JP2004184456A - 定着装置 - Google Patents

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JP2004184456A
JP2004184456A JP2002347770A JP2002347770A JP2004184456A JP 2004184456 A JP2004184456 A JP 2004184456A JP 2002347770 A JP2002347770 A JP 2002347770A JP 2002347770 A JP2002347770 A JP 2002347770A JP 2004184456 A JP2004184456 A JP 2004184456A
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roller
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Shuhei Mori
周平 毛利
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】待機時における剥離部材の温度上昇を抑制して紙ジャムが起こりにくい定着装置を提供する。
【解決手段】加熱部材60を内蔵し、回転駆動される定着ローラ61と、定着ローラ61に圧接されて回転する加圧ローラ62と、定着ローラ61に対し近接して設けられ、定着ローラと加圧ローラとの圧接部Nを通過してきたシート状の記録媒体を定着ローラの表面から剥離して案内する剥離部材70とを有し、定着ローラに内蔵された加熱部材60が、定着ローラ61内において、定着ローラ61の中心Oよりも、剥離部材70から遠ざかる側に偏倚して設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真技術を用いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に用いられる定着装置に関する。特に、その定着ローラの改良技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真技術を用いた画像形成装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により現像されたトナー像を転写対象である用紙等のシート状記録媒体に転写させる転写手段と、この転写手段によりトナー像が転写された記録媒体上にそのトナー像を定着させる定着装置とを有している。
定着装置は、加熱部材が内蔵され、回転駆動される定着ローラと、この定着ローラに圧接されて回転する加圧ローラとを有しており、これら定着ローラと加圧ローラとの圧接部に記録媒体を通しながら加熱することでトナーを記録媒体上に溶融定着させるようになっている。
また、トナー像が形成された記録媒体の面は、トナーによる接着作用で定着ローラに貼り付きやすいことから、定着ローラに対して、前記圧接部を通過してきたシート状の記録媒体をその表面から剥離しかつ案内する剥離部材を備えている。
【0003】
従来の定着装置としては、加熱部材であるヒータ2を内蔵し、回転駆動される定着ローラ1と、この定着ローラ1に圧接されて回転する加圧ローラ6と、定着ローラ1に対して設けられ、定着ローラと加圧ローラ6との圧接部Nを通過してきたシート状の記録媒体Pを定着ローラ1の表面から剥離させかつ案内する剥離部材(剥離シート7)とを有しているものが知られており、加熱部材であるヒータ2は、定着ローラ1の中心に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
また、定着ローラ1に2つのヒータ3が内蔵されたものも知られているが、それらヒータ3の全体としての中心は、やはり定着ローラ1の中心に配置されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−184300号公報(第1図)
【特許文献2】
特開昭53−81241号公報(第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、定着装置は、非定着動作時においても加熱部材で定着ローラを高温(定着可能な温度)に維持しておくことは電力の無駄であることから、非定着動作時である待機時には、定着ローラを低温に維持しておき、定着動作を開始する際に、加熱部材を高温にして定着ローラを回転させながら定着可能温度まで昇温させるようになっている。
一方、待機時における定着ローラの温度を低くしすぎると、定着動作を開始すべく加熱部材で定着ローラを回転させながら定着可能温度まで昇温させる動作(ウォームアップ)に長時間を要してしまうことから、待機時における定着ローラの温度が低くなりすぎないように加熱部材で定着ローラをある程度の温度に加熱し維持するようになっている。
他方、剥離部材は定着ローラに接触または近接しているため、加熱された定着ローラの影響を受けて昇温する。
前述した従来の定着装置では、加熱部材が定着ローラの中心に配置されていたので、待機時においても、剥離部材が定着ローラによって加熱されて高温になりやすく、ウォームアップ時には、さらに定着ローラによって加熱されることから、過度に昇温しやすかった。
一方、定着ローラと加圧ローラとの圧接部を通過したばかりの記録媒体におけるトナー画像形成面のトナーは高温状態にあり完全には冷却固着されていない。このため、従来の定着装置では、記録媒体が定着ローラと加圧ローラとの圧接部を通過し、剥離部材で剥離されて案内される際、剥離部材が過剰に高温になっていることにより、記録媒体におけるトナー画像形成面が貼り付いて紙ジャム(記録媒体の詰まり)を起こしてしまうことがあった。特に、いわゆるベタ画像(全面に画像が形成されている状態)やフルカラー画像を形成した場合には、トナー量が多いことから、剥離部材に貼り付きやすく、また、ウォームアップ直後に特に貼り付きやすかった。
【0006】
この発明の目的は、以上のような問題を解決し、紙ジャムが起こりにくい定着装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本願発明の定着装置は、加熱部材を内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接されて回転する加圧ローラと、前記定着ローラに対して設けられ、定着ローラと加圧ローラとの圧接部を通過してきたシート状の記録媒体を前記定着ローラの表面から剥離して案内する剥離部材とを有する装置であって、
前記定着ローラに内蔵された加熱部材が、前記定着ローラ内において、当該定着ローラの中心よりも、前記剥離部材から遠ざかる側に偏倚して設けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用効果】
本願発明の定着装置は、加熱部材を内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接されて回転する加圧ローラと、前記定着ローラに対して設けられ、定着ローラと加圧ローラとの圧接部を通過してきたシート状の記録媒体を前記定着ローラの表面から剥離して案内する剥離部材とを有する装置であって、
前記定着ローラに内蔵された加熱部材が、前記定着ローラ内において、当該定着ローラの中心よりも、前記剥離部材から遠ざかる側に偏倚して設けられているので、この定着装置によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、待機時に、加熱部材で定着ローラをある程度の温度に加熱したとしても、定着ローラに内蔵された加熱部材が、前記定着ローラ内において、当該定着ローラの中心よりも、前記剥離部材から遠ざかる側に偏倚して設けられているので、その分、剥離部材は、昇温しにくくなる。
したがって、記録媒体が定着ローラと加圧ローラとの圧接部を通過し、剥離部材で剥離されて案内される際、剥離部材が過剰に高温になってしまっているということが防止され、記録媒体におけるトナー画像形成面が剥離部材に貼り付きにくくなり、結果として、紙ジャムが生じにくくなる。
なお、加熱部材が、定着ローラ内において、当該定着ローラの中心よりも、剥離部材から遠ざかる側に偏倚して設けられていても、ウォームアップ動作は、定着ローラを回転させながらなされるので、加熱部材が偏倚していることによる悪影響は殆ど生じない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る定着装置の一実施の形態を示す概略図(定着ローラの軸線方向から見た図)でである。
この実施の形態の定着装置は、加熱部材であるヒータ60が内蔵され、図示しない駆動機構により回転駆動される定着ローラ61と、この定着ローラ61に圧接されて回転する加圧ローラ62と、定着ローラ61に対し近接して設けられ、定着ローラ61と加圧ローラ62との圧接部Nを矢印Pで示すように通過してきたシート状の記録媒体(図示せず)を定着ローラ61の表面から剥離させかつ案内する剥離部材70とを有している。
なお、この定着装置は、ローラ61,ローラ62にオイルを塗布しないオイルレスの定着器で構成してある。
【0010】
ヒータ60は、定着ローラ61内において、当該定着ローラ61の中心Oよりも、剥離部材70から遠ざかる側に偏倚して設けられている。図示のものの場合、中心Oを通る線Lよりも下方に偏倚させる。
剥離部材70は、支持部材75で支持されており、支持部材75の両端は定着装置の図示しないフレームに取り付けられている。
【0011】
以上のような定着装置は、加熱部材60を内蔵し、回転駆動される定着ローラ61と、この定着ローラ61に圧接されて回転する加圧ローラ62と、定着ローラ61に対して設けられ、定着ローラ61と加圧ローラ62との圧接部Nを通過してきたシート状の記録媒体を定着ローラ61の表面から剥離して案内する剥離部材70とを有し、定着ローラ61に内蔵された加熱部材60が、定着ローラ61内において、当該定着ローラ61の中心Oよりも、剥離部材70から遠ざかる側に偏倚して設けられているので、この定着装置によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、待機時に、加熱部材60で定着ローラ61をある程度の温度に加熱したとしても、定着ローラ61に内蔵された加熱部材60が、定着ローラ61内において、当該定着ローラ61の中心Oよりも、剥離部材70から遠ざかる側に偏倚して設けられているので、その分、剥離部材70は、昇温しにくくなり、特にウォームアップ直後の過剰な昇温が防止される。
したがって、記録媒体が定着ローラ61と加圧ローラ62との圧接部Nを通過し、剥離部材70で剥離されて案内される際、剥離部材70が過剰に高温になってしまっているということが防止され、記録媒体におけるトナー画像形成面が剥離部材70に貼り付きにくくなり、結果として、紙ジャムが生じにくくなる。
なお、加熱部材60が、定着ローラ61内において、当該定着ローラ61の中心Oよりも、剥離部材70から遠ざかる側に偏倚して設けられていても、ウォームアップ動作は、定着ローラ61を回転させながらなされるので、加熱部材60が偏倚していることによる悪影響は殆ど生じない。
【0012】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の一実施の形態を示す概略図。
【符号の説明】
60 ヒータ(加熱部材)、61 定着ローラ、62 加圧ローラ、N 圧接部、70 剥離部材。

Claims (1)

  1. 加熱部材を内蔵した定着ローラと、この定着ローラに圧接されて回転する加圧ローラと、前記定着ローラに対して設けられ、定着ローラと加圧ローラとの圧接部を通過してきたシート状の記録媒体を前記定着ローラの表面から剥離して案内する剥離部材とを有する装置であって、
    前記定着ローラに内蔵された加熱部材が、前記定着ローラ内において、当該定着ローラの中心よりも、前記剥離部材から遠ざかる側に偏倚して設けられていることを特徴とする定着装置。
JP2002347770A 2002-11-29 2002-11-29 定着装置 Pending JP2004184456A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7937033B2 (en) 2004-12-17 2011-05-03 Ricoh Company, Ltd. Separating plate, fixing device having the separating plate with an edge part that abuts with the fixing member, method for producing the separating plate and image forming apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7937033B2 (en) 2004-12-17 2011-05-03 Ricoh Company, Ltd. Separating plate, fixing device having the separating plate with an edge part that abuts with the fixing member, method for producing the separating plate and image forming apparatus

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