JP2008134518A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008134518A
JP2008134518A JP2006321509A JP2006321509A JP2008134518A JP 2008134518 A JP2008134518 A JP 2008134518A JP 2006321509 A JP2006321509 A JP 2006321509A JP 2006321509 A JP2006321509 A JP 2006321509A JP 2008134518 A JP2008134518 A JP 2008134518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
transfer member
outer shell
holder
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006321509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4910659B2 (ja
Inventor
Toru Hiramatsu
徹 平松
Morihisa Kawahara
盛久 川原
Takashi Gonda
隆 権田
Katsumi Shirai
克己 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006321509A priority Critical patent/JP4910659B2/ja
Publication of JP2008134518A publication Critical patent/JP2008134518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4910659B2 publication Critical patent/JP4910659B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract


【課題】転写ニップ部から排出されてくる記録媒体の像担持体からの分離性を、未定着トナー像の乱れを招くことなく向上させる。
【解決手段】像担持体2とこれに圧接される転写部材3とのニップ部Nより下流側領域で転写部材3を覆う転写部材ホルダ31と、ホルダ31を覆っているとともに記録媒体ガイド部33gを有している外殻部材33と、外殻部材33の背後に連設された吸気装置300とを含んでおり、外殻部材33はホルダ31との間の空間30を吸気装置300へ連通させる通気口Hを有しており、ガイド部33gはホルダ31の像担持体側端部との間に吸気口hを提供しており、吸気装置300により吸気口hから吸気してニップ部Nから排出されてくる記録媒体50にホルダ31側への引き寄せ力を作用させる画像形成装置A。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置の代表的なものとして、トナー像が形成される像担持体と、該像担持体に圧接されて該像担持体との間にニップ部を形成し、該ニップ部に記録媒体を通過させて該像担持体上のトナー像を該記録媒体に転写する転写部材とを含む画像形成装置がある。
この種の画像形成装置では、記録媒体詰まり、未定着トナー像の他部品との接触による画像擦れ等を抑制するために、前記ニップ部から排出される記録媒体が次の処理部(通常はトナー像を記録媒体に定着させる定着装置)へできるだけ円滑に向かうように該記録媒体を像担持体から分離させるための除電部材や像担持体に貼り付いた場合の記録媒体を像担持体から剥がすための分離爪を設けることが提案されてきた。
ところが除電部材や分離爪を設けるだけでは、記録媒体の像担持体からの分離性が十分でない事態が発生することがある。
そのため、像担持体と転写部材とのニップ部から排出されてくる記録媒体に像担持体側から空気を吹きつけて像担持体からの分離性を向上させることも提案されてきた。このような空気の吹きつけは、例えば特開2006−18074号公報、特開2003−195586号公報、特開昭59−40672号公報等多くの文献に記載されている。
特開2006−18074号公報 特開2003−195586号公報 特開昭59−40672号公報
しかしながら、像担持体と転写部材とのニップ部から排出されてくる記録媒体に像担持体側から空気を吹きつけて像担持体からの分離性を向上させようとする分離手法によると、記録媒体のトナー像が転写された面に向け空気を吹きつけることになるので、未定着トナー像が乱れ、画像不良が生じる恐れがある。
そこで本発明は、トナー像が形成される像担持体と、該像担持体に圧接されて該像担持体との間にニップ部を形成し、該ニップ部に記録媒体を通過させて該像担持体上のトナー像を該記録媒体に転写する転写部材とを含む画像形成装置であって、該ニップ部から排出されてくる記録媒体の像担持体からの分離性を、未定着トナー像の乱れを招くことなく向上させることができる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、
トナー像が形成される像担持体と、
該像担持体に圧接されて該像担持体との間にニップ部を形成し、該ニップ部に記録媒体を通過させて該像担持体上のトナー像を該記録媒体に転写する転写部材とを含む画像形成装置であり、
記録媒体搬送方向において前記ニップ部より下流側領域で前記転写部材を覆って該転写部材を保持する転写部材ホルダと、
該転写部材ホルダを前記転写部材とは反対側から間隔をおいて覆うとともに、記録媒体搬送方向において該転写部材ホルダより下流側に記録媒体ガイド部を有している外殻部材と、
前記転写部材とは反対側の該外殻部材の背後において該外殻部材に連設された吸気装置とを含んでおり、
前記外殻部材には該外殻部材と前記転写部材ホルダとの間の空間を前記吸気装置へ連通させる通気口が形成されており、
前記記録媒体ガイド部は前記転写部材ホルダの前記像担持体側の端部との間に吸気口を提供するように配置されており、
前記吸気装置により前記吸気口から前記外殻部材と前記転写部材ホルダとの間の空間及び前記通気口を介して吸気して前記ニップ部から排出されてくる記録媒体に前記転写部材ホルダ側への吸引力を作用させることができる画像形成装置を提供する。
本発明に係る画像形成装置はモノクロ画像形成装置でもカラー画像形成装置でもよい。 また、モノクロ画像形成装置であれ、カラー画像形成装置であれ、感光体等の静電潜像担持体から該像担持体上に形成されるトナー像を直接記録媒体に転写し、定着させる画像形成装置でも、感光体等の静電潜像担持体から中間転写ベルト等の中間転写体(像担持体の1種)上へトナー像を1次転写し、中間転写体から記録媒体へ1次転写トナー像を2次転写し、定着させる画像形成装置でもよい。
本発明に係る画像形成装置における前記の「トナー像が形成される像担持体」とは、そこから転写部材により記録媒体にトナー像が転写される像担持体である。例えば、感光体等の像担持体から直接記録媒体にトナー像を転写し、定着させる画像形成装置にあっては、該感光体等の像担持体であり、感光体等の静電潜像担持体から中間転写ベルト等の中間転写体上へトナー像を1次転写し、中間転写体から記録媒体へ1次転写トナー像を2次転写し、定着させる画像形成装置にあっては該中間転写体である。
本発明に係る画像形成装置における前記の「転写部材」としては、代表例として転写ローラを上げることができるが、複数のプーリに巻き掛けられた無端転写ベルト等でもよい。
いずれにしても、本発明に係る画像形成装置によると、像担持体と転写部材とのニップ部から排出されてくる記録媒体(記録紙等)を像担持体から分離させる記録媒体分離領域に転写部材ホルダの像担持体側端部と転写部材ホルダを覆っている外殻部材の記録媒体ガイド部との間に提供された吸気口が臨んでいる。
そして、外殻部材背後に連設された吸気装置の運転により、該吸気口から外殻部材と転写部材ホルダ間の空間及び外殻部材の通気口を介して吸気できる。それにより記録媒体のトナー像転写面とは反対側の面に、未定着の転写トナー像を乱すことなく吸引力を作用させて該記録媒体を像担持体から分離させ、記録媒体ガイド部の上流側に位置する転写部材ホルダ側へ引き寄せることができ、ひき続き円滑に該記録媒体ガイド部にて次の処理部(通常は定着装置)へ搬送することができる。
本発明に係る画像形成装置においては、前記吸気口からより強く吸気して記録媒体の像担持体からの分離性を一層向上させるために、前記外殻部材と前記転写部材ホルダ間の空間に、且つ、該空間における前記吸気装置による吸気流の方向において該外殻部材の通気口より下流側に、少なくとも前記像担持体に前記転写部材が圧接されている状態において該吸気流を該通気口へ向かわせるように該空間を埋める通気遮断部材を配置してもよい。
前記転写部材ホルダは前記転写部材を前記像担持体に対し圧接離隔できる可動ホルダとしてもよい。例えば、転写部材ホルダとして前記外殻部材上の支点を中心に揺動駆動されるホルダを挙げることができる。さらに言えば、該外殻部材に設けた軸を中心に揺動可能のアームに支持され、該アームがソレノイド等の駆動部により揺動駆動されることで転写部材を像担持体に圧接させたり、像担持体から離隔させたりできるものを例示できる。
転写部材ホルダが可動ホルダである場合、該ホルダの動きに伴って該ホルダと外殻部材間の前記空間サイズが変動することが考えられるので、前記通気遮断部材を採用するときには、該通気遮断部材を転写部材の像担持体に対する圧接離隔に伴う該空間サイズの変動にかかわらず外殻部材と転写部材ホルダ間の空間を埋める伸縮可能(換言すれば、圧縮及び弾性復帰による膨張が可能)の部材としてもよい。
また転写部材ホルダが可動ホルダであって前記通気遮断部材が採用される場合、該通気遮断部材は、転写部材ホルダ及び外殻部材のうちいずれか一方に取り付け、他方に臨む部位に該他方に滑動接触可能のフィルムを貼着してもよい。
記録媒体の像担持体からの分離性をより向上させるために、外殻部材の記録媒体ガイド部に吸気口を形成するとともに該記録媒体ガイド部吸気口を前記吸気装置へ連通させてもよい。
前記外殻部材の記録媒体ガイド部は、耐摩耗性を向上させたり、記録媒体との摺動性を向上させるために、記録媒体ガイドのための金属ガイド板と該金属ガイド板の取り付け部とで構成し、該金属ガイド板に形成された開口部と該開口部に対応させて該金属ガイド板取り付け部に形成された開口部とで記録媒体ガイド部吸気口を形成してもよい。
記録媒体の円滑な搬送のために、前記記録媒体ガイド部の記録媒体進入側の端部は、少なくとも前記転写部材が前記像担持体に圧接されている状態においては、前記ニップ部出口と前記転写部材ホルダの像担持体側の端とを結ぶ直線の延長線より像担持体側へ突出しないようにしてもよい。
前記吸気装置は前記外殻部材の通気口に連通する吸気ダクトを含むことができ、その場合、該吸気ダクトは該外殻部材と一体的に形成してもよい。該吸気ダクトに吸気ファンを取り付けることができる。
本発明に係る画像形成装置は、前記ニップ部から排出されてくる記録媒体から除電するための除電部材や、該ニップ部から出てきて像担持体に付着したままとなる記録媒体を像担持体から剥がすための分離爪等を有していてもよい。
除電部材を設ける場合、それは転写部材ホルダの像担持体側の端部に設けてもよい。
以上説明したように本発明によると、トナー像が形成される像担持体と、該像担持体に圧接されて該像担持体との間にニップ部を形成し、該ニップ部に記録媒体を通過させて該像担持体上のトナー像を該記録媒体に転写する転写部材とを含む画像形成装置であって、該ニップ部から排出されてくる記録媒体の像担持体からの分離性を、未定着トナー像の乱れを招くことなく向上させることができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の例Aを示している。
画像形成装置Aは、タンデム型のフルカラープリンタである。プリンタAは、駆動ローラ21、これに対向するローラ22、駆動ローラ下方のローラ21a及び対向ローラ下方のローラ22aに巻き掛けられた無端中間転写ベルト2を有している。転写ベルト2は、図示省略のベルト駆動部で駆動される駆動ローラ21により図中反時計方向(図中矢印方向)に回転させることができる。
ローラ22a上の転写ベルト部分には転写ベルト2上の2次転写残トナー等をクリーニグブレードで除去清掃するクリーニング装置8が臨んでいる。
駆動ローラ21上の転写ベルト部分には、2次転写ローラ3が臨んでいる。
転写ローラ3は後述するアーム駆動部37(図2、図3参照)にて中間転写ベルト2に対し圧接離隔可能である。2次転写ローラ3の表層部は弾性材料で形成されており、転写ベルト2への圧接状態では中間転写ベルト2との間にニップ部Nを形成し、中間転写ベルト2の回転に従動して、或いは、後述するように該ニップ部に送り込まれる記録媒体50の移動に従動して回転する。2次転写ローラ3には、図示省略の2次転写バイアス電源装置から2次転写バイアスを印加することができる。
2次転写ローラ3の下方には、タイミングローラ対4が配置されており、さらにその下方に、記録媒体50を収容した記録媒体収容カセット5が着脱可能に装着される。カセット5に収容された記録媒体50は、媒体供給ローラ51にて1枚ずつ引き出してタイミングローラ対4へ供給することができる。記録媒体50としては記録紙、オーバーヘッドプロジエクタ用シート等を採用できる。
転写ローラ3の上方には定着装置6が配置されている。
定着装置6は加熱される定着ローラ61とこれに圧接される加圧ローラ62とを含むものである。
記録媒体搬送方向において定着装置6の下流側には媒体排出ローラ対71及び媒体排出トレイ7が設けられている。
中間転写ベルト2を巻き掛けたローラ21a、22aの間には、転写ベルト2に沿って、ローラ22aから21aに向けて、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
Y、M、C、Kの各画像形成部は、静電潜像担持体としてドラム型の感光体11を備えており、該感光体の周囲に帯電器12、画像露光装置13、現像器14、1次転写ローラ15、感光体上の1次転写残トナー等を除去清掃するリーニング装置16及び光除電装置17等がこの順序で配置されている。
各画像形成部における感光体11、帯電器12、現像器14、クリーニング装置16及び光除電装置17はカートリッジケースに設けられており、該カートリッジケースとともにプロセスカートリッジを形成している。すなわち、イエロー画像形成部Yを形成するためのイエロープロセスカートリッジYC、マゼンタ画像形成部Mを形成するためのマゼンタプロセスカートリッジMC、シアン画像形成部Cを形成するためのシアンプロセスカートリッジCC、ブラック画像形成部Kを形成するためのブラックプロセスカートリッジKCである。
図1に示すように、各画像形成部の1次転写ローラ15は転写ベルト2を間にして感光体11に対向しており、ベルトの走行に従動回転する。1次転写ローラ15には、感光体11上に形成されるトナー像をベルト2へ1次転写するための1次転写バイアスを図示省略の1次転写バイアス電源装置から印加できる。
露光装置13は、図示省略のパーソナルコンピュータ等から提供される画像情報に応じて、レーザービームを用いて感光体11に画像露光を施す。
各画像形成部における感光体11は、ここでは負帯電性の感光体であり、図示省略の感光体駆動モータにて図中時計方向回りに回転駆動される。
各画像形成部における帯電器12には、図示省略の帯電用電源から所定のタイミングで感光体帯電のための電圧が印加される。
各画像形成部における現像器14は、本例では、負帯電性トナーを採用するもので、感光体11上に形成される静電潜像を、図示省略の現像バイアス印加電源装置から現像バイアス電圧が印加される現像ローラ141で反転現像することができる。
各画像形成部におけるクリーニング装置16は感光体11上の1次転写残トナー等をクリーニグブレードで除去清掃するものである。
ここでプリンタAによる画像形成について説明しておく。
プリンタAは、画像形成部Y、M、C及びKのうち少なくとも一つを用いて画像形成できる。画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト2に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体11が図中時計方向に回転駆動され、帯電器12にて表面が一様に所定電位に帯電せしめられ、その帯電域に画像露光装置13からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体11上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像器14の現像バイアスが印加された現像ローラ141にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラ15にて転写ベルト2上に1次転写される。このとき、1次転写ローラ15には図示省略の電源装置から1次転写バイアス電圧が印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト2に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト2に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト2に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト2上に重ねて転写されるタイミングで形成される。
かくして転写ベルト2上に形成された多重トナー像は転写ベルト2の回動により2次転写ローラ3へ向け移動する。
一方、記録媒体50がカセット5から媒体供給ローラ51にて引き出され、タイミングローラ対4へ供給され、待機している。
タイミングローラ対4のところで待機する記録媒体Sは、中間転写ベルト2にて送られてくる多重トナー像に合わせて、転写ベルト2とこれに圧接された2次転写ローラ3とのニップ部Nに向け供給開始され、図示省略の電源装置から2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ3にて該多重トナー像が記録媒体50上に2次転写される。
その後記録媒体50は定着装置6に通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体50に定着される。記録媒体50はひき続き、媒体排出ローラ対71等にて排出トレイ7に排出される。
各画像形成部において、トナー像の1次転写後感光体11上に残留するトナー等はクリーニング装置16により除去清掃され、残留電荷は光除電装置17により消去される。また、中間転写ベルト2上の2次転写残トナー等はクリーニング装置8にて除去清掃される。
次に2次転写ローラ3の周辺の構造等についてさらに説明する。
図1では図示を省略しているが、図2及び図3に示すように、2次転写ローラ3は、中間転写ベルト2とローラ3とのニップ部Nより記録媒体搬送方向において下流側領域でローラ3周面を覆う転写ローラホルダ31に回転可能に支持されている。
転写ローラ3及びホルダ31は、転写ベルト2とは反対側から外殻部材33で覆われている。
外殻部材33の上端部の手前側及び奥側の各部位に支点軸33sが設けられている。各軸33sにはアーム36の上端部361が回動可能に嵌められている。各アーム36の下端部362に転写ローラホルダ31から突設した軸311が支持されている。ホルダ31の突出軸311の中心軸線と転写ローラ3の回転中心軸線とは一致している。
外殻部材33にはソレノイド利用のアーム駆動部37が搭載されており、転写ベルト2上のトナー像を記録媒体50に2次転写するにあたっては該駆動部にてアーム36を揺動させて転写ローラ3を中間転写ベルト2へ圧接させることができ、また、該圧接状態から離隔させることができる。
転写ローラホルダ31の転写ベルト2側の端部外周面に除電部材(ここでは除電布)32が取り付けられている。除電部材32は前記ニップ部Nから排出されてくる記録媒体50から除電して該記録媒体50の転写ベルト2からの分離性を向上させ、記録媒体50の定着装置6への搬送を円滑ならしめるためのものである。除電部材32は本例では接地されるが、除電電圧を印加する電源に接続されてもよい。
既述のとおり転写ローラ3及びホルダ31は、転写ベルト2とは反対側から外殻部材33で覆われている。外殻部材33はホルダ31に対し間隔をおいて位置しており、外殻部材33とホルダ31との間には空間(吸気通路)30が形成されている。
外殻部材33は、転写ローラホルダ31の転写ベルト2側の端部の若干上方に位置する記録媒体ガイド部33gを有している。ガイド部33gは金属製の記録媒体ガイド板331とこれを取り付けた外殻部材本体の部分332とで構成されている。
ガイド部33gの向かい側にはニップ部Nから出てきて転写ベルト2に貼り付いたまま転写ベルト2とともに移行することがあり得る記録媒体をベルト2から剥がすための分離爪38が設置されている。
外殻部材33の転写ローラホルダ31に臨む部分に通気口Hが形成されている。図3に示すように通気口Hは複数形成されており、それぞれ大きさが同じものや異なるものがあるが、ここではいずれも通気口Hと総称する。
外殻部材33には吸気装置300が連設されている。吸気装置300は外殻部材33と一体的に形成された通気ダクト34と該ダクトに取り付けられた吸気ファン35とを含むものである。外殻部材33の通気口Hは外殻部材33とホルダ31との間の空間(吸気通路)30をダクト34へ連通させている。
外殻部材33の記録媒体ガイド部33gの下端部(ここではガイド板331の下端部)と転写ローラホルダ31の転写ベルト2側の端部との間に前記空間30へ通じる吸気口hが提供されている。
従って、吸気装置300の吸気ファン35を運転することで、吸気口h→空間30→外殻部材33の通気口H→吸気装置300のダクト34→ファン35へと吸気することができる。
かかる吸気により、ベルト2と転写ローラ3とのニップ部Nから排出されてくる記録媒体50を転写ベルト2から分離させるように転写ローラホルダ31側へ引き寄せ、また、除電部材32による記録媒体からの十分な除電を可能とし、その後の記録媒体の定着装置6への移行を円滑ならしめることができる。しかも、吸気は記録媒体50の未定着トナー像を保持した面とは反対側の面に対してなされるので、未定着トナー像の乱れが抑制される状態で記録媒体50をホルダ31側へ引き寄せることができる。
また、ここでは、吸気を吸気口h→空間30→通気口H→ダクト34へと集中的に行い、それにより吸気口hから強く吸気し、より確実に記録媒体をホルダ31側へ(従って除電部材32側へ)引き寄せられるように、空間30における吸気流の方向において通気口Hの下流側に通気遮断部材Sが配置されている。
通気遮断部材Sは伸縮可能の弾性材料からなっており、さらに言えば、圧縮可能で、外力解除又はゆるめにより弾性復元力で膨張可能の弾性材料(本例ではウレタンフォーム材)からなっており、転写ローラホルダ31に貼着され、空間30を埋めている。
通気遮断部材Sは少なくとも転写ローラ3がベルト2に圧接された状態で空間30を埋めればよいが、ここでは、転写ローラ3のベルト2に対する圧接状態、離隔状態のいずれにおいても空間30を埋める。そして、転写ローラ3のベルト2に対する圧接離隔に伴い転写ローラホルダ3が動いても通気遮断部材Sと外殻部材33内面との間の摺動性を良好に保つとともに通気遮断部材Sの保護のために、通気遮断部材Sの外殻部材33内面に臨む部位に滑動接触可能のフィルムf(本例ではポリエチレンテレフタレートフィルム)を貼着してある。
なお、ニップ部Nから排出されてくる記録媒体50の定着装置6への移行を妨げないように、少なくとも転写ローラ3が転写ベルト2へ圧接されている状態では、ニップ部Nの出口と転写ローラホルダ31のベルト2側の端とを結ぶ直線の延長線L(換言すれば、ニップ部Nの出口ラインと転写ローラホルダ31のベルト2側の端縁とを含む面)よりベルト2側へ記録媒体ガイド部33gの記録媒体進入側の端部(図2ではガイド板331の下端部)が突出しないようにしてある。
また、プリンタAでは、ニップ部Nから排出されてくる記録媒体50をより確実に前記記録媒体ガイド部33gに引き寄せて定着装置6へ一層円滑に移行させるようにするため、記録媒体ガイド部33gにも前記吸気装置300のダクト34に連通する吸気口を形成してある。
記録媒体ガイド部33gの吸気口は、記録媒体ガイド板331に設けた吸気口h1とガイド板331を取り付けた外殻部材33の本体部分332に形成した吸気口h2(吸気口h1に重なる吸気口h2)とで提供されている。図3に示すように、吸気口h1、h2は複数形成されており、それぞれ大きさが同じものや異なるものがあるが、ここではいずれも吸気口h1、h2と総称している。
以上、タンデム型カラー画像形成装置について説明したが、本発明は他のタイプのカラー画像形成装置にも適用でき、モノクロ画像形成装置にも適用できる。
本発明は、像担持体とこれに圧接される転写部材とのニップ部から排出されてくる記録媒体の該像担持体からの分離性を、未定着トナー像の乱れを招くことなく向上させることができる画像形成装置を提供することに利用できる。
本発明に係る画像形成装置例であるプリンタの概略を示す図である。 転写ローラ周辺の構造を、一部を断面で示す図である。 転写ローラ周辺の構造を転写ベルト側から見た図である。
符号の説明
A プリンタ
Y イエロー画像形成部
M マゼンタ画像形成部
C シアン画像形成部
K ブラック画像形成部
YC、MC、CC、KC プロセスカートリッジ
11 感光体
12 帯電器
13 画像露光装置
14 現像器
141 現像ローラ
15 1次転写ローラ
16 クリーニング装置
17 光除電装置
21 駆動ローラ
22 対向ローラ
21a、22a ローラ
2 中間転写ベルト
3 2次転写ローラ
31 転写ローラホルダ
311 転写ローラホルダの突出軸
32 除電部材
33 外殻部材
H 通気口
30 空間(吸気通路)
S 通気遮断部材
f 滑動接触可能フィルム
33g 記録媒体ガイド部
h 吸気口
331 記録媒体ガイド板
h1 吸気口
332 外殻部材本体の部分
h2 吸気口
300 吸気装置
34 通気ダクト
35 吸気ファン
33s 支点軸
36 アーム
361 アーム上端部
362 アーム下端部
37 アーム駆動部
38 分離爪
D ホルダ回動駆動部
N ベルト2とローラ3のニップ部
4 タイミングローラ対
5 記録媒体収容カセット
51 媒体引出しローラ
50 記録媒体
6 定着装置
61 定着ローラ
62 加圧ローラ
71 媒体排出ローラ対
7 媒体排出トレイ
8 クリーニング装置

Claims (11)

  1. トナー像が形成される像担持体と、
    該像担持体に圧接されて該像担持体との間にニップ部を形成し、該ニップ部に記録媒体を通過させて該像担持体上のトナー像を該記録媒体に転写する転写部材とを含む画像形成装置であり、
    記録媒体搬送方向において前記ニップ部より下流側領域で前記転写部材を覆って該転写部材を保持する転写部材ホルダと、
    該転写部材ホルダを前記転写部材とは反対側から間隔をおいて覆うとともに、記録媒体搬送方向において該転写部材ホルダより下流側に記録媒体ガイド部を有している外殻部材と、
    前記転写部材とは反対側の該外殻部材の背後において該外殻部材に連設された吸気装置とを含んでおり、
    前記外殻部材には該外殻部材と前記転写部材ホルダとの間の空間を前記吸気装置へ連通させる通気口が形成されており、
    前記記録媒体ガイド部は前記転写部材ホルダの前記像担持体側の端部との間に吸気口を提供するように配置されており、
    前記吸気装置により前記吸気口から前記外殻部材と前記転写部材ホルダとの間の空間及び前記通気口を介して吸気して前記ニップ部から排出されてくる記録媒体に前記転写部材ホルダ側への吸引力を作用させることができることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記外殻部材と前記転写部材ホルダ間の空間に、且つ、該空間における前記吸気装置による吸気流の方向において該外殻部材の通気口より下流側に、少なくとも前記像担持体に前記転写部材が圧接されている状態において該吸気流を該通気口へ向かわせるように該空間を埋める通気遮断部材が配置されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記転写部材ホルダは前記転写部材を前記像担持体に対し圧接離隔できる可動ホルダであり、前記通気遮断部材は該転写部材の該像担持体に対する圧接離隔に伴う前記空間サイズの変動にかかわらず前記外殻部材と前記転写部材ホルダ間の空間を埋める伸縮可能の部材である請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記通気遮断部材は前記転写部材ホルダ及び前記外殻部材のうちいずれか一方に取り付けられており、他方に臨む部位に該他方に滑動接触可能のフィルムが貼着されている請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記転写部材ホルダは前記転写部材を前記像担持体に対し圧接離隔できる可動ホルダであり、前記外殻部材上の支点を中心に揺動駆動されて該転写部材を該像担持体に対し圧接離隔できる請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記外殻部材の記録媒体ガイド部に吸気口が形成されているとともに該記録媒体ガイド部吸気口が前記吸気装置へ連通している請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記外殻部材の記録媒体ガイド部は、記録媒体ガイドのための金属ガイド板と該金属ガイド板の取り付け部とからなっており、該金属ガイド板に形成された開口部と該開口部に対応させて該金属ガイド板取り付け部に形成された開口部とで前記記録媒体ガイド部吸気口が形成されている請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記記録媒体ガイド部の記録媒体進入側の端部は、少なくとも前記転写部材が前記像担持体に圧接されている状態においては、前記ニップ部出口と前記転写部材ホルダの像担持体側の端とを結ぶ直線の延長線より像担持体側へ突出しない請求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記吸気装置は前記外殻部材の通気口に連通する吸気ダクトを含んでおり、該吸気ダクトは該外殻部材と一体的に形成されている請求項1から8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記転写部材ホルダは前記ニップ部から排出されてくる記録媒体から除電するための除電部材を前記像担持体側の端部に備えている請求項1から9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記転写部材は転写ローラである請求項1から10のいずれか記載の画像形成装置。
JP2006321509A 2006-11-29 2006-11-29 画像形成装置 Active JP4910659B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006321509A JP4910659B2 (ja) 2006-11-29 2006-11-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006321509A JP4910659B2 (ja) 2006-11-29 2006-11-29 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008134518A true JP2008134518A (ja) 2008-06-12
JP4910659B2 JP4910659B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=39559392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006321509A Active JP4910659B2 (ja) 2006-11-29 2006-11-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4910659B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085510A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2021047339A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50100550A (ja) * 1974-01-09 1975-08-09
JPH01135455A (ja) * 1987-11-20 1989-05-29 Sanwa Tekki Corp タンクの内面バフ研磨装置
JP2001147597A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Hitachi Koki Co Ltd 印刷装置の転写装置
JP2004191662A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50100550A (ja) * 1974-01-09 1975-08-09
JPH01135455A (ja) * 1987-11-20 1989-05-29 Sanwa Tekki Corp タンクの内面バフ研磨装置
JP2001147597A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Hitachi Koki Co Ltd 印刷装置の転写装置
JP2004191662A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085510A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2021047339A (ja) * 2019-09-20 2021-03-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP7351160B2 (ja) 2019-09-20 2023-09-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4910659B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7995960B2 (en) Image forming apparatus having units for cleaning photosensitive members
JP2010139603A (ja) 画像形成装置
US9383714B1 (en) Cleaning apparatus for image carrier, image forming apparatus having the same, and method for cleaning image carrier
US20120051806A1 (en) Image heating apparatus
JP2006018043A (ja) 画像形成装置
KR100477681B1 (ko) 화상형성장치
JPH09325560A (ja) 画像形成装置
JP5414414B2 (ja) 画像形成装置
JP2008216619A (ja) 定着装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4910659B2 (ja) 画像形成装置
US6539194B2 (en) Image forming apparatus including transfer belt having first and second image transfer surface planes arranged at an angle, and plural image bearing members facing same
JP2008134446A (ja) 画像形成装置
JP3981859B2 (ja) 画像形成装置
JP4821140B2 (ja) 画像形成装置
JP2006001686A (ja) 記録体搬送装置及び画像形成装置
US9864305B2 (en) Image forming apparatus
JP7435070B2 (ja) 画像読取装置、画像形成システム
JP2013020138A (ja) 放電装置及び画像形成装置
JP2009063732A (ja) 画像形成装置
US20210373464A1 (en) Image forming apparatus
JP2016057399A (ja) 画像形成装置
JP2020173334A (ja) 画像形成装置
JP4419783B2 (ja) 画像形成装置
JP4092944B2 (ja) 画像形成装置
JP6365525B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4910659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350