JP4359402B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機等の画像形成装置に関し、さらに詳しく言えば、装置筐体内に排紙部空間を設けた胴内排紙型の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば複写機やファクシミリ等のように、原稿読み取り部(以下、スキャナという)を備えた画像形成装置においては、装置の上部位置にスキャナを配置しているものが多い。特に、オフィスで広く用いられている電子写真方式により画像形成を行う機種においてはほとんどがこの形式である。その様な複写機やファクシミリ等においては、装置上部にスキャナが有るため排紙トレイを装置上面に設けることができない。そのため、従来は装置側面に排紙トレイを突出させて設けていたが、この構成の場合、装置側面に排紙トレイが突出することで、それだけ装置の占有面積が増大することになり、近年の装置省スペース化の要求と相反することになる。
【0003】
スキャナの不要なプリンタであれば、装置上面を排紙トレイとすることもできるので、トレイを突出させない構成とすることは容易である。しかし、近年ではコスト削減及び装置設置スペースの削減を目的として、プリンタと複写機の機能を併せ持たせたり、ファクシミリの機能を併せ持たせたりしたいわゆる複合機が増えている。この様な複合機においては、通常、スキャナが装置上部に備えられているので、装置側面に排紙トレイが突出して設けられ、占有面積増大等の問題は解決されない。
【0004】
このような観点から、スキャナ部と作像部(プリンタ部)との間に排紙部空間を設け、記録した用紙をその排紙部に排出するようにした、いわゆる胴内排紙型の画像形成装置が提案され、商品化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、胴内排紙型の画像形成装置においては、装置筐体内に排紙部空間を設けたことから装置内部スペースに余裕がなく、また、機器レイアウトの制約も多く、装置内部の熱気を有効に排出することが難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、従来の胴内排紙型画像形成装置における上述の問題を解決し、装置内部の熱気を有効に排出することのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本発明により、画像読取部とプリンタ部の間に胴内排紙空間を配置した画像形成装置において、前記プリンタ部内を冷却するためのファンを設け、前記ファンが、画像形成装置内における定着装置とは反対側の位置に配設され、前記ファンと前記プリンタ部の作像部とをダクト部材を介して連絡するとともに、前記ファンと前記ダクト部材とが接触しないように設けられ、前記ファンの周囲を覆うシート状部材を前記ダクト部材端部に装着して設け、該シート状部材が前記ファンに接触しないよう支持されることにより解決される。
【0010】
また、前記ダクト部材が分割式構成であり分解可能に設けられていると、好適である。
【0011】
また、前記ダクト部材が前記作像部内で装置前面側から奥側に延びる張出し部を有し、該張出し部に吸気口が設けられると、好適である。
また、前記吸気口が前記作像部の像担持体の長手方向に沿って延設されると、好適である。
【0012】
また、前記吸気口が前記作像部の像担持体の上方近傍に位置すると、好適である。
また、前記作像部の定着装置が前記張出し部よりも上方に位置して設けられると、好適である。
【0013】
また、前記張出し部が下面を開放した内部空間を有し、該開放面に装着されて開放面を閉鎖する下ダクト部材を設けると、好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の一例である複写装置の外観を示す斜視図である。この図に示す複写装置100は、プリンタ部1の下部に給紙部2を配し、上部に読取部3を配置している。読取部3の下方でプリンタ部1との間には胴内排紙空間4が設けられている。また、装置最上部にはADF(自動原稿給送装置)5が装着されている。胴内排紙空間4は、装置前面側及び左側面側が開放されている。本実施形態の複写装置100は、複写機の機能に加えてプリンタとファクシミリの機能を併せ持つ、いわゆる複合機である。
【0015】
図2は、複写装置100の概略構成を示す正断面図である。この図に示すように、プリンタ部1内には作像部10が設けられている。作像部10には、像担持体である感光体ドラム11のほか、現像装置12、クリーニング装置14、定着装置15、光書込み装置16等が配設されている。符号13はトナーボトルである。なお、感光体ドラム11の周囲には電子写真プロセスに必要な帯電器や除電器等が配置されているが図には省略されている。
【0016】
複写装置100の動作を簡単に説明する。ADF5にセットされた原稿又は読取部3上面のコンタクトガラス(図示せず)上にセットされた原稿の画像が読取部3によって走査され、読み取られた原稿の画像情報は光電変換によりデジタル化されて画像処理される。その処理された信号に基づいて光書込み装置16が駆動され、図示しない帯電器によって一様に帯電された感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。その潜像に現像装置12からトナーが付与されて顕像化され、転写装置17によって、給紙部2から搬送された記録紙上に転写される。トナー像が転写された記録紙は定着装置15へ送られ、トナー像が記録紙上に定着された後、排紙部4(図1)へ排出される。また、感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニング装置14により除去され、さらに感光体ドラム11の残留電位が除電器(図示せず)によって消去され、感光体ドラム11は初期状態に戻される。
【0017】
図3は、本実施形態における、装置本体内の各種機器のレイアウトを示す平面図である。
この図において、符号25は感光体ドラム11(図2)を中心とする作像ユニットで、その作像ユニット25の左方にトナーボトル13があり、さらにその左方に光書込み装置16が配置されたレイアウトになっている。図2からも判るように、定着装置15は作像ユニット25の上方に位置している。そしてまた図2から判るように、これらの各機器の上部に読取部3が配設されているわけであるが、本実施形態においては、読取部3の電装部(図示せず)は、定着装置15及び作像ユニット25の上方付近に位置して読取部3内に設けられている。
【0018】
読取部3の電装部は、IC等の各種素子類を基板上に配置したものであり、かなりの熱を発生するものである。そのため、読取部3の電装部で発生する熱を冷却する(熱を機外に排出する)ための排気ファン40(第1のファン)が、装置奥側に設けられている。この排気ファン40は、ブラケット41を介して装置奥側の金属フレームに支持されている。排気ファン40は、読取部3の電装部からの熱だけでなく、作像部10で発生する熱も排出できるように設けられている。
【0019】
しかしながら、本実施形態の複写装置100のような胴内排紙型の装置においては、プリンタ部1と読取部3の間に胴内排紙空間4を設けていることから、定着装置15及び作像ユニット25の上方に排気ファン40があるにもかかわらず、作像部10を有効に冷却することが難しい。特に、胴内排紙型のレイアウトにより、給紙部2から転写部(感光体11と転写装置17が対向する部分)を通り定着装置15に至る用紙搬送路の部分は幅が狭く、その上部に定着装置15が設けられているので、感光体ドラム11付近の冷却が難しい(感光体ドラム11付近の熱気を上方の排気ファン40で排出しにくい)。感光体ドラム11回りに熱がこもると、感光体ドラム11あるいは現像装置12、転写装置17においてトナー固着が発生する恐れがある。
【0020】
そこで、本実施形態では、作像ユニット25付近の熱を有効に排出すべく、第2の排気ファン20を装置の左側面に位置して設け、その排気ファン20と作像部10の間をダクト30により連絡している。後述するダクト30の構成により、感光体ドラム11周辺を効率よく冷却できるようにしてある。これにより、感光体ドラム11あるいは現像装置12、転写装置17におけるトナー固着を防止している。
【0021】
ところで、作像部10においては、感光体ドラム11の周辺は冷却する必要があるが、定着部では定着のための熱が必要であり、定着装置15が冷却されてしまうと具合が悪い。本実施形態では、装置右側(図2,3において)に位置する定着装置15に対し、感光体ドラム11周辺を冷却するための排気ファン20を、定着装置15とは反対側の装置左側面に位置して設けたので、感光体ドラム11周辺を冷却するにもかかわらず、排気ファン20により定着装置15を冷却してしまうことがなく、感光体部の冷却と定着性の両立を実現している。また、排気ファン20と感光体ドラム11の上部とをダクト30で連絡したことにより、感光体ドラム11周辺を効率的に冷却することができる。
【0022】
なお、読取部3の電装部を冷却するための排気ファン40は、図2における読取部3内に設けられたものであり、排気ファン40と定着装置15とはある程度の距離があるので、排気ファン40が定着装置15の定着性に影響を与えることはない。排気ファン40は、定着装置15の上にこもる(定着装置15から上がってくる)熱気を排出するが、定着装置15を直接的に冷却することはない。
【0023】
本実施形態の複写装置100は、市場での要求から装置全高を小さく抑えており、従来の胴内排紙型画像形成装置よりも胴内排紙空間4の高さが小さくなっている。しかし、上述のように、排気ファン20を定着装置15とは反対側に設けたので、作像部(特に、感光体ドラム11周辺)を効率よく冷却しつつ定着性への影響を防ぐことができる。また、排気ファン40を設けたことにより、読取部3の電装部を冷却するとともに、定着装置15の上方からの熱の排出も行うことができる。その結果、読取部3の電装部における安定動作と、作像部10における安定した画像形成と、定着装置15による確実な定着とを同時に実現することができる。
【0024】
以下、排気ファン20やダクト30の構成等について説明する。
さて、本実施形態の複写装置100においては、作像部10を構成する各機器は樹脂製のフレーム18に搭載されている。この樹脂フレーム18は、装置本体の筐体である金属フレーム19とは別体に構成されたものであり、給紙部2と作像部10とを仕切る金属フレーム19の底面19a上に配置される。一つの樹脂フレームに、感光体ドラム11を中心とする電子写真プロセスに必要な各機器と光書込み装置16を搭載することで、作像系の寸法精度を向上させることができる。
【0025】
一方、上述したように、読取部3の直ぐ下の装置左側端部付近に排気ファン20が配設されている。図1に示された排気口21の位置から判るように、排気ファン20は、胴内排紙空間4の奥側の装置壁部内に設けられている。この排気ファン20は駆動モータ(図示せず)と一体化されたもので、図4に拡大して示すように、ファンモータ取付用ブラケット22を介して金属フレーム19にネジ止めして固定されている。また、図2に示すように、排気ファン20と作像部10はダクト30により連絡されている。
【0026】
ダクト30は、図5〜7に示すように、メインダクト31、上ダクト32及び下ダクト33により構成される。メインダクト31は、「コ」の字形断面の筒状部31aと、その筒状部31aの側面から突き出した張出し部31bからなっている。筒状部31aは図7に示す如く上面とファンモータ20に面した部分が開放された形状である。張出し部31bは、図には示されていないが、内部が空洞になっておりその下面が開放された形状となっている。筒状部31aの空間と張出し部31bの空間は図示しない開口により連通されている。
【0027】
メインダクトの筒状部31aの上部開放面に上ダクト32をはめ込むと四角い筒状のダクトが形成される。その端部開口B(図6)に、図5及び図7に示すようにファンモータ20が挿入される(ただし、ファンモータ20はダクト30の端部開口Bに嵌め込まれて固定されるのではなく、図4及び図7に示すように、ブラケット22を介して金属フレーム19にネジ止めして固定される)。また、メインダクトの張出し部31bの下部開放面には下ダクト33が装着される。張出し部31bに下ダクト33を装着すると、両者によって覆われた平たい内部空間が形成され、図5において、張出し部31bの右側端部に薄く細長い(装置前後方向に延びる)吸気口Aが形成される。
【0028】
上述したように張出し部31bと下ダクト33により覆われて形成された平たい内部空間は、筒状部31aと上ダクト32で形成された四角い筒状空間に図示しない開口を介して連通している。そして、上記吸気口Aが張出し部31bの端部に開いている。そのため、ダクト30の反対側(吸気口Aとは反対側の)端部に位置するファン20が回転すると、作像部内の空気は吸気口Aから吸引され、ダクト30の内部を通り排気口21(図2,4)より装置外に排出される。上記吸気口Aは作像部10において感光体ドラム11の上方に位置し、ファン20の回転により作像部内の熱気を機外に排出する。吸気口Aが感光体ドラム11の上方近傍に位置すること及び吸気口Aが感光体ドラム11の軸方向(長手方向)に延びて設けられていることから、感光体ドラム11周辺が効率よく冷却される。そのため、定着部の熱の影響による現像装置12、転写装置17あるいは感光体ドラム11におけるトナー固着を防止することができる。その一方で、定着装置15はダクト30の張出し部31bの上方に位置しており、吸気口Aから吸引される空気の影響を受けにくくなっており、定着に要求される熱量に悪影響を及ぼさないように構成されている。
【0029】
ダクト30には、図5に示すようにネジ固定部34,34が設けられており、このネジ固定部34,34を利用して作像部の樹脂フレーム18にネジ止め固定される。なお、図6,7に示すように、メインダクトの筒状部31aには引っ掛け部35,35が形成されており、この引っ掛け部35,35を装置本体の奥側にある補強フレーム23(図7)に引っ掛けることで、ダクト30の支持が補助される。ダクト30を樹脂フレーム18に固定すると、筒状部31aと上ダクト32で形成された四角い筒状空間は装置の幅方向(図2の左右方向)に延設され、張出し部31bと下ダクト33により覆われて形成された平たい内部空間は装置手前側から奥側に延設される。
【0030】
一方、ファンモータ20はブラケット22を介して金属フレーム19にネジ止め固定される。そして、図4に示すように、ダクト30の先端部にファンモータ20がはめ込まれているが、ダクト30とファンモータ20とは接触しておらず、僅かの間隔をおいて(本実施形態では、鉛直方向の距離で0.5mm離れている)それぞれが支持されている。このように、ダクト30とファンモータ20とが接触しないように設けることによって、ファンモータ20の振動がダクト30を介して作像部に伝播されないように構成している。また、ファンモータ20の振動がダクト30(及び作像部)に伝わって騒音が発生することもない。しかも、ダクト30及び作像部の各機器が支持・搭載される樹脂フレーム18と、ファンモータ20が固定される金属フレーム19とは別枠(別フレーム)として構成されているので、作像系(作像部10)への排気ファン20からの振動伝播をより効果的に抑制することができる。
【0031】
また、本実施形態では、図4に示すように、ダクト30の先端部全周にわたってシートあるいはフィルム部材(例えばマイラー(商品名)を使用することができる)24が接着(貼付け)されている。シート部材24はダクト30の先端から突出するようにダクト30に接着されており、このシート部材24がファンモータ20の全周を覆うように設けられている。本実施形態ではダクト30とファンモータ20が接触しないように構成されているが、ダクト30に貼り付けられたシート部材24でファンモータ20を覆う(オーバーラップさせる)ことにより、ダクト30とファンモータ20の継ぎ目からの排気漏れを防ぎ、熱排気性の低下を抑えることができる。本実施形態では、シート部材24もファンモータ20に接触しないように設けているので、ファン20からの振動伝播をより確実に抑制できる。
【0032】
ところで、図7に示すように、本実施形態におけるダクト30はメインダクト31,上ダクト32及び下ダクト33に分割して構成されている。そのため、ダクト30の組立性に優れ、また、分解も容易にできる。ファンモータ20によりダクト30を介して作像部内の空気を吸い出す場合、ダクト30内に経時的にトナー粉が溜まってしまう。特にダクト30の吸気口Aが感光体ドラム11の近傍に位置することから、ダクト30内にトナーが吸引されることが充分に考えられる。しかし、ダクト30が分割構成され分解可能に設けられているので、ダクト内に溜まったトナー粉の掃除を容易に行うことができ、メンテナンス性を向上させることができる。本実施形態の場合、トナー粉は感光体ドラム11に近い下ダクト33部に溜まりやすいが、この滞留トナー粉は下ダクト33をメインダクトの張出し部31bから外すだけで簡単に除去することができる。
【0033】
本実施形態では、作像部10と排気ファン20とをダクト30を介して連絡するように構成した。このため、排気ファン20の配置場所の自由度が増し、装置設計が容易となった。近年のように装置小型化が要求される場合、排気ファンの配置場所も制約を受ける場合が多いが、そのような場合でも、作像部と排気ファンとをダクトを介して連絡することで、作像部における熱気を機外に排出することができる。そのとき、作像系を搭載するフレームと排気ファンが取り付けられるフレームを別物とし、ダクト部材は作像系を搭載するフレームに支持してダクト部材と排気ファンとを接触しないように設けることで、排気ファンから作像系への振動伝播を効果的に抑制することができる。
【0034】
また、本実施形態のような胴内排紙型の装置の場合、排気ファンの配置場所はさらに多くの制約を受ける。つまり、胴内排紙空間は少なくとも装置前面側を開放しなければならず、本実施形態では、装置前面と一方側の側面を開放するように構成している。そのため、開放された側と反対側の装置側面(本実施形態では右側面)には用紙の搬送路が設けられ(図2参照)、用紙搬送路側の装置側面に排気ファンを配置することができない。さらに、装置前面と一方側の側面を開放し反対側側面に用紙搬送路を設けることから、装置奥側には各種の電装部材等が配置されることになる。したがって、胴内排紙型においては排気ファンの配置場所は多くの制約を受ける。本実施形態では左側面の奥側端部に排気口21及び排気ファン20を配置している。このような排気ファンの配置形態においても、ダクト30を用いることで、作像部10と排気ファン20を連絡して作像部の熱気を排出することが可能となる。そして、上述したようなダクト30が排気ファン20に接触しないような構成とすることにより、排気ファンから作像系への振動伝播を効果的に抑制するようにしている。
【0035】
以上、本発明を上記実施形態により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、作像部と排気ファンを連絡するダクトの形状も上記実施形態に限定されるものではない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、プリンタ部内を冷却するためのファンを設けたので、胴内排紙型の画像形成装置において難しいプリンタ部内の冷却を効率的に行うことができ、安定した画像読取動作と作像動作を実現することができる。
【0037】
また、ファンが画像形成装置内における定着装置とは反対側の位置に配設されているので、定着装置の定着性に影響を与えることなくプリンタ部内を冷却することができる。
【0038】
さらにファンとプリンタ部の作像部とをダクト部材を介して連絡するので、ファンと作像部が離れている場合でも有効に作像部を冷却することができる。また、ファンの配置場所に制約の多い胴内排紙型の画像形成装置において、ファンの配置場所の自由度を増すことができる。
【0039】
また、ファンとダクト部材とが接触しないように設けられているので、ファンの振動がダクト部材を介して作像部に伝播されることがなく、ファンの振動による画像ジターの発生を防止することができる。
【0040】
さらに、ファンの周囲を覆うシート状部材をダクト部材端部に装着して設けるので、ファンとダクト部材とのつなぎ目からの排気漏れを防止することができる。
【0041】
そして、ファンの周囲を覆うシート状部材がファンに接触しないよう支持されるので、ファンからの振動伝播をより効果的に抑制することができる。
【0042】
請求項2の構成により、ダクト部材が分割式構成であり分解可能に設けられているので、ダクトの組立性を向上させることができる。また、ダクトの掃除を容易に行うことができる。
【0043】
請求項3の構成により、ダクト部材が作像部内で装置前面側から奥側に延びる張出し部を有し、その張出し部に吸気口が設けられるので、装置前後方向において片寄ることなく熱気を排出することができ、作像部における熱の偏在を防止することができる。
【0044】
請求項4の構成により、吸気口が作像部の像担持体の長手方向に沿って延設されるので、像担持体周りを均一に冷却し、トナー固着を効果的に防ぐことができる。
請求項5の構成により、吸気口が作像部の像担持体の上方近傍に位置するので、像担持体付近の冷却効果を向上させることができる。
【0045】
請求項6の構成により、作像部の定着装置がダクト部材の張出し部よりも上方に位置して設けられるので、作像部の熱気排出を行うと同時に定着部の熱低下を抑制して定着不良が発生することを防止することができる。
【0046】
請求項7の構成により、ダクト部材の張出し部が下面を開放した内部空間を有し、その開放面に装着されて開放面を閉鎖する下ダクト部材を設けたので、張出し部に溜まったトナー粉等の掃除を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である複写装置の外観を示す斜視図である。
【図2】その複写装置の概略構成を示す正断面図である。
【図3】その複写装置本体内の各種機器のレイアウトを示す平面図である。
【図4】第2のファンの装着部を詳しく示す部分拡大図である。
【図5】第2のファンとダクト部材を示す斜視図である。
【図6】ダクト部材を異なる方向から見た斜視図である。
【図7】第2のファンとダクト部材の関係を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プリンタ部
2 給紙部
3 読取部
4 胴内排紙空間
10 作像部
11 感光体ドラム(像担持体)
15 定着装置
20 排気ファン(第2のファン)
24 シート状部材
25 作像ユニット
30 ダクト
31 メインダクト
31b 張出し部
32 上ダクト
33 下ダクト
40 排気ファン(第1のファン)
A 吸気口
Claims (7)
- 画像読取部とプリンタ部の間に胴内排紙空間を配置した画像形成装置において、
前記プリンタ部内を冷却するためのファンを設け、
前記ファンが、画像形成装置内における定着装置とは反対側の位置に配設され、
前記ファンと前記プリンタ部の作像部とをダクト部材を介して連絡するとともに、
前記ファンと前記ダクト部材とが接触しないように設けられ、
前記ファンの周囲を覆うシート状部材を前記ダクト部材端部に装着して設け、該シート状部材が前記ファンに接触しないよう支持されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ダクト部材が分割式構成であり分解可能に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ダクト部材が前記作像部内で装置前面側から奥側に延びる張出し部を有し、該張出し部に吸気口が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記吸気口が前記作像部の像担持体の長手方向に沿って延設されることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記吸気口が前記作像部の像担持体の上方近傍に位置することを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記作像部の定着装置が前記張出し部よりも上方に位置して設けられることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記張出し部が下面を開放した内部空間を有し、該開放面に装着されて開放面を閉鎖する下ダクト部材を設けたことを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
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