JP3309636B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3309636B2
JP3309636B2 JP08848795A JP8848795A JP3309636B2 JP 3309636 B2 JP3309636 B2 JP 3309636B2 JP 08848795 A JP08848795 A JP 08848795A JP 8848795 A JP8848795 A JP 8848795A JP 3309636 B2 JP3309636 B2 JP 3309636B2
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリやプリン
タ、あるいは複写機等の電子写真方式を利用した画像形
成装置にかかり、特にコロナ放電を利用して感光体等の
帯電を行う帯電器を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機やプリンタ、ある
いはファクシミリの画像形成装置では、像担持体である
感光体上に原稿画像に基づく静電潜像を形成して、これ
をトナーを用いて現像してトナー像とし、このトナー像
を転写装置でコピー用紙等の記録媒体に転写して当該画
像の再現を行う。
【0003】このような画像形成装置においては、感光
体の表面を一様な静電荷で帯電させ、この帯電表面をレ
ーザー光等の画像信号で変調した光ビームで走査して画
像信号に従った静電潜像を形成する。上記の帯電手段と
しては、一般にコロナ放電器が用いられているが、この
コロナ放電によって生成されるオゾンやその放電生成物
である窒素酸化物あるいはアンモニウム塩が感光体の表
面に吸着して画像品質を劣化させる。
【0004】また、トナーを用いた画像形成装置では、
当該装置の内部(以下、機内とも言う)に画像形成過程
で飛散したトナーが浮遊しており、この浮遊トナーが感
光体や転写器その他の作像部材に付着して機内汚染をも
たらし、さらに画像品質を低下させる原因となる。この
ようなオゾン等の放電生成物、あるいは浮遊トナーを機
内から排除するために、従来の画像形成装置では、コロ
ナ放電器の近傍に外部から清浄な空気を吹き付ける吹気
装置や、当該近傍の空気を機外に排出する排気装置など
を設けたものが知られている。
【0005】また、コロナ放電器に限らず、現像器や定
着器の近傍にも、上記トナー汚れを防止したり、機内温
度の管理を行うための同様の吹気装置や排気装置を設置
したものがある。図8は本発明を適用する画像形成装置
の一例としての単色複写機の要部構成を説明する模式図
であって、1はマーキングモジュール、2は感光体ドラ
ム、3は感光体を一様に帯電するための帯電コロトロ
ン、4は帯電コロトロン3の吸気ダクト、20は現像
器、21はクリーナー、22はプリトランスファー帯電
コロトロン、24は感光体ドラム2から転写部材を剥離
するための剥離コロトロン、26は転写コロトロン、2
9は定着器、30は排熱ダクトである。
【0006】なお、マーキングモジュール1は感光体ド
ラム2、帯電コロトロン3、現像器20、クリーナー2
1、プリトランスファー帯電コロトロン22および剥離
コロトロン24で構成され、画像形成装置本体に対して
一括して脱着可能に構成されている。同図において、感
光体ドラム2の表面は帯電コロトロン3により一様な電
荷に帯電され、画像信号で変調した光ビームLを走査す
ることで静電潜像が形成される。
【0007】この静電潜像は現像器20の位置でトナー
によって現像されてトナー像として顕像化される。この
トナー像はプリトランスファー帯電コロトロン22で所
要の帯電電位に調整された後、転写コロトロン26の位
置で紙等の転写部材に転写される。トナー像が転写され
た転写部材は剥離コロトロン24の剥離帯電で感光体ド
ラム2から剥離され、定着器29で加圧/加熱定着され
た後、機外に排出される。
【0008】定着機29に設置された排熱ダクト30は
定着時に転写部材に印加される熱の余剰分を機外に排出
して装置本体の温度管理を行う。この複写機では、特に
その帯電コロトロン3の近傍に吸気ダクト4が設置され
ており、当該コロトロンの放電動作で発生したオゾンや
窒素酸化物、あるいはアンモニウム塩等の放電生成物を
吸入して機外に排出するように構成されている。
【0009】なお、機内に浮遊するトナー(浮遊トナ
ー)や紙粉等の塵埃を排出するために、機内の適宜の位
置に図示しない1または複数の排気ダクトが設置されて
いるものもある。図9は本発明を適用する画像形成装置
の他の例としてのタンデム型カラー複写機の要部構成を
説明する模式図であって、2K,2Y,2M,2Cはブ
ラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各感光体ドラ
ム、3K,3Y,3M,3Cはそれぞれの感光体を一様
に帯電するための帯電コロトロン、4K,4Y,4M,
4Cは帯電コロトロン3K,3Y,3M,3Cの吸気ダ
クト、20K,20Y,20M,20Cはブラック、イ
エロー、マゼンタ、シアンの各現像器、21K,21
Y,21M,21Cは各感光体のクリーナー、22K,
22Y,22M,22Cはプリトランスファー帯電コロ
トロン、24K,24Y,24M,24Cは感光体ドラ
ム2K,2Y,2M,2Cから転写部材を剥離するため
の剥離コロトロン、26K,26Y,26M,26Cは
転写コロトロン、27は転写ベルト、28a,28bは
ベルトローラ、29は定着器、30は排熱ダクト、31
は排気ファンである。
【0010】なお、感光体ドラム2K,2Y,2M,2
C、帯電コロトロン3K,3Y,3M,3C、現像器2
0K,20Y,20M,20C、クリーナー21K,2
1Y,21M,21C、プリトランスファー帯電コロト
ロン22K,22Y,22M,22Cおよび剥離コロト
ロン24K,24Y,24M,24Cで各色のマーキン
グモジュールが構成され、画像形成装置本体に対してそ
れぞれが一括して脱着可能に構成されている。
【0011】同図において、画像信号は図示しない画像
信号処理部でブラック(K)、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)に分解される。最初に、帯電コ
ロトロン3Kで一様に帯電された感光体ドラム2Kに対
してブラックの色信号で変調した光ビームLK を走査し
てブラックの画像成分に応じた静電潜像を形成する。
【0012】この静電潜像はブラックのトナーを持つ現
像器20Kでトナー現像され、プリトランスファー帯電
コロトロン22Kで所定の電荷電位に調整された後に、
転写コロトロン26Kの配置部位に到来するとき、転写
ベルト27に吸着されて搬送されて来た転写部材を介し
て転写コロトロン26Kが転写電位を形成して感光体2
K上のトナー像を転写部材に転写する。
【0013】次に、帯電コロトロン3Yで一様に帯電さ
れた感光体ドラム2Yに対してイエローの色信号で変調
した光ビームLY を走査してイエローの画像成分に応じ
た静電潜像を形成する。この静電潜像はイエローのトナ
ーを持つ現像器20Yでトナー現像され、プリトランス
ファー帯電コロトロン22Yで所定の電荷電位に調整さ
れた後に、転写コロトロン26Yの配置部位に到来する
とき、転写ベルト27に吸着されて搬送されて来た転写
部材に転写コロトロン26Yが転写電位を形成して感光
体2Y上のトナー像を転写部材のブラックトナー像に重
ねて転写する。
【0014】以下、同様にして、同一の転写部材にマゼ
ンタ、シアンのトナー像を順次重ね転写し、全色のトナ
ー像を重ね転写した転写部材を定着器29に搬送して加
圧/加熱して永久像とし、機外に排出する。このカラー
複写機では、前記した単色複写機と同様に帯電コロトロ
ン3K,3Y,3M,3Cの近傍に吸気ダクト4K,4
Y,4M,4Cを設置すると共に、プリトランスファー
コロトロン22K、剥離コロトロン24K,24Y,2
4M,24C、剥離コロトロン25Cの近傍に吸気ダク
ト23K,25K,25Y,25M,25Cが設置され
ている。
【0015】また、図示しないが、これらの各マーキン
グモジュールの近傍に浮遊トナーを排出するためのダク
トが設置されている。上記した複数の吸気ダクトは図示
しない強制排気ファンに連通し、機内のオゾン、その他
の放電生成物や浮遊トナー、その他の塵埃を機外に排出
するように構成されている。
【0016】なお、定着機29にも排熱ダクト30が設
置されており、この排熱ダクト30に強制排気用の排気
ファン31が設けてある。上記した各複写機において、
コロナ放電器、現像装置あるいは定着装置は感光体の表
面と近接して設置され、その長手方向が感光体の軸方向
と平行となるように設けられている。
【0017】このような吹気装置や排気装置は、コロナ
放電気や現像装置、あるいは定着装置の長手方向に沿っ
て均一な空気流の吹き付け、あるいは同長手方向に沿っ
て均一に吸気することが望ましい。例えば、実開昭53
−143644号公報では、排気装置の排気口に近いと
ころでは吸気開口を小さく、遠いところでは吸気開口を
大きくすることで上記長手方向に沿って均一に排気する
ようにした排気機構が記載されている。
【0018】また、特開昭58−182659号公報あ
るいは実開平5−55159号公報には、感光体の長手
方向にわたって設置した空気室を有し、該長手方向中央
に送風機を配置して、空気室に設けた分流板によりむら
なく送風するようにした構成が開示されている。さら
に、特開昭62−172379号公報には複数のダクト
と濾過材を備えて機外に排出されるオゾン量を低減させ
るようにした画像形成装置が、そして実開平4−464
52号公報にはホースを機内に設置してオゾンを機外に
排出する吸気機構が開示されている。
【0019】なお、上記吹気装置や排気装置などの機内
汚染物質の排出装置を、以下では排気装置として説明す
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、感光体に近接して設置されたコロナ放電器や現像装
置、あるいは定着装置の背面にダクトを設ける必要があ
り、用紙ずまり時の除去作業やメンテナンス時、あるい
は故障時にコロナ放電器や現像装置、あるいは定着装置
をダクトごと移動または取外しを行うことになって、機
内の各種ハーネスの絡まり等の処理で、作業が極めて煩
雑であると共に、ダクトのシール性能やシールのめくれ
による機能劣化、あるいは破損が生じて、排気装置のオ
ゾン等の除去能力が低下するという問題があった。
【0021】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、排気装置の性能劣化を無くして高効率の排気シ
ステムを構成すると共に、用紙づまり時や故障修理時、
あるいはメンテナンス時の作業性を向上させた排気装置
を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、排気システムのダクトの吸気側を画像形
成装置本体側に固定した部分とマーキングモジュールに
固定した部分とを脱着自在に分割すると共に、吸気側ダ
クトと排気側ダクトとを分離可能としたことに特徴を有
する。
【0023】以下、本発明の構成を明確にするために、
実施例の符号を付して説明する。すなわち、請求項1に
記載の第1の発明は、マーキングモジュール1の軸方向
に沿って当該マーキングモジュールの内部に生成した放
電物質や浮遊トナー等を吸引する吸気ダクト4と、前記
吸気ダクト4に連接して前記吸気を画像形成装置本体外
に排出する排気ダクト10とを備え、前記吸気ダクト4
を、画像形成装置本体の機枠(リアフレーム)側に固定
した本体側ダクト部材4bと、マーキングモジュール側
に固定して前記本体側ダクト部材4bに対して前記マー
キングモジュールの軸方向にスライドして脱着可能に連
接したモジュール側ダクト部材4aとに分割してなり、
前記本体側ダクト部材4bとモジュール側ダクト部材4
aの分割面が、前記マーキングモジュール1の引き出し
方向に対して開放する傾斜を有し、当該マーキングモジ
ュール1の引き出し時に、前記モジュール側ダクト部材
4aが前記本体側ダクト部材4bから分離する如く構成
したことを特徴とする。
【0024】また、請求項2に記載の第2の発明は、第
1の発明において、前記本体側ダクト部材4bとモジュ
ール側ダクト部材4aの少なくとも一方の分割面の吸気
開口以外の部分に、弾性部材4cを介してスライダブル
テープ4dを設け、かつ前記吸気開口の前記マーキング
モジュール1の軸方向前後にV字形状を有することを特
徴とする。
【0025】さらに、請求項3に記載の第3の発明は、
第1または第2の発明において、前記本体側ダクト部材
4bの排気方向下流で画像形成装置本体外部に連通する
排気ダクトを脱着自在としたことを特徴とする。なお、
上記本発明における吸気ダクトは、マーキングモジュー
ルを構成する感光体帯電装置、現像装置、転写帯電装
置、剥離帯電装置、クリーニング装置、その他の各種の
放電器あるいは浮遊トナーや塵埃等を発生するような部
材に設置できる。
【0026】
【作用】上記第1の発明の構成において、吸気ダクト4
は、マーキングモジュール1の軸方向に沿って当該マー
キングモジュールの内部に生成した放電物質や浮遊トナ
ー等を吸引する。排気ダクト10は、前記吸気ダクト4
に連接して吸気ダクト4で吸気した放電物質や浮遊トナ
ー等を空気と共に画像形成装置本体外に排出する。
【0027】前記本体側吸気ダクト4bはマーキングモ
ジュール1とは固定されておらず、一方、前記マーキン
グモジュール側吸気ダクト4aはマーキングモジュール
1と固定されており、前記マーキングモジュールの軸方
向にスライドすることにより前記本体側ダクト4bと分
離する。前記本体側ダクト部材4bとモジュール側ダク
ト部材4aの分割面に前記マーキングモジュール1の引
き出し方向に対して開放する傾斜を有せしめることによ
り、当該マーキングモジュール1の引き出し時に、前記
モジュール側ダクト部材4aが前記本体側ダクト部材4
bから摺動することなく分離する。
【0028】また、第2の発明の構成において、前記本
体側ダクト部材4bとモジュール側ダクト部材4aの少
なくとも一方の分割面の吸気開口以外の部分に、弾性部
材4cを介してスライダブルテープ4dを設けたこと
で、両者の係合時には当該分割部分の密封とスムースな
接合が可能となり、また前記吸気開口の前記マーキング
モジュール1の軸方向前後に形成したV字形状は本体側
ダクト部材4bとモジュール側ダクト部材4aの脱着時
における吸気開口部分のスライダブルテープのめくれや
破損、あるいは摩れによる劣化が防止される。
【0029】さらに、第3の発明の構成において、排気
ダクトを本体側ダクト部材4bの排気方向下流で脱着自
在としたことで機内部品へのアクセスが容易となり、メ
ンテナンス性が向上する。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による画像形成装置の
1実施例を説明するための要部模式図であって、1はマ
ーキングモジュール、2は感光体ドラム、3は帯電コロ
トロン、4は吸気ダクト、4aはモジュール側ダクト部
材、4bは本体側ダクト部材、4cは弾性体シート、4
dはスライダブルテープ、5は脱着ガイド、5aはスラ
イドレール、5bはガイドレール、6はドラムシャフ
ト、7はドラムモータ、8は感光体ドラムの回転ムラを
無くすためのフライホイール、9はリアフレーム、10
は排気ダクト、10aはダクト分割部、11は排気ファ
ンである。
【0031】同図において、マーキングモジュール1の
軸方向すなわち感光体ドラム2の軸方向に沿って当該感
光体ドラム2に近接して帯電コロトロン3が取り付けて
ある。この帯電コロトロン3は感光体ドラム2の表面に
一様な静電荷を帯電させるためのもので、マーキングモ
ジュール1と一体化されている。そして、この帯電コロ
トロン3の背面には、コロトロンの放電動作で生成した
オゾン等の放電生成物、その他のコロトロンにより当該
マーキングモジュール1の内部に生成した放電物質や浮
遊トナー等を吸引する吸気ダクト4が設置される。
【0032】この吸気ダクト4は装置本体のリアフレー
ム9に固定した本体側ダクト部材4bと、マーキングモ
ジュール側に固定したモジュール側ダクト部材4aとか
らなる。本体側ダクト部材4bは装置のリアフレーム9
に固定され、このリアフレームの外側で排気ダクト10
に連接している。
【0033】本体側ダクト部材4bと排気ダクト10と
は分割部10aで着脱自在に結合され、排気ダクト10
の先端には排気ファン11が取り付けられていて、吸気
ダクトから強制的に排気を行うように構成されている。
また、モジュール側ダクト部材4aは、本体側ダクト部
材4bに対して前記マーキングモジュールの軸方向にス
ライドして脱着可能に連接している。
【0034】なお、マーキングモジュール1にはスライ
ドレール5aが、また本体にはガイドレール5bが設け
てあり、マーキングモジュール1の脱着はスライドレー
ル5aをガイドレール5bに沿って引き出し、あるいは
押し込むことで行われる。モジュール側ダクト部材4a
と本体側ダクト部材4bとの係合面、すなわち分割面
は、前記マーキングモジュール1の引き出し方向に対し
て角度θをもつ開放する傾斜を有し、当該マーキングモ
ジュール1の引き出し時に、前記モジュール側ダクト部
材4aが前記本体側ダクト部材4bから分離する如く構
成されている。
【0035】モジュール側ダクト部材4aと本体側ダク
ト部材4bとの分割面の少なくとも一方には、弾性体シ
ート4cを介してスライダブルテープ4dが取り付けて
あり、モジュール側ダクト部材4aと本体側ダクト部材
4bとが係合している状態では両者間の合わせ目を気密
に封止すると共に、画像形成装置の動作振動あるいは外
部振動に起因する騒音の発生を防止する。
【0036】上記分割面に傾斜を備えたことにより、モ
ジュール側ダクト部材4aを押し込む力が本体側ダクト
部材4bへの密着力を生み、両者の確実な係合を達成す
ることができる。また、この傾斜により、モジュール側
ダクト部材4aの脱着時にスライダブルテープ4dの擦
れが防止される。図2は本発明による画像形成装置のさ
らに詳細な構造例を説明する要部を部分断面した側面図
であって、3a,3bは感光体ドラム2と帯電コロトロ
ン3およびモジュール側ダクト部材4aの固定部、12
は吸気流、13は本体側ダクト部材4bのフロント側固
定部、14はフトントフレーム、図1と同一符号は同一
部分に対応する。
【0037】同図においては、マーキングモジュールの
内、感光体ドラム2と帯電コロトロン3まわりのみ抽出
して示す。感光体ドラム2は、本体のリアフレーム9に
固定したドラムモータ7で駆動されるドラムシャフト6
に挿入して回転される。ドラムシャフト6に挿入する感
光体ドラム2のボス17と帯電コロトロン3とは固定部
3aで固定されると共に、帯電コロトロン3の背面に沿
ってモジュール側ダクト部材4aが固定されている。
【0038】モジュール側ダクト部材4aの上面すなわ
ち本体側ダクト4bと係合する面は、帯電コロトロン3
のリアフレーム9側(奥側)からフロントフレーム14
側(手前側)にかけて感光体ドラム2の回転軸から漸次
遠くなるように傾斜されている。この傾斜に対して本体
側ダクト4bの下面すなわちモジュール側ダクト4aと
係合する面が同様の傾斜とされている。
【0039】このように、モジュール側ダクト4aと本
体側ダクト4bの係合面(分割面)は前記マーキングモ
ジュール1の引き出し方向(感光体ドラム2の引出し方
向)に対して開放する傾斜を有し、当該マーキングモジ
ュール1の引き出し時にはモジュール側ダクト部材4a
が本体側ダクト部材4bから即座に分離すると共に、挿
着時には確実に密着する。
【0040】なお、本体側ダクト4bの先端(上記手前
側)は装置のフロントフレーム14に固定ネジ13でネ
ジ止めされ、後端(上記奥側)はリアフレーム9に貫通
固定されて排気ダクト分割部10aに連接している。図
示のマーキングモジュール挿着状態において、帯電コロ
トロン3で生じた放電生成物質は矢印12で示したよう
にモジュール側ダクト部材4aから本体側ダクト部材4
bを通して排気ダクト分割部10aに到り、排気ダクト
10(図1)から機外に排気される。
【0041】図3は本発明による画像形成装置のさらに
詳細な構造例を説明する要部正面図であって、3cはコ
ロトロンワイヤー、4e,4e’は本体側ダクト部材4
bのブランチダクト、4f,4f’はモジュール側ダク
ト部材のブランチダクト、15はクリーニングブレー
ド、16a,16bはシール材、18は内部ダクト、図
1、図2と同一符号は同一部分に対応する。
【0042】同図において、感光体ドラム2の軸方向の
表面には帯電コロトロン3が設置され、そのコロトロン
ワイヤー3cで発生した高電界により感光体ドラム2の
表面に一様な静電荷が帯電される。帯電コロトロン3の
上面には弾性体からなる可撓性のシール材16aを介し
てモジュール側ダクト部材4aが設置されている。
【0043】帯電コロトロン3で発生したオゾン等の放
電生成物はその他の塵埃と共に図1に示した排気ダクト
に取り付けた排気ファン11の吸引力で、矢印Aに示し
たようにモジュール側ダクト部材4aのブランチダクト
4fから本体側ダクト部材4bのブランチダクト4eを
通して吸気され、排気ダクトから排出される。なお、内
部ダクト18は機内の浮遊トナー等の塵埃を、矢印Bに
示したようにモジュール側ダクト部材4aのブランチダ
クト4f’から本体側ダクト部材4bのブランチダクト
4e’を通して吸気され、排気ダクトから排出される。
【0044】クリーニングブレード15は図示しないク
リーナーの一部を構成し、感光体ドラム2の表面から転
写されなかったトナーを掻き落とし、図示しない回収容
器に回収される。図4は本発明による画像形成装置に設
置される本体側ダクト部材のモジュール側ダクト部材と
係合する分割面の構成を説明する下面図であって、1
9,19’はダクト開口である。
【0045】図示したように、本体側ダクト部材4bの
下面にはダクト開口19と19’が設けてある。ダクト
開口19はモジュール側ダクト部材4aのブランチダク
ト4fに開口して、主として帯電コロトロン3から発生
する放電生成物等の吸引を行う。また、ダクト開口1
9’はモジュール側ダクト部材4aのブランチダクト4
f’に開口して、主として機内の浮遊トナー等の塵埃等
の吸引を行う。
【0046】図5は本発明による画像形成装置に設置さ
れる本体側ダクト部材のモジュール側ダクト部材と係合
する分割面の構成を説明する下面の部分模式図であっ
て、ダクト開口19,19’は、その長手方向(マーキ
ングモジュールの軸方向)の前後にV字形状を有してお
り、このV字形状を施すことによってモジュール側ダク
ト部材4aとの係合/乖離時におけるスライダブルテー
プ4dのめくれや破損が防止される。
【0047】なお、上記したダクトの構成はモジュール
側ダクト部材4a側にも形成してよく、また両者に形成
してもよい。さらに、上記分割面の傾斜は直線上に限る
ものではなく、漏斗上に開くような傾斜としてもよい。
本実施例により、排気装置の性能劣化を無くして高効率
の排気システムを構成することができる。
【0048】図6は本発明による画像形成装置の他の実
施例を説明するタンデム型複写機の要部模式上面図、ま
た図7は同じく要部模式側面図であって、マーキングモ
ジュールを構成する感光体ドラム2K,2Y,2M,2
Cまわりに配置されるダクトシステムの概略を示したも
のである。同図において、4K,4Y,4M,4Cは主
として帯電コロトロンに近接して配置された吸気ダク
ト、23K、25K,25Y,25M,25Cはプレト
ランスファーコロトロン、あるいは剥離コロトロン近傍
に設置した吸気ダクトである。
【0049】また、8はフライホイール、10’はリア
フレーム9を貫通した吸気ダクト端部、前記各図と同一
符号は同一部分に対応する。同各図において、マーキン
グモジュールを収容する機内に配置された各種の吸気ダ
クトはリアフレーム9を貫通し、そのダクト端部10’
は連結部10aで排気ダクト10に着脱自在に連結して
いる。排気ダクト10は図6に示したように所定数毎に
まとめて共通の排気ファン11に連通している。なお、
ファンの手前にはフィルタが挿入されている。
【0050】上記連結部10aは装置を構成するたの部
材、例えばフライホイール8を避けた部分でアクセスの
容易な部分に位置されている。この実施例の構成によ
り、排気ファンやフィルタの点数が削減され、ダクトが
排気ファンやフィルタの手前で分割して除去できるの
で、ダクト周辺部分に設置された部品等の故障時には当
該部品等にアクセスすることが容易になり、メンテナン
ス性が著しく向上する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排気装置の性能劣化を無くして高効率の排気システムを
構成できると共に、用紙づまり時や故障修理時、あるい
はメンテナンス時の作業性を向上させた排気装置を備え
た画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の1実施例を説明
するための要部模式図である。
【図2】 本発明による画像形成装置のさらに詳細な構
造例を説明する要部を部分断面した側面図である。
【図3】 本発明による画像形成装置のさらに詳細な構
造例を説明する要部正面図である。
【図4】 本発明による画像形成装置に設置される本体
側ダクト部材のモジュール側ダクト部材と係合する分割
面の構成を説明する下面図である。
【図5】 本発明による画像形成装置に設置される本体
側ダクト部材のモジュール側ダクト部材と係合する分割
面の構成を説明する下面の部分模式図である。
【図6】 本発明による画像形成装置の他の実施例を説
明するタンデム型複写機の要部模式上面図である。
【図7】 本発明による画像形成装置の他の実施例を説
明するタンデム型複写機の要部模式側面図である。
【図8】 本発明を適用する画像形成装置の一例として
の単色複写機の要部構成を説明する模式図である。
【図9】 本発明を適用する画像形成装置の他の例とし
てのタンデム型カラー複写機の要部構成を説明する模式
図である。
【符号の説明】
1・・・・マーキングモジュール、2・・・・感光体ド
ラム、3・・・・帯電コロトロン、4・・・・吸気ダク
ト、4a・・・・モジュール側ダクト部材、4b・・・
・本体側ダクト部材、4c・・・・弾性体シート、4d
・・・・スライダブルテープ、5・・・・脱着ガイド、
5a・・・・スライドレール、5b・・・・ガイドレー
ル、6・・・・ドラムシャフト、7・・・・ドラムモー
タ、8・・・・フライホイール、9はリアフレーム、1
0・・・・排気ダクト、10a・・・・ダクト分割部、
11・・・・排気ファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/02 - 15/02 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーキングモジュールの軸方向に沿って
    当該マーキングモジュールの内部に生成した放電物質や
    浮遊トナー等を吸引する吸気ダクトと、前記吸気ダクト
    に連接して前記吸気を画像形成装置本体外に排出する排
    気ダクトとを備え、 前記吸気ダクトを、画像形成装置本体のリアフレームに
    固定した本体側ダクト部材と、マーキングモジュール側
    に固定して前記本体側ダクト部材に対して前記マーキン
    グモジュールの軸方向にスライドして脱着可能に連接し
    たモジュール側ダクト部材とに分割してなり、 前記本体側ダクト部材とモジュール側ダクト部材の分割
    面が、前記マーキングモジュールの引き出し方向に対し
    て開放する傾斜を有し、 当該マーキングモジュールの引き出し時に、前記モジュ
    ール側ダクト部材が前記本体側ダクト部材から分離する
    如く構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記本体側ダクト部
    材とモジュール側ダクト部材の少なくとも一方の分割面
    の吸気開口以外の部分に、弾性部材を介してスライダブ
    ルテープを設け、かつ前記吸気開口の前記マーキングモ
    ジュールの軸方向前後にV字形状を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記本体側
    ダクト部材の排気方向下流で画像形成装置本体外部に連
    通する排気ダクトを脱着自在としたことを特徴とする画
    像形成装置。
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