JP2013174755A - 濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置 - Google Patents

濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013174755A
JP2013174755A JP2012039664A JP2012039664A JP2013174755A JP 2013174755 A JP2013174755 A JP 2013174755A JP 2012039664 A JP2012039664 A JP 2012039664A JP 2012039664 A JP2012039664 A JP 2012039664A JP 2013174755 A JP2013174755 A JP 2013174755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
density
shutter
gas supply
electrophotographic recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012039664A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Kawai
克哉 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012039664A priority Critical patent/JP2013174755A/ja
Publication of JP2013174755A publication Critical patent/JP2013174755A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】濃度センサがトナーにより汚れる不具合を無くし、高い印刷品質を長期間維持できる濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置を提供すること。
【解決手段】シャッター9,をシャッター駆動装置10により駆動制御してシャッター9によりカバー6bのセンサ開口部(Y),6(M),6(C),6(BK)を覆わせることにより、カバー6b内に密閉された流路[6c,6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)]を形成させると共に、気体供給装置12により密閉された流路6c内部に気流を形成させて、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)表面に付着した異物を気流により除去して流路6cの排気部から排出させる演算制御回路11が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、トナー像の濃度を検出させる濃度センサの清掃機構が設けられた濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置に関するものである。
従来のカラーの電子写真記録装置としては、電子写真方式を採用した画像形成装置が知られている。このようなカラーの画像形成装置の構成としては、像担持体として感光ドラム等の感光体を一つ又は4つ備えると共に、一つの感光体に4色のトナー像を形成、又は4つの感光体に4色の各色のトナー像をそれぞれ形成する現像カートリッジを備えたものが知られている。
例えば、4つの感光体を備える画像形成装置では、ブラック(Bk)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、イエロー(Y)色のトナー像を各感光体にそれぞれ形成させ、各感光体に形成された各色の静電潜像をブラック(Bk)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、イエロー(Y)色の現像カートリッジ(プロセスカートリッジ)からのトナーでそれぞれ現像することにより、各感光体に4色のトナー像を形成させるようにしている。また、一つの感光体を用いる画像形成装置では、一つの感光体にブラック(Bk)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、イエロー(Y)色のトナー像を形成させるようにしている。
このような画像形成装置においては、感光体に形成されたトナー像を中間転写体である中間転写ベルト等に転写して、この中間転写ベルトに転写したトナー像を用紙に転写させ定着させることにより、画像を用紙に記録するようにしている。
このような画像形成装置では、使用する環境や、現像カートリッジや感光ドラムの通紙耐久による特性変動や、感光ドラムの製造時における感度のバラツキ、トナーの製造時における摩擦帯電特性のバラツキ等によって、印字画像の濃度特性に変動が生じ、本来の正しい色調が得られなくなってしまう。そのため、カラー画像形成装置には画像濃度制御手段があるものが多い。
このような画像濃度制御手段を有する画像形成装置としては、中間転写ベルト上に各色のパッチを形成して、この各色のパッチの濃度を濃度センサで測定することにより、検出された各色の濃度から所望の濃度のトナー像を得るための画像形成条件を決定する補正制御を行うようにしているのが一般的である。
このような画像形成装置には、中間転写ベルトの画像領域とは別個の領域にパッチ領域を備えるものがある(例えば特許文献1参照)。
また、画像濃度制御手段を有する画像形成装置としては、画像形成装置内部のトナー汚れのために濃度センサが汚れ、結果的に光感度が劣化することにより、濃度センサの光感度が変化しても、濃度センサによる計測結果が許容範囲に収まるように濃度センサの照射光量および濃度センサからの出力電圧(測定結果)の出力シフトレベルを可変設定することにより、光感度の変化に対応することができるようにしたものも知られている(例えば特許文献2参照)。
しかし、従来の画像形成装置は、濃度センサの清掃手段が設けられていないため、濃度センサがトナーで汚れた場合には必ずしも正確な濃度が検出できない。
そこで、本発明は、濃度センサがトナーにより汚れる不具合を無くし、高い印刷品質を長期間維持できる濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、像担持体の表面に濃度検知用のトナー像を形成し、該トナー像の濃度を光学式の濃度センサにより検知し、該検知結果により、画像形成条件の制御を行う電子写真記録装置において、前記濃度センサは周囲に流路を形成するカバーで覆われ、前記カバーの前記像担持体に臨む部分に前記濃度センサに臨むセンサ開口部が形成され、シャッター駆動装置で駆動されて前記センサ開口部を開閉させるシャッターが設けられ、前記流路内に圧縮気体を供給して気流を形成させる気体供給装置が設けられ、前記シャッターをシャッター駆動装置により駆動制御して前記シャッターにより前記センサ開口部を覆わせて、前記カバー内に密閉された流路を形成させると共に、前記気体供給装置により前記密閉された流路内部に前記気流を形成させて、前記濃度センサ表面に付着した異物を前記気流により除去して前記流路の排気部から排出させる制御装置が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、気体供給装置により発生させられる気流により濃度センサの汚れを除去するようにしたので、濃度センサがトナーにより汚れる不具合を無くし、高い印刷品質を長期間維持できる。
本発明に係る電子写真記録装置(画像形成装置)の概略構成を示す説明図である。 図1に示した2次転写ベルトと濃度検出装置を矢印A方向より見ると共に、この濃度検出装置のセンサ清掃機構を配置した概略説明図である。 図2の濃度検出装置とセンサ清掃機構を矢印B方向より見た概略的な説明のための平面図である。 図3のC1−C1線に沿う断面図である。 図3のC2−C2線に沿う断面図である。 (a)は図3に示す濃度検出装置とセンサ清掃機構をC3−C3線に沿って断面した概略的な説明図、(b)は(a)のセンサ清掃機構の作用説明図である。 図3Aの変形例を示す断面図である。 図4(b)の変形例を示す断面図である。 図1〜図4に示した電子写真記録装置の制御回路図である。 (a)は本発明に係る電子写真記録装置(画像形成装置)の実施例2を示す図3と同様な平面図、(b)は(a)に示すD3−D3線における断面を矢印C方向より見た概略説明図である。 図6(a)のD1−D1線に沿う断面図である。 図6(a)のD2−D2線に沿う断面図である。 図6〜図6Bに示す電子写真記録装置(画像形成装置)の制御回路図である。 図6におけるシャッター形状と動作の概略説明図である。 図6(a)のカバーに設けた開口部が開いた状態の断面図である。 図6(a)のカバーに設けた開口部がシャッタで閉成された状態の断面図である。 この発明にかかる電子写真記録装置(画像形成装置)の実施例3を示す概略説明図である。 図8の開口部がシャッターで閉成された状態の断面図である。 この発明にかかる電子写真記録装置(画像形成装置)の実施例4を示す概略説明図である。 図9の開口部が開いた状態の断面図である。 図9の開口部がシャッターで閉成された状態の断面図である。
以下、本発明に係る電子写真記録装置(画像形成装置)の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1は、本発明に係る電子写真記録装置(画像形成装置)の概略構成を示す説明図である。
この図1において電子写真記録装置は、4色のトナー像を形成させるトナー像形成装置1と、トナー像形成装置1で形成された4色のトナー像が転写される中間転写ベルト2と、中間転写ベルト2に転写されたトナー像を図示しない用紙上へ転写させる2次転写ベルト3と、2次転写ベルト3の表面に形成されたトナー像濃度を検出する光学式の濃度検出装置4を備えている。
トナー像形成装置1は、イエロー(Y)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1a,マゼンタ(M)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1b,シアン(C)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1c,ブラック(BK)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1d等を像担持体として有し、4色印刷が可能となっている。
トナー像形成装置1では、感光体1a〜1d上に4色に対応する静電潜像が形成され、感光体1a〜1d上に形成された静電潜像は図示しない現像機により現像される。この際、感光体1a上にはイエロー(Y)のトナー像が形成され、感光体1b上にはマゼンタ(M)のトナー像が形成され、感光体1c上にはシアン(C)のトナー像が形成され、感光体1d上にはブラック(BK)のトナー像が形成される。この静電潜像の形成および静電潜像の現像には周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
また、このようにして感光体1a〜1d上にそれぞれ4色に対応[構成]
図1は、本発明に係る電子写真記録装置(画像形成装置)の概略構成を示す説明図である。
この図1において電子写真記録装置は、4色のトナー像を形成させるトナー像形成装置1と、トナー像形成装置1で形成された4色のトナー像が転写される中間転写ベルト2と、中間転写ベルト2に転写されたトナー像を図示しない用紙上へ転写させる2次転写ベルト3と、2次転写ベルト3の表面に形成されたトナー像のウドを検出する光学式の濃度検出装置4を備えている。
トナー像形成装置1は、イエロー(Y)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1a,マゼンタ(M)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1b,シアン(C)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1c,ブラック(BK)のトナー像を形成する感光体(感光ドラム)1d等を像担持体として有し、4色印刷が可能となっている。
トナー像形成装置1では、感光体1a〜1d上に4色に対応する静電潜像が形成され、感光体1a〜1d上に形成された静電潜像は図示しない現像機により現像される。この際、感光体1a上にはイエロー(Y)のトナー像が形成され、感光体1b上にはマゼンタ(M)のトナー像が形成され、感光体1c上にはシアン(C)のトナー像が形成され、感光体1d上にはブラック(BK)のトナー像が形成される。この静電潜像の形成および静電潜像の現像には周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
そして形成されたトナー像は、さらに中間転写ベルト2上へ転写される。この中間転写ベルト2上に転写された各色のトナー像は、2次転写ベルト3により、図示しない用紙上へ転写される。このトナー像が転写された用紙は図示しない定着器に到り、トナー像は用紙上へ定着される。この構成にも周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
このようなトナーを使用して画像を形成する電子写真記録装置においては、帯電、現像、転写等における画像形成条件(例えば、帯電バイアス、現像バイアス、転写バイアス)や、温湿度等の環境によってトナー像の濃度が変化する。このため、トナー像の濃度を検知し、所望の濃度のトナー像を得るための画像形成条件を決定する濃度制御の方式が広く用いられている。例えば、濃度制御の方式としては、トナー濃度の最大値とされる現像バイアス値を求める現像バイアス制御と、現像バイアス制御によって定められた現像バイアス値を固定して画像データを可変させて中間濃度の制御を行う中間調濃度制御の二つが知られている。この濃度制御の方式には周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
尚、感光体1a〜1d、中間転写ベルト2、2次転写ベルト3には各々の表面に存在する残留トナー除去の為にトナー清掃機構が設けられているが、このトナー清掃機構には周知の構成を採用できるので、ここではトナー清掃機構について図示はしない。
図2は、図1に示した2次転写ベルト3と濃度検出装置4を矢印A方向より見ると共に、この濃度検出装置4のセンサ清掃機構Scを配置した概略説明図である。また、図3は、図2の濃度検出装置4とセンサ清掃機構Scを矢印B方向より見た概略的な説明のための平面図である。図3Aは図3のC1−C1線に沿う断面図、図3Bは図3のC2−C2線に沿う断面図である。図4(a)は図3に示す濃度検出装置4とセンサ清掃機構ScをC1−C2線に沿って断面した概略的な説明図、図4(b)は図4(a)のセンサ清掃機構Scの作用説明図である。
ところで、2次転写ベルト3の表面に形成されるトナー像の一つとしては、図2に示したような濃度検出用のパッチ部5がある。このパッチ部5の各色の濃度は、光学式の濃度検出装置4により検知(検出)して、その検知結果を画像形成条件に反映させるのに用いる。
この濃度検出用のパッチ部5は、2次転写ベルト3に形成する際に通常のトナー像を形成する領域から外れた領域に形成しても良いし、画像形成回数が所定回数毎あるは画像形成開始から所定時間毎に2次転写ベルト3に形成しても良い。
また、図2に示したように、濃度検出用のパッチ部5はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の各色のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)を有し、光学式の濃度検出装置4は各色のパッチ5(Y)〜5(BK)の濃度を検出する光学式の濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)を有する。
この濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)は、2次転写ベルト3の表面に照射する検出光の発光部(図示せず)と、この検出光の2次転写ベルト3の表面のトナー像からの反射光を検出する受光部を有する。この構成には周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
尚、2次転写ベルト3の表面に形成された濃度検知用の各色のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度は光学式の濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)により検知され、その検知結果が上述した濃度制御に伴う画像形成条件に反映されることになる。しかし、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)は、2次転写ベルト3の表面に近接して配置されているため、センサ表面が飛散トナーや塵埃や紙粉等の異物の付着によって汚染されていると、センサ表面を透過する光量が変化し、精度の高い濃度検知ができなくなる。このため、この発明の実施例では、図2〜図4に示したセンサ清掃機構Scを設けている。
このセンサ清掃機構Scは、図2に示したように、2次転写ベルト3の幅方向に細長く延びる流路形成部材(風路形成部材)6(図3参照)を有する。この流路形成部材6は、細長く形成された板状の絶縁ベース6aと、絶縁ベース6aの側部から上部を覆う逆U字状のカバー6bを有する。このカバー6bは、図3A,図3Bに示した上壁6b1と、図3Aに示した端壁6b2,6b3と、図3Bに示した側壁6b4,6b5を有する。そして、この絶縁ベース6aとカバー6bとの間には流路(風路)6cが形成されている。尚、流路6cは、図3Aに示したように長手方向の両端部が端壁6b2,6b3により閉成されている。
また、センサ清掃機構Scは、流路6cの一端に接続された圧縮気体供給用の気体供給パイプ7と、この流路6cの他端に接続された排気パイプ(排気管)8を有する。この気体供給パイプ7により流路6cに供給される圧縮気体としては、例えば空気が用いられるが、必ずしもこれに限定されない。空気の場合には、気体供給パイプ7はエア供給パイプとなる。
更に、絶縁ベース6a上には、図2,図3に示した上述の濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)が設けられている。しかも、カバー6bの上壁6b1には、図3に示したように濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)に対向する開口部(センサ開口部)6(Y),6(M),6(C),6(BK)が形成されている。
そして、流路形成部材6は、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)が開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を介して図2の2次転写ベルト3の表面に臨むように、図2の2次転写ベルト3の表面に近接配置されている。
また、センサ清掃機構Scは、図4に示したように開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)の開閉を行う板状のシャッター9を有する。この板状のシャッター9は、流路6cび幅方向にスライドさせられたときに各開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)の閉成可能な長さに設けられている。
また、図3Aに示したように、カバー6bの端壁6b2,6b3の内側面にはガイド板6d1,6d2が固定されていて、このガイド板6d1,6d2とカバー6bの上壁6b1との間には流路6cの幅方向に延びるシャッターガイド溝Sg1,Sg2が形成されている。そして、このシャッターガイド溝Sg1,Sg2にシャッター9の長手方向の両端部が流路6cの幅方向にスライド可能に保持されている。
これによりシャッター9は、図4(a)に矢印B1で示したように流路6cの幅方向にスライド可能に設けられていて、図4(a)のように各開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)から外れているときには各開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を開いた状態とする。また、シャッター9は、図4(a)の状態から図4(b)の位置までスライドさせられたとき、各開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を閉成するようになっている。
また、本実施例では、シャッター9には、弾性体であるシリコンゴムを用いており、シャッター9が閉じた状態においては、開口部との隙間が無く、2次転写ベルト3の表面への気流の漏れや、異物の飛散による機内汚染が防止される。
ここで、シャッター9には、金属版や、他の材料を用いることも可能である。この際、図4Aに示したようにシャッターガイド溝Sg1,Sg2とシャッター9との係合部(嵌合部)にゴムやフェルト等の直線状の密閉部材20,21を備えると共に、図4Bに示したように開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)の縁部にシャッター9に係合するゴムやフェルト等の環状(リング状)密閉部材22を備え構成とする。この際、この場合、密閉部材20,21は、シャッターガイド溝Sg1,Sg2の長手方向全体[シャッターガイド溝Sg1,Sg2の延びる方向(流路6cの幅方向)全体]に延設される。このようにすることで、シャッター9で開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を閉成した状態では、気体供給パイプ7から流路6c内に圧縮エア等の気体が噴出されて気流となったときに、流路6cから気流の外部への漏れが防止される。
尚、各開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)の開閉を行うシャッター9は、図3,図3Bに示したシャッター駆動装置10で開閉できるようにする。このシャッター駆動装置10としては、例えばソレノイドやモータ等を用いることができる。
そして、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)で検出(測定)されたパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度は演算制御回路(演算制御装置)11に入力される。また、演算制御回路11は、シャッター駆動装置10を駆動制御するようになっている。この演算制御回路11は、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)で検出(測定)されたパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度の測定結果に基づいて、上述した濃度制御を実行する。この濃度制御は、上述したように周知の方式で実行されるので、その説明は省略する。
更に、演算制御回路11は、気体供給パイプ7に圧縮エア等の圧縮気体を供給する圧縮気体供給装置12を作動制御するようになっている。この圧縮気体供給装置12としては、詳細な説明を省略したが気体圧縮ポンプ,圧縮気体タンク,電磁弁等の気体供給回路等を備えるエア制御回路等の圧縮気体回路を有する。
[作用]
このような構成の電子写真記録装置(画像形成装置)のセンサ清掃機構Scの作用を説明する。
このような構成において、演算制御回路11は、濃度検知用の各色のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度を濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)によりそれぞれ検知する際は、シャッター駆動装置10を作動制御して、図4(a)に示すように、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)上部の開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を開いた状態にしている。
この状態で、演算制御回路11は、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の発光部(図示せず)から測定光を照射光として発光させると、この各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)からの測定光は開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を介して、2次転写ベルト3のトナー像に照射される。この各測定光の2次転写ベルト3のトナー像からの反射光は、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を介して、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の受光部(図示せず)に入射して検出(測定)される。ここでは、トナー像は、図2のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)である。
そして、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の受光部(図示せず)からの測定信号は演算制御回路11に入力される。これにより演算制御回路11は、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の受光部(図示せず)からの測定信号に基づいて、パッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度を求め、上述した濃度制御を実行する。
一方、演算制御回路11は、非検知状態において、シャッター駆動装置10を作動制御して、図4(b)に示すように、流路形成部材6内に形成された流路6cの途中に開口する開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を閉成する。これにより、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)は、周囲が閉成された流路6c内に位置することになる。
この状態で、演算制御回路11は、圧縮気体供給装置12を作動制御して、圧縮気体供給装置12から気体供給パイプ7に圧縮気体、本実施例では圧縮エアを供給する。この気体供給パイプ7に供給された圧縮気体すなわち圧縮エアは、気体供給パイプ7から流路形成部材6内の流路6cの一端に噴射するように供給される。そして、このように気体供給パイプ7から圧縮気体すなわち圧縮エアを流路6cに噴出させることで、流路6c内部に一端から他端に流れる高速の気流が形成される。この噴出した気体(エア)は、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)表面に付着したトナーや塵埃等の異物を除去して、除去した異物と共に気体供給パイプ7の噴出口とは反対の流路下流に設けられた排気パイプ8へ排出される。これにより、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)のクリーニングが行われる。
このような演算制御回路11によるようなクリーニングは、通常のトナーによるトナー電子画像の用紙への記録毎に実行することもできるし、この記録が所定回数(設定回数)になったときに実行することもできるし、記録開始から所定時間(設定時間)経過する毎に実行することもできる。
以上説明したように、像担持体の表面に濃度検知用のトナー像(パッチ部5)を形成し、該トナー像(パッチ部5)の濃度を光学式の濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)により検知し、該検知結果により、画像形成条件の制御を行う電子写真記録装置において、該濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)が検知状態にない状態では、シャッター9により、センサ開口部[開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)]が覆われ、流路6cを形成し、該流路6cの内部に気流を形成することにより、該濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の表面に付着した異物を、除去する構成としたことにより、該濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の汚れにより生じる、画像形成条件制御機構の不具合を無くし、高い印刷品質を長期間維持できる印刷装置を得ることが、可能となった。
上述した実施例では、図4に示したように板状のシャッター9を流路6cの幅方向にスライドさせることで、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)の開閉を行う構成とした、が必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図6(a),(b)に示したようなセンサ清掃機構Scとしても良い。
この図6(a)は図3と同様な平面図、図6(b)は図6(a)に示すD3−D3線における断面を矢印C方向より見た概略説明図である。また、図6Aは図6(a)のD1−D1線に沿う断面図、図6Bは図6(a)のD2−D2線に沿う断面図である。更に、図7は図6におけるシャッター形状と動作の概略説明図、図7(A)は図6(a)のカバーに設けた開口部が開いた状態の断面図、図7(B)は図6(a)のカバーに設けた開口部がシャッタで閉成された状態の断面図である。
本実施例においてセンサ清掃機構Scは、流路6cがシャッター9Aと同じ幅に形成されている。そして、このシャッター9Aには、図7(a),(b)に示したように4つの透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)が形成されている。この4つの透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)は、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)の間隔と同じ間隔で且つ開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)の径と同じ径に形成されている。
また、図6Aに示したように、カバー6bの側壁6b4,6b5の内面にはガイド板6e1,6e2が固定されていて、このガイド板6e1,6e2の上端とカバー6bの上壁6b1との間にはシャッターガイド溝Sg3,Sg4が形成されている。そして、シャッター9Aの両側縁部がスライド自在に保持されている。これによりシャッター9Aは、流路6cの長手方向に移動可能に設けられている。
しかも、シャッター9Aは、図6(a),図6Bに示したシャッター駆動装置10Aで流路6cの長手方向に進退駆動可能に設けられている。このシャッター駆動装置10Aとしては、例えばソレノイドやモータ等を用いることができる。
この実施例において演算制御回路11は、図2の濃度検知用の各色のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度を濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)によりそれぞれ検知する際は、シャッター駆動装置10Aを作動制御して、図7(a)に示すように、シャッター9Aの透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)を濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)上部の開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)にそれぞれ対応させることにより、図7Aに示したように濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)上部の開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)をシャッター9Aの透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)を介してそれぞれ開いた状態にする。
この状態で、演算制御回路11は、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の発光部(図示せず)から測定光を照射光として発光させると、この各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)からの測定光は透孔9(Y)と開口部6(Y),透孔9(M)と開口部6(M),透孔9(C)と開口部6(C),透孔9(BK)と開口部6(BK)を介して、2次転写ベルト3のトナー像にそれぞれ照射される。
この各測定光の2次転写ベルト3のトナー像からの反射光は、透孔9(Y)と開口部6(Y),透孔9(M)と開口部6(M),透孔9(C)と開口部6(C),透孔9(BK)と開口部6(BK)を介して、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の受光部(図示せず)に入射して検出(測定)される。ここでは、トナー像は、図2のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)である。
そして、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の受光部(図示せず)からの測定信号は演算制御回路11に入力される。これにより演算制御回路11は、各濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の受光部(図示せず)からの測定信号に基づいて、パッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度を求め、上述した濃度制御を実行する。
一方、演算制御回路11は、非検知状態において、シャッター駆動装置10Aを作動制御して、図7(b)に示すように、透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)を濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)上部の開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)からずれた位置に位置するように、シャッター9Aの移動(スライド)させることにより、図7Bに示したように開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を閉成する。
これにより、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)は、周囲が閉成された流路6c内に位置することになる。
この状態で、演算制御回路11は、圧縮気体供給装置12を作動制御して、圧縮気体供給装置12から気体供給パイプ7に圧縮気体、本実施例では圧縮エアを供給する。この気体供給パイプ7に供給された圧縮気体すなわち圧縮エアは、気体供給パイプ7から流路形成部材6内の流路6cの一端に噴射するように供給される。そして、このように気体供給パイプ7から圧縮気体すなわち圧縮エアを流路6cに噴出させることで、流路6c内部に他端に流れる高速の気流が形成される。この噴出した気体(エア)により、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)表面に付着したトナーや塵埃等の異物は除去され、気体供給パイプ7の噴出口とは反対の流路下流に設けられた排気パイプ8へ排出されることにより、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)のクリーニングが行われる。
このような演算制御回路11によるようなクリーニングは、通常のトナーによるトナー電子画像の用紙への記録毎に実行することもできるし、この記録が所定回数(設定回数)になったときに実行することもできるし、記録開始から所定時間(設定時間)経過する毎に実行することもできる。
本実施例においては、シャッター9Aを流路形成部材6の長手方向、即ち流路6cの長手方向にスライド移動させて、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)上部の開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を開閉する構成としたので、流路6cの幅を上述した図1〜図4の実施例1の流路6cの幅よりも小さくして、流路6cの容積の小型化ができる。
また、この実施例では、流路6cの幅が狭くなるので、気体供給パイプ7から流路6cに噴射させる圧縮エアの圧力を実施例1より小さくしても、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の側方および上方を流れるクリーニング用の圧縮エアの流れを実施例1と同様に高速の気流とすることができる。
本実施例においても、該濃度センサの汚れにより生じる、画像形成条件制御機構の不具合が無く、満足する画質が長期間得られることが、確認された。
図8は、図1〜図5の実施例1におけるセンサ清掃機構Scにおいて、清掃用の空気(気体)の供給・排気構造を変えた実施例を示したものである。図8Aは、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)がシャッター9で閉成された状態の断面図である。
この実施例では、実施例1の構成の流路6cを図8,図8Aに示したように複数の仕切板13で区画した狭小な流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)に変えている。この流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)は図8に示したようにカバー6bの幅方向(図8の上下方向)に細長く延びている。そして、流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)内には濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)がそれぞれ配設されている。これにより、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の周囲には、狭小な流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)がそれぞれ形成される。尚、仕切板13は、流路形成部材6の絶縁ベース6aに予め垂直に接着又は溶着等により固定しておくと良い。
しかも、流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)の長手方向の一端(カバー6bの側壁6b4側)には、複数の気体供給パイプ(エアパイプ)7(Y),7(M),7(C),7(BK)が接続されている。また、流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)の長手方向の他端(カバー6bの側壁6b5側)には、集合排気パイプ(集合排気管)8Aの分岐パイプ部8(Y),8(M),8(C),8(BK)が接続されている。
そして、シャッター9が実施例1の図4(a)にある状態では、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)上部の開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)が開いた状態となっていて、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)は開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を介して図2のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度の測定を行うようになっている。
また、シャッター9が実施例1の図4(b)にある状態では、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)がシャッター9により閉成された状態となっている。この状態で、複数の気体供給パイプ(エアパイプ)7(Y),7(M),7(C),7(BK)から圧縮エア(圧縮気体)を狭小な流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)の一端から内部に噴出させる。この噴出される圧縮エア(圧縮気体)は、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の周囲を高速で流れて、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)に付着したトナーや塵埃等の汚れとなる異物を除去した後、この異物と共に各流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)から分岐パイプ部8(Y),8(M),8(C),8(BK)を介して集合排気パイプ8Aに排出されて、集合排気パイプ8Aにより排気される。
本実施例においては、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の周囲に狭小な流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)を形成し、複数の気体供給パイプ(エアパイプ)7(Y),7(M),7(C),7(BK)からエア(気体)を噴出する構成としたので、清掃性の効率化がなされた。本実施例においても、該濃度センサの汚れにより生じる、画像形成条件制御機構の不具合が無く、満足する画質が長期間得られることが、確認された。
尚、排気パイプとして分岐パイプ部8(Y),8(M),8(C),8(BK)を備える集合排気パイプ(集合排気管)8Aを用い、分岐パイプ部8(Y),8(M),8(C),8(BK)を流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)にそれぞれ接続しているが、これに限定されるものではない。例えば、集合排気パイプ(集合排気管)8Aを複数の排気パイプに変えて、各排気パイプを流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)にそれぞれ接続する構成としても良い。
また、複数の気体供給パイプ(エアパイプ)7(Y),7(M),7(C),7(BK)を一つの気体供給パイプから分岐する分岐パイプ部とすることにより、集合気体供給パイプ(集合管、集合気体供給管)としても良い。
図9〜図11は、図6〜図7Bの実施例2の構成を基本的に採用すると共に、実施例2の流路6cを実施例3と同様な仕切板13により狭小な流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)に変えた構成の実施例を示したものである。
しかも、この実施例では、実施例3における集合排気パイプ(集合排気管)8Aを用いると共に、実施例3における複数の気体供給パイプ7(Y),7(M),7(C),7(BK)を集合気体供給パイプ(集合管、集合気体供給管)7Aに変えた構成としている。
この集合気体供給パイプ7Aは、流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)の一端にそれぞれ接続した分岐パイプ部7A(Y),7A(M),7A(C),7A(BK)を気体供給パイプ7aに設けた構成としたものである。
この実施例では、実施例2と同様にシャッター9Aを長手方向に進退動させることにより、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)をシャッター9Aにより開閉制御するようになっている。
図10は、シャッター9Aの透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)が開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)と一致して、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)を介して開いた状態となっている。この状態で、実施例2と同様に図2のパッチ5(Y),5(M),5(C),5(BK)の濃度の測定および測定に基づく濃度制御が実行される。
また、図11は、シャッター9Aの透孔9(Y),透孔9(M),透孔9(C),透孔9(BK)が開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)からずれて、開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)が閉成された状態となっている。この状態で、集合気体供給パイプ7Aの分岐パイプ部7A(Y),7A(M),7A(C),7A(BK)から圧縮エア(圧縮気体)を流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)の一端に実施例3と同様に噴射させる。この噴射された圧縮エアは、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)に付着したトナーや塵埃等の汚れとなる異物を除去した後、この異物と共に各流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)から分岐パイプ部8(Y),8(M),8(C),8(BK)を介して集合排気パイプ8Aの排気パイプ8aに排出されて、排気パイプ8aにより排気される。
本実施例においては、圧縮気体供給パイプおよび排気パイプ、各々を共に集合管とする構成としたので、配管の簡略化がなされた。
本実施例においても、該濃度センサの汚れにより生じる、画像形成条件制御機構の不具合が無く、満足する画質が長期間得られることが、確認された。
(その他)
また、上述した図1、図図5の圧縮気体供給装置12を省略して、気体供給パイプ7,7Aを気体吸込パイプとすると共に、前記排気パイプ8,8Aを吸気パイプとする一方、図2に二点鎖線で示したように演算制御回路11に吸気装置12Aを流路[6c,6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)]への気体供給装置として接続して、この吸気装置12Aにより気体供給パイプ7,7Aから外気等を流路[6c,6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)]に吸気させることにより、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)周囲に気流を発生させて、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の汚れを除去して排気パイプ8,8Aで排気するようにすることもできる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の電子写真記録装置は、像担持体(感光体1a,1b,1c,1d)の表面に濃度検知用のトナー像を形成し、該トナー像の濃度を光学式の濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)により検知し、該検知結果により、画像形成条件の制御を行うようになっている。また、前記濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)は周囲に流路[6c,6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)]を形成するカバー6bで覆われ、前記カバー6bの前記像担持体(感光体1a,1b,1c,1d)に臨む部分に前記濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)に臨むセンサ開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)が形成され、シャッター駆動装置(10,10A)で駆動されて前記センサ開口部6(Y),6(M),6(C),6(BK)を開閉させるシャッター(9,9A)が設けられ、前記流路[6c,6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)]内に圧縮気体を供給して気流を形成させる気体供給装置(圧縮気体供給装置12、吸気装置12A)が設けられている。しかも、前記シャッター(9,9A)をシャッター駆動装置(10,10A)により駆動制御して前記シャッター(9,9A)により前記センサ開口部(Y),6(M),6(C),6(BK)を覆わせて、前記カバー6b内に密閉された流路[6c,6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)]を形成させると共に、前記気体供給装置(圧縮気体供給装置12、吸気装置12A)により前記密閉された流路[6c,6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)]内部に前記気流を形成させて、前記濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)表面に付着した異物を前記気流により除去して前記流路6cの排気部から排出させ制御装置(演算制御回路11)が設けられている。
この構成によれば、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)が検知状態にないときに、気体供給装置(圧縮気体供給装置12、吸気装置12A)により発生させられる気流により濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の汚れを除去するようにしたので、濃度センサがトナーにより汚れる不具合を無くし、高い印刷品質を長期間維持できる。
また、この発明の実施の形態の電子写真記録装置は、カバー6bには前記シャッター(9,A)の係合に密閉部材22が設けられて、該シャッター9が閉じ、流路6cを形成し、該流路6c内部に気流を形成した状態において、前記密閉部材22により前記像担持体(感光体1a,1b,1c,1d)の表面への気流の漏れを防止するようになっている。
この構成によれば、密閉部材22により前記像担持体(感光体1a,1b,1c,1d)の表面への気流の漏れを防止できる。
更に、この発明の実施の形態の電子写真記録装置は、前記気体供給装置により発生する圧縮気体を気体供給パイプ(7,7A)から前記流路6c内部にエアを噴出することにより、前記の気流が形成されるようになっている。
この構成によれば、圧縮気体供給装置12により発生させられる圧縮気体を気体供給パイプ(7,7A)から流路6c内部にエアを噴出することにより、気流が形成されて、濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の汚れを除去するようにしたので、濃度センサがトナーにより汚れる不具合を無くし、高い印刷品質を長期間維持できる。
また、この発明の実施の形態の電子写真記録装置は、吸気装置12Aにより前記流路6c内部を吸気することにより、前記の気流が形成されるようになっている。
この構成によれば、吸気装置12Aにより流路6c内部を吸気することにより流路6c内に気流が発生させられて、この気流により濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の汚れを除去するようにしたので、濃度センサがトナーにより汚れる不具合を無くし、高い印刷品質を長期間維持できる。
また、この発明の実施の形態の電子写真記録装置は、前記の濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)サが複数備わり、該濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の各々が仕切り板に区切られることにより狭小な流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)にあり、該狭小な流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)の各々に、気流を形成するようになっている。
この構成によれば、流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)が狭小であるので、気体を一つの流路6cに供給して濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の汚れを除去する場合に比べて、少ない気体の量で濃度センサ4(Y),4(M),4(C),4(BK)の汚れを除去できる。これにより、気体供給装置の小型化を図ることができる。
また、この発明の実施の形態の電子写真記録装置は、前記気体供給パイプは集合管(集合気体供給パイプ7A)である。
この構成によれば、圧縮気体(圧縮エア)を複数の流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)に一つの集合管(集合気体供給パイプ7A)により供給できるので、流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)に気体を供給する配管が容易である。
また、この発明の実施の形態の電子写真記録装置は、前記排気パイプは集合管(集合排気パイプ8A)である。
この構成によれば、圧縮気体(圧縮エア)および汚れを複数の流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)から一つの集合管(集合排気パイプ8A)により排気できるので、流路6c(Y),6c(M),6c(C),6c(BK)から気体を排気する配管が容易である。
本発明は、複写機、プリンタ、FAXなどの電子写真方式あるいは静電記録方式の電子写真記録装置(画像形成装置)に関し、特に好適には、カラー複写機、カラープリンタ等のカラーの画像形成装置に関する。
1 トナー像形成装置(画像形成装置)
1a 感光体(感光ドラム、像担持体)
1b 感光体(感光ドラム、像担持体)
1c 感光体(感光ドラム、像担持体)
1d 感光体(感光ドラム、像担持体)
2 中間転写ベルト
3 2次転写ベルト
4 濃度検出装置
4(Y) 濃度センサ
4(M) 濃度センサ
4(C) 濃度センサ
4(BK) 濃度センサ
5 パッチ部
5(Y) パッチ
5(M) パッチ
5(C) パッチ
5(BK)パッチ
6 流路形成部材
6(Y) 開口部(センサ開口部)
6(M) 開口部(センサ開口部)
6(C) 開口部(センサ開口部)
6(BK) 開口部(センサ開口部)
6a 絶縁ベース
6b カバー
6c 流路
6c(Y) 流路
6c(M) 流路
6c(C) 流路
6c(BK) 流路
7 気体供給パイプ
7A 集合気体供給パイプ(集合管)
7a 気体供給パイプ
7A(Y) 分岐パイプ部
7A(M) 分岐パイプ部
7A(C) 分岐パイプ部
7A(BK) 分岐パイプ部
8 排気パイプ(排気管)
8A 集合排気パイプ(集合排気管、集合管)
8a 排気パイプ
8(Y) 分岐パイプ部
8(M) 分岐パイプ部
8(C) 分岐パイプ部
8(BKY) 分岐パイプ部
9 シャッター
9A シャッター
9(Y) 透孔
9(M) 透孔
9(C) 透孔
9(BK) 透孔
10 シャッター駆動装置
10A シャッター駆動装置
11 演算制御回路(演算制御装置)
12 圧縮気体供給装置(気体供給装置)
12A 吸気装置(気体供給装置)
13 仕切板
22 密閉部材
Sc センサ清掃機構
特開2001−201907号 特開2000−39762号 特開平6−3878号

Claims (7)

  1. 像担持体の表面に濃度検知用のトナー像を形成し、該トナー像の濃度を光学式の濃度センサにより検知し、該検知結果により、画像形成条件の制御を行う電子写真記録装置において、
    前記濃度センサは周囲に流路を形成するカバーで覆われ、前記カバーの前記像担持体に臨む部分に前記濃度センサに臨むセンサ開口部が形成され、シャッター駆動装置で駆動されて前記センサ開口部を開閉させるシャッターが設けられ、前記流路内に圧縮気体を供給して気流を形成させる気体供給装置が設けられ、
    前記シャッターをシャッター駆動装置により駆動制御して前記シャッターにより前記センサ開口部を覆わせて、前記カバー内に密閉された流路を形成させると共に、前記気体供給装置により前記密閉された流路内部に前記気流を形成させて、前記濃度センサ表面に付着した異物を前記気流により除去して前記流路の排気部から排出させる制御装置が設けられていることを特徴とする電子写真記録装置。
  2. カバーには前記シャッターの係合に密閉部材が設けられて、該シャッターが閉じ、流路を形成し、該流路内部に気流を形成した状態において、前記密閉部材により前記像担持体の表面側への気流の漏れを防止することを特徴とする、請求項1に記載の電子写真記録装置。
  3. 前記気体供給装置により発生する圧縮気体を気体供給パイプから前記流路内部にエアを噴出することにより、前記の気流が形成されることを特徴とする請求項1〜2に記載の電子写真記録装置。
  4. 吸気装置により前記流路内部を吸気することにより、前記の気流が形成されることを特徴とする請求項1〜2に記載の電子写真記録装置。
  5. 前記の濃度センサが複数備わり、該濃度センサの各々が仕切り板に区切られることにより狭小な流路にあり、該狭小な流路の各々に、気流を形成することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の電子写真記録装置。
  6. 前記気体供給パイプは集合管であることを特徴とする請求項5に記載の電子写真記録装置。
  7. 前記排気パイプは集合管であることを特徴とする請求項5に記載の電子写真記録装置。
JP2012039664A 2012-02-27 2012-02-27 濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置 Pending JP2013174755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012039664A JP2013174755A (ja) 2012-02-27 2012-02-27 濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012039664A JP2013174755A (ja) 2012-02-27 2012-02-27 濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013174755A true JP2013174755A (ja) 2013-09-05

Family

ID=49267703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012039664A Pending JP2013174755A (ja) 2012-02-27 2012-02-27 濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013174755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020013033A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 キヤノン株式会社 センサユニット及び画像形成装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000056643A (ja) * 1998-08-07 2000-02-25 Hitachi Ltd 画像形成装置
JP2001201907A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Canon Inc 画像形成装置
JP2002006688A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Hitachi Koki Co Ltd 像担持体用検出ユニットおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005043505A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー画像濃度制御方法
JP2007025496A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2008209649A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Canon Inc ダクト
JP2009139548A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Canon Inc 濃度検知装置
US20090274478A1 (en) * 2008-04-30 2009-11-05 Samsung Electronics Co., Ltd Image forming apparatus and sensing device thereof

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000056643A (ja) * 1998-08-07 2000-02-25 Hitachi Ltd 画像形成装置
JP2001201907A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Canon Inc 画像形成装置
JP2002006688A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Hitachi Koki Co Ltd 像担持体用検出ユニットおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005043505A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー画像濃度制御方法
JP2007025496A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2008209649A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Canon Inc ダクト
JP2009139548A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Canon Inc 濃度検知装置
US20090274478A1 (en) * 2008-04-30 2009-11-05 Samsung Electronics Co., Ltd Image forming apparatus and sensing device thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020013033A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 キヤノン株式会社 センサユニット及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9052642B2 (en) Image forming apparatus having cleaning unit including waste developer box
JP5169702B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP5241158B2 (ja) 画像形成装置
US9031449B2 (en) Toner collector and image forming apparatus including same
US20090123189A1 (en) Waste developer collecting device and image forming apparatus
JP4121067B2 (ja) 磁気ブラシ現像方式の現像装置、作像ユニット及び画像形成装置
JP4378211B2 (ja) 画像形成装置
JP2013174755A (ja) 濃度センサ清掃機構付き電子写真記録装置
JP2019032481A (ja) 画像形成装置
JP2009251232A (ja) 画像形成装置
JP2003255788A (ja) 画像形成装置
JP2000056643A (ja) 画像形成装置
JP2013125223A (ja) クリーニング装置及び電子写真装置
JP2004184710A (ja) 画像形成装置
JP4586398B2 (ja) 画像形成装置
JP4507755B2 (ja) 画像形成装置
JP4562176B2 (ja) 画像形成装置およびカートリッジ
JP7225954B2 (ja) 画像形成装置
JP2006053297A (ja) 画像形成装置
JP3499457B2 (ja) 画像形成装置
JPH09204108A (ja) 画像形成装置
JP2005221820A (ja) 検知装置及び画像形成装置
JP2009163099A (ja) 画像形成装置
JP2007304294A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2017125948A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160510