JPH11202736A - 放電器を有する画像形成装置 - Google Patents

放電器を有する画像形成装置

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JPH11202736A
JPH11202736A JP10003163A JP316398A JPH11202736A JP H11202736 A JPH11202736 A JP H11202736A JP 10003163 A JP10003163 A JP 10003163A JP 316398 A JP316398 A JP 316398A JP H11202736 A JPH11202736 A JP H11202736A
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air
image carrier
image
opening
air flow
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JP10003163A
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Sachiko Nishikino
野 幸 子 錦
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ放電器の放電生成物の機外排除および
機内冷却を効果的に行なう。に加えて、汚れた機外空気
の吸引による像担持体の劣化を抑制。 【解決手段】 画像形成装置が画像形成のために動作中
は感光体表面に空気流を与え、待機時は感光体を外れる
領域に空気流を与える、送,排気ユニット40,50を
備える画像形成装置。送気ユニット40は、第1〜3開
口43〜45,を有する送気ダクト41および送気器4
7を含み、気流F1=F2+F3を発生する。待機時は
F3>F2であり、感光体9に当る空気流は弱い。排気
ユニット50は、排気ダクト51,排気器55およびオ
ゾンフィルタOFRを含み、画像形成のための感光体回
転の間のみ作用し、空気流F8を発生する。この空気流
F8が、F2>F3としてオゾン排出効果を高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機,プリン
タ,ファクシミリ等の、像担持体を帯電器のコロナ放電
によって帯電し、形成すべき画像に対応する静電潜像を
帯電面に形成しこれを現像剤で顕像化する画像形成装置
に関し、特に、画像形成環境を良好に維持するための機
内空気通流器に関する。
【0002】
【従来の技術】コロナ放電器によって感光体を帯電する
画像形成装置においては、像担持体である感光体が放電
生成物によって劣化するのを防ぐため、放電器によって
発生するオゾンを空気と共にオゾンフィルタを通して機
外に排出する。たとえば実開平2−19061号公報に
は、帯電器が発生するオゾンの流動方向に止板とオゾン
排出装置を設けて、オゾン流を止板でオゾン排出装置に
向かわせるオゾン排出装置が開示されている。オゾン排
出装置は、吸気ダクトと吸気ファンの組合せである。
【0003】また、機械は稼動すると次第に機械の温度
が上昇するため、機外の空気を取り込むことにより各部
を冷却している。たとえば特開平2−212877号公
報には、像担持体である感光体の温度に応じて機内冷却
用ファンの回転数を制御し感光体の温度上昇を抑制する
画像形成装置が開示されている。
【0004】オゾン排出と機内冷却を別々に行うと、構
成要素が多くなり、消費電力も大きくなることから、構
成を簡単にするために、オゾン排出のための外気を機内
冷却のために用いている。たとえば、実開平3−261
48号公報には、オペレ−タ操作部から帯電器までの気
流路内に送気ファンを配置し、その気流にて操作部を冷
却し帯電器のオゾンを帯電器外に排出する冷却装置が提
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械が
設置されている環境はユーザーによって異なり、管理す
ることはできないので、外気に像担持体を劣化させる物
質がある場合、かえって像担持体が劣化するという不具
合が生じる。特に、像担持体が停止し、画像形成指示待
ちなどの待機時は、像担持体を劣化させる外気が長時間
像担持体上の1箇所に吹き付けられることにより、その
場所が局部的に劣化し、異常画像の発生原因となること
がある。
【0006】例えば、ユーザーがNOxを発生するブル
ーヒータや、湿式現像器などと同じ部屋に画像形成装置
を設置すると、室内に、NOx等の、機内の感光体を劣
化させる気体が充満し、この室内気が長時間吹き付けら
れた部分で形成された画像が黒帯となったり、文字のに
じみとなる。
【0007】本発明は、コロナ放電器の放電生成物の機
外排除および機内冷却を効果的に行なうことを第1の目
的とし、これに加えて、汚れた機外空気の機内吸引によ
る像担持体の劣化を抑制することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)像担持体(9)と像
担持体をコロナ放電によって帯電する帯電器(12)および
空気通流器(40,50)を有する画像形成装置において、前
記空気通流器(40,50)は、前記装置が画像形成のために
動作中は前記像担持体表面に空気流を与えるための第1
通流手段(44,41,47,50)と、待機時は前記像担持体表面
を外れる領域に空気流を与えるための第2通流手段(45,
41,47)と、を含むことを特徴とする、放電器を有する画
像形成装置。
【0009】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号を、参
考までに付記した。
【0010】これによれば、画像形成のための動作中は
第1通流手段(44,41,47,50)が、像担持体表面に空気流
を与えるので、帯電器(12)が発生するオゾンはこの空気
流によって像担持体周りから排除される。待機時は第2
通流手段(45,41,47)が、像担持体表面を外れる領域に空
気流を与えるので、これによって装置内の温度が均一化
され冷却される。加えて、停止している像担持体の表面
の一部のみに空気流が当ることがなく、像担持体は部分
的な機能劣化を生じない。
【0011】
【発明の実施の形態】(2)像担持体(9)と像担持体を
コロナ放電によって帯電する帯電器(12)および空気通流
器(40,50)を有する画像形成装置において、前記空気通
流器(40,50)は、空気を受ける第1開口(43),前記像担
持体表面に空気流を与えるための第2開口(44)および前
記像担持体表面を外れる領域に空気流を与えるための第
3開口(45)を有する送気ダクト(41);および、第2開口
(44)から出て前記像担持体表面に当った空気を像担持体
周りから排気するための第4開口(54)および装置外に排
気するための第5開口(53)を有する排気ダクト(51);を
含み、第2開口(44),第4開口(54)および第5開口(53)
とこの順に経る空気流路(第1流路)の圧力損失(第1圧
力損失)が、第3開口(45),装置内空間および装置外空
間とこの順に経る空気流路(第2流路)の圧力損失(第2
圧力損失)よりも大である、ことを特徴とする、放電器
を有する画像形成装置。
【0012】これによれば、第1圧力損失が第2圧力損
失より大であるので、第1流路に少量の、第2流路に多
量の空気流が流れ、第1流路の空気流は帯電器(12)が発
生するオゾンを像担持体周りから排除し、第2流路の空
気流は像担持体表面を外れる領域に流れて装置内の温度
を均一化し装置内を冷却する。像担持体に当るオゾン排
除のための第1流路の空気流は少量であるので、像担持
体は部分的な機能劣化を生じにくい。この実施態様は、
画像形成装置の画像形成動作時間に対する待機時間の比
が大きい(待機時間の方が長い)使用態様において、オ
ゾンによる機内環境劣化を所要限度内に抑制しかつ像担
持体の部分的劣化を回避する効果が高い。
【0013】(3)前記空気通流器(40,50)は、前記画
像形成装置が待機中ならびに画像形成のために動作中の
とき第1開口(43)に送気するファンを含む吸気器(47)
と、装置が画像形成のために動作中のときのみ第5開口
(53)から装置外に排気するファンを含む排気器(55)と、
を更に含む、放電器を有する画像形成装置。
【0014】これによれば、吸気器(47)が第1開口(43)
を通して第2開口(44)および第3開口(45)に送気する。
すなわち上述の第1流路および第2流路に送気する。そ
して排気器(55)が画像形成のために動作中のときのみ、
第5開口(53)を通して第1流路の空気流を機外に排気す
る。これにより、画像形成のために動作中のときは、待
機中のときよりも第1流路の空気流が多量になり、像担
持体周りのオゾンを機外に排出する能力が高く、画像形
成装置の画像形成動作時間に対する待機時間の比が小さ
い(画像形成動作時間の方が長い)使用態様において
も、オゾンによる機内環境劣化を抑制する効果が高い。
画像形成動作中にも少量ではあるが第2流路に空気が流
れ、待機中にはこの流量が増大するので、像担持体の部
分的劣化を回避する効果も高い。
【0015】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0016】
【実施例】図1に、本発明を一態様で実施したカラー複
写機の機構概要を、また、図2には該複写機の感光体
9,中間転写ベルト19回りの概要を示す。カラー画像
読み取り装置(以下カラースキャナーと称す)1は、原
稿3の画像を照明ランプ4,ミラー群5およびレンズ6
を介してカラーセンサー7に結像して、原稿のカラー画
像情報を、例えばBlue(B:青),Green(G:緑),Red
(R:赤)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に
変換する。カラーセンサー7は、この例では、B,G,
Rの色分解手段とCCDの様な光電変換素子で構成され
ており、3色同時読み取りを行なう。
【0017】そして、このカラースキャナー1で得た
B,G,Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、
画像処理部(図示なし)で色変換処理を行ない、Black
(Bk:黒),Cyan(シアン:C),Magenta(マゼンダ:
M),Yellow(イエロ−:Y)のカラー画像データを得
る。これを、次に述べるカラー画像記録装置(以下カラ
ープリンターと称す)2によって、Bk,C,M,Yの
顕像化を行ない、最終的なカラーコピーとする。
【0018】なお、Bk,C,M,Yの画像データを得
るためのカラースキャナー1の動作方式は、カラープリ
ンター2の動作とタイミングを取ったスキャナースター
ト信号を受けて、図1において、照明・ミラー光学系4
〜6が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に1色の画
像データを得る。この動作を合計4回繰り返すことによ
って、順次に4色画像データを得る。そして、その都度
カラープリンター2で順次顕像化しつつ、これを重ね合
わして4色フルカラー画像を形成する。次に、カラープ
リンター2の概要を説明する。
【0019】書き込み光学ユニット8は、カラースキャ
ナー1からのカラー画像データを光信号に変換して、原
稿画像に対応した光書き込みを行ない、感光体ドラム9
に静電潜像を形成する。該ユニット8は、レーザー8−
1とその発光駆動制御部(図示なし),ポリゴンミラー
8−2とその回転用モータ8−3,f/θレンズ8−4
や反射ミラー8−5等で構成されている。
【0020】感光体ドラム9は、矢印の如く反時計方向
に回転するが、その回りには、感光体クリーニングユニ
ット(クリーニング前除電器を含む)10,除電ランプ
11,帯電器12,電位センサー13,Bk現像器1
4,C現像器15,M現像器16,Y現像器17,現像
濃度パターン検知器18,中間転写ベルト19などが配
置されている。
【0021】各現像器は、静電潜像を現像するために現
像剤の穂を感光体9の表面に接触させて回転する現像ス
リーブ(14−1,15−1,16−1,17−1)
と、現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現像パ
ドル(14−2,15−2,16−2,17−2)、お
よび、現像剤のトナー濃度検知センサー(14−3,1
5−3,16−3,17−3)などで構成されている。
【0022】さて、待機状態では4箇の現像器全てが、
現像スリーブ上の剤は穂切り(現像不作動)状態になっ
ているが、現像動作の順序(カラー画像形成順序)がB
k,C,M,Yの例で以下説明する(ただし、画像形成
順序はこれに限定されるものではない)。
【0023】コピースタ−ト指示が入力されると、感光
体9の回転駆動と装置各部をコピ−可状態にするための
条件設定が開始され、コピ−可状態になると、カラース
キャナ1で所定のタイミングからBk画像データの読み
取りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光
による光書き込み・潜像形成が始まる(以下Bk画像デ
ータによる静電潜像をBk潜像と称す。C,M,Yにつ
いても同じ)。
【0024】このBk潜像の先端部から現像可能とすべ
く、Bk現像器14の現像位置に潜像先端部が到達する
前に、現像スリーブ14−1を回転開始して剤の穂立て
を行い、Bk潜像をBkトナーで現像する。
【0025】そして以後,Bk潜像領域の現像動作を続
けるが、潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、
速やかにBk現像スリーブ14−1上の剤穂切りを行な
い、現像不作動状態にする。これは少なくとも、次のC
画像データによるC潜像先端部が到達する前に完了させ
る。なお、穂切りは現像スリーブ14−1の回転方向
を、現像動作中とは逆方向に切替えることで行う。
【0026】さて、感光体9に形成したBkトナー像
は、感光体と等速駆動されている中間転写ベルト19の
表面に転写する(以下感光体から中間転写ベルトへのト
ナー像転写をベルト転写と称す)。ベルト転写は、感光
体9と中間転写ベルト19が接触状態において、転写バ
イアスローラ20に所定のバイアス電圧を印加すること
で行う。
【0027】なお、中間転写ベルト19には、感光体9
に順次形成するBk,C,M,Yのトナー像を、同一面
に順次位置合せして、4色重ねのベルト転写画像を形成
し、その後、転写紙に一括転写を行う。
【0028】ところで、感光体9側ではBk工程の次に
C工程に進むが、所定のタイミングからカラースキャナ
ー1によるC画像データ読み取りが始まり、その画像デ
ータによるレーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。
【0029】C現像器15はその現像位置に対して、先
のBk潜像後端部が通過した後で、且つC潜像の先端が
到達する前に現像スリーブ15−1を回転開始して剤の
穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。以後C潜
像領域の現像を続けるが、潜像後端部が通過した時点
で、先のBk現像器の場合と同様にC現像スリーブ15
−1上の剤穂切りを行う。これもやはり次のM潜像先端
部が到達する前に完了させる。
【0030】なお、MおよびYの工程については、それ
ぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作が、
上述のBk・Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。次に、中間転写ベルトユニットについて説明する。
【0031】中間転写ベルト19は、駆動ローラ21,
ベルト転写バイアスローラ20,および従動ローラ群に
張架されており、図示してない駆動モータにより駆動さ
れる。 ベルトクリーニングユニット22は、ブラシロ
ーラ22−1,ゴムブレード22−2,およびベルトか
らの接離機構22−3などで構成されており、1色目の
BK画像をベルト転写した後の、2,3,4色目をベル
ト転写している間は、接離機構22−3によってベルト
面から離間させておく。紙転写ユニット23は、紙転写
バイアスローラー23−1,ローラークリーニングブレ
ード23−2およびベルトからの接離機構23−3など
で構成されている。バイアスローラー23−1は、通常
はベルト19面から離間しているが、中間転写ベルト1
9面に形成された4色の重ね画像を、転写紙に一括転写
する時にタイミングを取って接離機構23−3で押圧さ
れ、該ローラー23−1に所定のバイアス電圧を印加し
て紙への転写を行う。なお、転写紙24は、給紙ローラ
ー25・レジストローラ26によって、中間転写ベルト
面の4色重ね画像の先端部が、紙転写位置に到達するタ
イミングに合わせて給紙される。
【0032】中間転写ベルト面から4色重ねトナー像を
一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット27で定
着器28に搬送され、所定温度にコントロールされた定
着ローラ28−1と加圧ローラー28−2で、トナー像
を溶融定着してコピートレイ29に搬出されフルカラー
コピーを得る。なおベルト転写後の感光体9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
−1,ブラシローラ10−2,ゴムブレード10−3)
で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均
一に除電する。また、転写紙24にトナー像を転写した
後の中間転写ベルト19は、クリーニングユニット22
を再び接離機構22−3で押圧して表面をクリーニング
する。
【0033】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作,および感光体9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2
枚目のBk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写
ベルト19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙への
一括転写工程に引き続き、表面をクリーニングユニット
22でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー
像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と
同様動作になる。
【0034】なお、転写紙カセット30,31,32,
33には、各種サイズの転写紙が収納されており、操作
パネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセッ
トから、タイミングを取ってレジストローラ26方向に
給紙・搬送される。34は、OHP用紙や厚紙などの手
差し給紙トレイである。
【0035】以上までは、4色フルカラーを得るコピー
モードの説明であったが、3色コピーモード,2色コピ
ーモードの場合は、指定された色と回数の分について、
上記同様の動作を行うことになる。
【0036】また、単色コピーモードの場合は、所定枚
数が終了するまでの間、その色の現像器のみを現像作動
(剤穂立て)状態にして、中間転写ベルト19は、感光
体9面に接触したまま往動方向に一定速駆動し、さら
に、ベルトクリーナー22もベルト19に接触したまま
の状態で、コピー動作を行う。
【0037】以上に説明した各色の画像形成工程の中の
各色潜像形成に先立って感光体9の表面がコロナ帯電器
12で帯電される。コロナ帯電器12は、送気ユニット
40の送気ダクト41にて支持されており、送気ユニッ
ト40が複写機の外気を吸入して帯電器12を通して感
光体9に空気を吹付けると共に、感光体9を外れた方向
にも空気を送気する。感光体9の回転方向(反時計廻
り)で帯電器12の下流かつ現像器14の上流側に排気
ユニット50の排気ダクト51があり、帯電器12を通
ってそれが発生するオゾンを巻き込んで感光体9の表面
に沿って流れる空気を排気ユニット50が吸入して、オ
ゾンフィルタを通して複写機外に排出する。
【0038】図3に、送気ユニット40の外観を示す。
送気ダクト41には、継管42を通して機外気が送り込
まれる第1開口43があり、この第1開口43を通って
ダクト内に入った空気は、第2開口44および第3開口
45からダクト外に吹き出す。送気ダクト41の下壁に
はコロナ放電器12を装着するためのガイドレ−ル46
a,46bがあり、ここに装着されたコロナ放電器12
の真上の位置に第2開口44がある。継管42は、送気
器47の送気口48に挿入されている。
【0039】送気器47内には、ファンおよびそれを回
転駆動する電気モ−タがあり、電気モ−タの回転により
ファンが回転して、エア−フィルタ枠49が結合した端
面側の広開口より空気を吸引して送気口48に吹き出
す。エア−フィルタ枠49には、空気中の塵埃を補集す
るエア−フィルタAFRが装着されている。
【0040】図4に、排気ユニット50の外観を示す。
排気ダクト51には、感光体9に対向してその表面部の
空気を吸入するための第4開口54と、ダクト51内の
空気を排出するための第5開口53があり、ダクト51
内の空気は第5開口53および継管52を通して、排気
器55で吸引されてオゾンフィルタOFRを通して複写
機外に排出される。
【0041】排気器55には、ファンおよびそれを回転
駆動する電気モ−タがあり、電気モ−タの回転によりフ
ァンが回転して、継管52が挿入された吸気口56より
空気を吸入して、フィルタ枠57が結合した端面側の広
開口に吹き出す。フィルタ枠57には、空気中のオゾン
を除去するオゾンフィルタOFRが装着されている。図
5に、第2開口44,第3開口45および第4開口54
と、空気流との関係を示す。この実施例では、送気器4
7の電気モ−タは、複写機のメイン電源スイッチ(図示
せず)がオンの間回転駆動され、排気器55の電気モ−
タは感光体9が回転駆動されている間のみ回転駆動され
る。これらの動作タイミングを図6に示す。
【0042】図6および図5を参照する。複写機のメイ
ン電源スイッチがオンになると送気器47の電気モ−タ
が回転してそれによって回転駆動される吸気ファンが複
写機外の空気をエア−フィルタAFRを通して吸入して
送気ダクト41に送り込む。これによって、送気ダクト
41内には、図5に示す空気流F1が流れる。この空気
流F1の流れ方向に関して前方に第3開口45が開いて
いるので、大部分は第3開口45からダクト外に流出す
る。この空気流がF3である。
【0043】空気流F1の流れ方向と直交する方向に開
いた第2開口44にも少量の空気が流れる。これが空気
流F2である。この空気流F2は、コロナ帯電器12を
通って感光体9に当り、感光体9の回転方向の上流側に
流れる空気流F4と下流側に流れる空気流F5に分かれ
る。下流側に流れる空気流F5は、第3開口から流出す
る空気流F3に引かれる空気流F6と、感光体9の表面
に沿って更に下流側に流れる空気流F7に分かれる。
【0044】送気器47の電気モ−タのみが回転してい
るときには、第3開口45が給気流F1の前方にあるの
でそこでの圧力損失が少い。これに対し、第2開口44
は給気流F1に対して直交する方向に開きしかもコロナ
帯電器12のグリッドおよびその先の感光体9表面に対
向するので、この経路の圧力損失が大きい。したがって
コロナ帯電器12を通り抜ける空気流F2の流量は低、
第3開口45から出る空気流F3の流量の高であり、第
3開口45から出た空気流F3の空気が機内をめぐっ
て、主に、定着器28(図1)の出側の排紙口から機外
に出る。このとき定着器28周りの比較的に高温の空気
を巻き込んで機外に排出する。空気流F2は弱いので、
感光体9に当る、吸引外気量は少くこれによる感光体9
の劣化は低い。
【0045】画像形成のために感光体9が回転駆動され
ると同時に排気器55の電気モ−タが回転駆動され、感
光体9の回転の間、排気ダクト51の空気を吸引してオ
ゾンフィルタOFRを通して機外に排出する。これによ
り排気ダクト51の第4開口54に負圧(吸引圧)が加
わり、空気流F7,F5が多量となり、更に第2開口4
4に流入する空気流F2が多量となる。これにより第3
開口45から出る空気流F3が少量となる。感光体9が
回転駆動されている間に、コロナ帯電器12が、各色1
回の画像形成のたびにオンとなって感光体9を帯電する
が、このときオゾンが発生する。このオゾンは流量が多
い空気流F2に巻き込まれて、多量となった空気流F
5,F7の流れと共に排気ダクト51の第4開口に吸入
され、排気器55を通りそしてオゾンフィルタOFRを
通って複写機外に排出される。上述のように空気流F2
が多量になっているので、コロナ放電器12が発生する
オゾンを機外に排出する効果が高い。
【0046】画像形成を終え、感光体面のクリ−ニング
等のエンドサイクが終了すると感光体9が停止し、この
とき排気器55の電気モ−タの回転も停止する。感光体
9が停止した後も送気器47は送気を継続するので、送
気ダクト41の第3開口から出る多量の空気流F3が機
内の熱を機外に排出する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機構概要を示す横断面図
である。
【図2】 図1に示す感光体9周りの要素を示す拡大横
断面図である。
【図3】 図2に示す送気ユニット40の外観を示す拡
大斜視図である。
【図4】 図2に示す排気ユニット50の外観を示す拡
大斜視図である。
【図5】 図2に示す送気ユニット40の送気ダクト4
1と、排気ユニット50の排気ダクト51と帯電チャ−
ジャ12の拡大斜視図であり、一部分を横断面で示す。
【図6】 図2に示す感光体9,帯電器12,送気器4
0および排気器50の動作タイミングを示すタイムチャ
−トである。
【符号の説明】
1:カラー画像読み取り装置(カラースキャナー) 2:カラー画像記録装置(カラープリンター) 3:原稿 4:照明ランプ 5:ミラー群 6:レンズ 7:光電変換素子 8:書き込み光学
ユニット 9:感光体 10:感光体クリー
ニングユニット 11:除電ランプ 12:コロナ帯電
器 13:電位センサ 14:Bk現像器 15:C現像器 18:現像濃度パ
ターン検知器 19:中間転写ベルト 20:ベルト転写
バイアスローラ 21:ベルト駆動ローラ 22:ベルトクリ
ーニングユニット 23:紙転写ユニット 24:転写紙 25:給紙ローラ 26:レジストロ
ーラ 27:紙搬送ユニット 28:定着器 29:コピートレイ 30〜33:転写
紙カセット 34:手差し給紙トレイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と像担持体をコロナ放電によって
    帯電する帯電器および空気通流器を有する画像形成装置
    において、 前記空気通流器は、前記装置が画像形成のために動作中
    は前記像担持体表面に空気流を与えるための第1通流手
    段と、待機時は前記像担持体表面を外れる領域に空気流
    を与えるための第2通流手段と、を含むことを特徴とす
    る、放電器を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体と像担持体をコロナ放電によって
    帯電する帯電器および空気通流器を有する画像形成装置
    において、 前記空気通流器は、空気を受ける第1開口,前記像担持
    体表面に空気流を与えるための第2開口および前記像担
    持体表面を外れる領域に空気流を与えるための第3開口
    を有する送気ダクト;および、第2開口から出て前記像
    担持体表面に当った空気を像担持体周りから排気するた
    めの第4開口および装置外に排気するための第5開口を
    有する排気ダクト;を含み、第2開口,第4開口および
    第5開口とこの順に経る空気流路の圧力損失が、第3開
    口,装置内空間および装置外空間とこの順に経る空気流
    路の圧力損失よりも大である、ことを特徴とする、放電
    器を有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記空気通流器は、前記画像形成装置が待
    機中ならびに画像形成のために動作中のとき第1開口に
    送気するファンを含む吸気器と、装置が画像形成のため
    に動作中のときのみ第5開口から装置外に排気するファ
    ンを含む排気器と、を更に含む、請求項3記載の放電器
    を有する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6931223B2 (en) * 2002-11-11 2005-08-16 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic image forming apparatus having a humidity control function
US20100080606A1 (en) * 2008-09-30 2010-04-01 Kyocera Mita Corporation Developing unit and image forming apparatus comprising same

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