JP6645242B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置(プリンター、複写機、ファクシミリ等)は、帯電した感光体ドラム(像担持体)に対して、画像データに基づくレーザー光を照射(露光)することにより静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムへ現像装置よりトナーを供給することにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。さらに、このトナー像を直接または間接的に用紙に転写させた後、定着ニップで加熱、加圧して定着させることにより用紙にトナー像を形成する。
このような画像形成装置における感光体ドラムの表面には、用紙に転写されずに残留したトナー、現像装置内のトナーをリフレッシュするためのリフレッシュパッチに用いられるトナーおよび用紙の紙粉等の異物が付着するので、感光体ドラムの表面における異物をクリーニングするクリーニング装置が一般に知られている。
例えば、特許文献1に記載のクリーニング装置は、感光体ドラムをクリーニングするためのクリーニングローラーおよびクリーニングブレードを備えている。クリーニングブレードは、クリーニングローラーよりも感光体ドラムの回転方向下流側に配置されており、クリーニングローラーでクリーニングしきれなかった異物を掻き取っている。
特開2014−2344号公報
ところで、このようなクリーニング装置において、クリーニングブレードで掻き取りきれなかった場合に備えて、クリーニングブレードよりも、上記回転方向の下流側に異物を掻き取るためのシール部材を備えた構成が考えられる。図1は、シール部材を備えたクリーニング装置を示す図である。
図1に示すように、クリーニング装置215は、感光体ドラム213の回転方向の上流側から順に、クリーニングローラー215Aと、クリーニングブレード215Bと、シール部材215Cとを備えている。シール部材215Cは、感光体ドラム213に当接することによりクリーニングブレード215Bで掻き取りきれなかった異物Gを掻き取るように構成されている。
しかしながら、シール部材215Cで掻き取られた異物Gは、感光体ドラム213の回転により発生する層流Wにより、上方向に向けて飛散する。クリーニング装置215の内側の空間は、層流Wを押し返すような風力等が生じていないので、層流Wの発生部分よりも圧力損失が小さい。そのため、飛散した異物Gは、層流Wの流れに乗ってクリーニング装置215の内側の空間に向けて流れて、その後落下する。
そして、異物Gの落下地点にクリーニングブレード215Bがあった場合、クリーニングブレード215Bが、感光体ドラム213の帯電電位により誘電していることから、落下してきた異物Gを電気的に吸着してしまう。このようにクリーニングブレード215Bが落下してきた多くの異物Gを吸着してしまうと、感光体ドラム213の表面に再度異物Gが付着してしまい、ひいては画像不良が発生してしまうおそれがあった。
本発明の目的は、像担持体を適切にクリーニングすることが可能な画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
像担持体と、
記像担持体上の異物をクリーニングする第1クリーニング部材と、
前記第1クリーニング部材よりも前記像担持体の回転方向の下流側に配置され、前記像担持体上の異物をクリーニングする第2クリーニング部材と、
前記像担持体の回転方向における前記第1クリーニング部材と前記第2クリーニング部材の間に配置され、前記第2クリーニング部材がクリーニングした異物が前記第1クリーニング部材に向けて飛散するのを抑制する飛散抑制部材と、
を備え
前記第2クリーニング部材と前記像担持体との当接位置と、前記飛散抑制部材の前記当接位置に対して最も近い位置と、からなる第1距離は、前記第2クリーニング部材の前記像担持体から最も離れた位置と前記飛散抑制部材とからなる第2距離よりも短い
本発明によれば、像担持体を適切にクリーニングすることができる。
シール部材を備えたクリーニング装置を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 本実施の形態に係るドラムクリーニング装置を示す図である。 変形例1に係るドラムクリーニング装置の第2シール部材部分の拡大図である。 変形例2に係るドラムクリーニング装置の第2シール部材部分の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。図3は、本実施の形態に係る画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図2,3に示す画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した直接転写方式のモノクロ画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム213上に形成されたK成分(ブラック)のトナー像を用紙に直接転写することにより画像を形成する。
図2,3に示すように、画像形成装置1は、画像読取部11、操作表示部12、画像処理部13、画像形成部20、給紙部14、排紙部15、用紙搬送部16および制御部17を備える。
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)171、ROM(Read Only Memory)172、RAM(Random Access Memory)173等を備える。CPU171は、ROM172又は記憶部182から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM173に展開し、展開したプログラムと協働して、画像形成装置1の各ブロックの動作を集中制御する。
通信部181は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを有する。
記憶部182は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。記憶部182には、例えば各ブロックの動作を制御する際に参照されるルックアップテーブルが格納される。
制御部17は、通信部181を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部17は、例えば、外部の装置から送信されたページ記述言語(PDL:Page Description Language)による画像データ(入力画像データ)を受信し、これに基づいて用紙に画像を形成させる。
画像読取部11は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置111及び原稿画像走査装置112(スキャナー)等を備える。
自動原稿給紙装置111は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置112へ送り出す。自動原稿給紙装置111により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像(両面を含む)を連続して読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置112は、自動原稿給紙装置111からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部11は、原稿画像走査装置112による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部13において所定の画像処理が施される。
操作表示部12は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部121及び操作部122として機能する。表示部121は、制御部17から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部122は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部17に出力する。
画像処理部13は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部13は、制御部17の制御下で、階調補正データに基づいて階調補正を行う。また、画像処理部13は、入力画像データに対して、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部20が制御される。
画像形成部20は、入力画像データに基づいて、K成分のトナーによるトナー像を形成するためのトナー像形成部21、トナー像形成部21により形成されたトナー像を用紙に転写する転写部22、及び用紙に転写されたトナー像を定着する定着部23等を備える。
トナー像形成部21は、露光装置211、帯電装置212、感光体ドラム213、現像装置214及びドラムクリーニング装置300等を備える。感光体ドラム213は、本発明の「像担持体」に対応する。
感光体ドラム213は、例えばアルミニウム製の導電性円筒体(アルミ素管)の周面に、アンダーコート層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)を順次積層した負帯電型の有機感光体(OPC:Organic Photo-conductor)である。
帯電装置212は、例えばスコロトロン帯電装置やコロトロン帯電装置等のコロナ放電発生器で構成される。帯電装置212は、コロナ放電によって感光体ドラム213の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置211は、例えば複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が直線状に配列されたLEDアレイ等で構成される。露光装置211は、制御部17によって制御されることにより、LEDアレイに所定の駆動電流が流れ、特定のLEDが発光する。
露光装置211は、感光体ドラム213に対してモノクロ画像に対応する光を照射する。光の照射を受けて感光体ドラム213の電荷発生層で発生した正電荷が電荷輸送層の表面まで輸送されることにより、感光体ドラム213の表面電荷(負電荷)が中和される。これにより、感光体ドラム213の表面には、周囲との電位差により静電潜像が形成される。
現像装置214は、K成分の現像剤(例えばトナーと磁性キャリアーとからなる二成分現像剤)を収容する。現像装置214は、感光体ドラム213の表面にK成分のトナーを付着させることにより、静電潜像を可視化してトナー像を形成する。具体的には、現像ローラー(現像剤担持体)に現像バイアスが印加され、感光体ドラム213と現像ローラーとの間に電界が形成される。
ドラムクリーニング装置300は、感光体ドラム213の表面に摺接されるドラムクリーニングブレード等を有し、転写後に感光体ドラム213の表面に残存する転写残トナーを除去する。
転写部22は、転写ベルト221、転写ローラー222及び複数の支持ローラー223等を備える。
転写ベルト221は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー223にループ状に張架される。複数の支持ローラー223のうちの少なくとも一つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。駆動ローラーが回転することにより、転写ベルト221が走行し、一定速度で用紙が搬送される。
転写ローラー222は、感光体ドラム213に対向して、転写ベルト221の内周面側に配置される。転写ベルト221を挟んで、転写ローラー222が感光体ドラム213に圧接されることにより、感光体ドラム213から用紙へトナー像を転写するための転写ニップが形成される。
用紙が転写ニップを通過する際、感光体ドラム213上のトナー像が用紙に転写される。具体的には、転写ローラー222に、図示しないバイアス印加部により転写バイアスを印加し、用紙の裏面側、つまり、転写ベルト221と当接する側にトナーと逆極性の電荷(正電荷)を付与することにより、トナー像は用紙に静電的に転写される。トナー像が転写された用紙は定着部23に向けて搬送される。
定着部23は、用紙の定着面、つまり、トナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部231、用紙の裏面、つまり、定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部232及び定着面側部材を加熱する加熱源233等を備える。
トナー像が転写され、通紙経路に沿って搬送されてきた用紙は、定着部23を通過する際に加熱、加圧される。これにより、用紙にトナー像が定着する。
給紙部14は、給紙トレイ部141及び手差し給紙部142を有する。給紙トレイ部141には、坪量やサイズ等に基づいて識別された枚葉紙(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された紙種ごとに収容される。給紙部14は、給紙トレイ部141又は手差し給紙部142から給紙された用紙を用紙搬送部16に送り込む。
排紙部15は、排紙ローラー部151等を有し、用紙搬送部16から送出された用紙を機外に排紙する。用紙搬送部16は、主搬送部161、スイッチバック搬送部162及び裏面印刷用搬送部163等を備える。
給紙部14から給紙された用紙は、主搬送部161によって画像形成部20に搬送される。そして、用紙が転写ニップを通過する際、感光体ドラム213上のトナー像が用紙の第1面(表面)に一括して転写され、定着部23において定着処理が施される。画像が形成された用紙は、排紙部15により機外に排紙される。用紙の両面に画像を形成する場合、第1面に画像が形成された用紙はスイッチバック搬送部162に送出され、裏面印刷用搬送部163を通って主搬送部161に戻ることにより反転されて、第2面(裏面)に画像が形成される。
次に、ドラムクリーニング装置300の詳細について説明する。図4は、本実施の形態に係るドラムクリーニング装置300を示す図である。
図4に示すように、ドラムクリーニング装置300は、筐体301と、筐体301内に設けられたブラシローラー302、回収ローラー303、スクレイパー304、第1シール部材305、搬送部材306、クリーニングブレード307、第2シール部材308および飛散抑制部材309とを備えている。
クリーニングブレード307は、本発明の「第1クリーニング部材」に対応し、第2シール部材308は、本発明の「第2クリーニング部材」に対応する。
ブラシローラー302は、感光体ドラム213上の異物をクリーニングする部材であり、感光体ドラム213の表面に接触している。ブラシローラー302は、回転することで表面に植毛された図示しない繊維部材により感光体ドラム213の表面に付着したトナーや紙粉等の異物を掻き取って保持する。
回収ローラー303は、金属製のローラーであり、ブラシローラー302の表面に感光体ドラム213とは異なる位置で接触している。回収ローラー303は、電圧が印加されることにより、ブラシローラー302が保持した異物を電気的に移動させて回収する。
スクレイパー304は、筐体301内の適宜な位置から延設されており、先端が回収ローラー303に接触している。回収ローラー303が回転することで、回収ローラー303上の異物がスクレイパー304により掻き取られる。
第1シール部材305は、ブラシローラー302よりも感光体ドラム213の回転方向(以下、単に「回転方向」という)の上流側である筐体301の下端部に配置されている。第1シール部材305は、筐体301の下端部から回転方向に沿った方向に延びて感光体ドラム213の表面に接触することで、筐体301と感光体ドラム213の隙間を埋めている。これにより、当該隙間からブラシローラー302およびスクレイパー304により掻き取られた異物が筐体301外に漏れるのを抑制する。
搬送部材306は、ブラシローラー302、回収ローラー303およびスクレイパー304の下方に配置されており、ブラシローラー302およびスクレイパー304等により掻き取られて落下した異物を筐体301の脇に設けられた廃トナー収容部等に向けて搬送する。
クリーニングブレード307は、感光体ドラム213上の異物をクリーニングするゴム製のブレードであり、ブラシローラー302よりも回転方向の下流側の適宜な位置から回転方向に逆らう方向に延びている。クリーニングブレード307は、感光体ドラム213の表面に先端が接触することで、ブラシローラー302で掻き取りきれなかった異物を掻き取る。
第2シール部材308は、感光体ドラム213上の異物をクリーニングするゴム製のブレードであり、クリーニングブレード307よりも回転方向の下流側である筐体301の上端部から回転方向に逆らう方向、つまり、下方に延びている。第2シール部材308は、感光体ドラム213の表面に先端が接触することで、クリーニングブレード307で掻き取りきれなかった異物を掻き取る。
クリーニングブレード307が掻き取りきれなかった異物は、感光体ドラム213に付着した状態で帯電装置212(図2参照)の位置まで到達した場合、装置の電源がOFFとなって数時間放置されると、周囲の湿度を吸って感光体ドラム213の表面に吸着した状態となる。この状態で再度装置の電源をONにすると、感光体ドラム213の表面に吸着した異物の影響で放電ムラが発生し画像不良となってしまう。そのため、本実施の形態では、第2シール部材308により、クリーニングブレード307が掻き取りきれなかった異物を掻き取ることで上記のような問題が発生するのを抑制している。
飛散抑制部材309は、板状に形成されており、回転方向におけるクリーニングブレード307よりも下流側であって、第2シール部材308よりも上流側に配置されている。
具体的には、飛散抑制部材309は、筐体301の第2シール部材308が配置された部分の裏側の位置から下方における感光体ドラム213の表面に接触しない位置まで延びている。このため、第2シール部材308が感光体ドラム213の表面を掻き取る部分の上方における、飛散抑制部材309と第2シール部材308との間には、所定の空間Sが形成されている。
この空間Sに、感光体ドラム213の回転により発生する層流Wにより飛散した異物が入り込むことで、飛散抑制部材309は、当該飛散した異物がクリーニングブレード307側に向かうのを抑制する。
飛散抑制部材309は、感光体ドラム213の軸方向(以下、単に「軸方向」という。)における長さが、第2シール部材308の軸方向における長さ以上となっている。また、第2シール部材308の軸方向における長さは、感光体ドラム213の軸方向における長さと同じになっている。そのため、感光体ドラム213の全域において第2シール部材308が掻き取った異物がクリーニングブレード307側に向かうのを抑制することが可能となる。
また、飛散抑制部材309は、金属等の導電性を有する材料から構成されており、電気的に接地されている。第2シール部材308は、感光体ドラム213に接触することで誘電されているので、飛散抑制部材309も、その影響を受けて帯電状態となる。そして、飛散抑制部材309は、帯電された第2シール部材308とは逆電位に誘電される。
そのため、飛散抑制部材309が電気的に接地されることで、空間Sに入り込んだ異物のうち飛散抑制部材309の帯電電位とは逆電位に帯電した異物を吸着することが可能となる。また、飛散抑制部材309の帯電電位と同じ電位に帯電した異物は、第2シール部材308に吸着される。
以上のように構成されたドラムクリーニング装置300の作用効果について説明する。
ドラムクリーニング装置300では、ブラシローラー302およびクリーニングブレード307で掻き取れなかった異物を、第2シール部材308で掻き取る。第2シール部材308で掻き取った異物は、帯電した感光体ドラム213の表面電位の影響により誘電された第2シール部材308の部分に吸着され、当該部分に溜まっていく。
ところで、感光体ドラム213の回転により発生する層流Wの影響により、第2シール部材308の部分に吸着された異物が上方に飛散する。本実施の形態では、第2シール部材308と感光体ドラム213の接触部分の上方に空間Sがあることから、飛散した異物が空間Sに入り込む。そして、空間Sに入り込んだ異物が、筐体301の内側に向けて流れようとしても、第2シール部材308の上流側に位置する飛散抑制部材309にブロックされる。
これにより、当該異物がクリーニングブレード307側に向かうのが抑制されるので、クリーニングブレード307等に落下して再度感光体ドラム213に付着するのを抑制することができ、ひいては画像不良が発生するのを抑制することができる。すなわち、感光体ドラム213を適切にクリーニングすることができる。
また、飛散抑制部材309が導電性を有する材料から構成され、電気的に接地されているので、感光体ドラム213の電位の影響により、第2シール部材308を介して帯電状態となる。そのため、空間Sに入り込んだ異物のうち、飛散抑制部材309の帯電電位とは逆電位に帯電した異物を吸着することができるので、空間Sに入り込んだ異物が空間Sの下方の感光体ドラム213の表面に落下するのを抑制することができる。
また、飛散抑制部材309の軸方向の長さが、第2シール部材308の軸方向の長さと同じであるので、感光体ドラム213の軸方向全域にわたる異物がクリーニングブレード307側に向かうのを抑制することができる。
次に、変形例1について説明する。図5は、変形例1に係るドラムクリーニング装置300の拡大図である。
図5に示すように、この構成におけるドラムクリーニング装置300は、図4の実施の形態における飛散抑制部材309とは異なる構成を有する飛散抑制部材310を備えている。飛散抑制部材310は、第1部分310Aと、第2部分310Bと、第3部分310Cとを有している。
第1部分310Aは、第2シール部材308と平行になるように筐体301に固定された部分から下方に延びている。
第2部分310Bは、第1部分310Aの下端から下方に向かうにつれ第2シール部材308に近づくように傾斜している。
第3部分310Cは、第2シール部材308と平行になるように第2部分310Bの下端から下方における感光体ドラム213の表面に接触しない位置まで延びている。
このように構成されることで、飛散抑制部材310の第3部分310Cと第2シール部材308との第1距離L1が、飛散抑制部材310の第1部分310Aと第2シール部材308との第2距離L2よりも小さくなっている。
つまり、第2シール部材308と感光体ドラム213との当接位置と、飛散抑制部材310の当該当接位置に対して最も近い位置と、からなる第1距離L1は、第2シール部材308の感光体ドラム213から最も離れた位置と飛散抑制部材310とからなる第2距離L2よりも短くなっている。
これにより、空間Sの入り口部分が狭くなっているので、当該部分における層流の勢いを大きくすることができる。そのため、勢いよく空間S内に異物を送り込むことができる。また、空間Sの奥の方が広くなっているので、奥に行くほど層流の勢いが弱くなり、空間S内に異物を滞留させやすくすることができる。
次に、変形例2について説明する。図6は、変形例2に係るドラムクリーニング装置300の拡大図である。
図6に示すように、この構成におけるドラムクリーニング装置300は、図4および図5に示す飛散抑制部材309,310とは異なる構成を有する飛散抑制部材311を備えている。
飛散抑制部材311は、第1部分311Aと、第2部分311Bと、第3部分311Cと、第4部分311Dとを有している。第1部分311A、第2部分311Bおよび第3部分311Cは、図5に示す飛散抑制部材310の第1部分310A、第2部分310Bおよび第3部分310Cと略同じ構成である。
第1部分311Aは、筐体301の第2シール部材308を保持する第1保持部301Aの面と対向する面から突出する第2保持部301Bに保持されている。第2保持部301Bは、第1保持部301Aの下端よりも上側に位置している。第1部分311A、第2保持部301Bおよび第1保持部301Aで囲まれた部分は、空間Sと繋がっており、当該部分には、通気部材312が設けられている。
通気部材312は、通気性を有しており、筐体301の側壁の適宜な位置に設けられている。通気部材312は、空間S内に入り込んだ層流を通気することで、層流の流れをより空間Sの奥の方に導くことが可能となる。
なお、通気部材312に代えて導電性を有する材料から構成された部材にしても良い。当該部材は、飛散抑制部材311の帯電の影響により帯電するので、電気的に接地させることで、当該部材に異物を吸着させることが可能となる。
第3部分311Cの下端は、図5の構成よりもさらに下方に延びており、当該下端と、感光体ドラム213の表面との第3距離L3が、第3部分311Cと、第2シール部材308との第1距離L1よりも小さくなっている。
つまり、飛散抑制部材311の感光体ドラム213に対して最も近い位置と感光体ドラム213とからなる第3距離L3は、第2シール部材308と感光体ドラム213の当接位置と、飛散抑制部材311の当該当接位置に対して最も近い位置との距離である第1距離L1よりも狭くなっている。これにより、感光体ドラム213の回転により発生する層流の勢いを、第3部分311Cの下端および感光体ドラム213との間の部分で大きくすることが可能となる。
第4部分311Dは、空間S内において、第2部分311Bと第3部分311Cの接続部分から上方に延びている。この第4部分311Dが仕切りとなることで、第4部分311Dと第2部分311Bとで形成された部分が、空間S内に入り込んだ異物を回収することが可能な回収部S1となっている。
第4部分311Dの上端と、筐体301の第1保持部301Aの下端との間の部分は、回収部S1の異物が入るための回収口となっており、当該回収口は、空間Sにおける異物の流路上に位置している。
第1距離L1の延在方向と軸方向とに垂直な方向における回収部S1の回収口の間隔である、第4部分311Dの上端と、筐体301の第1保持部301Aの下端との第4距離L4は、第1距離L1より長く、第2距離L2よりも短くなっている。これにより、奥に行くほど空間Sが広くなっていくので、空間S内に入り込んだ層流の勢いが奥に行くほど弱められる。空間S内で異物を滞留させ、回収部S1内において異物を回収しやすくすることができる。
このような構成によれば、感光体ドラム213の回転により発生する層流の勢いを、第3部分311Cの下端および感光体ドラム213との間の部分で大きくできるので、勢いよく空間S内に異物を入れることができる。
また、通気部材312が層流を通気することで、層流に乗った異物をより空間Sの奧の方に導きやすくすることができる。
また、空間Sの奥に行くほど層流の勢いが弱められるので、より空間S内で異物を滞留させ、空間Sから異物が逆流するのを抑制することができるとともに、その他の部位へ異物が飛散するのを抑制することができる。
また、回収部S1により、空間S中の異物を回収するので、異物が空間Sの下方に落下するのを抑制することができる。
また、回収部S1の入口部分が第1距離L1より広く、第2距離L2より狭いので、回収部S1近傍で、異物を滞留させやすくできるので、回収部S1での回収効率を向上させることができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、画像形成装置を含む複数のユニットで構成される画像形成システムに適用できる。複数のユニットには、例えば後処理装置、ネットワーク接続された制御装置等の外部装置が含まれる。
1 画像形成装置
300 ドラムクリーニング装置
302 ブラシローラー
307 クリーニングブレード
308 第2シール部材
309 飛散抑制部材

Claims (7)

  1. 像担持体と、
    記像担持体上の異物をクリーニングする第1クリーニング部材と、
    前記第1クリーニング部材よりも前記像担持体の回転方向の下流側に配置され、前記像担持体上の異物をクリーニングする第2クリーニング部材と、
    前記像担持体の回転方向における前記第1クリーニング部材と前記第2クリーニング部材の間に配置され、前記第2クリーニング部材がクリーニングした異物が前記第1クリーニング部材に向けて飛散するのを抑制する飛散抑制部材と、
    を備え
    前記第2クリーニング部材と前記像担持体との当接位置と、前記飛散抑制部材の前記当接位置に対して最も近い位置と、からなる第1距離は、前記第2クリーニング部材の前記像担持体から最も離れた位置と前記飛散抑制部材とからなる第2距離よりも短い、
    画像形成装置。
  2. 前記像担持体の軸方向において、前記飛散抑制部材の長さは、前記第2クリーニング部材の長さ以上である、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記飛散抑制部材は、所定方向に延びており、
    前記飛散抑制部材の前記像担持体に対して最も近い位置から、前記像担持体における前記最も近い位置の前記所定方向の延長線上の位置までの距離である、第3距離は、前記第1距離よりも短い、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記飛散抑制部材は、前記飛散抑制部材と前記第2クリーニング部材との間の空間内に、前記第2クリーニング部材がクリーニングした異物を回収する回収部を有する、
    請求項1〜の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記回収部の前記異物が回収されるための回収口は、前記空間における、前記第2クリーニング部材がクリーニングした異物の流路上に位置し、
    前記回収口の間隔は、前記第2クリーニング部材と前記像担持体との当接位置と、前記飛散抑制部材の前記当接位置に対して最も近い位置と、からなる第1距離よりも長く、前記第2クリーニング部材の前記像担持体から最も離れた位置と前記飛散抑制部材とからなる第2距離よりも短い、
    請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記飛散抑制部材と前記第2クリーニング部材との間の空間内に、前記像担持体が回転することで発生する層流を通気する通気部材を備える、
    請求項1〜の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記飛散抑制部材は、導電性を有する材料から構成され、電気的に接地されている、
    請求項1〜の何れか1項に記載の画像形成装置。
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