JP2018054583A - センサモジュール、電子機器及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1には、電子機器に具備される検知センサとして、検知に用いる素子とプリント基板(基板部)とを、一つのパッケージ(センサケース)に取り込んだセンサモジュールが記載されている。
まず、本実施形態に係る複写機1の基本的な構成について説明する。
図1は、複写機1を示す概略構成図である。複写機1は、画像形成手段としての画像形成部3と、給紙部2と、原稿搬送読取ユニット6とを備えている。原稿搬送読取手段としての原稿搬送読取ユニット6は、画像形成部3の上に固定された原稿読取装置であるスキャナ4と、これに支持されるシート搬送装置としての原稿自動搬送装置5とを有している。
給紙部2は、給紙カセット121(121a、121b、121c)に収納された転写紙Pをそれぞれの最上層側から順次ピックアップして分離給紙する給紙装置122(122a、122b、122c)を有している。さらに、給紙部2には、搬送ローラ対123等の各種のローラが設けられている。これらの各種のローラによって、個々の給紙装置122(122a、122b、122c)から給紙された転写紙Pを画像形成部3の所定の画像形成位置まで搬送する給紙経路124を形成する。
画像形成部3では、個々の感光体32(Y,M,C,K)上に現像されたトナー像を中間転写ベルト34に重ねて一次転写して中間転写ベルト34上にカラートナー像を形成する。このカラートナー像は、中間転写ベルト34の下方に配置された二次転写装置35の転写搬送ベルト35bと中間転写ベルト34とが当接する二次転写ニップで、中間転写ベルト34上から転写紙Pに二次転写される。カラートナー像が転写された転写紙P上は、二次転写装置35の転写搬送ベルト35bによって定着装置36に搬送される。転写紙Pが定着装置36で加熱・加圧されることで、転写紙P上のカラートナー像が溶融し、転写紙Pにカラートナー像が定着され、転写紙P上にカラー画像が記録される。
二次転写装置35及び定着装置36の下方には、それぞれ複数の搬送ローラおよび搬送ガイド等を備えるスイッチバック搬送路39c及び反転搬送路39dを配設している。
スイッチバック搬送路39cは、転写紙Pの両面に画像を形成する場合に、二つの面のうちの一方の面に画像定着が済んだ転写紙Pを、進入させ、その後、後退させるスイッチバック搬送を行うようになっている。
反転搬送路39dは、スイッチバック搬送路39cによりスイッチバック搬送された転写紙Pの表裏を反転させて、レジストローラ対37に再度給紙するようになっている。
次に、複写機1の一つ目の実施例(以下、「実施例1」という。)について説明する。
図2は、実施例1の複写機1の外観斜視図である。
図2に示すように、複写機1の上面の手前側には上面前カバー28を備え、正面の上側には外装カバーのうちの正面上部を覆うトナー部前ドア27を備える。上面前カバー28の中央上面には操作パネル29が配置されており、上面前カバー28の左端近傍の下方には人の接近を検知するセンサモジュール44を備える。
図3は、上面前カバー28によって覆われた複写機1の本体の構造体である上面手前フレーム21にセンサモジュール44が組み付けられた状態を示す斜視図である。
図5は、図4に示す状態からイエロートナーを収容するイエロートナー容器23Yを引き出した状態の複写機1の手前上部近傍の拡大斜視図である。
複写機1に装着された状態のトナー容器23は、図1に示す露光装置31や感光体32よりも装置手前側に位置しており、複写機1の手前−奥方向における図1に示す断面の位置では、トナー容器23は配置されていない構成となっている。
さらに、マゼンタトナー容器23Mとシアントナー容器23Cの直上で、上面前カバー28の上面より下方へ埋没するように操作パネル29が配置されている。
図6は、センサモジュール44を正面側から見た斜視図であり、図7はセンサモジュール44を背面側から見た斜視図である。
図8は、センサモジュール44を正面側から見た分解斜視図であり、図9はセンサモジュール44を背面側から見た分解斜視図である。
本実施形態では、板状の基板部62の厚み方向に直交する二つの表面のうち、センサ素子61が取り付けられた面を第一主面と呼び、この第一主面の裏面であって、コネクタージャック63が取り付けられた面を第二主面と呼ぶ。
図10に示すように、センサモジュール44を組み立てる際には、センサ基板60をセンサ前ケース64の前ケースセンサ基板保持部65に保持させるように組み付ける。次に、センサ前ケース64に設けられた三つの前ケースネジ穴64aと、センサ後ケース66に設けられた三つの後ケースネジ穴66aとが重なるように、センサ前ケース64とセンサ後ケース66とを重なる。次に、三つの後ケースネジ穴66aに三本のケース締結ネジ68をそれぞれ挿入してネジ止めをすることにより、センサ前ケース64とセンサ後ケース66とをネジ締結し、図6及び図7に示すセンサモジュール44を作成する。
図11(a)に示すように、センサ前ケース64には、センサ基板60のセンサ素子61を、センサ前ケース64の正面側から露出させるための前ケース開口部64bが設けられている。
このような構成とすることにより、センサモジュール44の上下方向の小型化を図ることができる。
また、他の構成例として、基板部62の長手方向の両端面とそれぞれ対向するセンサケースの二つの内壁面がセンサモジュール44の左右方向の側壁の内壁面となる構成の場合は、左右方向についてセンサモジュール44の小型化を図ることができる。
さらに、基板部62の長手方向がセンサモジュール44の上下方向に対して傾斜するように配置し、センサモジュール44は、内部空間高さH1を基板部長辺長さL1以下に設定する。これにより、ことで、センサ基板60がセンサケースに覆われた構成で、上下方向の小型化を図ることができる。よって、複写機1の内部または外部でのセンサモジュール44の設置スペースの確保が容易となる。このため、機種間で共通使用し易くなって汎用性の向上を図ることができる。
穴部70や薄肉部71を設ける構成であっても、基板部62がセンサケースの外壁面(上面及び下面)よりも内側に位置するように、センサ前ケース64及びセンサ後ケース66が基板部62を覆う構成である。これにより、人の手や工具が基板部62に接触することを防止できる。
本実施形態のセンサモジュール44では、穴部70や薄肉部71を設けることで、センサ基板60における上下方向の端部(本実施形態では、基板部62の角部)とセンサ前ケース64との干渉を避けることができる。これにより、穴部70や薄肉部71を設けない構成よりも上下方向の小型化を図ることができる。
これらの構成により、センサモジュール44の上下方向の更なる小型化を図ることができ、機種間で共通使用し易い汎用性の向上を図ることができる。
また、実施形態のセンサモジュール44の構成では、左右方向の両端にモジュール組付部69を設けることで、上下方向へ突き出す部分を少なくし、センサモジュール44の上下方向の小型化を図ることができる。
図12は、センサ基板60を傾斜角度の説明図である。図12中の軸「A1」は基板部62の長手方向に平行な軸であり、軸「A2」は基板部62の短手方向に平行な軸であり、軸「A3」は軸「A1」と軸「A2」との両方に直交する軸である。
この状態から、まず、図12(b)中の矢印αで示す方向、すなわち、軸「A2」を中心に基板部62における表裏二つの主面のうちセンサ素子61を設けた第一主面が下方を向く方向に、センサ基板60を27[°]回転させる。図12(b)に示す状態では、センサケースの上下方向に対して軸「A1」が傾斜し、センサケースの前後方向に対して軸「A3」が傾斜した状態となる。
このように本実施形態のセンサモジュール44は、センサケースの高さ方向、幅方向及び前後方向に対して、センサ基板60の軸「A1」、軸「A2」及び軸「A3」の全ての軸が傾斜した状態となっている。
図11(b)に示すように、本実施形態のセンサモジュール44では、センサ基板60がセンサケースに対して傾斜した状態で配置されているため、基板部62の上辺の図11(b)中の内側の端部が上方に突き出している。同様に、基板部62の下辺の図11(b)中の外側の端部が下方に突き出している。
本実施形態では、センサモジュール44の水平面におけるセンサケースの長手方向は左右方向(幅方向)であり、この左右方向に対して、基板部62の短手方向が傾斜している。このため、基板部62の幅よりも狭い幅の収容空間にセンサ基板60を配置することができ、センサモジュール44の左右方向の小型化を図ることができる。
本実施形態では、短手方向の軸(軸「A2」)を中心にセンサ基板60を、第二主面側から第一主面側へ向かって傾斜させて、長手方向の軸(軸「A1」)を中心に回転させた状態のセンサ基板60をセンサケースに組み付けている。センサケースに対してセンサ基板60の傾斜させた状態の構成としては、長手方向の軸(軸「A1」)を中心に回転させた後に、短手方向の軸(軸「A2」)を中心にセンサ基板60を前傾させた状態でセンサケースに組み付ける構成としてもよい。
実施例1の複写機1は、オフィス用の画像形成装置である。このため、高速印刷に対応した非胴内排紙型の画像形成装置であるが、トナー容器23のトナー容量の確保が商用印刷用ほど切実でない。このため、実施例1の複写機1では、図2〜図5を用いて説明したように、装置本体の手前側上部における上面前カバー28とイエロートナー容器23Yとの間にセンサモジュール44を設置するための前上部に専用内蔵スペースを設けられる。このため、実施例1の複写機1はセンサモジュール44を標準搭載が可能である。
図14に示す組み付け機構では、巻きバネ82を通した段付き締結ネジ83の先端部をモジュール組付部69のモジュール組付穴69aに通して、補助フレーム81のフレーム組付ネジ穴81aにネジ締結する。
図15は、センサモジュール44に図14に示す組み付け機構を組み付けた状態をセンサモジュール44の背面側から見た斜視図である。図16は、図15に示す状態の組み付け機構及びセンサモジュール44をセンサモジュール44の正面側から見た斜視図である。
図15及び図16に示す状態では、巻きバネ82が、段付き締結ネジ83の頭部側のワッシャ83aとモジュール組付部69との間で挟まれ、モジュール組付部69を補助フレーム81に付勢し、補助フレーム81に対してセンサモジュール44を位置決めする。
そして、補助フレーム81をフレーム固定ネジ84によって上面手前フレーム21に固定することで、複写機1の装置本体に対して前後方向に移動可能な状態でセンサモジュール44を組み付けることができる。
さらに、トナー容器23が前方からセンサモジュール44に衝突してきたときには、巻きバネ82が縮み、センサモジュール44全体を後方へ退避させることにより、破損から逃れることができる。センサモジュール44の下面にはセンサ前ケース64とセンサ後ケース66との合わせ部が配置されているが、段差のない平滑な面となっていることが好ましい。これにより、トナー容器23がセンサモジュール44の下面に引っかかることを抑制し、使用者等の人が手で触ったときに違和感を覚えることを防止できる。
図17に示すように、センサモジュール44が組み付けられた補助フレーム81を、フレーム固定ネジ84によって上面手前フレーム21に固定する。さらに、センサ制御基板47を制御基板固定ネジ48によって上面手前フレーム21に固定する。これにより、図3に示すように、上面手前フレーム21に対してセンサモジュール44及びセンサ制御基板47を組み付けることができる。
実施例1の複写機1では、装置の大型化やトナー容器23の容量の削減を抑制しつつ、人体検知を検知する検知手段であるセンサモジュール44を備える構成を実現できる。
トナー容器23の装着時の衝突に起因するセンサモジュール44の破損を防止する必要がない場合は、図18に示すように、巻きバネ82を通さず、モジュール固定ネジ91でセンサモジュール44を補助フレーム81に固定してもよい。補助フレーム81は上面手前フレーム21に固定されるため、センサモジュール44は上面手前フレーム21に対して移動可能とならないが、巻きバネ82及び段付き締結ネジ83を使わないため部品費を低減できる。
このような構成により、巻きバネ82と段付き締結ネジ83とを組み合わせた組み付けや、やモジュール固定ネジ91のみの組み付け等、異なる組み付け機構を用いて補助フレーム81に対してセンサモジュール44を組付けることが可能となる。これにより、図14〜図16に示すような巻きバネ82のバネ変形を用いた退避可能な組み付けや、図18に示すような移動しない組み付け等、組み付けの自由度が向上し、機種間で共通使用し易くなり、汎用性の高いセンサモジュールを実現することができる。
変形例のセンサモジュール44は、モジュール組付部69を左右方向の中央部に一つ設けた点で、モジュール組付部69を左右方向の両端にそれぞれ設けた実施形態のセンサモジュール44と異なる。
変形例のセンサモジュール44の構成では、左右方向への突き出す部分がなくなり、センサモジュール44の左右方向の小型化を図ることができる。
次に、複写機1の二つ目の実施例(以下、「実施例2」という。)について説明する。
図21は、実施例2の複写機1の外観斜視図である。
図21に示す実施例2の複写機1は、実施例1の複写機1よりもさらに高速な商用印刷に対応できる非胴内排紙型の画像形成装置であり、トナー容器23の容量を実施例1よりも増加させた構成である。
このため、商用印刷に対応できる実施例2の複写機1では、上述した実施例1の複写機1で、標準搭載で内蔵するセンサモジュール44を共通部品として用い、必要に応じて外付けオプションとして搭載可能にする構成である。
図23は、右側面手前上カバー39の斜視図であり、図24は、右側面手前上カバー39と上面前カバー28とを取り外した複写機1の手前右上端部の拡大斜視図である。
図24に示すように、上面前カバー28及び右側面手前上カバー39を取り外すと、装置本体の構造体である上面手前フレーム21及び本体右フレーム40が露出する。図24に示すように、本体右フレーム40には、外付けオプション固定用ネジ穴59が設けられている。
図26は、外付けオプション41の構成を示す分解斜視図である。
まず、センサモジュール44のモジュール組付部69と外付けフレーム42との間に締結用スペーサー45を挟み、モジュール締結ネジ46によってセンサモジュール44と外付けフレーム42とを固定する。また、センサ制御基板47を制御基板固定ネジ48によって外付けフレーム42に固定する。このとき、センサモジュール44における二つのセンサ基板60のコネクタージャック63が、二本のセンサ基板配線によってセンサ制御基板47に接続される。
次に、外付け下ケース49を外付け下ケース締結ネジ50によって外付けフレーム42に固定する。
図27は、外付けフレーム42を本体右フレーム40に固定した状態の複写機1の手前右上端部の拡大斜視図である。
図24に示すように、本体右フレーム40には外付けオプション固定用ネジ穴59が予め設けてあり、外付けフレーム締結ネジ43を外付けオプション固定用ネジ穴59に締結することで、図27に示すように外付けフレーム42を本体右フレーム40に固定する。
また、外付けフレーム42に固定されたセンサ制御基板47が、一本の制御基板配線によって装置本体の電装部に接続、通信可能となる。
これにより、図25に示すように外付けフレーム42及びセンサ制御基板47が外付けオプション41に内蔵された構成となる。また、図25に示すように、センサモジュール44は、センサ素子61が露出する正面側の外装面の一部が外付けオプション41の正面側から露出し、他の部分は外付け上ケース51及び外付け下ケース49に覆われた状態となる。
近年、画像形成装置で使用されるアプリケーションが増加し、コントローラの復帰に要する時間が多くかかるようになった。そこで、ユーザーが画像形成装置に近づいていることを人体検知センサにて検知し、ユーザーが操作を開始する前に待機モードから復帰させて待ち時間をできるだけ少なくする技術が考えられている。
上述した実施例1及び実施例2の複写機1においてもこの観点から、人体検知センサであるセンサモジュール44が設けられている。
複写機1の装置本体の電装部である制御部100は、使用しない時間が所定時間に達すると、画像形成部3の各部への供給電力やスキャナ4への供給電力を少なくする待機モードに遷移する制御を行う。待機モードになった状態では、センサモジュール44を用いて検知動作を実行する。そして、センサモジュール44のセンサ基板60から出力される検知信号に基づいてユーザーの接近を検知すると、待機モードを解除し、画像形成モードに移行する。これにより、ユーザーが操作パネル29で操作を開始する前に、画像形成モードへの移行を開始し、ユーザーの操作に基づく画像形成を行うまでの待ち時間を少なくすることができる。
また、人体検知センサを備えた従来の画像形成装置では、人体検知センサを装置前面に設けた専用内蔵スペースへ標準搭載するため、待機節電のための人体検知センサを使わないユーザーも、不要な部品コストを負担しなければならなかった。また、内蔵スペースがトナー容器の近傍となってしまう高速な非胴内排紙型の画像形成装置では、内蔵スペースの確保と引き換えに、トナー容量を低減するか、装置サイズを拡大しなければならない、という課題があった。
また、人体検知センサの専用内蔵スペースを装置前面に設け難い場合でも、実施例2の複写機1のように、必要に応じて外付けオプションとして搭載可能にすることで、待機節電機能を使わないユーザーには、不要な部品コストを負担させない構成を実現できる。また、外付け可能な構成とすることで、トナー容量を多くしたい高速な非胴内排紙型の画像形成装置では、トナー容量を低減させたり、装置サイズを拡大させたりすることなく、人体検知センサを用いた待機節電が可能な構成を実現できる。
これに対して、本実施形態の人体検知センサであるセンサモジュール44が、上下方向及び左右方向に小型化を実現したケースで覆われる汎用モジュールである。さらに、装置外装カバーでなく上面手前フレーム21や本体右フレーム40といった装置本体の構造体に組み付ける構成である。
また、センサ前ケース64とセンサ後ケース66とのケースで覆われたモジュールとすることで、オプション組付時には、手順を削減でき、破損も防止できる。
さらに、実施例1の複写機1のように、巻きバネ82によって付勢し、前後方向に移動可能に組み付けるなどで、トナー容器23の交換時の破損を防止できる。
本実施形態のセンサ基板60では、基板部62にセンサ素子61を配置するための領域と、コネクタージャック63を配置するための領域とを確保する必要がある。さらに、センサ素子61とコネクタージャック63とを電気的に接続する回路を形成するための領域がセンサ素子61とコネクタージャック63との間に必要である。このため、本実施形態のセンサ基板60では、センサ素子61の中心とコネクタージャック63の中心とを結ぶ仮想線分に平行な方向がセンサ基板60の長手方向となっているが、センサ基板60の長手方向とはこれに限るものではない。
周辺のユーザー等の移動体を検知して検知信号を出力するセンサ素子61等のセンサ素子と、センサ素子が固定された基板部62等の基板部と、を有するセンサ基板60等のセンサ基板と、センサ基板を覆うセンサ前ケース64及びセンサ後ケース66等のセンサケースと、を備えるセンサモジュール44等のセンサモジュールにおいて、基板部の長手方向の両端面とそれぞれ対向するセンサケースの二つの内壁面(天井面64c及び底面64d等)間を最短で結ぶ仮想直線の延在方向(上下方向等)に対して基板部の長手方向が傾斜し、基板部の長手方向の長さ(基板部長辺長さL1等)よりも内壁面間の距離(内部空間高さH1等)が短い。
これによれば、上記実施形態について説明したように、仮想直線の延在方向と基板部の長手方向が平行な構成よりも仮想直線の延在方向の小型化を図ることができる。これにより、組み付け対象の装置の内部または外部での設置スペースの確保が容易となる。
態様Aにおいて、仮想直線に直交する仮想平面(水平面)におけるセンサ前ケース64及びセンサ後ケース66等のセンサケースの長手方向(左右方向等)に対して、基板部62等の基板部の短手方向が傾斜している。
これによれば、上記実施形態について説明したように、センサケースの長手方向の小型化を図ることができる。
態様AまたはBにおいて、基板部62等の基板部の二つの主面のうちの第一主面等の一方の面にセンサ素子61等のセンサ素子を備え、第二主面等の他方の面にセンサ素子の検知信号を外部に出力するコネクタージャック63等の出力端子を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、後方向等の第二主面に直交する方向に開口部等の出力端子の接続部が向いた構成となり、センサ基板60等のセンサ基板における基板部の長手方向の長さを小さくすることができる。これにより、センサモジュールの設置スペースの確保が容易となるため、機種間で共通使用し易くなり、汎用性の高いセンサモジュールを実現することができる。
態様A乃至Cにおいて、センサ前ケース64及びセンサ後ケース66等のセンサケースの天井面64c及び底面64d等の二つの内壁面を形成する天井板部64e及び底板部64f等の二つの壁部の少なくとも一方に、センサ基板60等のセンサ基板における仮想直線の延在方向(上下方向等)の端部(面取りされた角部等)を避ける薄肉部71等の薄肉部または穴部70等の穴部を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、センサケースにおける仮想直線の延在方向の小型化を図ることができる。
上記実施形態では、センサケースに組み付けられたセンサ基板60における上下方向の端部が面取りされた角部であるため、天井板部64e及び底板部64fにおける角部に対応する部分に穴部70及び薄肉部71を設けている。センサ基板60における上下方向の端部が、センサ素子61やコネクタージャック63の一部である場合には、これらの上下方向の端部となる部分に対応するように穴部70や薄肉部71を設けることが望ましい。
態様A乃至Dの何れかの態様において、センサ後ケース66等のセンサケースは、仮想直線に直交する仮想平面(水平面等)におけるセンサケースの長手方向(左右方向)の両端に補助フレーム81等の組み付け対象に対するモジュール組付部69等の組み付け部を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、上下方向へ突き出す部分を少なくし、センサモジュールの仮想直線の延在方向(上下方向等)の小型化を図ることができる。
態様A乃至Eの何れかの態様において、仮想直線に直交する仮想平面(水平面)におけるセンサ前ケース64及びセンサ後ケース66等のセンサケースの長手方向(左右方向)に、センサ基板60等のセンサ基板を複数備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、センサ基板が一つの構成よりも広い範囲を検知領域として設定することが可能となる。
複写機1等の電子機器において、態様A乃至Fの何れかの態様に係るセンサモジュール44等のセンサモジュールを備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、センサモジュールの設置スペースの確保が容易となるため、電子機器の機器本体の大型化を抑制しつつ、センサモジュールを備える構成を実現することができる。
態様Gにおいて、センサモジュール44等のセンサモジュールを機器本体の外装の外側に備える。
これによれば、上記実施例2について説明したように、機器本体内にセンサモジュールの設置スペースを確保できない構成であっても、センサモジュールを備える構成を実現することができる。
転写紙P等の記録媒体に画像を形成する複写機1等の画像形成装置において、態様A乃至Fの何れかの態様に係るセンサモジュール44等のセンサモジュールを備える。
これによれば、画像形成装置の装置本体の大型化を抑制しつつ、センサモジュールを備える構成を実現することができる。
態様Iにおいて、センサモジュール44等のセンサモジュールを機器本体の外装の外側に備える。
これによれば、上記実施例2について説明したように、装置本体内にセンサモジュールの設置スペースを確保できない構成であっても、センサモジュールを備える構成を実現することができる。
2 給紙部
3 画像形成部
4 スキャナ
5 原稿自動搬送装置
6 原稿搬送読取ユニット
21 上面手前フレーム
22 トナー補給部
23 トナー容器
23C シアントナー容器
23K ブラックトナー容器
23M マゼンタトナー容器
23Y イエロートナー容器
27 トナー部前ドア
28 上面前カバー
29 操作パネル
31 露光装置
32 感光体
33 現像装置
34 中間転写ベルト
35 二次転写装置
35b 転写搬送ベルト
36 定着装置
37 レジストローラ対
38 排紙トレイ
39 右側面手前上カバー
39a 搬送経路
39b 転写紙手差給紙経路
39c スイッチバック搬送路
39d 反転搬送路
40 本体右フレーム
41 外付けオプション
42 外付けフレーム
43 外付けフレーム締結ネジ
44 センサモジュール
45 締結用スペーサー
46 モジュール締結ネジ
47 センサ制御基板
48 制御基板固定ネジ
49 外付け下ケース
50 外付け下ケース締結ネジ
51 外付け上ケース
52 外付け上ケース締結ネジ
53 着脱フタ
59 オプション固定用ネジ穴
60 センサ基板
61 センサ素子
62 基板部
63 コネクタージャック
64 センサ前ケース
64a 前ケースネジ穴
64b 前ケース開口部
64c 天井面
64d 底面
64e 天井板部
64f 底板部
65 前ケースセンサ基板保持部
66 センサ後ケース
66a 後ケースネジ穴
67 後ケースセンサ基板保持部
68 ケース締結ネジ
69a モジュール組付穴
69 モジュール組付部
70 穴部
71 薄肉部
81a フレーム組付ネジ穴
81 補助フレーム
82 巻きバネ
83a ワッシャ
83 段付き締結ネジ
84 フレーム固定ネジ
90 排紙ローラ対
91 モジュール固定ネジ
100 制御部
121 給紙カセット
122 給紙装置
123 搬送ローラ対
124 給紙経路
125 手差トレイ
P 転写紙
W1 センサ基板配置部幅
W2 基板部幅
W3 基板部配置幅
Claims (10)
- 周辺の移動体を検知して検知信号を出力するセンサ素子と、
前記センサ素子が固定された基板部と、を有するセンサ基板と、
前記センサ基板を覆うセンサケースと、を備えるセンサモジュールにおいて、
前記基板部の長手方向の両端面とそれぞれ対向する前記センサケースの二つの内壁面間を最短で結ぶ仮想直線の延在方向に対して前記基板部の長手方向が傾斜し、
前記基板部の長手方向の長さよりも前記内壁面間の距離が短いことを特徴とするセンサモジュール。 - 請求項1のセンサモジュールにおいて、
前記仮想直線に直交する仮想平面における前記センサケースの長手方向に対して、前記基板部の短手方向が傾斜していることを特徴とするセンサモジュール。 - 請求項1または2のセンサモジュールにおいて、
前記基板部の二つの主面のうちの一方の面に前記センサ素子を備え、他方の面に前記センサ素子の検知信号を外部に出力する出力端子を備えることを特徴とするセンサモジュール。 - 請求項1乃至3の何れかに記載のセンサモジュールにおいて、
前記センサケースの前記二つの内壁面を形成する二つの壁部の少なくとも一方に、前記センサ基板における前記仮想直線の延在方向の端部を避ける薄肉部または穴部を備えることを特徴とするセンサモジュール。 - 請求項1乃至4の何れかに記載のセンサモジュールにおいて、
前記センサケースは、前記仮想直線に直交する仮想平面における前記センサケースの長手方向の両端に組み付け対象に対する組み付け部を備えることを特徴とするセンサモジュール。 - 請求項1乃至5の何れかに記載のセンサモジュールにおいて、
前記センサケースは、前記仮想直線に直交する仮想平面における前記センサケースの長手方向に、前記センサ基板を複数備えることを特徴とするセンサモジュール。 - 電子機器において、
請求項1乃至6の何れかに記載のセンサモジュールを備えることを特徴とする電子機器。 - 請求項7の電子機器において、
前記センサモジュールを機器本体の外装の外側に備えることを特徴とする電子機器。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
請求項1乃至6の何れかに記載のセンサモジュールを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9の画像形成装置において、
前記センサモジュールを機器本体の外装の外側に備えることを特徴とする画像形成装置。
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