JP2020056937A - ドラムユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の遮光部材を設けることなく、導光部材から感光ドラムの端部に向かう光を遮光することができるドラムユニットを提供する。【解決手段】ドラムユニット6は、感光ドラム10と、感光ドラム10を除電するための光を感光ドラム10の表面に導く導光部材40と、感光ドラム10の表面の、感光ドラム10の軸方向における端部に接触して感光ドラム10の表面に付着した現像剤を除去する除去部62を有するドラムワイパ60と、感光ドラム10、導光部材40およびドラムワイパ60を支持するフレーム部材100とを備える。ドラムワイパ60は、除去部62が感光ドラム10と導光部材40との間に配置されて感光ドラム10の軸方向における端部で導光部材40からの光を遮光する。【選択図】図2

Description

本発明は、感光ドラムを除電するための光を感光ドラムの表面に導く導光部材を備えるドラムユニットに関する。
従来、感光ドラムに除電光を照射して感光ドラム表面の残留電荷を所定電位以下まで除去する除電装置であって、除電光を出射する光源と、感光ドラムの軸方向に沿って延びる棒状の導光部材と、導光部材の両端部をそれぞれ保持する支持部材によって構成された除電装置が知られている(特許文献1参照)。この技術では、導光部材の支持部材により保持されていない領域は、導光部材からの光が感光ドラムに照射される除電領域となっており、導光部材の支持部材により保持されている領域は、導光部材からの光が支持部材によって遮光される遮光領域となっている。
特開2017−181878号公報
ところで、従来技術においては、遮光領域を形成するため、感光ドラムの端部に支持部材、すなわち、専用の遮光部材を設ける必要があった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、専用の遮光部材を設けることなく、導光部材から感光ドラムの端部に向かう光を遮光することができるドラムユニットを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のドラムユニットは、感光ドラムと、感光ドラムを除電するための光を感光ドラムの表面に導く導光部材と、感光ドラムの表面の、感光ドラムの軸方向における端部に接触して感光ドラムの表面に付着した現像剤を除去する除去部を有するドラムワイパと、感光ドラム、導光部材およびドラムワイパを支持するフレーム部材と、を備える。
ドラムワイパは、除去部が感光ドラムと導光部材との間に配置されて感光ドラムの軸方向における端部で導光部材からの光を遮光する。
このような構成によれば、除去部が遮光部材の機能を兼ねるので、感光ドラムと導光部材との間に専用の遮光部材を設けることなく、導光部材から感光ドラムの端部に向かう光を遮光することができる。また、除去部は、感光ドラムの表面に接触した状態で導光部材から感光ドラムの端部に向かう光を遮光するので、感光ドラムと除去部との間に光が入り込むのを抑制することができる。
前記したドラムユニットにおいて、ドラムワイパは、可撓性を有するシート状の支持部材を有し、支持部材は、感光ドラムの表面の導光部材と対向する部分の移動方向における導光部材よりも上流側の端部であってフレーム部材に固定された第1固定端部と、第1固定端部と反対側の端部であってフレーム部材に固定されない第1自由端部とを有する構成とすることができる。
これによれば、移動方向における支持部材の両端部をフレーム部材に固定する場合と比較して、ドラムワイパをフレーム部材に簡単に取り付けることができる。
前記したドラムユニットにおいて、支持部材は、導光部材との間に隙間を有する状態で配置されている構成とすることができる。
これによれば、支持部材が導光部材側、すなわち、感光ドラムから離れる側に撓むことができるので、除去部が必要以上に強く感光ドラムの表面に押し当てられるのを抑制することができる。これにより、ドラムワイパの除去部との接触によって感光層が摩耗するのをより抑制することができる。
前記したドラムユニットは、感光ドラムの表面の、感光ドラムの前記軸方向における端部に接触して感光ドラムの表面に付着した現像剤を除去するドラムスクレーパを備え、ドラムスクレーパは、フレーム部材に固定された第2固定端部と、感光ドラムの前記軸方向における端部に接触する端部であってフレーム部材に固定されない第2自由端部とを有し、第2固定端部は、前記移動方向において、導光部材に対し、第1固定端部と同じ側でフレーム部材に固定されている構成とすることができる。
これによれば、導光部材を挟んで、第1固定端部が移動方向の一方側に固定され、第2固定端部が移動方向の他方側に固定される場合と比較して、ドラムユニットを簡単な構造とすることができる。
前記したドラムユニットにおいて、支持部材は、長方形状の樹脂からなるシートであって、長手方向の一端部が第1固定端部であり、長手方向の他端部が第1自由端部であり、除去部は、フェルト、発泡樹脂、不織布または織物からなり、第1自由端部の感光ドラムと対向する面に貼り付けられている構成とすることができる。
これによれば、クリーニング性能が高い除去部を支持部材によって適度な力で感光ドラムの表面に押し当てることができる。これにより、感光ドラムの表面に付着した現像剤を良好に除去することができる。
前記したドラムユニットにおいて、除去部は、黒色である構成とすることができる。
これによれば、導光部材からの光を除去部によって吸収することができるので、感光ドラムの端部に光が当たるのをより抑制することができる。
前記したドラムユニットにおいて、フレーム部材は、感光ドラムの表面の導光部材と対向する部分の移動方向における導光部材の下流側で導光部材に沿って設けられた第1壁を有し、除去部は、前記移動方向における下流側の端が、第1壁に接触し、または、第1壁の前記移動方向における上流側の端よりも下流に位置している構成とすることができる。
これによれば、導光部材と第1壁との間の隙間から光が漏れるのを抑制することができるので、感光ドラムの端部に光が当たるのをより抑制することができる。
前記したドラムユニットにおいて、前記移動方向における導光部材よりも下流側で導光部材に隣接して配置され、感光ドラムの表面に接触して感光ドラムの表面に付着した紙粉を除去するクリーニングローラを備え、第1壁は、導光部材とクリーニングローラとの間に配置されている構成とすることができる。
これによれば、第1壁によってクリーニングローラから脱落した紙粉が導光部材に付着するのを抑制することができる。
前記したドラムユニットにおいて、第1壁は、フレーム部材に取り付けられたフィルムである構成とすることができる。
これによれば、第1壁を薄くすることができるので、ドラムユニットをコンパクトな構成とすることができる。特に、クリーニングローラを備える構成において、導光部材とクリーニングローラをより近づけて配置できるので、感光ドラムの大型化を抑制することができ、ドラムユニットをコンパクトな構成とすることができる。
前記したドラムユニットにおいて、フィルムは、白色である構成とすることができる。
これによれば、導光部材から第1壁に向かう光を反射することができるので、光の拡散を抑制して、特に感光ドラムの端部を除く部分に当たる光の量を確保することができる。
前記したドラムユニットにおいて、フレーム部材は、感光ドラムの表面の導光部材と対向する部分の移動方向における導光部材の上流側で導光部材に沿って設けられた第2壁を有し、除去部は、前記移動方向における上流側の端が、第2壁の前記移動方向における下流側の端よりも上流に位置している構成とすることができる。
これによれば、導光部材と第2壁との間の隙間から光が漏れるのを抑制することができるので、感光ドラムの端部に光が当たるのをより抑制することができる。
前記したドラムユニットは、感光ドラムに現像剤を供給する現像ローラと、現像ローラの表面に接触するブレードゴム部、および、ブレードゴム部を支持するブレード本体を有する層厚規制ブレードと、を備え、ブレードゴム部は、前記軸方向の端部に切欠部を有し、除去部は、前記軸方向において切欠部と重なる位置に配置されている構成とすることができる。
これによれば、感光ドラムの切欠部と重なる領域に付着した現像剤を除去部によって効率良く除去することができるので、感光ドラムの切欠部と重なる領域に付着した現像剤が帯電器などに付着するのを抑制することができる。
前記したドラムユニットは、感光ドラムを帯電させる帯電器であって、ワイヤと、ワイヤと感光ドラムとの間に設けられるグリッド電極とを有する帯電器を備える構成とすることができる。
これによれば、感光ドラムの切欠部と重なる領域に付着した現像剤がグリッド電極に付着するのを効果的に抑制することができる。
前記したドラムユニットにおいて、フレーム部材は、導光部材を支持する樹脂製の第1フレーム部材を有し、第1フレーム部材は、シートをガイドするためのガイド壁を有し、ガイド壁は、シートをガイド可能なガイド面と、ガイド面の裏側の面に形成された凹凸形状とを有する構成とすることができる。
これによれば、フレーム部材の、導光部材を支持する部分と、シートをガイドする部分とを一体化することができるので、ドラムユニットをコンパクトな構成とすることができる。また、ガイド面の裏側の面に凹凸形状が形成されていることで、樹脂材料が成形収縮する際のヒケを抑制することができるとともに、ガイド壁の強度を向上させることができる。また、ガイド面の裏側の面に凹凸形状が形成されていることで、ガイド面に現れる凹凸を減らすことができるので、ガイド面によってシートを良好にガイドすることができる。
前記したドラムユニットにおいて、導光部材は、前記軸方向における一端部に光を入れるための受光面を有し、フレーム部材は、感光ドラムを回転可能に支持する第2フレーム部材を有し、第2フレーム部材は、受光面を露出させる穴を有する構成とすることができる。
これによれば、ドラムユニットの外部に設けられた光源から導光部材に光を入れることができる。
本発明によれば、専用の遮光部材を設けることなく、導光部材から感光ドラムの端部に向かう光を遮光することができる。
ドラムユニットを備える画像形成装置の概略構成を示す図である。 ドラムユニットの要部拡大図である。 ドラムユニットの感光ドラム周辺の拡大図である。 クリーニングローラ、ドラムワイパ、ドラムスクレーパ、感光ドラム、現像ローラおよび層厚規制ブレードの感光ドラムの軸方向における位置関係を示す図である。 感光ドラム、導光部材および第1支持部材の斜視図である。 ドラムユニットを導光部材の受光面側から見た側面図である。 変形例に係るドラムユニットの感光ドラム周辺の拡大図である。
次に、発明の一実施形態について適宜図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、方向は、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上側を「上」、下側を「下」とする。
図1に示すように、本実施形態に係るドラムユニット6は、紙などのシートSに画像を形成する画像形成装置1に装着された状態で使用される。画像形成装置1は、本体筐体2と、シート供給部3と、ドラムユニット6を含む画像形成部4と、シート排出部9とを備えている。
シート供給部3は、本体筐体2内の下に設けられ、複数のシートSを収容可能なシート供給トレイ3Aと、シート供給機構3Bとを備えている。シート供給部3は、シート供給トレイ3A内のシートSをシート供給機構3Bによって1枚ずつ分離して画像形成部4に供給する。
画像形成部4は、露光ユニット5と、ドラムユニット6と、転写ユニット7と、定着ユニット8とを備えている。
露光ユニット5は、本体筐体2内の上に配置され、図示しない複数の光源装置、ポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光ユニット5は、一点鎖線で示す光ビームを感光ドラム10の表面で高速走査することで、感光ドラム10の表面を露光する。
ドラムユニット6は、前後に並んで配置された4つの感光ドラム10と、各感光ドラム10に対応して配置された帯電器20および現像器30と、感光ドラム10や帯電器20などを支持するフレーム部材100とを備えている。ドラムユニット6は、本体筐体2の前部に設けられたフロントカバー2Aを開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能である。
現像器30は、フレーム部材100に対して着脱可能であり、現像ローラ31と、供給ローラ32と、層厚規制ブレード33と、正帯電性の乾式トナーからなる現像剤を収容する収容部34と、アジテータ35とを備えている。現像器30は、収容部34内の現像剤を、アジテータ35によって攪拌しながら、供給ローラ32に供給し、供給ローラ32から現像ローラ31に供給する。そして、現像器30は、現像ローラ31に供給された現像剤を、現像ローラ31の回転に伴って、現像ローラ31と層厚規制ブレード33との間に進入させて一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持させる。ドラムユニット6の詳細については後述する。
転写ユニット7は、シート供給トレイ3Aとドラムユニット6との間に配置され、駆動ローラ7Aと、従動ローラ7Bと、駆動ローラ7Aと従動ローラ7Bに張設された無端状の搬送ベルト7Cと、4つの転写ローラ7Dとを備えている。搬送ベルト7Cは、外側の面が各感光ドラム10に接しており、その内側には各転写ローラ7Dが対応する感光ドラム10との間で搬送ベルト7Cを挟むように配置されている。
定着ユニット8は、ドラムユニット6および転写ユニット7の後方に配置され、シートSを加熱する加熱ローラ8Aと、加熱ローラ8Aを押圧する加圧ローラ8Bとを備えている。
画像形成部4は、感光ドラム10の表面を、帯電器20によって一様に帯電し、その後、露光ユニット5からの画像データに基づく光ビームによって露光することで、感光ドラム10上に静電潜像を形成する。その後、画像形成部4は、現像ローラ31が担持する現像剤を感光ドラム10上に形成された静電潜像に供給することで、静電潜像を可視像化し、感光ドラム10上に現像剤像を形成する。
その後、画像形成部4は、シート供給部3から供給されたシートSを、感光ドラム10と、負の転写バイアスが印加された転写ローラ7Dとの間で搬送することで、感光ドラム10上に形成された現像剤像をシートSに転写する。そして、画像形成部4は、現像剤像が転写されたシートSを、加熱ローラ8Aと加圧ローラ8Bとの間で搬送することで現像剤像を熱定着し、シートSに画像を形成する。
シート排出部9は、搬送ローラ9Aと、排出ローラ9Bとを備えている。シート排出部9は、画像を形成されたシートSを搬送ローラ9Aと排出ローラ9Bによって本体筐体2の外のシート排出トレイ2B上に排出する。
図2に示すように、ドラムユニット6は、フレーム部材100、感光ドラム10、帯電器20、交換可能な現像器30のほかに、さらに、導光部材40と、ドラムクリーナ50と、ドラムワイパ60と、ドラムスクレーパ70とを備えている。
感光ドラム10は、円筒状の素管11と、素管11の外周面に形成された感光層12とを有する部材である。素管11は、金属などの導電性を有する材料からなり、画像形成装置1(図1参照)のアース電位に接続されている。感光層12は、ポリカーボネートなどの樹脂に、電荷発生材料、電子輸送材料、正孔輸送材料などを分散させた正帯電性の有機感光層により形成されている。
帯電器20は、感光ドラム10を帯電させる装置であり、感光ドラム10に対向して配置されている。帯電器20は、コロナ放電を起こさせるワイヤ21と、ワイヤ21と感光ドラム10との間に設けられるグリッド電極22とを有するスコロトロン型の帯電器である。帯電器20は、グリッド電極22にかける電圧により感光ドラム10に流れ込む電流を制御し、これによって、帯電を制御可能に構成されている。また、帯電器20は、ワイヤ21に沿って左右に移動させることで、ワイヤ21に付着した現像剤を除去するワイヤクリーナ23を有している。
現像器30は、現像ローラ31から感光ドラム10に現像剤を供給する装置である。現像ローラ31は、現像器30がフレーム部材100に装着された状態で、感光ドラム10の回転方向における、感光ドラム10と帯電器20が対向する位置よりも下流側であって、感光ドラム10と転写ローラ7Dが対向する位置よりも上流側で、感光ドラム10に対向して配置されている。
図3に示すように、層厚規制ブレード33は、ブレード本体33Aと、ブレードゴム部33Bとを有している。ブレード本体33Aは、ブレードゴム部33Bを支持する部材であり、左右に長い金属板などからなる。ブレード本体33Aは、短手方向の一端部が現像器30の筐体に固定され、短手方向の他端部の現像ローラ31側の面にブレードゴム部33Bが固定されている。
ブレードゴム部33Bは、現像ローラ31の表面に接触する部分であり、シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる。図4に示すように、ブレードゴム部33Bは、感光ドラム10の軸方向に相当する左右方向の端部にそれぞれ切欠部33Cを有している。切欠部33Cは、現像ローラ31の回転方向の上流側から下流側(図4の上側から下側)に向けて凹む形状を有している。なお、図4では、各部材の右側部分のみを示しているが、各部材の左側部分も右側部分と同様の構成を有している。
図3に戻って、ブレードゴム部33Bは、左右の切欠部33Cの間の、切欠部33Cが形成されていない部位が、現像ローラ31の表面と面で接触する。一方、ブレードゴム部33Bは、切欠部33Cが形成された部位が、切欠部33Cのエッジ部分で現像ローラ31の表面と接触する。これにより、切欠部33Cが形成された部位では、現像ローラ31上に供給された現像剤がより掻き取られやすくなり、強い力を受けやすくなっている。
導光部材40は、感光ドラム10を除電するための光を感光ドラム10の表面に導く部材である。導光部材40から感光ドラム10の表面に照射された光は、感光ドラム10の表面に残留する電荷を所定電位以下まで除去する。導光部材40は、感光ドラム10の回転方向における、感光ドラム10と転写ローラ7Dが対向する位置よりも下流側であって、感光ドラム10と帯電器20が対向する位置よりも上流側で、感光ドラム10に対向して配置されている。
図5に示すように、導光部材40(ドットハッチを付した部材)は、左右に長い棒状に形成され、感光ドラム10に沿って配置されている。導光部材40は、受光面41と出射面42とを有している。受光面41は、光源1Lからの光LTを入れるための面であり、感光ドラム10の軸方向における導光部材40の一端部、具体的には、右端面に設けられている。出射面42は、感光ドラム10を除電するための光を感光ドラム10の表面に向けて出射するための面であり、感光ドラム10に対向するように設けられている。
光源1Lは、LED(Light Emitting Diode)であり、画像形成装置1の本体筐体2内に設けられている。光源1Lは、4つが前後に並んで配置され、ドラムユニット6が本体筐体2に装着された状態で、対応する導光部材40の受光面41と向かい合うように設けられている。
図3に示すように、ドラムクリーナ50は、感光ドラム10の表面に付着した紙粉を除去する装置である。ドラムクリーナ50は、クリーニングローラ51と、回収ローラ52と、第1掻き取り部材53と、第2掻き取り部材54と、貯留部55とを備えている。
クリーニングローラ51は、感光ドラム10の表面に接触して感光ドラム10の表面に付着した紙粉を除去するローラである。詳しくは、クリーニングローラ51は、紙粉の帯電特性と逆極性の正のバイアスをかけることで、感光ドラム10の表面に付着した紙粉を電気的に吸着して除去するように構成されている。
クリーニングローラ51は、感光ドラム10の回転方向における、感光ドラム10と導光部材40が対向する位置よりも下流側であって、感光ドラム10と帯電器20が対向する位置よりも上流側で、感光ドラム10に対向して配置されている。さらに説明すると、クリーニングローラ51は、感光ドラム10の表面の導光部材40と対向する部分の移動方向(以下、単に「移動方向」という。)における導光部材40よりも下流側、具体的には、導光部材40の上側で、導光部材40に隣接して配置されている。
回収ローラ52は、クリーニングローラ51の表面に接触してクリーニングローラ51の表面に付着した紙粉を回収する金属製のローラである。
第1掻き取り部材53は、回収ローラ52の表面に接触して回収ローラ52の表面に回収された紙粉を掻き取る部材であり、ブロック状のスポンジなどからなる。
第2掻き取り部材54は、先端が回収ローラ52の表面に接触して、第1掻き取り部材53によって取り切れなかった紙粉を回収ローラ52の表面から掻き取る部材であり、樹脂製のフィルムなどからなる。
貯留部55は、第1掻き取り部材53や第2掻き取り部材54によって掻き取られた紙粉を貯留する部分である。貯留部55は、フレーム部材100によって形成されている。詳しくは、貯留部55は、前後、左右および下側の壁がフレーム部材100の後述する第1支持部材110によって形成され、上側の壁がフレーム部材100の後述する第2支持部材120によって形成されている。
フレーム部材100は、感光ドラム10や導光部材40などを支持する部材である。フレーム部材100は、第1フレーム部材としての第1支持部材110と、第2支持部材120と、第3支持部材130と、第2フレーム部材としての一対の側壁部材140(図6参照。一方のみ図示)とを有している。第1支持部材110、第2支持部材120および第3支持部材130は、左右の側壁部材140に架け渡すように設けられている。
第1支持部材110は、導光部材40や第2掻き取り部材54を支持する樹脂製の部材であり、第1壁111と、第2壁112と、シートSをガイドするためのガイド壁113とを有している。
第1壁111は、移動方向における導光部材40の下流側、具体的には、導光部材40の上側で、導光部材40に沿って設けられた左右に長い壁である。第1壁111は、導光部材40とクリーニングローラ51との間に配置されている。第1壁111は、第1支持部材110に接着剤などによって取り付けられた樹脂製のフィルムである。この第1壁111を構成するフィルムは、白色である。導光部材40とクリーニングローラ51との間隔は、第1支持部材110の壁(第2壁112やガイド壁113など)の厚みよりも小さくなっている。
第2壁112は、移動方向における導光部材40の上流側、具体的には、導光部材40の下側で、導光部材40に沿って設けられた左右に長い壁である。第2壁112は、導光部材40とドラムスクレーパ70との間に配置されている。第2壁112は、第1支持部材110に一体に形成されている。
ガイド壁113は、搬送ベルト7Cと対向するように設けられた左右に長い壁であり、感光ドラム10と転写ローラ7Dとの間を搬送されるシートSをガイド可能なガイド面113Aを有している。ガイド面113Aは、ガイド壁113の搬送ベルト7Cと対向する面、具体的には、ガイド壁113の下側の面であり、搬送ベルト7Cの上面に沿うように前後および左右に延びている。
ガイド壁113は、ガイド面113Aの裏側の面である裏面113Bに、当該裏面113Bから立ち上がって略左右に沿って延び、さらに左右の端部から前に向けて延びるリブ114が形成されている(図5も参照)。このようなリブ114を有することで、ガイド壁113は、裏面113Bに凹凸形状を有している。一方で、ガイド面113Aは、このような凹凸形状のない、略平らな面となっている。なお、ガイド壁113は、ドラムクリーナ50の貯留部55の下側の壁を構成しており、リブ114は、貯留部55の前側および左右の壁を構成している。
第2支持部材120は、クリーニングローラ51や回収ローラ52を回転可能に支持するとともに、第1掻き取り部材53を支持する樹脂製の部材である。第2支持部材120は、第1支持部材110に組み付けられることで、第1支持部材110との間に貯留部55を形成する。
第3支持部材130は、ワイヤ21やグリッド電極22を支持する樹脂製の部材であり、帯電器20の筐体を構成している。
図6に示すように、側壁部材140は、感光ドラム10を回転可能に支持する部材である。詳しくは、側壁部材140は、軸受部材を介して感光ドラム10を回転可能に支持する図示しない板金部材と、板金部材を覆うように板金部材の左右外側に配置される樹脂製のカバー部材142とを有している。
側壁部材140は、カバー部材142に形成された複数の貫通穴143を有している。貫通穴143は、導光部材40の受光面41を露出させるための穴である。導光部材40の受光面41は、ドラムユニット6が本体筐体2に装着された場合に、貫通穴143を介して光源1L(図5参照)と向かい合った状態で配置される。
図3に示すように、ドラムワイパ60およびドラムスクレーパ70は、感光ドラム10の表面の、感光ドラム10の軸方向における端部13(図4参照)に付着した現像剤を除去する部材である。
ドラムワイパ60は、支持部材61と、除去部62とを有している。
支持部材61は、可撓性を有するシート状の部材であり、導光部材40からの光が透過可能な樹脂などからなる。さらに言えば、支持部材61は、長方形状の樹脂からなるシートであって、弾性的に撓み変形可能である。支持部材61は、第1固定端部61Aと、第1自由端部61Bとを有している。
第1固定端部61Aは、支持部材61の、移動方向における導光部材40よりも上流側の端部、具体的には、下側の端部である。さらに言えば、第1固定端部61Aは、長方形の長手方向の一端部である。第1固定端部61Aは、接着剤などによっての第2壁112に取り付けられ、これによって、第1支持部材110に固定されている。言い換えると、フレーム部材100は、ドラムワイパ60を支持している。
第1自由端部61Bは、支持部材61の、第1固定端部61Aと反対側の端部、すなわち、上側の端部である。さらに言えば、第1自由端部61Bは、長方形の長手方向の他端部である。第1自由端部61Bは、フレーム部材100に固定されていない。
除去部62は、感光ドラム10の表面の端部13(図4参照)に接触して感光ドラム10の表面に付着した現像剤を拭き取って除去する部材であり、フェルトなどからなる。除去部62は、支持部材61の第1自由端部61Bの感光ドラム10側の面、言い換えると、第1自由端部61Bの感光ドラム10と対向する面に接着剤などによって貼り付けられている。除去部62は、黒色である。
ドラムワイパ60は、除去部62が感光ドラム10と導光部材40との間に配置されている。これにより、除去部62は、感光ドラム10の端部13で導光部材40からの光を遮光する。詳しくは、除去部62は、導光部材40の出射面42の左右の端部から、感光ドラム10の左右の端部13に向けて出射される光を遮光する。
このため、図4に示すように、感光ドラム10の表面は、除去部62が接触する領域が、導光部材40からの光が除去部62によって遮光される遮光領域A1となっている。また、感光ドラム10の表面は、除去部62が接触しない領域、さらに言えば、左右の除去部62の間の領域が、導光部材40からの光が照射される除電領域A2となっている。
図3に戻って、支持部材61の第1自由端部61Bは、導光部材40との間に隙間を有する状態で配置されている。すなわち、第1自由端部61Bは、除去部62が固定された面と反対側の面が導光部材40と接触しないように、導光部材40から離間した状態で配置されている。
除去部62は、移動方向における下流側の端である上端部62Aが、直接、または、支持部材61を介して、第1壁111に接触した状態で配置されている。また、除去部62は、移動方向における上流側の端である下端部62Bが、第2壁112の先端面の、移動方向における下流側の端である上端112Aよりも上流、具体的には、下側に位置している。言い換えると、除去部62の下端部62Bは、第2壁112の上端112Aよりも下側まで延びている。
ドラムスクレーパ70は、感光ドラム10の表面の端部13(図4参照)に接触して感光ドラム10の表面に付着した現像剤を掻き取って除去する部材であり、樹脂製のフィルムなどからなる。ドラムスクレーパ70は、第2固定端部71と、第2自由端部72とを有している。第2固定端部71は、感光ドラム10から遠い側の端部であり、接着剤などによって第1支持部材110に固定されている。第2自由端部72は、第2固定端部71と反対側の感光ドラム10に近い側の端部であって、先端が感光ドラム10の表面の端部13に接触した状態で配置されている。第2自由端部72は、フレーム部材100に固定されていない。
ドラムスクレーパ70の第2固定端部71は、移動方向において、導光部材40に対し、ドラムワイパ60の第1固定端部61Aと同じ側で第1支持部材110に固定されている。具体的には、第1固定端部61Aおよび第2固定端部71は、いずれも、導光部材40の下側で第1支持部材110に固定されている。第1固定端部61Aは、第1支持部材110の第2壁112の下側の面に固定され、第2固定端部71は、第2壁112の付け根付近でガイド面113Aの前端部に固定されている。
図4に示すように、ドラムワイパ60の除去部62およびドラムスクレーパ70は、感光ドラム10の表面の左右の端部13に対応してそれぞれ設けられ、感光ドラム10の端部13に対向して配置されている。
また、除去部62およびドラムスクレーパ70は、左右方向において、層厚規制ブレード33のブレードゴム部33Bに形成された切欠部33Cと重なる位置に配置されている。詳しくは、除去部62およびドラムスクレーパ70は、左右の幅が、切欠部33Cの左右の幅よりも大きくなっており、左右方向において、切欠部33Cの全体と重なる位置に配置されている。言い換えると、切欠部33Cは、左右方向において、除去部62およびドラムスクレーパ70の幅内に配置されている。
また、切欠部33C、除去部62およびドラムスクレーパ70は、左右方向において、画像形成装置1で印刷が可能な最大サイズのシートSの画像が形成される領域PAよりも外側に配置されている。一方で、切欠部33C、除去部62およびドラムスクレーパ70は、左右方向において、最大サイズのシートSの端SEと重なる位置に配置されている。
なお、ドラムワイパ60およびドラムスクレーパ70をフレーム部材100に取り付ける際には、感光ドラム10が取り付けられる前のフレーム部材100に、まず、ドラムワイパ60を取り付ける。そして、ドラムワイパ60をフレーム部材100に取り付けた後、第1自由端部61Bをクリーニングローラ51に近づけるようにして支持部材61を曲げた状態で、感光ドラム10の表面が除去部62に接触するように、感光ドラム10をフレーム部材100に取り付ける。その後、ドラムスクレーパ70をフレーム部材100に取り付ける。
次に、以上のように構成されたドラムユニット6の作用効果について説明する。
図3に示すように、現像器30において現像剤を現像ローラ31上に担持させる際、現像ローラ31とブレードゴム部33Bの切欠部33Cが形成された部位との間に進入した現像剤は、現像ローラ31と切欠部33Cのエッジ部分との間で強く擦れ合う。これにより、現像剤は、特に高温高湿の環境下において、帯電特性とは逆極性の負に帯電する場合がある。そして、このような負に帯電した現像剤が、感光ドラム10の端部13上に供給され、帯電器20と対向する位置まで移動すると、帯電に伴って発生する気流などによって舞い散り、ワイヤ21やグリッド電極22に付着してしまう可能性がある。
この点、本実施形態のドラムユニット6によれば、感光ドラム10の端部13に付着した現像剤を、ドラムスクレーパ70やドラムワイパ60によって除去することができるので、感光ドラム10の端部13に付着した現像剤が帯電器20と対向する位置まで移動するのを抑制することができる。これにより、現像剤が帯電時に舞い散るのを抑制することができ、現像剤がワイヤ21やグリッド電極22に付着するのを抑制することができる。
一方、ドラムスクレーパ70やドラムワイパ60を備える構成では、感光ドラム10の端部13に、ドラムスクレーパ70の先端やドラムワイパ60の除去部62が接触し続けることになるので、時間の経過に伴って感光層12が摩耗する可能性がある。感光層12が摩耗して感光層12が薄くなると、帯電をしても感光ドラム10の表面電位が上がりにくくなり、正に帯電した現像剤が付着しやすくなる。そして、感光ドラム10の端部13に正に帯電した現像剤が付着すると、この現像剤が、特に大きいサイズのシートSの左右の端部に転写されてシートSを汚す可能性がある。
この点、本実施形態のドラムユニット6によれば、導光部材40から感光ドラム10の端部13に向かう光を除去部62によって遮光することができるので、感光ドラム10の端部13が必要以上に除電されるのを抑制することができる。これにより、感光ドラム10の端部13において感光層12が劣化するのを抑制することができる。感光層12の劣化が抑制されることで、ドラムスクレーパ70や除去部62との接触によって感光層12が摩耗するのを抑制することができる。
以上説明した本実施形態によれば、ドラムワイパ60の除去部62が感光ドラム10と導光部材40との間に配置されて導光部材40からの光を遮光することで、除去部62が導光部材40からの光を遮光する部材の機能を兼ねるので、感光ドラム10と導光部材40との間に専用の遮光部材を設けることなく、導光部材40から感光ドラム10の端部13に向かう光を遮光することができる。また、除去部62は、感光ドラム10の表面に接触した状態で導光部材40から感光ドラム10の端部13に向かう光を遮光するので、感光ドラム10と除去部62との間に光が入り込むのを抑制することができる。
また、感光ドラム10と導光部材40との間に除去部62が配置されていることで、ドラムユニット6に外部から衝撃が加わった場合などに、感光ドラム10と導光部材40とが直接接触するのを抑制することができる。特に、除去部62をフェルトのようなクッション性を有する材料から形成することで、除去部62がクッションとして働くので、感光ドラム10を良好に保護することができる。
また、ドラムワイパ60の支持部材61が、第1固定端部61Aでフレーム部材100に固定され、第1自由端部61Bはフレーム部材100に固定されないので、移動方向における支持部材の両端部をそれぞれフレーム部材に固定する場合と比較して、ドラムワイパ60をフレーム部材100に簡単に取り付けることができる。
また、支持部材61は、導光部材40との間に隙間を有する状態で配置されているので、支持部材61が導光部材40側、すなわち、感光ドラム10から離れる側に撓むことができる。これにより、除去部62が必要以上に強く感光ドラム10の表面に押し当てられるのを抑制することができるので、除去部62との接触によって感光層12が摩耗するのをより抑制することができる。
また、ドラムスクレーパ70の第2固定端部71が導光部材40に対しドラムワイパ60の第1固定端部61Aと同じ下側でフレーム部材100に固定されているので、例えば、導光部材を挟んで、第1固定端部が導光部材の上側に固定され、第2固定端部が導光部材の下側に固定される場合と比較して、ドラムユニット6を簡単な構造とすることができる。
また、ドラムワイパ60は、フェルトからなる除去部62が、弾性的に撓み変形可能な樹脂からなるシートである支持部材61の第1固定端部61Aに貼り付けられている構成なので、クリーニング性能が高い除去部62を支持部材61によって適度な力で感光ドラム10の表面に押し当てることができる。これにより、感光ドラム10の表面に付着した現像剤を良好に除去することができる。
また、除去部62が黒色であるので、導光部材40からの光を除去部62によって吸収することができる。これにより、感光ドラム10の端部13に光が当たるのをより抑制することができる。
また、除去部62の上端部62Aが第1壁111に接触しているので、導光部材40と第1壁111との間の隙間から光が漏れるのを抑制することができる。これにより、感光ドラム10の端部13に光が当たるのをより抑制することができる。
また、第1壁111が導光部材40とクリーニングローラ51との間に配置されているので、第1壁111によってクリーニングローラ51から脱落した紙粉が導光部材40に付着するのを抑制することができる。
また、第1壁111がフィルムであるので、第1壁111を薄くすることができる。これにより、ドラムユニット6をコンパクトな構成とすることができる。特に、本実施形態のように、クリーニングローラ51を備える構成において、導光部材40とクリーニングローラ51をより近づけて配置できるので、感光ドラム10の大型化を抑制することができ、ドラムユニット6をコンパクトな構成とすることができる。
また、第1壁111を構成するフィルムが白色であるので、導光部材40から第1壁111に向かう光を反射することができる。これにより、光の拡散を抑制して、特に感光ドラム10の端部13を除く部分に当たる光の量を確保することができる。
また、除去部62の下端部62Bが第2壁112の上端112Aよりも下側に位置しているので、導光部材40と第2壁112との間の隙間から光が漏れるのを抑制することができる。これにより、感光ドラム10の端部13に光が当たるのをより抑制することができる。
また、除去部62が左右方向において層厚規制ブレード33のブレードゴム部33Bに形成された切欠部33Cと重なる位置に配置されているので、感光ドラム10の切欠部33Cと重なる領域、すなわち、感光ドラム10の端部13に付着した現像剤を除去部62によって効率良く除去することができる。これにより、感光ドラム10の端部13に付着した現像剤が帯電器20などに付着するのを抑制することができる。
特に、帯電器20がグリッド電極22を有するスコロトロン型の帯電器である場合には、感光ドラム10の端部13に付着した現像剤を除去部62によって効率良く除去できることで、感光ドラム10の端部13に付着した現像剤が、ワイヤクリーナ23のようなクリーナを持たないグリッド電極22に付着するのを効果的に抑制することができる。
また、導光部材40を支持する第1支持部材110にシートSをガイドするガイド壁113が形成されているので、フレーム部材100の、導光部材40を支持する部分と、シートSをガイドする部分とを一体化することができ、ドラムユニット6をコンパクトな構成とすることができる。また、ガイド壁113の裏面113Bにリブ114によって凹凸形状が形成されていることで、第1支持部材110を構成する樹脂材料が成形収縮する際のヒケを抑制することができるとともに、ガイド壁113の強度を向上させることができる。さらに、ガイド壁113の裏面113Bに凹凸形状が形成されていることで、ガイド面113Aに現れる凹凸を減らして略平らな面とすることができるので、ガイド面113Aで、特にシートSの先端が引っ掛かりにくくなるため、ガイド面113AによってシートSを良好にガイドすることができる。
また、フレーム部材100の側壁部材140に、導光部材40の受光面41を露出させる貫通穴143が形成されているので、ドラムユニット6の外部に設けられた光源1Lから導光部材40に光を入れることができる。
以上に発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、前記実施形態では、除去部62は、上端部62Aが第1壁111に接触していたが、これに限定されない。
すなわち、図7に示すように、除去部62は、上端部62Aが、第1壁111の感光ドラム10側の端面の、移動方向における上流側の端である下端111Aよりも下流、具体的には、上側に位置している構成であってもよい。言い換えると、除去部62の上端部62Aは、第1壁111の下端111Aよりも上側まで延びている構成であってもよい。このような構成によっても、導光部材40と第1壁111との間の隙間から光が漏れるのを抑制することができるので、感光ドラム10の左右の端部13に光が当たるのをより抑制することができる。
なお、除去部62は、上端部62Aが第1壁111の感光ドラム10側の端面の下端111Aにとどいていない構成、すなわち、上端部62Aが下端111Aよりも下側に位置する構成であってもよい。また、除去部62は、下端部62Bが第2壁112の先端面の上端112Aにとどいていない構成、すなわち、下端部62Bが上端112Aよりも上側に位置する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ドラムワイパ60の支持部材61が導光部材40との間に隙間を有する状態で配置されていたが、これに限定されず、支持部材は、導光部材と接触した状態で配置されていてもよい。また、前記実施形態では、支持部材61は、第1固定端部61Aがフレーム部材100に固定され、第1自由端部61Bがフレーム部材100に固定されていない構成であったが、これに限定されず、例えば、支持部材は、移動方向における両端部がそれぞれフレーム部材に固定されていてもよい。
また、前記実施形態では、ドラムワイパ60の除去部62が黒色であったが、これに限定されず、導光部材からの光を遮光可能であれば、黒色以外の色であってもよい。また、前記実施形態では、除去部62が支持部材61を介してフレーム部材100に固定されていたが、これに限定されず、例えば、ドラムワイパは、支持部材を備えずに、除去部が直接フレームに固定されていてもよい。また、除去部の材質は、フェルトに限定されず、スポンジなどの発泡樹脂や、不織布、織物などであってもよい。
また、前記実施形態では、フレーム部材100の第1壁111が白色であったが、これに限定されず、白色以外の色であってもよい。また、前記実施形態では、第1壁111がフレーム部材100に取り付けられたフィルムであったが、これに限定されず、例えば、第1壁は、前記実施形態の第2壁112と同様に、フレーム部材に一体に形成された壁であってもよい。
また、前記実施形態では、感光ドラム10を帯電させる帯電装置として、スコロトロン型の帯電器20を例示したが、これに限定されない。例えば、帯電装置は、グリッド電極を持たないコロトロン型の帯電器であってもよい。また、帯電装置は、帯電ローラなどであってもよい。
また、前記実施形態では、ドラムユニット6がドラムスクレーパ70を備えていたが、これに限定されず、ドラムスクレーパを備えない構成であってもよい。
また、前記実施形態では、発明に係るドラムユニットが使用される画像形成装置として、複数の感光ドラム10を備えた、カラー印刷が可能な画像形成装置1を例示したが、これに限定されない。例えば、画像形成装置は、感光ドラムを1つだけ備え、モノクロ印刷のみ可能な画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置は、プリンタであってもよいし、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複合機や複写機などであってもよい。
また、前記実施形態では、ドラムユニットとして、複数の感光ドラム10を備えたカラー印刷用のドラムユニット6を例示したが、これに限定されない。例えば、ドラムユニットは、感光ドラムを1つだけ備えたモノクロ印刷用のドラムユニット、ドラムカートリッジ、プロセスカートリッジなどであってもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
6 ドラムユニット
10 感光ドラム
13 端部
20 帯電器
21 ワイヤ
22 グリッド電極
31 現像ローラ
33 層厚規制ブレード
33A ブレード本体
33B ブレードゴム部
33C 切欠部
40 導光部材
41 受光面
51 クリーニングローラ
60 ドラムワイパ
61 支持部材
61A 第1固定端部
61B 第1自由端部
62 除去部
62A 上端部
62B 下端部
70 ドラムスクレーパ
71 第2固定端部
72 第2自由端部
100 フレーム部材
110 第1支持部材
111 第1壁
112 第2壁
112A 上端
113 ガイド壁
113A ガイド面
113B 裏面
140 側壁部材
143 貫通穴
S シート

Claims (15)

  1. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムを除電するための光を前記感光ドラムの表面に導く導光部材と、
    前記感光ドラムの表面の、前記感光ドラムの軸方向における端部に接触して前記感光ドラムの表面に付着した現像剤を除去する除去部を有するドラムワイパと、
    前記感光ドラム、前記導光部材および前記ドラムワイパを支持するフレーム部材と、を備え、
    前記ドラムワイパは、前記除去部が前記感光ドラムと前記導光部材との間に配置されて前記感光ドラムの前記軸方向における端部で前記導光部材からの光を遮光することを特徴とするドラムユニット。
  2. 前記ドラムワイパは、可撓性を有するシート状の支持部材を有し、
    前記支持部材は、前記感光ドラムの表面の前記導光部材と対向する部分の移動方向における前記導光部材よりも上流側の端部であって前記フレーム部材に固定された第1固定端部と、前記第1固定端部と反対側の端部であって前記フレーム部材に固定されない第1自由端部とを有することを特徴とする請求項1に記載のドラムユニット。
  3. 前記支持部材は、前記導光部材との間に隙間を有する状態で配置されていることを特徴とする請求項2に記載のドラムユニット。
  4. 前記感光ドラムの表面の、前記感光ドラムの前記軸方向における端部に接触して前記感光ドラムの表面に付着した現像剤を除去するドラムスクレーパを備え、
    前記ドラムスクレーパは、前記フレーム部材に固定された第2固定端部と、前記感光ドラムの前記軸方向における端部に接触する端部であって前記フレーム部材に固定されない第2自由端部とを有し、
    前記第2固定端部は、前記移動方向において、前記導光部材に対し、前記第1固定端部と同じ側で前記フレーム部材に固定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のドラムユニット。
  5. 前記支持部材は、長方形状の樹脂からなるシートであって、長手方向の一端部が前記第1固定端部であり、長手方向の他端部が前記第1自由端部であり、
    前記除去部は、フェルト、発泡樹脂、不織布または織物からなり、前記第1自由端部の前記感光ドラムと対向する面に貼り付けられていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のドラムユニット。
  6. 前記除去部は、黒色であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のドラムユニット。
  7. 前記フレーム部材は、前記感光ドラムの表面の前記導光部材と対向する部分の移動方向における前記導光部材の下流側で前記導光部材に沿って設けられた第1壁を有し、
    前記除去部は、前記移動方向における下流側の端が、前記第1壁に接触し、または、前記第1壁の前記移動方向における上流側の端よりも下流に位置していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のドラムユニット。
  8. 前記移動方向における前記導光部材よりも下流側で前記導光部材に隣接して配置され、前記感光ドラムの表面に接触して前記感光ドラムの表面に付着した紙粉を除去するクリーニングローラを備え、
    前記第1壁は、前記導光部材と前記クリーニングローラとの間に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のドラムユニット。
  9. 前記第1壁は、前記フレーム部材に取り付けられたフィルムであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のドラムユニット。
  10. 前記フィルムは、白色であることを特徴とする請求項9に記載のドラムユニット。
  11. 前記フレーム部材は、前記感光ドラムの表面の前記導光部材と対向する部分の移動方向における前記導光部材の上流側で前記導光部材に沿って設けられた第2壁を有し、
    前記除去部は、前記移動方向における上流側の端が、前記第2壁の前記移動方向における下流側の端よりも上流に位置していることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のドラムユニット。
  12. 前記感光ドラムに現像剤を供給する現像ローラと、
    前記現像ローラの表面に接触するブレードゴム部と、前記ブレードゴム部を支持するブレード本体とを有する層厚規制ブレードと、を備え、
    前記ブレードゴム部は、前記軸方向の端部に切欠部を有し、
    前記除去部は、前記軸方向において前記切欠部と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のドラムユニット。
  13. 前記感光ドラムを帯電させる帯電器であって、ワイヤと、前記ワイヤと前記感光ドラムとの間に設けられるグリッド電極とを有する帯電器を備えることを特徴とする請求項12に記載のドラムユニット。
  14. 前記フレーム部材は、前記導光部材を支持する樹脂製の第1フレーム部材を有し、
    前記第1フレーム部材は、シートをガイドするためのガイド壁を有し、
    前記ガイド壁は、シートをガイド可能なガイド面と、前記ガイド面の裏側の面に形成された凹凸形状とを有することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のドラムユニット。
  15. 前記導光部材は、前記軸方向における一端部に光を入れるための受光面を有し、
    前記フレーム部材は、前記感光ドラムを回転可能に支持する第2フレーム部材を有し、
    前記第2フレーム部材は、前記受光面を露出させる穴を有することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のドラムユニット。
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