JP2011002558A - イメージングユニットおよびそれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

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JP2011002558A JP2009144214A JP2009144214A JP2011002558A JP 2011002558 A JP2011002558 A JP 2011002558A JP 2009144214 A JP2009144214 A JP 2009144214A JP 2009144214 A JP2009144214 A JP 2009144214A JP 2011002558 A JP2011002558 A JP 2011002558A
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Naoki Kataoka
尚樹 片岡
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Abstract

【課題】感光体から掻き落とされた後処理材の露光窓への落下を防止する。
【解決手段】イメージングユニット17における感光体18の周囲であって、帯電装置19よりも感光体18の回転方向下流側に現像ユニット21を配置する。現像ハウジング36の開口における現像ローラ37よりも現像ローラ37の回転方向下流側の外壁面に、一端部を感光体18の周面に摺接させたシール部材の他端部と、感光体18に向かって延在する受け部材の一端部とを、互いに所定の角度を成すように取り付けて、シール装置45を構成する。こうして、上記シール部材で感光体18から掻き取った後処理剤を、上記シール部材と上記受け部材とにより形成される捕集ポケット内に捕集する。したがって、上記掻き取られた後処理剤が露光窓44に落下して、露光窓44が汚れるのを防止できる。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子写真方式の複写機やプリンタ等において現像剤像を形成するイメージングユニットおよびそれを搭載した画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の小型化に連れて、中間転写ベルトに転写するトナー像を形成するイメージングユニットの小型化が図られている。上記イメージングユニットの小型化には、上記イメージングユニットにおける上記中間転写ベルトの移動方向への断面積を小さくして、各色のイメージングユニット間の間隔を狭くする必要がある。その場合には、上記イメージングユニットの内部部品、例えば上記イメージングユニットを構成する現像ユニットの現像ローラや感光体ユニットのクリーニング装置および帯電装置等のレイアウトに制約が生じてくる。
上述のような中間転写ベルトの表面に転写するトナー像を形成するイメージングユニットとして、特開平5‐119601号公報(特許文献1)に開示されたような現像装置がある。この現像装置は、図5に示すように、感光体1に対向する現像用開口を有するケーシング2内に、上記現像用開口を介して感光体1に接する現像ローラ3、現像ローラ3にトナーを補給する補給ローラ4、トナーホッパ内のトナーを撹拌すると共に補給ローラ4の方に搬送するアジテータ5を順次配設している。現像ローラ3下側の上記現像用開口の下縁に、トナーの層厚を薄層にする層厚規制ブレード6が、先端を現像ローラ3に近接させて設置されている。
さらに、上記ケーシング2における下側の端部には延長部7が形成され、その延長部7の先端には、感光体1に摺接するシール部材8の基端が取付けられている。こうして、延長部7の上部の空間で、シール部材8によって落下が阻止されたトナーの回収部9が構成される。
しかしながら、上記従来の現像装置には、以下のような問題がある。すなわち、上述したように、上記現像装置における転写紙の移動方向への断面積を小さくする場合には、上記現像装置の内部部品のレイアウトに制約が生じ、内部に発光素子,発光素子からの光で感光体1の表面を露光走査させるためのポリゴンミラー,走査レンズおよび露光窓等を備えた露光装置(以下、プリントヘッドと言う)の直上に、現像ローラ3を配置する必要が生ずる。
その場合、上記シール部材8の先端が感光体1の周面に摺接しているため、シール部材8の摺接によって、感光体1の周面に付着した後処理材が掻き落とされる場合がある。その場合には、シール部材8によって掻き落とされた上記後処理材が、現像ローラ3の直下に近傍に配置されている上記プリントヘッド上に落下して、上記露光窓を汚してしまうという問題がある。
特開平5‐119601号公報
そこで、この発明の課題は、感光体から掻き落とされた後処理材の露光窓への落下を防止できるイメージングユニット、および、それを搭載した画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のイメージングユニットは、
一方向に回転すると共に、潜像および現像剤像が形成される像担持体と、
上記像担持体に接触して上記一方向に回転すると共に、上記像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像剤像化する現像ローラと、
上記現像ローラを収納すると共に、上記像担持体と対向する位置に、上記現像ローラを上記像担持体と接触可能なように露出させるための開口を有する現像ハウジングと、
少なくとも一端側が可撓性を有しており、この一端側の端部である一端部が上記像担持体の周面に摺接する一方、上記現像ハウジングの上記開口における上記現像ローラの回転方向下流側に他端部が取り付けられて、上記現像ハウジングと上記像担持体との間をシールすると共に、上記現像剤から分離して上記像担持体の表面に付着している粉体を除去するシール部材と、
上記シール部材よりも上記像担持体の回転方向上流側に配置されると共に、上記シール部材の上記他端部に一端部が接続されて、上記シール部材から離間して上記像担持体に向かって延在して、上記除去された粉体を受ける受け部材と
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、現像ハウジングの開口における現像ローラの回転方向下流側に、上記像担持体の周面に摺接して、現像剤から分離して上記像担持体に付着している粉体を除去するシール部材を取り付け、上記シール部材の取付端部に、上記除去された粉体を受ける受け部材の一端部を接続している。したがって、上記シール部材によって除去された上記粉体を上記受け部材で受けると共に、上記シール部材と上記受け部材との間の空間でなる捕集ポケット内に捕集することができる。その結果、上記除去された粉体が下方に落下して、プリントヘッドの露光窓が汚れるのを防止することができる。
通常、上記像担持体の周囲には、記録媒体への1次転写後の上記像担持体に残っている残留現像剤を除去するクリーニング装置が設けられている。しかしながら、上記現像剤に外添された後処理剤の粒径は上記現像剤であるトナーよりも小さいため、現像時に上記現像剤から離脱して上記像担持体に付着した上記後処理剤は上記クリーニング装置によって除去されず、そのまま上記現像ローラ側に移動することになる。そのような場合であっても、上記後処理剤としての上記粉体を上記シール部材で除去して上記捕集ポケット内に捕集することができる。
したがって、この発明によれば、上記プリントヘッドの直上近傍に上記現像ローラを配置することが可能になり、イメージングユニットの小型化を図ることが可能になるのである。
さらに、上記シール部材における上記像担持体に摺接する一端側に可撓性を持たせている。したがって、上記シール部材の弾性力を調整することによって、上記シール部材で除去する粉体の粒径を設定することができる。
また、1実施の形態のイメージングユニットでは、
上記受け部材は、
上記一端部が、上記シール部材の上記他端部に直接接続されると共に、
上記一端部とは反対側の他端部を上記一端部よりも上記像担持体側に位置させて、上記シール部材の上記他端部側に対して予め設定された設定角度を有して延在している。
この実施の形態によれば、予め設定された設定角度を成す上記シール部材および上記受け部材のみによって、上記除去された粉体を捕集する捕集ポケットを形成することができる。
また、1実施の形態のイメージングユニットでは、
上記受け部材は、
上記一端部が、上記シール部材の上記他端部にスペーサを介して接続されると共に、
上記シール部材の上記他端部側に対して上記スペーサの厚みで設定される設定距離を保持して延在している。
この実施の形態によれば、上記シール部材と上記受け部材とは、間に介在されるスペーサの厚みで設定される設定距離を保持して延在している。したがって、上記シール部材と上記受け部材と上記スペーサによって上記除去された粉体を捕集する捕集ポケットを形成することができ、上記捕集ポケットの容量を大きくすることができる。
また、1実施の形態のイメージングユニットでは、
上記受け部材は、可撓性を有するシートで構成されている。
この実施の形態によれば、上記受け部材を、可撓性を有するシートで構成している。したがって、上記捕集ポケットに捕集された粉体を廃棄する場合等に、上記受け部材が周囲の部材に当たっても破損することがない。
また、この発明の画像形成装置は、
この発明のイメージングユニットを搭載すると共に、電子写真方式によって画像を形成する
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記シール部材で除去した粉体を上記シール部材と上記受け部材との間の空間でなる捕集ポケット内に捕集して、落下した粉体でプリントヘッドの露光窓が汚れるのを防止できるイメージングユニットを搭載しているので、上記プリントヘッドの直上に上記現像ローラを配置することが可能になる。したがって、イメージングユニットの小型化を図り、引いては画像形成装置の小型化を図ることができる。
以上より明らかなように、この発明のイメージングユニットは、現像ハウジングの開口における現像ローラの回転方向下流側に、上記像担持体の周面に摺接して、現像剤から分離して上記像担持体に付着している後処理剤等の粉体を除去するシール部材を取り付け、上記シール部材の取付端部に、上記除去された粉体を受ける受け部材の一端部を接続したので、上記シール部材によって除去された上記粉体を上記受け部材で受けると共に、上記シール部材と上記受け部材との間の空間でなる捕集ポケット内に捕集することができる。したがって、上記除去された粉体が下方に落下して、プリントヘッドの露光窓が汚れるのを防止することができる。
すなわち、この発明によれば、上記プリントヘッドの直上近傍に上記現像ローラを配置することが可能になり、イメージングユニットの小型化を図ることが可能になる。
さらに、上記シール部材における上記像担持体に摺接する一端側に可撓性を持たせているので、上記シートの弾性力を調整することによって、上記シール部材で除去する粉体の粒径を設定することができる。
また、この発明の画像形成装置は、上記シール部材で除去した粉体を上記シール部材と上記受け部材との間の空間でなる捕集ポケット内に捕集して、落下した粉体でプリントヘッドの露光窓が汚れるのを防止することができるイメージングユニットを搭載しているので、上記プリントヘッドの直上に上記現像ローラを配置することが可能になる。したがって、イメージングユニットの小型化を図り、引いては画像形成装置の小型化を図ることができる。
この発明の画像形成装置における全体構成図である。 図1におけるイメージングユニットの拡大断面図である。 図2におけるシール装置の構成図である。 図2におけるシール装置の図3とは異なる構成図である。 従来の現像装置における断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の画像形成装置における全体の構成を示す図である。以下、図1に従って、本実施の形態における画像形成装置の全体構成について、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」と言う)を例に挙げて説明する。
上記プリンタ11は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、図1に示すように、画像プロセス部12と、給送部13と、定着部14と、制御部15とを含み、例えばLAN(Local Area Network)等で成るネットワークに接続されて、外部の端末装置(図示せず)からのプリントジョブの実行指示を受けると、その実行指示に従って、イエロー,マゼンタ,シアンおよびブラック色からなるカラーの画像を形成する。以下、イエロー,マゼンタ,シアンおよびブラックの各再現色をY,M,CおよびKと表し、各再現色に関連する部材番号にこのY,M,C,Kを添字として付加する。
上記プリンタ11の内部における上下方向略中央部に、中間転写ベルト16が配設されている。この中間転写ベルト16の下側には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およびブラック(K)の各色用の4つのイメージングユニット17Y,17M,17C,17Kが、中間転写ベルト16に沿って水平に並んで配置されている。イメージングユニット17Y,17M,17C,17Kの夫々は、ドラム状を成す上記像担持体としての感光体18Y,18M,18C,18Kを有している。
上記各感光体18Y,18M,18C,18Kの周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電装置19Y,19M,19C,19Kと、プリントヘッド20Y,20M,20C,20Kと、現像ユニット21Y,21M,21C,21Kと、1次転写ローラ22Y,22M,22C,22Kとが、配置されている。ここで、1次転写ローラ22Y,22M,22C,22Kは、中間転写ベルト16を挟んで、各感光体18Y,18M,18C,18Kと対向している。
上記中間転写ベルト16は無端状のベルトであり、中間転写ベルト駆動ローラ23と従動ローラ24とによって張架されている。そして、中間転写ベルト駆動ローラ23がベルト駆動モータ(図示せず)によって駆動されることによって、中間転写ベルト16は矢印の方向に回転駆動される。
上記中間転写ベルト16と中間転写ベルト駆動ローラ23とが接触している部分には、2次転写ローラ25が圧接されており、2次転写ローラ25と中間転写ベルト16とのニップ部が2次転写領域26を形成している。そして、2次転写領域26の下流側における搬送路27には、加熱ローラ(定着ローラ)28および加圧ローラ29を含んで構成される定着部14が配置されている。そして、加熱ローラ28と加圧ローラ29との圧接部が定着ニップ領域となっている。
本プリンタ11の内部下部には、給紙カセット30が着脱可能に配置されている。給紙カセット30内に積載収容された上記記録媒体としての用紙Sは、給紙ローラ31の回転によって最上部から1枚ずつ搬送路32に送り出される。
以下、上記構成を有するプリンタ11の概略動作について説明する。パソコン等の外部装置からプリンタ11の制御部15に画像信号が入力されると、制御部15は、上記外部装置からの画像信号を各再現色Y,M,C,K用のデジタル信号に変換して、プリントヘッド20Y〜20Kのレーザダイオードを駆動させるための駆動信号を生成する。そして、この生成された駆動信号によってプリントヘッド20Y〜20Kの上記レーザダイオードが駆動されてレーザビームLが出射され、感光体18Y〜18Kが露光走査される。
こうして上記各感光体18Y,18M,18C,18K上に形成された静電潜像は、各現像ユニット21Y,21M,21C,21Kによって現像されて、各色の上記現像剤としてのトナーによるトナー画像となる。そして、各色のトナー画像は、各1次転写ローラ22Y,22M,22C,22Kの作用によって、矢印の方向に移動する中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて1次転写される。
このようにして上記中間転写ベルト16上に形成されたトナー画像は、中間転写ベルト16の移動に従って2次転写領域26に達する。そして、この2次転写領域26で、重ね合わされた各色トナー画像は、2次転写ローラ25の作用によって用紙Sに一括して2次転写される。
次に、上記用紙Sに2次転写されたトナー画像は、加熱ローラ28と加圧ローラ29とによる定着ニップ領域に達する。そして、この定着ニップ領域において、トナー画像は熱源によって加熱されている加熱ローラ28と加圧ローラ29との作用により、用紙Sに定着される。トナー画像が定着された用紙Sは、排紙ローラ33を介して排紙トレイ34に排出される。
図2は、上記イメージングユニット17の拡大断面図である。イメージングユニット17の構造は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およびブラック(K)の各色に関して同様である。
図2において、上記イメージングユニット17は、ドラム状の感光体18および帯電装置19を含む感光体ユニット35と、現像ユニット21と、プリントヘッド20とで、概略構成される。
上記現像ユニット21は、感光体18に対向する開口を有する現像ハウジング36と、現像ハウジング36内における上記開口の箇所に感光体18と平行に配設されると共に、感光体18に圧接するように設置されている現像ローラ37と、円筒体の周面に螺旋状に羽根が設けられると共に、現像ハウジング36におけるトナーホッパ部36a内のトナーを撹拌しつつ、現像ローラ37側に搬送する2つの搬送羽根38,39とを、含んで概略構成されている。
上記現像ローラ37は、上記感光体18に対して圧接されると共に、感光体18と同方向(図2では時計方向)に回転する。そして、現像ハウジング36の上記開口における現像ローラ37と感光体18との圧接箇所よりも現像ローラ37の回転方向上流側には、規制ブレード40が取り付けられている。この規制ブレード40の先端は現像ローラ37の表面に近接しており、現像ローラ37の表面に形成されるトナー層の層厚を所定の薄さに規制するようになっている。
上記感光体ユニット35において、上記感光体18における帯電装置19よりも回転方向上流側には、基部が感光ハウジング41に取り付けられると共に、先端が感光体18の周面に感光体18の回転方向とは逆方向(つまり、感光体18の回転に対してカウンタ方向)を向いて摺接して、上記1次転写後の感光体18の周面に残っている残留トナーを掻き落とすクリーニング装置42が設けられている。さらに、感光ハウジング41におけるクリーニング装置42よりも感光体18の回転方向上流側に設けられた排トナーホッパ部41aには、円筒体の周面に螺旋状に羽根が設けられると共に、クリーニング装置42によって掻き落とされた排トナーを排トナー収集部(図示せず)に搬送するための排トナー搬送羽根43が配置されている。
また、上記プリントヘッド20は、レーザダイオード,ポリゴンミラー,走査レンズおよび露光窓等を含んでいる。そして、感光体ユニット35と現像ユニット21との間であって、感光体18に対して中間転写ベルト16側とは反対側に配置されている。このプリントヘッド20は、上記デジタル画像信号によって変調されたレーザビームLによって、粉塵の侵入を防止するための露光窓44を通して感光体18の表面を照射する。
上述のように構成されたイメージングユニット17において、レーザビームLによって感光体18の表面に形成された静電潜像が、現像ローラ37の表面に形成されたトナーを含む現像剤によって可視像化(現像剤像化)され、現像に寄与しなかった現像剤は、現像ハウジング36内に回収される。ところが、帯電量を制御するために上記現像剤に外添された後処理剤の一部は、上記現像時に上記現像剤から離脱して感光体18上に付着する。
そして、上記後処理剤の粒径はトナーよりも小さいため、感光体18上に付着した上記後処理剤の一部はクリーニング装置42によって掻き落とされずに、そのまま感光体18の回転に連れて現像ユニット21に到達することになる。
そこで、本実施の形態においては、上記現像ハウジング36の上記開口における現像ローラ37と感光体18との圧接箇所よりも現像ローラ37の回転方向下流側の外壁面に、現像ハウジング36と感光体18との間をシールすると共に、感光体18上に付着した上記後処理剤をプリントヘッド20の露光窓44に落下させることなく掻き取るシール装置45を取り付けている。
上記シール装置45は、図3に示すような構成を有している。すなわち、少なくとも一端側が可撓性(弾性)を有するブレード状のシール部材46の他端部(基部)を現像ハウジング36の上記開口の外壁面に取り付けると共に、感光体18に向かって略垂直方向に延在させる。そして、シール部材46の上記一端部を、その先端が感光体18の回転方向と同じ方向(つまり、感光体18の回転に対してトレーリング方向)を向き、且つ感光体18の周面に所定の角度で摺接させるようにしている。その場合、シール部材46の弾性力を調整することによって、上記「所定の角度」および上記「摺接部の摩擦力」を、トナーよりも小さい粒径の上記後処理剤を掻き取ることができるように予め設定しておく。
さらに、上記シール部材46の外側(感光体18の回転方向上流側)の壁面に一端部が取り付けられて、シール部材46の上記基部と所定の角度αを成すように感光体18に向かって延在するシートでなる受け部材47を設けている。その場合、シール部材46の上記他端部と受け部材47の上記一端部とを重ね合わせて、同一のビス等によって現像ハウジング36に取り付けても良い。
こうすることによって、略垂直方向上側に向かって延在するシール部材46と、このシール部材46から所定の角度αで外側(感光体18の回転方向上流側)に向かって延在する受け部材47と、によって捕集ポケットを形成し、シール部材46で掻き取られた上記後処理剤を上記捕集ポケット内に捕集することができる。したがって、上記掻き取られた後処理剤が露光窓44に落下して、露光窓44が汚れるのを防止できるのである。
尚、上記受け部材47は、以下のように構成することが、上記後処理剤の捕集効率を高める上で望ましい。すなわち、
(1)上記受け部材47を、その先端をシール部材46への取付端よりも上側(感光体18側)にして上記取付端に向かって下る傾斜を有し、且つ、露光蹴りしない範囲で上記角度αが最大になるように設置する。
(2)上記受け部材47の先端を、可能な限り感光体18に接近させて配置する。
(3)上記シール部材46と受け部材47との間の領域で構成される上記捕集ポケットにおける両側の開口を塞ぐ。
図4は、上記シール装置45における図3とは異なる構成を示す図である。シール部材46は、図3におけるシール部材46と全く同じ構成を有している。図4に示すシール装置45では、シートで成る受け部材48の一端部をスペーサ49を挟んでシール部材46の外壁(感光体18の回転方向上流側の壁)に取り付けている。こうして、互いに対向するシール部材46および受け部材48と上記両部材46,48で挟まれるスペーサ49とで囲まれた空間で、捕集ポケットを形成することによって、シール部材46で掻き取られた上記後処理剤を上記捕集ポケット内に捕集することができる。
尚、図4に示すシール装置45の場合にも、露光蹴りしない範囲でスペーサ49の厚みを最大にし、受け部材48の先端を可能な限り感光体18に接近させ、上記捕集ポケットにおける両側の開口を塞ぐことが、上記後処理剤の捕集効率を高める上で望ましい。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記イメージングユニット17における感光体ユニット35の感光体18の周囲であって、帯電装置19よりも感光体18の回転方向下流側に、現像ローラ37を含む現像ユニット21を配置する。そして、現像ハウジング36の開口における現像ローラ37と感光体18との圧接箇所よりも現像ローラ37の回転方向下流側の外壁面には、先端部を感光体18の周面に所定の角度で摺接させたシール部材46の他端部と、感光体18に向かって延在する受け部材47,48の一端部とを、互いに所定の角度αを成すように直接、あるいは、互いに略平行になるようにスペーサ49を介在させて取り付けて、シール装置45を構成している。
したがって、上記シール装置45のシール部材46で感光体18から掻き取られた上記後処理剤を、シール部材46と受け部材47とによって形成された捕集ポケット内に捕集することができる。その結果、上記掻き取られた後処理剤が露光窓44に落下して、露光窓44が汚れるのを防止することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、上記プリントヘッド20の直上近傍に現像ローラ37を配置することが可能になり、イメージングユニット17の小型化を図ることが可能になる。したがって、イメージングユニット17における中間転写ベルト16の移動方向への断面積を小さくして各色のイメージングユニット17Y,17M,17C,17Kの間隔を狭くし、画像形成装置であるプリンタ11の小型化を図ることが可能になるのである。
尚、上記実施の形態においては、上記像担持体として感光体を例に上げて説明しているが、例えば誘電体等の上記感光体以外の潜像形成体を用いても差し支えない。
また、上記実施の形態においては、上記像担持体をドラム状に形成しているが、ベルト状に形成しても一向に構わない。
11…プリンタ、
12…画像プロセス部、
13…給送部、
14…定着部、
15…制御部、
16…中間転写ベルト、
17Y,17M,17C,17K…イメージングユニット、
18Y,18M,18C,18K…感光体、
19Y,19M,19C,19K…帯電装置、
20Y,20M,20C,20K…プリントヘッド、
21Y,21M,21C,21K…現像ユニット、
22Y,22M,22C,22K…1次転写ローラ、
35…感光体ユニット、
36…現像ハウジング、
37…現像ローラ、
38,39…搬送羽根、
40…規制ブレード、
41…感光ハウジング、
42…クリーニング装置、
43…排トナー搬送羽根、
44…露光窓、
45…シール装置、
46…シール部材、
47,48…受け部材、
49…スペーサ。

Claims (5)

  1. 一方向に回転すると共に、潜像および現像剤像が形成される像担持体と、
    上記像担持体に接触して上記一方向に回転すると共に、上記像担持体に形成された潜像を現像剤によって現像剤像化する現像ローラと、
    上記現像ローラを収納すると共に、上記像担持体と対向する位置に、上記現像ローラを上記像担持体と接触可能なように露出させるための開口を有する現像ハウジングと、
    少なくとも一端側が可撓性を有しており、この一端側の端部である一端部が上記像担持体の周面に摺接する一方、上記現像ハウジングの上記開口における上記現像ローラの回転方向下流側に他端部が取り付けられて、上記現像ハウジングと上記像担持体との間をシールすると共に、上記現像剤から分離して上記像担持体の表面に付着している粉体を除去するシール部材と、
    上記シール部材よりも上記像担持体の回転方向上流側に配置されると共に、上記シール部材の上記他端部に一端部が接続されて、上記シール部材から離間して上記像担持体に向かって延在して、上記除去された粉体を受ける受け部材と
    を備えたことを特徴とするイメージングユニット。
  2. 請求項1に記載のイメージングユニットにおいて、
    上記受け部材は、
    上記一端部が、上記シール部材の上記他端部に直接接続されると共に、
    上記一端部とは反対側の他端部を上記一端部よりも上記像担持体側に位置させて、上記シール部材の上記他端部側に対して予め設定された設定角度を有して延在している
    ことを特徴とするイメージングユニット。
  3. 請求項1に記載のイメージングユニットにおいて、
    上記受け部材は、
    上記一端部が、上記シール部材の上記他端部にスペーサを介して接続されると共に、
    上記シール部材の上記他端部側に対して上記スペーサの厚みで設定される設定距離を保持して延在している
    ことを特徴とするイメージングユニット。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一つに記載のイメージングユニットにおいて、
    上記受け部材は、可撓性を有するシートで構成されている
    ことを特徴とするイメージングユニット。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか一つに記載のイメージングユニットを搭載すると共に、電子写真方式によって画像を形成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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