JP2015022189A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの像担持体と中間転写ベルトとを共通の駆動源で駆動する構成においても、ブレードめくれ等の発生を有効に抑制可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置(70)は、トナー像を搬送する中間転写ベルト(101)と、中間転写ベルトと第2の像担持体を共通に回転駆動する駆動源(1)と、第1の摺擦位置(rB)で摺擦する第1のクリーニングブレード(108d)と、第2の摺擦位置(rd)で摺擦する第2のクリーニングブレード(108d)とを有する。画像形成装置は、第1又は第2の摺擦位置に潤滑剤を供給可能な潤滑剤供給手段(106d)と、駆動源の駆動負荷を検出する負荷検出手段(201)と、駆動負荷が所定値以上となった場合に、直近の所定数の画像形成の処理内容に基づき、第1の摺擦位置と第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する潤滑剤供給モードを実行可能な制御手段(200)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、複写機等の電子写真方式或いは静電記録方式を利用した画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式や静電記録方式を画像形成プロセスに採用した種々の画像形成装置があり、これら各種画像形成装置には、以下のような型式のものがある。その一例として、回転可能に張架された中間転写ベルトの回転方向に沿って複数のプロセスカートリッジを一列に配列し、中間転写ベルトを介してカラー画像を形成するタンデム方式のものがある。
この方式のフルカラー画像形成装置は、一次転写後に感光ドラム(像担持体)上に残留した転写残トナーを除去する感光体クリーニングブレードや、二次転写後に中間転写ベルト上に残留した転写残トナーを除去する第2のクリーニングブレードを備えている。
これらクリーニングブレードとしては、ゴム等の弾性材料で作製したものを駆動方向に対向するように当接させるカウンター方式が一般的である。このカウンター方式のブレードクリーニングでは、クリーニングブレードと感光ドラムや中間転写ベルトとの間の摩擦力が大きくなった場合に、ブレードめくれといった問題が発生することが知られている。
そこで従来、クリーニングブレードと感光ドラムや中間転写ベルトとの間のニップ部に潤滑剤を供給して摩擦力を低減させて、ブレードめくれ等の発生を回避する対策がとられてきた(特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1に記載の画像形成装置では、感光ドラムの駆動トルクを電流検出部で検出し、その検出結果に基づいてクリーニング装置のクリーニングブレードの異常を判断し、異常を回避するために潤滑用トナーを供給するように構成している。
特許文献2に記載の画像形成装置では、プリント設定数が第1基準値未満の場合に、トナー帯の副走査方向長さを変更するように構成している。つまり、過去最終の第2基準値の枚数間の総プリント作成時にクリーニングブレード両端から所定の長さの領域に書き込まれた総画素数と、トナー帯の形成直前の機内温度とに応じて、トナー帯の副走査方向長さを変更する。
特開2004−258419号公報 特開2005−106920号公報
ところで、タンデム方式の画像形成装置では、複数色のうちの黒ステーションにおける感光ドラムと中間転写ベルトを共通のモータ(駆動源)で駆動するように構成し、モータの個数を削減してコスト低減を実現するようにしたものがある。しかし、この構成によると、感光ドラムの駆動トルクと中間転写ベルトの駆動トルクを個別に測定することは困難である。
そのため、この構成に特許文献1、2の技術を適用してクリーニングブレードの異常を判断しようとすると、以下のような問題が発生するおそれがある。つまり、特許文献1記載の技術のようにモータの駆動トルクを検出しただけでは、感光ドラム及び中間転写ベルトのどちらのクリーニングブレードに潤滑剤を供給するべきなのかが判断できない。その場合、両者に潤滑剤を供給すると、本来必要のない側のクリーニングブレードにも潤滑剤を供給することになって、潤滑剤の無駄な消費が増えて、潤滑剤供給手段の寿命が短くなってしまう。
また、特許文献2記載の技術のように所定の枚数毎に潤滑剤を供給する構成でも同様に、本来必要のないステーションにも潤滑剤を供給することになるため、潤滑剤の無駄な消費が増えてしまう。
本発明は、少なくとも1つの像担持体と中間転写ベルトとを共通の駆動源で駆動する構成においても、クリーニングブレードのブレードめくれ等の発生を有効に抑制し、安定した画像形成を実行可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、回転可能に支持される第1及び第2の像担持体と、転写されたトナー像を回転しながら搬送する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルト及び前記第2の像担持体を共通に回転駆動する駆動源と、前記中間転写ベルトに第1の摺擦位置で摺擦する第1のクリーニングブレードと、前記第2の像担持体に第2の摺擦位置で摺擦する第2のクリーニングブレードと、前記第1の摺擦位置又は前記第2の摺擦位置に潤滑剤を供給可能な潤滑剤供給手段と、前記駆動源の駆動負荷を検出する負荷検出手段と、前記負荷検出手段で検出された駆動負荷が所定値以上となった場合に、直近の所定数の画像形成の処理内容に基づき、前記第1の摺擦位置と前記第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する潤滑剤供給モードを実行可能な制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明は、画像形成装置において、回転可能に支持される第1及び第2の像担持体と、転写されたトナー像を回転しながら搬送する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルト及び前記第2の像担持体を共通に回転駆動する駆動源と、前記駆動源から前記第2の像担持体への駆動伝達を断接するクラッチ手段と、前記中間転写ベルトに第1の摺擦位置で摺擦する第1のクリーニングブレードと、前記第2の像担持体に第2の摺擦位置で摺擦する第2のクリーニングブレードと、前記第1の摺擦位置又は前記第2の摺擦位置に潤滑剤を供給可能な潤滑剤供給手段と、前記駆動源の駆動負荷を検出する負荷検出手段と、前記負荷検出手段で検出された駆動負荷が第1の所定値以上となった場合に、前記クラッチ手段により前記第2の像担持体を前記駆動源から遮断した状態で前記負荷検出手段により前記駆動源の駆動負荷を再度検出した結果に基づき、前記第1の摺擦位置と前記第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する潤滑剤供給モードを実行可能な制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも1つの像担持体と中間転写ベルトとを共通の駆動源で駆動する構成においても、クリーニングブレードのブレードめくれ等の発生を有効に抑制し、安定した画像形成を実行可能にすることができる。
本発明の実施形態における画像形成装置の概略構成を示す概略断面図。 本発明の第1の実施形態におけるトナー帯供給を実行する制御系のブロック図。 (a),(b)は第1の実施形態における感光ドラムと中間転写ベルトの駆動構成の説明図。 (a)〜(c)は第1の実施形態におけるBk−ITBモータの駆動トルクを説明するグラフ図。 第1の実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャート。 本発明の第2の実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャート。 本発明の第3の実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャート。 本発明の第4の実施形態におけるトナー帯供給を実行する制御系のブロック図。 第4の実施形態における感光ドラムと中間転写ベルトの駆動構成の説明図。 第4の実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャート。 本発明の第5の実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャート。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。各図面を通して同一の符号は、同一又は対応する部分を示している。なお、本実施形態では、トナー像(トナー画像)の形成/転写に係る主要部を中心に説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途にも実施可能である。
[画像形成装置]
まず、図1を参照して、本実施形態の画像形成装置70について説明する。図1は、本実施形態におけるタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタ等の画像形成装置70の概略構成を示す概略断面図である。
図1に示すように、画像形成装置70は装置本体70aを有し、装置本体70a内には、上下方向の中段位置に、中間転写ベルト(ITB)101を有する中間転写ベルトユニット100が配置されている。中間転写ベルトユニット100は、中間転写ベルト101の下部搬送面に沿って搬送方向上流から順に配列された画像形成部109Y,109M,109C,109Bkを有している。これら画像形成部109Y〜109Bkは、搬送駆動される中間転写ベルト101に対し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色トナー画像を形成する。
画像形成部109Y〜109Bkは、それぞれ潜像担持体としてドラム形の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)103a,103b,103c,103dを備えている。感光ドラム103a〜103dはそれぞれ、図1における矢印の方向(時計回り方向)に回転駆動されるように構成される。なお、感光ドラム103a,103b,103cは、回転可能に支持される第1の像担持体を構成し、感光ドラム103dは、回転可能に支持される第2の像担持体を構成する。
中間転写ベルトユニット100は、夫々が所定の位置関係に配置された、二次転写内ローラを兼ねる駆動ローラ110と、張架ローラ113,114と、テンションローラ115とを有している。これらローラ110,113,114,115により、無端状の中間転写ベルト101は、周方向(矢印Rの方向)に回転可能となるように張架(支持)され、転写されたトナー像(トナー画像)を回転しながら搬送する。この中間転写ベルト101には、テンションローラ115によって外側への張力(テンション力)が掛けられている。
中間転写ベルト101の内周側における張架ローラ113,114の間には、一次転写ローラ107a,107b,107c,107dが配置されている。これら一次転写ローラ107a〜107dには、それぞれバイアス印加手段(不図示)によって転写バイアスが印加される。一次転写ローラ107a〜107dにそれぞれ対向する位置には、中間転写ベルト101を挟んで感光ドラム103a〜103dがそれぞれ配置されている。中間転写ベルト101は、一次転写ローラ107a〜107dによって裏面側(内面側)を押圧され、その表面が、画像形成部109Y〜109Bk夫々における感光ドラム103a〜103dに当接している。
感光ドラム103a,103b,103c,103dと中間転写ベルト101との間には、それぞれ一次転写部としての一次転写ニップ部Ta,Tb,Tc,Tdが形成されている。中間転写ベルト101は、二次転写内ローラを兼ねる駆動ローラ110の反時計回り方向の回転により同方向に回転させられる。中間転写ベルト101の回転速度は、各感光ドラム103a〜103dの回転速度(プロセススピード)とほぼ同じに設定されている。
感光ドラム103a〜103dの各周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電手段としての一次帯電ローラ104a,104b,104c,104dと、露光手段としての露光装置105a,105b,105c,105dとが配設されている。さらに、感光ドラム103a〜103dの各周囲には、現像手段としての現像装置106a,106b,106c,106dと、感光体クリーニングブレード108a,108b,108c,108dとが配設されている。現像装置106a〜106dは、それぞれ現像スリーブSa,Sb,Sc,Sdを有している。
感光体クリーニングブレード108a〜108dとその対応する感光ドラム103a〜103dとの間には、各ドラム表面に各ブレード先端が摺擦してドラム上の転写残トナー等を擦り取る摺擦部ra,rb,rc,rdがそれぞれ形成されている。なお、感光体クリーニングブレード108dは、感光ドラム103d上(第2の像担持体上)のトナーを除去するように感光ドラム103dに摺擦部rd(第2の摺擦位置)で摺擦する第2のクリーニングブレードを構成する。
露光装置105a〜105dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像信号が入力され、この画像信号に応じて感光ドラム103a〜103dの各表面をレーザ光で照射し、電荷を中和して、静電潜像を形成する。
中間転写ベルト101表面における駆動ローラ110と対向する位置には、二次転写外ローラ111が配設されている。二次転写外ローラ111は駆動ローラ110との間に中間転写ベルト101を挟持し、二次転写外ローラ111と中間転写ベルト101との間には二次転写部としての二次転写ニップ部Tsが形成されている。
二次転写部(Ts)は、中間転写ベルト101に形成されたトナー画像を、不図示の給送部から送られてきた記録材(シート)Pに二次転写する。二次転写部(Ts)の二次転写外ローラ111には、正極性のバイアスが印加される。二次転写外ローラ111を介して正極性のバイアスが二次転写部(Ts)に印加されることにより、中間転写ベルト上の4色のトナー画像が、不図示のレジストローラ対で搬送されてきた記録材Pに二次転写される。
また、中間転写ベルト101表面におけるテンションローラ115と対向する位置には、ベルトクリーニング装置71におけるベルトクリーニングブレード102が当接するように配設されている。ベルトクリーニングブレード102とテンションローラ115上の中間転写ベルト101との間には、ベルト表面にブレード先端を摺擦させてベルト上の転写残トナー等を擦り取る摺擦部rBが形成されている。なお、ベルトクリーニングブレード102は、中間転写ベルト上のトナーを除去するように中間転写ベルト101に摺擦部rB(第1の摺擦位置)で摺擦する第1のクリーニングブレードを構成する。
二次転写部(Ts)の記録材搬送方向の下流には、定着ローラ112aと加圧ローラ112bとを有する定着装置112が配設されている。さらに、定着装置112の下流側には、排紙ローラ対72及び排紙トレイ73が配設されている。
二次転写部(Ts)でトナー画像を二次転写された記録材Pは、定着ローラ112aと加圧ローラ112b間の定着ニップ部に搬送され、定着ローラ112aと加圧ローラ112bとで加熱及び加圧されて、その表面にトナー画像が溶融定着される。
また、装置本体70aの下部には、画像形成に供される記録材が積載される給紙カセット(不図示)を有する給送部(不図示)が配設されている。不図示の給紙ローラ等によって給送部から記録材が順次給送されて上記レジストローラ対に搬送される。
装置本体70a内には、ROM、RAM及びメモリを有する制御手段としての制御部200が設けられている。制御部200には、装置本体70a内に設けられた、Bk−ITBモータ1、トルク検出回路201及びカラーモータ75が接続されている。
[画像形成装置の作用]
以上の構成を備えた画像形成装置70では、画像形成部109Yにおいて、感光ドラム上にイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト101に転写される。画像形成部109Mでは、画像形成部109Yと同様な手順でマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト101上のイエロートナー像に重ねて転写される。画像形成部109C,109Bkでは、画像形成部109Yと同様な手順でシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト101に順次重ねて転写される。
中間転写ベルト101に担持された四色のトナー像は、二次転写部(Ts)へ搬送されて記録材Pへ一括して二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、中間転写ベルト101から曲率分離して定着装置112へ送り込まれる。定着装置112は、定着ローラ112aと加圧ローラ112bにより記録材Pを加熱加圧して、トナーを融解して表面に画像を定着させる。その後、この記録材Pは、排紙ローラ対72を介して排紙トレイ73に排出される。
[画像形成部の詳細]
画像形成部109Y〜109Bkは、それぞれの現像装置106a〜106dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、ブラックの画像形成部109Bkについてトナー像の形成プロセスを説明し、他の画像形成部109Y、109M、109Cに関する重複した説明を省略することとする。
すなわち、画像形成部109Bkにおける感光ドラム103dは、帯電極性が負極性の感光層を表面に形成され、所定のプロセススピードで矢印方向に回転する。
帯電ローラ104dは、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を印加されて感光ドラム103dの表面を負極性に帯電させる。露光装置105dは、ブラックの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザビームを回転ミラーで走査して、感光ドラム103dの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置106dは、帯電極性が負極性の非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を摩擦帯電させて、現像スリーブSdに担持させて感光ドラム103dとの対向部へ搬送する。負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブSdに印加することで、負極性に帯電したトナーが相対的に正極性になった感光ドラム103dの露光部分へ移転して静電像が反転現像される。
一次転写ローラ107dは、感光ドラム103dと中間転写ベルト101間に一次転写部Tdを形成している。一次転写ローラ107dに正極性の直流電圧を印加することで、感光ドラム103dに担持されたトナー像が中間転写ベルト101に一次転写される。感光体クリーニングブレード108dは、感光ドラム103dに当接して、感光ドラム103dに残った転写残トナーを回収する。
二次転写外ローラ111は、トナー像の移送方向の画像形成部109Bkからベルトクリーニングブレード102までの間で中間転写ベルト101の外側面に当接する。二次転写外ローラ111は、二次転写内ローラを兼ねる駆動ローラ110によって内側面を支持された中間転写ベルト101の外側面に当接して二次転写ニップ部Tsを形成する。
二次転写外ローラ111に正極性の直流電圧を印加することで、中間転写ベルト101に担持されたフルカラートナー像が記録材Pへ二次転写される。ベルトクリーニングブレード102は、テンションローラ115を対向として中間転写ベルト101に当接して、中間転写ベルト101に残った転写残トナーを回収する。
中間転写ベルト101は、前述したように矢印R方向へと搬送駆動される無端状ベルトであり、駆動ローラ110、張架ローラ113,114、中間転写ベルト101に所定の張力を付与するテンションローラ115によって張架されている。なお、中間転写ベルト101を張架するローラの本数は図1の構成に限定されるものではない。
[クリーニングブレードの詳細]
本実施形態では、感光体クリーニングブレード108a〜108dの材質としてウレタンゴムを使用しており、そのゴム硬度はJIS−A硬度で73度である。また、感光体クリーニングブレード108a〜108dは、設定角が25°、当接圧が35N/mであり、各感光ドラム103a〜103dの回転方向に対向するように当接されている。ただし、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
ベルトクリーニングブレード102の材質は、ウレタンゴムであり、そのゴム硬度はJIS−A硬度で77度である。また、ベルトクリーニングブレード102は、設定角が25°、当接圧が30N/mであり、テンションローラ115(中間転写ベルト101)の回転方向に対向するように当接されている。ただし、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
[画像形成装置の駆動構成]
本実施形態では、画像形成装置70の低コスト化のため、図1及び図3(a)に示すように、感光ドラム103a(Yドラム)、103b(Mドラム)、103c(Cドラム)を共通のカラーモータ75で回転駆動するように構成している。さらに、感光ドラム103d(Bkドラム)と中間転写ベルト101(駆動ローラ110)とをBk−ITBモータ1で共通に回転駆動するように構成している。なお、Bk−ITBモータ1は、中間転写ベルト101及び感光ドラム103d(第2の像担持体)を共通に回転駆動する駆動源を構成する。
この構成により、図3(b)のように感光ドラム103a〜103dと中間転写ベルト101(駆動ローラ110)とを別々のモータで駆動する構成に比べて、モータの個数を5個から2個に削減することができた。別々のモータとは、Yモータ74a、Mモータ74b、Cモータ74c、Bkモータ74d、ITBモータ76である。このように、本実施形態では、画像形成装置70の大幅なコスト低減化が実現している。
[Bk−ITBのモータ駆動トルク]
本実施形態では、駆動源としてのBk−ITBモータ1の駆動トルク(駆動負荷)を検出する負荷検出手段としてのトルク検出回路201を備えている。なお、負荷検出手段の構成は特に限定されないが、本実施形態のトルク検出回路201は、モータ駆動トルクと電流値との間に比例関係がある点を利用し、Bk−ITBモータ1の駆動電流を検出しその検出値を駆動トルクに換算する手法を採用している。
既に説明したように、クリーニングブレードと感光ドラムや中間転写ベルトとの間の摩擦力が大きくなった場合には、クリーニングブレードの欠けや、クリーニングブレードが反転するブレードめくれといった問題が発生する。このような問題の発生を防止するためには、クリーニングブレードと感光ドラムや中間転写ベルトとの間の摺擦部(ニップ部)に潤滑剤を供給すれば良く、本実施形態では潤滑剤としてトナー帯を供給する。この「トナー帯」とは、画像形成部109Y〜109Bkの何れか(本実施形態では画像形成部109Bk)によって中間転写ベルト101の幅方向に帯状のトナー像として形成されるものである。
本実施形態では、クリーニングブレードと感光ドラムや中間転写ベルトとの間の摩擦力をモータの駆動トルクとして検出し、駆動トルクが所定の閾値を超えた場合に潤滑剤としてのトナー帯を供給する。
Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrは、感光体クリーニングブレード108やベルトクリーニングブレード102で転写残トナーを掻き取っている状態では変動が大きいため、画像形成前の前回転時や画像形成後の後回転時に検出することが望ましい。また、画像形成を中断してBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出するトルク検出モードを設けることも可能である。
[駆動トルクと画像形成枚数の相関関係]
ここで、駆動トルクTrと画像形成を繰り返した枚数(耐久枚数)との相関関係について説明する。なお、図4(a)〜(c)は、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの説明図である。
図4(a)に示すように、ベルトクリーニングブレード102と中間転写ベルト101との間の摺擦部rB、及び、感光体クリーニングブレード108dと感光ドラム103dとの間の摺擦部rdに、潤滑剤が定常的に存在する場合には以下のようになる。即ち、摺擦部rBと摺擦部rdに、潤滑剤となるトナー及び外添剤が定常的に存在する場合には、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrは画像形成枚数に応じて緩やかに増加した後、ほぼ一定の値T(閾値Tより低い飽和値T)に飽和する。
しかし、ベタ白画像のようにトナー消費の少ない画像で画像形成が繰り返されると、図4(b)に示すように、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが急激に増加する。そして、ベルトクリーニングブレード102や感光体クリーニングブレード108dのブレードめくれ等の発生に至ることになる。
図4(c)に示すように、駆動トルクTrが閾値T以上になったとき、ベルトクリーニングブレード102と中間転写ベルト101間の摺擦部rB、及び、感光体クリーニングブレード108dと感光ドラム103d間の摺擦部rdにトナー帯を供給する。これにより、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが飽和値T以下に減少し、その後再び飽和値Tで安定する。
本発明者らが検討したところ、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの飽和値Tは、0.04〜0.045kgf・m(0.392〜0.441N/m)程度であった。また、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが0.06kgf・m(0.588N/m)以上になると、ベルトクリーニングブレード102や感光体クリーニングブレード108dのブレードめくれが頻繁に発生する可能性が高い。
そこで本実施形態では、ベルトクリーニングブレード102や感光体クリーニングブレード108dのブレード欠けも考慮して、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの閾値Tとして0.05kgf・m(0.490N/m)を設定する。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
[潤滑剤供給手段]
本実施形態では、中間転写ベルト101とベルトクリーニングブレード102間の摺擦部rBと、感光ドラム103dと感光体クリーニングブレード108d間の摺擦部rdとに、潤滑剤としてトナー帯を供給する。なお、本実施形態における画像形成部109Bkは、第1の摺擦位置である摺擦部rB又は第2の摺擦位置である摺擦部rdに潤滑剤を供給可能な潤滑剤供給手段を構成する。
以下に、潤滑剤供給手段としての画像形成部109Bkにおいて、潤滑剤としてのトナー帯を形成する場合を例に挙げて説明する。なお、潤滑剤供給手段として潤滑剤供給部を別途用意し、潤滑剤としてトナー以外の粉末潤滑剤や液体潤滑剤を使用することも可能である。
潤滑剤として用いるトナー帯は、現像装置106dの現像幅全域で形成される。このトナー帯を摺擦部rdに供給する場合は、画像形成時とは逆極性の直流電圧を一次転写ローラ107dに印加する。形成されたトナー帯が中間転写ベルト101に一次転写される量を低減させることで、効果的に摺擦部rdに供給することができる。また、二次転写外ローラ111にも画像形成時とは逆極性の直流電圧を印加して、二次転写外ローラ111のトナー汚れを防いでいる。
一方、ベルトクリーニングブレード102と中間転写ベルト101間の摺擦部rBにトナー帯を供給する場合は、一次転写ローラ107dには画像形成時と同様の直流電圧を印加し、二次転写外ローラ111には画像形成時とは逆極性の直流電圧を印加する。これにより、形成されたトナー帯を、二次転写外ローラ111に付着させずに通過させて摺擦部rBに効果的に供給できると共に、二次転写外ローラ111のトナー汚れを防止することができる。
このように本実施形態では、制御部(制御手段)200は、潤滑剤を摺擦部rB(第1の摺擦位置)に供給する場合には、通常の画像形成時と同極性の一次転写バイアスを一次転写ローラ107dに印加する。同時に、通常の画像形成時とは逆極性の二次転写バイアスを二次転写外ローラ111に印加するように制御する。また、制御部200は、潤滑剤を摺擦部rd(第2の摺擦位置)に供給する場合には、通常の画像形成時とは逆極性の一次転写バイアス及び二次転写バイアスを一次転写ローラ107d及び二次転写外ローラ111にそれぞれ印加するように制御する。これらの制御は、後述する第2〜第5の実施形態においても同様である。
また、摺擦部rBに供給するトナー帯の色はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれでも構わないが、本実施形態では、画像形成部109Bkで形成したブラックのトナー帯を供給する。
本実施形態では、トナー帯のトナー載り量は0.5mg/cm、トナー帯の搬送方向長さは10mmである。画像形成時に一次転写ローラ107dと二次転写外ローラ111に印加する直流電圧の設定値は、一次転写ローラ107dが900V、二次転写外ローラ111が1500Vである。
また、本実施形態において、トナー帯の供給時に一次転写ローラ107dと二次転写外ローラ111に印加する画像形成時とは逆極性の直流電圧の設定値は、一次転写ローラ107dが−500V、二次転写外ローラ111が−300Vである。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
次に、本実施形態において感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に優先順位を付ける構成について、詳細に説明する。
すなわち、感光ドラム103Bkと中間転写ベルト101とをBk−ITBモータ1で共通に駆動する構成では、トナー帯供給を必要とする状態を正確に把握することが難しい。つまり、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが、予め設定された閾値Tを超えた場合に、感光体クリーニングブレード108とベルトクリーニングブレード102のどちらがトナー帯供給の必要な状態なのかを判断することができない。
不要なトナー消費を抑え、効率的な潤滑剤供給を実施するためには、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTr以外にも判断基準を設け、感光体クリーニングブレード108とベルトクリーニングブレード102に優先順位を付けることが必要である。
本実施形態では、画像形成装置70で形成した直近の所定枚数の画像におけるフルカラー画像の比率(以下、「カラー比率(フルカラーモードの実行比率)」という)を判断基準とする。
上述したように、感光体クリーニングブレード108dは、一次転写部Tdで中間転写ベルト101に転写されずに感光ドラム103d上に残った転写残トナーを掻き取っている。
また、ベルトクリーニングブレード102は、二次転写部(Ts)で記録材Pに二次転写されずに中間転写ベルト101上に残った転写残トナーを掻き取っている。ベルトクリーニングブレード102は、フルカラー画像形成時には画像形成部109Y,109M,109C,109Bkからの4色分の転写残トナーを掻き取り、白黒画像形成時には画像形成部109Bkからの1色分の転写残トナーを掻き取る。
従って、フルカラー画像形成時には、ベルトクリーニングブレード102と中間転写ベルト101間の摺擦部rBよりも、感光体クリーニングブレード108dと感光ドラム103d間の摺擦部rdにおいて、トナーが枯渇する可能性が高い。よって、直近のカラー比率(フルカラーモードの実行比率)が高い場合には、摺擦部rdに優先的にトナー帯を供給する。一方、直近のカラー比率が低い場合には、摺擦部rdと摺擦部rBのどちらを優先しても良いが、本実施形態では、摺擦部rBに優先的にトナー帯を供給することとする。
本実施形態では、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが閾値Tを超えた際に、直近の100枚の画像のカラー比率に基づき、摺擦部rdと摺擦部rBへのトナー帯供給の優先順位を判断する。例えば、カラー比率が20%以上の場合には感光体クリーニングブレード108dの摺擦部rdを優先し、カラー比率が20%よりも低い場合にはベルトクリーニングブレード102の摺擦部rBを優先する。ただし、本発明はこれらの具体的な数値に限定されるものではない。
次に、本実施形態における制御系について説明する。なお、図2は、本実施形態におけるトナー帯供給を実行する制御系のブロック図であり、図5は、本実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャートである。
図2に示すように、装置本体70a内に設けられたROM、RAM及びメモリ(図1参照)を有する制御部200には、装置本体70a内に設けられた、トルク検出回路201とBk−ITBモータ1とディスプレイ202とが接続されている。このディスプレイ202は、画像形成装置70の装置本体70aに、視認可能に設けられている。また、画像形成部109Bkは、感光ドラム103d及び感光体クリーニングブレード108dを有している。中間転写ベルト101は、駆動ローラ110及びベルトクリーニングブレード102を有している。
なお、本実施形態の制御部200は、トルク検出回路201(負荷検出手段)で検出された駆動トルク(駆動負荷)が所定値以上となった場合に、直近の所定数の画像形成の処理内容に基づいて制御を実行する。つまり制御部200は、直近の所定数の画像形成の処理内容に基づき、摺擦部rB(第1の摺擦位置)と摺擦部rd(第2の摺擦位置)とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する潤滑剤供給モードを実行可能に構成されている。
制御部200は、第1の像担持体としての感光ドラム103a〜103cと第2の像担持体としての感光ドラム103dとを用いて画像形成するフルカラーモードと、感光ドラム103dのみを用いて画像形成するモノクロモードとを実行可能である。そして制御部200は、上記潤滑剤供給モードでは、直近の所定数のフルカラーモードの実行比率が所定比率以上の場合に摺擦部rd(第2の摺擦位置)に潤滑剤を供給する。これにより、必要な部位に潤滑剤を的確に供給することができる。
図5(図2も参照)に示すように、制御部200は、ステップS101において、ジョブを受信して画像形成を開始する。そして、画像形成が終了(S102)した後、ステップS103で、ジョブが残っているか否かを判断する。その結果、ジョブが残っている場合(S103のNo)、ステップS101に戻って画像形成を継続する。
一方、ステップS103で、制御部200は、ジョブが全て終了したと判断すると(S103のYes)、以下のように制御する。つまり、トルク検出回路201により、感光ドラム103と、駆動ローラ110を介して中間転写ベルト101とを駆動するBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S104)。
そして、制御部200は、ステップS105において、検出された駆動トルクTrを、予め設定された閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S105のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合(S105のNo)、制御部200は、直近のカラー比率が20%以上か否かを判断する(S106)。
その結果、カラー比率が20%以上の場合には(S106のYes)、制御部200、は、ステップS107で、画像形成部109Bkで形成したトナー帯を感光体クリーニングブレード108dに供給する(S107)。さらに、ステップS108で、トルク検出回路201によって、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが検出される。
ステップS108での駆動トルクTrの検出後、ステップS109において、制御部200は、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S109のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS109において、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S109のNo)、制御部200は、ベルトクリーニングブレード102にもトナー帯を供給する(S110)。このように潤滑剤供給モードでは、摺擦部rB(第1の摺擦位置)と摺擦部rd(第2の摺擦位置)のうちの何れか一方(摺擦部rd)に潤滑剤を供給した後に、以下のようにする。つまり、トルク検出回路201により検出された駆動トルクが閾値T以上(所定値以上)となった場合に、何れか他方(摺擦部rB)に潤滑剤を供給する。これにより、必要な部位に潤滑剤を的確に供給することができる。
その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S111)。ステップS111での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS112において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。
その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S112のYes)、画像形成装置70を停止させる。駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S112のNo)、制御部200は、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示(S113)した後、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS106で、直近のカラー比率が20%より低い場合には(S106のNo)、制御部200は、ベルトクリーニングブレード102にトナー帯を供給する(S114)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S115)。
ステップS115での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS116において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S116のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS116で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S116のNo)、制御部200は、感光体クリーニングブレード108dにもトナー帯を供給する(S117)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S118)。
ステップS118での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS119において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S119のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS119で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S119のNo)、制御部200は、以下のように制御する。つまり、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示(S120)した後、画像形成装置70を停止させる。
なお、ステップS113,S120でメッセージを表示する前に、感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に対するトナー帯の供給や、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの検出を複数回繰り返すように構成しても良い。
以上のように制御部200は、潤滑剤供給モードを、入力した一連のジョブが終了した後に行う後回転時に実行しているので、クリーニングブレードによる転写残トナーの掻き取り処理が終わってトルク変動が安定した段階でモードを実行することができる。
以上の本実施形態によると、直近のカラー比率に基づいて感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102へのトナー供給に優先順位を付けることで、無駄なトナー消費を少なくしたトナー帯の供給を実施することができる。これにより、ブレード欠けやブレードめくれの発生を効率的に抑制することができる。
<第2の実施形態>
次に、図2及び図6を参照して、本発明に係る第2の実施形態について説明する。なお、図6は、本実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャートである。
前述した第1の実施形態では、直近のカラー比率に基づいて感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に優先順位を付けてトナー帯供給を実施する制御について説明した。これに対し本実施形態では、画像形成装置70により形成した直近の所定枚数の画像形成で使用された記録材Pの種類(以下「紙種」という)を優先順位の判断基準としている。即ち、本実施形態の制御部200は、中間転写ベルト101からトナー像が転写された直近の所定数の記録材の種類に基づき、摺擦部rB(第1の摺擦位置)と摺擦部rd(第2の摺擦位置)とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給するように制御する。これにより、必要な部位に潤滑剤を的確に供給することができる。
中間転写ベルト101上に形成されたトナー像は、二次転写部(Ts)で記録材Pに二次転写されるが、このとき使用される紙種によって平滑度が異なるため、二次転写されずに中間転写ベルト101上に残る転写残トナーの量も異なる。一般に、平滑度の低い紙種では転写残トナーの量が多く、平滑度の高い紙種では転写残トナーの量が少ないことが知られている。
平滑度の高い紙が多い厚紙やコート紙が紙種として設定される場合は、平滑度の低い紙が多い普通紙や再生紙が紙種として設定される場合より、ベルトクリーニングブレード102と中間転写ベルト101間の摺擦部rBでトナーが枯渇する可能性が高い。そこで本実施形態では、このことを用いて、直近の画像形成で普通紙や再生紙が多く使用された場合には、ベルトクリーニングブレード102の摺擦部rBを優先してトナー供給を実施する。一方、直近の画像形成で厚紙やコート紙が多く使用された場合には、感光体クリーニングブレード108dの摺擦部rdを優先してトナー供給を実施する。
具体的には、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが閾値T以上の場合に、直近の100枚の画像形成での厚紙とコート紙の使用枚数に基づいて、制御部200が、摺擦部rBと摺擦部rdへのトナー帯供給の優先順位を判断する。
本実施形態では、厚紙とコート紙の使用枚数が50枚以上の場合にはベルトクリーニングブレード102の摺擦部rBを優先し、厚紙とコート紙の使用枚数が50枚よりも少ない場合には感光体クリーニングブレード108dの摺擦部rdを優先する。ただし、本発明は、これらの具体的な数値や厚紙、コート紙といった名称に限定されるものではない。
ここで、図6(図2も参照)に示すように、制御部200は、ステップS201において、ジョブを受信して画像形成を開始する。そして、画像形成が終了(S202)した後、ステップS203で、ジョブが残っているか否かを判断する。その結果、ジョブが残っている場合(S203のNo)、ステップS201に戻って画像形成を継続する。
一方、ステップS203で、ジョブが全て終了したと制御部200が判断すると(S203のYes)、トルク検出回路201が、感光ドラム103と中間転写ベルト101とを共通に駆動するBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S204)。
そして制御部200は、ステップS205において、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S205のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合(S205のNo)、制御部200は、直近の厚紙とコート紙の使用枚数が50枚以上か否かを判断する(S206)。
その結果、厚紙とコート紙の使用枚数が50枚以上の場合には(S206のYes)、制御部200は、ステップS207で、画像形成部109Bkで形成したトナー帯をベルトクリーニングブレード102に供給する(S207)。さらに、ステップS208で、トルク検出回路201によって、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが検出される。
ステップS208での駆動トルクTrの検出後、ステップS209において、制御部200は、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S209のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS209で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S209のNo)、制御部200は、感光体クリーニングブレード108dにもトナー帯を供給する(S210)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S211)。
ステップS211での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS212において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S212のYes)、画像形成装置70を停止させる。駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S212のNo)、制御部200は、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示(S213)した後、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS206で、直近の厚紙とコート紙の使用枚数が50枚より少ない場合には(S206のNo)、制御部200は、感光体クリーニングブレード108dにトナー帯を供給する(S214)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S215)。
ステップS215での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS216において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S216のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS216で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S216のNo)、制御部200は、ベルトクリーニングブレード102にもトナー帯を供給する(S217)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S218)。
ステップS218での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS219において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S219のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS219で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S219のNo)、制御部200は、以下のように制御する。つまり、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示(S220)した後、画像形成装置70を停止させる。
なお、ステップS213,S220でメッセージを表示する前に、感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に対するトナー帯の供給や、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの検出を複数回繰り返すように構成しても良い。
以上説明した本実施形態では、直近の使用紙種に基づいて感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に優先順位を付けた。これにより、無駄なトナー消費を削減したトナー帯の供給を行い、ブレード欠けやブレードめくれの発生を効率的に抑制することができる。
<第3の実施形態>
次に、図2及び図7を参照して、本発明に係る第3の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態での直近のカラー比率に基づいた優先順位付けと、第2の実施形態での直近の使用紙種に基づいた優先順位付けとを組み合わせてトナー帯供給する構成を備える。なお、図7は、本実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャートである。
ここで、図7(図2も参照)に示すように、制御部200は、ステップS301において、ジョブを受信して画像形成を開始する。そして、画像形成が終了(S302)した後、ステップS303で、ジョブが残っているか否かを判断する。その結果、ジョブが残っている場合(S303のNo)、ステップS301に戻って画像形成を継続する。
一方、ステップS303で、制御部200は、ジョブが全て終了したと判断すると(S303のYes)、以下のように制御する。つまり、トルク検出回路201により、感光ドラム103と、駆動ローラ110を介して中間転写ベルト101とを駆動するBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S304)。
そして、制御部200は、ステップS305において、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S305のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合(S305のNo)、制御部200は、直近のカラー比率が20%以上か否かを判断する(S306)。
その結果、カラー比率が20%以上の場合には(S306のYes)、制御部200、は、ステップS307で、画像形成部109Bkで形成したトナー帯を感光体クリーニングブレード108dに供給する(S307)。さらに、ステップS308で、トルク検出回路201によって、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrが検出される。
ステップS308での駆動トルクTrの検出後、ステップS309において、制御部200は、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S309のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS309で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S309のNo)、制御部200は、ベルトクリーニングブレード102にもトナー帯を供給する(S310)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S311)。
ステップS311での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS312において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S312のYes)、画像形成装置70を停止させる。駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S312のNo)、制御部200は、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示(S313)した後、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS306で、直近のカラー比率が20%より低い場合には(S306のNo)、制御部200は、ステップS314で、直近の厚紙とコート紙の使用枚数が50枚以上か否かを判断する(S314)。その結果、厚紙とコート紙の使用枚数が50枚より少ないと判断した場合(S314のNo)、制御部200は、ステップS307からの処理に進む。一方、厚紙とコート紙の使用枚数が50枚以上と判断した場合には(S314のYes)、ステップS315に進む。
ステップS315では、制御部200は、ベルトクリーニングブレード102にトナー帯を供給する(S315)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S316)。
そして、ステップS317において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S317のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。一方、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S317のNo)、制御部200は、感光体クリーニングブレード108dにもトナー帯を供給する(S318)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S319)。
ステップS319での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS320において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S320のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS320で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S320のNo)、制御部200は、以下のように制御する。つまり、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示(S321)した後、画像形成装置70を停止させる。
なお、ステップS313,S321でメッセージを表示する前に、感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に対するトナー帯の供給や、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの検出を複数回繰り返すように構成しても良い。
以上説明した本実施形態によると、直近のカラー比率と使用紙種とに基づいて感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に優先順位を付けることで、無駄なトナー消費の少ないトナー帯の供給を実施することができる。これにより、効率的にブレード欠けやブレードめくれ等の問題の発生を抑制することができる。
<第4の実施形態>
次に、図8、図9及び図10を参照して、本発明に係る第4の実施形態について説明する。第1、第2及び第3の実施形態では、直近のカラー比率と使用紙種とに基づいて感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102のどちらに優先的にトナー帯供給をおこなうべきかを予想する制御について説明した。これに対し本実施形態では、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrから、感光ドラム103の駆動に要するトルクと中間転写ベルト101の駆動に要するトルクを切り分ける方法について説明する。
本実施形態では、図8及び図9に示すように、感光ドラム103d(Bkドラム)ととBk−ITBモータ1との間にクラッチ2を配置して、中間転写ベルト101を単独での駆動可能な構成にしている。そして、感光ドラム103a(Yドラム)、感光ドラム103b(Mドラム)、感光ドラム103c(Cドラム)は、第1〜第3の実施形態と同様に共通のカラーモータ75によって駆動される構成となっている。
すなわち、トナー帯供給を実行する制御系のブロック図である図8に示すように、制御部200には、トルク検出回路201とBk−ITBモータ1とディスプレイ202とが接続されている。画像形成部109Bkは、感光ドラム103d及び感光体クリーニングブレード108dを有している。中間転写ベルト101は、駆動ローラ110及びベルトクリーニングブレード102を有している。そして、画像形成部109Bkの感光ドラム103dとBk−ITBモータ1との伝達経路の間にクラッチ2が配置されている。
つまり、図9に示すように、感光ドラム103a(Yドラム)、103b(Mドラム)、103c(Cドラム)は、共通のカラーモータ75で回転駆動されるように構成されている。感光ドラム103d(Bkドラム)と中間転写ベルト101(駆動ローラ110)とは、共通のBk−ITBモータ1で回転駆動されるように構成されている。そして、感光ドラム103dをクラッチ2のOFFで切り離して中間転写ベルト101のみを回転駆動することが可能になっている。この際、中間転写ベルト101を単独で駆動する場合は、不図示のメカ機構で、感光ドラム103a〜103dに夫々対応する一次転写ローラ107a〜107dと、張架ローラ113,114とを、中間転写ベルト101から離間する離間位置に移動させる。
これにより、コスト削減を可能とする簡素な構成としながらも、クラッチ2の切り換えで中間転写ベルト101を単独で駆動可能な構成とすることができる。なお、クラッチ2を、感光ドラム103dとBk−ITBモータ1間ではなく、中間転写ベルト101とBk−ITBモータ1間に配置することも可能であり、その場合にも、ほぼ同様の効果を得ることが可能である。
本実施形態によると以上の構成により、中間転写ベルト101を感光ドラム103a〜103dと摺擦させずに駆動することができる。クラッチ2をOFFして感光ドラム103dを切り離して中間転写ベルト101を単独駆動させた状態で、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する。これにより、ベルトクリーニングブレード102と中間転写ベルト101間の摺擦部rBにトナー帯を供給する必要があるか否かを的確に判断することができる。
本実施形態では、クラッチ2は、Bk−ITBモータ1(駆動源)から感光ドラム103d(第2の像担持体)への駆動伝達を断接するクラッチ手段を構成している。そして、制御手段としての制御部200は、トルク検出回路201で検出された駆動トルク(駆動負荷)が閾値T以上(第1の所定値以上)となった場合に、以下のように制御する。つまり、クラッチ2で感光ドラム103dをBk−ITBモータ1から遮断した状態でトルク検出回路201でBk−ITBモータ1の駆動トルクを再度検出する。その結果に基づいて、摺擦部rBと摺擦部rdとのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する潤滑剤供給モードを実行する。これにより、より的確な潤滑剤供給を実現することができる。
本実施形態では、Bk−ITBモータ1で感光ドラム103dと中間転写ベルト101を共通駆動するときと同様に、中間転写ベルト101の単独駆動時のBk−ITBモータ1の駆動トルクTrについて閾値Tを設定する。
即ち、後述するように、本実施形態の制御部200は、感光ドラム103dの非駆動状態でトルク検出回路201により再度検出された駆動トルクを、閾値Tよりも小さい閾値T(第2の所定値)と比較する。これに基づき、制御部200は、摺擦部rB(第1の摺擦位置)と摺擦部rd(第2の摺擦位置)とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する。そして、制御部200は、再度検出された駆動トルクが閾値T未満(第2の所定値未満)であった場合には、摺擦部rd(第2の摺擦位置)に潤滑剤を供給する。これにより、より的確な潤滑剤供給が実現している。
更に制御部200は、再度検出された駆動トルクが閾値T以上(第2の所定値以上)であった場合には、摺擦部rBに潤滑剤を供給した後、クラッチ2で感光ドラム103dをBk−ITBモータ1に接続した状態で、以下のようにする。つまり、トルク検出回路201により更にBk−ITBモータ1の駆動トルクを検出し、検出された駆動トルクが閾値T以上(第1の所定値以上)である場合には、摺擦部rd(第2の摺擦位置)に潤滑剤を供給する。これにより、潤滑剤供給が一層的確に実行される。なお、本実施形態でも、後述のように、制御部200は潤滑剤供給モードを、入力した一連のジョブが終了した後に実行する後回転時に実施する。
本発明者らが検討したところ、ベルトクリーニングブレード102と中間転写ベルト101間の摺擦部rdに、潤滑剤となるトナーや外添剤が定常的に存在する場合には、以下のようになった。
つまり、中間転写ベルト101の単独駆動時におけるBk−ITBモータ1の駆動トルクTrは、0.017〜0.02kgf・m(0.166〜0.196N/m)程度飽和した。また、中間転写ベルト101の単独駆動時のBk−ITBモータ1の駆動トルクTrが0.03kgf・m(0.294N/m))以上になると、ベルトクリーニングブレード102のブレードめくれが頻繁に発生した。
そこで本実施形態では、ベルトクリーニングブレード102のブレード欠けも考慮して、中間転写ベルト101の単独駆動時のBk−ITBモータ1の駆動トルクTrの閾値Tとして、0.025kgf・m(0.245N/m)を設定する。ただし、本発明は、これらの具体的な数値に限定されるものではない。
次に、本実施形態におけるトナー帯供給の処理について図10を参照して説明する。なお、図10は、本実施形態におけるトナー帯供給の処理に関するフローチャートである。
ここで、図10(図8、図9も参照)に示すように、制御部200は、ステップS401において、ジョブを受信して画像形成を開始する。そして、画像形成が終了(S402)した後、ステップS403で、ジョブが残っているか否かを判断する。その結果、ジョブが残っている場合(S403のNo)、ステップS401に戻って画像形成を継続する。
一方、ステップS403で、ジョブが全て終了したと制御部200が判断すると(S403のYes)、トルク検出回路201が、感光ドラム103と中間転写ベルト101とを駆動するBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S404)。
そして制御部200は、ステップS405において、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S405のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合(S405のNo)、制御部200は、クラッチ2をOFF(切断状態)にして中間転写ベルト101を単独駆動する(S406)。そして、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S407)。
その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S408のYes)、制御部200は、クラッチ2をON(接続状態)にして(S409)、画像形成部109Bkで形成したトナー帯を感光体クリーニングブレード108dに供給する(S410)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S411)。
その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S412のYes)、画像形成装置70を停止させる。一方、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S412のNo)、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジの交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示した後(S413)、画像形成装置70を停止させる。
また、ステップS408で駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S408のNo)、制御部200は、クラッチ2をON(接続状態)にして(S414)、ベルトクリーニングブレード102にトナー帯を供給する(S415)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S416)。
ステップS416での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS417において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S417のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS417で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S417のNo)、制御部200は、感光体クリーニングブレード108dにもトナー帯を供給する(S418)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S419)。
ステップS419での駆動トルクTrの検出後、制御部200は、ステップS420において、検出された駆動トルクTrが閾値Tより小さいか否かを判断する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さい場合には(S420のYes)、制御部200は、画像形成装置70を停止させる。
一方、ステップS420で、駆動トルクTrが閾値T以上の場合(S420のNo)、制御部200は、画像形成部109Bkのプロセスカートリッジと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示する(S421)。その後、画像形成装置70を停止させる。
なお、ステップS413,S421でメッセージを表示する前に、感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に対するトナー帯の供給や、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの検出を複数回繰り返すように構成しても良い。
以上説明した本実施形態によると、中間転写ベルト101を単独で駆動するトルク検出モードを設けたことで、無駄なトナー消費を少なくしたトナー帯の供給を実施することができる。これにより、ブレード欠けやブレードめくれの発生を効率的に抑制することができる。
<第5の実施形態>
次に、図2及び図11を参照して、本発明に係る第5の実施形態について説明する。前述した第1〜第4の実施形態では、ジョブ終了後の後回転時にトナー帯供給シーケンスを潤滑剤供給モードとして実施した。しかし、トナー消費量の少ない画像を連続して大量に印刷する場合には、その連続ジョブの最中にも感光体クリーニングブレード108dやベルトクリーニングブレード102がトナー帯の供給を要する状態になる可能性がある。
そこで本実施形態では、所定の枚数以上の連続ジョブが実行される場合には、所定の枚数でジョブを一旦中断し、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する。即ち、本実施形態の制御部200は、潤滑剤供給モードを、入力した一連のジョブの実行中に画像形成枚数が所定数になったときに処理を中断して潤滑剤供給モードを実行する。この制御は、前述した第1〜第4の実施形態においても同様に実施することが可能である。
この制御では、検出した駆動トルクTrが閾値を超えている場合に、トナー帯供給を実施する。その際、第1〜第4の実施形態の場合と同様に(即ち、カラー比率や記録材種類に基づいて)、感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に優先順位を決めて、トナー帯を供給する。
本実施形態では、連続画像形成が100枚でジョブを中断して、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出するように構成しているが、本発明は、これら具体的な数値に限定されることはない。
以下、第1の実施形態で説明した、直近のカラー比率に基づいて感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に優先順位を付けてトナー帯供給を実施する例を挙げ、図2及び図11を参照して説明する。なお、図11は、本実施形態におけるトナー帯供給のフローチャートである。
ここで、図11(図2も参照)に示すように、制御部200は、ジョブを受信して画像形成を開始する(S501)。連続画像形成枚数が100枚に満たない場合には(S502のNo)、現在の画像形成の終了後(S503)、ステップS504で、ジョブが残っているか否かを確認する。その結果、ジョブが残っている場合には(S504のNo)、ステップS501に戻って画像形成を継続する。一方、全てのジョブが終了していれば(S504のYes)、画像形成装置70を停止させる。
ステップS502で連像画像形成枚数が100枚に達した場合には(S502のYes)、制御部200は、ステップS505において画像形成を終了させる。その後、制御部200は、トルク検出回路201により感光ドラム103と中間転写ベルト101を駆動するBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S506)。
そして制御部200は、ステップS507において、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S507のYes)、制御部200は、連続画像形成枚数をリセットして(S523)、ステップS504に進む。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合(S507のNo)、制御部200は、直近のカラー比率が20%以上か否かを判断する(S508)。
その結果、カラー比率が20%以上の場合には(S508のYes)、制御部200は、画像形成部109Bkで形成したトナー帯を感光体クリーニングブレード108dに供給する(S509)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S510)。
制御部200は、ステップS511で、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S511のYes)、制御部200は、連続画像形成枚数をリセットして(S523)、ステップS504に進む。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合(S511のNo)、制御部200は、ベルトクリーニングブレード102にもトナー帯を供給する(S512)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S513)。
制御部200は、ステップS514で、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S514のYes)、制御部200は、連続画像形成枚数をリセットして(S523)、ステップS504に進む。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合(S514のNo)、制御部200は、画像形成部109Bkと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示し(S515)、画像形成装置70を停止させる。
ステップS508において直近のカラー比率が20%より少ない場合には(S508のNo)、制御部200は、ベルトクリーニングブレード102にトナー帯を供給する(S516)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S517)。
制御部200は、ステップS518で、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合(S518のYes)、制御部200は、連続画像形成枚数をリセットして(S523)、ステップS504に進む。一方、駆動トルクTrが閾値T以上の場合には(S518のNo)、制御部200は、感光体クリーニングブレード108dにもトナー帯を供給する(S519)。その後、制御部200は、トルク検出回路201によりBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出する(S520)。
制御部200は、ステップS521で、検出された駆動トルクTrを閾値Tと比較する。その結果、駆動トルクTrが閾値Tより小さいと判断した場合には(S521のYes)、ステップS523に進む。一方、駆動トルクTrが閾値T以上と判断した場合には(S521のNo)、制御部200は、画像形成部109Bkと中間転写ベルト101の交換を促すメッセージをディスプレイ202に表示し(S522)、画像形成装置70を停止させる。
なお、ステップS515,S522でメッセージを表示する前に、感光体クリーニングブレード108dとベルトクリーニングブレード102に対するトナー帯の供給や、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrの検出を複数回繰り返すように構成しても良い。また、全てのジョブが終了した後の後回転時にも、Bk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出し、検出した駆動トルクTrが閾値Tを超えている場合には、同様のトナー帯供給をおこなっても良い。
以上説明した本実施形態によると、連続ジョブ中にBk−ITBモータ1の駆動トルクTrを検出するトルク検出モードを設けることで、無駄なトナー消費を少なくしたトナー帯の供給を実施することができる。これにより、ブレード欠けやブレードめくれの発生を効率的に抑制することができる。
1…駆動源(Bk−ITBモータ)、2…クラッチ手段(クラッチ)、70…画像形成装置、101…中間転写ベルト、102…第1のクリーニングブレード(ベルトクリーニングブレード)、103a〜103c…第1の像担持体(感光ドラム)、103d…第2の像担持体(感光ドラム)、106d…潤滑剤供給手段(現像装置)、108d…第2のクリーニングブレード(感光体クリーニングブレード)、200…制御手段(制御部)、201…負荷検出手段(トルク検出回路)、P…記録材、rB…第1の摺擦位置(摺擦部)、rd…第2の摺擦位置(摺擦部)

Claims (11)

  1. 回転可能に支持される第1及び第2の像担持体と、
    転写されたトナー像を回転しながら搬送する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルト及び前記第2の像担持体を共通に回転駆動する駆動源と、
    前記中間転写ベルトに第1の摺擦位置で摺擦する第1のクリーニングブレードと、
    前記第2の像担持体に第2の摺擦位置で摺擦する第2のクリーニングブレードと、
    前記第1の摺擦位置又は前記第2の摺擦位置に潤滑剤を供給可能な潤滑剤供給手段と、
    前記駆動源の駆動負荷を検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段で検出された駆動負荷が所定値以上となった場合に、直近の所定数の画像形成の処理内容に基づき、前記第1の摺擦位置と前記第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する潤滑剤供給モードを実行可能な制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1の像担持体と前記第2の像担持体を用いて画像形成するフルカラーモードと、前記第2の像担持体のみを用いて画像形成するモノクロモードとを実行可能で、前記潤滑剤供給モードでは、直近の所定数のフルカラーモードの実行比率が所定比率以上の場合に前記第2の摺擦位置に潤滑剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記中間転写ベルトからトナー像が転写された直近の所定数の記録材の種類に基づき、前記第1の摺擦位置と前記第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記潤滑剤供給モードでは、
    前記第1の摺擦位置と前記第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給した後に、前記負荷検出手段により検出された駆動負荷が所定値以上となった場合に、他方に潤滑剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記潤滑剤供給モードを、入力した一連のジョブが終了した後に行う後回転時に実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 回転可能に支持される第1及び第2の像担持体と、
    転写されたトナー像を回転しながら搬送する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルト及び前記第2の像担持体を共通に回転駆動する駆動源と、
    前記駆動源から前記第2の像担持体への駆動伝達を断接するクラッチ手段と、
    前記中間転写ベルトに第1の摺擦位置で摺擦する第1のクリーニングブレードと、
    前記第2の像担持体に第2の摺擦位置で摺擦する第2のクリーニングブレードと、
    前記第1の摺擦位置又は前記第2の摺擦位置に潤滑剤を供給可能な潤滑剤供給手段と、
    前記駆動源の駆動負荷を検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段で検出された駆動負荷が第1の所定値以上となった場合に、前記クラッチ手段により前記第2の像担持体を前記駆動源から遮断した状態で前記負荷検出手段により前記駆動源の駆動負荷を再度検出した結果に基づき、前記第1の摺擦位置と前記第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する潤滑剤供給モードを実行可能な制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記第2の像担持体の非駆動状態で前記負荷検出手段により再度検出された駆動負荷を、前記第1の所定値よりも小さい第2の所定値と比較することに基づき、前記第1の摺擦位置と前記第2の摺擦位置とのうちの何れか一方に潤滑剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記再度検出された駆動負荷が前記第2の所定値未満であった場合には、前記第2の摺擦位置に潤滑剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記再度検出された駆動負荷が前記第2の所定値以上であった場合には、前記第1の摺擦位置に潤滑剤を供給した後、前記クラッチ手段により前記第2の像担持体を前記駆動源に接続した状態で、前記負荷検出手段により更に前記駆動源の駆動負荷を検出し、検出された駆動負荷が前記第1の所定値以上である場合には、前記第2の摺擦位置に潤滑剤を供給する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記潤滑剤供給モードを、入力した一連のジョブが終了した後に実行する後回転時に実施する、
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記潤滑剤供給モードを、入力した一連のジョブの実行中に画像形成枚数が所定数になったときに処理を中断して実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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