JP2006171551A - 定着装置、分離板、その製造方法及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置、分離板、その製造方法及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑な加工処理や組付け精度を要求せずとも、定着ベルトや定着ローラ等の定着部材に損傷を発生させることなく転写紙を良好に分離させ、更に定着部材の寿命を向上させる。
【解決手段】電子写真式画像形成装置の定着装置に関する。定着ベルト6と、定着ベルト6に圧接する加圧ローラ7と、定着ベルト6及び加圧ローラ7で構成されたニップ部8と、ニップ部8より排出する転写紙9を定着ベルト6から分離させる分離板1とを備え、分離板1は、金属からなる一体板金製であって、定着ベルト6に近接する先端の厚さと先端と定着ベルト6とのギャップ10との合計厚が、ニップ部8より排出する転写紙9の最小浮き上がり高さ12より小さくなるように前記先端が圧延されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真式の画像形成装置に備える定着装置、該定着装置に備える分離板及びその製造方法、並びにその定着装置又は分離板を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる装置、例えば、レーザプリンタは、回転する感光体ドラムを有し、この感光体ドラムの感光層を一様に帯電させた後でレーザ走査ユニットからのレーザビームによって露光して静電潜像を形成する。さらに、このレーザプリンタは、静電潜像をトナーによって現像してトナー像とし、そのトナー像を転写紙上に転写させ、更にその転写紙を熱定着装置に通過させてトナー像を熱定着する様に構成されている。
従来のこの様な熱定着装置においては、例えば、アルミニウムなどの中空円筒体からなる芯金の外周面にトナーの粘着を防止するためのフッ素樹脂層などからなる粘着防止層を設けた定着ローラが使用されている。この様な定着ローラは、芯金の中空部に回転中心線に沿ってハロゲンランプなどのヒータを配置し、その輻射熱によって定着ローラを内側から加熱する様になっている。
更に定着ローラと平行にこれに圧接する加圧ローラを設けて、加圧ローラと定着ローラとの間に転写紙を通過させることにより、転写紙上に付着しているトナーを定着ローラの熱により溶融させつつ、加圧により転写紙上に定着させている。
この時、転写紙はトナーが溶融し定着ローラに密着して排出されるので、定着ローラより転写紙を剥離させるためにポリイミドやポリアミドイミド、PPS(ポリフェニレンサルファイド)からなる耐熱樹脂製の分離爪を定着ローラに当接させてある。
近年、カラー化に伴い、数色のトナーを積層した転写紙を定着させる方法として、ポリイミドや金属製のベルト上にシリコンゴムからなる弾性層を形成し、更にトナーの粘着を防止するためのフッ素樹脂層などからなる粘着防止層を設けた定着ベルトが使用されている。
カラートナーを用いる定着ベルトや定着ローラでは弾性層にハードタイプの定着ローラで用いる分離爪を当接させると、分離爪が弾性層に喰い込み、損傷を起こしてしまうという欠点があった。このため、非接触方法とする剥離シートや分離板が用いられる様になって来た。
特許文献1には、定着ローラと加圧ローラとの間のニップ部から排出される記録シートを、端縁を曲げて連続的な曲率を持たせた剥離シートにて剥離させることが開示されている。
また、特許文献2には剥離シートを支持部材とレーザスポット溶接にて接合させ定着ローラに近接、または接触する部分にフッ素樹脂シートを貼付けたものを用いることが開示されている。
定着ローラと加圧ローラとのニップ部より転写紙が排出される際の定着ローラへの転写紙の密着は先端から通紙方向に掛けての余白の長さによって、その程度が異なり余白が多くなると、先端が浮き上がった状態で排出され、剥離シートを設けなくても定着ローラから転写紙の分離が可能となる。
また、特許文献3では、定着部材に当接する分離爪を定着部材と加圧部材との中心を結ぶ線と、定着部材の中心と分離爪の接点とを結ぶ線との角度を40°以下とすることが開示されている。
また、特許文献4では、転写紙の先端が分離部材を通過した際に、定着部材に当接する分離部材を変位させることが開示されている。
特開2001−83832号公報 特開2002−91222号公報 特開2004−109636号公報 特開2003−122175号公報
しかしながら、多種多様な転写紙や、写真画像の様な全域を縁なしで定着させようとした場合には、転写紙の厚さまでギャップを縮めた剥離シートを設けないと分離出来ないと云った課題がある。そして、転写紙が分離できないとジャムが発生するという課題がある。
また、定着ローラ表面より転写紙を分離させる手段としては剥離シートを定着ローラ表面に接触させる方法が採られるが、固定される剥離シートによって定着ローラ表面が擦れて摩耗するため、シリコンオイルを常時、塗布させる状態で維持しなければ摩耗を防止出来ない課題がある。
また、特許文献1に開示されている実施例によると、薄膜の金属板を折り曲げて別部材とするブラケットで接着し固定する様にしてあり、この後にフッ素樹脂をコーティングすることが示されている。
一般にフッ素樹脂のコーティングはフッ素樹脂塗料を吹き付けた後にフッ素樹脂の融点温度以上で溶融し、焼成させて皮膜とさせている。フッ素樹脂の融点は315〜325℃にあり、焼成温度としては340〜380℃が必要となる。金属板を折り曲げて接着剤にて接着させ、更にブラケットに接着したものを340℃で加熱させた場合、基材に変形やソリが発生し、折り曲げた部分での剥れや浮きによって、定着ローラとのギャップが安定して得られないと云う不具合がある。
また特許文献2には剥離シートを支持部材とレーザスポット溶接にて接合させた後、フッ素樹脂シートを貼付けるための粘着剤の密着性を得るものとして、エッチング等の表面処理を行った後に粘着剤を塗布し、加熱乾燥後、フッ素樹脂シートを貼り付けると云った工数を要している。
また、特許文献3によれば、分離爪が定着ローラに当接しているので、定着ローラに損傷を与える虞があった。また、特許文献4によれば、分離板の変位手段が必要であり、構造が複雑化するという問題があった。
そこで、本発明は、電子写真式画像形成装置の定着装置に用いる分離板において、複雑な加工処理や組付け精度を要求せずとも、定着ベルトや定着ローラ等の定着部材に損傷を発生させることなく転写紙を良好に分離させ、更に定着部材の寿命を向上させることを目的とする。
請求項1に係る発明は、定着部材と、該定着部材に圧接する加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材で構成されたニップ部と、該ニップ部より排出する転写紙を前記定着部材から分離させる分離板とを備える、電子写真式画像形成装置の定着装置において、(イ)前記分離板が金属板から構成され、そして、(ロ)前記分離板の先端が、前記定着部材に近接する前記分離板の先端の厚さと、該先端と前記定着部材との間に形成されるギャップとの合計長さが前記ニップ部より排出する転写紙の最小浮き上がり量より小さくなるように、圧延されていることを特徴とする定着装置である。
また、請求項2に係る発明は、離型部材が、前記転写紙が通過する面と近接する前記分離板の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
また、請求項3に係る発明は、前記ギャップが、前記分離板の通紙範囲の両側に設けられた突き当て部を前記定着部材の通紙範囲の両側に当接させることにより形成したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置である。
また、請求項4に係る発明は、前記突き当て部が、前記分離板の先端部より前記ギャップに相当する分高く圧延されていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置である。
また、請求項5に係る発明は、前記突き当て部が、前記定着部材の非通紙範囲に相当する両端部分に接線方向で当接するように折り曲げられたものであることを特徴とする請求項3に記載の定着装置である。
請求項6に係る発明は、前記突き当て部が、前記定着部材の非通紙範囲に相当する両端部分に当接するように定着部材側に折り返されたものであることを特徴とする請求項3に記載の定着装置である。
請求項7に係る発明は、電子写真式画像形成装置の定着装置に備える、定着部材及び前記加圧部材で構成されたニップ部より排出する転写紙を前記定着部材から分離させる分離板において、(イ)前記分離板が金属板から構成され、そして、(ロ)前記分離板の先端が、前記定着部材に近接する前記分離板の先端の厚さと、該先端と前記定着部材との間に形成されるギャップとの合計長さが前記ニップ部より排出する転写紙の最小浮き上がり量より小さくなるように、圧延されていることを特徴とする分離板である。
また、請求項8に係る発明は、前記先端の圧延部分の厚さが0.1〜0.5mmであって、前記転写紙が通過する面と近接する圧延部位に離型部材が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の分離板である。
また、請求項9に係る発明は、前記離型部材がPTFE、PFA、FEP樹脂の何れかのフッ素樹脂とポリイミド樹脂またはポリアミドイミド樹脂との混合材料を1層としたものであることを特徴とする請求項8に記載の分離板である。
また、請求項10に係る発明は、請求項1〜6の何れかに記載の定着装置又は請求項7〜9の何れかに記載の分離板を備えていることを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項11に係る発明は、定着部材に近接する分離板の製造方法において、基材となる金属板金の一部に定着部材に近接する分離板の先端に相当する部位にスリットを設ける工程と、該スリットを基準として先端を所定の厚みにプレスにて圧延する工程と、圧延した先端を所定の長さになる様にプレスにて切断して整形する工程と、を順次有することを特徴とする分離板の製造方法である。
請求項1又は7に記載の発明によれば、定着部材と加圧部材とで構成されたニップ部より排出する転写紙を分離させる分離板が金属板から構成され、定着部材に近接する部位の先端を圧延させて定着部材表面とにギャップを持たせているので、複雑な加工処理や組付け精度を要求せずとも、定着ベルトや定着ローラ等の定着部材に損傷を発生させることなく転写紙を良好に分離させ、ジャム等の発生を防止でき、更に定着部材の寿命を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記転写紙が通過する面と近接する圧延部位に離型部材が設けられているので、定着部材を長期に渡ってジャム等を発生させることなく良好な定着画像を得ることが出来る。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記ギャップが、前記分離板の通紙範囲の両側に設けられた突き当て部を前記定着部材の通紙範囲の両側に当接することにより、前記定着部材と前記分離板の先端部との間で形成されるものであるので、小さいギャップを正確に保持することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記突き当て部の高さが、前記分離板の先端部より前記ギャップに相当する分高く圧延されているので、分離板の先端部を形成する圧延と同一工程又は一連の工程で突き当て部を作製することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記突き当て部が、前記定着部材の非通紙範囲に相当する両端部分に接線方向で当接するように折り曲げられたものであるので、ギャップを一定に保持しつつ、より定着部材に損傷を発生させることなく転写紙を良好に分離させることができる。高速で定着部材が回転する場合に有利な構成である。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記突き当て部が、前記定着部材の非通紙範囲に相当する両端部分に当接するように定着部材側に折り返されたものであるので、定着部材との当接角度を要求せずとも折り返した先端部がR形状になるため、定着部材に損傷を発生させることなく転写紙を良好に分離させることができる。
また、請求項8又は9に記載の発明によれば、転写紙が薄紙であっても、余白を設けることなく分離できるので、写真等を全面印刷することができ、しかも薄い転写紙が分離板に接触しても転写紙の進行を妨げることがない。
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜6の何れかに記載の定着装置又は請求項7〜9の何れかに記載の分離板の効果を有し、画像の劣化が少なく寿命の長い画像形成装置を得ることができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、請求項6に記載の分離板を製造することができ、複雑な加工処理や組付け精度を要求せずとも、定着ベルトや定着ローラ等の定着部材に損傷を発生させることなく転写紙を良好に分離させ、ジャム等の発生を防止でき、更に定着部材の寿命を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本発明の特徴的な構成は分離板において、定着ベルトと近接する部位を薄く圧延することにある。
図1は本発明に係る一実施形態の定着装置を示す図である。図1に示すように、この定着装置55は、定着ローラ61と、加熱ローラ11と、定着ベルト6と、ニップ部8と、加圧ローラ7と、分離板1とを備えている。
定着ローラ61は、芯金61a及び弾性層61bを有している。加熱ローラ11は内部にハロゲンヒータ等の熱源11aを備えている。定着ベルト6は、ベルト基体6bと離型層6aとを備えている。加圧ローラ7は芯金7aと弾性層7bとを有し、内部に熱源7cを備えている。
定着装置55は、定着ベルト6と加圧ローラ7とのニップ部8より定着された転写紙9が排出される際に、定着ベルト6に転写紙上の定着されたトナーによって密着した転写紙9を分離板1によって剥離させる構造となっている。分離板1は鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属からなる一体板金製で、定着ベルト6に近接する先端部2が圧延させてある。
また、分離板1には転写紙9が通紙しない両端部に突き当て部3を設けており、この突き当て部3が定着ベルト6の表面に突き当てバネ4の荷重と取り付け軸5を支点にして当接させてある。
図1に示すように、ニップ部8より排出された転写紙9の先端部分は僅かに定着ベルト6の表面より浮き上がって排出される。
図2は転写紙の余白長さと先端浮き上がり高さとの関係を示す図である。3種類の転写紙9の先端余白とニップ部8からの排出直後の浮き上がり高さ12との関係が図2に示されている。この例では、3種類の転写紙9として、◇で示す第二原図、□で示す株式会社リコー製のリコータイプ6200、△で示す葉書を用いている。
図2から判る様に比較的、厚紙は定着ベルト表面より分離しており、薄紙が密着しやすい。この違いは、紙のこしによるものであり、この様に排出される転写紙9の先端は僅かに浮き上がっているため、この浮き上がった部分に分離板1の先端部2が入り込んでいれば、定着ベルト6の表面より転写紙9を分離させることが可能となる。
この先端部2の入り込みを十分に行なわさせるべく、定着ベルト6の表面と定着ベルト6に対向する分離板1の先端部2の頂点pを通紙しようとする転写紙9の種類と余白によって得られる転写紙9の浮き上がり量、即ち浮き上がり高さ12以下にすることで可能となる。この頂点pから先端部2の厚みtを差し引いた部位が定着ベルト表面とのギャップ10である。このギャップ10は、両端の突き当て部3の厚みを先端部2の厚みに応じて圧延によって厚さを設定することで設ける様にしてある。
図3は本発明に係る一実施形態の分離板の製造方法を示す図、図4は図3の製造方法中の圧延加工工程の一例を示す図である。この製造方法は、図3(A)に示すスリット加工工程と、図3(B)に示す圧延加工工程と、図3(C)に示す外周加工工程と、図3(D)に示す打ち抜き工程と、図3(E)に示す曲げ加工工程とを有している。
この分離板の製造工程は、図3(A)に示すように、先ず、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属からなる基材20の先端部2に相当する部位にスリット21を設ける(スリット加工工程)。
次に、図3(B)に示すように、図3(A)に示す圧延領域24を圧延して、先端部2及び突き当て部3を形成する(圧延加工工程)。
この圧延加工工程では、先ず、図4(A)、図4(B)に示すように、油圧式プレス機を用いて、先端部2の長さ厚みに応じて、圧延領域24を第1のプレス金型31で圧延する。なお、油圧式プレス機は、第1のプレス金型31、第2のプレス金型32、第3のプレス金型33、切り落としのプレス金型34を有している。第3のプレス金型33はR形状成形面33aを備えている。
一般にプレス機の能力は押し付ける荷重で表し、基材20が鉄板の板厚1.6mmで先端部2の厚みを0.2mmに圧延しようとした場合に150ton〜500tonプレス機で圧延しようとする形状に合わせて製作した金型で数回に分けて行う。圧力荷重が大きいほど、少ない回数で所定の厚みが得られる。
次に、図4(C)に示すように、第2のプレス金型32を用いて、後に先端部2となる先端部形成用圧延部24bの厚みを所定の厚みに圧延した後、図4(D)に示すように、第3のプレス金型33を用いて、突き当て部3に相当する部分を圧延する。この時、先端部2の厚みにギャップ10の幅を加えた板厚に突き当て部3を圧延するが、定着ベルト6の表面に当接する突き当て部分を図4(D)に示した様にR(曲面)を付けることで回転する定着ベルト6の表面を傷つけることなく当接させることが可能となる。
次に、図4(E)に示すように、圧延したことによって延びた先端部2の余剰部分23を切り落としのプレス金型34により切り落とし整形する。この整形は切り落しの金型34を繰り返し上下させることで先端部2のエッヂに発生するかえり(バリ)を除去することが出来る。なお、このバリ除去は後の工程で行っても良い。
次に、図3(C)の外周加工工程及び図3(D)の打ち抜き工程に示すように、打ち抜き線25に沿って、外周、取り付け軸5の支持部分22、及び、突き当てバネ4を掛ける係止部26を打ち抜き、図3(E)の曲げ加工工程に示すように、分断後、支持部分22を折り曲げる。なお、符号22aは取り付け軸5の取り付け孔を示す。
基材20の材質や厚みは、転写紙9の搬送速度、転写紙9の通紙幅に応じて、必要となる剛性から任意に決めることが可能である。
特に先端部2の厚みは、t=0.1mm未満に圧延するとその先端に波打ちやクラックが生じる。
また、先端部2の厚みtは、t=0.5mmを超えてしまうと、図2に示した、薄紙(第二原図)に余白を持たせなければならないと云った制約が生じるため、先端部2の厚みtとしてはt=0.1mm〜0.5mmが適正な範囲と言える。
以上の様にしてプレス機で基材20から分離板1を形成した後、分離板1の表面には定着直後のトナーが接触し、その際の付着を防止するためにフッ素樹脂を被覆させている。
分離板1では、ニップ部8で行う様な転写紙9にトナーを溶融し密着させる作用は無く、トナーの接触による付着を防止する機能から、十分な離型力が必要ではなく、通紙の妨げとなる、フッ素樹脂表面に発生する突起や、ゆず肌と云った表面性が寄与し、転写紙9の搬送性からより平滑な表面が要求される。
この作用を重点においてフッ素樹脂を検討した結果、フッ素樹脂のみを100重量%とする定着ベルトや定着ローラの離型層より50〜70重量%とするフッ素樹脂により分散性や皮膜に熱流動性が得られ、且つ基材20との密着性を高めたポリイミドやポリアミドイミドを添加することでプライマー層を不要とし、平滑な表面が得られる。
フッソ樹脂にはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共重合体)等が代表的な材料として挙げられるが、凝集力が高く、分散性が悪いため、バインダーを必要とする材料であり、焼成を行った際には、球晶を生成して、表面を平滑に出来ない。
一般に定着ローラにフッ素樹脂層を被覆させた場合には研磨等の仕上げ加工が必要となっている。この様な分離板1の機能からみた離型層材料とすることで、プライマーや仕上げ工程を不要とすることが可能となる。
このフッ素樹脂のコーティングは、転写紙9が通過する面にも形成されている。転写紙9が通過する面とは、ニップ部8から出た転写紙9が、分離板1の先端部2の外側の角(頂点P)の部分に接して通過する面のことである。また、突き当て部3のR(曲面)の部分にもコーティングしてある。即ち、分離板1は、定着ベルト6に接触する部分と、転写紙9に接触する部分とを含んでコーティングしてある。
図4の圧延加工工程では、先端部2を圧延してから、突き当て部3を圧延するようにしたが、図5に示すように、図4に示した第2のプレス金型32及び第3のプレス金型33を一体化して第4のプレス金型35とし、先端部2と突き当て部3とを同時に圧延するようにしてもよい。図5の圧延加工工程において、この同時に圧延する以外の工程は図4の圧延加工工程と同様であるので、その説明を省略する。また、図4の圧延加工工程において、先端部2を圧延してから、突き当て部3を圧延する代わりに、突き当て部3を圧延してから、先端部2を圧延するようにしてもよい。
[実施例]
以下に実施例を示す。分離板1の基材として、溶融亜鉛鍍金鋼板(SGCD1)板厚T=1.6mm、大きさ400mm×200mmを先端部2に相当する部位周囲にアイダエンジニアリング製ハイフレックスプレスNS−2 300tonを用いて、5mm幅のスリットを設け、先端部2から幅3mmに渡って、t=0.2mmに圧延を行った。
次に突き当て部3に相当する部位をt=0.35mmに圧延を行い、圧延した先端部2を整形した。
次いで、取り付け軸5の支持部分22、及び、外周を打ち抜き、取り付け軸5の支持部分22を折り曲げて、分離板1を形成した。
続いて、固形分比率でPTFE樹脂60重量%、ポリイミド樹脂35重量%、添加材としてカーボンブラック5重量%を分散させたフッ素樹脂塗料を転写紙9が通紙する全域面と定着ベルト6に近接する先端部2及び突き当て部3を含め圧延した3mm幅全面と先端部2のエッヂ部にスプレー塗装にて吹き付け、150℃で乾燥した後、360℃の雰囲気に20分間放置させ、焼成によってフッ素樹脂皮膜を形成した。
以上の様にして製作した分離板1を株式会社リコー製のカラープリンター「IPSIO 8000」の定着ユニットに既に装着させてあるポリイミド樹脂製の分離爪(比較例1)に代えて装着し、通紙試験を行った。
装着においては、軸径φ6とする取り付け軸5を定着ユニットの両側板で軸支し、現状の分離爪接触圧荷重0.25Nとなる様に突き当てバネ4であるスプリングを掛け分離板1の突き当て部3を定着ベルト6の非通紙範囲の両端部位に当接させた。
この装着における分離板先端の厚みは通紙範囲においてt=0.2mm〜0.23mm、ギャップは0.13〜0.16mmであった。
また、比較例2として、特開2002−91222号に開示されている方法を用いて支持部材を溶融亜鉛鋼板(板厚t=1.6mm)にレーザスポット溶接にてt=0.2mmからなる同一材質鋼板を接合させた後、シリコーン系プライマー剤を吹き付け、150℃にて乾燥後、フッ素樹脂テープを先端部の通紙側面から裏面に掛けて先端を包み込む様に貼付けて、実施例と同様に定着ユニットに装着して、通紙試験を行った。
その結果が表1に示すもので、表1から明らかな様に、接触方式の分離爪と比較して本発明に係わる実施例の分離板1にすることで多種の転写紙9を異常画像の発生させることなく分離出来、且つ定着ベルト6の寿命を向上させることが可能となる。
Figure 2006171551
上記実施例では、定着ベルト6の非通紙部における突き当て部3の突き当てを先端部2との圧延による厚みの差(ギャップ)で行っているが、図6(A)に示す様な圧延した非通紙部に当る両端部の突き当て部3を定着ベルト6と接線上に当接する様に折り曲げる方法や、図6(B)に示すように、定着ベルト6側に折り返して段差を設ける方法があり、定着ベルト6の曲率や分離板1の設置位置、転写紙9の排出される速度に応じて、形状を選択すれば良い。
図7は本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。図7は、本発明に係る定着装置を適用したカラー画像形成装置たるフルカラーレーザプリンタを示す。上記カラーレーザプリンタは、装置本体41の下部に二段の給紙部42を配置し、その上方に作像部43を配置した構成となっている。このプリンタでは、一般にコピー等に用いられる普通紙(以下、単に普通紙という)と、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m2相当以上の厚紙や、封筒等の、普通紙よりも熱容量が大きな所謂特殊シート(以下、単に特殊シートという)との何れをもシート状媒体として用いることが可能である。また作像部43には、給紙側を下に、排紙側を上とするように傾斜して配置された転写ベルト装置が設けられている。転写ベルト装置は、複数のローラ51、本例では4個のローラ51に巻き掛けられたエンドレスの転写ベルト52を有し、その1つのローラ51が駆動源(図示せず)に駆動されることによって、上記転写ベルト52が回転する。この転写ベルト52の上部走行辺には、下から順にマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、黒(BK)用の4つの作像ユニット44M,44C,44Y,44BKが並列配置されている。
各作像ユニット44M,44C,44Y,44BKには、像担持体としての感光体45が設けられ、当該感光体45は駆動手段(図示せず)によって図で見て時計方向へ回転駆動させられるようになっている。感光体45の回りには、帯電手段としての帯電ローラ46、光書込み装置48によってレーザ光書込みが行われる光書込み部、現像装置50、クリーニング装置49が設けられている。現像装置50は2成分現像装置であって、消費されたトナー量に応じた後述するトナー補給搬送装置によりトナーを補給される。
次に、上記構成のカラープリンタのフルカラープリントを行う作像動作についてマゼンタ用の作像ユニット44Mにより説明する。帯電ローラ46によって帯電された感光体45には、LD(レーザダイオード)(図示せず)を駆動してレーザ光をポリゴンミラー48aに照射し、シリンダーレンズ等を介して反射光を感光体45上に導く光書込み装置48により、マゼンタトナーで現像する光像の光書込みが行われる。この書込みにより感光体45上にはパソコン等のホストマシーンより送られた画像データに基づいた静電潜像が形成され、当該潜像が現像装置50によってトナーの可視像となる。
一方、給紙部42からは転写材として指定されたシート状媒体が給紙され、給紙されたシート状媒体は転写ベルト52の搬送方向上流側に設けられたレジストローラ53に一旦突き当てられた後、上記可視像に同期するようにして転写ベルト52上に給送され、当該ベルトの走行により感光体45に対向する転写位置へ到る。この転写位置では、転写ベルト52の裏面側に配置された転写ローラ54の作用によりマゼンタトナーの可視像がシート状媒体に転写される。
上記と同様にして、他の作像ユニット44C,44Y,44BKにおいてもそれぞれの感光体45の表面に各トナーによる可視像が形成され、これら可視像は転写ベルト52によって搬送されるシート状媒体が各転写位置に到来する毎に重ね転写される。したがって、本カラープリンタはフルカラーの画像がモノクロとほぼ同様な短時間でシート状媒体に重ね転写される。転写後のシート状媒体は、転写ベルト52から分離されて、定着装置55により定着される。定着を終えたシート状媒体は、通常、そのまま機外に排紙されるが、このときシート状媒体は反転されて装置本体41の上面に設けられた排紙トレイ56に裏面排紙される。図7の定着装置55は所謂熱ベルト方式のものとして描写しているが、所謂熱ローラ方式であってもよい。
上記現像装置50では、装置内のトナーとキャリアの混合比を監視し、トナーが不足するとその不足分を補給するようになっている。かかるトナー補給は、現像装置50から離れた位置、本例では図7の右上に位置したトナー収納容器(剤収納手段)47に収納されたトナーを、トナー補給搬送装置により現像装置50へ補給することで実現する。このトナー収納容器47は1個のみ図示されているが、現像装置の数に合わせて4つあり、その描写が省略されているだけである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、離型部材として、フッ素樹脂皮膜を形成した場合について説明したが、離型部材としてフッ素樹脂シートを貼り付けるようにしてもよい。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る一実施形態の定着装置を示す図である。 転写紙の余白長さと先端浮き上がり高さとの関係を示す図である。 本発明に係る一実施形態の分離板の製造方法を示す図である。 図3の製造方法中の圧延加工工程の一例を示す図である。 図3の製造方法中の圧延加工工程の他の例を示す図である。 (A)は突き当て部の変形例を示す図、(B)は突き当て部の他の変形例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
1 分離板
2 先端部
3 突き当て部
4 突き当てバネ
5 取り付け軸
6 定着ベルト
6a 離型層
6b ベルト基体
7 加圧ローラ
7a 芯金
7b 弾性層
7c 熱源
8 ニップ部
9 転写紙
10 ギャップ
11 加熱ローラ
11a 熱源
12 浮き上がり高さ
20 基材
21 スリット
22 支持部分
22a 軸取り付け孔
23 余剰部分
24 圧延領域
24a 圧延領域先端部
24b 先端部形成用圧延部
25 打抜き線
26 係止部
31 第1のプレス金型
32 第2のプレス金型
33 第3のプレス金型
33a R形状成形面
34 切り落としのプレス金型
35 第4のプレス金型
61 定着ローラ
61a 芯金
61b 弾性層
p 頂点
t 厚み

Claims (11)

  1. 定着部材と、該定着部材に圧接する加圧部材と、前記定着部材及び前記加圧部材で構成されたニップ部と、該ニップ部より排出する転写紙を前記定着部材から分離させる分離板とを備える、電子写真式画像形成装置の定着装置において、
    (イ)前記分離板が金属板から構成され、そして、
    (ロ)前記分離板の先端が、前記定着部材に近接する前記分離板の先端の厚さと、該先端と前記定着部材との間に形成されるギャップとの合計長さが前記ニップ部より排出する転写紙の最小浮き上がり量より小さくなるように、圧延されている
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 離型部材が、前記転写紙が通過する面と近接する前記分離板の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ギャップが、前記分離板の通紙範囲の両側に設けられた突き当て部を前記定着部材の通紙範囲の両側に当接させることにより形成したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記突き当て部が、前記分離板の先端部より前記ギャップに相当する分高く圧延されていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記突き当て部が、前記定着部材の非通紙範囲に相当する両端部分に接線方向で当接するように折り曲げられたものであることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  6. 前記突き当て部が、前記定着部材の非通紙範囲に相当する両端部分に当接するように定着部材側に折り返されたものであることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  7. 電子写真式画像形成装置の定着装置に備える、定着部材及び前記加圧部材で構成されたニップ部より排出する転写紙を前記定着部材から分離させる分離板において、
    (イ)前記分離板が金属板から構成され、そして、
    (ロ)前記分離板の先端が、前記定着部材に近接する前記分離板の先端の厚さと、該先端と前記定着部材との間に形成されるギャップとの合計長さが前記ニップ部より排出する転写紙の最小浮き上がり量より小さくなるように、圧延されている
    ことを特徴とする分離板。
  8. 前記先端の圧延部分の厚さが0.1〜0.5mmであって、前記転写紙が通過する面と近接する圧延部位に離型部材が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の分離板。
  9. 前記離型部材がPTFE、PFA、FEP樹脂の何れかのフッ素樹脂とポリイミド樹脂またはポリアミドイミド樹脂との混合材料を1層としたものであることを特徴とする請求項8に記載の分離板。
  10. 請求項1〜6の何れかに記載の定着装置又は請求項7〜9の何れかに記載の分離板を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 定着部材に近接する分離板の製造方法において、基材となる金属板金の一部に定着部材に近接する分離板の先端に相当する部位にスリットを設ける工程と、該スリットを基準として先端を所定の厚みにプレスにて圧延する工程と、圧延した先端を所定の長さになる様にプレスにて切断して整形する工程と、を順次有することを特徴とする分離板の製造方法。
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