JP2007108269A - クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転部材表面に適量のトナーを確実に担持させることができ、像担持体表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能なクリーニング装置を得る。
【解決手段】クリーニング装置80は、主回転部材である研磨ローラ82、クリーニングブレード83、及びトナー受け部材84を備える。研磨ローラ82は、感光体ドラム22に対して所定の力で押し付けて設ける。クリーニングブレード83は、研磨ローラ82に対し、感光体ドラム22回転方向下流側であって、上下方向下側に配置する。トナー受け部材84は、研磨ローラ82の近傍において感光体ドラム22から除去したトナーを貯留するものであり、クリーニングブレード83近傍から研磨ローラ82回転方向の下流側に向かって延びる。トナーを、トナー受け部材84に貯留することによって、研磨ローラ82の周囲から圧力を加えて研磨ローラ82に付着させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、トナー像を用紙に転写させた後、像担持体表面に残留するトナー等の付着物を除去してクリーニングするクリーニング装置に関する。また、このクリーニング装置を搭載した、複写機やプリンタに代表される電子写真方式の画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として感光体ドラムが広く用いられている。感光体ドラムを用いた一般的な画像形成動作は以下のようである。感光体ドラムの表面は帯電装置により所定電位で一様に帯電せしめられ、そこに露光装置のLED光等を照射することにより部分的に電位が光減衰して原稿画像の静電潜像が形成される。この静電潜像を現像装置で現像することにより、感光体ドラム表面にトナー像が形成される。そして、このトナー像は、感光体ドラムと転写部材とを接触、或いは近接させて構成した転写領域に用紙を挿通する時に、用紙に転写される。
このような画像形成装置においては、トナー像を用紙に転写させた後、微量のトナーが用紙に転写されずに感光体ドラム表面に付着したまま残留してしまうことがある。この感光体ドラム表面に付着した残留トナーは、次の新たな画像形成の障害となるので、そのクリーニングが必要となる。このような目的で用いられるクリーニング方法としては、感光体ドラム表面に回転部材であるクリーニングローラや回転ブラシ等を押し付けることにより、回転部材に残留トナーを移動させて回収する方法や、感光体ドラム表面にクリーニングブレードを接触させて残留トナーを掻き取る方法、或いはこれらの方法を組み合わせたクリーニング方法が広く知られている。
一方、感光体としてアモルファスシリコン感光体を用いた場合には、その感光体表面に、帯電装置の放電によって放電生成物が付着し易いことが知られている。この放電生成物が水分を吸収すると、感光体表面の電気抵抗が低下して、静電潜像を乱す像流れという不具合が発生することがある。このため、トナーに微量の研磨剤を混入し、回転部材である研磨ローラとクリーニングブレードとを併用して感光体表面に付着した残留トナーを除去するとともに、微量のトナーを研磨ローラ表面に担持させ、このトナーによって感光体表面に付着した放電生成物を研磨するようにしてクリーニングする方法が知られている。
上記のように、回転部材である研磨ローラを用いて感光体ドラム表面に付着した放電生成物の除去を行うクリーニング方法の例を、特許文献1、及び特許文献2に見ることができる。
特開平10−63157号公報(第2−3頁、図1) 特開2005−49620号公報(第3−5頁、図1)
特許文献1、及び特許文献2に記載の画像形成装置は、感光体ドラムに接触してその表面を研磨する研磨ローラ(摺擦ローラ)と、そのドラム回転方向下流側に設けられたクリーニングブレードとを備えるとともに、研磨ローラが、感光体ドラム表面から直接除去したり、或いはクリーニングブレードによって除去され移動してきたりしたトナーにより、感光体ドラム表面を研磨するようにしてクリーニングする。しかしながら、このような画像形成装置では、研磨ローラやクリーニングブレードによって感光体ドラム表面から除去されたトナーは、単なる重力の作用により研磨ローラ表面に送られ、付着するので、研磨ローラ表面に付着したとしても、簡単に離れてしまい易い。これにより、研磨ローラ表面に適量のトナーを担持させることが困難になる。その結果、研磨ローラによる感光体ドラム表面の研磨が不十分になり、感光体表面に付着した放電生成物を除去できなくなる可能性が高い。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、トナー像を用紙に転写させた後、像担持体表面に残留するトナー等の付着物を除去してクリーニングするクリーニング装置において、研磨剤を含有するトナーにより像担持体表面に付着した付着部を除去する回転部材の表面に適量のトナーを確実に担持させることができ、像担持体表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能なクリーニング装置を提供することを目的とする。また、このようなクリーニング装置を搭載した高性能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、像担持体に接触して回転しつつその表面の付着物を除去する主回転部材と、この主回転部材の像担持体回転方向下流側に設けられ、像担持体に接触してその表面のトナーを掻き取るブレードとを備えたクリーニング装置において、像担持体から除去したトナーを貯留するものであって、前記ブレード近傍から前記主回転部材回転方向の下流側に向かって延びるトナー受け部材を、主回転部材の近傍に設けることとした。
また、上記構成のクリーニング装置において、前記トナー受け部材は、前記主回転部材の周面に沿う樋状の部材であることとした。
また、上記構成のクリーニング装置において、前記トナー受け部材は、前記主回転部材回転方向の下流側端部が、像担持体と主回転部材とが接触して形成されるニップの主回転部材回転方向の下流側端点を通る水平線より上方の位置にあることとした。
また、上記構成のクリーニング装置において、前記トナー受け部材の内側であって、前記主回転部材と、前記ブレードとの間に、補助回転部材を設けるとともに、像担持体と、主回転部材と、ブレードと、補助回転部材とで囲まれ、トナーが滞留する空間を構成して前記補助回転部材を配置することとした。
また、上記構成のクリーニング装置において、前記トナー受け部材は、前記補助回転部材の下方の箇所に、トナー排出口を備えることとした。
また、上記構成のクリーニング装置において、前記主回転部材は、前記ブレードに対して、上下方向上側に配置されていることとした。
また本発明では、上記クリーニング装置を画像形成装置に搭載することとした。
本発明の構成によれば、像担持体に接触して回転しつつその表面の付着物を除去する主回転部材と、この主回転部材の像担持体回転方向下流側に設けられ、像担持体に接触してその表面のトナーを掻き取るブレードとを備えたクリーニング装置において、像担持体から除去したトナーを貯留するものであって、ブレード近傍から主回転部材回転方向の下流側に向かって延びるトナー受け部材を、主回転部材の近傍に設けることとしたので、主回転部材、またはブレードによって像担持体表面から除去したトナーを、トナー受け部材に貯留することによって、主回転部材の周囲から圧力を加えて主回転部材に付着させることができる。これにより、主回転部材表面から、トナーが簡単に離れてしまうのを防止することが可能となる。したがって、主回転部材表面に好適なトナー層を形成することができ、主回転部材による研磨剤を含有するトナーを利用した像担持体表面の研磨を効果的に遂行することができる。その結果、像担持体表面に付着した放電生成物を確実に除去することが可能となり、像担持体表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能なクリーニング装置を得ることができる。
また、トナー受け部材は、主回転部材の周面に沿う樋状の部材であることとしたので、トナーを貯留する空間が一層小さくなり、像担持体表面から除去したトナーをトナー受け部材によって圧力を掛けて主回転部材に付着させる時、その圧力を高めることが可能となる。これにより、主回転部材表面から、さらにトナーを離れ難くすることができ、主回転部材表面に適量のトナーを担持させる作用が高められる。したがって、像担持体表面に対するクリーニング性能を向上させることが可能となる。また、トナーを貯留する空間が一層小さくなることにより、不必要なトナーを円滑に排出することができる。したがって、トナー受け部材内におけるトナーの固着を防止することができ、クリーニング装置の不具合の発生を防止することが可能となる。さらに、トナー受け部材が占有する空間を小さくすることができ、クリーニング装置のコンパクト化を図ることが可能となる。
また、トナー受け部材は、主回転部材回転方向の下流側端部が、像担持体と主回転部材とが接触して形成されるニップの主回転部材回転方向の下流側端点を通る水平線より上方の位置にあることとしたので、トナー受け部材内のトナーに重力を作用させて、主回転部材表面に付着させることができる。したがって、例えば像担持体表面に残留するトナーが少ない等の理由により、トナー受け部材内のトナーに、主回転部材に対する高い圧力を発生させることができない場合でも、貯留したトナーを像担持体表面のクリーニングに使用することが可能であり、クリーニング性能の低下を防止することができる。
また、トナー受け部材の内側であって、主回転部材と、ブレードとの間に、補助回転部材を設けるとともに、像担持体と、主回転部材と、ブレードと、補助回転部材とで囲まれ、トナーが滞留する空間を構成して前記補助回転部材を配置することとしたので、補助回転部材によって、トナーを主回転部材に付着させるための圧力を高めて、トナーが主回転部材に付着し易くすることが可能となる。したがって、主回転部材表面に適量のトナーを担持させる作用が一層高められ、像担持体表面に対するクリーニング性能をさらに向上させることができる。
また、トナー受け部材は、補助回転部材の下方の箇所に、トナー排出口を備えることとしたので、像担持体と、ブレードと、主回転部材と、補助回転部材とで囲まれた空間において、トナーを、像担持体の方に溢れさせることなく、適量の状態で滞留させておくことができる。このようにして、不必要なトナーを早急、且つ確実にトナー排出口から排出することにより、像担持体表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能となる。
また、主回転部材は、ブレードに対して、上下方向上側に配置されていることとしたので、像担持体表面から除去したトナーが、主回転部材に付着することなく、すぐ下方に落下するのを、トナー受け部材を設けることによって防止することができる。したがって、クリーニング装置のハウジング内上部に主回転部材が設けられ、この主回転部材の下方にブレードが設けられた構造であっても、トナー受け部材の作用で、主回転部材による像担持体表面の研磨を効果的に遂行することができ、像担持体表面に付着した放電生成物を確実に除去することが可能となる。
また本発明では、上記クリーニング装置を画像形成装置に搭載することとしたので、主回転部材表面に適量のトナーを確実に担持させることができ、像担持体表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能な高性能な画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づき説明する。
最初に、本発明の第1の実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。この画像形成装置は、中間転写ベルトを用いてトナー像を用紙に転写するカラー印刷タイプのものである。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の内部下方には、用紙カセット3が配置されている。用紙カセット3の内部には、印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積まれて収容されている。そして、この用紙Pは、図1において用紙カセット3の左上方に向けて、1枚ずつ分離されて送り出される。用紙カセット3は、本体2の前面側から水平に引き出すことが可能である。
本体2の内部であって、用紙カセット3の左方には、用紙搬送部4が備えられている。用紙カセット3から送り出された用紙Pは、用紙搬送部4により本体2の側面に沿って垂直上方に搬送され、二次転写部40に到達する。
一方、画像形成装置1の上面には原稿送り部5が、その下方には原稿画像読み取り部6が備えられている。使用者が原稿の複写を行う場合には、原稿送り部5に、文字や図形、模様等の画像が描かれた原稿を積載する。原稿送り部5では1枚ずつ分離して原稿が送り出され、原稿画像読み取り部6によってその画像データが読み取られる。この画像データの情報は、用紙カセット3の上方に配置された露光装置であるレーザ照射部7に送られる。レーザ照射部7により、画像データに基づいて制御されたレーザ光Rが、画像形成部20に向かって照射される。
レーザ照射部7の上方には計4台の画像形成部20が、さらにそれら各画像形成部20の上方には中間転写体を無端ベルトの形で用いた中間転写ベルト8が備えられている。中間転写ベルト8は、複数のローラに巻き掛けられて支持され、図示しない駆動装置により図1において時計方向に回転する。
4台の画像形成部20は、中間転写ベルト8の回転方向上流側から下流側に向けて直列に配置されている。4台の画像形成部20とは、上流側から順に、マゼンタ用の画像形成部20M、シアン用の画像形成部20C、イエロー用の画像形成部20Y、及びブラック用の画像形成部20Bである。これらの画像形成部20にトナーを補うため、画像形成部20M、20C、20Y、20Bに対応するトナー供給容器21M、21C、21Y、21Bが中間転写ベルト8の上方に設けられ、図示しない搬送手段によりトナーが各画像形成部20に補給される。なお、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略するものとする。
各画像形成部20では、露光装置であるレーザ照射部7によって照射されたレーザ光Rにより原稿画像の静電潜像が作られ、この静電潜像からトナー像が形成される。各画像形成部20の上方には、中間転写ベルト8を隔てて、一次転写ローラ31が設けられた一次転写部30が備えられている。一次転写ローラ31は、図1において上下方向に移動可能であって、必要に応じて中間転写ベルト8に圧接、離間する。この一次転写ローラ31が中間転写ベルト8に圧接するに従って、中間転写ベルト8が上方から画像形成部20に圧接し、画像形成部20で形成されたトナー像が中間転写ベルト8表面に転写される。そして、中間転写ベルト8の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が中間転写ベルト8に転写されることにより、中間転写ベルト8表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト8が用紙搬送路に懸かる箇所には、二次転写部40が配置されている。二次転写部40は、二次転写ローラ41を備えている。中間転写ベルト8表面のカラートナー像は、用紙搬送部4によって同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト8と二次転写ローラ41とが圧接して形成されるニップ部にて転写される。二次転写後、中間転写ベルト8表面に残留するトナーは、中間転写ベルト8に対してマゼンタ用画像形成部20Mの回転方向上流側に設けられた中間転写ベルト8用のクリーニング装置9によりクリーニングされる。
二次転写部40の上方には、定着部10が備えられている。二次転写部40にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部10へと送られ、定着ローラと加圧ローラとによりトナー像が加熱、加圧されて定着される。
定着部10の上方には、分岐部11が備えられている。定着部10から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合、分岐部11から画像形成装置1の胴内に設けられた胴内用紙排出トレイ12に排出される。
分岐部11から胴内用紙排出トレイ12に向かって用紙Pが排出されるその排出口部分は、スイッチバック部13としての機能を果たす。両面印刷を行う場合には、このスイッチバック部13において、定着部10から排出された用紙Pの搬送方向が切り替えられる。そして、用紙Pは、分岐部11、定着部10の左方、及び二次転写部40の左方を通って下方に送られ、再度用紙搬送部4を経て二次転写部40へと送られる。
続いて、クリーニング装置80を備えた画像形成部20周辺の詳細な構成、及びその動作について、図2、及び図3を用いて説明する。図2は画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図、図3はクリーニング装置のトナー受け部材を示す部分斜視図である。なお、4色の各画像形成部20は構造が共通するので、前述のように「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略するものとする。
図2に示すように、画像形成部20には、その中心に像担持体である感光体ドラム22が備えられている。そして、感光体ドラム22の近傍には、その回転方向に沿って順に、帯電装置50、現像装置60、除電装置70、及びクリーニング装置80が配置されている。一次転写部30は、感光体ドラム22の回転方向に沿って、現像装置60と除電装置70との間に設けられている。
感光体ドラム22は、アルミニウム等により構成される導電性ローラ状基体の外側に、真空蒸着等によって無機光導電性材料であるアモルファスシリコンを設けた無機感光体のドラムであって、直径が30mmである。感光体ドラム22は、図示しない駆動装置によって、その周速度が用紙搬送速度(例えば147mm/sec)とほぼ同じになるように回転せしめられている。
帯電装置50は、そのハウジング51の内側に、感光体ドラム22に接触する帯電ローラ52を備えている。帯電ローラ52は、芯金と、その外側に設けられた導電層と、さらにその外側に設けられた抵抗層とを備えている。帯電ローラ52は、所定の圧力で感光体ドラム22に圧接し、感光体ドラム22の回転に従って回転する。この帯電ローラ52により、感光体ドラム22の表面が所定の極性及び電位で一様に帯電せしめられる。このときの帯電電位は、通常は200〜1000V程度である。なお、ハウジング51内には、感光体ドラム22に対して帯電ローラ52を隔てた位置にクリーニングブラシ53が備えられ、このクリーニングブラシ53により帯電ローラ52表面がクリーニングされる。
現像装置60には、感光体ドラム22の近傍に、感光体非接触型の現像ローラ61が設けられている。現像ローラ61には、感光体ドラム22の帯電極性と同極性のバイアスが印加される。この現像ローラ61により、現像剤であるトナーが帯電せしめられるとともに、感光体ドラム22の表面の静電潜像に飛翔せしめられ、静電潜像が現像される。
トナーとしては、磁性或いは非磁性の一成分系トナーや、磁性キャリアと非磁性トナーとを混合してなる二成分系トナーを使用する。また、感光体ドラム22表面を研磨するようにしてクリーニングするために、微量の酸化チタン、アルミナ等の粉末を研磨剤としてトナーに混入している。トナーは、トナー供給容器21(図1参照)に収容され、現像装置60の箇所まで図示しない搬送手段により搬送されて、スクリュー62により補給される。なお、現像ローラは感光体接触型のものであっても構わない。
一次転写部30には、中間転写ベルト8を介して感光体ドラム22に接触する一次転写ローラ31が設けられている。一次転写ローラ31は、芯金32と、その外側に設けられた導電性弾性層33とを備えている。導電性弾性層33は、カーボン等の導電性材料を分散させたポリウレタンゴム等で形成されている。一次転写ローラ31は、アーム34を介して図示しないフレームに支持されている。アーム34はその軸部34aを中心として回転可能であって、この回転動作により一次転写ローラ31が上下に移動する。一次転写ローラ31は、駆動装置を有することなく、中間転写ベルト8に接触することによって、中間転写ベルト8の回転に従って回転する。
一次転写ローラ31は、感光体ドラム22表面のトナー像形成と同期をとって下方に移動して中間転写ベルト8に接触し、これに従って中間転写ベルト8が押し下げられて感光体ドラム22に接触する。この時、一次転写ローラ31には、感光体ドラム22やトナーとは逆極性である負極の転写バイアスが印加される。これにより、トナーが感光体ドラム22から一次転写ローラ31に向かって移動しようとして、トナー像が中間転写ベルト8に接触転写される。なお、一次転写ローラ31が上方に移動すると、中間転写ベルト8は感光体ドラム22から離間する。
除電装置70は、感光体ドラム22の回転方向に沿って、一次転写部30のさらに下流側に配置されている。除電装置70は、LED(発光ダイオード)71と、反射板72とで構成されている。LED71は、クリーニング装置80のハウジング81の上面に取り付けられている。LED71の代わりに、EL(エレクトロルミネッセンス)光源、蛍光灯等を用いることもできる。反射板72は、LED71の上方に、LED71をカバーするように設けられている。除電装置70は、LED71の除電光を感光体ドラム22に照射することにより、その表面の帯電電荷を除去し、次回の画像形成動作時における帯電工程のための準備を整える。
クリーニング装置80は、感光体ドラム22の回転方向に沿って、一次転写部30、除電装置70のさらに下流側に配置されている。クリーニング装置80は、そのハウジング81の内部に、主回転部材である研磨ローラ82、クリーニングブレード83、トナー受け部材84、及び排出手段である排出スクリュー85を備えている。
主回転部材である研磨ローラ82は、ハウジング81内の上部において、その軸部の両端に備えられた図示しない付勢手段により、感光体ドラム22に対して所定の力で押し付けられて設けられている。研磨ローラ82は、芯金の周りにエチレンプロピレンゴム(EPDM)を設けた形で構成され、直径が16mmであり、感光体ドラム22とほぼ同じ軸線方向長さを有している。
研磨ローラ82は、モータ等で構成される図示しない駆動手段により回転せしめられる。感光体ドラム22表面の研磨を効率良く実施するためには、研磨ローラ82を所定の周速度で回転させる必要がある。これにより、研磨ローラ82を、感光体ドラム22との接触箇所における表面が感光体ドラム22表面と同じ方向に移動する向きに回転させ、研磨ローラ82の周速度は感光体ドラム22のそれの1.2倍に設定している。研磨ローラ82は、感光体ドラム22表面から残留トナーを回収するとともに、研磨ローラ82表面に付着した研磨剤を含有するトナーによって感光体ドラム22表面を研磨するようにしてクリーニングする役目を果たす。
クリーニングブレード83は、研磨ローラ82の感光体ドラム22回転方向下流側であって、ハウジング81内における研磨ローラ82に対して、上下方向下側に配置されている。クリーニングブレード83は、図示しない付勢手段により感光体ドラム22に対して所定の力で押し付けられて設けられている。クリーニングブレード83は、ウレタンゴムで構成された板状の部材であって、感光体ドラム22とほぼ同じ軸線方向長さを有している。クリーニングブレード83は、感光体ドラム22表面に残留したトナー等の付着物を掻き取るようにクリーニングする役目を果たす。
図2において、研磨ローラ82の近傍には、トナー受け部材84が設けられている。詳細に言えば、トナー受け部材84は、研磨ローラ82の下方、及びクリーニングブレード83の左方に位置する。
トナー受け部材84は、ステンレス(SUS)製の板状の部材であり、図2、及び図3に示すように、クリーニングブレード83近傍から研磨ローラ82回転方向の下流側に向かって、研磨ローラ82の周面に沿う樋状をなして延びている。トナー受け部材84の、研磨ローラ82回転方向の下流側端部は、感光体ドラム22と研磨ローラ82とが接触して形成されるニップの研磨ローラ82回転方向の下流側端点を通る水平線L1より上方の位置にある。また、トナー受け部材84は、研磨ローラ82の軸線方向長さとほぼ同じ長さを有している。そして、このトナー受け部材84は、その研磨ローラ82回転方向の下流側端部の箇所を残して、ハウジング81内において、研磨ローラ82、及びクリーニングブレード83が配置された空間と、排出スクリュー85が設けられた空間とを仕切り、感光体ドラム22から除去したトナーを研磨ローラ82の周面近傍の空間S1に貯留するような形で設けられている。
なお、トナー受け部材84とクリーニングブレード83との間には、それらの隙間を埋めるために、スポンジ86が詰められている。また、トナー受け部材84の用紙幅方向両端部には、ハウジング81との間に図示しないスポンジ等のシール部材が設けられており、この箇所からトナー受け部材84に貯留したトナーが漏れないようになっている。
排出スクリュー85は、ハウジング81内において、研磨ローラ82の下方に設けられている。排出スクリュー85は、ハウジング81の内部から画像形成部20の外部に設けられた廃トナー回収容器(図示せず)まで延びている。排出スクリュー85は、感光体ドラム22表面から除去され、クリーニングに使用されたハウジング81内の廃トナーをハウジング81の外へ、すなわち廃トナー回収容器へ排出する役目を果たす。
上記のようなクリーニング装置80は、感光体ドラム22表面のトナー像が中間転写ベルト8に転写された後、研磨ローラ82とクリーニングブレード83とを用いて、感光体ドラム22表面に残留したトナー等の付着物を除去してクリーニングする。
図2において、研磨ローラ82とクリーニングブレード83とによって感光体ドラム22表面から除去されたトナーは、研磨ローラ82やクリーニングブレード83の下方に、重力の作用により移動しようとする。しかしながら、このトナーの移動はトナー受け部材84によって遮られ、トナー受け部材84によって構成される研磨ローラ82周面近傍の空間S1に貯留される。トナーは、この空間S1に貯留されることにより、研磨ローラ82に対して圧力が加えられる。その結果、トナーは、空間S1において、下方から研磨ローラ82に付着する。また、圧力の作用で研磨ローラ82に付着しなかったトナーも、トナー受け部材84の、研磨ローラ82回転方向の下流側端部で、重力の作用により研磨ローラ82に付着する。
そして、研磨ローラ82は、その表面に付着した、研磨剤を含有するトナーにより感光体ドラム22表面を研磨する。
一方、図2において、研磨ローラ82周面近傍の空間S1からトナー受け部材84の上部で溢れたトナーは、ハウジング81の内壁に沿うような形で下方にこぼれ、排出スクリュー85の箇所に到達する。排出スクリュー85の箇所に到達したトナーは、排出スクリュー85によりハウジング81の外部へと搬送される。
このようにして、像担持体である感光体ドラム22に接触して回転しつつその表面の付着物を除去する主回転部材である研磨ローラ82と、この研磨ローラ82の感光体ドラム22回転方向下流側に設けられ、感光体ドラム22に接触してその表面のトナーを掻き取るクリーニングブレード83とを備えたクリーニング装置80において、感光体ドラム22から除去したトナーを貯留するものであって、クリーニングブレード83近傍から研磨ローラ82回転方向の下流側に向かって延びるトナー受け部材84を、研磨ローラ82の近傍に設けたので、研磨ローラ82、またはクリーニングブレード83によって感光体ドラム22表面から除去したトナーを、トナー受け部材84に貯留することによって、研磨ローラ82の周囲から圧力を加えて研磨ローラ82に付着させることができる。これにより、研磨ローラ82表面から、トナーが簡単に離れてしまうのを防止することが可能となる。したがって、研磨ローラ82表面に好適なトナー層を形成することができ、研磨ローラ82による研磨剤を含有するトナーを利用した感光体ドラム22表面の研磨を効果的に遂行することができる。その結果、感光体ドラム22表面に付着した放電生成物を確実に除去することが可能となり、感光体ドラム22表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能なクリーニング装置80を得ることができる。
また、トナー受け部材84は、研磨ローラ82の周面に沿う樋状の部材であるので、トナーを貯留する空間が一層小さくなり、感光体ドラム22表面から除去したトナーをトナー受け部材84によって圧力を掛けて研磨ローラ82に付着させる時、その圧力を高めることが可能となる。これにより、研磨ローラ82表面から、さらにトナーを離れ難くすることができ、研磨ローラ82表面に適量のトナーを担持させる作用が高められる。したがって、感光体ドラム22表面に対するクリーニング性能を向上させることが可能となる。また、トナーを貯留する空間S1が一層小さくなることにより、不必要なトナーを円滑に排出することができる。したがって、トナー受け部材84内におけるトナーの固着を防止することができ、クリーニング装置80の不具合の発生を防止することが可能となる。さらに、トナー受け部材84が占有する空間を小さくすることができ、クリーニング装置80のコンパクト化を図ることが可能となる。
そして、トナー受け部材84は、研磨ローラ82回転方向の下流側端部が、感光体ドラム22と研磨ローラ82とが接触して形成されるニップの研磨ローラ82回転方向の下流側端点を通る水平線より上方の位置にあるので、トナー受け部材84内のトナーに重力を作用させて、研磨ローラ82表面に付着させることができる。したがって、例えば感光体ドラム22表面に残留するトナーが少ない等の理由により、トナー受け部材84内のトナーに、研磨ローラ82に対する高い圧力を発生させることができない場合でも、貯留したトナーを感光体ドラム22表面のクリーニングに使用することが可能であり、クリーニング性能の低下を防止することができる。
さらに、研磨ローラ82は、クリーニングブレード83に対して、上下方向上側に配置されているので、感光体ドラム22表面から除去したトナーが、研磨ローラ82に付着することなく、すぐ下方に落下するのを、トナー受け部材84を設けることによって防止することができる。したがって、クリーニング装置80のハウジング81内上部に研磨ローラ82が設けられ、この研磨ローラ82の下方にクリーニングブレード83が設けられた構造であっても、トナー受け部材84の作用で、研磨ローラ82による感光体ドラム22表面の研磨を効果的に遂行することができ、感光体ドラム22表面に付着した放電生成物を確実に除去することが可能となる。
また本発明では、上記クリーニング装置80を画像形成装置1に搭載したので、研磨ローラ82表面に適量のトナーを確実に担持させることができ、感光体ドラム22表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能な高性能な画像形成装置1を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置1の画像形成部周辺の詳細な構成、及びその動作について、図4、及び図5を用いて説明する。図4は画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図、図5はクリーニング装置のトナー受け部材を示す部分斜視図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図2、及び図3を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付し、説明は省略するものとする。また、第1の実施形態同様、4色の各画像形成部20は構造が共通するので、「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略するものとする。
第2の実施形態において、クリーニング装置80は、図4に示すように、そのハウジング81の内部に、スクレーパ87、及び補助回転部材である補助ローラ88を備えている。
スクレーパ87は、研磨ローラ82の上方に、研磨ローラ82に接触させて設けてられている。スクレーパ87は、厚さ0.05mmのステンレス(SUS)板で構成され、研磨ローラ82とほぼ同じ軸線方向長さを有している。スクレーパ87は、研磨ローラ82表面に付着したトナーのうち余分なものを除去して、トナー層を均一にする役目を果たす。
補助回転部材である補助ローラ88は、研磨ローラ82とクリーニングブレード83との間に設けられている。そして、この補助ローラ88は、感光体ドラム22と、研磨ローラ82と、クリーニングブレード83と、補助ローラ88とで囲まれ、トナーが滞留する空間S2を構成するように配置されている。
補助ローラ88は、ステンレス(SUS)製のローラであって、研磨ローラ82の軸線方向長さとほぼ同じ長さを有し、図4において研磨ローラ82の周面に下方から、またクリーニングブレード83の側面に左方から接触している。補助ローラ88は、研磨ローラ82の駆動手段に連結され、研磨ローラ82とは異なるギア比で回転せしめられている。これにより、補助ローラ88は、研磨ローラ82との接触箇所における表面が研磨ローラ82表面と同じ方向に移動する向きに、研磨ローラ82の周速度が補助ローラ88のそれの1.05倍になるように、研磨ローラ82よりも遅い周速度で回転せしめられている。
トナー受け部材84は、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の板状の部材であり、図2、及び図3に示すように、クリーニングブレード83近傍から研磨ローラ82回転方向の下流側に向かって、研磨ローラ82の周面に沿う樋状をなして延びている。トナー受け部材84は、図4において補助ローラ88の周面に下方から接触している。そして、トナー受け部材84の補助ローラ88下方の箇所には、図4に示すように、トナー排出口84aが設けられている。トナー排出口84aは、図5に示すように、長方形状であり、用紙幅方向に複数並べて設けられている。
上記のようなクリーニング装置80は、感光体ドラム22表面のトナー像が中間転写ベルト8に転写された後、研磨ローラ82とクリーニングブレード83とを用いて、感光体ドラム22表面に残留したトナー等の付着物を除去してクリーニングする。
図3において、研磨ローラ82とクリーニングブレード83とによって感光体ドラム22表面から除去されたトナーは、研磨ローラ82やクリーニングブレード83の下方に、重力の作用により移動しようとする。しかしながら、このトナーの移動は補助ローラ88によって遮られ、感光体ドラム22と、研磨ローラ82と、クリーニングブレード83と、補助ローラ88とで囲まれた空間S2にトナーが滞留する。この空間S2に滞留するトナーは、研磨ローラ82と補助ローラ88とが接触し合うニップにおいて、これらのローラの回転に従って適度に圧力が掛けられ、研磨ローラ82表面に付着する。
また、研磨ローラ82と補助ローラ88とが接触し合うニップを通過し、研磨ローラ82に付着しなかった一部のトナーは、トナー受け部材84によって構成される研磨ローラ82周面近傍の空間S1に貯留される。トナーは、この空間S1に貯留されることにより、研磨ローラ82に対する圧力が高められる。その結果、トナーは、空間S1において、下方から研磨ローラ82に付着する。
そして、研磨ローラ82は、その表面に付着した、研磨剤を含有するトナーにより感光体ドラム22表面を研磨する。
一方、図3において、補助ローラ88近傍の空間S2からクリーニングブレード83左側面に沿って補助ローラ88の下方に溢れたトナー、及び研磨ローラ82周面近傍の空間S1からトナー受け部材84内面に沿って補助ローラ88の下方に溢れたトナーは、トナー受け部材84のトナー排出口84aを通過して排出スクリュー85の箇所に到達する。また、研磨ローラ82周面近傍の空間S1からトナー受け部材84の上部で溢れたトナーは、ハウジング81の内壁に沿うような形で下方にこぼれ、排出スクリュー85の箇所に到達する。排出スクリュー85の箇所に到達したトナーは、排出スクリュー85によりハウジング81の外部へと搬送される。
このようにして、トナー受け部材84の内側であって、研磨ローラ82と、クリーニングブレード83との間に、補助回転部材である補助ローラ88を設けるとともに、感光体ドラム22と、研磨ローラ82と、クリーニングブレード83と、補助ローラ88とで囲まれ、トナーが滞留する空間S2を構成して前記補助ローラ88を配置したので、補助ローラ88によって、トナーを研磨ローラ82に付着させるための圧力を高めて、トナーが研磨ローラ82に付着し易くすることが可能となる。したがって、研磨ローラ82表面に適量のトナーを担持させる作用が一層高められ、感光体ドラム22表面に対するクリーニング性能をさらに向上させることができる。
また、トナー受け部材84は、補助ローラ88の下方の箇所に、トナー排出口84aを備えるので、感光体ドラム22と、クリーニングブレード83と、研磨ローラ82と、補助ローラ88とで囲まれた空間S2において、トナーを、感光体ドラム22の方に溢れさせることなく、適量の状態で滞留させておくことができる。このようにして、不必要なトナーを早急、且つ確実にトナー排出口84aから排出することにより、感光体ドラム22表面に対して好適なクリーニング性能を保持することが可能となる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るクリーニング装置に関して、このクリーニング装置を備えた画像形成部周辺の詳細な構成について、図6を用いて説明する。図6は、画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図2、及び図3を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
第3の実施形態において、画像形成部20は、図6に示すように、前記第1の実施形態(図2参照)と比較して、全体を傾斜させた状態で配置されている。このように傾斜した形態の画像形成部20においても、トナー受け部材84の、研磨ローラ82回転方向の下流側端部は、感光体ドラム22と研磨ローラ82とが接触して形成されるニップの研磨ローラ82回転方向の下流側端点を通る水平線L1より上方の位置にある。
これにより、トナー受け部材84内のトナーに重力を作用させて、研磨ローラ82表面に付着させることができる。したがって、例えば感光体ドラム22表面に残留するトナーが少ない等の理由により、トナー受け部材84内のトナーに、研磨ローラ82に対する高い圧力を発生させることができない場合でも、貯留したトナーを感光体ドラム22表面のクリーニングに使用することが可能であり、クリーニング性能の低下を防止することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、本発明の実施形態においては、主回転部材である研磨ローラ82が、クリーニングブレード83に対して上下方向上側に配置された構造であるが、クリーニングブレード83に対して上下方向下側に配置された構造であっても構わない。そのような構造であっても、クリーニングブレード83近傍から研磨ローラ82回転方向の下流側に向かって延びるトナー受け部材84を設けることにより、本実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
また、トナー受け部材84の、研磨ローラ82回転方向の下流側端部の位置は、本実施形態において示した位置に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で本実施形態とは異なる位置としても構わない。
本発明は、トナー像を用紙に転写させた後、像担持体表面に残留するトナー等の付着物を除去してクリーニングするクリーニング装置全般において利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。 図1の画像形成装置の画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図である。 図2に示すクリーニング装置のトナー受け部材の部分斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置の画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図である。 図4に示すクリーニング装置のトナー受け部材の部分斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置の画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図である。
符号の説明
1 画像形成装置
8 中間転写ベルト
20 画像形成部
22 感光体ドラム(像担持体)
30 一次転写部
50 帯電装置
60 現像装置
70 除電装置
80 クリーニング装置
81 ハウジング
82 研磨ローラ(主回転部材)
83 クリーニングブレード(ブレード)
84 トナー受け部材
84a トナー排出口
85 排出スクリュー(排出手段)
88 補助ローラ(補助回転部材)

Claims (7)

  1. 像担持体に接触して回転しつつその表面の付着物を除去する主回転部材と、この主回転部材の像担持体回転方向下流側に設けられ、像担持体に接触してその表面のトナーを掻き取るブレードとを備えたクリーニング装置において、
    像担持体から除去したトナーを貯留するものであって、前記ブレード近傍から前記主回転部材回転方向の下流側に向かって延びるトナー受け部材を、主回転部材の近傍に設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記トナー受け部材は、前記主回転部材の周面に沿う樋状の部材であることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記トナー受け部材は、前記主回転部材回転方向の下流側端部が、像担持体と主回転部材とが接触して形成されるニップの主回転部材回転方向の下流側端点を通る水平線より上方の位置にあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記トナー受け部材の内側であって、前記主回転部材と、前記ブレードとの間に、補助回転部材を設けるとともに、像担持体と、主回転部材と、ブレードと、補助回転部材とで囲まれ、トナーが滞留する空間を構成して前記補助回転部材を配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記トナー受け部材は、前記補助回転部材の下方の箇所に、トナー排出口を備えることを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 前記主回転部材は、前記ブレードに対して、上下方向上側に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のクリーニング装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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