JP3133565B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3133565B2
JP3133565B2 JP05193078A JP19307893A JP3133565B2 JP 3133565 B2 JP3133565 B2 JP 3133565B2 JP 05193078 A JP05193078 A JP 05193078A JP 19307893 A JP19307893 A JP 19307893A JP 3133565 B2 JP3133565 B2 JP 3133565B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、電子写真
方式、静電記録方式等の画像形成装置に関し、限定する
ものではないが、特に複数の現像器を備えた多色電子写
真複写装置を初め、ファクシミリやコンピュータ等の出
力部を構成する記録装置等の種々のカラー複写機、カラ
ープリンタ等に好適に具現化し得る画像形成装置に関す
るものである。本明細書においては、多色電子写真複写
装置について説明するが、本発明の画像形成装置は上記
したようにこれに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】従来、多色電子写真複写装置は種々提案
されている。図14に代表的な所謂回転式現像装置と称
される現像装置を具備した多色電子写真複写装置の一例
を示す。
【0003】多色電子写真複写装置は、図14に示すよ
うに、回転自在に軸支された矢印方向に回転する像担持
体、即ち感光ドラム1を有し、その外周部に画像形成手
段が配置される。この画像形成手段は任意のものを採用
し得るが、本例では、感光ドラム1の表面を均一に帯電
する一次帯電器2と、カラー画像を色分解した光像又は
これに相当する光像を感光ドラム1上に照射して、画像
の静電潜像を感光ドラム1上に形成する例えばレーザー
ビーム露光装置などの露光手段3と、感光ドラム1上の
静電潜像を現像してトナー像として可視化する回転式現
像装置4とを備えている。
【0004】回転式現像装置4は、回転自在に軸支され
た略円柱形状の筒体4aの周囲に、イエロー現像剤、マ
ゼンタ現像剤、シアン現像剤、ブラック現像剤をそれぞ
れ格別に収納した4個の現像器4Y、4M、4C、4B
を保持してなっている。回転式現像装置4は筒体4aが
回転することにより、感光ドラム1上に形成された静電
潜像に対応した色の現像剤を収納した現像器を感光ドラ
ム1の外周面と対向した現像位置へと搬送して、その色
の現像剤で感光ドラム1上の静電潜像を現像してトナー
像として可視化し、これを他の色について繰り返して4
色分のフルカラー現像が可能に構成されている。
【0005】感光ドラム1上に形成されたトナー像は、
転写装置5Aによりこれに担持した転写材P上に転写さ
れる。転写装置5Aは、本例では回転自在に軸支された
転写ドラム5を備えたドラムタイプとされ、図15を参
照すると理解されるように、転写ドラム5は、両端に配
置された一対のシリンダ5a、5aの空域の外周面に転
写材担持部材として転写材担持シート501を張設して
なっている。転写ドラム5外周面の転写材担持シート5
01の非張設部には、図示しない給紙装置から送給され
る転写材Pを把持する転写材グリッパ5cが設けられ、
転写ドラム5内には転写手段を構成する転写帯電器5b
が設けられる。更に転写ドラム5の内側、外側には、先
の図14に示すように、除電手段を構成する内側除電帯
電器5d、外側除電帯電器5eが配設される。
【0006】上記転写材担持シート501には、通常、
ポリエチレンテレフタレート樹脂やポリフッ化ビニリデ
ン樹脂などのフィルムが使用される。
【0007】上記構成の多色電子写真複写装置によるフ
ルカラー画像の形成工程を簡単に説明すると、以下のよ
うである。
【0008】先ず、一次帯電器2及び露光手段3を作動
することにより、感光ドラム1の外周面上に青の色分解
静電潜像が形成され、この静電潜像は、回転式現像装置
4の現像器4Yによりイエロー現像剤で現像される。一
方、転写装置5Aへと送給された転写材Pは、転写ドラ
ム5上のグリッパ5cで把持して、転写ドラム5の回転
に伴い感光ドラム1上に形成されたトナー像と当接され
る。このトナー像は、転写帯電器5bの作動により転写
材P上に転写され、同時に転写材Pは転写材担持シート
501に吸着、保持される。
【0009】以上のような画像形成及び転写動作を、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの各色について繰り返すこと
により、上記転写材Pに4色分のトナー像を重ね合わせ
て転写した画像が得られる。4色分のトナー像を転写し
た転写材Pは、内側帯電器5d及び外側帯電器5eによ
り除電した後、分離爪8aにより転写ドラム5から分離
して、次いで熱定着ローラ6で画像の定着を行なった
後、複写装置の機外に排出される。
【0010】一方、感光ドラム1上に残留したトナーは
クリーナ7により除去して、再び画像形成プロセスに供
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の多色電子写真複写装置は、極めて好適に作動するも
のの、本発明者等の研究、実験によると、転写工程にお
いて、特に転写ドラム5の転写材担持シート501とし
てポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等を使用し、転写
材Pとして転写紙を使用した場合に、又特に湿度が大で
ある場合に、問題を生じることが見出された。
【0012】図16は、転写装置5Aの転写部における
転写材Pの端部、特に終端部のPaの電荷の状態を示す
説明図である。転写材Pは、転写ドラム5上にあって一
つの色のトナー像の転写が行なわれたが、未だ分離され
ることなく引き続き転写ドラム5に巻き付けられ、次の
他の色のトナー像を転写するべく転写ドラム5と共に回
動されている。転写帯電器5bに対して給電される転写
電圧の極性は、例えば潜像がマイナス電荷にて形成さ
れ、潜像を反転現像するべく各現像器の現像剤のトナー
がマイナスに帯電されている場合には、プラスに設定さ
れている。
【0013】本発明者の研究、実験によると、転写材担
持シート501としてポリフッ化ビニリデン樹脂フィル
ムを使用し、転写材Pとして転写紙を使用した場合に
は、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルムの体積抵抗は1
13Ωcm、転写紙の体積抵抗は109 Ωcm(高湿度
時)〜1012Ωcm(低湿度時)であるために、転写帯
電器5bからのプラスの電荷が転写材担持シート501
を介して転写材P内へ注入され、該プラス電荷が転写材
Pの表面領域に蓄積されることが見出された。
【0014】又、本発明者は、転写材Pの表面領域に蓄
積されたプラス電荷は、感光ドラム1の表面との間に高
電界を生じさせ、図17に示すように、転写材Pが感光
ドラム1より離れる際に剥離放電を起こし、これにより
発生した空中のマイナス電荷は転写材Pのプラス電荷に
引かれて転写材P上へと移動するが、空中のプラスの電
荷はマイナスの電荷を帯びた感光ドラム1上へと移動
し、感光ドラム1にダメージ、つまりメモリ効果を生ぜ
しめることを見出した。
【0015】上記メモリ効果は、一次帯電器2による感
光ドラム1上の一次帯電量を感光ドラム1の軸線方向の
幅状に減少させることとなり、その結果、感光ドラム1
の均一帯電を不可能とし、著しい画像不良を引き起こし
た。
【0016】上記のようなメモリ効果は、主に転写帯電
器5bの作動に対応して生じるものであるが、図16に
示すように、特に転写材Pの端部Paにおいては、該プ
ラス電荷が蓄積され易く、結果としてメモリ効果をより
強く発生し、感光ドラム1の軸線方向に沿って強い筋状
の画像ムラを引き起こしていた。
【0017】上記のメモリ効果を軽減させる目的で、転
写帯電器5bの後段に別個の図示しない帯電器を設け、
この帯電器によって転写工程後の感光ドラム1のメモリ
効果領域を除電したり、或いは感光ドラム1に対する除
電露光と一次帯電で該メモリ効果領域が十分に低減され
るように、一次帯電と同極性に予め帯電することも行な
われたが、除電のみでは十分な効果が得られず、又一次
帯電と同極性に帯電する場合にはメモリ効果領域の低減
効果は認められたが、感光ドラム1上に残留しているト
ナーも帯電されることになるので、クリーニング不良が
生じる問題があった。
【0018】又上記の感光ドラム1を同極性に予め帯電
する場合、転写材Pの端部Paに対するメモリ効果を十
分に軽減させるためには、感光ドラム1を著しく高い電
位に帯電させる必要があり、時に感光ドラム1の絶縁破
壊による画像欠陥の発生等の問題を生じる場合があっ
た。更に余分なスペースが必要になる等の問題も生じ
る。
【0019】即ち、従来は、感光ドラム1と転写材Pと
が当接して転写動作が行なわれたことにより感光ドラム
1に発生するメモリ効果を、特に転写材端部Paに対す
る領域に発生するより強いメモリ効果も含めて、クリー
ニング不良、感光ドラム1の絶縁破壊等の問題を生じる
ことなく、更に余分なスペースを使用することなく、軽
減するための有効な手段がなかった。
【0020】本発明の目的は、像担持体に発生したメモ
リ効果をクリーニング不良等を生じることなく補助帯電
により除去し、メモリ効果による画像ムラ等の問題を解
消した画像形成装置を提供することである。
【0021】本発明の他の目的は、そのメモリ効果の補
助帯電による除去の際に、その補助帯電によるO3 、N
ox等の放電生成物の発生を抑制して、放電生成物によ
る像担持体の被爆、劣化、放電生成物による環境の汚染
等を防止すると共に、補助帯電と同時に行う全面露光に
よる像担持体の光減衰特性の著しい変化を抑えて、これ
に起因する画像品質の劣化を防止した画像形成装置を提
供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば第1の本発明
によれば、像担持体に対して第1の帯電を行なうと共に
全面露光を行ない、更に前記第1の帯電と同極性の第2
の帯電を行なうことにより、前記像担持体を所望の電位
に一様帯電した後、前記像担持体に画像パターンに対応
した露光を行なって静電潜像を形成し、前記静電潜像を
現像剤で現像してトナー像として可視化し、前記トナー
像を転写手段により転写材上に転写する画像形成装置に
おいて、前記第1の帯電条件及び全面露光条件のうちの
少なくとも1つを、前記像担持体上のトナー像を前記転
写手段により前記転写材上に転写する際の転写条件に基
づいて制御することを特徴とする画像形成装置が提供さ
れる。
【0023】第2の本発明によれば、像担持体に対して
第1の帯電を行なうと共に全面露光を行ない、更に前記
第1の帯電と同極性の第2の帯電を行なうことにより、
前記像担持体を所望の電位に一様帯電した後、前記像担
持体に画像パターンに対応した露光を行なって静電潜像
を形成し、前記静電潜像を現像剤で現像してトナー像と
して可視化し、前記トナー像を転写手段により転写材上
に転写する画像形成装置において、前記転写手段がコロ
ナ帯電器又は接触帯電器を備え、前記第1の帯電条件及
び全面露光条件のうちの少なくとも1つを、前記像担持
体上のトナー像を前記コロナ帯電器又は前記接触帯電器
により前記転写材上に転写する際の前記帯電器への印加
電圧又は前記帯電器の転写電流に基づいて制御すること
を特徴とする画像形成装置が提供される。
【0024】第3の本発明によれば、像担持体に対して
第1の帯電を行なうと共に全面露光を行ない、更に前記
第1の帯電と同極性の第2の帯電を行なうことにより、
前記像担持体を所望の電位に一様帯電した後、前記像担
持体に画像パターンに対応した露光を行なって静電潜像
を形成し、前記静電潜像を現像剤で現像してトナー像と
して可視化し、前記トナー像を転写材上に転写する画像
形成装置において、前記第1の帯電の帯電電流値を前記
転写材の厚さ若しくは種類に基づいて制御することを特
徴とする画像形成装置が提供される。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【実施例】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の第1の実施例を示す概
略構成図である。本実施例では、図14及び図15に示
す回転現像装置を有した従来の多色電子写真複写装置に
適用した場合について示す。図1において図14及び図
15に付した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
【0030】この多色電子写真複写装置の構成及び作用
は基本的には上述の通りであるので詳細には説明しない
が、本実施例では、感光ドラム1の直径を80mmに設
定し、転写装置5Aの転写ドラム5の直径を感光ドラム
1の2倍の160mmに設定した。又感光ドラム1は1
60mm/秒で矢印方向に回転され、一次帯電器2によ
りその表面を−300〜−900Vに帯電される。感光
ドラム1の表面電位はドラム表面電位センサ10により
モニタされ、適正な感光ドラム1の表面電位が計算され
る。露光手段3にはレーザビーム露光装置を使用した。
【0031】回転式現像装置4の各色の現像器はマイナ
スに帯電した各色のトナーを有し、このトナーを担持し
て感光ドラム1と近接する現像領域へと搬送する現像ス
リーブに印加される電圧(現像バイアス)と、感光ドラ
ム1表面の電位とにより形成される現像電界により、反
転現像でトナーを感光ドラム1上に形成された静電潜像
に付着して、トナー像として可視化する。
【0032】図1を参照すると理解されるように、転写
手段は図14〜図15に示すものと同様、転写ドラム5
を備えたドラムタイプの転写装置5Aとなっており、そ
の転写ドラム5の転写材担持シート501には、厚さが
100〜175μm、体積抵抗率が1013Ωcmのポリ
フッ化ビニリデン樹脂のフィルムを使用した。又転写帯
電器5bとしてコロナ帯電器を使用し、本実施例では+
6kV〜+9kVの電圧を印加し、転写電流を+100
μA〜+500μAに設定した。感光ドラム1上のトナ
ー像は、転写ドラム5に担持して搬送される転写材P上
に転写される。
【0033】更に本実施例では、一次帯電器2として図
13に示すようなスコロトロンタイプの帯電器を使用
し、高圧電源2bから印加される高電圧によって放電す
る帯電線2aの放電量を、グリッドバイアス電源2dか
らグリッド線2cに所定の制御電圧を印加することによ
り制御し、上記の感光ドラム1の表面を所望の電位に帯
電させている。
【0034】図2は、メモリ効果領域を有する感光ドラ
ムの静電潜像形成領域に対して従来のように一次帯電を
行なった場合の表面電位の推移を示す図である。図2か
ら明らかなように、感光ドラム1のメモリ効果領域の電
位(約+100〜+700V)は、感光ドラム1を除電
露光により除電した後もそのまま残留し、一次帯電を行
なって感光ドラム1の表面電位を−700Vに帯電させ
た際にも、メモリ効果領域の電位は−300V〜−65
0Vになっている。このためメモリ効果領域の電位−3
00V〜−650Vと現像バイアス電圧−550Vとの
差分である電位差(図中に点線で示す)に対応する現像
電界が形成され、つまり、元々静電潜像を形成しない非
画像領域でもメモリ効果による静電潜像が形成されてい
ることになり、これが現像されて不要なトナー像が形成
されることになる。その結果、この不要なトナー像が転
写材P上に転写されて、画像ムラが生じてしまうのであ
る。或いは、静電潜像を形成する画像領域にメモリ効果
領域が形成されているために、その画像領域に静電潜像
を形成してもその静電潜像は、メモリ効果のない正常な
画像領域における静電潜像の電位よりも低い電位とな
り、そのメモリ効果領域の静電潜像は濃く現像されるの
で、画像ムラが生じてしまうのである。
【0035】即ち、上記感光ドラム1のメモリ効果領域
は、感光ドラム1に形成される静電潜像に対して逆極性
の電位、つまり本例においては正極性に帯電されてしま
うために、除電ランプ9による除電露光で除電されるこ
となく、次の一次帯電工程が施されることになる。従っ
て該メモリ領域を所望の電位に帯電するためには、除電
を施された正常な領域に対してより多くの帯電を行なう
ことになり、結果的にメモリ効果領域は、一次帯電した
後も正常に帯電された領域に対し低い電位になってしま
うことになる。
【0036】特に転写材Pの端部に対応する部分のメモ
リ効果領域については、そのメモリ効果が著しいため
に、一次帯電後の正常領域との表面電位差も著しく残
り、結果的に大きな画像濃度差として現れてしまう。
【0037】そこで本発明では、上記した問題点を解決
するために、感光ドラム1を帯電すると同時に全面露光
することを行なっている。そのために本実施例では、図
1の画像形成装置の潜像形成部の概略構成を示す図3に
示されるように、補助帯電器8及び除電ランプ9を感光
ドラム1表面の同一箇所に上下に重ねて設けており、こ
れにより上記したメモリ効果による画像不良を十分に軽
減することができる。
【0038】以下、図4を参照しながら具体的に説明す
る。図4は、メモリ効果領域を有する感光ドラム1に対
して本発明を適用した場合の表面電位の推移を示す。
【0039】本実施例にて、感光ドラム1は表面上の残
留トナーがクリーナ7によって除去された後、感光ドラ
ム1に形成される静電潜像と同極性、即ち負極性に感光
ドラム1が補助帯電器8によって帯電され(第1の帯
電)、これと同時に除電ランプ9により感光ドラム1が
一様に全面露光される。この場合、補助帯電器8による
帯電のみで除電ランプ9による露光を行なわないと、感
光ドラム1のメモリ効果領域及び正常領域は、図4中に
示されるように、それぞれ約0V〜−700V及び約−
800V〜−850Vに帯電されることになる。
【0040】これに対し上記のように、除電ランプ9を
補助帯電器8と同時に作動させ、帯電と同時に十分な露
光を行なうと、補助帯電器8で帯電された電荷は感光ド
ラム1の光導電性により直ちにその光導電層を導通して
減衰し、その結果、感光ドラム1の正常領域は、補助帯
電器8により著しい高電位に帯電されることなく、ほぼ
0Vにまで除電され、又感光ドラム1のメモリ効果領域
は、その逆極性帯電(正極性帯電)が除去されてメモリ
効果がなくなり、正常領域と同様にほぼ0Vに除電され
る。その後、感光ドラム1は一次帯電器2による帯電が
行なわれ(第2の帯電)、つまり一次帯電により−70
0Vの表面電位に帯電される。
【0041】現像電界を形成するための現像バイアス電
圧は、−550Vに設定されている。感光ドラム1の帯
電電位−700Vと現像バイアス電圧−550Vとの差
分の150Vはカブリ取り電圧である。この電位差で形
成される電界により現像器のトナーは、その現像器の現
像スリーブに常に吸引されて感光ドラム1に付着するこ
とがなく、従って画像の白部にカブリが生じない。
【0042】一方、感光ドラム1の画像パターンに対応
する部分は、その画像濃度に対応した強度でレーザビー
ムが照射されるので、このレーザビームにより露光され
た部分の電位は十分下がり、図4に示すように、現像バ
イアス電圧−550Vよりも低い電位の−350Vにな
って、この現像バイアス電圧と感光ドラム1の露光部分
の表面電位とで形成される現像電界により、現像スリー
ブ上のトナーが感光ドラム1に付着し、感光ドラム1上
にトナー像が形成される。
【0043】以上のように、本実施例によれば、感光ド
ラム1の一次帯電に先立って予め、感光ドラム1のメモ
リ効果領域が感光ドラム1に形成される静電潜像と同極
性、つまり負極性となるように、補助帯電器8により感
光ドラム1を帯電し(第1帯電)、且つこれと同時に感
光ドラム1を除電ランプ9により除電露光するので、一
次帯電の前に感光ドラム1のメモリ効果領域を除去する
と共に、メモリ効果を受けていない正常領域を著しく高
い電位に帯電させることなく、ほぼ一様な電位に除電す
ることができる。従ってその後の第2の帯電である一次
帯電、画像露光、現像の各工程が正常に行なわれ、従来
のようにメモリ効果領域にトナー像が形成され、これが
転写材Pに転写されることによる画像の乱れは発生しな
かった。
【0044】しかしながら、従来の一次帯電(第2の帯
電)のみを行なう場合に比べ、第1の帯電の補助帯電を
行なうことにより種々の問題が生じることがあった。
【0045】即ち、補助帯電を行なうことにより生成さ
れるO3 、Nox等の放電生成物による感光ドラムの被
爆、劣化、放電生成物による環境の汚染、更に消費電力
の増大等の問題が倍加し、特に補助帯電と同時に行う全
面露光のために感光ドラムに多量の電流が流れ、感光ド
ラムの使用に応じて増大する残留電位の増加等、光減衰
特性の変化が著しく加速され、これに起因する画像品質
の劣化が顕著となるといった問題が生じた。
【0046】そこで、本実施例では、前記メモリ効果の
補助帯電による除去の際に、その補助帯電の帯電条件を
転写手段の転写条件に基づいて制御するようにした。こ
れにより、O3 、Nox等の放電生成物の発生を抑制し
て、放電生成物による像担持体の被爆、劣化、放電生成
物による環境の汚染等を低減することが可能となった。
【0047】以下、本実施例について詳細に説明する。
【0048】本発明者等の実験、研究によれば、転写後
の感光ドラム1に生じるメモリ効果による電位の乱れ
は、トナー像を転写帯電器5bにより転写する場合、転
写帯電の条件、例えば転写電流値によって著しく変化す
ることが分った。例えば図5は転写電流値とメモリ効果
領域の感光ドラム1の表面電位との関係を示したもので
あり、この図から、感光ドラム1上に生じるメモリ効果
による電位の乱れは、転写電流値に応じてその大きさが
異なることが理解される。即ちメモリ効果領域における
感光ドラム1の表面電位は転写電流値によって増加する
(強くなる)ことが分る。
【0049】一方、転写帯電器5bの最適の条件は周囲
の環境条件、転写材Pの種類、感光ドラム1上の静電潜
像の状態、現像器4Y〜4B中のトナーの状態、又は感
光ドラム1の感光体の状態によって変化する。従って高
画質な画像を得るためには上記画像形成条件に応じて転
写帯電の条件は変化される。特にフルカラー画像の形成
可能な画像形成装置では各色のトナーごとに最適な転写
帯電条件が異なっており、例えば常温・常湿環境で転写
材Pとして標準紙を用いた場合、転写電流値は例えば1
色目は+200μA、2色目は+250μA、3色目は
+300μA、4色目は+350μAと変化される。
【0050】又低湿環境においては、前記転写電流値は
例えば1色目は+300μA、2色目は+350μA、
3色目は+400μA、4色目は+500μAと変化さ
れる。
【0051】図6は、メモリ効果領域を除電するために
必要な補助帯電器8の帯電電流を、メモリ効果領域の表
面電位との関係として示したものである。図6から理解
されるように、メモリ効果領域が強ければ強いほど、即
ちメモリ効果領域の表面電位が正常な帯電極性に対して
逆極性である正極性で且つ高ければ高いほど、メモリ効
果領域を除電するために必要な補助帯電器8の帯電電流
も増加する。
【0052】ところで、補助帯電器8の帯電条件を制御
せずに固定条件とした場合、例えば低湿環境下で4色目
の転写電流値+500μAの転写条件を用いた場合に生
じる最大のメモリ効果を除電するためには、補助帯電器
8の帯電電流値(補助帯電電流値)を常時−400μA
に設定しなければならない。このような設定を行なった
場合、最大のメモリ効果に対して以外では補助帯電電流
が過剰となって、補助帯電電流の大部分がメモリ効果の
除電に寄与することなく、感光ドラム1の光導電層内を
通過することとなり、これらの余剰電流が感光ドラム1
の通電劣化を増大させることになる。
【0053】上述したような余剰電流による感光ドラム
1の通電劣化を抑制するために、本実施例では、補助帯
電器8の帯電電流を転写帯電器5bの転写電流に基づい
て制御している。図7に、本実施例での転写電流値に対
する補助帯電電流の制御値を示す。
【0054】本実施例においては、図7に示すように、
補助帯電器8の帯電電流をメモリ効果を除電するために
必要且つ十分な値に転写電流に基づいて制御することに
より、前述した如き余剰電流による感光ドラム1の通電
劣化を大幅に低減することが可能となった。即ち補助帯
電器8の帯電電流の多くは感光ドラム1の表面近傍にト
ラップされている正電荷を除電するために、帯電電流に
よる感光ドラム1の通電劣化が発生しにくいことにな
る。
【0055】又補助帯電器8の帯電電流をメモリ効果を
除電するために必要且つ十分な値に制御することから、
最大のメモリ効果を除電するための帯電電流値に固定し
た場合に比べて、O3 、NOx等の放電生成物の発生を
約1/3〜1/4に低減することも可能となった。
【0056】以上説明したように、本実施例によれば、
従来のようにメモリ効果領域にトナー像が形成されるこ
とによる画像の乱れが発生しない効果に加えて、補助帯
電器8の帯電電流を転写帯電器5bの転写電流に基づい
て制御することにより、特に補助帯電と同時に行う全面
露光による感光ドラム1の劣化と、それに起因する画像
品質の低下とを大幅に抑制することが可能となり、同時
にO3 、NOx等の放電生成物の発生を低減することが
可能となった。具体的には、補助帯電器8の帯電電流を
制御しない場合には平均約8000回の画像形成工程の
繰り返しにより感光ドラムは交換寿命となっていたのに
対し、本実施例によれば、約12000回まで交換寿命
を大幅に延ばすことが可能となった。
【0057】実施例2 図8は、本発明の画像形成装置の実施例2を示す概略構
成図である。本実施例の画像形成装置は、4つの画像形
成ユニットI〜IVを有した多色電子写真複写機に適用
した場合を示す。
【0058】本多色電子写真複写機において、各画像形
成ユニットI〜IVは、感光ドラム11a〜11dを有
し、その回りに一次帯電器12a〜12d、露光手段1
3a〜13d、現像器14a〜14d、転写帯電器15
a〜15d、クリーナ16a〜16dが配置され、更に
画像形成ユニットI〜IVを貫通する態様にて感光ドラ
ム11a〜11dの下方に搬送手段として無端状の転写
材担持ベルト17が配置され、給紙ローラ18により給
紙された転写材Pを転写帯電器15a〜15dを配置し
た箇所で、画像形成ユニットI〜IVの感光ドラム11
a〜11dと当接するようにして搬送するべく構成され
ている。
【0059】更に、感光ドラム11a〜11dを帯電す
ると同時に全面露光するために補助帯電器18a〜18
d及び除電ランプ19a〜19dが、感光ドラム11a
〜11d表面の同一箇所に上下に重ねて設けられてい
る。
【0060】本実施例の複写機による画像形成工程は、
基本的には実施例1と同様であるので詳細な説明は省略
するが、本実施例においても、感光ドラム11a〜11
dはそれぞれ表面上の残留トナーがクリーナ16a〜1
6dによって除去された後、補助帯電器18a〜18d
により感光ドラム11a〜11dが、これ上に形成され
る静電潜像と同極性、即ち負極性に帯電されると同時
に、除電ランプ19a〜19dにより一様に全面露光さ
れ、メモリ効果領域、正常領域の双方が共に表面電位約
0Vとなるように除電される。その後、一次帯電器12
a〜12d、像露光手段のレーザビーム露光装置13a
〜13dの作動により、感光ドラム11a〜11d上に
画像露光パターンに対応した色分解された静電潜像が形
成され、現像器14a〜14dの作動により該静電潜像
がそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラッ
ク色のトナーにより現像されてトナー像として可視化さ
れた後、これらのトナー像が転写帯電器15a〜15d
の作動により担持ベル17上に担持された転写材P上に
順次転写され、転写材P上にフルカラー画像が形成され
る。
【0061】本実施例においても、以上のように、感光
ドラム11a〜11dのメモリ効果領域が感光ドラム1
1a〜11dに形成される静電潜像と同極性、つまり負
極性となるように、補助帯電器18a〜18dにより感
光ドラム11a〜11dを帯電し(第1帯電)、且つこ
れと同時に感光ドラム11a〜11dを除電ランプ19
a〜19dにより除電露光しているので、一次帯電の前
に感光ドラム11a〜11dのメモリ効果領域を除去す
ると共に、メモリ効果を受けていない正常領域を著しく
高い電位に帯電させることなく、ほぼ一様な電位に除電
することができ、その後の一次帯電、画像露光、現像の
各工程が正常に行なわれて、実施例1と同様、メモリ効
果領域に形成されたトナー像の転写材Pへの転写による
画像の乱れの発生はなかった。
【0062】更に本実施例においても、補助帯電器18
a〜18dの帯電電流をそれぞれ転写帯電器15a〜1
5dの電流値に基づいて制御することにより、特に補助
帯電と同時に行う全面露光による感光ドラム1a〜1d
の劣化と、それに起因する画像品質の低下とを大幅に抑
制することが可能となり、同時にO3 、NOx等の放電
生成物の発生を低減することが可能となった。具体的に
は、補助帯電器18a〜18dの帯電電流を制御しない
場合には、各色ともそれぞれ平均約24000回の画像
形成工程の繰り返しにより感光ドラムは交換寿命となっ
ていたのに対し、本実施例によれば、約36000回ま
で交換寿命を大幅に延ばすことが可能となった。
【0063】実施例3 図9は、本発明の画像形成装置の実施例3を示す概略構
成図である。本実施例の画像形成装置は、転写装置を有
しない画像形成装置、例えば白黒電子写真デジタル式レ
ーザービームプリンターを示す。
【0064】本プリンターは、感光ドラム31を有し、
その回りに一次帯電器32、露光手段のレーザービーム
スキャナー33、現像器34、転写帯電器35、クリー
ナ37が配置される。
【0065】更に感光ドラム31を帯電すると同時に全
面露光するために補助帯電器38及び除電ランプ39
が、感光ドラム31表面の同一箇所に上下に重ねて設け
られている。
【0066】本実施例のプリンターによる画像形成工程
は、基本的には実施例1と同様であるので、実施例2の
ときと同様に詳細な説明は省略するが、本実施例におい
ても、感光ドラム31は表面上の残留トナーがクリーナ
37によって除去された後、補助帯電器38により感光
ドラム31がこれに形成される静電潜像と同極性、即ち
負極性に帯電されると同時に、除電ランプ39により一
様に露光され、メモリ効果領域、正常領域の双方が共に
表面電位約0Vとなるように除電される。その後、一次
帯電器32、レーザビームスキャナ33、現像器34の
作動により、感光ドラム31上に形成された反転現像に
よるトナー像は、給紙ローラ36等で給紙して搬送され
た転写材Pと感光ドラム31とが当接する転写部で転写
帯電器35が作動することにより、転写材P上に転写さ
れる。
【0067】本実施例でも、感光ドラム31を一様に一
次帯電することができるので、従来のようなメモリ効果
領域に対応する画像の乱れのない高品質の画像を得るこ
とができた。
【0068】更に補助帯電器38の帯電電流を転写帯電
器35の電流値に基づいて制御することにより、特に補
助帯電と同時に行う全面露光による感光ドラム31の劣
化と、それに起因する画像品質の低下とを大幅に抑制す
ることが可能となり、同時にO3 、NOx等の放電生成
物の発生を低減することが可能となった。
【0069】以上、実施例1〜3により本発明を説明し
た。以上の実施例1〜3では、いずれも、感光ドラムを
全面露光して除電する除電ランプ9等として図10に示
すようなLEDランプアレー65を用いたが、本発明は
これに限定されず、図11に示すようなヒューズランプ
アレー66等の露光手段を使用することもできる。
【0070】除電ランプ9として例えば上記LEDラン
プアレー65を使用する場合の一例を示せば、LEDラ
ンプアレー65は、ピーク波長が695nmのランプを
64個直線状に配列してなっており、このようなLED
ランプアレー65を、ランプ配列方向を感光ドラム1の
軸方向と同方向にして、補助帯電器の上方に重ねて配置
すればよい。
【0071】又補助帯電器8等として図12に示すよう
なコロトロンタイプの帯電器を使用したが、図13に示
すようなスコロトロンタイプの帯電器を使用して、感光
ドラムへの帯電量を制御することもできる。図13にお
いて図12と同一の符号は同一の部材を示す。
【0072】更に上記各実施例1〜3における一次帯電
後の感光ドラム表面電位、レーザビーム露光後の表面電
位、現像バイアス電圧等は、それぞれのところで示した
値に限定されるものではなく、周囲環境の変化に応じて
種々の値を採ることができる。勿論、露光もレーザビー
ム露光に限られるものではない。又本発明は多色電子写
真複写装置以外の電子写真方式、静電記録方式等の種々
の複写機、プリンタ等の画像形成装置に等しく適用でき
るものである。
【0073】以上説明したように、実施例1〜3の画像
形成装置によれば、転写材表面における電荷の蓄積、特
に転写材端部における電荷の蓄積に起因した剥離放電に
より像担持体上に発生するメモリ効果に対して、像担持
体に第1の帯電の補助帯電と同時に全面露光を行ない、
更に第1の帯電と同極性の第2の帯電の一次帯電を行な
うことにより、像担持体を所望の電位に一様に帯電して
から、像担持体上に画像パターンに応じた露光を行なっ
て静電潜像を形成し、潜像を現像剤で現像してトナー像
として可視化するので、従来のような像担持体上のメモ
リ効果領域が現像されてこれが転写材上に転写されると
言うようなことがなく、クリーニング不良や像担持体の
絶縁破壊等の弊害を生じることなく、メモリ効果領域に
起因する画像乱れや画像ムラを確実に防止した高品質な
画像を得ることができる。
【0074】又上記第1の帯電を転写手段の転写条件に
基づいて制御するので、O3 やNOx等の放電生成物の
発生を抑制して、放電生成物による像担持体の被爆、劣
化、放電生成物による環境の汚染等を低減することがで
きる。
【0075】実施例4 本実施例では、図1に示した実施例1の画像形成装置に
おいて、感光ドラム1のメモリ効果の補助帯電(第1の
帯電)による除去の際の補助帯電の帯電条件の制御を、
転写材の条件に基づいて行なったことが特徴である。こ
れにより、同様に、補助帯電によるO3 、Nox等の放
電生成物の発生を抑制して、放電生成物による像担持体
の被爆、劣化、放電生成物による環境の汚染等を低減す
ることができる。
【0076】以下、本実施例について詳しく説明する。
【0077】前述した如きメモリ効果は、図1の転写材
Pの種類等の性状によってその強度が異なることが、本
発明者等の研究により明らかになった。即ちメモリ効果
の強度は転写材の材質、厚さ、平滑度等の性状に依存
し、例えば転写材Pとして投影用樹脂フィルム、コート
紙等を用いた場合には普通紙を用いた場合に対して該メ
モリ効果は相対的に強まり、又転写材Pの厚さを増して
いくと同様にメモリ効果は相対的に強まる傾向にある。
【0078】図18は、転写材Pとして80g/m2
普通紙、105g/m2 の普通紙、コート紙、投影用樹
脂フィルム(以下「OHP」フィルムという)を用いた
場合について、転写工程が行なわれた後の感光ドラム1
等のメモリ効果領域の表面電位の様子を示したものであ
る。図18を参照することにより転写材Pの材質や厚
さ、平滑度等の性状(種類)に応じてメモリ効果の強さ
が異なることが理解される。
【0079】先の図6に示したように、感光ドラム1に
おける上記メモリ効果領域は強ければ強いほど、即ちメ
モリ効果領域の表面電位が正常な帯電極性に対して逆極
性である正極性で且つ高ければ高いほど、メモリ効果領
域を除電するために必要な補助帯電器8の帯電電流も増
加する。
【0080】ところで、補助帯電器8の帯電条件を制御
せずに固定条件とした場合、例えばOHPフィルムを用
いた場合に生じる最大のメモリ効果を除電するために
は、補助帯電器8の帯電電流値(補助帯電電流値)を常
時−400μAに設定しなければならない。このような
設定を行なった場合、一般に使用頻度の最も高い80g
/m2 の普通紙を用いたとき、補助帯電電流の大部分が
過剰となってメモリ効果の除電に寄与せずに、感光ドラ
ム1の光導電層内で通電することとなり、これらの余剰
電流が感光ドラム1の通電劣化を増大させることにな
る。
【0081】本実施例では、上述したような余剰電流に
よる感光ドラム1の通電劣化を抑制するために、補助帯
電器8の帯電電流を転写材の厚さ及び種類に基づいて制
御するようにした。そこで、本実施例では、図1の画像
形成装置の給紙部に図示しないOHPフィルム検知セン
サ及び転写材厚検知センサを設けて、これらのセンサの
出力値に基づいて転写材Pの性状を判別し、補助帯電器
8の帯電電流を制御した。図19に、本実施例での転写
紙厚及びOHPフィルムに対する補助帯電電流の制御値
を示す。図19のグラフにおいて、OHPフィルムは、
グラフの横軸と無関係に補助帯電電流のみを示してい
る。
【0082】本実施例においては、図19に示すよう
に、補助帯電器8の帯電電流を転写材の厚さ、種類に基
づいてメモリ効果を除電するために必要且つ十分な値に
制御することにより、前述した如き余剰電流による感光
ドラム1の通電劣化を大幅に低減することが可能となっ
た。即ち補助帯電器8の帯電電流の多くは感光ドラム1
の表面近傍にトラップされている正電荷を除電するため
に、帯電電流による感光ドラム1の通電劣化が発生しに
くいことになる。
【0083】又補助帯電器8の帯電電流をメモリ効果を
除電するために必要且つ十分な値に制御することから、
最大のメモリ効果を除電するための帯電電流値に固定し
た場合に比べて、O3 、NOx等の放電生成物の発生を
約1/3〜1/4に低減することも可能となった。
【0084】以上説明したように、本実施例によれば、
感光ドラム1に補助帯電をすると同時に全面露光を行な
って一次帯電するので、感光ドラム1を一様に一次帯電
でき、従来のようにメモリ効果領域にトナー像が形成さ
れることによる画像の乱れが発生しない効果に加えて、
更にその補助帯電器8の帯電電流を転写材の厚さ、種類
に基づいて制御したので、特に補助帯電と同時に行う全
面露光による感光ドラム1の劣化と、それに起因する画
像品質の低下とを大幅に抑制することが可能となり、同
時にO3 、NOx等の放電生成物の発生を低減すること
が可能となった。具体的には、補助帯電器8の帯電電流
を制御しない場合には平均約8000回の画像形成工程
の繰り返しにより感光ドラムは交換寿命となっていたの
に対し、本実施例によれば、約12000回まで交換寿
命を大幅に延ばすことが可能となった。
【0085】実施例5 本実施例では、先の図8の画像形成装置に適用した。即
ち、実施例4のときと同様に、転写材の給紙部に、図示
しないOHPフィルム検知センサ及び転写材厚検知セン
サを設けて、これらのセンサの出力値に基づいて転写材
の性状を判別し、感光ドラム1a〜1dのメモリ効果を
補助帯電器18a〜18dにより除去する際の帯電電流
を転写材の性状に応じて制御した。
【0086】これにより、本実施例でも、感光ドラム1
a〜1dの一様に一次帯電でき、メモリ効果による画像
の乱れをなくすと共に、補助帯電と同時に行う全面露光
による感光ドラム1a〜1dの劣化と、それに起因する
画像品質の低下とを大幅に抑制することが可能となり、
同時にO3 、NOx等の放電生成物の発生を低減するこ
とが可能となった。具体的には、補助帯電器18a〜1
8dの帯電電流を制御しない場合には、各色ともそれぞ
れ平均約24000回の画像形成工程の繰り返しにより
感光ドラムは交換寿命となっていたのに対し、本実施例
によれば、約36000回まで交換寿命を大幅に延ばす
ことが可能となった。
【0087】実施例6 本実施例では、図9の画像形成装置に適用した。図9の
画像形成装置は、転写装置を有しない画像形成装置、例
えば白黒電子写真デジタル式レーザービームプリンター
を示す。本実施例でも、実施例4〜5と同様にした。
【0088】本実施例でも、感光ドラム31を一様に一
次帯電することができ、従来のようなメモリ効果領域に
対応する画像乱れのない高品質の画像を得ることができ
た。
【0089】又補助帯電器38の帯電電流を転写材の厚
さ、種類に基づいて制御するので、特に補助帯電と同時
に行う全面露光による感光ドラム31の劣化と、それに
起因する画像品質の低下とを大幅に抑制することが可能
となり、同時にO3 、NOx等の放電生成物の発生を低
減することが可能となった。
【0090】以上説明したように、実施例4〜6によれ
ば、像担持体に補助帯電をすると同時に全面露光を行な
って一次帯電するので、像担持体を一様に一次帯電で
き、メモリ効果領域にトナー像が形成されることによる
画像の乱れが発生するのを防止でき、又その補助帯電の
帯電電流を転写材の厚さ、種類に基づいて制御したので
補助帯電と同時に行う全面露光による像担持体の劣化
と、それに起因する画像品質の低下とを大幅に抑制する
ことが可能となり、更にO3 やNOx等の放電生成物の
発生を抑制して、放電生成物による像担持体の被爆、劣
化、放電生成物による環境の汚染等を低減することがで
きる。
【0091】
【0092】
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【0116】
【0117】
【0118】
【0119】
【0120】
【0121】
【0122】
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、 (A)像担持体に対して第1の帯電を行なうと共に全面
露光を行ない、更に第1の帯電と同極性の第2の帯電を
行なうことにより、像担持体を所望の電位に一様帯電し
た後、像担持体に画像パターンに対応した露光を行なっ
て静電潜像を形成し、静電潜像を現像剤で現像してトナ
ー像として可視化し、トナー像を転写手段により転写材
上に転写する画像形成装置において、第1の帯電条件及
び全面露光条件のうちの少なくとも1つを、像担持体上
のトナー像を転写手段により転写材上に転写する際の転
写条件に基づいて制御する構成とするか、 (B)像担持体に対して第1の帯電を行なうと共に全面
露光を行ない、更に第1の帯電と同極性の第2の帯電を
行なうことにより、像担持体を所望の電位に一様帯電し
た後、像担持体に画像パターンに対応した露光を行なっ
て静電潜像を形成し、静電潜像を現像剤で現像してトナ
ー像として可視化し、トナー像を転写手段により転写材
上に転写する画像形成装置において、転写手段がコロナ
帯電器又は接触帯電器を備え、第1の帯電条件及び全面
露光条件のうちの少なくとも1つを、像担持体上のトナ
ー像をコロナ帯電器又は接触帯電器により転写材上に転
写する際の帯電器への印加電圧又は帯電器の転写電流に
基づいて制御する構成とするか、更には、 (C)像担持体に対して第1の帯電を行なうと共に全面
露光を行ない、更に第1の帯電と同極性の第2の帯電を
行なうことにより、像担持体を所望の電位に一様帯電し
た後、像担持体に画像パターンに対応した露光を行なっ
て静電潜像を形成し、静電潜像を現像剤で現像してトナ
ー像として可視化し、トナー像を転写材上に転写する画
像形成装置において、第1の帯電の帯電電流値を転写材
の厚さ若しくは種類に基づいて制御する構成とされるの
で、 (1)従来のような像担持体上のメモリ効果領域が現像
されてこれが転写材上に転写されるというようなことが
なく、クリーニング不良や像担持体の絶縁破壊等の弊害
を生じることなく、メモリ効果領域に起因する画像乱れ
や画像ムラを確実に防止した高品質な画像を得ることが
できる。 (2)第1の帯電と同時に行う全面露光による像担持体
の劣化と、それに起因した画像品質の低下とを大幅に抑
制することができる。 (3)同時に、第1の帯電によるO3やNOx等の放電
生成物の発生を抑制して、放電生成物による像担持体の
被爆、劣化、放電生成物による環境の汚染等を低減する
ことができる。
【0133】更に上記の第1の帯電条件を、転写手段の
転写条件、転写材の厚さ、種類、一次帯電による像担持
体の表面電位、或いは空気中の湿度等の環境条件のいず
れかに基づいて、メモリ効果を除去するのに必要且つ十
分となるように制御するので、第1の帯電によるO3
NOx等の放電生成物の発生を抑制して、放電生成物に
よる像担持体の被爆、劣化、放電生成物による環境の汚
染等を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施例1を示す概略構
成図である。
【図2】従来の画像形成装置におけるメモリ効果領域を
有する感光ドラムの表面電位の推移を示す図である。
【図3】実施例1の画像形成装置の潜像形成部を示す概
略構成図である。
【図4】実施例1の画像形成装置におけるメモリ効果領
域を有する感光ドラムの表面電位の推移を示す図であ
る。
【図5】転写電流値とメモリ効果領域の感光ドラムの表
面電位との関係を示す図である。
【図6】メモリ効果領域を除電するために必要な補助帯
電器の帯電電流をメモリ効果領域の表面電位との関係と
して示した図である。
【図7】実施例1での転写電流値に対する補助帯電電流
の制御値を示す図である。
【図8】本発明の画像形成装置の実施例2を示す概略構
成図である。
【図9】本発明の画像形成装置の実施例3を示す概略構
成図である。
【図10】本発明で使用した除電ランプとしてのLED
ランプアレーを示す断面図である。
【図11】本発明で使用することができる除電ランプと
してのヒューズランプアレーを示す断面図である。
【図12】本発明で補助帯電器として使用したスコロト
ロンタイプの帯電器を示す断面図である。
【図13】本発明で使用することができる補助帯電器と
してのコロトロンタイプの帯電器を示す断面図である。
【図14】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図
である。
【図15】図14の画像形成装置に用いられた転写装置
の転写ドラムを示す斜視図である。
【図16】図15の転写装置の転写部における転写材端
部の電荷の状態を示す説明図である。
【図17】同じく転写材端部での剥離放電を示す説明図
である。
【図18】転写材の厚さ、種類とメモリ効果領域を有す
る感光ドラムの表面電位の様子を示す図である。
【図19】本発明の画像形成装置の実施例4における転
写材の厚さ、種類に対する補助帯電電流の制御値を示す
図である。
【符号の説明】
1、11a〜11d、31、41 感光ドラム 2、12a〜12d、32、42 一次帯電器 3、13a〜13d、33、43 画像露光装置 4、14a〜14d、34、44 現像装置 5b、15a〜15d、35、45 転写帯電器 7、16a〜16d、37、47 クリーナ 8、18a〜18d、38、48 補助帯電器 9、19a〜19d、39、49 除電ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−80680(JP,A) 特開 昭60−257480(JP,A) 特開 平4−77754(JP,A) 特開 昭62−139574(JP,A) 特開 昭60−209753(JP,A) 特開 昭62−127863(JP,A) 特開 平4−104186(JP,A) 特開 平1−170974(JP,A) 特開 平4−346385(JP,A) 実開 平3−58654(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に対して第1の帯電を行なうと
    共に全面露光を行ない、更に前記第1の帯電と同極性の
    第2の帯電を行なうことにより、前記像担持体を所望の
    電位に一様帯電した後、前記像担持体に画像パターンに
    対応した露光を行なって静電潜像を形成し、前記静電潜
    像を現像剤で現像してトナー像として可視化し、前記ト
    ナー像を転写手段により転写材上に転写する画像形成装
    置において、 前記第1の帯電条件及び全面露光条件のうちの少なくと
    も1つを、前記像担持体上のトナー像を前記転写手段に
    より前記転写材上に転写する際の転写条件に基づいて制
    御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体に対して第1の帯電を行なうと
    共に全面露光を行ない、更に前記第1の帯電と同極性の
    第2の帯電を行なうことにより、前記像担持体を所望の
    電位に一様帯電した後、前記像担持体に画像パターンに
    対応した露光を行なって静電潜像を形成し、前記静電潜
    像を現像剤で現像してトナー像として可視化し、前記ト
    ナー像を転写手段により転写材上に転写する画像形成装
    置において、 前記転写手段がコロナ帯電器又は接触帯電器を備え、 前記第1の帯電条件及び全面露光条件のうちの少なくと
    も1つを、前記像担持体上のトナー像を前記コロナ帯電
    器又は前記接触帯電器により前記転写材上に転写する際
    の前記帯電器への印加電圧又は前記帯電器の転写電流に
    基づいて制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に対して第1の帯電を行なうと
    共に全面露光を行ない、更に前記第1の帯電と同極性の
    第2の帯電を行なうことにより、前記像担持体を所望の
    電位に一様帯電した後、前記像担持体に画像パターンに
    対応した露光を行なって静電潜像を形成し、前記静電潜
    像を現像剤で現像してトナー像として可視化し、前記ト
    ナー像を転写材上に転写する画像形成装置において、 前記第1の帯電の帯電電流値を前記転写材の厚さ若しく
    は種類に基づいて制御することを特徴とする画像形成装
    置。
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