JP2023083868A - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニング装置において掻き取られたトナーの飛散を防止する。【解決手段】中間転写ユニット1は、中間転写ベルト40の外周面に当接可能なサブブレード64が、クリーニングブレード54よりも上流側の飛散防止部材60に備えられたクリーニング装置50を有する。飛散防止部材60には、サブブレード64を中間転写ベルト40の外周面に当接した状態と、その外周面から離れた状態との間で往復移動させる離接機構部70が接続されている。離接機構部70は、飛散防止部材60を離接方向に案内する案内溝を有するスライド部材72と、スライド部材72に当接しながら回転してスライド部材72をスライド方向に移動させるカム部76とを有する。飛散防止部材60は、案内溝に係合する係合突起661を備えて離接機構部70に接続されている。【選択図】図3A

Description

本発明は、転写ベルトに残留するトナーを除去するクリーニング装置を備える転写装置、およびその転写装置を備える画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置は、感光体ドラムや転写ベルト等の回転体の外周面にトナー像が形成される像担持体を備えている。像担持体の外周面のトナーは、印刷後にも外周面に残って、残留トナーとなることがある。残留トナーをそのままにしておくと、次の画像形成時に汚れとして現れるなど、画質を低下させる要因となる。そのため、残留トナーを除去するためのクリーニング装置を装備した画像形成装置も提案されている。
この種のクリーニング装置は、画像形成装置に設けられるドラムユニットやプロセスカートリッジ等にも装備され、像担持体の外周面の残留トナーを掻き落として、廃トナーとして処理するように構成されている。ところが、像担持体は外周面が回転または移動する部材であるので、像担持体とクリーニング装置とを密着させることは困難であり、厳密には間隙を介して配置されている。そのため、像担持体とクリーニング装置との間隙から、既に掻き落とされたトナーが漏れ出たり飛散したりするといった問題があった。
このような問題に対して、例えば特許文献1には、転写ベルトの外周面の残留トナーを掻き取るクリーニングブレードおよびブラシローラを備えて、ブラシローラが転写ベルトの外周面に当接するとともに所定の回転方向に回転することで、転写ベルトの外周面に残留したトナーを掻き取る構成のクリーニング装置について開示されている。さらに、転写ベルトの周回移動方向におけるブラシローラの上流側にはサブブレードが設けられて、掻き取られたトナーが前記上流側に漏れ出ないようにすることが提案されている。
特開2017-203813号公報
前記従来のクリーニング装置の構成により、転写ベルトの外周面に残留したトナーを適切に取り除くことができ、掻き取られたトナーの飛散等も防止される。転写ベルトの外周面には残留トナー以外にも紙粉等の異物が付着していることがあり、このような異物も通常は残留トナーとともに除去することができる。しかしながら、一部の異物がサブブレードの先端部に付着して、サブブレードと転写ベルトの外周面との間に詰まるようなことがあると、サブブレードと転写ベルトとの間に隙間を生じてしまい、掻き取られたトナーがその隙間をすり抜けてしまうことが考えられた。そのため、前記従来のクリーニング装置においても未だ改善の余地があり、飛散防止部材であるサブブレードに付着する異物を、適宜、離脱させることが可能な構成とすることが求められた。
本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、転写ベルトの外周面に残留したトナーを掻き取るとともに、掻き取られたトナーの飛散を確実に防止することを可能にする転写装置および画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、複数の懸架ローラによって周回移動可能に懸架された転写ベルトと、前記転写ベルトの外周面に残留するトナーを除去するクリーニング装置とを有する転写装置であって、前記転写ベルトの外周面にトナー像を転写する像担持体と、前記転写ベルトを挟んで前記像担持体と対向する位置に配置される転写ローラとを備えている。そして、前記クリニーニング装置は、前記転写ベルトの外周面に当接するように設けられるクリーニングブレードと、前記懸架ローラの軸方向に沿って配設されて前記転写ベルトから除去されたトナーを収容する筐体と、前記転写ベルトの外周面に当接可能であって、除去されたトナーの飛散を防止するサブブレードを備えた飛散防止部材とを有し、前記飛散防止部材は、前記クリーニングブレードよりも前記転写ベルトの周回移動方向の上流側に、前記筐体とは別体で設けられて、前記筐体に対して移動可能に備えられ、前記飛散防止部材には、前記サブブレードを前記転写ベルトの外周面に当接した状態と前記外周面から離れた状態との間で往復移動させる離接機構部が接続されたことを特徴としている。
より具体的には、前記構成を有する転写装置において、前記離接機構部には、さらに前記転写ローラが接続されており、前記転写ローラは前記離接機構部により前記転写ベルトに対して当接および離間可能に設けられることが好ましい。
また、前記構成を有する転写装置において、前記サブブレードは、前記懸架ローラの軸方向に延設されて前記転写ベルトの外周面にその先端部が当接可能に設けられることが好ましい。
また、前記構成を有する転写装置において、前記離接機構部は、前記飛散防止部材の往復移動方向である離接方向に前記飛散防止部材を案内する案内溝を有するスライド部材と、前記スライド部材に当接しながら回転して前記スライド部材を前記離接方向と交差するスライド方向に移動させるカム部とを備え、前記飛散防止部材は、前記案内溝に係合する係合突起を備えることが好ましい。
また、前記構成を有する転写装置において、前記離接機構部は、前記スライド部材が前記懸架ローラの軸方向と直交する方向に長く設けられ、前記スライド方向は前記軸方向と直交する方向であることが好ましい。
また、前記構成を有する転写装置において、前記案内溝は、前記スライド部材のスライド方向に長く設けられるとともに、前記離接方向に凸状とされた段部を有することが好ましい。前記段部は複数であることがさらに好ましい。
また、前記構成を有する転写装置において、前記飛散防止部材は、さらに、前記係合突起を有する接続部と、前記接続部が延設されて前記筐体に支持される本体部とを有し、前記本体部は、前記離接方向に長い複数の長孔が設けられて、前記長孔を介して前記筐体に対して移動可能に取り付けられていることが好ましい。
また、前記構成を有する転写装置において、前記転写ローラは、前記スライド部材に接続されて、前記スライド部材の往復移動により前記転写ベルトに当接しまたは前記転写ベルトから離間するように設けられることが好ましい。
また、前記構成を有する転写装置において、前記筐体内には、前記転写ベルトの外周面に当接するように設けられてトナーを掻き取るブラシローラが備えられ、前記ブラシローラは、前記周回移動方向において、前記飛散防止部材よりも下流側であって、前記クリーニングブレードよりも上流側に設けられることが好ましい。
また、前記の各解決手段に係る転写装置を備える画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇である。
本発明によれば、転写ベルトの外周面に残留したトナーを掻き取って除去することができ、さらに、掻き取られたトナーの飛散を防止する飛散防止部材を備えて、その飛散防止部材のサブブレードに付着する異物も離脱させることが可能となり、転写ベルトと飛散防止部材との間に異物によって隙間が生じることを抑制できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す正面図である。 前記画像形成装置に備えられる中間転写ユニットの概略構成を示す正面図である。 前記画像形成装置における画像形成の待機状態での中間転写ユニットを示す説明図である。 図3Aの中間転写ユニットの一部を拡大して示す説明図である。 画像形成の開始時の中間転写ユニットを示す説明図である。 図4Aの中間転写ユニットの一部を拡大して示す説明図である。 画像形成時の中間転写ユニットを示す説明図である。 図5Aの中間転写ユニットの一部を拡大して示す説明図である。 前記中間転写ユニットに備えられるクリーニング装置の飛散防止部材を示す斜視図である。 前記飛散防止部材の接続部を示す断面図であり、図6におけるA-A断面相当図である。 前記中間転写ユニットの他の実施形態を示し、画像形成の待機状態での中間転写ユニットの一部を拡大して示す説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る転写装置、および画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10を正面から見て示す概略構成図である。
図1に示される画像形成装置10は、カラープリンタであって、電子写真方式によって用紙(記録媒体)に多色または単色の画像を形成する。画像形成装置10は、プリンタであるには限定されず、カラー印刷が可能なコピー機、ファクシミリ、またはこれらの機能を備えた複合機であってもよい。
画像形成装置10は、装置本体10a内に、感光体ドラム12、現像装置14、帯電器16、クリーニングユニット18、露光装置20、中間転写ユニット1、2次転写ローラ24および定着ユニット26等のコンポーネントを備え、給紙トレイ28から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排出トレイ30に排出する。
用紙上に画像を形成するための印刷画像データとしては、外部コンピュータから入力される画像データが利用される。ただし、画像形成装置10がスキャナ機能を備える場合には、印刷画像データとしては、外部から入力される画像データのみならず、スキャナによって原稿から読み取った画像データを利用することもできる。
画像形成装置10において扱われる画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、感光体ドラム12、現像装置14、帯電器16およびクリーニングユニット18のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。例えば、4つの画像ステーションは、中間転写ベルト40の走行方向(周回移動方向)に並んで配置され、中間転写ベルト40の周回移動方向における下流側から、つまり2次転写ローラ24に近い側から、ブラック用、シアン用、マゼンタ用およびイエロー用の順に配置されている。各色の配置順は、適宜変更可能である。
各画像ステーションにおいて、感光体ドラム12の回転方向回り(図1では時計回り)に、帯電器16、現像装置14およびクリーニングユニット18がこの順序で配置される。現像装置14に含まれる現像ローラの回転軸および帯電器16の回転軸は、感光体ドラム12の回転軸と平行に並ぶように配置される。
感光体ドラム12は、導電性を有する基体の表面に感光層(光導電層)が形成された像担持体であって、図示しない駆動部によって軸線回りに回転可能に支持される。現像装置14は、感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)ものである。現像装置14には、トナー供給パイプ11を介して、トナーカートリッジ22が接続される。
トナーカートリッジ22は、未使用のトナーおよびキャリアを収容して、例えば現像装置14の上方に配置され、現像装置14にトナーを供給するとともにキャリアを補給する。トナー供給パイプ11は、トナーカートリッジ22と、現像装置14に設けられているトナー補給口とを接続する。
帯電器16は、感光体ドラム12の表面を所定の極性および電位に帯電させる装置である。帯電器16としては、ブラシ型帯電装置、ローラ型帯電装置、コロナ放電装置、イオン発生装置などを用いることができる。
クリーニングユニット18は、感光体ドラム12から中間転写ベルト(転写ベルト)40にトナー像が転写された後に、感光体ドラム12の表面に残存するトナーを除去するとともに回収し、感光体ドラム12の表面を浄化する。したがって、例えば、クリーニングユニット18は、トナーを掻き取るための板状部材であるクリーニング部材と、掻き取ったトナーを回収するための回収容器とを備える。
露光装置20は、現像装置14の下方に設けられる。露光装置20は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム12の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム12の表面に形成する。
転写装置としての中間転写ユニット1は、中間転写ベルト40、駆動ローラ42、従動ローラ44、4つの中間転写ローラ(1次転写ローラ)46、クリーニング装置50等を備えて、感光体ドラム12の上方に配置されている。中間転写ベルト40を挟んで駆動ローラ42と対向する位置には、2次転写ローラ24が配置されている。
2次転写ローラ24には、図示しない転写電源によって電圧(2次転写電圧)が印加され、形成される転写電界の作用により中間転写ベルト40と2次転写ローラ24との間の2次転写ニップ域を用紙が通過する間に、中間転写ベルト40の外周面に形成されたトナー像が用紙に転写(2次転写)される。中間転写ベルト40の表面に残存したトナーは、クリーニング装置50によって除去される。
定着ユニット26は、ヒートローラおよび加圧ローラ等を備え、2次転写ローラ24の上方(用紙搬送方向下流側)に配置される。ヒートローラは、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラと加圧ローラとの間の定着ニップ域を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
画像形成装置10の装置本体10a内には、給紙トレイ28に載置された用紙を2次転写ローラ24および定着ユニット26を経由させて排出トレイ30に送るための用紙搬送路が形成される。この用紙搬送路には、搬送ローラ等の用紙搬送手段が適宜配置される。
画像形成時には、給紙トレイ28に載置された用紙が図示しないピックアップローラによって1枚ずつ用紙搬送路に導かれ、搬送ローラによってレジストローラ32まで搬送される。そして、レジストローラ32によって、用紙の先端と中間転写ベルト40上のトナー像の先端とが整合するタイミングで2次転写ローラ24に用紙が搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット26を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着され、搬送ローラを経て排出トレイ30上に用紙が排出される。
(中間転写ユニット)
図2は、画像形成装置10に備えられる中間転写ユニット1の概略構成を示す正面図である。図3Aは、画像形成装置10における画像形成の待機状態での中間転写ユニット1を示す説明図、図3Bは、図3Aの中間転写ユニット1の一部を拡大して示す説明図である。また、図4Aは、画像形成の開始時の中間転写ユニット1を示す説明図、図4Bは、図4Aの中間転写ユニット1の一部を拡大して示す説明図、図5Aは、画像形成時の中間転写ユニット1を示す説明図、図5Bは、図5Aの中間転写ユニット1の一部を拡大して示す説明図である。
なお、以下の説明では、図1に示すように、図中手前側を正面として画像形成装置10を見た状態を想定し、画像形成装置10および中間転写ユニット1における前後方向X、左右方向Y、および上下方向Zを規定して説明している。当該方向は画像形成装置10および中間転写ユニット1等の使用形態を限定する意図ではない。
画像形成装置10において、転写装置としての中間転写ユニット1は、図2に示すように、駆動ローラ42と従動ローラ44とに懸架された中間転写ベルト40を備えている。中間転写ベルト40は、可撓性を有する無端状のベルトであって、カーボンブラック等の導電性材料を適宜配合した合成樹脂等によって構成されている。中間転写ベルト40は、懸架ローラとしての駆動ローラ42、従動ローラ44、および複数のテンションローラ48によって懸架されており、その外周面(表面)が感光体ドラム12の表面に対し当接または離間できるように配置されている。駆動ローラ42の回転駆動に伴って、中間転写ベルト40は所定方向(図2では反時計回り、図中C方向)に周回移動する。
駆動ローラ42は、図示しない駆動部によって回転軸が駆動回転される。従動ローラ44は、中間転写ベルト40の周回移動に伴って回転する。駆動ローラ42および従動ローラ44の各回転軸は、感光体ドラム12の回転軸の軸方向に対して平行に設けられている。例示の形態では、感光体ドラム12の回転軸の軸方向は、図3Aに示す前後方向Xとされている。
中間転写ユニット1は、転写ローラとして複数の中間転写ローラ46が、中間転写ベルト40を挟んで感光体ドラム12と対向する位置にそれぞれ配置されている。各中間転写ローラ46は、各感光体ドラム12の上方から中間転写ベルト40の内周面に圧接され、中間転写ベルト40の周回移動に伴って回転する。
画像形成時には、感光体ドラム12の表面に形成されたトナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧が中間転写ローラ46に印加される。これにより、感光体ドラム12と中間転写ベルト40との間に転写電界が形成され、この転写電界の作用によって、感光体ドラム12に形成されたトナー像が中間転写ベルト40の外周面に転写される。例えば、カラー画像を形成する場合には、各感光体ドラム12に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト40に順次重ねて転写(1次転写)されて、中間転写ベルト40の外周面に多色のトナー像が形成される。
図3Aに示すように、中間転写ユニット1は、さらに、離接機構部70を備えており、複数の中間転写ローラ46が離接機構部70によって変位可能とされている。例示の形態では、中間転写ローラ46は、図3Aに示される中間転写ベルト40から離れた離間位置と、図5Aに示される中間転写ベルト40に当接して押圧される当接位置との間で変位可能とされている。中間転写ユニット1における離接機構部70は、カム部76、スライド部材72およびアーム部材78等を備えている。
カム部76は、図示しない駆動部(駆動モータ)の駆動力によって回転する駆動軸に取り付けられ、この駆動軸の軸回りに回転する。駆動軸は、中間転写ベルト40の周回移動方向Cに直交する方向(感光体ドラム12の回転軸方向、例示の形態では前後方向X)に延びるように設けられ、駆動モータから駆動力を伝達されることで回転する。例えば、駆動モータはステッピングモータ等の汎用のモータであって、図示しない制御部により制御されている。
カム部76は、例示の形態では板カムとされている。カム部76は外周面が曲面状に形成されており、その位相(回転角度)によって、カム部76の外周面と、回転中心となる駆動軸との距離が増減変化する。図3Aに示すように、カム部76の外周面は、スライド部材72の一方の端部(図3Aでは駆動ローラ42側の端部)に当接するように設けられている。このようなカム部76としては、正面カムまたは両面カム等の他の形態を有するものであってもよい。
スライド部材72は、駆動ローラ42および従動ローラ44の軸方向と直交する方向に長く設けられている。例示の形態では、スライド部材72は、前後方向Xに直交する左右方向Yをスライド方向として、スライド可能に支持されている。このスライド部材72は、イエロー用中間転写ローラ46Yからブラック用中間転写ローラ46K(図2参照)までの長さよりも長く延設される1つの長尺部材とされている。
また、スライド部材72は、図示しない付勢部材によってカム部76側に付勢されている。スライド部材72は付勢部材の付勢力に抗して、または付勢部材の付勢力によって、左右方向Yに移動可能に支持されている。
スライド部材72には、各色の画像ステーションに対応する位置に、屈曲形状のアーム部材78が接続されている。各アーム部材78は、例えば一方の端部が中間転写ユニット1の図示しないフレームに回転自在に取り付けられ、スライド部材72に対して移動可能に支持されており、他方の端部には各画像ステーションに対応する中間転写ローラ46が回動可能に取り付けられている。
アーム部材78は、スライド部材72の移動に連動して、それぞれスライド方向(左右方向Y)に平行移動可能とされる。また、アーム部材78は、中間転写ユニット1の本体との間に図示しない付勢部材を備え、またはスライド溝などの支持部を備えており、スライド部材72との接続部を中心に回動可能とされる。スライド部材72の動きに連動して、アーム部材78の他方の端部、すなわちアーム部材78に備えられた中間転写ローラ46は、上下方向Zに移動するものとなる。
図3Aに示す状態では、カム部76の駆動軸と、カム部76の外周面との距離が短く、スライド部材72は図中右側に位置しており、各中間転写ローラ46が上方に移動している。この場合、中間転写ローラ46は中間転写ベルト40から離れている。これにより、すべての中間転写ローラ46が中間転写ベルト40から離間した状態(待機状態)となっている。この待機状態では、中間転写ベルト40と、各感光体ドラム12(12Y~12K)とが離間する。
図3Aに示す状態から図4Aに示す状態へと、カム部76が図中E方向に回転することで、スライド部材72が図中左方向(第1方向F)に移動する。中間転写ローラ46は下方に移動する。さらにカム部76が図中E方向に回転することで、図5Aに示すように、スライド部材72はさらに第1方向Fに移動する。スライド部材72が移動すると、アーム部材78はそれに連動して移動する。中間転写ローラ46は、中間転写ベルト40に当接(押圧)する方向に移動する。スライド部材72は、カム部76の回転角度に応じて移動されるので、カム部76の回転角度を制御することによって、各中間転写ローラ46を中間転写ベルト40に対して離接させることができる。
図5Aに示す状態は、待機状態からカム部76の回転角度が変化した状態であって、中間転写ローラ46は待機位置から所定距離移動して、中間転写ベルト40を押圧しうる所定の作動位置に配置されている。複数の中間転写ローラ46はすべて中間転写ベルト40に当接しており、中間転写ベルト40の外周面がすべての感光体ドラム12に当接したカラー画像の形成が可能な状態とされている。イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色のトナーが、イエロー用感光体ドラム12Y、マゼンタ用感光体ドラム12M、シアン用感光体ドラム12C、およびブラック用感光体ドラム12Kにそれぞれ供給され、各色のトナー像が形成される。
(クリーニング装置)
中間転写ユニット1には、中間転写ベルト40の外周面の残留トナーを除去するためのクリーニング装置50が備えられている。図2に示すように、クリーニング装置50は、中間転写ベルト40の外周面に当接するように設けられるクリーニングブレード54と、従動ローラ44の軸方向に沿って配設される筐体52と、除去されたトナーの飛散を防止する飛散防止部材60とを備えている。
クリーニングブレード54は、例えば中間転写ベルト40の周回移動方向Cにおいて2次転写ニップ域と最も上流側の画像ステーション(例えばイエロー用感光体ドラム12Yを有するイエロー用の画像ステーション)との間に設けられている。クリーニングブレード54は、長尺の略矩形板状の弾性部材であって、中間転写ベルト40の幅方向であって従動ローラ44の軸方向である、周回移動方向Cと直交する前後方向Xに延設されている。図2に示す形態では、クリーニングブレード54は、先端部が中間転写ベルト40を挟んで従動ローラ44と対向するように設けられている。
また、クリーニングブレード54は、その先端部が中間転写ベルト40の外周面に対してカウンタ方向に所定圧で当接するように設けられている。これにより、用紙にトナー像が転写される2次転写ニップ域を通過した後の中間転写ベルト40に対して、クリーニングブレード54が、残留トナーや付着している紙粉などの異物を外周面から機械的に掻き取って除去する。
筐体52は、クリーニングブレード54を支持して、中間転写ベルト40から除去されたトナーを収容する容器状に設けられている。図2に示すように、筐体52には開口部が従動ローラ44の外周面に対向するように設けられ、クリーニングブレード54の先端部がその開口部の近傍に配置されている。
筐体52内には、ブラシローラ56と搬送スクリュー58とが前後方向Xに沿って配設されている。ブラシローラ56は、中間転写ベルト40の外周面に当接して回転し、残留トナーを掻き取る。ブラシローラ56は、中間転写ベルト40の周回移動方向Cにおいて、飛散防止部材60よりも下流側であって、クリーニングブレード54よりも上流側に設けられている。搬送スクリュー58は従動ローラ44の回転方向とは反対方向に回転駆動されて、掻き取られたトナーを図示しない廃トナー収容部へと搬送する。
これにより、2次転写ニップ域において用紙にトナー像が転写された後、中間転写ベルト40の外周面に残留トナーがあると、クリーニング装置50のブラシローラ56によって掻き取られ、ブラシローラ56で取りきれなかったトナーは、クリーニングブレード54によって掻き取られることとなる。
飛散防止部材60は、クリーニング装置50の筐体52とは別体で設けられて、筐体52の外側に配設されている。また、飛散防止部材60は、中間転写ベルト40の周回移動方向Cにおいて、クリーニングブレード54よりも上流側に設けられている。
図3Aに示すように、飛散防止部材60には、中間転写ベルト40の外周面に当接可能なサブブレード64が備えられている。サブブレード64は、クリーニングブレード54と同様に、長尺の略矩形板状の弾性部材であって、中間転写ベルト40の幅方向であって従動ローラ44の軸方向(前後方向X)に延設されている。図3Aでは、破線で示されるクリーニング装置50において、サブブレード64は筐体52の開口部の外側に配設されて、中間転写ベルト40から掻き取られたトナーが、中間転写ベルト40における周回移動方向Cの上流側に漏れ出ないようにトナーを受ける。
図6は、クリーニング装置50に備えられる飛散防止部材60の一例を示す斜視図である。図示するように、飛散防止部材60は、前後方向Xに長い部材とされており、本体部62と、本体部62における前後方向Xの端部に設けられた接続部66とを備える。本体部62は、クリーニング装置50の筐体52の外形状に沿う断面略L字状に形成されている。サブブレード64は本体部62から下方に垂設され、先端部が中間転写ベルト40の外周面に向くように配設されている。接続部66には、前後方向Xの外方へ突出する係合突起661が設けられている。係合突起661は、例えば略円柱状の突状部とされている。
ここで、飛散防止部材60は、筐体52に対して移動可能に備えられている。図6に示すように、飛散防止部材60は本体部62に、上下方向Zに長い複数の長孔621が設けられている。これらの長孔621にはビス等の止着具68が挿通され、この長孔621を介して本体部62がクリーニング装置50の筐体52の外面に取り付けられる。本体部62は、筐体52に対して、長孔621の範囲内で上下方向Zに移動可能な状態で備えられる。
飛散防止部材60が上下方向Zに動くことで、本体部62に備えられたサブブレード64は上下方向Zに移動可能とされる。図3Aに戻って、サブブレード64が上下方向Zに移動可能に備えられていることで、サブブレード64は、図3Aに示される中間転写ベルト40の外周面に当接した状態と、図4Aに示される中間転写ベルト40の外周面から離れた状態との間で、往復移動することが可能とされている。
この飛散防止部材60には、中間転写ユニット1における離接機構部70が接続されている。図3Aに示すように、離接機構部70のスライド部材72は、駆動ローラ42側の端部にカム部76が当接され、他方の従動ローラ44側の端部に飛散防止部材60が接続された構成を有している。
例示の形態では、飛散防止部材60の接続部66は、スライド部材72に接続されている。スライド部材72における従動ローラ44側の端部には、飛散防止部材60を案内する案内溝74が設けられている。
図3Bに拡大して示すように、案内溝74はスライド部材72のスライド方向(例示の形態では左右方向Y)に長く設けられ、上下方向Zに略一定の溝幅を有して形成されている。案内溝74の途中部には、凸状の段部741が設けられている。段部741は、上下方向Zの上方に突出されている。段部741の対向位置では、案内溝74は、段部741の大きさに対応して上方に窪んだ凹部が設けられている。
図7は、飛散防止部材60の接続部66を示す断面図であり、図6におけるA-A断面相当図である。スライド部材72の案内溝74には、飛散防止部材60の係合突起661が係合されている。スライド部材72が、左右方向Yのスライド方向に移動するとき、飛散防止部材60の係合突起661は、スライド部材72の案内溝74内を摺動する。
図3Aに示される待機状態では、スライド部材72は中間転写ローラ46を中間転写ベルト40から離間した状態に保持している。サブブレード64は中間転写ベルト40の外周面に当接している。このとき、図3Bに示されるように、係合突起661は、案内溝74内で左側端部に位置している。
図4Aに示すように、カム部76が図中E方向に回転することで、カム部76の外周面と、回転中心となる駆動軸との距離が拡大する。スライド部材72は左右方向Yに沿った第1方向F(図中左方向)に移動する。このとき、図4Bに拡大して示すように、スライド部材72の第1方向Fへの移動によって係合突起661は案内溝74の段部741に乗り上げる。係合突起661を備える接続部66は、上下方向Zに沿って上方に動く。
前記のとおり、飛散防止部材60は、クリーニング装置50の筐体52に対して、長孔621の範囲内で上下方向Zに移動可能な状態で備えられている。そのため、図4Aに示されるように、係合突起661が案内溝74の段部741に乗り上げることで、飛散防止部材60は段部741の突出高さ分だけ上方へ動くこととなる。サブブレード64は、先端部が中間転写ベルト40の外周面から離間する。
図5Aに示すように、さらにカム部76が図中E方向に回転することで、スライド部材72は第1方向Fにさらに移動する。中間転写ローラ46は中間転写ベルト40に当接する方向に移動する。図5Bに拡大して示すように、スライド部材72の移動によって、係合突起661は段部741から離れ、案内溝74内で右側端部に位置することとなる。係合突起661が段部741から離れ落ちるように移動することで、飛散防止部材60は段部741の突出高さ分、下方へ動く。これにより、サブブレード64は先端部が中間転写ベルト40の外周面に再び当接する。
さらにカム部76が図中E方向に回転することで、カム部76の外周面と、回転中心となる駆動軸との距離が短くなる。スライド部材72は、カム部76側に付勢されているので、左右方向Yに沿って第1方向Fと反対方向(図中右方向)に移動するものとなる。飛散防止部材60の係合突起661は、図5Bに示した状態から図4Bに示した状態となり、係合突起661が案内溝74内で摺動して再び段部741に乗り上げる。飛散防止部材60は段部741の突出高さ分だけ上方へ動き、サブブレード64は、再び先端部が中間転写ベルト40の外周面から離間する。
さらにカム部76が回転することで、飛散防止部材60の係合突起661は図4Bに示した状態から図3Bに示した状態に戻る。飛散防止部材60は段部741の突出高さ分、下方へ動き、サブブレード64は先端部が中間転写ベルト40の外周面に再び当接する。
このように、離接機構部70において、カム部76が回転することでスライド部材72の左右方向Yのスライド移動がなされ、それに伴って、飛散防止部材60が上下方向Zに往復移動する。飛散防止部材60に備えられたサブブレード64は、中間転写ベルト40に対して離接方向に往復移動するものとなる。
また、係合突起661が案内溝74の段部741に乗り上げた後、段部741から下方に落ちる動作で、サブブレード64に振動が加わる。サブブレード64に紙粉等の異物が付着している場合は、サブブレード64の離接方向の往復移動は振動として異物に伝わり、剥離しやすくなる。サブブレード64が上下方向Zに繰り返し振動することで、異物の剥離が促進され、サブブレード64から離脱することが可能となる。異物がサブブレード64から離脱すると、中間転写ベルト40の外周面に付着し、クリーニング装置50のブラシローラ56またはクリーニングブレード54で掻き落とされて除去される。
その結果、サブブレード64と中間転写ベルト40の外周面との間に異物が詰まることが防がれ、サブブレード64と中間転写ベルト40の外周面との間に隙間を生じることが回避される。サブブレード64と中間転写ベルト40とが隙間なく当接可能となるので、掻き取られたトナーがサブブレード64を超えて漏れ出たり飛散したりすることが防がれる。
なお、飛散防止部材60には筐体52との間に付勢部材が備えられて、サブブレード64が中間転写ベルト40側に付勢されていてもよい。その場合、スライド部材72の案内溝74では、付勢部材の付勢力に抗して係合突起661が段部741に乗り上げ、その後、付勢力によって段部741から直ちに離れるので、より効果的にサブブレード64を離接方向に往復移動させることができる。
前記のとおり、異物を離脱させるためのサブブレード64の動きは、中間転写ベルト40に対する離接方向の往復移動(振動)であって、サブブレード64を含めた飛散防止部材60の全体が上下方向Zに動くものとされる。この動きは、例えば異物をはじき落とすようなサブブレード64の先端部だけの変形とは相違しており、離脱した異物を飛散したり拡散させたりすることはない。したがって、サブブレード64から離脱した異物によってクリーニング装置50の周囲を汚染するおそれもない。
図8は、中間転写ユニット1の他の実施形態を示し、画像形成の待機状態での中間転写ユニット1の一部を拡大して示す説明図である。中間転写ユニット1に備えられるクリーニング装置50においては、離接機構部70としてのスライド部材72に設けられる案内溝74は、中間転写ベルト40に対する離接方向に飛散防止部材60を案内する構成であれば、多様な形状により設けることができる。
例えば、スライド部材72に設けられる案内溝74は、1つの段部741を有する構成であるには限られない。図8に示すように、サブブレード64を中間転写ベルト40に対して離接方向に振動させるために、案内溝74には上方に凸状とされた複数の段部741を有する構成であってもよい。この場合、段部741は、案内溝74に2つ以上設けられることが好ましく、図8に示すように3つ以上の段部741が連続して設けられることがより好ましい。また、案内溝74において、段部741の形状は図8に示すように略半円形状とされるに限らず、逆V字状に形成されるなど、どのような形状とされてもよい。
このように、案内溝74に複数の段部741が設けられることで、スライド部材72の左右方向Yの移動に連動して、サブブレード64をより細かく振動させることができる。これにより、サブブレード64に付着した異物をより効果的に離脱させることが可能となり、サブブレード64と中間転写ベルト40との間の隙間発生の防止効果が高められる。
サブブレード64を含めた飛散防止部材60における中間転写ベルト40に対する離接方向の往復移動は、画像形成装置10における画像形成の開始時、画像形成の終了時、カラー画像の形成とモノクロ画像の形成との切替え時など、種々のタイミングで実施することができる。例えば画像データが入力されて画像形成が開始される際に、あらかじめ中間転写ユニット1の駆動部を駆動させ、トナー像が中間転写ベルト40に転写される前に、サブブレード64を振動させて異物を離脱させ、除去するように構成されてもよい。また、画像形成の終了後に、中間転写ユニット1の駆動を継続させてサブブレード64を振動させ、異物を除去してから中間転写ユニット1の駆動を停止するように構成されてもよい。
以上のように構成される中間転写ユニット1では、2次転写ニップ域において用紙にトナー像が転写された後に、中間転写ベルト40の外周面の残留トナーが、クリーニング装置50のブラシローラ56およびクリーニングブレード54によって掻き取られる。掻き取られたトナーは筐体52に収容される。筐体52の上流側には、中間転写ベルト40の外周面にサブブレード64が当接するように設けられているので、筐体52内のトナーが上流側に飛散することが防止される。
その上、サブブレード64に異物が付着したとしても、前記のとおりサブブレード64を往復移動もしくは振動させて異物を離脱させることができるので、サブブレード64と中間転写ベルト40との間に隙間が発生することを防止できる。したがって、中間転写ユニット1のクリーニング装置50において、残留トナーの除去とともに、掻き落とされたトナーの漏れ出しを効果的に抑制することが可能となる。
クリーニング装置50においてサブブレード64を中間転写ベルト40に対して離接方向に往復移動させる機構には、前記のとおり、中間転写ユニット1に備えられた離接機構部70を利用することができる。そのため、クリーニング装置50にサブブレード64を往復移動させるための別途の駆動部を設けたり、サブブレード64の支持構造を複雑化したりする必要性がなく、クリーニング装置50が大型化することもない。したがって、サブブレード64と中間転写ベルト40との間に隙間が発生することを防止するための構造を、簡便な手法でコストを抑えて備えさせることが可能となる。
なお、中間転写ユニット1において、中間転写ローラ46を変位させる離接機構部70は、スライド部材72に対してアーム部材78がリンク機構を構成するように設けられるに限らず、スライド部材72と中間転写ローラ46との接続形態はどのように構成されてもよい。また、離接機構部70においてスライド部材72は、例えばブラック用中間転写ローラ46Kと、イエロー用からシアン用中間転写ローラ46Y~46Cとに対応する2つの部材に分割し、もしくは3つ以上に分割して構成されてもよく、前記実施形態に示した構成であるに限られない。
また、前記実施形態では、クリーニング装置50が備えられる転写装置として、中間転写ユニット1を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、クリーニング装置50は、2次転写ベルトの外周面に残留したトナーを除去するように構成されてもよい。
以上開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、前記実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 中間転写ユニット(転写装置)
10 画像形成装置
12 感光体ドラム
14 現像装置
40 中間転写ベルト
42 駆動ローラ(懸架ローラ)
44 従動ローラ(懸架ローラ)
46 中間転写ローラ(転写ローラ)
48 テンションローラ(懸架ローラ)
50 クリーニング装置
52 筐体
54 クリーニングブレード
56 ブラシローラ
58 搬送スクリュー
60 飛散防止部材
62 本体部
621 長孔
64 サブブレード
66 接続部
661 係合突起
70 離接機構部
72 スライド部材
74 案内溝
741 段部
76 カム部
78 アーム部材

Claims (11)

  1. 複数の懸架ローラによって周回移動可能に懸架された転写ベルトと、前記転写ベルトの外周面に残留するトナーを除去するクリーニング装置とを有する転写装置であって、
    前記転写ベルトの外周面にトナー像を転写する像担持体と、
    前記転写ベルトを挟んで前記像担持体と対向する位置に配置される転写ローラとを備え、
    前記クリニーニング装置は、
    前記転写ベルトの外周面に当接するように設けられるクリーニングブレードと、
    前記懸架ローラの軸方向に沿って配設されて前記転写ベルトから除去されたトナーを収容する筐体と、
    前記転写ベルトの外周面に当接可能であって、除去されたトナーの飛散を防止するサブブレードを備えた飛散防止部材とを有し、
    前記飛散防止部材は、前記クリーニングブレードよりも前記転写ベルトの周回移動方向の上流側に、前記筐体とは別体で設けられて、前記筐体に対して移動可能に備えられ、
    前記飛散防止部材には、前記サブブレードを前記転写ベルトの外周面に当接した状態と前記外周面から離れた状態との間で往復移動させる離接機構部が接続されていることを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1に記載の転写装置において、
    前記離接機構部には、さらに前記転写ローラが接続されており、
    前記転写ローラは前記離接機構部により前記転写ベルトに対して当接および離間可能に設けられたことを特徴とする転写装置。
  3. 請求項1または2に記載の転写装置において、
    前記サブブレードは、前記懸架ローラの軸方向に延設されて前記転写ベルトの外周面にその先端部が当接可能に設けられたことを特徴とする転写装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1つの請求項に記載の転写装置において、
    前記離接機構部は、前記飛散防止部材の往復移動方向である離接方向に前記飛散防止部材を案内する案内溝を有するスライド部材と、前記スライド部材に当接しながら回転して前記スライド部材を前記離接方向と交差するスライド方向に移動させるカム部とを備え、
    前記飛散防止部材は、前記案内溝に係合する係合突起を備えることを特徴とする転写装置。
  5. 請求項4に記載の転写装置において、
    前記離接機構部は、前記スライド部材が前記懸架ローラの軸方向と直交する方向に長く設けられ、前記スライド方向は前記軸方向と直交する方向であることを特徴とする転写装置。
  6. 請求項4または5に記載の転写装置において、
    前記案内溝は、前記スライド部材のスライド方向に長く設けられるとともに、前記離接方向に凸状とされた段部を有することを特徴とする転写装置。
  7. 請求項6に記載の転写装置において、
    前記案内溝には、前記段部が複数設けられていることを特徴とする転写装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1つの請求項に記載の転写装置において、
    前記飛散防止部材は、さらに、前記係合突起を有する接続部と、前記接続部が延設されて前記筐体に支持される本体部とを有し、
    前記本体部は、前記離接方向に長い複数の長孔が設けられて、前記長孔を介して前記筐体に対して移動可能に取り付けられていることを特徴とする転写装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1つの請求項に記載の転写装置において、
    前記転写ローラは、前記スライド部材に接続されて、前記スライド部材のスライド方向の移動に連動して前記転写ベルトに当接し、または前記転写ベルトから離間するように設けられたことを特徴とする転写装置。
  10. 請求項1~9のいずれか1つの請求項に記載の転写装置において、
    前記筐体内には、前記転写ベルトの外周面に当接するように設けられてトナーを掻き取るブラシローラが備えられ、
    前記ブラシローラは、前記周回移動方向において、前記飛散防止部材よりも下流側であって、前記クリーニングブレードよりも上流側に設けられたことを特徴とする転写装置。
  11. 請求項1~10のいずれか1つの請求項に記載の転写装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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