JP2001183916A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001183916A
JP2001183916A JP36826299A JP36826299A JP2001183916A JP 2001183916 A JP2001183916 A JP 2001183916A JP 36826299 A JP36826299 A JP 36826299A JP 36826299 A JP36826299 A JP 36826299A JP 2001183916 A JP2001183916 A JP 2001183916A
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JP36826299A
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English (en)
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Kenichi Iida
健一 飯田
Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
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Canon Inc
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトを張架した複数のローラのう
ちの、像担持体に対して中間転写ベルトが1次転写面を
形成するように配置した2本のローラに、電荷の充電
や、リーク電流が流れるのを防止できるようにする。 【解決手段】 中間転写ベルト17を張架した3本のロ
ーラのうちの、感光ドラム11a、11b、11c、1
1dに対して中間転写ベルト17が1次転写面を形成す
るように配置した駆動ローラ18、テンションローラ1
9を、それぞれバリスタ27、28を介して接地したこ
とにより、駆動ローラ18、テンションローラ19のチ
ャージアップを防止することができ、更に、1次転写バ
イアスが印加された1次転写ローラ15a、15bから
それぞれ駆動ローラ18、テンションローラ19へ流れ
るリーク電流を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の複数色またはフル
カラーの画像形成装置として、各色毎に応じて感光ドラ
ムを1列に複数配置し、各感光ドラム上に形成された各
色のトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー
画像を形成する、いわゆるインライン型の画像形成装置
が提案されている。
【0003】図7は、従来の電子写真方式のインライン
型のフルカラー画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【0004】この画像形成装置は、イエロー色の画像を
形成する画像形成部10Yと、マゼンタ色の画像を形成
する画像形成部10Mと、シアン色の画像を形成する画
像形成部10Cと、ブラック色の画像を形成する画像形
成部10Kの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を
備えており、これらの4つの画像形成部は一定の間隔を
おいて一列に配置されている。
【0005】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kには、それぞれ像担持体としての感光ドラム11
a、11b、11c、11dが設けられている。各感光
ドラム11a、11b、11c、11dの周囲には、帯
電ローラ12a、12b、12c、12d、現像装置1
4a、14b、14c、14d、1次転写ローラ15
a、15b、15c、15d、ドラムクリーニング装置
16a、16b、16c、16dがそれぞれ設置されて
おり、帯電ローラ12a、12b、12c、12dと現
像装置14a、14b、14c、14d間の上方には露
光装置13a、13b、13c、13dがそれぞれ設置
されている。各現像装置14a、14b、14c、14
dには、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼ
ンタトナー、ブラックトナーが収納されている。
【0006】各感光ドラム11a、11b、11c、1
1dは、本従来例では負帯電の有機感光体でアルミニウ
ム等のドラム基体(不図示)上に感光体層(不図示)を
有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方向(時
計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
【0007】各感光ドラム11a、11b、11c、1
1dの下部には、各1次転写部N1、N2、N3、N4
にて無端状の中間転写ベルト17が当接している。中間
転写ベルト17は、駆動ローラ18、テンションローラ
19、2次転写対向ローラ20間に張架されており、駆
動ローラ18の駆動によって矢印方向(反時計方向)に
回転(移動)される。
【0008】1次転写ローラ15a、15b、15c、
15dは弾性部材で構成されており、各1次転写ニップ
部N1、N2、N3、N4にて中間転写ベルト17を介
して各感光ドラム11a、11b、11c、11dに当
接している。2次転写対向ローラ20は、中間転写ベル
ト17を介して2次転写ローラ21と当接して、2次転
写部Mを形成している。2次転写ローラ21は、中間転
写ベルト17に接離自在に設置されている。
【0009】中間転写ベルト17の外側の駆動ローラ1
8近傍には、中間転写ベルト17表面に残った転写残ト
ナーを除去して回収するベルトクリーニング装置22が
設置されている。また、2次転写部Mの転写材Pの搬送
方向下流側には、定着ローラ23aと加圧ローラ23b
を有する定着装置23が設置されている。
【0010】次に、上記した画像形成装置による画像形
成動作について説明する。
【0011】画像形成動作開始信号が発せられると、転
写材(用紙)Pが一枚ずつ送り出され、レジストローラ
24まで搬送される。その時、レジストローラ24は停
止されており、転写材Pの先端は2次転写部Mの直前で
待機している。その後、各画像形成部10Y、10M、
10C、10Kが画像の形成を開始するタイミングに合
わせてレジストローラ24は回転を始める。
【0012】一方、各画像形成部10Y、10M、10
C、10Kでは、画像形成動作開始信号が発せられる
と、所定のプロセススピードで回転駆動される各感光ド
ラム11a、11b、11c、11dは、それぞれ帯電
ローラ12a、12b、12c、12dによって一様に
本従来例では負極性に帯電される。そして、露光装置1
3a、13b、13c、13dは、入力されるカラー色
分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信
号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光
を帯電された各感光ドラム11a、11b、11c、1
1d上にそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
【0013】そして、先ず感光ドラム11a上に形成さ
れた静電潜像に、感光ドラム11aの帯電極性(負極
性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置14
aによりイエローのトナーを付着させて、トナー像とし
て可視像化する。このイエローのトナー像は、1次転写
部N1にて1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極
性))が印加された1次転写ローラ15aにより、回転
している中間転写ベルト17上に1次転写される。
【0014】イエローのトナー像が転写された中間転写
ベルト17は画像形成部10M側に回転される。そし
て、画像形成部10Mにおいても、前記同様にして感光
ドラム11bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間
転写ベルト17上のイエローのトナー像上に重ね合わせ
て、1次転写部N2にて転写される。
【0015】以下、同様にして中間転写ベルト17上に
重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画
像形成部10C、10Kの感光ドラム11c、11dで
形成されたシアン、ブラックのトナー像を1次転写部N
3、N4にて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像
を中間転写ベルト17上に形成する。
【0016】そして、中間転写ベルト17上のフルカラ
ーのトナー像先端が2次転写部Mに移動されるタイミン
グに合わせて、レジストローラ24により転写材Pを2
次転写部Mに搬送して、この転写材Pに、2次転写バイ
アス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転
写ローラ21によりフルカラーのトナー像が一括して2
次転写される。
【0017】フルカラーのトナー像が形成された転写材
Pは定着装置23に搬送されて、定着ローラ23aと加
圧ローラ23b間の定着ニップ部でフルカラーのトナー
像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後に外部
に排出して、一連の画像形成動作を終了する。
【0018】上記した1次転写時において、感光ドラム
11a、11b、11c、11d上に残留している1次
転写残トナーは、ドラムクリーニング装置16a、16
b、16c、16dによって除去されて回収される。ま
た、2次転写後に中間転写ベルト17上に残った2次転
写残トナーは、ベルトクリーニング装置22によって除
去されて回収される。
【0019】また、単色や2〜3色モードの画像形成を
行う場合は、必要な色の画像形成を行う画像形成部だけ
を動作させる。
【0020】上記したような中間転写方式のフルカラー
画像形成装置は、中間転写体(中間転写ベルト)上のフ
ルカラーのトナー像を転写材上に一括に転写するので、
色ずれ(カラーレジストレーション)に優位である。
【0021】また、中間転写方式によれば、転写材担持
体(例えば転写ベルトや転写ドラム)に転写材を吸着さ
せて搬送し、感光ドラム上に形成する各単色トナー像を
直接転写材へ転写し、転写材上で各色を重ね合わせる方
式とは異なり、転写材を吸着搬送する必要がなく、例え
ば中間転写ベルトのような中間転写体を回転させて形成
したフルカラートナー像を転写材に一括転写するので、
封筒、厚紙などの転写材にも画像形成が行え、且つ、転
写材の厚みによるカラーレジストレーションが変化する
こともない。
【0022】従って、前記のような理由から電子写真方
式のフルカラー画像形成装置の中でも中間転写方式は広
く用いられている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した図
7の中間転写ベルトを使用するインライン型のフルカラ
ー画像形成装置では、中間転写ベルト17を張架した駆
動ローラ18、テンションローラ19がそれぞれフロー
ト状態(非接地状態)にある場合、駆動ローラ18とテ
ンションローラ19の電位は定まらないため、それぞれ
最近接の1次転写バイアスが印加されている1次転写ロ
ーラ15a、15dから中間転写ベルト17裏面を介し
て、駆動ローラ18とテンションローラ19に電荷が充
電される。
【0024】そして、ある一定の電荷量が充電された後
には、駆動ローラ18、テンションローラ19と画像形
成装置本体(不図示)のシールド部との間で放電が生
じ、上述した画像形成動作時におけるシーケンス制御に
悪影響を及ぼす場合がある。
【0025】また、中間転写ベルト17を張架した駆動
ローラ18、テンションローラ19がそれぞれ直接に接
地されている場合には、特に中間転写ベルト17裏面の
表面抵抗率が低い場合、駆動ローラ18とテンションロ
ーラ19にはそれぞれ最近接の1次転写バイアスが印加
されている1次転写ローラ15a、15dから電流が流
れ込み、1次転写部N1、N2、N3、N4での1次転
写バイアス制御に悪影響を及ぼす場合がある。
【0026】そこで本発明は、中間転写体としての中間
転写ベルトを張架する複数のローラ部材のうちの、像担
持体に対して中間転写ベルトがトナー像の1次転写面を
形成するように配置した2本のローラへの充電やリーク
電流を防止して、良好な画像形成を行うことができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、複数の像担持体上に形成した
各トナー像を、前記複数の像担持体と各1次転写部にて
当接する移動自在な中間転写ベルト上に、前記各1次転
写部にて前記複数の像担持体に前記中間転写ベルトを介
して当接する1次転写バイアスが印加された1次転写バ
イアス印加部材によって順次1次転写し、前記中間転写
ベルト上の重畳転写されたトナー像を2次転写部にて転
写材に一括して2次転写する画像形成装置において、前
記中間転写ベルトは、複数のローラによって張架されて
駆動され、前記複数のローラのうちの、前記像担持体に
対して前記中間転写ベルトがトナー像の1次転写面を形
成するように配置した2本のローラを、それぞれ抵抗体
又はバリスタを介して接地することを特徴としている。
【0028】また、請求項2記載の発明は、複数の像担
持体上に形成した各トナー像を、前記複数の像担持体と
各1次転写部にて当接する移動自在な中間転写ベルト上
に、前記各1次転写部にて前記複数の像担持体に前記中
間転写ベルトを介して当接する1次転写バイアスが印加
された1次転写バイアス印加部材によって順次1次転写
し、前記中間転写ベルト上の重畳転写されたトナー像を
2次転写部にて転写材に一括して2次転写する画像形成
装置において、前記中間転写ベルトは、複数のローラに
よって張架されて駆動され、前記複数のローラのうち
の、前記像担持体に対して前記中間転写ベルトがトナー
像の1次転写面を形成するように配置した2本のローラ
を、それぞれ直接接地することを特徴としている。
【0029】また、請求項3記載の発明は、複数の像担
持体上に形成した各トナー像を、前記複数の像担持体と
各1次転写部にて当接する移動自在な中間転写ベルト上
に、前記各1次転写部にて前記複数の像担持体に前記中
間転写ベルトを介して当接する1次転写バイアスが印加
された1次転写バイアス印加部材によって順次1次転写
し、前記中間転写ベルト上の重畳転写されたトナー像を
2次転写部にて転写材に一括して2次転写する画像形成
装置において、前記中間転写ベルトは、複数のローラに
よって張架されて駆動され、前記複数のローラのうち
の、前記像担持体に対して前記中間転写ベルトがトナー
像の1次転写面を形成するように配置した2本のローラ
に、それぞれ最近接の前記1次転写バイアス印加部材に
印加される1次転写バイアスと同一バイアスを印加する
ことを特徴としている。
【0030】また、前記複数のローラのうちの少なくと
も前記2本のローラは、導電部材で形成されていること
を特徴としている。
【0031】また、前記複数の像担持体は、水平方向に
並設されていることを特徴としている。
【0032】また、前記複数の像担持体は、鉛直方向に
並設されていることを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0034】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では、電子写
真方式でインライン方式のレーザプリンタ等のフルカラ
ー画像形成装置)を示す概略構成図である。なお、上記
した従来の画像形成装置と同一機能を有する部材には同
一符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態
の画像形成装置は、図4に示した画像形成装置の中間転
写ベルト17を張架した駆動ローラ18とテンションロ
ーラ19をバリスタを介して接地した構成である。他の
構成は上記した従来例の画像形成装置と同様である。
【0035】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kの各感光ドラム11a、11b、11c、11d
は、本実施の形態では直径30.6mmの負帯電性のO
PC感光ドラムを用い、帯電ローラ12a、12b、1
2c、12dにDC成分にAC成分を重畳した帯電バイ
アスを印加して、感光ドラム11a、11b、11c、
11dを約−550Vに一様に帯電するようにした。ま
た、各感光ドラム11a、11b、11c、11dは、
本実施の形態では117mm/secのプロセススピー
ドで回転駆動される。
【0036】露光装置13a、13b、13c、13d
は、不図示の波長760nmの近赤外レーザダイオード
と、感光ドラム11a、11b、11c、11d上にレ
ーザ光を走査するポリゴンスキャナなどを有し、感光ド
ラム11a、11b、11c、11d表面を画像露光す
る。
【0037】画像形成部10Kのブラック現像を行う現
像装置14dは、磁性一成分トナーを用いたジャンピン
グ現像方式の現像器であり、ロール状の固定磁性部材を
内包したスリーブ状の現像材担持体、即ち現像スリーブ
に、粒径が約6μmのトナーを現像スリーブの回転に伴
い弾性ブレードでトナー層の厚みを規制しながら担持さ
せ、現像スリーブに印加したDC成分にAC成分を重畳
した現像バイアスによって、(ブラック)トナーを感光
ドラム11d上の静電潜像にジャンプさせて反転現像す
るものである。
【0038】また、画像形成部10Y、10M、10C
のイエロー現像、マゼンタ現像、シアン現像をそれぞれ
行う現像装置14a、14b、14cは、非磁性一成分
トナーを用いたジャンピング方式の現像器であり、トナ
ーとしてのワックスを含んだコア/シェル構造の粒径が
約6μmの重合トナーを、不図示の塗布ローラによって
現像スリーブに塗布し、弾性ブレードでトナー層厚を規
制した後、現像装置14dと同様に感光ドラム11a、
11b、11c上の静電潜像にジャンプさせて反転現像
を行う。
【0039】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kの1次転写ローラ15a、15b、15c、15
d、及び2次転写ローラ21は、本実施の形態では直径
14mmの芯金に体積抵抗率1×105 Ω・cmの導電
ゴム層を、長手方向(画像形成幅方向)310mmにわ
たり直径が20mmとなるように被覆させて構成されて
いる。1次転写ローラ15a、15b、15c、15d
の芯金(不図示)には、給電バネ(不図示)を介して1
次転写バイアス電源25a、25b、25c、25dが
それぞれ接続されており、1次転写時に可変可能な1次
転写バイアスを印加する。また、2次転写ローラ21の
芯金(不図示)には、給電バネ(不図示)を介して2次
転写バイアス電源26が接続されており、2次転写時に
可変可能な2次転写バイアスを印加する。
【0040】中間転写ベルト17を張架した駆動ローラ
18、テンションローラ19、2次転写対向ローラ20
は、本実施の形成ではいずれも直径32mmのアルミニ
ウム製の導電ローラである。駆動ローラ18とテンショ
ンローラ19は、それぞれバリスタ27、28を介して
接地されている。本実施の形態では、1KV印加時に1
×106 Ω程度の抵抗値を示すバリスタを使用した。ま
た、2次転写対向ローラ20は接地されている。
【0041】本実施の形態においても、上記した従来例
の画像形成装置と同様にして画像形成動作が行われ、本
実施の形態では画像形成動作の説明は省略する。
【0042】次に、駆動ローラ18、テンションローラ
19、2次転写対向ローラ20間に張架される中間転写
ベルト17として、以下に述べる2種類の中間転写ベル
トA、Bを用いて、本発明の効果を評価した。
【0043】中間転写ベルトAは、厚み75μm、周長
1115mm、長手方向(画像形成幅方向)長310m
mの単層シームレスの樹脂ベルトであり、カーボン分散
により抵抗調整を行なったポリイミドで形成されてい
る。体積抵抗率は1×1014Ω・cmであり、表面抵抗
率はベルト表面、裏面のいずれも1×1015Ω/□であ
った。
【0044】一方、中間転写ベルトBは、厚み75μ
m、周長1115mm、長手方向(画像形成幅方向)長
310mmで表層、中間層、基層の3層シームレスのゴ
ムベルトである。表層は、体積抵抗率1×1014Ω・c
m、厚み10μmであり、PTFEを分散させたウレタ
ン樹脂で形成される。中間層、基層は、共にNBR・E
PDM混合ゴムを主体とするゴムで形成され、中間層は
体積抵抗率1×1010Ω・cm、厚み10μm、基層は
体積抵抗率1×107 Ω・cm、厚み820μmであ
る。また、ベルト裏面の表面抵抗率は5×108 Ω/□
であった。
【0045】そして、上記中間転写ベルトAを図1の画
像形成装置の中間転写ベルト17に用い、各色の1次転
写効率がそれぞれ最大である良好なフルカラー画像が得
られるように、各1次転写バイアス電源25a、25
b、25c、25dから1次転写ローラ15a、15
b、15c、15dにそれぞれ印加する1次転写バイア
スVy、Vm、Vc、Vbkの最適設定値を実験から求
めた結果、図5に示すような値が得られた。
【0046】このように、1次転写バイアスVy、V
m、Vc、VbkをVy≦Vm≦Vc≦Vbkというよ
うに、下流側の画像形成部ほど高い1次転写バイアスを
印加することによって、各色の1次転写バイアスを最適
化できる。これは、各画像形成部10Y、10M、10
C、10Kを順次通過する中間転写ベルト17の内部に
電荷が次第に充電されて電気的にチャージアップするた
め、各1次転写ニップ部N1、N2、N3、N4を通過
する中間転写ベルト17のベルト厚み方向の実効的イン
ピーダンスが、下流側の画像形成部を通過するときほど
高くなるためである。
【0047】従って、各画像形成部10Y、10M、1
0C、10Kで良好な1次転写性を達成するためには、
定電圧バイアスを下流側の画像形成部ほど上昇させて設
定し、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kに
おいて十分な転写電流が得られるようにする必要があ
る。また、図5に示した1次転写バイアスVy、Vm、
Vc、Vbkの値は、フルカラー画像を1枚のみプリン
トする際に得られたものであるが、連続プリント時には
中間転写ベルト17のチャージアップがさらに進むた
め、状況に応じて1次転写バイアスVy、Vm、Vc、
Vbkの値は、順次さらに上昇設定される。
【0048】一方、2次転写バイアス電源26から2次
転写ローラ21に印加される2次転写バイアスVは、上
述した中間転写ベルト17のチャージアップ、通紙され
る転写材Pの抵抗値等を鑑み、状況に応じて最適設定さ
れる。
【0049】また、本実施の形態の比較例として、上述
した図7の従来例の画像形成装置のように、駆動ローラ
18、テンションローラ19をそれぞれフロート状態
(非接地状態)として、フルカラー画像のプリント動作
を行なった。他の構成は、本実施の形態の画像形成装置
と同様である。この比較例では、数十枚のプリント動作
の後に画像形成装置に誤作動が生じて、プリント枚数が
所定枚数に達する前にプリント動作が中止される場合が
あった。
【0050】このように、この比較例の構成において
は、駆動ローラ18、テンションローラ19の電位が定
まらないため、駆動ローラ18、テンションローラ19
には、近隣の1次バイアス印加部材である1次転写ロー
ラ15a、15bから中間転写ベルト17の裏面を介し
て徐々に電荷が充電される。この充電がそれぞれある所
定の電位にまで上昇すると、駆動ローラ18、テンショ
ンローラ19と画像形成装置本体(不図示)のシールド
部との間で放電が生じ、プリント動作時(画像形成動作
時)におけるシーケンス制御に悪影響を及ぼす場合があ
る。これが、プリント動作の誤作動を生じさせる原因と
なる。
【0051】一方、上記した本実施の形態では、駆動ロ
ーラ18、テンションローラ19にそれぞれバリスタ2
7、28を介して接地した構成により、プリント動作の
誤作動は発生しなかった。このように、本実施の形態で
は、駆動ローラ18、テンションローラ19内に充電さ
れた電荷は、それぞれバリスタ27、28を通して徐々
にグラウンドヘとリークされ、駆動ローラ18、テンシ
ョンローラ19の充電(チャージアップ)が抑えられる
ためである。これにより、プリント動作の誤作動を防止
して良好なプリント動作を行うことができた。
【0052】次に、上記中間転写ベルトBを図1の画像
形成装置の中間転写ベルト17に用い、各色の1次転写
効率がそれぞれ最大である良好なフルカラー画像が得ら
れるように、各1次転写バイアス電源25a、25b、
25c、25dから1次転写ローラ15a、15b、1
5c、15dにそれぞれ印加する1次転写バイアスV
y、Vm、Vc、Vbkの最適設定値を実験から求めた
結果、図6に示すような値が得られた。
【0053】このように、上記中間転写ベルトAの場合
と同様に1次転写バイアスVy、Vm、Vc、Vbkを
Vy≦Vm≦Vc≦Vbkというように、下流側の画像
形成部ほど高い1次転写バイアスを印加することによっ
て、各色の1次転写バイアスを最適化できる。
【0054】また、上記中間転写ベルトAの場合と同
様、連続プリント動作時には中間転写ベルト17のチャ
ージアップがさらに進むため、状況に応じて1次転写バ
イアスVy、Vm、Vc、Vbkの値は、順次さらに上
昇設定される。
【0055】そして、中間転写ベルトBを用いた本実施
の形態の画像形成装置では、中間転写ベルトAを用いた
場合と同様、駆動ローラ18、テンションローラ19内
に充電された電荷は、それぞれバリスタ27、28を通
して徐々にグラウンドヘとリークされ、駆動ローラ1
8、テンションローラ19の充電(チャージアップ)が
抑えられると共に、1次転写ローラ15a、15dから
それぞれ駆動ローラ18、テンションローラ19へと流
れるリーク電流を抑えることができる。
【0056】従って、上記した従来例及び比較例のよう
に、駆動ローラ18、テンションローラ19がフロート
状態(非接地状態)の場合、駆動ローラ18、テンショ
ンローラ19には、それぞれ中間転写ベルトBの裏面を
経由して1次転写ローラ15a、15dからリーク電流
が流れ込む。このリーク電流が過剰である場合、1次転
写バイアス電源25a、25dから1次転写ローラ15
a、15dに印加される1次転写バイアスの低下や不安
定化をもたらし、画像形成部10Y、10M、10C、
10Kにおける1次転写制御に悪影響を及ぼす。
【0057】一方、本実施の形態では、駆動ローラ1
8、テンションローラ19を、それぞれバリスタ27、
28を介して接地しているので、1KV程度の1次転写
バイアスが1次転写ローラ15a、15bに印加されて
いるときにも、1次転写ローラ15a、15bからそれ
ぞれ中間転写ベルトBの裏面を経由して駆動ローラ1
8、テンションローラ19に流れ込むリーク電流を1μ
A程度に抑えられる。
【0058】このように本実施の形態では、駆動ローラ
18、テンションローラ19をそれぞれバリスタ27、
28を介して接地したことにより、駆動ローラ18、テ
ンションローラ19と画像形成装置本体(不図示)のシ
ールド部との間で放電が生じるのを抑制することができ
るので、この放電による誤作動をなくして安定して良好
な画像形成動作を行うことができる。
【0059】また、ベルト裏面の表面抵抗率が低い中間
転写ベルト(中間転写ベルトB)17を用いた場合に
は、最近接の1次転写ローラ15a、15bから駆動ロ
ーラ18、テンションローラ19ヘ流れるリーク電流を
抑えることができるので、画像形成部10Y、10M、
10C、10Kにおける1次転写バイアス制御を安定し
て行うことができる。
【0060】〈実施の形態2〉図2は、本発明の実施の
形態2に係る画像形成装置を示す概略構成図である。な
お、上記した実施の形態1の画像形成装置と同一機能を
有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。本実施の形態においても、上記した従来の画像形成
装置と同様にして画像形成動作が行われ、本実施の形態
では画像形成動作の説明は省略する。
【0061】実施の形態1では、中間転写ベルト17を
張架した駆動ローラ18とテンションローラ19を、そ
れぞれバリスタ27、28を介して接地した構成であっ
たが、本実施の形態の画像形成装置では、駆動ローラ1
8とテンションローラ19を、それぞれ抵抗体29、3
0を介して接地した構成である。他の構成は実施の形態
1と同様である。抵抗体29、30は、1KV印加時に
1×106Ω程度の抵抗値を示す。
【0062】このように、駆動ローラ18とテンション
ローラ19を、それぞれ抵抗体29、30を介して接地
した本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効
果を得ることができる。
【0063】また、本実施の形態において、駆動ローラ
18とテンションローラ19に、それぞれ抵抗体とバリ
スタを組み合わせて接続して接地するようにしてもよ
い。
【0064】〈実施の形態3〉上述した実施の形態1、
2では、駆動ローラ18とテンションローラ19を、そ
れぞれバリスタ27、28又は抵抗体29、30を介し
て接地した構成であったが、本実施の形態では、駆動ロ
ーラ18とテンションローラ19を、それぞれバリスタ
又は抵抗体を介することなく直接接地するようにした。
他の構成は実施の形態1と同様である。
【0065】このように、駆動ローラ18とテンション
ローラ19を、それぞれバリスタ又は抵抗体を介するこ
となく直接接地した本実施の形態においても、実施の形
態1と同様の効果を得ることができる。
【0066】〈実施の形態4〉図3は、本発明の実施の
形態4に係る画像形成装置を示す概略構成図である。な
お、上記した実施の形態1の画像形成装置と同一機能を
有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。本実施の形態においても、上記した従来の画像形成
装置と同様にして画像形成動作が行われ、本実施の形態
では画像形成動作の説明は省略する。
【0067】本実施の形態の画像形成装置では、1次転
写バイアス電源25a、25dから1次転写ローラ15
a、15bにそれぞれ印加する1次転写バイアスと同一
バイアスを、駆動ローラ18、テンションローラ19に
もそれぞれ印加するようにした。他の構成は実施の形態
1と同様である。本実施の形態においても、上記した従
来の画像形成装置と同様にして画像形成動作が行われ、
本実施の形態では画像形成動作の説明は省略する。
【0068】駆動ローラ18、テンションローラ19
に、1次転写バイアス電源25a、25dから1次転写
ローラ15a、15bにそれぞれ印加する1次転写バイ
アスと同一バイアスを印加することにより、実施の形態
1の場合と同様に、駆動ローラ18、テンションローラ
19の充電(チャージアップ)を防止することができ
る。
【0069】更に、本実施の形態の構成により、駆動ロ
ーラ18、テンションローラ19と1次転写ローラ15
a、15bの電位がそれぞれ等しくなるため、ベルト裏
面の表面抵抗率が低い中間転写ベルト(実施の形態1で
使用した中間転写ベルトB)17を用いた場合に、1次
転写ローラ15a、15dからそれぞれ駆動ローラ1
8、テンションローラ19へと流れるリーク電流を抑制
できる。
【0070】このように本実施の形態の構成において
も、実施の形態1と同様に、駆動ローラ18、テンショ
ンローラ19と画像形成装置本体(不図示)のシールド
部との間で放電が生じるのを防止することができるの
で、この放電による誤作動をなくして安定して良好な画
像形成動作を行うことができ、更に、ベルト裏面の表面
抵抗率が低い中間転写ベルト17を用いた場合にも、最
近接の1次転写ローラ15a、15bから駆動ローラ1
8、テンションローラ19ヘ流れるリーク電流を抑制で
きるので、画像形成部10Y、10M、10C、10K
における1次転写バイアス制御を安定して行うことがで
きる。
【0071】〈実施の形態5〉図4は、本発明の実施の
形態5に係る画像形成装置を示す概略構成図である。な
お、上記した実施の形態1の画像形成装置と同一機能を
有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0072】本実施の形態では、画像形成装置の小型
化、小スペース化を実現するために、各画像形成部(画
像形成ユニット)10Y、10M、10C、10Kを鉛
直方向(重力方向)に配列し、且つ中間転写ベルト17
を鉛直方向(重力方向)に駆動ローラ18と2次転写対
向ローラの役割も兼ねるテンションローラ19間に張架
した構成である。他の構成は実施の形態1と同様であ
る。
【0073】中間転写ベルト17の周長は、本実施の形
態では1000mmである。また、本実施の形態では、
各画像形成部(画像形成ユニット)10Y、10M、1
0C、10Kの露光装置13a、13b、13c、13
dとしてLED露光装置を用いた。LED露光装置は、
設置スペースを小さくすることができ、また、画像の主
走査方向のズレをなくし、カラーレジストレーションの
より優れた画像を得る上でも有効となる。
【0074】また、本実施の形態においても、実施の形
態4と同様に、1次転写バイアス電源25a、25dか
ら1次転写ローラ15a、15bにそれぞれ印加する1
次転写バイアスと同一バイアスを、駆動ローラ18、テ
ンションローラ19にもそれぞれ印加するようにした。
本実施の形態においても、上記した従来の画像形成装置
と同様にして画像形成動作が行われ、本実施の形態では
画像形成動作の説明は省略する。
【0075】駆動ローラ18、テンションローラ19
に、1次転写バイアス電源25a、25dから1次転写
ローラ15a、15bにそれぞれ印加する1次転写バイ
アスと同一バイアスを印加することにより、実施の形態
4の場合と同様に、駆動ローラ18、テンションローラ
19の充電(チャージアップ)を防止することができ
る。
【0076】更に、本実施の形態の構成により、駆動ロ
ーラ18、テンションローラ19と1次転写ローラ15
a、15bの電位がそれぞれ等しくなるため、ベルト裏
面の表面抵抗率が低い中間転写ベルト(実施の形態1で
使用した中間転写ベルトB)17を用いた場合に、1次
転写ローラ15a、15dからそれぞれ駆動ローラ1
8、テンションローラ19へと流れるリーク電流を抑制
できる。
【0077】このように本実施の形態の構成において
も、実施の形態4と同様に、駆動ローラ18、テンショ
ンローラ19と画像形成装置本体(不図示)のシールド
部との間で放電が生じるのを防止することができるの
で、この放電による誤作動をなくして安定して良好な画
像形成動作を行うことができ、更に、ベルト裏面の表面
抵抗率が低い中間転写ベルト17を用いた場合にも、最
近接の1次転写ローラ15a、15bから駆動ローラ1
8、テンションローラ19ヘ流れるリーク電流を抑制で
きるので、画像形成部10Y、10M、10C、10K
における1次転写バイアス制御を安定して行うことがで
きる。
【0078】上記した各実施の形態では、中間転写ベル
ト17を張架した駆動ローラ18、テンションローラ1
9はアルミニウム製であったが、これに限らず導電性を
有する部材で形成してもよい。
【0079】また、上記した各実施の形態では、1次転
写バイアス印加部材としてローラ状の1次転写バイアス
印加ローラ15a、15b、15c、15dを用いた構
成であったが、これに限らず、例えばブレード状の1次
転写バイアス印加部材を用いることもできる。
【0080】また、上記した各実施の形態では、中間転
写ベルトが2本ないし3本のローラ部材により張架され
た構成であったが、中間転写ベルトを3本以上のローラ
部材によって張架される構成においても、複数の1次転
写バイアス印加部材のうちの両端側にそれぞれ位置す
る、1次転写バイアス印加部材に中間転写ベルト裏面上
で隣接する2本のローラに対して、上記した各実施の形
態と同様の構成を施すことで同様の効果を得ることがで
きる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、中間転写ベルトを張架した複数のローラのうちの、
像担持体に対して中間転写ベルトがトナー像の1次転写
面を形成するように配置した2本のローラを、それぞれ
抵抗体又はバリスタを介して接地、もしくは直接接地し
たことにより、前記2本のローラと画像形成装置本体の
シールド部との間で放電が生じるのを抑制することがで
きるので、この放電による誤作動をなくして安定して良
好な画像形成動作を行うことができる。
【0082】また、中間転写ベルトを張架した複数のロ
ーラのうちの、像担持体に対して中間転写ベルトがトナ
ー像の1次転写面を形成するように配置した2本のロー
ラに、それぞれ最近接の1次転写バイアス印加部材に印
加される1次転写バイアスと同一バイアスを印加するこ
とにより、ベルト裏面の表面抵抗率が低い中間転写ベル
トを用いた場合においても、中間転写ベルトを張架した
複数のローラのうちの、像担持体に対して中間転写ベル
トがトナー像の1次転写面を形成するように配置した2
本のローラに、それぞれ最近接の1次転写バイアス印加
部材から流れるリーク電流を抑えることができるので、
1次転写バイアス制御を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図3】本発明の実施の形態4に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図4】本発明の実施の形態5に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図5】実施の形態1における中間転写ベルトAを用い
た場合の各1次転写ローラにそれぞれ印加される1次転
写バイアスの値を示す図。
【図6】実施の形態1における中間転写ベルトBを用い
た場合の各1次転写ローラにそれぞれ印加される1次転
写バイアスの値を示す図。
【図7】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【符号の説明】
10a、10b、10c、10d 画像形成部 11a、11b、11c、11d 感光ドラム
(像担持体) 12a、12b、12c、12d 帯電ローラ 13a、13b、13c、13d 露光装置 14a、14b、14c、14d 現像装置 15a、15b、15c、15d 1次転写ロー
ラ(1次転写バイアス印加部材) 16a、16b、16c、16d ドラムクリー
ニング装置 17 中間転写ベルト 18 駆動ローラ(ローラ) 19 テンションローラ(ローラ) 20 2次転写対向ローラ 21 2次転写ローラ 22 ベルトクリーニング装置 23 定着装置 25a、25b、25c、25d 1次転写バイ
アス電源 26 2次転写バイアス電源 27、28 抵抗体 29、30 バリスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体上に形成した各トナー像
    を、前記複数の像担持体と各1次転写部にて当接する移
    動自在な中間転写ベルト上に、前記各1次転写部にて前
    記複数の像担持体に前記中間転写ベルトを介して当接す
    る1次転写バイアスが印加された1次転写バイアス印加
    部材によって順次1次転写し、前記中間転写ベルト上の
    重畳転写されたトナー像を2次転写部にて転写材に一括
    して2次転写する画像形成装置において、 前記中間転写ベルトは、複数のローラによって張架され
    て駆動され、 前記複数のローラのうちの、前記像担持体に対して前記
    中間転写ベルトがトナー像の1次転写面を形成するよう
    に配置した2本のローラを、それぞれ抵抗体又はバリス
    タを介して接地する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の像担持体上に形成した各トナー像
    を、前記複数の像担持体と各1次転写部にて当接する移
    動自在な中間転写ベルト上に、前記各1次転写部にて前
    記複数の像担持体に前記中間転写ベルトを介して当接す
    る1次転写バイアスが印加された1次転写バイアス印加
    部材によって順次1次転写し、前記中間転写ベルト上の
    重畳転写されたトナー像を2次転写部にて転写材に一括
    して2次転写する画像形成装置において、 前記中間転写ベルトは、複数のローラによって張架され
    て駆動され、 前記複数のローラのうちの、前記像担持体に対して前記
    中間転写ベルトがトナー像の1次転写面を形成するよう
    に配置した2本のローラを、それぞれ直接接地する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の像担持体上に形成した各トナー像
    を、前記複数の像担持体と各1次転写部にて当接する移
    動自在な中間転写ベルト上に、前記各1次転写部にて前
    記複数の像担持体に前記中間転写ベルトを介して当接す
    る1次転写バイアスが印加された1次転写バイアス印加
    部材によって順次1次転写し、前記中間転写ベルト上の
    重畳転写されたトナー像を2次転写部にて転写材に一括
    して2次転写する画像形成装置において、 前記中間転写ベルトは、複数のローラによって張架され
    て駆動され、 前記複数のローラのうちの、前記像担持体に対して前記
    中間転写ベルトがトナー像の1次転写面を形成するよう
    に配置した2本のローラに、それぞれ最近接の前記1次
    転写バイアス印加部材に印加される1次転写バイアスと
    同一バイアスを印加する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のローラのうちの少なくとも前
    記2本のローラは、導電部材で形成されている、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数の像担持体は、水平方向に並設
    されている、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の像担持体は、鉛直方向に並設
    されている、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の画像形
    成装置。
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