JP7279490B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置で前記中間転写ベルトの周面とこれに接する転写部材との間の転写ニップを下から上に通過するシートに二次転写する画像形成装置に関し、詳しくは中間転写ベルト並びに当該中間転写ベルトから残留トナーを除去し回収する構造の改良に関する。
この種画像形成装置において、繰り返し画像形成を行っていると、中間転写ベルト上に残留トナーが付着し、画像品質の劣化等を招く。このため、従来からクリーニング部材と回収容器とを中間転写ベルト上に設けて、ベルト上の残留トナーを掻き取り、回収容器に回収するようにしている。
そして、最近では特許文献1に見られるように、回収容器にクリーニング部材を一体的に組み付けた構造とし、回収容器内に残留トナーが一杯になると、クリーニングブレードも一緒に交換するようにしている。残留トナーが回収容器内に一杯になるほど使用した場合は、クリーニングブレードも摩耗してほぼ寿命が来ているという考えに基づく。これによって、メンテナンスが容易になるといった利点がある。
特開2012-194539号公報
しかしながら、従来の画像形成装置は、回収容器は、中間転写ベルトと転写部材が接する二次転写位置に設けており、中間転写ベルトが装置筐体内の比較的低い位置に水平に設けられる関係から、二次転写位置の下方に広い空間を取ることが出来ず、回収容器自体の容量もさほど大きく設計することができないという問題があった。
その上、クリーニング部材は耐摩耗性を上げて長寿命なものを使用した場合には、回収容器が残留トナーで一杯になる期間とクリーニング部材の寿命とが一致せず、クリーニング部材が寿命に達していない状態で回収容器を交換せざるを得ないという不都合が生じることがあった。
本発明は、上記課題に鑑み、装置全体を大型化することなく、回収容器として大容量のものを使用できるように工夫された画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明の別の局面に係る画像形成装置は、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置で前記中間転写ベルトの周面とこれに接する転写部材との間の転写ニップを下から上に通過するシートに二次転写する画像形成装置であって、前記中間転写ベルトが第1ローラーと第2ローラーとに跨って巻き掛けられ、前記第1ローラーが前記中間転写ベルトを挟んで前記転写部材に接し、前記第1ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分に対して第2ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分が斜め上に位置する傾斜姿勢となるよう前記第1ローラー及び第2ローラーを段違い状態で支架する画像形成装置本体の機枠と、前記中間転写ベルト上において前記第2ローラーよりも中間転写ベルトの走行方向下流側かつ前記第1ローラーよりも前記走行方向上流側の一または複数の一次転写位置でトナー像を一次転写する一または複数の画像形成ユニットと、中間転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部材が、該クリーニング部材によって除去された残留トナーを貯留する回収容器の残留トナー回収口若しくは回収口を臨む内方に固設された構造の残留トナー回収構造体と、を備え、前記残留トナー回収構造体は、残留トナー回収口を前記第2ローラー位置若しくは第1ローラーと第2ローラーの間に存する第3のローラー位置の中間転写ベルトに向け、かつクリーニング部材を同位置の中間転写ベルトに圧接した状態で、回収容器を画像形成装置筐体内に収納されているとともに、筐体壁面を開放した場合には回収構造体全体を画像形成装置筐体から取り出すことができる構成としてあり、一の画像形成ユニットだけが中間転写ベルトに沿って設けられる場合は、回収容器は、第2ローラー位置から直下の空間と中間転写ベルトの下方を前記一の画像形成ユニットの所まで広がる空間とに跨る形態で配置されていることを特徴とする。
また、本発明のさらに別の局面に係る画像形成装置は、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置で前記中間転写ベルトの周面とこれに接する転写部材との間の転写ニップを下から上に通過するシートに二次転写する画像形成装置であって、前記中間転写ベルトが第1ローラーと第2ローラーとに跨って巻き掛けられ、前記第1ローラーが前記中間転写ベルトを挟んで前記転写部材に接し、前記第1ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分に対して第2ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分が斜め上に位置する傾斜姿勢となるよう前記第1ローラー及び第2ローラーを段違い状態で支架する画像形成装置本体の機枠と、前記中間転写ベルト上において前記第2ローラーよりも中間転写ベルトの走行方向下流側かつ前記第1ローラーよりも前記走行方向上流側の一または複数の一次転写位置でトナー像を一次転写する一または複数の画像形成ユニットと、中間転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部材が、該クリーニング部材によって除去された残留トナーを貯留する回収容器の残留トナー回収口若しくは回収口を臨む内方に固設された構造の残留トナー回収構造体と、を備え、前記残留トナー回収構造体は、残留トナー回収口を前記第2ローラー位置若しくは第1ローラーと第2ローラーの間に存する第3のローラー位置の中間転写ベルトに向け、かつクリーニング部材を同位置の中間転写ベルトに圧接した状態で、回収容器を画像形成装置筐体内に収納されているとともに、筐体壁面を開放した場合には回収構造体全体を画像形成装置筐体から取り出すことができる構成としてあり、一の画像形成ユニットだけが第3のローラー位置の中間転写ベルトに設けられる場合は、回収容器が、第3のローラー位置から直下の空間と中間転写ベルトの下方を前記一の画像形成ユニットの所まで広がる空間とに跨がる形態で配置されると共に、残留トナー回収口が回収容器の前記第3ローラーと向き合う容器上面部位に開設され、クリーニング部材は第3のローラー位置の中間転写部材に圧接されることを特徴とする。
また、本発明のさらに別の局面に係る画像形成装置は、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置で前記中間転写ベルトの周面とこれに接する転写部材との間の転写ニップを下から上に通過するシートに二次転写する画像形成装置であって、前記中間転写ベルトが第1ローラーと第2ローラーとに跨って巻き掛けられ、前記第1ローラーが前記中間転写ベルトを挟んで前記転写部材に接し、前記第1ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分に対して第2ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分が斜め上に位置する傾斜姿勢となるよう前記第1ローラー及び第2ローラーを段違い状態で支架する画像形成装置本体の機枠と、前記中間転写ベルト上において前記第2ローラーよりも中間転写ベルトの走行方向下流側かつ前記第1ローラーよりも前記走行方向上流側の一または複数の一次転写位置でトナー像を一次転写する一または複数の画像形成ユニットと、中間転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部材が、該クリーニング部材によって除去された残留トナーを貯留する回収容器の残留トナー回収口若しくは回収口を臨む内方に固設された構造の残留トナー回収構造体と、備え、前記残留トナー回収構造体は、残留トナー回収口を前記第2ローラー位置若しくは第1ローラーと第2ローラーの間に存する第3のローラー位置の中間転写ベルトに向け、かつクリーニング部材を同位置の中間転写ベルトに圧接した状態で、回収容器を画像形成装置筐体内に収納されているとともに、筐体壁面を開放した場合には回収構造体全体を画像形成装置筐体から取り出すことができ、さらに、筐体壁面を閉じた場合には、筐体壁面とこれに面する回収容器の第1側壁とが当接し、かつ回収容器の第1側壁に対向する第2側壁が画像形成装置筐体内に設けられた位置決め板に当接する構成としてあり、複数の画像形成ユニットが中間転写ベルトに沿って設けられる場合は、前記残留トナー回収構造体の残留トナー回収口並びにクリーニング部材は第2ローラー位置の中間転写ベルト部分に位置/圧接されており、回収容器は第2ローラーの直下に上下方向に拡がる空間に配置されており、前記画像形成装置は、筐体の左側壁が開閉自在であり、前記左側壁を開放時に、残留トナー回収構造体は、水平方向に取り出すことが出来ることを特徴とする
また、本発明の画像形成装置は、筐体の前壁が開閉自在であり、前壁を開放時に、残留トナー構造体は、クリーニング部材と第3ローラーとの圧接を解除した状態で、前方へ水平移動して取り出す構成とすることが出来る。
また、本発明は、前記クリーニング部材がクリーニングブレードである構成とすることが出来る。
本発明によれば、次のような効果がある。
(1)中間転写ベルトを傾斜姿勢に配置し、そのベルトの高い側の第2ローラーの位置の中間転写ベルトにトナー回収口を圧接して、回収容器は第2ローラー直下の空間に配するか又は第1ローラーと第2ローラーとの間の第3のローラー位置の中間転写ベルトにトナー回収口を圧接し、回収容器は転写ベルト直下の空間に配しているので、トナー回収口の高さを従来の第1ローラー側にトナー回収口を設けたものよりも高くすることが出来る。トナー回収容器を、高位置の第2ローラーから直下方に拡がって配置した場合は、トナー貯留量を従来に比べて増大することが出来る。また、第1ローラーよりも高位置となる第3ローラー位置にトナー排出口を設けた場合は、画像形成ユニットが単一の場合に特に、中間転写ベルトの下方に大きな空間が確保できるので、回収容器は転写ベルト下方に横方向に寸法のある大きなものを配置することが出来、矢張り、従来に比べて、トナー貯留量を増大することが出来る。その結果、クリーニング部材を回収容器に一体に固定的に設けても、クリーニング部材の寿命と、回収容器に残留トナーが容器交換の必要な規定量回収されるまでの期間とを合わせることが容易にできる。特に、クリーニング部材の寿命が長期化した場合でもそれにあわせて回収容器の大きさを変更することができ、大変汎用性が高い。
(2)中間転写ベルトが傾斜姿勢に配置されているので、前記のように残留トナーの回収容量が増えても、装置全体の幅が増大することが無い。即ち、コンパクトな構造にして、残留トナー回収量の増大が実現する。
実施例1における画像形成装置の全体断面図である。 残留トナー回収構造体の斜視図である。 残留トナー回収構造体を画像形成装置にセットした状態を示す図である。 残留トナー回収構造体を画像形成装置から取り外す状況を説明する図である。 実施例2の画像形成装置を示す概略図である。 実施例3の画像形成装置を示す概略図である。 実施例3において、残留トナー回収構造体を取り外す状況を説明する図である。
以下、本発明に係るクリーニング装置および画像形成装置の実施の形態を、プリンターを例にして説明する。
図1は、プリンター1の全体構成を示す概略正面図である。同図では、プリンター1を正面側から見たときの左右方向をX軸方向、上下方向をY軸方向、X軸とY軸の双方に直交する奥行方向をZ軸方向で示している。
同図に示すように、プリンター1は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応した作像部2Y,2M,2C,2Kと、中間転写部3と、給送部4と、定着部5などを備えている。
プリンター1は、ネットワーク(例えば、LAN)に接続され、外部の端末装置(不図示)からプリントジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色トナー像を形成し、形成したトナー像を記録用のシートSへ転写してカラー画像を形成する。
作像部2Y,2M,2C,2Kは、この順に中間転写部3の中間転写ベルト15の走行方向(矢印B方向)に沿って並置されている。
作像部2Kは、矢印A方向に回転する像担持体としての感光体ドラム10Kと、帯電部11Kと、現像部13Kと、クリーニング部14Kなどを有しており、感光体ドラム10K上にK色のトナー像を作像する。
他の作像部2Y,2M,2Cは、作像部2Kと基本的に同様の構成であり、感光体ドラム10Y,10M,10Cと、帯電部11Y,11M,11Cと、現像部13Y,13M,13Cと、クリーニング部14Y,14M,14Cなどを有し、感光体ドラム10Y,10M,10C上にY,M,C色のトナー像を作像する。
中間転写部3は、作像部2Y~2Kよりも上に配される中間転写ベルト15に加えて、駆動モーター(不図示)により回転駆動される駆動ローラー16と、従動ローラー17と、一次転写ローラー18Y,18M,18C,18Kと、二次転写ローラー19と、クリーニング部20などを有している。
この実施例において、中間転写ベルト15は図に示すように、従動ローラー17に巻きかかっている部分が駆動ローラー16に巻きかかっている部分より高くなる傾斜姿勢に維持されている。この姿勢を維持するために、プリンター1の機枠(不図示)に、駆動ローラー16と従動ローラー17を図1に見られるように上下に段違い状に軸支している。また、一次転写ローラー18Y,18M,18C,18Kもこの順に、中間転写ベルト15の傾斜に合わせて漸次下方に位置するよう、前記プリンター機枠に軸承されている。これに伴い、作像部2Y,2M,2C,2Kもこの順に漸次下方に位置する配置とされている。
中間転写ベルト15は、無端状のベルトであり、駆動ローラー16と従動ローラー17と一次転写ローラー18Y~18Kに張架されて矢印B方向(ベルト走行方向)に一定速度Vaで周回駆動される。中間転写ベルト15の材料としては、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂にカーボンを分散させて、表面抵抗値を1×107~1×1012〔Ω/□〕に調整したものが用いられる。その他、ポリカーボネイト(PC)樹脂、ポリイミド(PI)樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂、ナイロン(商標)系樹脂などの樹脂や、シリコンゴム、ウレタンゴム等の弾性材、またこれらに導電粉体やカーボンを分散させることで抵抗調整を行った材料としても良い。
一次転写ローラー18Y~18Kは、対応する感光体ドラム10Y~10Kに中間転写ベルト15を介して対向配置されている。二次転写ローラー19は、中間転写ベルト15を介して駆動ローラー16に対向配置されている。
作像部2Y~2Kよりも下方には露光部12が設けられ、制御部(不図示)からの駆動信号によりY~K色の画像形成のための光ビームLを発光素子から発する。
作像部ごとに、帯電部11Y~11Kにより帯電された感光体ドラム10Y~10Kが露光部12から発せられた光ビームLにより露光走査されて感光体ドラム10Y~10K上に静電潜像が作像され、その静電潜像が現像部13Y~13Kに収容されているトナーを含む現像剤により現像され、対応する色のトナー像が感光体ドラム10Y~10K上に形成される。トナー粒子は、球状のバインダー樹脂に、帯電性や流動性を向上させるための外添剤が添加されてなる。
感光体ドラム10Y~10K上に形成されたY~K色のトナー像は、一次転写ローラー18Y~18Kの静電作用により中間転写ベルト15に一次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト15上の同じ位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。一次転写の際に、感光体ドラム10Y~10K上のトナー像のうち、中間転写ベルト15に転写されずに感光体ドラム上に残った残留トナーは、クリーニング部14Y~14Kに設けられたクリーニングブレード141により掻き取られる。
中間転写ベルト15上に多重転写されたY~K色のトナー像は、中間転写ベルト15の周回走行により、二次転写ローラー19が中間転写ベルト15と接する二次転写位置19aまで移動する。
プリンター1の最下部には給送部4が設けられていて、給紙カセット41に収容された記録用のシートSを繰り出しローラー21で搬送路に繰り出して、停止中のタイミングローラー22まで搬送する。
タイミングローラー22は、周回する中間転写ベルト15上に多重転写されたY~K色トナー像が二次転写位置19aに到達するタイミングに合わせて、回転を開始し、シートSを二次転写位置19aに搬送する。
シートSが二次転写位置19aを通過する際に、中間転写ベルト15上に多重転写されたY~K色のトナー像が二次転写ローラー19の静電作用によりシートS上に二次転写される。これにより、シートS上にカラートナー像が形成される。なお、二次転写の際に、中間転写ベルト15上のトナー像のうち、シートSに転写されずに中間転写ベルト15上に残った残留トナーや外添剤、およびシートSの紙面との接触により中間転写ベルト15周面に付着した紙粉などの残留物は、中間転写ベルト15の周回走行により従動ローラー17まで移動したところで、クリーニング部20に存在するクリーニング部材201により除去され、回収容器202内に回収される。クリーニング部20の構成については後述する。
二次転写位置19aでカラートナー像が二次転写されたシートSは、定着部5に搬送される。定着部5は、加熱ローラー5aとこれに圧接して定着ニップを形成する加圧ローラー5bとを有し、二次転写ローラー19により搬送されて来るシートSが定着ニップを通過する際に、シートS上のカラートナー像(未定着画像)を加熱、加圧により熱定着する。定着部5を通過したシートSは、プリンター上部に設けた、排紙トレイ24上に排出される。
図2に、クリーニング部20の詳細な構成を示す。クリーニング部20は図からわかるように、回収容器202内にクリーニング部材201を一体的に設けた構造をしている。回収容器202とクリーニング部材201を一体化した構造なので、ここではクリーニング部20を残留トナー回収構造体と呼ぶ。
この構造体20は、より詳しくは直方体形状をした中空の容器202の1側面202aの上部にトナー回収口203を開設し、回収口203の内方にクリーニング部材の一例としてクリーニングブレード201を設けた構成をしている。前記トナー回収口203の幅Wは中間転写ベルト15の幅より若干広く設計してあり、高さHは、従動ローラー17の直径より若干広く設計されている。また、クリーニングブレード201の幅は中間転写ベルト15の幅と略等しく設計されている。クリーニングブレード201は回収容器内に前後壁202b、202c間にわたって架設したブレード保持ブラケット204に固定されている。
クリーニングブレード201の回収容器202内での位置は、図3に示すように回収容器202の回収口203を従動ローラー17を外套する状態まで嵌め込んだとき、従動ローラー17位置の中間転写ベルト15にクリーニングブレード201が圧接するような関係位置としてある。
前記回収容器202のサイズ、特に上下方向高さBHは、図3に示したように回収容器202を残留トナーの除去、回収可能な姿勢にセットした状態で、回収容器底面202dが、中間転写部3、作像部2Y~2Kと給紙部4を仕切る仕切り板42に接する程度まで長く設定されている。この場合において、中間転写ベルト15が既に説明したように従動ローラー17側が上方に位置する傾斜姿勢に支架されており、その上方側の従動ローラー17に回収口203を嵌め込んでセットされているので、前記仕切り板42から従動ローラー17までの高さは、従来の駆動ローラー16側に設けられる回収容器よりも十分高くなり、それだけ、残留トナー収容体積も多くなる。
図3に示すように残留トナー回収構造体20を残留トナー除去、回収可能にセットした状態で、回収容器202の側壁202aは、仕切り板42から起立した位置決め板43に当接しそれ以上の機内への進出が不可能になっている。また、この状態で、対向する側壁202eは、プリンター1の左側壁1aに当接している。これによって、残留トナー回収構造体20が残留トナーの除去、回収を安定して継続することが出来るよう保証している。
前記プリンター1の左側壁1aは、図4に示すように下端部を支軸として開閉揺動可能に構成されている。従って、左側壁1aを開放した時は、残留トナー回収構造体20を機外へ取り出すことが出来る。
上記構成において、中間転写ベルト15のX―Z平面に対する傾斜角度θは、例えば10度≦θ≦45度の範囲で定めることが出来る。目安としては、中間転写ベルト15は、排紙トレイ24の底面とほぼ並行しているので、排紙トレイの底面の傾斜角度として許容できる角度10~20度前後が望ましい。
<第2実施例>
図5は本発明の第2の実施例を示す図である。中間転写ベルト15が傾斜姿勢に設けられることは前の実施例と同じであるが、この実施例では、作像部を黒色1色2Kだけの構成としている。
そうすると、他の作像部2Y~2Cの設置位置が空くので、残留トナー構造体20の回収容器202の前後側壁202b、202cをX方向に大幅に延長し、側壁202aが作像部2Kの直近に位置するようにしている。
残留トナー構造体20の取り出し方向は前の実施例と同じである。
この実施例によると、残留トナーの貯留量が飛躍的に拡大し、クリーニングブレードとして耐摩耗性の高いものを使って長寿命化を図った場合、クリーニングブレードの寿命と回収容器の交換時期を一致させる調整がしやすい。
<第3実施例>
図6は本発明の第3の実施例を示す図である。図5の構成と異なるのは、残留トナー回収構造体20の構成と、クリーニングブレードが圧接されるローラーとして、従動ローラー17ではなく第3のローラーとした点である。
即ち、残留トナー回収構造体20は、回収容器202として横長の直方体形状とし、これを中間転写ベルト15の下方に拡がる空間に配置している。また、回収口203は前の実施例とは異なり、回収容器202の上面中央部付近にやや大きめに開設し、この回収口の一部を覆う状態でクリーニングブレードを口部付近に固定している。
第3のローラー25は図示しないプッシャーなどによって押されて中間転写ベルト15を下方に押し緊張させる。そしてこの状態でクリーニングブレードに圧接される。残留トナーが回収容器内に規定量貯留し交換時期になると、プッシャーの駆動を解除し、図7に示すように中間転写ベルト15をクリーニングブレードから離間させる。この状態で、プリンター前面の壁面(不図示)を開放し、回収容器202を前方へスライドして取り出す。
回収容器の取り出し方向が機体前方であるため、プリンター側方への取り出しに比べて、機体左右に余分な作業空間を確保する必要が無く、また、交換作業も楽である。
尚、上記各実施例において、クリーニング部材としてブレードを用いているが、現在知られているクリーニング部材であればローラー構造のものであれ、また静電式に吸着する方式であれ、実施することが出来ることは勿論である。
本発明は、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置でシートに二次転写する画像形成装置において、上記の通り、中間転写ベルトを傾斜姿勢に配置し、傾斜上方側の中間転写ベルト部分に、回収容器に一体的に設けられたクリーニング部材を圧接し、中間転写ベルト上の残留トナーを除去し、回収容器に回収する構造に関する。
回収容器の設置空間を大きく確保できるので、回収容器として大きなものを使用できる。このため、クリーニング部材の寿命と回収容器の交換時期の調整が可能になる。よって産業上の利用性は高い。
1 プリンター
1a プリンター側壁
2Y~2K 作像部
3 中間転写部
4 給紙部
5 定着部
15 中間転写ベルト
16 第1ローラー(駆動ローラー)
17 第2ローラー(従動ローラー)
20 残留トナー構造体
201 クリーニング部材
202 回収容器
203 回収口
42 仕切り板
43 位置決め板

Claims (6)

  1. 中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置で前記中間転写ベルトの周面とこれに接する転写部材との間の転写ニップを下から上に通過するシートに二次転写する画像形成装置であって、
    前記中間転写ベルトが第1ローラーと第2ローラーとに跨って巻き掛けられ、前記第1ローラーが前記中間転写ベルトを挟んで前記転写部材に接し、前記第1ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分に対して第2ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分が斜め上に位置する傾斜姿勢となるよう前記第1ローラー及び第2ローラーを段違い状態で支架する画像形成装置本体の機枠と、
    前記中間転写ベルト上において前記第2ローラーよりも中間転写ベルトの走行方向下流側かつ前記第1ローラーよりも前記走行方向上流側の一または複数の一次転写位置でトナー像を一次転写する一または複数の画像形成ユニットと、
    中間転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部材が、該クリーニング部材によって除去された残留トナーを貯留する回収容器の残留トナー回収口若しくは回収口を臨む内方に固設された構造の残留トナー回収構造体と、
    を備え、
    前記残留トナー回収構造体は、残留トナー回収口を前記第2ローラー位置若しくは第1ローラーと第2ローラーの間に存する第3のローラー位置の中間転写ベルトに向け、かつクリーニング部材を同位置の中間転写ベルトに圧接した状態で、回収容器を画像形成装置筐体内に収納されているとともに、筐体壁面を開放した場合には回収構造体全体を画像形成装置筐体から取り出すことができる構成としてあり、
    一の画像形成ユニットだけが中間転写ベルトに沿って設けられる場合は、回収容器は、第2ローラー位置から直下の空間と中間転写ベルトの下方を前記一の画像形成ユニットの所まで広がる空間とに跨る形態で配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置で前記中間転写ベルトの周面とこれに接する転写部材との間の転写ニップを下から上に通過するシートに二次転写する画像形成装置であって、
    前記中間転写ベルトが第1ローラーと第2ローラーとに跨って巻き掛けられ、前記第1ローラーが前記中間転写ベルトを挟んで前記転写部材に接し、前記第1ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分に対して第2ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分が斜め上に位置する傾斜姿勢となるよう前記第1ローラー及び第2ローラーを段違い状態で支架する画像形成装置本体の機枠と、
    前記中間転写ベルト上において前記第2ローラーよりも中間転写ベルトの走行方向下流側かつ前記第1ローラーよりも前記走行方向上流側の一または複数の一次転写位置でトナー像を一次転写する一または複数の画像形成ユニットと、
    中間転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部材が、該クリーニング部材によって除去された残留トナーを貯留する回収容器の残留トナー回収口若しくは回収口を臨む内方に固設された構造の残留トナー回収構造体と、
    を備え、
    前記残留トナー回収構造体は、残留トナー回収口を前記第2ローラー位置若しくは第1ローラーと第2ローラーの間に存する第3のローラー位置の中間転写ベルトに向け、かつクリーニング部材を同位置の中間転写ベルトに圧接した状態で、回収容器を画像形成装置筐体内に収納されているとともに、筐体壁面を開放した場合には回収構造体全体を画像形成装置筐体から取り出すことができる構成としてあり、
    一の画像形成ユニットだけが第3のローラー位置の中間転写ベルトに設けられる場合は、回収容器が、第3のローラー位置から直下の空間と中間転写ベルトの下方を前記一の画像形成ユニットの所まで広がる空間とに跨がる形態で配置されると共に、残留トナー回収口が回収容器の前記第3ローラーと向き合う容器上面部位に開設され、クリーニング部材は第3のローラー位置の中間転写部材に圧接される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像を、二次転写位置で前記中間転写ベルトの周面とこれに接する転写部材との間の転写ニップを下から上に通過するシートに二次転写する画像形成装置であって、
    前記中間転写ベルトが第1ローラーと第2ローラーとに跨って巻き掛けられ、前記第1ローラーが前記中間転写ベルトを挟んで前記転写部材に接し、前記第1ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分に対して第2ローラーに巻き掛けられている中間転写ベルト部分が斜め上に位置する傾斜姿勢となるよう前記第1ローラー及び第2ローラーを段違い状態で支架する画像形成装置本体の機枠と、
    前記中間転写ベルト上において前記第2ローラーよりも中間転写ベルトの走行方向下流側かつ前記第1ローラーよりも前記走行方向上流側の一または複数の一次転写位置でトナー像を一次転写する一または複数の画像形成ユニットと、
    中間転写ベルト上の残留トナーを除去するクリーニング部材が、該クリーニング部材によって除去された残留トナーを貯留する回収容器の残留トナー回収口若しくは回収口を臨む内方に固設された構造の残留トナー回収構造体と、
    を備え、
    前記残留トナー回収構造体は、残留トナー回収口を前記第2ローラー位置若しくは第1ローラーと第2ローラーの間に存する第3のローラー位置の中間転写ベルトに向け、かつクリーニング部材を同位置の中間転写ベルトに圧接した状態で、回収容器を画像形成装置筐体内に収納されているとともに、筐体壁面を開放した場合には回収構造体全体を画像形成装置筐体から取り出すことができ、さらに、筐体壁面を閉じた場合には、筐体壁面とこれに面する回収容器の第1側壁とが当接し、かつ回収容器の第1側壁に対向する第2側壁が画像形成装置筐体内に設けられた位置決め板に当接する構成としてあり、
    複数の画像形成ユニットが中間転写ベルトに沿って設けられる場合は、前記残留トナー回収構造体の残留トナー回収口並びにクリーニング部材は第2ローラー位置の中間転写ベルト部分に位置/圧接されており、回収容器は第2ローラーの直下に上下方向に拡がる空間に配置されており、
    前記画像形成装置は筐体の左側壁が開閉自在であり、前記左側壁を開放時に、残留トナー回収構造体は、水平方向に取り出すことが出来る
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置は筐体の左側壁が開閉自在であり、前記左側壁を開放時に、残留トナー回収構造体は、水平方向に取り出すことが出来る
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置は、筐体の前壁が開閉自在であり、前壁を開放時に、残留トナー構造体は、クリーニング部材と第3ローラーとの圧接を解除した状態で、前方へ水平移動して取り出すことが出来る
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記クリーニング部材がクリーニングブレードである
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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