JP2008292700A - 画像形成装置 - Google Patents

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晃 又吉
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Abstract

【課題】クリーニング性能の低下を招くことなく像担持体上の残留トナーを取り除くことが可能なクリーニング装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像情報に応じて形成されたトナー像が担持される転写ベルト125と、この転写ベルト125の像担持面に対向配置され、像担持面に残留した残留トナーを清掃して取り除くベルトクリーニング装置30とを有するプリンタ10において、ベルトクリーニング装置30は、残留トナーと逆極性のバイアスが印加されることにより像担持面から残留トナーを電気的に取り除く主クリーニング部材40と、この主クリーニング部材40の直上流側に設けられた、事前に像担持面に当接される補助クリーニング部材50とを有し、補助クリーニング部材50は、課電系統およびアース系統から電気的に切り離されたフローティング状態とされている。
【選択図】図7

Description

本発明は、転写ベルト等の像担持体の像担持面に対向配置され、当該像担持面に残留した残留トナーを清掃して清浄化するクリーニング装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1および特許文献2に記載されているような、像担持体としての転写ベルトに残留した残留トナーを取り除いて清浄化するクリーニング装置が設けられた画像形成装置が知られている。
特許文献1に記載のクリーニング装置は、トナーが帯電している静電気と逆の極性のバイアスが印加される回転可能なクリーニング部材と、このクリーニング部材の上流側に設けられ周面が転写ベルトの表面と当接するアースされた前処理部材とを備えている。
かかるクリーニング装置によれば、前処理部材は、単にアースされただけの構成であるため、構造が極めて簡単で装置コストの低減化に寄与しつつ、前処理部材によりバイアスが印加されたと同等の作用効果が得られるばかりか、前処理部材とクリーニング部材とが静電気的に互いに干渉し合わないため両者を近接配置することができ、装置のコンパクト化に貢献することができると説明されている(特許文献1の段落〔0013〕参照)。
これに対し特許文献2に記載のクリーニング装置は、クリーニング部材(特許文献2ではクリーニングユニット)の上流側に、転写ベルト上のトナーの極性を変えることなく電荷量を低減させるトナー電荷量低減手段としてのコロトロンが設けられ、このコロトロンからの逆極性のバイアス印加で残留トナーの電荷量を低減させるようになされている。
特開2005−250411号公報 特許第2954812号公報
ところで、特許文献1および特許文献2のクリーニング装置にあっては、いずれも転写ベルト上の残留トナーの電荷を強制的に変化させてしまうものであるため、この電荷量の強制的な変化が残留トナーのクリーニング処理に対して必ずしも好影響を与えるものであるとは限らず、逆にクリーニング性能を低下させてしまうこともあるという問題点を有している。
本発明は、従来のかかる問題点を解消するためになされたものであり、クリーニング性能の低下を招くことなく像担持体上の残留トナーを取り除くことが可能なクリーニング装置を備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、画像情報に応じて形成されたトナー像が担持される像担持体と、前記像担持体の像担持面に対向配置され、像担持面に残留した残留トナーを清掃して取り除くクリーニング装置とが備えられ、前記クリーニング装置は、残留トナーと逆極性のバイアスが印加されることにより前記像担持面から残留トナーを電気的に取り除く主クリーニング部材と、前記主クリーニング部材に対し前記像担持面の移動方向の直上流側に設けられ、前記像担持面に当接される補助クリーニング部材とを有し、前記補助クリーニング部材は、課電系統およびアース系統から電気的に切り離されたフローティング状態とされていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、主クリーニング部材の上流側に設けられた補助クリーニング部材は、当該補助クリーニング部材に強制的にバイアスを印加する課電系統および当該クリーニング部材に強制的にアース処理を施すアース系統から電気的に切り離された、いわゆるフローティング状態とされているため、像担持体上に残留した残留トナーは、電気的に変化がなく、かつ、補助クリーニング部材との摺接により像担持体から浮き上がって取り除かれ易くなった状態で主クリーニング部材へ向かわされるため、主クリーニング部材によるバイアスにより効果的に取り除かれる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記補助クリーニング部材は、前記像担持面を清拭するブラシを備えていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、像担持体の表面に付着した残留トナーは、クリーニング部材のブラシに清拭されることにより像担持体の表面から効果的に浮かされる。
請求項3記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記ブラシは、所定の絶縁材を介して金属製支持部材に取り付けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、ブラシは、絶縁体を介して金属製支持部材に取り付けられていることにより電気的に確実にフローティング状態になる。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明において、前記ブラシは、前記像担持面に担持されているトナー像の帯電極性と同一の極性に帯電する材料により形成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、ブラシが像担持体と摺接することにより当該ブラシに静電気が帯電しても、この静電気は残留トナーと同一の極性になるため、残留トナーが像担持体からブラシに移ることが確実に防止され、これによってブラシの内部に残留トナーが溜まって清掃能力が低下することが防止される。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記補助クリーニング部材は、自重で前記像担持面に当接されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、クリーニング部材を付勢部材の付勢力等により強制的に像担持体に当接させる必要がなくなり、その分、クリーニング部材の部品点数の削減および構造の簡素化に貢献する。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記像担持体は、テンションローラを含む複数のローラに張設された転写ベルトであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、像担持体として転写ベルトを採用することにより、当該転写ベルトを異なる色のトナーを使用する複数の感光体ドラムに対応させることが可能になり、これによって画像形成装置をカラー印刷用のものにすることができる。
そして、転写ベルトは、駆動開始時や駆動終了時等において、力の加わり方が急激に変化することでテンションベルトが揺動し、これによって周回方向と直交する方向に振動することがあるが、特に補助クリーニング部材をその自重で転写ベルトに当接させるようにしておくことにより、補助クリーニング部材は、転写ベルトに対する当接力を大きく変えない状態で当該転写ベルトの振動に容易に追随することができ、転写ベルトの表面に常に適正な清浄化処理を施す上で有効である。
本発明に係る画像形成装置によれば、像担持体の表面に付着した残留トナーを効果的に取り除くべく、主クリーニング部材の上流側に設けられた補助クリーニング部材は、課電系統やアース系統等の電気系統から切り離されたフローティング状態とされているため、像担持体上に残留した残留トナーは、電気的に著しい変化がない状態で補助クリーニング部材との摺接により像担持体から取り除かれ易くなった状態になるとともに、主クリーニング部材での電気的な吸着除去に適した極性を維持したままの状態(ときには補助クリーニング部材との摺接により積極的に主クリーニング部材での電気的な吸着除去に適した極性に変化させられた状態)となり、この状態で主クリーニング部材へ向かわされるため、当該残留トナーを主クリーニング部材においてバイアスによって確実に取り除くことができる。
従って、本発明は、装置コストの高騰を抑えつつ像担持体上に残留トナーが存在しないようにクリーニングする上で極めて有効である。
まず、本発明に係るベルト用クリーニング装置が適用されたプリンタの内部構造の概要について図1を基に説明する。図1は、プリンタの内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。図1に示すように、本実施形態のプリンタ(画像形成装置)10は、箱形を呈した装置本体11内にコンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙Pを貯留する用紙貯留部14とが内装されているとともに、当該装置本体11の上部に定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部15が形成されることによって基本構成されている。
前記装置本体11の上面適所には、用紙Pの出力条件等を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。この操作パネルには、図略の電源キーやスタートボタン、さらには出力条件を入力するための各種のキー等が設けられている。
前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右方)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナー(現像剤)を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット12Kとが備えられている。
そして、前記各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121および現像装置122がそれぞれ備えられている。感光体ドラム121は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像(可視像)を形成させるためのものである。そして、各感光体ドラム121は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置122からトナーの供給を受ける。各現像装置122には、装置本体11の前面側(図1の紙面の表側)に配設された図略のトナーカートリッジからトナーが補給される。
なお、本実施形態においては、現像剤としてトナーとキャリアとからなる、いわゆる2成分系のものが採用されている。トナーは、着色剤、電荷制御剤およびワックス等の添加剤をバインダー樹脂中に分散させた粒径が6〜12μmの微粉体である。これに対してキャリアは、磁鉄鉱(Fe)等の粒径が60〜200μmの磁性粒子であり、トナーを帯電させるために使用される。そして、トナーは、図略のトナーカートリッジから現像装置122に適宜補給される消耗品であるのに対し、キャリアは、予め所定量が現像装置122内に装填されており、消耗することなく循環使用されるのが一般的である。
各感光体ドラム121の直下位置には帯電装置123がそれぞれ設けられているとともに、各帯電装置123のさらに下方位置には露光装置124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、前記帯電装置123によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射されることにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。このような静電潜像に現像装置122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
各感光体ドラム121の上方位置には、往ベルト(感光体ドラム121に当接している側のベルト)が当該各感光体ドラム121に当接するように、図1における左側の駆動ローラ125aと同右側の従動ローラ125bとの間に張設された転写ベルト(像担持体)125が設けられている。この転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
また、本実施形態においては、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間であって、従動ローラ125b側へ寄った位置にテンションローラ125cが設けられている。このテンションローラ125cは、転写ベルト125に張力を与えるものであり、図略の付勢部材の付勢力で上方へ向かって付勢されている。従って、転写ベルト125の上方側の復ベルト(感光体ドラム121に当接せずにテンションローラ125cに当接している側のベルト)は、このテンションローラ125cにより上方へ押し上げられ、これによって当該テンションローラ125cの部分が山頂になった山形形状とされている。
そして、転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタトナーのトナー像の転写が行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアントナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエロートナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックトナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、これによって転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写されることになる。
また、各感光体ドラム121の図1における左方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するドラムクリーニング装置127が設けられている。ドラムクリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かうことになる。
ドラムクリーニング装置127で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収される。
画像形成部12の図1における左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14からの用紙Pがこの搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125へ向けて搬送される。かかる用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した第2転写ローラ113が設けられている。そして、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pは、転写ベルト125と第2転写ローラ113とに押圧挟持され、これによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写される。
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部に加熱源である通電発熱体を備えた加熱ローラ131と、図1における左方でこの加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、この定着ローラ132および前記加熱ローラ131間に張設された定着ベルト133と、この定着ベルト133を介して前記定着ローラ40と対向配置された加圧ローラ134とを備えている。
そして、前記転写ベルト125と第2転写ローラ113との間のニップ部を通過することにより転写ベルト125のトナー像が転写された状態で定着部13へ供給された用紙Pは、加圧ローラ134と高温の定着ベルト133との間を通過しながら定着ベルト133からの熱を得て定着処理が施される。
定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の頂部に設けられた用紙排出部15の排紙トレイ151へ向けて排出されることになる。
前記用紙貯留部14は、装置本体11の図1における右側壁に開閉自在に設けられた手差しトレイ141と、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ142とを備えている。用紙トレイ142には複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束が貯留される。
前記手差しトレイ141は、用紙Pを1枚ずつ手差し操作で画像形成部12へ向けて給紙するためのものであり、普段は装置本体11の右壁面に収納されているが、手差しで給紙するときのみ、図1に示すように、壁面から引き出されて手差し給紙に供される。
前記用紙トレイ142は、上面が全面開口の箱体を備えて構成され、複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留可能になっている。かかる用紙トレイ142に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、下流端(図1における左端)の上面が用紙束P1からピックアップローラ143の駆動で用紙搬送路111へ向けて繰り出される。そして、用紙トレイ142から1枚ずつ繰り出された用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って画像形成部12における第2転写ローラ113と転写ベルト125との間のニップ部へ向けて送り込まれることになる。
本発明においては、二次転写(転写ベルト125の往ベルト上のカラー画像が駆動ローラ125aの位置における転写ベルト125と第2転写ローラ113とのニップ部で用紙Pに転写されること)が行われた後の転写ベルト125の復ベルト上に残留している残留トナーを取り除いて清浄化するための、本発明に係るベルトクリーニング装置30が、前記従動ローラ125bに対応した位置(図1参照)に設けられている。
そして、本実施形態においては、駆動ローラ125a、従動ローラ125bおよびテンションローラ125cと、これら各ローラに掛け回された状態の転写ベルト125と、前記各転写ローラ126と、前記ベルトクリーニング装置30とが装着されてユニット化された二次転写ユニット20が採用されている。
以下、図2および図3を基に二次転写ユニット20について説明する。図2および図3は、二次転写ユニット20の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、ベルトクリーニング装置30がユニットフレーム21から取り外された状態、図3は、ベルトクリーニング装置30がユニットフレーム21に装着された状態をそれぞれ示している。なお、図2においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図2および図3に示すように、二次転写ユニット20は、ユニットフレーム21に駆動ローラ125a、従動ローラ125bおよびテンションローラ125cを介して転写ベルト125が装着されるとともに、ベルトクリーニング装置30が装着されることによって形成されている。
前記ユニットフレーム21は、左右方向に長尺の前方フレーム211と、後方でこの前方フレーム211と対向配置された略同一形状の後方フレーム212と、これら前後のフレーム211,212の左方上縁部間に架設された架設フレーム213とを備えている。前方フレーム211および後方フレーム212は、装置本体11内で画像形成部12を左右方向に横断し得るように長さ寸法が設定されているとともに、架設フレーム213は、前後方向の長さ寸法が転写ベルト125のベルト幅より若干長めに設定されている。
架設フレーム213の直下位置における前後のフレーム211,212間には、軸心回りに回転可能に駆動ローラ軸22が架設されている。前記駆動ローラ125aは、この駆動ローラ軸22に同心で一体回転可能に外嵌されている。また、前後のフレーム211,212の右端位置には従動軸23が架設されている。前記従動ローラ125bは、同心でこの従動軸23回りに回転可能に外嵌されている。
さらに、従動軸23より若干左方位置には、前後のフレーム211,212間に架設されたテンションローラ軸24が設けられている。前記テンションローラ125cは、このテンションローラ軸24回りに同心で回転可能に外嵌されている。前記転写ベルト125は、このような駆動ローラ125a、従動ローラ125bおよびテンションローラ125cに掛け回されている。
前記駆動ローラ軸22の後端部には同心で一体回転可能に駆動ギヤ221が取り付けられている。そして、図略の駆動モータの駆動力がこの駆動ギヤ221を介して駆動ローラ軸22に伝達され、これによる駆動ローラ125aの駆動回転によって転写ベルト125が前方(−Y方向)から見て時計方向に向け周回する。
前記ベルトクリーニング装置30は、このような二次転写ユニット20における前後のフレーム211,212の右端部間に装着されている。以下、ベルトクリーニング装置30について、図4〜図7を基に詳細に説明する。図4は、ベルトクリーニング装置30の分解斜視図であり、図5および図6は、その組み立て斜視図である。そして、図5は、補助クリーニング部材50が閉止姿勢に姿勢設定された状態、図6は、補助クリーニング部材50が開放姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。また、図7は、図5のVII−VII線断面図である。なお、図4〜図7におけるXおよびYによる方向表示は、図2の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず、図4に示すように、ベルトクリーニング装置30は、前記ユニットフレーム21に装着されるケーシング31に、転写ベルト125の表面の残留トナーを電気的に取り除く主クリーニング部材40と、この主クリーニング部材40に対して転写ベルト125の周回方向の直上流側に位置設定された補助クリーニング部材50とが取り付けられることにより構成されている。
前記ケーシング31は、前板32と、後方でこの前板32と対向配置された後板33と、これら前後板32,33の下縁部間に架設された底板34と、前後板32,33の右縁部間に架設された右方板35と、天板36とを備え、左方が開放状態とされている。かかるケーシング31は、前板32の内面側を前方フレーム211の右端の外面側に当接させるとともに、後板33の外面側を後方フレーム212の右端の内面側に当接させた状態でねじ止めされることによりユニットフレーム21に固定される。
前記主クリーニング部材40は、周面が転写ベルト125の表面に当接されるファーブラシ41と、周面がこのファーブラシ41の周面に当接される回収ローラ42と、この回収ローラ42の周面に回収された残留トナーを掻き落とすブレード43とを備えている。
前記ファーブラシ41は、ブラシ軸411と、このブラシ軸411に一体回転可能に外嵌されるファーブラシ本体412とを備えている。ファーブラシ本体412は、ブラシ軸411が嵌入される合成樹脂製の筒体の周面に一様にブラシ毛が植設されることによって形成されている。かかるファーブラシ41は、前後板32,33間の左方下部の定位置に配置された状態で前後板32,33を貫通するブラシ軸411がファーブラシ本体412に差し通されることによりケーシング31に装着されている。
本実施形態においては、ファーブラシ本体412は、外径寸法が17mmに設定されている。かかるファーブラシ本体412のブラシ毛は、繊度が6デニールのポリアミド製のものが採用されている。各ブラシ毛は、長さ寸法が4.5mmに設定され、ニップ寸法が1mmに設定された状態で転写ベルト125の表面に当接されている。また、ブラシ密度は、120KF/inchに設定されている。因みに、ファーブラシ本体412の電気的な抵抗値は1×1011.5Ωである。このようなブラシ毛には、電源装置60(図7)から−20μAのバイアス電流が印加され、これによる電気的付着力でプラスに帯電している転写ベルト125上の残留トナーは、転写ベルト125からファーブラシ本体412へ移行する。
前記回収ローラ42は、回収ローラ軸421と、この回収ローラ軸421に同心で一体回転可能に外嵌される、ゴムや軟質の合成樹脂などのエラストマー製の回収ローラ本体422とを備えている。かかる回収ローラ42は、前後板32,33間における前記ファーブラシ41より右斜め上の位置に回収ローラ軸421が差し通された状態でケーシング31に装着されている。そして、回収ローラ42がケーシング31に装着された状態で、その周面が前記ファーブラシ41のファーブラシ本体412と干渉するように当該回収ローラ42の設置位置が設定されている。
前記ブラシ軸411には、当該ブラシ軸411がケーシング31に装着された状態で、その前端部にブラシ軸側ギヤ413が同心で一体回転可能に外嵌されているとともに、前記回収ローラ軸421には、当該回収ローラ軸421がケーシング31に装着された状態で、その前端部に回収ローラ軸側ギヤ423が同心で一体回転可能に外嵌されている。これら各ギヤ412,422は、互いに噛合するように径寸法が設定されている。
そして、本実施形態においては、ブラシ軸側ギヤ413に図略の駆動モータの駆動力が伝達され、これによるブラシ軸側ギヤ413の回転でファーブラシ41がブラシ軸411回りに一体回転する。また、回収ローラ42は、ブラシ軸側ギヤ413に噛合している回収ローラ軸側ギヤ423の回転により回収ローラ軸421回りにファーブラシ41と反対方向に向けて回転する。
前記ブレード43は、ファーブラシ41のブラシ毛から回収ローラ42の周面に移された残留トナーを掻き落とすためのものである。かかるブレード43は、ケーシング31の天板36の左縁部から左方に向かって先下がりに傾斜した状態で延設された傾斜板361にネジ止めで固定され、これによって、図7に示すように、下縁部が回収ローラ本体422の周面に当接されている。従って、回収ローラ42が回収ローラ軸421回りに反時計方向に向けて回転することにより、回収ローラ本体422の周面に付着していた残留トナーは、ブレード43により掻き取られてケーシング31の回収トナー貯留空間310に回収されることになる。
前記補助クリーニング部材50は、主クリーニング部材40に先立って転写ベルト125の表面を清拭処理するものである。この清拭処理で転写ベルト125の表面に付着している残留トナーを当該転写ベルト125から浮き上がらせるようにし、これによって主クリーニング部材40は、残留トナーの転写ベルト125からの取り除き処理をより効果的に行うことができる。
かかる補助クリーニング部材50は、前記ケーシング31の上面に回動可能に装着される梯子状フレーム51と、この梯子状フレーム51に固定されるブラシ支持金具(金属製支持部材)52と、このブラシ支持金具52に装着されるバーブラシ53とを備えている。
前記梯子状フレーム51は、前後方向に延びる円柱状フレーム511と、左方でこの円柱状フレーム511に対向するように配設された前後方向に延びる角材状フレーム512と、これら円柱状フレーム511および角材状フレーム512間に所定ピッチで架設された左右方向に延びる複数枚の架設板513とを備えている。架設板513の長さ寸法(左右寸法)は、前後板32,33の左右寸法より若干短めに設定されている。かかる架設板513は、本実施形態においては合計10枚が採用されているが、10枚であることに限定されるものではなく、状況に応じて適宜の枚数にすることができる。
前記円柱状フレーム511は、長さ寸法がケーシング31の前後板32,33間の外寸法と略同一に設定されているのに対し、前記角材状フレーム512は、長さ寸法が前後板32,33間の内寸法より僅かに短めに設定されている。これにより、複数枚の架設板513を介して円柱状フレーム511と角材状フレーム512とが互いに連結された状態で、円柱状フレーム511の両端部が端の架設板513からそれぞれ外方に向かって突出した状態になっている。
一方、前記前板32および後板33には、これらの右端上縁面から下方に向けて凹設されることにより形成された、前記円柱状フレーム511の両端部を嵌め込むための嵌込み溝321,331が設けられている。そして、円柱状フレーム511の両端部をそれぞれ対応した嵌込み溝321,331に嵌め込むことにより、梯子状フレーム51は、円柱状フレーム511回りに一体回転することができる。
前記ブラシ支持金具52は、前後方向に長尺の支持板521と、この支持板521の右縁部から全長に亘って上方へ曲げられることによって形成された縁堰条522と、この縁堰条522の前後方向における対象位置から突設された前後一対のブラケット523と、これら一対のブラケット523間において縁堰条522から右方へ向かって延設された延設板524とを備えている。
前記各ブラケット523は、それぞれ端から4枚目の架設板513に対応した位置に固定されている。かかるブラケット523は、−Y方向から見た正面視で直角に折れ曲がった鈎形に形成され、縁堰条522から外方に向かって突設された突設片523aと、この突設片523aの先端縁から右方に向かって折り曲げられて状態の折曲げ片523bとからなっている。各折曲げ片523bにはそれぞれ貫通孔523cが貫設されている。
一方、梯子状フレーム51には、前端から4枚目および後端から4枚目の各架設板513の左端位置から上方に向かって突設された円柱体513aが設けられている。そして、これら一対の円柱体513aの上面には、前記ブラケット523の貫通孔523cに対応したネジ孔513bが螺設されている。従って、各ブラケット523の折曲げ片523bを対応した円柱体513a上に載置した状態で、貫通孔523cに所定のビスを差し通し、ネジ孔513bに螺着して締結することにより、ブラシ支持金具52が、図5に示すように、梯子状フレーム51に装着された状態になる。
かかるブラシ支持金具52は、補助クリーニング部材50がケーシング31に装着された状態で、当該ブラシ支持金具52の左端部が転写ベルト125の復ベルト上であって、従動ローラ125bとテンションローラ125cとの間の所定の位置と対向し得るように寸法設定されている。
そして、この状態でブラシ支持金具52の延設板524は、中央の2枚の架設板513の上縁面に当接され、これによってブラシ支持金具52が突設片523aの上端を支点として正面視で時計方向に向けて回動するのが防止される。
前記バーブラシ53は、合成樹脂製の基礎シート531の下面側に多数のブラシ毛532が植設されることによって形成されている。基礎シート531は、前後方向の長さ寸法が前記支持板521のそれと同一に設定されているとともに、左右幅寸法が支持板521のそれの略半分に設定されている。かかるバーブラシ53は、本実施形態においては、表裏面に粘着剤層が形成されてなる、いわゆる両面テープ(絶縁材)54を介して支持板521の下面の左半分側に取り付けられる。
前記バーブラシ53は、本実施形態においては、平面視の左右幅寸法が15mmで前後方向の長さ寸法が310mmに設定されている。また、前記ブラシ毛532は、本実施形態においては、緯度が6デニールのポリアミド製のものが採用されている。ブラシ毛532の長さは、4.5mmに設定され、ブラシ密度は、120KF/inchに設定されている。因みに、バーブラシ53の電気的な抵抗値は1×1011.5Ωである。また、本実施形態においては、補助クリーニング部材50は、その総重量が280gに設定されている。
このように構成された補助クリーニング部材50は、円柱状フレーム511の両端部がケーシング31の前後板32,33の各嵌込み溝321,331に嵌め込まれることにより、図5に示すように、ケーシング31に装着された状態になる。そして、補助クリーニング部材50がケーシング31に装着され、かつ、図5に示すように、閉止姿勢に姿勢設定された状態では、バーブラシ53のブラシ毛532は、従動ローラ125bの直ぐ左側の転写ベルト125の復ベルト上に当接される。
従って、補助クリーニング部材50が閉止姿勢に姿勢設定された状態において、当該補助クリーニング部材50を円柱状フレーム511回りに時計方向に回動させると、補助クリーニング部材50は、図6に示すように、開放姿勢に姿勢変更され、これによりケーシング31内部のファーブラシ41や回収ローラ42等が外部に露出される。この状態で、必要に応じ、所定のメンテナンス作業が実行される。
そして、本発明においては、バーブラシ53は、電気的にフローティング状態とされ、当該バーブラシ53に電圧が印加されることがないばかりか、バーブラシ53がアースされることもない。このようにされるのは、以下の理由による。
すなわち、転写ベルト125の表面に形成されているトナー像は、通常、+20〜+30μc/gに帯電されており、この値の帯電量であれば、主クリーニング部材40において逆極性の電荷を付与することで転写ベルト125上のトナーが電気的に転写ベルト125から容易に引き剥がされるのであるが、転写ベルト125上のトナー像は、第2転写ローラ113と対向したとき、当該第2転写ローラ113から逆極性の電荷を受け、これによって電気的に逆極性へ向かわされてしまうため、結果として第2転写ローラ113を通過して転写ベルト125上に残留している残留トナーは、略+5μc/g程度になる。
そして、+5c/g程度の低い帯電量の残留トナーを対象として補助クリーニング部材50により逆極性のマイナスの電圧を印加したり、アースしたりすると、結果として残留トナーは、過剰に対応して極めて低い帯電状態あるいはマイナスの帯電状態になってしまう。従って、この状態で転写ベルト125の周回によりファーブラシ41に到達した残留トナーは、ファーブラシ41が当該残留トナーとは逆極性のマイナスのバイアスが印加されているにも拘わらず(あるいはマイナスのバイアスが印加されていることにより)、当該残留トナーを効果的に吸引除去することができなくなるのである。
因みに、バーブラシ53の帯電状態をアースすると、+5μc/gであった残留トナーの帯電量は、+0.5μc/gにまで低下することが実験的に確かめられている。
かかる不都合を解消させるべく、本発明においては、バーブラシ53は、電気的にフローティング状態とされているのである。従って、転写ベルト125の周回でバーブラシ53に到達した転写ベルト125上の残留トナーは、バーブラシ53のブラシ毛532により解されて転写ベルト125の表面から浮き上がった状態にされるが、逆極性のバイアスが印加されたり、アースされたりしていない。従って、バーブラシ53を通過した残留トナーは、単に機械的に転写ベルト125から剥がされた状態になっているだけで電気的な特性に変化がなく、バーブラシ53の直下流側においてそれと逆極性のバイアスが印加されたファーブラシ41により電気的に吸引除去されることになる。
また、ブラシ毛532の材質として適切なものを採用すれば、当該ブラシ毛532と残留トナーとの摺接により当該残留トナーをプラスに帯電させることが可能である。従って、この場合には、ブラシ毛532に到達する残留トナーがプラスの低い帯電量になっていたり、逆にマイナスに帯電していたりしても、ブラシ毛532との摺接によりプラスに帯電した状態で主クリーニング部材40のマイナスに帯電したファーブラシ41に到達するため、残留トナーは転写ベルト125上から確実に取り除かれることになる。
そして、ブラシ軸411回りに回転しているファーブラシ41のブラシ毛に付着した残留トナーは、周面がファーブラシ41のブラシ毛に当接しながら回転している回収ローラ42の周面に移される。この回収ローラ42の周面に付着した残留トナーは、当該回収ローラ42の回転に応じてブレード43により掻き取られ、回収トナー貯留空間310内に回収される。
また、特に本実施形態においては、バーブラシ53のブラシ毛532は、ポリアミド製のものが採用されている。そして、ポリアミド製のブラシ毛532は、所定の相手方(本実施形態の場合は転写ベルト125)と摺接することによりプラスに帯電するため、ブラシ毛532により機械的に掻き取られた転写ベルト125上のプラスに帯電している残留トナーは、ブラシ毛532から排斥され、これによって取り除かれた残留トナーがブラシ毛532に捕捉されることが防止される。
従って、残留トナーがバーブラシ53に保持されたままの状態になることが回避されるため、バーブラシ53を長期間に亘って取り換えることなく使用することが可能になり、メンテナンス性を向上させることができる。
以上詳述したように、本実施形態に係るプリンタ10は、画像情報に応じて形成されたトナー像が担持される転写ベルト125と、この転写ベルト125の像担持面に対向配置され、像担持面に残留した残留トナーを清掃して取り除くベルトクリーニング装置30とを有し、ベルトクリーニング装置30は、残留トナーと逆極性のバイアスが印加されることにより像担持面から残留トナーを電気的に取り除く主クリーニング部材40と、この主クリーニング部材40の直上流側に設けられた、事前に像担持面に当接される補助クリーニング部材50とを有し、補助クリーニング部材50は、課電系統およびアース系統から電気的に切り離されたフローティング状態とされている。
かかる構成によれば、転写ベルト125上に残留した残留トナーは、アースされたり逆極性のバイアスが印加されたりすることがないため、電気的に変化がない安定した状態で補助クリーニング部材50との摺接により転写ベルト125から浮き上がって取り除かれ易くなり、主クリーニング部材40へ向かわされる。そして、主クリーニング部材40へ向かった残留トナーは、当該主クリーニング部材40において残留トナーと逆極性のバイアスにより効果的に取り除かれる。
このように、補助クリーニング部材50を電気的にフローティング状態とすることにより、補助クリーニング部材50による転写ベルト125表面からの単純な機械的掻き起こし作用と、主クリーニング部材40による電気的な吸引作用との協働により、転写ベルト125の表面に残留した残留トナーを効果的に取り除くことができる。
また、補助クリーニング部材50は、像担持面を清拭するバーブラシ53を備えているため、転写ベルト125の表面に付着した残留トナーは、補助クリーニング部材50のバーブラシ53による清拭で転写ベルト125の表面から効果的に浮かされる。
また、バーブラシ53は、絶縁材としての両面テープ54を介してブラシ支持金具52に取り付けられているため、バーブラシ53を電気的に確実にフローティング状態にすることができる。
さらに、バーブラシ53は、像担持面に担持されているトナー像の帯電極性と同一の極性に帯電する材料であるポリアミドが採用されているため、バーブラシ53が転写ベルト125と摺接することにより当該バーブラシ53に静電気が帯電しても、この静電気は残留トナーと同一の極性になり、残留トナーが転写ベルト125からバーブラシ53に移ることが確実に防止され、これによってバーブラシ53が残留トナーで汚染され、清掃能力が低下することを防止することができる。
加えて、補助クリーニング部材50は、自重で像担持面に当接されているため、クリーニング部材を付勢部材の付勢力等により強制的に転写ベルト125に当接させる必要がなくなり、その分、クリーニング部材の部品点数の削減および構造の簡素化に貢献することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、二次転写ユニット20が適用される画像形成装置としてプリンタ10を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置がプリンタ10であることに限定されるもの出はなく、複写機であってもよいし、ファクシミリ装置であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、像担持体として転写ベルト125を例に挙げて説明したが、像担持体が転写ベルト125であることに限定されるものではなく、感光体ドラムであってもよい。
(3)上記の実施形態において、ケーシング31の回収トナー貯留空間310内にスパイラルフィーダ等の搬送手段を設け、この搬送手段の駆動で回収トナー貯留空間310内に溜まった回収トナーを所定の廃トナー用のホッパーに運び込ませるようにしてもよい。
プリンタの内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。 二次転写ユニットの一実施形態を示す斜視図であり、ベルトクリーニング装置がユニットフレームから取り外された状態を示している。 図2に示す二次転写ユニットにおいてベルトクリーニング装置がユニットフレームに装着された状態を示す斜視図である。 ベルトクリーニング装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 図4に示すベルトクリーニング装置において、バーブラシが閉止姿勢に姿勢設定された状態を示す斜視図である。 図4に示すベルトクリーニング装置において、バーブラシが開放姿勢に姿勢設定された状態を示す斜視図である。 図5のVII−VII線断面図である。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
11 装置本体 111 用紙搬送路
112 搬送ローラ対 113 転写ローラ
114 排紙搬送路 12 画像形成部
12C シアン用ユニット 12K ブラック用ユニット
12M マゼンタ用ユニット 12Y イエロー用ユニット
121 感光体ドラム 122 現像装置
123 帯電装置 124 露光装置
125 転写ベルト(像担持体)
125a 駆動ローラ 125b 従動ローラ
125c テンションローラ 126 転写ローラ
127 ドラムクリーニング装置
13 定着部 131 加熱ローラ
132 定着ローラ 133 定着ベルト
134 加圧ローラ 14 用紙貯留部
141 手差しトレイ 142 用紙トレイ
143 ピックアップローラ 15 用紙排出部
151 排紙トレイ 20 二次転写ユニット
21 ユニットフレーム 211 前方フレーム
212 後方フレーム 213 架設フレーム
22 駆動ローラ軸 221 駆動ギヤ
23 従動軸 24 テンションローラ軸
30 ベルトクリーニング装置
31 ケーシング 310 回収トナー貯留空間
32 前板 321 嵌込み溝
33 後板 331 嵌込み溝
34 底板 35 右方板
36 天板 361 傾斜板
40 主クリーニング部材 41 ファーブラシ
411 ブラシ軸 412 ファーブラシ本体
413 ブラシ軸側ギヤ 42 回収ローラ
421 回収ローラ軸 422 回収ローラ本体
423 回収ローラ軸側ギヤ 43 ブレード
50 補助クリーニング部材 51 梯子状フレーム
511 円柱状フレーム 512 角材状フレーム
513 架設板 513a 円柱体
513b ネジ孔 52 ブラシ支持金具(金属製支持部材)
521 支持板 522 縁堰条
523 ブラケット 523a 突設片
523b 片 523c 貫通孔
524 延設板 53 バーブラシ
531 基礎シート 532 ブラシ毛
54 両面テープ(絶縁材) 70 電源装置
P 用紙 P1 用紙束

Claims (6)

  1. 画像情報に応じて形成されたトナー像が担持される像担持体と、
    前記像担持体の像担持面に対向配置され、像担持面に残留した残留トナーを清掃して取り除くクリーニング装置とが備えられ、
    前記クリーニング装置は、残留トナーと逆極性のバイアスが印加されることにより前記像担持面から残留トナーを電気的に取り除く主クリーニング部材と、
    前記主クリーニング部材に対し前記像担持面の移動方向の直上流側に設けられ、前記像担持面に当接される補助クリーニング部材とを有し、
    前記補助クリーニング部材は、課電系統およびアース系統から電気的に切り離されたフローティング状態とされていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補助クリーニング部材は、前記像担持面を清拭するブラシを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ブラシは、所定の絶縁材を介して金属製支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  4. 前記ブラシは、前記像担持面に担持されているトナー像の帯電極性と同一の極性に帯電する材料により形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記補助クリーニング部材は、自重で前記像担持面に当接されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体は、テンションローラを含む複数のローラに張設された転写ベルトであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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