JP3714584B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体の表面に形成されたトナー像を転写部において記録媒体表面に転写し、該転写部を通過した記録媒体の裏面側を、ガイド部材のガイド面によって案内しながら該記録媒体を定着装置へ搬送し、該定着装置によって、記録媒体表面に転写されたトナー像を定着する画像形成装置であって、前記転写部と定着装置の間を搬送される記録媒体の裏面側を、前記ガイド部材に形成された吸気開口を通して吸引するファンを設けた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機、各種プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置においては、表面に未定着トナー像を担持する記録媒体を、その裏面側からファンによって吸引しながら搬送することができるので、記録媒体の表面が画像形成装置本体内に設けられた要素に接触してその表面のトナー像が乱される不具合を阻止できる。
【0003】
ところが、ファンによって記録媒体を吸引するための吸気開口がガイド部材に設けられているので、搬送される記録媒体の先端部がその吸気開口に入り込み、これによって記録媒体の搬送トラブルが発生するおそれがある。このような不具合を防止するには、ガイド部材に形成された吸気開口に記録媒体の先端部が入り込むことを防止するためのガイドリブを、該吸気開口に設け、その吸気開口を通過する記録媒体をガイドリブによって案内するように構成することが考えられる。吸気開口を通しての吸引作用が害されることがない状態で、吸気開口にガイドリブを設け、記録媒体の裏面をガイドリブに接触させながら、その記録媒体を搬送し、その先端部が吸気開口に入り込むことを阻止するのである。
【0004】
ところが、上記構成を採用した場合、画像形成装置本体内で浮遊したり、舞い上がっているトナーがガイドリブに付着し、その付着トナーが、ガイドリブに接しながら搬送される記録媒体の先端部やその裏面に付着し、該記録媒体がトナーで汚されるおそれがある。吸気開口にガイドリブを設けると、記録媒体の搬送トラブルを抑制できる利点が得られる反面、そのガイドリブに付着したトナーによって記録媒体が汚されてしまうという新たな問題が発生するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであって、その目的とするところは、ガイド部材に設けた吸気開口に基因する記録媒体の搬送トラブルの発生を抑え、しかもその記録媒体がトナーによって汚される不具合を効果的に抑制できる冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記吸気開口に記録媒体の先端部が入り込むことを防止するためのガイドリブを該吸気開口に設け、該ガイドリブの少なくとも記録媒体搬送方向上流側の部分を、前記ガイド部材のガイド面よりも、前記ファンの側に退避させて配置したことを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0007】
その際、前記ガイドリブが、その記録媒体搬送方向上流側の部分から、記録媒体搬送方向下流側の部分へ向けて、漸次前記ガイド面の側に近づく向きに傾斜していると有利である(請求項2)。
【0008】
また、上記請求項2に記載の画像形成装置において、前記ガイドリブの記録媒体搬送方向最下流端部を、前記ガイド面と面一状態にするか、又は該ガイド面よりも前記ファンから離れる向きに突出させると有利である(請求項3)。
【0009】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ガイドリブの記録媒体搬送方向下流側の部分を流れる空気の流速が、該ガイドリブの記録媒体搬送方向上流側の部分を流れる空気の流速よりも遅くなるように、前記ファンを位置決めすると有利である(請求項4)。
【0010】
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、記録媒体表面にトナー像を転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニング部材を具備し、該クリーニング部材は、像担持体の表面に対して当接又は離間するように支持されていて、前記ファンが作動を開始する前に、前記クリーニング部材が像担持体の表面に当接するように、該像担持体表面に対するクリーニング部材の接離動作を制御する制御手段を設けると有利である(請求項5)。
【0011】
さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、記録媒体表面にトナー像を転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニング部材を具備し、該クリーニング部材は、像担持体の表面に対して当接又は離間するように支持されていて、前記ファンの駆動を停止した後に、前記クリーニング部材が像担持体の表面から離間するように、該像担持体表面に対するクリーニング部材の接離動作を制御する制御手段を設けると有利である(請求項6)。
【0012】
また、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記像担持体は、潜像担持体表面に形成されたトナー像を転写される中間転写体より成り、前記潜像担持体から中間転写体へトナー像を転写する転写部を一次転写部、中間転写体から記録媒体へトナー像を転写する転写部を二次転写部としたとき、記録媒体表面にトナー像を転写したあとの中間転写体表面を清掃するクリーニング部材が、該中間転写体表面の移動方向に関し、前記一次転写部よりも上流側であって、前記二次転写部よりも下流側に位置し、かつ中間転写体の表面に対して当接、又は離間するように支持されていると有利である(請求項7)。
【0013】
さらに、上記請求項7に記載の画像形成装置において、前記二次転写部と定着装置との間を搬送される記録媒体が、トナー像を転写された表面を下側に向けて搬送され、かつその搬送される記録媒体の下方に前記クリーニング部材が位置するように、前記二次転写部と定着装置とクリーニング部材の位置が設定されていると有利である(請求項8)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0015】
図1はフルカラー画像を形成できるカラープリンタとして構成された画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。ここに示した画像形成装置は、その画像形成装置本体1内に配置された潜像担持体の一例である無端ベルト状の感光体2を有し、この感光体2はローラ3,4に巻き掛けられている。
【0016】
画像形成動作時に、ローラ4が図示していない駆動装置によって時計方向に回転駆動され、これによって感光体2は矢印A方向に回転駆動される。このとき感光体2に設けられたホームマークを図示していないセンサが検知し、これを基準として作像システムが作動を開始する。すなわち除電ランプ5によって感光体表面が除電作用を受け、次いで帯電チャージャ6より成る帯電装置によって感光体表面が一様に帯電され、その帯電面が、露光装置の一例であるレーザ書き込みユニット7から出射する光変調されたレーザ光Lによって露光され、これによって感光体表面に画像情報に対応した第1の静電潜像が形成される。
【0017】
一方、画像形成装置本体1の内部には、感光体2に対向して回転型の現像装置8が設けられ、この現像装置8は、イエロー現像器9Y、マゼンタ現像器9M、シアン現像器9C及びブラック現像器9BKと、これらの現像器を着脱可能に支持した現像器支持体10を有している。各現像器の現像ケース11Y,11M,11C,11BKには、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の現像剤がそれぞれ収容されている。現像剤としては、トナーとキャリアを有する粉体状の二成分系現像剤、又はキャリアを有さない粉体状の一成分系現像剤などの各種形態の現像剤を用いることができるが、ここでは粉体状の一成分系現像剤(以下、トナーと記す)が用いられている。各現像器は、現像ローラ12Y,12M,12C,12BKと、その各現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラを有している。
【0018】
前述のように感光体表面に形成された第1の静電潜像が現像装置8を通るとき、第1の現像器、この例ではイエロー現像器9Yが感光体2に対向した現像位置を占めている。このとき、イエロー現像器9Yの現像ローラ12Yが感光体2に当接しながら回転駆動され、その現像ローラ12Yに担持されて搬送されるイエロートナーによって、上記第1の静電潜像がイエロートナー像として可視像化される。
【0019】
一方、画像形成装置本体1内には、像担持体の一例である中間転写体15が設けられ、本例の中間転写体15は、2本のローラ13,14に巻き掛けられた無端状の可撓性ベルトにより構成され、一方のローラ13が図示していない駆動装置により回転駆動されることにより、中間転写体15は矢印B方向に回転駆動される。中間転写体15と感光体2は一次転写部16において互いに当接し、この部位の中間転写体15の裏面側には、一次転写手段の一例である転写ブラシ17が当接している。ベルト状の中間転写体の代りに、ドラム状の中間転写体を用いることもでき、同様にドラム状の感光体より成る潜像担持体を採用することもできる。
【0020】
前述のように感光体2の表面に形成されたイエロートナー像が一次転写部16に至ったとき、転写ブラシ17に印加された電圧の作用によって感光体表面のトナー像が中間転写体15の表面に一次転写される。トナー像転写後の感光体表面に付着する転写残トナーは、感光体2に圧接されたクリーニング部材18によって掻き取り除去され、その除去された転写残トナーはクリーニングケース19内に落下する。
【0021】
上述のようにして表面を清掃された感光体表面は、再び除電ランプ5により除電作用を受けた後、帯電チャージャ6によって一様に帯電され、次いでその帯電面にレーザ書き込みユニット7から出射するレーザ光Lを照射され、感光体表面に第2の静電潜像が形成される。この第2の静電潜像が現像装置8を通るとき、その現像器支持体10の回転によって、第2の現像器、本例ではマゼンタ現像器9Mが感光体2に対向した現像位置を占めており、これによって、その第2の静電潜像が、前述のイエロー現像器9Yの場合と同様にして、マゼンタトナー像として可視像化される。このトナー像も、転写ブラシ17の作用によって、先にイエロートナー像の転写された中間転写体15の表面に、当該イエロートナー像に重ね合わされて一次転写される。マゼンタトナー像を転写した後の感光体2の表面に残留するトナーも、クリーニング部材18によって感光体表面から除去される。
【0022】
上述したところと全く同様にして、感光体表面には、感光体表面に対向したシアン現像器9Cとブラック現像装置9BKによって、それぞれシアントナー像とブラックトナー像が順次形成され、これらが中間転写体15の表面に、先に転写されたトナー像に重ね合せられて順次一次転写される。感光体表面は、各トナー像の転写ごとに、クリーニング部材18によって転写残トナーを除去され、その表面が清掃される。このようにして、中間転写体15の表面には、フルカラートナー像が形成される。
【0023】
一方、画像形成装置本体1の下部にセットされた給紙カセット20には、紙又はプラスチックシートなどから成る記録媒体Pがスタックされ、給紙ローラ21の回転によって、その記録媒体Pが1枚ずつ矢印C方向に給送される。このようにして給送された記録媒体Pは、搬送ローラ対22とレジストローラ対23の回転によって搬送され、中間転写体15の表面に形成されたフルカラートナー像に整合するタイミングで、中間転写体15と、これに対置された二次転写手段の一例を構成する転写ローラ24との間の二次転写部36に送り込まれる。このとき転写ローラ24に印加された電圧の作用により、中間転写体15表面のフルカラートナー像が記録媒体Pの表面に静電的に一括して二次転写される。
【0024】
前述のように感光体2上に順次形成される各色のトナー像が中間転写体15上に一次転写されるとき、そのトナー像が転写ローラ24によって乱されないように、転写ローラ24は、中間転写体15の表面から離間しており、中間転写体15上の重ね合わせトナー像を記録媒体Pに二次転写するとき、転写ローラ24は記録媒体Pを介して、中間転写体15の表面に当接し、その当接する転写ローラ部分が中間転写体15と同じ方向に移動する向きに回転駆動される。
【0025】
前述のように、フルカラートナー像を二次転写された記録媒体Pは、中間転写体15を離れた後、トナー像を転写された表面、すなわち画像面を下側に向けて、矢印Dで示すように、定着装置25に搬送され、その定着装置25の定着ローラ26と加圧ローラ27との間を通る。このとき熱と圧力の作用によって、そのトナー像が記録媒体Pの表面に定着される。定着装置25を出た記録媒体Pは、排紙ローラ対28によって、画像形成装置本体上部の排紙スタック部30に、画像面を下に向けて矢印Eで示すように排出される。
【0026】
一方、フルカラートナー像を記録媒体Pに転写した後に中間転写体15上に残留する転写残トナーは、中間転写体用のクリーニング装置31によって除去され、中間転写体15の表面が清掃される。このクリーニング装置31は、1又は複数のクリーニング部材を有し、図の例では回転駆動されるファーブラシ32とクリーニングブレード33の2つのクリーニング部材を有していて、これらのクリーニング部材が中間転写体15の表面に当接して、その表面に付着する転写残トナーを掻き取り除去する。2つのクリーニング部材を設ける代りに、1又は3以上のクリーニング部材を設けてもよく、また他の形式のクリーニング部材、例えば磁気ブラシローラなどを用いることもできる。ファーブラシ32とクリーニングブレード33を総称するとき、これをクリーニング部材と称し、これに符号29を付して示すことにする。かかるクリーニング部材29によって中間転写体15から除去されたトナーは、クリーニング装置31のクリーニングケース34内に落下する。
【0027】
クリーニング部材29は、中間転写体表面に対して当接又は離間するように支持され、中間転写体15の表面に各トナー像が一次転写されるとき、クリーニング部材29は図2に鎖線で示すように中間転写体表面から離れている。中間転写体表面のフルカラートナー像を記録媒体Pに転写したあとの中間転写体15の表面に残留するトナーを清掃するとき、クリーニング部材29が中間転写体表面に当接し、その転写残トナーを掻き取り除去する。
【0028】
また、図1に示した画像形成装置においては、感光体2、その表面を清掃するクリーニング部材18とクリーニングケース19を有するクリーニング装置、中間転写体15、その表面を清掃するクリーニング装置31などが、ユニットケースに一体的に組み込まれ、これらによって1つの作像ユニットが構成されている。
【0029】
ここで、図1乃至図3に示すように、二次転写部36と定着装置25との間の記録媒体搬送経路に沿って、二次転写部36を通過した記録媒体Pを定着装置25に案内するためのガイド部材37が設けられている。図に一例として示したガイド部材37は、内部が中空な箱状に形成され、そのガイド面38が、二次転写部36と定着装置25との間を搬送される記録媒体Pの裏面、すなわちトナー像が転写された表面とは反対側の面に対向して位置し、そのガイド面38は、二次転写部36を通過した記録媒体Pの裏面側を案内する。
【0030】
ガイド面38の全体を平坦な面に形成してもよいが、図示した例では、図3に明示するように、そのガイド面38が平坦面38Aと、その表面に一体に形成され、かつ該表面からわずかに突出した複数の突条38Bとから構成されている。これにより、搬送される記録媒体Pとガイド面38との接触面積を少なくとして、記録媒体Pに作用する摩擦力を低減し、その記録媒体Pを円滑に搬送することができる。
【0031】
また、二次転写部36から定着装置25に送られる記録媒体Pの表面には未定着トナー像が担持されているので、その表面が画像形成装置本体1内に設けられた要素に接触すると、その未定着トナー像が乱される。特に、図1に示した画像形成装置においては、記録媒体Pが、未定着トナー像を担持して表面を下側に向けて搬送されるので、その記録媒体の先端部が下方に垂れ下がってしまうと、記録媒体表面が画像形成装置本体内の要素に接触してトナー像が乱される不具合を免れない。
【0032】
そこで、本例の画像形成装置には、図1乃至図3に示すように、適数の、図の例では記録媒体Pの搬送方向Dに対して直交する向きに配列された2個のファン39が、二次転写部36と定着装置25との間の記録媒体搬送経路に沿って設けられている。これらのファン39は、筒状のファンケース40と、その内部に回転自在に支持された羽根車41を有し、その羽根車41が図示していないモータによって回転駆動されることにより、図2に矢印Fで示すように、ファンケース40の一方の入口開口40Aから空気が取り入れられ、ファンケース40の他方の出口開口40Bからその空気が排出される。
【0033】
上述のように構成されたファン40は、前述のクリーニング部材37に組み付けられ、その入口開口40Aを、二次転写部36と定着装置25との間を搬送される記録媒体Pの裏面側を向けて配置されている。また各ファン39の入口開口40Aに対向するガイド部材37の部分には、吸気開口42がそれぞれ形成され、該開口42も、二次転写部36と定着装置25との間を搬送される記録媒体Pの裏面側に対向している。ガイド部材37のガイド面38を構成する板部の一部が切り欠かれ、その切欠部が吸気開口42として形成されているのである。
【0034】
二次転写部36を通過した記録媒体Pは、その裏面側をガイド部材37のガイド面38によって案内されながら定着装置25へ搬送されるが、このとき、ファン39の羽根車41が回転駆動される。このため、二次転写部36と定着装置25との間を搬送される記録媒体Pの裏面側が、ファン39により、吸気開口42を通して吸引され、記録媒体Pは、下方に垂れ下がることなく、ガイド面38に案内されがら、定着装置25へ搬送される。
【0035】
以上のように、本例の画像形成装置は、像担持体の一例である中間転写体15の表面に形成されたトナー像を転写部36において記録媒体表面に転写し、その転写部36を通過した記録媒体Pの裏面側を、ガイド部材37のガイド面38によって案内しながら、その記録媒体Pを定着装置25へ搬送し、その定着装置25によって、記録媒体表面に転写されたトナー像をその記録媒体表面に定着するように構成され、しかも転写部36と定着装置25の間を搬送される記録媒体Pの裏面側を、ガイド部材37に形成された吸気開口42を通して吸引するファン39が設けられている。
【0036】
上述のようにして定着装置25へ搬送される記録媒体Pは、吸気開口42上を通過するが、記録媒体Pの先端部がこの吸気開口42を通るとき、その記録媒体先端部が、吸引作用を受けて吸気開口42に落ち込むようにして該開口42に入り込んでしまうと記録媒体の搬送トラブルが発生する。
【0037】
そこで、各吸気開口42には、適数の、図の例では3本ずつのガイドリブ43が設けられている。本例の各ガイドリブ43は、記録媒体Pの搬送経路に沿って長く延びた棒状に形成され、その長手方向各端部がガイド部材37に一体に固定されている。ファン39の作動により、各ガイドリブ43の間に区画された空間と、ガイドリブ43と吸気開口42の周辺部との間に区画された空間を通して、ガイド部材37内に吸気することができる。このように、ガイドリブ43は、吸気開口42を通しての吸引作用を害さない状態で、その吸気開口中に設けられている。
【0038】
ガイドリブ43が設けられているので、記録媒体Pの先端部が吸気開口42を通るとき、その先端部が吸気開口42に入り込もうとしても、ガイドリブ43に案内されて、当該先端部は吸気開口42に入り込まず、記録媒体は確実に定着装置25に搬送される。
【0039】
上述のように、吸気開口42に記録媒体Pの先端部が入り込むことを防止するためのガイドリブ43を、該吸気開口42に設けることにより、上記の如く、記録媒体Pの搬送トラブルの発生を防止できる。ところが、ガイドリブ43は、ファン39によって吸気される吸気開口42中に設けられているので、画像形成装置本体1内を浮遊し、ないしは舞い上がったトナーが、ファン39によって吸引された気流に乗って吸気開口42を通るとき、ガイドリブ43に付着することは避けられない。このようにガイドリブ43に付着したトナーは、記録媒体Pが吸気開口42を通過するとき、その先端部や裏面に付着し、記録媒体Pをトナーで汚すおそれがある。
【0040】
特に、図1に示した画像形成装置においては、中間転写体15用のクリーニング装置31が二次転写部36の近くに配置され、そのすぐ上方にガイドリブ43が位置しているので、そのクリーニング装置31から舞い上がってトナーが、ファン39に引かれて吸気開口42に吸い込まれ、このときそのトナーがガイドリブ43に付着する。しかも、中間転写体15用のクリーニング装置31は、そのクリーニング部材29が中間転写体表面に対して接離するので、当該クリーニング部材29が中間転写体表面から離れたとき、そのクリーニング部材29と中間転写体15の表面の間に大きな隙間ができ、その隙間を通してクリーニングケース34内のトナーが上方に舞い上がる。またクリーニング部材29の接離時の衝撃によってもトナーが舞い上がり、そのトナーがガイドリブ43に付着しやすくなる。
【0041】
クリーニング装置31を二次転写部36から大きく離れた位置に配置すれば、そのクリーニング装置31から舞い上がったトナーがガイドリブ43に付着し難くなるが、後述する理由によって、クリーニング装置31を図1に示した位置に配置することが好ましく、その好ましい位置にクリーニング装置31を設けると、ガイドリブ43にトナーが付着しやすくなるのである。
【0042】
そこで、本例の画像形成装置においては、図2に明示するように、ガイドリブ43の少なくとも記録媒体搬送方向上流側の部分43Aが、ガイド部材37のガイド面38よりも、ファン39の側に退避した位置に配置されている。ガイドリブ43の記録媒体搬送方向最上流端部43Cが、ガイド面38、より正確にはその平坦面38Aよりも、Gで示す距離だけ、ファン39の側に引っ込んでいるのである。かかる構成により、吸気開口42を通過する記録媒体Pの先端部や裏面がガイドリブ43に接触しないか、又は接触し難くなり、特に記録媒体搬送方向上流側の部分43Aには、記録媒体Pが接触しなくなる。このため、ガイドリブ43にトナーが付着していても、そのトナーが記録媒体Pの先端部や裏面に付着し難くなり、記録媒体がトナーで汚される不具合を阻止し、ないしは効果的に低減することができる。
【0043】
ガイドリブ43の記録媒体搬送方向上流側の部分43Aがガイド面38からファン39の側に大きく引っ込んでいても、搬送される記録媒体Pが吸気開口42に入り込むおそれはない。ガイドリブ43の記録媒体搬送方向下流側の部分43Bも、ガイド面38よりもファン39の側にわずかに退避した位置に配置することも可能であるが、この部分43Bがガイド面38よりも大きくファン39の側に寄った位置にあると、搬送される記録媒体Pの先端が吸気開口42の下流側縁42Aに強く当り、これによって記録媒体Pの搬送トラブルが発生するおそれがある。
【0044】
そこで、本例の画像形成装置においては、ガイドリブ43が、その記録媒体搬送方向上流側の部分43Aから、記録媒体搬送方向下流側の部分43Bへ向けて、漸次、ガイド面38の側に近づく向きに傾斜している。これにより、搬送される記録媒体Pが吸気開口42に入り込もうとしたとき、その先端部をガイドリブ43によってすくい上げ、その記録媒体先端が吸気開口42の下流側縁42Aに強く当る不具合を防止できる。
【0045】
上記効果をより確実なものにするには、上述のように傾斜したガイドリブ43の記録媒体搬送方向最下流端部43Dを、図2に示すように、ガイド面38と面一状態にするか、そのガイド面よりもファン39から離れる向きにわずかに突出させるとよい。図2に示す例では、ガイドリブ43の記録媒体搬送方向最下流端部43Dが、ガイド面38の平坦面38Aと面一状態となっているが、その最下流端部43Dが、図3に示した突条38Bの頂面と面一状態となるようにし、或いは上述のように、平坦面38A又は突条38Bの頂面よりもファン39から離れる向きに突出するようにガイドリブ43を形成してもよい。かかる構成により、搬送される記録媒体Pの先端が吸気開口42の下流側縁42Aに強く当ることをより効果的に阻止でき、記録媒体Pを円滑に搬送することができる。
【0046】
また、図2に示した画像形成装置においては、ファン39の羽根車41の中心軸線Hがガイドリブ43の記録媒体搬送方向上流側の部分43Aに寄った位置を占めている。これにより、ファン39の作動時にガイドリブ43の記録媒体搬送方向上流側の部分43Aを流れる空気の流速が、記録媒体搬送方向下流側の部分43Bを流れる空気の流速よりも速くなる。すなわち、前記ガイドリブ43の記録媒体搬送方向下流側の部分43Bを流れる空気の流速が、ガイドリブ43の記録媒体搬送方向上流側の部分43Aを流れる空気の流速よりも遅くなるように、ファン39が位置決めされているのである。
【0047】
上記構成によると、ガイドリブ43の記録媒体搬送方向上流側の部分43Aに流れる空気の量が、記録媒体搬送方向下流側の部分43Bを流れる空気の量よりも多くなり、その下流側の部分43Bに付着するトナーの量が上流側の部分43Aに付着するトナーの量よりも少なくなる。このため、前述のようにガイドリブ43を傾斜させ、その記録媒体搬送方向最下流端部43Dをガイド面38と面一状態にし、或いはそのガイド面38よりもファン39から離れる向きに突出させることにより、この端部43Dに、搬送される記録媒体Pが接触しても、その端部43Dに付着するトナーの量が少ないため、記録媒体の先端や、その裏面にトナーが付着することを防止でき、或いは付着したとしてもその量を極く少なくすることができる。
【0048】
これに対し、記録媒体搬送方向上流側の部分43Aに多量のトナーが付着するが、この部分はガイド面38よりもファン39の側に大きく凹入しているので、通常、ここには記録媒体Pが接することはなく、従って記録媒体搬送方向上流側の部分43Aに付着したトナーが記録媒体Pに付着して、記録媒体をトナーで汚すおそれはない。
【0049】
ところで、図1に例示した画像形成装置においては、前述のように、記録媒体表面にトナー像を転写したあとの中間転写体15の表面、すなわち像担持体表面を清掃するクリーニング部材29を具備し、そのクリーニング部材29は、像担持体の表面に対して当接又は離間するように支持されている。かかるクリーニング部材29が中間転写体15より成る像担持体の表面に接離するタイミングの一例を図4に示す。
【0050】
ここに示した例では、先ずT1の時点でクリーニング部材29が中間転写体15の表面に当接し、次いでT2の時点においてファン39がモータによって駆動され、その羽根車41が回動駆動される。引き続き、T3の時点で、転写ローラ24に転写電圧が印加される。このようにして、記録媒体Pの表面に、中間転写体15上のトナー像が二次転写され、二次転写部36を離れた記録媒体Pはファン39により吸引作用を受けながら定着装置25に搬送される。二次転写の終了後、T4の時点で転写ローラ24に対する転写電圧の印加を停止し、かつファン39の駆動を停止する。モータによる羽根車41の駆動を遮断するのである。その際、ファン39の羽根車41は、モータによる駆動を切られた後も、その慣性で回転を続け、T5で示した時点でファン39の回転、より正確にはその羽根車41の回転が停止する。次いで、T6の時点でクリーニング部材29が中間転写体15の表面から離される。
【0051】
上述のように、本例の画像形成装置においては、クリーニング部材29が中間転写体表面に当接した後に、ファン39が作動を開始する。ファン39が作動を開始する前に、クリーニング部材29が像担持体の一例である中間転写体15の表面に当接するように、像担持体表面に対するクリーニング部材29の接離動作を制御する図示していない制御手段が設けられているのである。
【0052】
上記構成によれば、クリーニング部材29が中間転写体表面に当接し、クリーニング部材29と中間転写体15の表面との間に隙間がなくなった後、すなわちその隙間を通して、クリーニングケース34内のトナーが舞い上がらなくなった後に、ファン39が作動を開始するので、ガイドリブ43に付着するトナーの量を少なくすることができる。
【0053】
また、図4に示した例では、モータによるファン39の駆動を停止した後、クリーニング部材29が中間転写体15の表面から離間する。すなわち、ファン39の駆動を停止した後に、クリーニング部材29が像担持体の一例である中間転写体15の表面から離間するように、該像担持体表面に対するクリーニング部材29の接離動作を制御する図示していない制御手段が設けられているのである。特に、図4に示した例では、ファン39が作動を停止した後、すなわちその羽根車41の回転がT5の時点で完全に停止した後に、クリーニング部材29が中間転写体15の表面に当接するように構成されている。
【0054】
上記構成によれば、モータによるファン39の駆動が停止した後、特にその羽根車41が完全に停止した後に、クリーニング部材29が中間転写体15の表面から離れ、そのクリーニング部材29と中間転写体表面との間に隙間が形成される。すなわち、クリーニング装置31のクリーニングケース34内のトナーが、クリーニング部材29と中間転写体15との間の隙間を通して上方に舞い上がらない状態のうちに、ファン39の駆動が止められ、これによってガイドリブ43に付着するトナーの量を少なくすることができる。
【0055】
クリーニング部材29が中間転写体表面から離間していて、そのクリーニング部材29と中間転写体表面との間に大きな隙間がある状態で、ファン39の羽根車41が高速で回転していると、クリーニングケース34から上記隙間を通して上方に舞い上がったトナーが、ファン39によって引かれた気流に乗って吸気開口42に至ったとき、当該トナーがガイドリブ43に多量に付着し、或いはそのトナーが中間転写体表面に付着し、これが画像上に現われるおそれがあるが、本例の構成では、このような不具合を防止できるのである。
【0056】
ところで、中間転写体15用のクリーニング装置31を二次転写部36の近くに配置することが好ましいことは先に説明したが、以下にその理由を明らかにする。
【0057】
前述のように、クリーニング装置31を二次転写部36から大きく離れた位置に配置すれば、そのクリーニング装置31は吸気開口42からも大きく離れるので、そのクリーニング装置31から舞い上がったトナーがファン39に引かれてガイドリブ43に付着する不具合を低減できる。そこで、そのクリーニング装置31を、例えば一次転写部16よりも中間転写体表面の移動方向下流側の部位に設け、当該クリーニング装置31と吸気開口42とを大きく離したとする。ところが、このようにすると、トナー像を記録媒体Pに転写したあとの中間転写体15の表面を、そのクリーニング装置31によって清掃するために、中間転写体15を空回わりさせなければならず、画像形成効率、すなわち画像形成スピードが低下する。
【0058】
これに対し、クリーニング装置31を図1に示した位置に配置し、そのクリーニング部材29を、中間転写体表面の移動方向に関し、一次転写部16よりも上流側であって、二次転写部36よりも下流側に配置すれば、中間転写体15の表面を、そのクリーニング部材29で清掃した直後から、当該中間転写体表面に感光体2上のトナー像を一次転写でき、画像形成スピードを高め、画像形成効率を向上させることができる。
【0059】
また、中間転写体表面の移動方向に対して一次転写部16とクリーニング装置31を設ける位置関係を図1に示した状態に保ったまま、これらを図1に示した状態よりも中間転写体表面の移動方向下流側に移すことによっても、クリーニング装置31と吸気開口42とを大きく離すことができるが、このようにすると感光体2や中間転写体15などから構成される作像ユニットのサイズが大型化し、画像形成装置全体が大型化する欠点を免れない。
【0060】
上述の如き理由によって、図1に示したように、二次転写部36と一次転写部16を互いに近づけ、その間にクリーニング装置31を配置することによって、作像ユニット、ひいては画像形成装置全体のコンパクト化を図り、画像形成スピードの高速化を達成できるのであるが、クリーニング装置31をこのような位置に配置すると、先に説明したように、クリーニング装置31から舞い上がったトナーがガイドリブ43に付着しやすくなる。ところが、ガイドリブ43に関連する前述の各構成を採用することによって、ガイドリブ43にトナーが付着しても、そのトナーが記録媒体Pに付着することを効果的に抑えることができるのである。
【0061】
このように、ガイドリブ43に関する前述の各構成は、クリーニング装置31を図1に示した如き位置に設けた場合に特に有利に採用することができる。すなわち、先に例示したガイドリブ43に関連する本発明に係る構成は、像担持体が、潜像担持体の一例である感光体2の表面に形成されたトナー像を転写される中間転写体15より成り、潜像担持体から中間転写体15へトナー像を転写する転写部を一次転写部16、中間転写体15から記録媒体Pへトナー像を転写する転写部を二次転写部36としたとき、記録媒体表面にトナー像を転写したあとの中間転写体表面を清掃するクリーニング部材29が、中間転写体表面の移動方向に関し、一次転写部16よりも上流側であって、二次転写部36よりも下流側に位置し、かつ中間転写体15の表面に対して当接、又は離間するように支持されている画像形成装置に適用した場合、特に有効である。
【0062】
しかも、上記構成に加えて、二次転写部36と定着装置25との間を搬送される記録媒体Pが、トナー像を転写された表面を下側に向けて搬送され、かつその搬送される記録媒体Pの下方にクリーニング部材29が位置するように、二次転写部36と定着装置25とクリーニング部材29の位置が設定されている画像形成装置に対しては、特に本発明を有利に適用することができる。この形式の画像形成装置においては、二次転写部36から定着装置25へ搬送される記録媒体Pが下方に垂れ下がらないようにすることは必須の要件であるため、ファン39を設けることが特に有利であり、しかも吸気開口42の下方にクリーニング部材29が位置して、吸気開口42にトナーが吸い込まれやすいので、ガイドリブ43に関連する前述の各構成を特に有利に採用することができるのである。
【0063】
上述のように、像担持体が中間転写体より成る画像形成装置に本発明を有利に適用できるが、本発明は、かかる画像形成装置以外の各種形態の画像形成装置にも広く適用できる。例えば、感光体より成る像担持体の表面にトナー像を形成し、そのトナー像を直接、上側を向いた記録媒体の表面に転写し、その状態で記録媒体を定着装置に搬送し、該トナー像を転写する単色画像形成用の画像形成装置などにも本発明を適用することができる。
【0064】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、吸気開口に設けたガイドリブによって、搬送される記録媒体の先端部がその吸気開口に入り込んで記録媒体が搬送トラブルを起こす不具合を効果的に抑制できると共に、ガイドリブにトナーが付着しても、そのトナーが記録媒体に付着する不具合を抑えることができる。
【0065】
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体の搬送トラブルの発生をより効果的に抑制できる。
【0066】
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体の搬送トラブルの発生をさらに効果的に抑えることができる。
【0067】
請求項4に記載の発明によれば、搬送される記録媒体が接触しやすいガイドリブの記録媒体搬送方向下流側の部分にトナーが付着し難くなるため、記録媒体がトナーで汚される不具合をより一層効果的に抑えることができる。
【0068】
請求項5及び6に記載の発明によれば、クリーニング部材が像担持体表面に接離するため、トナーが舞い上がりやすくはなるが、そのトナーがガイドリブに付着することを効果的に抑えることができる。
【0069】
請求項7及び8に記載の発明によれば、画像形成スピードを高め、しかも画像形成装置を小型化でき、その上、ガイドリブに付着したトナーを記録媒体に付着させ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例の画像形成装置の概略断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】ファンが組み付けられたガイド部材の斜視図である。
【図4】ファン駆動のオン、オフと、中間転写体に対するクリーニング部材の接離のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
15 中間転写体
16 一次転写部
25 定着装置
29 クリーニング部材
36 転写部,二次転写部
37 ガイド部材
38 ガイド面
39 ファン
42 吸気開口
43 ガイドリブ
43A 記録媒体搬送方向上流側の部分
43B 記録媒体搬送方向下流側の部分
43D 最下流端部
P 記録媒体
Claims (8)
- 像担持体の表面に形成されたトナー像を転写部において記録媒体表面に転写し、該転写部を通過した記録媒体の裏面側を、ガイド部材のガイド面によって案内しながら該記録媒体を定着装置へ搬送し、該定着装置によって、記録媒体表面に転写されたトナー像を定着する画像形成装置であって、前記転写部と定着装置の間を搬送される記録媒体の裏面側を、前記ガイド部材に形成された吸気開口を通して吸引するファンを設けた画像形成装置において、
前記吸気開口に記録媒体の先端部が入り込むことを防止するためのガイドリブを該吸気開口に設け、該ガイドリブの少なくとも記録媒体搬送方向上流側の部分を、前記ガイド部材のガイド面よりも、前記ファンの側に退避させて配置したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ガイドリブが、その記録媒体搬送方向上流側の部分から、記録媒体搬送方向下流側の部分へ向けて、漸次前記ガイド面の側に近づく向きに傾斜している請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ガイドリブの記録媒体搬送方向最下流端部を、前記ガイド面と面一状態にするか、又は該ガイド面よりも前記ファンから離れる向きに突出させた請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記ガイドリブの記録媒体搬送方向下流側の部分を流れる空気の流速が、該ガイドリブの記録媒体搬送方向上流側の部分を流れる空気の流速よりも遅くなるように、前記ファンを位置決めした請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 記録媒体表面にトナー像を転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニング部材を具備し、該クリーニング部材は、像担持体の表面に対して当接又は離間するように支持されていて、前記ファンが作動を開始する前に、前記クリーニング部材が像担持体の表面に当接するように、該像担持体表面に対するクリーニング部材の接離動作を制御する制御手段を設けた請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 記録媒体表面にトナー像を転写したあとの像担持体表面を清掃するクリーニング部材を具備し、該クリーニング部材は、像担持体の表面に対して当接又は離間するように支持されていて、前記ファンの駆動を停止した後に、前記クリーニング部材が像担持体の表面から離間するように、該像担持体表面に対するクリーニング部材の接離動作を制御する制御手段を設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、潜像担持体表面に形成されたトナー像を転写される中間転写体より成り、前記潜像担持体から中間転写体へトナー像を転写する転写部を一次転写部、中間転写体から記録媒体へトナー像を転写する転写部を二次転写部としたとき、記録媒体表面にトナー像を転写したあとの中間転写体表面を清掃するクリーニング部材が、該中間転写体表面の移動方向に関し、前記一次転写部よりも上流側であって、前記二次転写部よりも下流側に位置し、かつ中間転写体の表面に対して当接、又は離間するように支持されている請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記二次転写部と定着装置との間を搬送される記録媒体が、トナー像を転写された表面を下側に向けて搬送され、かつその搬送される記録媒体の下方に前記クリーニング部材が位置するように、前記二次転写部と定着装置とクリーニング部材の位置が設定されている請求項7に記載の画像形成装置。
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