JP2001083832A - 定着装置及びこれに用いられる剥離シート - Google Patents

定着装置及びこれに用いられる剥離シート

Info

Publication number
JP2001083832A
JP2001083832A JP25812299A JP25812299A JP2001083832A JP 2001083832 A JP2001083832 A JP 2001083832A JP 25812299 A JP25812299 A JP 25812299A JP 25812299 A JP25812299 A JP 25812299A JP 2001083832 A JP2001083832 A JP 2001083832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release sheet
rotating body
fixing device
sheet
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25812299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001083832A5 (ja
Inventor
Yasuhiro Uehara
康博 上原
Yoshio Kanazawa
祥雄 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP25812299A priority Critical patent/JP2001083832A/ja
Publication of JP2001083832A publication Critical patent/JP2001083832A/ja
Publication of JP2001083832A5 publication Critical patent/JP2001083832A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像、記録材及び加熱定着部材に損傷を与える
ことなく安定した剥離を行う。 【解決手段】 熱源1aを有し所定の方向に回転する第
1の回転体1と、これに接触回転する第2の回転体2と
を備え、これら2つの回転体1,2が互いに接触してな
るニップ部Nに対し第1の回転体1に接触する側の表面
に未定着画像4が担持された記録材3を搬送し、この記
録材3及び未定着画像4を加熱すると共に加圧して記録
材3上に未定着画像4を定着する定着装置において、前
記ニップ部Nよりも第1の回転体1の回転方向下流側に
は、第1の回転体1表面に対向する記録材剥離用の剥離
シート5を具備させ、この剥離シート5が、第1の回転
体1に対向する側の端縁が角部のない連続的曲率部6を
有し、かつ、少なくともこの連続的曲率部6端縁を離型
性コーティング層7で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像記録装置に用いられる定着
装置に係り、特に、加熱定着方式を採用した態様におい
て定着部材に付着した記録材の剥離性を改善するように
した定着装置及びこれに用いられる剥離シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真方式を採用した複
写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像記録装置にお
いては、通常、記録材としての用紙上に転写されたトナ
ー像を定着させる定着装置が設けられている。この種の
定着装置としては、内部にヒータを有する定着ロールと
これに圧接配置される加圧ロールとからなる一対のロー
ルのニップ部に、トナー像が転写された用紙を通過さ
せ、定着ロールによる加熱と二つのロールによる加圧と
によりトナー像を用紙に融着させる態様が広く用いられ
ている。一般に、この定着方式では、用紙に融着したト
ナー像が定着ロールに接触するので、定着ロールとして
は離型性のよいフッ素系樹脂を表面にコーティングした
ロールが使用される。しかし、このような定着ロールを
使用しても、溶融したトナーは軟かくかつ粘性が高いた
め、定着ロール表面に付着しやすく用紙が巻き付く恐れ
がある。そこで、通常、次に示すような剥離爪による強
制剥離装置を設けて定着ロールへの用紙の巻き付けを防
止する方法が採用されている。
【0003】図10は剥離爪による強制剥離装置を備え
た従来の定着装置の概略構成図である。同図において、
この定着装置は、矢印A方向に回転する、ヒータ102
を内蔵した定着ロール101と、定着ロール101に接
触して矢印B方向に回転する加圧ロール106と、二つ
のロール101,106が接触してなるニップ部Nより
も定着ロール101の回転方向下流側に、定着ロール1
01の表面にその端縁が接触し、ニップ部Nを通過した
用紙103(未定着トナー像104を担持)を定着ロー
ル101から剥離する剥離爪110とを備えている。そ
して、通常、加圧ロール106としてはゴムロールが用
いられ、所定の圧力で定着ロール101を押圧するよう
配置されている。また、剥離爪110としては、従来、
ポリイミド,ポリフエニレンサルファイトなどの耐熱性
樹脂を成型し、その先端を鋭利な形状に仕上げたものが
用いられる。そして、このような剥離爪110はバネを
用いて定着ロール101の表面に押し当てられるように
設置される。ここで、剥離爪110の定着ロール101
表面に接する端縁の幅は2mm程度であり、そのような
幅の狭い剥離爪110が定着ロール101の軸方向に5
〜6個程度配置されるのが普通である。
【0004】このように、剥離爪110は定着ロール1
01の表面とは部分的にしか接触していないので、定着
ロール101表面には剥離爪110による定着ロール1
01の軸方向に不均一な押圧力がかかり、定着ロール1
01表面が偏摩耗したり、表面に傷を付けたりすること
がある。また、用紙103が複数の剥離爪110のうち
のいずれか一つの剥離爪110に引っかかって用紙10
3の巻き付けを生じた場合には、隣接する剥離爪110
が用紙による異常な力を受けて定着ロール101に強く
押し付けられたり、剥離爪110が変形したりして、定
着ロール101表面に大きな傷を付けたり、偏摩耗を発
生させたりすることがある。
【0005】そこで、このような技術的課題を解消する
ため、例えば特開昭59−188681号公報には、次
に示すようなプラスチック製の剥離シートによって用紙
の剥離を行う定着装置が開示されている。図11はプラ
スチック製の剥離シートによる強制剥離装置を備えた従
来の定着装置の概略構成図である。同図において、この
定着装置は、矢印A方向に回転する、ヒータ102が内
蔵された定着ロール101と、定着ロール101に接触
して矢印B方向に回転する加圧ロール106と、二つの
ロール101,106が接触してなるニップ部Nよりも
定着ロール101の回転方向下流側に、定着ロール10
1の表面にその端縁が接触し、ニップ部Nを通過した用
紙103を定着ロール101から剥離する剥離シート1
11とを備えている。そして、剥離シート111には、
厚さ0.05mm以上、曲げ弾性率103kg/cm2
以上、融点150℃以上のプラスチックシートが用いら
れ、その鋭利な端縁が定着ロール101の軸方向の表面
全体に均等に接触するように配備されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな剥離シートを備えた定着装置では、例えば白黒画像
形成時のように、定着直後のトナー像の厚さが比較的薄
く、かつ、トナー像の粘度が大きい場合は問題なく剥離
することができるが、カラー画像形成時のように、定着
直後のトナー像の厚さが比較的厚く、かつ、トナー像が
定着ロール101で高温に加熱されて粘着力が大きくな
っている場合は、定着ロール101表面のフッ素系樹脂
層に多量のトナーが付着しており、薄膜の剥離シートの
端縁に過大な剥離力が作用して、剥離シート先端が塑性
変形を生じてめくれてしまい用紙を剥離できなくなると
いう現象を起こすことがある。また、それと同時に用紙
の先端も大きな損傷を受け、めくれ上がったり、波打っ
たり、紙詰まりを起こしたりすることがある。
【0007】特に、フルカラー画像の定着においては、
マゼンダ、イエロー、シアン及びブラックの4色のトナ
ーを用いるため、白黒画像の定着時よりも多量のトナー
が重ね転写されて形成された未定着トナー像を定着しな
ければならず、剥離時に大きな剥離力が必要である。更
に、カラー画像の定着の場合には、トナーを十分に発色
させることが必要であり、そのためにトナーを十分に加
熱して溶融させなければならない。従って、ニップ部N
通過直後のトナーは必然的に低粘度になってしまい、ま
すます大きな剥離力を必要とすることになる。
【0008】ここで、剥離シート111に大きな剥離力
がかかっても、剥離シート111が変形しないようにす
るためには、剥離シート111を例えば200μm以上
の厚さとすれば剥離シート111の変形は防止できる
が、剥離シート111の端縁のエッジ部分が、剥離され
るべき用紙の厚さの数倍以上となり用紙を安定的に剥離
することができなくなる。更に、剥離シート111の厚
さを厚くし過ぎると、剥離シートの曲げ剛性が大きくな
り、定着ロール101を傷付ける恐れも生じる。従っ
て、剥離シート111の厚さを不必要に厚くすることは
好ましい対策とは言えない。また、従来のプラスチック
製の剥離シート111ではシート材料そのものの強度が
弱いため、紙詰まりの時などに剥離シート111の端縁
に用紙が強く衝突すると、剥離シート111に異常に大
きな力が座屈力として作用してしまい、シート先端が変
形してしまうという技術的課題も発生する。
【0009】また、剥離シート111を用いる代わりに
従来の白黒画像の定着に多用されている剥離爪110を
複数個用いた場合は、上述の剥離シート111における
ような問題は発生しないが、定着後のトナー像が剥離爪
110によって強制的に剥がされるため、トナー像が剥
離爪110によって傷付けられて画像欠陥を生じやす
い。そのため、カラー画像の定着に剥離爪110が用い
られることはほとんどない。
【0010】このような事情から、カラー画像の定着に
はセルフストリッピング方式が採用されることが多い。
セルフストリッピング方式とは、剥離爪や剥離シートな
どによる強制剥離装置を用いずに用紙の腰の強さと定着
ロールの弾性とで用紙が定着ロールから自然に剥離する
ようにした剥離方式である。このセルフストリッピング
方式を成立させるための手段として、カラー画像定着の
場合には、通常、ロールコアの表面にフッ素系樹脂より
も離型性に優れたシリコーンゴムを用いた弾性層を形成
した定着ロールを用い、更に、その弾性層表面に比較的
多量(10mg/A4サイズ紙以上)のオイルを常時供
給する方式が広く採用されている。
【0011】しかし、セルフストリッピングを達成する
従来の定着装置には次のような種々の問題がある。 (1)定着ロール表面のシリコーンゴムの弾性層が摩耗し
たり離型性が劣化したり、オイルが定着ロール内部に染
み込んで弾性層を劣化させるなどの原因により定着ロー
ルの信頼性を低下させることがある。 (2)定期的にオイルの補給を行わなければならず、メイ
ンテナンス性に劣り、小型の複写機やプリンタなどには
不向きである。 (3)定着済みの用紙上にオイルが残りやすくボールペン
やインクによる加筆性を低下させやすい。
【0012】そこで、本件発明者らは、記録材の剥離手
段として剥離シートを選択し、この剥離シートによる記
録材の剥離性を確保するために剥離シートの端縁にまで
離型性のフッ素系樹脂を被覆するという対策を試みたと
ころ、従来の剥離シートでは剥離シートの端縁にまでフ
ッ素系樹脂を被覆する際に以下のような技術的課題が見
出された。具体的には、剥離シートを作る際には、フッ
素系樹脂を被覆したシート状基材(例えばポリイミド基
材)を切断して所望のサイズにすることが考えられる
が、この方式では切断面にはフッ素系樹脂が存在しない
状態となる。また、所定サイズの基材を用意した後に個
々の剥離シートにフッ素系樹脂をコーティングする方法
ではカット面(特にエッジ)にフッ素系樹脂が付きにく
く、局所的にフッ素系樹脂が被覆されていない個所がで
きてしまう。また、無理につけようとすると、カット面
にフッ素系樹脂が塊となってしまい、剥離シートの実質
的な厚さが増大し、剥離性能を低下させる。
【0013】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、画像、記録材及び加熱定着
部材に損傷を与えることなく安定した剥離を行うことの
できる定着装置及びこれに用いられる剥離シートを提供
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、熱源1aを有し所定の方向に回転する
第1の回転体1と、第1の回転体1に接触しながら第1
の回転体1の回転方向とは反対の方向に回転する第2の
回転体2とを備え、これら2つの回転体1,2が互いに
接触してなるニップ部Nに対し第1の回転体1に接触す
る側の表面に未定着画像4が担持された記録材3を搬送
し、この記録材3及び未定着画像4を加熱すると共に加
圧して記録材3上に未定着画像4を定着する定着装置に
おいて、前記ニップ部Nよりも第1の回転体1の回転方
向下流側には、第1の回転体1表面に対向する記録材剥
離用の剥離シート5を具備させ、この剥離シート5が、
第1の回転体1に対向する側の端縁が角部のない連続的
曲率部6を有し、かつ、少なくともこの連続的曲率部6
端縁を離型性コーティング層7で被覆したものであるこ
とを特徴とする定着装置である。
【0015】このような技術的手段において、本件発明
の適用対象は定着装置全般であるが、特に、未定着画像
4が可視材料を多重転写したカラー画像である態様に対
して有効である。更に、本発明は、第1の回転体1がシ
リコーンゴム、フッ素ゴムからなる単層又は複数層が積
層された表面に更にフッ素系樹脂層が形成されているも
のに対して極めて有効である。
【0016】また、第1の回転体1、第2の回転体2の
態様はロール状に限られるものではなく、ベルト状であ
ってもよく、いずれか一方がロール状で他方がベルト状
であってもよい。更に、第1の回転体1は熱源1aを有
していればよく、熱源1aの設置個所としては内部でも
外部でもあるいは、内部と外部との両方に設けた態様の
ものも含む。更にまた、第2の回転体2は第1の回転体
1に圧接していればよいが、必要に応じて熱源を具備さ
せても差し支えない。
【0017】また、剥離シート5は非接触タイプのみな
らず、接触タイプも含むが、剥離シート5側に転移する
オフセット可視材料(オフセットトナーなど)による弊
害(剥離シート5の先端が記録材3の通過領域全体に亘
って第1の回転体1に接触していると、オフセット可視
材料が剥離シート5先端でかきとられて先端部に蓄積す
る。すると蓄積した可視材料が定着直後の画像を傷つけ
たり、記録材3の先端を汚すといった弊害)を有効に回
避するという観点すらすれば、非接触タイプが好まし
い。この場合、少なくとも記録材3通過領域では第1の
回転体1表面に対し非接触配置されていればよい。ま
た、剥離シート5はブラケットやブロックなどの取付部
材に別体として取り付ける態様に限定されるものではな
く、取付部材に一体的に形成する態様をも含む。
【0018】また、非接触タイプの剥離シート5を採用
する場合において、記録材3の剥離性をより良好に保つ
には、剥離シート5と第1の回転体1との間のギャップ
を0.05mm〜0.3mmに設定することが好まし
い。この場合において、記録材3の厚さは、0.05〜
0.25mm程度である。更に、剥離シート5と第1の
回転体1との間のギャップを一定に保つ(正確に調整す
る)という観点からすれば、例えば記録材3の非通過領
域に対応した箇所に剥離シート5の両端に凸状段差部を
設け、第1の回転体1表面に前記凸状段差部を接触配置
するようにすればよい。
【0019】また、本件発明の剥離シート5は、第1の
回転体1に対向する端縁が角部のない連続的曲率部6で
あることを必要とする。ここで、「角部のない連続的曲
率部6端縁」とは、エッジ部がない端縁を意味するもの
であり、角部(鋭角、直角、鈍角を問わない)があるこ
と、及び、曲率が不連続的に変化する(不連続点で鋭利
なエッジ部が生成され得る)ことを排除する趣旨であ
る。また、離型性コーティング層7は、少なくとも角部
のない連続的曲率部6を被覆するものであればよいが、
製造上の観点からすれば、剥離シート5の少なくとも外
表面の略全域を被覆することが通常行われる。そして、
離型性コーティング層7としては適宜選定して差し支え
ないが、代表的にはフッ素系樹脂層が採用される。
【0020】更に、剥離シート5の構成については、上
述したように、角部のない連続的曲率部6端縁を具備
し、少なくともこの部分を離型性コーティング層7で被
覆するものであれば、シート基材に先に離型性コーテイ
ング層7を被覆し、これに連続的曲率部6を形成するよ
うにしてもよいし、逆に、シート基材に連続的曲率部6
を形成した後に離型性コーティング層7を被覆するなど
どのように製造しても差し支えない。ここで、薄くて剛
性が高く、しかも、離型性コーティング層7の被覆が確
実な剥離シート5を得るという観点からすれば、シート
基材を折り曲げ接着するものを使用することが好まし
い。この場合において、シート基材上に予め離型性コー
ティング層7が形成された薄膜シートを離型性コーティ
ング層7が外側となるように折り曲げ接着するようにし
てもよいし、あるいは、シート基材を折り曲げ接着した
薄膜シートの外表面に対して離型性コーティング層7を
被覆するようにしてもよい。但し、この種の製造方法に
おいては、シート基材を折り曲げ成形するため、折り曲
げ成形時のシート基材の割れ有効に防止するという観点
からすれば、シート基材は蒸着、メッキ、液体急冷法に
よって製造された非晶質金属であるか、あるいは、焼き
鈍し処理された金属材料であることが好ましい。
【0021】更にまた、本発明は定着装置に用いられる
剥離シートそのものをも対象とする。 すなわち、本発
明は、図1に示すように、熱源1aを有し所定の方向に
回転する第1の回転体1と、第1の回転体1に接触しな
がら第1の回転体1の回転方向とは反対の方向に回転す
る第2の回転体2とを備え、これら2つの回転体1,2
が互いに接触してなるニップ部Nに対し第1の回転体1
に接触する側の表面に未定着画像4が担持された記録材
3を搬送し、この記録材3及び未定着画像4を加熱する
と共に加圧して記録材3上に未定着画像4を定着する定
着装置において用いられ、前記ニップ部Nよりも第1の
回転体1の回転方向下流側にて第1の回転体1表面に対
向して設けられ、前記ニップ部Nを通過した記録材3が
剥離せしめられる剥離シート5であって、第1の回転体
1に対向する側の端縁が角部のない連続的曲率部6を有
し、かつ、少なくともこの連続的曲率部6端縁を離型性
コーティング層7で被覆したものであることを特徴とす
る。
【0022】この種の剥離シート5にあっては、各種態
様が含まれるが、上述したように、シート基材上に予め
離型性コーティング層7が形成された薄膜シートを離型
性コーティング層7が外側となるように折り曲げ接着し
たものが特に好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。図2は本発明が適
用された定着装置の実施の一形態の概略構成図である。
同図において、この定着装置は、矢印A方向に回転する
定着ロール11と、定着ロール11に接触しながら定着
ロール11の回転方向Aとは反対の矢印B方向に回転す
る加圧ロール16とを備えている。これら一対のロール
11,16のニップ部Nに搬送されてきた、表面に未定
着トナー像24を担持する記録材としての用紙23を加
熱すると共に加圧して未定着トナー像24を用紙23に
定着する。そして、定着ロール11のニップ部Nよりも
定着ロール11の回転方向A下流側には、定着ロール1
1表面に、端縁が微少なギャップを有して保持され、ニ
ップ部Nを通過した用紙23を定着ロール11表面から
剥離する剥離シート30が備えられている。ここで、本
実施形態の定着ロール11は本発明にいう第1の回転体
1に相当し、本実施形態の加圧ロール16は本発明にい
う第2の回転体2に相当する。尚、符号41は排出ロー
ルである。
【0024】定着ロール11は、アルミニウムのコア1
5の表面に厚さ0.5mmの弾性層13を被覆しさらに
その上に厚さ20μmの表面層14を被覆して形成され
ており、内部に熱源としてヒータ12を有している。本
実施の形態では、弾性層13としてゴム硬度25°のシ
リコーンLSRゴム(Liquid Silicone
Rubber)が用いられている。また、表面層14
としてはPFA(Perfluoroalkoxyfl
uoro plastics)チューブが用いられてい
る。なお、弾性層13の材質としては、シリコーンゴム
以外にフッ素ゴムを用いることができ、また、シリコー
ンゴムおよびフッ素ゴムからなる複数層積層された弾性
層を用いてもよい。
【0025】図3は、本実施の形態に係る定着装置に備
えられた剥離シート30の断面図であり、図4にその製
造法の一例を示す。図2〜図4において、剥離シート3
0は、例えば厚さ35μmの電解銅箔の基材31を有
し、この基材31の片面に離型層32としてフッ素系樹
脂が例えば10μmの厚さでコーティングされており、
離型層32がコーティングされた基材30’を離型層3
2が外面となるように二つ折りしてプライマー(図示せ
ず)で接着したものである。尚、符号40は剥離シート
30を取り付けるためのブラケットであり、剥離シート
30の二つ折り部の自由端側部分にのみブラケット40
の取付部40aが挟持され、二つ折り部の折曲部側部分
にはブラケット40が介在せず、剥離シート30の内面
側が直接接着されるようになっている。特に、本実施の
形態では、剥離シート30は、定着ロール11に対向す
る端縁が角部のない連続的曲率部(滑らかな大きな曲率
を持つ部分)33になっており、かつ、この連続的曲率
部33は前記離型層32で完全に被覆されている。具体
例としては、剥離シート30の層厚は例えば約95μm
となり、先端部は若干膨らみが残り厚さは100μm程
度となる。また、フッ素系樹脂による離型層32として
は、PFAフィルムを用いることができる。尚、本実施
の形態では、剥離シート30を製造するに当たって、基
材31上に予め離型層32を形成した後に折り曲げ接着
を行っているが、逆に、基材31を折り曲げ接着したも
のに対して後で離型層32を形成するようにしてもよ
い。
【0026】本実施の形態では、剥離シート30の基材
31として電解銅箔を用いているが、剥離シート30の
基材31は電解銅箔に限定されるものではなく、鉄、ニ
ッケル、金、銀、白金、コバルト、亜鉛などのメッキ金
属、またはそれらの合金を挙げることができる。但し、
基材31として、機械的に圧延工程を経て薄膜金属シー
トが形成されたものを使用する場合には、加工硬化が生
じており、二つ折りにした場合には折り目で割れてしま
う恐れがあるために、それを防ぐためにそれぞれの金属
に適した焼き鈍しなどの軟化処理工程を入れる必要があ
る。また、二つ折りにした際の割れをより有効に回避す
るには、基材31として蒸着、メッキ、液体冷却法など
によって製造された非晶質金属(鉄、ニッケル、銅等)
を用いることが好ましい。
【0027】このように、二つ折りによる剥離シート3
0の成形法では、剥離シート30の端縁にフッ素系樹脂
からなる離型層32が容易に形成される。また、折り曲
げ形状のためにエッジ部がなく、トナーがつきにくい形
状となっているので、剥離シート30が汚れることは少
ない。一部の用紙23の上のトナーや紙粉が一時的に剥
離シート30先端に蓄積されることがあるが、次に、ニ
ップ部Nに供給されてきた用紙23の先端が蓄積された
トナーや紙粉に接触することにより容易に取り除かれ
る。特に、剥離シート30先端縁が滑らかで大きな曲率
を持つ連続的曲率部33であるため、用紙23上のトナ
ー画像を剥離する際に剥離シート30先端で擦ったとし
ても、画像面に傷が付きにくくなるという大きな利点が
ある。さらに、この剥離シート30先端の連続的曲率部
33の形状により、用紙23先端が剥離シート30先端
と正面衝突する確率が減り、より安定して用紙23を剥
離できるものである。
【0028】また、本実施の形態では、剥離シート30
は、その先端縁30aが定着ロール11表面に対し微少
なギャップδを有して保持され、その位置から定着ロー
ル11の回転方向Aの方向に向かって引いた接線方向に
沿って配置される。そして、剥離シート30の先端縁3
0aは定着ロール11の軸方向の幅全体をカバーするだ
けの幅を有している。更に、剥離シート30の通紙幅領
域X以外両端領域である非通紙領域には、図6(a)
(b)に示すように、ギャップδ距離と同等の厚さの凸
段差部51を有しており、図6(a)(c)に示すよう
に、それらが定着ロール11表面に押し付けられること
によって通紙幅領域X全域にわたって、定着ロール11
と剥離シート30の先端縁30aとの間にギャップδが
形成されるようになっている。
【0029】また、剥離シート30は、図6に示すよう
に、先端縁30aから後端縁30bまでの長さが2mm
〜7mm程度と比較的短かく形成されているので、薄い
シートであるにもかかわらず十分な剛性が確保されてい
る。更に、定着ロール11の両端の非通紙領域で剥離シ
ート30と定着ロール11との圧接力は、用紙23上の
トナー像24がニップ部Nで加熱加圧されて溶融し定着
ロール11に付着しようとするのを剥離するための剥離
力に相当するものであり、剥離シート30は定着すべき
トナー像24及び用紙23の性状により決まる剥離力に
相当する圧接力で定着ロール11に圧接されている必要
がある。ここで、剥離シート30に作用する最大の剥離
力は、A4横サイズ用紙幅:297mmで60g〜50
0gの範囲内である。尚、剥離力の測定方法については
実施例にて後述する。
【0030】例えば金属製薄膜シートを剥離シート30
の基材31として用いた場合、この剥離力に耐えられる
剥離シート30の厚さは、二つ折りにした状態で50μ
m以上である必要がある。しかし、剥離シート30の厚
さが150μm以上になると用紙23が剥離シート30
の先端縁30aに突き当たってスムーズに剥離できなく
なるため、実用上最適な剥離シート30の厚さは50μ
m〜150μmであることが好ましい。本実施の形態に
おける剥離シート30には厚さ10μmのPFAフィル
ムが被覆されているため、定着直後の溶融状態のトナー
像24が剥離シート30の表面をこすっても剥離シート
30が傷付けられることはない。これは、剥離シート3
0の先端縁30a全面でトナー像24を支えているの
で、剥離シート30の単位面積当たりの圧接力が小さく
なるからである。しかし、剥離シート30の幅が用紙2
3の幅より狭い場合は、剥離シート30の先端縁30a
の両端部でトナー像24がこすられてトナー像24に筋
が付き画質欠陥を発生させるので、剥離シート30の定
着ロール11軸方向の幅は用紙23幅全体をカバーして
いる必要がある。
【0031】更に、本実施の形態では、剥離シート30
の先端縁30aが定着ロール11と微少なギャップδを
有して保持されているため、定着ロール11にオフセッ
トしたトナーや紙粉が剥離シート30の先端縁30aで
掻き取られて先端縁30aに近い剥離シート30の上面
に蓄積することがない。そして、剥離シート30の先端
縁30aはフッ素系樹脂で完全に被覆されているため、
浮遊したトナーや紙粉が剥離シート30へ付着したとし
ても、その付着力は弱く、次に、ニップ部Nに供給され
てきた用紙23の先端が蓄積されたトナーや紙粉に接触
することにより取り除かれるため、汚れが蓄積すること
はない。
【0032】上記のように、本実施の形態に係る定着装
置は、従来のプラスチック製剥離シートの欠点を解決
し、白黒定着には用いられてはいるものの、剥離力の大
きいカラー定着には用いることのできなかった剥離シー
トによる強制剥離方式を提供するものである。
【0033】尚、本実施の形態では、剥離シート30は
二つ折り方式にて形成されているが、これに限られるも
のではなく、例えば図5に示すように構成することも可
能である。同図においては、剥離シート30は、先ず、
剥離シート30の基材31の一端縁を研磨具(例えば連
続的曲率部33に対応した研磨面60aを有する研磨
具)60にて研磨紙、基材31の一端縁に連続的曲率部
33を形成し、この後、フッ素系樹脂などの離型層32
をコーティングするようにしたものである。また、本実
施の形態に係る剥離シート30は定着ロール11からの
剥離についてのみ説明してきたが、画面画像形成モード
にて画像形成する際に、加圧ロール16(本発明の第2
の回転体2に相当)からの剥離に対しても用いることが
可能である。
【0034】
【実施例】◎実施例モデルについて剥離性能を評価す
る。先ず、剥離シート30に作用する剥離力を図7に示
す測定装置にて測定する。同図において、この剥離力測
定装置70は、実際の定着装置と同様、矢印A方向に回
転する定着ロール71と、定着ロール71に接触しなが
ら定着ロール71の回転方向Aとは反対の方向Bに回転
する加圧ロール76とを備えている。定着ロール71の
内部には熱源としてヒータ72が配備されている。これ
ら一対のロール71,76のニップ部Nに搬送されてき
た、表面に未定着トナー像74を担持する用紙73を加
熱するとともに加圧して未定着トナー像74を用紙73
に定着する。定着ロール71のニップ部Nよりも定着ロ
ール71の回転方向Aの下流側には、ニップ部Nを通過
した用紙73を定着ロール71表面から剥離する剥離爪
80が備えられている。剥離爪80の先端縁80aは予
め設定された圧接力で定着ロール71表面に押し付けら
れている。剥離爪80の裏面80bには歪みゲージ81
が貼付されており、未定着トナー像74を担持した用紙
73がニップ部Nを通過した後に当該用紙73を剥離爪
80で強制剥離する際の剥離爪80に作用する圧接力、
すなわち剥離力を測定する。
【0035】具体的な測定条件としては、富士ゼロック
ス製A4サイズS紙上に幅100mm、長さ80mmの
画像サイズでベタ未定着のテスト画像を形成し、このベ
タ未定着テスト画像を10℃間隔の加熱温度に設定され
た定着ロール71により用紙搬送速度100mm/se
cで定着を行い、その時の剥離力を歪みゲージ81によ
り検出する。その時の定着条件は次の通りである。 定着ロール:白黒定着用として、直径40mmのアルミ
ニウムコアに厚さ20μmのPFAチューブを被覆した
フッ素系樹脂コートハードロールとカラー定着用として
直径40mmのアルミニウムコアに厚さ0.6mmのシ
リコンゴムを被覆し、さらにその上に20μmのPFA
チューブを被覆したフッ素系樹脂コートソフトロールの
2種類。 加圧ロール:直径34mmのアルミニウムコアに厚さ3
mm、ゴム硬度60°のシリコーンゴムにその上に50
μmのPFAチューブを被覆した弾性体ロール。 ニップ幅 :4mm。
【0036】本実施例及び従前の剥離シートタイプの比
較例に関する各性能評価結果を図8に示す。図8の結果
から分かるように、比較例(従来のプラスチック製剥離
シート)では、基材が金属に比べて弱いプラスチックで
あるために、大きな剥離力が生ずるハードロールの場合
には剥離が困難である。1mg/A4サイズ紙のオイル
量を供給することによって剥離力を約半分に低減すれば
剥離可能であるが、10mg/A4サイズ紙ではオイル
をフィルム先端で掻きとってしまうので採用はできな
い。これに対して、本実施例では十分な剥離性能を有し
ているのがわかる。また、10mg/A4サイズ紙のオ
イル量を供給しても、微少なギャップを有しているので
オイルしみなどのトラブルが生ずることはなく多くの定
着装置に適用することが可能である。
【0037】また、図9は本実施例モデルの剥離シート
30を定着ロール11との間に色々なギャップδを設け
てその剥離性能を測定したものである。この剥離性能は
通常のカラー定着を基本に考えて求めたもので、用紙先
端5mm余白を設けて剥離力80gの画像を剥離する場
合のデータである。
【0038】図9に示す結果から分かるように、ギャッ
プδが50〜300μmの範囲で剥離性能を十分に満足
することが可能である。50μm未満では、用紙剥離持
に剥離シート30が撓んで定着ロール11にオフセット
したトナーを掻き取る場合があり、一方、300μm以
上では剥離性能が不十分になり易い点で好ましくない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る定着
装置によれば、加熱定着部材(第1の回転体に相当)に
対向する剥離シートの端縁には連続的曲率部を具備さ
せ、かつ、少なくともこの連続的曲率部を離型性コーテ
ィング層で被覆するようにしたので、剥離シートの端縁
形状としてエッジ部をなくし、かつ、離型性コーティン
グ層により離型性を確保することができる。このため、
剥離シートの端縁に記録材が衝合したとしても、その際
の剥離力が記録シートの座屈力として作用する程度が低
く、また、未定着画像が剥離シートの端縁に付きにくい
ものになっている。それゆえ、カラー画像定着のよう
に、多量の可視材料が転写された未定着画像を定着する
場合であっても、画像、記録材及び加熱定着部材に損傷
を与えることなく安定した剥離を行うことができる。ま
た、本発明に係る定着装置の剥離シートによれば、定着
装置に組み込むことによって、画像、記録材及び加熱定
着部材に損傷を与えることなく、安定した剥離動作を簡
単に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定着装置及びこれに用いられる
剥離シートの概要を示す説明図である。
【図2】 本発明が適用された定着装置の実施の一形態
を示す説明図である。
【図3】 本実施の形態で用いられる剥離シートの構成
を示す説明図である。
【図4】 本実施の形態に係る剥離シートの製造例を示
す説明図である。
【図5】 変形形態に係る剥離シートの製造例を示す説
明図である。
【図6】 (a)は本実施の形態に係る剥離シートの支
持構造を示す説明図、(b)は(a)中のY−Y線断面
図、(c)は(a)中のZ−Z線断面図である。
【図7】 実施例に係る定着装置の性能試験で用いられ
る剥離力測定装置の一例を示す説明図である。
【図8】 実施例と比較例との間の剥離性能評価を示す
説明図である。
【図9】 剥離シート先端と定着ロールとの間のギャッ
プ間隔と剥離性能との関係を示す説明図である。
【図10】 従来における定着装置の一例を示す説明図
である。
【図11】 従来における定着装置の他の例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1…第1の回転体,1a…熱源,2…第2の回転体,3
…記録材,4…未定着画像,5…剥離シート,6…連続
的曲率部,7…離型性コーティング層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を有し所定の方向に回転する第1の
    回転体と、第1の回転体に接触しながら第1の回転体の
    回転方向とは反対の方向に回転する第2の回転体とを備
    え、これら2つの回転体が互いに接触してなるニップ部
    に対し第1の回転体に接触する側の表面に未定着画像が
    担持された記録材を搬送し、この記録材及び未定着像を
    加熱すると共に加圧して記録材上に未定着画像を定着す
    る定着装置において、 前記ニップ部よりも第1の回転体の回転方向下流側に
    は、第1の回転体表面に対向する記録材剥離用の剥離シ
    ートを具備させ、 この剥離シートは、第1の回転体に対向する側の端縁が
    角部のない連続的曲率部を有し、かつ、少なくともこの
    連続的曲率部端縁を離型性コーティング層で被覆したも
    のであることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の定着装置において、 剥離シートは、少なくとも記録材通過領域では第1の回
    転体表面に対し非接触配置されていることを特徴とする
    定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の定着装置において、 剥離シートは、フッ素系樹脂からなる離型性コーティン
    グ層を具備していることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の定着装置において、 第1の回転体は、シリコーンゴム、フッ素ゴムからなる
    単層又は複数層が積層された表面に更にフッ素系樹脂層
    が形成されていることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の定着装置において、 未定着画像が可視材料を多重転写したカラー画像である
    ことを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の定着装置において、 剥離シートは、シート基材を折り曲げ接着したものを使
    用していることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の定着装置において、 剥離シートの端縁と第1の回転体との間のギャップは
    0.05mm〜0.3mmであることを特徴とする定着
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の定着装置において、 剥離シートの端縁と第1の回転体との間のギャップは、
    記録材の非通過領域に対応した箇所に剥離シートの両端
    に凸状段差部を設け、第1の回転体表面に前記凸状段差
    部を接触配置することを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の定着装置において、 剥離シートのシート基材は蒸着、メッキ、液体急冷法に
    よって製造された非晶質金属であることを特徴とする定
    着装置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の定着装置において、 剥離シートのシート基材は焼き鈍し処理された金属材料
    であることを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 熱源を有し所定の方向に回転する第1
    の回転体と、第1の回転体に接触しながら第1の回転体
    の回転方向とは反対の方向に回転する第2の回転体とを
    備え、これら2つの回転体が互いに接触してなるニップ
    部に対し第1の回転体に接触する側の表面に未定着画像
    が担持された記録材を搬送し、この記録材及び未定着像
    を加熱すると共に加圧して記録材上に未定着画像を定着
    する定着装置において用いられ、 前記ニップ部よりも第1の回転体の回転方向下流側にて
    第1の回転体表面に対向して設けられ、前記ニップ部を
    通過した記録材が剥離せしめられる剥離シートであっ
    て、 第1の回転体に対向する側の端縁が角部のない連続的曲
    率部を有し、かつ、少なくともこの連続的曲率部を離型
    性コーティング層で被覆したものであることを特徴とす
    る定着装置の剥離シート。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の定着装置の剥離シー
    トにおいて、 シート基材を折り曲げ接着したものを使用していること
    を特徴とする定着装置の剥離シート。
JP25812299A 1999-09-10 1999-09-10 定着装置及びこれに用いられる剥離シート Pending JP2001083832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25812299A JP2001083832A (ja) 1999-09-10 1999-09-10 定着装置及びこれに用いられる剥離シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25812299A JP2001083832A (ja) 1999-09-10 1999-09-10 定着装置及びこれに用いられる剥離シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001083832A true JP2001083832A (ja) 2001-03-30
JP2001083832A5 JP2001083832A5 (ja) 2005-04-28

Family

ID=17315819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25812299A Pending JP2001083832A (ja) 1999-09-10 1999-09-10 定着装置及びこれに用いられる剥離シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001083832A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003076201A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2004139004A (ja) * 2002-02-15 2004-05-13 Fuji Photo Film Co Ltd 定着ベルト式電子写真用受像シート及び画像形成方法
US6795676B2 (en) 2001-06-01 2004-09-21 Ricoh Company, Ltd Sheet wrapping avoidable fixing apparatus and image forming apparatus
WO2006064969A1 (en) 2004-12-17 2006-06-22 Ricoh Company, Ltd. Separating plate, fixing device having the separating plate, method for producing the separating plate and image forming apparatus
JP2007078788A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Oki Data Corp 画像形成装置及び画像印刷システム
JP2008065042A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2008097041A (ja) * 2007-12-21 2008-04-24 Seiko Epson Corp 画像形成方法
JP2008107846A (ja) * 2007-12-28 2008-05-08 Seiko Epson Corp トナー、定着装置および画像形成装置
JP2008158508A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Kyocera Mita Corp 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、シート処理装置
US7751768B2 (en) 2006-09-28 2010-07-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including fixing device
JP2011008103A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Ntn Corp 電子写真装置のシート状剥離部材および電子写真装置
US8107864B2 (en) * 2007-10-24 2012-01-31 Ricoh Company, Limited Separating member, fixing device, and image forming apparatus
US8301068B2 (en) 2008-11-13 2012-10-30 Ricoh Company, Ltd. Fixing member including through-holes formed through release layer, method for producing the same, and fixing device

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6795676B2 (en) 2001-06-01 2004-09-21 Ricoh Company, Ltd Sheet wrapping avoidable fixing apparatus and image forming apparatus
US7224928B2 (en) 2001-06-01 2007-05-29 Ricoh Company, Ltd. Sheet wrapping avoidable fixing apparatus and image forming apparatus
US7346305B2 (en) 2001-06-01 2008-03-18 Ricoh Company, Ltd Sheet wrapping avoidable fixing apparatus and image forming apparatus
US8515323B2 (en) 2001-06-01 2013-08-20 Ricoh Company, Ltd. Sheet wrapping avoidable fixing apparatus and image forming apparatus
US7693471B2 (en) 2001-06-01 2010-04-06 Ricoh Company, Ltd. Sheet wrapping avoidable fixing apparatus and image forming apparatus
JP2003076201A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
US7574166B2 (en) 2002-02-15 2009-08-11 Fujifilm Corporation Electrophotographic image-receiving sheet and image-forming process using the same
JP2004139004A (ja) * 2002-02-15 2004-05-13 Fuji Photo Film Co Ltd 定着ベルト式電子写真用受像シート及び画像形成方法
WO2006064969A1 (en) 2004-12-17 2006-06-22 Ricoh Company, Ltd. Separating plate, fixing device having the separating plate, method for producing the separating plate and image forming apparatus
EP1825333A4 (en) * 2004-12-17 2011-10-05 Ricoh Co Ltd SEPARATING PLATE, FIXING DEVICE PROVIDED WITH SAID PLATE, PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, AND IMAGE FORMING APPARATUS
EP1825333A1 (en) * 2004-12-17 2007-08-29 Ricoh Company, Ltd. Separating plate, fixing device having the separating plate, method for producing the separating plate and image forming apparatus
US7937033B2 (en) 2004-12-17 2011-05-03 Ricoh Company, Ltd. Separating plate, fixing device having the separating plate with an edge part that abuts with the fixing member, method for producing the separating plate and image forming apparatus
JP2007078788A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Oki Data Corp 画像形成装置及び画像印刷システム
US7970326B2 (en) 2005-09-12 2011-06-28 Oki Data Corporation Image forming apparatus and image printing system for borderless printing
JP2008065042A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
US7751768B2 (en) 2006-09-28 2010-07-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus including fixing device
JP2008158508A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Kyocera Mita Corp 定着装置、及びこれを備えた画像形成装置、シート処理装置
US8107864B2 (en) * 2007-10-24 2012-01-31 Ricoh Company, Limited Separating member, fixing device, and image forming apparatus
JP2008097041A (ja) * 2007-12-21 2008-04-24 Seiko Epson Corp 画像形成方法
JP2008107846A (ja) * 2007-12-28 2008-05-08 Seiko Epson Corp トナー、定着装置および画像形成装置
US8301068B2 (en) 2008-11-13 2012-10-30 Ricoh Company, Ltd. Fixing member including through-holes formed through release layer, method for producing the same, and fixing device
JP2011008103A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Ntn Corp 電子写真装置のシート状剥離部材および電子写真装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6029038A (en) Fixing device
EP2009507B1 (en) Sheet separation device, sheet conveyance apparatus, and image forming system
EP1825333B1 (en) Separating plate, fixing device having the separating plate, method for producing the separating plate and image forming apparatus
JP3318136B2 (ja) 定着装置
JP4586392B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2001083832A (ja) 定着装置及びこれに用いられる剥離シート
JP4696845B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007256834A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20040067079A1 (en) Stripper fingers and roller assembly for a fuser in a printing apparatus
JP5942695B2 (ja) 用紙分離装置、定着装置及び画像形成装置
JP2007086543A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2008065042A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2007147905A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP3780881B2 (ja) 画像形成装置
JP2013134290A (ja) 用紙分離装置、定着装置及び画像形成装置
JP2007065068A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2003029565A (ja) 画像形成装置
JPH0749633A (ja) 定着装置
JP2009198757A (ja) ヒートローラ、定着装置及び印刷装置
JPH07121043A (ja) 加熱定着装置
JP2002268438A (ja) 定着装置
JP2006313280A (ja) 剥離部材、定着装置および画像形成装置
JP2003330309A (ja) 定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置
JP2003337481A (ja) 加熱定着装置
JP2003263060A (ja) 定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040623

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060315