JP5987612B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、感光体ドラムと、感光体ドラムに静電潜像を形成するように、感光体ドラムに向かってビーム光(レーザ光)を出射する光走査ユニットと、感光体ドラムに現像剤を供給する現像装置とを備え、光走査ユニットが感光体ドラムに対して下側に配置されるプリンタが知られている。このような光走査ユニットは、ビーム光を通過させるための出射口と、出射口を被覆するように設けられ、出射口を介して光走査ユニット内に現像剤などが侵入することを防止する防塵ガラスとを有している。
しかるに、そのようなプリンタでは、現像装置から感光体ドラムに供給される現像剤が、重力により落下して、防塵ガラス上に堆積する場合がある。そうすると、ビーム光が、防塵ガラス上の堆積物(現像剤)に遮られ、感光体ドラムに精度よく静電潜像を形成することができない場合、すなわち、感光体ドラムの露光不良が生じる場合がある。そこで、防塵ガラス上に堆積した堆積物(現像剤)を除去するための構成が種々検討されている。
例えば、光走査ユニットが、防塵ガラスを一斉に清掃できる清掃装置を備えるカラープリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、そのようなカラープリンタでは、プリンタ本体に設けられるモータからの駆動力が、清掃装置に備えられる駆動制御機構および駆動機構に入力されることにより、清掃装置のゴムブレードが往復動作して、防塵ガラス上の堆積物が清掃される。
特開2006−154228号公報
しかし、特許文献1に記載のカラープリンタでは、防塵ガラス上に堆積した現像剤を清掃装置により清掃すると、清掃された現像剤が飛散して、光走査ユニットを汚染し、さらには、プリンタ本体内を汚染する場合がある。そうすると、光走査ユニットおよび/またはプリンタ本体内が現像剤により汚染されることに起因して、画像形成不良が生じる場合がある。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成でありながら、露光装置および/または筐体内が現像剤により汚染されることを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、開口部を有する筐体と、筐体内において、互いに間隔を隔てて並列配置される複数の感光ドラムと、複数の感光ドラムのそれぞれに対応して設けられ、対応する感光ドラムに現像剤を供給するように構成される現像ローラを備える複数の現像カートリッジと、筐体内に装着される装着位置と、装着位置から開口部を介して筐体外に引き出される引出位置とに移動するように構成され、かつ、複数の現像カートリッジのそれぞれを着脱可能に支持するように構成されるカートリッジ支持部材と、装着位置に配置された状態のカートリッジ支持部材に対して、鉛直方向の下側に配置され、複数の感光ドラムのそれぞれに向けてレーザー光を出射するように構成される露光装置と、を備えている。
カートリッジ支持部材は、複数の感光ドラムのそれぞれに対応して設けられ、レーザー光を透過するように構成される複数の透過部材を備えている。
このような構成によれば、カートリッジ支持部材が透過部材を備えているので、露光装置から出射されるレーザー光が、透過部材を透過でき、感光ドラムを露光することができる。そのため、複数の現像カートリッジのそれぞれを着脱可能に支持するカートリッジ支持部材に対して、露光装置を鉛直下側に配置することができる。その結果、現像ローラから対応する感光ドラムに供給される現像剤は、重力により落下すると、カートリッジ支持部材内に堆積する。
従って、簡易な構成でありながら、露光装置および/または筐体内が、現像剤により汚染されることを抑制できる。
一方、カートリッジ支持部材内に堆積した現像剤が透過部材上に位置しても、カートリッジ支持部材が装着位置と引出位置とに移動するように構成されているので、カートリッジ支持部材を移動させることにより、透過部材上の現像剤を流動させ、透過部材上から移動させることができる。そのため、露光装置から出射されるレーザー光が、カートリッジ支持部材内に堆積した現像剤により遮られることを抑制でき、それに起因する感光ドラムの露光不良を抑制できる。
また、カートリッジ支持部材が、複数の現像カートリッジのそれぞれを着脱可能に支持しているので、画像形成装置に隣接する設置物がある場合であっても、カートリッジ支持部材を引出位置に配置した状態において、現像カートリッジを着脱することができる。そのため、複数の現像カートリッジのメンテナンス性の向上を図ることができる。
従って、本発明の画像形成装置によれば、簡易な構成でありながら、露光装置および/または筐体内が、現像剤により汚染されることを抑制できながら、感光ドラムの露光不良を抑制でき、さらには、複数の現像カートリッジのメンテナンス性の向上を図ることができる。
(2)また、カートリッジ支持部材は、複数の現像カートリッジよりも鉛直方向の下側において、カートリッジ支持部材を、鉛直方向と交差する方向において密閉状に閉鎖する第1壁を備えていてもよい。この場合、透過部材は、第1壁に設けられている。
このような構成によれば、カートリッジ支持部材が、複数の現像カートリッジよりも鉛直方向の下側において、カートリッジ支持部材を鉛直方向と交差する方向において密閉状に閉鎖する第1壁を備えているので、重力により落下した現像剤は、カートリッジ支持部材の第1壁上に確実に堆積される。
そのため、感光ドラムから落下した現像剤が、露光装置および/または筐体内を汚染することを確実に抑制できる。
また、透過部材が、比較的に露光装置の近傍に位置される第1壁に設けられているので、透過部材の効率的な配置を確保することができる。
(3)また、透過部材は、ガラスから形成されていてもよい。
このような構成によれば、透過部材がガラスから形成されているので、露光装置から出射されるレーザー光を確実に透過させることができる。そのため、感光ドラムを確実に露光することができる。
(4)また、カートリッジ支持部材は、複数の感光ドラムを有し、引出位置に配置される状態から、筐体から離脱される離脱位置に移動するように構成されていてもよい。
このような構成によれば、カートリッジ支持部材が引出位置から離脱位置に移動するように構成されているので、例えば、複数の感光ドラムが寿命を迎えた場合には、カートリッジ支持部材を交換することにより、複数の感光ドラムを一括して交換できる。そのため、感光ドラムが筐体に設けられている場合と比較して、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、感光ドラムの交換とともに、カートリッジ支持部材を交換できるので、カートリッジ支持部材内に現像剤が堆積されている場合であっても、ユーザが堆積されている現像剤を清掃・除去する必要がない。そのため、カートリッジ支持部材のメンテナンス性の向上を図ることができる。
その結果、感光ドラムのランニングコストの低減を図ることができながら、カートリッジ支持部材のメンテナンス性の向上を図ることができる。
(5)また、カートリッジ支持部材は、複数の透過部材のそれぞれを清掃するように構成される清掃部材を備えていてもよい。
しかるに、露光装置は、複数の感光ドラムのそれぞれに向けてレーザー光を出射するように構成されているので、感光ドラムに対する高い位置決め精度が要求される。そのため、露光装置に清掃部材を設ける場合、清掃部材にも高い位置決め精度が要求される。その結果、清掃部材の構成が複雑化・大型化し、ひいては、カラープリンタの構成が複雑化・大型化する場合がある。
一方、上記の構成によれば、清掃部材がカートリッジ支持部材に設けられているので、清掃部材が露光装置に設けられている場合と比較して、清掃部材の構成の簡略化・小型化を図ることができ、ひいては、画像形成装置の構成の簡略化・小型化を図ることができる。
従って、清掃部材により透過部材上に堆積される現像剤を確実に清掃できながら、清掃部材および画像形成装置の構成の簡略化・小型化を図ることができる。
(6)また、清掃部材は、複数の透過部材に対応して設けられ、対応する透過部材と接触することにより、透過部材を清掃するように構成される複数の清掃部と、複数の清掃部のそれぞれを移動させるように構成される操作部とを備えていてもよい。
このような構成によれば、清掃部材は操作部を備えているので、ユーザが操作部を操作することにより、複数の清掃部のそれぞれを移動させることができ、透過部材上に堆積される現像剤を清掃することができる。
そのため、清掃部材の清掃部が、筐体内に設けられるモータなどの駆動源により移動される場合と比較して、清掃部材および画像形成装置の構成のさらなる簡略化・小型化を図ることができる。
(7)操作部は、カートリッジ支持部材における装着位置から引出位置へ向かう移動方向の下流側端部に設けられ、複数の清掃部のすべてを一括して移動させるように構成されていてもよい。
このような構成によれば、操作部は、カートリッジ支持部材における装着位置から引出位置へ向かう移動方向の下流側端部に設けられ、複数の清掃部のすべてを一括して移動させるように構成されているので、ユーザが操作部を操作することにより、複数の透過部材上に堆積される現像剤を一括して清掃することができる。
また、複数の清掃部のそれぞれに移動させるための構成が設けられる場合と比較して、すべての清掃部を移動させる構成をコンパクトにすることができ、清掃部材のさらなる簡略化・小型化を図ることができる。
本発明の画像形成装置では、簡易な構成でありながら、露光装置および筐体内が現像剤により汚染されることを抑制できる。
本発明の画像形成装置の第1実施形態としてのプリンタを示す中央断面図であって、プロセスフレームが装着位置に配置された状態を示す。 図1に示すプリンタの中央断面図であって、プロセスフレームが引出位置に配置された状態を示す。 図1に示すプロセスフレームのA−A断面図である。 本発明の画像形成装置の第2実施形態としてのプリンタを示す中央断面図であって、プロセスフレームが装着位置に配置された状態を示す。 図4に示すプリンタの中央断面図であって、プロセスフレームが引出位置に配置された状態を示す。 本発明の画像形成装置の第3実施形態としてのプリンタに設けられる清掃ユニットの左側面図である。
1.プリンタの全体構成
画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、図1に示すように、中間転写型カラープリンタである。
また、プリンタ1は、筐体の一例としての本体ケーシング2と、原稿の画像情報を読み取るフラットベッドスキャナ3とを一体的に備える複合機である。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、略ボックス形状に形成されており、その一方側壁には、開口部の一例としての本体開口部4が形成されている。また、本体ケーシング2は、本体開口部4を開閉するフロントカバー5が、その下端部を支点として、本体開口部4を閉鎖する閉鎖位置(図1参照)と、本体開口部4を開放する開放位置(図2参照)とに揺動(移動)可能に設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー5が設けられる側(図1における紙面右側)を前側(前後方向(第1方向)の一方側)とし、その反対側(図1における紙面左側)を後側(前後方向(第1方向)の他方側)とする。また、フラットベッドスキャナ3が設けられる側(図1における紙面上側)を上側(鉛直方向(第2方向)の一方側)とし、その反対側(図1における紙面下側)を下側(鉛直方向(第2方向)の他方側)とする。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1において、紙面奥側が右側(左右方向(第3方向)の一方側)であり、紙面手前側が左側(左右方向(第3方向)の他方側)である。
本体ケーシング2は、用紙Sを給紙するように構成される給紙部6と、給紙された用紙Sに画像を形成するように構成される画像形成部7と、画像が形成された用紙Sを排紙するように構成される排紙部8とを備えている。
(2)給紙部
給紙部6は、本体ケーシング2の底部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ9を着脱可能に備えている。
給紙トレイ9に収容されている用紙Sは、ピックアップローラ10の回転により、給紙ローラ11と給紙パッド12との間に送られ、給紙ローラ11の回転により1枚ずつ捌かれる。その後、捌かれた用紙Sは、給紙ローラ11の回転により、給紙ローラ11と各ピンチローラ13との間を順次通過するように、上方の両レジストローラ14間に向けて給紙され、レジストローラ14の回転により、所定のタイミングで、画像形成部7(中間転写ベルト26(後述)と二次転写ローラ25(後述)との間)に供給される。
(3)画像形成部
画像形成部7は、給紙部6の上側に配置されており、露光装置の一例としてのスキャナユニット15と、プロセスユニット16と、転写ユニット17と、定着ユニット18とを備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット15は、給紙トレイ9の上方に配置されている。詳しくは後述するが、スキャナユニット15は、複数(4つ)の感光ドラム20(後述)のそれぞれに向けて、画像データに基づいて、レーザー光の一例としてのレーザービームLを出射し、感光ドラム20(後述)を露光する。
(3−2)プロセスユニット
プロセスユニット16は、スキャナユニット15の上方に配置されている。
プロセスユニット16は、感光ドラム20と、スコロトロン型帯電器40と、現像カートリッジ46とを備えている。
感光ドラム20は、複数色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)設けられている。また、複数(4つ)の感光ドラム20は、プロセスユニット16の上端部において、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
スコロトロン型帯電器40は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して設けられ、対応する感光ドラム20の後下側において、感光ドラム20に間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ46は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して設けられ、対応する感光ドラム20の前下側に対向配置されている。また、現像カートリッジ46は、現像ローラ42を備えている。
現像ローラ42は、現像カートリッジ46の上端において、上側から露出されるように回転可能に支持されており、対応する感光ドラム20に対して前下側から接触している。
また、現像ローラ42は、感光ドラム20の周方向において、スコロトロン型帯電器40と間隔を隔てて配置されている。
なお、現像カートリッジ46は、現像ローラ42にトナーを供給する供給ローラ43と、現像ローラ42に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード44とを備えている。また、現像カートリッジ46には、供給ローラ43の下側において、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
(3−3)転写ユニット
転写ユニット17は、ベルトユニット24と、二次転写ローラ25とを備えている。
ベルトユニット24は、前後方向に沿って延びるように形成され、すべての感光ドラム20に上側から対向するように配置されている。
ベルトユニット24は、駆動ローラ27と、従動ローラ28と、中間転写ベルト26と、複数(4つ)の一次転写ローラ29と、ベルトクリーナ30とを備えている。
駆動ローラ27および従動ローラ28は、前後方向に間隔を隔てて対向配置されている。
中間転写ベルト26は、その下側部分がすべての感光ドラム20に接触されるように、駆動ローラ27および従動ローラ28の周りに掛け渡されている。また、中間転写ベルト26は、駆動ローラ27の駆動および従動ローラ28の従動により、その下側部分が後側から前側に向かって移動するように、周回移動される。
複数(4つ)の一次転写ローラ29のそれぞれは、対応する感光ドラム20に対して、中間転写ベルト26の下側部分を挟んで、上下方向に対向するように設けられている。
ベルトクリーナ30は、中間転写ベルト26の前端部上側に設けられ、ベルトクリーニングローラ31と、中継ローラ33と、掻き取りブレード34と、廃トナー貯留部35とを備えている。
中間転写ベルト26の表面に残存したトナー(廃トナー)は、ベルトクリーニングローラ31によってクリーニングされ、一旦、中継ローラ33に保持された後、掻き取りブレード34で掻き取られることにより、廃トナー貯留部35内に貯留される。
二次転写ローラ25は、ベルトユニット24の駆動ローラ27と、中間転写ベルト26を挟んで前後方向に対向するように、ベルトユニット24の後側に設けられている。
(3−4)定着ユニット
定着ユニット18は、二次転写ローラ25の上側に配置され、加熱ローラ36と、加熱ローラ36に対向する加圧ローラ37とを備えている。
(3−5)画像形成動作
(3−5−1)現像動作
現像カートリッジ46内のトナーは、供給ローラ43に供給され、さらに、現像ローラ42に供給される。
現像ローラ42に供給されたトナーは、現像ローラ42の回転に伴って、供給ローラ43と現像ローラ42との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード44によって厚さが規制されて、一定厚さの薄層として現像ローラ42の表面(周面)に担持される。
一方、感光ドラム20の表面(周面)は、感光ドラム20の回転に伴って、スコロトロン型帯電器40により一様に正帯電された後、スキャナユニット15によって露光される。これにより、感光ドラム20の周面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。
そして、現像ローラ34に担持されるトナーが感光ドラム20の周面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム20の周面上にトナー像(現像剤像)が担持される。
(3−5−2)転写・定着動作
感光ドラム20の表面に担持されたトナー像は、前側から後側へ向かって移動される中間転写ベルト26の下側部分に一次転写される。
中間転写ベルト26に転写されたトナー像は、中間転写ベルト26が二次転写ローラ25との対向位置を通過する間に、給紙部6から供給される用紙Sに、二次転写される。
そして、用紙Sに転写されたトナー像は、定着ユニット18において、用紙Sが加熱ローラ36と加圧ローラ37との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Sに熱定着される。
(4)排紙部
本体ケーシング2の上面には、用紙Sが排紙される排紙トレイ38が形成されている。そして、排紙部8は、本体ケーシング2の後側上端部において、排紙トレイ38よりも上側へ突出するように形成されている。
排紙部8には、排紙トレイ38よりも上側において、用紙Sを排紙する排紙口39が形成されている。また、排紙部8は、排紙口39内において、用紙Sを排紙トレイ38へ搬送する複数(3つ)の排紙ローラ45を備えている。定着ユニット18においてトナー像が定着された用紙Sは、各排紙ローラ45によって、排紙トレイ38上に排紙される。
(5)フラットベッドスキャナ
フラットベッドスキャナ3は、排紙トレイ38の上方に間隔を隔てて、排紙部8の上端部に支持されている。
2.プロセスユニットの詳細
プロセスユニット16は、カートリッジ支持部材の一例としてのプロセスフレーム21と、複数(4つ)のドラムユニット22と、複数(4つ)の現像ユニット23とを備えている。
(1)プロセスフレーム
プロセスフレーム21は、上方へ向かって開放される略ボックス形状に形成されており、左右1対の側壁50(図3参照)と、前壁48と、後壁49と、第1壁の一例としての底壁51とを備えている。
左右1対の側壁50は、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている(図3参照)。側壁50は、前後方向に延びる側面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
左側の側壁50には、カートリッジ着脱穴(図示せず)が、左右方向に貫通形成されている。カートリッジ着脱穴(図示せず)は、複数(4つ)の現像カートリッジ46(後述)のそれぞれに対応するように、前後方向に互いに間隔を隔てて複数(4つ)形成されている。カートリッジ着脱穴(図示せず)は、現像カートリッジ46(後述)を挿通可能な上下前後方向長さに形成されている。
前壁48は、左右1対の側壁50の前端部間を架設するように形成され、上下左右方向に延びる略平板形状に形成されている。
後壁49は、左右1対の側壁50の後端部間を架設するように形成され、上下左右方向に延びる略平板形状に形成されている。
底壁51は、左右1対の側壁50、前壁48および後壁49それぞれの下端部を連結するように形成され、前後左右方向に延びる略平板形状に形成されている。これにより、底壁51は、プロセスフレーム21の下端部を、上下方向(鉛直方向)と直交(交差)する方向において密閉状に閉鎖している。
また、底壁51は、レーザー通過口52と、透過部材支持部53とを有している。
レーザー通過口52は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して、複数(4つ)形成されている。複数(4つ)のレーザー通過口52は、図3に示すように、底壁51の左右方向略中央部分において、前後方向に互いに間隔を隔てて形成されている。
レーザー通過口52は、左右方向に延びる平面視略矩形状に貫通形成されている。
透過部材支持部53は、図1に示すように、レーザー通過口52の周端部から上方に向かって突出する略角筒形状に形成されている。透過部材支持部53の上端部は、左右方向から見て、後方へ向かうに従って斜め上方へ傾斜するように形成されている。
また、透過部材支持部53には、透過部材54が支持されている。つまり、透過部材54は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して、複数(4つ)設けられている。
透過部材54は、図3に示すように、ガラスから形成され、左右方向に延びる平面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
そして、透過部材54は、図1に示すように、レーザー通過口52を上側から被覆するように、透過部材支持部53の上端部に支持されている。そのため、透過部材54は、透過部材支持部53の上端部の傾斜に沿って、後方へ向かうに従って斜め上方へ傾斜するように配置されている。また、透過部材54の傾斜方向X(具体的には、前下方から後上方へ向かう方向)と、スキャナユニット15から出射されるレーザービームLの出射軌跡とが形成する角θの角度は、具体的には、略90°である。
そして、プロセスフレーム21は、図1および図2に示すように、本体ケーシング2内に装着される装着位置(図1参照)と、装着位置から移動方向Y(具体的には、後側から前側に向かう方向)に沿って前方に向かって引き出され、本体開口部4を介して本体ケーシング2の外部に露出する引出位置(図2参照)と、引出位置からさらに前上方に向かって引き出され、本体ケーシング2から離脱される離脱位置(図2における点線参照)とに移動可能に設けられている。
詳しくは、プロセスフレーム21は、図1に示すように、装着位置に配置された状態において、そのすべてが本体ケーシング2内に収容され、スキャナユニット15に対して鉛直方向上側に配置される。
また、プロセスフレーム21は、図2に示すように、引出位置に配置された状態において、すべてのカートリッジ着脱穴(図示せず)が本体ケーシング2の外部に位置するように、その後端部を除く部分が本体ケーシング2の外部に配置される。
また、プロセスフレーム21は、離脱位置(図2における点線参照)に配置された状態において、そのすべてが本体ケーシング2から離脱される。
(2)ドラムユニット
複数(4つ)のドラムユニット22は、図1に示すように、プロセスフレーム21内の上端部において、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
ドラムユニット22は、上記した感光ドラム20およびスコロトロン型帯電器40と、ドラムクリーニングローラ41とを備えている。
感光ドラム20は、左右方向に延びる略円筒形状に形成され、透過部材54に対して前上方に間隔を隔てて配置されている。そして、感光ドラム20は、その左右両端部が左右1対の側壁50の上端部に回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器40は、左右方向に延びるように形成され、透過部材54に対して上方に間隔を隔てて配置されている。そして、スコロトロン型帯電器40は、その左右両端部が、左右1対の側壁50に支持(固定)されている。
ドラムクリーニングローラ41は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して設けられ、スコロトロン型帯電器40の上側において、対応する感光ドラム20に後側から接触するように配置されている。また、ドラムクリーニングローラ41は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。そして、ドラムクリーニングローラ41は、その左右両端部が左右1対の側壁50に回転可能に支持されている。
(3)現像ユニット
複数(4つ)の現像ユニット23のそれぞれは、ドラムユニット22の前下側において、1つずつ配置されている。
現像ユニット23は、揺動軸60と、ばね部材61と、現像支持フレーム55と、上記した現像カートリッジ46とを備えている。
揺動軸60は、プロセスフレーム21の上下方向略中央部分において、各スコロトロン型帯電器40の下側に配置されている。また、揺動軸60は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。そして、揺動軸60は、その左右両端部が、左右1対の側壁50における上下方向略中央部分に回転可能に支持されている。
ばね部材61は、底壁51の上面において、各透過部材54の前側に配置されている。また、ばね部材61は、上下方向に延びる空心コイルばね状に形成されている。そして、ばね部材61は、その下端部が底壁51に固定されている。
現像支持フレーム55は、支持部分56と、連結部分57とを一体的に有している。
支持部分56は、上方に向かって開放される側面視略C字状に形成され、左右方向に延びるように形成されている。また、支持部分56の上面(内面)は、現像カートリッジ46の下端部における外形と沿うように形成されている。
連結部分57は、支持部分56の後端部から連続して、後方へ向かうに従って上方へ傾斜するように形成されている。また、連結部分57には、貫通口58が形成されている。貫通口58は、連結部分57においてレーザービームLの出射軌跡と重なる部分に形成され、レーザービームLの通過を許容するように、上下方向に貫通形成されている。
そして、現像支持フレーム55は、連結部分57の後端部が揺動軸60に固定されるとともに、支持部分56の下端部がばね部材61の上端部に固定されることにより、プロセスフレーム21に支持されている。そのため、現像支持フレーム55は、ばね部材61の付勢力により、揺動軸60を支点として、左側面視反時計回りに付勢されている。
現像カートリッジ46は、現像ローラ42が対応する感光ドラム20に前下側から接触するように、現像支持フレーム55の支持部分56に離脱可能に装着されている。つまり、現像カートリッジ46は、プロセスフレーム21の底壁51に対して鉛直方向の上側に配置されている。また、現像カートリッジ46の現像ローラ42は、ばね部材61により、感光ドラム20に向かって付勢されており、感光ドラム20と圧接されている。
そして、現像カートリッジ46は、プロセスフレーム21が引出位置に配置された状態において、左側から見て、カートリッジ着脱穴(図示せず)を介して露出されている。そのため、現像カートリッジ46は、プロセスフレーム21が引出位置に配置された状態において、カートリッジ着脱穴(図示せず)を介して、現像支持フレーム55の支持部分56に着脱可能である。
3.感光ドラムの露光動作
次に、プリンタ1における感光ドラム20の露光動作について説明する。
スキャナユニット15から出射されたレーザービームLは、プロセスフレーム21の底壁51に形成されるレーザー通過口52を下側から上側に向かって通過し、さらに透過部材54を透過する。
そして、透過部材54を透過したレーザービームLは、現像支持フレーム55の連結部分57の貫通口58を下側から上側に向かって通過し、現像ローラ42とスコロトロン型帯電器40との間から露出される感光ドラム20の周面に到達する。
これにより、感光ドラム20の周面が、レーザービームLにより露光され、感光ドラム20の周面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
4.作用効果
(1)プリンタ1では、図1に示すように、プロセスフレーム21に透過部材54が設けられているので、スキャナユニット15から出射されるレーザービームLが、透過部材54を透過した後、感光ドラム20を露光することができる。そのため、複数(4つ)の現像カートリッジ46のそれぞれを支持するプロセスフレーム21に対して、スキャナユニット15を下側(鉛直下側)に配置することができる。その結果、現像カートリッジ46の現像ローラ42から対応する感光ドラム20に供給されるトナーが、重力により落下すると、そのトナーはプロセスフレーム21内に堆積される。
従って、簡易な構成でありながら、スキャナユニット15および/または本体ケーシング2内が、トナーにより汚染されることを抑制できる。
一方、プロセスフレーム21内に堆積されたトナーが透過部材54の上面に位置してもプロセスフレーム21を装着位置(図1参照)と引出位置(図2参照)とに移動させることにより、透過部材54の上面に位置するトナーを流動させることができ、透過部材54の上面から移動させることができる。
そのため、スキャナユニット15から出射されるレーザービームLが、プロセスフレーム21内に堆積されたトナーにより遮られることを抑制でき、それに起因する感光ドラム20の露光不良を抑制できる。
また、プロセスフレーム21が、複数(4つ)の現像カートリッジ46のそれぞれを着脱可能に支持しているので、プリンタ1に隣接する設置物がある場合であっても、プロセスフレーム21を引出位置(図2参照)に配置した状態において、カートリッジ着脱口(図示せず)を介して、現像カートリッジ46を着脱することができる。そのため、複数(4つ)の現像カートリッジ46のメンテナンス性の向上を図ることができる。
従って、プリンタ1によれば、簡易な構成でありながら、スキャナユニット15および/または本体ケーシング2内が、トナーにより汚染されることを抑制できながら、感光ドラム20の露光不良を抑制でき、さらには、複数(4つ)の現像カートリッジ46のメンテナンス性の向上を図ることができる。
(2)また、プロセスフレーム21が、図1に示すように、複数(4つ)の現像カートリッジ46よりも下側(鉛直方向の下側)において、プロセスフレーム21の下端部を上下方向(鉛直方向)と直交する方向において密閉状に閉鎖する底壁51を備えているので、重力により落下したトナーは、プロセスフレーム21の底壁51上に確実に堆積される。
そのため、感光ドラム20から落下したトナーが、スキャナユニット15および/または本体ケーシング2内を汚染することを確実に抑制できる。
また、透過部材54が、比較的にスキャナユニット15の近傍に位置される底壁51に設けられているので、透過部材54の効率的な配置を確保することができる。
とりわけ、透過部材54は、レーザービームLの出射軌跡と傾斜方向Xとが略直交するように傾斜して設けられているので、透過部材54の上面に落下したトナーは、透過部材54の上面に沿って前方に流動し、透過部材支持部53の前側に堆積される。
そのため、透過部材54が、レーザービームLが確実に透過させることができながら、透過部材54の上にトナーが堆積することを抑制できる。
(3)また、透過部材54がガラスから形成されているので、図1に示すように、スキャナユニット15から出射されるレーザービームLを確実に透過させることができる。そのため、感光ドラム20を確実に露光することができる。
(4)また、プロセスフレーム21が、図2に示すように、引出位置から離脱位置(図2における点線参照)に移動するように構成されているので、例えば、複数(4つ)の感光ドラム20が寿命を迎えた場合には、プロセスフレーム21を交換することにより、複数(4つ)の感光ドラム20を一括して交換できる。そのため、感光ドラム20が本体ケーシング2に設けられている場合と比較して、ランニングコストの低減を図ることができる。
また、感光ドラム20の交換とともに、プロセスフレーム21を交換できるので、プロセスフレーム21内にトナーが堆積している場合であっても、ユーザが堆積するトナーを清掃・除去する必要がない。そのため、プロセスフレーム21のメンテナンス性の向上を図ることができる。
その結果、感光ドラム20のランニングコストの低減を図ることができながら、プロセスフレーム21のメンテナンス性の向上を図ることができる。
5.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図4は、本発明の画像形成装置の第2実施形態としてのプリンタを示す中央断面図であって、プロセスフレームが装着位置に配置された状態を示す。また、図5は、図4に示すプリンタの中央断面図であって、プロセスフレームが引出位置に配置された状態を示す。
図4および図5において、図1〜図3に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、図2に示すように、ドラムユニット22と現像ユニット23とが、プロセスフレーム21に一体的に支持されるが、これに対して、第2実施形態では、図5に示すように、ドラムユニット22が、プロセスフレーム21とは別体として形成されるドラムフレーム65に支持されている。
(1)ドラムフレーム
ドラムフレーム65は、図4に示すように、前後方向に延びる平面視略矩形状枠形状に形成されている。
また、ドラムフレーム65には、複数(4つ)のドラムユニット22が支持されている。複数(4つ)のドラムユニット22は、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
そして、ドラムフレーム65は、図4および図5に示すように、本体ケーシング2内に装着されるドラム装着位置(図4参照)と、ドラム装着位置から前方に向かって引き出され、本体開口部4を介して本体ケーシング2から離脱されるドラム離脱位置(図5における点線参照)とに移動可能に設けられている。
また、ドラムフレーム65は、ドラム装着位置に配置されている状態において、ベルトユニット24が備える左右1対のベルトフレーム67に支持されている。
左右1対のベルトフレーム67は、ベルトユニット24を左右方向において挟むように、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。また、左右1対のベルトフレーム67は、その上側部分間において、ベルトユニット24を支持するとともに、その下側部分間において、ドラム装着位置に配置されるドラムフレーム65を支持している。
そして、左右1対のベルトフレーム67は、その後端部を支点として揺動(移動)可能に設けられている。
(2)現像カートリッジ
第2実施形態では、図5に示すように、プロセスフレーム21が引出位置に配置された状態において、すべての現像カートリッジ46が上側から露出している。
そのため、現像カートリッジ46は、プロセスフレーム21が引出位置に配置された状態において、現像支持フレーム55の支持部分56に対して上側から着脱できる。
このような第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図6は、本発明の画像形成装置の第3実施形態としてのプリンタに設けられる清掃ユニットの左側面図である。
図6において、図1〜図5に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
(1)清掃ユニット
本発明の第3実施形態では、プロセスフレーム21に、清掃装置の一例としての清掃ユニット75が設けられている。
清掃ユニット75は、支持板76と、操作部77と、ブレード支持部78と、清掃部の一例としての清掃ブレード80とを備えている。
支持板76は、前後方向に延びる側面視略矩形状の略平板形状に形成されている。また、支持板76には、ボス挿通穴81が形成されている。
ボス挿通穴81は、前後方向に互いに間隔を隔てて複数対(4対)形成されている。各対のボス挿通穴81は、前後方向に間隔を隔てて形成される2つのボス挿通穴81から構成されている。
ボス挿通穴81は、上下方向に延びる側面視略楕円形状に貫通形成され、その前後方向長さが、第1ボス82(後述)の外径と略同径に形成され、その上下方向長さが、第1ボス82(後述)の外径よりも長く形成されている。そして、1対のボス挿通穴81において、後側のボス挿通穴81は、後側のボス挿通穴81の下端部と前側のボス挿通穴81の下端部とを結ぶ仮想の線分(図示せず)が傾斜方向Xに沿うように、前側のボス挿通穴81の後上側に形成されている。
そして、支持板76は、その前端部がプロセスフレーム21の前壁48を貫通して、前壁48よりも前側に配置されるように、プロセスフレーム21に支持されている。また、支持板76は、詳しくは後述するが、清掃ブレード80が対応する透過部材54の前側に配置される第1位置(図6実線参照)と、清掃ブレード80が対応する透過部材54の後ろ側に配置される第2位置と(図6点線参照)に、前後方向に沿って移動可能に構成されている。
操作部77は、ゴム材料から形成され、後方に向かって開放される略袋状に形成されている。そして、操作部77は、支持板76の前端部を被覆するように、支持板76の前端部に対して前側から外嵌(外側から嵌合)されている。
ブレード支持部78は、支持板76の右側に配置されており、複数(4つ)の透過部材54に対応して、複数(4つ)設けられている。ブレード支持部78は、側面視略矩形状に形成され、左右方向に延びるように形成されている。
ブレード支持部78には、その左端面において、1対の第1ボス82が設けられ、その右端面において、第2ボス(図示せず)が設けられている。
1対の第1ボス82は、ブレード支持部78の左端面における上側部分に設けられ、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。第1ボス82は、ブレード支持部78の左端面から左方へ向かって突出する略円柱形状に形成されている。
第2ボス(図示せず)は、ブレード支持部78の右端面における下側部分に設けられている。第2ボス(図示せず)は、ブレード支持部78の右端面から右方へ向かって突出する略円柱形状に形成されている。
そして、ブレード支持部78は、1対の第1ボス82が対応する1対のボス挿通穴81に挿通されるとともに、第2ボス(図示せず)がプロセスフレーム21の右側の側壁50に設けられるボス支持部83に嵌合されることにより、プロセスフレーム21に支持されている。
ボス支持部83は、右側の側壁50の左面(左右方向内側面)における下側部分において、前後方向に互いに間隔を隔てて複数(4つ)設けられている。
ボス支持部83は、傾斜方向Xに沿って延びる側面視略楕円形状に形成され、右側の側壁50の左面から左方へ向かって突出するように形成されている。
清掃ブレード80は、ゴム材料から形成され、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。そして、清掃ブレード80は、下方へ向かうに従って後方へ傾斜するように、ブレード支持部78の下端部に固定されている。
(2)清掃ユニットによる透過部材の清掃動作
次に、清掃ユニット75による透過部材54の清掃について説明する。
透過部材54の上面にトナーが堆積される場合において、透過部材54を清掃するには、まず、支持板76を第1位置に配置する(図6実線参照)。
次いで、ユーザは、清掃ユニット75の操作部77を把持して、操作部77を後方へ向かって押圧する。
そうすると、支持板76が後方へ向かって移動されるとともに、ブレード支持部78が後上方に向かって移動される。詳しくは、ブレード支持部78は、第2ボス(図示せず)がボス支持部83にガイドされ、後上方へ移動するとともに、第1ボス82がボス挿通穴81にガイドされ、上方へ移動することにより、傾斜方向Xに沿って後下方へ移動する。
ブレード支持部78の移動に伴って、ブレード支持部78に支持される清掃ブレード80も傾斜方向Xに沿って後下方へ移動する。つまり、ユーザが、操作部77を把持して、操作部77を操作することにより、複数(4つ)の清掃ブレード80のすべてが一括して移動される。
このとき、すべての清掃ブレード80の下端部のそれぞれは、対応する透過部材54の上面と接触し摺擦する(図6点線参照)。なお、清掃ブレード80は、前側に反るように、弾性変形される。
これにより、透過部材54の上面に堆積されるトナーは、清掃ブレード80により、透過部材54の上面に沿って後上方へ向かって移動される。
さらに、操作部77を後方へ移動させると、支持板76およびブレード支持部78を介して、清掃ブレード80がさらに、傾斜方向Xに沿って後下方へ移動する。
そして、清掃ブレード80の下端部と、清掃ブレード80の上面との接触が解消され、支持板76が第2位置に配置される。
このとき、清掃ブレード80は、弾性変形された状態(前側に反るように湾曲した状態)から、弾性力により、略平板形状に復元する。これにより、透過部材54の上面に堆積されるトナーが、透過部材54の上面から透過部材支持部53の後側に落下する。
以上により、透過部材54の上面に位置したトナーが、透過部材54の上面から清掃(除去)され、清掃ブレード80による透過部材54の清掃が完了する。
なお、清掃動作終了後、上記の手順と逆の手順により、支持板76を第2位置から第1位置に移動させる。
(3)作用効果
(3−1)第3実施形態によれば、プロセスフレーム21に清掃ユニット75が設けられているので、清掃ユニット75がスキャナユニット15に設けられている場合と比較して、清掃ユニット75の構成の簡略化・小型化を図ることができ、ひいては、プリンタ1の構成の簡略化・小型化を図ることができる。
従って、清掃ユニット75により透過部材54の上面に堆積されるトナーを確実に清掃できながら、清掃ユニット75およびプリンタ1の構成の簡略化・小型化を図ることができる。
(3−2)また、清掃ユニット75が操作部77を備えているので、ユーザが操作部77を把持して、支持板76を後方へ向かって移動させることにより、複数(4つ)の清掃ブレード80のそれぞれを移動させることができる。そのため、透過部材54の上面に堆積されるトナーを清掃することができる。
その結果、清掃ユニット75の清掃ブレード80が、本体ケーシング2内に設けられるモータなどの駆動源により移動される場合と比較して、清掃ユニット75およびプリンタ1の構成のさらなる簡略化・小型化を図ることができる。
(3−3)また、操作部77は、支持板76における前端部(移動方向Yの下流側端部)に設けられている。
また、ユーザが操作部77を把持して、支持板76を後方へ向かって移動させると、複数(4つ)の清掃ブレード80のすべてが一括して、後上方へ向かって移動される。
そのため、ユーザが操作部77を操作することにより、複数(4つ)の透過部材54の上面に堆積されるトナーを一括して清掃することができる。
また、複数(4つ)の清掃ブレード80のそれぞれに移動させるための構成を設ける場合と比較して、すべての清掃ブレード80を移動させる構成をコンパクトにすることができ、清掃ユニット75のさらなる簡略化・小型化を図ることができる。
また、このような第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、これら第1実施形態〜第3実施形態は、適宜組み合わせることができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
4 本体開口部
15 スキャナユニット
20 感光ドラム
21 プロセスフレーム
42 現像ローラ
46 現像カートリッジ
51 底壁
54 透過部材
75 清掃ユニット
77 操作部
80 清掃ブレード
L レーザービーム
Y 移動方向

Claims (7)

  1. 開口部を有する筐体と、
    筐体内において、互いに間隔を隔てて並列配置される複数の感光ドラムと、
    前記複数の感光ドラムのそれぞれに対応して設けられ、対応する前記感光ドラムに現像剤を供給するように構成される現像ローラを備える複数の現像カートリッジと、
    前記筐体内に装着される装着位置と、前記装着位置から前記開口部を介して前記筐体外に引き出される引出位置とに移動するように構成され、かつ、前記複数の現像カートリッジのそれぞれを着脱可能に支持するように構成されるカートリッジ支持部材と、
    前記装着位置に配置された状態の前記カートリッジ支持部材に対して、鉛直方向の下側に配置され、前記複数の感光ドラムのそれぞれに向けてレーザー光を出射するように構成される露光装置と、を備え、
    前記カートリッジ支持部材は、
    前記複数の感光ドラムのそれぞれに対応して設けられ、前記レーザー光を透過するように構成される複数の透過部材を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記カートリッジ支持部材は、
    前記複数の現像カートリッジよりも鉛直方向の下側において、前記カートリッジ支持部材を、鉛直方向と交差する方向において密閉状に閉鎖する第1壁を備え、
    前記透過部材は、
    前記第1壁に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記透過部材は、ガラスから形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記カートリッジ支持部材は、
    前記複数の感光ドラムを有し、
    前記引出位置に配置される状態から、前記筐体から離脱される離脱位置に移動するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記カートリッジ支持部材は、前記複数の透過部材のそれぞれを清掃するように構成される清掃部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記清掃部材は、
    前記複数の透過部材に対応して設けられ、対応する前記透過部材と接触することにより、前記透過部材を清掃するように構成される複数の清掃部と、
    前記複数の清掃部のそれぞれを移動させるように構成される操作部とを備えていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記操作部は、
    前記カートリッジ支持部材における前記装着位置から前記引出位置へ向かう移動方向の下流側端部に設けられ、前記複数の清掃部のすべてを一括して移動させるように構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
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