JP2013134356A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃現像剤収容部をコンパクトに収容できながら、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
カラープリンタ1では、現像器24を収容するカートリッジフレーム25を、現像ローラ26に対して感光ドラム21の反対側に配置する。そして、カートリッジフレーム25に、現像器24が備える現像ローラ26を、感光ドラム21に向けて付勢するように、カートリッジフレーム25と現像器24との間に、コイルばね109を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
従来から、トナーなどの現像剤により画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、画像形成の過程において廃トナーが生じる。
そのため、このような廃トナーを処理する方法が種々検討されている。例えば、画像形成装置に対して着脱可能なカートリッジに、未使用のトナーを収容する新トナーボックスと、廃トナーを貯留する廃トナーボックスとを一体的に保持させる方法が知られている。
このような方法によれば、使用者は、廃トナーの処理を意識することなく、廃トナーボックスを交換できる。また、廃トナーボックスの交換頻度が、新トナーボックスの交換頻度と同じになるため、廃トナーボックスの容量を、新トナーボックスの容量に対して一定の比率に構成すればよく、低減することができる。そのため、廃トナーボックスの小型化を図ることができ、それによって、画像形成装置の小型化を図ることができる。
しかるに、カートリッジは、現像ローラおよび新トナーボックスを一体的に備える現像器と、廃トナーボックスとを備えており、カートリッジを画像形成装置に対して着脱するには、現像ローラを、画像形成装置に設けられる感光ドラムに対して相対移動可能に保持する必要がある。
一方、廃トナーボックスは、クリーニング対象物、例えば、感光ドラムやベルトなどから廃トナーを回収する手段に連結されているので、クリーニング対象物に対して相対移動不能に保持する必要がある。
そのため、現像ローラを感光ドラムに対して相対移動可能に保持するためには、現像器を、廃トナーボックスに対して相対移動可能に構成する必要がある。
また、画像形成装置においては、新トナーボックス、現像ローラを備える現像器、感光ドラムなどの消耗品寿命を鑑み、寿命の短い消耗品、例えば、新トナーボックスや現像器(カートリッジ)などと、感光ドラムなどの比較的寿命の長い消耗品とが、それぞれ独立して交換できることが、環境面やランニングコスト低減の面で望ましい。
上記した幾つかの要請を満たす画像形成装置として、装置本体と、装置本体に装着されるイメージングカートリッジとを備える画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。イメージングカートリッジは、感光体および現像装置を備えるプロセスカートリッジと、プロセスカートリッジに装着されるトナーボックスユニットとを備えている。
この画像形成装置では、トナーボックスユニットが、現像装置に供給する未使用のトナーを収容し、現像側回転軸を備える新トナーボックスと、廃棄トナーを収容する廃トナーボックスとを備え、新トナーボックスの一方側に、現像装置が隣接配置され、新トナーボックスの他方側に、装置本体に設けられる第1押圧機構が配置されている。
そして、そのような画像形成装置では、第1押圧機構が、新トナーボックスの他方側の下側部分を上向きに押圧する。そうすると、新トナーボックスが、現像側回転軸を回転中心として回動され、現像装置を感光体に向けて押圧する。これにより、現像ローラが感光体に接近する方向に押圧される。
特開2009−48138号公報
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置では、第1押圧機構の上向きの押圧力が、新トナーボックスの回動を介して、現像ローラに伝達されるので、現像ローラを感光体に向けて安定して押圧することができず、現像ローラと感光ドラムとの位置決め精度を十分に図れない場合がある。
そこで、本発明の目的は、廃現像剤収容部をコンパクトに収容できながら、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体と、装置本体に回転可能に支持される感光ドラムと、感光ドラムが装置本体に支持された状態において、装置本体に対して、着脱可能に装着される現像カートリッジと、を備えている。
現像カートリッジは、装置本体に装着された状態において、感光ドラムと対向配置され、感光ドラムに現像剤を供給するための現像ローラと、現像剤を収容するための現像剤収容部とを備える現像器と、廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部を備え、現像器を相対移動可能に収容する筐体と、を備えている。
筐体は、現像ローラに対して感光ドラムの反対側に配置されている。
筐体と現像器との間には、現像ローラを感光ドラムに向けて付勢する付勢部材が設けられている。
このような構成によれば、現像カートリッジは、感光ドラムが装置本体に支持された状態において、装置本体に対して着脱可能であるので、感光ドラムよりも寿命の短い現像カートリッジ(現像器)を、感光ドラムとは独立して交換することができる。
また、現像器を収容する筐体が、現像ローラに対して感光ドラムの反対側に配置され、付勢部材が、筐体と現像器との間に設けられるので、付勢部材が現像器(現像ローラ)を感光ドラムに向けて付勢する方向と、現像ローラと感光ドラムとの対向方向とが、略平行となる。
そのため、付勢部材の付勢力が、現像ローラと感光ドラムとの対向方向に沿って作用するので、現像ローラを感光ドラムに向けて安定して押圧することができ、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
従って、廃現像剤収容部をコンパクトに収容できながら、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
(2)また、感光ドラムの表面から廃現像剤を除去して回収するドラム回収部と、ドラム回収部で回収された廃現像剤を貯留するためのドラム貯留部とを備えるドラム回収ユニットと、一端部が廃現像剤収容部に接続され、他端部がドラム貯留部に接続され、ドラム貯留部から廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するためのドラム搬送部材と、を備えていてもよい。
このような構成によれば、ドラム回収部により、感光ドラムの表面から廃現像剤を除去して、一旦、ドラム貯留部に回収した後、その廃現像剤を廃現像剤収容部に収容することができる。
この場合、廃現像剤収容部は、感光ドラムに対して相対移動不能に構成されるが、現像ローラを備える現像器が、廃現像剤収容部を備えた筐体に対して相対移動可能であるので、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができながら、感光ドラムの表面の廃現像剤を回収・収容できる。
(3)また、ドラム搬送部材は、一端部が、廃現像剤収容部における感光ドラムの軸線方向一方側端部に接続され、他端部が、ドラム貯留部における軸線方向一方側端部に接続されていてもよい。
このような構成によれば、ドラム搬送部材の効率的な配置を確保しつつ、感光ドラムの軸線方向一方側から、ドラム回収部で回収された廃現像剤を廃現像剤収容部に搬送することができる。
(4)また、ドラム搬送部材は、一端部または他端部の少なくともいずれか一方に、廃現像剤収容部またはドラム貯留部の少なくともいずれか一方との接続を解除可能に構成されるドラム分離部を有していてもよい。この場合、ドラム分離部は、ドラム開口部と、ドラム開口部を開閉可能なドラムシャッタとを有し、ドラム開口部は、ドラム分離部と廃現像剤収容部またはドラム貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態において、ドラムシャッタにより閉鎖される。
このような構成によれば、感光ドラムに隣接して配置されるドラム回収ユニットと、筐体に備えられる廃現像剤収容部とを分離できる。そのため、現像カートリッジを、ドラム回収ユニットとは独立して交換することができる。
この場合、ドラム分離部と廃現像剤収容部またはドラム貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態では、ドラム開口部から廃現像剤が漏れ出し、装置本体を汚してしまう場合がある。
この点、ドラム開口部は、ドラム分離部と廃現像剤収容部またはドラム貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態において、ドラムシャッタにより閉鎖されるので、ドラム開口部から廃現像剤が漏れ出すことを抑制できる。
(5)また、感光ドラムと対向配置される無端状のベルトと、ベルト上から廃現像剤を除去して回収するベルト回収部と、ベルト回収部で回収された廃現像剤を貯留するためのベルト貯留部とを備えるベルト回収ユニットと、一端部が廃現像剤収容部に接続され、他端部がベルト貯留部に接続され、ベルト貯留部から廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するためのベルト搬送部材と、を備えていてもよい。
このような構成によれば、ベルト回収部により、ベルト上から廃現像剤を除去して、一旦、ベルト貯留部に回収した後、その廃現像剤を廃現像剤収容部に収容することができる。
この場合、廃現像剤収容部は、無端状のベルトに対して相対移動不能に構成されるが、現像ローラを備える現像器が、廃現像剤収容部を備えた筐体に対して相対移動可能であるので、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができながら、ベルト上の廃現像剤を回収・収容できる。
(6)また、ベルト搬送部材は、一端部または他端部の少なくともいずれか一方に、廃現像剤収容部またはベルト貯留部の少なくともいずれか一方との接続を解除可能に構成されるベルト分離部を有していてもよい。この場合、ベルト分離部は、ベルト開口部と、ベルト開口部を開閉可能なベルトシャッタとを有し、ベルト開口部は、ベルト分離部と廃現像剤収容部またはベルト貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態において、ベルトシャッタにより閉鎖される。
このような構成によれば、ベルトに隣接して配置されるベルト回収ユニットと、筐体に備えられる廃現像剤収容部とを分離できる。そのため、現像カートリッジを、ベルト回収ユニットとは独立して交換することができる。
この場合、ベルト分離部と廃現像剤収容部またはベルト貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態では、ベルト開口部から廃現像剤が漏れ出し、装置本体を汚してしまう場合がある。
この点、ベルト開口部は、ベルト分離部と廃現像剤収容部またはベルト貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態において、ベルトシャッタにより閉鎖されるので、ベルト開口部から廃現像剤が漏れ出すことを抑制できる。
(7)また、感光ドラムと対向配置される無端状のベルトと、ベルト上から廃現像剤を除去して回収するベルト回収部と、ベルト回収部で回収された廃現像剤を貯留するためのベルト貯留部とを備えるベルト回収ユニットと、一端部が廃現像剤収容部に接続され、他端部がベルト貯留部に接続され、ベルト貯留部から廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するためのベルト搬送部材と、を備えていてもよい。この場合、ベルト搬送部材は、一端部が、廃現像剤収容部における感光ドラムの軸線方向他方側端部に接続され、他端部が、ベルト貯留部における軸線方向他方側端部に接続されている。
このような構成によれば、ベルト回収部により、ベルト上から廃現像剤を除去して、一旦、ベルト貯留部に回収した後、その廃現像剤を廃現像剤収容部に収容することができる。
この場合、廃現像剤収容部は、無端状のベルトに対して相対移動不能に構成されるが、現像ローラを備える現像器が、廃現像剤収容部を備えた筐体に対して相対移動可能であるので、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができながら、ベルト上の廃現像剤を回収・収容できる。
また、装置本体内において、ドラム搬送部材が、廃現像剤収容部に対して、感光ドラムの軸線方向一方側に配置され、ベルト搬送部材が、廃現像剤収容部に対して、感光ドラムの軸線方向他方側に配置されている。
そして、ドラム回収ユニットで回収された廃現像剤を感光ドラムの軸線方向一方側から、廃現像剤収容部に搬送することができるとともに、ベルト回収ユニットで回収された廃現像剤を感光ドラムの軸線方向他方側から、廃現像剤収容部に搬送することができる。
そのため、ドラム搬送部材およびベルト搬送部材の効率的な配置を確保することができるとともに、ベルト上から回収した廃現像剤と、感光ドラムの表面から回収した廃現像剤とを、共通の廃現像剤収容部に収容することができる。
その結果、ドラム搬送部材およびベルト搬送部材の効率的な配置を確保できながら、廃現像剤収容部をコンパクトに収容できる。
(8)また、筐体は、現像カートリッジを装置本体に対して着脱するための把持部を備えていてもよい。
このような構成によれば、現像カートリッジの装置本体に対する着脱動作時において、把持部を把持できるので、装置本体に対する現像カートリッジの円滑な着脱動作を確保することができる。
(9)また、感光ドラムは、複数色に対応して複数設けられ、感光ドラムの軸線方向と直交する方向に互いに間隔を隔てて並列配置されていてもよい。
この場合、現像カートリッジは、複数の感光ドラムのそれぞれに対応して、複数設けられ、装置本体には、複数の感光ドラムの上側において、複数の感光ドラムと対向配置される無端状のベルトが設けられる。
また、現像カートリッジの装置本体に対する着脱方向は、感光ドラムの軸線方向と同一方向である。
このような構成によれば、複数の現像器の現像剤収容部に、複数色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のそれぞれに対応する現像剤を収容させることで、フルカラーの画像を形成することができる。
(10)また、装置本体には、現像カートリッジが装置本体に対して装着された状態において、筐体を、装置本体に対して固定する保持部材が設けられていてもよい。
このような構成によれば、保持部材により筐体が装置本体に固定されるので、付勢部材と感光ドラムとの相対的な位置関係を、精度よく維持することができる。
そのため、付勢部材は、現像ローラを感光ドラムに向けて、確実に付勢することができる。
その結果、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度のさらなる向上を図ることができる。
(11)また、保持部材は、筐体に対して、付勢部材の反対側に配置されていてもよい。
このような構成によれば、付勢部材による付勢力によって筐体に生じる反作用を、付勢部材の反対側に配置される保持部材によって、しっかりと受け止めることができる。
これにより、筐体を確実に装置本体に固定しながら、現像ローラを感光ドラムに対してしっかりと付勢することができる。そのため、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度のより一層の向上を図ることができる。
(12)また、保持部材は、筐体を下側から支えるように構成され、現像カートリッジの装置本体に対する着脱をガイドしてもよい。
このような構成によれば、保持部材が筐体を下側から支えるので、現像ローラを感光ドラムに向けて確実に付勢することができる。
また、現像カートリッジの装置本体に対する着脱動作時において、保持部材が現像カートリッジの着脱をガイドするので、現像カートリッジの安定した着脱動作を確保できる。そのため、現像ローラや現像器が、感光ドラムに接触することを抑制できるので、感光ドラムが損傷することを抑制できる。
本発明の画像形成装置では、廃現像剤収容部をコンパクトに収容できながら、現像ローラと感光ドラムとの相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのカラープリンタを示す断面図である。 図1に示すカラープリンタのA−A断面図である。 図1に示す現像カートリッジと感光ドラムとを示す断面図である。 図1に示すドラムユニットであって、(a)は、ドラムユニットの断面図を示し、(b)は、ドラムユニットの正面図を示す。 図4(a)に示すドラムユニットのB−B断面図であって、(a)は、ドラムユニット側シャッタが閉位置に配置されている状態を示し、(b)は、ドラムユニット側シャッタが開位置に配置されている状態を示す。 図1に示す現像カートリッジが、本体ケーシングから引き出された状態を示す。 図1に示す現像カートリッジの右面図であって、(a)は、ブラック現像カートリッジの右面図を示し、(b)は、現像器を除いた状態におけるブラック現像カートリッジの右面図を示し、(c)は、現像器を除いた状態における他の現像カートリッジ(イエロー現像カートリッジ、マゼンタ現像カートリッジおよびシアン現像カートリッジ)の右面図を示す。 図1に示す現像カートリッジの背面図であって、(a)は、ブラック現像カートリッジの背面図を示し、(b)は、他の現像カートリッジ(イエロー現像カートリッジ、マゼンタ現像カートリッジおよびシアン現像カートリッジ)の背面図を示す。
1.カラープリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、横置きタイプの中間転写型カラープリンタである。
また、カラープリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2と、本体ケーシング2の上側に設けられ、原稿の画像情報を読み取るフラットベッドスキャナ3とを一体的に備える複合機である。
カラープリンタ1は、本体ケーシング2内において、用紙Pを給紙するための給紙部4と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、図1および図2に示すように、給紙部4および画像形成部5を収容するボックス形状に形成されている。本体ケーシング2の一方側壁には、本体開口部8が形成されており、フロントカバー6が、その下端部を支点として、本体開口部8を閉鎖する閉位置(図2参照)と、本体開口部8を開放する開位置(図6参照)とに揺動(移動)可能に設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー6が設けられる側(図2における紙面左側)を前側とし、その反対側(図2における紙面右側)を後側とする。また、カラープリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。
すなわち、図1において、紙面左側が左側であり、紙面右側が右側である。また、紙面手前側が前側であり、紙面奥側が後側である。
(2)給紙部
給紙部4は、用紙Pを収容する給紙トレイ7を備えている。給紙トレイ7は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。
給紙トレイ7に収容されている用紙Pは、ピックアップローラ9の回転により、給紙ローラ10と給紙パッド11との間に送られ、給紙ローラ10の回転により1枚ずつ捌かれる。その後、捌かれた用紙Pは、給紙ローラ10の回転により、給紙ローラ10と各ピンチローラ12との間を順次通過するように、上方の両レジストローラ13間に向けて給紙され、レジストローラ13の回転により、所定のタイミングで、画像形成部5(中間転写ベルト38(後述)と二次転写ローラ35(後述)との間)に供給される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、給紙部4の上側に配置されており、プロセスユニット14、転写ユニット18および定着ユニット19を備えている。
(3−1)プロセスユニット
プロセスユニット14は、給紙トレイ7の上側に配置され、ドラムユニット15と、現像カートリッジ16と、複数(4つ)のLEDユニット17とを備えている。
(3−1−1)ドラムユニット
ドラムユニット15は、プロセスユニット14の上端部に配置されており、感光ドラム21と、帯電ローラ22と、ドラム回収ユニットの一例としてのドラムクリーナー23とを一体的に保持している。
感光ドラム21は、複数色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)設けられ、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
帯電ローラ22は、4つの感光ドラム21の各々に対応して設けられ、対応する感光ドラム21の右下側において、感光ドラム21と対向して接触するように配置されている。
ドラムクリーナー23は、4つの感光ドラム21の各々に対応して設けられ、対応する感光ドラム21の右側に配置されている。
(3−1−2)現像カートリッジ
現像カートリッジ16は、複数(4つ)感光ドラムのそれぞれに対応して、複数(4つ)設けられ、本体ケーシング2に対して、前後方向に引き出し可能に装着されている。
複数の現像カートリッジ16の各々は、対応する感光ドラム21の下側に配置されており、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
具体的には、左側から右側に向かって、ブラック現像カートリッジ16K、イエロー現像カートリッジ16Y、マゼンタ現像カートリッジ16Mおよびシアン現像カートリッジ16Cが、順次配置されている。
また、現像カートリッジ16は、詳しくは後述するが、現像器24と、筐体の一例としてのカートリッジフレーム25とを備えている。
現像器24は、カートリッジフレーム25内に収容され、現像ローラ26を備えている。
現像ローラ26は、現像器24の上端において、上側(右上側)から露出されるように回転可能に支持されており、感光ドラム21に対して左下側から接触されている。
なお、現像器24は、現像ローラ26にトナーを供給する供給ローラ27、現像ローラ26に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード28を備えている。また、現像器24は、供給ローラ27の下側において、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応する現像剤の一例としてのトナーを収容する、現像剤収容部の一例としてのトナー収容部29を備えている。
(3−1−3)LEDユニット
複数のLEDユニット17の各々は、対応する感光ドラム21に下方から対向するように、本体ケーシング2に支持されている。LEDユニット17は、所定の画像データに基づいて、対応する感光ドラム21の表面を露光する。
(3−2)転写ユニット
転写ユニット18は、プロセスユニット14の上方に配置され、ベルトユニット34と二次転写ローラ35とを備えている。
ベルトユニット34は、4つの感光ドラム21の各々に上側から対向するように、左右方向に沿って配置されている。
ベルトユニット34は、駆動ローラ36、従動ローラ37、無端状のベルトの一例としての中間転写ベルト38、複数(4つ)の一次転写ローラ39、および、ベルト回収ユニットの一例としてのベルトクリーナー40を備えている。
駆動ローラ36および従動ローラ37は、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。
中間転写ベルト38は、その下側部分が4つの感光ドラム21の各々に対向接触されるように、感光ドラム21の上方に配置され、駆動ローラ36および従動ローラ37の周りに掛け渡されている。また、中間転写ベルト38は、駆動ローラ36の駆動および従動ローラ37の従動により、感光ドラム21と接触する下側部分が左側から右側に向かって移動するように、周回移動されている。
複数の一次転写ローラ39の各々は、対応する感光ドラム21と、中間転写ベルト38の下側部分を挟んで対向するように設けられている。
ベルトクリーナー40は、中間転写ベルト38の左端部上側に配置されており、詳しくは後述するが、ベルトクリーニングローラ72と、対向ローラ73とを備えている。
ベルトクリーニングローラ72は、対向ローラ73と、中間転写ベルト38を挟んで上下方向に対向するように、中間転写ベルト38の上側に設けられている。
二次転写ローラ35は、駆動ローラ36と、中間転写ベルト38を挟んで対向するように、ベルトユニット34の右方に設けられている。
(3−3)定着ユニット
定着ユニット19は、二次転写ローラ35の左上方に配置され、加熱ローラ41、および、加熱ローラ41に対して右上側から圧接される加圧ローラ42を備えている。
(3−4)画像形成動作
(3−4−1)現像動作
現像器24内のトナーは、供給ローラ27に供給され、さらに、現像ローラ26に供給される。
現像ローラ26に供給されたトナーは、現像ローラ26の回転に伴って、層厚規制ブレード28によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ26の表面に担持される。
一方、感光ドラム21の表面は、感光ドラム21の回転に伴って、帯電ローラ22により一様に正帯電された後、LEDユニット17により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム21の表面に形成される。
感光ドラム21がさらに回転すると、現像ローラ26の表面に担持されるトナーが、感光ドラム21の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム21の静電潜像は可視像化され、感光ドラム21の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−4−2)転写・定着動作
感光ドラム21の表面に担持されたトナー像は、左側から右側へ移動される中間転写ベルト38の下側部分に順次、一次転写される。これにより、中間転写ベルト38にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト38に形成されたカラー画像は、中間転写ベルト38が二次転写ローラ35との対向位置を通過する間に、給紙部4から供給される用紙Pに、二次転写される。
そして、用紙Pに転写されたカラー画像は、定着ユニット19において、用紙Pが加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
定着ユニット19においてトナー像を定着された用紙Pは、排紙ローラ44によって、本体ケーシング2の上面に形成される排紙トレイ45上に排紙される。
(5)フラットベッドスキャナ
フラットベッドスキャナ3は、排紙トレイ45の上方に設けられている。フラットベッドスキャナ3では、原稿が押えカバー47とガラス面48との間に配置された後、CCDセンサ49がスライドすることにより、原稿の画像情報が読み取られる。
そして、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像形成部5において、上記したように、用紙Pに画像を形成することができる。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図2に示すように、カラープリンタ1の外形を構成する外側ケーシング80と、外側ケーシング80の内側に設けられる内側ケーシング81とを備えている。
外側ケーシング80は、側面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、前端部において、フロントカバー6を備えている。
内側ケーシング81は、側面視略矩形状の略ボックス形状に形成されている。また、内側ケーシング81は、給紙部4(図1参照)および画像形成部5を収容可能な上下方向長さおよび左右方向長さを有し、後側において外側ケーシング80と間隔を隔てるように、外側ケーシング80内に収容されている。
また、内側ケーシング81の内部空間は、隔壁111により区画されている。
隔壁111は、略平板形状に形成され、上下方向における給紙トレイ7と現像カートリッジ16との間に設けられ、内側ケーシング81の内部空間を、上側のカートリッジ収容空間115と下側の給紙トレイ収容空間116とに区画している。
また、隔壁111の上面には、保持部材20が設けられている。
保持部材20は、図1および図2に示すように、4つの現像カートリッジの各々に対応するように、4つ設けられている。
保持部材20は、図2に示すように、正面視略U字形状かつ前後方向に延びる略トレイ状に形成され、上方、前方および後方が開放されている。保持部材20は、その内面が、カートリッジフレーム25(後述)の下端部の外形に沿うように形成され、その内寸(左右方向長さおよび前後方向長さ)が、カートリッジフレーム25(後述)外寸(左右方向長さおよび前後方向長さ)と略同じ長さに形成されている。
詳しくは、保持部材20は、その左壁の上下方向長さが、右壁の上下方向長さよりも長く形成されており、左壁と下壁との連結部分における内側面が、廃トナー収容部31の下端部の外形に沿う正面視略円弧形状に形成されている。
3.ドラムユニットの詳細
(1)ドラムフレーム
ドラムユニット15は、前後方向に間隔を隔てて対向配置される1対のドラムフレーム51を備えている。
ドラムフレーム51は、図4に示すように、左右方向に長手の略平板形状に形成され、その下側部分には、カートリッジ溝52が形成されている。
カートリッジ溝52は、前後方向に投影したときに、現像カートリッジ16の現像器24の上端部と重なる部分が、切り欠かれて形成されている。
具体的には、ブラック現像カートリッジ16Kに対応するカートリッジ溝52は、ドラムフレーム51の左端縁における上下方向中央から右方へ向かって延びた後、右方に向かうに従って下方に傾斜するように、切り欠かれて形成されている。
また、その他の現像カートリッジ16Y、M、C(イエロー現像カートリッジ16Y、マゼンタ現像カートリッジ16Mおよびシアン現像カートリッジ16C)に対応するカートリッジ溝52は、ドラムフレーム51の下端縁から上方に向かって切り欠かれるように、下方に向かって開放された略U字形状に形成されている。
また、1対のドラムフレーム51のうち、前側のドラムフレーム51には、複数(4つ)の挿通口53が、複数のドラムユニット側受入筒56(後述)に対応するように、互いに左右方向に間隔を隔てて形成されている。
挿通口53は、前後方向に投影したときに、ドラムユニット側受入筒56(後述)と重なる部分に形成されており、ドラムフレーム51を前後方向に貫通する正面視略円形状に形成されている。挿通口53の穴径は、パイプ側シャッタ101(後述)の外径よりも僅かに大径に形成されている。
また、1対のドラムフレーム51間において、感光ドラム21と、帯電ローラ22と、ドラムクリーナー23とが支持されている。
感光ドラム21は、図5に示すように、前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前後両端部が、それぞれドラムフレーム51に回転可能に支持されている。
帯電ローラ22は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前後両端部が、それぞれドラムフレーム51(後述)に回転可能に支持されている。
(2)ドラムクリーナー
ドラムクリーナー23は、図4に示すように、ドラム貯留部54と、ドラム回収部の一例としてのドラム掻き取りブレード55とを備えている。
ドラム貯留部54は、図4および図5に示すように、上下方向に長手の正面視略矩形状に形成され、前後方向に延びる略ボックス形状に形成されている。また、ドラム貯留部54の下壁は、第1オーガスクリュー58(後述)の回転軌跡に沿うように、下方に向かって膨出する正面視略半円弧形状に形成されている。
ドラム貯留部54には、左壁に開口部57が形成され(図4参照)、下壁にドラム廃トナー排出口62が形成されている(図5参照)。
開口部57は、図4に示すように、ドラム貯留部54の左壁において、左右方向に貫通形成されている。
ドラム廃トナー排出口62は、図5に示すように、ドラム貯留部54の下壁における前端部において、ドラム貯留部54とドラムユニット側受入筒56(後述)とを連通させるように、上下方向に貫通形成されている。
また、ドラム貯留部54内には、第1オーガスクリュー58が設けられている。
第1オーガスクリュー58は、前後方向に延びるように形成され、ドラム貯留部54の下壁に沿って配置されている(図4参照)。第1オーガスクリュー58は、その前端部において、ドラム貯留部54の前壁に回転可能に支持され、その後端部において、ドラム貯留部54の後壁に回転可能に支持されている。
また、ドラム貯留部54には、前側固定部59と、後側固定部60と、ドラムユニット側受入筒56とが一体的に設けられている。
前側固定部59は、正面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、ドラム貯留部54の前壁に設けられている。前側固定部59の上下方向長さは、ドラム貯留部54の上下方向長さよりも短く形成されている。
後側固定部60は、正面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、ドラム貯留部54の後壁に設けられている。後側固定部60の上下方向長さは、ドラム貯留部54の上下方向長さと略同じ長さに形成されている。
ドラムユニット側受入筒56は、前後方向に延び、後端部が閉鎖された略円筒形状に形成されており、その上側部分において、ドラム貯留部54における下壁の前端部に連続されている。また、ドラムユニット側受入筒56の内径は、ドラム側挿入部99(後述)の外径と略同径に形成されている。
また、ドラムユニット側受入筒56は、ドラムユニット側シャッタ63を備えている。
ドラムユニット側シャッタ63は、前端部が閉鎖された略円筒形状に形成されており、ドラムユニット側受入筒56内に収容されている。ドラムユニット側シャッタ63の外径は、ドラムユニット側受入筒56の内径と略同径に形成されている。そして、ドラムユニット側シャッタ63は、ドラムユニット側受入筒56内において、ドラム廃トナー排出口62を開放するようにドラムユニット側受入筒56の後端部に配置される開位置(図5(b)参照)と、ドラム廃トナー排出口62を閉鎖するようにドラムユニット側受入筒56の前端部に配置される閉位置(図5(a)参照)とにスライド可能に設けられている。
そして、ドラムユニット側受入筒56の後壁とドラムユニット側シャッタ63の前壁との間には、圧縮ばね64が介在されており、圧縮ばね64によって、ドラムユニット側シャッタ63は、常には、前側へ向かって付勢され、閉位置に配置されている。
ドラム掻き取りブレード55は、図4に示すように、上下方向に延びる略平板形状に形成され、その上端部(遊端部)が感光ドラム21に右側から接触されるように、その下端部(基端部)が、ドラム貯留部54の左壁における開口部57の左側周縁部に固定されている。
そして、ドラムクリーナー23は、図5に示すように、前側固定部59の前端部が前側のドラムフレーム51に、後側固定部60の後端部が後側のドラムフレーム51に固定されることにより、ドラムフレーム51に保持されている。
3.ベルトユニットの詳細
(1)ベルトクリーナー
ベルトクリーナー40は、図2に示すように、ベルトクリーナーフレーム50を備えている。
ベルトクリーナーフレーム50は、上方に向かって開放される側面視略コ字状に形成され、前後方向に間隔を隔てて対向配置される1対の側壁66と、1対の側壁66の下端部間を架設する被覆壁67とを備えている。
側壁66は、図1に示すように、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。
1対の側壁66間において、ベルト回収部65と、ベルト貯留部68とが保持されている。
ベルト回収部65は、ベルトクリーニングローラ72および中継ローラ74を備えている。
ベルトクリーニングローラ72は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、その前後両端部が、それぞれ1対の側壁66に回転可能に支持されている。なお、被覆壁67は、ベルトクリーニングローラ72の下側部分を露出させるように切り欠かれており、ベルトクリーニングローラ72は、対向ローラ73と、中間転写ベルト38を挟んで上下方向に対向するように配置されている。
中継ローラ74は、ベルトクリーニングローラ72に左側から接触するように、ベルトクリーニングローラ72の左側に配置されている。また、中継ローラ74は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前後両端部が、それぞれ1対の側壁66に回転可能に支持されている。
ベルト貯留部68は、前後方向に延び、その前後両端部が、それぞれ1対の側壁66により閉鎖される略ボックス形状に形成されている。
また、ベルト貯留部68には、右壁における下側部分に、開口部69が左右方向に貫通形成されている。
また、ベルト貯留部68内には、第2オーガスクリュー71が設けられている。
第2オーガスクリュー71は、図6に示すように、前後方向に延びるように形成され、その前端部が、前側の側壁66に回転可能に支持され、その後端部が、後側の側壁66に回転可能に支持されている。
また、ベルト貯留部68には、図1に示すように、掻き取りブレード75が設けられている。
掻き取りブレード75は、上下方向に延びる略平板形状に形成され、その下端部(遊端部)が中継ローラ74に左側から接触されるように、その上端部(基端部)が、ベルト貯留部68の右壁における開口部69の右側周縁部に固定されている。
また、ベルト貯留部68には、ベルト搬送部材の一例としてのベルト廃トナー搬送パイプ70が連結されている。
ベルト廃トナー搬送パイプ70は、図6に示すように、略パイプ状に形成されており、その内部には、略コイルばね形状のスクリュー82が収容されている。
また、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、上下両端部が前側に屈曲する側面視略コ字状に形成され、ベルト側連結部76と、途中部77と、ベルト分離部の一例としてのカートリッジ側挿入部78とから一体形成されている。
ベルト側連結部76は、ベルト廃トナー搬送パイプ70の上端部であり、前後方向に延び、その前端部が、第2オーガスクリュー71と中心軸線を共有するとともに、ベルト貯留部68内に連通されるように、後側の側壁66に固定され、その後端部が、内側ケーシング81の後壁を貫通するように延びている。
途中部77は、ベルト側連結部76の後端部から下方に向かって屈曲し、詳しくは、図1に示すように、途中部77は、ベルト側連結部76の後端部から左方に向かうに従って下方に傾斜した後、屈曲して、下方へ向かって延びている。また、途中部77は、図6に示すように、外側ケーシング80の後壁と内側ケーシング81の後壁との間に配置されている。
カートリッジ側挿入部78は、ベルト廃トナー搬送パイプ70の下端部であり、途中部77の下端部から前方に向かって屈曲し、内側ケーシング81の後壁を貫通するように延びている。
また、カートリッジ側挿入部78には、ベルト開口部の一例としてのベルト廃トナー排出口79が形成されている。
ベルト廃トナー排出口79は、カートリッジ側挿入部78の下側部分における前端部において、上下方向に貫通形成されている。
また、カートリッジ側挿入部78は、ベルトシャッタの一例としての搬送パイプ側シャッタ83を備えている。
搬送パイプ側シャッタ83は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、カートリッジ側挿入部78に外側から嵌合している。また、搬送パイプ側シャッタ83の内径は、カートリッジ側挿入部78の外径と略同径(僅かに大径)に形成されている。そして、搬送パイプ側シャッタ83は、ベルト廃トナー排出口79を開放するようにカートリッジ側挿入部78の後端部に配置される開位置(図2参照)と、ベルト廃トナー排出口79を閉鎖するようにカートリッジ側挿入部78の前端部に配置される閉位置(図6参照)とにスライド可能に設けられている。つまり、搬送パイプ側シャッタ83は、ベルト廃トナー排出口79を開閉可能である。
そして、搬送パイプ側シャッタ83の後端部と内側ケーシング81の後壁との間には、圧縮ばね84が介在されており、圧縮ばね84によって、搬送パイプ側シャッタ83は、常には、前側へ向かって付勢され、閉位置に配置されている。
4.現像カートリッジの詳細
(1)現像フレーム
カートリッジフレーム25は、図1に示すように、正面視略矩形状に形成され、その右側部分が現像器収容部32として区画され、その左側部分が、廃現像剤収容部の一例としての廃トナー収容部31として区画されている。
(1−1)現像器収容部
現像器収容部32は、図7(a)に示すように、現像器24を収容可能な前後方向長さに形成されている。また、現像器収容部32は、図7(b)に示すように、上方に向かって開放される略コ字形状に形成され、前後方向に間隔を隔てて対向配置される前壁105および後壁106と、それらの下端部間に架設される下壁104とを備えている。
前壁105および後壁106は、図8に示すように、背面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
前壁105および後壁106の各々には、ガイド穴107が形成されている。
ガイド穴107は、現像器24のボス88(後述)に対応する部分に形成され、上下方向に間隔を隔てて2つ形成されている。
ガイド穴107は、背面視略楕円状に形成され、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向X(後述)に沿って延びるように形成されている。ガイド穴107は、その長径が、対応するボス88(後述)の外径に対して、略1.5倍の長さに形成され、その短径が、対応するボス88(後述)の外径と略同径に形成されている。
また、前壁105には、現像カートリッジ16を本体ケーシング2に対して着脱するための把持部120が形成されている。
把持部120は、前壁105の前面における下端部から前方に向かって延びる側面視略矩形状に形成されている。
下壁104には、図3に示すように、ばね支持部108が設けられている。
ばね支持部108は、前後方向に延びる正面視略三角形状に形成されている。
ばね支持部108は、下壁104の左端部に設けられ、現像器24が現像器収容部32に収容された状態において、トナー収容部29の外側面と対向する上面が、湾曲面110として形成されている。湾曲面110は、左方に向かうに従って上方に湾曲する正面視略円弧形状に形成されている。
また、ばね支持部108には、付勢部材の一例としてのコイルばね109が設けられている。
コイルばね109は、図7(b)に示すように、空心コイル状に形成され、その軸線方向が、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向X(後述)と略平行となるように(図3参照)、湾曲面110の前後両端部にそれぞれ固定されている。
また、現像器収容部32には、図7(a)に示すように、現像器24が収容されている。
現像器24は、前後方向に延びる中空筒形状に形成され(図1参照)、その前端部が前壁86に、その後端部が後壁87により、それぞれ閉鎖されている。
なお、本実施形態では、前壁86および後壁87に関する構成は、それぞれ同様である。そこで、以下の説明において、後壁87を詳細に説明し、前壁86についての説明を省略する。
後壁87には、ボス88が設けられている。
ボス88は、図7(a)および図8(a)に示すように、後壁87から後方に向かって突出する略円筒形状に形成され、後壁87の左側部分において、上下方向に間隔を隔てて2つ設けられている。また、上側のボス88は、図8(a)に示すように、下側のボス88よりも、大径に形成されている。
そして、現像器24は、図7(a)に示すように、ボス88が対応するガイド穴107に内側から挿通されるように、現像器収容部32内に収容されている。
これにより、現像器24は、ボス88が対応するガイド穴107に案内されることにより、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向X(後述)に沿って、相対移動可能に現像器収容部32に収容されている。
また、図3に示すように、コイルばね109は、ばね支持部108と、現像器24のトナー収容部29の外側面との間に配置されている。
(1−2)廃トナー収容部
廃トナー収容部31は、図1に示すように、上下方向に長手の正面視略矩形状の略ボックス形状に形成され、現像器収容部32の左端部に連結されている。
廃トナー収容部31内には、図7(b)および図7(c)に示すように、第3オーガスクリュー89を備えている。
第3オーガスクリュー89は、前後方向に延び、廃トナー収容部31の上側部分に配置されており(図1参照)、その前端部において、廃トナー収容部31の前壁に回転可能に支持され、その後端部において、廃トナー収容部31の後壁に回転可能に支持されている。また、第3オーガスクリュー89の後端部は、廃トナー収容部31の後壁を貫通しており、その貫通部分には、カップリング95が相対回転不能に保持されている。
なお、図7(b)に示すように、ブラック現像カートリッジ16Kにおける第3オーガスクリュー89は、前側半分と後側半分とで、螺旋状の巻き方向が逆となるように形成されている。一方、その他の現像カートリッジ16Y、M、C(イエロー現像カートリッジ16Y、マゼンタ現像カートリッジ16Mおよびシアン現像カートリッジ16C)における第3オーガスクリュー89は、螺旋状の巻き方向が同一方向となるように形成されている。
また、ブラック現像カートリッジ16Kにおける廃トナー収容部31(以下、廃トナー収容部31Kとする。)は、図7(b)に示すように、挿入口112と、カートリッジ側受入筒90とを有している。
挿入口112は、廃トナー収容部31Kの後壁における上端部において、前後方向に貫通形成されている。挿入口112の穴径は、カートリッジ側挿入部78の外径と略同径(僅かに大径)に形成されている。
カートリッジ側受入筒90は、挿入口112の周端部から前方に向かって延びる略円筒形状に形成され、その前端部が閉鎖されている。つまり、カートリッジ側受入筒90は、廃トナー収容部31K内に配置されている。
また、カートリッジ側受入筒90には、その下側部分に、ベルト廃トナー受入口92が形成されている。
ベルト廃トナー受入口92は、カートリッジ側受入筒90の下側部分の後端部において、廃トナー収容部31Kとカートリッジ側受入筒90とを連通するように、上下方向に貫通形成されている。
また、カートリッジ側受入筒90は、カートリッジ側シャッタ91を備えている。
カートリッジ側シャッタ91は、後端部が閉鎖された前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、カートリッジ側受入筒90内に収容されている。カートリッジ側シャッタ91の外径は、カートリッジ側受入筒90の内径と略同径に形成されている。そして、カートリッジ側シャッタ91は、カートリッジ側受入筒90内において、ベルト廃トナー受入口92を開放するようにカートリッジ側受入筒90の前端部に配置される開位置(図2参照)と、ベルト廃トナー受入口92を閉鎖するようにカートリッジ側受入筒90の後端部に配置される閉位置(図7(b)参照)とにスライド可能に設けられている。
そして、カートリッジ側受入筒90の前壁とカートリッジ側シャッタ91の後壁との間には、圧縮ばね93が介在されており、圧縮ばね93によって、カートリッジ側シャッタ91は、常には、後側へ向かって付勢され、閉位置に配置されている。
また、廃トナー収容部31には、ドラム搬送部材の一例としてのドラム廃トナー搬送パイプ96が連結されている。
ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図7に示すように、略パイプ状に形成されており、その内部には、略コイルばね形状のスクリュー94が収容されている(図1参照)。
また、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図7(b)に示すように、前後両端部が後側に向かって屈曲する平面視略コ字状に形成され、収容部側連結部97と、途中部98と、ドラム分離部の一例としてのドラム側挿入部99とから一体形成されている。
収容部側連結部97は、ドラム廃トナー搬送パイプ96の左端部であり、前後方向に延び、その後端部が、第3オーガスクリュー89と中心軸線を共有するとともに、廃トナー収容部31内に連通されるように、廃トナー収容部31の前壁に固定されている。
途中部98は、収容部側連結部97の前端部から右方に向かって屈曲し、右方に向かうに従って上方に傾斜するように延びている(図1参照)。
ドラム側挿入部99は、途中部98の右端部から後方に向かって屈曲して延びている。
ドラム側挿入部99には、ドラム開口部の一例としてのドラム廃トナー受入口100が形成されている。
ドラム廃トナー受入口100は、ドラム側挿入部99の上側部分における後端部において、上下方向に貫通形成されている。
また、ドラム側挿入部99は、鍔部102と、ドラムシャッタの一例としてのパイプ側シャッタ101とを備えている。
鍔部102は、ドラム側挿入部99の前側部分の外周面に設けられ、ドラム側挿入部99の径方向外方へ広がる円環板状に形成されている。
パイプ側シャッタ101は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、ドラム側挿入部99に外側から嵌合されている。また、パイプ側シャッタ101の内径は、ドラム側挿入部99の外径と略同径(僅かに大径)に形成されている。そして、パイプ側シャッタ101は、ドラム廃トナー受入口100を開放するようにドラム側挿入部99の前端部に配置される開位置(図5(b)参照)と、ドラム廃トナー受入口100を閉鎖するようにドラム側挿入部99の後端部に配置される閉位置(図7(b)参照)とにスライド可能に設けられている。つまり、パイプ側シャッタ101は、ドラム廃トナー受入口100を開閉可能である。
そして、パイプ側シャッタ101の前端部と鍔部102の前側面との間には、圧縮ばね103が介在されており、圧縮ばね103によって、パイプ側シャッタ101は、常には、後側へ向かって付勢され、閉位置に配置されている。
5.本体ケーシングに対する現像カートリッジの着脱動作
次に、本体ケーシング2に対する現像カートリッジ16の着脱動作について説明する。
現像カートリッジ16を本体ケーシング2に対して装着するには、図6に示すように、まず、フロントカバー6を開位置に位置させて、カートリッジ収容空間115に向かって、把持部120を把持して、現像カートリッジ16を前側から挿入する。
そうすると、現像カートリッジ16のカートリッジフレーム25の下端部が、保持部材20に対して前側から挿入される。つまり、保持部材20は、カートリッジフレーム25を下側から支えるように配置されており、現像カートリッジ16は、保持部材20にガイドされて、前後方向に沿って移動される。このとき、現像器24は、対応するカートリッジ溝52を通過する。
さらに、現像カートリッジ16を、本体ケーシング2に対して、後方に移動させると、図5(b)に示すように、パイプ側シャッタ101が挿通口53を前側から通過し、パイプ側シャッタ101の後端部における上側部分が、ドラム貯留部54の前端部下側と当接されるとともに、ドラム側挿入部99の後端部がドラムユニット側シャッタ63の前端部と当接される。
そして、現像カートリッジ16がさらに後方へ移動されると、パイプ側シャッタ101は、ドラム貯留部54により、圧縮ばね103の付勢力に抗して、前方へ押圧されて、開位置に配置される。
このとき、ドラム側挿入部99は、ドラム廃トナー排出口62とドラム廃トナー受入口100とが上下方向に対向する位置まで、ドラムユニット側受入筒56内に挿入される。
これにより、パイプ側シャッタ101およびドラムユニット側シャッタ63が開位置に配置されるとともに、ドラム廃トナー排出口62とドラム廃トナー受入口100とが上下方向に対向され、互いに連通される。
つまり、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図1に示すように、左端部(収容部側連結部97の後端部)が、廃トナー収容部31の前端部に接続され、右端部(ドラム側挿入部99の後端部)が、ドラム貯留部54の前端部に接続されている。
さらに、図2に示すように、ブラック現像カートリッジ16Kが、カートリッジ収容空間115に前側から挿入されると、後壁106における挿入口112の周端部が、搬送パイプ側シャッタ83の前端部に前側から当接されるとともに、カートリッジ側シャッタ91の後端部が、カートリッジ側挿入部78の前端部と当接される(図6および図7(b)参照)。
そして、ブラック現像カートリッジ16Kがさらに後方へ移動されると、挿入口112の周端部は、圧縮ばね84の付勢力に抗して、搬送パイプ側シャッタ83を後方へ押圧して、搬送パイプ側シャッタ83を開位置に配置させる。
このとき、カートリッジ側挿入部78は、ベルト廃トナー排出口79とベルト廃トナー受入口92とが上下方向に対向する位置まで、カートリッジ側受入筒90内に挿入される。
これにより、搬送パイプ側シャッタ83およびカートリッジ側シャッタ91が開位置に配置されるとともに、ベルト廃トナー排出口79とベルト廃トナー受入口92とが上下方向に対向され、互いに連通される。
つまり、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、図1に示すように、左端部(カートリッジ側挿入部78の前端部)が、廃トナー収容部31の後端部に接続され、右端部(ベルト側連結部76の後端部)が、ベルト貯留部68の後端部に接続されている(図2参照)。
以上によって、現像カートリッジ16の本体ケーシング2(カートリッジ収容空間115)に対する装着が完了する。
このとき、現像カートリッジ16の現像ローラ26は、図3に示すように、ドラムユニット15の感光ドラム21に対して左下側から接触される。すなわち、現像ローラ26と感光ドラム21とは、対向方向Xにおいて対向接触されている。
また、現像器収容部32のばね支持部108は、カートリッジフレーム25の下壁104の左端部に設けられており、現像ローラ26に対して感光ドラム21の反対側に配置されている。
また、コイルばね109は、軸線方向が対向方向Xに略平行となるように、ばね支持部108の湾曲面110とトナー収容部29との間に配置されているので、現像器24を付勢方向Yに沿って付勢することにより、現像ローラ26を感光ドラム21に向けて付勢している。
また、保持部材20は、カートリッジフレーム25の下側部分を収容しており、カートリッジフレーム25(ばね支持部108)に対して、コイルばね109の反対側に配置されている。これにより、保持部材20は、内側ケーシング81に対して、カートリッジフレーム25を固定している。
なお、現像カートリッジ16を本体ケーシング2(カートリッジ収容空間115)から離脱させるには、上記した装着動作と逆の手順に操作する。
そうすると、現像カートリッジ16が、図6に示すように、保持部材20にガイドされて、カートリッジ収容空間115から前側に引き出される。
つまり、現像カートリッジ16の本体ケーシング2に対する着脱方向と、感光ドラム21の軸線方向とは同一方向(前後方向)であり、保持部材20は、現像カートリッジ16の本体ケーシング2に対する着脱をガイドしている。
このとき、ドラム廃トナー搬送パイプ96のドラム側挿入部99と、ドラム貯留部54(図5(b)参照)との接続が解除され、ベルト廃トナー搬送パイプ70のカートリッジ側挿入部78と、ブラック現像カートリッジ16Kの廃トナー収容部31K(図7(b)参照)との接続が解除されている。
すなわち、ドラム側挿入部99は、ドラム貯留部54(図5(b)参照)との接続が解除可能に構成され、カートリッジ側挿入部78は、廃トナー収容部31K(図7(b)参照)との接続が解除可能に構成されている。
そして、パイプ側シャッタ101は、圧縮ばね103によって、閉位置に配置され(図7(a)参照)、搬送パイプ側シャッタ83は、圧縮ばね84によって、閉位置に配置されている。
つまり、ドラム廃トナー受入口100は、図7(a)に示すように、ドラム側挿入部99とドラム貯留部54(図5(b)参照)との接続が解除された状態において、パイプ側シャッタ101により閉鎖されている。また、ベルト廃トナー排出口79は、図6に示すように、カートリッジ側挿入部78と廃トナー収容部31K(図7(b)参照)との接続が解除された状態において、搬送パイプ側シャッタ83により閉鎖されている。
以上によって、現像カートリッジ16の本体ケーシング2(カートリッジ収容空間115)に対する着脱が完了する。
つまり、現像カートリッジ16は、上記したように、感光ドラム21が本体ケーシング2内に収容された状態において、本体ケーシング2に対して着脱される。
6.廃トナーの回収・収容動作(クリーニング動作)
カラープリンタ1の画像形成動作が開始されると、本体ケーシング2内の図示しない駆動源(モータ)からの駆動力により、第1オーガスクリュー58、第2オーガスクリュー71、第3オーガスクリュー89、ドラム廃トナー搬送パイプ96内のスクリュー94、および、ベルト廃トナー搬送パイプ70内のスクリュー82が回転する。
そして、カラープリンタ1の画像形成動作において、上記したように、感光ドラム21の表面に担持されたトナー像は、左側から右側へ移動される中間転写ベルト38の下側部分に順次、一次転写される。
このとき、中間転写ベルト38の下側部分に一次転写された後、感光ドラム21の表面には、転写残トナー(廃トナー)が用紙Pに転写されずに残存している。
感光ドラム21が回転すると、感光ドラム21の廃トナーが、ドラム掻き取りブレード55により掻き取られ、開口部57を介して、ドラム貯留部54内に落下する。
つまり、ドラム掻き取りブレード55は、感光ドラム21の表面から廃トナーを除去して、ドラム貯留部54内に回収する。
その後、ドラム貯留部54内に落下した廃トナー(ドラム掻き取りブレード55に回収された廃トナー)は、図5に示すように、ドラム貯留部54内に貯留されるとともに、第1オーガスクリュー58の回転により、ベルト貯留部68内を前方に向けて搬送される。そして、ベルト貯留部68の前端部に到達した廃トナーは、ドラム廃トナー排出口62から、重力により、ドラム廃トナー受入口100を介して、ドラム側挿入部99内に落下する。
ドラム側挿入部99内に落下した廃トナーは、スクリュー94の回転により、ドラム側挿入部99から途中部98を経て収容部側連結部97へと搬送される。
そして、収容部側連結部97内に搬送された廃トナーは、第3オーガスクリュー89の回転により、廃トナー収容部31内に搬送される。
すなわち、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、ドラム貯留部54から廃トナー収容部31に廃トナーを搬送する。
その後、ブラック現像カートリッジ16Kの廃トナー収容部31K内に搬送された廃トナーは、第3オーガスクリュー89の回転により、後方に向けて搬送され、廃トナー収容部31Kの前後方向中央部分に収容される。
一方、その他の現像カートリッジ16Y、M、Cの廃トナー収容部31内に搬送された廃トナーは、第3オーガスクリュー89の回転により、後方に向けて搬送され、廃トナー収容部31の後側部分に収容される。
次いで、中間転写ベルト38に形成されたカラー画像は、上記したように、中間転写ベルト38が二次転写ローラ35との対向位置を通過する間に、給紙部4から供給される用紙Pに、二次転写される。
このとき、用紙Pへカラー画像が二次転写された後、中間転写ベルト38の上には、転写残トナー(廃トナー)が残存している。中間転写ベルト38の周回移動により、廃トナーがベルトクリーニングローラ72に対向すると、中間転写ベルト38の上からベルトクリーニングローラ72の周面に廃トナーが回収される。これにより、中間転写ベルト38の上から廃トナーが除去される。
その後、ベルトクリーニングローラ72の回転に伴なって、ベルトクリーニングローラ72の周面に担持された廃トナーが中継ローラ74に対向すると、ベルトクリーニングローラ72の周面から中継ローラ74の周面に廃トナーが付着する。
そして、中継ローラ74が回転すると、中継ローラ74の周面の廃トナーが掻き取りブレード75により掻き取られ、ベルト貯留部68内に落下する。
その後、ベルト貯留部68内に落下した廃トナーは、図6に示すように、ベルト貯留部68内に貯留されるとともに、第2オーガスクリュー71の回転により、ベルト貯留部68内を後方に向けて搬送され、ベルト貯留部68からベルト廃トナー搬送パイプ70に送られる。
ベルト廃トナー搬送パイプ70内に送られた廃トナーは、スクリュー82により、ベルト側連結部76から途中部77を経てカートリッジ側挿入部78へと搬送される。
そして、カートリッジ側挿入部78内に搬送された廃トナーは、ベルト廃トナー排出口79から、重力により、ベルト廃トナー受入口92を介して、廃トナー収容部31K(ブラック現像カートリッジ16Kの廃トナー収容部31)内に落下する。
その後、廃トナー収容部31K内に落下した廃トナーは、第3オーガスクリュー89の回転により、前方に向けて搬送され、廃トナー収容部31Kの前後方向中央部分に収容される。
すなわち、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、ベルト貯留部68から廃トナー収容部31に廃トナーを搬送する。
以上によって、カラープリンタ1のクリーニング動作が完了する。
7.作用効果
(1)カラープリンタ1では、図6に示すように、現像カートリッジ16は、感光ドラム21が本体ケーシング2内に収容された状態において、本体ケーシング2のカートリッジ収容空間115に対して着脱可能である。そのため、感光ドラム21よりも寿命の短い現像カートリッジ16を、感光ドラム21とは独立して交換することができる。
また、図3に示すように、現像カートリッジ16が本体ケーシング2のカートリッジ収容空間115に収容された状態において、カートリッジフレーム25のばね支持部108が、現像ローラ26に対して感光ドラム21の反対側に配置されている。また、現像ローラ26を備える現像器24が、廃トナー収容部31を備えたカートリッジフレーム25に対して相対移動可能に収容されている。
そして、ばね支持部108の湾曲面110には、その前後両端部において、コイルばね109が設けられている。
コイルばね109は、軸線方向が対向方向Xと平行となるように、湾曲面110と現像器24のトナー収容部29の外側面との間に配置されている。
そのため、コイルばね109が現像器24(現像ローラ26)を、感光ドラム21に向けて付勢する付勢方向Yと、現像ローラ26と感光ドラム21との対向方向Xとが、略平行となる。
その結果、コイルばね109の付勢力が、現像ローラ26と感光ドラム21との対向方向Xに沿って作用するので、現像ローラ26を感光ドラム21に向けて安定して押圧することができ、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
従って、廃トナー収容部31をコンパクトに収容できながら、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
(2)また、ドラムユニット15は、図1に示すように、ドラムクリーナー23を備えている。ドラムクリーナー23は、図4に示すように、ドラム掻き取りブレード55と、ドラム貯留部54とを備えている。
そのため、カラープリンタ1の画像形成動作において、一次転写された後、感光ドラム21の表面に残存する廃トナーを、ドラム掻き取りブレード55により、感光ドラム21の表面から除去して、一旦、ドラム貯留部54に回収することができる。
そして、ドラム貯留部54のドラムユニット側受入筒56には、図5(b)に示すように、ドラム廃トナー搬送パイプ96が接続されているので、ドラム貯留部54に回収した廃トナーを、ドラム廃トナー搬送パイプ96を介して、ドラム貯留部54から廃トナー収容部31に搬送し、廃トナー収容部31に収容することができる。
その結果、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度の向上を図ることができながら、感光ドラム21の表面の廃トナーを回収・収容できる。
(3)また、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図1に示すように、左端部(収容部側連結部97の後端部)が、廃トナー収容部31の前端部に接続され、右端部(ドラム側挿入部99の後端部)が、ドラム貯留部54の前端部に接続されている。
そのため、ドラム廃トナー搬送パイプ96の効率的な配置を確保しつつ、本体ケーシング2内における前側から、ドラム掻き取りブレード55で回収された廃トナーを廃トナー収容部31に搬送することができる。
また、ドラム廃トナー搬送パイプ96が、現像器収容部32の前壁105の前面に固定されているので、ドラムユニット15が本体ケーシング2内に収容された状態において、現像カートリッジ16の本体ケーシング2に対する円滑な着脱を確保できる。
(4)また、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図7(a)に示すように、ドラム側挿入部99を有している。ドラム側挿入部99は、ドラム廃トナー受入口100と、パイプ側シャッタ101とを有している。
そして、ドラム側挿入部99は、図5(b)に示すように、現像カートリッジ16が本体ケーシング2に装着された状態において、ドラム貯留部54と接続され、図6に示すように、現像カートリッジ16が本体ケーシング2から離脱された状態において、ドラム貯留部54(図5(b)参照)との接続が解除されている。
そのため、感光ドラム21に隣接して配置されるドラムクリーナー23と、カートリッジフレーム25に備えられる廃トナー収容部31とを分離できる。その結果、現像カートリッジ16を、ドラムクリーナー23とは独立して交換することができる。
また、ドラム廃トナー受入口100は、図7(a)に示すように、ドラム側挿入部99とドラム貯留部54(図5(b)参照)との接続が解除された状態において、パイプ側シャッタ101により閉鎖される。
そのため、ドラム廃トナー受入口100から廃トナーが漏れ出すことを抑制できる。
(5)また、ベルトユニット34は、図1に示すように、中間転写ベルト38と、ベルトクリーナー40とを備えている。
ベルトクリーナー40は、ベルトクリーニングローラ72および中継ローラ74を備えるベルト回収部65と、掻き取りブレード75が設けられるベルト貯留部68とを備えている。
そのため、カラープリンタ1の画像形成動作において、二次転写された後、ベルトクリーニングローラ72により、中間転写ベルト38上に残存する廃トナーを中間転写ベルト38の上から除去できる。ベルトクリーニングローラ72により除去された廃トナーは、ベルトクリーニングローラ72から中継ローラ74を介して、一旦、ベルト貯留部68内に回収することができる。
そして、ベルト貯留部68には、図6に示すように、ベルト廃トナー搬送パイプ70が接続されているので、ベルト貯留部68に回収した廃トナーを、ベルト廃トナー搬送パイプ70を介して、ベルト貯留部68から廃トナー収容部31に搬送し、廃トナー収容部31に収容することができる。
その結果、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度の向上を図ることができながら、中間転写ベルト38上の表面の廃トナーを回収・収容できる。
(6)また、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、カートリッジ側挿入部78を有している。カートリッジ側挿入部78は、ベルト廃トナー排出口79と、搬送パイプ側シャッタ83とを有している。
そして、カートリッジ側挿入部78は、現像カートリッジ16が本体ケーシング2に装着された状態において、ブラック現像カートリッジ16Kの廃トナー収容部31K(図7(b)参照)と接続され、現像カートリッジ16が本体ケーシング2から離脱された状態において、廃トナー収容部31K(図7(b)参照)との接続が解除されている。
そのため、中間転写ベルト38に隣接して配置されるベルトクリーナー40と、カートリッジフレーム25に備えられる廃トナー収容部31とを分離できる。その結果、ブラック現像カートリッジ16Kを、ベルトクリーナー40とは独立して交換することができる。
また、ベルト廃トナー排出口79は、カートリッジ側挿入部78と廃トナー収容部31K(図7(b)参照)との接続が解除された状態において、搬送パイプ側シャッタ83により閉鎖される。そのため、ベルト廃トナー排出口79から廃トナーが漏れ出すことを抑制できる。
(7)また、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、図1に示すように、左端部(カートリッジ側挿入部78の前端部)が、ブラック現像カートリッジ16Kの廃トナー収容部31Kの後端部に接続され、右端部(ベルト側連結部76の後端部)が、ベルト貯留部68の後端部に接続されている(図2参照)。
そのため、本体ケーシング2内において、ドラム廃トナー搬送パイプ96が、廃トナー収容部31Kに対して前側に配置され、ベルト廃トナー搬送パイプ70が、廃トナー収容部31Kに対して後側に配置されている。
そして、ドラムクリーナー23で回収された廃トナーを前側から、廃トナー収容部31Kに搬送することができるとともに、ベルトクリーナー40で回収された廃トナーを後側から、廃トナー収容部31Kに搬送することができる。
その結果、ドラム廃トナー搬送パイプ96およびベルト廃トナー搬送パイプ70の効率的な配置を確保することができるとともに、感光ドラム21の表面から回収した廃トナーと、中間転写ベルト38上から回収した廃トナーとを、共通の廃トナー収容部31Kに収容することができる。
従って、ドラム廃トナー搬送パイプ96およびベルト廃トナー搬送パイプ70の効率的な配置を確保できながら、廃トナー収容部31Kをコンパクトに収容できる。
また、ベルト廃トナー搬送パイプ70が、ベルト貯留部68に対応する後側の側壁66に固定されているので、現像カートリッジ16の本体ケーシング2に対する円滑な着脱を確保できる。
(8)また、カートリッジフレーム25は、図6に示すように、把持部120を備えている。
そのため、現像カートリッジ16を本体ケーシング2に対して着脱するときに、把持部120を把持できるので、本体ケーシング2に対する現像カートリッジ16の円滑な着脱動作を確保することができる。
特に、把持部120は、本体ケーシング2に対して移動可能な現像器24ではなく、本体ケーシング2に固定されるカートリッジフレーム25に設けられているので、把持部120を把持して、現像カートリッジ16を本体ケーシング2に対して着脱することにより、現像カートリッジ16の安定した着脱動作を確保できる。
そのため、現像カートリッジ16の本体ケーシング2に対する着脱動作時において、感光ドラム21と、他の部材(例えば、現像ローラ16など)とが接触することを抑制でき、感光ドラム21と他の部材(例えば、現像ローラ16など)との接触に起因する、感光ドラム21の損傷を未然に防止することができる。
(9)また、感光ドラム21は、図1に示すように、複数色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)設けられ、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
また、現像器24のトナー収容部29には、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応するトナーが収容されている。
そのため、カラープリンタ1では、フルカラーの画像を形成することができる。
(10)また、内側ケーシング81の隔壁111には、図2に示すように、保持部材20が設けられている。
そのため、現像カートリッジ16がカートリッジ収容空間115に装着された状態において、現像カートリッジ16のカートリッジフレーム25の下側部分が、保持部材20内収容されるので、カートリッジフレーム25を内側ケーシング81に対して固定できる。
その結果、カートリッジフレーム25のばね支持部108に設けられるコイルばね109と感光ドラム21との相対的な位置関係を、精度よく維持することができる。
従って、コイルばね109は、現像ローラ26を感光ドラム21に向けて、確実に付勢することができ、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度のさらなる向上を図ることができる。
(11)また、保持部材20は、ばね支持部108に対して、コイルばね109の反対側に配置されている。
そのため、コイルばね109による付勢力によるカートリッジフレーム25に対する反作用を、保持部材20を介して、隔壁111が受け止めることができる。
その結果、カートリッジフレーム25を確実に隔壁111に固定しながら、図3に示すように、コイルばね109の付勢力を、現像ローラ26に確実に作用させることができる。従って、コイルばね109は、現像ローラ26を感光ドラム21に向けて、確実に付勢でき、現像ローラ26と感光ドラム21との相対的な位置決め精度のさらなる向上を図ることができる。
(12)また、保持部材20は、カートリッジフレーム25を下側から支えるように配置されている。そのため、コイルばね109の付勢力が、現像ローラ26に確実に作用するので、現像ローラ26を感光ドラム21に向けて確実に付勢することができる。
また、保持部材20は、現像カートリッジ16の本体ケーシング2に対する着脱をガイドしている。
そのため、現像カートリッジ16の円滑な着脱動作を確保できるので、現像ローラ26や現像器24が、感光ドラム21に接触することを抑制できる。その結果、感光ドラム21の損傷を抑制できる。
(13)また、図1に示すように、ベルトユニット34および感光ドラム21の下側に、複数(4つ)の現像カートリッジ16が配置されている。これにより、ドラムクリーナー23およびベルトクリーナー40が、廃トナー収容部31よりも上方に配置されている。
そのため、ベルト廃トナー搬送パイプ70およびドラム廃トナー搬送パイプ96により、廃トナーを廃トナー収容部31に向けて搬送する場合、重力を利用できる。その結果、廃トナーを安定して、廃トナー収容部31に搬送することができる。
1 カラープリンタ
2 本体ケーシング
16現像カートリッジ
20保持部材
21感光ドラム
23ドラムクリーナー
24現像器
25カートリッジフレーム
26現像ローラ
29トナー収容部
31廃トナー収容部
32現像器収容部
38中間転写ベルト
40ベルトクリーナー
54ドラム貯留部
55ドラム掻き取りブレード
65ベルト回収部
68ベルト貯留部
70ベルト廃トナー搬送パイプ
78カートリッジ側挿入部
79ベルト廃トナー排出口
83搬送パイプ側シャッタ
96ドラム廃トナー搬送パイプ
99ドラム挿入部
100 ドラム廃トナー受入口
101 パイプ側シャッタ
109 コイルばね

Claims (12)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に回転可能に支持される感光ドラムと、
    前記感光ドラムが前記装置本体に支持された状態において、前記装置本体に対して、着脱可能に装着される現像カートリッジと、を備え、
    前記現像カートリッジは、
    前記装置本体に装着された状態において、前記感光ドラムと対向配置され、前記感光ドラムに現像剤を供給するための現像ローラと、現像剤を収容するための現像剤収容部とを備える現像器と、
    廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部を備え、前記現像器を相対移動可能に収容する筐体と、を備え、
    前記筐体は、前記現像ローラに対して前記感光ドラムの反対側に配置され、
    前記筐体と前記現像器との間には、前記現像ローラを前記感光ドラムに向けて付勢する付勢部材が設けられることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記感光ドラムの表面から廃現像剤を除去して回収するドラム回収部と、前記ドラム回収部で回収された廃現像剤を貯留するためのドラム貯留部とを備えるドラム回収ユニットと、
    一端部が前記廃現像剤収容部に接続され、他端部が前記ドラム貯留部に接続され、前記ドラム貯留部から前記廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するためのドラム搬送部材と、を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ドラム搬送部材は、
    一端部が、前記廃現像剤収容部における前記感光ドラムの軸線方向一方側端部に接続され、他端部が、前記ドラム貯留部における前記軸線方向一方側端部に接続されていることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ドラム搬送部材は、
    前記一端部または前記他端部の少なくともいずれか一方に、前記廃現像剤収容部または前記ドラム貯留部の少なくともいずれか一方との接続を解除可能に構成されるドラム分離部を有し、
    前記ドラム分離部は、
    ドラム開口部と、前記ドラム開口部を開閉可能なドラムシャッタとを有し、
    前記ドラム開口部は、
    前記前記ドラム分離部と前記廃現像剤収容部または前記ドラム貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態において、前記ドラムシャッタにより閉鎖されることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光ドラムと対向配置される無端状のベルトと、
    前記ベルト上から廃現像剤を除去して回収するベルト回収部と、前記ベルト回収部で回収された廃現像剤を貯留するためのベルト貯留部とを備えるベルト回収ユニットと、
    一端部が前記廃現像剤収容部に接続され、他端部が前記ベルト貯留部に接続され、前記ベルト貯留部から前記廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するためのベルト搬送部材と、を備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ベルト搬送部材は、
    前記一端部または前記他端部の少なくともいずれか一方に、前記廃現像剤収容部または前記ベルト貯留部の少なくともいずれか一方との接続を解除可能に構成されるベルト分離部を有し、
    前記ベルト分離部は、
    ベルト開口部と、前記ベルト開口部を開閉可能なベルトシャッタとを有し、
    前記ベルト開口部は、
    前記ベルト分離部と前記廃現像剤収容部または前記ベルト貯留部の少なくともいずれか一方との接続が解除された状態において、前記ベルトシャッタにより閉鎖されることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記感光ドラムと対向配置される無端状のベルトと、
    前記ベルト上から廃現像剤を除去して回収するベルト回収部と、前記ベルト回収部で回収された廃現像剤を貯留するためのベルト貯留部とを備えるベルト回収ユニットと、
    一端部が前記廃現像剤収容部に接続され、他端部が前記ベルト貯留部に接続され、前記ベルト貯留部から前記廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するためのベルト搬送部材と、を備え、
    前記ベルト搬送部材は、
    一端部が、前記廃現像剤収容部における前記感光ドラムの軸線方向他方側端部に接続され、他端部が、前記ベルト貯留部における前記軸線方向他方側端部に接続されることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  8. 前記筐体は、前記現像カートリッジを前記装置本体に対して着脱するための把持部を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記感光ドラムは、複数色に対応して複数設けられ、前記感光ドラムの軸線方向と直交する方向に互いに間隔を隔てて並列配置され、
    前記現像カートリッジは、前記複数の感光ドラムのそれぞれに対応して、複数設けられ、
    前記装置本体には、前記複数の感光ドラムの上側において、前記複数の感光ドラムと対向配置される無端状のベルトが設けられ、
    前記現像カートリッジの前記装置本体に対する着脱方向が、前記感光ドラムの軸線方向と同一方向であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記装置本体には、前記現像カートリッジが前記装置本体に対して装着された状態において、前記筐体を、前記装置本体に対して固定する保持部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記保持部材は、前記筐体に対して、前記付勢部材の反対側に配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記保持部材は、前記筐体を下側から支えるように構成され、前記現像カートリッジの前記装置本体に対する着脱をガイドすることを特徴とする、請求項10または11に記載の画像形成装置。
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