JP2009014961A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラックモードを長時間継続しても、転写回転体の静電クリーニング装置に必要なクリーニング性能が確保されて、記録材を裏汚れさせない画像形成装置を提供する。
【解決手段】ブラック単色モードで使えるブラックの画像形成部を利用して、カラーパッチCY、CM、CCに対応する供給トナー画像DY、DM、DCを形成して中間転写ベルト9に担持させる。ブラック単色モードの期間中、ファーブラシ51は、供給トナー画像DY、DM、DCに接触して放電生成物を除去される。ブラック単色モードが終了してフルカラーモードへ復帰した際に、二次転写ローラ11に転写されたカラーパッチCY、CM、CCを、1回の通過で十分に除去して、記録材Pの裏汚れ不良を発生しない。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像のトナー像の間隔に複数色の制御用トナー像が担持される画像形成装置、詳しくは、転写回転体に付着した制御用トナー像に対するクリーニング性能を低下させない制御に関する。
連続して形成される画像のトナー像の間隔に、複数色の制御用トナー像(例えばカラーパッチ)を、転写回転体の軸方向に位置を異ならせて形成して、トナー像の形成条件を調整する画像形成装置が実用化されている。
制御用トナー像を形成する画像形成装置では、記録材に転写されない制御用トナー像が転写回転体に付着して記録材の裏汚れを引き起すため、転写回転体にクリーニング装置を付設する必要がある。
特許文献1、2には、トナー像の間隔に制御用トナー像としてのカラーパッチを形成する画像形成装置が示される。
特許文献3には、電圧を印加した導電性ブラシ部材を当接させてトナー付着面から静電的にトナーを吸着回収する静電クリーニング装置を、転写回転体に付設した画像形成装置が示される。ここでは、短い記録材間隔で画像を連続的に出力する場合でも、導電性ブラシ部材の1回の通過で、制御用トナー像を転写回転体からほぼ100%除去できるように静電クリーニング装置が設計されている。
特許文献4には、中間転写ベルトに沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像形成部を配列した画像形成装置が示される。ここでは、フルカラーモードとブラック単色モードとを切り替えて実行可能であり、ブラック単色モードが設定されると、不必要な磨耗や電力消費を阻止すべく、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像形成部は中間転写ベルトから離間される。
特開平6−149057号公報 特開2001−318539号公報 特開2007−78937号公報 特開2005−128180号公報
転写回転体の軸方向に位置を異ならせて複数色の制御用トナー像を形成する画像形成装置でブラック単色モードを実行させる場合、ブラック以外の制御用トナー像は形成されない。調整すべきイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が形成されないからである。
また、ブラック単色モードの期間中、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像形成部が中間転写ベルト等から離間される場合、物理的にも、中間転写ベルト等へ制御用トナー像を担持させることは不可能になる。
このような画像形成装置で長時間(例えば5分以上)ブラック単色モードを継続した後にフルカラーモードの画像形成を行うと、シアン、マゼンタ、イエローのトナーで記録材が裏汚れすることが判明した。
この裏汚れは、静電クリーニング装置の導電性ブラシ部材を交換することで解消された。そして、交換した導電性ブラシ部材を解析した結果、シアン、マゼンタ、イエローの制御用トナー像を回収すべき導電性ブラシ部材の領域で、トナー付着能力が低下していることが確認された。
正確に言えば、ブラックの制御用トナー像を転写回転体の表面から定期的に回収していた導電性ブラシ部材の領域だけが、1回の通過で、制御用トナー像を転写回転体からほぼ100%除去できる性能を維持していた。
本発明は、ブラックモードを長時間継続しても、転写回転体の静電クリーニング装置に必要なクリーニング性能が確保されて、記録材を裏汚れさせない画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、トナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段を用いて形成されたトナー像を担持する像担持体と、記録材を前記像担持体に圧接してトナー像の転写部を形成する転写回転体と、前記転写部に電圧を印加して前記像担持体から記録材へトナー像を転写させる電源と、前記転写回転体に対して電圧が印加された導電性ブラシ部材を当接させて、前記転写回転体に付着したトナーを静電的に除去する静電クリーニング装置と、複数色の中の一色のトナーを用いたトナー像を前記像担持体へ担持させる単色モードとを有し、前記像担持体に担持されたトナー像の間隔に、前記転写回転体の軸方向に位置を異ならせて前記複数色の制御用トナー像が担持されるものである。そして、前記単色モードでは、前記トナー像形成手段を制御して、前記複数色の他色の前記制御用トナー像が担持される位置に、前記一色のトナーを用いた非制御用トナー像を担持させる制御手段を有する。
本発明の画像形成装置では、他色の制御用トナー像によってリフレッシュされるべき導電性ブラシ部材の領域を、使用中の一色のトナーの過剰な消費を抑えながら、リフレッシュできる。
転写部で形成されて転写回転体に連れ回りして導電性ブラシ部材に付着する放電生成物(窒素酸化物等)を、非制御用トナー像のトナー粒子に付着させて、導電性ブラシ部材の表面から除去できる。
従って、単色モードの期間中に、他色の制御用トナー像をクリーニングすべき導電性ブラシ部材の領域のクリーニング性能が低下することを、過剰なトナーの消費を伴うことなく抑えることができる。これにより、ブラックモードを長時間継続しても、転写回転体の静電クリーニング装置に必要なクリーニング性能が確保されて、フルカラーモード復帰時に、記録材を裏汚れさせない画像形成装置も実現可能になる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明は、単色モードで使用中のトナーを用いて非制御用トナー像を形成して、他色の制御用トナー像を代用させる限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写体を用いる画像形成装置に限らず、記録材搬送体に担持された記録材へトナー像を転写する画像形成装置でも実施できる。制御用トナー像は、カラーパッチには限定されず、各色トナー像の位置を合わせるためのいわゆるレジマーク等でも実施できる。
実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1、2に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図2は画像形成部及び二次転写部の構成の説明図である。図1中、(a)はフルカラーモード、(b)はブラック単色モードである。
図1の(a)に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト9に沿って感光ドラム1a、1b、1c、1dが複数配置されたタンデム型フルカラー複写機である。
画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト9に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト1のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト9に順次重ねて一次転写される。
中間転写ベルト9に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送され、レジストローラ23によって二次転写部T2へ給送された記録材Pへ一括二次転写される。二次転写部T2でトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置25で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に画像形成装置100の外部へ排出される。
像担持体の一例である中間転写ベルト9は、テンションローラ12、駆動ローラ13、及びバックアップローラ10に支持されて、所定のプロセススピードで矢印R2方向に回転する。中間転写ベルト9は、テンションローラ12によって30N(3kgf)の張架力を付与され、駆動ローラ13に駆動されて移動速度300mm/secで回転する。
分離装置22は、給紙カセット20からピックアップローラ21によって引き出された記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ23へ送り出す。レジストローラ23は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト9のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ送り込む。
画像形成装置100は、記録材Pにフルカラー画像を形成するフルカラーモードと、記録材Pにブラックの単色画像を形成するブラック単色モードとを実行する。
図1の(b)に示すように、画像形成装置100は、ブラック単色モードが設定されると、使用しないイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成部Pa、Pb、Pcを中間転写ベルト9から離間させる。支持ローラ9dを湾曲点にして中間転写ベルト9側を下降させることにより、感光ドラム1a、1b、1cから中間転写ベルト9を離間させる。これにより、画像形成部Pa、Pb、Pcにおける不必要な電力消費が節約され、感光ドラム1a、1b、1cの磨耗も阻止される。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、付設された現像装置4a、4b、4c、4dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
図2に示すように、トナー像形成手段の一例である画像形成部Paは、感光ドラム1aの周囲に、帯電装置2a、露光装置3a、現像装置4a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aを配置する。
感光ドラム1aは、アルミニウム製シリンダの外周面に、帯電極性が負極性の感光層を形成してある。感光ドラム1aは、両端部を回転自在に支持され、一方の端部に不図示の駆動モータから駆動力を伝達して、300mm/secのプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電装置2aは、感光ドラム1aに帯電ローラを圧接して従動回転させ、電源D3から帯電ローラに直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧を印加して、感光ドラム1aの表面を一様な負極性の電位に帯電する。
露光装置3aは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4aは、トナーを負極性に帯電させた後に、固定磁極4jの周囲で感光ドラム1aとカウンタ方向に回転する現像スリーブ4sに穂立ち状態で担持させて、感光ドラム1aを摺擦させる。
電源D4は、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を現像スリーブ4sに印加して、現像スリーブ4sよりも相対的に正極性となった感光ドラム1aの静電像へトナーを移動させて、静電像を反転現像する。
一次転写ローラ5aは、両端部を不図示のバネ部材で付勢されて感光ドラム1aとの間に中間転写ベルト9を挟み込み、感光ドラム1aと中間転写ベルト9との間に一次転写部T1を形成する。
一次転写ローラ5aは、ステンレス製のローラ軸の外周に、抵抗性を持たせた弾性層を配置している。弾性層は、抵抗値が10〜10Ω・cmに調整したスポンジ組織のEPDM、EPM、NBR、BR、SBR等の弾性材料で形成されている。
電源D1は、一次転写ローラ5aのローラ軸に正極性の直流電圧を印加して、負極性に帯電して感光ドラム1aに担持されたトナー像を、一次転写部T1を通過する中間転写ベルト9へ電気的に移動させる。
クリーニング装置6aは、クリーニングブレードを感光ドラム1aに摺擦して、一次転写部T1を通過して感光ドラム1aの表面に残留した転写残トナーを除去して、次回のトナー像形成に備えさせる。
制御手段の一例である制御部110は、タッチパネルで構成される操作パネル108を通じて操作及び設定がなされて画像形成装置100を制御する。
<二次転写部>
像担持体の一例である中間転写ベルト9は、幅370mm、周長900mmの無端状に形成され、一次転写部T1で一次転写されたトナー像を担持して二次転写部T2へ搬送する。中間転写ベルト9は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、塩化ビニル等の樹脂または各種ゴム等で形成される。
中間転写ベルト9は、厚みを0.07〜0.5[mm]とし、帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させて、体積抵抗率ρ(Ωcm)を10(Ωcm)に調整してある。転写性の観点からは、体積抵抗率ρ(Ωcm)は、JIS−K6911法準拠プローブを使用して、印加電圧100V、印加時間60sec、23度C50%RHにて、10(Ωcm)≦ρ≦1015(Ωcm)が望ましい。
クリーニング装置19は、クリーニングブレードを中間転写ベルト9に摺擦させて、二次転写部T2を通過して中間転写ベルト9に残留した転写残トナーを除去する。
バックアップローラ10は、ステンレス製の円筒材料で形成されて接地電位に接続されている。
転写回転体の一例である二次転写ローラ11は、中間転写ベルト9を介してバックアップローラ10に圧接して、中間転写ベルト9と二次転写ローラ11との間に二次転写部T2を形成する。
二次転写ローラ11は、ステンレス製のローラ軸11aの外周に、ウレタンゴム等のイオン導電性の弾性ゴム層とコーティング層からなる弾性層11bを形成してある。弾性ゴム層は、セル径0.05〜1.0mmのカーボンブラック分散の発泡合成ゴム材料で形成され、表面層は、イオン導電性ポリマーを分散した厚み0.1〜1.0mmのフッ素樹脂系材料で形成される。これにより、外径20mmの金属ローラに総圧9.8Nで当接させて20rpmで回転させて、2kVを印加した時の抵抗値は、10(Ω)に調整されている。二次転写性を考慮すると二次転写ローラ11の抵抗値R(Ω)は、10≦R≦10の範囲が望ましい。二次転写ローラ11の表面硬度は、ASKER−C硬度値で35度である。
電源の一例である電源D2は、正極性の定電圧を転写電圧として二次転写ローラ11のローラ軸11aへ印加して、バックアップローラ10と中間転写ベルト9と記録材Pと二次転写ローラ11との直列回路に転写電流を流す。これにより、中間転写ベルト9のトナー像に重ね合わせて記録材Pが二次転写部T2を通過する過程で、中間転写ベルト9から記録材Pへトナー像が静電的に移動する。
ただし、二次転写ローラ11を接地電位に接続して、バックアップローラ10に負極性の転写電圧を印加する構成を採用してもよい。いずれにせよ、転写電流の一部が中間転写ベルト9のトナー載り部を流れて、中間転写ベルト9から記録材へのトナーの移動に関与する。
第1実施形態では、二次転写時に電源D2から出力させる定電圧を2.5kVとし、転写電流を40μAに確保した。ただし、定電圧及び転写電流は、記録材Pの種類や温度湿度によっても変化し、二次転写ローラ11の経時的な抵抗変化等によっても変化するので、これに限るものではない。
制御部110は、非画像形成時に測定用の定電圧を出力して転写電流を測定し、測定結果に基いて、画像形成時に出力する定電圧を随時補正している。
<制御用トナー像>
図3は制御用トナー像の説明図、図4は受光素子の出力と定着後の画像濃度との関係の説明図である。
図2を参照して図3に示すように、制御部110は、フルカラーモードが設定されると、感光ドラム1aのイエロートナー像の間隔に、制御用トナー像の一例であるイエローのカラーパッチCYを形成する。
画像のトナー像の担持間隔に形成される制御用トナー像は、制御の精度を上げるために、なるべく高い頻度で形成することが好ましい。特に、フルカラーモードでは、各色ごとの調整が必要となるので、ブラック単色モードよりも多くの制御用トナー像を高頻度で形成する必要がある。
カラーパッチCYは、画像のトナー像と同様に、露光装置3aが書き込んだ静電像を現像装置4aが現像して感光ドラム1aに形成される。
受光素子8aは、カラーパッチCYに赤外光を照射した際の乱反射光を検知して、カラーパッチCYのトナー載り量に応じたアナログ電圧を制御部110に出力する。
感光ドラム1b、1c、1dには、同様に、制御用トナー像の一例であるマゼンタ、シアン、ブラックのカラーパッチCM、CC、CKがそれぞれ形成される。
カラーパッチCY、CM、CC、CKは、N枚目の画像のトナー像とN+1枚目の画像のトナー像との間隔に、感光ドラム1a、1b、1c、1dの軸方向へ位置をずらせて25mm×25mmの正方形に形成される。
カラーパッチCY、CM、CC、CKは、感光ドラム1a、1b、1c、1dの軸方向に位置を異ならせ、相互に50mmの間隙を設けて配置される。後述する二次転写ローラクリーニング装置50は、重なり合ったカラーパッチCY、CM、CC、CKを1回の通過で100%除去できるほどのクリーニング能力を持たないからである。ファーブラシを用いた静電クリーニング装置は、一度にクリーニングできるトナー載り量に電気的な限界があるからである。
図2を参照して図4に示すように、トナー像を定着した後の画像の濃度は、受光素子8a、8b、8c、8dがトナー像を検知したアナログ電圧出力に対応している。カラーパッチCY、CM、CC、CKは、各色の8ビット濃度階調の中から複数段階に設定されて露光信号を形成されている。
制御部110は、制御の詳細は、後述するが、カラーパッチCY、CM、CC、CKの検知結果に基づいて、結果的に、カラーパッチCY、CM、CC、CKのトナー載り量を検知する。
制御部110は、カラーパッチCY、CM、CC、CKのトナー載り量から現在のトナー形成条件を評価し、カラーパッチCY、CM、CC、CKの検知結果が、所定の濃度値(例えば120/256)に近付くようにトナー形成条件を修正する。
制御部110は、現像装置4aに供給されるトナーの過不足を判定してトナー供給ローラ4fを作動させ、トナー供給ボトル7aから現像装置4aに供給されるトナー量を調整する。
制御部110は、トナー供給ローラ4fの調整範囲で所定のトナー載り量が得られなくなると、電源D4が出力する直流電圧を変化させて、等しい静電像に付着するトナー量を調整する。
制御部110は、電源D4の直流電圧の調整範囲で所定のトナー載り量が得られなくなると、露光装置3の出力するレーザービームの出力光量を変化させて静電像を調整する。
<二次転写ローラクリーニング装置>
図5は二次転写ローラクリーニング装置のクリーニング特性の説明図である。
カラーパッチCY、CM、CC、CKは、記録材Pの搬送間隔(いわゆる紙間)に形成されているため、二次転写部T2を通過する記録材Pには二次転写されず、二次転写ローラ11に二次転写されてしまう。
そして、二次転写ローラ11に付着したトナーは、一周して、二次転写部T2を通過する記録材Pの裏面に移し取られて定着装置(25:図1)で定着されることにより、記録材Pの裏汚れ不良を発生する。
ここで、記録材Pの搬送間隔で二次転写ローラ11を中間転写ベルト9から離間させれば、カラーパッチCY、CM、CC、CKが二次転写ローラ11へ転写されないで済む。また、記録材Pの搬送間隔で電源D2から出力する電圧極性を反転させれば、カラーパッチCY、CM、CC、CKを中間転写ベルト9へ押し返すことができる。
しかし、高速のプロセススピードで記録材Pの間隔を短くして高い生産性を達成するために、画像形成装置100では、記録材Pの間隔で二次転写ローラ11を離間させることも、電源D2の出力を反転することも採用していない。
その代わり、二次転写部T2を通過する二次転写ローラ11の表面を常時清浄に保つべく、高性能の二次転写ローラクリーニング装置50が二次転写ローラ11に付設されている。二次転写ローラクリーニング装置50は、ハーフトーンの制御用トナー像であれば、1回の通過で二次転写ローラ11の表面からほぼ100%除去できるクリーニング能力を有する。
図2に示すように、二次転写ローラクリーニング装置50は、導電性ブラシ部材の一例であるファーブラシ51を、二次転写ローラ11の表面の二次転写部T2の下流側に当接して配置している。
ファーブラシ51は、外径20mm長さ370mmの円柱形状に形成され、毛体の植毛密度が50万本/inch2、毛体の長さが5mm、二次転写ローラ11に対する侵入量が1.0mmに設定されている。ファーブラシ51の抵抗値は、金属ローラに侵入量1mmで侵入させて100rpmで回転させた状態で100V印加した測定値で10(Ω)である。
ファーブラシ51は、二次転写ローラ11の駆動系から分配された駆動力によって、二次転写ローラ11の周速の20%の周速度で回転して、二次転写ローラ11の表面をカウンタ方向に摺擦する。
金属ローラ52は、ステンレス製の円筒材料で形成され、ファーブラシ51に対してウイズ方向にファーブラシ51の(120%)の周速度で回転して、ファーブラシ51からトナーを受け取る。ファーブラシ51及び金属ローラ52は、電気的にはフロート状態で回転する。
クリーニングブレード53は、ウレタンゴム材料で形成され、金属ローラ52に先端を摺擦させて、金属ローラ52の表面に付着したトナーを回収容器54へ掻き落とす。
電源D5は、二次転写ローラ11の回転中を通じて、金属ローラ52に正極性の電圧を印加し続けて、二次転写ローラ11とファーブラシ51と金属ローラ52との直流回路にクリーニング電流を流す。これにより、二次転写ローラ11に対してファーブラシ51は正極性となり、ファーブラシ51に対して金属ローラ52は正極性となる。負極性に帯電して二次転写ローラ11の表面に付着したトナー粒子は、静電的にファーブラシ51に移動した後に、静電的に金属ローラ52へ移動し、クリーニングブレード53によって回収容器54に回収される。
図2を参照して図5に示すように、電源D5が金属ローラ52に出力する電圧を変化させると、二次転写ローラクリーニング装置50のクリーニング能力が変化する。
0.5kV付近から完全に制御用トナー像をクリーニングでき、1kV付近を越えると、クリーニング性能は低下する。1kVが放電開始電圧となっており、1kVを越えると、ファーブラシ51に付着したトナー粒子の対電極性が反転して二次転写ローラ11側へ再付着する現象が次第に優勢になるためである。
この実験結果に基づいて、電源D4の出力電圧として0.6kVを設定した。これにより、通常のA4サイズ横送りの記録材Pを搬送間隔70mmで連続的に搬送して画像形成する際に、中間転写ベルト11の搬送間隔領域に担持される制御用トナー像は、完全にクリーニングでき、次の記録材Pに裏汚れを生じないことを確認した。ただし、電圧設定は、トナーの種類や環境条件等によって変化するので、これに限るものではない。
<ブラック単色モード>
図6はフルカラーモードにおける制御用トナー像の説明図、図7はブラック単色モードにおける制御用トナー像の説明図である。
図2を参照して図6に示すように、フルカラーモードでは、感光ドラム1a、1b、1c、1dに形成されたカラーパッチCY、CM、CC、CKが中間転写ベルト9に担持されて二次転写ローラ11に二次転写される。このため、記録材Pへ二次転写を行うごとに、ファーブラシ51は、カラーパッチCY、CM、CC、CKに接触して、リフレッシュされる。
二次転写部T2で形成されて二次転写ローラ11に付着して連れ回りしてファーブラシ51の表面に付着する放電生成物(窒素酸化物等)を、カラーパッチCY、CM、CC、CKのトナー粒子により除去できる。放電生成物が限度を越えて付着したファーブラシ51は、トナー粒子を付着する性能が少し低下して、1回の通過でカラーパッチCY、CM、CC、CKを100%除去するほどのクリーニング能力は無くなるからである。
図2を参照して図7に示すように、単色モードの一例であるブラック単色モードでは、カラーパッチCY、CM、CCを中間転写ベルト9に担持させることが物理的に不可能になっている。図1の(b)に示すように、画像形成部Pa、Pb、Pcが中間転写ベルト9から離間しているからである。また、画像形成に使用されない画像形成部Pa、Pb、Pcが休止して、他色の一例であるイエロー、マゼンタ、シアンの制御用トナー像を形成できないからである。
中間転写ベルト9に担持された画像のトナー像の間隔には、一色の一例であるブラックのカラーパッチCKだけが担持されるので、カラーパッチCY、CM、CCが二次転写ローラ11を経由してファーブラシ51をリフレッシュすることは無い。
このため、カラーパッチCKに接触するファーブラシ51の領域だけがリフレッシュされて、1回の通過でカラーパッチCKを100%除去するほどのクリーニング能力を維持できる。そして、カラーパッチCY、CM、CCに接触するファーブラシ51の領域は、リフレッシュされることなく放電生成物を蓄積して、1回の通過でカラーパッチCY、CM、CCを100%除去するほどのクリーニング能力は発揮できなくなる。
従って、ブラック単色モードが終了してフルカラーモードへ復帰した際に、二次転写ローラ11に転写されたカラーパッチCY、CM、CCを、1回の通過では十分に除去できなくなる。カラーパッチCY、CM、CCの除去できなかった一部が二次転写ローラ11に連れ回りして記録材Pの裏面に付着してしまう。
そこで、制御部110は、ブラック単色モードで使える画像形成部Pdを利用して、カラーパッチCY、CM、CCに対応する供給トナー画像DY、DM、DCを中間転写ベルト9に担持させる。複数色の中では、現在使用中の一色のトナーを用いることが、複数色の他色のトナーを用いるよりも無理が少ないからである。
制御部110は、トナー像形成手段の一例である露光装置3dを制御して、画像形成部Pdのトナー像形成条件の調整には使用しない、ファーブラシ51のリフレッシュを目的とした供給トナー画像DY、DM、DCを感光ドラム1dに形成する。
これにより、ブラック単色モードの期間中、カラーパッチCY、CM、CCに接触するファーブラシ51の領域は、供給トナー画像DY、DM、DCによってリフレッシュされる。そして、カラーパッチCY、CM、CCの形成される領域に特化してトナーを供給することで、感光ドラム1dの回転軸方向の全幅にトナー像を形成してトナーを供給する方法に比べて、トナーの消費量を削減できる。
放電生成物は、ファーブラシ51に対するよりもトナーへの吸着力が高いため、ファーブラシ51に供給トナー画像DY、DM、DCを接触させると、トナーに放電生成物が移転する。トナーに放電生成物を付着させて金属ローラ52へ移動させることで、ファーブラシ51がリフレッシュされる。
従って、ブラック単色モードが終了してフルカラーモードへ復帰した際に、二次転写ローラ11に転写されたカラーパッチCY、CM、CCを、1回の通過で十分に除去して記録材Pの裏汚れ不良を発生しない。
<実施例1>
図8はブラック単色モードのフローチャートである。
実施例1では、中間転写ベルト9の画像のトナー像の間隔(紙間)ごとに、毎回、カラーパッチCKと供給トナー画像DY、DM、DCとを形成して担持させる。
図1の(b)を参照して図8に示すように、制御部110は、操作パネル108にブラック単色モードが設定されると、画像形成部Pa、Pb、Pcを、中間転写ベルト9から離間させる(S11)。
制御部110は、画像形成部Pdを制御して、記録材Pに転写する画像のトナー像を形成し(S12)、続いて図7に示すカラーパッチCK及び供給トナー画像DY、DM、DCを形成する(S13)。
制御部110は、カラーパッチCKを受光素子8dで検知して(S14)、画像形成部Pdのトナー像形成条件を調整する(S15)。
制御部110は、ブラック単色モードの画像形成が終了するまで(S16のNO)、S12〜S16の制御を継続する。
ところで、供給トナー画像DY、DM、DCの幅、すなわち二次転写ローラ11の軸方向の長さは、カラーパッチCY、CM、CCの幅25mmに対して±2mmの範囲で揃えて23mm〜27mmとする。
本発明では、「供給トナー画像DY、DM、DCの幅」が等しいとは、±2mmの範囲とする。幅が2mm大きくても、供給トナー画像DY、DM、DCのトナー消費は十分に少ない。また、2mm小さい場合でも、ファーブラシ51に回収されたトナーは、ファーブラシ51に攪拌されて回転軸方向に移動するため、カラーパッチの領域を十分にリフレッシュ可能である。
しかし、カラーパッチCY、CM、CCに比較して幅が狭すぎると、カラーパッチCY、CM、CCに接触するファーブラシ51の領域の隅々まで十分にリフレッシュできなくなることは言うまでもない。
また、カラーパッチCY、CM、CCに接触しないファーブラシ51の領域は、フルカラーモードでもリフレッシュされないため、ファーブラシ51の表面が厚く放電生成物で覆われており、極端にクリーニング性能が低下している。
このため、供給トナー画像DY、DM、DCの幅が広すぎると、カラーパッチCY、CM、CCの外側に位置する供給トナー画像DY、DM、DCのはみ出し部分を1回の通過では100%除去できなくなる。そして、供給トナー画像DY、DM、DCに起因するクリーニング不良を実行中のブラック単色モードで発生してしまう。この点からも、裏汚れの生じやすいカラーパッチ領域に特化してトナーを供給することは意味がある。
また、カラーパッチCY、CM、CCに接触しないファーブラシ51の領域は、中間転写ベルト9のかぶりトナー程度の軽い負荷を担うだけなので、そもそもリフレッシュする必要すら無い。ファーブラシ51の長手方向一杯の帯状の供給トナー画像を形成する等して、リフレッシュする必要の無い位置で無駄なブラックトナーを消費する必要も無い。
供給トナー画像DY、DM、DCの長さ、すなわち二次転写ローラ11の回転方向の長さは、ファーブラシ51のリフレッシュに必要なトナー量を確保できて、記録材Pの搬送間隔を越えない範囲で定めることが望ましい。
また、画像形成装置100では、ドアやカセットの復帰時、画像形成の前回転及び後回転、定期的な定電圧の調整のための調整期間においても、二次転写ローラ11に定電圧が印加されて、ファーブラシ51に放電生成物が蓄積される。
また、連続画像形成時は、二次転写部T2を通過する記録材Pによってもある程度放電生成物が持ち去られるが、記録材Pが供給されないこれらの期間は、二次転写ローラ11を経由してファーブラシ51に付着する放電生成物が極端に増える。
このため、これらの制御に続くブラック単色モードの画像形成においては、初回のトナー像形成の直後に、必ず供給トナー画像DY、DM、DCを形成している。これにより、これらの制御を通じてクリーニング能力が低下したファーブラシ51をリフレッシュした後に、画像形成を開始させている。
<実施例2>
図9はブラック単色モードにおける記録材の裏汚れ発生条件の説明図である。
図2を参照して図9に示すように、電源D2から出力させる定電圧を変化させて、ブラック単色モードの継続時間と記録材の裏汚れ不良発生との関係を調べた。曲線より右上部分で裏汚れ不良が発生しており、二次転写部T2に印加する電圧が高まると、放電生成物が増加する結果、より短時間で裏汚れ不良が発生することが確認された。電源D2の出力電圧が高くて転写電流も多くなる連続転写時には、裏汚れ不良が発生し易くなる。
例えば、二次転写部T2に転写電流40μAを設定した場合、ブラック単色モードを3分間継続すると、フルカラーモード復帰時にカラーパッチCY、CM、CCに起因する記録材Pの裏汚れ不良が発生する可能性が出てくる。
逆に言えば、供給トナー画像DY、DM、DCは、毎回の画像のトナー像ごとに形成しなくても、3分間ごとに形成すれば、1回の通過でカラーパッチCKを100%除去するだけのクリーニング能力を維持できることになる。
そこで、実施例2では、毎回の画像のトナー像の形成後のタイミングでは、カラーパッチCKだけを形成し、所定時間の経過ごとにカラーパッチCKに並べて供給トナー画像DY、DM、DCを形成する制御とした。
制御部110は、記憶装置109に保持した図9の関数のルックアップテーブルを転写電流の設定で参照して、供給トナー画像DY、DM、DCの形成間隔を設定する。
これにより、実施例1よりも、供給トナー画像DY、DM、DCに用いる累積のトナー使用量を減らして、ブラックのトナーを長持ちさせることが可能になった。
ところで、図9には、二次転写部T2における制御用トナー像に対応した位置に次の制御用トナー像が来るまでの時間間隔に対するクリーニング性を、二次転写部T2に流れる電流値(転写電流)との関係で示している。縦軸が転写電流で、横軸が時間間隔(リフレッシュ間隔)である。
フルカラーモード復帰時に画像のトナー像に続いて形成される制御用トナー像CY、CM、CCに起因するクリーニング不良は、転写電流とリフレッシュ間隔とに関係が有る。転写電流が大きくなると、リフレッシュ間隔が短くても、クリーニング不良が発生し、また逆に、転写電流が小さければ、リフレッシュ間隔が長くてもクリーニング不良が発生しない。
ここで、制御用トナー像及び供給トナー画像が二次転写部T2を通過する際の転写電流をI(μA)とし、二次転写部T2に供給トナー画像が供給される時間間隔をt(m)とする。図9に示す曲線は、ほぼI×t=100と近似されるので、カラーパッチCY、CM、CCに起因する記録材Pの裏汚れ不良が発生しない条件は以下となる。
I×t≦100 (I≧0) ・・・式(1)
<実施例3>
図10は葉書サイズの記録材に二次転写を行う状態の説明図、図11は記録材の内側と外側とにおける転写電流の比較図である。
図2を参照して図10に示すように、葉書サイズの記録材Pに画像形成する場合、電源D2は二次転写ローラ11に2.5kVの電圧を印加して二次転写部T2に転写電界を形成している。
図11に示すように、このとき、記録材Pの内側では転写電流−40μA相当の電流密度となり、記録材Pの外側では、記録材Pの抵抗が無いので、転写電流−50μA相当の電流密度となる。
図2を参照して図10に示すように、マゼンタのカラーパッチCMが担持される領域と、シアンのカラーパッチCCが担持される領域とは、記録材Pの内側に位置するので、転写電流−40μAに相当した量の放電生成物が発生する。
これに対して、ブラックのカラーパッチCKが担持される領域とイエローのカラーパッチCYが担持される領域とは、記録材Pの外側に位置するので、転写電流−50μAに相当する放電生成物が発生する。
このため、記録材Pの毎分処理枚数を60枚としてブラック単色モードで200枚の連続画像形成を行うと、I×t=50μA×200枚/60枚=167>100となる。このため、フルカラーモード復帰時に、カラーパッチCM、CCは完全にクリーニングできても、カラーパッチCYに起因するクリーニング不良が発生する(図9の×印参照)可能性が出てくる。
そこで、実施例3では、葉書サイズの記録材Pにブラック単色モードで連続画像形成を行う場合には、100枚ごとに1回の割合で、図7に示す供給トナー画像DY、DM、DCを形成してファーブラシ51をリフレッシュする。
これにより、実施例2に比較してブラックのトナー消費量は増えてしまうが、I×t=50μA×100枚/60枚=83>100となって、フルカラーモード復帰時に、カラーパッチCYに起因するクリーニング不良を防止できる(図9の○印参照)。
なお、記録材Pの幅内に形成される供給トナー画像DYの形成頻度だけを高めて、記録材Pの幅外に形成される供給トナー像の形成頻度は、実施例2の制御によって定めてもよい。
<実施例4>
図12は記録材の坪量に応じてリフレッシュ間隔を調整する制御の説明図である。
図2を参照して図12に示すように、坪量(g/m)の違う記録材Pに二次転写を行った場合、二次転写ローラ11に印加する電圧と二次転写部T2に流れる転写電流との関係は坪量(g/m)に応じて違ってくる。
同材料の記録材Pであれば、記録材Pの坪量が大きくなると厚みが増して抵抗値が高くなる。そのため、同じ転写電流を得るために、電源D2は、より高い定電圧を二次転写ローラ11へ出力する必要がある。
また、記録材Pの坪量が増すと、定着装置(25:図1)で記録材Pが持ち去る熱量が多くなるため、記録材Pに転写されたトナー像を定着するため、より多くの熱量を必要とする。このため、画像形成装置100では、記録材Pの坪量(g/m)が増すと、記録材Pの搬送間隔を拡大している。
従って、坪量(g/m)の大きい紙種を選択した場合は、電源D2に設定される定電圧が高くなるために、二次転写部T2で発生する放電生成物の総量が増えてしまう。
また、記録材Pの搬送間隔(紙間)を拡大する結果、所定枚数ごとに供給トナー画像DY、DM、DCを形成していた場合、図9に示す必要なリフレッシュ間隔を超過する可能性が出てくる。
そこで、実施例4では、葉書サイズで坪量(g/m)の大きい記録材Pを用いてブラック単色モードの画像形成を実行する場合、実施例3よりもさらに短い枚数間隔で図7に示す供給トナー画像DY、DM、DCを形成する。
表1は、実施例4で記録材Pの坪量(g/m)に応じて二次転写ローラ11に印加される定電圧と、記録材Pの幅外での転写電流と、供給トナー画像DY、DM、DCの形成間隔とを示す。
Figure 2009014961
図12は、記録材Pの坪量に応じて二次転写ローラ11に印加される定電圧と記録材Pの幅内及び幅外での転写電流との関係を示している。
図12から得られる記録材なし(幅外)での転写電流と、図9に示す必要なリフレッシュ間隔とに基づいて、供給トナー画像DY、DM、DCを形成するまでの画像形成枚数を表1に示すように設定してある。
これにより、いずれの坪量(g/m)の記録材Pを通紙する場合においても実施例4の供給トナー画像DY、DM、DC形成間隔を守ることで、式(1)を満足できる。坪量の大きい葉書サイズの記録材Pをブラック単色モードで画像形成した後に、A4サイズ記録材Pにフルカラーモードの画像形成を行っても、イエローのカラーパッチCYに起因する記録材Pの裏汚れが発生しない。
<実施例5>
実施例2〜4では、供給トナー画像DY、DM、DCの形成頻度を減らしてブラックトナーを節約したが、実施例5では、供給トナー画像DY、DM、DCのトナー使用量を減らしてブラックトナーを節約する。
図8に示すステップS13の制御において、供給トナー画像DY、DM、DCの露光条件を調整して、カラーパッチCY、CM、CKよりも低い(例えば40/256)の濃度にする。供給トナー画像DY、DM、DCの濃度を下げて頻度を増すことで、トナー消費量を増やすことなく、供給トナー画像DY、DM、DCに起因するブラック単色モードでのクリーニング不良を確実に防止できる。
<第2実施形態>
図13は第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図14は供給トナー画像の形成状態の説明図である。
第2実施形態の画像形成装置200は、ロータリ型の現像装置4を備えて1つの感光ドラム1に複数色のトナー像を形成する以外は、第1実施形態の画像形成装置100と同様に構成され、制御される。従って、図13、図14中、図1、図2と共通する構成には共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図13に示すように、画像形成装置200は、フルカラーモードが設定されると、感光ドラム1に形成した静電像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナーで現像して各色のトナー像を順番に形成する。感光ドラム1に形成された各色のトナー像は、一次転写部T1にて、中間転写ベルト9へ、形成された順番で重ねて一次転写される。
中間転写ベルト9に4色のトナー像が一次転写し終わると、中間転写ベルト9に担持された4色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて、記録材Pへ一括二次転写される。4色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置25で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着される。
回転する感光ドラム1の周囲には、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ5、クリーニング装置6が配置される。
感光ドラム1は、接地電位に接続されたアルミニウム製シリンダの外周面に、帯電極性が負極性の感光層を形成してある。感光ドラム1は、軸方向の一方の端部に駆動力を伝達されて矢印R1方向に回転する。
帯電装置2は、電源D3から電圧を印加して発生させた帯電粒子を感光ドラム1に照射して、感光ドラム1の表面を一様な負電位に帯電させる。
露光装置3は、画像データを展開した走査線データに基づいてON−OFF変調されたレーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム1の表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4は、全体を回転させて、イエロー現像器4Y、マゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、ブラック現像器4Kをそれぞれ感光ドラム1との対向位置へ移動可能である。イエロー現像器4Y、マゼンタ現像器4M、シアン現像器4C、ブラック現像器4Kは、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、ブラックトナーを用いて、同様に各色トナー像を形成する。ここでは、イエロー現像器4Yを説明して、他の現像器については重複する説明を省略する。
イエロー現像器4Yは、負極性に帯電したイエロートナーを薄層状態で現像スリーブ4sに担持させて、感光ドラム1と僅かな隙間を隔ててカウンタ方向に回転させる。
電源D4は、負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を現像スリーブ4sに印加して、現像スリーブ4s側のトナーを感光ドラム1の露光部分に移動させて、静電潜像を反転現像したトナー像を形成する。
受光素子8a、8b、8c、8dは、現像装置4と一次転写部T1との中間で、感光ドラム1に担持されたカラーパッチに赤外光を照射して乱反射光量に応じたアナログ電圧を制御部110に出力する。
受光素子8a、8b、8c、8dは、第1実施形態と同様に、感光ドラム1の軸方向に間隔を置いて配置される(図4参照)。
一次転写ローラ5は、中間転写ベルト9を介して感光ドラム1に圧接して、感光ドラム1と中間転写ベルト9との間に一次転写部T1を形成する。
電源D1は、一次転写ローラ5に正極性の直流電圧を印加して、感光ドラム1に担持された負極性のトナー像を中間転写ベルト6へ移動させる。
クリーニング装置6は、一次転写部T1を通過して、感光ドラム1に残った転写残トナーを掻き落とす。
像担持体の一例である中間転写ベルト9は、テンションローラ12、駆動ローラ13、バックアップローラ10、張架ローラ14、15、16に支持されて300mm/secのプロセススピードで矢印R2方向に回転する。
転写回転体の一例である二次転写ローラ11は、中間転写ベルト9を介してバックアップローラ10に圧接して、中間転写ベルト9と二次転写ローラ11との間に二次転写部T2を形成する。
二次転写ローラ11は、接地電位に接続され、バックアップローラ10は、電源D2に接続されている。
電源D2は、負極性の直流電圧をバックアップローラ10に印加して、中間転写ベルト9に担持された負極性のトナー像を、二次転写部T2を通過する記録材Pへ押し出して二次転写させる。
レジストローラ23は、不図示の給紙カセットから給送された記録材Pを待機させ、中間転写ベルト9のトナー像にタイミングを合わせて、二次転写部T2へ送り込む。
クリーニング装置19は、二次転写部T2を通過して中間転写ベルト9に残った転写残トナーを掻き落とす。
二次転写ローラ11及びクリーニング装置19は、中間転写ベルト9に対して当接/離間が可能に配置されており、中間転写ベルト9へ各色のトナー像を重ねて担持させる過程では、中間転写ベルト9から離間してトナー像に接触しない。二次転写ローラ11及びクリーニング装置19は、3色目のトナー像がそれぞれの当接位置を通過した後に中間転写ベルト9に当接して二次転写に備える。
制御部110は、フルカラーモードが設定されると、感光ドラム1に形成される画像のトナー像の間隔に、制御用トナー像の一例であるカラーパッチCY、CM、CC、CKを順番に形成する。
カラーパッチCY、CM、CC、CKは、感光ドラム1の軸方向へ位置をずらせて25mm×25mmの正方形に形成される(図3参照)。
二次転写ローラクリーニング装置50は、記録材Pの搬送間隔で二次転写ローラ11に転写されるカラーパッチCY、CM、CC、CKを、1回の通過でほぼ100%除去できるクリーニング能力を有する。
二次転写ローラクリーニング装置50は、導電性ブラシ部材の一例であるファーブラシ51を、二次転写ローラ11の表面の二次転写部T2の下流側に当接している。
電源D5は、二次転写ローラ11の回転中を通じて、金属ローラ52に正極性の電圧を印加し続けて、二次転写ローラ11とファーブラシ51と金属ローラ52との直流回路にクリーニング電流を流す。これにより、負極性に帯電して二次転写ローラ11の表面に付着したトナー粒子は、静電的にファーブラシ51に移動した後に、静電的に金属ローラ52へ移動し、クリーニングブレード53によって回収容器54に回収される。
<ブラック単色モード>
画像形成装置200は、上述したフルカラーモードの他にブラック単色モードを実行する。ブラック単色モードでは、ロータリ型の現像装置4がロックされて、フルカラーモード時の1/4以下の記録材Pの搬送間隔(紙間)で高速の連続画像形成が実行される。このため、ブラック単色モードでは、物理的に、カラーパッチCY、CM、CCを用いてファーブラシ51をリフレッシュできなくなる。
そこで、制御部110は、ブラック単色モードで使えるブラック現像器4Kを利用して、カラーパッチCY、CM、CCに対応する供給トナー画像DY、DM、DCを中間転写ベルト9に担持させる(図7参照)。
制御部110は、トナー像形成手段の一例である露光装置3を制御して、トナー像形成条件の調整には使用しない、ファーブラシ51のリフレッシュを目的とした供給トナー画像DY、DM、DCを感光ドラム1dに形成する。
図14に示すように、N枚目の画像とN+1枚目の画像の間隔に、上述した実施例1の制御によって、供給トナー画像DY、DM、DCとカラーパッチCKとを軸方向に並べて形成する。
これにより、ブラック単色モードの期間中、カラーパッチCY、CM、CCに接触するファーブラシ51の領域は、供給トナー画像DY、DM、DCによってリフレッシュされる。
従って、ブラック単色モードが終了してフルカラーモードへ復帰した際に、二次転写ローラ11に転写されたカラーパッチCY、CM、CCを、1回の通過で十分に除去して記録材Pの裏汚れ不良を発生しない。
第2実施形態の画像形成装置200でも、上述した実施例2〜4の制御を実行してブラックトナーの使用量を節約できる。
<第3実施形態>
本発明は、中間転写ベルトを搭載したフルカラー画像形成装置に限らず、特許文献1〜4に説明される記録材搬送ベルト等を搭載した画像形成装置でも実施可能である。記録材搬送体に担持させた記録材に、各色の画像のトナー像を転写して、画像のトナー像の間隔に形成された制御用トナー像が記録材搬送ベルトに転写されて、記録材搬送ベルトに付設された静電クリーニング装置によって除去される場合でも実施可能である。
ブラック単色モードで、他色の制御用トナー像と揃えた位置にブラックトナーを用いた非制御用トナー像を形成することにより、記録材搬送ベルトをクリーニングするファーブラシをリフレッシュできる。
<トナー像形成条件の調整>
図15はトナー像形成制御のブロック図、図16はトナー像形成条件の調整制御のブロック図、図17は定着後の画像濃度とトナー像形成条件との関係の説明図、図18はトナー像形成条件の調整制御の説明図である。
第1実施形態の画像形成装置100は、連続画像形成中に、N枚目の画像のトナー像とN+1枚目の画像のトナー像との間隔で、トナー像の濃度階調を調整するための制御用トナー像を形成している。
形成すべき画像の輝度信号が画像読取部のCCD入力69で得られる。得られた画像の輝度信号は、A/D変換回路70によってデジタルの輝度信号に変換される。
デジタルの輝度信号は、シェーディング回路71を通って、画像読取部の個々のCCD素子の感度バラツキを修正される。
LOG変換回路72は、シェーディング修正された輝度信号を濃度信号に変換する。LOG変換器72によって得られた濃度信号は、LUT73で変換されて、読み取り画像濃度と出力画像濃度との関係が初期設定時のプリンタのγ特性に一致するように補正される。
LUT73は、後述する演算結果で形成されるLUT補正テーブル74によって補正される。
LUT73で変換された濃度信号は、パルス幅変換回路75によって、濃度階調をドット幅に変換したPWM信号に変換されて、レーザードライバー76に送られる。
このようにデジタル信号処理された露光信号を用いてレーザー光を走査することにより、感光ドラムには、ドットの面積変化による階調特性を付与した静電像が形成される。
画像形成装置100は、感光ドラム1上に濃度信号を4段階に変えて出力するテストパターンジェネレータを内蔵している。濃度信号は、8ビット256階調を持っており、テストパターンジェネレータにより、40/256、80/256、120/256、256/256の4つの濃度レベルを付与した制御用トナー像が形成される。
4種類の制御用トナー像は、感光ドラム1上にそれぞれ25mm×25mmの正方形に形成して、毎回の画像のトナー像の担持間隔で4色を軸方向に並べるように、順次形成される。
感光ドラムに形成された制御用トナー像は、一次転写部T1よりも前で、受光素子8a、8b、8c、8dによって、制御用トナー像の光学濃度に対応した反射光出力を検出される(図4参照)。
図16に示すように、受光素子8a、8b、8c、8dが出力したアナログ信号は、A/D変換回路80によってデジタル信号に変換され、濃度換算回路81により濃度信号に変換される。
図17に示すように、制御用トナー像の各濃度レベルに対する濃度は、初期設定時では、図15に示すLUT73によって、曲線Cとなるように設定されている。
しかし、トナーの補給態様の変化や環境温度湿度の変化、経時変化等により感光ドラムの感度や現像特性等が変化するので、濃度レベルに対する検知濃度は、初期に設定された曲線Cから曲線Aや曲線Bのように変動する。
そこで、受光素子8a、8b、8c、8dによる検知濃度が、曲線Aのように設定値よりも高かった場合、図18に示す曲線A′のように、高くなった分だけ設定から下げるようにPWM信号や他のトナー像形成条件を補正する。
また、逆に、受光素子8a、8b、8c、8dによる検知濃度が、曲線Bのように設定値よりも低かった場合、図18に示す曲線B′のように、低くなった分だけ設定から上げるようにPWM信号や他のトナー像形成条件を補正する。
そのため図11に示す濃度換算回路81によって算出された濃度から上記のように補正値演算を行う補正値演算回路82を介してLUT73を補正するLUT補正テーブル74を作成する。
このようにして得たLUT補正テーブル74により、LUT73を補正することにより、変動したプリンタ階調特性を補正し、常時一定のプリンタ階調特性を得ることが出来る。
このような補正を各色について行うことで、フルカラーのカラーバランスが良好な画像を得ることが出来る。これらの補正値は、制御部110の記憶装置109に格納しておき、階調特性が異常と判断したときに、再度上記補正が行われるまで使用される。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部及び二次転写部の構成の説明図である。 制御用トナー像の説明図である。 受光素子の出力と定着後の画像濃度との関係の説明図である。 二次転写ローラクリーニング装置のクリーニング特性の説明図である。 フルカラーモードにおける制御用トナー像の説明図である。 ブラック単色モードにおける制御用トナー像の説明図である。 ブラック単色モードのフローチャートである。 ブラック単色モードにおける記録材の裏汚れ発生条件の説明図である。 葉書サイズの記録材に二次転写を行う状態の説明図である。 記録材の内側と外側とにおける転写電流の比較図である。 記録材の坪量に応じてリフレッシュ間隔を調整する制御の説明図である。 第2実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 供給トナー画像の形成状態の説明図である。 トナー像形成制御のブロック図である。 トナー像形成条件の調整制御のブロック図である。 定着後の画像濃度とトナー像形成条件との関係の説明図である。 トナー像形成条件の調整制御の説明図である。
符号の説明
1、1d 感光ドラム
2、2d トナー像形成手段(帯電装置)
3、3d トナー像形成手段(露光装置)
4、4d トナー像形成手段(現像装置)
9 像担持体(中間転写ベルト)
11 転写回転体(二次転写ローラ)
50 静電クリーニング装置(二次転写ローラクリーニング装置)
51 導電性ブラシ部材(ファーブラシ)
52 金属ローラ
53 クリーニングブレード
100、200 画像形成装置
110 制御手段(制御部)
CY、CM、CC、CK 制御用トナー像(カラーパッチ)
D2 電源
DY、DM、DC 非制御用トナー像(供給トナー画像)
P 記録材
T2 二次転写部

Claims (7)

  1. トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段を用いて形成されたトナー像を担持する像担持体と、
    記録材を前記像担持体に圧接してトナー像の転写部を形成する転写回転体と、
    前記転写部に電圧を印加して前記像担持体から記録材へトナー像を転写させる電源と、
    前記転写回転体に対して電圧が印加された導電性ブラシ部材を当接させて、前記転写回転体に付着したトナーを静電的に除去する静電クリーニング装置と、
    複数色の中の一色のトナーを用いたトナー像を前記像担持体へ担持させる単色モードと、を有し、
    前記像担持体に担持されたトナー像の間隔に、前記転写回転体の軸方向に位置を異ならせて前記複数色の制御用トナー像が担持される画像形成装置において、
    前記単色モードでは、前記トナー像形成手段を制御して、前記複数色の他色の前記制御用トナー像が担持される位置に、前記一色のトナーを用いた非制御用トナー像を担持させる制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記非制御用トナー像は、前記軸方向の長さを各色の前記制御用トナー像に揃えて形成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記非制御用トナー像は、前記制御用トナー像よりもトナー使用量を少なくして形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記非制御用トナー像を担持させる頻度は、前記一色の前記制御用トナー像を担持させる頻度よりも低いことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 記録材へトナー像を転写する際の前記電源の出力電圧が高い連続転写時には、低い場合よりも、前記非制御用トナー像を担持させる頻度と前記非制御用トナー像のトナー使用量との少なくとも一方を高めることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記転写回転体の軸方向における記録材の外側に前記非制御用トナー像がある場合には、前記外側に前記非制御用トナー像がない場合よりも、前記非制御用トナー像を担持させる頻度と前記非制御用トナー像のトナー使用量との少なくとも一方を高めることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー像形成手段は、形成するトナー像の色をそれぞれ異ならせて複数配置され、
    前記単色モードでは、前記他色のトナー像を形成する前記トナー像形成手段が前記像担持体から離間されることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の画像形成装置。
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