JP2000122431A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000122431A
JP2000122431A JP10315457A JP31545798A JP2000122431A JP 2000122431 A JP2000122431 A JP 2000122431A JP 10315457 A JP10315457 A JP 10315457A JP 31545798 A JP31545798 A JP 31545798A JP 2000122431 A JP2000122431 A JP 2000122431A
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JP10315457A
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Masahito Yanagida
雅人 柳田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に転写ベルトの交換時期を把握すること
で、コストの削減、転写不良や裏汚れの防止を図ること
ができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 転写ベルト17aを駆動する駆動ローラ
17bがモータ31により回転駆動される時間を計測す
る第1の計測手段32と、その駆動時間を表示する表示
手段33と、ブレードめくれ防止ラインを書き込む書き
込み手段34と、そのラインの書き込み時間を計測する
第2の計測手段35と、第1、第2の計測手段32,3
5の計測結果を比較して書き込み手段34にフィードバ
ックする比較手段36を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に関
し、特に、ベルト走行体(転写ベルト)で転写材(用
紙、フィルム)を保持・搬送して、像担持体(感光体)
上のトナー像を転写材に転写させる転写搬送装置を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタなどの
電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体であ
る感光体を帯電した後、露光装置により原稿像を直接露
光するか、あるいはレーザ走査光学系やLED光書込光
学系などにより画像信号に応じた光書き込みを行い、感
光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置のト
ナーにより現像して顕像化し、このトナー像を転写紙や
フィルムなどの転写材に転写する。そして、転写後の転
写材を定着装置に搬送し、定着装置でトナー像を転写材
に定着して画像を得ている。このような画像形成装置に
おいて、トナー像を転写材に転写させ、かつ転写後の転
写材を感光体から分離し、定着装置に搬送する装置とし
て、転写ベルトを用いた転写搬送装置が知られている。
【0003】転写搬送装置の転写ベルトは、ゴム系材料
などの弾性部材からなる無端状で中抵抗のベルト走行体
であり、駆動ローラ、従動ローラなどの複数のローラに
張架されて感光体に対向配置され、転写時には転写材を
保持した転写ベルトが感光体に当接され、感光体とのニ
ップ部で転写材を挟持搬送すると共に、転写ベルトの裏
面側に配設されたバイアス印加ローラへの高電圧印加に
より、感光体上のトナー像を転写材へ転写させ、転写後
の転写材を感光体から分離して、定着部に向けて搬送す
るようになっている。
【0004】また、転写搬送装置には、転写材分離後の
転写ベルト表面に残留したトナーを除去するために、ク
リーニングブレードが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成の転写搬送
装置を備えた画像形成装置において、従来は画像形成装
置の出力枚数をチェックするカウンタが、予め決めれた
枚数、例えば3万枚とか、8万枚とか、10万枚とかの
枚数をカウントしたとき、専門のサービスマンが転写ベ
ルトを交換していた。
【0006】ところが、A4サイズ以下の小サイズの転
写紙を使用することが多いものや、逆にA2サイズのご
とき大サイズの転写紙を使用することが多いものなど、
ユーザによってその使用形態はまちまちである。ここで
例えば、A4サイズの小サイズの転写紙ばかりを転写し
たときと、A2サイズの大きさの大サイズの転写紙ばか
りを転写したときでは、後者の方が転写ベルトの正味の
使用時間が3倍以上長くなる。
【0007】従って、従来のように、コピー枚数が所定
数に達したときに画一的に転写ベルトを交換すると、未
だ十分に使える転写ベルトを交換してしまったり、逆に
もう限界を超えている転写ベルトを使用し続けなければ
ならない事態も発生し、転写不良や裏汚れを起こすおそ
れがあった。
【0008】また、従来のようにコピー枚数が所定数に
達したときに画一的に転写ベルトめくれ防止ラインを書
くと、未だブレード先端に十分トナーがあるときに無駄
なトナーをブレードに送り込んでしまったり、反対にブ
レード先端にトナーが無くなっているのに転写ベルトめ
くれ防止ラインを書かず、ブレードめくれが発生してし
まうおそれがあった。
【0009】そこで本発明の第1の目的は、正確に転写
ベルトの交換時期を把握することで、コストの削減、転
写不良や裏汚れの防止を図ることができる画像形成装置
を提供することである。
【0010】また、本発明の第2の目的は、正確なタイ
ミングで転写ベルトめくれ防止ラインを書くことで、ト
ナーの消費を抑え、かつブレードめくれの発生を防止す
ることができる画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、駆動ローラ及び従動
ローラ間に張架され、その表面が像担持体との間に転写
ニップ部を形成する転写ベルトと、転写ベルトの裏面に
当接して設けられたバイアス印加ローラと、転写ベルト
表面をクリーニングするクリーニングブレードとを有す
る転写搬送装置を備えた画像形成装置において、前記駆
動ローラが駆動手段により回転駆動される時間を計る計
測手段と、その駆動時間を表示する表示手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0012】また上記第2の目的を達成するために、請
求項2記載の発明は、請求項1記載において、さらに前
記駆動ローラの駆動時間と予め決められたブレードめく
れ防止ラインの書き込み時間とを比較判定する比較手段
と、その比較結果に基づいてラインを書き込む書き込み
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】また上記第2の目的を達成するために、請
求項3記載の発明は、請求項2記載において、前記書き
込み手段は、作像域外は予め決められた書き込み時間に
ラインを書き、作像域内は次の紙間にラインを書くこと
を特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形
態を示す画像形成装置の全体構成図である。図1に示す
画像形成装置は、プリンタとしても用いることが出来る
デジタル複写機の例であり、電子写真プロセスにより画
像形成を行う画像形成部(プリンタ)1、原稿像を読み
取る原稿読取部(スキャナ)2、原稿を自動給紙する自
動原稿給紙部(ADF)3、複数の給紙トレイ4a〜4
dを備え、各種サイズの転写紙を給紙する給紙部4、両
面コピー時に片面コピー済み転写紙を一時的に収納し再
給紙する両面用トレイ5、コピーやプリントの排紙部
(ソータ)6等から構成されている。
【0015】自動原稿給紙部(ADF)3は、後端側を
支点に開閉できるように原稿読取部2のコンタクトガラ
ス2a上に設置されており、自動原稿給紙時には閉じた
状態で使用され、原稿テーブル3aに載置された原稿を
給紙ローラを介して搬送ベルト3bでコンタクトガラス
2a上に給紙し、原稿読取部2による原稿像の読み取り
後に、原稿を排紙部3cに排紙する。また、自動原稿給
紙部3を開放して、手差しにより原稿をコンタクトガラ
ス2a上にセットすることもできる。
【0016】原稿読取部(スキャナ)2は、コンタクト
ガラス2a上の原稿に光を照射する光源2bと、原稿像
を読み取るための撮像素子からなる読取部2fと、原稿
像を読取部2fに導くミラー群2c,2d,2e及び結
像レンズ2fからなる光学系により構成されており、光
源2b及びミラー群が移動しながら原稿面を走査し、読
取部2fで原稿像を順次読み取って画像信号に変換し、
図示しない画像処理部に送信する。
【0017】なお、図1に示す構成の複写機は、黒用の
現像装置の他に、赤や青等の1色のカラー用の現像装置
を備えているので、読取部2fの撮像素子にはカラー画
像を色分解して読み取りが可能なカラーCCD等が用い
られ、画像処理部で各色に対応した画像信号に変換され
る。
【0018】画像形成部(プリンタ)1は、像担持体で
あるドラム状の感光体10と、その周囲に配設された第
1帯電装置11、第1光書込装置7、第1現像装置1
2、第2帯電装置13、第2光書込装置14、第2現像
装置15、レジストローラ16、転写搬送装置17、ク
リーニング装置18等を備え、さらに転写搬送装置17
の転写紙搬送方向下流側に定着装置19を備えている。
【0019】第1帯電装置11、第1光書込装置7、第
1現像装置12は、黒画像形成用であり、第1光書込装
置7は、レーザダイオード9aと、回転多面鏡等の光偏
向器8と、fθレンズ等の走査結像用レンズ9b及びミ
ラー9cとから構成され、図示しない画像処理部からの
黒画像信号に対応してレーザダイオード9aが発光し、
第1帯電装置11により帯電されている感光体10上に
黒画像の潜像を書き込み、その黒画像の潜像が第1現像
装置12の黒トナーで現像される。
【0020】また、第2帯電装置13、第2光書込装置
14、第2現像装置15は、赤や青等の1色のカラー画
像形成用であり、第2帯電装置13は黒画像形成後の感
光体10を帯電し、第2光書込装置14はLEDアレイ
とレンズアレイから構成され、図示しない画像処理部か
らの赤や青等のカラー画像信号に対応してLEDアレイ
が発光し、感光体10上に赤や青等のカラー画像の潜像
を書き込み、そのカラー画像の潜像が第2現像装置15
の赤や青等のカラートナーで現像される。
【0021】感光体10上に形成された黒及びカラーの
トナー像は、給紙部4の複数の給紙トレイ4a〜4dあ
るいは手差しテーブル4fの何れかから給紙され、レジ
ストローラ16を介して転写搬送装置17の転写ベルト
17aと感光体10とのニップ部に搬送された転写紙に
搬送される。そして、画像転写後の転写紙は、感光体1
0から分離され、転写ベルト17aで定着装置19に搬
送され、定着装置19の加熱ローラ19a及び加圧ロー
ラ19bでトナー像が転写紙に定着される。
【0022】定着後の転写紙は、片面コピー時には排紙
ローラ20,21を介して排紙部6の排紙トレイ6aあ
るいは多段排紙トレイ6bに排紙され、両面コピー時に
は両面搬送路22を介して両面用トレイ5に搬送され
る。また、トナー像転写後の感光体10は、クリーニン
グ装置18で残留トナーを除去され、図示しない除電装
置で除電される。なお、クリーニング装置18で回収さ
れた残留トナーは、図示しない搬送機構により廃トナー
タンク24に送られる。
【0023】以上、本発明に関わる転写搬送装置を備え
た画像形成装置の構成例について簡単に説明したが、本
発明が対象とする画像形成装置は図示の構成に限らず、
転写搬送装置を具備するものであれば、原稿像を感光体
に直接露光するアナログ方式の複写機や、プリンタのみ
の構成のものでもよく、また、光書込装置や現像装置が
1つだけのモノカラー画像形成装置や、ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエロー等の複数の現像装置を備え、フ
ルカラー画像の形成が可能なカラー画像形成装置でもよ
い。
【0024】次に本発明に関わる転写搬送装置の構成・
動作について詳細に説明する。図2は転写搬送装置の概
略構成を示す正面図である。図2において、転写搬送装
置17は、感光体10と対向して配置された無端状で中
抵抗の転写ベルト17aと、転写ベルト17aを支持す
る駆動ローラ17b、及び従動ローラ17cと、転写ベ
ルト17aの裏面側に配設され、転写バイアスを印加す
るためのバイアス印加ローラ17d、及び転写ベルト1
7aの表面を清掃するためのクリーニングブレード17
eを備え、さらには、転写ベルト17aを感光体10に
対して接離する接離機構(17g,17h)や、転写搬
送ユニットの解除機構(解除レバー17f)を備えた構
成となっている。
【0025】転写搬送ユニットの解除機構は、解除レバ
ー17fを図中の矢印方向に倒すことにより、転写搬送
ユニットが駆動ローラ17bを中心に時計回り方向に回
動し、解除される。この機構は、ジャム時のジャム紙の
取り出し易さ、メンテナンス時の転写搬送ユニット及び
感光体ドラムユニットの脱着性の確保などのためにあ
る。
【0026】図3は転写ベルトの接離機構の説明図であ
って、転写ベルト17aの接離機構は、カム付の電磁ス
プリングクラッチ17g、接離レバー17h、接離アー
ム17i、スプリング17j等によって構成されてい
る。接離アーム17iは接離レバー17hの軸に固定さ
れており、接離アーム17iの先端下部側と転写搬送ユ
ニットの基部との間には押圧用のスプリング17jが挿
入されている。また、接離アーム17iの先端上部側
は、転写ベルト17aの支持体17kに当接して転写ベ
ルトを支持している。
【0027】図3(A)に示す状態は、電磁スプリング
クラッチ17gのカムにより、接離レバー17hがスプ
リング17jの押圧力に抗して押し下げられた状態であ
り、転写ベルト17aは感光体10から離間された状態
となる。画像形成動作時以外は転写ベルト17aは図3
(A)のように、感光体10から離間された状態である
が、画像形成動作が開始されレジストローラ16まで送
られた転写紙Sが感光体10上の画像先端とタイミング
を合わせてレジストローラ16より送り出され、転写紙
Sの先端が感光体10と転写ベルト17aとの当接部近
くまで来ると、電磁スプリングクラッチ17gがオンと
なり、カムが半回転し、図3(B)に示すように、接離
レバー17hが上方に上がり、スプリング17jの押圧
力によって接離アーム17iが上方に上がり、支持体1
7kを押し上げる。
【0028】これにより転写ベルト17aが感光体10
に当接してニップ部Wが形成され、該ニップ部Wで転写
紙Sにトナー画像が転写される。そして転写終了後は、
電磁スプリングクラッチ17gがオフとなり、カムが図
3(A)の状態に戻り、接離レバー17hが下方に押さ
れて接離アーム17iが下がることにより、転写ベルト
17aが感光体10から離間される。
【0029】この転写ベルトの接離機構は、転写ベルト
材質中の物質や油成分が長時間の接触により感光体に付
着するのを防止するためや、Pセンサにて感光体上のパ
ターン濃度を検出する際、転写ベルトにトナー像を転写
させないようにする等のために設けられている。
【0030】次に図4ないし図6を参照して転写搬送装
置の基本的な構成、動作について説明する。図4は転写
搬送装置の電装系を含めた構成、動作の説明図であり、
(A)は転写ベルト17aが感光体10から離間した状
態、(B)は転写ベルト17aが感光体10に当接した
状態を示している。また、図5は転写ベルトの断面図、
図6は転写搬送装置による転写工程の説明図である。
【0031】図5に示すように、転写ベルト17aは2
層構造で構成されており、JISK6911に準拠した
測定による電気抵抗が、DC100V印加時において、
表面層170aはベルト表面の表面抵抗率が1×109
Ω〜1×1012Ω、内側層170bの表面抵抗率が1×
107 Ω〜109 Ωに、そしてその体積抵抗率が5×1
8 Ω・cm〜5×1010Ω・cmに設定されているも
のである。
【0032】図4において、転写バイアスを印加するた
めのバイアス印加ローラ17dは、転写ベルト17aの
移動方向において、従動ローラ17cの下流側で、転写
ベルト17aの裏面側に接触するように設けられてお
り、転写ベルト17aに対して感光体10上のトナーの
帯電極性と逆極性の電荷を付与するための接触電極を構
成しており、高圧電源25に接続されている。
【0033】駆動ローラ17b及び従動ローラ17c
は、転写ベルト17a上に流れる電流を帰還電流として
検出するためのものであり、この電流の検出によってバ
イアス印加ローラ17dからの供給電流が制御される。
このため、各ローラ17b,17cには、検出電流に応
じてバイアス印加ローラ17dへの供給電流を設定する
ための転写制御板26が接続されており、この転写制御
板26は、高圧電源25に接続されている。
【0034】このような転写搬送装置17においては、
レジストローラ16から転写紙Sが繰り出されるのに合
わせて、図3に示した接離機構により、転写ベルト17
aの支持体17kが転写ベルト17aを感光体10に当
接させる態位を設定され、図4(A)の離間状態から、
(B)の当接状態に転写ベルト17aの位置が変わり、
感光体10との対向位置で転写紙Sを感光体10に接触
させながら搬送することが出来る幅(例えば12mm程
度)のニップ部Wが形成される。
【0035】一方、感光体10は、その表面が例えば−
800Vに帯電した状態とされ、図6に示すように、こ
の表面にプラス帯電のトナーを静電的に吸着した状態で
ニップ部に移動する。
【0036】図4(B)に示すニップ部Wにおいて、感
光体10上のトナーは、転写ベルト17aの裏面側に位
置するバイアス印加ローラ17dからの転写バイアスに
よって図6に示すように転写紙S上に転移する。この転
写バイアスは、−1.5kV〜−6.5kVの範囲で高
圧電源12から印加されるが、これは以下のような定電
流制御の結果、転写バイアスが可変設定される。
【0037】すなわち、図4(A),(B)において、
高圧電源12から出力された電流値をI(1)とし、転
写ベルト17aを介して各ローラ17b,17cから設
置側に流れる帰還電流値を検出した際の値をI(2)と
した場合、これら両者間で、I(1)−I(2)=I
(OUT) (但し、I(OUT);一定)の関係が得
られるように、I(1)の値を制御する。これは、温
度、湿度等の環境条件の変化や、転写ベルト17aの製
造品質に生じるばらつきに関わらず、転写紙S上での表
面電位V(P)を安定させることによって、転写効率の
変化を無くすようにするためである。
【0038】つまり、転写ベルト17a及び転写紙Sを
通して感光体10側に流れる電流をI(OUT)として
見立てることによって、転写紙S上での表面抵抗V
(P)の低抵抗化あるいは高抵抗化による転写ベルト1
7aへの電流の流れ易さの変化が転写紙Sの分離性能や
転写性能に影響してしまうのを防止するようになってい
る。
【0039】なお、本実施形態の場合、I(OUT)は
搬送速度330mm/sec、有効バイアス印加ローラ
長310mmにおいて、I(OUT)=−35μA±5
μAに設定した場合に良好な転写が得られた。
【0040】ところで、感光体10から画像転写が行わ
れると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従って、転
写ベルト17aの真電荷と転写紙S側に発生する分極電
荷との関係により、転写紙Sを転写ベルト17a上に静
電的に吸着して感光体10からの転写紙Sの分離が行え
る。そして、感光体10の曲率分離を利用した転写紙S
自らの腰の強さによる剥離動作によって、転写紙Sの分
離が助長される。
【0041】しかし、このような静電吸着は、環境条件
の変化により、高湿度の場合には転写紙Sに電流が流れ
易くなるので、転写紙Sの分離が上手く行かなくなる。
このため、図5に示した転写ベルト17aの表面層17
0aでの抵抗値が若干高めに設定してあることから、ニ
ップ部Wでの転写紙Sへの真電荷の移行を遅らせ、さら
には、バイアス印加ローラ17dをニップ部Wよりも転
写紙搬送方向で下流側に位置させている。これにより、
転写ベルト17aから転写紙Sへの真電荷の移行を遅ら
せて、転写紙Sと感光体10との間での静電的な吸着関
係を回避するようになっている。
【0042】この場合に用いる真電荷の移行を遅らせる
とは、転写紙Sが感光体10側のニップ部に至るまでの
上流側で転写紙Sへの電荷が発生しないことを意味して
いる。このことから、転写紙Sの感光体10への巻き付
きが防止され、また、感光体10からの転写紙Sの分離
不良も防止されることになる。
【0043】さらに、転写ベルト17a側でも、環境変
化による抵抗変化が少ないものが選択される方がよく、
抵抗を制御する導電材料としては、カーボン、酸化亜鉛
などを適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルトを用
いた場合には、クロロプレンゴム、EPDMゴム、シリ
コーンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどの吸湿性が少
なく、抵抗値が安定した材質を選択することが望まれ
る。
【0044】なお、この感光体10側へ流れる電流I
(OUT)の値は、一義的なものではなく、搬送速度が
遅い場合には減らすことができ、反対に搬送速度が速い
ときには増やすことになる。
【0045】一方、ニップ部Wを通過した転写紙Sは、
転写ベルト17aの移動に合わせて静電吸着搬送され、
駆動側のローラ17bでの曲率分離が行われる。このた
め、駆動ローラ17bの直径は18mm以下に設定され
ている。さらに、このような駆動ローラ17bを用いた
場合には、上質45K紙(剛度:横21〔cm3 /10
0〕)の分離が可能であるという実験結果が得られてい
る。
【0046】また、駆動ローラ17bで転写ベルト17
aから分離された転写紙Sは、ガイド板で案内されて、
定着装置19を構成する加熱ローラ19aと加圧ローラ
17bの間に搬送される。定着装置19では、転写紙S
上のトナーを加熱溶解して、転写紙Sに圧着してトナー
を転写紙S上に定着させる。
【0047】転写紙Sへの画像転写及び分離が完了した
転写ベルト17aは、図3に示した接離機構により支持
体17kが下降し、感光体10から離間される。そし
て、クリーニングユニット23によりベルト表面を清掃
される。クリーニングユニット23は、クリーニングブ
レード17eを備えており、転写ベルト17aを摺擦す
ることにより、感光体10の表面から転移したトナーや
転写されないで転写ベルト17aの周辺に飛散していた
ものが付着した場合のトナーや転写紙Sの紙粉を掻き取
るようになっている。
【0048】クリーニングブレード17eによって摺擦
される転写ベルト17aは、摺擦抵抗の増加による駆動
力の増大あるいはクリーニングブレード17aのめくれ
等の現象を防止するのに、摩擦係数の低いものとして表
面にフッ素系の樹脂材料、例えば、ポリフッ化ビニリデ
ン、四フッ化エチレンなどが被覆されている。また、転
写ベルト17aの表面から掻き取られたトナーあるいは
紙粉は、回収スクリュー23aによって図1に示した画
像形成装置本体の廃トナータンク24に搬送され、収容
される。
【0049】以上、転写搬送装置の基本構成及び動作に
ついて説明したが、このような転写搬送装置17を備え
た画像形成装置においては、画像面積の少ないコピーを
多数枚とったり、あるいは誤って白紙コピーを多数枚と
ると、転写ベルト17a上に残留トナーが無い状態とな
り、転写ベルト17aに接触しているクリーニングブレ
ード17eのエッジのトナーも無くなる。
【0050】このため、転写ベルト17aとクリーニン
グブレード17eとの摩擦係数が上がり、摺擦抵抗が増
大し、クリーニングブレード17eのエッジがベルト表
面に引っ掛かり、クリーニングブレード17eのエッジ
部にめくれが発生することがある。そして、ブレードめ
くれが発生すると、クリーニング不良の発生や、それに
よる転写材の裏汚れ、トナー飛散の原因となり、また転
写ベルトを損傷する原因ともなる。
【0051】そこで、上記問題を解消する手段として、
本発明では、クリーニングブレード17eのめくれ防止
用に、感光体10の紙間にトナー供給用のラインを形成
し、該ラインを転写ベルト17aに転写する手段を設け
る。すなわち、感光体10の紙間にトナー供給用のライ
ンを形成し、このラインを転写ベルト17aに転写して
クリーニングブレード17eのエッジ部にトナーを供給
し、トナー切れにより、転写ベルト17aとクリーニン
グブレード17eとの摩擦係数が上がることを防止し
て、クリーニングブレード17eのめくれの発生を防止
する。
【0052】ここで、上記トナー供給用のラインとして
は、例えば複数枚のコピーに1回の割合で、感光体の紙
間に太さ2mm程度のラインが画像幅一杯に書き込ま
れ、転写ベルト17eに転写される。しかし、このトナ
ー供給用ラインは、通常の転写紙に転写した際に、付着
する残留トナーに比べてトナー量が多いので、転写ベル
ト17a上のトナー供給用ラインがクリーニングブレー
ド17eと平行な直線の場合、クリーニングブレード1
7eの全幅に同時にトナーが入力されることになり、ト
ナーの供給過多となり、クリーニングし切れない場合が
ある。また、これをクリーニングできるようなブレード
条件、例えば転写ベルト17aへのクリーニングブレー
ド17eの当接圧を高く設定する等の条件にすると、通
常のクリーニング時にはクリーニング性過剰となり、副
作用であるブレードの劣化が早期に起こってしまう。
【0053】そこで本発明では、例えば図7に示すよう
に、トナー供給用ラインが転写ベルト17a上でクリー
ニングブレード17eの当接ラインより角度θだけ傾い
た直線となるように書き込む。これにより、クリーニン
グブレード17eの全幅にトナーが同時に入力されるこ
とが無くなり、クリーニングブレード17eによるクリ
ーニング性が非常に容易になるため、クリーニングブレ
ード17eの当接圧を低くすることができ、通常のクリ
ーニング時と同じ条件の比較的低い当接圧でも、転写ベ
ルト上のトナーを良好に除去することができ、それによ
って、クリーニングブレード17eの劣化も起こり難く
なる。
【0054】一方、トナー供給用ラインとしては、図8
に示すような波形状のラインや、図9に示すような屈曲
線状のラインとしてもよく、このような直線でないライ
ンとすることによっても、上記と同様の効果が得られ
る。
【0055】また、図7のクリーニングブレードの当接
ラインに対して角度θで傾斜した直線状のトナー供給用
ラインの場合、角度θがあまり大きいと紙間が長くな
り、コピー速度〔CPM(コピー枚数/分)〕のダウン
が起こってしまうため、CPMに影響しない範囲で出来
るだけ大きくすることが望ましく、同様に、図8や図9
に示すようなトナー供給用ラインの場合も、CPMに影
響しない範囲内で形成することが望ましい。
【0056】さらに本発明の別の実施形態としては、図
10に示すように、トナー供給用ラインが、転写ベルト
17a上で複数の短い直線で出来ているように書き込む
方法がある。具体例としては、図10の(A)のよう
に、複数の直線の屈曲線状に配置したトナー供給用ライ
ンや、(B)のように、複数の直線を交互にずらして直
線状に配置したトナー供給用ライン、あるいは(C)の
ように、複数の直線をクリーニングブレードの当接ライ
ンに対して傾斜した直線状に2ライン配置したトナー供
給用ライン等がある。
【0057】このようなトナー供給用ラインとすること
により、クリーニングブレード17eの全幅にトナーが
同時に入力されることが無くなり、クリーニングブレー
ド17eによるクリーニング性が非常に容易になるた
め、クリーニングブレード17eの当接圧を低くするこ
とができ、通常のクリーニング時と同じ条件の比較的低
い当接圧でも、転写ベルト17a上のトナーを良好に除
去することができ、それによってクリーニングブレード
17eの劣化も防止することができる。
【0058】また、トナー供給用ラインのさらに別の例
としては、図11に示すように、目で見てうっすら判る
程度の地汚れ状の濃度の薄い帯状のラインとしてもよ
く、上記と同様の効果が得られる。
【0059】なお、図10の複数の直線から出来たトナ
ー供給用ラインの場合、複数の直線のベルト走行方向の
間隔があまり大きいと紙間が長くなり、コピー速度〔C
PM(コピー枚数/分)〕のダウンが起こってしまうた
め、上記間隔はCPMに影響しない範囲内で出来るだけ
大きくすることが望ましい。
【0060】図12は本発明の制御ブロック図である。
本発明の制御部は、転写ベルト17aを駆動する駆動ロ
ーラ17bがモータ31により回転駆動される時間を計
測する第1の計測手段32と、その駆動時間を表示する
表示手段33と、ブレードめくれ防止ラインを書き込む
書き込み手段34と、そのラインの書き込み時間を計測
する第2の計測手段35と、第1、第2の計測手段3
2,35の計測結果を比較して書き込み手段34にフィ
ードバックする比較手段36を備えている。そして、駆
動ローラ17bが駆動手段により回転駆動される時間を
計測し、その駆動時間を表示する。また、駆動ローラ1
7bの駆動時間と予め決められたブレードめくれ防止ラ
インの書き込み時間とを比較し、その比較結果に基づい
てラインを書き込む。
【0061】ここで、画像域にラインが来た場合は次の
紙間に書くこととする。あるいは、画像域にラインが来
た場合、画像域外(実際の画像の外側部分)は時間通り
に書き、画像域内は次の紙間に書くこととする。画像域
内の幅は給紙される紙サイズより判定する。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来より
正確に転写ベルトの交換時期を知ることが出来るように
なり、コストの削減、転写不良や裏汚れの防止を図るこ
とができる画像形成装置を提供することができる。
【0063】請求項2,3記載の発明によれば、正確な
タイミングで転写ベルトめくれ防止ラインを書くこと
で、トナーの消費を抑え、かつブレードめくれの発生を
防止することができる画像形成装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す画像形成装置の全体構
成図である。
【図2】転写搬送装置の概略構成を示す正面図である。
【図3】転写搬送装置の転写ベルト接離機構の説明図で
ある。
【図4】転写搬送装置の電装系を含めた構成・動作の説
明図である。
【図5】転写ベルトの部分断面図である。
【図6】図4に示す転写搬送装置による転写工程の説明
図である。
【図7】ブレードの当接ラインに対して傾いた直線から
なるトナー供給用ラインが形成された転写ベルトの斜視
図である。
【図8】波形状のトナー供給用ラインが形成された転写
ベルトの平面図である。
【図9】屈曲線状のトナー供給用ラインが形成された転
写ベルトの平面図である。
【図10】(A),(B),(C)はそれぞれ複数の直
線からなるトナー供給用ラインが形成された転写ベルト
の平面図である。
【図11】地汚れ状の帯からなるトナー供給用ラインが
形成された転写ベルトの平面図である。
【図12】本発明の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 画像形成部(プリンタ) 2 原稿読取部(スキャナ) 2a コンタクトガラス 2b 光源 2c,2d,2e ミラー群 2f 読取部 3 自動原稿給紙部(ADF) 3a 原稿テーブル 3b 搬送ベルト 3c 排紙部 4 給紙部 4a〜4d 給紙トレイ 4f 手差しテーブル 5 両面用トレイ 6 排紙部(ソータ) 6a 排紙トレイ 6b 多段排紙トレイ 7 第1光書込装置 8 光偏向器 9a レーザダイオード 9b 走査結像用レンズ 9c ミラー 10 感光体 11 第1帯電装置 12 第1現像装置 13 第2帯電装置 14 第2光書込装置 15 第2現像装置 16 レジストローラ 17 転写搬送装置 17a 転写ベルト 17b 駆動ローラ 17c 従動ローラ 17d バイアス印加ローラ 17e クリーニングブレード 17f 解除レバー 17g 電磁スプリングクラッチ 17h 接離レバー 17i 接離アーム 17j スプリング 17k 支持体 170a 表面層 170b 内側層 18 クリーニング装置 19 定着装置 19a 加熱ローラ 19b 加圧ローラ 20,21 排紙ローラ 22 両面搬送路 24 廃トナータンク 25 高圧電源 26 転写制御板 31 モータ 32 第1の計測手段 33 表示手段 34 書き込み手段 35 第2の計測手段 36 比較手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラ及び従動ローラ間に張架さ
    れ、その表面が像担持体との間に転写ニップ部を形成す
    る転写ベルトと、転写ベルトの裏面に当接して設けられ
    たバイアス印加ローラと、転写ベルト表面をクリーニン
    グするクリーニングブレードとを有する転写搬送装置を
    備えた画像形成装置において、 前記駆動ローラが駆動手段により回転駆動される時間を
    計る計測手段と、その駆動時間を表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 さらに前記駆動ローラの駆動時間と予め決められたブレ
    ードめくれ防止ラインの書き込み時間とを比較判定する
    比較手段と、その比較結果に基づいてラインを書き込む
    書き込み手段とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 前記書き込み手段は、作像域外は予め決められた書き込
    み時間にラインを書き、作像域内は次の紙間にラインを
    書くことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011081094A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154166A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Minolta Camera Co Ltd 作像装置
JPH07334012A (ja) * 1994-06-08 1995-12-22 Ricoh Co Ltd 無端状転写手段を用いた画像形成方法及び画像形成装置

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