JP2002333753A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JP2002333753A
JP2002333753A JP2001140399A JP2001140399A JP2002333753A JP 2002333753 A JP2002333753 A JP 2002333753A JP 2001140399 A JP2001140399 A JP 2001140399A JP 2001140399 A JP2001140399 A JP 2001140399A JP 2002333753 A JP2002333753 A JP 2002333753A
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forming station
image
color
toner
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Application number
JP2001140399A
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English (en)
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Toshiaki Ino
利昭 井野
Toshimasa Harada
敏雅 原田
Eiichi Kido
栄一 木戸
Takayuki Yamanaka
隆幸 山中
Yoshiori Fujii
佳織 藤井
Takashi Kitagawa
高志 北川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナー特性への依存やトナー消費量の増大を回
避するとともに、複数の転写工程におけるトナー逆転写
現象を抑制し、色再現性に優れた最終画像を効率的に形
成することのできるカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】感光体を中心とする画像形成ステーション
が、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成ス
テーションで各々形成された色像を順次重ね合わせて画
像を形成する多色画像形成装置において、各画像形成ス
テーションの帯電工程における帯電器のシールド電極ケ
ース幅を、上流側の画像形成ステーションから下流側の
画像形成ステーションへ移行するにつれて変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のカ
ラー複写機、カラープリンタ等の感光体ドラム上に現像
された現像剤像を、半導電性転写ベルトにより転写材を
搬送しながら順次多重転写して画像を形成する画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の現像装置を備え、各現像装置によ
ってそれぞれ色の異なった可視画像(トナー像)を形成
し、これらのトナー像を最終的に同一転写用紙に重ねて
転写するカラー画像形成装置が種々提案されている。一
般に、カラー画像形成装置は単一ドラム型と多段ドラム
型(タンデム型)に大別される。
【0003】図1は、単一ドラム型のカラー画像形成装
置の主要部構成を模式的に示す。同図に示すカラー画像
形成装置は、単一の感光体ドラム1の周面に沿って初期
化帯電器2、レーザー光を照射する記録へツド3、感光
体ドラム1に沿って4個の現像器4a〜4dが配設され
ており、感光体ドラム1に対向して転写部を形成する用
紙巻き付け半導電性ドラム5が配置されている。用紙巻
き付け半導電性ドラム5の円筒内部には、上記転写部に
近接して転写電流を放電するコロナ放電器6が配設され
ている。
【0004】用紙巻き付け半導電性ドラム5は、矢印A
で示すように、左下方向から搬入されてくる転写用紙
を、矢印Bで示すように、反時計回り方向に巻着して一
周する。感光体ドラム1は、用紙巻き付け半導電性ドラ
ム5の周面速度と同じ周面速度で、矢印Cで示すように
時計回り方向に回転しながら、先ずM(マゼンタ:赤色
染料)のトナー像を形成し、このトナー像をコロナ放電
器6の放電電流によって転写用紙に転写する。
【0005】次に、再び用紙巻き付け半導電性ドラム5
が一回転し、これに応じて感光体ドラム1がC(シア
ン:緑味のある青色)のトナー像を形成し、これをコロ
ナ放電器6が転写用紙上に転写して重ねる。
【0006】更に再び、用紙巻き付け半導電性ドラム5
が一回転し、これに応じて感光体ドラム1がY(イエロ
ー:黄色)のトナー像を形成し、これをコロナ放電器6
が転写用紙上に転写して重ねる。最後に再び用紙巻き付
け半導電性ドラム5が一回転し、これに応じて感光体ド
ラム1がBk(ブラック:黒)のトナー像を形成し、こ
れをコロナ放電器6が転写用紙上に転写して重ねる。
【0007】そして、上記4色のトナー像の転写(塗り
重ね)が終了すると、転写用紙の巻き付けが解除され、
転写用紙は、搬送ベルト7によって、左方に配置されて
いる定着部8に搬送され、上記塗り重ねられた4色の転
写トナー像が紙面に熱定着される。
【0008】このように、単一ドラム型のカラー画像形
成装置は、一枚(1頁)の転写用紙に対して、減法混色
の三原色であるM(マゼンタ)トナー、C(シアン)ト
ナー、Y(イエロー)トナー及び黒色部分の印字に専用
されるBk(ブラック)トナーの合計4種類のトナーを
重ねて転写するために、各トナー毎に個別に印字(露光
記録、現像、及び転写)を行うから、転写用紙1頁に対
して印字工程が4回繰り返されることになり、したがっ
て印字処理に長時間を要する。
【0009】これに対して、タンデム型のカラー画像形
成装置は、1工程で4種類のトナーを用紙に順次重ねて
転写するため、単一ドラム型に比較してほぼ4倍の処理
速度を有している。このため、近年、内部装置が小型化
され且つ組装置化(ユニット化)されて比較的安価にな
ったこととも相俟って、タンデム型のカラー画像形成装
置が主流となりつつある。
【0010】図2はタンデム方式を適用するカラー画像
形成装置の概略構成を示す主要部断面図である。図2に
おいて、1はドラム状の感光体であり、この感光体1は
図中の矢印方向に回転し、その周りに少なくとも回転順
に帯電用ロールブラシ(帯電器)2、現像装置4、クリ
ーニング装置10が配置されている。
【0011】帯電用ロールブラシ2は、感光体1表面を
均一に帯電するための帯電装置を構成する接触帯電部材
であり、繊維中にカーボンを分散させた導電性繊維から
成るブラシで、繊維の抵抗値は103〜107Ω・cmと
なっている。
【0012】この帯電用ロールブラシ2は感光体1表面
に接触し且つ感光体1に対してカウンター方向に回転し
ている。これにより、感光体1との接触確率が増大する
と共に、ブラシによる掃きスジを目立たなくすることが
できる。
【0013】この帯電用ロールブラシ2と現像装置4の
間の感光体1表面に図示しない書き込み光学系からのレ
ーザー光3が照射され、感光体1に静電潜像が形成され
るようになっている。そして、このような感光体1を中
心とした4つの画像形成ユニットPa〜Pdが、転写材
搬送手段である無端の転写搬送ベルト5に沿って並設さ
れている。
【0014】転写搬送ベルト5は各画像形成ユニットの
現像装置4とクリーニング装置10の間で感光体1に当
接しており、転写搬送ベルト5の感光体1側の裏側に当
たる面(裏面)には転写バイアスを印加するための転写
ブラシ6が配置されている。各画像形成ユニットPa〜
Pdは現像装置4内部のトナー色が異なるだけで、その
他は全て同様の構成となっている。
【0015】図2に示す構成のカラー画像形成装置にお
いて、画像形成動作は次のようにして行われる。まず、
各画像形成ユニットPa〜Pdにおいて、感光体1がカ
ウンター方向に回転する帯電用ロールブラシ2により帯
電され、次に露光部でレーザー光3により、作成する各
色の画像に対応した静電潜像が形成される。次に現像装
置4により潜像を現像してトナー像が形成される。
【0016】現像装置4は、それぞれC(シアン),M
(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)のトナ
ーで現像を行う現像装置で、4つの感光体1上で作られ
た各色のトナー像は転写紙上で重ねられる。転写紙は給
紙コロ(図示せず)によりトレイ11から送り出され、
一対のレジストローラ12で一旦停止し、上記感光体1
上への画像形成とタイミングを合わせて転写搬送ベルト
5に送られる。
【0017】転写搬送ベルト5上に保持された転写紙は
搬送されて、各感光体1との当接位置(転写部)で各色
トナー像の転写が行われる。感光体1上のトナー像は、
転写ブラシ6に印加された転写バイアスと感光体1との
電位差から形成される電界により、転写紙上に転写され
る。
【0018】そして、4つの転写部を通過して4色のト
ナー像が重ねられた記録紙は定着装置8に搬送され、ト
ナーが定着されて、図示しない排紙部に排紙される。ま
た、転写部で転写されずに各感光体1に残った残留トナ
ーは、クリーニング装置10で回収される。
【0019】尚、図2の例では画像形成ユニットPa〜
Pdは転写紙搬送方向上流側から下流側に向けて、K
(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),Y(イ
エロー)の色の順で並んでいるが、この順番に限定され
るものではなく、色順は適宜任意に設定されてよい。
【0020】上記したように、各画像形成ユニットは現
像装置4内部のトナー色が異なるだけで、その他は全て
同様の構成となっている。そのため、各画像形成ステー
ションの現像装置の回転数も同一回転数に設定されてい
る。
【0021】ところが、タンデム方式では現像ステーシ
ョンの上流側ステーションで一旦転写材上に転写された
未定着トナーが、すぐ下流側のステーションで奪われて
しまう逆転写現象が発生し、良好なカラー画像が得られ
なくなる。その逆転写現象について以下に説明する。
【0022】タンデム方式のカラー画像形成装置では、
最上流の画像形成ユニットPaの現像工程で形成された
第1色目のトナー像が転写材上に転写されるが、次の画
像形成ユニットPbの現像工程で形成された第2色目の
トナー像を転写材に重ねて転写する際に、先に転写され
た第1色目のトナー像の一部が感光体1側に逆転写され
る現象が生じる。
【0023】同様のことは、第3色目、及び第4色目の
トナー像を転写材上に転写する際にも生じる。そのた
め、最下流の画像形成ユニットで第4色目のトナー像の
転写を終了した後では、転写材Pへの第1色目のトナー
像のトナー付着量は、当初の付着量に比べて数10%減
少してしまう。そして、同様な現象が第2色目のトナー
像、及び第3色目のトナー像にも生じる。
【0024】したがって、例えばトナー像の形成と転写
の工程を4回実施するとした場合に、各トナー像の最終
的な転写材への付着量は第1色目のトナー像が最も少な
めとなって、「第1色目の付着量」<「第2色目の付着
量」<「第3色目の付着量」<「第4色目の付着量」と
いうバランスの崩れた配色となる(図3参照)。
【0025】一方、図4に示す再転写量と画像濃度との
関係から判るように、再転写量が多くなるほど、画像濃
度は低下する。このため、下流の色ほど色濃度が高くな
って正しい色相から離れたカラー画像となってしまう問
題があった。
【0026】これは、画像形成工程において感光体(ド
ラム又はベルト)の画像電位に応じて、現像ローラ上か
らトナーが感光体に付着する際、トナーは必ずしも一様
なマイナス電荷を帯びているわけではなく、マイナス極
性の弱いものや逆にプラス極性の電荷を有するものが混
在し、又転写後の感光体からの剥離工程で放電が生じて
後からプラス極性となるものがある。これらが後段の転
写工程でプラス極性の転写電荷を受けるたびに少しずつ
感光体に逆戻りすることから生じる現象であるとされて
いる。
【0027】このような不具合を解決するために、例え
ば特開平8−106197号公報では、複数の現像装置
を備える画像形成装置において、下流側ほど帯電電位の
低減、低帯電量の現像剤使用によって低電圧で転写する
ことで逆転写現象等の異常画像の発生を抑制しようとす
る提案がなされている。
【0028】また、特開平9−319179号公報で
は、タンデム方式の多色画像形成装置において、各段の
現像装置におけるドクタブレードの当接圧を上流側から
下流側に移行するにつれて順次強めて行く設定とする方
法をはじめとして、感光体へのトーナー付着量が上流側
が下流側よりも多くなる付着量制御を行なうとともに、
各段で使用するトナーの粒子径や流動性等の特性を段階
的に変化させるようにしている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
8−106197号公報の方法は、主にトナーの特性に
依存して対応する内容であり、トナーの特性管理に手間
や経費を要するだけでなく、各段毎に目標帯電電位やト
ナー帯電量を単純に変化させるので、システム全体でみ
ると転写工程に絡んで異常画像を発生する傾向がある。
【0030】また、特開平9−319179号公報の方
法は、逆転写現象が発生するのを見越し、予め上流側ほ
ど感光体へのトナー付着量を多くするトナー付着量制御
を行なうので、トナー消費量の増加に繋がり易い。
【0031】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、トナー特性への依存やトナー消費量の増大を回避す
るとともに、複数の転写工程におけるトナー逆転写現象
を抑制し、色再現性に優れた最終画像を効率的に形成す
ることのできるカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0033】(1)感光体を中心とする画像形成ステー
ションが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像
形成ステーションで各々形成された色像を順次重ね合わ
せて画像を形成する多色画像形成装置において、各画像
形成ステーションの帯電工程における帯電器のシールド
電極ケース幅を、上流側の画像形成ステーションから下
流側の画像形成ステーションへ移行するにつれて変化さ
せることを特徴とする。
【0034】この構成によれば、多色画像形成を行った
際に、上流側に配置されている画像形成ステーションは
再転写の影響による画像濃度低下が発生し、下流側に配
置されている現像剤色ほど画像濃度が高くなり、バラン
スが崩れ、正しい色相から離れたカラー画像となるのを
抑制することができる。
【0035】各色毎のトナー像で転写順序が先の転写工
程で転写されるトナー像の感光体上におけるトナー付着
量を、後の転写工程で転写されるトナー像の感光体上に
おけるトナー付着量よりも多くする感光体の初期化帯電
電位を設定するため、転写材の搬送方向の下流側での転
写時に転写材から感光体へのトナーの逆転写現象が発生
するにも関わらず、多重転写された多色画像の各色の濃
度が適正に形成され高品質の最終画像を得ることができ
る(図3参照)。
【0036】(2)前記帯電器のシールド電極ケース幅
を、上流側の画像形成ステーションほど小さく設定し、
下流側の画像形成ステーションへ移行するにつれて大き
く設定することを特徴とする。
【0037】感光体の初期化帯電電位は、帯電器のシー
ルド電極ケース幅の影響を受け、例えば、スクリーング
リッドに印加される電圧が一定の場合、幅が小さいと感
光体の表面電位は低く設定されるために露光後の明部電
位が低くなることによって、現像後の画像濃度は高くな
る。また、幅が大きいと感光体の表面電位は高く設定さ
れるために露光後の明部電位が高くなることによって、
現像後の画像濃度は低くなる。
【0038】したがって、この構成によれば、多色画像
形成を行った際に、再転写現象の発生回数が多く、再転
写量が多い上流側に配置されている画像形成ステーショ
ンの画像濃度の低下が防止され、かつ、再転写現象によ
って、下流側に配置されている現像剤色ほど画像濃度が
高くなり、バランスが崩れ、正しい色相から離れたカラ
ー画像となるのを抑制することができる。
【0039】(3)感光体を中心とする画像形成ステー
ションが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像
形成ステーションで各々形成された色像を、順次重ね合
わせて画像を形成する多色画像形成装置において、各画
像形成ステーションの帯電工程における帯電器のスクリ
ーングリッドと放電電極板の間隔を、上流側の画像形成
ステーションから下流側の画像形成ステーションへ移行
するにつれて変化させることを特徴とする。
【0040】この構成によれば、多色画像形成を行った
際に、上流側に配置されている画像形成ステーションは
再転写の影響による画像濃度低下が発生し、下流側に配
置されている現像剤色ほど画像濃度が高くなり、バラン
スが崩れ、正しい色相から離れたカラー画像となるのを
抑制することができる。
【0041】各色毎のトナー像で転写順序が先の転写工
程で転写されるトナー像の感光体上におけるトナー付着
量を、後の転写工程で転写されるトナー像の感光体上に
おけるトナー付着量よりも多くする感光体の初期化帯電
電位を設定するため、転写材の搬送方向の下流側での転
写時に転写材から感光体へのトナーの逆転写現象が発生
するにも関わらず、多重転写された多色画像の各色の濃
度が適正に形成され高品質の最終画像を得ることができ
る(図3参照)。
【0042】(4)前記帯電器のスクリーングリッドと
放電電極板の間隔を、上流側の画像形成ステーションほ
ど広く設定し、下流側の画像形成ステーションへ移行す
るにつれて狭く設定することを特徴とする。
【0043】感光体の初期化帯電電位は、帯電器のスク
リーングリッドと放電電極との間隔の影響を受け、例え
ば、スクリーングリッドに印加される電圧が一定の場
合、間隔が広いと感光体の表面電位は低く設定されるた
めに露光後の明部電位が低くなることによって、現像後
の画像濃度は高くなる。また、間隔が狭いと感光体の表
面電位は高く設定されるために露光後の明部電位が高く
なることによって、現像後の画像濃度は低くなる。
【0044】したがって、この構成によれば、多色画像
形成を行った際に、再転写現象の発生回数が多く、再転
写量が多い上流側に配置されている画像形成ステーショ
ンの画像濃度の低下が防止され、かつ、再転写現象によ
って、下流側に配置されている現像剤色ほど画像濃度が
高くなり、バランスが崩れ、正しい色相から離れたカラ
ー画像となるのを抑制することができる。
【0045】(5)感光体を中心とする画像形成ステー
ションが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像
形成ステーションで各々形成された色像を、順次重ね合
わせて画像を形成する多色画像形成装置において、各画
像形成ステーションの帯電工程における帯電器のスクリ
ーングリッドの開口率を、上流側の画像形成ステーショ
ンから下流側の画像形成ステーションへ移行するにつれ
て変化させることを特徴とする。
【0046】この構成によれば、多色画像形成を行った
際に、上流側に配置されている画像形成ステーションは
再転写の影響による画像濃度低下が発生し、下流側に配
置されている現像剤色ほど画像濃度が高くなり、バラン
スが崩れ、正しい色相から離れたカラー画像となるのを
抑制することができる。
【0047】各色毎のトナー像で転写順序が先の転写工
程で転写されるトナー像の感光体上におけるトナー付着
量を、後の転写工程で転写されるトナー像の感光体上に
おけるトナー付着量よりも多くする感光体の初期化帯電
電位を設定するため、転写材の搬送方向の下流側での転
写時に転写材から感光体へのトナーの逆転写現象が発生
するにも関わらず、多重転写された多色画像の各色の濃
度が適正に形成され高品質の最終画像を得ることができ
る(図3参照)。
【0048】(6)前記帯電器のスクリーングリッドの
開口率を、上流側の画像形成ステーションほど低く設定
し、下流側の画像形成ステーションへ移行するにつれて
高く設定することを特徴とする。
【0049】感光体の初期化帯電電位は、帯電器のスク
リーングリッド開口率の影響を受け、例えば、スクリー
ングリッドに印加される電圧が一定の場合、開口率が低
いと感光体の表面電位は低く設定されるために露光後の
明部電位が低くなることによって、現像後の画像濃度は
高くなる。また、開口率が高いと感光体の表面電位は高
く設定されるために露光後の明部電位が高くなることに
よって、現像後の画像濃度は低くなる。
【0050】したがって、この構成によれば、多色画像
形成を行った際に、再転写現象の発生回数が多く、再転
写量が多い上流側に配置されている画像形成ステーショ
ンの画像濃度の低下が防止され、かつ、再転写現象によ
って、下流側に配置されている現像剤色ほど画像濃度が
高くなり、バランスが崩れ、正しい色相から離れたカラ
ー画像となるのを抑制することができる。
【0051】(7)最上流側の画像形成ステーションに
配設された現像装置に黒色現像剤が収容されており、こ
れより下流側の各画像形成ステーションに配置された現
像装置に、シアン、マゼンタ、イエローの各現像剤がそ
れぞれ収容されていることを特徴とする。
【0052】この構成によれば、黒色現像剤を画像形成
ステーションの最上流位置に配置し、他の3原色を下流
側に配置することにより、転写後の積層順は黒色トナー
が1層目(最下層)となり、色再現性が向上する。黒色
は他の色に比べて、フルカラー画像の色目へのかかわり
は小さいので、逆転写にて濃度低下の恐れの多い最異上
流側の画像形成ステーションの色として黒色を選択する
ことで、逆転写による画質への影響が、より効果的に抑
えられる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る
多色画像形成装置について説明する。なお、以下の各実
施形態に係る多色画像形成装置は、従来の技術で説明し
た装置と同タイプのタンデム方式の多色画像形成装置で
あり、図2に示した構成は、各実施形態に共通とし、便
宜上、構成の詳細な説明は省略し、異なる点のみについ
て説明する。
【0054】(実施形態1)本実施形態は、請求項1,
2,5に対応する。図4に示すように、逆転写現象と画
像濃度との関係は、逆転写量が多い場合に画像濃度が低
くなり、逆転写量が少ない場合に画像濃度が高くなる関
係にある。したがって、タンデム方式では、上流側に配
置される現像剤ほど後段の転写工程の影響を受ける度合
いが高く、第1層目(最下層)から第4層目(最上層)
へ移行するに伴って順次逆転写量が減少して行くので、
転写順序の遅い現像剤、即ち、上層側に配される現像剤
ほど逆転写量が少なく、従って画像濃度低下が少なく抑
えられる。
【0055】このため、トナーの転写(画像形成ステー
ションの上流側から下流側に向かう方向)に伴って、図
5に示すように、感光体1へのトナー付着量が多い側か
ら少ない側に移行する設定とするのが有効である。即
ち、各現像剤色の画像形成ステーションの転写効率は略
一定であるので、感光体1へのトナー付着量と転写材上
へ転写されるトナー量とは相関する。
【0056】したがって、各画像形成ステーションの転
写工程で転写材上へ転写されるトナー量が逆転写現象で
感光体1側へ逆戻りして減少する量に見合う量だけ多け
れば、逆転写現象による画像濃度低下を防止することが
できる。
【0057】図6は、帯電器のシールド電極ケース幅
と、感光体の表面電位との関係の一例を示すグラフであ
る。同図において、シールド電極ケース幅を調整するこ
とにより、感光体電位を変化させることができる。ケー
ス幅が小さくなると、感光体1の表面電位は低下する方
向となる。
【0058】次に、図7は、シールド電極ケース幅と複
写濃度との関係の一例を示すグラフである。シールド電
極ケース幅を調整することにより、上記図6に示す電位
を変化させ、結果的には、図7に示すように複写濃度を
変化させることが可能となる。全ての画像形成ステーシ
ョンについて、帯電器グリッドへの印加電圧をVg=−
600〔V〕に固定し、像露光時の書き込み出力を一定
とし、シールド電極ケース幅(mm)のみを上流側から
下流側の画像形成ステーションに移行するにつれて順次
狭くなるように設定とすると、表1に示すような表面電
位、明部電位を得られる。
【0059】
【表1】
【0060】本実施形態では、感光体1の表面電位は、
1色目から4色目まで、−550V〜−600Vの範囲
で段階的に増大する設定としている。感光体1の表面電
位を画像形成ステーションの1色目から4色目まで、順
次マイナス側へ大きく設定したことにより、上流側の画
像形成ステーションほど明部電位がマイナス側で小さく
なるので(静電潜像の明部電位の相対的な極性がプラス
側に近づく)、像露光量、現像バイアス電圧、転写条件
等が同一であっても感光体1へ転移するトナー量が多く
なる。
【0061】したがって、転写材上へ転写されるトナー
量も多くなる。そして、下流側の画像形成ステーション
ほど明部電位が大きくなるので(静電潜像の明部電位の
相対的な極性がマイナス側で増大する)、像露光量、現
像バイアス電圧、転写条件等が同一であっても感光体1
へ転移するトナー量が少なくなる。そのため、転写材上
へ転写されるトナー量も少なくなる。
【0062】これにより、転写材の搬送方向下流側での
転写時における転写材から感光体1への逆転写現象が発
生するにも拘わらず、最終的に形成される多色画像で、
多重転写された色毎のトナー量の配分、即ち画像濃度が
原稿データに忠実な高品質な最終画像を得ることができ
る。
【0063】(実施形態2)本実施形態は、請求項1,
3,5に対応する。図8は、帯電器2のスクリーングリ
ッド21と放電電極板15の可変位置dを示すプロセス
断面図である。また、図9は、帯電器(2)のスクリー
ングリッド(21)と放電電極板15との間隔(d)
と、感光体(1)の表面電位との関係の一例を示すグラ
フである。
【0064】図9において、スクリーングリッド(2
1)と放電電極板(15)との間隔(d)を調整するこ
とにより、感光体電位を変化させることができる。両者
の対向間隔が広くなると、感光体1の表面電位は低下す
る方向となる。
【0065】次に、図10は、スクリーングリッド(2
1)と放電電極板(15)との間隔(d)と複写濃度と
の関係の一例を示すグラフである。スクリーングリッド
(21)と放電電極板(15)との間隔(d)を調整す
ることにより、上記図9に示す電位を変化させ、結果的
には、図10に示すように、複写濃度を変化させること
が可能となる。
【0066】全ての画像形成ステーションについて、帯
電器グリッドへの印加電圧をVg=−600〔V〕に固
定し、像露光時の書き込み出力を一定とし、スクリーン
グリッドと放電電極間隔(d)〔m〕のみを上流側から
下流側の画像形成ステーションに移行するにつれて順次
狭くなる設定にすると、表2に示すような表面電位、明
部電位を得られる。
【0067】
【表2】
【0068】本実施形態では、感光体1の表面電位は、
1色目から4色目まで、−550V〜−600Vの範囲
で段階的に増大する設定としている。感光体1の表面電
位を画像形成ステーションの1色目から4色目まで、順
次マイナス側へ大きく設定したことにより、上流側の画
像形成ステーションほど明部電位がマイナス側で小さく
なるので(静電潜像の明部電位の相対的な極性がプラス
側に近づく)、像露光量、現像バイアス電圧、転写条件
等が同一であっても感光体1へ転移するトナー量が多く
なる。
【0069】したがって、転写材上へ転写されるトナー
量も多くなる。そして、下流側の画像形成ステーション
ほど明部電位が大きくなるので(静電潜像の明部電位の
相対的な極性がマイナス側で増大する)、像露光量、現
像バイアス電圧、転写条件等が同一であっても感光体1
へ転移するトナー量が少なくなる。したがって、転写材
上へ転写されるトナー量も少なくなる。
【0070】これにより、転写材の搬送方向下流側での
転写時における転写材から感光体1への逆転写現象が発
生するにも拘わらず、最終的に形成される多色画像で、
多重転写された色毎のトナー量の配分、即ち画像濃度が
原稿データに忠実な高品質な最終画像を得ることができ
る。
【0071】(実施形態3)本実施形態は、請求項1,
4,5に対応する。図11は、帯電器2のスクリーング
リッド開口率と、感光体1の表面電位との関係の一例を
示すグラフである。図11において、スクリーングリッ
ド開口率を調整することにより、感光体電位は変化する
ことができる。開口率が低くなると、感光体1の表面電
位は低下する方向となる。次に、図12は、スクリーン
グリッド開口率と複写濃度との関係の一例を示すグラフ
である。スクリーングリッド開口率を調整することによ
り、上記図11に示す電位を変化させ、結果的には、図
12に示すように複写濃度を変化させることが可能とな
る。
【0072】全ての画像形成ステーションについて、帯
電器2のスクリーングリッド(21)への印加電圧を、
Vg=−600〔V〕に固定し、像露光時の書き込み出
力を一定とし、スクリーングリッド開口率(鉛)のみを
上流側から下流側の画像形成ステーションに移行するに
つれて)順次狭くなる設定とすると、表3に示すような
表面電位、明部電位を得られる。
【0073】
【表3】
【0074】本実施形態では、感光体1の表面電位は、
1色目から4色目まで、−500V〜−600Vの範囲
で段階的に増大する設定としている。感光体1の表面電
位を画像形成ステーションの1色目から4色目まで、順
次マイナス側へ大きく設定したことにより、上流側の画
像形成ステーションほど明部電位がマイナス側で小さく
なるので(静電潜像の明部電位の相対的な極性がプラス
側に近づく)、像露光量、現像バイアス電圧、転写条件
等が同一であっても感光体1へ転移するトナー量が多く
なる。
【0075】したがって、転写材上へ転写されるトナー
量も多くなる。そして、下流側の画像形成ステーション
ほど明部電位が大きくなるので(静電潜像の明部電位の
相対的な極性がマイナス側で増大する)、像露光量、現
像バイアス電圧、転写条件等が同一であっても感光体1
へ転移するトナー量が少なくなる。したがって、転写材
上へ転写されるトナー量も少なくなる。
【0076】これにより、転写材の搬送方向下流側での
転写時における転写材から感光体1への逆転写現象が発
生するにも拘わらず、最終的に形成される多色画像で、
多重転写された色毎のトナー量の配分、即ち画像濃度が
原稿データに忠実な高品質な最終画像を得ることができ
る。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果を奏する。
【0078】請求項1によれば、各画像形成ステーショ
ンの帯電工程における帯電器のシールド電極ケース幅
を、上流側の画像形成ステーションから下流側の画像形
成ステーションへ移行するにつれて変化させるので、多
色画像形成を行った際に、上流側に配置されている画像
形成ステーションは再転写の影響による画像濃度低下が
発生し、下流側に配置されている現像剤色ほど画像濃度
が高くなり、バランスが崩れ、正しい色相から離れたカ
ラー画像となるのを抑制することができる。
【0079】各色毎のトナー像で転写順序が先の転写工
程で転写されるトナー像の感光体上におけるトナー付着
量を、後の転写工程で転写されるトナー像の感光体上に
おけるトナー付着量よりも多くする感光体の初期化帯電
電位を設定するため、転写材の搬送方向の下流側での転
写時に転写材から感光体へのトナーの逆転写現象が発生
するにも関わらず、多重転写された多色画像の各色の濃
度が適正に形成され高品質の最終画像を得ることができ
る。
【0080】請求項2によれば、各画像形成ステーショ
ンの帯電工程における帯電器のシールド電極ケース幅
を、上流側の画像形成ステーションほど小さく設定し、
下流側の画像形成ステーションへ移行するにつれて大き
く設定するので、多色画像形成を行った際に、再転写現
象の発生回数が多く、再転写量が多い上流側に配置され
ている画像形成ステーションの画像濃度の低下が防止さ
れ、かつ、再転写現象によって、下流側に配置されてい
る現像剤色ほど画像濃度が高くなるため、バランスが崩
れ、正しい色相から離れたカラー画像となるのを抑制す
ることができる。
【0081】請求項3によれば、各画像形成ステーショ
ンの帯電工程における帯電器のスクリーングリッドと放
電電極板の間隔を、上流側の画像形成ステーションから
下流側の画像形成ステーションへ移行するにつれて変化
させるので、多色画像形成を行った際に、上流側に配置
されている画像形成ステーションは再転写の影響による
画像濃度低下が発生し、下流側に配置されている現像剤
色ほど画像濃度が高くなるため、バランスが崩れ、正し
い色相から離れたカラー画像となるのを抑制することが
できる。
【0082】各色毎のトナー像で転写順序が先の転写工
程で転写されるトナー像の感光体上におけるトナー付着
量を、後の転写工程で転写されるトナー像の感光体上に
おけるトナー付着量よりも多くする感光体の初期化帯電
電位を設定するため、転写材の搬送方向の下流側での転
写時に転写材から感光体へのトナーの逆転写現象が発生
するにも関わらず、多重転写された多色画像の各色の濃
度が適正に形成され高品質の最終画像を得ることができ
る。
【0083】請求項4によれば、スクリーングリッドと
放電電極板の間隔を、上流側の画像形成ステーションほ
ど広く設定し、下流側の画像形成ステーションへ移行す
るにつれて狭く設定するので、多色画像形成を行った際
に、再転写現象の発生回数が多く、再転写量が多い上流
側に配置されている画像形成ステーションの画像濃度の
低下が防止され、かつ、再転写現象によって、下流側に
配置されている現像剤色ほど画像濃度が高くなり、バラ
ンスが崩れ、正しい色相から離れたカラー画像となるの
を抑制することができる。
【0084】請求項5によれば、各画像形成ステーショ
ンの帯電工程における帯電器のスクリーングリッドの開
口率を、上流側の画像形成ステーションから下流側の画
像形成ステーションへ移行するにつれて変化させるの
で、多色画像形成を行った際に、上流側に配置されてい
る画像形成ステーションは再転写の影響による画像濃度
低下が発生し、下流側に配置されている現像剤色ほど画
像濃度が高くなるため、バランスが崩れ、正しい色相か
ら離れたカラー画像となるのを抑制することができる。
【0085】各色毎のトナー像で転写順序が先の転写工
程で転写されるトナー像の感光体上におけるトナー付着
量を、後の転写工程で転写されるトナー像の感光体上に
おけるトナー付着量よりも多くする感光体の初期化帯電
電位を設定するため、転写材の搬送方向の下流側での転
写時に転写材から感光体へのトナーの逆転写現象が発生
するにも関わらず、多重転写された多色画像の各色の濃
度が適正に形成され高品質の最終画像を得ることができ
る。
【0086】請求項6によれば、帯電器のスクリーング
リッドの開口率を、上流側の画像形成ステーションほど
低く設定し、下流側の画像形成ステーションへ移行する
につれて高く設定するので、多色画像形成を行った際
に、再転写現象の発生回数が多く、再転写量が多い上流
側に配置されている画像形成ステーションの画像濃度の
低下が防止され、かつ、再転写現象によって、下流側に
配置されている現像剤色ほど画像濃度が高くなるため、
バランスが崩れ、正しい色相から離れたカラー画像とな
るのを抑制することができる。
【0087】請求項7によれば、最上流側の画像形成ス
テーションに配設された現像装置に黒色現像剤が収容さ
れており、これより下流側の各画像形成ステーションに
配置された現像装置に、シアン,マゼンタ、イエローの
各現像剤がそれぞれ収容されているので、黒色現像剤を
画像形成ステーションの最上流位置に配置し、他の3原
色を下流側に配置することにより、転写後の積層順は黒
色トナーが1層目(最下層)となり、色再現性が向上す
る。黒色は他の色に比べて、フルカラー画像の色目への
かかわりは小さいので、逆転写にて濃度低下の恐れの多
い最異上流側の画像形成ステーションの色として黒色を
選択することで、逆転写による画質への影響が、より効
果的に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な(従来の)単一ドラム型のカラー画像
形成装置の要部構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る多色画像形成装置(タ
ンデム型)の要部構成図である。
【図3】同各層毎の画像濃度の変化を従来技術と比較し
て示すグラフである。
【図4】一般的な(従来の)再転写量と画像濃度の関係
を示すグラフである。
【図5】本発明の実施形態1における転写順序とトナー
付着量の関係を示すグラフである。
【図6】同シールド電極ケース幅と感光体電位との関係
を示すグラフである。
【図7】同シールド電極ケース幅と画像濃度との関係を
示すグラフである。
【図8】同実施形態2における帯電器のスクリーングリ
ッド電極と放電電極板との間隔(可変)を示すプロセス
断面図である。
【図9】同帯電器のスクリーングリッドと放電電極板と
の間隔と感光体の表面電位との関係を示すグラフであ
る。
【図10】同帯電器のスクリーングリッドと放電電極板
との間隔と画像濃度との関係を示すグラフである。
【図11】同実施形態3における帯電器のスクリーング
リッド開口率と感光体電位との関係を示すグラフであ
る。
【図12】同帯電器のスクリーングリッドと放電電極板
との間隔と画像濃度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1−感光体 2−帯電器 4−現像装置 15−放電電極板 21−スクリーングリッド d−間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 隆幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤井 佳織 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 北川 高志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD02 BB71 2H200 FA05 GA23 GA44 GA47 HA12 HA28 HA30 HB03 HB26 HB30 LA06 LA12 LA14 PB25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体を中心とする画像形成ステーショ
    ンが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成
    ステーションで各々形成された色像を、順次重ね合わせ
    て画像を形成する多色画像形成装置において、 各画像形成ステーションの帯電工程における帯電器のシ
    ールド電極ケース幅を、上流側の画像形成ステーション
    から下流側の画像形成ステーションへ移行するにつれて
    変化させることを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電器のシールド電極ケース幅を、
    上流側の画像形成ステーションほど小さく設定し、下流
    側の画像形成ステーションへ移行するにつれて大きく設
    定することを特徴とする請求項1記載の多色画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 感光体を中心とする画像形成ステーショ
    ンが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成
    ステーションで各々形成された色像を、順次重ね合わせ
    て画像を形成する多色画像形成装置において、 各画像形成ステーションの帯電工程における帯電器のス
    クリーングリッドと放電電極板の間隔を、上流側の画像
    形成ステーションから下流側の画像形成ステーションへ
    移行するにつれて変化させることを特徴とする多色画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電器のスクリーングリッドと放電
    電極板の間隔を、上流側の画像形成ステーションほど広
    く設定し、下流側の画像形成ステーションへ移行するに
    つれて狭く設定することを特徴とする請求項3記載の多
    色画像形成装置。
  5. 【請求項5】 感光体を中心とする画像形成ステーショ
    ンが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成
    ステーションで各々形成された色像を、順次重ね合わせ
    て画像を形成する多色画像形成装置において、 各画像形成ステーションの帯電工程における帯電器のス
    クリーングリッドの開口率を、上流側の画像形成ステー
    ションから下流側の画像形成ステーションへ移行するに
    つれて変化させることを特徴とする多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電器のスクリーングリッドの開口
    率を、上流側の画像形成ステーションほど低く設定し、
    下流側の画像形成ステーションへ移行するにつれて高く
    設定することを特徴とする請求項5記載の多色画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 最上流側の画像形成ステーションに配設
    された現像装置に黒色現像剤が収容されており、これよ
    り下流側の各画像形成ステーションに配置された現像装
    置に、シアン、マゼンタ、イエローの各現像剤がそれぞ
    れ収容されていることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載の多色画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010044127A (ja) * 2008-08-10 2010-02-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011248291A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2016200625A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 シャープ株式会社 排気装置、それを備えた画像形成装置及び排気方法

Cited By (4)

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US8606127B2 (en) 2010-05-31 2013-12-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus which can suppress a reverse transfer when executing monochrome printing
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