JPH1115357A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH1115357A
JPH1115357A JP9163668A JP16366897A JPH1115357A JP H1115357 A JPH1115357 A JP H1115357A JP 9163668 A JP9163668 A JP 9163668A JP 16366897 A JP16366897 A JP 16366897A JP H1115357 A JPH1115357 A JP H1115357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
duct
image forming
heat
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9163668A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Nishida
正義 西田
Yoshihiko Ichikawa
与志彦 市川
Yutaka Nakayama
豊 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP9163668A priority Critical patent/JPH1115357A/ja
Publication of JPH1115357A publication Critical patent/JPH1115357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送中の記録シートPの走行性に影響をおよ
ぼすことなく、熱の影響を受けやすい構成部品5を、熱
源を有する構成部品6から発せられる熱の影響から保護
すると同時に冷却することができ、しかも装置内部から
の騒音漏れも抑制することができる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 第1の構成部品5を第2の構成部品6の
上方に配設し、かつ、空気がシート搬送路15を横切る
ことなく、第2の構成部品6側から第1の構成部品5を
通過して流れるエアー流路30を形成した。このエアー
流路30は、例えばダクト20により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等の画像形成装置に係り、特に、熱の影響を受けやす
い構成部品を熱源を有する構成部品から発せられる熱か
ら保護するための対策を施した画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した複写機やプリン
ターは、一般に、電子写真プロセスにより感光体等の像
担持体上に画像情報に応じたトナー像を形成し、このト
ナー像を記録シートに転写させた後、その転写位置の下
流側にある熱定着部でシート上に定着させることによっ
て画像形成が行われるようになっている。
【0003】ところで、この種の画像形成装置は、装置
の小型化を図る必要性から、その装置を構成する各構成
部品どうしを互いに接近した状態で配設しなければなら
ないという傾向にある。このような傾向は、例えば、加
熱定着ロール等のような熱源を有する構成部品(例え
ば、定着部)と、その熱源を有する構成部品から発せら
れる熱の影響を受けやすい構成部品(例えば、像担持体
や、転写後の像担持体上に残留するトナーを除去して回
収するクリーニング部)のように、熱に関して相反する
関係にある構成備品どうしであっても、より接近した状
態で配設しなければならないという状況をも生み出して
いる。
【0004】そして、このような状況がそのまま放置さ
れると、熱の影響を受けやすい構成部品が熱源を有する
構成部品から発せられる熱の影響を受ける結果となり、
それが原因による種々のトラブルを誘発してしまうおそ
れがある。例えば、像担持体の周囲に配設される前記し
たクリーニング部は、熱定着部と接近した位置に配置さ
れることが多いが、かかるクリーニング部を熱定着部と
接近した状態で長い間放置すると、像担持体から除去回
収したトナーが熱の影響により内部で固まってしまい、
そのトナーを回収して搬送するための搬送機構等が固ま
ったトナーが原因で故障してしまう等のトラブルを引き
起こすことがある。
【0005】この装置内で発生する熱によるトラブルを
解消するための対策としては、排気ファンにより熱定着
部から発生する熱を外部に強制的に排出する方法が考え
られるが、この場合には、排気ファンを設置するスペー
スを装置内に確保しなければならないため装置の小型化
に不利であり、またコストアップにもつながる。しか
も、排気ファンの回転騒音が発生して好ましくない。
【0006】また、従来、排気ファンを使用することな
く、熱定着部(熱定着装置)から発生する熱による装置
内の他の構成部品への悪影響を防止する対策を施した画
像形成装置として、図6に示すように、定着装置01の
像担持体02側に当たる装置本体03の下部に外気流入
口04を設けるとともに装置本体03の上部に排気口0
5を設け、その外気流入口04と排気口05とが連通す
る気流路(連通部)07を形成したものが知られている
(例えば、特開昭61−272763号公報、特開平3
−217864号公報)。
【0007】これは、対流現象により、定着装置01か
らの熱を排気口05から排出するとともに外気を外気流
入口04から引き込み、これにより、外気流入口04と
排気口05と結ぶ気流路07でいわゆるエアーカーテン
を形成し、もって定着装置01からの熱が像担持体02
や定着装置01の近傍の部品側に移動しないようにした
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような対策を施した画像形成装置では、次のような問
題点がある。
【0009】すなわち、そのエアーカーテンが像担持体
02と定着装置01の間のシート搬送路08をその垂直
方向に横切る状態で形成されるため、そのシート搬送路
08をトナー像転写後の記録シート09が搬送されて通
過する際、その記録シート09(特に厚さの薄いシー
ト)がエアーカーテンによる空気流によってあおられて
しまい、シート走行性が悪くなる。
【0010】また、装置本体03には、常に外気流入口
04と排気口05という2つの開口を設けることになる
ため、画像形成動作時等における装置内部の騒音が漏れ
やすくなり、好ましくない。
【0011】本発明の目的は、搬送中の記録シートの走
行性に影響をおよぼすことなく、熱の影響を受けやすい
構成部品を、熱源を有する構成部品から発せられる熱の
影響から保護することができ、しかも装置内部からの騒
音漏れも抑制することができる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像形成装置は、熱源を有する第1の構成部品とその構成
部品から発せられる熱の影響から保護すべき第2の構成
部品とを備え、シート搬送路を通して搬送される記録シ
ートに画像を形成する画像形成装置において、前記第1
の構成部品を第2の構成部品の上方に配設し、かつ、空
気が前記シート搬送路を横切ることなく、第2の構成部
品側から第1の構成部品を通過して流れるエアー流路を
形成したものである。
【0013】この装置によれば、熱源を有する第1の構
成部品が熱の影響から保護すべき第2の構成部品の上方
に配設されているため、第1の構成部品の周囲と第2の
構成部品の周囲との間に、第1の構成部品側が高温の雰
囲気下にあり第2の構成部品側がそれよりも低温の雰囲
気下にあるという温度差が生じて、第2の構成部品側か
ら第1の構成部品を通過するような上昇気流がエアー流
路にそって発生する。これにより、第1の構成部品から
発生する熱は、第2の構成部品側に向かうことなく、前
記した上昇気流に乗って上方に移動する。また、エアー
流路はシート搬送路を横切らないように形成されている
ため、そのエアー流路に沿って流れる前記した上昇気流
がシート搬送路を横切ることはなく、搬送中の記録シー
トに触れることもない。さらに、エアー流路を形成する
ために装置本体に開口部を設ける必要が特になく、装置
内部の騒音がエアー流路形成のための開口部を通して装
置の外に漏れ出るということは起こりえない。
【0014】請求項2に係る発明の画像形成装置は、請
求項1記載の装置において、エアー流路が吸入口と排出
口を有するダクトにより形成されているものである。
【0015】この装置によれば、前記したエアー流路に
沿って流れる上昇気流がダクト内を流れることになる
が、この際、第1の構成部品に近接するダクト部分がそ
の構成部品から発生する熱により温められることによっ
てダクト内での上昇気流が加勢され、これにより熱の移
動が促進される。
【0016】請求項3に係る発明の画像形成装置は、請
求項2記載の装置において、ダクトの吸入口が第1の構
成部品と第2の構成部品との間に位置するように配設さ
れているものである。
【0017】この装置によれば、ダクトの吸入口は装置
内部に配されることになり、その吸入口の開口部を装置
本体に設ける必要がない。このため、装置内部の騒音が
開口部を通して装置の外に漏れ出るということが起こら
ない。
【0018】請求項4に係る発明の画像形成装置は、請
求項2記載の装置において、ダクトが第1の構成部品に
近接又は接触した状態で配設されているものである。
【0019】この装置によれば、ダクトの一部が第1の
構成部品により確実かつ高温に温められることによって
ダクト内での上昇気流が加勢され、これにより熱の移動
がより一層促進される。
【0020】請求項5に係る発明の画像形成装置は、請
求項2記載の装置において、ダクトが第1の構成部品の
内部を貫通した状態で配設されているものである。
【0021】この装置によれば、第1の構成部品の内部
を貫通するダクト部分がその構成部品の熱源に尚一層確
実かつ高温に温められることによってダクト内での上昇
気流が加勢され、これにより熱の移動がより一層促進さ
れる。
【0022】請求項6に係る発明の画像形成装置は、請
求項2記載の装置において、ダクトとして、吸入口が第
1の構成部品と第2の構成部品との間に配設される第1
のダクトと、吸入口が第2の構成部品の内部に連通する
ように配設される第2のダクトとを第1の構成部品の近
傍で合流させた構造のものが使用されているものであ
る。
【0023】この装置によれば、第2のダクトから第1
の構成部品内部の温かい空気が第1のダクト内に合流す
るように流れることによってダクト(特に第1のダク
ト)内での上昇気流が加勢され、これにより熱の移動が
より一層促進される。
【0024】請求項7に係る発明の画像形成装置は、請
求項1又は2記載の装置において、第1の構成部品がト
ナー画像を記録シートに定着させる熱定着装置であり、
第2の構成部品が不要なトナーを回収するクリーニング
装置であるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の態様について説明する。
【0026】◎第1の実施形態例 図1は、本発明の一実施態様例に係る画像形成装置を示
すものである。この画像形成装置は、複写機として使用
する場合には図示しない原稿読み取り装置が設けられ、
プリンターとして使用する場合には図示しない画像情報
の外部入力装置が設けられる。
【0027】図1において、1は装置本体の外装カバー
(ハウジング)、2は矢印方向に回転する感光体ドラム
である。感光体ドラム2の周囲には、帯電器及び現像器
を一体化したプロセスユニット3、ロール型の転写ユニ
ット4、プロセスユニット3に一体化され、転写後の感
光体ドラム2に残留付着するトナー等をブレードや回転
ブラシ等により除去するクリーナーユニット5が配設さ
れている。プロセスユニット3の帯電器と現像器の間と
なる感光体ドラム2の表面には、複写原稿又はプリント
原稿の画像情報に応じた光像が図示しない露光手段によ
り露光走査されるようになっている。6は接触回転する
加熱ロール6a(ヒータ内蔵)と加圧ロール6bとを備
えた加熱加圧式の定着ユニットであり、ユニットカバー
7によりほぼ覆われている。8は記録シートPを収容す
る収容トレイ、9はシート排出口、10はシート排出部
である。
【0028】また、11は収容トレイ8内の記録シート
Pを送り出すためのフェードロール、12は記録シート
Pを所定のタイミングで感光体ドラム2の転写部に送り
出すためのレジロール、13はシート搬送ロール、14
はシート排出ロールである。さらに、一点鎖線で示す1
5は、記録シートPが搬送されるシート搬送路であり、
前記した回転する各ロール等の回転体や図示しないシー
トガイド部材等により構成されている。
【0029】そして、この画像形成装置においては、熱
源としての加熱ロールを有する定着ユニット6が、この
定着ユニット6から発生する熱から保護すべきクリーナ
ーユニット5の上方に位置するように所定のすき間をあ
けて配設されている。また、このクリーナユニット5と
定着ユニット5との近傍には、熱対策用のダクト20が
設けられている。
【0030】このダクト20は、図1や図2に示すよう
に、クリーナーユニット5の幅よりも少し広めの幅から
なる角型のパイプ状のものであり、定着ユニット6(ユ
ニットカバー7)の加熱ロール6aが位置する側の側面
部に接近して立ち上がる状態で設けられている。そし
て、ダクト20は、その吸入口21となるダクトの一端
部がクリーナーユニット5と定着ユニット6の間に位置
するようにし、かつ、その排出口22となるダクトの他
端部が定着ユニット6の上端部を少し超えた高さになる
ように配設されている。しかも、このダクト20は、図
2に示すようにシート搬送路15(実際には記録シート
Pの通過領域)を横切らない状態及び位置に配設されて
おり、その搬送路15の内側に入り込まないようになっ
ている。なお、このダクト20は定着ユニット6の上記
側面部に密着して立ち上がる状態で設けてもよい。
【0031】次に、このような構成からなる画像形成装
置の動作について説明する。
【0032】画像形成を実行する開始指示が受け付けら
れると、感光体ドラム2は回転し、その回転中にプロセ
スユニット3内の帯電器により帯電され、その帯電部分
に画像情報に応じた光像が露光されて静電潜像が形成さ
れた後、この静電潜像がプロセスユニット3内の現像器
により現像されてトナー像となる。一方、記録シートP
が、フィードロール11により収容トレイ8内から送り
出された後、レジロール9により所定のタイミングで感
光体ドラム2と転写ユニット4との間に搬送される。こ
れにより、感光体ドラム2上のトナー像は記録シートP
に転写される。そして、転写後の感光体ドラム2は、ク
リーナーユニット5により残留トナー等が除去される。
また、転写後の記録シートPは、定着ユニット6に送り
込まれてトナーの定着が行われた後、搬送ロール13や
排出ロール14により搬送されてシート排出口8からシ
ート排出部9上に排出される。以上のようにして、画像
形成が行われる。
【0033】ここで、定着ユニット6は、装置本体の電
源が投入された時点や画像形成動作の待機中において
は、その加熱ロール6aがヒータにより所定の温度に保
たれるように加熱された状態にある。また、画像形成中
においても、定着に必要な温度に保たれるように加熱さ
れた状態にあり、特に画像形成が連続して行われた場合
には、多くの熱が蓄積されてより高温の状態になる。従
って、定着ユニット6からは常に熱が発生しており、こ
れが原因で装置内部の温度も上昇することになる。そし
て、この定着ユニット6に接近した位置に配置されてい
るクリーナーユニット5は、定着ユニット6から発生す
る熱の影響を受けやすい状況に置かれることになる。
【0034】しかし、この画像形成装置においては、定
着ユニット6がクリーナーユニット5の上方に配置され
ていることと、ダクト20の排気口22側が比較的高温
の雰囲気下におかれ、その吸入口21側が比較的低温の
雰囲気下におかれる関係上、その吸入口21と排出口2
2との間で温度差が生じ、対流現象によりダクトの吸入
口21から排出口22側に立ちのぼる上昇気流が発生し
て排出口22から空気が排出される(図中の点線矢印は
上昇気流を示す)。この際、定着ユニット6に接近して
いる(側の)ダクト部分20aが定着ユニット(具体的
にはユニットカバー7)から発せられる熱H(波線矢
印)により温められるため、これによってもダクト20
内に温度差が生じる結果、上述の上昇気流がより勢いよ
くなる。これにより、このダクト20が配設された側の
定着ユニット6から発生する熱は、ダクト20を温める
ことのために消費されたり、ダクト20内の上昇気流に
より上方に移動させられる。しかも、そのダクト20と
ユニットカバー7とのすき間がある場合には、そのすき
間に発生する上昇気流にのって上方に移動させられる。
また、ダクト20が位置していない定着ユニット6の部
分でも上昇気流により熱が上方に移動させられる。な
お、ダクト20等を通して発生する上昇気流は、例えば
シート排出口9を通して機外へ排出される。
【0035】従って、定着ユニット6からクリーナーユ
ニット5に向かう熱は、上昇気流により上方に移動した
り、ダクト20により遮断されるため、クリーナーユニ
ット5側には伝わりにくなり、結果的にクリーナーユニ
ット5は定着ユニット6から発生する熱の影響から保護
される。この結果、クリーナーユニット5内に回収され
るトナーが熱の影響により固まる現象は防止されるよう
になる。それ故、かかるトナーが固まることが原因でト
ナーを搬送するオーガ等の搬送機構が故障してしまうと
いう従来技術のごときトラブルは発生しにくくなる。
【0036】また、ダクト20はシート搬送路15を横
切らない状態で配設されているため、ダクト20内の上
昇気流がシート搬送路15を横切るように流れることが
なく、このため、画像形成中にシート搬送路15を通し
て感光体ドラム2と定着ユニット6の間を搬送される記
録シートPが上昇気流にあおられて、そのシート搬送性
が乱されることはない。この結果、転写後の記録シート
Pは正常な搬送状態で定着ユニット6に送り込まれるよ
うになる。
【0037】さらに、ダクト20の吸入口21及び排出
口22はそのいずれも装置内部にあるため、そのダクト
配設用の開口部を外装カバー1に開設する必要がない。
このため、外装カバー1に開口部を設けることによりそ
の開口部を通した装置内部の騒音漏れが発生することが
なく、低騒音化が実現される。
【0038】◎第2の実施形態例 図3は、本発明の他の実施態様例に係る画像形成装置を
示すものである。この画像形成装置は、ダクト20を設
けずに、クリーナーユニット5の上方から定着ユニット
6の側面部にかけてエアー流路(空間)30を形成した
以外は前記した第1の実施形態例に係る装置と同じ構成
からなるものである。この例では、定着ユニット6の加
熱ロール6aが位置する側の側面部に空きスペースを確
保し、その定着ユニット6の側面部のユニットカバー7
aと仕切り部材31との間にエアー流路30の立ち上げ
部が形成されている。仕切り部材31は、画像形成装置
の他の構成部品の一部分によって形成されるものであっ
ても、或いは、専用の仕切り板にて別途配設したもので
あってもよい。
【0039】この画像形成装置においても、定着ユニッ
ト6がクリーナーユニット5の上方に配置されている関
係上、定着ユニット6から発生する熱は、上昇気流によ
りエアー流路30を通して上方に移動させられる。定着
ユニット6からクリーナーユニット5に向かう熱は、上
昇気流により上方に移動するため、クリーナーユニット
5側には伝わりにくなり、結果的にクリーナーユニット
5は定着ユニット6から発生する熱の影響から保護され
る。
【0040】また、エアー流路30はシート搬送路15
を横切らない状態で配設されているため、エアー流路3
0内の上昇気流がシート搬送路15を横切るように流れ
ることがなく、これにより、感光体ドラム2と定着ユニ
ット6の間を搬送される記録シートPが上昇気流にあお
られてシート搬送性が乱されることはない。
【0041】◎第3の実施形態例 図4は、本発明の他の実施態様例に係る画像形成装置を
示すものである。この画像形成装置は、ダクト40を定
着ユニット6の内部を貫通させた状態で配設した以外は
前記した第1の実施形態例に係る装置と同じ構成からな
るものである。この例におけるダクト40は、定着ユニ
ット6の加熱ロール6aが位置するユニットカバー70
側において、その吸入口41がクリーナーユニット5と
対峙する側(カバー下面)に形成され、その排出口42
がカバー上面に形成され、さらに、その吸入口41と排
出口42とがユニットカバー70内部で連通するような
構造に形成されたものである。図中において、71はダ
クト40を通して熱が逃げることにより加熱ロール6a
の表面温度が急激に低下するのを防止できる程度の断熱
性能を有する断熱材、72は熱反射板である。
【0042】この画像形成装置においても、定着ユニッ
ト6がクリーナーユニット5の上方に配置されているこ
とと、定着ユニット6の内部を上下方向に貫通するダク
ト40が設けられている関係上、定着ユニット6から発
生する熱は、上昇気流によりダクト40を通して上方に
移動させられる。しかも、この場合には、ダクト40の
内部は加熱ロール6aからの熱により温められているた
め、ダクト40内における上昇気流が加勢され、これに
伴って吸入口41の周囲にある空気もその吸入口からよ
り多く吸い込まれる。従って、定着ユニット6からクリ
ーナーユニット5に向かう熱は、ダクト40を通して上
昇気流により上方に移動するため、クリーナーユニット
5側には伝わりにくなり、結果的にクリーナーユニット
5は定着ユニット6から発生する熱の影響から保護され
る。
【0043】また、ダクト40はシート搬送路15を横
切らない状態で配設されているため、ダクト40内の上
昇気流がシート搬送路15を横切るように流れることが
なく、これにより、感光体ドラム2と定着ユニット6の
間を搬送される記録シートPが上昇気流にあおられてシ
ート搬送性が乱されることはない。
【0044】◎第4の実施形態例 図5は、本発明の他の実施態様例に係る画像形成装置を
示すものである。この画像形成装置は、ダクト50とし
て合流型のものを配設した以外は前記した第1の実施形
態例に係る装置と同じ構成からなるものである。この例
におけるダクト50は、吸入口51がクリーナーユニッ
ト5と定着ユニット6との間に配設され、排出口52が
定着ユニット6の上端部に位置するように配設される第
1ダクト53と、一端部が定着ユニット6の内部に連通
させた状態で配設され、その他端部が第1ダクト53の
途中で合流するように接続される第2ダクト55とで形
成されたものである。
【0045】この画像形成装置においても、定着ユニッ
ト6がクリーナーユニット5の上方に配置されているこ
とと、合流型のダクト50が設けられている関係上、定
着ユニット6から発生する熱は、ダクト50の第2ダク
ト55を介して第1ダクト53を通じて上方に移動移動
させられる。しかも、この場合には、ダクト50の第1
ダクト53にも上昇気流が発生するが、その上昇気流
は、第2ダクト55からの高温の上昇気流が合流するこ
とにより加勢される。従って、定着ユニット6からクリ
ーナーユニット5に向かう熱は、第1ダクト53を通し
て上昇気流により上方に移動するため(この際、定着ユ
ニット6とダクト50とのすき間でも上昇気流がある程
度発生して熱移動が起こる)、クリーナーユニット5側
には伝わりにくなり、結果的にクリーナーユニット5は
定着ユニット6から発生する熱の影響から保護される。
【0046】また、ダクト50はシート搬送路15を横
切らない状態で配設されているため、ダクト50内の上
昇気流がシート搬送路15を横切るように流れることが
なく、これにより、感光体ドラム2と定着ユニット6の
間を搬送される記録シートPが上昇気流にあおられてシ
ート搬送性が乱されることはない。
【0047】なお、この発明において、熱源を有する構
成部品としては、定着ユニット6以外にも、例えば低電
圧電源ユニット(LVPS)等が挙げられ、一方、熱か
ら保護すべき構成部品としては、クリーナーユニット5
以外にも、例えば感光体ドラム2や、レーザー露光装置
等が設置されている樹脂フレーム等が挙げられる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、第1の構成部品を第2の構成部品の上方に
配設し、しかも特定のエアー流路を形成したので、第2
の構成部品側から第1の構成部品を通過するような上昇
気流がエアー流路にそって発生し、これにより、第1の
構成部品から第2の構成部品にむかう熱が上昇気流によ
り移動して第2の構成部品側には伝わりにくくなる結
果、第2の構成部品を第1の構成部品から発生する熱か
ら保護することができる。この際、エアー流路がシート
搬送路を横切らないためエアー流路内の上昇気流が搬送
中の記録シートの走行性に影響をおよぼすことはなく、
また、装置本体にエアー流路形成のために開口部を設け
る必要がないため装置内部からの開口部を通しての騒音
漏れが発生するおそれがない。
【0049】従って、この発明の画像形成装置では、記
録シートの搬送走行性を悪化させることなく、しかも低
騒音化を実現しつつ、第2の構成部品を熱から簡便かつ
確実に保護することができる。このような効果は、排気
ファンを使用することなく、画像形成動作の待機中にお
いても得られる。
【0050】また、請求項2に係る発明によれば、エア
ー流路がダクトにより形成されているので、第1の構成
部品に近接するダクト部分がその構成部品から発生する
熱により温められることによってダクト内を通過する上
昇気流が加勢され、熱の移動が促進される。これによ
り、第1の構成部品から第2の構成部品にむかう熱が上
昇気流により上方に効率よく移動させられる結果、第2
の構成部品を熱から確実に保護することができる。
【0051】また、請求項3に係る発明によれば、ダク
トの吸入口が第1の構成部品と第2の構成部品との間に
位置するように配設されているので、装置本体にダクト
配設のための開口部を設ける必要がない結果、装置内部
からの騒音漏れを確実に防止することができる。
【0052】また、請求項4又は5に係る発明によれ
ば、ダクトの一部が第1の構成部品から発生する熱によ
り確実かつ高温に温められることによってダクト内での
上昇気流が加勢されて熱の移動がより一層促進され、結
果的に、第2の構成部品を熱からより確実に保護するこ
とができる。
【0053】さらに、請求項6に係る発明によれば、第
2のダクトからの高温の熱移動により第1のダクト内で
の上昇気流が加勢されて熱の移動が促進される。この結
果、第2の構成部品を熱からより確実に保護することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様例に係る画像形成装置の
構成を示す概略説明図である。
【図2】 ダクトの配設状態を示す平面説明図である。
【図3】 第2の実施態様例に係る画像形成装置の構成
を示す要部の概略説明図である。
【図4】 第3の実施態様例に係る画像形成装置の構成
を示す要部の概略説明図である。
【図5】 第4の実施態様例に係る画像形成装置の構成
を示す要部の概略説明図である。
【図6】 従来の画像形成装置を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
5…クリーナーユニット(第2の構成部品)、6…定着
ユニット(第1の構成部品)、15…シート搬送路、2
0,40,50…ダクト、30…エアー流路、21,4
1,51…吸入口、22,42,52…排出口、53…
第1のダクト、55…第2のダクト、P…記録シート。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を有する第1の構成部品とその構成
    部品から発せられる熱の影響から保護すべき第2の構成
    部品とを備え、シート搬送路を通して搬送される記録シ
    ートに画像を形成する画像形成装置において、 前記第1の構成部品を第2の構成部品の上方に配設し、
    かつ、空気が前記シート搬送路を横切ることなく、第2
    の構成部品側から第1の構成部品を通過して流れるエア
    ー流路を形成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記エアー流路が、吸入口と排出口を有
    するダクトにより形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ダクトの吸入口が、第1の構成部品
    と第2の構成部品との間に位置するように配設されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ダクトが、第1の構成部品に近接又
    は接触した状態で配設されていることを特徴とする請求
    項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ダクトが、第1の構成部品の内部を
    貫通した状態で配設されていることを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ダクトとして、吸入口が第1の構成
    部品と第2の構成部品との間に配設される第1のダクト
    と、吸入口が第2の構成部品の内部に連通するように配
    設される第2のダクトとを第1の構成部品の近傍で合流
    させた構造のものが使用されていることを特徴とする請
    求項2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 第1の構成部品がトナー画像を記録シー
    トに定着させる熱定着装置であり、第2の構成部品が不
    要なトナーを回収するクリーニング装置であること特徴
    とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
JP9163668A 1997-06-20 1997-06-20 画像形成装置 Pending JPH1115357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9163668A JPH1115357A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9163668A JPH1115357A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1115357A true JPH1115357A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15778330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9163668A Pending JPH1115357A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1115357A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001109341A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Canon Inc 画像形成装置
JP2002297003A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002372883A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2006091131A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7194221B2 (en) 2003-07-03 2007-03-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus with heat dissipation unit and method of dissipating heat in same
JP2010102078A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
CN104880931A (zh) * 2014-02-28 2015-09-02 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001109341A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Canon Inc 画像形成装置
JP4508321B2 (ja) * 1999-10-05 2010-07-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2002297003A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002372883A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Canon Inc 画像形成装置
JP4738644B2 (ja) * 2001-06-15 2011-08-03 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7194221B2 (en) 2003-07-03 2007-03-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus with heat dissipation unit and method of dissipating heat in same
JP2006091131A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010102078A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
CN104880931A (zh) * 2014-02-28 2015-09-02 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
JP2015161934A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US9201396B2 (en) * 2014-02-28 2015-12-01 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus with improved heat discharge
CN104880931B (zh) * 2014-02-28 2018-03-20 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3895055B2 (ja) 定着装置
JP6197807B2 (ja) 画像形成装置
US7289747B2 (en) Image forming apparatus
JP5137452B2 (ja) 画像形成装置
JPWO2019045120A1 (ja) 画像形成装置
JP2003228260A (ja) 冷却装置および画像形成装置
JP5418028B2 (ja) 画像形成装置
JPH1115357A (ja) 画像形成装置
JP7007182B2 (ja) 画像形成装置
JP4086175B2 (ja) 画像形成装置
JP2008268527A (ja) 画像形成装置
JP2006030572A (ja) 画像形成装置
JP2008299077A (ja) 画像形成装置
JP4953372B2 (ja) 定着装置の接触型温度検知手段清掃方法、および画像形成装置
JP5817375B2 (ja) 画像形成装置
JP2005077792A (ja) 画像形成装置
JP5420048B2 (ja) 画像形成装置
JP2008164905A (ja) 画像形成装置
JP2006085085A (ja) 画像形成装置
JPH1115356A (ja) 画像形成装置
JP7380138B2 (ja) 画像形成装置
JP4278767B2 (ja) 記録装置
JP2004361626A (ja) 画像形成装置
JP3378676B2 (ja) 画像形成装置
JP2019086612A (ja) 画像形成装置及びこれに用いられる遮熱部品