JP2005024984A - 画像形成装置の排気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置本体からの排気が画像形成装置の周囲で作業している作業者に吹付けて不快感を与えたり、排気が排気口に近接した壁や棚等にさえぎられて画像形成装置本体が過剰に熱くなり。画像形成が正常に行なわれなかったり、故障してしまうというというような不具合が発生する恐れがある。
【解決手段】画像形成装置本体に設けられた排気口に排気カバーを取り付け、その排気カバ−の排気孔を通して排気する画像形成装置において、前記装置本体に対して前記排気カバ−を非常に簡易な構成を用いて回転可能に構成した。
【選択図】 図3
【解決手段】画像形成装置本体に設けられた排気口に排気カバーを取り付け、その排気カバ−の排気孔を通して排気する画像形成装置において、前記装置本体に対して前記排気カバ−を非常に簡易な構成を用いて回転可能に構成した。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、たとえばレ−ザやLEDを用いた、プリンタ・複写機・ファクシミリなど画像形成装置の装置本体に排気口を備え、その排気口に排気カバーを取り付け、その排気カバーの排気孔を通して装置本体内部で発生した熱を排出する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばレーザプリンタでは、通常画像形成装置本体の排気口に排気カバーを固定する構成としていた。そして、帯電用・転写用・除電用の各コロナ放電器より発生するオゾン等を含む空気、あるいは定着器等より発生する熱をファンで吸引するか、外気をファンで吸いこみ、上述の各部材に吸いこんだ外気を吹付け、温まった空気又はオゾン等を含む空気を、その排気カバーの排気孔を通して外部へ排出していた。
【0003】
しかしながら、上述のような装置では近年次のような問題が指摘されている。複写機やプリンタ等は高速化の進展に伴い、その単位時間当たりに排出する熱量も増大している。また複写機においてはその近くで作業する時間が増大してきており、プリンタにおいては机上に設置される場合も多いため、近くで作業する人にこのような排気が当たり、不快感を与えることが指摘されている。またこれら装置が、事務所の壁面や棚などに近接して設置される場合が多く、場合によっては排気口からの排気が近接した壁面や棚等によって妨げられ、壁面や棚等によって偏向された排気が人に当たり、不快感を与えてしまったり、最悪の場合装置の故障の原因となるという問題が指摘されていた。
【0004】
このような問題点の対策として排気口の向きを蛇腹を用いて調整可能とした技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、画像形成装置本体に、該装置本体の排気口と対面する壁面以外の、上面と側面に排気口を設けた補助排気装置を、画像形成装置本体の排気口に取り付けるという技術が提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平06−043708(請求項及び実施例参照)
【0006】
【特許文献2】
特開平01−276156(請求項及び頁5右下欄等参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術を採用すると、蛇腹が装置本体から突出しているため人が接触して破損させる恐れがあり、また蛇腹はその形状を保つ必要があるため強度が必要であり、また装置本体側にも蛇腹を保持する構造が必要となるため、コスト高になる恐れがある。
また、上記特許文献2に記載の技術を採用した場合にも、補助排気装置が装置本体から突出しているため人が接触して破損させる恐れがあり、また補助排気装置という別の部材を用いるためコスト高となってしまう。
【0008】
そこで、この発明の目的は、上述のような不具合を発生させる恐れが無く、特別な部材を用いる事無しに、上述の課題が解決可能な画像形成装置の排気装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、画像形成装置本体に排気口を備え、その排気口に排気カバーを取り付け、その排気カバ−の排気孔を通して排気する画像形成装置において、前記装置本体に対して前記排気カバ−を回転可能に構成したことを特徴とする画像形成装置の排気装置が得られる。このように排気カバ−を回転可能に構成したことにより、画像形成装置本体からの排気の向きを自在に変更することが可能となる。
【0010】
また、前記画像形成装置本体に螺旋溝を有するシャフトを備え、前記排気カバ−はその中心に該シャフトに対応するねじ穴が形成されていることので、簡易な構成で上述の目的を達成することが可能となる。また排気カバ−は容易に画像形成装置本体に脱着可能となる。
【0011】
また、前記排気口は画像形成装置本体の外装カバ−に配設された螺旋溝を有する円筒部材であり、前記排気カバ−には前記螺旋溝に対応する螺旋突起が形成されているので、簡易な構成で上述の目的を達成することが可能となる。また排気カバ−は容易に画像形成装置本体に脱着可能となる。
【0012】
また、前記排気孔に排気と接する面が曲面で構成されたル−バ−を有するため、画像形成装置からの排気をスム−ズに排出することが可能となる。
【0013】
また、前記排気カバ−はオゾンフィルタ−を収納可能に構成したので、排気カバ−は容易に画像形成装置本体に脱着可能であることと相俟って、オゾンフィルタ−の交換が容易となり、画像形成装置本体にオゾンフィルタ−を保持するための構造が不要となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0015】
図1は、本発明が適用される画像形成装置の一例である複写装置の外観を示す斜視図である。この図に示す複写装置100は、プリンタ部1の下部に給紙部2を配し、上部に読取部3を配置している。読取部3の下方には胴内排紙空間4が設けられている。また、装置最上部にはADF(自動原稿給送装置)5が装着されている。胴内排紙空間4は、装置前面側及び左側面側が開放されている。
【0016】
図2は、複写装置100の概略構成を示す正断面図である。この図に示すように、プリンタ部1内には作像部10が設けられている。作像部10には、像担持体である感光体ドラム11のほか、現像装置12、クリーニング装置14、定着装置15、光書込み装置16等が配設されている。符号13はトナーボトルである。なお、感光体ドラム11の周囲には電子写真プロセスに必要な帯電器や除電器等が配置されているが図では省略されている。
【0017】
複写装置100の動作を簡単に説明する。ADF5にセットされた原稿又は読取部3上面のコンタクトガラス(図示せず)上にセットされた原稿の画像が読取部3によって走査され、読み取られた原稿の画像情報は光電変換によりデジタル化されて画像処理される。その処理された信号に基づいて光書込み装置16が駆動され、帯電器18によって一様に帯電された感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。その潜像に現像装置12からトナーが付与されて顕像化され、転写装置17によって、給紙部2から搬送された記録紙上に転写される。トナー像が転写された記録紙は定着装置15へ送られ、トナー像が記録紙上に定着された後、排紙部4(図1)へ排出される。また、感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニング装置14により除去され、さらに感光体ドラム11の残留電位が除電器(図示せず)によって消去され、感光体ドラム11は初期状態に戻され、画像形成の1サイクルが終了する。また、現像装置12内のトナ−が不足した場合にはトナ−ボトル13から図示しない補給経路を通して現像装置12にトナ−が補給される。
【0018】
ここで、画像形成に伴って、定着装置15や光書き込み装置16や図示しない電装部品等から熱が発生する。このような熱は装置外部に排出しないと、装置内部が高温となり、現像装置12内のトナ−が個化したり感光体ドラム11の特性が変化するなどして画像形成に支障をきたすため、排気ファン20によって、装置の外装面等に設けられた吸気口から、装置外部の空気を吸入して、定着装置15や光書き込み装置16等に吹付けてこれらを冷却した後、温まった空気(排気)は排気ダクト31を経由して排気口部材21を通して排出される。また帯電器18によるコロナ帯電によって発生したオゾン等も排気ファン20による吸引によって排気口部材21から排出される。
【0019】
図3(a)は図2の排気口部材21を正面から見た図であり、図3(b)は排気口部材21の図3(a)におけるa−a部の断面図である。排気口部材21には複数の排気孔22が設けられており、さらに排気口21を複写機本体100に着脱さるために手で握るための取っ手23と、複写機本体から突出したシャフト25を挿入するための円筒状の穴24が設けられている。図3(b)も参照にして、複写機本体に設けられたフレ−ム部材27に設けられたシャフト25には螺旋溝26が設けられていて、排気口部材21の取っ手23を持ってシャフト25の先端を排気口部材21の穴24に嵌合させて、図3(b)に記した矢印のように排気口部材21を回転させれば、シャフト25に設けられた螺旋溝26に排気口部材21の穴24に設けられた図示しない螺旋突起が係合して、排気口部材21複写機100に装着できる。排気口部材21を挿入途中で排気孔22の向きが所望の方向となった時に挿入動作を終えれば、排気を所望の方向に排出することが可能となる。また、複写機100の設置場所を変更し、複写機の近くで作業する人に排気がかかる場合や、壁面や棚等で排気が妨げられる場合は、取っ手23を持って排気口部材21の回転させて、排気の向きを変更すれば良い。また排気口部材21を取外す場合には、図3(b)に記した矢印と反対の方向に、取っ手を持って排気口部材21を回転させればよい。
【0020】
なお、排気孔22の下面から、排気と接する面が曲面で構成されたル−バ−28が排気口部材21に設けられている。図3(b)には排気孔22の一つを点線で示した。このようにル−バ−28の排気に接する面を曲面で構成したので、ル−バ−28の排気と接する面が直線状の場合よりも円滑に排気を排出することが可能となる。なお、ル−バ−28と取っ手23の先端は、人が接触して破損する恐れがあるため、複写機100の外装部材19より突出しないことが望ましい。
【0021】
図3(b)に一点鎖線で示した排気口部材21内にはオゾンフィルタ−29を挿入することが可能である。このような構成にしたので、オゾンフィルタ−の交換のために複写機100の側板をはずすといったようなわずらわしさが無く、従来はサ−ビスマン対応であったオゾンフィルタ−の交換を一般ユ−ザも実施することが可能となる。
【0022】
図4は他の実施形態を示したものである。図4(a)は他の実施形態に係わる排気口部材21を正面から見た図であり、図4(b)は排気口部材21の図4(a)におけるa−a部の断面図である。なお、図3と共通の部材には同じ番号を付した。図4(b)に示したように外装部材19の排気口部材21に面する側は、ほぼ直角に内側に折り曲げられ排気通路に面する側には螺旋溝32が設けられている。排気口部材21を複写機に取り付けるときには、排気口部材21に設けられた螺旋突起33の先端と螺旋溝32の先端を係合させた後、排気口部材21の取っ手を持って図の矢印の方向に回転させれば、排気口部材21を複写機100に装着することができる。排気口部材21を挿入途中で排気孔22の向きが所望の方向となった時に挿入動作を終えれば、排気を所望の方向に排出することが可能となる。また排気口部材21を取外す場合には、図4(b)に記した矢印と反対の方向に、取っ手を持って排気口部材21を回転させればよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、必要に応じて、簡易な構成によって画像形成装置からの排気の向きを容易に変更可能であるため、画像形成装置の設置場所を変更した場合等に、画像形成装置の近くで作業する人に不快感を与えることが無く、また排気口の近くに壁面等があり、排気が妨げられる恐れのある場合でも、排気の向きの変更が可能であるため、画像形成装置内部が高温となり画像不良が発生したり、故障に至ってしまうという問題を発生させないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例である複写機の外観を示す斜視図である。
【図2】その複写機の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ部
2 給紙部
3 読取部
4 胴内排紙空間
10 作像部
11 感光体ドラム(像担持体)
15 定着装置
21 排気口部材
22 排気孔
23 取っ手
25 シャフト
26 螺旋溝
28 ル−バ−
32 螺旋溝
33 螺旋突起
【産業上の利用分野】
この発明は、たとえばレ−ザやLEDを用いた、プリンタ・複写機・ファクシミリなど画像形成装置の装置本体に排気口を備え、その排気口に排気カバーを取り付け、その排気カバーの排気孔を通して装置本体内部で発生した熱を排出する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばレーザプリンタでは、通常画像形成装置本体の排気口に排気カバーを固定する構成としていた。そして、帯電用・転写用・除電用の各コロナ放電器より発生するオゾン等を含む空気、あるいは定着器等より発生する熱をファンで吸引するか、外気をファンで吸いこみ、上述の各部材に吸いこんだ外気を吹付け、温まった空気又はオゾン等を含む空気を、その排気カバーの排気孔を通して外部へ排出していた。
【0003】
しかしながら、上述のような装置では近年次のような問題が指摘されている。複写機やプリンタ等は高速化の進展に伴い、その単位時間当たりに排出する熱量も増大している。また複写機においてはその近くで作業する時間が増大してきており、プリンタにおいては机上に設置される場合も多いため、近くで作業する人にこのような排気が当たり、不快感を与えることが指摘されている。またこれら装置が、事務所の壁面や棚などに近接して設置される場合が多く、場合によっては排気口からの排気が近接した壁面や棚等によって妨げられ、壁面や棚等によって偏向された排気が人に当たり、不快感を与えてしまったり、最悪の場合装置の故障の原因となるという問題が指摘されていた。
【0004】
このような問題点の対策として排気口の向きを蛇腹を用いて調整可能とした技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、画像形成装置本体に、該装置本体の排気口と対面する壁面以外の、上面と側面に排気口を設けた補助排気装置を、画像形成装置本体の排気口に取り付けるという技術が提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平06−043708(請求項及び実施例参照)
【0006】
【特許文献2】
特開平01−276156(請求項及び頁5右下欄等参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術を採用すると、蛇腹が装置本体から突出しているため人が接触して破損させる恐れがあり、また蛇腹はその形状を保つ必要があるため強度が必要であり、また装置本体側にも蛇腹を保持する構造が必要となるため、コスト高になる恐れがある。
また、上記特許文献2に記載の技術を採用した場合にも、補助排気装置が装置本体から突出しているため人が接触して破損させる恐れがあり、また補助排気装置という別の部材を用いるためコスト高となってしまう。
【0008】
そこで、この発明の目的は、上述のような不具合を発生させる恐れが無く、特別な部材を用いる事無しに、上述の課題が解決可能な画像形成装置の排気装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、画像形成装置本体に排気口を備え、その排気口に排気カバーを取り付け、その排気カバ−の排気孔を通して排気する画像形成装置において、前記装置本体に対して前記排気カバ−を回転可能に構成したことを特徴とする画像形成装置の排気装置が得られる。このように排気カバ−を回転可能に構成したことにより、画像形成装置本体からの排気の向きを自在に変更することが可能となる。
【0010】
また、前記画像形成装置本体に螺旋溝を有するシャフトを備え、前記排気カバ−はその中心に該シャフトに対応するねじ穴が形成されていることので、簡易な構成で上述の目的を達成することが可能となる。また排気カバ−は容易に画像形成装置本体に脱着可能となる。
【0011】
また、前記排気口は画像形成装置本体の外装カバ−に配設された螺旋溝を有する円筒部材であり、前記排気カバ−には前記螺旋溝に対応する螺旋突起が形成されているので、簡易な構成で上述の目的を達成することが可能となる。また排気カバ−は容易に画像形成装置本体に脱着可能となる。
【0012】
また、前記排気孔に排気と接する面が曲面で構成されたル−バ−を有するため、画像形成装置からの排気をスム−ズに排出することが可能となる。
【0013】
また、前記排気カバ−はオゾンフィルタ−を収納可能に構成したので、排気カバ−は容易に画像形成装置本体に脱着可能であることと相俟って、オゾンフィルタ−の交換が容易となり、画像形成装置本体にオゾンフィルタ−を保持するための構造が不要となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0015】
図1は、本発明が適用される画像形成装置の一例である複写装置の外観を示す斜視図である。この図に示す複写装置100は、プリンタ部1の下部に給紙部2を配し、上部に読取部3を配置している。読取部3の下方には胴内排紙空間4が設けられている。また、装置最上部にはADF(自動原稿給送装置)5が装着されている。胴内排紙空間4は、装置前面側及び左側面側が開放されている。
【0016】
図2は、複写装置100の概略構成を示す正断面図である。この図に示すように、プリンタ部1内には作像部10が設けられている。作像部10には、像担持体である感光体ドラム11のほか、現像装置12、クリーニング装置14、定着装置15、光書込み装置16等が配設されている。符号13はトナーボトルである。なお、感光体ドラム11の周囲には電子写真プロセスに必要な帯電器や除電器等が配置されているが図では省略されている。
【0017】
複写装置100の動作を簡単に説明する。ADF5にセットされた原稿又は読取部3上面のコンタクトガラス(図示せず)上にセットされた原稿の画像が読取部3によって走査され、読み取られた原稿の画像情報は光電変換によりデジタル化されて画像処理される。その処理された信号に基づいて光書込み装置16が駆動され、帯電器18によって一様に帯電された感光体ドラム11上に静電潜像が形成される。その潜像に現像装置12からトナーが付与されて顕像化され、転写装置17によって、給紙部2から搬送された記録紙上に転写される。トナー像が転写された記録紙は定着装置15へ送られ、トナー像が記録紙上に定着された後、排紙部4(図1)へ排出される。また、感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニング装置14により除去され、さらに感光体ドラム11の残留電位が除電器(図示せず)によって消去され、感光体ドラム11は初期状態に戻され、画像形成の1サイクルが終了する。また、現像装置12内のトナ−が不足した場合にはトナ−ボトル13から図示しない補給経路を通して現像装置12にトナ−が補給される。
【0018】
ここで、画像形成に伴って、定着装置15や光書き込み装置16や図示しない電装部品等から熱が発生する。このような熱は装置外部に排出しないと、装置内部が高温となり、現像装置12内のトナ−が個化したり感光体ドラム11の特性が変化するなどして画像形成に支障をきたすため、排気ファン20によって、装置の外装面等に設けられた吸気口から、装置外部の空気を吸入して、定着装置15や光書き込み装置16等に吹付けてこれらを冷却した後、温まった空気(排気)は排気ダクト31を経由して排気口部材21を通して排出される。また帯電器18によるコロナ帯電によって発生したオゾン等も排気ファン20による吸引によって排気口部材21から排出される。
【0019】
図3(a)は図2の排気口部材21を正面から見た図であり、図3(b)は排気口部材21の図3(a)におけるa−a部の断面図である。排気口部材21には複数の排気孔22が設けられており、さらに排気口21を複写機本体100に着脱さるために手で握るための取っ手23と、複写機本体から突出したシャフト25を挿入するための円筒状の穴24が設けられている。図3(b)も参照にして、複写機本体に設けられたフレ−ム部材27に設けられたシャフト25には螺旋溝26が設けられていて、排気口部材21の取っ手23を持ってシャフト25の先端を排気口部材21の穴24に嵌合させて、図3(b)に記した矢印のように排気口部材21を回転させれば、シャフト25に設けられた螺旋溝26に排気口部材21の穴24に設けられた図示しない螺旋突起が係合して、排気口部材21複写機100に装着できる。排気口部材21を挿入途中で排気孔22の向きが所望の方向となった時に挿入動作を終えれば、排気を所望の方向に排出することが可能となる。また、複写機100の設置場所を変更し、複写機の近くで作業する人に排気がかかる場合や、壁面や棚等で排気が妨げられる場合は、取っ手23を持って排気口部材21の回転させて、排気の向きを変更すれば良い。また排気口部材21を取外す場合には、図3(b)に記した矢印と反対の方向に、取っ手を持って排気口部材21を回転させればよい。
【0020】
なお、排気孔22の下面から、排気と接する面が曲面で構成されたル−バ−28が排気口部材21に設けられている。図3(b)には排気孔22の一つを点線で示した。このようにル−バ−28の排気に接する面を曲面で構成したので、ル−バ−28の排気と接する面が直線状の場合よりも円滑に排気を排出することが可能となる。なお、ル−バ−28と取っ手23の先端は、人が接触して破損する恐れがあるため、複写機100の外装部材19より突出しないことが望ましい。
【0021】
図3(b)に一点鎖線で示した排気口部材21内にはオゾンフィルタ−29を挿入することが可能である。このような構成にしたので、オゾンフィルタ−の交換のために複写機100の側板をはずすといったようなわずらわしさが無く、従来はサ−ビスマン対応であったオゾンフィルタ−の交換を一般ユ−ザも実施することが可能となる。
【0022】
図4は他の実施形態を示したものである。図4(a)は他の実施形態に係わる排気口部材21を正面から見た図であり、図4(b)は排気口部材21の図4(a)におけるa−a部の断面図である。なお、図3と共通の部材には同じ番号を付した。図4(b)に示したように外装部材19の排気口部材21に面する側は、ほぼ直角に内側に折り曲げられ排気通路に面する側には螺旋溝32が設けられている。排気口部材21を複写機に取り付けるときには、排気口部材21に設けられた螺旋突起33の先端と螺旋溝32の先端を係合させた後、排気口部材21の取っ手を持って図の矢印の方向に回転させれば、排気口部材21を複写機100に装着することができる。排気口部材21を挿入途中で排気孔22の向きが所望の方向となった時に挿入動作を終えれば、排気を所望の方向に排出することが可能となる。また排気口部材21を取外す場合には、図4(b)に記した矢印と反対の方向に、取っ手を持って排気口部材21を回転させればよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、必要に応じて、簡易な構成によって画像形成装置からの排気の向きを容易に変更可能であるため、画像形成装置の設置場所を変更した場合等に、画像形成装置の近くで作業する人に不快感を与えることが無く、また排気口の近くに壁面等があり、排気が妨げられる恐れのある場合でも、排気の向きの変更が可能であるため、画像形成装置内部が高温となり画像不良が発生したり、故障に至ってしまうという問題を発生させないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例である複写機の外観を示す斜視図である。
【図2】その複写機の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ部
2 給紙部
3 読取部
4 胴内排紙空間
10 作像部
11 感光体ドラム(像担持体)
15 定着装置
21 排気口部材
22 排気孔
23 取っ手
25 シャフト
26 螺旋溝
28 ル−バ−
32 螺旋溝
33 螺旋突起
Claims (5)
- 画像形成装置本体に排気口を備え、その排気口に排気カバーを取り付け、その排気カバ−の排気孔を通して排気する画像形成装置において、前記装置本体に対して前記排気カバ−を回転可能に構成したことを特徴とする画像形成装置の排気装置。
- 前記画像形成装置本体に螺旋溝を有するシャフトを備え、前記排気カバ−はその中心に該シャフトに対応するねじ穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の排気装置。
- 前記排気口は画像形成装置本体の外装カバ−に配設された螺旋溝を有する円筒部材であり、前記排気カバ−には前記螺旋溝に対応する螺旋突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の排気装置。
- 前記排気孔に排気と接する面が曲面で構成されたル−バ−を有することを特徴とする請求項1〜3に記載の画像形成装置の排気装置。
- 前記排気カバ−はオゾンフィルタ−を収納可能に構成したことを特徴とする請求項1〜3に記載の画像形成装置の排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003191410A JP2005024984A (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 画像形成装置の排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (5)
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-
2003
- 2003-07-03 JP JP2003191410A patent/JP2005024984A/ja active Pending
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