JP2013182009A - 感光体ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の低減を図ることができる感光体ユニット、および、その感光体ユニットを備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
表面に静電潜像が形成される感光ドラム11と、感光ドラム11に接触する感光ドラム11に対する接触方向に移動可能な1次ローラ36とを備える感光体ユニット9において、1次ローラ36の上方に配置される第1フレーム52に第1ガイド溝64を形成し、1次ローラ36の下方に配置される第2フレーム67に第2ガイド溝77を形成し、第1ガイド溝64と、第2ガイド溝77とによって、1次ローラ36の移動を案内する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置、および、この画像形成装置に備えられる感光体ユニットに関する。
電子写真方式の画像形成装置として、静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットを着脱自在に備えるプリンタが知られている。
例えば、各色に対応する複数の感光ドラムと、複数の感光ドラムに対応し、その表面上の異物を捕捉する複数の1次ローラとを備えるタンデム型感光体ユニットが着脱自在に装着されるプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このプリンタでは、1次ローラの軸方向両端部が、1対の1次軸受部材によって回転可能に支持されている。そして、1次ローラは、1対のコイルばねによって、1対の1次軸受部材が感光ドラムへ向けて付勢されることにより、感光ドラムへ向けて付勢されている。
特開2010−262097号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載の感光体ユニットでは、コイルばねによって1次軸受部材を正確に感光ドラムへ向けて付勢するために、コイルばねの付勢方向を案内する1対の案内部材を設ける必要がある。
そのため、感光体ユニットの部品点数が増加するという不具合がある。
そこで本発明の目的は、部品点数の低減を図ることができる感光体ユニット、および、その感光体ユニットを備える画像形成装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するため、第1の発明は、感光体ユニットであって、表面に静電潜像が形成されるように構成される感光体と、感光体の長手方向と直交する方向において感光体の表面に接触されるとともに、感光体に対する接触方向において移動可能に構成され、感光体の表面に付着した付着物を回収するように構成される第1回収部材とを備える。また、感光体ユニットは、長手方向および接触方向の両方に直交する直交方向の一方側において第1回収部材に対向配置される第1フレームと、直交方向の他方側において第1回収部材に対向配置される第2フレームとを備える。
第1フレームは、第1回収部材の移動を案内するように構成される第1案内部を備え、第2フレームは、第1案内部とともに第1回収部材の移動を案内するように構成される第2案内部を備える。
このような構成によれば、第1フレームの第1案内部と、第2フレームの第2案内部とによって、第1回収部材の移動を案内することができる。
そのため、第1回収部材の移動を案内するための部材を別途設けることなく、第1フレームおよび第2フレームを利用して第1回収部材の移動を案内できる。
その結果、部品点数の低減を図ることができる。
(2)また、第2フレームは、感光体の表面の電荷を除去するための光を感光体の表面に導くように構成される導光部材を備えてもよい。
このような構成によれば、導光部材を備える第2フレームを利用して、第1回収部材を案内することができる。
そのため、導光部材を支持する部材と、第1回収部材の移動を案内する部材とを別々に設ける構成と比べて、部品点数の低減を図ることができる。
(3)また、感光体ユニットは、第1回収部材の表面に接触され、第1回収部材の表面に付着した付着物を回収するように構成される第2回収部材と、第2回収部材の表面に接触され、第2回収部材の表面に付着した付着物を掻き取るように構成される掻取部材と、第2回収部材と掻取部材とを支持する第3フレームとをさらに備えてもよい。
このような構成によれば、第1回収部材の表面の付着物を、第2回収部材によって回収し、第2回収部材の表面の付着物を、掻取部材によって回収することができる。
そのため、第1回収部材の表面に付着した付着物が、再度、感光体に付着することを防止することができる。
その結果、第1回収部材によって、感光体の表面に付着した付着物を確実に回収することができる。
(4)また、第3フレームは、第2フレームとともに掻取部材によって掻き取られた付着物を収容するように構成される収容部を区画してもよい。
このような構成によれば、第3フレームが第2フレームに組み付けられることで収容部が区画される。
そのため、第2フレームに第3フレームを組み付けるだけで、収容部を効率よく構成することができ、収容部を構成するための部材を別途設けることなく、第2フレームおよび第3フレームを利用して収容部を区画することができる。
(5)また、第3フレームは、第2フレームに揺動可能に支持されてもよい。
このような構成によれば、第2回収部材および掻取部材を、第1回収部材の移動に追従させることができる。
そのため、第2回収部材および掻取部材によって、第1回収部材の表面に付着した付着物を確実に回収することができる。
また、第3フレームが第2フレームに対して揺動するので、第2フレームを感光体に対して位置固定することができる。
これにより、第2回収部材が、第1回収部材に追従することで、第3フレームが揺動しても、第2フレームを感光体に対して位置固定しておけば、導光部材も、感光体に対して位置固定することができる。
従って、導光部材によって、電荷を除去するための光を確実に感光体の表面に導くことができる。
(6)本発明の画像形成装置は、上記の感光体ユニットを備える。
このような構成によれば、画像形成装置は、部品点数の低減を図った感光体ユニットを備えている。
そのため、画像形成装置の部品点数の低減を図ることができる。
(7)本発明の感光体ユニットは、表面に静電潜像が形成されるように構成される感光体と、感光体の表面に付着した付着物を回収するように構成される回収部材と、感光体の表面の電荷を除去するための光を感光体の表面に導くように構成される導光部材とを備える。また、感光体ユニットは、感光体に対して位置固定され、導光部材を支持する固定フレームと、回収部材を支持し、固定フレームに対して相対移動可能に支持される移動フレームとを備える。
このような構成によれば、回収部材を支持する移動フレームが、導光部材を支持する固定フレームに対して相対移動可能に支持されている。
一方、回収部材と導光部材とが、同じフレームに取り付けられると、回収部材が感光体の回転に追従したときに、それに合わせて導光部材も追従し、導光部材を感光体に対して位置固定することができない。
しかし、この感光体ユニットでは、導光部材は、感光体に対して位置固定される固定フレームに支持されている。
そのため、移動フレームの相対移動によって、回収部材を、感光体の回転に対して追従させることができながら、導光部材を感光体に対して位置固定することができる。
その結果、回収部材によって、感光体の表面に付着した付着物を回収でき、導光部材によって、電荷を除去するための光を確実に感光体の表面に導くことができる。
(8)本発明の画像形成装置は、上記の感光体ユニットを備える。
このような構成によれば、画像形成装置は、回収部材によって、感光体の表面に付着した付着物を確実に回収できながら、導光部材によって、電荷を除去するための光を確実に感光体の表面に導くことができ、感光体の表面の電荷を均一に除去することができる。
(9)本発明の感光体ユニットは、表面に静電潜像が形成されるように構成される感光体と、感光体の長手方向と直交する方向において感光体の表面に接触されるとともに、感光体に対する接触方向において移動可能に構成され、感光体の表面に付着した付着物を回収するように構成される第1回収部材とを備える。また、感光体ユニットは、長手方向および接触方向の両方に直交する直交方向の一方側において第1回収部材に対向配置され、感光体に対して位置固定される第1フレームと、直交方向の他方側において第1回収部材に対向配置され、感光体に対して位置固定される第2フレームとを備える。
第1フレームは、感光体側および第2フレーム側が開放されるように接触方向に沿って切り欠かれることにより形成され、第1回収部材の移動を案内するように構成される第1案内部を備え、第2フレームは、感光体の反対側および第1フレーム側が開放されるように接触方向に沿って切り欠かれることにより形成され、第1回収部材の移動を案内するように構成される第2案内部を備え、第1案内部および第2案内部によって、接触方向に長い案内部が区画され、第1回収部材は、案内部に収容される。
このような構成によれば、案内部が接触方向に沿って長く区画されているため、第1回収部材を、接触方向において移動可能に、案内部に収容することができる。
そのため、第1回収部材の移動を案内するための部材を別途設けることなく、第1フレームおよび第2フレームに形成される切り欠きから区画される案内部を利用して第1回収部材の接触方向における移動を案内できる。
その結果、部品点数の低減を図ることができながら、接触方向における第1回収部材の安定した移動を確保することができる。
(10)また、第2フレームは、感光体側に向かって開放される凹部を備え、凹部に嵌合され、感光体の表面の電荷を除去するための光を感光体の表面に導くように構成される導光部材を備えてもよい。
このような構成によれば、凹部は第2フレームに一体的に形成される。
そのため、導光部材を支持するための部材を別途設ける場合と比べて、部品点数の低減を図ることができながら、第2フレームによって、導光部材を確実に支持することができる。
(11)また、感光体ユニットは、第2フレームに対して一端側が揺動可能に支持される第3フレームを備え、第3フレームは、他端側に、第1回収部材の表面に接触され、第1回収部材の表面に付着した付着物を回収するように構成される第2回収部材と、第2回収部材の表面に接触され、第2回収部材の表面に付着した付着物を掻き取るように構成される掻取部材とを備えてもよい。
このような構成によれば、第1フレームおよび第2フレームを感光体に対して位置固定させた状態で、第3フレームを揺動させることができる。
そのため、第1フレームの第1案内部、および、第2フレームの第2案内部から区画される案内部を位置固定させることができ、案内部に収容される第1回収部材の安定した移動を確保することができる。
しかも、第3フレームの他端側に備えられる第2回収部材と掻取部材とを第1回収部材の揺動に対して、追従させることができる。
(12)また、感光体ユニットは、第1回収部材と、第2回収部材とを、相対回転可能に支持し、それらを接触状態に保つように連結する連結部材を備えてもよい。
このような構成によれば、第1回収部材と、第2回収部材とは、連結部材により常に接触状態に保たれるとともに、第2回収部材は、掻取部材とともに第3フレームに掻取部材と接触するように支持されている。
そのため、常に、第1回収部材は第2回収部材と接触し、第2回収部材は掻取部材と接触している。
その結果、第1回収部材の表面に付着した付着物を、確実に掻取部材により掻き取ることができる。
(13)本発明の画像形成装置は、上記の感光体ユニットを備える。
このような構成によれば、画像形成装置は、部品点数の低減を図りながら、感光体の回転に追従し、第1回収部材が接触方向において移動しても、確実に感光体の表面に付着した付着物を回収することができる。
本発明の感光体ユニットによれば、第1フレームおよび第2フレームを利用して第1回収部材の移動を案内することができ、部品点数の低減を図ることができる。
また、回収部材によって、感光体の表面に付着した付着物を回収でき、導光部材によって、電荷を除去するための光を確実に感光体の表面に導くことができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタを示す断面図である。 図2は、図1に示す感光体ユニットを左上側から見た斜視図である。 図3は、図2に示すサブユニットの正面図を示す。 図4は、図3に示すサブユニットのA−A断面図である。 図5は、図3に示すサブユニットにおいて、1次ローラ、2次ローラ、および、それらを支持する軸受部材の関係を示す説明図である。 図6は、図3に示すサブユニットのB−B断面図である。 図7は、図3に示すサブユニットのC−C断面図である。 図8は、図3に示すサブユニットの構成を説明するための説明図であって、(a)は、左上側から見た斜視図、(b)は、右下側から見た斜視図である。なお、図8では、便宜的に第1ユニットを省略している。 図9は、サブユニットの動作を説明する図3のA−A断面に対応する説明図であって、(a)は、1次ローラが、感光ドラムに向かって、前側へ移動した状態を示し、(b)は、1次ローラが、感光ドラムから離れるように、後側へ移動した状態を示す。 図10は、サブユニットの動作を説明する図3のC−C断面に対応する説明図であって、(a)は、1次ローラが、感光ドラムに向かって、前側へ移動した状態を示し、(b)は、1次ローラが、感光ドラムから離れるように、後側へ移動した状態を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、プリンタ1を水平に載置した状態を基準として、図1における紙面右側(フロントカバー4が設けられている側)を前側とし、図1における紙面左側(その反対側)を後側とする。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。
プリンタ1は、略ボックス形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の前端部には、本体ケーシング2の内外を連通する本体開口部3が形成されている。また、本体ケーシング2の前壁には、本体開口部3を開閉するフロントカバー4が設けられている。
また、プリンタ1は、本体ケーシング2内において、スキャナユニット5、プロセスユニット6、転写ユニット7および定着ユニット8を備えている。
スキャナユニット5は、本体ケーシング2の上端部に配置されている。スキャナユニット5は、プロセスユニット6の感光ドラム11(後述)に向かって、画像データに基づいてレーザービームを出射し(図1破線参照)、感光ドラム11(後述)を露光する。
プロセスユニット6は、スキャナユニット5の下側であって、転写ユニット7の上側に配置されている。プロセスユニット6は、前後方向にスライド可能であり、本体開口部3を介して本体ケーシング2外に引き出し可能に構成されている。プロセスユニット6は、1つの感光体ユニット9と、複数(4つ)の現像カートリッジ10とを備えている。
感光体ユニット9は、複数(4つ)の感光体の一例としての感光ドラム11と、複数(4つ)のスコロトロン型帯電器12とを備えている。
感光ドラム11は、左右方向に長手の円筒形状に形成されている。
複数のスコロトロン型帯電器12のそれぞれは、複数の感光ドラム11のうちの1つに対応して設けられている。スコロトロン型帯電器12は、対応する感光ドラム11の後上側に間隔を隔てて対向配置されている。
複数の現像カートリッジ10のそれぞれは、複数の感光ドラム11のうちの1つに対応して設けられている。現像カートリッジ10は、対応する感光ドラム11の上側において、感光体ユニット9に着脱自在に支持されている。また、現像カートリッジ10は、現像ローラ13を備えている。
現像ローラ13は、現像カートリッジ10の下端部において、後側から露出されるように回転可能に支持されている。また、現像ローラ13は、感光ドラム11に対して上側から接触されている。
なお、現像カートリッジ10は、現像ローラ13にトナーを供給する供給ローラ14と、現像ローラ13に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード15とを備え、それらの上側の空間には、各色に対応するトナーが収容されている。
転写ユニット7は、プロセスユニット6の下側に配置されている。転写ユニット7は、駆動ローラ16、従動ローラ17、搬送ベルト18、ベルトクリーナユニット24、および、複数(4つ)の転写ローラ19を備えている。
駆動ローラ16は、転写ユニット7の後端部に配置されている。
従動ローラ17は、駆動ローラ16の前側に間隔を隔てて対向配置されるように、転写ユニット7の前端部に配置されている。
搬送ベルト18は、その上側部分がすべての感光ドラム11と接触するように、駆動ローラ16および従動ローラ17の周りに巻回されている。搬送ベルト18は、駆動ローラ16の駆動、および、従動ローラ17の従動により、その上側部分が前側から後側へ向かって移動するように、周回移動される。
ベルトクリーナユニット24は、搬送ベルト18の下側に配置され、側面視略矩形状の廃トナーボックス96、廃トナーボックス96内の上端に設けられるクリーニングローラ97および掻き取りローラ98を備えている。なお、後述するが、搬送ベルト18の上の転写残トナーは、クリーニングローラ97によってクリーニングされ、掻き取りローラ98に掻き取られることにより、廃トナーボックス96内に収容される。
複数の転写ローラ19のそれぞれは、駆動ローラ16と従動ローラ17との間において、複数の感光ドラム11のうちの1つに対応して設けられている。転写ローラ19は、対応する感光ドラム11の下側において、搬送ベルト18の上側部分を挟んで対向配置されている。転写ローラ19には、転写バイアスが印加される。
定着ユニット8は、転写ユニット7の後側に配置され、加熱ローラ20、および、加熱ローラ20に対向する加圧ローラ21を備えている。
そして、プリンタ1の画像形成時には、現像カートリッジ10内のトナーは、供給ローラ14と現像ローラ13との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード15により、一定厚さの薄層として現像ローラ13の表面に担持される。
一方、感光ドラム11の表面には、感光ドラム11の後上側に対向配置されるスコロトロン型帯電器12によって一様に帯電された後、スキャナユニット5によって所定の画像データに基づいて露光されることにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ13に担持されるトナーが感光ドラム11の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム11の表面上にトナー像が担持される。
用紙Pは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ22内に収容されており、各種ローラによって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム11と搬送ベルト18との間に給紙される。そして、搬送ベルト18によって、感光ドラム11と転写ローラ19との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、転写バイアスにより、用紙Pにトナー像が転写される。
そして、トナー像が転写された用紙Pは、加熱ローラ20と加圧ローラ21との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pにトナー像が熱定着される。
その後、用紙Pは、前上側へUターンするように搬送されて、本体ケーシング2の上面に設けられる排紙トレイ23に排紙される。
2.感光体ユニットの構成
図2に示すように、感光体ユニット9は、1つのユニットフレーム25と、複数(4つ)の感光ドラム11と、複数(4つ)のサブユニット26(図1参照)とを備えている。
(1)ユニットフレーム
ユニットフレーム25は、上下方向が開放される平面視略矩形枠状に形成され、左右1対の側板30と、フロントビーム27と、リヤビーム29とを備えている。
1対の側板30は、互いに左右方向において間隔を隔てて対向配置されている。側板30は、前後方向に長手の側面視略矩形状に形成されている。
フロントビーム27は、左右に延びる略平板形状に形成され、1対の側板30の前端間に架設されている。フロントビーム27には、把持部28が設けられている。
リヤビーム29は、左右に延びる略平板形状に形成され、1対の側板30の後端間に架設されている。
(2)感光ドラム
図1に示すように、複数の感光ドラム11のそれぞれは、複数(4つ)の色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)のうちの1つに対応し、前後方向にほぼ等しい間隔を隔てて並列配置されている。詳しくは、複数の感光ドラム11のそれぞれは、前側から後側へ向かって、ブラック感光ドラム11K、イエロー感光ドラム11Y、マゼンタ感光ドラム11M、シアン感光ドラム11Cの順に並列配置されている。感光ドラム11は、1対の側板30の下端部間に回転自在に支持されている。感光ドラム11の下側外周面は、ユニットフレーム25から下方へ露出されている。
また、感光ドラム11の左端部には、ドラムギヤ35が設けられている(図6参照)。ドラムギヤ35は、左右方向に延びる中心軸を有する略円板形状であり、その外周面にギヤ歯が形成されている。
3.サブユニットの構成
複数のサブユニット26は、それぞれ、複数の感光ドラム11のそれぞれに対応して設けられている。サブユニット26は、感光ドラム11の後上側に対向配置されている。詳しくは、複数のサブユニット26のそれぞれは、前側から後側に向かって、ブラック感光ドラム11Kに対向するブラックサブユニット26K、イエロー感光ドラム11Yに対向するイエローサブユニット26Y、マゼンタ感光ドラム11Mに対向するマゼンタサブユニット26M、シアン感光ドラム11Cに対向するシアンサブユニット26Cの順に並列配置されている。
なお、サブユニット26において、1次ローラ36、2次ローラ37、掻取部材81の支持に関する構成は、サブユニット26の左端部と右端部とで同様の構成であるため、以下の説明では、左端部のみを説明し、右端部の説明を省略する。
なお、駆動力が伝達されるギヤ列に関する構成は、サブユニット26の左端部に設けられている。また、電源からのバイアスが印加される電極に関する構成は、サブユニット26の右端部に設けられている。それらに関する構成の詳細は省略する。
(1)ブラックサブユニットの構成
まず、ブラックサブユニット26Kの構成について説明する。
ブラックサブユニット26Kは、図3および図4に示すように、帯電ユニット31と、クリーニングユニット32とを備えている。
(1−1)帯電ユニット
帯電ユニット31は、第1フレーム52と、ダクトカバー65と、スコロトロン型帯電器12とを備えている。
第1フレーム52は、図4および図6に示すように、感光ドラム11およびクリーニングユニット32の上側に配置され、感光ドラム11に対して位置固定されている。
第1フレーム52は、帯電器支持壁63と、ダクト壁53と、ローラ被覆壁55とを備えている。
帯電器支持壁63は、感光ドラム11の後上側に間隔を隔てて対向配置されている。帯電器支持壁63は、左右方向に延び、スコロトロン型帯電器12を支持するために、感光ドラム11の周方向(前後方向)において対向配置される1対の支持壁63Aおよび支持壁63Bから形成されている。
ダクト壁53は、左右方向に延びる平板形状を成し、側断面視において、前側の支持壁63Aの前下側から連続して、前側の支持壁63Aから離れ、上側へ延びるように形成されている。
ローラ被覆壁55は、上被覆壁56と押圧壁57とを備えている。
上被覆壁56は、左右方向に延びる平板形状を成し、側断面視において、後側の支持壁63Bの後下側から連続して、後下側へ延びるように形成されている。
押圧壁57は、図3および図6に示すように、上被覆壁56の左右方向端部から下側へ向かって延びる側面視略矩形状に形成されている。押圧壁57は、第1案内部の一例としての第1ガイド溝64と、ばね支持溝61と、2次ローラ受溝58とを備えている。
第1ガイド溝64は、押圧壁57の上下方向略中央部前側から後上側に向かって、前下側(感光ドラム11側および第2フレーム(後述)側)が開放された側面視略L字状に切り欠き形成されている。詳しくは、第1ガイド溝64の内周面は、押圧壁57の前端部から後側へ略平坦状に延びる上面91と、押圧壁57の前後方向略中央部において、下方に湾曲される第1湾曲面92とから形成される。
ばね支持溝61は、押圧壁57の上下方向略中央において、第1ガイド溝64の第1湾曲面92に連通するように、前側が開放されるように後側へ向かって窪む側断面視略U字状に形成されている。ばね支持溝61には、コイルばね47が収容されている。
コイルばね47は、前後方向に延びる螺旋形状に形成され、その前端部がばね支持溝61から前側へ露出し、後端部がばね支持溝61の後側内面に当接されている。
2次ローラ受溝58は、第1ガイド溝64の後下側に形成され、第1ガイド溝64の下端部から上側に向かって、下側が開放される側面視略U字状に切り欠き形成されている。2次ローラ受溝58の溝幅は、2次ローラ37の外径より大きく形成されている。
ダクトカバー65は、後側の支持壁63Bの上端部と、ダクト壁53の上端部とにわたって、それらの間を被覆するように左右方向に延びる略平板形状に形成されている。
そして、ダクト壁53と、帯電器支持壁63と、ダクトカバー65とによって囲まれた空間が、ダクト62として区画されている。
ダクト62は、スコロトロン型帯電器12から発生するオゾンを放出するために形成され、第1フレーム52を左右方向において貫通している。
スコロトロン型帯電器12は、1対の支持壁63Aおよび支持壁63Bの間に嵌め込まれている。これによって、スコロトロン型帯電器12は、上述したように、感光ドラム11の後上側に間隔を隔てて対向配置されている。
帯電ユニット31は、ユニットフレーム25の1対の側板30の間に架設されることで、感光ドラム11に対して位置固定されている。
(1−2)クリーニングユニット
図4および図7に示すように、クリーニングユニット32は、固定フレームの一例としての第2フレーム67と、導光部材68と、第3フレームおよび移動フレームの一例としてのカバーフレーム80と、掻取部材81と、第1回収部材の一例としての1次ローラ36と、第2回収部材の一例としての2次ローラ37とを備えている。
なお、2次ローラ37および掻取部材81は、回収部材を構成する。
第2フレーム67は、感光ドラム11の後側、かつ、帯電ユニット31の下側に配置され、感光ドラム11に対して位置固定されている。第2フレーム67は、左右方向に延び、上側へ開放される平面視略矩形の有底枠形状に形成されている。第2フレーム67は、フレーム底壁74と、フレーム前壁75と、フレーム後壁76と、1対のフレーム側壁69(図8(a)参照)とを備えている。
フレーム底壁74は、前後左右に延びる略平板形状に形成されている。
フレーム前壁75は、フレーム底壁74の前端部から連続するように上方に向かって突出するように形成されている。フレーム前壁75は側断面視略矩形状に形成され、凹部79を一体的に備えている。
凹部79は、感光ドラム11に向かって開放され、フレーム前壁75の前端面から後側へ窪む側面視略U字状に形成されている。
フレーム後壁76は、フレーム底壁74の後端部から連続するように上方に向かって突出するように形成されている。
1対のフレーム側壁69は、図7および図8(a)に示すように、フレーム底壁74の左右方向端部から連続して上側に延び、前後方向に長手の側面視略矩形の平板形状に形成されている。
フレーム側壁69の後端部には、ボス穴72が形成されている。
ボス穴72は、フレーム側壁69を左右方向に貫通する側面視円形状に形成されている。ボス穴72の直径は、ボス軸85(後述)の直径よりも、わずかに大きく形成されている。
また、フレーム側壁69は、台座部70を備えている。
台座部70は、ボス穴72の前側において、フレーム側壁69の左右方向外側面から外側に向かって突出するように形成されている。
台座部70は、立設部73と、ローラ支持部71(図6参照)とを備えている。
立設部73は、台座部70の左右方向内側端部の上面に形成されている。立設部73は、上方に突出する側面視略矩形状に形成されている。立設部73の前面は、上側に向かうに従って後側に傾斜するように形成されている。
ローラ支持部71は、第1ガイド溝64の下側、かつ、立設部73の前側に形成されている。ローラ支持部71は、台座部70の上面から上方に突出する側断面視矩形状に形成されている。ローラ支持部71の上端部には、第2ガイド溝77が形成されている。
第2ガイド溝77は、図7に示すように、ローラ支持部71の上端部から前下側に向かって、後上側(感光ドラム11の反対側および第1フレーム側)が開放された側面視略L字状に切り欠き形成されている。詳しくは、第2ガイド溝77の内周面は、ローラ支持部71の後端部から前側へ略平坦状に延びる下面93と、ローラ支持部71の前端部において、上方に湾曲される第2湾曲面94とから形成される。
導光部材68は、図4に示すように、透明なガラスまたは樹脂から、左右方向に長手の棒状に形成され(図3参照)、その左右方向長さは、感光ドラム11の外周面の左右方向長さよりも長く形成されている。導光部材68は、前面が湾曲された側断面視略D字状に形成されている。
導光部材68は、凹部79内に、嵌合されている。導光部材68の前面は、凹部79から前側へ露出され、感光ドラム11の後下側端部の後側に間隔を隔てて配置されている。
図8に示すように、カバーフレーム80は、左右方向に延び、下方に向かって開放される平面視略矩形の略枠形状に形成され、後下側へ傾斜するように延びている。
カバーフレーム80は、下被覆壁88と、カバー後壁89と、1対のカバー側壁83とを備えている。
下被覆壁88は、左右方向に延びる略平板形状に形成され、後下側へ傾斜する側断面視略クランク形状に形成されている。
また、下被覆壁88の前側には、取付部86が形成されている。
取付部86は、前下側が開放された側断面視略L字状に形成されている。
カバー後壁89は、下被覆壁88の後端部から連続して、下側に向かって延びるように形成されている。カバー後壁89には、遊嵌溝87が形成されている。
遊嵌溝87は、カバー後壁89の下端縁から、上側に向かって窪む側断面視略U字状に形成されている。
1対のカバー側壁83は、それぞれ下被覆壁88およびカバー後壁89の左右方向端部に連続するように、前後方向に延びる側面視略三角形の平板形状に形成されている。カバー側壁83の前端部には、連結部材受溝84が形成されている。また、カバー側壁83の後端部には、ボス軸85が設けられている。
連結部材受溝84は、カバー側壁83の前端部から後方に向かって、前側が開放される側面視略C字状に切り欠き形成されている。連結部材受溝84は、第2挿通部48(後述)を受け入れ可能に形成されている。
ボス軸85は、カバー側壁83の後端部において、カバー側壁83の左右方向外面から突出する略円柱形状に形成されている。
そして、カバーフレーム80は、ボス軸85が第2フレーム67のボス穴72に挿通されるとともに、遊嵌溝87に、第2フレーム67のフレーム後壁76が遊嵌されるように、第2フレーム67に支持されている。
これにより、カバーフレーム80は、ボス軸85の中心軸線を中心として、遊嵌溝87とフレーム後壁76との遊びの分、揺動可能に支持されている。
そして、クリーニングユニット32において、第2フレーム67とカバーフレーム80とによって区画された空間として、収容部の一例としての貯留室82が形成される。
図4に示すように、掻取部材81は、スポンジから、左右方向に延びる側断面視略矩形状に形成されている。掻取部材81は、カバーフレーム80の下被覆壁88の取付部86に支持されている。
図5および図6に示すように、1次ローラ36は、ローラ軸38と、スポンジローラ39とを備えている。
ローラ軸38は、金属から形成され、左右方向に延びる略円柱形状(図4参照)に形成されている。
スポンジローラ39は、ローラ軸38の左右両端部が露出するように、ローラ軸38を被覆するように設けられている。
また、1次ローラ36の左端部には、1次ギヤ40が設けられている。
1次ギヤ40は、左右方向に延びる中心軸を有する略円筒形状(図8(a)参照)であり、その外周面にギヤ歯が形成されている。
2次ローラ37は、金属から形成され、左右方向に延びる略円柱形状(図8(b)参照)に形成されている。
なお、1次ローラ36の左右方向長さと、2次ローラ37の左右方向長さとは、ほぼ同じである。
2次ローラ37の左端部には、2次ギヤ41が設けられている。
2次ギヤ41は、左右方向に延びる中心軸を有する略円筒形状(図8(a)参照)であり、その外周面にギヤ歯が形成されている。2次ギヤ41は、1次ギヤ40に噛合している。
また、図5および図8(b)に示すように、1次ローラ36および2次ローラ37の左右方向端部は、連結部材45によって、それらを接触状態に保つように、回転自在に連結されている。
連結部材45は、第1挿通部46と、第2挿通部48と、第1挿通部46と第2挿通部48とを連結する連結部49とを一体的に備えている。
第1挿通部46は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。第1挿通部46の内径は、ローラ軸38の外径よりもわずかに大きく形成されている。
第2挿通部48は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。第2挿通部48の内径は、2次ローラ37の外径よりもわずかに大きく形成されている。
連結部49は、略杆形状に形成され、その一端部が、第1挿通部46の下側外周面の左右方向内側に連結され、その他端部が、第2挿通部48の上側外周面の左右方向外側に連結されている。これにより、第1挿通部46の左右方向外側端部は、第2挿通部48より、左右方向外側に配置され、第2挿通部48の左右方向内側端部は、第1挿通部46より、左右方向内側に配置されている。
連結部材45の第1挿通部46には、1次ギヤ40とスポンジローラ39との間において、1次ローラ36のローラ軸38の左端部が、相対回転可能に挿通されている。
連結部材45の第2挿通部48には、2次ローラ37の2次ギヤ41よりも右側において、2次ローラ37の左端部が相対回転可能に挿通されている。
これにより、1次ローラ36のスポンジローラ39と、2次ローラ37とが、接触状態で保持されている。また、2次ローラ37の2次ギヤ41と、1次ローラ36の1次ギヤ40とが噛合された状態で保持されている。
そして、連結部材45の第2挿通部48は、その左右方向内側端部(連結部49よりも左右方向内側)において、カバーフレーム80の連結部材受溝84内に、相対回転可能に嵌合されている。これにより、2次ローラ37は、掻取部材81に前側から接触されている(図4参照)。
また、2次ローラ37は、図8(a)に示すように、第2挿通部48を介して、第2フレーム67の立設部73に前側から接触されている。
また、図8(b)に示すように、連結部材45の第1挿通部46は、その左右方向外側端部(連結部49よりも左右方向外側)において、第2フレーム67の第2ガイド溝77内に、相対回転可能に嵌合されている。すなわち、1次ローラ36は、第2ガイド溝77内に嵌合されている(図6参照)。
そして、クリーニングユニット32は、帯電ユニット31の下側、かつ、感光ドラム11の後側において、ユニットフレーム25の1対の側板30の間に架設されている。
これによって、第2ガイド溝77は、図7に示すように、それに対応する第1ガイド溝64とともに、1次ローラ36が挿通される第1挿通部46の移動を案内する挿通部ガイド78として区画される。詳しくは、挿通部ガイド78は、第1ガイド溝64の上面91および第1湾曲面92と、第2ガイド溝77の下面93および第2湾曲面94とから区画される。
このように区画された挿通部ガイド78は、前後方向(1次ローラ36の感光ドラム11に対する接触方向)に長手の長穴形状に形成され、その上下方向の幅(上面91と下面93との間隔)は、第1挿通部46の外周直径よりわずかに大きく形成され、その前後方向長さ(第1湾曲面92と第2湾曲面94との間隔)は、上下方向の幅よりも長く形成されている。そのため、1次ローラ36は第1挿通部46を介して、第1ガイド溝64と第2ガイド溝77とに挟まれるように、挿通部ガイド78に前後方向に移動可能に設けられている。すなわち、1次ローラ36の下側に対向配置される第2フレーム67の第2ガイド溝77は、それに対応する1次ローラ36の上側に対向配置される第1フレーム52の第1ガイド溝64とともに、1次ローラ36の移動を案内する。
そして、図8(b)に示すように、1次ローラ36のスポンジローラ39は、感光ドラム11に後側から接触されている。また、1次ローラ36の1次ギヤ40が、感光ドラム11のドラムギヤ35の後側から噛合されている。
2次ローラ37は、図7に示すように、第1フレーム52の2次ローラ受溝58に上下前後に移動可能に受け入れられている。
第1挿通部46は、コイルばね47の前端部に前側から当接されている。これにより、1次ローラ36は、常に感光ドラム11に向けて付勢されている。
(2)ブラック以外のサブユニットの構成
図1に示すように、イエローサブユニット26Y、マゼンタサブユニット26M、シアンサブユニット26Cは、カバーフレーム80、掻取部材81、2次ローラ37を備えておらず、そのため、貯留室82を備えていない以外はブラックサブユニット26Kと同様に構成されている。
4.1次ローラの感光ドラムに対する位置決め
次に、ブラックサブユニット26Kにおける、1次ローラ36の感光ドラム11に対する位置決めについて説明する。
感光ドラム11および1次ローラ36の部品精度や、摩耗によるスポンジローラ39の小径化、外部の環境(温度、湿度など)によるスポンジローラ39の膨張または収縮などに起因して、感光ドラム11に対するスポンジローラ39の接触状態が変化する場合がある。
具体的には、スポンジローラ39の直径が小径化すると、図9(a)および図10(a)に示すように、ローラ軸38は、コイルばね47の付勢力により、挿通部ガイド78に案内されながら、前側に向かって移動される。すると、2次ローラ37は、連結部材45を介して、前上側へ引っ張られるとともに、2次ローラ受溝58に案内されて、後上側へ移動する。このように2次ローラ37が移動すると、カバーフレーム80がボス軸85を支点として、左側から見て、反時計回りに揺動する。
また、スポンジローラ39の直径が大径化すると、図9(b)および図10(b)に示すように、ローラ軸38は、コイルばね47の付勢力に対抗して、挿通部ガイド78に案内されながら、後側に向かって移動される。すると、2次ローラ37は、連結部材45を介して、前下側へ押されるとともに、2次ローラ受溝58に案内されて、前下側へ移動する。このように2次ローラ37が移動すると、カバーフレーム80がボス軸85を支点として、左側から見て、時計回りに揺動する。
このとき、第2フレーム67は感光ドラム11に対して固定された状態に保たれる。
5.サブユニットの動作
次に、サブユニット26の動作について説明する。
(1)ブラックサブユニットの動作
まず、ブラックサブユニット26Kの動作について説明する。
上述した画像形成動作が実施されると、感光ドラム11のドラムギヤ35に、本体ケーシング2の図示しない駆動源(モータ)から駆動力が伝達される。すると、感光ドラム11は、右側から見て反時計回りに回転する。また、その駆動力が、ドラムギヤ35に噛合している1次ローラ36の1次ギヤ40(図8(a)参照)に、伝達される。これにより、1次ローラ36は、右側から見て時計回りに回転する。さらに、その駆動力が、1次ギヤ40に噛合している2次ローラ37の2次ギヤ41(図8(a)参照)に、伝達される。これにより、2次ローラ37は、右側から見て反時計回りに回転する。
また、本体ケーシング2の電源(図示せず)から、1次ローラ36に対して、1次クリーニングバイアスが印加され、2次ローラ37には、2次クリーニングバイアスが印加される。
また、導光部材68は、本体ケーシング2内の光源(図示せず)からの光を、導光部材68に対向した感光ドラム11の表面の左右方向全域にわたって照射する。
上述した画像形成動作によって、感光ドラム11の表面に担持されたトナー像が用紙Pに転写されるとき、感光ドラム11の用紙Pに接触する部分には、用紙Pからの紙粉や、用紙Pへのトナー像の転写後に感光ドラム11の表面に転写残トナーが残留する場合がある。
そして、感光ドラム11の回転に伴なって、感光ドラム11の用紙Pに接触した部分は、導光部材68に対して前から対向する。すると、感光ドラム11の表面が、導光部材68からの光によって、左右方向全域にわたって露光され、残留電荷が除去される。
そして、感光ドラム11の表面において、残留電荷が除去された部分は、その後、感光ドラム11の回転によって、1次ローラ36に接触する。
すると、これらの紙粉および転写残トナーは、1次クリーニングバイアスによって、1次ローラ36のスポンジローラ39の表面に捕捉(回収)される。
その後、1次ローラ36の表面上の付着物は、1次ローラ36の回転に伴なって2次ローラ37の表面に対向したときに、2次クリーニングバイアスによって2次ローラ37の表面に捕捉(回収)される。
2次ローラ37に捕捉され、2次ローラ37の表面に付着した付着物は、2次ローラ37の回転に伴なって掻取部材81に対向したときに、掻取部材81によって2次ローラ37の表面から掻き取られて落下し、貯留室82に収容される。
(2)ブラック以外のサブユニットの動作
次に、イエローサブユニット26Y、マゼンタサブユニット26M、シアンサブユニット26Cの動作について説明する。
上記したブラックサブユニット26Kよりも後側にあるイエローサブユニット26Y、マゼンタサブユニット26M、シアンサブユニット26Cでは、主に転写残トナーのみが感光ドラム11の表面に残留する。感光ドラム11の表面に残留した転写残トナーは、1次ローラ36と対向したときに、1次クリーニングバイアスによって、1次ローラ36のスポンジローラ39の表面に捕捉(回収)され、スポンジローラ39の表面に保持される。
なお、用紙Pにトナー像が転写されないタイミングにおいて、必要に応じて転写残トナーが、1次ローラ36から感光ドラム11を介して搬送ベルト18に吐き出され、転写ユニット7の下側のベルトクリーナユニット24によって回収される。
6.作用効果
(1)このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図6および図7に示すように、第1フレーム52の第1ガイド溝64と、第2フレーム67の第2ガイド溝77とによって、1次ローラ36の移動を案内することができる。
そのため、1次ローラ36の移動を案内するための部材を別途設けることなく、第1フレーム52および第2フレーム67を利用して1次ローラ36の移動を案内できる。
その結果、プリンタ1および感光体ユニット9の部品点数の低減を図ることができる。
(2)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図7に示すように、導光部材68を備える第2フレーム67の第2ガイド溝77を利用して、1次ローラ36を案内することができる。
そのため、導光部材68を支持する部材と、1次ローラ36の移動を案内する部材とを別々に設ける構成と比べて、プリンタ1および感光体ユニット9の部品点数の低減を図ることができる。
(3)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図4および図9に示すように、1次ローラ36の表面の付着物を、2次ローラ37によって回収し、2次ローラ37の表面の付着物を、掻取部材81によって回収することができる。
そのため、1次ローラ36の表面に付着した付着物が、再度、感光ドラム11に付着することを防止することができる。
その結果、1次ローラ36によって、感光ドラム11の表面に付着した付着物を確実に回収することができる。
(4)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図4に示すように、カバーフレーム80が第2フレーム67に組み付けられることで貯留室82が区画される。
そのため、第2フレーム67にカバーフレーム80を組み付けるだけで、貯留室82を効率よく構成することができ、貯留室82を構成するための部材を別途設けることなく、第2フレーム67とカバーフレーム80を利用して貯留室82を区画することができる。
(5)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図9に示すように、カバーフレーム80は、第2フレーム67に対して揺動可能に支持される。
そのため、2次ローラ37および掻取部材81を、1次ローラ36の移動に追従させることができる。
また、カバーフレーム80が第2フレーム67に対して揺動するので、第2フレーム67を感光ドラム11に対して位置固定することができる。
これにより、2次ローラ37が、1次ローラ36に追従することで、カバーフレーム80が揺動しても、第2フレーム67を感光ドラム11に対して位置固定しておけば、導光部材68も、感光ドラム11に対して位置固定することができる。
その結果、導光部材68によって、電荷を除去するための光を確実に感光ドラム11の表面に導くことができる。
(6)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図9および図10に示すように、2次ローラ37および掻取部材81を支持するカバーフレーム80が、導光部材68を支持する第2フレーム67に対して相対移動可能に支持されている。
一方、1次ローラ36、2次ローラ37および掻取部材81が、導光部材68と同じフレームに取り付けられると、1次ローラ36、2次ローラ37および掻取部材81の感光ドラム11に対する追従により、導光部材68も追従し、導光部材68を感光ドラム11に対して位置固定することができない。
しかし、この感光体ユニット9では、導光部材68は、感光ドラム11に対して位置固定される第2フレーム67に支持されている。
そのため、カバーフレーム80の相対移動によって、1次ローラ36、2次ローラ37および掻取部材81を、感光ドラム11の回転に対して追従させることができながら、導光部材68を感光ドラム11に対して位置固定することができる。
その結果、1次ローラ36、2次ローラ37および掻取部材81によって、感光ドラム11の表面に付着した付着物を回収でき、導光部材68によって、電荷を除去するための光を確実に感光ドラム11の表面に導くことができる。
従って、1次ローラ36、2次ローラ37および掻取部材81によって、感光ドラム11の表面に付着した付着物を確実に回収できながら、導光部材68によって、電荷を除去するための光を確実に感光ドラム11の表面に導くことができ、感光ドラム11の表面の電荷を均一に除去することができる。
(7)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図10に示すように、挿通部ガイド78が接触方向に沿って長く区画されているため、1次ローラ36を、前後方向(1次ローラ36の感光ドラム11に対する接触方向)において移動可能に、挿通部ガイド78に収容することができる。
そのため、1次ローラ36の移動を案内するための部材を別途設けることなく、第1フレーム52および第2フレーム67に形成される切り欠きから区画される挿通部ガイド78を利用して1次ローラ36の前後方向における移動を案内できる。
その結果、部品点数の低減を図ることができながら、前後方向における1次ローラ36の安定した移動を確保することができる。
(8)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図4および図9に示すように、凹部79は第2フレーム67に一体的に形成される。
そのため、導光部材68を支持するための部材を別途設ける場合と比べて、部品点数の低減を図ることができながら、第2フレーム67によって、導光部材68を確実に支持することができる。
(9)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図4および図9に示すように、カバーフレーム80の後側(一端側)が、第2フレーム67に揺動可能に支持されている。
そのため、第1フレーム52および第2フレーム67を感光ドラム11に対して位置固定させた状態で、カバーフレーム80を揺動させることができる。
その結果、第1フレーム52の第1ガイド溝64、および、第2フレーム67の第2ガイド溝77から区画される挿通部ガイド78を位置固定させることができ、挿通部ガイド78に収容される1次ローラ36の安定した移動を確保することができる。
しかも、カバーフレーム80の前側(他端側)に備えられる2次ローラ37と掻取部材81とを1次ローラ36の揺動に対して、追従させることができる。
(10)また、このプリンタ1および感光体ユニット9によれば、図9に示すように、1次ローラ36と、2次ローラ37とは、連結部材45により常に接触状態に保たれるとともに、2次ローラ37は、掻取部材81とともにカバーフレーム80に掻取部材81と接触するように支持されている。
そのため、常に、1次ローラ36は2次ローラ37と接触し、2次ローラ37は掻取部材81と接触している。
その結果、1次ローラ36の表面に付着した紙粉や転写残トナーといった付着物を、確実に掻取部材81により掻き取ることができる。
1 プリンタ
9 感光体ユニット
11 感光ドラム
36 1次ローラ
37 2次ローラ
45 連結部材
52 第1フレーム
66 第1ガイド溝
67 第2フレーム
68 導光部材
77 第2ガイド溝
78 挿通部ガイド
79 凹部
80 カバーフレーム
81 掻取部材
82 貯留室

Claims (13)

  1. 表面に静電潜像が形成されるように構成される感光体と、
    前記感光体の長手方向と直交する方向において前記感光体の表面に接触されるとともに、前記感光体に対する接触方向において移動可能に構成され、前記感光体の表面に付着した付着物を回収するように構成される第1回収部材と、
    前記長手方向および前記接触方向の両方に直交する直交方向の一方側において前記第1回収部材に対向配置される第1フレームと、
    前記直交方向の他方側において前記第1回収部材に対向配置される第2フレームと
    を備え、
    前記第1フレームは、前記第1回収部材の移動を案内するように構成される第1案内部を備え、
    前記第2フレームは、前記第1案内部とともに前記第1回収部材の移動を案内するように構成される第2案内部を備えることを特徴とする、感光体ユニット。
  2. 前記第2フレームは、前記感光体の表面の電荷を除去するための光を前記感光体の表面に導くように構成される導光部材を備えることを特徴とする、請求項1に記載の感光体ユニット。
  3. 前記第1回収部材の表面に接触され、前記第1回収部材の表面に付着した付着物を回収するように構成される第2回収部材と、
    前記第2回収部材の表面に接触され、前記第2回収部材の表面に付着した付着物を掻き取るように構成される掻取部材と、
    前記第2回収部材と前記掻取部材とを支持する第3フレームと
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の感光体ユニット。
  4. 前記第3フレームは、前記第2フレームとともに前記掻取部材によって掻き取られた付着物を収容するように構成される収容部を区画することを特徴とする、請求項3に記載の感光体ユニット。
  5. 前記第3フレームは、前記第2フレームに揺動可能に支持されていることを特徴とする、請求項3または4に記載の感光体ユニット。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の感光体ユニットを備えることを特徴とする、画像形成装置。
  7. 表面に静電潜像が形成されるように構成される感光体と、
    前記感光体の表面に付着した付着物を回収するように構成される回収部材と、
    前記感光体の表面の電荷を除去するための光を前記感光体の表面に導くように構成される導光部材と、
    前記感光体に対して位置固定され、前記導光部材を支持する固定フレームと、
    前記回収部材を支持し、前記固定フレームに対して相対移動可能に支持される移動フレームと
    を備えることを特徴とする、感光体ユニット。
  8. 請求項7に記載の感光体ユニットを備えることを特徴とする、画像形成装置。
  9. 表面に静電潜像が形成されるように構成される感光体と、
    前記感光体の長手方向と直交する方向において前記感光体の表面に接触されるとともに、前記感光体に対する接触方向において移動可能に構成され、前記感光体の表面に付着した付着物を回収するように構成される第1回収部材と、
    前記長手方向および前記接触方向の両方に直交する直交方向の一方側において前記第1回収部材に対向配置され、前記感光体に対して位置固定される第1フレームと、
    前記直交方向の他方側において前記第1回収部材に対向配置され、前記感光体に対して位置固定される第2フレームと
    を備え、
    前記第1フレームは、前記感光体側および前記第2フレーム側が開放されるように前記接触方向に沿って切り欠かれることにより形成され、前記第1回収部材の移動を案内するように構成される第1案内部を備え、
    前記第2フレームは、前記感光体の反対側および前記第1フレーム側が開放されるように前記接触方向に沿って切り欠かれることにより形成され、前記第1回収部材の移動を案内するように構成される第2案内部を備え、
    前記第1案内部および前記第2案内部によって、前記接触方向に長い案内部が区画され、
    前記第1回収部材は、前記案内部に収容される
    ことを特徴とする、感光体ユニット。
  10. 前記第2フレームは、前記感光体側に向かって開放される凹部を備え、
    前記凹部に嵌合され、前記感光体の表面の電荷を除去するための光を前記感光体の表面に導くように構成される導光部材を備えることを特徴とする、請求項9に記載の感光体ユニット。
  11. 前記第2フレームに対して一端側が揺動可能に支持される第3フレームを備え、
    前記第3フレームは、他端側に、
    前記第1回収部材の表面に接触され、前記第1回収部材の表面に付着した付着物を回収するように構成される第2回収部材と、
    前記第2回収部材の表面に接触され、前記第2回収部材の表面に付着した付着物を掻き取るように構成される掻取部材と
    を備えていることを特徴とする請求項9または10に記載の感光体ユニット。
  12. 前記第1回収部材と、前記第2回収部材とを、相対回転可能に支持し、それらを接触状態に保つように連結する連結部材を備えることを特徴とする、請求項11に記載の感光体ユニット。
  13. 請求項9ないし12のいずれか一項に記載の感光体ユニットを備えることを特徴とする、画像形成装置。

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