JP2008015047A - 画像形成装置 - Google Patents

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裕一 牧野
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Hakuji Inoue
博慈 井上
Daisuke Kawaguchi
大輔 川口
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Abstract

【課題】吸気口から吸い込まれる空気と排気口から排気される空気とが混ざらないようにして、装置内の冷却状態を良好に保持できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】吸気口58及び排気口60を装置本体25の背面側に設けることで、風切り音をオペレータに聞こえ難くすると共に、吸気口58及び排気口60の双方を下方に配置したことで、装置外部へ漏れる音も低減させることができる。そして、吸気口58及び排気口60の双方を、装置本体25の前後方向にオフセットさせたので、吸気口58から吸い込まれる空気に、排気口60から排出される空気が混ざらないようにして、装置本体25内の冷却状態を極めて良好に保持することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの、電子写真方式を利用した画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式を利用した複写機やプリンタなどの画像形成装置は、その装置筐体内に画像を形成させるための各種ユニットを有している。これらのユニットは動作に伴って熱を発生するため、連続動作時等の場合には画像品質に支障をきたす要因となる。そのため、画像形成装置では、機内温度を最適に保つ必要がある。
従来、機内温度を最適に保つ手段として、ファンを用いた空冷方式が広く使用されているが、このようなファンを用いた構成では、ファンの駆動音や風切り音だけでなく、外装に設けられた吸気用のルーバーから装置の稼動音が漏れてしまう。
当然のことながら、画像形成装置の生産性が高いほど稼動音は大きくなり、またファンが吸排気する風量も増加するため、従来は会議室や図書館などの静粛性の高い場所では、中高速の画像形成装置の稼動音は不快と感じられてしまうことがあった。
そこで、画像形成装置の騒音レベルを低減させ得るものの1つとして、画像形成装置の背面に連結ダクトを設けて装置本体下面に排気する、図7及び図8に示すような構造の装置を挙げることができる(特許文献1参照)。この装置では、装置本体背面にある複数のファンから排気される空気を1つのダクトに集め、装置本体下面に向けて排気することで、装置外部へ漏れるファンの音を低減させている。なお、図7は、従来の複写装置を示す側面図であり、図8は、従来の複写装置を示す背面図である。
すなわち、図7及び図8に示すように、複写装置1では、画像形成手段が収容された装置本体3の後側板34に、排熱ファン4、搬送部吸引ファン18、及び浮遊トナー排気ファン8が配置されている。そして、装置本体3の後面カバー23と後側板34との間には連結ダクト37が配置されている。更に、連結ダクト37内には、排熱ファン4、搬送部吸引ファン18、及び浮遊トナー排気ファン8の各吐出口が臨んでいる。連結ダクト37は、下方でフィルタ32、吐き出しファン31を備えた吹き出し口28を介して外方に連通している。このように、吹き出し口28を下方に有する連結ダクト37を備えることで、各ファン4,18,8それぞれで発生する騒音を、低減した状態で外部に伝えることができる。これにより、複写装置の静音化を図ることが可能になる。なお、図中の符号22は画像形成部、17は紙搬送装置、25は定着器、26は排紙ローラ対、27は排気の流れ、30は排紙部、33は圧着板、37aは背壁、37bは開口を、それぞれ示す。
また、図9に示す構成を備えることで複写機の騒音レベルを低減させ得るようにした複写機も知られている(特許文献2参照)。この複写機では、装置本体の前面外装及び背面外装の双方にファンが設けられ、前面下方から空気が吸い込まれて装置内を通過し、背面下方へと排気されるように構成される。これにおいても、装置本体下面に排気して装置外部へ漏れるファンの音を低減させ、前面から強制的に空気を取り込むようにし、駆動音の漏れを低減させ、騒音レベルを低減させている。
すなわち、この複写機では、図9に示すように、背面カバー21と隔壁板3とにより排気ダクトが形成され、空気の流れ19が、前面カバー35の下方から各ユニット周囲を通り、背面の排気ダクトを通過して排気ファン6により下方、床方向へ流出する。これにより、少ないファンでかつ低騒音でオゾン排出のない、脱臭機能をも考慮した複写機の空冷排気法の実現が図られている。なお、図中の符号5は給気ファン、7は開口部、29は仕切り板、9はシャッター、10は活性炭入り脱臭材シートを、それぞれ示している。
しかし、特許文献1に示される複写装置には、次のような問題があった。すなわち、この複写装置では、背面に連結ダクト37を設けて装置本体下面に排気するように構成されるため、装置外装に吸気用のルーバーを開ける必要があり、従って、ファンの音を低減させても稼動音を低減させることは極めて困難である。
また、特許文献2に示される複写機にも、次のような問題があった。すなわち、この複写機は、装置本体の前面外装及び背面外装にそれぞれファンを有しており、前面下方から空気を吸気して装置内を通過させ、背面下方へと排気する。これによると、ルーバーを無くして稼動音を低減することはできるが、オペレータが操作する装置前面にファンを配置するため、下方吸気であっても吸気ファンの駆動音や風切り音が不快に感じられてしまう。
これらの問題を解消するようにした技術が知られている(特許文献3及び4参照)。
すなわち、特許文献3に記載の電子機器は、底面に排気用の開口を備える電子機器本体と、電子機器本体の底面に装着されるテーブルユニットとを備えている。電子機器は更に、テーブルユニットに設けられ、一端が前記開口に連結され、かつ他端がテーブルユニットの底面に開口した排気口を有する1つの排気ダクトと、排気ダクト内に設けられ、ダクト内の気体を排気ダクトの排気口から排気する排気ファンとを備える。これにより、OA機器や家電製品等の電子機器において、電子機器内の冷却、換気能力を維持しつつ、電子機器の騒音を低減する。
また、特許文献4に記載の電子機器の排気装置では、排気ファンと吸気ファンに、同回転数で騒音の音響パワーレベル、発生周波数が等しいものを使用し、ダクトの騒音伝搬距離をダクトの騒音伝搬距離より小さくし、経路長差を設ける。この経路長差を、最も騒音レベルの高い周波数の音の波長λの半波長の奇数倍とし、騒音出力口となるダクトの端部の排気口、吸気口、つまり、排気ファン側の排気口と吸気ファン側の吸気口において波長λの音を互いに打ち消すように干渉させる。
特開平07−271272号公報 特開平10−149081号公報 特開平11−153894号公報 特開平11−287544号公報
しかし、特許文献3及び4に記載の技術によると、吸気口及び排気口の双方を装置本体の背面側にて下方を向けて設けることで、上述した特許文献1及び2における問題の解消は可能であるものの、以下のような新たな問題が生じる。すなわち、吸気口及び排気口の双方が装置本体の背面側で、単に下方を向いて隣り合う状態にされているため、吸気口から吸い込まれる空気に、排気口から排気された空気が混ざってしまい、機内(装置内)の良好な冷却状態が損なわれる虞がある。
本発明は、上述事情に鑑みてなされたものであり、吸気口から吸い込まれる空気と排気口から排気される空気とが混ざらないようにし、装置内の冷却状態を良好に保持できるようにした画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明は、装置本体の下方に開口する吸気口と、前記吸気口から吸い込まれ、前記装置本体内の発熱部で発生する熱を回収した空気を排気するように前記装置本体の下方に開口する排気口とを備えた画像形成装置において、前記吸気口及び前記排気口を、前記装置本体の前後方向にオフセットさせた状態で前記装置本体の背面側に設けたことを特徴としている。
本発明によれば、吸気口及び排気口を装置本体の背面側に設けることで、風切り音をオペレータに聞こえ難くすると共に、吸気口及び排気口の双方を下方に配置したことで、装置外部へ漏れる音も低減させることができる。そして、吸気口及び排気口の双方を、装置本体の前後方向にオフセットさせたので、吸気口から吸い込まれる空気に、排気口から排出される空気が混ざらないようにし、装置内の冷却状態を良好に保持することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る画像形成装置を適用した複写機の第1の実施形態を示す概略構成図である。同図に示すように、複写機24は、複写機本体(以下、装置本体という)25を有している。装置本体25は、上部に配置された画像読取部25aと、画像読取部25aの下方に配置された画像形成部26と、画像形成部26にシートを給送する給紙部25bと、画像形成部26と給紙部25bとの間に配置されたシート搬送部50とを有している。
シート搬送部50は、シート(図示せず)を画像形成部26に搬送すると共に、画像形成部26によって第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するように、シートを画像形成部26に再度搬送する。
画像読取部25aは、原稿ガラス201上にセットされた不図示の原稿を照射しながら矢印Aで示す方向に移動する露光装置202、露光装置202と一体的に移動するミラー部203、及びCCD204等を有している。CCD204には、露光装置202により照射されて原稿から反射した後、ミラー部203により折り返された光が不図示のレンズを介して入力される。
画像形成部26は、像担持体としての感光体ドラム101と、感光体ドラム101上に形成された静電潜像をトナーにより現像して感光体ドラム101上にトナー像を形成する現像器102とを有している。更に、画像形成部26は、感光体ドラム101に圧接し、シートにトナー像を転写させる転写部を構成する転写ローラ103と、感光体ドラム101上に静電潜像を形成するためのレーザスキャナ100と、クリーナとを有している。このクリーナは、感光体ドラム101上の転写残トナーを除去する。
給紙部25bは、シートを収納する給紙カセット1と、給紙カセット1に収納されたシートを送り出す給紙ローラ2と、給紙ローラ2により送り出されたシートを一枚ずつ分離するためのフィードローラ3及びリタードローラ4で構成される分離部とを有している。なお、給紙カセット1が装置本体25内にセットされると、シートは、不図示のリフタモ−タにより給紙カセット1内を上昇して、給紙可能な状態になる。
更に複写機24は、画像形成部26の後流側に、シート搬送部10、定着器11、反転ローラ対14,15、及び排紙ローラ対12を有しており、シート搬送部50に、搬送ローラ対5,6、通過検知装置34、及びレジストローラ対7,8を有している。また、排紙ローラ対12の上方には、制御部25cが配置されている。
本実施形態において、画像形成部26は、装置本体内部に配置された感光体ドラム101に未定着画像を形成する、発熱部としての未定着画像形成手段である。また、定着器11は、画像形成部26によりシートに転写された未定着画像を定着する、発熱部としての定着手段である。
次に、このような構成の複写機24における画像形成動作について説明する。
すなわち、シートに画像を形成する場合は、まず原稿ガラス201上に原稿をセットし、不図示のコピーボタンを押圧操作すると、露光装置202が原稿を照射しながら矢印A方向に移動し、原稿全面を走査する。そして、露光装置202より原稿を照射した光は、ミラー部203で反射して折り返された後、レンズによりCCD204に結像した後、CCD204により読み取られた原稿は、画像処理部で電気信号に変換されて、レーザスキャナ100に伝送される。
次に、画像情報に対応するレーザ光がレーザスキャナ100から感光体ドラム101に射出され、このレーザ光により感光体ドラム101が走査され、感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。この後、この静電潜像は現像器102により現像されて、トナー像として可視化される。
また、このようなトナー像形成動作と並行して給紙ローラ2が回転し、給紙カセット1に収納され、不図示のリフタモータにより紙面が上昇して給紙可能状態となっているシートを送り出す。この後、フィードローラ3とリタードローラ4からなる分離部によりシートを1枚ずつ分離した後、この分離したシートを搬送ローラ対5,6によりレジストローラ対7,8に搬送し、このレジストローラ対7,8によりレジスト補正を行う。
次に、このようにレジストロ−ラ対7,8によりレジスト補正されたシートは、感光ドラム101と転写ローラ103とにより構成される転写部へと搬送される。そして、この転写部において、転写ローラ103にトナー像と逆極性の電圧が印加されることにより、トナー像が転写される。なお、シートは、レジストロ−ラ対7,8に向かう際に通過検知装置34によって通過を検知される。すると、制御部25cは、この通過検知装置34からの検知信号に応答して、シートをトナー像の位置に合わせてタイミング良く送り込むようにレジストロ−ラ対7,8を駆動する。
ついで、このようにトナー像を転写されたシートが、搬送部10により定着器11に搬送され、この定着器11にて加熱、加圧されることにより、シート上にトナー像が永久定着される。そして、このようにしてトナー像が定着された後、第1面にのみ画像を形成する片面コピーの場合には、シートは、正転する反転ローラ対14,15及び排紙ローラ対12により機外に排出される。これにより、複写機24は、シートの片面複写動作を終了する。
一方、第2面にも画像を形成する両面コピーの場合には、片面(第1面)に画像を転写されたシートは、定着器11を通過した後、反転ローラ対14,15によりスイッチバック搬送される。更に、このシートは、反転路を通過した後、再びレジストローラ対7,8によりレジスト補正されて転写部へと搬送される。そして、この転写部において反対側の面(第2面)に画像が形成され、この後、片面複写動作と同様にシートは搬送され、機外へ排出される。
次に、図2ないし図4を参照して、本実施形態における吸排気経路について説明する。なお、図2は本実施形態における複写機24の正面図であり、図3はこの複写機24を斜め前側から見た状態で示す斜視図、図4はこの複写機24を図3とは反対の前側から見た斜視図である。
まず、本実施形態における複写機24背面の空気の流れについて説明する。
すなわち、図2〜図4に示すように、複写機24の背面カバー59における下部側の中央部分には、外気を取り入れるための吸気口58が設けられている。そして、吸気口58から取り込まれた空気は、装置本体25と背面カバー59とで形成される空間を通り、背面カバー59の上方に設けられた吸排気ダクト56へと送られる。
吸排気ダクト56は、装置上方の空気を装置下方へと送るファン(図示せず)と、装置上方に亘って配置されたダクト部に設けられた複数の吸引口61を有している。複数の吸引口61は、ファンの吸引によって装置本体25と背面カバー59とで形成される空間を通った空気を吸い込み、吸排気ダクト56を通して、複写機24の背面下方に設けられた排気口60から機外へと排出するためのものである。
更に、吸気口58及び排気口60は、排気口60が吸気口58よりも装置本体25の前面側に位置するように配置されている。排気口60は、装置本体25の背面側において吸気口58を挟むように吸気口58の両側に離れた状態で設けられている。これら吸気口58及び排気口60は、装置本体25の前後方向にオフセットするように、互いに前後方向位置をずらして設けられている。吸気口58は、排気口60よりも装置本体25の背面側に寄せて配置されている。
本実施形態では、定着器11や、現像器102、クリーナ等を有する画像形成部26で発生する熱を吸排気ダクト56へと排出することで、装置背面側で給排気を完結させることができる。これにより、装置本体25をカバーで完全に密閉することができる。また、吸気口58及び排気口60が装置本体25の背面側に設けられたことで、風切り音をオペレータに聞こえ難くすることができる。そして、吸気口58及び排気口60の双方が下方に配置されたことで、装置本体25の外部へ漏れる音も低減させ、静粛性の高い複写機24が実現されている。更に、吸気口58及び排気口60の双方を、装置本体25の前後方向にオフセットさせたので、吸気口58から吸い込まれる空気に、排気口60から排出される空気が混ざらないようにして、装置本体25内の冷却状態を極めて良好に保持することができる。
更に、吸気口58と排気口60との間には、図3に示すように仕切り板66が、装置本体25の背面に平行な状態で装置本体25の左右幅方向に延びるように設けられている。本実施の形態では、この仕切り板は画像形成装置の底板に取り付けられている。この仕切り板66によって、背面中央部の吸気口58と、吸気口58の前側にて吸気口58の左右に位置する排気口60,60とが、極めて有効に区画されている。これにより、排気口60からの排気が吸気口58から吸引されることをより効果的に規制し、吸気口58から吸引される空気と排気口60から排気される空気との分離を、より有効に実現している。
また、上述した吸気口58及び排気口60は、装置本体25の背面下方、具体的には図3に示した装置本体25の奥行きLにおける中央よりも奥側(L/2)で、かつ、装置本体25の高さHにおける中央よりも下側(H/2)の領域内に設けられている。
また、装置本体25と背面カバー59との間には、画像形成部26、定着部11の駆動手段、或いは電源、コントローラ基板等の電装(電装部)64が配置されている。吸気口58から取り込まれた空気は、吸排気ダクト56の吸引口61に吸い込まれる一連の空気の流れで、これら電装64を冷却している。このように、本実施形態の複写機24では、吸気口58の上方に電装64を備えることにより、電装64の温度上昇を有効に防止することができる。
次に、図1ないし図4を参照して、本実施形態における画像形成部26の冷却方法について説明する。
画像形成部26には、感光体ドラム101や現像器102、転写ローラ103などの、トナーを潜像、現像、転写するユニットが備えられ、装置本体25には、吸気口58から吸い込まれた吸気を装置本体25の前面へと送る送風ダクト55が備えられている。送風ダクト55から装置本体25の前面へと送られた空気は、前カバー62と、画像形成部26に設けられた不図示の内カバーとの間に送られる。
また、画像形成部26には、感光体ドラム101や現像器102、転写ローラ103などの、各ユニットから空気を引くための冷却ダクト57が配置されている。冷却ダクト57は吸排気ダクト56と連結(連通)されており、吸排気ダクト56のファンの吸引力によりユニット内の空気を吸引している。冷却ダクト57は、吸気口58から吸引される空気により画像形成部26を冷却する冷却手段を構成している。
画像形成部26に設けられた内カバー(図示せず)には、各ユニットへ空気を取り入れるルーバー(図示せず)が設けられている。送風ダクト55により装置前面へと送られた空気は、冷却ダクト57の吸引力によってルーバーを通って各ユニットを通過することで冷却を行っている。
このように、画像形成部26と定着器11との間に冷却ダクト57が配置され、装置本体背面側に吸排気ダクト56を有し、各ユニットからの排気を集めて排気口60から排出できるので、少ない個数のファンによっても効率良く排熱することができる。従って、排気口60からの漏れ音を、より有効に低減できるようになる。
また、本実施形態では、送風ダクト55により空気を装置本体25の前面側に送っている。しかし、特に風量を必要としない場合には、送風ダクト55を装置本体25の背面に穴を開けて、吸気口58から取り込まれた空気を装置本体25内に自然に取り込み、冷却ダクト57で吸引するように構成しても良い。
このように、吸気口58から吸い込まれた空気を装置本体25の内部における前面へと搬送する送風手段である送風ダクト55を備えることで、吸気口58以外の穴を外装に開けることを不要にすることができる。そして、装置全体を外装で密閉できるので、駆動音をより有効に低減することができる。
また、強制的に各ユニットを冷却する必要がなく、画像形成部26の各ユニットの動作による発熱や、定着器11からの放射熱によって溜まった暖かい空気を排気したい場合には、冷却ダクト57で吸引してユニット内の空気を排気する構成にしても良い。
また、風量が必要な場合には、送風ダクト55にファンを設けて、強制的に空気を装置前面に送るように構成しても良い。ただし、この場合は、オペレータにとってファンの駆動音が不快にならないように、送風ダクト55の装置背面側にファンを配置する。
次に、図1ないし図4を参照して、本実施形態における定着器11の排熱方法について説明する。
定着器(発熱部)11には、この定着器11で発生した放射熱を吸引(排熱)するための排熱手段である排熱ダクト63が設けられている。この排熱ダクト63は、吸排気手段である吸排気ダクト56と連結されており、吸排気ダクト56のファンの吸引力によって、定着器11内の暖められた空気を排気している。つまり、吸排気ダクト56は、装置本体の背面側の上方に配置され、吸気口58から上方に送られて排熱ダクト63から熱を吸収した空気を回収して排気口60に排出している。
また、定着器11には内カバー(図示せず)が設けられており、この内カバーには、排気する際に必要な空気を取り込むルーバー(図示せず)が設けられている。本実施形態では、上述したように、送風ダクト55により装置前面へ空気を送り、内カバーのルーバーから吸引することで定着器11内の排気効率を向上させている。
また、上述した画像形成部26のように、排熱量が多くない場合には、送風ダクト55を装置本体25の背面に穴を開けて、吸気口58から取り込まれた空気を装置本体25内に自然に取り込むように構成しても良い。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について図5を参照して説明する。なお、図5は第2の実施形態における複写機を斜め前側から見た状態で示す斜視図である。
本第2の実施形態において、装置本体25、吸気口58、排気口60、吸排気ダクト56、画像形成部26、及び定着器11の各構成は、前述した第1の実施形態と同様であり、冷却手段である冷却ダクト57の構成のみが異なる。よって、本第2の実施形態では、画像形成部26の冷却手段についてのみ説明する。
本第2の実施形態では、第1の実施形態で冷却手段として用いた冷却ダクト57に代えて、図5に示すようにヒートパイプ65を各ユニットに設け、装置本体25と背面カバー59との間に突出させる構成となっている。このため、各ユニットで発生した熱をヒートパイプ65によって装置背面へと伝達しつつ、吸気口58から取り込んだ空気で効率良く冷却することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態について図6を参照して説明する。なお、図6は、本第3の実施形態における複写機24の正面図である。
本第3の実施形態では、装置本体25、吸気口58、排気口60、吸排気ダクト56、画像形成部26、及び定着器11の構成は、前述した第1の実施形態と同様であり、排熱手段である排熱ダクト63の構成だけが異なる。よって、本第3の実施形態では、定着器11の排熱手段についてのみ説明する。
本第3の実施形態では、排熱ダクト63が、画像形成部26と定着器11との間において紙面の手前−奥方向に亘るように設けられている。そして、排熱ダクト63の手前−奥方向に亘る部分には、定着器11の放射熱を吸気する吸引口(図示せず)が設けられており、この吸引口から放射熱を取り込んで吸排気ダクト56へと送り込むことで排気を行っている。更に、排熱ダクト63は、画像形成部26と定着器11との間に空気を送り込むことで、定着器11から画像形成部26へ熱が伝わって画像形成部26が昇温するのを防止している。
このように本第3の実施形態によると、排熱ダクト63を画像形成部26と定着器11との間に配置したことで、定着器11の放射熱を効果的に排熱し、画像形成部26が温まるのを効果的に防止することができる。
本発明に係る第1の実施形態における複写機を示す概略構成図である。 本発明に係る第1の実施形態における複写機を模式的に示す正面図。 本発明に係る第1の実施形態における複写機を斜め前側から見た状態で示す斜視図。 本発明に係る第1の実施形態における複写機を図3とは反対の前側から見た斜視図である。 本発明に係る第2の実施形態おける複写機の前側斜視図。 本発明に係る第3の実施形態おける複写機を模式的に示す正面図。 従来の複写装置を示す側面図。 従来の複写装置を示す背面図。 従来の複写機を示す斜視図。
符号の説明
10 シート搬送部
11 発熱部、定着手段(定着器)
24 画像形成装置(複写機)
25 装置本体
26 発熱部、未定着画像形成手段(画像形成部)
55 送風手段(送風ダクト)
56 吸排気手段(吸排気ダクト)
57 冷却手段(冷却ダクト)
58 吸気口
60 排気口
61 吸引口
63 排熱手段(排熱ダクト)
64 電装部(電装)
66 仕切り板

Claims (11)

  1. 装置本体の下方に開口する吸気口と、前記吸気口から吸い込まれ、前記装置本体内の発熱部で発生する熱を回収した空気を排気するように前記装置本体の下方に開口する排気口と、を備えた画像形成装置において、
    前記吸気口及び前記排気口を、前記装置本体の前後方向にオフセットさせた状態で前記装置本体の背面側に設けてなる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記吸気口は、前記装置本体の背面側における中央部に配置され、かつ、
    前記排気口は、前記装置本体の左右幅方向にて前記吸気口を挟むように配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記吸気口は、前記排気口よりも前記装置本体の背面側に寄せて配置される、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記吸気口と前記排気口との間に、前記排気口からの排気が前記吸気口から吸引されることを規制する仕切り板が配置される、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記仕切り板は、前記装置本体の背面に平行な状態で前記装置本体の左右幅方向に延在する、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記発熱部は、前記装置本体内部に配置された像担持体に未定着画像を形成する未定着画像形成手段、及び前記未定着画像形成手段によりシートに転写された未定着画像を定着する定着手段の少なくとも一方である、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記発熱部で発生した熱を排熱する排熱手段を備え、
    前記排熱手段は、前記未定着画像形成手段と前記定着手段との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記吸気口から吸引される空気により前記未定着画像形成手段を冷却する冷却手段を備える、
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 前記冷却手段は、前記未定着画像形成手段と前記定着手段との間に配置される、
    ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記吸気口の上方に電装部を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載の画像形成装置。
  11. 前記吸気口から吸引した空気を前記装置本体の内部における前面へと搬送する送風手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項記載の画像形成装置。
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