JP6156225B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置として、装置本体と、感光ドラムおよび帯電器を備え、装置本体に着脱可能なドラムユニットと、現像ローラを備え、ドラムユニットに着脱可能な現像カートリッジと、感光ドラムを露光する露光器とを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタでは、帯電器が感光ドラムの表面を帯電させた後、露光器が感光ドラムの表面の電荷を選択的に除去して、感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、現像ローラが、感光ドラムの静電潜像にトナーを供給して、感光ドラムの表面にトナー像を形成する。そして、感光ドラムの表面のトナー像が、用紙に転写されることにより、用紙に画像が形成される。
しかるに、トナー像が用紙に転写された後において、感光ドラムの表面に残留する電荷は、次に感光ドラムの表面に形成される静電潜像に影響する場合があり、それに起因する画像形成不良が生じる場合がある。そこで、感光ドラムの表面から電荷を除去することが検討されている。
例えば、感光ドラムと向かい合うようにドラムユニットに支持され、左右方向に延びる棒状のライトガイドと、装置本体において、ライトガイドの右方に配置される光源とを備えるプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そのようなプリンタでは、光源からの光が、ライトガイドの右端面から入射された後、ライトガイドに導かれて、感光ドラムの表面を照射する。これによって、感光ドラムの表面から残留電荷が除去される。
特開2011−227425号公報
しかるに、特許文献1に記載のプリンタの装置本体内では、画像形成動作において、紙粉やトナーが飛散する場合があり、そのような飛散するトナーや紙粉などにより、光源が汚れてしまう場合がある。
光源がトナーや紙粉などにより汚れると、光源からライトガイドに向かう光の進行が阻害され、感光ドラムを十分に除電できないという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、光源ひいては出射部が汚れることを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
(1)本発明の画像形成装置は、光源を備える装置本体と、装置本体に着脱可能である感光体カートリッジとを備えている。感光体カートリッジは、静電潜像を担持するように構成される表面を有する感光体と、感光体の表面を除電するための光を、光源から感光体に導くように構成される導光部材と、装置本体に対する感光体カートリッジの装着方向と交差する第1方向において、間隔を空けて配置される1対の壁部とを備えている。光源は、感光体カートリッジが装置本体に装着されているときに、1対の壁部の間に配置されている。
このような構成によれば、光源は、感光体カートリッジが装置本体に装着されているときに、1対の壁部の間に配置されているので、1対の壁部のそれぞれは、光源を第1方向の外方から覆っている。
そのため、装置本体内に現像剤や紙粉などが飛散しても、現像剤や紙粉などが第1方向の外方から光源に向かうことを抑制でき、光源が汚れることを低減できる。
また、1対の壁部のそれぞれが光源を第1方向の外方から覆っているので、光源からの光が、第1方向の外方に向かって進行することを抑制でき、光源からの光を導光部材に確実に導くことができる。
(2)光源の少なくとも一部は、感光体カートリッジに対して、装着方向の下流に配置されていてもよい。この場合、1対の壁部は、感光体カートリッジにおける装着方向の下流部分に配置され、光源の装着方向の上流側端部は、感光体カートリッジが装置本体に装着されているときに、1対の壁部の間に配置されている。
このような構成によれば、光源の少なくとも一部が、感光体カートリッジに対して、装着方向の下流に配置されており、1対の壁部が、感光体カートリッジにおける装着方向の下流部分に配置されているので、感光体カートリッジを装置本体に装着することにより、光源の装着方向の上流側端部を、1対の壁部の間に確実に配置することができる。そのため、光源が汚れることを確実に低減できる。
(3)導光部材は、光源からの光を受け入れるように構成される受光部を備えていてもよい。この場合、受光部は、1対の壁部の間に配置されている。
このような構成によれば、受光部が1対の壁部の間に配置されているので、感光体カートリッジが装置本体に装着され、光源が1対の壁部の間に配置されているときに、受光部と光源との相対的な位置精度の向上を図ることができる。そのため、光源からの光を、導光部材の受光部が確実に受け入れることができる。
(4)光源は、第1方向と交差する方向に光を出射するように構成される出射部と、出射部を支持する支持部とを備えていてもよい。この場合、出射部は、1対の壁部の間に配置される。
このような構成によれば、光を出射する出射部が1対の壁部の間に配置されているので、出射部が汚れることを確実に低減できながら、出射部から出射される光が、第1方向の外方に向かって進行することを抑制でき、出射部からの光を導光部材に確実に導くことができる。
(5)感光体カートリッジは、感光体を支持するカートリッジフレームを備えていてもよい。この場合、1対の壁部は、カートリッジフレームに一体に備えられている。
このような構成によれば、1対の壁部がカートリッジフレームに一体であるので、部品点数の低減を図ることができる。
(6)カートリッジフレームは、導光部材と光源との間に配置され、光源からの光を通過させるように構成される開口部を塞ぐように配置され、光を透過するように構成される透過部材とを備えていてもよい。
このような構成によれば、透過部材が、導光部材と光源との間に配置され、光源からの光を通過させる開口部を塞ぐように配置されているので、現像剤や紙粉などが、開口部を介して、カートリッジフレームから光源に向かって通過することを抑制できる。
一方、透過部材は光を透過するので、光源からの光は、開口部および透過部材を通過して、導光部材に到達する。
そのため、光源が汚れることをより一層確実に低減することができながら、光源からの光を導光部材に到達させることができる。
(7)本発明の画像形成装置は、光源を有する装置本体と、装置本体に着脱可能である感光体カートリッジと、装置本体および感光体カートリッジのそれぞれとは別体として構成される被覆部材とを備えていてもよい。光源は、光を出射するように構成される出射部と、出射部を支持する支持部とを備えている。感光体カートリッジは、感光体と、感光体の表面を除電するための光を、出射部から感光体に導くように構成される導光部材と、感光体を支持するカートリッジフレームとを備えている。被覆部材は、出射部の光の出射方向から見て、出射部を囲むように配置され、支持部と感光体カートリッジとのそれぞれに接触して、支持部と感光体カートリッジとの間を塞ぐように構成されている。
このような構成によれば、被覆部材が、出射部の光の出射方向から見て、出射部を囲むように配置され、かつ、支持部と感光体カートリッジとのそれぞれに接触して、支持部と感光体カートリッジとの間を塞いでいる。
つまり、光を出射する出射部は、被覆部材、支持部および感光体カートリッジにより、囲まれている。そのため、装置本体内に現像剤や紙粉などが飛散しても、現像剤や紙粉などが光源と接触することを抑制でき、光源が汚れることを低減できる。
また、被覆部材が出射部を囲っているので、出射部からの光が、被覆部材外に漏れることを抑制でき、出射部からの光を導光部材に確実に導くことができる。
(8)被覆部材は、出射部よりも、出射方向の下流に突出していてもよい。
このような構成によれば、被覆部材が、出射部よりも、出射方向の下流に突出しているので、被覆部材が、支持部と感光体カートリッジとのそれぞれに接触したときに、出射部を確実に囲むことができる。
(9)被覆部材は、光源に支持されていてもよい。
このような構成によれば、被覆部材が光源に支持されているので、被覆部材と光源の出射部との相対的な位置精度の向上を図ることができる。そのため、被覆部材は、出射部の光の出射方向から見て、光源を確実に囲むことができる。
(10)被覆部材は、感光体カートリッジに支持されていてもよい。
このような構成によれば、被覆部材が感光体カートリッジに支持されているので、被覆部材と感光体カートリッジとの相対的な位置精度の向上を図ることができる。そのため、被覆部材は、感光体カートリッジと支持部との間を確実に塞ぐことができる。
(11)被覆部材は、弾性部材からなってもよい。
このような構成によれば、被覆部材が弾性部材であるので、被覆部材は、支持部と感光体カートリッジとのそれぞれに接触したときに弾性変形する。そのため、支持部と感光体カートリッジとの間をより一層確実に塞ぐことができる。
(12)光源は、装置本体に装着された状態の感光体カートリッジに対して、装置本体に対する感光体カートリッジの装着方向に並ぶように配置されていてもよい。
このような構成によれば、光源が、装置本体に装着された感光体カートリッジに対して、装着方向に並ぶように配置されているので、光源が、装置本体に装着された感光体カートリッジに対して、装着方向と交差する方向に並ぶように配置される場合と比較して、画像形成装置の装着方向と交差する方向における小型化を図ることができる。
(13)出射部は、上方に向かって光を出射するように構成されていてもよい。
このような構成によれば、出射部が上方に向かって光を出射するので、装置本体内に現像剤や紙粉などが飛散すると、それら現像剤や紙粉などが、重力により、出射部上に堆積する場合がある。この場合、出射部から出射される光の進行が阻害されてしまう。
しかし、上記の構成によれば、被覆部材が、出射部の光の出射方向から見て、出射部を囲むように配置され、かつ、支持部と感光体カートリッジとの間を塞いでいるので、出射部が上方に向かって光を出射する場合であっても、出射部上に現像剤や紙粉などが堆積することを抑制できる。
(14)カートリッジフレームは、導光部材と出射部との間に配置され、光の通過を許容するように構成される開口部を塞ぐように配置され、光を透過するように構成される透過部材とを備えていてもよい。
このような構成によれば、透過部材が、導光部材と出射部との間に配置され、光源からの光を通過させる開口部を塞ぐように配置されているので、現像剤や紙粉などが、開口部を介して、カートリッジフレームから出射部に向かうことを抑制できる。
一方、透過部材が光を透過するので、出射部からの光は、開口部および透過部材を通過して、導光部材に到達する。
そのため、出射部が汚れることをより一層確実に低減することができながら、光源からの光を導光部材に確実に到達させることができる。
本発明の画像形成装置では、光源ひいては出射部が汚れることを抑制できる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの中央断面図を示す。 図2は、図1に示すドラムカートリッジを右上方から見た斜視図である。 図3は、図2に示すドラムカートリッジの背面図である。 図4は、図3に示すドラムカートリッジの中央断面図である。 図5Aは、図4に示すライトガイドの背面図である。図5Bは、図5Aに示すライトガイドの断面図である。 図6は、図1に示す光源を左上方から見た斜視図である。 図7Aは、図4に示すドラムカートリッジを右下方から見た斜視図である。図7Bは、図7Aに示すドラムカートリッジおよび光源を右下方から見た斜視図である。 図8は、図3のA−A断面に相当する断面図であって、図7Bに示すドラムカートリッジおよび光源の断面図である。 図9Aは、本発明の第1の変形例に係るドラムカートリッジを後下方から見た斜視図である。図9Bは、本発明の第2の変形例に係る光源を前上方から見た斜視図である。
1.プリンタの概略
画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、電子写真方式のモノクロプリンタである。プリンタ1は、装置本体2と、プロセスカートリッジ3と、スキャナユニット4と、定着ユニット5とを備えている。
装置本体2は、略ボックス形状を有している。装置本体2は、本体開口6と、フロントカバー7と、給紙トレイ8と、排紙トレイ9とを有している。
本体開口6は、装置本体2の一端部に配置されている。本体開口6は、プロセスカートリッジ3の通過を許容するように、装置本体2の内外を連通している。
フロントカバー7は、装置本体2の一端部に配置されている。フロントカバー7は、略平板形状を有している。フロントカバー7は、上下方向に延び、その下端部を支点として装置本体2の一端部に揺動可能に支持されている。フロントカバー7は、本体開口6を開閉可能である。
なお、以下の説明では、フロントカバー7が配置される方を、プリンタ1の前方とし、その反対を、プリンタ1の後方とする。また、プリンタ1を前方から見たときを基準として左右を規定する。具体的には、各図に示す方向矢印を基準とする。
さらに、後述するドラムカートリッジ11に関しても、装置本体2に対する装着状態を基準として前後左右上下を規定する。
また、左右方向が第1方向の一例であり、右方が、軸線方向の一方の一例であり、左方が、軸線方向の他方の一例である。
給紙トレイ8は、装置本体2の底部に配置されている。給紙トレイ8は、上方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、用紙Pを収容可能である。
排紙トレイ9は、装置本体2の上面の前後方向略中央に配置されている。排紙トレイ9は、用紙Pが載置されるように、装置本体2の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスカートリッジ3は、本体開口6を介して装置本体2に対して着脱可能であり、装置本体2に装着された状態において、装置本体2の側面視略中央に配置されている。プロセスカートリッジ3は、感光体カートリッジの一例としてのドラムカートリッジ11と、現像カートリッジ12とを備えている。つまり、ドラムカートリッジ11は、プロセスカートリッジ3が装置本体2に着脱可能であることから、装置本体2に対して着脱可能である。
ドラムカートリッジ11は、感光体の一例としての感光ドラム14と、転写ローラ15と、スコロトロン型帯電器16とを備えている。
感光ドラム14は、左右方向に延びる略円筒形状を有しており、ドラムカートリッジ11の後端部に回転可能に支持されている。転写ローラ15は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、感光ドラム14の下方に配置されている。転写ローラ15の上端部は、感光ドラム14の下端部と接触している。スコロトロン型帯電器16は、感光ドラム14に対して、上方に間隔を空けて配置されている。
現像カートリッジ12は、ドラムカートリッジ11に着脱可能であって、ドラムカートリッジ11に装着された状態において、感光ドラム14の前方に配置される。現像カートリッジ12は、現像ローラ19と、供給ローラ20と、層厚規制ブレード21と、トナー収容部22とを備えている。
現像ローラ19は、現像カートリッジ12の後端部に回転可能に支持されている。現像ローラ19は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。現像ローラ19の後端部は、感光ドラム14の前端部に接触している。
供給ローラ20は、現像ローラ19の前下方に配置されている。供給ローラ20は、左右方向に延びる略円柱形状を有し、現像カートリッジ12に回転可能に支持されている。供給ローラ20の後上端部は、現像ローラ19の前下端部に接触している。
層厚規制ブレード21は、現像ローラ19の前上方に配置されている。層厚規制ブレード21は、現像ローラ19の前端部に接触している。
トナー収容部22は、供給ローラ20および層厚規制ブレード21の前方に配置されている。トナー収容部22は、トナーを収容するように構成されている。
スキャナユニット4は、プロセスカートリッジ3の上方に配置されている。スキャナユニット4は、感光ドラム14に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着ユニット5は、プロセスカートリッジ3の後方に配置されている。定着ユニット5は、加熱ローラ26と、加圧ローラ27とを備えている。加圧ローラ27は、加熱ローラ26の下方に配置され、加圧ローラ27の上端部は、加熱ローラ26の下端部に圧接されている。
プリンタ1は、図示しない制御部の制御により、画像形成動作を開始する。プリンタ1が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器16は、感光ドラム14の表面を一様に帯電する。スキャナユニット4は、感光ドラム14の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム14の表面に形成され、担持される。
供給ローラ20は、トナー収容部22内のトナーを現像ローラ19に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ19と供給ローラ20との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ19に担持される。層厚規制ブレード21は、現像ローラ19に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ19に担持されたトナーは、感光ドラム14表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム14の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ8から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、後述する供給口44を通過した後、感光ドラム14と転写ローラ15との間に給紙される。
感光ドラム14表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム14と転写ローラ15との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
次いで、用紙Pは、後述する排出口45を通過した後、後述する搬送ガイド部89にガイドされて、加熱ローラ26と加圧ローラ27との間に到達する。そして、用紙Pは、加熱ローラ26と加圧ローラ27との間を通過するときに加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ9に排紙される。
3.ドラムカートリッジの詳細
ドラムカートリッジ11は、図2、図4および図8に示すように、上記の感光ドラム14、転写ローラ15およびスコロトロン型帯電器16に加え、カートリッジフレームの一例としてのドラムフレーム13と、クリーニングユニット50と、導光部材の一例としてのライトガイド18と、透過部材の一例としてのフィルム部材49とを備えている。
(1)ドラムフレーム
ドラムフレーム13は、図2に示すように、平面視略矩形の有底枠形状を有しており、図4および図3に示すように、1対のドラム側壁30と、ドラム前壁31と、ドラム底壁32と、帯電収容部34と、クリーナー収容部35と、1対の壁部の一例としての1対のリブ38と、転写収容部33と、1対の連結部40を備えている。
1対のドラム側壁30は、図2に示すように、ドラムフレーム13の左右両端部であって、左右方向に互いに間隔を空けて向かい合っている。1対のドラム側壁30のそれぞれは、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。
ドラム前壁31は、ドラムフレーム13の前端部であって、1対のドラム側壁30の前端部間に架設されている。ドラム底壁32は、図4に示すように、ドラムフレーム13の下端部であって、1対のドラム側壁30の前方部分の下端部間に架設されている。ドラム底壁32の前端部は、ドラム前壁31の下端部に接続されている。
帯電収容部34は、ドラム前壁31に対して後方に間隔を空けて配置され、かつ、ドラム底壁32に対して後上方に間隔を空けて配置されている。帯電収容部34は、下方に向かって開放される側面視略U字状を有しており、左右方向に延びている。帯電収容部34の左右両端部は、1対のドラム側壁30の後方部分の上端部に接続されている。
クリーナー収容部35は、ドラムフレーム13の後端部であって、帯電収容部34の後下方に隣接配置されている。クリーナー収容部35は、前方に向かって開放される側面視略U字状を有しており、左右方向に延びている。クリーナー収容部35の左右両端部は、1対のドラム側壁30の後端部に接続されている。
また、クリーナー収容部35は、図3および図4に示すように、収容部底壁36を有している。収容部底壁36は、クリーナー収容部35の下端部であって、左右方向に延びる略板状を有している。詳しくは、収容部底壁36は、平板部36Aと、傾斜部36Bとを一体に有している。
平板部36Aは、収容部底壁36における右端部以外の部分であって、前後方向に沿って延びている。
傾斜部36Bは、収容部底壁36における右端部であって、図8に示すように、前下方および後上方を結ぶ方向に延びている。
また、傾斜部36Bは、開口部37を有している。
開口部37は、図3および図8に示すように、傾斜部36Bの略中央に配置されている。開口部37は、後下方から見て略矩形状を有しており、傾斜部36Bを前上方および後下方を結ぶ方向に貫通している。
1対のリブ38は、図3に示すように、ドラムフレーム13の後下端部における右端部に配置されている。つまり、1対のリブ38は、図8に示すように、詳しくは後述するが、ドラムカートリッジ11における装着方向Yの下流部分に配置されている。
また、1対のリブ38は、図3に示すように、開口部37を挟むように、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。1対のリブ38のそれぞれは、図7Bに示すように、側面視略矩形の板状を有している。1対のリブ38のうち、右方のリブ38は、右方のドラム側壁30と一体であって、右方のドラム側壁30の後下端部から連続して、後下方に向かって突出している。また、1対のリブ38のうち、左方のリブ38は、右方のリブ38に対して、左方に間隔を空けて配置されている。左方のリブ38は、傾斜部36Bと一体であって、傾斜部36Bの下面における左端部から、後下方に向かって突出している。
転写収容部33は、図4に示すように、クリーナー収容部35に対して前下方に間隔を空けて配置され、かつ、ドラム底壁32に対して後方に間隔を空けて配置されている。転写収容部33は、左右方向に延びており、転写収容部33の左右両端部は、1対のドラム側壁30の後方部分の後下端部に接続されている。転写収容部33は、収容部本体33Aと、リップ部33Bとを有している。
収容部本体33Aは、上方に向かって開放される側面視略U字状を有しており、左右方向に延びている。
リップ部33Bは、収容部本体33Aの前壁の上端部から連続して、前方に向かうにつれて、下方に傾斜している。リップ部33Bの前端部は、ドラム底壁32の後端部に対して、後下方に配置されている。そして、リップ部33Bの前端部とドラム底壁32の後端部との間の領域が、供給口44として画定されている。供給口44は、用紙Pの通過を許容する形状およびサイズを有している。
1対の連結部40は、図3、図7Aおよび図8に示すように、転写収容部33の左右両端部と、収容部底壁36の左右両端部とを連結しており、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。詳しくは、1対の連結部40のうち、左方の連結部40は、図3に示すように、収容部本体33Aの後端縁における左端部と、平板部36Aの前端縁における左端部とを連結している。また、1対の連結部40のうち、右方の連結部40は、図8に示すように、収容部本体33Aの後端縁における右端部と、傾斜部36Bの前端部とを連結している。
そして、1対の連結部40の左右方向内方端縁と、収容部本体33Aの後端縁と、平板部36Aの前端縁との間の領域が、図3に示すように、排出口45として区画されている。つまり、1対のリブ38は、排出口45よりも左右方向の外方に配置されている。排出口45は、用紙Pの通過を許容する形状およびサイズを有している。
(2)感光ドラム、転写ローラおよびスコロトロン型帯電器
また、ドラムフレーム13は、図4に示すように、1対のドラム側壁30の間において、感光ドラム14、転写ローラ15、スコロトロン型帯電器16およびクリーニングユニット50を支持している。
感光ドラム14は、クリーナー収容部35の前方において、転写収容部33と帯電収容部34との間に配置されている。感光ドラム14は、左右方向に延びる略円筒状の金属からなる素管と、素管の周面を被覆する感光層とを有している。
転写ローラ15は、収容部本体33A内に収容されている。転写ローラ15は、その左右両端部が1対のドラム側壁30に回転可能に支持されることによって、ドラムフレーム13に支持されている。
スコロトロン型帯電器16は、帯電収容部34内において、帯電収容部34に支持されている。
(3)クリーニングユニット
クリーニングユニット50は、クリーナー収容部35内に収容されており、感光ドラム14の後方に配置されている。
クリーニングユニット50は、クリーニングフレーム51と、クリーニングローラ17と、回収ローラ52と、スポンジスクレーパ54とを備えている。
クリーニングフレーム51は、不透明であり、かつ、光を反射する色を有する樹脂、具体的には、白色樹脂からなる。クリーニングフレーム51は、フレーム本体55と、ライトガイド支持部56とを一体に有している。
フレーム本体55は、前方に向かって開放される略ボックス形状を有している。
ライトガイド支持部56は、フレーム本体55の底壁55Aに対して前方に隣接配置されている。ライトガイド支持部56は、側面視において、感光ドラム14に向かって開放される略U字状を有している。そして、ライトガイド支持部56の後壁における上下方向の略中央部分は、フレーム本体55の底壁55Aの前端部に接続されている。なお、図示しないが、ライトガイド支持部56の左端部は閉鎖されており、ライトガイド支持部56の右端部は開放されている。
クリーニングローラ17は、感光ドラム14の周面に付着する付着物を除去するように構成され、ライトガイド支持部56の上方において、その後方部分がフレーム本体55内に臨み、その前方部分がフレーム本体55から露出するように配置されている。これによって、クリーニングローラ17は、感光ドラム14の後方に配置されている。
クリーニングローラ17は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。そして、クリーニングローラ17は、その左右両端部が、フレーム本体55の左右両側壁に回転可能に支持されることによって、クリーニングフレーム51に支持されている。クリーニングローラ17の前下端部は、感光ドラム14の後上端部に接触している。
回収ローラ52は、フレーム本体55内において、クリーニングローラ17の後上方に配置されている。回収ローラ52は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。そして、回収ローラ52は、その左右両端部が、フレーム本体55の左右両側壁に回転可能に支持されることによって、クリーニングフレーム51に支持されている。回収ローラ52の前下端部は、クリーニングローラ17の後上端部と接触している。
スポンジスクレーパ54は、フレーム本体55内において、フレーム本体55の上壁と回収ローラ52との間に挟まれている。そして、スポンジスクレーパ54は、フレーム本体55の上壁の下面に固定されており、スポンジスクレーパ54の下面は、回収ローラ52の上方部分と接触している。
このようなクリーニングユニット50は、上記の画像形成動作において、後述する除電動作の後、感光ドラム14上に付着している紙粉などの付着物を除去するとともに回収する。そこで、クリーニングユニット50のクリーニング動作について説明する。
クリーニングユニット50のクリーニング動作では、クリーニングローラ17は、装置本体2が備える図示しない本体電極からバイアスが印加され、感光ドラム14の表面電位よりも高い正極性に帯電される。また、回収ローラ52は、図示しない本体電極からバイアスが印加され、クリーニングローラ17よりも高い正極性に帯電される。
そして、クリーニングローラ17は、感光ドラム14上に付着している紙粉を、感光ドラム14から回収する。その後、回収ローラ52は、クリーニングローラ17に回収された紙粉を、クリーニングローラ17から回収する。次いで、スポンジスクレーパ54が、回収ローラ52上の紙粉を掻き落とす。これによって、紙粉が、フレーム本体55内に貯留される。
(4)ライトガイド
ライトガイド18は、感光ドラム14を除電するための光を、後述する光源90から感光ドラム14の表面に導くように構成されている。ライトガイド18は、ライトガイド支持部56に支持されている。
ライトガイド18は、例えば、無色透明のアクリル樹脂からなる。ライトガイド18は、図5Bに示すように、略L字の棒状を有しており、受光部の一例としての第1部分70と、第2部分71と、光路変換面72とを有している。
第1部分70は、ライトガイド18の右端部であって、図8に示すように、前上方および後下方を結ぶ方向に延びる略円柱形状を有している。また、第1部分70は、入射面70Aを有している。
入射面70Aは、第1部分70の後下方の端面であって、図5Bに示すように、前上方および後下方を結ぶ方向と直交する平坦面である。
第2部分71は、左右方向に延びる略棒状を有している。第2部分71の左右方向の寸法は、ライトガイド支持部56の左右方向の寸法よりも大きく、第2部分71の上下方向の寸法は、ライトガイド支持部56の上下方向の内寸と略同じである。また、第2部分71の右端部は、第1部分70の入射面70Aと反対の端部である前上端部に接続されている。
第2部分71は、図4に示すように、側面視略矩形状を有しており、具体的には、円弧面75と、上面76と、下面77と、背面78とを有している。
円弧面75は、第2部分71の前面であって、前方に向かって膨出する側面視略半円弧形状の曲面である。上面76は、第2部分71の上面であって、円弧面75の上端部から連続して、後方に向かって延びる平坦面である。下面77は、第2部分71の下面であって、円弧面75の下端部から連続して、後方に向かって延びる平坦面である。
背面78は、第2部分71の後面であって、上面76および下面77の後端部間を上下方向に沿って連結する平坦面である。背面78は、図5Aに示すように、粗面部79を有している。
粗面部79は、背面78の上下方向略中央部分に配置されている。粗面部79は、背面78から前方に向かって窪んでおり、その窪んだ部分に微小な凹凸を有する粗面(梨地面)として構成されている。このような粗面部79は、例えば、シボ加工(エッチング加工)などにより形成される。なお、図5Aでは、粗面部79を、周囲の背面78から区別するため、粗面部79にハッチングが付されている。
また、粗面部79は、左右方向に延びており、その左右方向の寸法は、背面78の左右方向の寸法に対して、例えば、略9/10である。粗面部79は、詳しくは、最小幅部分83と、漸増部分84と、最大幅部分85と、漸減部分86とを有している。
最小幅部分83は、粗面部79の右方部分であって、粗面部79の右端縁から左方に向かって、粗面部79の左右方向の略中央部分まで延びている。つまり、最小幅部分83の左右方向の寸法は、粗面部79の左右方向の寸法に対して、略1/2である。最小幅部分83の上下方向の寸法は、背面78の上下方向の寸法に対して、例えば、略1/3であり、最小幅部分83の左右方向の全体にわたって一定である。なお、最小幅部分83の右端縁、つまり粗面部79の右端縁は、第2部分71の右端部よりも左方に間隔を空けて配置されている。
漸増部分84は、最小幅部分83の左端部から連続して左方に向かって延びており、左方に向かうにつれて上下方向の寸法が大きくなるように広がっている。漸増部分84の左右方向の寸法は、背面78の左右方向の寸法に対して、略1/7である。
最大幅部分85は、漸増部分84の左端部から連続して、左方に向かって延びている。最大幅部分85の左右方向の寸法は、背面78の左右方向の寸法に対して、略1/4である。最大幅部分85の上下方向の寸法は、背面78の上下方向の寸法に対して、例えば、略9/10であり、最大幅部分85の左右方向の全体にわたって一定である。
漸減部分86は、粗面部79の左端部であって、最大幅部分85の左端部から連続して、左方に向かって延びている。漸減部分86は、左方に向かうにつれて、上下方向の寸法が小さくなるように狭まっている。漸減部分86の左右方向の寸法は、粗面部79の左右方向の寸法に対して、略1/10である。なお、漸減部分86の左端縁、つまり粗面部79の左端縁は、第2部分71の左端面よりも右方に間隔を空けて配置されている。
光路変換面72は、図5Bに示すように、第1部分70と第2部分71との接続部分に配置されている。光路変換面72は、第1部分70と第2部分71との接続部分における右端部が、左右方向に対して、略45°傾斜するように切り欠かれている。つまり、光路変換面72は、左右方向に対して略45°傾斜する傾斜面である。
光路変換面72は、前上方および後下方を結ぶ方向から見て第1部分70と一致するように配置され、左右方向から見て第2部分71と一致するように配置されている。
そして、ライトガイド18は、図4に示すように、第2部分71がライトガイド支持部56に収容されることにより、クリーニングローラ17の下方において、クリーニングフレーム51に支持されている。
これによって、第2部分71は、感光ドラム14の後方に間隔を空けて向かい合っており、第2部分71の円弧面75は、感光ドラム14に向かって突出している。
また、第1部分70および光路変換面72は、図8に示すように、ライトガイド支持部56の右端部よりも右方に位置している。そして、第1部分70および光路変換面72は、クリーナー収容部35内において、収容部底壁36の傾斜部36Bの前上方に間隔を空けて配置されている。そして、第1部分70の入射面70Aは、傾斜部36Bの開口部37と、前上方および後下方を結ぶ方向に向かい合っている。そのため、入射面70Aは、後下方から見て、1対のリブ38の間に配置されている。
(5)フィルム部材
フィルム部材49は、傾斜部36Bの上面に配置されている。フィルム部材49は、光を透過するように構成されており、例えば、透明な樹脂フィルムからなる。フィルム部材49は、開口部37を塞ぐように配置されており、傾斜部36Bに固定されている。
4.装置本体の詳細
装置本体2は、図1および図6に示すように、搬送ガイド部89と、光源90とを備えている。
搬送ガイド部89は、装置本体2内において、加圧ローラ27に対して前方に配置されている。搬送ガイド部89は、左右方向に延びる板状を有しており、その前後方向の略中央部分が下方に向かって湾曲している。
光源90は、図6に示すように、装置本体2内において、搬送ガイド部89に対して、右方に配置されている。光源90は、支持部の一例としての支持フレーム91と、出射部の一例としての発光ユニット92と、被覆部材88とを備えている。
支持フレーム91は、台座部93と、挿入部94とを備えている。
台座部93は、支持フレーム91の後下方部分であって、左右方向に延びる略三角柱形状を有している。詳しくは、台座部93の下面は、前後方向に沿って延び、台座部93の前上面は、台座部93の下面の前端部から屈曲して、後上方に向かって延び、台座部93の後上面は、台座部93の前上面の上端部から屈曲して、後下方に向かって延び、台座部93の下面の後端部に接続されている。
また、台座部93の左右方向の寸法は、1対のリブ38の左右方向の間の間隔よりも大きい。
挿入部94は、支持フレーム91の前上方部分であって、台座部93の前上面に配置されている。挿入部94は、後下方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、側面視において、前下方および後上方を結ぶ方向に延びる略矩形状を有している。挿入部94の左右方向の寸法は、台座部93の左右方向の寸法よりも小さい。
挿入部94は、支持壁94Aを有している。支持壁94Aは、挿入部94の前上端部であって、前下方および後上方を結ぶ方向に延びる略板状を有している。また、支持壁94Aは、挿通穴95を有している。
挿通穴95は、図8に示すように、前上方から見て略円形状を有しており、支持壁94Aを前上方および後下方を結ぶ方向に貫通している。
発光ユニット92は、挿入部94内に収容されており、基板部96と、筒部97と、発光部98と、レンズ部99とを備えている。
基板部96は、前下方および後上方を結ぶ方向に延びる略板状を有しており、図示しない本体基板と電気的に接続されている。筒部97は、前上方および後下方を結ぶ方向に延びる略円筒形状を有しており、基板部96の前上面に配置されている。
発光部98は、筒部97内において、基板部96に固定されており、例えば、LEDを備えるLEDライトである。発光部98は、基板部96と電気的に接続されており、後下方から前上方に向かう方向である出射方向Xに、光を出射するように構成されている。つまり、発光部98は、左右方向と交差する方向に光を出射するように構成されている。
レンズ部99は、筒部97内において発光部98の前上方に配置されており、筒部97の前上端部における内周面に支持されている。レンズ部99は、例えば、前上方に向かって膨出する凸レンズである。
そして、発光ユニット92は、筒部97の前上端部が挿通穴95に挿入されるように、挿入部94内に収容されている。つまり、挿入部94および発光ユニット92は、台座部93に対して、後述する装着方向Yの上流に配置されている。なお、筒部97の前上端部は、図6に示すように、支持壁94Aよりも僅かに出射方向Xの下流に突出している。
被覆部材88は、支持壁94Aの前上方面に配置されている。被覆部材88は、例えば、スポンジなどの弾性部材からなり、装置本体2およびドラムカートリッジ11のそれぞれとは別体として構成されている。被覆部材88は、前上方および後下方を結ぶ方向に延びる略円筒形状を有している。被覆部材88の内径は、筒部97の外径よりも大きい。
そして、被覆部材88は、出射方向Xの下流から見て筒部97を囲むように配置されており、被覆部材88の内周面と、筒部97の前上端部における外周面とは、被覆部材88の径方向に間隔を空けている。また、被覆部材88は、筒部97の前上端部よりも出射方向Xの下流に突出している。
なお、被覆部材88は、公知の両面テープなどで支持壁94Aに貼着されている。つまり、被覆部材88は、光源90に支持されている。
5.ドラムカートリッジの装置本体に対する着脱動作
次に、ドラムカートリッジ11の装置本体2に対する離脱動作および装着動作について説明する。
ドラムカートリッジ11を装置本体2に装着するには、図1に示すように、まず、ユーザは、ドラムカートリッジ11に現像カートリッジ12を装着して、プロセスカートリッジ3を構成する。
そして、プロセスカートリッジ3を、本体開口6を介して、前方から後方に向かう装着方向Yに沿って、装置本体2に挿入する。
このとき、1対のリブ38は、図7Aおよび図7Bに示すように、それらの間に光源90の挿入部94を受け入れる。
これによって、収容部底壁36の傾斜部36Bは、図8に示すように、挿入部94の支持壁94Aに対して、出射方向Xに間隔を空けて向かい合い、傾斜部36Bの開口部37は、発光ユニット92のレンズ部99と、出射方向Xから見て重なるように配置される。
そのため、第1部分70の入射面70Aは、開口部37およびレンズ部99を挟んで、発光部98に対して出射方向Xの下流に間隔を空けて向かい合っている。つまり、開口部37は、第1部分70と発光部98との間に配置される。
このとき、被覆部材88は、傾斜部36Bと支持壁94Aとの間に挟まれており、弾性変形されている。つまり、被覆部材88は、傾斜部36Bおよび支持壁94Aのそれぞれに接触して、傾斜部36Bと支持壁94Aとの間の隙間を塞いでいる。
以上によって、プロセスカートリッジ3の装置本体2に対する装着動作、つまり、ドラムカートリッジ11の装置本体2に対する装着動作が完了する。
ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着された状態において、光源90は、ドラムカートリッジ11の傾斜部36Bおよび1対のリブ38に対して後下方、つまり、装着方向Yに並ぶように、装着方向Yの下流に配置されている。
そして、光源90の挿入部94、つまり、光源90の装着方向Yの上流側の端部は、図8に示すように、1対のリブ38の左右方向の間に配置されている。これによって、挿入部94内に収容される発光ユニット92のレンズ部99は、1対のリブ38の左右方向の間に配置されている。
また、ドラムフレーム13の収容部本体33Aは、搬送ガイド部89に対して前方に配置されている。これによって、排出口45は、搬送ガイド部89の前上方に配置される。
一方、ドラムカートリッジ11を装置本体2から離脱するには、上記の装着動作と逆の手順に操作する。具体的には、ユーザは、プロセスカートリッジ3を、本体開口6を介して前方に向かって引き出す。これによって、ドラムカートリッジ11は、プロセスカートリッジ3として、本体開口6を介して、装置本体2から離脱される。以上によって、ドラムカートリッジ11の装置本体2からの離脱が完了する。
6.除電動作
上記の画像形成動作において、感光ドラム14の周面には、感光ドラム14からトナー像を用紙Pに転写した後に、電荷が残留する場合がある。そこで、感光ドラム14の周面に残留する電荷を除去する除電動作について説明する。
感光ドラム14の除電動作では、光源90の発光部98は、図8に示すように、図示しない基板から電力が供給されることにより、感光ドラム14を除電するための光を、出射方向Xに沿って出射する。すると、発光部98からの光は、レンズ部99を透過した後、傾斜部36Bの開口部37およびフィルム部材49を通過し、第1部分70の入射面70Aから第1部分70内に入射する。つまり、第1部分70は、光源90からの光を受け入れる。
第1部分70内に入射された光は、図5Bに示すように、第1部分70内を出射方向Xに沿って、前上方に進行し、光路変換面72に到達する。
すると、光路変換面72は、第1部分70内を通過した光を、光の進行方向が前上方から左方に変更されるように、略90°反射する。これによって、第1部分70内を通過した光は、第2部分71に向かうように導かれる。その後、第2部分71内を進行する光は、第2部分71内を左方に向かって進行する。
このとき、背面78の粗面部79は、図4に示すように、第2部分71内を進行する光を、円弧面75に向かって前方に反射する。そのため、粗面部79に反射された光は、前方に向かって進行し、円弧面75を透過した後、感光ドラム14の周面を照射する。
これによって、感光ドラム14の周面に残存する電荷が除去される。
7.作用効果
(1)光源90は、図8に示すように、ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着されているときに、1対のリブ38の間に配置されている。そのため、1対のリブ38のそれぞれは、光源90を左右方向の外方から覆っている。
その結果、装置本体2内にトナーや紙粉などが飛散しても、トナーや紙粉などが左右方向の外方から光源90に向かうことを抑制でき、光源90が汚れることを低減できる。
また、1対のリブ38のそれぞれが光源90を左右方向の外方から覆っているので、光源90からの光が、左右方向の外方に向かって進行することを抑制でき、光源90からの光をライトガイド18に確実に導くことができる。
(2)光源90は、図8に示すように、ドラムカートリッジ11の傾斜部36Bに対して、装着方向Yの下流に配置されており、1対のリブ38は、ドラムカートリッジ11のドラムフレーム13における装着方向Yの下流部分に配置されている。そのため、ドラムカートリッジ11を装置本体2に装着するときに、光源90の挿入部94を、1対のリブ38の間に確実に配置することができる。そのため、光源90が汚れることを確実に低減できる。
(3)第1部分70は、図3および図8に示すように、後下方から見て、1対のリブ38の間に配置されている。そのため、ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着され、光源90が1対のリブ38の間に配置されているときに、第1部分70と光源90との相対的な位置精度の向上を図ることができる。その結果、光源90からの光を、ライトガイド18の第1部分70が確実に受け入れることができる。
(4)光を出射する発光ユニット92のレンズ部99が、図8に示すように、1対のリブ38の間に配置されている。そのため、レンズ部99が汚れることを確実に低減できながら、発光ユニット92から出射される光が、左右方向の外方に向かって進行することを抑制でき、発光ユニット92からの光をライトガイド18に確実に導くことができる。
(5)1対のリブ38は、図7Aに示すように、ドラムフレーム13に一体であるので、部品点数の低減を図ることができる。
(6)フィルム部材49は、図8に示すように、ライトガイド18の第1部分70と、光源90の発光部98との間に配置され、光源90からの光を通過させる開口部37を塞ぐように配置されている。そのため、トナーや紙粉などが、開口部37を介して、ドラムフレーム13から光源90に向かって落下することを抑制できる。
一方、フィルム部材49は光を透過するので、光源90からの光は、開口部37およびフィルム部材49を通過して、ライトガイド18に到達する。
そのため、光源90が汚れることをより一層確実に低減することができながら、光源90からの光をライトガイド18に到達させることができる。
(7)被覆部材88は、図6に示すように、発光ユニット92の光の出射方向Xから見て、発光ユニット92のレンズ部99を囲むように配置されている、また、被覆部材88は、図8に示すように、支持フレーム91とドラムカートリッジ11とのそれぞれに接触して、支持フレーム91とドラムカートリッジ11との間を塞いでいる。
つまり、光を出射する発光ユニット92のレンズ部99は、被覆部材88、支持フレーム91およびドラムカートリッジ11により、囲まれている。そのため、装置本体2内にトナーや紙粉などが飛散しても、トナーや紙粉などが光源90と接触することを抑制でき、光源90ひいてはレンズ部99が汚れることを低減できる。
また、被覆部材88が発光ユニット92を囲っているので、発光ユニット92からの光が、被覆部材88外に漏れることを抑制でき、発光ユニット92からの光をライトガイド18に確実に導くことができる。
(8)被覆部材88は、図8に示すように、発光ユニット92の筒部97よりも、出射方向Xの下流に突出している。そのため、被覆部材88が、支持フレーム91とドラムカートリッジ11とのそれぞれに接触したときに、発光ユニット92を確実に囲むことができる。
(9)被覆部材88は、図6に示すように、光源90に支持されている。そのため、被覆部材88と発光ユニット92との相対的な位置精度の向上を図ることができる。その結果、被覆部材88は、出射方向Xから見て、レンズ部99を確実に囲むことができる。
(10)被覆部材88は、図8に示すように、弾性部材であり、支持フレーム91とドラムフレーム13とのそれぞれに接触したときに弾性変形する。そのため、支持フレーム91とドラムカートリッジ11との間をより一層確実に塞ぐことができる。
(11)光源90は、図8に示すように、装置本体2に装着されたドラムカートリッジ11に対して、装着方向Yに並ぶように配置されている。そのため、光源90が、装置本体2に装着されたドラムカートリッジ11に対して、左右方向に並ぶように配置される場合と比較して、プリンタ1の左右方向における小型化を図ることができる。
(12)発光ユニット92は、図8に示すように、前上方に向かって光を出射する。そのため、装置本体2内にトナーや紙粉などが飛散すると、それらトナーや紙粉などが、重力により、発光ユニット92のレンズ部99上に堆積する場合がある。この場合、発光ユニット92から出射される光の進行が阻害されてしまう。
しかし、上記の構成によれば、被覆部材88が、発光ユニット92の光の出射方向Xから見て、発光ユニット92のレンズ部99を囲むように配置され、かつ、支持フレーム91とドラムフレーム13との間を塞いでいるので、発光ユニット92が上方に向かって光を出射する場合であっても、レンズ部99上にトナーや紙粉などが堆積することを抑制できる。
8.変形例
(1)上記の実施形態では、図6に示すように、光源90が、被覆部材88を支持するが、これに限定されず、図9Aに示すように、ドラムカートリッジ11が、被覆部材88を支持していてもよい。
例えば、被覆部材88は、収容部底壁36の傾斜部36Bに支持される。詳しくは、被覆部材88は、傾斜部36Bの下面において、1対のリブ38の間に配置されており、公知の両面テープなどで傾斜部36Bに貼着されている。
この場合、被覆部材88は、後下方から見て矩形状を有しており、貫通口100を有している。貫通口100は、被覆部材88の略中央に配置されている。貫通口100は、後下方から見て円形状を有しており、被覆部材88を前上方および後下方を結ぶ方向に貫通している。これによって、貫通口100は、後下方から見て、開口部37を露出させている。
このような変形例においても、被覆部材88は、ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着される状態において、傾斜部36Bと支持壁94Aとの間に挟まれ、それらの間の隙間を塞ぐ。そのため、上記の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、被覆部材88がドラムカートリッジ11に支持されているので、被覆部材88とドラムカートリッジ11との相対的な位置精度の向上を図ることができる。そのため、被覆部材88は、ドラムカートリッジ11と支持フレーム91との間を確実に塞ぐことができる。
(2)上記の実施形態では、図3に示すように、ドラムフレーム13が、1対のリブ38を備え、光源90が、図6に示すように、被覆部材88を備えるが、これに限定されず、プリンタ1は、1対のリブ38および被覆部材88のいずれか一方のみを備えることもできる。
例えば、ドラムフレーム13が、1対のリブ38を備えれば、光源90は、図9Bに示すように、被覆部材88を備えていなくともよい。
この場合であっても、光源90の挿入部94は、ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着される状態において、1対のリブ38の間に配置される。そのため、トナーや紙粉などが、左右方向の外方から挿入部94内に収容される発光ユニット92に向かうことを抑制でき、発光ユニット92が汚れることを低減できる。
なお、図示しないが、ドラムフレーム13が、1対のリブ38を備えずに、光源90が、被覆部材88を備えてもよい。
(3)上記の実施形態では、図8に示すように、被覆部材88は、ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着された状態において、挿入部94の支持壁94Aおよび収容部底壁36の傾斜部36Bのそれぞれと接触するが、被覆部材88は、支持フレーム91とドラムカートリッジ11との間を塞げれば、特に制限されない。
例えば、被覆部材88は、ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着された状態において、ライトガイド18および挿入部94の支持壁94Aのそれぞれと接触することもできる。
この場合、ライトガイド18の第1部分70は、図示しないが、第1部分70から径方向の外方に広がる鍔部を備えている。そして、被覆部材88は、ドラムカートリッジ11が装置本体2に装着された状態において、第1部分70の図示しない鍔部と、挿入部94の支持壁94Aとの間に挟まれて、それらと接触する。これによっても、上記の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(4)上記の実施形態では、プロセスカートリッジ3は、ドラムカートリッジ11と、ドラムカートリッジ11に着脱可能な現像カートリッジ12とから構成されるが、プロセスカートリッジ3は、ドラムカートリッジ11と現像カートリッジ12とを一体に有していてもよい。この場合、プロセスカートリッジ3が、感光体カートリッジの一例として対応する。
また、上記した感光ドラム14に代えて、例えば、感光ベルトなどの感光体を適用することもできる。
これら変形例によっても、上記の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。なお、上記の実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 プリンタ
2 装置本体
11 ドラムカートリッジ
13 ドラムフレーム
14 感光ドラム
18 ライトガイド
37 開口部
38 1対のリブ
49 フィルム部材
70 第1部分
88 被覆部材
90 光源
91 支持フレーム
92 発光ユニット
X 出射方向
Y 装着方向

Claims (7)

  1. 光源を有する装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能である感光体カートリッジと、
    前記装置本体および前記感光体カートリッジのそれぞれとは別体として構成される被覆部材とを備え、
    前記光源は、
    光を出射するように構成される出射部と、
    前記出射部を支持する支持部とを備え、
    前記感光体カートリッジは、
    感光体と、
    前記感光体の表面を除電するための光を、前記出射部から前記感光体に導くように構成される導光部材と、
    前記感光体を支持するカートリッジフレームとを備え、
    前記被覆部材は、
    前記出射部の光の出射方向から見て、前記出射部を囲むように配置され、
    前記支持部と前記感光体カートリッジとのそれぞれに接触して、前記支持部と前記感光体カートリッジとの間を塞ぐように構成され
    弾性部材からなることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記被覆部材は、前記出射部よりも、前記出射方向の下流に突出していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記被覆部材は、前記光源に支持されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被覆部材は、前記感光体カートリッジに支持されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記光源は、前記装置本体に装着された状態の前記感光体カートリッジに対して、前記装置本体に対する前記感光体カートリッジの装着方向に並ぶように配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記出射部は、上方に向かって光を出射するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記カートリッジフレームは、
    前記導光部材と前記出射部との間に配置され、光の通過を許容するように構成される開口部を塞ぐように配置され、光を透過するように構成される透過部材とを備えていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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