JP2001175090A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001175090A
JP2001175090A JP35567399A JP35567399A JP2001175090A JP 2001175090 A JP2001175090 A JP 2001175090A JP 35567399 A JP35567399 A JP 35567399A JP 35567399 A JP35567399 A JP 35567399A JP 2001175090 A JP2001175090 A JP 2001175090A
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重樹 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写方式の画像形成装置において、中間
転写体に記録用紙が存在しない領域が多くなるような状
態で画像形成(特に二次転写)が行われる場合であって
も、その中間転写体の領域に当接するクリーニングブレ
ードの当接エッジ部が捲れたり損傷したりする等のトラ
ブルの発生を防止できるようにする。 【解決手段】 記録用紙Pの供給方向Sに対する幅Ws
が所定の判断基準幅よりも狭いとき、中間転写ベルト2
0の転写可能領域Mのうち少なくとも記録用紙Pと対面
しない領域であってその記録用紙Pの供給方向の側端部
より外側となる特定領域G内にその領域を横切るトナー
バンド(帯状のトナー像)TBを形成すべき制御を実行
する制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作像装置で形成す
るトナー像を中間転写体に一次転写してから記録媒体に
二次転写する中間転写方式を採用した複写機、プリンタ
等の画像形成装置に係り、特に、中間転写体の転写面を
その面に当接して清掃するクリーニング装置のクリーニ
ングブレードに係わるトラブルを解消するために有効な
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式等を利用したカラー
プリンタ、カラー複写機等の画像形成装置として、中間
転写方式を採用するタイプのものが増えつつある。かか
る中間転写方式を採用したカラー画像形成装置は、図8
aに例示するように、1つ又は複数の作像装置100に
よりドラム状又はベルト状の感光体等からなる像担持体
110に電子写真プロセスによってトナー像を1色分又
は複数色分形成し、その各トナー像を像担持体110の
転写部N1を通過するように周回(回動)するベルト状
又はドラム状の中間転写体200に重ね合わせるように
一次転写させた後、その中間転写体200に転写された
多重トナー像をその中間転写体の転写部N2を通過する
ように供給される普通紙、厚紙、OHPシート等の記録
媒体Pに一括して二次転写させることにより、所望のカ
ラー画像等を形成するようになっている。また、二次転
写後の中間転写体200は、通常、そのトナー像が転写
される転写面に当接するように配置されたクリーニング
装置のクリーニングブレード270により、その転写面
に付着している未転写トナー等が掻き取られて清掃され
るようになっている。
【0003】図8中の符号150は、像担持体110上
のトナー像をその像担持体から中間転写体200に、一
次転写バイアスを印加して形成する転写電界により静電
的に転写させるロール方式の一次転写装置(具体的には
一次転写ロール)、210,220,230は中間転写
体(ベルト)200が掛け回される支持ロール、250
は中間転写体200上のトナー像をその中間転写体から
記録媒体Pに、二次転写バイアスを印加して形成する転
写電界により静電的に転写させるロール方式の二次転写
装置(具体的には二次転写ロール)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
中間転写方式を採用する画像形成装置にあっては、図8
bに示すように、記録媒体Pとしてその供給方向S(図
8a)に対する幅Wsの比較的狭いものが中間転写体2
00と二次転写装置(二次転写ロール)250の間とな
る二次転写部に供給されて、その二次転写部で記録媒体
Pが存在しない領域(別言すれば中間転写体200と二
次転写ロール250が直接当接し合う領域)Eが広くな
る場合、その中間転写体200の記録媒体Pが存在しな
い領域Eがクリーニング装置のクリーニングブレード2
70を通過すると、図9bに示すように、そのブレード
270の中間転写体と実際に当接する当接エッジ部27
0aが捲れたり、損傷する等のトラブルが発生する。図
9aは正常な当接エッジ部の状態を示す。
【0005】このクリーニングブレードに係わるトラブ
ルは、中間転写体200の記録媒体Pが存在しない領域
Eに二次転写バイアスの印加に伴なって発生する放電生
成物が付着したり、或いは、その領域Eが二次転写バイ
アスの印加に伴なって二次転写装置250との間で流れ
る転写電流によるダメージを受けて荒れることにより、
その領域Eにおけるクリーニングブレードとの摩擦力
(摩擦係数)が他の領域に比べて上昇してしまうことに
起因して発生するものと認められる。
【0006】このため、二次転写装置が二次転写バイア
スの電圧を環境条件(温度湿度)や記録媒体Pの種類
(例えば、厚紙、OHP(Over Head Projector)シ
ート、ラベル紙など)等に応じて適切な値に可変設定す
るように構成されている場合、その二次転写バイアスを
高めの電圧値に設定するときには、前記した放電生成物
の付着や転写電流によるダメージがさらに増大する傾向
にあるため、中間転写体200の記録媒体の存在しない
領域Eの摩擦力もさらに上昇してしまい、この結果、ク
リーニングブレードに係わるトラブルが発生しやすくな
る。したがって、この傾向は、例えば記録媒体Pとして
特に小さな幅であって厚紙からなる「ハガキ」を供給す
る場合には、二次転写部において中間転写体の記録媒体
(ハガキ)が存在しない領域Eが増えるという条件に加
え、そのときの二次転写バイアスが普通紙に比べて高め
に設定されるという条件が重なるため、より顕著とな
る。
【0007】そして、このようなクリーニングブレード
に係わるトラブルが発生した場合には、中間転写体20
0の少なくとも一部領域Eがクリーニングブレード27
0によって正常に清掃されなくなるため、その清掃不良
となった領域Eに画像が形成(二次転写)されると、そ
の画質に悪影響を及ぼすという不具合がある。
【0008】したがって、本発明は、上記したような事
情に鑑みなされたものであり、その目的は、中間転写体
に当接するクリーニングブレードの当接エッジ部の捲れ
や損傷等のトラブルを的確に解消することができる中間
転写方式の画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明の画像形成装置は、画像情報に応じたトナー像を
像担持体に形成する作像装置と、この作像装置の像担持
体の転写部を通過するように周回してその像担持体に形
成されたトナー像が転写される中間転写体と、この中間
転写体に前記像担持体からトナー像を一次転写させる一
次転写装置と、前記中間転写体に一次転写されたトナー
像をその中間転写体の転写部を通過するように供給され
る記録媒体に、二次転写バイアスを印加して形成される
転写電界により二次転写させる二次転写装置と、前記中
間転写体のトナー像が転写される転写面をその転写面に
当接するクリーニングブレードにより清掃するクリーニ
ング装置と、前記記録媒体の供給方向に対する幅又はそ
の幅及び長さを認識する認識手段とを備えた画像形成装
置において、前記記録媒体の供給方向に対する幅が所定
の判断基準幅よりも狭いときに、前記中間転写体の転写
可能領域のうち少なくとも当該記録媒体と対面しない領
域であってその記録媒体の供給方向の側端部より外側と
なる特定領域内にトナー像を形成すべき制御を実行する
制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】ここで、上記所定の判断基準幅は、特に限
定されるものではないが、クリーニングブレードの当接
エッジ部の捲れや損傷等のトラブルが発生しやすいと推
定されるときの幅を基準にして設定される。また、上記
認識手段は、これから行う画像形成に使用する記録媒体
の少なくとも上記幅又はその幅及び長さに関する情報に
ついて認識できる機能を有するものであればよい。上記
特定領域内に形成するトナー像は、通常、上記した中間
転写体の特定領域内を(中間転写体の周回移動方向とは
直交する方向に)横切るような形態からなる直線的に連
続した帯状の画像であることが好ましいが、その形態等
に関する各条件については、クリーニングブレードに係
わるトラブルを出来るだけ少量のトナーでもって確実に
防止することが可能であれば特に限定されない。
【0011】この発明の画像形成装置によれば、記録媒
体の供給方向に対する幅が所定の判断基準幅よりも狭い
ときには、前記中間転写体の転写可能領域のうち少なく
とも当該記録媒体と対面しない領域であってその記録媒
体の供給方向の側端部より外側となる特定領域内にトナ
ー像が形成される。これにより、二次転写時に中間転写
体の記録媒体が存在しない領域で最も摩擦力が上昇しや
すくなる部分に少なくとも形成されるトナー像によりト
ナーが供給されて存在するようになり、しかも、このト
ナーがクリーニングブレードの当接エッジ部と中間転写
体の間で潤滑剤として機能するようになる。この結果、
中間転写体の記録媒体が存在しない領域がクリーニング
ブレードに到来した際には、少なくとも上記トナー像が
そのクリーニングブレードまでに供給されて潤滑剤とし
て機能するため、かかる中間転写体の領域(転写面)と
クリーニングブレードの当接エッジ部との間の摩擦抵抗
が著しく低下し、したがってそのブレードの当接エッジ
部の捲れや損傷がほとんど発生しなくなる。
【0012】そして、この発明における制御手段は、前
記二次転写装置が二次転写バイアスの電圧を可変設定す
るように構成されている場合、その二次転写バイアスの
電圧が所定の判断基準電圧よりも高い設定になるときに
前記特定領域内のトナー像を形成すべき制御を実行する
ように構成するとよい。上記所定の判断基準電圧は、特
に限定されるものではないが、前記したようなクリーニ
ングブレードに係わるトラブルが発生しやすいと推定さ
れるときの電圧値を基準にして設定される。
【0013】このように構成した場合には、記録媒体の
供給方向の幅が狭く、しかも二次転写バイアスが所定の
条件下で高めの電圧に設定されるときに、前記した中間
転写体の特定領域内にトナー像が形成される。これによ
り、中間転写体の記録媒体が存在しない領域であって、
高い二次転写バイアスの印加により摩擦力が上昇しやす
い状態にある領域に、そのトナー像によりトナーが確実
に供給されて存在するようになる。
【0014】また、この発明における制御手段は、前記
二次転写装置が二次転写バイアスの電圧を前記記録媒体
の種類に応じて可変設定するように構成されているとと
もに、前記認識手段が記録媒体の種類も認識するように
構成されている場合、その記録媒体が厚紙、OHPシー
ト又はラベル紙であるときに前記特定領域内のトナー像
を形成すべき制御を実行するように構成するとよい。
【0015】このように構成した場合には、記録媒体の
供給方向の幅が狭く、しかも記録媒体として厚紙、OH
Pシート又はラベル紙が使用されるときに、前記した中
間転写体の特定領域内にトナー像が形成される。これに
より、上記した3つの種類の記録媒体では一般に転写性
が低下する傾向にあるため二次転写バイアスが高い電圧
値に設定されるが、中間転写体の記録媒体が存在しない
領域であって、そのような高い二次転写バイアスの印加
により摩擦力が上昇しやすい状態にある領域であって
も、そのトナー像が形成されることによってトナーが確
実に供給されて存在するようになる。
【0016】また、この発明における制御手段は、前記
記録媒体の供給方向に対する長さが所定の判断基準長さ
よりも短いときに、前記特定領域内のトナー像を前記中
間転写体の特定領域であって当該記録媒体の供給方向後
端部から中間転写体の周回移動方向上流側となる領域内
に形成すべき制御を実行するように構成するとよい。上
記所定の判断基準長さは、特に限定されるものではない
が、前記したようなクリーニングブレードに係わるトラ
ブルが発生しやすいと推定されるときの当該長さを基準
にして設定される。
【0017】このように構成した場合には、供給方向の
長さが所定の判断基準長さよりも短い記録媒体であると
きは、トナー像が中間転写体における記録媒体の供給方
向後端部よりも後方側となる特定領域内で形成される。
これにより、その記録媒体が二次転写部を通過して二次
転写が行われているときの中間転写体の領域には上記特
定領域内のトナー像が存在しないことになるため、その
トナー像が二次転写装置側に転写されてしまうことがな
い。
【0018】また、この発明における制御手段は、前記
二次転写装置が二次転写バイアスを二次転写が実施され
ている間だけ印加しそれ以外のときには印加しないよう
に構成されている場合、前記特定領域内のトナー像を前
記中間転写体の特定領域であってその二次転写バイアス
が印加されていない領域内で形成すべき制御を実行する
ように構成するとよい。
【0019】このように構成した場合には、トナー像が
中間転写体の特定領域であって二次転写バイアスが印加
されていない領域内で形成される。これにより、二次転
写バイアスが印加されて二次転写が実施されているとき
の中間転写体の領域には当該トナー像が存在しないこと
になるため、そのトナー像が二次転写装置側に転写され
てしまうことがない。
【0020】また、この発明における前記制御手段は、
前記二次転写装置が二次転写時に記録媒体を中間転写体
に押し付ける接離可能な押圧体を備え、その押圧体を二
次転写が実施されている間だけ中間転写体に当接させそ
れ以外のときは中間転写体から離間させるように構成さ
れている場合、前記特定領域内のトナー像を前記中間転
写体の特定領域であって前記押圧体が離間している領域
内で形成すべき制御を実行するように構成するとよい。
【0021】このように構成した場合には、トナー像が
中間転写体の特定領域であって二次転写装置の押圧体が
中間転写体から離間している領域内で形成される。これ
により、その押圧体が当接して二次転写が実施されてい
るときの中間転写体の領域には当該トナー像が存在しな
いことになるため、そのトナー像が二次転写装置側に転
写されてしまうことがない。
【0022】さらに、この発明における前記制御手段
は、前記作像装置が色の異なる複数のトナーを使用して
その色数に応じた複数のトナー像を形成するように構成
されている場合、前記特定領域内のトナー像をその複数
色のトナーを順次使用して形成すべき制御を実行するよ
うに構成するとよい。
【0023】このように構成した場合には、特定領域内
のトナー像が複数のトナーを順次使用して形成される。
これにより、その複数あるトナーがほぼ同じ割合で消費
されるようになり、一部のトナーだけが当該トナー像の
形成に多く消費されて無くなってしまうことはない。
【0024】また、この発明の上記各画像形成装置にお
ける前記制御手段は、前記クリーニング装置がそのクリ
ーニングブレードを中間転写体に接離するように構成さ
れている場合、そのクリーニング装置のクリーニングブ
レードを少なくとも前記特定領域内のトナー像が到来す
るときには中間転写体に当接させるべき制御を実行する
ように構成するとよい。
【0025】このように構成した場合には、中間転写体
の少なくとも特定領域に形成されるトナー像がクリーニ
ングブレードに確実に供給されるとともに、そのブレー
ドによって確実に掻き取られて除去される。
【0026】なお、この発明における作像装置は、少な
くともトナー像が形成され得るドラム状又はベルト状の
感光体又は誘電体からなる像担持体を有するものであ
り、また、その個数については単数、複数のいずれであ
ってもよい。カラー画像形成装置とする場合、そのカラ
ー画像を構成する各色のトナー像は、1つの作像装置で
順次形成するように構成してもあるいは複数の作像装置
でそれぞれ1色ずつ形成するように構成してもよい。ま
た、中間転写体はベルト状又はドラム状のいずれか一方
の形態からなるものである。
【0027】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図2は、本発明
の一実施形態に係る中間転写方式のカラープリンタを示
す概要図である。図中の符号10は作像ユニット(作像
装置)、20は中間転写ベルト(中間転写体)、Pは記
録用紙(記録媒体)を示す。
【0028】上記作像ユニット10は、このプリンタと
接続される外部接続機器(パーソナルコンピュータな
ど)から送信される画像情報に応じたトナー像Tを感光
ドラム(像担持体)11に形成するものである。
【0029】この実施形態における作像ユニット10
は、矢線A方向に回転駆動される感光ドラム11の周囲
に、感光ドラム11の表面を一様に帯電するロール方式
の帯電装置12、感光ドラム11の表面に露光により静
電潜像を形成するレーザビーム方式の潜像形成装置(例
えばROS:Raster Output Scanner)13、その静
電潜像を所定の色のトナー(現像剤)で現像して顕像化
するロータリー方式の現像装置14、感光ドラム11の
表面に残留する未転写トナー等を除去して清掃するブレ
ード方式のドラム用クリーナー15等の電子写真プロセ
スに関連する作像機器が配設されている。このうちロー
タリー方式の現像装置14は、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)及びブラック(B)の各色のト
ナーが1色ずつ収容される現像器14Y,14M,14
C,14Kを回転支持体14aの周面にそって等間隔で
配置し、その回転支持体14aを所定の角度だけ回転さ
せることにより静電潜像の色に対応するトナー色が収容
された現像器を感光ドラム11の現像位置と近接対向さ
せる構成になっている。
【0030】そして、この作像ユニット10では、プリ
ント開始の指示を受けると、矢線A方向に所定の速度で
回転駆動される感光ドラム11の表面が帯電装置の帯電
ロール12により所定の電位に一様に帯電され、しかる
後、その帯電された感光ドラム11の表面にROS13
から画像情報に応じて変調されたレーザービームBmが
走査露光されて静電潜像が形成される。次いで、この静
電潜像は、その潜像の色に対応するトナーが収容された
現像装置14の現像器14(Y,M,C,B)によって
現像される。この結果、感光ドラム11上に静電潜像に
対応する色のトナー像Tが形成される。一方、この転写
後の感光ドラム11の表面はドラム用クリーナ15によ
って清掃される。
【0031】また、上記中間転写ベルト20は、作像ユ
ニット10の感光ドラム11の転写部(一次転写部N
1)を通過するように周回してその感光ドラム11に形
成されたトナー像Tが転写されるものである。
【0032】この実施形態における中間転写ベルト20
は、合成樹脂フィルム又はゴム製(本例では導電性ポリ
イミド)の無端状ベルトからなり、複数のロール21〜
24(例えば、駆動ロール21、テンションロール2
2、バックアップロール23、従動ロール24)に張架
されて矢線B方向へ所定の速度で回転駆動するようにな
っている。また、中間転写ベルト20の感光ドラム11
と対向する裏面側には、1次転写装置25の一部を構成
する1次転写バイアスロール26が配設されており、か
かるロール26には第1バイアス電源装置27から感光
ドラム11上のトナーの帯電極性とは逆極性の1次バイ
アスが印加されるようになっている。さらに、中間転写
ベルト20の従動ロール24と対向する外周側(一次転
写部N1)には、そのベルト20の表面側である転写面
に当接して清掃するクリーニングブレード28を備えた
ベルト用クリーナ29(クリーニング装置)が配設され
ている。このベルト用クリーナ29は、図示しないソレ
ノイド(又はカム機構)により支点29aを中心にして
矢印方向に回動し、そのクリーニングブレード28が中
間転写ベルト20に対して接離可能になっている。ブレ
ード28としては、ウレタンゴム等からなるものが使用
され、その当接圧が30g/mm程度となるように設置
されている。
【0033】また、この中間転写ベルト20のバックア
ップロール23と対向する外周側(二次転写部N2)に
は、二次転写装置30の一部を構成する二次転写ロール
(押圧体)31が配設されている。また、二次転写装置
30は、前記バックアップロール23側に給電ロール3
2を介して第2バイアス電源装置33から中間転写ベル
ト20上のトナーの帯電極性と同極性の2次バイアスを
印加するようになっている。さらに上記二次転写ロール
31は、図示しないソレノイド(又はカム機構)により
矢印方向に変位し、中間転写ベルト20に対して接離可
能になっている。また、この二次転写ロール31には、
そのロール表面に当接して清掃するクリーニングブレー
ド34aを備えたロール用クリーナ34が配設されてい
る。
【0034】さらに、この中間転写ベルト20の二次転
写ロール31が当接する二次転写部(ニップ部)N2に
は、用紙トレイ(図示しない手差しトレイなども含む)
35に収容されている所定のサイズや種類の記録用紙P
が2次転写タイミングに合わせて供給されるようになっ
ている。この実施形態では、所定の記録用紙Pが用紙ト
レイ35からフィードロール36により送り出された後
に複数の搬送ロール37等にて構成される用紙搬送路を
経由してレジストロール38まで搬送され、最後に2次
転写タイミングに合わせてレジストロール38により二
次転写部N2に送り込まれる。図中の矢付一点鎖線は記
録用紙Pの搬送経路を示す。
【0035】このような中間転写ベルト20に対し、先
に感光ドラム11に形成されたトナー像Tが、感光ドラ
ム11と中間転写ベルト20が当接する一次転写部(ニ
ップ部)N1で1次転写ロール26から印加される1次
転写バイアスにより形成される転写電界により中間転写
ベルト20の転写面に1次転写される。次いで、中間転
写ベルト20に転写されたトナー像Tは、そのベルトの
回転に伴なって中間転写ベルト20と2次転写ロール3
1とが当接する2次転写当接(ニップ)部N2に搬送さ
れると、給電ロール32を介してバックアップロール2
3から印加される2次バイアスにより形成される転写電
界により、その二次転写部N2に供給される記録用紙P
に対して2次転写される。
【0036】ここで、単色画像を形成する場合は、中間
転写ベルト20に1次転写された当該単色のトナー像T
が直ちに記録シートPに2次転写されるが、複数色のト
ナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、
前記した感光ドラム11上での当該各トナー像の形成並
びにそのトナー像の1次転写の工程が色数分だけ繰り返
される。例えば、4色のトナー像を重ね合わせたフルカ
ラー画像を形成する場合、感光ドラム11ではイエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像が順次形
成され、その形成順で中間転写ベルト20に1次転写さ
れる。一方、中間転写ベルト20は、最初に1次転写さ
れたイエローのトナー像を保持したまま感光ドラム11
と同一周期で回転し、その1次転写位置においてマゼン
タ、シアン及びブラックのトナー像がイエローのトナー
像に重ね合わせられるようにして順次転写される。
【0037】また、カラー画像を形成する場合、上記し
たように複数のトナー像を中間転写ベルト20上で重ね
合わせるように多重転写するため、前記したようにベル
ト用クリーナ29及び2次転写ロール31は、所定のタ
イミングで中間転写ベルト20に対して当接したり又は
離間する。この実施形態では、基本的に、そのベルト用
クリーナ29については、中間転写ベルト20の転写可
能最大領域Mの先端部(トップマージン)がそのクリー
ニングブレード28の中間転写ベルトとの当接位置を通
過する少し前に当接させ、その最大領域Qの後端部が通
過した少し後に離間させるように設定している。また、
2次転写ロール31については、中間転写ベルト20に
一次転写されるトナー像(画像領域)が二次転写部N2
を通過する直前に当接させ、その画像領域の後端部が通
過した直後に離間させるように設定している。さらに、
この二次転写ロール30の接離動作タイミングにほぼ連
動させるように二次転写バイアスのバックアップロール
23への印加及び停止を行うようにも設定している。こ
れにより、少なくとも中間転写ベルト20に先に1次転
写されたトナー像がそのクリーナ29や2次転写ロール
20に触れて乱されることがないようになっている。ま
た、2次転写後の中間転写ベルト20の表面はベルト用
クリーナ29(実際にはクリーニングブレード28)に
よって清掃される。
【0038】最後に、トナー像Tが2次転写された後の
記録用紙Pは、定着装置40に送り込まれて定着処理さ
れる。この定着装置40は、加熱ロール41と加圧ロー
ル42が圧接された状態で回転するように配設されたも
のであり、この両ロール41、42の圧接部である定着
用ニップ部に記録用紙Pを導入して通過させるようにな
っている。したがって、2次転写後に中間転写ベルト2
0から剥離した記録用紙Pは、定着装置40の定着用ニ
ップ部に送りこまれて通過することにより、トナー像が
加熱加圧されて記録用紙Pの片面に定着される。なお、
定着装置40における加圧ロール42としては、加熱機
能を兼備する加圧ロールを使用したり、あるいは、ロー
ル形態ではなくベルト形態(ベルトニップ方式)のもの
を使用してもよい。そして、この定着終了後の記録用紙
Pは、定着装置40から排出された後に排出ロール43
等により機外又は後処理装置(又は両面プリントの場合
には両面用搬送路)に搬送排出される。
【0039】以上の工程を経ることにより、このプリン
タによる基本的な画像形成プロセス(片面プリント動
作)が完了する。
【0040】ところで、このカラープリンタにおいて
は、記録用紙Pとして最大でA3のび版(18×13イ
ンチ)サイズの定型用紙まで使用可能とし、また普通紙
のほか厚紙(例えばハガキなど)、OHPシート、ラベ
ル用紙及び封筒という紙種のものを使用できるように構
成されている。さらに、この各種用紙Pは、全体が長方
形である場合、その長辺方向を縦にして給紙(LEF:
図2aに示す用紙画像の状態を参照)したりあるいはそ
の短辺方向を縦にして給紙(SEF:図2bに示す用紙
画像の状態を参照)することをプリントする画像内容に
応じて適宜選択できるように構成されている。
【0041】また、二次転写装置30は、その二次転写
バイアスの電圧値について記録用紙Pの前記紙種に応じ
て適宜可変設定できるように構成されている。すなわ
ち、その二次転写バイアスについては、例えば普通紙で
は「1.2kV」、厚紙では「1.6kV」、OHPシ
ートでは「2.1kV」、ラベル紙では「1.5k
V」、封筒では「1.3kV」にそれぞれ設定するよう
に構成されている。
【0042】そして、このような構成を採用している関
係上、例えば、図3aに例示するように記録用紙Pとし
てその全体が大きいサイズのもの(例えばA3版用紙)
を使用したり又はその供給(給紙)方向Sの幅Wsが比
較的広くなる状態で供給(例えばA4版用紙を横送りす
るなど)して使用する場合には、特に問題はない。しか
し、図3bに例示するように、記録用紙Pとして特にそ
の供給(給紙)方向Sの幅Wsが比較的狭い記録用紙
(例えばA4版用紙(縦送り)、ハガキなど)Pnを使
用した場合には、従来技術の課題として既述したよう
に、二次転写部N2において中間転写ベルト20と二次
転写ロール31の間に当該幅狭の記録用紙Pnが存在し
ない領域(非通紙部)Eが発生する。この図3は上記領
域Eが発生する場合の中間転写ベルト20の状態を模式
的に示しているが、図中の点線で囲む領域Mは、中間転
写ベルト20の全域(展開面)のうちトナー像(画像)
が実際に一次転写されることが可能な最大領域(転写可
能最大領域)であり、また、実線で囲む領域Piは上記
記録用紙Pnのための画像領域である。
【0043】そして、この記録用紙が存在しない領域E
が中間転写ベルト20に多く発生した場合には、既述し
たように、その領域Eがベルト用クリーナ29を通過す
る際にそのクリーニングブレード28の当接エッジ部が
捲れたり損傷する等のトラブルが発生するのである。
【0044】そこで、このカラープリンタにおいては、
そのクリーニングブレードに係わるトラブルの発生を防
止するため所定の条件下で中間転写ベルト20の特定領
域に帯状のトナー像(以下「トナーバンド」とも表記す
る)TBを形成する手段が採用されている。
【0045】図4は、そのトナーバンドTBを形成すべ
き制御を実行するための制御装置(制御手段)を示すブ
ロック図である。
【0046】この制御装置は、演算処理部(例えばCP
Uで構成する)60に、各種制御プログラム等が格納さ
れているROM61や読み書きされる各種データ等が格
納されているRAM62が接続されている。また、その
演算処理部60には、記録用紙Pの供給方向Sに対する
幅Ws及び長さLsの情報や紙種の情報が認識(プリンタ
自体にその認識検知機能が装備されている場合)される
用紙認識部(認識手段)70、プリンタ本体内の温度及
び湿度が検出される温湿度センサ71、外部接続機器か
らの入力データやその外部接続機器への出力データが入
力される外部入出力部63、プリンタの各操作内容や条
件設定等が行われたり或いは動作内容や設定内容等が表
示される液晶画面付きの操作パネル(ユーザーインター
フェース)動作設定64が接続されている。
【0047】さらに、この演算処理部60には、作像ユ
ニット10の各動作(感光ドラム11の回転駆動、帯電
装置12の帯電動作、潜像形成装置13の潜像形成動
作、現像装置14の動作など)を制御する作像ユニット
用コントローラ65、中間転写ベルト20に関連する各
動作(ベルトの回転駆動、一次転写装置25の転写動作
など)を制御する中間転写ベルト用コントローラ66、
二次転写装置30の各動作(二次転写バイアスの電圧選
定やその印加動作、二次転写ロール31の接離動作な
ど)を制御する二次転写装置用コントローラ67、ベル
ト用クリーナ29の中間転写ベルト20との接離動作を
行う接離機構を制御する接離コントローラ68等が接続
されている。
【0048】そして、上記ROM61には、例えば図5
に示すようにシーケンス内容からなるトナーバンドTB
を形成するための所定の制御プログラムが格納されてい
る。この実施形態では、記録用紙Pのトナーバンド適用
対象の紙種であるか否か、用紙幅Wsが判断基準値
(K)以下であるか否か、および、その用紙長さLsが
判断基準値(J)以下であるか否かについて判断して、
また、上記RAM62には、このトナーバンド形成用制
御プログラムで使用する初期値や判断基準値などのデー
タが(特に不揮発性メモリ部分に)格納されている。こ
の実施形態では、上記紙種として「全種の用紙を対象」
とする設定値を、上記用紙幅の判断基準値Kとして「2
17mm」を、上記用紙長さの判断基準値Jとして「3
77mm」をそれぞれ初期値として格納している。な
お、この紙種、判断基準値K,Jは設定変更可能になっ
ている。
【0049】次に、このトナーバンドに関する制御動作
について、図5に示すフローチャートを参照しながら説
明する。
【0050】まず、制御装置では、プリント開始指令を
受けると(ステップS101)、そのプリントに使用さ
れる記録用紙Pがトナーバンド適用対象の紙種か否かが
判断される(S102)。このプリンタでは、外部接続
機器からプリント条件(紙種、用紙サイズ、用紙送り方
向、プリント部数など)が外部入出力部63から入力さ
れるようになっている。また、上記トナーバンド適用対
象の紙種の初期設定は、前記したように「全種対象」と
なっている。この初期設定の場合には、ステップS10
2における判断がすべてYESという結果になる。
【0051】次いで、その記録用紙Pの供給方向の幅W
sがトナーバンド適用対象の判断基準値Kとなる「21
6mm以下」であるか否かが判断され(S103)、そ
の以下と判断された場合には、RAM62内に格納した
トナーバンド適用対象用紙カウンタ値N(初期値=0)
が「1」加算される(S104)。この際、用紙幅Ws
が216mmよりも広い場合には上記カウンタ値Nは加
算されない。ここでは、記録用紙Pとして普通紙を使用
した場合を想定して説明する。
【0052】続いて、この適用対象用紙カウンタ値N
が、実際のトナーバンド形成動作を実行すべきか否かの
閾値となるトナーバンド適用対象用紙(幅狭の記録用紙
Pn)のプリント累積値(初期値=1)以上になったか
否かが判断され(S105)、しかる後、そのときのの
供給方向の長さLsが判断基準値Jである「377mm
以下」であるか否かが判断される(S106)。特に、
この2つのステップS105及びS106における判断
は、本来ステップS104の判断時にYESとの結果が
でた記録用紙Pnに対してトナーバンドを形成すること
が好ましいのであるが、トナーバンドの形成を必要最低
限に抑えるという目的から行うようにした付加的な判断
である。
【0053】そして、このステップS106においてY
ESと判断された場合には、その対象となる記録用紙P
nのプリント動作時にトナーバンドの形成動作が実行さ
れる(S107)。この実施形態では、そのトナーバン
ドTBの帯(線)幅の基準値として「2mm」とし、そ
の形成位置として「中間転写ベルト20の転写可能領域
Mのうち当該記録用紙Pnと二次転写部N2で対面せず
且つその記録用紙Pnの供給方向Sの側端部より外側と
なる特定領域G(非通紙部Eにほぼ相当する)内」を必
要最低限の位置としている。しかも、そのトナーバンド
TBの形成位置については、さらに「記録用紙Pnの後
端部から中間転写ベルト20の回転方向B上流側の転写
可能領域MH内」を初期の基準位置として設定してい
る。また、トナーバンドTBはその濃度階調の基準値を
50%としている。
【0054】この結果、中間転写ベルト20上には、図
1に示すように、トナーバンド対象である記録用紙Pn
の画像PIとともにトナーバンドTBが形成される。す
なわち、この実施形態におけるトナーバンドTBは、中
間転写ベルト20の転写可能最大領域Mのうち上記した
「特定領域G(図1中の右上がりの斜線を付した領域)
内」であって且つ「上流側の転写可能領域MH(図1中
の右下がりの斜線を付した領域)内」を満足する領域
(斜線が交差した領域)G・MH内に形成される。しか
も、そのトナーバンドTBは、少なくともその領域G・
MHの横幅(転写可能最大領域Mの幅から記録用紙の幅
Wsを差し引いた長さ)の全幅にわたって連続した帯状
に形成される。図1中の二点鎖線で示す領域は、この実
施形態でトナーバンドTBを形成すべき対象となる最大
の記録用紙における幅Ws及び長さLsを示す境界線(換
言すれば、判断基準値K,Jのサイズを示す参考線)で
ある。
【0055】そして、このトナーバンドTBの形成によ
り、二次転写後において中間転写ベルト20の記録用紙
Pnが存在しない領域E(又はG)がベルト用クリーナ
29を通過する際には、そのトナーバンドTBもベルト
用クリーナ29におけるクリーニングブレード28まで
供給されることになる。これにより、そのトナーバンド
TBのトナーが潤滑剤として機能する結果、その中間転
写ベルト20の上記領域(転写面)Eが通過することに
より、クリーニングブレード28の当接エッジ部が捲れ
たり損傷する等のトラブルが発生することがない。
【0056】したがって、このカラープリンタによれ
ば、中間転写ベルト20の上記領域(転写面)Eがベル
ト用クリーナ29によって正常に清掃されず、その後の
プリント画質に悪影響を及ぼすという従来技術のごとき
不具合も発生することはない。よって、供給方向の幅が
狭い記録用紙のプリントを行う場合(厳密にはそのプリ
ント直後に広めの記録用紙に対するプリントを行った場
合)であっても、清掃不良による画質劣化のない正常な
プリントが可能となる。
【0057】また、このプリンタにおいては、上記トナ
ーバンドTBが形成されている上記領域G・MHは、図
1に示すように、二次転写バイアスの印加が停止されて
いるとともに二次転写ロール30が中間転写ベルト20
からも離間している時期に相当するものであるため、そ
のトナーバンドTBのトナーが二次転写ロール30側に
転写されてしまうことはない。この結果、その後の二次
転写において記録用紙の裏面(二次転写ロール31と接
する面)が転写ロール側に付着しているトナーによって
汚されるおそれはない。また、上記領域G・MHは記録
用紙が存在しない領域にも相当するものであるため、そ
のトナーバンドTBのトナーが記録用紙に転写されてし
まうこともない。
【0058】そして、トナーバンドTBは、前記したよ
うに二次転写部を通過した後はベルト用クリーナ29ま
で供給されるため、最終的に中間転写ベルト20からク
リーニングブレード28によって掻き取られて除去され
る。この結果、その後のプリントにおいてトナーバンド
が支障となることはない。
【0059】図6は、記録用紙Pとしてハガキを使用し
てプリントを行った場合のトナーバンドに関する制御動
作の状態を示すものである。このときのプリントは、単
色プリント、カラープリントのいずれであってもよい。
【0060】すなわち、中間転写ベルト20の1回転当
たり2枚分のハガキ用印字画像(トナー像)をプリント
(いわゆる2アッププリント)する場合には、前記初期
設定値によれば、図6に示すように2アッププリント毎
に2枚のハガキ用印字画像とともにトナーバンドTBが
形成される。このときのトナーバンドTBは、2枚目の
ハガキ後端部よりもベルトの回転移動上流側の領域内に
形成される。また、このときの各トナーバンドTBは、
二次転写ロール30の離間した領域に形成されるため、
二次転写ロール30に転写されることはなく、しかも中
間転写ベルト20に当接しているベルト用クリーナ29
のクリーニングブレード28まで供給されるとともに除
去される。
【0061】このような小サイズのハガキに対する2ア
ッププリントを行う場合には、中間転写ベルト20の記
録用紙(ハガキ)のない領域E(G)が広くなることに
加えて二次転写バイアスの電圧値が普通紙に比べて高く
なるため、その中間転写ベルト20のハガキのない領域
(特に二次転写が実際に実施されている領域)は静電生
成物の付着や転写電流によるダメージが多くなり最も摩
擦力が上昇しやすい過酷な状態におかれる。しかし、こ
のプリントでは、その領域に対してトナーバンドTBが
常に形成されてクリニングブレード28まで供給される
ため、そのブレードの当接エッジ部の捲れや損傷が発生
しない。
【0062】図7は、フルカラープリントを行った場合
のトナーバンドに関する制御動作の代表例を示すもので
ある。
【0063】同図aは、中間転写ベルト20の転写可能
最大領域Mに幅狭の記録用紙Pnの単色画像(トナー
像)を1枚分ずつ(連続的又は間欠的に)形成する場合
の動作例を示すものであり、例えば、その1枚分のカラ
ープリント時にはイエロー(Y)色のトナーを使用して
トナーバンドTBを形成し、その次の1枚分のカラープ
リント時にはマゼンタ(M)色のトナーを使用してトナ
ーバンドTBを形成し、その次の1枚分のカラープリン
ト時にはシアン(C)のトナーを使用してトナーバンド
TBを形成するというように、4色のトナーを順次使い
分けるように設定している。
【0064】また、同図bは、前記したハガキのような
記録用紙を使用して2アッププリントを行う場合の動作
例を示すものである。前記した2アッププリントの例
(図6)では2アッププリント毎に常にトナーバンドT
Bを形成するようにしていたのに対し、この動作例で
は、2枚分のカラープリントを行う際には4色のトナー
の1つ(図示の例ではイエロートナー)を使用してトナ
ーバンドTBを形成するようにし、次の2枚分のカラー
プリントを行う際には異なる色のトナー(図示の例では
マゼンタトナー)を使用してトナーバンドTBを形成す
るというように、やはり4色のトナーを順次使い分ける
ように設定している。
【0065】この図7a,bに例示するように4色のト
ナーを使い分けてトナーバンドTBを形成するように構
成した場合には、その複数あるトナーがほぼ同じ割合で
消費されるようになり、その結果、一部のトナーだけが
多く消費されて無くなってしまうことが防止される。
【0066】[他の実施形態]実施の形態1では、トナ
ーバンドを形成する判別条件である「記録用紙Pの紙
種」として全種を対象とする内容で初期設定した場合に
ついて例示したが、例えば「普通紙以外の紙種(厚紙、
OHPシート、ラベル用紙など)のみを対象とする内
容」で初期設定(又は変更設定)してもよい。また、そ
の判別条件として「紙種」ではなく、「二次転写バイア
スの高い設定の場合を対象とする内容」に設定してもよ
い。これらは、クリーニングブレードに係わるトラブル
を確実に防止する必要がある状況下にのみトナーバンド
を形成し、それ以外は極力形成しないで済ませる(トナ
ーの浪費を抑えることも含む)という観点で設定するこ
とができる。
【0067】また、トナーバンドを形成する位置とし
て、図1に例示するように中間転写ベルト20の前記特
定領域(幅狭の記録用紙の側辺部外側)Gを必要最低限
の領域としたが、必要であれば、その記録用紙の後端部
からベルト回転方向上流側の領域(特に図1の領域Gと
交差しない領域MHのみの領域:右下がり斜線のみが付
された領域)内をも含めた領域としても構わない。ま
た、記録用紙Pの搬送方式としてセンターレジ方式を採
用する場合には、その用紙の両側に上記特定領域Gが存
在するようになるが、トナーバンドはその両側の特定領
域に併せて形成することが好ましい。さらに、記録用紙
Pとして厚紙やOHPシートなどを使用する場合、その
定着性を確保するため普通紙の場合よりも定着装置40
内の送り速度(通過速度)を遅くすることがあるが、こ
のような場合においてもトナーバンドを同様に形成する
ことが好ましい。また、トナーバンドは、必要により、
プリント時以外の特定の時期に形成するようにしてもよ
い。
【0068】さらに、1つの作像ユニット10を用いて
作像プロセスを4回(サイクル)繰り返すことによりカ
ラー画像を形成するタイプの画像形成装置を例示した
が、本発明は複数の作像ユニット10を用いてその各作
像ユニット10でカラー画像を構成する各色のトナー像
を別々に形成して中間転写ベルト20に順次1次転写す
る、いわゆるタンデムタイプの画像形成装置であっても
よい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、中間転写体に記録媒体が存在しない領域
が多くなるような状態で画像形成(特に二次転写)を行
う場合であっても、中間転写体の特定領域にトナー像を
形成するようにしたので、かかるトナー像によるトナー
がクリーニングブレードに供給されるようになり、その
中間転写体の記録媒体が存在しない領域に当接するクリ
ーニングブレードの当接エッジ部が捲れたり損傷したり
する等のトラブルの発生を的確に防止することができ
る。
【0070】したがって、このような画像形成装置を使
用した場合には、中間転写体の清掃不良に起因した画質
低下が発生することのない、良好なカラー画像の形成を
安定して行うことができる。また、上記特定領域内への
トナー像の形成は画像形成時に同時に行うため生産性が
低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トナーバンドに関する制御動作の状態を示す
説明図。
【図2】 実施形態1に係るカラープリンタを示す概要
図。
【図3】 中間転写ベルトと記録用紙(の寸法及び送り
方向)との関係(2例)を示す説明図。
【図4】 トナーバンド形成動作に係る制御装置の構成
を示すブロック図。
【図5】 トナーバンドに関する制御動作例を示すフロ
ーチャート。
【図6】 2アッププリント時のトナーバンドに関する
制御動作の状態を示す説明図。
【図7】 カラープリント時のトナーバンドに関する制
御動作の状態(代表例)を示す説明図。
【図8】 (a)は従来の中間転写方式画像形成装置の
一例を示す概念図、(b)は幅狭の記録用紙を使用した
場合の二次転写部における状態を示す一部断面図。
【図9】 クリーニングブレードの当接エッジ部の捲れ
現象の状態を示す説明図。
【符号の説明】
10…作像ユニット、11…感光ドラム、20…中間転
写ベルト、25…1次転写装置、28…クリーニングブ
レード、29…ベルト用クリーナ、30…二次転写装
置、T…トナー像、P…記録用紙、S…供給方向、Ws
…供給方向の幅、Ls…供給方向の長さ、TB…トナー
バンド(帯状のトナー像)、M…転写可能領域、G…特
定領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA23 DA50 DC02 DC04 DC10 DD05 EB06 ED24 ED28 EE02 EE07 EF10 2H030 AD03 BB42 BB54 BB56 2H032 AA05 AA15 BA03 BA05 BA07 BA13 BA19 BA23 BA26 BA30 CA01 CA04 CA13 CA15 2H034 BF01 BF08 BF12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じたトナー像を像担持体に
    形成する作像装置と、この作像装置の像担持体の転写部
    を通過するように周回してその像担持体に形成されたト
    ナー像が転写される中間転写体と、この中間転写体に前
    記像担持体からトナー像を一次転写させる一次転写装置
    と、前記中間転写体に一次転写されたトナー像をその中
    間転写体の転写部を通過するように供給される記録媒体
    に、二次転写バイアスを印加して形成される転写電界に
    より二次転写させる二次転写装置と、前記中間転写体の
    トナー像が転写される転写面をその転写面に当接するク
    リーニングブレードにより清掃するクリーニング装置
    と、前記記録媒体の供給方向に対する幅又はその幅及び
    長さを認識する認識手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記記録媒体の供給方向に対する幅が所定の判断基準幅
    よりも狭いときに、前記中間転写体の転写可能領域のう
    ち少なくとも当該記録媒体と対面しない領域であってそ
    の記録媒体の供給方向の側端部より外側となる特定領域
    内にトナー像を形成すべき制御を実行する制御手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記二次転写装置が二次転写バイアスの電圧を可変
    設定するように構成されている場合、 前記制御手段は、その二次転写バイアスの電圧が所定の
    判断基準電圧よりも高い設定になるときに前記特定領域
    内のトナー像を形成すべき制御を実行することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記二次転写装置が二次転写バイアスの電圧を前記
    記録媒体の種類に応じて可変設定するように構成されて
    いるとともに、前記認識手段が記録媒体の種類も認識す
    るように構成されている場合、 前記制御手段は、その記録媒体が厚紙、OHPシート又
    はラベル紙であるときに前記特定領域内のトナー像を形
    成すべき制御を実行することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記制御手段は、前記記録媒体の供給方向に対する長さ
    が所定の判断基準長さよりも短いときには、前記特定領
    域内のトナー像を前記中間転写体の特定領域であって当
    該記録媒体の供給方向後端部から中間転写体の周回移動
    方向上流側となる領域内に形成すべき制御を実行するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記二次転写装置が二次転写バイアスを二次転写が
    実施されている間だけ印加しそれ以外のときには印加し
    ないように構成されている場合、 前記制御手段は、前記特定領域内のトナー像を前記中間
    転写体の特定領域であって前記二次転写バイアスが印加
    されていない領域内に形成すべき制御を実行することを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記二次転写装置が二次転写時に記録媒体を中間転
    写体に押し付ける接離可能な押圧体を備え、その押圧体
    を二次転写が実施されている間だけ中間転写体に当接さ
    せそれ以外のときは中間転写体から離間させるように構
    成されている場合、 前記制御手段は、前記特定領域内のトナー像を前記中間
    転写体の特定領域であって前記押圧体が離間している領
    域内で形成すべき制御を実行することを特徴とする画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記作像装置が色の異なる複数のトナーを使用して
    その色数に応じた複数のトナー像を形成するように構成
    されている場合、 前記制御手段は、前記特定領域内のトナー像をその複数
    色のトナーを順次使用して形成すべき制御を実行するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の画像形
    成装置において、前記クリーニング装置がそのクリーニ
    ングブレードを中間転写体に接離するように構成されて
    いる場合、 そのクリーニング装置のクリーニングブレードを少なく
    とも前記特定領域内のトナー像が到来するときには中間
    転写体に当接させるべき制御を実行するを特徴とする画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の画像形
    成装置において、前記制御手段は、前記特定領域内のト
    ナー像としてその特定領域を横切る帯状のトナー像を形
    成する制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
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