JP3571169B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば複写機・ファクシミリ・プリンタやそれらの複合機など、用紙等の記録媒体に画像を記録する画像形成装置に関する。その中でも、特に感光体等の像担持体の上側に記録媒体を搬送し、その記録媒体の下面に記録を行うタイプの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえばレーザプリンタの中に、図5に示すように、プリンタ本体1内に、そのほぼ中央に備える感光体2と転写装置3間から、定着装置4内の定着ローラ4aと加圧ローラ4b間へと至る用紙搬送路Eを形成し、その用紙搬送路Eの上側に、複数の吸気穴5aを有する搬送ガイド5を設け、その吸気穴5a位置の上側にファン6を設置したものがある。
【0003】
そして、記録時に、ファン6を回転して図中矢示方向に空気の流れを形成し、画像転写後の用紙Pを空気の流れにより搬送ガイド5に吸着しながら、用紙搬送路Eを通して定着ローラ4aと加圧ローラ4b間へと搬送し、その間でトナー画像を定着してから、排紙口7を通して排紙スタック部8に排出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、そのようにファン6を回転して空気の流れを形成すると、用紙搬送路Eの下側に備えるクリーニング装置9周辺に浮遊するトナーをも空気と一緒に吸気穴5aから吸い込み、そのトナーを空気の流れに従って排紙口7から外部へ放出し、その放出トナーでプリンタ本体1およびその周辺を汚してしまうという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1に記載の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すように、プリンタ本体10のような画像形成装置本体の正面側を通って上方へと、感光体11や中間転写装置16のような像担持体の上側まで、用紙P等の記録媒体を搬送し、その記録媒体の下面に画像転写し、画像転写後の記録媒体を上方からプロペラファン50のようなエア吸着装置で搬送ガイド41aに吸着しながら定着装置22へと搬送し、定着後、排紙スタック部24へと排出する画像形成装置において、前記エア吸着装置により形成される空気流路Aを横断して、トナーを付着して除去するエアフィルタ45を設け、そのエアフィルタ45を、画像形成装置本体の正面側に設ける開閉扉39で保持し、その開閉扉39を開いたとき前記エアフィルタ45を上下方向に着脱可能としてなる、ことを特徴とする。
【0006】
そして、画像記録時、エア吸着装置を作動して空気流路Aを形成し、画像転写後の記録媒体を、空気の流れにより搬送ガイド41aに吸着しながら定着装置22へと搬送する。そのとき、空気の流れとともに空気流路A中に吸い込まれたトナーをエアフィルタ45で除去する。
【0008】
また、たとえばエアフィルタ45を清掃したり交換したりするとき、開閉扉39を開いてエアフィルタ45を取り出す。
【0009】
請求項2に記載の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すように、請求項1に記載の画像形成装置において、前記像担持体に対して接離自在に、多色現像装置14・黒色現像装置15・ベルトクリーニング装置20のようなトナー収納装置を備えてなる、ことを特徴とする。
【0010】
そして、記録時、そのトナー収納装置を作動して像担持体に対し接離する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すように、請求項1または2に記載の画像形成装置において、排気口55のような前記空気流路Aの出口を、画像形成装置本体の背面側に向けて設けるとともにその画像形成装置本体の外装ケース12の背面12aより正面側に間隔を保持して位置させてなる、ことを特徴とする。
【0012】
そして、画像形成装置本体を設置したとき、空気流路Aの出口を後方の壁面等から離し、記録時、その出口から画像形成装置本体の背面側に向けて排気する。
【0013】
請求項4に記載の発明は、たとえば以下の図示実施の形態に示すように、請求項3に記載の画像形成装置において、前記外装ケース12の背面12aより後方に突出させて給紙カセット27を設けてなる、ことを特徴とする。
【0014】
そして、画像形成装置本体を設置したとき、空気流路Aの出口を、外装ケース12の背面12aより給紙カセット27の突出分さらに壁面等から離し、記録時、その出口から画像形成装置本体の背面側に向けて排気する。
【0015】
請求項5に記載の発明は、たとえば以下の実施の形態に示すように、請求項3に記載の画像形成装置において、前記外装ケース12の背面12aより後方に突出させて前記排紙スタック部24を設けてなる、ことを特徴とする。
【0016】
そして、画像形成装置本体を設置したとき、空気流路Aの出口を、外装ケース12の背面12aより排紙スタック部24の突出分さらに壁面等から離し、記録時、その出口から画像形成装置本体の背面側に向けて排気する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明によるカラーレーザプリンタを示す概略構成図である。
【0018】
図中符号10は、プリンタ本体(この発明でいう「画像形成装置本体」)である。プリンタ本体10には、その外装ケース12内の中央やや正面寄り(図中右寄り)に、感光体11を備える。感光体11は、駆動ローラ11aと第1従動ローラ11bと細径な第2従動ローラ11c間に、エンドレスの感光体ベルト11dを掛け渡してなる。そして、感光体11の周りには、その下に設ける帯電装置13から感光体ベルト11dの搬送方向(図中矢印a方向)に順に、多色現像装置14、黒色現像装置15、中間転写装置16、感光体クリーニング装置17、除電装置18を備える。また、多色現像装置14の下側にレーザ書込み装置19を備える。
【0019】
多色現像装置14は、円筒ケース14a内の中心軸14bの周りに、それぞれ青色・赤色・黄色のトナーを収納した3つの現像器を支持フレーム14cに取り付け、支持フレーム14cを回動自在に支持する。そして、中心軸14bを中心として支持フレーム14cを回動して各現像器の現像スリーブを、順次感光体ベルト11dに接離可能とする。黒色現像装置15は、常時その背後に設けるカム15aに向けてばね付勢する一方、そのカム15aを回転して感光体ベルト11dに対し現像スリーブ15bを接離自在に設ける。
【0020】
中間転写装置16は、駆動ローラ16aと従動ローラ16b間にエンドレスの転写ベルト16cを掛け渡し、その一部を感光体ベルト11dに接触し、その接触位置の内側に、ベルト転写チャージヤ16dを設けてなる。そして、駆動ローラ16aの右横に転写ローラ21を備え、左横にベルトクリーニング装置20を備える。ベルトクリーニング装置20は、多色現像装置14と黒色現像装置15と同様にこの発明でいうトナー収納装置の1つで、図示しない接離機構で移動可能に設け、ブレード20aを転写ベルト16cに対し接離自在としてなる。
【0021】
また、プリンタ本体10には、黒色現像装置15の上側に定着装置22を備え、その定着装置22の左側に排紙ローラ対23を備え、さらにその左側に排紙スタック部24を設けてなる。定着装置22は、ヒータを内蔵した定着ローラ22aと、その定着ローラ22aに押し当てる加圧ローラ22bと、定着ローラ22aの周面にオイルを塗布するオイル供給部22cとを備える。
【0022】
さらに、多色現像装置14の左側には電装・制御装置25を備え、その上側に換気用のファン26を備える。そして、プリンタ本体10の底部には、記録媒体である用紙Pを収納した給紙カセット27を、正面側から把手27aを持って出し入れ自在に取り付けてなる。
【0023】
そうして、図示プリンタでは、画像記録時に、感光体ベルト11dを図1中a方向に搬送し、転写ベルト16cをb方向に搬送するとともに、給紙カセット27内の用紙Pを給紙ローラ29を回転して繰り出す。さらに、その用紙Pを搬送ローラ対30で給紙路31を通して搬送し、レジストローラ対32に突き当てて止める。
【0024】
一方、カラー記録の場合、感光体ベルト11dの搬送にともない、まずその表面を帯電装置13で一様に帯電する。次いで、第1色の書込み情報に基づきレーザ書込み装置19でレーザ光Lを照射して感光体ベルト11d上に第1色の静電潜像を形成する。
【0025】
また、感光体ベルト11dと対向する位置に移動した第1色の現像器で第1色のトナーを付着して静電潜像を現像し、その可視像をベルト転写チャージャ16dで転写ベルト16c上にいったん転写する。その画像転写後、感光体ベルト11d上に残った第1色のトナーを、感光体クリーニング装置17のブレード17aでクリーニングして回収する。
【0026】
その後、第2色および第3色の画像を形成するときは、各々の書込み情報に基づき、同様に、レーザ書込みを行って各々の静電潜像を形成し、第2および第3色の現像器を各々現像位置に移動して静電潜像を現像し、それら可視像を各々転写ベルト16c上に転写し、画像転写後に感光体ベルト11d上をクリーニングする。
【0027】
また、黒色トナーを用いて画像を形成するときは、同様に、その書込み情報に基づきレーザ書込みを行って静電潜像を形成し、黒色現像装置15の現像スリーブ15bを感光体ベルト11dに接触して静電潜像を現像し、その可視像を転写ベルト16c上に転写し、画像転写後に感光体ベルト11d上をクリーニングする。なお、感光体ベルト11dのクリーニング後は、その表面を除電装置18で除電する。
【0028】
上述のようにして転写ベルト16c上に単色または複数色の転写画像を形成した後に、ベルトクリーニング装置20を移動してブレード20aを転写ベルト16cに接触する一方、レジストローラ対32でタイミングをとって用紙Pを転写ローラ21と転写ベルト16cとの間へ搬送する。そして、転写ベルト16c上の転写画像を転写ローラ21で用紙Pの下面に転写する。その画像転写後、用紙Pは、その記録面を下にして搬送路33を通して定着ローラ22aと加圧ローラ22b間へ搬送する。そして、そのローラ間で熱と圧力を加えて画像を定着し、その定着後、排紙ローラ対23で排紙口28から排紙スタック部24へ排出しその上に順次スタックする。
【0029】
一方、転写ベルト16c上への画像転写後は、ベルトクリーニング装置20のブレード20aで転写ベルト16c上に残ったトナーをクリーニングして回収する。
【0030】
ところで、図示プリンタでは、ともに像担持体である感光体11および中間転写装置16を、帯電装置13・感光体クリーニング装置17・ベルトクリーニング装置20とともに、一体にまとめてフレーム35aで支持し、その全体をプロセスカートリッジ35として着脱可能に組み込んでなる。
【0031】
また、プリンタ本体10は、その正面側に開閉扉39を支軸39aを中心として開閉自在に設ける。開閉扉39は、その内側に、転写ローラ21・搬送ローラ対30の一方・レジストローラ32対の一方などを取り付けて保持し、外側に、オペレーションパネル37や手差し給紙装置38などを設けてなる。さらに、上部側に、搬送ガイドユニット40を取り付けて保持してなる。
【0032】
そして、たとえば給紙路31で用紙Pがジャムしたとき、開閉扉39をあけ、給紙路31を開放してジャム処理を行う。また、プロセスカートリッジ35を交換するときは、図2に示すように、同様に開閉扉39をあけてから、プロセスカートリッジ35を上方に取り出して新しいものと取り替える。さらに、奥側の多色現像装置14や黒色現像装置15を交換するときは、開閉扉39をあけてプロセスカートリッジ35をいったん取り出してから、それら現像装置14・15を取り出す。
【0033】
さて、図示プリンタにおいて、搬送ガイドユニット40は、開閉扉39の幅方向に横長であり、図3に示すような箱形形状の樹脂製ユニットケース41を備える。ユニットケース41は、その上面dに横長な排気開口42をあけ、一側の長手側面eに、その長手方向に間隔をあけてリブ状の搬送ガイド41aを並べて設ける。また、長手側面eには、その長手方向中央の搬送ガイド41a間に複数の吸気穴43を形成する。さらに、それら吸気穴43の内側に、上面dに出し入れ口44をあけたフィルタ収納室41bを形成してなる。
【0034】
そして、フィルタ収納室41b内にエアフィルタ45を出し入れ自在に収納し、フィルタ収納室41bの背後に設けるファン取付枠部41dに、図4に示すようにプロペラファン(この発明でいう「エア吸着装置」)50を取り付けてなる。エアフィルタ45は、図3に示すように、たとえばメッシュ状の適宜繊維材45aの周囲を枠45bで保持してなる。なお、ユニットケース41には、出し入れ口44を間に挟んで両側に、エアフィルタ45の枠45bを掴むための指入れ凹部41eを形成してなる。
【0035】
そうして、図示プリンタでは、この搬送ガイドユニット40を、図1に示すように、転写ローラ21と駆動ローラ16a間から定着ローラ22aと加圧ローラ22b間へ至る用紙搬送路33の上側で、搬送ガイド41aを用紙搬送方向Bに向けて開閉扉39に取り付けてなる。
【0036】
また、図示プリンタには、定着装置22および排紙ローラ対23の上側に上外装カバー46を備えるが、その上外装カバー46の排紙スタック部24側を下向きに折り曲げ、その曲げ板部46aに排気口55を設ける。そして、その排気口55をプリンタ本体10の背面側に向けてあけてなる。
【0037】
そうして、図示プリンタでは、記録時に、不図示のファンモータを駆動してプロペラファン50を回転し、プリンタ本体10内に、図1中矢印Aで示す空気流路を形成する。そして、画像転写後の用紙Pを、空気の流れにより搬送ガイド41aに吸着しながら、用紙搬送路33を通して定着ローラ22aと加圧ローラ22b間へと搬送する。
【0038】
このとき、用紙搬送路33の周辺に浮遊するトナーも、空気と一緒にその流れに従って吸気穴43から搬送ガイドユニット40内に吸い込む。そして、このトナーをエアフィルタ45に付着して除去する。
【0039】
特に、図示実施の形態では、現像時に多色現像装置14および黒色現像装置15の現像スリーブを感光体ベルト11dに対し接離するとき、或いは、転写ベルト16cのクリーニング時にベルトクリーニング装置20のブレード20aを転写ベルト16cに対し接離するとき、振動でトナーが飛散して比較的多くの浮遊トナーを発生するから、そのようなタイプのものにエアフィルタ45がより有効となる。
【0040】
また、図示実施の形態では、排気口(この発明でいう「空気流路の出口」)55をプリンタ本体10の背面側に向けて設け、その排気口55から出る排気を正面側に立つ操作者に向けないようにするから、その排気により操作者に不快感を与えることを防止することができる。
【0041】
さて、図示プリンタにおいて、エアフィルタ45が目詰まりを起したときは、図2に示すように、開閉扉39を開けて出し入れ口44を上向きとし、指入れ凹部41eに入れて指で枠45bを掴んでエアフィルタ45をフィルタ収納室41bから取り出す。そして、エアフィルタ45を清掃し、或いは新しいものと交換する。なお、開閉扉39を開いたときは、不図示の安全スイッチが作動して上記ファンモータの駆動を停止する。
【0042】
ところで、図示プリンタでは、図1に示したように、排気口55を、外装ケース12の背面12aより正面側に、間隔を保持した位置に設ける。その間隔は、排気口55から排紙スタック部24の後端までの距離L1と、その後端から背面12aまでの距離L2の合計距離である。しかも、図示実施の形態では、外装ケース12の背面12aより距離L3だけ後方に突出させて給紙カセット27を、プリンタ本体10の底部に取り付ける。したがって、図示プリンタを、給紙カセット27の後端を壁面等に近接させて設置したとしても、排気口55から壁面等までの間には、L1+L2+L3の間隔が確保される。
【0043】
また、仮に、給紙カセット27に代え、背面12aから後端が突出しない小サイズ用紙用の給紙カセットを、プリンタ本体10の底部に取り付けた場合でも、排気口55から壁面等までの間には、少なくともL1+L2の間隔が確保される。
【0044】
よって、図示実施の形態では、そのように排気口55を壁面等から離すことにより、その壁面等が排気の障害となって搬送ガイド41aへの用紙Pの吸着力が低下することを防ぐことができる。
【0045】
ところで、図示実施の形態では、給紙カセット27を外装ケース12の背面12aより後方に突出させた場合を示した。しかし、この発明では、そのような給紙カセットに代えて、図示しないが、排紙スタック部を、そのような外装ケースの背面より後方に突出させて形成し、これにより、排気口を壁面等から同様に離して位置させることもできる。また、外装ケースの背面より後方に突出しない小型の給紙カセットを取り付けた場合でも、排気口を壁面等から同様に離すことができる。
【0046】
また、上述した図示実施の形態では、搬送ガイド41aのほぼ中央でプロペラファン50により用紙Pを吸着するから、その用紙Pが幅サイズの小さいものであっても、その用紙を確実に吸着して定着装置22へ搬送することができる。しかし、幅サイズの大きい用紙を用いて記録を行う場合には、その大きさに応じて、たとえばファンを複数備えたり、大型のものを備える構成とするとよい。その場合は、エアフィルタも大きなものを用いる。
【0047】
なお、そのようなファン等のエア吸着装置は、静音化・省エネ化・ファン等の長寿命化を図るべく、画像転写後の用紙Pを搬送ガイド41aに吸着するとき以外は、たとえば前記ファンモータの駆動を適宜停止したり、駆動速度を下げたりしてコントロールすることが望ましい。
【0048】
【発明の効果】
したがって、請求項1〜5に記載の発明によれば、エア吸着装置により画像転写後の記録媒体を搬送ガイドに吸着しながら定着装置へ搬送するとき、空気の流れと一緒に空気流路中に吸い込まれたトナーをエアフィルタで除去するから、排気中に含まれるトナーで画像形成装置およびその周辺を汚すことを防止することができる。
【0049】
また、エアフィルタを画像形成装置本体の開閉扉で保持し、その開閉扉を開けばエアフィルタを上下方向に着脱できるようにするから、そのエアフィルタの清掃や交換作業を容易に行うことができる。
【0050】
請求項2に記載の発明によれば、加えて、像担持体に対して接離自在にトナー収納装置を備え、そのトナー収納装置を像担持体に対して接離するときに、振動でトナーが飛散して比較的多くの浮遊トナーが発生することから、そのようなタイプの画像形成装置において浮遊トナーをエアフィルタで除去する場合により有効である。
【0051】
請求項3に記載の発明によれば、加えて、空気流路の出口を、画像形成装置本体の背面側に向けて設けるから、その空気流路の出口から出る排気で正面側の操作者に不快感を与えることを防止することができる。
【0052】
また、空気流路の出口を、画像形成装置本体の外装ケースの背面より正面側に間隔を保持して位置させるから、画像形成装置を設置したとき、空気流路の出口を後方の壁面等から離し、その壁面等がトナー等で汚れることを防ぐとともに、搬送ガイドへの記録媒体の吸着力の低下を防ぐことができる。
【0053】
請求項4および5に記載の発明によれば、加えて、その外装ケースの背面より後方に突出させて給紙カセットまたは排紙スタック部を設けるから、空気流路の出口を後方の壁面等からさらに離し、これにより、その壁面等がトナー等で汚れることを一層確実に防止するとともに、搬送ガイドへの記録媒体の吸着力の低下を一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態であるカラーレーザプリンタの概略構成図である。
【図2】そのカラーレーザプリンタを、開閉扉を開けてプロセスカートリッジを取り出す状態において示す概略構成図である。
【図3】その開閉扉に備える搬送ガイドユニットを、エアフィルタの取り出し状態において示す斜視図である。
【図4】図3中線X−Xに沿って断面にして矢示方向から見てその一部を示す矢視断面図である。
【図5】従来のレーザプリンタの概略構成図である。
【符号の説明】
10 プリンタ本体(画像形成装置本体)
11 感光体(像担持体)
12 外装ケース
12a 外装ケースの背面
14 多色現像装置(トナー収納装置)
15 黒色現像装置(トナー収納装置)
16 中間転写装置(像担持体)
20 ベルトクリーニング装置(トナー収納装置)
22 定着装置
24 排紙スタック部
27 給紙カセット
39 開閉扉
41a 搬送ガイド
45 エアフィルタ
50 プロペラファン(エア吸着装置)
55 排気口(空気流路の出口)
A 空気流路
P 用紙(記録媒体)
Claims (5)
- 画像形成装置本体の正面側を通って上方へと像担持体の上側まで記録媒体を搬送し、その記録媒体の下面に画像転写し、画像転写後の記録媒体を上方からエア吸着装置で搬送ガイドに吸着しながら定着装置へと搬送し、定着後、排紙スタック部へと排出する画像形成装置において、
前記エア吸着装置により形成される空気流路を横断して、トナーを付着して除去するエアフィルタを設け、
そのエアフィルタを、画像形成装置本体の正面側に設ける開閉扉で保持し、その開閉扉を開いたとき前記エアフィルタを上下方向に着脱可能としてなる、画像形成装置。 - 前記像担持体に対して接離自在にトナー収納装置を備えてなる、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記空気流路の出口を、画像形成装置本体の背面側に向けて設けるとともにその画像形成装置本体の外装ケースの背面より正面側に間隔を保持して位置させてなる、請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記外装ケースの背面より後方に突出させて給紙カセットを設けてなる、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記外装ケースの背面より後方に突出させて前記排紙スタック部を設けてなる、請求項3に記載の画像形成装置。
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