JP4138353B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真技術を用いてカラー画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等のカラー画像形成装置に関する。特に、現像部における飛散トナー対策技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いたカラー画像形成装置として、外周面に感光層を有する感光体(像担持体)と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤である複数色のトナーを順次付与して可視像(トナー像)とする現像装置とを備えたカラー画像形成装置が知られている。
また、現像装置としては、回転体本体と、この回転体本体に対して着脱可能に装着される複数の現像カートリッジとを有し、前記回転体本体の間欠回転により、現像カートリッジの現像部材(例えば現像ローラ)で選択的に像担持体上の潜像に各色トナーを付与して現像するロータリ現像装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
現像装置による像担持体上の像の現像がなされている際には、その現像部においてしばしばトナーが霧状に飛散する。この霧状のトナーは像担持体の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流によって飛散される。
また、上記のようなロータリ現像装置の場合、回転体本体の間欠回転により、複数の現像カートリッジ(現像色)を切り換えて現像するから、その切り換え動作時にトナーが飛散しやすく、このトナーもやはり、像担持体の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流によって像担持体の回転方向下流側へ向かいやすい。また、現像装置における回転体本体の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流によって回転体本体の回転方向下流側へも向かいやすい。
従来の画像形成装置では、以上のような飛散トナーが現像カートリッジのケース表面に付着するという問題があった。
現像カートリッジは消耗品であり、ユーザーによって交換作業がなされるから、その交換作業時にユーザーの手がトナーで汚れてしまう等の問題があった。
【0004】
この発明の目的は、以上のような問題を解決し、現像カートリッジのケースにトナーが付着しにくいカラー画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載のカラー画像形成装置は、回転体本体と、この回転体本体に対して着脱可能に装着される複数の現像カートリッジとを有し、前記回転体本体の間欠回転により、現像カートリッジの現像部材で選択的に像担持体上の潜像にトナーを付与して現像するロータリ現像装置を備えた画像形成装置であって、
前記現像部材による像担持体に対する現像位置に対し像担持体の回転方向下流側に配置された第1トナー吸引口と、この第1トナー吸引口よりも前記回転体本体の回転方向下流側において現像カートリッジの近くに配置された第2トナー吸引口とを有するトナー吸引ダクトを備え,
該トナー吸引ダクトは単一のダクトで構成されているとともに,前記第2トナー吸引口は,トナー吸引ダクト内を流れるトナーおよび気流に関して前記第1トナー吸引口よりも下流側に配置され
かつ,前記トナー吸引ダクトは前記現像位置近傍から前記回転体本体の回転方向下流側およびトナー吸引ダクト内を流れるトナーおよび気流の方向に向かい前記ロータリ現像装置を半周に亘って覆う湾曲状に設けられていて前記第2トナー吸引口が前記現像カートリッジの近くにおいて,トナー吸引ダクト内を流れるトナーおよび気流の方向に関して複数配置されていることを特徴とする。
請求項2記載のカラー画像形成装置は、請求項1記載のカラー画像形成装置において、前記第1トナー吸引口の開口面積が、前記第2トナー吸引口の開口面積よりも大きいことを特徴とする。
請求項記載のカラー画像形成装置は、請求項1または2記載のカラー画像形成装置において、前記現像部材による像担持体に対する現像位置に対し像担持体の回転方向上流側には,像担持体の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ放電帯電器が配置され,このコロナ放電帯電器のシールド板における前記現像位置側に設けられた開口から前記現像位置側に向けて空気が吹き出され,かつ前記現像部材は像担持体に接触することなく現像動作を行う非接触型の現像部材で構成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用効果】
請求項1記載のカラー画像形成装置は、回転体本体と、この回転体本体に対して着脱可能に装着される複数の現像カートリッジとを有し、前記回転体本体の間欠回転により、現像カートリッジの現像部材で選択的に像担持体上の潜像にトナーを付与して現像するロータリ現像装置を備えた画像形成装置であって、
前記現像部材による像担持体に対する現像位置に対し像担持体の回転方向下流側に配置された第1トナー吸引口と、この第1トナー吸引口よりも像担持体の回転方向下流側において現像カートリッジの近くに配置された第2トナー吸引口とを有するトナー吸引ダクトを備えているので、この請求項1記載のカラー画像形成装置によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、現像装置による像担持体上の像の現像がなされている際に、その現像部においてトナーが霧状に飛散したとても、このトナーは、現像位置に対し像担持体の回転方向下流側(トナーが流れる側)に配置された、トナー吸引ダクトの第1トナー吸引口によって吸引されることとなる。
しかも、仮に、この第1トナー吸引口で完全には吸引されずに多少のトナーがさらに前記下流側に流れたとしても、そのトナーは、第1トナー吸引口よりも像担持体の回転方向下流側において現像カートリッジの近くに配置された第2トナー吸引口によって吸引されることとなる。
また、同様に、ロータリ現像装置による現像色切り換え動作時にトナーが飛散したとしても、このトナーは上述したように第1吸引口と第2吸引口とによって吸引されることとなる。
したがって、このカラー画像形成装置によれば、飛散トナーが現像カートリッジのケース表面に付着しにくくなり、カートリッジ交換作業時にユーザーの手がトナーで汚れてしまうということも生じにくくなる。
しかも、飛散トナーが上記第1,第2吸引口で吸引される結果として、画像形成装置内のトナー汚染も著しく低減される。
請求項2記載のカラー画像形成装置によれば、請求項1記載のカラー画像形成装置において、前記第2トナー吸引口が、前記回転体本体の回転方向下流側に配置されているので、さらに次のような作用効果が得られる。
すなわち、前述したように、現像カートリッジの切り換え動作時に飛散したトナーは、現像装置における回転体本体の回転によって生じる気流で回転方向下流側へ向かいやすいが、この請求項2記載のカラー画像形成装置によれば、第2トナー吸引口が、回転体本体の回転方向下流側に配置されているので、上記飛散トナーが効率よく吸引されることとなる。
請求項3記載のカラー画像形成装置によれば、請求項1または2記載のカラー画像形成装置において、前記第1トナー吸引口の開口面積が、前記第2トナー吸引口の開口面積よりも大きく構成されているので、さらに次のような作用効果が得られる。
すなわち、仮に、第1トナー吸引口の開口面積が、第2トナー吸引口の開口面積よりも小さく構成されているとすると、飛散トナーが第2トナー吸引口によってより多く吸われることとなり、第2吸引口は、上記現像位置に対し像担持体の回転方向下流側に配置された第1トナー吸引口よりもさらに像担持体の回転方向下流側において現像カートリッジの近くに配置されているから、飛散トナーが第2吸引口に至る過程で現像カートリッジのケースに付着してしまうおそれが多くなる。
これに対し、この請求項3記載のカラー画像形成装置によれば、第1トナー吸引口の開口面積が、第2トナー吸引口の開口面積よりも大きく構成されているので、飛散トナーの多くが第1トナー吸引口によって吸われることとなり、第2吸引口へは少量の飛散トナーしか向かわなくなり、このトナーは上述したように第2吸引口によって吸引されることとなる。
したがって、現像カートリッジのケース表面に、トナーが付着してしまうおそれが確実に少なくなる。
請求項4記載のカラー画像形成装置によれば、1,2,または3記載のカラー画像形成装置において、前記第2吸引口が複数設けられているので、第2吸引口へ向かうトナーが当該複数の第2吸引口によって段階的に吸引されることとなる。
したがって、現像カートリッジのケース表面に、トナーが付着してしまうおそれがより確実に少なくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るカラー画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図、図2はその要部の拡大図である。
図1に示すように、この画像形成装置は、用紙の両面にフルカラー画像を形成することのできる装置であり、ケース10と、このケース10内に収容された、像担持体ユニット20と、露光手段としての露光ユニット30と、現像装置40と、中間転写体ユニット50と、定着ユニット60とを備えている。
【0008】
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており、このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
【0009】
像担持体ユニット20は、外周面に感光層を有する感光体(像担持体)21と、この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ放電帯電器22とを有しており、この帯電手段22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光で選択的に露光して静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし、このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写体(中間転写ベルト)51に一次転写部T1で一次転写し、さらに、二次転写部T2で、転写対象である用紙に二次転写させるようになっている。
【0010】
ケース10内には、上記二次転写部T2により片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路16と、この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
ケース10の下部には、複数枚の用紙を積層保持する給紙トレイ18と、その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19とが設けられている。
【0011】
現像装置40はロータリ現像装置であり、回転体本体41に対して、複数の現像カートリッジが着脱可能に装着されている。この実施の形態では、イエロー用の現像カートリッジ42Yと、マゼンタ用の現像カートリッジ42Mと、シアン用の現像カートリッジ42Cと、ブラック用の現像カートリッジ42Kとが設けられていて、回転体本体41が矢印方向に90°ピッチで回転することによって、現像カートリッジ42の現像ローラ43を選択的に感光体21に当接(または近接対向)させ、感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
【0012】
中間転写体ユニット50は、図示しないユニットフレームと、このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54,従動ローラ55,一次転写ローラ56、一次転写部T1でのベルト51の状態を安定させるためのガイドローラ57,およびテンションローラ58と、これらローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており、ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と一次転写ローラ56との間において前記一次転写部T1が形成されており、駆動ローラ54と本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは、前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり、接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって、カラー画像を形成する際には、二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成され、その後、二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し、その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって用紙上に画像が転写されることとなる。
【0013】
例えば以上のような画像形成装置にあっては、現像装置40による像担持体21上の像の現像がなされている際に、図2に示すように、その現像部(現像位置)Dにおいてしばしばトナーが霧状に飛散し、この霧状のトナーは像担持体21の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)によって飛散される。
また、上記のようなロータリ現像装置40の場合、回転体本体41の間欠回転により、複数の現像カートリッジ42(Y、M、C、K)を切り換えて現像するから、その切り換え動作時にトナーが飛散しやすく、このトナーもやはり、像担持体21の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)によって像担持体21の回転方向下流側へ向かいやすい。また、現像装置40における回転体本体41(したがって現像カートリッジ42(Y、M、C、K)の回転によって生じる回転方向下流側へ向かう気流(矢印a1参照)によって回転体本体41の回転方向下流側へも向かいやすい。
このため、何らの方策も講じないとしたならば(後述する第1,第2トナー吸引口が設けられていないとしたならば)、以上のような飛散トナーが現像カートリッジ42のケース表面42aに付着してしまう。現像カートリッジ42は消耗品であり、ユーザーによって交換作業がなされるから、その交換作業時にユーザーの手が汚れてしまうこととなる。
【0014】
そこで、この実施の形態では、図2に示すように、現像部材である現像ローラ43による像担持体21に対する現像位置Dに対し像担持体21の回転方向下流側に配置された第1トナー吸引口81と、この第1トナー吸引口81よりも像担持体21の回転方向下流側において現像カートリッジ42の近くに配置された第2トナー吸引口82とを有するトナー吸引ダクト80を設けてある。
【0015】
トナー吸引ダクト80はロータリ現像装置40を約半周に亘って覆う湾曲状(略半円筒状)に設けられている。
【0016】
この実施の形態における像担持体の回転方向は時計方向、現像装置40における回転体本体41の回転方向は反時計方向であるから、現像部Dにおける両者の表面の移動方向は同一方向(図において上方)となっている。したがって、第2トナー吸引口82は、回転体本体41の回転方向下流側に配置されている。
【0017】
図3は、主としてトナー吸引ダクト80を示す平断面図である。
図2および図3から明らかなように、第1トナー吸引口81の開口面積は、第2トナー吸引口82の開口面積よりも大きく構成されている。
【0018】
トナー吸引ダクト80の終端部にはファン83が設けられており、このファン83の作動で上記第1、第2吸引口81,82から飛散トナーが吸引される。
すなわち、図4に示すように、現像ローラ43による像担持体21上の像の現像がなされている際に、その現像部Dにおいてトナーが霧状に飛散したとても、このトナーは、現像位置Dに対し像担持体21の回転方向下流側(トナーが流れる側)に配置された、トナー吸引ダクト80の第1トナー吸引口81によって矢印a2で示すように吸引されることとなる。
また、仮に、この第1トナー吸引口81で完全には吸引されずに多少のトナーがさらに矢印a3で示すように前記下流側に流れたとしても、そのトナーは、第1トナー吸引口81よりも像担持体21の回転方向下流側において現像カートリッジ42の近くに配置された第2トナー吸引口82によって矢印a4で示すように吸引されることとなる。
また、同様に、ロータリ現像装置40による現像色切り換え動作時にトナーが飛散したとしても、このトナーは上述したように第1吸引口81と第2吸引口82とによって吸引されることとなる。
【0019】
前述したように、現像カートリッジ40の切り換え動作時に飛散したトナーは、現像装置における回転体本体41(図2参照)の回転によって生じる気流で回転方向下流側(この実施の形態では現像部Dの上方)へ向かいやすいが、第2トナー吸引口82は、回転体本体41の回転方向下流側に配置されているので、上記飛散トナーが効率よく吸引されることとなる。
【0020】
また、第1トナー吸引口81の開口面積は、第2トナー吸引口82の開口面積よりも大きく構成されているので、飛散トナーの多くが矢印a2で示すように第1トナー吸引口81によって吸われ、第2吸引口82へは少量の飛散トナーしか向かわなくなり、このトナーは矢印a4で示すように第2吸引口82によって吸引されることとなる。
したがって、現像カートリッジ42のケース表面42aに、トナーが付着してしまうおそれが確実に少なくなる。
【0021】
さらに図3に仮想線82’、82’’で示すように、第2吸引口82は複数設けることもできる。このように構成すると、第2吸引口82’,82、82’’へ向かうトナーが当該複数の第2吸引口82’,82、82’’によって段階的に吸引されることとなる。
したがって、現像カートリッジ42のケース表面42’に、トナーが付着してしまうおそれがより確実に少なくなる。
【0022】
図2および図3に示すように、トナー吸引ダクト80の中間部には、画像形成装置前面(図1参照)から抜き差し可能(着脱可能)なフィルタユニットFが設けられており、上記第1、第2吸引口81,82から吸引されたトナーは、このフィルタユニットFで濾過され、きれいになった空気がファン83によって装置外部に排出される。
【0023】
またこの実施の形態では、上記空気の流れをより円滑にするために、送風手段が設けられている。
図5は送風手段を示す図で、装置本体から取り外した像担持体ユニット20および送風ユニット70を示す斜視図である。また図6は画像形成装置のケース10を外した状態の背面図である。
【0024】
図5に示すように、送風ユニット70は、送風ファン71と、送風ダクト72とを備えており、送風ダクト72の送風口72cが像担持体ユニット20のケース23に形成された連結口24に連結されている。連結口24は帯電手段であるコロナ放電帯電器22の長手方向において帯電器22に向かって開口している。図4にも示すように、帯電器22におけるシールド板25の上記現像部D側には多数の開口25aが設けられている。
したがって、送風ファン71が作動すると、送風ファン71からの空気が、ダクト72および上記連結口24を通って帯電器22に対してその長手方向から吹き付けられ、図4に示すように、シールド板25の開口25aから矢印a0、a0’で示すように上記現像部D側に向けて空気が吹き出されるようになっている。
【0025】
このような送風手段を設けることは、図4に示すように、現像部材43を、像担持体21に接触することなく現像動作を行う非接触型の現像部材とした場合、上記送風手段からの空気(矢印a0、a0’)が、像担持体21と現像部材43との間に形成される隙間(符号D参照)を通って像担持体21の回転方向下流側へと流れることとなるので特に有効である。したがって、この実施の形態では、現像部材43を非接触型の現像部材で構成してある。
なお、以上のような像担持体ユニット20および送風ユニット70は、装置本体に着脱可能に装着され、装着された状態では、図6に示すように、送風ファン71が図示のように配置される。
【0026】
以上のようなカラー画像形成装置によれば次のような作用効果が得られる。
(a)回転体本体41と、この回転体本体41に対して着脱可能に装着される複数の現像カートリッジ42とを有し、回転体本体41の間欠回転により、現像カートリッジ42(Y、M、C、K)の現像部材43で選択的に像担持体21上の潜像にトナーを付与して現像するロータリ現像装置を備え、
現像部材43による像担持体21に対する現像位置Dに対し像担持体21の回転方向下流側に配置された第1トナー吸引口81と、この第1トナー吸引口81よりも像担持体21の回転方向下流側において現像カートリッジ42の近くに配置された第2トナー吸引口82とを有するトナー吸引ダクト80を備えているので、次のような作用効果が得られる。
すなわち、現像装置40による像担持体21上の像の現像がなされている際に、その現像部Dにおいてトナーが霧状に飛散したとても、このトナーは、現像位置Dに対し像担持体21の回転方向下流側(トナーが流れる側)に配置された、トナー吸引ダクト80の第1トナー吸引口81によって吸引されることとなる。
しかも、仮に、この第1トナー吸引口81で完全には吸引されずに多少のトナーがさらに前記下流側に流れたとしても、そのトナーは、第1トナー吸引口81よりも像担持体21の回転方向下流側において現像カートリッジ42の近くに配置された第2トナー吸引口82によって吸引されることとなる。
また、同様に、ロータリ現像装置40による現像色切り換え動作時にトナーが飛散したとしても、このトナーは上述したように第1吸引口81と第2吸引口82とによって吸引されることとなる。
したがって、このカラー画像形成装置によれば、飛散トナーが現像カートリッジ42のケース表面42aに付着しにくくなり、カートリッジ交換作業時にユーザーの手がトナーで汚れてしまうということも生じにくくなる。
しかも、飛散トナーが上記第1,第2吸引口81,82で吸引される結果として、画像形成装置内のトナー汚染も著しく低減される。
(b)第2トナー吸引口82が、回転体本体41の回転方向下流側に配置されているので、さらに次のような作用効果が得られる。
すなわち、前述したように、現像カートリッジ42の切り換え動作時に飛散したトナーは、現像装置40における回転体本体41の回転によって生じる気流で回転方向下流側へ向かいやすいが、このカラー画像形成装置によれば、第2トナー吸引口82が、回転体本体41の回転方向下流側に配置されているので、上記飛散トナーが効率よく吸引されることとなる。
(c)第1トナー吸引口81の開口面積が、第2トナー吸引口82の開口面積よりも大きく構成されているので、さらに次のような作用効果が得られる。
すなわち、仮に、第1トナー吸引口81の開口面積が、第2トナー吸引口82の開口面積よりも小さく構成されているとすると、飛散トナーが第2トナー吸引口82によってより多く吸われることとなり、第2吸引口82は、上記現像位置Dに対し像担持体21の回転方向下流側に配置された第1トナー吸引口81よりもさらに像担持体21の回転方向下流側において現像カートリッジ42の近くに配置されているから、飛散トナーが第2吸引口82に至る過程で現像カートリッジ42のケースに付着してしまうおそれが多くなる。
これに対し、この実施の形態のカラー画像形成装置によれば、第1トナー吸引口81の開口面積が、第2トナー吸引口82の開口面積よりも大きく構成されているので、飛散トナーの多くが第1トナー吸引口81によって吸われることとなり、第2吸引口82へは少量の飛散トナーしか向かわなくなり、このトナーは上述したように第2吸引口82によって吸引されることとなる。
したがって、現像カートリッジ42のケース表面に、トナーが付着してしまうおそれが確実に少なくなる。
(d)例えば図3に示したように、第2吸引口を複数設けることにより、複数の第2吸引口82’、82,82’’へ向かうトナーが当該複数の第2吸引口82’、82,82’’によって段階的に吸引されることとなる。
したがって、現像カートリッジ42のケース表面に、トナーが付着してしまうおそれがより確実に少なくなる。
【0027】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0028】
【発明の効果】
請求項1〜4記載のいずれのカラー画像形成装置によっても、飛散トナーが現像カートリッジのケース表面に付着しにくくなり、カートリッジ交換作業時にユーザーの手がトナーで汚れてしまうということも生じにくくなる。
しかも、画像形成装置内のトナー汚染も著しく低減される。
さらに、
請求項2記載のカラー画像形成装置によれば、飛散トナーが効率よく吸引されることとなる。
請求項3記載のカラー画像形成装置によれば、現像カートリッジのケース表面に、トナーが付着してしまうおそれが確実に少なくなる。
請求項4記載のカラー画像形成装置によれば、現像カートリッジのケース表面に、トナーが付着してしまうおそれがより確実に少なくなる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラー画像形成装置の一実施の形態の内部構造を示す概略正面図。
【図2】図2は図1の要部の拡大図である。
【図3】主としてトナー吸引ダクト80を示す平断面図。
【図4】図2の部分拡大図。
【図5】送風手段を示す図で、装置本体から取り外した像担持体ユニット20および送風ユニット70を示す斜視図。
【図6】画像形成装置のケース10を外した状態の背面図。
【符号の説明】
21 感光体(像担持体)
40 ロータリ現像装置
D 現像位置
41 回転体本体
42 現像カートリッジ
43 現像ローラ(現像部材)
80 トナー吸引ダクト
81 第1トナー吸引口
82 第2トナー吸引口

Claims (3)

  1. 回転体本体と、この回転体本体に対して着脱可能に装着される複数の現像カートリッジとを有し、前記回転体本体の間欠回転により、現像カートリッジの現像部材で選択的に像担持体上の潜像にトナーを付与して現像するロータリ現像装置を備えた画像形成装置であって、
    前記現像部材による像担持体に対する現像位置に対し像担持体の回転方向下流側に配置された第1トナー吸引口と、この第1トナー吸引口よりも前記回転体本体の回転方向下流側において現像カートリッジの近くに配置された第2トナー吸引口とを有するトナー吸引ダクトを備え,
    該トナー吸引ダクトは単一のダクトで構成されているとともに,前記第2トナー吸引口は,トナー吸引ダクト内を流れるトナーおよび気流に関して前記第1トナー吸引口よりも下流側に配置され
    かつ,前記トナー吸引ダクトは前記現像位置近傍から前記回転体本体の回転方向下流側およびトナー吸引ダクト内を流れるトナーおよび気流の方向に向かい前記ロータリ現像装置を半周に亘って覆う湾曲状に設けられていて前記第2トナー吸引口が前記現像カートリッジの近くにおいて,トナー吸引ダクト内を流れるトナーおよび気流の方向に関して複数配置されていることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記第1トナー吸引口の開口面積が、前記第2トナー吸引口の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記現像部材による像担持体に対する現像位置に対し像担持体の回転方向上流側には,像担持体の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ放電帯電器が配置され,このコロナ放電帯電器のシールド板における前記現像位置側に設けられた開口から前記現像位置側に向けて空気が吹き出され,かつ前記現像部材は像担持体に接触することなく現像動作を行う非接触型の現像部材で構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
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