JP2016200625A - 排気装置、それを備えた画像形成装置及び排気方法 - Google Patents

排気装置、それを備えた画像形成装置及び排気方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の帯電装置にそれぞれ対応した開口率が異なる複数のグリッド電極の汚染の程度を調整する排気装置を提供する。【解決手段】第1感光体ドラムに放電する第1放電電極、この放電による第1感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第1グリッド電極を有する第1帯電装置、第2感光体ドラムに放電する第2放電電極、この放電による第2感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第2グリッド電極を有する第2帯電装置を含む画像形成装置の第1帯電装置と第2帯電装置からオゾンを含む気体を外部に排気するための排気装置であって、第1グリッド電極の開口率と該開口率とは異なる第2グリッド電極極の開口率に応じて、第1グリッド電極を流通する気体の速度及び第2グリッド電極を流通する気体の速度が、第1グリッド電極の汚染の程度と第2グリッドの汚染の程度が所定の関係になるように調整されている機構を含む。【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特には、カラー画像を形成可能な電子写真方式の画像形成装置に関する。また、本発明は、そのような画像形成装置に用いることができる排気装置及び排気方法に関する。
各色に対応して、感光体ドラムに潜像を形成し、これをトナー像に現像してから、このトナー像を中間ベルトを介して記録媒体である紙などのシートに定着させるフルカラーの画像を形成可能な電子写真方式の画像形成装置においては、逆転写などを考慮して、上流側にあるステーションに対応した色であるブラックのトナー像を形成する感光体ドラムの帯電性能を、下流側のステーションに対応した他の色と比較して、向上させる必要がある場合がある。また、ブラックのトナー像を形成する感光体ドラムの帯電性能のみを向上させて、モノクロ印刷の速度を上げるという需要もある。
このために、例えば、ブラックのトナー像を形成する感光体ドラムを帯電させるスコロトロン帯電装置(以下、単に「帯電装置」という)のグリッド電極の開口率を、他の色のトナー像を形成する感光体ドラムを帯電させる帯電装置のグリッド電極の開口率よりも大きくする場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−84526号公報
しかしながら、グリッド電極の開口率を大きくすると、グリッド電極の空気抵抗が少なくなる。このように開口率を大きくしたグリッド電極を、そのようにしていないグリッド電極よりも多くの空気が通過し易くなる。例えば、帯電装置からオゾンを含む気体を排気装置により排気する構成においては、開口率を大きくしたグリッド電極が、そうでないグリッド電極よりも吸気側で多くの空気を吸い込むようになる。そのため、他のグリッド電極が汚れなくても、開口率を大きくしたグリッド電極が、空間を飛散しているトナー等により汚染されてしまい、帯電装置による帯電性能が低下するおそれがあるという問題がある。また、開口率を大きくしたグリッド電極が、開口率がそれよりも低いグリッド電極よりも空間を飛散しているトナー等により早く汚染されてしまい、帯電装置による帯電性能が低下するおそれがあるという問題もある。
そこで、本発明は、複数の帯電装置にそれぞれ対応した開口率が相互に異なる複数のグリッド電極の汚染の程度を少なくとも相対的に調整することができる排気装置、それを備えた画像形成装置及びそのような排気方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1トナー像が形成される第1感光体ドラムと、第2トナー像が形成される第2感光体ドラムと、前記第1感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第1放電電極と、前記第1放電電極からの前記放電による前記第1感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第1グリッド電極と、を有する第1帯電装置と、前記第2感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第2放電電極と、前記第2放電電極からの前記放電による前記第2感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第2グリッド電極と、を有する第2帯電装置と、を含む画像形成装置に含まれる前記第1帯電装置及び前記第2帯電装置からオゾンを含む気体を外部に排気するための排気装置であって、自排気装置は、前記第1グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率と該開口率とは異なる前記第2グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率に応じて、前記第1グリッド電極を流通する気体の速度及び前記第2グリッド電極を流通する気体の速度のうちの少なくとも一方が、前記第1グリッド電極の汚染の程度と前記第2グリッドの汚染の程度が少なくとも相対的に所定の関係になるように調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構を含むことを特徴とする排気装置が提供される。
また、本発明によれば、上記の排気装置と、前記第1感光体ドラムと、前記第1帯電装置と、前記第1帯電装置により帯電した前記感光体ドラムに潜像を形成し、該潜像を現像してから記録媒体に転写する手段と、前記第2感光体ドラムと、前記第2帯電装置と、前記第2帯電装置により帯電した前記感光体ドラムに潜像を形成し、該潜像を現像してから記録媒体に転写する手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置が提供される。
更に、本発明によれば、第1トナー像が形成される第1感光体ドラムと、第2トナー像が形成される第2感光体ドラムと、前記第1感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第1放電電極と、前記第1放電電極からの前記放電による前記第1感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第1グリッド電極と、を有する第1帯電装置と、前記第2感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第2放電電極と、前記第2放電電極からの前記放電による前記第2感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第2グリッド電極と、を有する第2帯電装置と、を含む画像形成装置に含まれる前記第1帯電装置及び前記第2帯電装置からオゾンを含む気体を外部に排気するための排気方法であって、前記第1グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率と該開口率とは異なる前記第2グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率に応じて、前記第1グリッド電極を流通する気体の速度及び前記第2グリッド電極を流通する気体の速度のうちの少なくとも一方が、前記第1グリッド電極の汚染の程度と前記第2グリッドの汚染の程度が少なくとも相対的に所定の関係になるように調整することを特徴とする排気方法が提供される。
本発明によれば、複数の帯電装置にそれぞれ対応した開口率が相互に異なる複数のグリッド電極の汚染の程度を少なくとも相対的に調整することができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンタを模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係るプリンタの機能を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態に係るブラックのプロセスカートリッジの帯電装置を模式的に示す斜視図である。 図3に示す帯電装置の正面図である。 ブラックのプロセスカートリッジの帯電装置のグリッド電極を示す図である。 シアンのプロセスカートリッジの帯電装置のグリッド電極を示す図である。 第1実施形態に係る排気装置を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る排気装置の排気経路部に配置される風速変更フィンを模式的に示す図である。 第2実施形態に係る排気装置の排気経路部に配置される風速変更フィルタを模式的に示す図である。 第3実施形態に係る排気装置を模式的に示す図である。 第4実施形態に係る排気装置を模式的に示す図である。 第4実施形態に係る排気装置の吸気口を模式的に示す図である。 第5実施形態に係る排気装置を模式的に示す図である。 第6実施形態に係る排気装置を模式的に示す図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等であり、以下の実施形態においては、画像形成装置の一例として、電子写真方式のカラーレーザビームプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)を用いて説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るプリンタ100について、図1から図8を参照しながら説明する。まず、プリンタ100の概略構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るプリンタ100を模式的に示す断面図である。図2は、第1実施形態に係るプリンタ100の機能を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、プリンタ100は、シートを給送するシート給送部10と、シートを手差し給送可能な手差し給送部20と、シート給送部10又は手差し給送部20により給送されたシートに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成されたシートを機外に排出するシート排出部40と、これらを制御する制御部50と、を備えている。
シート給送部10は、シートを積載収容する給送シート積載部11と、給送シート積載部11に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部12と、を備えている。給送シート積載部11は、回動軸13を中心に回動する中板14を備えており、中板14は、シートを給送する際に回動してシートを上方に持ち上げる(図1に示す2点鎖線の状態)。分離給送部12は、中板14に持ち上げられたシートを給送するピックアップローラ15と、ピックアップローラ15に圧接する分離バッド16と、を備えている。
手差し給送部20は、シートを積載可能な手差しトレイ21と、手差しトレイ21に積載されたシートを1枚ずつ分離しながら給送可能な分離給送部22と、を備えている。手差しトレイ21は、プリンタ本体101に回動自在に支持されており、手差し給送する際には、回動させることでシートを積載可能になる(図1に示す2点鎖線の状態)。分離給送部22は、手差しトレイ21に積載されたシートを給送する給送ローラ23と、給送ローラ23に圧接する分離パッド24と、を備えている。
画像形成部30は、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ31B〜31Yと、後述する帯電装置311B〜311Yが排出するオゾンを排気する排気装置(図7参照)400と、後述する感光体ドラム310B〜310Yの表面を露光する露光装置32と、感光体ドラム310B〜310Yの表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写部33と、シートに転写された未定着トナー像を定着させる定着部34と、を備えている。
本実施形態においては、画像形成部30は、後述する一次転写ベルト330の回転方向(図1に示す矢印A方向)における上流から順に、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のプロセスカートリッジ31B〜31Yが配設されており、プロセスカートリッジ31B〜31Yのそれぞれは、プリンタ本体101から着脱可能に構成されている。また、画像形成部30は、プロセス速度320〜375m/分程度の高速での画像形成が可能となるように設定されている。なお、符号の最後に付すアルファベット(B、C、M、Y)は、それぞれの色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を示している。
プロセスカートリッジ31Bは、像担持体としての感光体ドラム(第2感光体ドラム)310Bと、感光体ドラム310Bを帯電させるスコロトロン帯電装置(以下、単に「帯電装置」という)311Bと、感光体ドラム310B上に形成された静電潜像を現像する現像装置312Bと、感光体ドラム310Bの表面に残留するトナーを除去するクリーナユニット313Bと、を備えている。
感光体ドラム310Bは、略円筒状に形成されており、不図示の駆動手段により軸線周りに回転駆動可能に支持されている。また、感光体ドラム310Bは、導電性基体と、導電性基体の表面に形成される感光層と、を有している。導電性基体は、円筒状、円柱状、薄膜状などの形状をとることができ、本実施形態においては、円筒状に形成されている。感光層は、電荷発生物質を有する電荷発生層と、電荷輸送物質を有する電荷輸送層と、を積層することにより形成されており、電荷発生層と電荷輸送層との間に下引き層を設けるのが好ましい。帯電装置(第2帯電装置)311Bは、感光体ドラム310Bの表面を臨み、感光体ドラム310Bの長手方向に沿って配設されている。なお、帯電装置311Bについては、後に詳しく説明する。
現像装置312Bは、感光体ドラム310Bの回転方向における帯電装置311Bの下流側において、感光体ドラム310Bの表面を臨むように配設されており、感光体ドラム310Bの表面に形成される静電潜像をトナーで現像する現像装置本体314Bと、現像装置本体314Bにトナーを供給するトナーカートリッジ315Bと、を備えている。トナーカートリッジ315Bは、現像装置本体314Bに着脱可能に構成されており、収容されたトナーが無くなると、現像装置本体314Bから取り外して、交換することができるようになっている。クリーナユニット313Bは、感光体ドラム310Bの回転方向における現像装置312Bの下流側に配設されている。
なお、プロセスカートリッジ31C〜31Yは、形成する画像の色及び帯電装置311C〜Yが異なること以外は、プロセスカートリッジ31Bと同じ構成であるため、帯電装置311C〜Yを説明することで、プロセスカートリッジ31C〜31Yの説明は省略する。また、帯電装置311C〜311Yについては、帯電装置311Bと共に後に詳しく説明する。
排気装置400は、4つのプロセスカートリッジ31B〜31Yと接続されており、4つのプロセスカートリッジ31B〜31Yの帯電装置311B〜311Yが排出するオゾンを機外に排気する。本実施形態においては、排気装置400は、排気するオゾンのオゾン臭をユーザに与えないように、プリンタ100の背面から機外に排気するように設けられている。なお、ここでいうプリンタ100の背面とは、ユーザによる各種操作が行われる操作パネル(図示せず)が配置される側と反対側の面をいう。また、排気装置400については、帯電装置311B〜311Yと共に、後に詳しく説明する。
露光装置32は、レーザ光を照射する光源320と、レーザ光を感光体ドラム310Y〜310Bの表面に導く複数のミラー321等と、を備えている。
転写部33は、感光体ドラム310B〜310Yに形成されたトナー像を担持する一次転写ベルト330と、感光体ドラム310B〜310Yに形成されたトナー像を一次転写ベルト330に一次転写する一次転写ローラ331B〜331Yと、一次転写ベルト330が担持するトナー像をシートに二次転写する二次転写ローラ332と、一次転写ベルト330に残留するトナーを除去するクリーナユニット333と、を備えている。一次転写ベルト330は、駆動ローラ334及び従動ローラ335に掛け渡されており、一次転写ローラ331B〜331Yによって、感光体ドラム310B〜310Yに押し付けられている。二次転写ローラ332は、駆動ローラ334とで一次転写ベルト330をニップしており、ニップ部Nで一次転写ベルト330が担持するトナー像をシートに転写する。
定着部34は、シートを加熱する加熱ローラ340と、加熱ローラ340に圧接する加圧ローラ341と、を備えている。シート排出部40は、排出ローラ対41により構成されており、排出ローラ対41は、正逆回転可能な排出ローラ42と、排出ローラ42に従動回転する従動ローラ43と、を備えている。
図2に示すように、制御部50は、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及びシート排出部40を駆動制御するCPU50aと、各種プログラムや各種情報等を記憶するメモリ50bと、を備えている。制御部50は、これらを用いてシート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及びシート排出部40の動作を統合して制御し、シートに画像を形成させる。
次に、上述のように構成されたプリンタ100による画像形成動作(制御部50による画像形成制御)について説明する。本実施形態においては、外部PCから入力された画像情報に基づいて、給送シート積載部11に積載されたシートSに画像を形成する画像形成動作を用いて説明する。
外部PCからプリンタ100に画像情報が入力されると、入力された画像情報に基づいて、露光装置32が感光体ドラム310B〜310Yに向けてレーザ光を照射する。このとき感光体ドラム310B〜310Yは、帯電装置311B〜311Yにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光体ドラム310B〜310Y上に静電潜像が形成される。その後、現像装置312B〜312Yにより静電潜像が現像され、感光体ドラム310B〜310Y上に、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のトナー像が形成される。感光体ドラム310B〜310Y上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ331B〜331Yにより、矢印A方向に回転する一次転写ベルト330に順次重畳転写され、重畳転写されたトナー像(フルカラーのトナー像)は、一次転写ベルト330によりニップ部Nまで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、給送シート積載部11に積載されたシートが、分離給送部12により1枚ずつシート搬送路102に給送される。そして、シート搬送路102の下流にあるレジストローラ対103で、斜行が補正されると共に所定の搬送タイミングでニップ部Nに搬送され、ニップ部Nで一次転写ベルト330上のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートは、定着部34で加熱及び加圧されることでトナー像が溶融定着され、排出ローラ対41により機外に排出される。機外に排出されたシートは、プリンタ本体101の上面に設けられた排出シート積載部104に積載される。
なお、シートの両面(第1面及び第2面)に画像を形成する場合には、第1面(表面)に画像が形成されたシートが排出シート積載部104に排出される前に、排出ローラ42を逆回転させてシートを両面搬送路105に搬送し、両面搬送路105を介して画像形成部30に再搬送する。そして、第1面と同様に、第2面(裏面)に画像を形成し、機外に排出する。
次に、上述した帯電装置311B〜311Y及び排気装置400について、図3から図7を参照しながら説明する。まず、帯電装置311Bについて、図3から図5を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係るブラック(B)のプロセスカートリッジ31Bの帯電装置311Bを模式的に示す斜視図である。図4は、図3に示す帯電装置311Bの正面図である。図5は、ブラック(B)のプロセスカートリッジ31Bの帯電装置311Bのグリッド電極670Bを示す図である。
図3に示すように、帯電装置311Bは、放電電極(第2放電電極)610と、保持部材620と、清掃部材630a,630bと、支持部材640と、移動用部材650と、シールドケース660と、グリッド電極(第2グリッド電極)670Bと、を備えている。
放電電極610は、例えば、ステンレス鋼製の薄板状部材であり、一方向に長く伸びる平板部611と、平板部611の短手方向の一端部から短手方向に突出するように形成される先鋭状の突起部(先鋭状突起部)612と、を備えている。本実施形態においては、平板部611の短手方向の長さL1は10mm、突起部612の突出方向の長さL2は2mm、突起部612の先端の曲率半径Rは40μm、突起部612が形成されるピッチTPは2mmに形成されている。放電電極610には図示しない電源が電気的に接続され、電源からの電圧の印加によって、感光体ドラム310Bの表面に対してコロナ放電を行う。本実施形態では、感光体ドラム310Bを帯電させる動作中には、放電電極610に5kV程度の電圧が印加され、コロナ放電が行われる。
放電電極610は、例えば、化学研磨工程、水洗工程、酸浸漬工程、水洗工程及び純水浸漬工程を含む製造方法によって製造される。化学研磨工程では、板金にマスキング及びエッチングを行うことにより、板金に複数の針形状が形成される。エッチングは公知の方法に従って実施でき、例えば、塩化第2鉄水溶液などのエッチング液を板金に噴霧する方法などが挙げられる。ここで、板金の材料になる金属としては、針状電極形状の加工が可能であり、且つめっき可能なものを使用でき、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、ニッケル、銅、鉄などが挙げられる。これらの中でも、ステンレス鋼が好ましい。ステンレス鋼の具体例としては、例えば、SUS304、SUS309、SUS316などが挙げられ、これらの中でもSUS304が好ましい。板金の厚さは特に制限されないが、好ましくは0.05〜1.0mm、さらに好ましくは0.05〜0.3mmである。化学研磨工程で得られる針形状が形成された板金を、水洗工程、酸浸漬工程、水洗工程及び純水浸漬工程において、水洗、酸洗浄又は純水洗浄することによって、その表面から異物が除去され、針状電極基板が得られる。この針状電極基板は、そのまま放電電極610として使用できる。
放電電極610の表面には、ポリテトラフルオロエチレン粒子を含むニッケル層(以下、「ニッケルPTFE複合層」という)を形成してもよい。ポリテトラフルオロエチレン粒子を含むニッケル層を形成することによって、放電電極610による放電の際に副生する窒素酸化物がグリッド電極に付着するのが防止される。このため、グリッド電極670Bが安定的に放電量制御機能を発揮し、長期間にわたって、放電電流量の増加を伴うことなく、感光体ドラム310Y表面を均一に帯電させることができる。また、放電電極610の少なくとも一方の表面に、ポリテトラフルオロエチレン粒子を含むニッケル層を形成することによって、放電電極610の先端への付着物が簡単な構造の清掃部材などによって容易に除去することができ、放電電極610の放電量が長期にわたって変化することがなく、感光体ドラム310Bの表面を安定的に帯電させ得る。
ニッケルPTFE複合層は、好ましくはめっき法によって形成できる。例えば、針状電極基板にニッケルめっき及びニッケルPTFEめっきを順次施すことによって、ニッケルPTFE複合めっき層が形成される。なお、ニッケルめっきは必須ではなく、ニッケルPTFE複合めっきのみを行ってもよい。ニッケルめっきは公知の方法に従って実施できるが、後にニッケルPTFE複合めっき層を形成することを考慮すると、電気めっきを行うのが好ましい。また、ニッケルめっき層の層厚も特に制限されないが、好ましくは0.03〜3.0μm、さらに好ましくは0.5〜1.5μm、特に好ましくは1.0μm程度である。ニッケルPTFE複合めっきは、好ましくは、触媒ニッケルめっき法(カニゼン法)などの無電解ニッケルめっき法に従って実施できる。
ここで、めっき浴としては、例えば、次亜リン酸又はその塩及びニッケル塩を含む水溶液に、さらにポリテトラフルオロエチレン(以後「PTFE」と称す)が添加されてなるめっき浴を使用できる。めっき浴のpHは、通常は5.0〜5.5の範囲に調整される。使用されるPTFEは粒子状であり、その粒子径は、形成しようとするめっき層の厚みより小さければ特に制限はないが、好ましくは10〜20体積%である。形成されるニッケルPTFE複合めっき層の層厚は特に制限はないが、好ましくはPTFE粒子の粒子径以上、さらに好ましくはPTFE粒子の粒子径の2倍〜20μm、特に好ましくはPTFE粒子の粒子径の2倍〜10μmである。厚さがPTFE粒子の粒子径未満では、PTFE粒子の粒子径の欠落によるピンホールが発生しピンホールを核とした腐食や異物の付着が起こり帯電むらにつながる。
また、粒子径1μmのPTFE粒子を含むニッケルPTFE複合層では、粗大な2次凝集体の生成がなく、PTFE粒子が均一に分散する層が得られる。一方、粒子径0.2μmのPTFE粒子を含むニッケルPTFE複合層では、放電電極610のコロナ放電性能に悪影響を及ぼす粗大なPTFEの2次凝集体が発生し、分散状態が不均一になる。その結果、ニッケルPTFE複合層表面から2次凝集体が欠落することによるピンホールが発生する。ピンホールが核になって腐食、異物の付着などが起こり、帯電むらの原因になる。これらのことから、PTFE粒子の粒子径は0.7μm以上であることが好ましい。
一方、20μmを大幅に超えると、ストレスによってニッケルPTFE複合層の剥離が生じ易くなるおそれがある。めっき浴のPTFE含有量は特に制限されないが、好ましくはめっき浴全量の0.01〜10重量%、さらに好ましくは0.1〜1.0重量%である。このようなめっき浴は市販されており、その具体例としては、例えば、カニフロンS(商品名、日本カニゼン(株)製)、ニムフロン(商品名、上村工業(株)製)、トップニコジット(商品名、奥野製薬工業(株)製)などが挙げられる。このようなめっき浴に、浴温80℃以上(好ましくは90℃以上)で、表面にニッケル層が形成された針状電極基板を浸漬して無電解めっきを行うことによって、該基板の表面にニッケルPTFE複合めっき層が形成される。めっき浴の浴温を80℃以上にすることによって、めっき層の表面に鍾乳洞の壁面のような凹凸がある表面または粒状の表面が形成されるのが低減化され、滑らかな表面が形成される。表面に凹凸があるか又は粒状であると、放電電極610の先端に異物が付着する。この付着物は、合成樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレートなど)製のシート小片などからなり、放電電極610表面を摺擦して清浄化する後述の清掃部材630a,630bをもってしても除去しきれず、帯電不良を引き起こす。したがって、めっき層表面を滑らかにすれば、帯電不良の発生を一層防止できる。さらに、滑らかな表面に付着するものは、清掃部材630a,630bによって容易に除去できる。
保持部材620は、放電電極610と同様に一方向に長く延び、長手方向と直交する断面が逆T字状の部材であり、放電電極610を保持する。保持部材620は、例えば、合成樹脂によって構成される。放電電極610は、その長手方向の両端部付近において、保持部材620の突出部分の一側面に、ねじ部材621によってねじ止めされる。
清掃部材630a,630bは、放電電極610に対して相対的に移動可能に設けられ、移動時に放電電極610を擦過することによって放電電極610の表面を清掃する板状部材である。清掃部材630a,630bは平面投影形状が略T字状であり、厚さtが20〜40μmである。厚さtが20μm未満では、放電電極610に当接する際に容易に変形するけれども、変形に伴う反力である放電電極610に対する押圧力が弱くなるので、放電電極610に付着する汚染物質を充分に除去できない。一方、厚さtが40μmを超えると、放電電極610に付着する汚染物質を充分に除去できるけれども、剛性が高くなって放電電極610に対する押圧力が強くなり過ぎるので、放電電極610の突起部612の先端を変形破損するおそれがある。
この結果、清掃部材630a,630bの厚さtが20〜40μmの範囲を外れると、帯電不良による画像むらなどが発生する可能性がある。清掃部材630a,630bは、例えば、りん青銅、普通鋼、ステンレス鋼などの弾性を有する金属材料から構成される。これらの中でも、清掃部材630a,630bがコロナ放電によって発生するオゾン雰囲気中で使用されることを考慮すると、耐酸化性に基づく耐久寿命の観点から、ステンレス鋼が好ましい。ステンレス鋼としては特に制限されないが、日本工業規格(JIS)G4305に規定されるオーステナイト系ステンレス鋼であるSUS304、フェライト系ステンレス鋼であるSUS430などを好ましく使用できる。
清掃部材630a,630bの硬さは、米国材料試験協会(ASTM)規格D785に規定されるロックウェル硬さMスケールで115以上であることが望ましい。ロックウェル硬さが115未満では、軟質すぎるので、放電電極610に当接させて擦過するとき、清掃部材630a,630bが必要以上に変形し過ぎて清掃効果が得られない。清掃部材630a,630bの硬さの上限は、ASTM規格D785での上限が130に設定されることから、130である。清掃部材630a,630bの、放電電極610と当接する部分であるT字の縦棒部分における幅寸法w、すなわち清掃部材630a,630bの移動方向に対して垂直方向かつ突起部612が延びる方向に対して垂直方向における清掃部材630a,630bの幅寸法wは、耐用寿命を長くするという観点からは、好ましくは3.5mm以上、さらに好ましくは3.5〜10mmである。幅寸法wが3.5mm未満では、放電電極610に押圧されて変形する際に生じる力の単位面積あたりの値が大きくなるので、繰返し変形に対する疲労破壊を起こしやすくなり、耐久寿命が低下する。
また、耐用寿命の延長とともに、装置の大型化を防止するという観点から、幅寸法wの上限を10mmとするのが好ましい。なお、清掃部材630a,630bと放電電極610とは、清掃部材630a,630bに対する放電電極610の突起部612の食込み量dが、0.2〜0.8mmになるように配置されるのが好ましい。ここで、食込み量dは、清掃部材630a,630bと突起部612とを、清掃部材630a,630bが放電電極610に対して相対的に移動する方向に垂直な仮想平面に投影させた状態で、清掃部材630a,630bと突起部612とが、突起部612の延びる方向に重なり合う長さを意味する。食込み量dが0.2mm未満では、清掃部材630a,630bの変形に伴う反力である放電電極610に対する押圧力が弱くなり、放電電極610に付着する汚染物質を充分に除去できないので、帯電むらが発生するおそれがある。食込み量dが0.8mmを超えると、放電電極610に付着する汚染物質は充分に除去できるけれども、清掃部材630a,630bの変形に伴う反力(放電電極610に対する押圧力)が強くなり過ぎるので、放電電極610の突起部612先端を変形破損し、帯電むらが発生するおそれがある。
支持部材640は、清掃部材630a,630bを支持する逆L字状の形状を有する部材であり、その梁状部分に、T字状を有する清掃部材630a,630bの腕部分が装着される。2枚の清掃部材630a,630bは、放電電極610に対して相対的に移動する方向に関して予め定められる間隔L3を有するように設けられる。間隔L3は、一方の清掃部材630aが放電電極610に当接して変形するとき、他方の清掃部材630bが変形している清掃部材630aに当たることのない距離に選ばれ、装着される支持部材640の梁状部分の厚みで調整できる。この間隔L3は、清掃部材630a,630bを構成する素材によって変形状態が変化するので、該素材の変形状態を事前に試験して定めるのが望ましい。清掃部材630a,630bが、例えば、厚さtが30μmのステンレス鋼からなるとき、間隔L3は2mmが好ましい。2枚の清掃部材630a,630bに間隔L3を設けることによって、一方の清掃部材630aが放電電極610を擦過する間中、他方の清掃部材630bによってその変形を阻害されることなく好適範囲の押圧力を維持できるので、放電電極610の突起部612を変形損傷させることなく充分に清掃できる。
移動用部材650は、支持部材640の柱状部分において放電電極610の延びる方向と平行に形成される貫通孔641に挿通するように設けられる。移動用部材650は、貫通孔641に挿通される部位で支持部材640に固定されるので、移動用部材650を放電電極610の延びる方向に牽引することによって、支持部材640は、溝部601に対して摺動し、かつ溝部601に案内されて放電電極610の延びる方向に移動できる。すなわち、支持部材640に支持される清掃部材630a,630bを放電電極610に当接させて擦過できる。移動用部材650は糸状またはワイヤ状の部材であり、シールドケース660に形成される孔または隙間からシールドケース660の外方に延び、シールドケース660の外面またはプリンタ100の機体に設けられる滑車602a,602bを介してその端部が垂下される。
なお、滑車602a,602bと移動用部材650との端部は、図4では省略している。移動用部材650の端部は、帯電装置311Bが装着されるプリンタ100の機体外方にまで延長するのが好ましい。これにより、帯電装置311Bをプリンタ100から取外すことなく又はプリンタ100を開放することなく、放電電極610の清掃を実施できる。移動用部材650の牽引により清掃部材630a,630bを放電電極610に当接させて清掃するとき、放電電極610に対する清掃部材630a,630bの押圧力は、10〜30gfになるように調整するのが好ましい。押圧力が10gf未満では、放電電極610に付着するトナー、紙粉などの汚染物質を充分に除去できないおそれがあり、30gfを超えると、放電電極610の突起部612の先端が変形破損するおそれがある。
放電電極610に対する清掃部材630a,630bの押圧力は、例えば、次のようにして調整できる。移動用部材650の一方の端部に錘を吊り下げた状態で、清掃部材630a又は清掃部材630bに負荷される力の大きさを測定する。測定は、例えば、清掃部材650a又は清掃部材650bにばね秤を接続して行われる。そして、清掃部材650a又は清掃部材650bに負荷される力が10〜30gfになる錘を選定し、放電電極610を清掃するに際して、予め選定した錘を移動用部材650の端部に吊り下げることによって、所定の押圧力で清掃できる。また、移動用部材650の端部に回転トルクを調整した電動機を接続し、所定の押圧力を負荷できるようにしてもよい。
シールドケース660は、感光体ドラム310Bの表面を臨む面が開放されて開口部が形成され、側壁661と、感光体ドラム310Bの表面を臨む面と対向する面(底面662)と、によって形成される内部空間を有する略直方体状の容器状部材である。シールドケース660の内部空間には、放電電極610、保持部材620、清掃部材630a,630b及び支持部材640が収容される。また、シールドケース660は、放電電極610と同一方向に長く延び、長手方向と直交する方向の断面形状が略U字状に形成されている。シールドケース660の底面662には、保持部材620が装着される。また、シールドケース660の側壁661と保持部材620とによって形成される溝部601には、支持部材640の柱状部分の端部が摺動可能に挿入される。シールドケース660は、例えば、ステンレス鋼などによって構成される。
シールドケース660の内壁面の一部または全面に、絶縁性層または半導電性層を形成してもよい。絶縁性層を形成する絶縁性材料としては、この分野で常用されるものを使用できる。また、半導電性層は、シート抵抗が1×10〜1×1013Ω/□であるものが好ましく、例えば、合成樹脂とカーボンブラックとを含む樹脂組成物からなる層、酸化スズと酸化アルミニウムとの複合体(Sn−Al−O)からなる層などを使用できる。絶縁性層は、絶縁性材料を含む樹脂組成物からなるシートを接着剤などによって貼着すること、該シートを熱融着させること、絶縁性材料を含む樹脂組成物を適切な溶剤に溶解または分散させてなる塗料を塗布して乾燥させることなどによって形成できる。半導電性層も、絶縁性材料に代えて半導電性材料を用いる以外は、絶縁性層と同様にして形成できる。
シールドケース660の内壁面の一部または全面に絶縁性層または半導電性層を形成することによって、放電電極610による放電効率が向上し、これらの層を形成しない場合よりも少ない放電電流量で感光体ドラム310Bの表面を均一に帯電させ得る。
なお、シールドケースは、感光体ドラム310Bの回転方向のおける上流側にある側壁の感光体ドラム310Bに近接する部分に切欠き部を形成してもよい。切欠き部を形成することで帯電性能を向上させることができる。切欠き部の幅は特に制限はないが、例えば、切欠き部を形成しない側の側壁及び底面の寸法が15mmの場合、切欠き部を1mmとすることができる。
グリッド電極670Bは、放電電極610と感光体ドラム310Bとの間に、放電電極610と同一方向に延びるように設けられる多孔板状部材であり、感光体ドラム310Bの表面の帯電状態のばらつきを調整し、帯電電位分布を均一化する。
グリッド電極670Bは、感光体ドラム310Bの回転方向と略直交する方向(感光体ドラムの軸方向)と略平行な境界で複数の領域に分割されている。本実施形態においては、グリッド電極670Bは、図5(a)に示すように、感光体ドラム310Bの回転方向における上流側に位置する上流領域671Bと、上流領域671Bの下流側に位置する中流領域672Bと、中流領域672Bの下流側に位置する下流領域673Bと、に分割されており、上流領域671B、中流領域672B及び下流領域673Bは、金属フレーム674B内に設けられている。
また、中流領域672Bは、感光体ドラム310Bの表面(感光層)と最も近接するように配置されており、上流領域671B及び下流領域673Bは、感光体ドラム310Bに対してほぼ等距離に位置している。
更に、上流領域671B、中流領域672B及び下流領域673Bには、金属薄板が所定のピッチで配列されており、金属薄板の配列ピッチ(グリッド電極670Bの長手方向における1つの金属薄板とそれに隣り合う金属薄板との間隔。以下、単に「配列ピッチ」という)と、金属薄板幅(グリッド電極670Bの長手方向における1つの金属薄板の幅。以下、単に「金属薄板幅」という)と、を適宜変更することで、開口率(%)が調整されている。なお、開口率(%)とは、配列ピッチを、配列ピッチと金属薄板幅との合計で除した値をいう。また、多孔形状としては、本実施形態においては、メッシュ状に形成したが、例えば、スリット状や網目状に形成してもよい。
図5(b)に示すように、中流領域672Bの開口率は、上流領域671B及び下流領域673Bの開口率よりも大きく、上流領域671B及び下流領域673Bの開口率は、中流領域672Bの開口率よりも小さくなるように形成されている。なお、中流領域672Bと、上流領域671B及び下流領域673Bと、の開口率の差は、10〜25%が好ましい。また、上流領域671Bの開口率と下流領域673Bの開口率とは、同じであってもよいが、大きさを変える場合には、開口率の差は、10%以内が好ましい。
上流領域671B、中流領域672B及び下流領域673Bの開口率は、画像形成装置の性能に応じて適宜選択できるが、例えば、上流領域671Bは65〜85%、中流領域672Bは80〜90%、下流領域673Bは65〜85%の範囲から選択するのが好ましい。本実施形態においては、中流領域672Bの開口率は90%に形成され、上流領域671B及び下流領域673Bの開口率は、それぞれ75%に形成されている。
また、グリッド電極670Bは、帯電装置311Bに対して着脱自在に設けられている。グリッド電極670Bの帯電装置311Bに対する着脱機構は特に制限されないが、本実施形態においては、グリッド電極670Bの長手方向の両端部に嵌合孔675a,675bを形成し、嵌合孔675a,675bをシールドケース660の内部空間に設けられる不図示の支持部材に嵌合することによって、グリッド電極670Bを帯電装置311Bに対して着脱可能になる。
また、グリッド電極670Bには不図示の電源が電気的に接続されており、不図示の電源は、感光体ドラム310Bの表面を帯電させる帯電動作時に、グリッド電極670Bに電圧を印可する。グリッド電極670Bは、例えば、放電電極610と同様の金属材料を用いて構成され、マスキング及びエッチングにより製造できる。グリッド電極670Bにおける上流領域671B、中流領域672B及び下流領域673Bの少なくとも感光体ドラム310Bに臨む表面には、ニッケルPTFE複合層を形成するのが好ましい。ニッケルPTFE複合層は、放電電極610の表面にニッケルPTFE複合層を形成するのと同様に実施できる。
グリッド電極670Bを長手方向と平行な境界で複数の領域に分割し、感光体ドラム310Bと近接する中流領域672Bの開口率が上流領域671B及び下流領域673Bの開口率よりも大きくなるように構成し、かつ、上流領域671B、中流領域672B及び下流領域673Bの開口率を適宜調整すれば、画像形成速度などのスペックが異なる各種プリンタに適用可能になる。即ち、帯電装置311Bをプラットフォーム化し、プリンタのスペックに合わせてグリッド電極670Bを選択することが可能になる。
次に、帯電装置311C〜311Yについて、図6を参照しながら説明する。なお、帯電装置311C〜311Yは、帯電装置311Bとグリッド電極が異なる以外は同じ構成であるため、ここでは、帯電装置311Cのグリッド電極670Cを説明することで、帯電装置311M、311Yの説明は省略する。図6は、シアン(C)のプロセスカートリッジ31Cの帯電装置411Cのグリッド電極670Cを示す図である。
グリッド電極(第1グリッド電極)670Cは、放電電極(第1放電電極)610Cと感光体ドラム(第1感光体ドラム)310Cとの間に、放電電極610Cと同一方向に延びるように設けられる多孔板状部材であり、感光体ドラム310Cの表面の帯電状態のばらつきを調整し、帯電電位を均一化する。
グリッド電極670Cは、感光体ドラム310Cの回転方向と略直交する方向(感光体ドラム310Cの軸方向)と略平行な境界で複数の領域に分割されている。本実施形態においては、グリッド電極670Cは、図6(a)に示すように、感光体ドラム310Cの回転方向における上流側に位置する上流領域671Cと、上流領域671Cの下流側に位置する中流領域672Cと、中流領域672Cの下流側に位置する下流領域673Cと、に分割されており、上流領域671C、中流領域672C及び下流領域673Cは、金属フレーム674C内に設けられている。
また、中流領域672Cは、感光体ドラム310Cの表面(感光層)と最も近接するように配置されており、上流領域671C及び下流領域673Cは、感光体ドラム310Cに対してほぼ等距離に位置している。
更に、上流領域671C、中流領域672C及び下流領域673Cには、金属薄板が所定のピッチで配列されており、金属薄板の配列ピッチと、金属薄板幅と、を適宜変更することで、開口率(%)が調整されている。
図6(b)に示すように、グリッド電極670Cは、上流領域671C、中流領域672C及び下流領域673Cの開口率が同じに形成されており、本実施形態においては、75%に形成されている。これは、グリッド電極670Bの上流領域671B及び下流領域673Bの開口率と同じであり、グリッド電極670Bの中流領域672Bよりも小さくなっている。言い換えると、グリッド電極670Bの中流領域672Bは、グリッド電極670Cの上流領域671C、中流領域672C及び下流領域673Cの開口率よりも大きくなるように形成されている。
また、グリッド電極670Cは、帯電装置311Cに対して着脱自在に設けられている。グリッド電極670Cの帯電装置311Cに対する着脱機構は特に制限されないが、本実施形態においては、グリッド電極670Cの長手方向の両端部に嵌合孔675a,675bを形成し、嵌合孔675a,675bをシールドケース660の内部空間に設けられる不図示の支持部材に嵌合することによって、グリッド電極670Cを帯電装置311Cに対して着脱可能になる。
また、グリッド電極670Cには不図示の電源が電気的に接続されており、不図示の電源は、感光体ドラム310Cの表面を帯電させる帯電動作時に、グリッド電極670Cに電圧を印加する。グリッド電極670Cは、例えば、放電電極610Cと同様の金属材料を用いて構成され、マスキング及びエッチングにより製造できる。グリッド電極670Cにおける上流領域671C、中流領域672C及び下流領域673Cの少なくとも感光体ドラム310Cに臨む表面には、ニッケルPTFE複合層を形成するのが好ましい。ニッケルPTFE複合層は、放電電極610Cの表面にニッケルPTFE複合層を形成するのと同様に実施できる。
次に、排気装置400について、図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、第1実施形態に係る排気装置400を模式的に示す図である。図8は、第1実施形態に係る排気装置400の排気経路部401B〜401Yに配置される風速変更フィン402B〜402Yを模式的に示す図である。
図7に示すように、排気装置400は、帯電装置311B〜311Yにそれぞれ接続される排気経路部401B〜401Yと、帯電装置311B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾン等を含む気体の風速を変更可能な風速変更フィン(風速変更手段)402B〜402Yと、排気経路部401B〜401Yと機外とを接続する排気ダクト403と、排気ダクト403の排気方向下流端に配設される排気ファン404と、を備えている。排気ファン404で引き込むことにより、図7において矢印で示す気体の流れが発生する。特に、帯電装置311B〜311Yの図7で示す断面に沿っては、矢印Cで示す気体の流れが発生する。この際には、帯電装置311B〜311Yには、それぞれ、グリッド電極670B〜670Yを流通した気体が引き込まれる。
排気経路部401Bは、一端が帯電装置311Bに接続され、他端が排気ダクト403に接続されており、帯電装置311Bが排出するオゾンを含む気体を排気ダクト403に流通させる。排気経路部401Cは、一端が帯電装置311Cに接続され、他端が排気ダクト403に接続されており、帯電装置311Cが排出するオゾンを排気ダクト403に流通させる。排気経路部401Mは、一端が帯電装置311Mに接続され、他端が排気ダクト403に接続されており、帯電装置311Mが排出するオゾンを含む気体を排気ダクト403に流通させる。排気経路部401Yは、一端が帯電装置311Yに接続され、他端が排気ダクト403に接続されており、帯電装置311Yが排出するオゾンを含む気体を排気ダクト403に流通させる。
図8(a)に示すように、風速変更フィン402Bは、排気経路部401Bの内部に配設されており、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速が、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くなるように、排気経路部401Bを流通するオゾン等の流量を減らす。言い換えると、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の流量が、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の流量よりも少なくなるように、排気経路部401Bを流通するオゾン等の流量を減らす。
一方、図8(c)に示すように、風速変更フィン402C〜402Yは、排気経路部401C〜401Yの内部に配設されており、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速が、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速よりも速くなるように、排気経路部401C〜401Yを流通するオゾン等の流量を増やす。
具体的には、図8(b)及び(d)に示すように、排気経路部401Bを流通するオゾン等の排気方向Cに対する風速変更ファン402Bの傾斜角度を、排気経路部401C〜401Yを流通するオゾン等の排気方向Cに対する風速変更ファン402C〜402Yの傾斜角度よりも大きくすることで、排気経路部401Bを流通するオゾン等の気体の流量を、排気経路部401C〜401Yを流通するオゾン等の気体の流量よりも相対的に減らし、これにより、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くしている。なお、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速と、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速との前記の相対関係を得るために、排気経路部401Bを流通するオゾン等の排気方向Cに対する風速変更ファン402Bの傾斜角度及び排気経路部401C〜401Yを流通するオゾン等の排気方向Cに対する風速変更ファン402C〜402Yの傾斜角度の双方を調整してもよいし、片方のみを調整してもよい。また、工場出荷時に調整済みとして、工場出荷後は調整できないようなファンを用いてもよいし、工場出荷時に調整済みかそうでないかを問わず、例えば、サービスマンが出荷後に調整できるようなファンを用いてもよい。後者の場合、サービスマンは、グリッド電極の汚れ具合を見て調整をすることができる。以下の他の実施形態においても、同様である。すなわち、風速調整手段として、ファン以外のものを用いた場合であっても、全ての色に対応した風速調整手段を調整することにより、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速と、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速との前記の相対関係を得るようにしてもよいし、一部の風速調整手段を調整することにより、このような相対関係を得るようにしてもよい。また、風速調整手段として、ファン以外のものを用いた場合であっても、工場出荷時に調整済みとして、工場出荷後は調整できないようにしてもよいし、工場出荷時に調整済みかそうでないかを問わず、例えば、サービスマンが出荷後に調整できるようなものにしてもよい。
なお、本実施形態においては、排気経路部401B〜401Yの全てに風速変更フィン402B〜402Yを設ける構成を用いて説明したが、排気経路部401Bのみに風速変更フィン402Bを設け、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くする構成であってもよい。また、風速変更フィンの角度の代わりに形状などを変更することにより風速を調整してもよい。
排気ダクト403は、帯電装置311B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾン等がプリンタ100の背面から機外に排気されるように、プリンタ本体101の背面に接続されている。排気ファン404は、帯電装置311B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾンを排気経路部401B〜401Yを介して吸引し、排気ダクト402を介して機外に排気する。
以上説明したように、第1実施形態に係るプリンタ100は、帯電装置311Bのグリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率が、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yの開口率よりも大きくなるように形成されている。そのため、感光体ドラム310Bの帯電性能を向上させることができる。これにより、例えば、モノクロの画像形成を高速で行うことができる。また、グリッド電極670Bは、中流領域の開口率が上流領域及び下流領域の開口率よりも大きくなるように形成されている。そのため、感光体ドラム310Bの安定した帯電を行うことができる。
また、プリンタ100は、帯電装置311B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾンを排気する排気装置400を備えており、排気装置400は、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の流速を、帯電装置311C〜311Yそれぞれのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くさせる風速変更フィン402B及び風速変更フィン402C〜402Yを備えている。これらの風速変更フィンにより、帯電装置311B及び帯電装置311C〜311Yにそれぞれ対応した開口率が相互に異なるグリッド電極670B及びグリッド電極670C〜670Yの汚染の程度をほぼ均等にすることができる。そのため、例えば、グリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくすることで、帯電装置311Bによる帯電性能を向上させた場合においても、グリッド電極670Bの不用な汚れを低減させることができる。これにより、帯電装置311Bによる不用な帯電性能の低下を防止することができる。
また、帯電装置311Bのグリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくした場合においても、他の帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yと汚れを同等にすることができる。これにより、帯電性能が安定し、安定した画像形成を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るプリンタ100Aついて、図7を援用すると共に、図9を参照しながら説明する。第2実施形態に係るプリンタ100Aは、排気装置の風速変更手段が第1実施形態と相違する。そのため、ここでは排気装置の風速変更手段を中心に説明し、その他の構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。図9は、第2実施形態に係る排気装置400Aの排気経路401B〜に401Y配置される風速変更フィルタを模式的に示す図である。
図7及び図9に示すように、排気装置400Aは、排気経路部401B〜401Yと、帯電装置311B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾン等の風速を変更可能な風速変更フィルタ(風速変更手段)412B〜412Yと、排気ダクト403と、排気ファン404と、を備えている。
図9(a)に示すように、風速変更フィルタ412Bは、排気経路部401Bの内部に配設されており、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速が、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くなるように、排気経路部401Bを流通するオゾン等の流量を減らす。言い換えると、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の流量が、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の流量よりも少なくなるように、排気経路部401Bを流通するオゾン等の流量を減らす。
具体的には、風速変更フィルタ412Bは、図9(b)及び(d)に示すように、風速変更フィルタ412C〜412Yよりも目が細かくなるように形成されおり、風速変更フィルタ412C〜412Yよりも目を細かくすることで、排気経路部401Bを流通するオゾン等の流量を減らし、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くしている。
一方、図9(c)に示すように、風速変更フィルタ412C〜412Yは、排気経路部401C〜401Yの内部に配設されており、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速が、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速よりも速くなるように、排気経路部401C〜401Yを流通するオゾン等の流量を増やす。
具体的には、風速変更フィルタ412C〜412Yは、図9(b)及び(d)に示すように、風速変更フィルタ412Bよりも目が粗くなるように形成されおり、風速変更フィルタ412Bよりも目を粗くすることで、排気経路部401C〜401Yを流通するオゾン等の流量を増やし、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670c〜670Yを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速よりも強くしている。なお、風速変更フィルタの目の粗さを調整する代わりに、風速変更フィルタの他の寸法(各グリッドの幅など)を変えることによって、風速変更フィルタを流通するオゾン等の流量を変更してもよい。
なお、本実施形態においては、排気経路部401B〜401Yの全てに風速変更フィルタ412B〜412Yを設ける構成を用いて説明したが、排気経路部401Bのみに風速変更フィルタ412Bを設け、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くする構成であってもよい。
以上説明したように、第2実施形態に係るプリンタ100Aの排気装置400Aは、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の流速を、グリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くさせる風速変更フィルタ412Bを備えている。そのため、例えば、グリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくすることで、帯電装置311Bによる帯電性能を向上させた場合においても、グリッド電極670Bの不用な汚れを低減させることができる。これにより、帯電装置311Bによる不用な帯電性能の低下を防止することができる。
また、帯電装置311Bのグリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくした場合においても、他の帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yと汚れを同等にすることができる。これにより、帯電性能が安定し、安定した画像形成を行うことができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るプリンタ100Bについて、図10を参照しながら説明する。第3実施形態に係るプリンタ100Bは、排気装置の風速変更手段が第1実施形態と相違する。そのため、ここでは排気装置の風速変更手段を中心に説明し、その他の構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。図10は、第3実施形態に係る排気装置400Aを模式的に示す図である。
図10に示すように、排気装置400Bは、排気経路部401B〜401Yと、帯電装置311Bの電荷発生部で発生したオゾン等の風速を弱くするための経路延長部(風速変更手段)422Bと、排気ダクト403と、排気ファン404と、を備えている。
経路延長部422Bは、排気経路部401Bに設けられており、排気経路部401Bの排気経路を、排気経路部401C〜401Yの排気経路よりも長くしている。本実施形態においては、経路延長部422Bは屈曲状に形成されている。
排気装置400Bは、排気経路部401Bに屈曲した経路延長部422Bを設けることで、排気経路部401Bを流通するオゾン等の風速を、排気経路部401C〜401Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くし、以て、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くしている。なお、図10に示す形状はあくまで例示である。ここで説明しているような風速の関係を得るためには、経路延長部422Bの形状を他の形状としてもよい。
以上説明したように、第3実施形態に係るプリンタ100Bの排気装置400Bは、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の流速を、グリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くさせる経路延長部432Bを備えている。そのため、例えば、グリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくすることで、帯電装置311Bによる帯電性能を向上させた場合においても、グリッド電極670Bの不用な汚れを低減させることができる。これにより、帯電装置311Bによる不用な帯電性能の低下を防止することができる。
また、帯電装置311Bのグリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくした場合においても、他の帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yと汚れを同等にすることができる。これにより、帯電性能が安定し、安定した画像形成を行うことができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るプリンタ100Cについて、図11及び図12を参照しながら説明する。第4実施形態に係るプリンタ100Cは、排気装置の風速変更手段が第1実施形態と相違する。そのため、ここでは排気装置の風速変更手段を中心に説明し、その他の構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。図11は、第4実施形態に係る排気装置400Cを模式的に示す図である。図12は、第4実施形態に係る排気装置400Cの吸気口432B〜432Yを模式的に示す図である。
図11及び図12に示すように、排気装置400Cは、排気経路部401B〜401Yと、帯電装置31B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾン等の風速を変更可能な吸気口(風速変更手段)432B〜432Yと、排気ダクト403と、排気ファン404と、を備えている。
図12(a)及び(b)に示すように、吸気口432Bは、シールドケース660B(帯電装置311Bのシールドケース660)の排気方向上流側に設けられており、シールドケース660C〜660Y(帯電装置311C〜311Yのシードルケース660)の排気方向上流側に設けられた吸気口432C〜432Yよりも小さくなるように形成されている。
排気装置400Cは、吸気口432Bの大きさを吸気口432C〜432Yよりも小さくすることで、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くしている。
以上説明したように、第4実施形態に係るプリンタ100Cは、吸気口432Bの大きさを吸気口432C〜432Yよりも小さくすることで、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くしている。そのため、例えば、グリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくすることで、帯電装置311Bによる帯電性能を向上させた場合においても、グリッド電極670Bの不用な汚れを低減させることができる。これにより、帯電装置311Bによる不用な帯電性能の低下を防止することができる。
また、帯電装置311Bのグリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくした場合においても、他の帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yと汚れを同等にすることができる。これにより、帯電性能が安定し、安定した画像形成を行うことができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係るプリンタ100Dについて、図13を参照しながら説明する。第5実施形態に係るプリンタ100Dは、排気装置の風速変更手段が第1実施形態と相違する。そのため、ここでは排気装置の風速変更手段を中心に説明し、その他の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。図13は、第5実施形態に係る排気装置400Dを模式的に示す図である。
図13に示すように、排気装置400Dは、排気経路部401B〜401Yと、排気ダクト403と、排気ファン404と、を備えている。
排気経路部401B〜401Bは、帯電装置31B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾン等の風速を変更可能な排気口(風速変更手段)442B〜442Yに接続されており、排気口442B〜442Yは、シールドケース660B〜660Yの排気方向下流端に設けられている。
排気口442Bは、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くなるように、排気口442C〜442Yよりも小さくなるように形成されている。
以上説明したように、第5実施形態に係るプリンタ100Dの排気装置400Dは、排気口442Bの大きさを排気口442C〜442Yよりも小さくすることで、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くしている。そのため、例えば、グリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくすることで、帯電装置311Bによる帯電性能を向上させた場合においても、グリッド電極670Bの不用な汚れを低減させることができる。これにより、帯電装置311Bによる不用な帯電性能の低下を防止することができる。
また、帯電装置311Bのグリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくした場合においても、他の帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yと汚れを同等にすることができる。これにより、帯電性能が安定し、安定した画像形成を行うことができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係るプリンタ100Eについて、図14を参照しながら説明する。第6実施形態に係るプリンタ100Eは、排気装置の風速変更手段が第1実施形態と相違する。そのため、ここでは排気装置の風速変更手段を中心に説明し、その他の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。図14は、第6実施形態に係る排気装置400Eを模式的に示す図である。
図14に示すように、排気装置400Eは、排気経路部401B〜401Yと、帯電装置31B〜311Yの電荷発生部で発生したオゾン等の風速を変更可能な風速変更ファン(風速変更手段)452B〜452Yと、排気ダクト403と、を備えている。
風速変更ファン452B〜452Yは、排気経路部401B〜401Yの内部に配設されており、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速が、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くなるように、風速変更ファン452Bの排気出力を弱くしている。
なお、本実施形態においては、排気経路部401B〜401Yの全てに風速変更ファン452B〜452Yを配設する構成を用いて説明したが、例えば、排気経路部401Bのみ、又は排気経路部401C〜401Yのみに風速変更ファンを配設し、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の風速を、帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くする構成であってもよい。
以上説明したように、第6実施形態に係るプリンタ100Eの排気装置400Eは、帯電装置311Bのグリッド電極670Bを流通するオゾン等の流速を、グリッド電極670C〜670Yを流通するオゾン等の風速よりも弱くさせる風速変更ファン452B〜452Yを備えている。そのため、例えば、グリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくすることで、帯電装置311Bによる帯電性能を向上させた場合においても、グリッド電極670Bの不用な汚れを低減させることができる。これにより、帯電装置311Bによる不用な帯電性能の低下を防止することができる。
また、帯電装置311Bのグリッド電極670Bの中流領域672Bの開口率を大きくした場合においても、他の帯電装置311C〜311Yのグリッド電極670C〜670Yと汚れを同等にすることができる。これにより、帯電性能が安定し、安定した画像形成を行うことができる。
なお、上述した実施形態を適宜組み合わせた実施形態もある。例えば、或る実施形態による構成により、調整の一部を行い、他の或る実施形態による構成により、調整の残りの部分を行い、これらを組み合わせることにより、調整の全体を完成させることもできる。その場合、一部の実施形態による構成を調整済みとして、残りの実施形態による構成を調整可能としてもよい。また、帯電装置311B及び帯電装置311C〜311Yにそれぞれ対応した開口率が相互に異なるグリッド電極670B及びグリッド電極670C〜670Yの汚染の程度をほぼ均等にする代わりに、目的に応じて、一方の程度が他方の程度に対して低くなるように調整してもよい。また、色C、色M、色Yの間でも調整してもよい。
100 プリンタ(画像形成装置)
310B 感光体ドラム(第2感光体ドラム)
310C〜310Y 感光体ドラム(第1感光体ドラム)
311B 帯電装置(第2帯電装置)
311C〜311Y 帯電装置(第1帯電装置)
400 排気装置
402B 風速変更フィン(風速変更手段)
402C〜402Y 風速変更フィン(風速変更手段)
412B 風速変更フィルタ(風速変更手段)
412C〜412Y 風速変更フィルタ(風速変更手段)
422B 経路延長部(風速変更手段)
432B 吸気口(風速変更手段)
432C〜432Y 吸気口(風速変更手段)
442B 排気口(風速変更手段)
442C〜442Y 排気口(風速変更手段)
452B 風速変更ファン(風速変更手段)
452C〜452Y 風速変更ファン(風速変更手段)
610 放電電極(第2放電電極)
610C〜610Y 放電電極(第1放電電極)
670B グリッド電極(第2グリッド電極)
670C〜670Y グリッド電極(第1グリッド電極)

Claims (11)

  1. 第1トナー像が形成される第1感光体ドラムと、
    第2トナー像が形成される第2感光体ドラムと、
    前記第1感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第1放電電極と、前記第1放電電極からの前記放電による前記第1感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第1グリッド電極と、を有する第1帯電装置と、
    前記第2感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第2放電電極と、前記第2放電電極からの前記放電による前記第2感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第2グリッド電極と、を有する第2帯電装置と、
    を含む画像形成装置に含まれる前記第1帯電装置及び前記第2帯電装置からオゾンを含む気体を外部に排気するための排気装置であって、
    自排気装置は、前記第1グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率と該開口率とは異なる前記第2グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率に応じて、前記第1グリッド電極を流通する気体の速度及び前記第2グリッド電極を流通する気体の速度のうちの少なくとも一方が、前記第1グリッド電極の汚染の程度と前記第2グリッドの汚染の程度が少なくとも相対的に所定の関係になるように調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構を含むことを特徴とする排気装置。
  2. 前記所定の関係とは、前記第1グリッド電極の汚染の程度と前記第2グリッドの汚染の程度がほぼ均等になるような関係であることを特徴とする請求項1に記載の排気装置。
  3. 前記機構は、前記第1帯電装置から排出される気体が流通する第1排気経路における排気口及び前記第2帯電装置から排出される気体が流通する第2排気経路における排気口のうちの少なくとも一方の大きさが調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構であることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気装置。
  4. 前記機構は、前記第1帯電装置から排出される気体が流通する第1排気経路における吸気口及び前記第2帯電装置から排出される気体が流通する第2排気経路における吸気口のうちの少なくとも一方の大きさが調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の排気装置。
  5. 前記機構は、前記第1帯電装置から排出される気体が流通する第1排気経路に配設された風速変更フィン及び前記第2帯電装置から排出される気体が流通する第2排気経路に配設された風速変更フィンのうちの少なくとも一方が調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の排気装置。
  6. 前記機構は、前記第1帯電装置から排出される気体が流通する第1排気経路に配設された風速変更フィルタ及び前記第2帯電装置から排出される気体が流通する第2排気経路に配設された風速変更フィルタのうちの少なくとも一方が調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の排気装置。
  7. 前記機構は、前記第1帯電装置から排出される気体が流通する第1排気経路及び前記第2帯電装置から排出される気体が流通する第2排気経路のうちの少なくとも一方の形状が調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の排気装置。
  8. 前記機構は、前記第1帯電装置から排出される気体が流通する第1排気経路に配設された排気ファン及び前記第2帯電装置から排出される気体が流通する第2排気経路に配設された排気ファンのうちの少なくとも一方の排気出力が調整されている機構又はそのように調整することが可能な機構であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の排気装置。
  9. 前記第1帯電装置及び前記第2帯電装置からオゾンを含む気体を外部に共通に排気するための排気ダクトを備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の排気装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の排気装置と、
    前記第1感光体ドラムと、
    前記第1帯電装置と、
    前記第1帯電装置により帯電した前記感光体ドラムに潜像を形成し、該潜像を現像してから記録媒体に転写する手段と、
    前記第2感光体ドラムと、
    前記第2帯電装置と、
    前記第2帯電装置により帯電した前記感光体ドラムに潜像を形成し、該潜像を現像してから記録媒体に転写する手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 第1トナー像が形成される第1感光体ドラムと、
    第2トナー像が形成される第2感光体ドラムと、
    前記第1感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第1放電電極と、前記第1放電電極からの前記放電による前記第1感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第1グリッド電極と、を有する第1帯電装置と、
    前記第2感光体ドラムに対して放電をする少なくとも1つの第2放電電極と、前記第2放電電極からの前記放電による前記第2感光体ドラムの帯電電位分布を制御する第2グリッド電極と、を有する第2帯電装置と、
    を含む画像形成装置に含まれる前記第1帯電装置及び前記第2帯電装置からオゾンを含む気体を外部に排気するための排気方法であって、
    前記第1グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率と該開口率とは異なる前記第2グリッド電極のうちの少なくとも一部の開口率に応じて、前記第1グリッド電極を流通する気体の速度及び前記第2グリッド電極を流通する気体の速度のうちの少なくとも一方が、前記第1グリッド電極の汚染の程度と前記第2グリッドの汚染の程度が少なくとも相対的に所定の関係になるように調整することを特徴とする排気方法。
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