JP2003150026A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003150026A
JP2003150026A JP2001350104A JP2001350104A JP2003150026A JP 2003150026 A JP2003150026 A JP 2003150026A JP 2001350104 A JP2001350104 A JP 2001350104A JP 2001350104 A JP2001350104 A JP 2001350104A JP 2003150026 A JP2003150026 A JP 2003150026A
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JP
Japan
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forming apparatus
image forming
fan
noise
silencer
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JP2001350104A
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Nobuaki Date
信顕 伊達
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機、プリンタの待機時の騒音は、主に定
着排熱部のファン騒音である。ところが、排気部だけに
密閉して遮音することはできないので、通気性を確保し
た騒音低減方法が必要とされる。 【解決手段】 そこで、定着排熱部のファン5の外側
に、流路の一部が拡大した形状の、膨張型消音器3を配
置して、通気性を確保すると共に、騒音の低減も行なえ
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の画像形成装置は、複
写機、レーザープリンタ等のOA機器のファン騒音の低
減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザープリンタ等のOA機器
の高速化につれ、画像の定着部に必要とされる熱量が増
加する他、帯電器のオゾンの発生量も増加して、OA機
器の排気ファンも大型化、高速化することにより、その
発生する騒音がユーザーに不快感を与えるレベルにまで
なっている。
【0003】特に、OA機器の待機時には、稼動してい
ないにもかかわらず、騒音が持続することに、不満の声
が上がることさえめずらしくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この問題に対し
て、一般的にとられていた対策は、待機中の排気ファン
の回転数を、稼動中の回転数よりも、低く設定すること
により、騒音を低くするやり方である。しかし、機器の
内部昇温を考慮すると、一定レベル以下の回転数には、
落とせないため、騒音の低減には限界があった。
【0005】また、他の方法として、排気ファンの風を
背面カバーの内側に設けたダクトで下方に導くことによ
り、音の発散する方向を下方に向けて、騒音の低減をは
かることも行なわれた。しかし、単に向きを変えるだけ
なので、大幅に騒音が低減されることは期待できなかっ
た。
【0006】排気ファンの騒音の特徴は、ファンの回転
数と、羽根の枚数をかけた周波数と、その整数倍の周波
数がピークとして出ることであるが、この周波数は一般
的に数百Hzと低く、吸音材の効かない領域であること
が多い。また、排気用であるという性格上、密閉して防
音することもできなかった。
【0007】そこで、本発明においては、通気性を確保
したまま、騒音だけを低減できるような消音器を排気フ
ァンの流路に設けることを提案している。
【0008】消音器の中では、膨張型消音器と呼ばれる
ものが最も実用的である。これは流路の途中に膨張室と
いう断面積の大きい部分を設け、この内部で音波が反射
することにより、特定の周波数の音波が重なり合って打
ち消しあうことを利用したものである。
【0009】他の種類の消音器、例えば共鳴型消音器
が、特定の周波数の音波のみに対して、狭い範囲でしか
有効でないのに比べ、膨張型消音器は、複数の周波数で
有効であり、しかも、狙った周波数近辺の広い範囲に対
しても有効であるという特徴をもっている。
【0010】その上、膨張室に短管を挿入した、短管付
き膨張型消音器では、周波数の殆ど全域にわたって効果
をもたせることさえ可能である。
【0011】この効果を利用して、広く掃除機、車、バ
イク等に実用化されているが、本発明では、複写機或は
レーザープリンタの主として定着排熱部を含む排気ファ
ンに適用するよう構成される画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は下記の構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0013】(1)待機時に送風ファンが作動状態にあ
る画像形成装置において、該送風ファンと、排気口との
間に少なくとも一箇所の送風路の拡大部を有する膨張型
消音器を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0014】(2)画像定着手段の排熱用ファンの流路
に膨張型消音器を設けたことを特徴とする前記(1)に
記載の画像形成装置。
【0015】(3)オゾン除去フィルターが、該排熱用
ファンと膨張型消音器との間に配置されていることを特
徴とする前記(2)に記載の画像形成装置。
【0016】(4)オゾン除去フィルターが、該膨張型
消音器の排気口に配置されていることを特徴とする前記
(2)に記載の画像形成装置。
【0017】
【発明の実施の形態】次の図によって本発明を詳述す
る。
【0018】図1は、本発明の外観を表したもので、1
は複写機のプリンタ部、2はリーダー部である。
【0019】3は、本発明の膨張型消音器であり、プリ
ンタ部の定着排熱部3aからの排気は、第1の小径部3
bを通った後、大径部3cで膨張し、入射された音波は
対抗面で反射して、入射する音波と打消しあうように消
音されて、続く小径部3dから出る。4は、遮音を兼ね
た外装カバーである。
【0020】図2(a),(b)は、この時の消音性能
を表した図で、大径部3cの長さlによって決まる周波
数f=C/4l(C=340m/so音速)と、3f,
5f,……の周波数で、大径部3cと小径部3b,3d
との径の比により、D2/D1×4dBの騒音低減効果
が得られることを示している。
【0021】例えば、3700rpm、8枚羽根のファ
ンで、約500Hzの騒音が発生する場合、lを170
mmに設定し、D2/D1を3倍に設定すれば、500
Hzのピークで約12dBの低減がはかれる。
【0022】ところが、図2のタイプでは、2f,4f
……周波数に対し効果がないことから改善をしたのが、
図3(a),(b)の挿入管式である。これは、小径部
3bを膨張室内部まで、入り込ませたもので、1/2
lまで入り込ませると、図のように2fの周波数に対し
ての低減効果ももたせることができる。
【0023】但し、4fに対しての効果はないので、小
径部3bを1/2 l以下の挿入にとどめ、小径部3d
からも挿入させて、2f,4f共に下げるので実用的で
ある。
【0024】図4,図5は、図1の複写機の断面図を表
したもので、1はプリンタ部、2はリーダー部、3は消
音器で、4は外装カバーであり、5はファン、6はオゾ
ンフィルター、7は背面カバーである。
【0025】定着排熱ファンは、オゾンの排出を兼ねる
ことが多く、排気部にはオゾンフィルターが組み込まれ
ていることが一般的であるが、このフィルターは定期的
に交換する必要がある。そこで、その交換時の作業性を
考えて、オゾンフィルター6を、ファン5と、消音器3
との間に設置することも、消音器3の出口に設置するこ
とも、それぞれの機械の構成、背面カバーのとりはずし
の作業性等を考慮して、任意に選ぶことができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複写機、プリンタの待機時の騒音の最も大きな要因とな
っている定着排熱ファンの騒音の低減のために、膨張型
消音器を用いることにより、ファン騒音を大幅に低減す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の外観を表した図
【図2】(a),(b) 消音性能を表した図
【図3】(a),(b) 挿入管式を表した図
【図4】 図1の複写機の断面図を表した図
【図5】 図1の複写機の断面図を表した図
【符号の説明】
1 プリンタ部 2 リーダー部 3 膨張型消音器 3a 定着排熱部 3b 小径部 3c 大径部 3d 小径部 4 外装カバー 5 ファン 6 オゾンフィルター 7 背面カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機時に送風ファンが作動状態にある画
    像形成装置において、 該送風ファンと、排気口との間に少なくとも一箇所の送
    風路の拡大部を有する膨張型消音器を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像定着手段の排熱用ファンの流路に膨
    張型消音器を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 オゾン除去フィルターが、該排熱用ファ
    ンと膨張型消音器との間に配置されていることを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 オゾン除去フィルターが、該膨張型消音
    器の排気口に配置されていることを特徴とする請求項2
    に記載の画像形成装置。
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Cited By (5)

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