に飛散していた
ものが付着した場合のトナーや転写紙Sの紙粉を掻き取
るようになっている。
【0045】クリーニングブレード17eによって摺擦
される転写ベルト17aは、摺擦抵抗の増加による駆動
力の増大あるいはクリーニングブレード17aのめくれ
等の現象を防止するのに、摩擦係数の低いものとして表
面にフッ素系の樹脂材料、例えばポリフッ化ビニリデ
ン、四フッ化エチレンなどが被覆されている。また、転
写ベルト17aの表面から掻き取られたトナーあるいは
紙粉は、回収スクリュー23aによって図1に示した画
像形成装置本体の廃トナータンク24に搬送され収容さ
れる。
【0046】以上、転写搬送装置の基本構成及び動作に
ついて説明したが、このような転写搬送装置17を具備
した画像形成装置においては、画像面積の少ないコピー
を多数枚とったり、あるいは誤って白紙コピーを多数枚
とると、転写ベルト17a上に残留トナーが無い状態と
なり、転写ベルト17aに接触しているクリーニングブ
レード17eのエッジのトナーも無くなる。このため、
転写ベルト17aとクリーニングブレード17eとの摩
擦係数が上がり、摺擦抵抗が増大してクリーニングブレ
ード17eのエッジがベルト表面に引っかかり、クリー
ニングブレード17eのエッジ部にめくれが発生するこ
とがある。そしてブレードめくれが発生すると、クリー
ニング不良の発生やそれによる転写材の裏汚れ、トナー
飛散の原因となり、また、転写ベルトを損傷する原因と
もなる。
【0047】そこで、上記問題を解消する手段として、
本発明では、クリーニングブレード17eのめくれ防止
用に、感光体10の紙間にトナー供給用のラインを形成
し、該ラインを転写ベルト17aに転写する手段を設け
る。すなわち、感光体10の紙間にトナー供給用のライ
ンを形成し、このラインを転写ベルト17aの紙間に転
写してクリーニングブレード17eのエッジ部にトナー
を供給し、トナー切れにより転写ベルト17aとクリー
ニングブレード17eとの摩擦係数が上がることを防止
して、クリーニングブレード17eのめくれの発生を防
止する。
【0048】ここで、上記トナー供給用のラインとして
は、例えば、複数枚のコピーに1回の割合で、感光体の
紙間に太さ2mm程度のラインが画像幅いっぱいに書き込
まれ、転写ベルト17eの紙間に転写される。しかし、
このトナー供給用ラインは、通常の転写紙に転写した際
に付着する残留トナーに比べてトナー量が多いので、転
写ベルト17a上のトナー供給用ラインがクリーニング
ブレード17eと平行な直線で転写ベルトの幅いっぱい
に形成された場合、クリーニングブレード17eの全幅
に同時にトナーが入力されることになり、トナーの供給
過多となりクリーニングしきれない場合がある。また、
これをクリーニングできるようなブレード条件、例え
ば、転写ベルト17aへのクリーニングブレード17e
の当接圧を高く設定する等の条件にすると、通常のクリ
ーニング時にはクリーニング性過剰となり、副作用であ
るブレードの劣化が早期に起こってしまう。
【0049】そこで本発明では、トナー供給用ライン
を、転写ベルト17a上で各紙間に分割させて書き込む
ようにする(請求項1)。ここで図7は本発明の一実施
例を示す図であって、転写ベルト上の各紙間に分割され
て書き込まれたトナー供給用ラインの一例を平面に展開
して示した図であり、ベルト走行方向に直交する直線状
のトナー供給用ラインを3分割して画像領域間の各紙間
部(紙間1,2,3)に書き込んだ例である。すなわち
本発明では、トナー供給用ラインを転写ベルト17aの
全幅に同時に書き込むのではなく、図7に示すようにト
ナー供給用ラインを転写ベルト17a上で各紙間に分割
させて書き込むことにより、クリーニングブレード17
eの全幅にトナーが同時に入力されることがなくなり、
クリーニングブレード17eによるトナー供給用ライン
のクリーニング性が非常に容易になるため、クリーニン
グブレード17eの当接圧を低くすることができ、通常
のクリーニング時と同じ条件の比較的低い当接圧でも転
写ベルト上のトナーを良好に除去することができ、それ
によって、クリーニングブレード17eの劣化も起こり
にくくなる。また、トナー供給用ラインを各紙間に分割
させて書き込むことにより、紙間1回当たりの入力トナ
ー量を減らすことができる。
【0050】次に図8は本発明の別の実施例を示す図で
あって、転写ベルト上の各紙間に分割されて書き込まれ
たトナー供給用ラインの一例を平面に展開して示した図
であり、ベルト走行方向に直交する直線状のトナー供給
用ラインを3分割してかつ太さを変えて画像領域間の各
紙間部(紙間1,2,3)に書き込んだ例である。この
例の場合、転写ベルト両端側の画像域外の部分のライン
a,cは太く、転写ベルト中央側の画像域内のラインb
は細いラインとなっている。図8に示すように、トナー
供給用ラインが、各紙間で分割されたラインであり、か
つラインの太さが異なるようにすることにより(請求項
2)、クリーニングブレード17eの全幅にトナーが同
時に入力されることがなくなり、クリーニングブレード
17eによるトナー供給用ラインのクリーニング性が非
常に容易になるため、クリーニングブレード17eの当
接圧を低くすることができ、通常のクリーニング時と同
じ条件の比較的低い当接圧でも転写ベルト上のトナーを
良好に除去することができ、それによって、クリーニン
グブレード17eの劣化も起こりにくくなる。また、ト
ナー供給用ラインを各紙間に分割させてかつ太さが異な
るようにしたことにより、紙間1回当たりの入力トナー
量を減らすことができ、かつ各紙間でのトナー供給量の
調整が可能となる。
【0051】次に図9は本発明のさらに別の実施例を示
す図であって、転写ベルト上の各紙間に分割されて書き
込まれたトナー供給用ラインの一例を平面に展開して示
した図であり、ベルト走行方向に傾斜した直線状のトナ
ー供給用ラインを3分割して画像領域間の各紙間部(紙
間1,2,3)に書き込んだ例である。図9に示すよう
に、トナー供給用ラインを、転写ベルト17a上で各紙
間に分割させて書き込んだ斜めのラインとしてもよく
(請求項3)、このように各紙間で分割された斜めライ
ンとすることにより、クリーニングブレード17eの全
幅にトナーが同時に入力されることがなくなり、かつ各
紙間部のトナー供給用ラインによるトナーはベルト幅方
向に向けて順にクリーニングブレード17eに入力され
ることにより、クリーニングブレード17eによるトナ
ー供給用ラインのクリーニング性が非常に容易になるた
め、クリーニングブレード17eの当接圧を低くするこ
とができ、通常のクリーニング時と同じ条件の比較的低
い当接圧でも転写ベルト上のトナーをより良好に除去す
ることができ、それによって、クリーニングブレード1
7eの劣化も起こりにくくなる。また、トナー供給用ラ
インを各紙間に分割させて書き込んだ斜めのラインとし
たことにより、紙間1回当たりの入力トナー量を減らす
ことができる。また、斜めのラインを転写ベルトの全幅
に同時に書き込む場合は紙間が長くなってしまうが、本
実施例のようにトナー供給用ラインを各紙間に分割させ
て書き込む方式では、斜めのラインでも紙間を短くする
ことができる。
【0052】次に図10は本発明のさらに別の実施例を
示す図であって、転写ベルト上の各紙間に分割されて書
き込まれたトナー供給用ラインの一例を平面に展開して
示した図であり、ベルト走行方向に直交する直線状のト
ナー供給用ラインを3分割してかつ濃度を変えて画像領
域間の各紙間部(紙間1,2,3)に書き込んだ例であ
る。この例の場合、転写ベルト両端側の画像域外の部分
のラインa,cは濃度が濃く、転写ベルト中央側の画像
域内のラインbは濃度が薄いライン(例えば地汚れ状の
ライン)となっている。図10に示すように、トナー供
給用ラインが、各紙間で分割されたラインであり、かつ
ラインの濃度が異なるようにすることにより(請求項
4)、クリーニングブレード17eの全幅にトナーが同
時に入力されることがなくなり、クリーニングブレード
17eによるトナー供給用ラインのクリーニング性が非
常に容易になるため、クリーニングブレード17eの当
接圧を低くすることができ、通常のクリーニング時と同
じ条件の比較的低い当接圧でも転写ベルト上のトナーを
良好に除去することができ、それによって、クリーニン
グブレード17eの劣化も起こりにくくなる。また、ト
ナー供給用ラインを各紙間に分割させてかつ濃度が異な
るようにしたことにより、紙間1回当たりの入力トナー
量を減らすことができ、かつ各紙間でのトナー供給量の
調整が可能となる。
【0053】以上、本発明に係るトナー供給用ラインの
実施例について説明したが、各紙間に分割させて形成す
るトナー供給用ラインの分割数は図示のような3分割に
限らず、必要に応じてより細かく分割してもよい。ま
た、図8に示したような斜めのトナー供給用ラインで、
分割されたラインの太さや濃度が異なるようにしてもよ
い。
【0054】尚、本発明に係る各紙間で分割されたトナ
ー供給用ラインは、通常、画像形成枚数等に応じて形成
されるが、トナー供給用ラインを入れる頻度を多くすれ
ばブレードはめくれにくくなる。しかしその反面、無駄
なトナーが消費されたり、クリーニング不良を起こした
りする。また、地汚れトナーが転写ベルトに付着してブ
レード先端に多く入力されれば、めくれ防止用のトナー
供給用ラインはいらなくなるが、地汚れ量は湿度に大き
く関係しており、湿度90%では殆ど無い状態まで減っ
ていく。このため、高湿度環境では、クリーニングブレ
ードのめくれ防止用にトナー供給用ラインを比較的短い
サイクルで入れる必要がある。そこで、温湿度や空調の
有無等の装置の使用条件(使用環境)に応じてトナー供
給用ラインを入れる回数(頻度)等を設定するようにす
れば、無駄なトナー消費を最小限にすることが可能とな
り、かつ、クリーニングブレードのめくれの発生も防止
される。
【0055】次に上記トナー供給用ラインの形成手段に
ついて説明する。図1に示したデジタル複写機(あるい
はプリンター、ファクシミリ等)のように、レーザー光
やLEDアレイを用いて画像データを潜像に形成する光
書込装置7,14を有する画像形成装置においては、画
像データの記憶領域に図7〜図10に示したような分割
されたトナー供給用ラインのパターンを予め設けておけ
ば、そのパターンをトナー供給用ラインの形成時に画像
データとして用いて、光書込装置7,14で感光体の各
紙間に分割されたトナー供給用ラインの潜像を容易に形
成することができる。図11にレーザー光を用いた光書
込装置を有する画像形成装置によるトナー供給用ライン
形成手段の例を、図12にLEDアレイを用いた光書込
装置を有する画像形成装置によるトナー供給用ライン形
成手段の例を示す。また、図13に制御系のブロック図
を示す。
【0056】図11の光書込装置7は、図13に示す画
像処理コントローラからの制御信号により点灯するレー
ザーダイオード9aからのレーザー光を、回転するポリ
ゴンミラー8により偏向し、走査結像用レンズ9bを通
して感光体10上を走査させ、次々に走査するレーザー
光により感光体10上に潜像を形成する機能を有し、必
要な時に感光体10の画像領域外(紙間)に、予め記憶
領域に記憶してあるトナー供給用ラインのパターンの画
像データに従ってレーザー光で潜像を形成する。そし
て、この潜像を現像装置(図示せず)のトナーで現像し
て転写ベルト(図示せず)に直接転写すれば、転写ベル
ト上に図7〜図10に示したような各紙間で分割された
トナー供給用ラインが形成される。
【0057】図12の光書込装置14は、図13に示す
画像処理コントローラからの制御信号により点灯するL
EDアレイからの光をレンズアレイを通して感光体10
上に露光し潜像を形成する機能を有し、必要な時に感光
体10の画像領域外(紙間)に、予め記憶領域に記憶し
てあるトナー供給用ラインのパターンの画像データに従
ってLEDアレイで潜像を形成する。そして、この潜像
を現像装置(図示せず)のトナーで現像して転写ベルト
(図示せず)に直接転写すれば、転写ベルト上に図7〜
図10に示したような各紙間で分割されたトナー供給用
ラインが形成される。
【0058】上記の例は図1に示すような構成のデジタ
ル式の画像形成装置におけるトナー供給用ラインの形成
手段の例であるが、次に、原稿像を感光体に直接露光す
る露光装置を有する画像形成装置におけるトナー供給用
ラインの形成手段の例について述べる。露光装置により
原稿像を感光体に直接露光する方式の画像形成装置にお
いては、原稿が載置されるコンタクトガラス上の非画像
領域に、トナー供給用の作像ラインを形成するためのパ
ターンを印刷等の手段により設けてある。図14〜図1
6に露光装置を有する画像形成装置におけるトナー供給
用ライン形成手段の例を示す。
【0059】図14の画像形成装置は、図示しない制御
部のシーケンスコントローラからの信号により、露光装
置の露光ランプが点灯し、レンズにより結像した光によ
り、ベルト状の感光体上に一瞬で潜像を形成する機能を
有しており、コンタクトガラス上の画像領域外の露光面
で、感光体上の画像領域の前又は後ろの紙間に潜像形成
される位置に、図7〜図10に示したようなトナー供給
用ラインのパターンを設けることにより、感光体上の画
像領域の前又は後ろの紙間に該パターンが潜像として形
成される。そして、この潜像を現像装置(図示せず)の
トナーで現像して転写ベルト(図示せず)に転写すれ
ば、転写ベルト上にトナー供給用ラインが形成される。
【0060】上記パターンは露光装置の点灯回数と同じ
数だけ潜像として形成されるが、次のプロセスであるイ
レーサにより、必要時以外に潜像化された該パターンは
消すことができる。また、露光領域を拡大・縮小するこ
とにより、必要な時に該パターンを潜像として形成する
手段もある。尚、イレーサにLEDアレイ等を用いれ
ば、イレーサによりパターンの必要部分以外の潜像を消
去することができるので、図7〜10のような分割され
たパターンを容易に形成できる。
【0061】図15の画像形成装置は、図示しない制御
部のシーケンスコントローラからの信号により、露光装
置の露光ランプが点灯し、露光ランプ及び第1ミラーと
第2、第3ミラーが走査し、レンズにより結像した光に
より、ドラム状の感光体上に潜像を形成する機能を有し
ており、コンタクトガラス上の画像領域外の露光面で、
感光体上の画像領域の前又は後ろの紙間に潜像形成され
る位置に、図7〜図10に示したようなトナー供給用ラ
インのパターンを設けることにより、感光体上の画像領
域の前又は後ろの紙間に該パターンが潜像として形成さ
れる。そして、この潜像を現像装置(図示せず)のトナ
ーで現像して転写ベルト(図示せず)に転写すれば、転
写ベルト上にトナー供給用ラインが形成される。
【0062】上記パターンは露光装置の点灯回数と同じ
数だけ潜像として形成されるが、次のプロセスであるイ
レーサにより、必要時以外に潜像化された該パターンは
消すことができる。また、走査領域を長短することによ
り必要な時に該パターンを潜像として形成する手段や、
露光ランプの点灯タイミングを変更して必要な時に該パ
ターンを露光して潜像を形成する手段もある。尚、イレ
ーサにLEDアレイ等を用いれば、イレーサによりパタ
ーンの必要部分以外の潜像は消去できるので、図7〜1
0のような分割されたパターンを容易に形成できる。
【0063】図16の画像形成装置は、図示しない制御
部のシーケンスコントローラからの信号により、露光装
置の露光ランプが点灯し、コンタクトガラスが移動し、
レンズにより結像した光により、ベルト状の感光体上に
潜像を形成する機能を有しており、画像領域外のコンタ
クトガラス面で、感光体上の画像領域の前又は後ろの紙
間に潜像形成される位置に、図7〜図10に示したよう
なトナー供給用ラインのパターンを設けることにより、
感光体上の画像領域の前又は後ろの紙間に該パターンが
潜像として形成される。そして、この潜像を現像装置
(図示せず)のトナーで現像して転写ベルト(図示せ
ず)に転写すれば、転写ベルト上にトナー供給用ライン
が形成される。
【0064】上記パターンはコンタクトガラスの移動回
数と同じ数だけ潜像として形成されるが、次のプロセス
であるイレーサにより、必要時以外に潜像化された該パ
ターンは消すことができる。また、移動距離を長短する
ことにより必要な時に該パターンを潜像として形成する
手段や、露光ランプの点灯タイミングを変更して必要な
時に該パターンを露光して潜像を形成する手段もある。
尚、イレーサにLEDアレイ等を用いれば、イレーサに
よりパターンの必要部分以外の潜像は消去できるので、
図7〜10のような分割されたパターンを容易に形成で
きる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置では、転写搬送装置のクリーニングブレード
のめくれ防止用に、像担持体の紙間にトナー供給用のラ
インを形成し、該ラインを転写ベルトに転写するように
したことにより、クリーニングブレードのエッジ部にト
ナーが供給され、トナー切れによる転写ベルトとクリー
ニングブレードとの摩擦係数が上がることが防止され、
クリーニングブレードのめくれの発生が防止される。そ
して、転写ベルト上のトナー供給用のラインが、各紙間
で分割されたラインとしているので、クリーニングブレ
ードが転写ベルトの駆動方向に対して垂直に当接するよ
うに設置されていても、クリーニングブレードの全幅に
トナーが同時に入力されることがなくなり、通常のクリ
ーニング時と同じ条件の比較的低い当接圧でも転写ベル
ト上のトナーを良好に除去することができ、トナー供給
用ライン形成時のクリーニング不良やトナー飛散の発生
を防止でき、クリーニングブレードの劣化も防止でき
る。また、紙間を短くでき、紙間1回当たりの入力トナ
ー量も減らすことができる。
【0066】請求項2記載の画像形成装置では、転写搬
送装置のクリーニングブレードのめくれ防止用に、像担
持体の紙間にトナー供給用のラインを形成し、該ライン
を転写ベルトに転写するようにしたことにより、クリー
ニングブレードのエッジ部にトナーが供給され、トナー
切れによる転写ベルトとクリーニングブレードとの摩擦
係数が上がることが防止され、クリーニングブレードの
めくれの発生が防止される。そして、転写ベルト上のト
ナー供給用ラインが、各紙間で分割されたラインであ
り、かつラインの太さが異なるので、クリーニングブレ
ードが転写ベルトの駆動方向に対して垂直に当接するよ
うに設置されていても、クリーニングブレードの全幅に
トナーが同時に大量に入力されることがなくなり、通常
のクリーニング時と同じ条件の比較的低い当接圧でも転
写ベルト上のトナーを良好に除去することができ、トナ
ー供給用ライン形成時のクリーニング不良やトナー飛散
の発生を防止でき、クリーニングブレードの劣化も防止
できる。また、紙間を短くでき、紙間1回当たりの入力
トナー量も減らすことができ、かつ各紙間でのトナー供
給量の調整も可能となる。
【0067】請求項3記載の画像形成装置では、転写搬
送装置のクリーニングブレードのめくれ防止用に、像担
持体の紙間にトナー供給用のラインを形成し、該ライン
を転写ベルトに転写するようにしたことにより、クリー
ニングブレードのエッジ部にトナーが供給され、トナー
切れによる転写ベルトとクリーニングブレードとの摩擦
係数が上がることが防止され、クリーニングブレードの
めくれの発生が防止される。そして、転写ベルト上のト
ナー供給用のラインが、各紙間で分割された斜めのライ
ンとしているので、クリーニングブレードが転写ベルト
の駆動方向に対して垂直に当接するように設置されてい
ても、クリーニングブレードの全幅にトナーが同時に入
力されることがなくなり、通常のクリーニング時と同じ
条件の比較的低い当接圧でも転写ベルト上のトナーを良
好に除去することができ、トナー供給用ライン形成時の
クリーニング不良やトナー飛散の発生を防止でき、クリ
ーニングブレードの劣化も防止できる。また、斜めのラ
インでも紙間を短くでき、紙間1回当たりの入力トナー
量も減らすことができる。
【0068】請求項4記載の画像形成装置では、転写搬
送装置のクリーニングブレードのめくれ防止用に、像担
持体の紙間にトナー供給用のラインを形成し、該ライン
を転写ベルトに転写するようにしたことにより、クリー
ニングブレードのエッジ部にトナーが供給され、トナー
切れによる転写ベルトとクリーニングブレードとの摩擦
係数が上がることが防止され、クリーニングブレードの
めくれの発生が防止される。そして、転写ベルト上のト
ナー供給用ラインが、各紙間で分割され、かつラインの
濃度が異なるので、クリーニングブレードが転写ベルト
の駆動方向に対して垂直に当接するように設置されてい
ても、クリーニングブレードの全幅にトナーが同時に大
量に入力されることがなくなり、通常のクリーニング時
と同じ条件の比較的低い当接圧でも転写ベルト上のトナ
ーを良好に除去することができ、トナー供給用ライン形
成時のクリーニング不良やトナー飛散の発生を防止で
き、クリーニングブレードの劣化も防止できる。また、
紙間を短くでき、紙間1回当たりの入力トナー量も減ら
すことができ、かつ各紙間でのトナー供給量の調整も可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる転写搬送装置を具備する画像形
成装置の構成例を示す全体構成図である。
【図2】転写搬送装置の概略構成を示す正面図である。
【図3】転写搬送装置の転写ベルト接離機構の説明図で
ある。
【図4】転写搬送装置の電装系を含めた構成・動作の説
明図である。
【図5】転写ベルトの部分断面図である。
【図6】図4に示す転写搬送装置による転写工程の説明
図である。
【図7】請求項1の実施例を示す図であって、転写ベル
ト上の各紙間に分割されて書き込まれたトナー供給用ラ
インの一例を平面に展開して示した図である。
【図8】請求項2の実施例を示す図であって、転写ベル
ト上の各紙間に分割されて書き込まれたトナー供給用ラ
インの一例を平面に展開して示した図である。
【図9】請求項3の実施例を示す図であって、転写ベル
ト上の各紙間に分割されて書き込まれたトナー供給用ラ
インの一例を平面に展開して示した図である。
【図10】請求項4の実施例を示す図であって、転写ベ
ルト上の各紙間に分割されて書き込まれたトナー供給用
ラインの一例を平面に展開して示した図である。
【図11】トナー供給用ライン形成手段の一例を示す図
であって、レーザー光を用いた光書込装置を有する画像
形成装置の概略要部構成図である。
【図12】トナー供給用ライン形成手段の別の例を示す
図であって、LEDアレイを用いた光書込装置を有する
画像形成装置の概略要部構成図である。
【図13】図10または図11に示す画像形成装置の制
御系のブロック図である。
【図14】トナー供給用ライン形成手段のさらに別の例
を示す図であって、露光装置を有する画像形成装置の概
略要部構成図である。
【図15】トナー供給用ライン形成手段のさらに別の例
を示す図であって、露光装置を有する画像形成装置の概
略要部構成図である。
【図16】トナー供給用ライン形成手段のさらに別の例
を示す図であって、露光装置を有する画像形成装置の概
略要部構成図である。
【符号の説明】
7 第1光書込装置 10 感光体(像担持体) 11 第1帯電装置 12 第1現像装置 13 第2帯電装置 14 第2光書込装置 15 第2現像装置 17 転写搬送装置 17a 転写ベルト(ベルト走行体) 17b 駆動ローラ 17c 従動ローラ 17d バイアス印加ローラ 17e クリーニングブレード 19 定着装置 23 クリーニングユニット 25 高圧電源 26 転写制御板 S 転写紙(転写材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と対向して配置された無端状で中
    抵抗のベルト走行体と、そのベルト走行体の裏面側に配
    設されたバイアス印加ローラと、前記ベルト走行体表面
    を清掃するクリーニングブレードを有し、転写材を保持
    したベルト走行体を回動する像担持体に当接させてバイ
    アス印加ローラへの高電圧印加により像担持体上のトナ
    ー像を転写材へ転写させ、転写後の転写材を定着部に向
    けて搬送し、転写材分離後のベルト走行体表面に残留し
    たトナーを前記クリーニングブレードで清掃する構成の
    転写搬送装置を備えた画像形成装置において、 前記転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
    用に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形
    成し、該ラインを前記ベルト走行体に転写する手段を備
    え、前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割された
    ラインであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体と対向して配置された無端状で中
    抵抗のベルト走行体と、そのベルト走行体の裏面側に配
    設されたバイアス印加ローラと、前記ベルト走行体表面
    を清掃するクリーニングブレードを有し、転写材を保持
    したベルト走行体を回動する像担持体に当接させてバイ
    アス印加ローラへの高電圧印加により像担持体上のトナ
    ー像を転写材へ転写させ、転写後の転写材を定着部に向
    けて搬送し、転写材分離後のベルト走行体表面に残留し
    たトナーを前記クリーニングブレードで清掃する構成の
    転写搬送装置を備えた画像形成装置において、 前記転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
    用に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形
    成し、該ラインを前記ベルト走行体に転写する手段を備
    え、前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割された
    ラインであり、かつラインの太さが異なることを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体と対向して配置された無端状で中
    抵抗のベルト走行体と、そのベルト走行体の裏面側に配
    設されたバイアス印加ローラと、前記ベルト走行体表面
    を清掃するクリーニングブレードを有し、転写材を保持
    したベルト走行体を回動する像担持体に当接させてバイ
    アス印加ローラへの高電圧印加により像担持体上のトナ
    ー像を転写材へ転写させ、転写後の転写材を定着部に向
    けて搬送し、転写材分離後のベルト走行体表面に残留し
    たトナーを前記クリーニングブレードで清掃する構成の
    転写搬送装置を備えた画像形成装置において、 前記転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
    用に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形
    成し、該ラインを前記ベルト走行体に転写する手段を備
    え、前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割された
    斜めのラインであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体と対向して配置された無端状で中
    抵抗のベルト走行体と、そのベルト走行体の裏面側に配
    設されたバイアス印加ローラと、前記ベルト走行体表面
    を清掃するクリーニングブレードを有し、転写材を保持
    したベルト走行体を回動する像担持体に当接させてバイ
    アス印加ローラへの高電圧印加により像担持体上のトナ
    ー像を転写材へ転写させ、転写後の転写材を定着部に向
    けて搬送し、転写材分離後のベルト走行体表面に残留し
    たトナーを前記クリーニングブレードで清掃する構成の
    転写搬送装置を備えた画像形成装置において、 前記転写搬送装置のクリーニングブレードのめくれ防止
    用に、前記像担持体の紙間にトナー供給用のラインを形
    成し、該ラインを前記ベルト走行体に転写する手段を備
    え、前記トナー供給用のラインが、各紙間で分割された
    ラインであり、かつラインの濃度が異なることを特徴と
    する画像形成装置。
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