JP2001075379A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001075379A
JP2001075379A JP24933599A JP24933599A JP2001075379A JP 2001075379 A JP2001075379 A JP 2001075379A JP 24933599 A JP24933599 A JP 24933599A JP 24933599 A JP24933599 A JP 24933599A JP 2001075379 A JP2001075379 A JP 2001075379A
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image
forming apparatus
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JP24933599A
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English (en)
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Kenichi Iida
健一 飯田
Hisahiro Saito
久弘 斎藤
Tatsunori Ishiyama
竜典 石山
Yasuo Yoda
寧雄 依田
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次転写部の上流側空隙ニップをなくして、
プレ転写による転写飛び散りを抑制できるようにする。 【解決手段】 1次転写部N1にて、1次転写ローラ1
5aと中間転写ベルト17との間に形成されるベルト・
ローラニップBが、感光ドラム11aと中間転写ベルト
17との間にドラム・ベルトニップAよりも中間転写ベ
ルト17の移動方向上流側にはみ出さぬように、1次転
写部N1の上流側で中間転写ベルト17をベルト持ち上
げローラ27aによって感光ドラム11a側に持ち上げ
ることにより、1次転写部N1の上流側空隙ニップをな
くして、プレ転写による転写飛び散りを抑制して良好な
画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装
置に関し、特に1列に複数配置した像担持体上に形成し
たトナー像を中間転写ベルトに順次重ね合わせて1次転
写した後、転写材に一括に2次転写して画像を得る画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の複数色またはフル
カラーの画像形成装置として、各色毎に応じて感光ドラ
ムを1列に複数配置し、各感光ドラム上に形成された各
色のトナー像を転写材あるいは中間転写体(中間転写ベ
ルト)上に順次重ね合わせてカラー画像を形成する、い
わゆるインライン型の画像形成装置が提案されている。
【0003】図6は、従来の電子写真方式のインライン
型のフルカラー画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【0004】この画像形成装置は、イエロー色の画像を
形成する画像形成部10Yと、マゼンタ色の画像を形成
する画像形成部10Mと、シアン色の画像を形成する画
像形成部10Cと、ブラック色の画像を形成する画像形
成部10Kの4つの画像形成部を備えており、これらの
4つの画像形成部(画像形成ユニット)は一定の間隔を
おいて一列に配置されている。
【0005】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kには、それぞれ像担持体としての感光ドラム11
a、11b、11c、11dが設けられている。各感光
ドラム11a、11b、11c、11dの周囲には、帯
電ローラ12a、12b、12c、12d、露光装置1
3a、13b、13c、13d、現像装置14a、14
b、14c、14d、1次転写ローラ15a、15b、
15c、15d、ドラムクリーニング装置16a、16
b、16c、16dがそれぞれ設置されている。各現像
装置14a、14b、14c、14dには、それぞれイ
エロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラッ
クトナーが収納されている。
【0006】各感光ドラム11a、11b、11c、1
1dは、本従来例では負帯電の有機感光体でアルミニウ
ム等のドラム基体(不図示)上に光導電層(不図示)を
有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方向(時
計方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
【0007】各感光ドラム11a、11b、11c、1
1dの下部には、各1次転写部N1、N2、N3、N4
にて無端状の中間転写ベルト17が当接している。中間
転写ベルト17は、駆動ローラ18、テンションローラ
19、2次転写対向ローラ20間に張架されており、駆
動ローラ18の駆動によって矢印方向(反時計方向)に
回転される。
【0008】1次転写ローラ15a、15b、15c、
15dは弾性部材で構成されており、各1次転写ニップ
部N1、N2、N3、N4にて中間転写ベルト17を介
して各感光ドラム11a、11b、11c、11dに当
接している。2次転写対向ローラ20は、中間転写ベル
ト17を介して2次転写ローラ21と当接して、2次転
写部Mを形成している。2次転写ローラ21は、中間転
写ベルト17に接離自在に設置されている。
【0009】中間転写ベルト17の外側の駆動ローラ1
8近傍には、中間転写ベルト17表面に残った転写残ト
ナーを除去し回収するベルトクリーニング装置22が設
置されている。また、2次転写部Mの転写材Pの搬送方
向下流側には、定着ローラ23aと加圧ローラ23bを
有する定着装置23が設置されている。
【0010】次に、上記した画像形成装置による画像形
成動作について説明する。
【0011】画像形成動作開始信号が発せられると、転
写材(用紙)Pが一枚ずつ送り出され、レジストローラ
24まで搬送される。その時、レジストローラ24は停
止されており、転写材Pの先端は2次転写部Mの直前で
待機している。その後、各画像形成部10Y、10M、
10C、10Kが画像の形成を開始するタイミングに合
わせてレジストローラ24は回転を始める。
【0012】一方、各画像形成部10Y、10M、10
C、10Kでは、画像形成動作開始信号が発せられる
と、所定のプロセススピードで回転駆動される各感光ド
ラム11a、11b、11c、11dは、それぞれ帯電
ローラ12a、12b、12c、12dによって一様に
本従来例では負極性に帯電される。そして、露光装置1
3a、13b、13c、13dは、入力されるカラー色
分解された画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信
号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光
を帯電された各感光ドラム11a、11b、11c、1
1d上にそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
【0013】そして、先ず感光ドラム11a上に形成さ
れた静電潜像に、感光ドラム11aの帯電極性(負極
性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置14
aによりイエローのトナーを付着させて、トナー像とし
て可視像化する。このイエローのトナー像は、1次転写
部N1にて1次転写バイアス(トナーと逆極性(正極
性))が印加された1次転写ローラ15aにより、回転
している中間転写ベルト17上に1次転写される。
【0014】イエローのトナー像が転写された中間転写
ベルト17は画像形成部10M側に回転される。そし
て、画像形成部10Mにおいても、前記同様にして感光
ドラム11bに形成されたマゼンタのトナー像が、中間
転写ベルト17上のイエローのトナー像上に重ね合わせ
て、1次転写部N2にて転写される。
【0015】以下、同様にして中間転写ベルト17上に
重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、画
像形成部10C、10Kの感光ドラム11c、11dで
形成されたシアン、ブラックのトナー像を1次転写部N
3、N4にて順次重ね合わせて、フルカラーのトナー像
を中間転写ベルト17上に形成する。
【0016】そして、中間転写ベルト17上のフルカラ
ーのトナー像先端が2次転写部Mに移動されるタイミン
グに合わせて、レジストローラ24により転写材Pを2
次転写部Mに搬送して、この転写材Pに、2次転写バイ
アス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転
写ローラ21によりフルカラーのトナー像が一括して2
次転写される。
【0017】フルカラーのトナー像が形成された転写材
Pは定着装置23に搬送されて、定着ローラ23aと加
圧ローラ23b間の定着ニップ部でフルカラーのトナー
像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後、外部
に排出される。
【0018】上記した1次転写時において、感光ドラム
11a、11b、11c、11d上に残留している1次
転写残トナーは、ドラムクリーニング装置16a、16
b、16c、16dによって除去されて回収される。ま
た、2次転写後に中間転写ベルト17上に残った2次転
写残トナーは、ベルトクリーニング装置22によって除
去されて回収される。
【0019】また、単色や2〜3色モードの画像形成を
行う場合は、必要な色の画像形成を行う画像形成部だけ
を動作させる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のインライン方式の画像形成装置では、各画像形成部
10Y、10M、10C、10Kにおける1次転写の際
に、トナー像後端部において、いわゆる“転写飛び散
り”が発生する場合があった。この転写飛び散りによっ
て、特に文字や線画における画質を大きく劣化させる。
【0021】以下、1つの画像形成部における1次転写
プロセスを例にとり、転写飛び散りのメカニズムについ
て説明する。図7は、図6に示した従来例の画像形成装
置のある1つの画像形成部(図では、イエロー色の画像
を形成する画像形成部10Y)における1次転写部(N
1)近傍を示す拡大断面図である。
【0022】図7に示す1次転写部(N1)近傍におい
て、Aは感光ドラム11aと中間転写ベルト17間で形
成される第1の接触ニップ(以下、ドラム・ベルトニッ
プという)の幅、Bは中間転写ベルト17と1次転写ロ
ーラ15a間で形成される第2の接触ニップ(以下、ベ
ルト・ローラニップという)の幅を表す。また、Cは中
間転写ベルト17上におけるベルト・ローラニップB
が、相対的にドラム・ベルトニップAに対して中間転写
ベルト17の移動方向上流側にはみ出している領域(以
下、上流側空隙ニップという)の幅を表す。この上流側
空隙ニップCは、転写飛び散り防止のために存在しては
ならない。
【0023】通常、感光ドラム11a上に形成されたト
ナー像の中間転写ベルト17上への転写は、ドラム・ベ
ルトニップAとベルト・ローラニップBが、中間転写ベ
ルト17上で重なっているオーバーラップニップ領域
(以下、オーバーラップニップという)Wで行われる。
【0024】しかしながら、上記上流側空隙ニップCが
存在する場合、ここでも転写が生じる。上流側空隙ニッ
プCでは、ベルト・ローラニップBの中間転写ベルト1
7の感光ドラム11a側の面は、感光ドラム11aと中
間転写ベルト17が接触ニップを作らずに空隙を挟んで
対向するため、感光ドラム11a上のトナー像が空気層
を飛翔して中間転写ベルト17上に転写される、いわゆ
る“プレ転写”が生じる。このプレ転写は、トナー像後
端部における転写飛び散りの原因となり、画質の劣化を
もたらす。
【0025】このため、図8に示したように、1次転写
ローラ15aを感光ドラム11aに対して、中心軸間の
距離である長さL(mm)だけ下流側にオフセットして
配置させれば、図6のような上流側空隙ニップCをなく
すことができる。これにより、プレ転写をなくして転写
飛び散りが防止できる。
【0026】上記したインライン型のフルカラー画像形
成装置においては、複数の独立な感光ドラム11a、1
1b、11c、11d上にそれぞれ形成されたトナー像
を、順次中間転写ベルト17上に正確に重ねて多重転写
を行う。この際、単色のみでなく2次色あるいは3次色
の文字や線画のフルカラー画像においても、転写飛び散
りのない高画質画像を得るためには、各色の1次転写部
における転写飛び散りを同時になくすことが要求され
る。
【0027】また、中間転写ベルト17の走行安定性も
忠実な色合わせ(カラーレジストレーション)のために
は重要となる。ところが、図8に示したような構成にお
いては、オーバーラップニップWが狭く、且つ1次転写
ローラ15aがオフセット配置されているために、1次
転写部N1におけるニップ構成は、中間転写ベルト17
の張架テンション、1次転写ローラ15aの当接バネ
圧、1次転写ローラ15aのたわみによる復元力との間
のバランスにより決定されるため、不安定化する。この
ため、中間転写ベルト17の走行性が不安定になること
により、速度ムラや蛇行が生じて色ずれが発生し易くな
る。
【0028】一方、通常、感光ドラム11a上に形成さ
れたトナー像の中間転写ベルト17上への転写は、ドラ
ム・ベルトニップAとベルト・ローラニップBのオーバ
ーラップニップで行われるが、図8に示したような構成
においてはこのオーバーラップニップWの幅が狭いた
め、時間的ばらつきや長手方向(画像形成幅方向)のば
らつきが生じ易くなり、転写性が不安定化する。
【0029】そこで本発明は、中間転写方式でインライ
ン型の画像形成装置において、中間転写ベルトの走行安
定性を確保することで忠実な色合わせを実現し、更に各
画像形成部における転写安定性も実現した上で、各画像
形成部における1次転写飛び散りを抑制して、単色のみ
でなく2次色あるいは3次色の文字や線画のフルカラー
画像においても画質劣化を防止することができる画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、複数色のトナー像を担持する複数の像
担持体と、移動可能に配置され、前記複数の像担持体と
接触自在な中間転写体と、前記中間転写体の前記複数の
像担持体が設けられる側とは反対側に接触可能であっ
て、前記複数の像担持体上の複数色のトナー像を前記中
間転写体にそれぞれ転写する複数の転写帯電手段と、を
有し、前記複数の転写帯電手段に転写する画像形成装置
において、前記像担持体と前記中間転写体とが接触する
第1の領域は、前記中間転写体と前記転写帯電手段とが
接触する第2の領域と重なり、且つ前記第1の領域は、
前記第2の領域よりも前記中間転写体の移動方向上流側
に存在することを特徴としている。
【0031】また、第2の発明は、複数色のトナー像を
担持する複数の像担持体と、移動可能に配置され、前記
複数の像担持体と接触自在な中間転写体と、前記中間転
写体の前記複数の像担持体が設けられる側とは反対側に
接触可能であって、前記複数の像担持体上の複数色のト
ナー像を前記中間転写体にそれぞれ転写する複数の転写
帯電手段と、を有し、前記複数の転写帯電手段に転写す
る画像形成装置において、前記複数の像担持体のうちの
第1の像担持体と前記中間転写体とが接触する第1の領
域は、前記中間転写体と前記複数の転写帯電手段のうち
の第1の転写帯電手段とが接触する第2の領域と重な
り、且つ前記第1の領域は、前記第2の領域よりも前記
中間転写体の移動方向上流側に存在し、前記複数の像担
持体のうちの第2の像担持体と前記中間転写体とが接触
する第3の領域は、前記中間転写体と前記複数の転写帯
電手段のうちの第2の転写帯電手段とが接触する第4の
領域と重なり、且つ前記第4の領域は、前記第3の領域
よりも前記中間転写体の移動方向上流側に存在すること
を特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0033】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では、電子写
真方式のインライン型のフルカラー画像形成装置)を示
す概略構成図である。なお、上記した従来例の画像形成
装置と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省
略する。本実施の形態においても、上記した従来例の画
像形成装置と同様にして画像形成が行われ、本実施の形
態では画像形成動作の説明は省略する。
【0034】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kの各感光ドラム11a、11b、11c、11d
は、本実施の形態では直径30.6mmの負帯電性のO
PC感光ドラムを用い、帯電ローラ12a、12b、1
2c、12dにDC成分にAC成分を重畳した帯電バイ
アスを印加して、感光ドラム11a、11b、11c、
11dを約−650Vに一様に帯電するようにした。
【0035】露光装置13a、13b、13c、13d
は、不図示の波長760nmの近赤外レーザダイオード
と、感光ドラム11a、11b、11c、11d上にレ
ーザ光を走査するポリゴンスキャナなどを有し、画像部
の電位を−250Vに低下させる。
【0036】画像形成部10Kのブラック現像を行う現
像装置14dは、磁性一成分トナーを用いたジャンピン
グ現像方式の現像器であり、ロール状の固定磁性部材を
内包したスリーブ状の現像材担持体、即ち現像スリーブ
に、粒径が約6μmのトナーを現像スリーブの回転に伴
い弾性ブレードでトナー層の厚みを規制しながら担持さ
せ、現像スリーブに印加したDC成分にAC成分を重畳
した現像バイアスによって、(ブラック)トナーを感光
ドラム11d上の静電潜像にジャンプさせて反転現像す
るものである。
【0037】また、画像形成部10Y、10M、10C
のイエロー現像、マゼンタ現像、シアン現像をそれぞれ
行う現像装置14a、14b、14cは、非磁性一成分
トナーを用いたジャンピング方式の現像器であり、トナ
ーとしてのワックスを含んだコア/シェル構造の粒径が
約6μmの重合トナーを、不図示の塗布ローラによって
現像スリーブに塗布し、弾性ブレードでトナー層厚を規
制した後、現像装置14dと同様に感光ドラム11a、
11b、11c上の静電潜像にジャンプさせて反転現像
を行う。
【0038】各画像形成部10Y、10M、10C、1
0Kの1次転写ローラ15a、15b、15c、15d
は、本実施の形態では直径8mmの芯金にエーテル系の
導電性発泡フォーム層を、長手方向(画像形成幅方向)
310mmにわたり直径が16mmとなるように被覆さ
せて構成されており、それぞれの芯金には給電バネ(不
図示)を介して1次転写バイアス電源25a、25b、
25c、25dが接続されている。1次転写ローラ15
a、15b、15c、15dには、それぞれ接続された
1次転写バイアス電源25a、25b、25c、25d
より1次転写時に可変可能な1次転写バイアスが印加さ
れる。
【0039】1次転写ローラ15a、15b、15c、
15dのローラ硬度は軟らかいため、下記の方法で想定
した。
【0040】1次転写ローラ15a、15b、15c、
15dのローラ表面に長方形の板材(縦20mm、横1
Omm、厚み1mm)を、この板材の長手方向を1次転
写ローラの長手方向と一致させるように押し当て、3秒
で1mmまで侵入させる。そして、60秒後に板材にか
かる1次転写ローラのフォーム材の反発力を、ひずみゲ
ージで測定した。この時の測定値は300gf前後であ
った。
【0041】また、1次転写ローラ15a、15b、1
5c、15dを、24mm/秒のスピードで回転駆動す
る直径30mmのアルミシリンダーに500g荷重で当
接し、50Vを印加した時に得られる実抵抗値は1×1
5 Ω以下であった。
【0042】2次転写ローラ21は、本実施の形態では
直径8mmの芯金に導電ゴム層を、長手方向(画像形成
幅方向)310mmにわたり直径が17mmとなるよう
に被覆させて構成されており、上記1次転写ローラ15
a、15b、15c、15dと同一方法によって測定さ
れた抵抗値は1×107 Ωであった。2次転写ローラ2
1の芯金には、給電バネ(不図示)を介して2次転写バ
イアス電源26が接続されている。2次転写ローラ21
には、接続された2次転写バイアス電源26より2次転
写時に可変可能な2次転写バイアスが印加される。
【0043】駆動ローラ18、テンションローラ19、
2次転写対向ローラ20間に張架された中間転写ベルト
17は、本実施の形態では厚み75μm、周長1115
mm、長手方向(画像形成幅方向)長310mmの単層
シームレスの樹脂ベルトであり、カーボン分散により抵
抗調整を行なったポリイミドで形成されている。
【0044】また、JIS−K6911に準拠し、電極
と中間転写ベルト17のベルト表面との良好な接触性を
得るために導電性ゴムを電極として使用した上で、中間
転写ベルト17の体積抵抗率ρv、表面抵抗率ρsを、
Advantest R8340超高抵抗計を用いて測
定したところ、10Vを10秒間印加時に、ρv=1.
1e14(Ωcm)、ρs>1e13(Ω/□)という
値が得られた。なお、ρsは中間転写ベルト17の表裏
いずれの面において測定しても略同一の結果となった。
【0045】駆動ローラ18、テンションローラ19、
2次転写対向ローラ20は、本実施の形成ではいずれも
直径32mmのアルミニウム製の導電ローラであり、そ
れらの芯金が給電バネ(不図示)を介して接地されてい
る。
【0046】中間転写ベルト17は駆動ローラ18、テ
ンションローラ19、2次転写対向ローラ20の3本の
ローラにより、テンション6Kgfで張架されている。
駆動ローラ18とテンションローラ19間の距離は50
0mmであり、各画像形成部10Y、10M、10C、
10Kの感光ドラム11a、11b、11cと1次転写
ローラ15a、15b、15c、15d間に形成される
各1次転写部N1、N2、N3、N4は、この間の中間
転写ベルト17上に均等間隔で設けられている。また、
1次転写ローラ15a、15b、15c、15dは、そ
れらの両端に設けられた500gf荷重のバネ(不図
示)により持ち上げられ支持されており、各1次転写ロ
ーラ15a、15b、15c、15dの自重(150
g)を引いた圧力で中間転写ベルト17の裏面に当接さ
れている。
【0047】本実施の形態においても、図6に示した従
来例の画像形成装置と同様にして画像形成が行われる。
なお、本実施の形態における画像形成条件は、プロセス
スピード:117mm/s、1次転写バイアス:+30
0V、2次転写バイアス:+2.3KVとした。
【0048】そして、本実施の形態の画像形成装置で
は、各1次転写部N1、N2、N3、N4のベルト移動
方向上流側の中間転写ベルト17の裏面に回転自在な金
属製のベルト持ち上げローラ27a、27b、27c、
27dをそれぞれ当接するようにして設けている。
【0049】図2に示すように、ベルト持ち上げローラ
(図では画像形成部10Yのベルト持ち上げローラ)2
7aは、1次転写部N1上の感光ドラム11aと1次転
写ローラ15aの中心軸よりx(mm)上流側の位置に
おいて、中間転写ベルト17裏面をy(mm)だけ感光
ドラム11a侵入方向に持ち上げる働きをする。
【0050】本実施の形態で用いたベルト持ち上げロー
ラ27a、27b、27c、27dは、直径:8mm、
長手長:310mmのアルミニウム製ローラであり、x
=12.5(mm)、y=1.5(mm)となるよう中
間転写ベルト17を持ち上げるように設定されている。
なお、ベルト持ち上げローラ27a、27b、27c、
27dも、駆動ローラ18、テンションローラ19、2
次転写対向ローラ20と同様に給電バネ(不図示)を介
して接地されている。
【0051】次に、ベルト持ち上げローラ27a、27
b、27c、27dによる効果を、以下のような方法で
評価した。
【0052】図2に示す画像形成部10Y(画像形成部
10M、10C、10Kについても同様である)おい
て、染料を1次転写ローラ15aと感光ドラム11aの
表面に塗り、1次転写ローラ15aを中間転写ベルト1
7を介して感光ドラム11aに当接、離間させた後に中
間転写ベルト17上に付着した染料の幅を測定した。そ
の結果、ドラム・ベルトニップA=35mm、ベルト・
ローラニップB=5mmという値が得られた。このよう
に、ベルト持ち上げローラ27aにより、ベルト・ロー
ラニップBに対してドラム・ベルトニップAが1次転写
部N1の上流側に大きく拡張されるため、上記した上流
側空隙ニップCが消滅し、プレ転写による転写飛び散り
が防止された。
【0053】一方、図2の状態でベルト・ローラニップ
Bとドラム・ベルトニップAとが互いに中間転写ベルト
17を介して重なるオーバーラップニップW(オーバー
ラップする幅)は2.5mmであった。
【0054】そして、感光ドラム11aに対する1次転
写ローラ15a、ベルト持ち上げローラ27aの設置位
置と1次転写ローラ15a両端のバネ圧を振り、オーバ
ーラップニップWを変化させて実験したところ、1(m
m)≦W≦8(mm)なる条件を満たせば、良好な転写
安定性が得られるようになることが分かった。
【0055】また、W<1(mm)の場合においては、
オーバーラップニップWが狭くなるため、転写性の時間
的ばらつきや、長手方向のばらつきが生じた。
【0056】一方、W>8(mm)の場合においては、
上記ドラム・ベルトニップAもこれに応じて拡大するこ
とで、感光ドラム11aと中間転写ベルト17間の接触
摩擦力が過剰に増大する。このため、駆動ローラ18に
よる中間転写ベルト17の回転駆動不良が生じた。
【0057】なお、オーバーラップニップWの範囲は、
一般的な画像形成装置の構成におけるメカ的な取り付け
精度に関するものであり、画像形成装置のプロセススピ
ードに依存するものではない。
【0058】このように本実施の形態では、各1次転写
部N1、N2、N3、N4のベルト移動方向上流側の中
間転写ベルト17の裏面(1次転写ローラ15a〜15
d側)にベルト持ち上げローラ27a、27b、27
c、27dをそれぞれ設けて中間転写ベルト17を感光
ドラム11a〜11d側に持ち上げたことにより、ベル
ト・ローラニップ(中間転写ベルト17と1次転写ロー
ラ15a〜15d間で形成される接触ニップ)Bがドラ
ム・ベルトニップ(感光ドラム11a〜11dと中間転
写ベルト17間で形成される接触ニップ)Aよりもベル
ト移動方向上流側にはみ出さないようにしたことによっ
て、各1次転写部N1、N2、N3、N4の上記した上
流側空隙ニップをなくし、プレ転写による転写飛び散り
を抑制して画質劣化を防止することができる。
【0059】また、ベルト・ローラニップ(中間転写ベ
ルト17と1次転写ローラ15a〜15d間で形成され
る接触ニップ)Bとドラム・ベルトニップ(感光ドラム
11a〜11dと中間転写ベルト17間で形成される接
触ニップ)Aとが互いに中間転写ベルト17を介して重
なるオーバーラップニップWが、1(mm)≦W≦8
(mm)を満たすように設定することにより、中間転写
ベルト17の走行安定性を確保し忠実な色合わせを実現
し、また、各画像形成部10Y、10M、10c、10
Kにおける転写安定性も実現できる。
【0060】なお、上記実施の形態では、1次転写バイ
アス印加部材としてローラ状の1次転写ローラ15a〜
15dを用いたが、これ以外にも例えば、プレード状、
フィルム状、或いはブラシ状のものを使用しても、前記
の構成を取ることで同様の効果を得ることができる。
【0061】また、上記実施の形態では、ベルト持ち上
げ部材として金属製のローラ状のベルト持ち上げローラ
27a〜27dを用いたが、これ以外にも例えば、他の
材質、形状の可動部材あるいは固定式ベルト摺動部材を
使用しても、前記の構成を取ることで同様の効果を得る
ことができる。この場合、ベルト持ち上げ部材は上記の
ベルト・ローラニップ(中間転写ベルト17と1次転写
ローラ15a〜15d間で形成される接触ニップ)Bと
ドラム・ベルトニップ(感光ドラム11a〜11dと中
間転写ベルト17間で形成される接触ニップ)Aとが互
いに中間転写ベルト17を介して重なるオーバーラップ
ニップWが、1(mm)≦W≦8(mm)を満たす範囲
で任意の位置に設置する。
【0062】〈実施の形態2〉上記実施の形態1では、
画像形成部10Y〜10Kでの転写飛び散りを同時にな
くす構成例における解決手段ついて述べたが、本発明を
常に全画像形成部10Y〜10Kで実施する必要はな
く、いくつかの必要な画像形成部のみで実施してもよ
い。例えば、転写飛び散りによる画像劣化の目立たない
イエロー画像を形成する画像形成部10Yでは上記した
本発明の構成を省略してもよく、また、逆に最も目立つ
ブラック画像を形成する画像形成部10Kのみに本発明
の構成を実施するようにしてもよい。
【0063】図3は、本発明の実施の形態2に係る画像
形成装置を示す概略構成図である。なお、上記した従来
例及び実施の形態1に係る画像形成装置と同一部材には
同一符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形
態においても、上記した従来例及び実施の形態1に係る
画像形成装置と同様にして画像形成動作が行われ、本実
施の形態では画像形成動作の説明は省略する。
【0064】本実施の形態の画像形成装置では、1次転
写部N2、N3、N4のベルト移動方向上流側の中間転
写ベルト17の裏面(各感光ドラム11a〜11dが設
けられた側と反対側の面)には、回転自在な金属製のベ
ルト持ち上げローラ27b、27c、27dがそれぞれ
当接するようにして設けられているが、1次転写部N1
のベルト移動方向上流側の中間転写ベルト17の裏面に
は、回転自在な金属製のベルト持ち上げローラが設けら
れていない。他の構成及び動作は実施の形態1と同様で
ある。
【0065】これは、白色の紙(転写材P)におけるイ
エロー色に対する人間の目の感度は比較的悪いために、
1次転写部N1にてイエロートナー像の転写飛び散りが
生じたとしても、最終的に紙上に転写されたイエロー
色、あるいはイエロートナーを含む2次色、3次色の文
字や線画における画像不良は許容し得るためである。
【0066】このように本実施の形態においては、イエ
ロー以外の1次転写部N2〜N4のみにベルト持ち上げ
ローラ27b、27c、27dを設置し、プレ転写によ
る転写飛び散りを抑制し、人間の目の感度の比較的良い
色のトナー像における画質劣化を防止すると同時に、イ
エローの1次転写部N1ではベルト持ち上げローラを省
略して、装置の簡略化、低コスト化を達成している。
【0067】〈実施の形態3〉図4は、本発明の実施の
形態3に係る画像形成装置を示す概略構成図である。な
お、上記した従来例及び実施の形態1に係る画像形成装
置と同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略
する。本実施の形態においても、上記した従来例及び実
施の形態1に係る画像形成装置と同様にして画像形成動
作が行われ、本実施の形態では画像形成動作の説明は省
略する。
【0068】本実施の形態の画像形成装置では、各画像
形成部10Y〜10Kの感光ドラム11a〜11dと1
次転写ローラ15a〜15dを、実施の形態1の直線状
からオフセット状し、且つ相対的に互いに傾いて配置
し、中間転写ベルト17が駆動ローラ18とテンション
ローラ19間で湾曲状に張架されるようにした。即ち、
中央部側の画像形成部10M、10Cの感光ドラム11
b、11cをその両側の画像形成部10Y、10Kの感
光ドラム11a、11dよりも中間転写ベルト17側に
突出するようにして配列し、各感光ドラム11a〜11
dに当接する中間転写ベルト17を凹状に湾曲させる。
【0069】これにより、各1次転写部N1〜N4のベ
ルト移動方向上流側の中間転写ベルト17がθ°だけ感
光ドラム11a〜11d側へ侵入する方向に持ち上げら
れる。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0070】このように本実施の形態では、実施の形態
1におけるベルト持ち上げローラ27a〜27dのベル
ト持ち上げ効果を、画像形成部10M〜10Kにおいて
は、中間転写ベルト17の移動方向上流側に隣接する画
像形成部10Y〜10Cの各1次転写部N1〜N3に持
たせることができる。また、画像形成部10Yにおいて
は、実施の形態1におけるベルト持ち上げローラ27a
のベルト持ち上げ効果を、駆動ローラ18に持たせるこ
とができる。
【0071】図5は、本実施の形態における1次転写部
(図では、画像形成部10Yの感光ドラム11aと1次
転写ローラ15a間の1次転写部)N1近傍を示す拡大
断面図である。
【0072】本実施の形態では、上記した構成により1
次転写部N1のベルト移動方向上流側の中間転写ベルト
17の持ち上げ角度をθ=6.8°に設定した場合に、
上記ドラム・ベルトニップA=3.5mm、ベルト・ロ
ーラニップB=5mmが得られ、ドラム・ベルトニップ
Aはベルト移動方向上流側に大きく拡張される。
【0073】これにより、実施の形態1の場合と同様
に、上記した上流側空隙ニップCが消滅するため、プレ
転写による転写飛び散りが防止された。
【0074】また、本実施の形態においても、実施の形
態1と同様に、ベルト・ローラニップBとドラム・ベル
トニップAが互いに中間転写ベルト17を介して重なる
オーバーラップニップWが、1(mm)≦W≦8(m
m)の条件を満たすため、転写安定性も得られる。
【0075】このように本実施の形態においても、各1
次転写部N1〜N4の上記した上流側空隙ニップCをな
くし、プレ転写による転写飛び散りを抑制して画質劣化
を防止することができる。また、中間転写ベルト17の
走行安定性を確保し忠実な色合わせを実現し、各画像形
成部10Y〜10Kにおける転写安定性も実現できる。
【0076】更に、本実施の形態では、実施の形態1で
用いたベルト持ち上げローラが不要となるので、低コス
ト化を図ることができる。
【0077】〈実施の形態4〉本実施の形態では、図1
に示した実施の形態1の画像形成装置を用い、中間転写
ベルト17の抵抗率を変化させた場合における本発明の
効果を評価した。他の構成は実施の形態1と同様であ
る。
【0078】本実施の形態で用いた中間転写ベルト17
は、カーボン分散による抵抗調整によってそれぞれ異な
る体積抵抗率ρv=1e8、1e9、1e10、1e1
1、1e12、1e13、1e14、1e15、1e1
6(Ωcm)を有するものである。なお、抵抗率測定法
は上述の方法と同じである。
【0079】上記した体積抵抗率1e8〜1e16(Ω
cm)の各中間転写ベルト17を用いて実施の形態1と
同様の実験を行ったところ、本発明の効果が得られたの
は、中間転写ベルト17の体積抵抗率ρvが、 1e9(Ωcm)<ρv<1e15(Ωcm) なる条件を満たす場合のみであった。
【0080】また、ρv≧1e15(Ωcm)の高抵抗
の中間転写ベルト17では、適正な1次転写バイアス設
定値が上昇すると同時に、中間転写ベルト17の裏面で
の放電によると見られる水玉模様の画像不良が発生し
た。
【0081】一方、ρv≦1e9(Ωcm)の低抵抗の
中間転写ベルト17では、中間転写ベルト17の裏面全
体が等電位化され電極として作用する傾向が生じるた
め、駆動ロ一ラ18、テンションローラ19への電流リ
ークが顕著となると同時に、中間転写ベルト17の裏面
における1次転写ローラ15a〜15dの配置に関わら
ず、転写飛び散りのレベルが悪化してしまった。
【0082】このように、中間転写ベルト17の体積抵
抗率ρvを、1e9(Ωcm)<ρv<1e15(Ωc
m)の範囲に調整することにより、転写不良を防止して
良好な画像を得ることができる。
【0083】また、本実施の形態では、実施の形態1の
画像形成装置を用いたが、図3、図4に示した実施の形
態2、3の画像形成装置を用いた場合でも同様の結果が
得られる。
【0084】なお、中間転写ベルト17は前記構成に限
定されるものではなく、樹脂ゴムあるいはこれらの組み
合わせによる単層あるいは複層のいかなる構成のもので
あっても構わない。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、像担持体と中間転写体とが接触する第1の領域を、
中間転写体と転写帯電手段とが接触する第2の領域と重
なるようにし、且つ第1の領域を、第2の領域よりも中
間転写体の移動方向上流側に存在するようにしたことに
より、プレ転写による転写飛び散りを抑制して画質劣化
を防止することができる。
【0086】また、第2の発明によれば、複数の像担持
体のうちの第1の像担持体と中間転写体とが接触する第
1の領域を、中間転写体と複数の転写帯電手段のうちの
第1の転写帯電手段とが接触する第2の領域と重なるよ
うにし、且つ第1の領域を、第2の領域よりも中間転写
体の移動方向上流側に存在するようにし、更に、複数の
像担持体のうちの第2の像担持体と中間転写体とが接触
する第3の領域を、中間転写体と複数の転写帯電手段の
うちの第2の転写帯電手段とが接触する第4の領域と重
なるようにし、且つ第4の領域を、第3の領域よりも中
間転写体の移動方向上流側に存在するようにしたことに
より、プレ転写による転写飛び散りを抑制して画質劣化
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】実施の形態1における画像形成装置の感光ドラ
ムと1次転写ローラ間の1次転写部近傍を示す拡大断面
図。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図4】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図5】実施の形態3における画像形成装置の感光ドラ
ムと1次転写ローラ間の1次転写部近傍を示す拡大断面
図。
【図6】従来例における画像形成装置を示す概略構成
図。
【図7】従来例における画像形成装置の感光ドラムと1
次転写ローラ間の1次転写部近傍を示す拡大断面図。
【図8】従来例における画像形成装置の感光ドラムと1
次転写ローラ間の1次転写部近傍を示す拡大断面図。
【符号の説明】
10Y、10M、10C、10K 画像形成部 11a、11b、11c、11d 感光ドラム
(像担持体) 12a、12b、12c、12d 帯電ローラ 13a、13b、13c、13d 露光装置 14a、14b、14c、14d 現像装置 15a、15b、15c、15d 1次転写ロー
ラ(転写帯電手段) 17 中間転写ベルト(中間転写体) 18 駆動ローラ 19 テンションローラ 20 2次転写対向ローラ 21 2次転写ローラ 23 定着装置 27a、27b、27c、27d ベルト持ち上
げローラ(ベルト持ち上げ部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石山 竜典 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 依田 寧雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD01 AD05 BB02 BB23 BB42 BB44 BB46 BB53 2H032 AA05 AA15 BA01 BA05 BA09 BA15 BA23 CA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のトナー像を担持する複数の像担
    持体と、移動可能に配置され、前記複数の像担持体と接
    触自在な中間転写体と、前記中間転写体の前記複数の像
    担持体が設けられる側とは反対側に接触可能であって、
    前記複数の像担持体上の複数色のトナー像を前記中間転
    写体にそれぞれ転写する複数の転写帯電手段と、を有
    し、前記複数の転写帯電手段に転写する画像形成装置に
    おいて、 前記像担持体と前記中間転写体とが接触する第1の領域
    は、前記中間転写体と前記転写帯電手段とが接触する第
    2の領域と重なり、且つ前記第1の領域は、前記第2の
    領域よりも前記中間転写体の移動方向上流側に存在す
    る、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記中間転写体は無端状の中間転写ベル
    トであり、前記第1の領域と前記第2の領域が前記中間
    転写ベルトを介して互いに重なっている幅Wが、 1(mm)≦W≦8(mm)である、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の領域に対して前記中間転写ベ
    ルトの移動方向上流側で、前記中間転写ベルトの前記転
    写帯電手段側に当接するようにしてベルト持ち上げ部材
    を配置し、前記ベルト持ち上げ部材により前記中間転写
    ベルトを前記像担持体側に近づける、 ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の像担持体のうちの中央部側の
    像担持体をその両端側の像担持体よりも前記中間転写ベ
    ルト側に突出するようにして配列し、前記各像担持体に
    当接する前記中間転写ベルトを凹状に湾曲させる、 ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写ベルトの体積抵抗率ρv
    が、 1e9(Ωcm)<ρv<1e15(Ωcm)である、 ことを特徴とする請求項2、3又は4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記転写帯電手段は、ローラ状の転写ロ
    ーラである、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数色のトナー像を担持する複数の像担
    持体と、移動可能に配置され、前記複数の像担持体と接
    触自在な中間転写体と、前記中間転写体の前記複数の像
    担持体が設けられる側とは反対側に接触可能であって、
    前記複数の像担持体上の複数色のトナー像を前記中間転
    写体にそれぞれ転写する複数の転写帯電手段と、を有
    し、前記複数の転写帯電手段に転写する画像形成装置に
    おいて、 前記複数の像担持体のうちの第1の像担持体と前記中間
    転写体とが接触する第1の領域は、前記中間転写体と前
    記複数の転写帯電手段のうちの第1の転写帯電手段とが
    接触する第2の領域と重なり、且つ前記第1の領域は、
    前記第2の領域よりも前記中間転写体の移動方向上流側
    に存在し、 前記複数の像担持体のうちの第2の像担持体と前記中間
    転写体とが接触する第3の領域は、前記中間転写体と前
    記複数の転写帯電手段のうちの第2の転写帯電手段とが
    接触する第4の領域と重なり、且つ前記第4の領域は、
    前記第3の領域よりも前記中間転写体の移動方向上流側
    に存在する、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写体は無端状の中間転写ベル
    トであり、前記第1の領域と前記第2の領域、及び前記
    第3の領域と前記第4の領域が前記中間転写ベルトを介
    して互いに重なっている幅Wが、 1(mm)≦W≦8(mm)である、 ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の領域、及び前記第3の領域に
    対して前記中間転写ベルトの移動方向上流側で、前記中
    間転写ベルトの前記転写帯電手段側に当接するようにし
    てベルト持ち上げ部材を配置し、前記ベルト持ち上げ部
    材により前記中間転写ベルトを前記像担持体側に近づけ
    る、 ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の像担持体のうちの中央部側
    の像担持体をその両端側の像担持体よりも前記中間転写
    ベルト側に突出するようにして配列し、前記各像担持体
    に当接する前記中間転写ベルトを凹状に湾曲させる、 ことを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記中間転写ベルトの体積抵抗率ρv
    が、 1e9(Ωcm)<ρv<1e15(Ωcm)である、 ことを特徴とする請求項8、9又は10記載の画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】 前記転写帯電手段は、ローラ状の転写
    ローラである、 ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の像担持体は、ブラックトナ
    ーを担持する像担持体であり、前記第2の像担持体は、
    イエロートナーを担持する像担持体である、 ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130570B2 (en) 2003-12-26 2006-10-31 Sharp Kabushiki Kaisha Transfer device
US11169473B2 (en) 2019-03-28 2021-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with image bearing member and a belt that contact each other to form a wound area by urging a transfer member toward the image bearing member

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